当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「屍鬼[シキ](TVアニメ動画)」

総合得点
77.9
感想・評価
1459
棚に入れた
7805
ランキング
574
★★★★☆ 3.7 (1459)
物語
3.9
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.6

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

屍鬼[シキ]の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

hatch. さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

残酷で悲しいお話

原作読んでません

日常に非現実的なことが組み込まれていて
後半はもう{netabare} 平気で殺しあう {/netabare}展開です
こういうエグくて鬱っぽい話は
好きな人じゃないと観れないですね
グロい描写もたくさんあります

私はこういう話とても好きなので
いっきに観てしまいました

エンドはなんだかもやっとした終わり方でした
最後に村含め、みんながどうなったのかを
暗示するようなカットがほしかったですねぇ

でも内容はほんとに面白かったです
まさかまさかの展開ばかりでした


小野不由美さんの「ゴーストハント」も是非♪笑

投稿 : 2024/01/12
閲覧 : 407
サンキュー:

7

ネタバレ

マラリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい!かな

遊び心と没入感ある作風の小野不由美さんに馴染んでいたから。単純なホラーだと思って肩透かしを食らいました。これはばりばりの社会風刺だと思った。作者がなぜここまでダークサイドに肩入れしているのか?というところ、どうしてもそっちサイドに惹かれてしまう罪悪感、罪滅ぼしというか。そんなところかな。
善悪は単純なものではない、「天使と悪魔」のような。
でも完全な善と悪はこの世に存在する。悩めという。

投稿 : 2023/11/15
閲覧 : 43
サンキュー:

1

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

はじめはこわかったけどほんとは悲しいおはなし

にゃんは時々いない人が見える
お化けなのかな?よく分からないけど
でも
これはちょっとちがくて吸血鬼のおはなし

おはなしはホラーとかミステリーみたいかな
小さい村で少しずつ人が死んでって
だんだんほんとのことが分かってくると
人間って?生きてるって?正しいって?とか
考えちゃうおはなしになってくるの。。

にゃんは
こわいおはなしってこわいけど好きw
前半は毎回こわかった

だんだんミステリみたいになって
終わりのほうはとっても悲しかったなぁ。。
ちょっと泣いちゃった

にゃんも
たぶんあんまり人間が好きじゃないのかも?
だから
なんとなく分かるんみたい。。吸血鬼の気もち

でも
吸血鬼にもなりたくないし。。

人間と吸血鬼
どうしても{netabare}仲よく{/netabare}できないのかなあ
さいごは悲しすぎる。。

投稿 : 2020/10/23
閲覧 : 2122
サンキュー:

224

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

フジリューキャラだから見た作品・・・・

「封神演義」でファンになったフジリューキャラだから見た作品で、原作の小野不由美さんには何の思い入れもなかったし、あまり吸血鬼ものが好きでないので、あーフジリューさんのだから見なきゃという義務感で最後まで見ました。特に何という事もなく、フジリューさんの漫画のとおりほぼ話は進んで終わりました。ただフジリュー漫画の画面再現度は、これまでフジリューさん原作漫画の中ではこれが一番だったと思います。作画がよかったということで、作画点をあげておきます。

投稿 : 2020/10/19
閲覧 : 418
サンキュー:

4

ネタバレ

タツヤ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大人も見れるホラーアニメ

夜中にこのアニメやっててなんだこれって思った記憶がある
不気味なアニメやってるなーって
けど後で見直してみたら面白かった

投稿 : 2019/07/27
閲覧 : 452
サンキュー:

1

ネタバレ

りんこ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

漫画が好きだったので見ました

完成度が高いので楽しめました。お互い容赦なく殺すので爽快感もあり、特に医者が自分の妻を実験台にしているところは目が離せなかったです。

投稿 : 2019/02/08
閲覧 : 366
サンキュー:

4

ネタバレ

土肥原 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

完成度の高い作品

村人・屍鬼両者の心理描写がとても丁寧になされており, 視聴者側が感情移入しやすくなっている. {netabare}後半の千鶴の死ぬ間際の演出{/netabare}などが良い例である. また村人の1人1人についてデザインや言動などを用いてほどよく個性が強調されている. 登場人物を非常に大事にしている作品だと感じた.
話のテンポも大分自然である. 小説・ラノベ原作のアニメ作品のよくある失敗例の一つに原作の内容を1or2クールにまとめ切れていない, あるいは無理やり詰め込んだように感じられる, といったものがあるが, この作品にはそういった印象はなかった.
ただ1つ文句を言うならば, {netabare}個人的に好きだった大川の店主が死んでしまった{/netabare}のは残念だった.

投稿 : 2018/12/28
閲覧 : 276
サンキュー:

2

ネタバレ

ましー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

和風ヴァンパイア

吸血鬼という題材ながら,和風ホラー版としての出来がとても高いと思います。
視聴してる側として「怖いけど見てしまう!」と思わせられる作品でした

投稿 : 2018/11/21
閲覧 : 348
サンキュー:

1

ネタバレ

錯乱坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作(小説)とは別物

原作は新潮文庫版で5分冊の大作中の大作です。
吸血鬼ドラキュラへのオマージュがキングの『Salem's Lot(邦題『呪われた町』)』で、その『呪われた町』へのオマージュが小野不由美の『屍鬼』でそれへの漫画的オマージュが本作の原作漫画だと思います。しかもややこしいことに終盤アニメが漫画を追い越したため、原作終盤にストーリーを借りた形で終了します。

{netabare}

原作は土着的な風習が残る因習的な村こそが主人公と言える群像劇です。登場人物が多すぎるくらい多いので名前が覚えられません。
一応寺の跡取り息子(僧侶)とその同級生で村で唯一の病院の院長が主人公格ですが、坊主は屍鬼側に走るわ、医者は屍鬼になった自分の妻にさまざまな生体実験(虐待)をするわで主人公失格です。
アニメ版で主人公を務める高校生は原作半ばで屍鬼に殺されてしまうので、物語的には漫画版の方が感情移入しやすいです。

{/netabare}

土着的な原作の雰囲気とかけ離れたスタイリッシュな絵柄に違和感があったのですがアニメ的にはむしろありかなと思います。
(大半の人が漫画までしか遡らないのでそれほど違和感を感じないかも)

何にせよよくぞこの作品を映像化してくれました、感謝感謝です。

投稿 : 2018/11/01
閲覧 : 342
サンキュー:

1

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

考えさせられる作品

初めのほうは屍鬼に対して恐ろしいという気持ちしか持てなく、襲われる人たちや家族をとてもかわいそうに思うが話が進むにつれて不思議と気持ちが真逆になる
私たちは実に勝手でありそこにどんな理由があろうともかわいそうに描写されている方に味方したくなるものなのだと思った
それぞれの人物の気持ちを掘り下げてあり感情移入がしやすい

見た直後であり、気持ちを上手くまとめられないので落ち着いたら追記します
話の見せ方がとても良く、おそらく私は作者の思い通りに気持ちを変えさせられたと思います。私の語彙が少なく、この作品の良さを十分に書き込めないのが残念です

追記
ひぐらしと似ているといわれていますが個人的には似て非なるものだと思います

投稿 : 2018/10/19
閲覧 : 378
サンキュー:

5

ネタバレ

ゴロニャン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

中々に衝撃的な作品。この終わり方は好き。

{netabare}
人間か屍鬼、どちらが正しいのか、どちらかに不都合な部分がないのか、そう考えてしまう自分がいたけど答えはなさそうです。
そして、一方的な死を待つのではなく、屍鬼や人間のように、生きるという選択肢に抗えれるだけ、どちらも幸せな存在なのかなとも思ってしまいました。
{/netabare}

投稿 : 2018/08/31
閲覧 : 435
サンキュー:

3

ネタバレ

harapekon さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白かった。

ストーリーが良かった。

最後がちょっとドタバタだったのは否めないが、久しぶりに引き込まれた。

他の方が書かれているように、{netabare} 村人が死んだ理由は早くにわかるけど {/netabare} その後からが本編。

なんか何が善なのか悪なのかわからなくなるね。
そういう次元の話ではないんだろう。。

キャラデザはちょっと慣れるまで時間がかかったが、些末なこと。

投稿 : 2018/08/07
閲覧 : 267
サンキュー:

4

ネタバレ

真澄 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良き

絵柄は観ているうちに慣れてむしろこの絵柄でこそ沢山の登場人物の特徴を分かりやすくしてくれている上、目の感情描写が気持ちいい位に綺麗で熱い。1話〜最終局面までずーっとおもろい。狂気の沙汰を見るのとどちらも善悪だと言えない心に刺さる物語。いいアニメを観た…

投稿 : 2018/08/01
閲覧 : 249
サンキュー:

3

ネタバレ

ゆい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

こんなこと怖すぎる

怖すぎる。私ならとっとと早い段階から村から逃げるね(笑)
面白くて飽きずに見れる!神アニメの予感~でもだめだったね
バッドエンドってことでよろしい?
えー。こんなで終わっちゃうんだ‥とおもった
解決すればよかったけど、結局村は崩壊だもんな‥
残念だった
解決したら星4.5だったのに。

投稿 : 2018/07/03
閲覧 : 390
サンキュー:

1

ネタバレ

遊勝 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まぁまぁ、かな

普通に面白かった、普通だったな~って作品

村に吸血鬼(屍鬼)がやってきて~
村がゆっくり滅ぶ話


まぁ、この村の人間強いなって素直に思ってしまうぐらい

ゆっくり恐怖が来て、推理したり、したのに結局
最後らへんは
ゴリゴリの力技で終わった作品

投稿 : 2018/06/29
閲覧 : 295
サンキュー:

1

ネタバレ

darko2806 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

うーん

登場人物の行動に不可解な点が多すぎる
例えば夏野
せっかく墓まで掘り返して明らかに異常な事態である確証を得たにも関わらず、なぜ大人に相談しないのか?
屍鬼がどうこう以前に墓から遺体が消えるという事自体大事件なはずではないのか
知り合って1年ほどの友人のために命を差し出す理由
数少ない大切な友人だからだけじゃ命を捨てるには流石に弱い
そしてその後あれほど嫌っていた村を助けるためにこれまた命を捨てる覚悟で屍鬼と戦う選択をした理由
例えば敏夫
村の人間に協力を得られなかったとして、外部に助けを求める事は出来なかったのだろうか?
それが出来ない理由とはなんだろうか?
例えば村人
日中役場から完全に人が消えて、夜になると動き出す
そんな状態にあって何も疑問に思わないなんて事があるだろうか?

数え上げればキリがない
展開や行動に説得力が無いから、どのシーンも強引で安直に見えてしまう
基本的なストーリーは面白いものであるだけにもったいなかった

投稿 : 2018/04/11
閲覧 : 311
サンキュー:

2

ネタバレ

クロシバ710 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 4.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

過度なグロ表現が、良いストーリをかき消した。

序盤の物語の展開が遅く、死ぬほど退屈である。

おまけに、写実的に描かれた田舎の風景の中に、
ハレーションを起こすキャラが次々に登場する。
そのキャラ達の、物理的に不可能なヘアースタイル、
重力に逆らって、上や横に伸び、またはトグロを巻く、その髪型
を見て、僕は何度、ギブアップしようと思ったか。

とにかく、14話まで、お話が恐ろしくスローである。
ここまで退屈なストーリーに耐えて見てきた人は、かなりの”強者”だと思う。
そして、ここまで来ればれば、あとは完走できると思う。

序盤で、悪役だった、吸血鬼と、その仲間たちが、終盤、村人達の
逆襲により、まるで、被害者のように見えてしまうストーリーは
秀逸だと思った。
それは、あたかも社会の多数派が、少数派を抹殺しているようにも、
見えるからだ。

村人みんなが、集団ヒステリーを起こして、起き上がった人を
虐殺しているさなかでも、理性を保ち、罪の意識に苛まれる男性、
たくさんの村人の血を吸って、殺した事の天罰が下ったと感じる若い女性、
村の古い因習や習慣に、絶望し切っている若い僧侶室井と、
同じような絶望を背負う、スナコとの運命的な出会い、魂の共鳴、

これらの物語の素晴らしい要素や、深遠なテーマが、
行き過ぎたグロな表現でかき消されてしまったと感じた。

太い木の杭を、起き上がった人の胸に打ち込み、
多量の返り血が飛び散る表現。

太陽の光を浴びて、滅んで行く、起き上がり人達が、
まるでウジ虫によって、皮膚が食い尽くされるような表現。

物語の終盤は、このようなグロな表現のオンパレードになり、
大切なストーリーが、やりすぎたグロ描写の影に追いやられてしまった。

もし、この作品が、
退屈な前半を圧縮して、全体で12話ぐらいだったら、
B級ホラーのような、グロ描写がなかったら、
スナコを、妖怪のような作画ではなく、普通の少女にしていたら、
辰巳の首が吹っ飛ぶ、ラスト・シーンがあったら、
この作品は、僕にとって名作アニメとして心に刻まれたと思う。

投稿 : 2017/11/23
閲覧 : 352
サンキュー:

2

ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私は詩人か...

人は日々命を食べている。我々の育てる豚たちは食べられるために育てられている。私は今日もそんなことには頓着せず、生姜焼きをほうばっているのだが、たまにはそんなことを考える機会があってもいい。人は他人のために行動することを持て囃し、人を殺すことを忌避するけれど他の生き物に対しては結局のところ玩具や道具のように扱うことしかできない。人に同情する吸血鬼も、吸血鬼に同情する人間もいて、人と吸血鬼の種の境界は曖昧になる。それが種の境界からすら解き放たれたコスモポリタニズム的見地を提示する。人間も吸血鬼も独りよがりで生きるしかなく、そこに善も悪もない。
吸血鬼は人にとって最後の天敵として、立ち現れる。果たして吸血鬼を(人間という)種の敵として葬り去るべきなのだろうか、吸血鬼という種を肯定するべきなのか、吸血鬼は人としての矜持を守り続けるべきなのか、吸血鬼として生きるべきなのか、その問いに答えはないが、それでも人は自分で自分の道を選ばなければいけない、己が矜持を持って。

投稿 : 2017/09/23
閲覧 : 375
サンキュー:

4

ネタバレ

main さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

あと少し?かな、、、

うーん、、、
おもしろい。けど
設定が残念かなー、、、吸血鬼って、、、(笑)
個人的には人間の闇部分を描いたブラックな作品としては大好きです✨
しかし、吸血鬼、、、(笑)

投稿 : 2017/09/18
閲覧 : 238
サンキュー:

2

ネタバレ

ve さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

おもしろかったけど…。

元は小説なだけ「もやもや…これからどうなるんでしょう〜?」
みたいな終わりだったし、主人公無双とかラブコメだとかスカッと悪を倒してくれるということもなくて、ただ観終わった後、なんとも言えない微妙な味が広がった。
でも、物語自体は面白い設定で面白かったと思う。
観終わった後、この作品をどう考えるのかが肝だと思う。
観といて損はないかな?哲学でしょ?という作品だった。

自分は「夏野、医者、大川さんカッコいいよ!恵ちゃんはブレないでgood。律子ちゃんは本当に天使だね…。
というか!室井!!テメーは何で生き延びて幼女(仮)とうふふ生活してんだコラ!なんだその格好。都会デビューか?!!
結末どうにかしてくれ!!!」

という感じだった。
まさか「絶望したから」という理由で村落を裏切ったロリコンが完全勝利して、都会デビューを果たし、ロリと生活しているだなんて。
しかも室井はただロリと一緒にいただけでほぼ仕事してない。
室井の仕事といえば、
たまたまロリと出会う→村落のために働くが裏切る→ロリの城に行き、座ってるだけ(他の屍鬼についてや、歴史、沙子の過去も聞かない)→
ロリと一緒に地下室に逃げるだけ→車で逃げる→失敗→途中で絶えて死ぬ→運良く起き上がったよ!!→大川を殺す→やった!小説家になれた!!

つまり、彼の仕事はロリのそばにいて、ただ座ってるだけ。唯一大きな仕事は大川を殺したことですね。
医者や夏野と比べると最悪です。
ただ沙子のそばにいて、変なポエムを読んでいただけなのに最終的に起き上がって大勝利。
そして村は言わずもがな壊滅。そして猟奇殺人として新聞に載る…。(・Д・)

物語は面白かった。どうなるのかヒヤヒヤした。結末は胸糞悪かったです!!

ちょっとした考察もした。

{netabare}
屍鬼は原作があるが、"アニメだけの観点"で言うと、正直、この物語の柱である屍鬼の気持ちに共感できなかった。
きっとこの作品は「生きるために殺すことに罪はあるのか。生きることは罪なのか。人間のルールは人間が勝手に決めたことでしょう?」ということを伝えたいと思う。
最後の方、人間が次々と屍鬼を惨殺していき、屍鬼は内面は人間のままだから、泣きながら逃げたりと可哀想な雰囲気になり「屍鬼に同情してしまう」というのを視聴者に思わせたいのだろうが、自分はそう思わなかったよ!!

理由は屍鬼は決して被害者ではないから。
まず、ナナコさん。彼女は「死にたくないから殺し」、「同じ起き上がりにしたいから家族を殺し」てきた。しかしこれは矛盾がある。
彼女は一度死を経験したのだから死の恐怖が分かっているはず。それを踏まえた上で死にたくないと言う。しかし家族を殺して屍鬼にしようとする。つまり、彼女は「死にたくないと言う死の恐怖を知りつつも、家族に死の恐怖を知らしめていた」ということ。果たして本当に大切な人に死の苦しみを与えられることが出来るだろうか。自分がその痛みを知っていて逃げているのに?
それに起き上がる確率は低いと知っている。
彼女は家族のためといいつつ、自分の行いを正当化しているだけであって、ただ自分が助かりたいだけなのではないのか。


そしてもう1つ。
生きるために殺すというけれど、屍鬼は寿命で死ぬということはないのだから、彼らはずっと生き永らえるつもりなのか。生き永らえることになんの意味があるのか。もしなん100年、何千年と生きたとしてそれは果たして「生きている」ことになるのだろうか。
終わりのない「生」など苦しくならないのだろうか。
もし、自分が屍鬼になって何千年もずーっと生きたいと思うだろうか。自分はそうは思わない。人間は限りあるから時間を大切にしようと思うし、限りあるから毎日が大切に思えるし、人を大切にしようと思える。

つまりこの屍鬼は生きるために殺すといいつつも後先のことを考えずただ今の自分のことしか考えていない。自分が1番大切なのではないか。
特にそれが表れているのは徹。

彼は家族を人質に取られて夏野を殺した。
しかし、外馬村はいずれ屍鬼の村となるとなっていた。つまり徹の家族…武藤家もいずれ屍鬼にやられるということだ。《人質もなにもない》←(後先のことを考えていない結果)
律子に食べろとせがんだのも律子のためだけではないのではない。律子が死ぬから言ったのではなく、屍鬼になってもなお、死の淵に立ってようとも人間としての矜持を忘れない彼女を見て、死より自分の命を選んだ自分が酷く醜く思えたからではないのか。

しかしなん100年、何千年と生きた屍鬼もいる。
例えば沙子。彼女にはどこも共感出来ない。
それもそのはず。彼女は幾年も生きつつ、成長してないからだ。成長と言っても身体的な成長ではなく、心だ。
沙子はロリのようだけど、人間の老婆よりも長生きしてる。普通は世界に対して達観しているはずだ。しかし彼女は室井に対して「生きることは罪なの?!!」と泣きながら訴える。(そうでないという答えを望んでいるかのように)
彼女の生まれは貴族。沙子はまさにエゴイストなのだ。なん100年生きようとも変わらない。過去の回想があったが、考えも性格も全く変わってなかった。普通はなん100年も生きれば、世界を見ていくなかで考えも変わり性格も変わるはずだ。でも沙子の心は幼いままだ。利己的だ。

それがよく表れているのは、沙子が室井を置いて逃げるところ。

「今までずっとそばにいてくれて逃がそうとしてくれた人を置いていくかー?!!」と思った。(やっぱ自分が助かりたいからだよね)

つまり人間は人間のエゴを持っているが、屍鬼は人間を辞めてもなお、醜いエゴを持っている。屍鬼は自分が1番大切なのだ。そうでなければ、人間関係が密着した村落で、その人の人柄を知っててもなおその人を殺さないだろう。
彼らは知らない人間を殺すのではなく、知っている人間も殺すのだから。
生きるために人を殺すことは罪だろうか。それは答えは出ない。
しかし彼らはあてもなく人間を殺し続けるのだろうか。いずれ屍鬼が人間より増えたとしたら、人間を家畜のように飼うつもりなのか?
死の恐怖から他人を陥れることで逃れ、生き永らえるのか。
生き永らえることは果たして「生きている」というのか。成長もしない、料理の楽しさも知らない。太陽の下で駆け回ることもできない。
ただ元は同種であった者を殺すだけ。
つまり屍鬼がしていることははまぎれもない「破壊への道」なのである。

{/netabare}
だから屍鬼には共感出来ない。

投稿 : 2017/08/28
閲覧 : 255
サンキュー:

3

ネタバレ

エロマンガ先生 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

人間の内面的醜さが見たい(笑)と思って検索したら出てきた作品w
始めは感染病が疑われていたが実は吸血鬼(起きあがりをしたゾンビ)で、最後はみんなで吸血鬼を全員殺してしまえー!な展開。
ピュアな人間もいればクソな人間もいる。
吸血鬼だからどうもリアリティに欠けるため怖くはないホラー。内容は面白いです。

投稿 : 2017/07/11
閲覧 : 256
サンキュー:

2

ネタバレ

CAD さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

おもしろいところ
・吸血鬼を皆殺しするシーン、人間集団になるとつおい
・尾崎の医者の執念、目的のためなら手段を選ばない
・田舎へのヘイトがすごい
・人間と吸血鬼は共存しえない

投稿 : 2017/06/09
閲覧 : 182
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作の小説読んでみたい

最初のopが独特なメロディでずっと頭から離れませんな。
少しずつ少しずつ村が屍鬼たちに犯されて変化していく。その変化に異変を感じつつも、これまであった平穏な日々として無理やりにでも過ごしたい村人たちの気持ち、分からないでもないなぁ。おかしいんだけど、それを肯定すると今までが崩れてしまうから、何も分からないふりして怖がっていればそのままで済むからね。そっちの方が、変化を受け入れて苦しむより楽な時あるよね。
自由のない将来に苦しんでいるのもすごく胸にきた、村の期待通りに寺の住職にならざるを得ず、手首を切って、一度自分を殺した。周囲の期待が大きすぎるのもしんどいね。
最初の頃は屍鬼が悪者かであるように扱われてたけど、でも屍鬼がどんどん増えるにつれて、人間の方が鬼のような感覚になってしまったかも。生きるための捕食。何か考えれば考えるほど難しい。

投稿 : 2017/03/30
閲覧 : 195
ネタバレ

静御前 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

「笑い」とは

笑い(わらい)とは、楽しさ、嬉しさ、おかしさなどを表現する感情表出行動の一つ。
笑いは一般的に快感という感情とともに生じ、感情体験と深くかかわっている。また、笑いは感情表現の中でも極めて特殊なものであり、すぐれて人間的なものである。一般的に動物の中で笑うのは人間だけである。怒り、悲しみなどの表現は動物にもあるが、笑いがすぐれて人間的である理由として、笑いには「笑うもの」と「笑われるもの」という分離があり、何かを対象化するという心の働きが必要となる。※1

一番コミカルな、ベタなボケから離れようとすると、それはシュールとなり、さらにそこからまだ追求し、深めていくと、それはどんどんと「ホラー」に近づいていくからである。逆に言えば、「笑い」を追求し、深めようとすると、それは自ずとホラーとなるということである。すなわち、「怖い」と言われているネタというのは、シュールからさらに突き詰めた結果生み出された、水準の高い笑いであることが多いのである。※2

笑いと恐怖の境界線については以下のような考察も見られる。
「笑い」は、人間がある程度予測できる行動から少しずれた、少し逸脱した反応や行動に対して生まれ、「恐怖」は完全に理解&予測不能なものに生まれるのではないか?
理解できる逸脱→笑い
理解不能の逸脱→恐怖※3

この作品は「笑い」なのか「恐怖(ホラー)」なのか
この作品の逸脱は理解できるのである。それは、登場人物全員が馬鹿だからである。否、愛すべき馬鹿なのである。馬鹿の行動というのは理解できる。なぜなら、彼らはふざけているからだ。極限に見える状況に置かれていても、ふざけているのだ。それを視聴者に嫌というほど見せつけてくる。次第に、視聴者は馬鹿達の行動を期待するようになる。
つまり、この作品は「ベタなボケ」と「シュール」を往復する「笑い」といえよう。
「笑い」には緊張と緩和が重要である、といった説もある。緊張が大きいほど、緩和つまり「笑い」が大きくなる。緊張の大きさで比べると、「シュール」>「ベタなボケ」となろう。
この視点に立つと、本作品の前半は「シュール」、後半は「ベタなボケ」と言えるのではないか。ちなみに、筆者は本作品の前半では含み笑い、後半では大笑いをした。このことは、「シュール」とは質の「笑い」、一方の「ベタなボケ」は量的な「笑い」を生み出すことを意味している。
この作品を「シュール」たらしめている要素は枚挙に暇がない。ぜひ本作品を視聴し、感じ取ってもらいたい。※4


※1 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%91%E3%81%84
※2 http://d.hatena.ne.jp/ncat2/20090620/1245511186
※3 http://mandara-dara.hatenablog.com/entry/2015/06/11/170428
※4 本作品のグロ描写は、アニメ界TOPであり(普段グロ描写を見ても特段何も感じない筆者だが、屍鬼が日光に焼かれる描写は鳥肌が立った)、生理的嫌悪感を催す可能性が高いので注意されたし

投稿 : 2017/02/28
閲覧 : 298
サンキュー:

2

ネタバレ

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

みんな丸太は持ったな!! (いくぞぉ)

セイラム魔女裁判について調べてたら何故かこのアニメに行き着いたので興味が沸いて視聴。

結論から言えば非常に面白かった。
自分の中でのアニメ熱もかなり下火になってきてたけどここまで先が見たくなるアニメは久しぶりに見た気がする。

全22話なんだけど個人的には中だるみも失速もさほど感じなかったかな。

いやね、それでも正直1話序盤見た時は「見るアニメ間違えたかなあ・・」なんて思ったりもしたよ?
と言うのも主にキャラグラがね。いやに萌え萌えしいと言うかなんと言うか。
もっとはっきり言うと髪形が恐ろしく特徴的なのね この作品。

一応コンビニすらすぐ潰れるほどの田舎の村が舞台なんだけどそれにしては随分ハイカラな頭した人が主に主要キャラにちらほらと。
中には珊瑚礁頭につけてんのかと思うようなのもいておったまげ。

まぁそれらについては段々見慣れてくるから別にいいんだけど。
いや見慣れるというよりは段々この絵柄でいいんじゃないかとさえ思えてくるのは洗脳なのだろうか。

物語も人間の狂気的なものを描いた作品としては中々興味を惹くものがあり1度見出すと最後まで一気に行ってしまうくらいの魅力はあったように思う。

吸血鬼に目をつけられジワジワと村が支配されていく中、人間がどう対抗し抗うのか。
中盤あたりまでは割りと静かではあるが丁寧に積み上げてる印象。
そして怒涛の後半戦。 いや面白いアニメでした。こういうのがあればまた見てみたい。


とまぁお行儀のいい感想はここまでで以下率直な感想をネタばれ満載で。

{netabare} なんで最後にクソロリ坊主とロリ子が生き残るんだよ あり得ねーだろ・・。

ロリ坊主と医者は対極の存在なんだろうけどどうにもこいつが只のメンヘラのロリコンにしか見えん。
ロリ子も元はと言えばこいつが今回の件の元凶なのに生き延びやがる。
美しく散ればいいのに。

と思ったが冷静に考えるとロリ子に関してはあそこで滅んだほうが本人にとっては良かったのかもしれん。
この先ロリ坊主と2人でやって行くにしても苦労するのは目に見えてる。
資金源の正志郎ももういないし。

主人公の高校生?の影が薄いと言われる件について。

確かに普通に見てればどう考えても主人公は医者だ。(いや正確に言えば医者とロリ坊主か)
屍鬼の存在を証明し村人を指揮して屍鬼を駆逐していく功績はまさに主人公に相応しい。

そう考えるとこの高校生夏野は別に主人公てわけではないのかもしれない。
確かに重要なキャラの1人ではあるが・・10歩譲って3人目の主人公格と言ったところか。

んでこの夏野なのだが功績という点においては実は相当なものがあるのを忘れてはいけない。
何故なら彼が始末した3人の敵はあちらに取ってはかなり重要なポジションのキャラだからだ。

人狼というのは屍鬼の上位種でありこれがあちらには2匹いたわけだが本当にやばいこの2匹をどちらも始末したのは夏野なのだ。(女人狼は間接的にだが)

そして向こうの資金源である人間なのにあっちに協力していた正志郎を間接的に始末したのもまた夏野なのである。

ちと古い例えだが医者が地上でハドラーを倒したアバン先生だとしたら夏野は魔界でホントにやばい冥竜王を倒したバランみたいなもんだろう。

そう考えるとその功績は多大であり影が薄いんじゃお前等とは口が裂けても言えないのではないだろうか。


後半人間が怖い 屍鬼可愛そうという意見について。

無い。これはあり得ない。
元はと言えば最初に仕掛けてきやがったのは向こうである。
いかなる理屈が向こうにあろうがあそこまで好き勝手やりおった屍鬼どもに同情など一片も感じない。

だから終盤の人間の大逆襲はスカッとしこそすれ同情など起きないのである。

それに同情出来るのは自分が安全なとこにいる傍観者だからだとも思う。
もし自分が当事者だったとして身内や彼氏彼女友人に犠牲者が出ていたとしたらそれでも向こうに同情出来る人間はかなり貴重だろう。
それは優しいんじゃなくてイカレてる。

もし同情出来るとしてもそれは屍鬼になった後も誰も殺さずに滅んで行ったあのナースくらいだろう。

あぁ恵てキャラには別の意味で同情はしたかもな。
この子は屍鬼になってから嬉々として人間殺害してたからあの末路もまぁ頷けるのだがこいつだけやたら痛々しい滅び方してたような気がする。
いや別に構わんけどさ・・ロリ坊主とロリ子のぶんまで制裁受けてない?この人・・。
そう考えると不憫ではある。

と言うかそもそも冷たい言い方になるが向こうにどんな理由があろうとそんなもん知ったことではないのだ。
こちら側に犠牲が出ればなりふり構っていられない。
綺麗ごとも言ってる余裕なんてないのだ。
無抵抗主義は聞こえはいいかもしれないがなんの意味もない。

終盤人間の狂気を出したかったのかそういう演出が目につくようになるがやられたからやり返した。
それだけのことである。{/netabare}

とまぁ思うがままを好き勝手に書いてきたけど面白い作品だったというのは変わらない。
欲を言えば40話以上かけてでももっと濃密なドラマを見たかったような気もする。

投稿 : 2017/02/25
閲覧 : 444
サンキュー:

22

ネタバレ

halru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

またこのパターンか

よくある吸血鬼ものだと思った。
東京〇〇、終わりの〇〇〇を思い出した。
(屍鬼の方が先に製作されたのだろうが)

{netabare}まあ理性や記憶を持ったまま怪物になるという設定がある物語はどうしてもこういった葛藤を描くしかないのかもしれない。

吸血鬼になる恐怖を描いた過程が無い事からか感情移入の度合いは低かった。{/netabare}

キャラデザは慣れてしまえば気にならない程度。

投稿 : 2016/10/17
閲覧 : 210
サンキュー:

2

ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

救いはないかもしれない……それでも。。。

自分なりにも解釈。

すでに死んだ人間が甦ってるわけだから、人間ではないことはたしか。

人間の命を守るため、怪物を駆逐すればいいのだ。

一人残らず…
(一匹残らず…)

殺してしまわないと……
(退治してしまわないと……)

次襲われるのは自分かもしれない。
自分の家族や友人かもしれない。

けれど、
もし相手が人間とかけ離れた醜い化け物だったら……
すでに理性も失っていたら……
この物語にいくつもの悲しみは生まれなかったかもしれない。

でも見た目は生きていた時とまんま、理性も生前の記憶もちゃんとある…。
痛がるし、苦しみもがくし、彼らも死を恐れる。
ただ、生きるには人間の血が必要だから、人を襲う。

寄生獣にも通じるところがあるかもしれない。

人間って、自分と同じ人間を殺すのに抵抗あるから、
たとえどんな悪人だとしても、
どんな理由があっても、それは罪だし、心が痛くなる。罪悪感にさいなまれる……。(姿形は人間で中身が怪物だと分かっていても、それが自分の友人の姿とかしていたら動揺してしまうのと同じ原理)

戦争とかしてたら頭おかしくなってるのかもしれないけど……。

でも一つだけ……

大切な家族を奪われた人間の憎悪は計り知れないものがあるんだなって。

屍鬼(人狼)陣営の勝利がほぼ確実となり、
人間側は絶望的状況。滅ぼされるのも時間の問題……。

でも、家族を失った人間の執念の恐ろしさを屍鬼陣営は見誤っていたようだ。

本来人間ならあるはずの理性は消えていた。
迷いもなかった。
だから強かった。

相手を可哀相だとか、そんな迷いがあったら屍鬼に飲み込まれていたであろう。
そして、家族や知人を殺され、残された者(村人)が立ち上がり、結集した。

アニメ史に残るんじゃないかっていうくらいの惨殺シーン。賛否両論あると思うけど、自分は外せないと思う。
人間とはそういう勝手な生き物だというメッセージでもあるかもしれない。

後半は観るのに辛かった。けれど、グロさに怖がらず観てほしい作品である。

投稿 : 2016/09/14
閲覧 : 301
サンキュー:

14

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

不完全燃焼

全体的に言えるのは、誰を主人公として作っているのかがわかりにくい。

序盤はただただ人が不審死していくだけでよくわからない感じ。

中盤になって結構面白くなってきたと思ったら終盤でぐだぐだな感じになってとても残念。

投稿 : 2016/06/04
閲覧 : 204
サンキュー:

1

ネタバレ

シロエ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

屍鬼

屍鬼。恐怖のアニメジャンルの一つ。私はこのアニメでいくつかのエピソードを見た後、私は面白い話だと思います。プロットのが、非常に遅いです。それはこのアニメで、それは興味深いものです。私はすべてのエピソードを見ていません。^^

投稿 : 2016/05/10
閲覧 : 207
サンキュー:

1

ネタバレ

botch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

終盤が・・・

屍鬼という吸血鬼的な存在と生きている人との戦いがメインの話。
だが、その屍鬼は(や人狼という上位の存在も)見た目や記憶が生前のままなので殺されるのを見るのにエグさを感じる。

終わり方が何とも気持ちよくない作品なので、そういうのが嫌いな方にはおススメしない。
私はそういう後味の悪さも嫌いじゃないが、{netabare}終盤大量に屍鬼を殺していく人達の狂気が増していく様は、映画『ミスト』のスーパーの中で信仰心を強める人々を観た時のように、嫌~な感覚がする。{/netabare}

ホラー系に抵抗が無い人に向けては、観ても損はしないと言えます!

投稿 : 2016/04/06
閲覧 : 215
サンキュー:

4

次の30件を表示

屍鬼[シキ]のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
屍鬼[シキ]のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

屍鬼[シキ]のストーリー・あらすじ

人口1300人の小さな集落、外場村。外部とは国道1本でしかつながっていない隔絶された地ゆえ、いまだに土葬の習慣が残されていた。

ある日、村の山入地区で3人の死体が発見された。村で唯一の医者である尾崎敏夫はこの死を不審に思っていたが、事件性はないとされ、通常通りに取り扱われた。しかし、これ以降、村人が一人、また一人と死んでいくことに…。(TVアニメ動画『屍鬼[シキ]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2010年夏アニメ
制作会社
童夢
公式サイト
www.okiagari.net/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%8D%E9%AC%BC#.E3.83.86.E3.83.AC.E3.83.93.E3.82.A2...
主題歌
≪OP≫BUCK-TICK『くちづけ』、kanon×kanon『カレンデュラ レクイエム』≪ED≫nangi『walkの約束』、BUCK-TICK『月下麗人』

声優・キャラクター

内山昂輝、大川透、興津和幸、戸松遥、悠木碧、高木渉、GACKT

スタッフ

原作:小野不由美(新潮文庫刊『屍鬼』全5巻)、漫画:藤崎竜(集英社『ジャンプスクエア』連載)、 監督:アミノテツロ、シリーズ構成:杉原研二、キャラクターデザイン総作画監督:越智信次、美術監督:立田一郎、色彩設計:澁谷圭子/馬庭由佳、撮影監督:佐々木正典、音楽:高梨康治

このアニメの類似作品

この頃(2010年夏アニメ)の他の作品

ページの先頭へ