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「四畳半神話大系(TVアニメ動画)」

総合得点
88.7
感想・評価
2930
棚に入れた
13587
ランキング
101
★★★★☆ 4.0 (2930)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.0

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四畳半神話大系の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

s_neanis さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

小津がいいキャラしてる

投稿 : 2023/09/05
閲覧 : 42
サンキュー:

0

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

質のあるタイムリープ者

背景がほぼ白黒ばっかりなのが特徴的で
でてくるキャラクターもアニメーションとしては独特。
登場キャラも癖の強いキャラばかりでそれが面白い
そして性格の悪い友人との友情物語でもあり恋物語でもありタイムリープ者でもある。
渋いながらに似たような作品は余りなく新鮮に楽しめた
大学生活ってやはりたのしいよなぁ

投稿 : 2023/01/28
閲覧 : 174
サンキュー:

6

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最終11話、4畳半紀の終わり、まで視ました、嗚呼どうにかこうにか視終えましたw。

公式サイト;
https://yojouhan.noitamina.tv


下記の文章は有名作品を理解することが出来なかったある一個人の戯言程度の意味しかありません。誤記憶、誤解釈も勿論含まれています。

[最終11話、4畳半紀の終わり、まで視ました、嗚呼どうにかこうにか視終えましたw。]
6話目ぐらいから、慣れたせいか、そうおそらく慣れたせいで、視易くなりました。たぶん、脳内では面白くなったと勘違いしていることでしょうw。各々のキャラの大体のイメージがインプットされた結果、お話の理解に費やされる情報処理負荷が低下して、ただ単に楽になったただけです。
 それで、視聴終了後に感じた感情は、終わったヤレヤレ以外には特にありませんでした。おそらくワタシの極めて個人的な嗜好からこの作品は遠く離れて位置することが原因なのでしょうが、キャラとその役割とお話の導入のポイントを固定し、幾つもの少しづつ異なるお話、あるいはそのバリエーションズを見せられた訳ですが、キャラの役割について理解が深まる以上にどんな効果があるのか、前述の通り情報処理負荷軽減で、興味が湧いていると錯覚する効果はあるのでしょうが、ワタシでは分かりません。もしかして実験的作品なのだろうか、ワタシはそう言った事情に疎いばかりか理解できない程度の思考力しか持ち合わせていないので、つまり感想は、無感想です。
 楽しめたのか?、という問いには少しは楽しんだと答えられるでしょう。それは錯覚である可能性を否定できませんwが、次なるお話がどんなバリエーションだろうか新展開的な何かがあるのだろうか、という期待はあった気がします。各々のお話の差異について、そこに意味がおそらくあるのでしょうが、考えるのがメンドクサイw、だって興味が湧かないのだからしかともないです。
 で、ワタシの本作の理解もしくは解釈は、作中の「私」の一人芝居、です。結局のところ「私」はどのキャラとも、自分を曝け出して本音で語り合うような深い関係になってはいないからです。しかも最終話では、一方的に小津に意味不明に好感を持つようになっていて、キモイwです。主人公「私」は、どうすれば何をすれば良かったのかを結果から、自分のことにも拘らず傍観しているだけにワタシには見えます。そして、主人公の「私」は無論、他のどの登場キャラにも好感も共感も持てませんでした。あとそれから、12話目というか、スペシャルも視ました。
 他の人に推すかと聞かれれば、有名作品であることを理由にすることは可能でしょうが、自分が理解不能なものを薦めて良い訳はないと思います。


[見始めたけどニガテw。]この主人公、その他のキャラ、古い一流大学の校舎や寮のこの雰囲気、皆、ニガテというかキライwです。
ワタシ的に何故か特権意識を感じるからです。ただ素晴らしく活舌がイイセリフ回しの主人公には驚愕しました。 だいぶ前に一話目を視て挫折したことがあったことを思い出しました。それは、そういったワタシ的キライ要素のせいだったような気がします。
 なんだかお話がいつも同じような所から進まないなぁと思っていたらどうやらループものということに4話目視聴後ぐらいになってやっと気付きました。そしてどの登場キャラにもその存在感に首を傾げたくなります。実在しそうもないとかそういうことじゃなくて永遠にモラトリアムが続くかのような、無目的性に愛想が付きかけています。それが若さの特権だというのなら、今の時代だと若さというものがもうすでに存在しなくなったノスタルジー的伝承な気がします。
 ワタシ的にこの物語を見終えたときに、何を感じているだろうか、そのことだけが視聴意欲を維持する原動力です。というわけでとりあえずあと何話かは視てみるつもりです。

投稿 : 2022/10/20
閲覧 : 342
サンキュー:

8

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

小津は、たった一人の私の親友らしかった・・・

 全11話。アニメ見た後に原作読了。

 大学生の夢と挫折、そしてそこからの復帰が11話に渡って描かれた、素晴らしいアニメだったと思います。原作では4章に分かれててそれぞれのパラレルワールドといった話でしたが、アニメではそれらを分割し、伏線やいろんな視点を交えながら再構成されていました。

 初めて見たときは、正直8話ぐらいまではやや退屈だったかな。3話くらいまでは楽しく見れたけど途中から同じ話続いてね?と疑問だった。しかし・・・
 ラストの9~11話は圧倒的に面白かった。樋口師匠の「可能性という言葉を無限上に使ってはいけない。」という名言、「私」がいろんな世界線を客観的に見ることで見えた、それぞれの世界線のありがたみ、そして小津の大切さ。最後の小津を助けるシーンはかなり好き。

 それでいて明石さんの凛々しく逞しい感じ、良いですよね。ああいう芯の通ったキャラはカッコいいと思う。

 個人的に2週目以降のほうが面白く感じた。伏線に気づいたり、世界線によって視点が変わるために飽きない。見るたびに味が出るアニメでした。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/09/15
閲覧 : 1374
サンキュー:

44

ネタバレ

ノエル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラストまで観るのが重要

再放送で観ました。正直、1話を見終わった時は、何だ、これと思い、ここで切ろうかと思いましたが、再放送するにはそれなりの評価があったからだろうと、しばらく流し見することにしました。思い通りにいかない大学生活に、こんなはずではなかった、と時間が巻き戻ってまた入学時から、というタイムリープの繰り返しでしたが、5話目くらいから、少し面白くなってきました。主人公の語り口は、化物語の阿良々木くんを彷彿させる感じで、途中で、また最初から見直して完走しました。食い散らかされたカステラや、謎のお金や、謎の髭男などの、サラッと出てきた疑問を、ラストの10、11話できちんと回収していて、なかなか面白い話でした。途中でやめてしまう人も多いのではないかと思いますが、最終話まで見て良さの分かるアニメだと思いました。
映画をやるようですが、藤原啓治さんの声は聞けないんですね😢

投稿 : 2022/07/01
閲覧 : 258
サンキュー:

2

ネタバレ

あと さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分にとって何が大切なのか、何が欲しいのか。

全11話、とても面白かったです。面白すぎて終わって欲しくないと思ってしまいました。それでも、どうなるのかと思って続きを見てしまうのです。この作品はキャラクターデザインやキャラクターの個性が特に優れていると感じますが、それを含めてもこの世界観を生み出すための演出や作画が素晴らしくこの世界の独自性を輝かせていました。
「私」の後悔から始まる特異で豊かで充実した2年間の日常を繰り返し、伏線を1話ごとに見事に出していき、そこまでの描写をしっかり描き、この展開の終わりは、そこから先の「私」の選択は何なのか、何が答えになるのか、この作品の到着点はどこになるのか。それを楽しみに見ていました。そして第10話、第11話。四畳半神話大系という全ての自分の行く末を見て、何が自分にとって大切だったのか、どう行動するのが正解なのか、何を求めるのか。それを失ってしまった「私」を追い詰める何も無い日常。空虚なほど、選ばないというのは何も残らないのです。答えがどこにあるのか?それを見つけるのはあなた達、視聴者たちだと、語りかけるような作品でした。とても計算されづくした目まぐるし「私」の全てを構成する全てを巡る日常が面白がったです。本当に良かった。

投稿 : 2022/06/06
閲覧 : 168
サンキュー:

7

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

見えない青い鳥

京都大に在学中の「私」の大学生活の日々?を綴った物語。

まず感じたのは、状況説明というか独白シーンが結構長くて、しかも早口でペラペラしゃべるので、ながら見じゃなくて集中して見ないと置いてかれる感じですね。

セリフ回しが、である調で小説の朗読を聴いてるような、ラジオドラマというか、ドラマCD聞いてるみたい。
この独特なセリフ回しがこの作品の面白さでもあるけど、好き嫌いが分かれるところかもしれません。

絵も独特ですが、実写も使ったりと魅せ方などが色々と工夫されていて面白いと思いました。

2話を見て、あれ?平行世界?とちょっとびっくり。
でも ちょっぴり記憶があるのかなと思われるシーンもあったりしてよく分からなかったですけど、たぶん平行世界の話なのかなって。

主人公の「私」は様々な平行世界で大学生活を送ります。
色々なサークルに入っては、「無為な2年間」を送り、いつもああすれば良かったと後悔ばかり。

各話は毎回違う設定の話が続いていきますが、少しずつ物語全体の輪郭がはっきりしてくるような感じがまた面白いなぁって感じました。
10話で今までの話の点がつながったりと、もう一度最初から見返してみたくなりました。

占いおばばのお代がどんどん高くなっていったのには笑いました。。
「幸運は目の前にある。」
結局彼女の話していたことが真実だったんですよね。

9話での樋口師匠の言葉。
「バラ色のキャンパスライフなどない、この世は雑多な色をしている」
雑多な色で一見濁っているように見える世界でも、見方によって素敵な色に見えるかもしれない。
悪友と思っていた小津も見方を変えればいいヤツだったり・・

私たちの周りには気づいていない幸せが隠れていて、それに気づいて掴む一歩を踏み出せるかどうかが大事ってことを言いたいのかなって感じました。

ちょっとクセがあって世界に入り込みづらいところがあったりしましたが、伏線回収も含めた終盤の展開は面白かったです。

投稿 : 2022/05/01
閲覧 : 315
サンキュー:

29

ネタバレ

Rere さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全ての要素を備えたアニメーションの理想形

ギャグからラブコメ、友情や苦労、それらの要素を全て完璧に詰め込んだ上で独特な作画力と見てて楽しくなるような映像美で視聴者を魅了する。
語り口調の主人公の演技も完璧で、
早口で本能を抑えるかのような語りや怒りを抑えるような語り、でも口調は崩さない.
最高の文学系アニメだと思う。
僕が人生で見てきたアニメの中でも1、2を争うほど好みなアニメです。
アニメが好きなら絶対に一度は見てほしい。

投稿 : 2022/04/06
閲覧 : 246
サンキュー:

8

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイムスリップとか好きだったら。。

大学3回生の「わたし」が
気がついてみたら自分の学生生活が
思ってたのとなんかちがうなぁ。。って

やり直せたらなぁ。。とかって思ったら
「わたし」がほかのことをしてた世界に
いつのまにか行っちゃってる。。
そんなお話し。。みたい


背景とかに写真をつかったり絵が白黒っぽくなったりして
なんだか「さよなら絶望先生」みたいな感じだなぁって。。
人の顔とかもふつうのアニメみたいに大きな目とかじゃなくって
ちょっと気もちわるい感じ?

はじめの3話目くらいまでお話しがよく分からなくって
(しゃべるのがはやすぎて何を言ってるのか分からなかったw)
にゃんはちょっとうとうとしちゃってまた見直したりしてたw

お話はSFっぽいコメディのドラマみたいかな。。
あはは。。ってわらえるみたいなおはなしじゃなかったけど。。

わるいお友だちができたり。。
恋愛でなやんだり。。
大事なものがなくなっちゃったり。。って
思ったみたいにうまくいかないことって多いよね

それでも「わたし」はがんばるけど
気がついたら
え~。。こんなはずじゃなかったのに。。って
いつも思っちゃって。。

3話をすぎたらちょっと気もちわるい絵と早口になれてきて
お話しとか出てくる人たちも分かってきて
すこしづつおもしろくなってきたかなぁ
でもちょっとにゃんにはむずかしいお話かなって思った。。

さいごの2話って???なはじまり方で
とちゅうまでなんだかぜんぜん分からなかったけど
さいしゅう回はいままで分からなかったこと
{netabare}(お金がいっぱい入ったかばん){/netabare}とか分かったし

どこかのほかの世界じゃなくって
いまのこの世界がほんとうはたのしいんだって
「わたし」は気がついたみたいで
{netabare}
あんなやつ。。
みたいに思ってたお友だちのことが
とっても大事に思えたさいごのおはなしが
にゃんは感動しちゃった。。
{/netabare}
きれいな。。とか
かわいい。。とかのアニメとはちがってるから
そうゆうのが見たい人はつまらないって思うんじゃないかな。。

投稿 : 2022/03/22
閲覧 : 1579
サンキュー:

236

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もしもあの時、、、

全てにおいて完璧な作品でした。
誰もが思う「あの時ああしていれば」という気持ちを具現化したようなストーリーで、主人公はある時には映画サークル、ある時にはサイクリング同好会とさまざまなサークルを時間を繰り返し転々とします。
一見全く違う世界線に見えてどこか繋がっておりいずれも小津や明石さんなど似たような面々が深く関わってきます。
本作のラストは本当に見事でした。これまで後悔してきた自分の人生は恵まれていたことに気づいた主人公が小津の元へと疾走する様は大興奮しながら見ていました(笑)
森見登美彦のこの考え方や着地のさせ方が見事に自分の理想と一致しており、さらに湯浅監督によって完璧に映像化されているので本当に気に入っている作品です。
本作を見たなら「夜は短し歩けよ乙女」の方もぜひ。

95/100点

投稿 : 2021/11/03
閲覧 : 215
サンキュー:

5

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2021.6.6

2021.6.6

投稿 : 2021/06/06
閲覧 : 249
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ONE STEP GO AHEAD!!

こんなにも鮮やかで、

こんなにもバカバカしく、

こんなにもメッセージ色の強い作品は

初めて視たかもしれない…。

きっとこの作品は私たち視ている者に、
選択の連続である人生の中で
「後悔している過去」や
「やり直したい出来事」なんて
誰しもたくさんあるけれど、
それらをやり直せたとしても、きっと
何かしら別の出来事で同じ様に後悔はするのだと…。

それに、「後悔している過去」や「やり直したい出来事」も
きっとその一つ一つが自身にとって大事なモノであり、将来
振り返った時にそれは、懐かしく、心地よいモノである…。
あるいは、将来そうやって過去がかけがえのないモノだったと
考えらえる様、今を、将来を見据えて選択する様に心がけ、
一歩、一歩進んでいくべきなのだ。と
伝えたいのだと解釈する。

合せて、私にはこの作品のヒロインである「明石さん」の
存在がとても大きかった様に思える。

多くの作品に見られる、可愛く、愛らしく、
少女然としたヒロインではなく、
媚びず、驕らず、逞しく、凛としてあるその姿は
この作品のデーマの象徴である様に思え、
カッコいい女性という、私にとっては新しいヒロイン像を
見せてくれた、とても素晴らしいキャラクターだった。

ONE STEP GO AHEAD !!

という昔どこかで見た言葉が思い出された…。

さて、私もこの作品に感化され、
一歩ずつ前を向いて進む様にしようっ!!

とりあえず…

カステラと魚肉ハンバーグを買いに行こう。

と少しカッコつけた言い方をしたくなる様な
作画もストーリーも独特ですごくセンスがあり、
且つ考えさせてくれる、とってもイイ作品でした。



それにしても、自身で書いたとは言え

ONE STEP GO AHEAD

ってどこで見たんだっけ…。

あっ…

昔、仕事で行った海外の、

トイレの用を足すトコロに貼ってあった注意喚起でした…。

投稿 : 2021/05/29
閲覧 : 224
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あほぅには絶対面白い

普通のアニメの1.5倍くらいの速さのナレーションが心地よく流れる。原作が小説だけあってばばあの妖気のように垂れ流す言葉にも深いものがあった。また映像によるたとえば性欲の比喩表現なんかがこれまたすごい。明石さんが使うバリアやビームの表現なんて天才!あほぅのくせに理知的ぶった言葉を並べて月の浮いた酒をあおる師匠をみたとき、ああ、大学ってこんな感じだったなぁと心の底から懐かしく想った。

血で血を洗うをもじった言葉のように意味があって使っている言葉と意味もなく出鱈目に使っている言葉が入り乱れているのでその区別がつきかねる人もいるかもしれない。そしてこの作品のファンにおおよそ女性がいないことは容易に推測できる。だが、この味は無類である(これが言いたかっただけ)

投稿 : 2021/05/27
閲覧 : 298
ネタバレ

珊瑚 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ほんわかしながら見ました

間違いなく面白いけどアニメにカウントしていいかどうか分からない
ギリギリ比較できるとしたら化物語のシリーズでいいのかな。

自分の作品評価能力はテキストの良さと手の込んだ伏線回収の技巧で騙されてしまう程度なので、それらがトップレベルで揃ってる本作が合わないはずがなかった。センスと人柄と頭の良さでブン殴ってくる感じ。

但し1~10話まででは「私」には共感も自分と重ねてみることもなかったので、面白い人のトークをずっと聞いてたような感じ。
女性キャラは結ばれる明石さんを含め、あくまで都合の良い女性として堂々と用意されているのだと思った。

ラストまでの積み上げから気づきにより覚醒し友人の顔の見え方が変わったところには共感と感動が込み上げてきた。



総合では過程に共感できる化物語のシリーズの方が好き。

SHIROBAKOの作中人物の原作小説家が、登場する女の子達はみんな自分の人格を分け与えたものだと語っていた。自分が持っていなくとも自分から見た他者の属性も含めてよいのなら基本的に物語の登場人物は作者の分身といっていいのだけど、化物語のヒロイン達はそれぞれが作者の人格の分身のように思えるのに対して、森見先生は特化して自己投影を「私」に凝集させていると感じる。

森見先生の作品は夜は短し、ペンギンハイウェイを見てからのこれが3作目。ペンギンハイウェイのお姉さんは未知の象徴であって、感情移入の対象ではなくあくまで話は男性視点極振りで描かれていた。

個人的に共感の対象は男女無生物を問わないし、化物語のヒロインの持つ断片的な個性の方が入り込みやすかった。

やくしまるえつこのEDは癖の強い作品を中和してほんわかさせてくる。

投稿 : 2021/04/11
閲覧 : 228
サンキュー:

6

ネタバレ

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一風変わったループもの

 原作小説は未読です。
 原題も意味がよくわかりませんが、英題の「tatami galaxy」にひかれて見てみました。
 この作品のストーリーを大雑把にいうと、貧乏かつ打ち込むものがない大学三年生がこれまでの二年間をいろいろ後悔した挙句、結局今の自分とその周囲も捨てたもんじゃないと見直すお話、ですかね。
 IFの二年間を色々と繰り返しながら登場キャラクターの魅力を見せておき、一旦全て失わせておいてから最後に纏めに入るという構成がうまいと思いました。 主人公も憎めないキャラなので感情移入しやすいと思います。
 
 単色を多く使ったイラストのような絵は特徴的でこの作品の雰囲気にマッチしていると思いました。
 ヒロインは理系学生っぽく服装や髪型もフェミニンではありませんが、かえってそのサッパリとした魅力がよく出せていたと思います。悪友や師匠などの男キャラもとても魅力的でした。

 アジカンのOP曲・やくしまるえつこのED曲どちらも作品にバッチリあっていてとても良かったです。一度もスキップしませんでした。

 変わった作品です。タイムループしますが特に役にたちません。同じような話の繰り返しで途中眠くなったりもします。しかし視聴後にはほんのり胸が温かくなる作品です。そして二回目の視聴の方が楽しめる作品です。
 

投稿 : 2020/12/29
閲覧 : 476
サンキュー:

6

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

灯台下暗し

原作:森見登美彦×監督:湯浅政明
このタッグにより2010年にノイタミナ枠で放送された本作ですが、その独特のストーリー構成と、溢れんばかりの感性が惜しみなくつぎ込まれた映像は、アニメーションの枠を超えた一種の芸術作品とも形容できます。
放送当時は書店等でも映像が流されプッシュされていましたし、それが視聴するきっかけにもなったのでよく覚えていますね。

<あらすじ>
バラ色のキャンパスライフを夢見る主人公の「私」は、キャンパスライフを謳歌するため意気揚々とサークルに加入するも、自分の思い描いていた未来とはまるで違う不毛な2年間を過ごしてしまう。そのたびに「1回生のあの時に戻りたい」と「私」は願う、そして開かれる新たなる道・・・・

要約すればループものに近いようなパラレルワールドを描いた物語。主人公である「私」は「あの時こうしていれば」「別の道を選んでいれば」といつも後悔し、そのたびに時が遡り別のサークルを選んだ場合のストーリーが展開されるわけだが、結局そこで待ってるのは形こそ違えどやはり不毛な2年間を過ごす「私」の姿。
皆さんもこういう経験ありませんか?「あの時こうしていれば」は誰もが一度は思い描くことですが、しかしそれは多少形が変化するだけであり、自分自身が大きく変わらなければ結局待ち受けているのは満たされない結果である、というのが今作の一つのテーマであったように思います。無論環境の変化は自分自身の変化にも直結するため、必ずしも誰もがそうとは言い切れないかもいれませんが、あの時別の選択を選んでいた方が良かったというのも確たるものでもありません。
自分もついついこういう考えを巡らせてしまいがちですが、その度に自分に次のように言い聞かせて納得しています。「今自分が選んだ道こそ最良の選択だった」と。あの時別の選択をしたことで事態がもっと悪い方向に転がっていたと考えればどうです?簡単に戻りたいとは思えなくなりませんか?

そして今作が伝えるもう一つ大事なことは、目の前に転がっている好機を見逃してしまわないことですね。自分の思い描く理想や先の未来にばかり目がいって、目の前にある些細なきっかけが見えていないなんてこと、もしかしたら誰にでもあるのかもしれませんね。案外自分にとってプラスになるのはそんな何気ない小さなことだったりするのかもしれません。大事なのはそれに気づけるか、そして信じられるか、今作を見てそのように思いました。

OPを担当するのはアジカンこと「ASIAN KUNG-FU GENERATION」。詳細は知りませんが、今作のキャラクター原案を務めている中村佑介氏がアジカンの全てのCDジャケットのデザインを手掛けているので、それが縁だったりするんでしょうかね。アジカンと言えば「リライト」のようなシャウトの効いたサビが特徴的だったりしますが、今作OPの「迷子犬と雨のビート」はそんなイメージとは異なる曲調です。正直結構好きですね。

放送当時はイマイチ理解が及んでおらず、なんか雰囲気スゲーくらいにしか感じ取れてなかったような気がしますが、この歳になって見返すとまた新たな発見が色々出てきますね。これだからアニメの視聴はやめられません。

投稿 : 2020/10/30
閲覧 : 351
サンキュー:

32

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

レトロな大学の裏文化が出ています。

ちょっとレトロな大学風景ですね。
ふた昔前のような大学の人間関係の
裏側を見せてもらったような気がします。

一回生のうちにサークルを決めると、
ことごとくつまずいて2年を棒に振ると言う展開が続きます。

どこの世界にも主みたいな人がいるし、
小津ような、器用に立ち回るうわばみ
みたいな人間もいますし、カリスマみたいな人も
そういえばいたっけなぁ。

年齢的にも性欲があったり、理性が働いたり、
と複雑な年齢で、主人公は不器用でシャイなのですが
凡人と言う枠にはまって好感が持てます。

背景が京都だと言うのもなんともいえない
ノスタルジックを感じさせますね。

最後はお目当ての彼女とうまくいって良かったと思います。

投稿 : 2020/07/26
閲覧 : 277
サンキュー:

10

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

メッセージのある作品だった。

【概要】

アニメーション制作:マッドハウス
2010年4月 - 7月に放映された全11話のTVアニメ。

原作は、森見登美彦による小説。
監督は、湯浅政明。

【あらすじ】

長い浪人生活を経て京都にある旧帝大の農学部に合格した「私」は、大学生協から紹介されたオンボロアパート、
古式ゆかしい下鴨幽水荘(しもがもゆうすいそう)の四畳半の畳部屋に居を構えている。
「私」には、「薔薇色のキャンパスライフ」が約束されているはずだった。だが一心不乱に勉学に励む一方で、
恋だの青春だのに程遠い十代を過ごし、非リア充としての位置を堅持し続けてきた「私」は社交性という名の、
対人経験値が圧倒的に不足していて、サークルに入ったのは良いが周りの空気に馴染めず、
色恋などとは、まさに無縁の日々であった。周りが浮かれ青春を謳歌しているなかで孤立していた「私」にも、
たったひとりの同志と言える男がいた。人をからかって弄ぶのが大好きな天邪鬼で見た目も悪魔のように、
不気味な彼は小津といい、「私」と小津は切っても切れない運命の黒い糸で結ばれた悪友なのである。
気がつけば、リア充どもを羨んでは小津と共謀して彼らの幸せに亀裂を入れるという無為で不毛な日々で、
二年間を棒に振ってしまい「私」は三回生となっていた。もし小津と出会わなければ感化されずに、
今よりマシな大学生活を送っていたに違いない!と後悔を抱きつつ、碌でもない顛末を「私」は迎える。
もし入学の日に別のサークルに入っていたら?きっと違う自分になれていたであろう!
あの日の決断で分岐した数多の平行世界で、その世界の「私」は碌でもない大学生活を繰り返す。

【感想】

京都大学出身である原作者が、京都市を舞台に母校と吉田寮をモデルにした小説が原作の面白おかしい物語。
見た目からしてサブカルアニメに違いない。キャラデザが尖ってるし台詞は主人公の長々とした、
独白が殆どであるし、妙に評価が高いのが不思議だと訝しげに思いながら視聴開始。

1話完結形式で主人公の灰色で奇妙な物語が繰り返される。なんだこれは?と思いながらも見続けていると、
実は全てのエピソードが繋がっていると気付かされる。全ては最終エピソードで感動を得るための、
くだらなくてグダグダした話の繰り返しなのである。環境をどんなに変えても、主人公は失敗してしまう。

要は心がけ次第、人を見る目が変われば世界は違った色で見えてくる。
これはプライドが高く自分の尺度で世界を見ていた「私」が本当に大切なものに気付いて成長する物語。
自分への好意等の色々な感情に素直になれなかったりや見栄などで蓋をして、
本来は既にそこに存在していた幸せを手折って台無しにしていたのは、「私」自身なのである。

作画のトリック。詳細は書かないが、最後まで観てみると映像は「私」の心象であると気付かされることがある。

最初は微妙なアニメだと思っていたのに、最後まで観ると人情の機微に通じた名作に思えてくるから不思議である。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/05/22
閲覧 : 672
サンキュー:

90

ネタバレ

仁烏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

勧められて

知人におすすめされて見た。
勧められなければ自ら見ようとは思わない絵。
絵としては好きだけど、アニメとしては好みではないという意味で。
主人公のパラレルワールド。
このときこうしていれば。を全て見てみるアニメ。
最後の方に伏線回収の回があるが、それが面白かった。
基本的に主人公の一人語りなのも良い。
滑舌よくて素晴らしい声優さんです。

投稿 : 2020/05/01
閲覧 : 235
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3

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にほんおおかみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

独特な世界観

僕は作品の世界観、ストーリーを重視するタイプなんだけど

この作品は第一話から第九話まで話が全く進まない。もちろん
この作者のせりふ回しや類まれな世界観の良さは素晴らしいん
だけど、さすがに四時間も似た内容を繰り返していたのは刺激
不足なところがあった。

だからこそ最後の二話で話が進んだとき、遅いよ…って感じ。
メッセージはありきたりだったけど世界観を楽しむだけでも
視聴する価値はあると思う。

70点

投稿 : 2020/04/29
閲覧 : 246
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1

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レタスの人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ほんとうに面白いと思ってるか?

ただの日常ループして色々あって色々何か当たり前の事に気付く様な話だろう。
私は先が見える話を否定する気は無いけど、独創性に欠けるし、電車で小説として読むならともかく気合いと時間使ってアニメで見ると余り気分良くは感じないと思った。
勿論面白くない訳ではないのだが、スカスカであるごちうさ等のアニメを見ている時の様な、よく言えば心のゆとりを楽しんでいる様な物で、悪く言えば赤の他人のスキャンダルを追うが如く時間の無駄なのである。
するとどうだろう、この作品には萌えが無い以上非の打ちどころがなくなる。


どうせ先が見えているならばと、話の大筋を読みながら最終回まで飛ばして視聴する事になる。
最終回以外が全て最終回の伏線であり、その伏線がわかりきったものであればそれを10話、凡そ4時間。4時間意味のない、どうでも良い、そこにすでに起こりうる事をわかっている普遍的な男の日常フィルムを見せられる苦痛を味わう必要はない。



ああすればよかった、こうすればよかった。でも自分が根本的に変わらなければどんな選択をしても根幹は何も変わらないのだ。
そんな当たり前の事は自分の人生を続けていれば同様に目の当たりにする事である。

この主人公は余りに拗らせているが、余程想像力に欠ける者でなければ自分の人生を深く鑑み、妄想する事によって簡単にこのストーリーと同レベルの物を追体験する事が出来てしまうのだ。


何度も言うがつまらない訳ではない。
このアニメのファンの気分を害したい訳でも無い。



強いて言えば、宛ら毎週、義務の様に食べている近所の店のラーメンの味を事細かに説明されている様な感じだ。

投稿 : 2020/03/23
閲覧 : 396
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2

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freehuman さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

久々に再視聴

プライムビデオで。原作既読。3度目の視聴。
原作とアニメではストーリーがやや異なる。
原作だと全てのパラレルワールドで同じ結末(恋の成就)となるが、アニメの方は1話ごとに時間が巻き戻され、最終話へと辿り着くような演出となっている。
個人的には原作の方か好きだが、アニメも十二分に楽しめる。

投稿 : 2020/01/28
閲覧 : 328
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1

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fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アートと文学と迷宮と、そして責任者はどこかっ

面白かった
夜は短し。。の後に観ました
キャラそのまんまやんけー
ってとあるサイトには四畳半が映画化NGなのでそのままキャラを。。とありましたが
それはそれで
面白い

手塚治虫さんの言うスターシステムのようで、もう劇団中村佑介という感じですね

中村佑介さんのイラストの世界観そのままを素晴らしく表現
同じ設定とフレーズ
いやまえやったやろ
と観る人に突っ込ませる感じの天丼の繰り返し

そして暴れる檜山さん

迷宮でもあり、文学的でもあり
万人がおもしろいと思わなくて良いと思ういい作品と思いました

あとパンティ&ストッキング、スペース☆ダンディを経て、やっと吉野裕行さんの魅力に気づきました

もうこんな作品でないだろうなぁ

※あ、スペース☆ダンディもとらえどころのない作品でEDはやくしまるえつこさん
そして、とらえどころのないこの作品でもやくしまるえつこさん
や、やられたw

-----
追記
パラレルワールドの妙が面白い本作品
しかし、取り立てられる表側、取り立てる裏側
あーだったら、こうだったら。。妄想で終わる一話完結だが
表側にいても裏側にいても楽しくない"私"
表側でも裏側でも楽しく生きている小津と師匠
環境をうらやむよりやりたいことを精一杯やって楽しんだら?
そんな裏テーマが。。
っという妄想は主人公の"私"に毒されたかも

投稿 : 2020/01/19
閲覧 : 346
サンキュー:

10

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ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

バラ色なキャンパスライフをしたいだけなんだ!

この作品はほんとに独特な作品であることには間違いない!

感覚的には「さよなら絶望先生」と呼ぶべきだろうか。
凄く伏線の張り方は上手くてびっくりしました。
湯浅監督の作品は全く見たことなかったので、凄く期待しながら視聴したのは凄くでかいことだった。

2年間の幸せなキャンパスライフを過ごそうといろんなサークル活動に熱心に取り組むが、幾度なく失敗していく日々...そこにいつも出てくる小津の存在..
いつも罰金のように出てくる占い?のおばあさんに、一応人気もののあいつと呼ぶべきかな。映画作成の監督だけでモテまくるのはないだろ!と思ったあとのドキュメンタリーはあれは破壊力ありすぎw

また、伏線の張り方がほんと上手い作品でもあったが、何よりも演出面に関してはほぼ完璧と呼べる作品なのは間違いないであろう


追記 これまでレビューを続けてきましたが、あにこれで行うことはもう辞めそうか思っております。
ユーザーとしては辞めませんが、現在Twitterの方で活動している身分でありますので、また復活したくなったら戻ってこようと思います。
今までサンキューくれたレビュアーさんありがとうございました。

投稿 : 2019/11/29
閲覧 : 303
サンキュー:

11

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ハンプニーハンバート さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大切な物はいつも身近にぶら下がっている。

最初は独特な映像と、早口すぎる主人公に慣れるのは苦労しましたが、それも含めて面白いと思いました。

あらすじは、薔薇色のキャンパスライフを送りたい主人公が、色々なサークルに入るお話しです。
そこで主人公は、友人の小津や、その師匠の良いようにされてしまったり、三人の女性の中から一人に絞るのに奮闘したりします。
ですが最後は決まって、「入るんじゃなかった」と後悔するのです。

ですが、ラスト二話では、サークルにも入らず四畳半の下宿から出ないという選択をしました。その結果、四畳半から出られなくなってしまいます。
そこで彼は、色々な選択をしてきた四畳半を見るのです。
今まで嫌なやつだと思っていた小津も、楽しくないと思っていた生活もとても愛らしいものだったということに気づかされます。
そして赤石さんに告白する決意をし、四畳半から脱け出すことができました。
そしてその後、主人公は小津のように楽しく日々を送っていきました。

この作品で一番伝えたかったことは大切な物はいつも身近にあるという事だと思いました。

投稿 : 2019/10/16
閲覧 : 207
サンキュー:

3

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STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

森見 登美彦、湯浅 政明二つの個性の相乗作品

 原作は未読だが、原作者の森見 登美彦氏の作品は幾つか読了といったところ。
 森見 登美彦氏の小説は他にはあまり見られない独特の個性が感じられるが、加えて本作の監督で
ある湯浅 政明氏が、これまた個性的な作品を作る人であるため、より個性的になった感じ。

 森見作品の多くはSF、ファンタジーなどの非現実的要素を持っているが、それでいて見せたい
ところはSF、ファンタジー的設定や世界観よりキャラクタードラマにあるようで、本作もそんな
印象がある。
 古いSF小説には設定を使った思考実験に終始して、登場人物は実験内の駒に過ぎない、
つまらないキャラのオンパレードみたいな作品があったりする。さすがに最近はそういった作品は
ないだろうけど。
 そういった作品は何度も読んだり観たりする気になれないが、本作はそれとは真逆の印象で
とにかくキャラが面白い。
 いずれもストーリー上の役割による表層的なタイプでは終わらず、一筋縄でいかない印象が強い。
 逆に言えば平行世界設定などはあくまでキャラクタードラマのための舞台装置で、本格的SF
作品のような事象の発生理由などはなく、設定に理論的裏付けが欲しいような人には不満が
残るかも。

 売りはキャラクタードラマみたいなことを書いたが、平行世界ものとしての面白さもある。
 本作は本人が記憶を持ったまま同じ時間を繰り返すいわゆるタイムリープものとはちょっと
違うが、それでも同じキャラや事象でも別の世界では異なった展開を見せていくのは面白いし、
所々に各世界がリンクしているような感覚があったりするのがこれまた興味深い。
 最終章?に当たる繋がった四畳半展開において、それまでの展開で謎の事象だった「食べられて
しまったカステラ」、「突然現れた10万円」などの理由が明らかになっていく展開はパズルが完成
したような面白さがあった。

 ストーリーは主人公である「私」の大学生活が何度も繰り返し描かれるが、どれも「私」に
とっては「こんなはずじゃなかった」というもので、状況が変わろうとも「私」という人物自身が
変わらぬ代わり本質的な部分においては同じことの繰り返しになってしまうのだろう。
 タイムリープ系の他作品でもよく出来た作品のやり直し展開は単なる選択変更に留まらず、
当事者の心の有り様が変化していることが多かったりする。
 これまでの「私」自身がつまらなく感じていた世界も最終章の「私」にとっては充実したものに
映っていたようで、結局は充実感というものは本人の心持ち次第なんだろうなあと思う。
 それに気付いた最後の「私」には憑きものが落ちたような清々しさが感じられた。
 本人の心持ちという点では対極にいた感があったのが小津で、どの世界でもろくでもないことを
本当に楽しそうにやっていたのが印象深い。おそらく本人は非常に充実していたんじゃ
ないだろうか。

 基本的には「私」の独白スタイルで話が進んでいくが、これが全体的に早口なものが多い。
 展開自体がポンポン進んでいくのでそれに合わせたものと言えそうだが、「私」の日々に対する
焦燥感に合わせたものとも言えそう。

2019/08/13

投稿 : 2019/08/13
閲覧 : 283
サンキュー:

7

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nan-nan さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

画的に…。

お話はともかく、画的に無理です…。
面白い!と言う人は多いと聞きますがアニメなので画で受け入れられないと作品的に厳しいです…。

再チャレンジする日は来るのか!?

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 261
サンキュー:

2

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wktk さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最初はよくわからないかも

どの平行世界でも主人公がひどい目にあうのは面白いですが、やはりなんといっても10話以降の展開に驚きました。最後まで見てもらいたい作品です。

投稿 : 2019/02/25
閲覧 : 420
サンキュー:

3

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ツークツワンク さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作を改変して見事に昇華させた作品

Blu-rayを新品で揃えるほどに好きな作品であり、何度も繰り返し視聴している。

最終話まで見て1話に戻ると細かい伏線が幾つも張り巡らせており、リピートして楽しめる内容になっているのも大きい。
「私」の独り言のテンポの良さが小気味良いのもあるのだが、そこは割と賛否が分かれていて残念だ。

時間を巻き戻してループする作品だが、愛する女や世界を救うためにループするのではなく、バラ色のキャンパスライフを送るという目的のためにループを行うのは斬新で面白い。
ADVやRPGのルート選択のように各シナリオごとに主人公の所属するサークルや組織に合わせて、人間関係や生活が変わっていくのも良かった。その分、小津はどのルートでも必ず主人公の隣にいるという安心感が映える。

「今ここにある君以外、ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはいけない」
「どうせどんな道を選んだって、今みたいなありさまになっちまうんだ」

原作は、どのような順路や手順を踏もうとも、「私」と明石さんは結ばれるエンドのため、受動的な物語のように感じてしまう面がある。それぞれの世界の「私」が好機を掴んだと考えるべきだが、どうしても因果律的なものを感じてしまう。

アニメの「私」はループを挟むことで、艱難辛苦の末、最終的に10~11話の私だけが明石さんと結ばれたという見え方に改変がされている。

途中でループせずにそのまま過ごしてもあらゆる世界の「私」は明石さんと付き合ってゴールしたかもしれない。
しかし、明石さんと結ばれるのが最後に来ることで、漫然と好機を逃さず、頑張って生きて行こうという明るい希望が見えるのだ。
原作のままだったらどうせ何をしたって結果は同じ……と感じる人も出てくるだろうがここの改変によって最後のカタルシスが出てくるのが見事である。

6~8話が同じ展開になっているせいで評価が少し下がるが、急展開を迎える9話のためのタメ回だと感じることが出来なくもない。
個人的には新興宗教ほんわかの回が一番好きで、教祖の演説含めて一番笑えた。

投稿 : 2018/12/26
閲覧 : 259
サンキュー:

5

ネタバレ

JEDhL15338 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人生を変えた作品

原作者、森見登美彦先生の出身大学の京都大学および京都の街を舞台としているアニメです。タイムリープ方式で様々な分岐ストーリーを描き、最終的に主人公が自ら手を伸ばす、と言った話です。個人的な妄想ですが、原作者の森見登美彦先生は、恐らくこのお話の様な青春に憧れていたのではないかと思います。ストーリーの端々にあるユーモアや、個性的で魅力的なキャラクターに囲まれた主人公。こんな生活を送ってみたい。素直にそう思わせる作品です。恐らく先生も同じ思いで筆を走らせたのではないか、そう思います。そんな独特な世界観に引き込まれ、私は浪人してまで京都大学に行くことになりました。少々不純な動機ですが(笑)。アニメに出てくる建物や名勝は京大周辺を散策すれば歩いて回れるので、機会があったらアニメをみた後に、実際に行ってみたら面白いかもしれません。アニメを見終わった後に感じられるであろう爽快感とはまた違ったものを得られるかもしれません。

投稿 : 2018/04/14
閲覧 : 194
サンキュー:

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四畳半神話大系のストーリー・あらすじ

『四畳半神話大系』(よじょうはんしんわたいけい)は、森見登美彦の小説。冴えない生活を送る京都大学3回生の「私」は、期待していたバラ色のキャンパスライフを求めてもう一度ピカピカの1回生に戻ってやり直したいと願う。本当はあったかもしれない学園生活が、4つの平行世界で繰り広げられる。(TVアニメ動画『四畳半神話大系』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2010年春アニメ
制作会社
マッドハウス
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E7%95%B3%E5%8D%8A%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E5%A4%A7%...
主題歌
≪OP≫ASIAN KUNG-FU GENERATION『迷子犬と雨のビート』≪ED≫いしわたり淳治&砂原良徳+やくしまるえつこ『神様のいうとおり』

声優・キャラクター

浅沼晋太郎、坂本真綾、吉野裕行、藤原啓治、諏訪部順一、甲斐田裕子

スタッフ

原作:森見登美彦、キャラクター原案:中村佑介、 監督:湯浅政明、シリーズ構成・脚本:上田誠、キャラクターデザイン・総作画監督:伊東伸高、美術監督:上原伸一、辻田邦夫、音響監督:木村絵里子、音楽:大島ミチル

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