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「コゼットの肖像(OVA)」

総合得点
59.0
感想・評価
92
棚に入れた
458
ランキング
6248
★★★★☆ 3.3 (92)
物語
3.0
作画
3.5
声優
3.3
音楽
3.6
キャラ
3.1

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コゼットの肖像の感想・評価はどうでしたか?

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ヴェネツィアン・グラスの向こう側に見える少女は何を思う

自分は、作曲家の梶浦由記さんと言えば真っ先に思い浮かぶのがこの作品です。
それだけ他の作品以上に梶浦節が炸裂していると思います。
自分が梶浦さんを初めて知ったのもこの作品です。
おかげで梶浦さん=ダークファンタジーって固定観念がついてしまいました。

この作品は、ゴシックホラーですが怖くはありません。しかし、不気味です。
それは、監督が新房昭之さんなので・・・。
つまりそう言うことなんです。説明不要なぐらい新房節が炸裂しています。


この物語は、主人公がヴェネツィアン・グラスの向こう側に見える少女
コゼットの虜になっていくところから始まります。
主人公は、毎日、コゼットに会うためにグラスを愛でます。
そして、一週間がたったとき、ある事件が起きるのです。
この後、主人公は、コゼットに対する命がけの恋に落ちていきます。

そんなコゼットは主人公に対して何を思うのでしょうか?
話が進むうちにそれも明らかになってきます。
そして、それと同時にコゼットの心も変化していきます。


この作品は、演出が非常に凝っていますので分かり難い部分があります。
しかし、内容やテーマは、とてもシンプルで分かりやすいと思います。
起承転結もはっきりしています。
3話構成で、1話が「起・承」、2話が「承・転」、3話が「転・結」です。
つまり、1、2話が上手く次の話につながる形で終わっています。


ところで、古い洋館やアンティークショップに行ったとき、
デザインや装飾の美しさだけではなく、他に何か感じませんか?
そうです、持ち主の念のようなものです。場合によっては、怨念・・・。
特に念入りに使われた物や人形には、その持ち主を強く感じます。
温かみを感じるものもあれば、どこか陰湿で冷たさを感じるものがあります。
この作品は、そんな見えない何かに主人公が出会ってしまう物語なのです。


また、主人公はグラス越しのコゼットの他に肖像画のコゼットにも出会います。
美術館等で肖像画を観る機会がありますが、ふと思います。
そこに描かれているのは、本当にその本人そのものなのかと。
肖像画は、描かせた人(発注者)や描いた人(画家)の思惑が入ります。
結果的に、本人とは違った人物となってしまうこともあります。
主人公が出会う二人のコゼットは、はたして同じ人物と言えるのでしょうか・・・。


この物語は、アンティークを通じて出会ってしまった二人の時を超えた恋物語です。
クセはありますが面白い作品だと思いました。

投稿 : 2021/09/18
閲覧 : 272
サンキュー:

7

アニメ好きのおっさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ゴスロリ少女可愛いと思って、見始める

全3話 1話の長さ35分ぐらい

1話 BGMいいなあ なんか雰囲気いいなぁ ストーリーよくわからんけど
 主人公が、変身した、あれ!?

2話 コゼットちゃん可愛い⇒いや、やっぱ怖え  
   バトルきた!?  主人公は、ロリコンの鏡だな

3話  コゼットさん、今更、ひどくないですか!? 主人公なんか、かっこいい。

序盤のほうは、なんかよくわからなかったが、3話はちょと話わかって、面白かった。
器物戦が、超展開に見える。
あと、結構難しい内容の作品で、自分には、ちょとストーリーが、理解が、難しかった。

投稿 : 2020/05/29
閲覧 : 376
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

捻くれた脚本

ゴシックミステリーホラーでしょうか?

骨董屋でアルバイトをしていた美大生がいわくがあるグラスの中に見える少女に一目惚れしてしまい…と。
元々ミステリーや怪奇な物は大好物なのですんなりと入っていけましたが、ラストはうん??…もう一回おさらいしようかという捻くれた脚本、構成。
新房昭之監督なのでクセが強いし、素直に見せるというのではなく、観る人の注意を逸らすような画面設計をしてるのもあると思う。

投稿 : 2019/11/04
閲覧 : 299

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

わざわざもう一度見直した作品

元々演出や雰囲気が面白いアニメと聞いて一回目はさらっと見て訳がわからずなんか色々痛々しい事になりながらよくわからずに終わった

うん、ぜんっぜん面白くなかった
ここにレビュー書くのすらその時は忘れてしまう程つまらなかった

暫くしてしっかり見れば色々と面白いとまた別の意見も聞き、しっかり見てなかったこと自体、かなり後悔していたので二回目見ることにした


さて、ここから本音本題

ゆっくりと話を追っていくと、雰囲気以前の問題としてアニメというよりも一種の実写映画のストーリーを見ている感じである
演出に関してもなるべく飽きさせないようにと工夫はされているが、呆然と人の姿を追っていくカメラが普通のアニメというよりもドラマのような印象も受ける

そういった点がまず普通のアニメと違って退屈させる部分ではあったが、まどマギの叛逆の物語を私は大絶賛しているのだが、あれの良いけど理解されがたい部分、手法的なものがこの作品には色濃く出ている
叛逆の物語に於いてはさらに伏線やら色々と散らばせている節があったが、もう少し実験的なものだろうか

あれほど強い意味へと昇華したり、乱雑にちりばめるような真似はしていないのだが、細かい演出に一つ一つ今の状態や心情、そういったもののヒントを散りばめ、ムービーに深く没頭している視聴者へに大きなインスピレーションや一体感を吹き込んでくる

台詞回し、祇園や音楽、直接的な映像と当たり前の方法で視聴者に説明したりヒントを与えるような事を極力控え、出来るだけ比喩、暗喩的な、それに於いても感覚的でわかりやすい表現を視聴者にダイレクトに与えるような。そういった映像作品として世に出そうとしたのではないだろうか
少なくとも叛逆がこれに基づいていると言うなら私はそう解釈したい

つまりあの扱き下ろされたまどマギの続編にも同じことが言えるが、正当な評価を下すためにはかなり真摯に映像作品に向き合うことが必要だが、そういった作品は今の業界のアニメーション作品としては三流としか言いようが無い
かの今敏は映画的手法やアニメだからこそ出来る独特なカメラワークや演出を次々と披露し、天才と呼ばれていたがやはり娯楽のアニメーションとしての評価は得ていないと思われる

それと同じように別の才能は認めるが純粋な目的としてのアニメとして良い作品とは言いがたい点が多い

投稿 : 2019/04/09
閲覧 : 632
サンキュー:

4

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新房昭之という人物

【新房監督】
 元々新房監督を目当てに見たわけではないのだが、見終わってみると、この作品について新房監督の個性抜きに考えることは自分にはできない。
 新房監督も、最近のシリーズにおいてはその個性的な作風を作品自体の魅力と撚りあわせ、エンターテインメントとして成立させる努力が見られる。だが、より初期の魂狩やこの作品では、若い個性がそういった抑制なしに弾けている。新房作品をたくさんは見ていないので、もっと堅実な作りの作品が過去にもあるのかもしれないけれど。
 その溢れるエネルギーの結果、この作品ではイメージが氾濫しすぎて、ストーリーが掴みにくい嫌いがある。演出があまりに個人的な反面、説明は少ない。
 しかし、作品テーマと監督の個性の相性はマッチしているように見え、有り余るエネルギーで作りこまれた耽美でグロテスクな作品の雰囲気は素晴らしいと思った。新房監督にはこういう、もう少し硬派で個人的なストーリーをもっと手がけてほしい。

【物語としての難点】
全体的な雰囲気としては好きだが、元の脚本には少しもの足りなさがあるように思う。その点では監督の過剰演出との間に少しズレがあるのではないか。アニメは普通大人数で作るものなので、個性的であると、全体の整合性を取るのはなかなか難しいと思うけれど。

新房監督はその個性的な芸術感覚とともに、割にキッチュなエンターテイメント的要素(例えば中高生が大抵主人公、流血バトル的展開があったり、安っぽい強キャラが出てきたり、可愛らしい女の子が出てきたり)を好む傾向があるように思う。この作品でも、化け物との対峙シーンや、恋愛シーンで、そういう監督の好み(?)を感じた。(コゼットが非現実的に可愛いのは作品のテーマ的に全然ありだけど。)そういう傾向は基本的に自分の好みからずれる。

また前述通り、演出過多で分かりやすい作品とは言えない(一長一短だが)。

【総評】
 物語全体の雰囲気は好印象だった。個人的な主観の世界(夢とか、幻覚)と客観の対比、幻想的な演出はとても好み。自分は地味な題材を好むので、まどまぎ、物語シリーズとかよりは雰囲気は好き。
 やはり新房作品は個性的なれど何か本質に欠ける印象(わざとだろうが)。自分とは何かが根本的に相容れない。それでも本作品は、その若々しいエネルギーによって、最近の作品よりは、何か"本物"を語っているように感じた。

【P.S.まどマギとの関連】
 まどマギとの関連は知らなかった。まどマギとはターゲットが違うと思うので、新房作品全体のファンか、むしろまどマギが面白くなかった人の方がハマるかもしれない。関連性があるのはまぎれもないけれど、この作品が単純に進化してまどマギになったと考えて見るのはオススメしない。

投稿 : 2017/12/28
閲覧 : 556
サンキュー:

3

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新房監督の幻想的なラブロマンス怪奇譚。分かり難いのではなく、「奥ゆかしい」雰囲気アニメかも。

新房昭之監督によるOVA、尺は30数分×全3話、劇場版1本くらい。
監督自身が「魔法少女まどか☆マギカ」の原点だと言う演出や作風から、幻想的なゴシックホラー要素の強いラブロマンスが描かれる。
独特過ぎる過剰演出や説明不足なストーリーで賛否割れる感じ、内容自体は単純なお話なので、評価は「雰囲気を気に入るか否か」に尽きそうです。
怪奇ホラー故、流血表現多い点にご注意。

手放しで絶賛するには難の多い作品なのですが、私は雰囲気が気に入ってます。
魅惑的で美しいアニメ、時折観返したくなる(最近はGYAO!で視聴)
あと、井上麻里奈さんのデビュー作でもあり。

{netabare}『物語』
美術学生の主人公・倉橋永莉(くらはし・えいり)が骨董店でバイト中に、グラスに宿る幽霊?な金髪ロリ美少女・コゼットにとり憑かれ、もとい惹かれ、幻想的な交流をしていく…
ゴシックホラー、闇、死、廃墟、神秘的、異端的、退廃的、色で言えば「黒」といったイメージ(ウィキペディアによる「ゴシック」の説明より)な雰囲気が色濃く、不気味だけど幻想的で美しい雰囲気の中で、ふたりの関係(というよりは永莉がコゼットにハマっていく)が深まっていく。
愛に説明や理屈は要らない。グラスの中のあの娘が気になるんだからしょうがない!
永莉がコゼットに「耽溺」していく、それ自体は理屈では無いのでしょう。
微笑ましいラブコメの波動…よりも、不吉さとヤバさが先に立つホラー感も堪りません。

話自体は難しくはなく、テーマも結構分かり易いです。(と言いつつ、何度か視聴しているのに未だに戸惑いまくっている…)
…本作は、割と分かり易い話を、ひたすら演出で煽っている。
これを過剰演出で無駄に尺使っていると見る人は低評価、よく分からんがスゲー雰囲気だ!とワクワクする人は多分好意的評価に…。

コゼットちゃんは何者!?いったい何が起きてるんだ…?
全般的に説明不足というか不親切な構成と演出で、とりとめの無いやりとりよりも、ゴシックホラーな雰囲気で考えるな感じろ!な感じの作風でした。
何が起きてるかは分からんが…永莉がコゼットに耽溺していくのが肌で感じられる雰囲気が良いです。
新房監督の実験的な手法が濫用気味に使われている、これもまたアニメ。

病んでる悪霊っぽいコゼットちゃんの秘密が少しずつ明かされる。
コゼットの婚約者マルチェロの狂気…は(創作中だと)結構よく見るタイプで分かり易い。(パッと思い付く辺り、無限の住人にそんなタイプいたような)
後半~終盤はゴシックホラー路線が加速、よくわからんが永莉が悪霊もといコゼットちゃんに責め苛まれる演出が圧巻!
ここからラブロマンスとしては、マルチェロととコゼット(悪霊版)の妄執・狂気に対し、永莉が出した答えが見所でした。
永莉はただ漫然と恋していたワケではなかった!?
陳腐な「永遠否定」…とは微妙に違うといいますか、そう見てしまうと説明不足過ぎるのですが、多分さにあらず。
血で自ら絵を描く永莉の想いは多分「永遠の美よりも、今のありのままの君が好き」?
恋に理屈はいらない。別に永遠のロリが良い悪いとか永莉は考えてもいまい。
…といいますか。マルチェロが異常なんです。永莉の方が断然、平凡な恋する男子ですよ(当たり前だけど)。
過剰な新房演出でゴシックホラーの凄味に煙に巻かれてますが、精神世界?の流血で絵を描くのは狂気にも見えますが、何のことは無い、健全で一途な想いの尊さを感じる良シーンと見ました。

ラブコメとしての萌え所のピークは、良い子コゼット(便宜上そう呼称)ちゃんの健気さが判明するシーン…なんて健気な子なんだ!
悪い子コゼットの精神攻撃中に間接的に判明するのでラブコメの波動を感じられないのは、作風故仕方が無いとはいえ、とても奥ゆかしい愛を察せられる。
コゼットが序盤から支離滅裂に見えたのは、最初から良い子と悪い子がいたからなんですな?
…よく分からんけど多分?

総じて?(全然総じてない)
散文的な構成とゴシックホラーで煙に巻いてますが、本質は単純かつ尊い物語でした(多分?)
ラブロマンスとしては「分かり難いのではない、奥ゆかしい」です。演出の奥ゆかしくなさで一見そうは見えないかもだけど。
ラブコメアニメの王道お約束が通じないけれど、最後まで観れば、ちゃんとラブストーリーしていた。
ドラマの完成度は結構高い、推測とはいえ(多分こうなんだろうな?)とちゃんと分かる構成になっていた。
全部の謎は分からんでもよろしい。幻想なのだから。
一見無駄尺に見える友人先輩との会話シーンも、幻想を際立たせる為の俗っぽさなんでしょう。
…ただ、サブキャラとの絡みは中途半端でドラマにあまり活かせてないような?
それと、作風上やむを得ないとはいえ、ベタでも分かり易い交流シーンあれば一段評価上がってたです。
良い子コゼットちゃんの魅力が分かった頃には既に退場していて、ラスト余韻はあれど盛り上がらないのが残念。
まあ、そこに期待する作風ではあるまいし、仕方が無い。
それでも、諸々の良し悪しを度外視しても、魅力的なアニメです。


『作画』
まどマギの原点?な新房演出のゴシックホラーが圧巻。
流血多いけれど、生々しさよりも幻想的な耽美さがある。
コゼットちゃんの美しさと怖さも印象的。
作画と演出だけで(よく分からんがすごいアニメだ)と思わせてくれます。

『声優』
コゼットは井上麻里奈さんのデビュー役です。
技術的にはともかく(良し悪しには疎いけれど)はまり役だったのは確かでした。
可憐さと病んでる怖さはヒシヒシと伝わってくる好演。
永莉の斎賀みつきさんの青年役は流石、耽溺していく凄味を感じる。
他にも能登麻美子さんなど何気に豪華でした。

『音楽』
梶浦由記さんが担当の楽曲面も非常に魅力的、ゴシックホラーをこれでもか!と煽っていた。
井上麻里奈さん歌う主題歌も良いです。


『キャラ』
倉橋永莉は一見イカれてますが、普通の美術青年でしょう。
恋に恋する純粋さが極まって狂気に見えますが、純情男子。
悪い子コゼットちゃんを見破ったシーンはかっこいいです。

コゼットちゃんは謎多き悲劇の悪霊ロリ美少女。
可愛さよりも幻想的な美しさと、病んでる怖さが同居している…支離滅裂?
と思いきや。
実は悪い子コゼットちゃんもいたのだ!?
いや、よく分からんのですが…
マルチェロに殺された悲劇の少女の亡霊と、マルチェロの狂気で狂った絵の中の悪霊、どっちも亡霊に違いない?
永莉の為を想い、ひっそりと消えようとした奥ゆかしく尊い愛、良い子コゼットちゃん愛おしい!

マルチェロ…このロリコンめ!いや確かにロリは美しいですが(犯罪)

その他キャラは、どうでも良い感じ。
一応、俗世パートで幻想的ゴシックラブロマンスの引き立て役ですかね?{/netabare}

投稿 : 2017/08/22
閲覧 : 472
サンキュー:

21

TOFUrabbit さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まどマギ好きは見なくていい

ずいぶん前に見た大好きな作品

今となっては、まどマギ好きが見に来るアニメみたいだけど、絵は古いし、この作品は作り込みや見せ方を楽しむものだし(通り一辺倒なアニメの見せ方とは違う手法を楽しむ:というかアニメ界の統一感が異常なだけで手法は単に映画っぽい)、何より後半ダレる(前半の勢いが維持できれば個人的には神だった)

正直他の人の評価を今日ふと見てみて、「まどマギ」「まどマギ」「まどマギ」だったから萎えた
それでPV風作品とか言われても、いやそれがこの作品のポイントだし、お前なんで見に来たの?って感じ

アツくなる戦闘アニメよりゴダールかガス・ヴァン・サントかアンゲロプロス見るわ(要するにヨーロッパ系映画見るわ)って言う人の方がこのアニメには向いていて、僕だったらまどマギ好きな人にはオススメしない。映画オタクでアニメとか嫌いって言ってる人がいたらおすすめする。

映画アメリだってモンタージュだらけだろ。

投稿 : 2017/07/14
閲覧 : 373
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

No!ロリコン!

全3話、100分くらい。
まどマギ、物語シリーズで有名な新房昭之監督の2004年の作品。
シャフトを拠点にする直前の作品ですが、独特のカット割や演出が後年に通じるものがあります。

ひとことでいえば、
「金髪碧眼少女に恋をしちゃったロリコン野郎が、なんやかんやでお仕置きされるお話(ダーク&ゴシック風味)」
骨董屋でパツキンロリータみかけても、絵とか描いちゃ駄目だぞ。絶対な!


ストーリーを楽しむというよりは、映像演出を美的感覚で楽しむスタンスの作品でしょうか。
尺がそんなに長くないから、飽きてくる頃には見終わります。
けれど、表現手法を模索してる途上の作品と捉えれば、1度見ておいても損はないかと。

投稿 : 2017/02/06
閲覧 : 320

ごもー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

コゼット可愛い。

怪しい雰囲気大好きなので、観てみました。

観始め、「一体これから何が起きるんだ…!」と引き込まれました。

でもなんだか段々…ちょっと残念な舞台を観ているような…。

コゼット…!!永莉…!!コゼット…!!永莉…!!(くるくる)みたいな。

あと、作り手側の「ほ~ら、不気味でしょ美しいでしょホラーでしょ…フフフ」

みたいなのに冷めてしまったというか。

「……………で?」っていう。

一度そういうのが気になりだしたら、

夢中になって観続ける事が私にはできませんでした。

あと、すごく綺麗な絵なのに、

顔面のいがみがものすごく気になりました。

ちょいちょい女性の鼻が…鼻フックみたいになってて…

可愛らしいコゼットが横たわっている場面でも…

「いやいやいや」ってくらい鼻フックで…ものすごく残念でした。

音楽は魅力的でとても素晴らしかったと思います。

投稿 : 2015/12/20
閲覧 : 395
サンキュー:

3

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

新房演出の源流は、「コゼットの肖像」に息づいている!

現在、新房昭之さんが総監督をつとめる「終物語」が放映中だ。近作の「ニセコイ」や「幸腹グラフィティ」はコメディだったが、<物語>シリーズのような幻想的な作風こそが、新房監督の真骨頂という気がする。
その新房監督が「魔法少女まどか☆マギカ」の「原点」とまで言う作品が、2004年に発売されたOVA「コゼットの肖像」。全3話のゴシックホラーだ。

■“新房演出”のルーツを探る
「コゼットの肖像」は、本当に「まどか☆マギカ」の原点なのだろうか?
まず、わかりやすい例をあげると、主人公の永莉が働く骨董店。左右に分かれた道の真ん中に建物が建っているシンメトリーの構図は、「まどか☆マギカ」の暁美ほむらの家とそっくり同じだ。
永莉の顔をあおりでとらえ、顔の半面を影色で塗りわけ片目だけを印象づけるカットは、<物語>シリーズの阿良々木暦のアップでも多用されている。また、画面の手前に物を置いて黒くつぶしたり、広角レンズで人物を背景の奥に配置したり……と、「まどか☆マギカ」や<物語>シリーズで縦横に駆使された構図が、あちこちに見つかる。
構図の話から入ったが、シーンの途中で、一色に塗りつぶしたコマを挿入してテンポ感を出す演出も「コゼットの肖像」がルーツと言えそうだ。

では、「コゼットの肖像」は、どんな物語なのか。
主人公の永莉は大学生だが、叔父の経営する骨董店の店番をまかされている。ある日、海外にいる叔父から送られてきたグラスを手にした永莉は、その美しさに魅せられ、グラスを介して、少女の幻影を見るようになる。ふとしたことから、そのコゼットという名の少女の肖像画が、店内の倉庫から見つかる。永莉は画家に殺されたコゼットと対話するようになり、やがて2人は恋に落ちる。
途中、永莉がモンスターに変身したり、霊能力者の女性が戦う派手なシーンもあるものの、ストーリーの説明は難しい。物語の舞台は、東京・阿佐ヶ谷駅前をモデルにしており、背景は写実的だ(写真を加工したカットもある)。だが、何の説明もなく、コゼットの生きていた時代のヨーロッパへシーンが飛ぶ。コゼットのセリフは散漫かつ抽象的で、突発的にストーリーの流れを変えてしまう。

■“演出”は、物語の隷属物なのか?
「まどか☆マギカ」は、虚淵玄という堅実なストーリーテラーによって、全脚本が書かれた。<物語>シリーズも、西尾維新の小説に忠実で、きわめて文学的なストーリー構成だ。つまり、どれほど絵画的な構図を用いようとも、いかに跳躍の激しいカットをつなげようとも、そのいずれの演出も、ガッチリと練り上げられた物語世界へと回収される。
「暁美ほむらの家が、常にシンメトリーの構図で描かれるのは、彼女が時間から切り離された孤独な存在だから」「阿良々木暦とヒロインたちの会話シーンに、黒いコマが挿入されるのは、彼と彼女たちの関係の断絶を表している」など、どんな解釈をも許容する。

ところが、「コゼットの肖像」は、そうではない。似たようなシーンが何度も繰りかえされ、場所や時間もあいまいだ。物語冒頭、永莉と友人たちがファミリーレストランで恋愛話をしている。友人の1人がライターを着火しようとするが、「カチッ」「カチッ」と2度、空振りする。そのたび、サングラスをかけた女性の顔がアップで挿入される。サングラスには、雑談する永莉と友人たちが映っているが、彼女はその後、物語にいっさい登場しない。この演出は、どう説明したらいいのだろう?
サングラスの女性のアップの次に、あじさいの写真が挿入される。永莉は窓の外に気がつく。あじさいを見ていたのは、学校帰りの女子小学生たちだ。小学生たちは、永莉らの会話が聞こえているかのようなリアクションをするが、彼らとは何の関係もない。いったい、小学生たちは、何のために登場したのだろう? あじさいの写真は、何を説明しているというのだろう? われわれは、つい映像に「意味」を求めてしまう。演出は「ストーリー」に貢献するものと、決めつけがちだ。だが、「コゼットの肖像」は起承転結もあいまいな、散文詩のような作品だ。なぜ散文詩が美しいのかといえば、語り口に魅力があるからだ。
「意味」や「ストーリー」から解放された映像は、枝からもがれた果実のように自由で、1つひとつが美しい。約40分×3本という変則的なフォーマットで発表された「コゼットの肖像」は、無地のカンバスに描かれた絵画のような作品だ。“新房演出”の様式が固まる前の、みずみずしい創作の源流をじっくり堪能することができる。

「アニプレックスが放つ本格ゴシック・ロマン」が煽り文句のOVA。全3巻。
本作品の監督を務めた新房昭之自身が、本作を「『魔法少女まどか☆マギカ』の原点である」と語っている。また本作には、音楽の梶浦由記、キャラクターデザインの鈴木博文など、のちの新房作品とも縁が深い重要スタッフが多く参加している。
ヒロインのコゼットの声優は、公開オーディションによって選ばれた新人の井上麻里奈が務め、同時に梶浦由記プロデュースによる主題歌「宝石」で歌手デビューも果した。

エンディングテーマ「宝石」

投稿 : 2015/10/24
閲覧 : 524
サンキュー:

5

karinchaco さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

終盤の展開の面白さに一気に引き込まれる。2度見したくなる作品

アニプレックス企画・製作のOVA作品。2004年の作品ですね。

新房昭之監督、音楽は梶浦由紀さんが担当しているとあって、ちまたでもまどマギの原点となる作品といわれており、新房監督自身も認めているとのこと。確かに、演出技法やシナリオ構成などその後の新房監督作品に受け継がれているモノがたっぷり詰まっています。
むしろ、この作品のほうがOVAという制約の少ない媒体だけあってまどマギ以上にエッジの効いた作品に仕上がっている気がします。

ジャンルはゴシックホラーですが、サスペンスやミステリー、ラブロマンスの要素も入っています。初見では、序盤から世界観を把握するのにいっぱいいっぱいでとても難解な物語のように見えますが、後半ある事実が明かされた途端にこれまで見てきた疑問が一気に氷解します。この感覚は確かにまどマギの第10話を初めて見たときと近い感覚です。

演出面では今となっては「シャフ度」ととして有名なあのポーズもこのころから使われていたんですね。まあこの作品の制作は童夢だったんですけどね。その他にも前述のまどマギ以外にも物語シリーズ等にも散見されるような演出が実験的に取り入れられています。

メインヒロインのコゼットを演じるのはこの作品がデビュー作となった井上麻里奈さん。梶浦さんのプロデュースでEDテーマも担当しています。今となっては元気な役やツンデレ役を担当することが多いイメージですが、流石デビュー作おとなしめの演技が初々しさすら感じさせます。

導入部分が難解ということ、若干グロシーンがあることから万人向けとはいいがたい作品ですが、新房作品が好きな人にはぜひ見てもらいたい作品です。

投稿 : 2015/03/19
閲覧 : 467
サンキュー:

13

bj2みくろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーむ・・・マゾい。

雰囲気に惹かれて見たのですが、
良かったのは本当に雰囲気だけで、あとはSMプレイてことくらいしか印象に残らなかったです。
作品自体が抽象画と表現している方がいましたが、まさにそんな感じです。
私はちょっと、ついていけなかった感。
声優さんの今やってらっしゃるキャラの傾向考えると頑張ってると思うけど、コゼットの声はもうちょっと可愛い声が良かったかな・・・・私的には。

梶浦さんの音楽はとても良いです。
サントラまだ普通に売ってて良かった。

投稿 : 2014/11/03
閲覧 : 300
サンキュー:

1

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

幻想的怪奇譚に包まれた愛の物語

 穏やかな日常に異常な現象が介入してくるモダン・ホラーの手法を取り入れながらも、
骨董店、カットグラス、肖像画などのガゼットを駆使した雰囲気はゴシック・ホラーそのもの。
 骨董店の場所に関しては同じ新房 昭之監督の後の作品である「魔法少女まどか☆マギカ」の
暁美 ほむらの家と同じような感じだったが、この雰囲気が好きで後の作品に取り入れ
たかったのかな。
 梶浦 由記の音楽が、このゴシック・ホラー的世界観をうまく盛り上げてくれる。

 良くも悪くも不親切な作りといった感じで、印象的な映像を見せつつも、細かな説明はなく、
視聴者に解釈を委ねたような印象を受けた。そのため自分が理解した内容と作り手が考えていた
内容は一致していないかもしれない。

 装いこそホラーだが、根底にあるのはコゼット・ドーヴェルニュという少女に魅せられた
倉橋 永莉の愛を描いた作品とも言えそう。
 ホラー要素に関しては通常のホラー作品のような写実的な恐怖やグロは少なく、倉橋の
異世界?での描写などは残酷美を伴った幻想的なもので、一種の幻想譚とも取れそう。
 この倉橋を巡る異常現象に関して、真滝 翔子を始めとする第三者にも異常現象として映って
いたため、それなりに心霊現象的なものがあったのだろうが、前述の幻想的な異世界描写に
関しては、コゼットが生んだ霊的現象とも、倉橋自身の妄想とも、メタ的な倉橋の精神世界を
映像化したものとも取れそう。

 芸術的な面では、コゼットに完全な美を見出して、その美を絵として残して、コゼット本人に
関しては成長に伴う変化による美の劣化を認めずに本体を消してしまう、というマルチェロ・
オルランドのような考え方は倫理的部分はともかく、美の考え方の一つとしてはありそう。
 ただ、いずれは消滅するからこそ、その一瞬が美しいという考え方もあるわけで、
マルチェロを否定した倉橋の美とは何だったのだろう?。この辺の真意は今一つ判らなかった
けど。
 ただ、マルチェロの絵であるコゼットを描くことに関しては、それは他人の絵を模倣した
ものに過ぎず、倉橋も画学生である以上、芸術家として認められるものではなかったの
かな。

投稿 : 2014/10/14
閲覧 : 280
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7

JJunuJJ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 1.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

監督さん曰く、『魔法少女まどか☆マギカの原点』だそうですが。

分類としてはサスペンス・ホラーな作品でしょうか。

ストーリーはちょっと好き嫌いが分かれそう。
個人的には、安っぽいサスペンス・ホラー感が好きになれませんでした。

頑張って世界観を表現しようとしているのでしょうけど。
意味不明な描写が連続したかと思えば、やたら説明調の棒読みなセリフ。
なんか、終始中途半端。
セリフもボソボソ話して聞き取りにくい。
声量ではなく、声の音量で世界観を表現しようするなんて最低の手法。


絵が綺麗だな~と思えば、やたら手抜き作画になったり、ちょっと安定していない。 キャラも同一人物でもこれは誰?ってぐらい顔が変わる。 でも、ごまかし方はうまいですね。


監督さん曰く、『魔法少女まどか☆マギカの原点』だそうですが、描写がそっくりなところはごく一部ありますね......その他は.......?
そこに期待してこの作品を見てはダメ。

サスペンス・ホラー大好き & ゴスロリの様な感じが好きな方はどーぞ。

投稿 : 2014/03/27
閲覧 : 265
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2

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

話題作のベースとなった作品って??

OVAで全3話構成です^^
魔法少女まどか☆マギカのベース(?)になった作品^^

作画というか表現、見せ方?が似ているな~
と思うところが多々ありましたw

物語としては「ん~・・・」
まどマギのあの世界が頻繁に出てきて・・
ちょっと理解しづらいかも??

投稿 : 2014/02/26
閲覧 : 314
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11

すばる☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

雰囲気と音楽は凄い。

これが井上麻里奈さんデビュー作。とは思えないぐらいの力がある。歌もうまい。

ストーリーは分かりづらい。

狂った愛の形が見れます。

見て後悔まではしないと思います。

投稿 : 2014/01/14
閲覧 : 230
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2

じぇりー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

作品そのものが抽象画のようで

3巻からなるOVAなので、興味のある方はご覧になられたらいいと思う。故に、今回のレビューは簡潔に。

この絵の感じ、様々なアングル(斜めが多い)からの顔(特に目)のアップのカットの多さ、独特な「間」、色使い…ん~、どこかで見たことあるなー、と思ったら、「物語」シリーズの監督さんだったので、納得。
サブキャラクターも女性ばかりなので(故に人間関係等、少し混乱する)、段々主人公が阿良々木暦に見えてきた。

心象世界での描写が、現実世界の淡々とした流れとはあまりにも相反しすぎてて、見ているこちらのスイッチの切り替えが追いつかず、<グロ描写>には結構あてられてしまった。

エゴイスティックな愛情と、芸術・美への執念の恐ろしさよ。
純愛とは…存在するのか。

投稿 : 2013/12/09
閲覧 : 329
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4

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

かなり独創的な作品

新房さんの作品ですね。

所々に特徴が垣間見れて頷く自分がいました。
絶賛するほどではないですけど悪くなかった。

なんか私的にはパプリカと似てるような気がしました。
EDの絵が今にも動きそうで最後までいつも見てしまう。
動くのかっ?動くのかっ?動くのかっ?wwww

ある意味美しい芸術的な作品に感じられましたよコレ

投稿 : 2013/12/04
閲覧 : 353
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3

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まどか☆マギカの原点のアニメ

OVA3話でゴスロリホラー+恋愛ってところかな?

新房監督曰く、まどか☆マギカの原点になった作品。
今から9年程前の作品で評価がいまひとつですが、ある程度叛逆の物語を見て理解できた人に見て欲しいアニメ。

リアルで見たわけではありませんが、たぶん当時は設定や背景、ストーリーは受け入れられなかったのではないかな?

見る人それぞれ受け止め方や感じ方もさまざまかと思いますが、かなり「まどか☆マギカ」に共通する部分はあります。

音楽担当は梶浦由記さんで、これはもうぴったりで言うことありません。

今なら理解していただける人も多いのではないかなあ。

投稿 : 2013/11/30
閲覧 : 507
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13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「アニプレックスが放つ本格ゴシック・ロマン」という位置付けの作品です。

2004年に発売されたOVAで全3話の作品です。
ジャンルは「ゴシックホラー」との事ですが、視聴してみると純愛要素が強い作品だと思いました。
純愛・・・なのですが、愛の方向がちょっと歪んでいて捩れている、そんな感じを受ける作品でした。

視聴のきっかけはBSでの放送だったのですが、本作品の監督を務めた新房昭之さんが本作を『魔法少女まどか☆マギカ』の原点であるとのコメントが決め手となりました。
まど☆マギの原点・・・と言われると、気になっちゃいますよね^^

本作の主人公は、骨董店「香蘭堂」でアルバイトをする倉橋永莉(くらはし えいり)。
ある日、彼は古びたヴェネツィアン・グラスに可憐な美少女を目撃します。
彼女の名前はコゼット・・・
主人公は、金髪で碧眼の持ち主である彼女の徐々に惹かれ始め・・・悲劇とも言える愛の物語が動き出します。

コゼットという少女は一体何者なのか・・・
なぜ、コゼットは主人公の前に現れたのか・・・
そして、なぜ主人公はコゼットに没頭するようになったのか・・・

OVA3話の中で、これらの謎が解き明かされていきます。


まど☆マギとの関連性ですが、物語の途中で出てくる背景に、まど☆マギっぽさがあったかもしれませんが、それ以上の共通点は私は見い出せませんでした^^;
一応2巡したんですけどね・・・少し残念です^^;

でも、この作品の持つ独特の世界観は嫌いじゃありませんでした。それに梶浦由記の音楽が、独特の世界観に彩りを添えています。

また、このOVAはCV陣も豪華なのが特徴だと思います。
斎賀みつきさん、井上麻里奈さん、豊口めぐみさん、能登麻美子さん、田村ゆかりさん・・・
井上さんは、この作品がデビュー作品だったそうです^^

少し難しい作品ではありましたが、視聴して良かったと思える作品でした。
まど☆マギとの関連性については、再度視聴して確かめてみたいと思います^^

投稿 : 2013/10/27
閲覧 : 525
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24

ま いっか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

つづき…は?

全3話と知らずに観ていたけど、終わった時、これで終わり?!と思ってしまった。物語として〆られていたのかよく分からない。
むしろこの作品は、いっそ12話くらいでやってもいい素材だと思う。それが何しろ3話しかないから物足りなさすぎた。

設定については最初分からなくても、3話の冒頭あたりにサラッと言葉で説明してくれるから大丈夫だと思う。生理的に合わないとか言われちゃいそうな作品ではあるけど、作品の雰囲気を楽しんで、分からないところはスルーすることができれば、それなりに印象に残る作品となるんではないかな。
私としては終わりがイマイチなのはやっぱ減点だったけども…

投稿 : 2013/10/08
閲覧 : 330
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0

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ストーリーがよく分からない。作画は最高レベルかと。

作画、世界観はスゴイ!

何かよく分からない地獄のような精神世界?の描写が強烈!
ただ、それしか印象に残らない。

コゼットの妖しげな可愛らしさも不気味で上手く表現されている。

ただ、ストーリーがよく分からない。
ストーリーや感情表現とかを観たい自分としては評価を下げざるを得ない。

何だかとても残念な作品。ホラーな雰囲気やその世界観の見事な映像を楽しみたい方は観る価値ありかと。

投稿 : 2013/10/07
閲覧 : 353
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13

ネタバレ

kain さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

一話で断念

二話からおもしろくなるのに、
と言われても観る気にはなません。

幻想的過ぎて、何だか解らなかった。

理解出来る人にだけ解ってくれたら良い!
というのなら、自分は その範囲外という事で。

投稿 : 2013/09/25
閲覧 : 323
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2

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

芸術家のほしいもの

声優の井上さんのデビュー作(歌手も同時)との事で視聴しました。
美大生?の主人公と悲劇の美少女の亡霊との出会いから物語は始まります。何故彼女は殺され、この世に留まり、彼に何を望み求めるのか…。悲しく、暗く、幻想的な世界を芸術という答えがないものの中で彷徨う二人。梶浦さんが担当する音楽もその世界を彩ります。

私のツボ:芸術は狂気を越えた先にある?

投稿 : 2013/05/12
閲覧 : 261
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3

ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

狂気の中にある愛の行方

OVA全3話 
ゴシックホラーを純愛として表現した癖のある作品です。

2004年に制作された新房監督の作品であり、音楽は個人的に好きな梶浦由記と期待してしまうキャスト。

声優は、コゼット役の井上麻里奈、サブキャラでほぼ登場しない田村ゆかり、能登麻美子。
私としては、井上麻里奈のか細い声がホラーを強調するサウンド負けし、聞き取り難い為あまり好かなかったです。
作風のイメージとして違和感はないです。

内容をネタバレしない程度に少し解説させて頂きます。
画学生の倉橋永莉が、アルバイト先の骨董店「香蘭堂」で触れたヴェネツィアン・グラスの中に
映る少女コゼットに心を奪われ、徐々に周囲と距離を置き独り言を発するほど惹かれてゆく永莉。
グラスの中でコゼットの肖像画を描く男が見え、一週間後の夜、コゼットがある男に殺される姿を見るが、その男は永莉だった。
その真相を知るが永莉の想いと裏腹に身体を蝕む彼。
その先に待ち受けているのは恋か死か・・・。

街の背景一つを描く様子を眼を至る所から見せる演出は、妖しげな雰囲気が漂わし凝っています。
一枚のシーンに影を落とした部分が多く誰かに見られている と思わす作りが良かった。
まるでアートの中に居ながら傍観している気分です。

音楽は、幻想的で聴き入ってしまうほど場に適しています。
贔屓目もありますが、素晴らしかったです。

内容としては、悪くも良くもないです。
突出した展開が終盤にかけては弱く期待外れだったという印象が強いです。
永莉とコゼットの心理描写が多いが感情移入できない点
{netabare}翔子がコゼットを憎む負の感情描写が薄い点{/netabare}
サブキャラが活かされていない点
が目に余ります。
作品のメッセージとして狂気の中にある愛の行方とします。

人形好き・新房監督・井上麻里奈ファンの方に勧める作品ですね。
ローゼンメイデンみたいな萌は無いですw

投稿 : 2013/04/04
閲覧 : 406
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12

kiji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

化物語と同じ人の

流石にアングル表現方法は似てるとゆうかあたりまえかの。

言葉攻めは無いです。

グラスの小悪魔に憑依されてるかの様な物語です。

怖くないホラ~サスペンス 3話完結です。

投稿 : 2013/02/18
閲覧 : 278
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5

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「化物語」「偽物語」でおなじみの新房監督 2004年の作品

「化物語」や「偽物語」などで一躍ヒットを飛ばした新房監督の
シャフトを制作拠点とされる直前の作品(全3話のOVA)で
今の作風の原点を随所に感じることができた。
ちなみに制作は童夢。

ジャンルとしては、サスペンスやミステリー的な要素の強いゴシックホラーだが、
ちょっと異質な純愛ストーリーとしての側面もある。

また、ヒロインのコゼットの声を、公開オーディションで選ばれた
新人の頃の井上麻里奈が務めており、梶浦由記プロデュースにて主題歌を唄い、
そのまま歌手デビューも果しているので、ファンの人は必見かも。

主人公は商店街の中の骨董店「香蘭堂」でアルバイトをする画学生 倉橋永莉。
ある日、香蘭堂に送られてきた「呪われし器物」と言われる
古びたヴェネツィアン・グラスのゴブレットに、美しい金髪碧眼の少女が映りこみ、
それ以来彼女に想いを寄せるようになるのだが、というお話。

コゼット・ド-ヴェルニュという名の彼女の正体は?
コゼットに何があったのか?
そして惹かれてしまった倉橋の運命やいかに。
ということで、独特の雰囲気に惹き込まれ、一気に観てしまった。

登場人物はほかに、神社に住む霊感のある女性や、女医、
倉橋の先輩や同級生の女の子など。

正直言って化物語などの作品のほうが面白いし、完成度が高いとは思った。
でも演出面での意欲的な取り組みは、それまでになかった感覚をすごく感じるし、
全3話と短いし、アンティーク好きの人は観ておいて損はないと思う。

ただし、興味が持てないとかなり眠くなる、かも。

投稿 : 2013/02/12
閲覧 : 827
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45

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世界観は好き

監督が新房昭之さんなので演出はスゴイです!

主人公のマゾヒスティックな愛はちょっと・・・(ーー;)

投稿 : 2012/07/02
閲覧 : 311
サンキュー:

2

ネタバレ

aokabi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

眠くなる

画面でやっている事と結果が噛み合ってない、わかりにくい。
特に出血の大安売りがどうもイマイチかなと。
それに意味があるんだ、ホラー演出なんだと言われたらはいそうですかと言うしか無いけど、私にはちぐはぐな印象にしかなりませんでした。

演出の意図はよくわかりませんでしたが、作画と音楽だけはとても素晴らしいと感じました。
ただそれだけに…いや、それだけの雰囲気アニメかなと。

投稿 : 2012/03/31
閲覧 : 328
サンキュー:

1

pota さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゴシックホラー

新房昭之が監督ということで見ました。

↓のサイトで新房を語るのなら見なくてはならない作品って書いてあったしwそれだけが理由で視聴!

http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B3%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E8%82%96%E5%83%8F

1話40分ほどの全3話

ゴシックホラー、純愛系

まぁにわか者の感想です・・・


楽しいって思って見るアニメじゃない気がするがw見ていてすごい楽しかったw特に二話

なるほど、他のアニメ(新房監督の作品)で見たことあるような演出がいっぱいでてくるw

これは内容よりも演出などで楽しむアニメなのかもしれない。まぁ楽しみ方は人それぞれw





声優何気に豪華!かな?


倉橋永莉【斎賀みつき】

コゼット【井上麻里奈】(デビュー作らしい、EDも歌ってます。)

真滝翔子【豊口めぐみ】

あとは能登さんと田村ゆかりさんが出てますw出てる量は分からないけどw



スタッフは良く分からないが見たことある名前の人だけ書いてみた。

監督:新房昭之(まどマギ、化物語などで有名)

音楽:梶浦由記(まどマギ、fate/zeroとかで有名)

プロダクションデザイン:okama(今見てるかみちゅ!で名前を見た)


これ見る前は梶浦さんの音楽ってそこまで好きじゃなかったもしくは意識してなかったのですが、これで大好きになりましたw

音楽についてはまったく分からないのだが、なんか凄い良かったww




まぁあまり人にオススメできないけど新房監督が好きな人は一見の価値あると思いますw

投稿 : 2012/03/27
閲覧 : 369
サンキュー:

3

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コゼットの肖像のストーリー・あらすじ

倉橋永莉 (くらはし えいり) は日本の骨董店「香蘭堂」でアルバイトをする画学生。ある日、香蘭堂に主人から送られてきた「呪われし器物」古びたベネチアガラスのゴブレットから見えた、美しい異国の金髪碧眼の少女に思いを寄せる。永莉は人ならぬもの、その少女、コゼット・ド-ヴェルニュ (Cosette d'Auvergne) とのひそやかな逢瀬を心地良く思うが、一週間後の夜、悲劇は起こる…。(OVA『コゼットの肖像』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
2004年4月11日
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E8%82%96%...

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