タイラーオースティン さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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千と千尋の神隠しの感想・評価はどうでしたか?
タイラーオースティン さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
青星アーツ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
宮崎アニメの中で、ナウシカ、もののけ姫とならんで、最高に面白い話の一つです。が、この2作とはまったく違うストーリーです。
どちらかといえば、少女が世間を知ることで成長するという意味では、魔女の宅急便にテーマは近い気がしますが、エンターテイメント性、演出、エピソード、キャラ。どれをとっても本作が圧倒的に上でした。
親の車で引っ越し。となりのトトロと同じスタートです。でも、家族の様子は全然違います。車の種類や態度、言動で千尋の親は権威主義で独善的なのが解ります。そしてある種の狂気も感じてしまいます。
また、周囲の宗教的な不気味さを漂わせた道やオリエンタルな雰囲気の施設など、異界に引き込まれる様子を上手に表していました。この辺り、いままでの宮崎作品にはない演出でした。
そもそも千尋のキャラデザがいままでの宮崎アニメとまったく違うことに驚きます。つまり、可愛くないという表現、または千尋は現実世界の人間だということだと思います。
{netabare} その可愛くない少女が、両親が欲望に走って背負った負債で、生活費を稼がなければならなくなる。その働き先は湯屋でした。一生懸命の千尋に、初めは辛くあたられますが、見守って優しくしてくれる人たちも現れます。献身的なサービスでお客さんに満足してもらうこともありました。何より、ハクという少年に支えられなんとか乗り切れそうな感じです。でも、悪い事にストーカー=カオナシが登場します。金を積んで千をわが物にしようとしますが、千は断ります。切れたカオナシは狂暴化して暴れまわります。
{/netabare}
さて、ここまでのパートです。一般的に流布されている説の通り、駄目親が稼げなくなったので風俗店で働くことになった少女の話でいいのでしょう。源氏名ですし。男性が裸で風呂に入っている横で湯加減の世話をするのはソープ嬢でしょう。
ただ、本アニメの最大の欠点も出ています。何が言いたいかわからない、という事です。金を稼がなくてはならなくなった少女の奮闘記なら、風俗を象徴させなくてもいいわけです。なぜ、湯屋=ソープランド?にしたのか。千尋に風俗嬢としての悲哀があったか?多分ないでしょう。金を稼ぐ苦労話というだけです。
風俗ならではの苦労とはなにか。風俗をイメージしているなら、性=エロスが精神や尊厳に与える影響、女社会、世間体や病気、美醜の問題のようなものになるはずです。でも、宮崎アニメで出せるはずもありません。女社会だけはちょっとありました。
裏設定でメッセージを織り込むにしても、それが上手く機能しているように見えませんでした。風俗で働く少女たちはこの作品を見て何かを感じられるでしょうか?それはないと思います。あるとすれば私も頑張ろう、くらいでしょうか。
また、いきなりここで話がブチ切れてしまいます。電車に乗って善い魔女のところに向かってから先は、ほとんどこの風俗嬢設定が関係なくなります。
解決方法も、{netabare} ハクの名前を呼ぶ、親が誰かを当てる。{/netabare}アイデンティティの問題?ここも宮崎アニメの欠点で、解決に論理性がありませんでした。
ここも首尾一貫したストーリーが組み立てられている、ナウシカ、もののけ姫との違いでした。
最高に面白い話です。面白さなら宮崎アニメではNO1でしょう。が、深みという点では成功しているとはいいがたいです。逆にいえば、それでもここまで面白いのは大したものです。演出やキャラ、画作りは最高でした。それも良かったのでしょう。
22年9月 再視聴して、追記です。
千尋の売春婦設定が活かせてないといいましたが、見直してちょっと考えなおしました。カオナシ=我々というと語弊がありますが、匿名性でしゃべれない顔の無い存在というのは、何か歪んだ男性の象徴だと思います。
その男を結果的に外に連れ出して、世間に触れさせることで救済しています。これは昔からある売春婦の聖性だと思います。
湯女=売春婦に入れ込む客=カオナシに囲われることを千尋は拒否しました。これはプロ意識と取れます。彼女は自分で最下層の売春婦として働くことで、人間性の成長とともに聖性を得て行くプロセスなのかもしれません。
千尋があまり可愛くないのは、リアルな少女だからだと思います。だからヒロインではなく、一般の少女なのでしょう。で、これは援助交際とは一線を画しており、「お店」でちゃんと身体を売ることで生活する。
ちゃんと自覚的にやっています。この最下層の仕事と最下層だからこそ男たちを救済することの聖性。その救済される側のカオナシになるのでしょう。両親に対する遠慮というか分断を自分から切り捨て、逆に救済するという意味もあると思います。
それと宮崎駿監督作品は、宮崎監督が作らなくなった今、作品の価値が決まってくると思います。見返すとやはり過大評価だった部分はあります。一方で、本作のように興行収入の金額だけではなく深さに価値を見出せる作品があると思います。
物語の点数を5点から4.5点にしたのは、作品の論理性と展開に無理がある部分を減点しています。音楽は感覚ですが、満点ではないですね。
セシウス さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 1.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
途方もなくメジャーな作品ですが、子供が小さかった頃に見て以来久しぶりに見てみました。その時の感想は「可もなく不可もなく」でした。当時はアニメは子供につきあって見るもの、というスタンスだったからかもしれません。
で、言わずもがなですがこの作品は、普通の10歳女子が迷い込んだ和風ファンタジー世界で頑張って成長するお話です。冒頭がホラーじみていて前回視聴時はウチの子は泣いてリタイヤしてしまいましたw 幼児向け作品ではないようです。
「油屋」というスーパー銭湯みたいな施設を中心としたこの作品世界は本当に目をみはるような情景で、画面から目が離せません。そしてストーリーはシンプルなのでゆっくりこの世界に浸ることができます。登場するキャラクターは善玉悪玉で単純に分けられてなくて、ある程度深みのある人格になっています。そして名前すらないのに印象的なキャラクターが多いです。
声優さんたちは学芸会みたいなレベルの人が多いです。前回見た時は主人公以外はそれほど感じなかったのですが今見ると他のキャラクターもかなりキツいです。
作画はこの時代では高いレベルにあるのではないでしょうか。釜爺の腕の動きとか今見ても綺麗に見えるシーンがたくさんありました。魔女や神々、妖怪キャラの表情も繊細に描画されていたと思います。
音楽は巨匠・久石譲が手がけた上質な曲が雰囲気を盛り上げます。そんなに自己主張は強く感じませんが、エスニック系の楽器が使われていたりして印象に残りました。
20年ぶりに見ましたが感想は前回と同じく「世界観はすごいがアニメとしては大しておもしろくない」でした。宮崎作品のエンターテイメント性は未来少年コナンやカリオストロの城で既にピークだったのかなと個人的には感じました。
栞織 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
蒼い星 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ちあき さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
言葉にならないことを伝えてくれるジブリの作品。
はっきりとするものは理解できないが、でもなにかを訴えかけてくる作品です。
別にそこまで観たいと思わないのに、テレビで流れているのが目に入るといつの間にか魅入ってしまいます。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
姉と一緒に映画館に見に行ったのを今でも覚えていますが、この作品は、ストーリーより世界観を楽しむものだと解釈しています。
別に、ストーリーがつまらないという訳ではありませんが、出てくるキャラそれぞれに個性があったり、
背景や景色、建物などを素晴らしいと感じ、それが良いなーと思って見る作品だなと私は思いました。
人間とは欲の塊だから、醜い豚の姿にされたのかーとか思いながら、今回は見ていました。
アハウ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ASKA さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
今作はスタジオジブリ制作、宮崎駿原作脚本監督作品。
2001年公開長編アニメーション作品。
スタジオジブリを代表する作品日本歴代興行収入2位の作品で、316億円の興行収入は2020年12月、劇場版鬼滅の刃に抜かれたので、2位です
ストーリーは、荻野千尋という少女が家族で引っ越してくるが、その途中不思議な世界に迷い込んでしまい、油屋というお風呂屋で住み込みではたらくことになるという物語です。
声優は芸能人が多く、主人公千尋の声は演技が気になりましたが、それ以外はあまり気にならなく、湯婆婆・銭婆の声の夏木マリさんや、釜爺の声の菅原文太さんなどは芝居が上手く、合っていたと思います。
ハク役の入野自由さんや坊役が子役時代の神木隆之介さんで、注目ですね。
音楽も久石譲さんの劇伴や、木村弓さんのいつも何度でもなどは素敵な曲で、作画も不思議な世界を現した世界観を表現していて楽しめました。
キャラも湯婆婆や釜爺、マックロクロスケそっくりなのや坊のネズミや番台蛙など不思議なキャラが多かった。ジブリの名作です。
ねっち さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
もぐもぐ さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
メガマインド さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:----
横浜のムービルの映画館で鑑賞。
え、これ2001年作品なの!?
とても信じられなかった。
まるで2020年に公開された最新の映画をみているかというぐらい映像が綺麗で引き込まれましたね。正直、アニメ、映画、漫画、ジャンルを問わず過去の作品
をみると時代を感じてさせてしまうことの方が多いのですが、この作品からはそういう匂いが全然なかった。
改めてジブリの魅力を再確認されたしだいです。
Progress さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
レビュー、最近書いてないなあ…
なんて思いながら、Youtubeをずっと見てたり、有名な最新ゲームタイトルをプレイしてみたりで過ごしていました。
幸い私の住んでいる地区は外出自粛要請も出ていないため、四連休の思い出作りに入ったショッピングモールの映画館で、6月26日からジブリのリバイバル上映がたまたまやっている事を知り、30分ほど時間を潰して入場。ここ1クール程度のアニメ作品に関してまるでレビューを書いていなかったため、インパクトのある作品で意欲を高めようという気持ちがありました。
客層は20代後半から30代あたりが多いように見えましたね。カップル率も高く、最新の映画を見るよりは懐かしいハズレでないとわかる作品を見たかったのでしょうか?
最近映画館に足を運んでいなかったので知らなかったのですが、この状況下という事もあり、予約では席は一席ずつ間隔を開けて空席にしているような状況でした。そのため、両隣には人がいないため、かなり快適な視聴でしたね。
開始1分前にもなると、二時間弱の時間を使って別の事をしながら視聴もできない映画館での視聴にノリで入っちゃったけど、途中で飽きないかなあ…なんて思っていましたが。
全然そんなことありませんでした。めっちゃ面白かった。
過去の自分のレビューも思い出しながら視聴し、雰囲気が記憶に残るなんて書いちゃったけど、どこまで論理的に詰めているんだろうなあとちょっとハラハラしながら見ていたんですが、新たに新解釈を得るところもあったし、今作品の裏話的情報を得ていたためにすることのできた新しい目線での楽しみ方。そういった事もあり一度も眠気が来ることなく脳が7、8割回転する状態でラストまで見終えられました。
まず、事前に得ていた情報で、本作品に出てくる油屋(千尋が働く場所)に特定のモデルはないという事を知っていたのですが、本作では油屋がどれだけ日本的なのか?という所に視点がいきました。
登場する神々や油屋の従業員達の身なりは、実に日本的です。例外なのは湯婆婆であり、彼女は魔女という、非常に西洋的な要素を含んでおり、最上階の湯婆婆のフロアは、西洋的な造りになっています。
なぜ日本的な要素で油屋を統一せずに湯婆婆という西洋的要素とミックスさせたのか?は気になるところではありますね。
最上階について先に触れてしまいましたが、油屋の至る所にある西洋的要素について、見ていきます。
まず、エレベーター。あれだけの構造物を階段で登るのは無理ですよね。リンの口からも、エレベーターという言葉は出ています。
次に、電車。油屋の中を通っているわけではないですが、この神々の世界でも科学の発展はしているようです。ただ、利用者な少なく、行ったきり帰りの便がない電車らしいですが。いや、一方通行の電車ってどんな構造になっているんだろう。
こういった西洋化、もしくは機械化した要素を見るに、油屋が神々の世界の日常の風景というわけではなく、神々の世界の中でも日本的な要素を感じられる娯楽施設、テーマパーク的な場所であるように見えましたね。
さて、次の新しい視点は千尋というヒロインがキャバクラで働く女の子から着想を得たという情報からの視点。
この情報は、鈴木敏夫『仕事道楽 新版』等に綴られています。
油屋という厳しい仕事場に、人との付き合いが苦手な千尋が投げ込まれ、千尋が自ら変わっていく物語として見ていくと、千尋の変化を感じれるかと思います。
千尋の状態が大きく変わったのは、刑務所…ではなく豚小屋に入れられた親の姿を見た後、ハクからもらったまじないを掛けたおにぎりを食べた際ですね。
このシーンから先は、変った千尋の元気な姿を描いていきますね。
カオナシについても、今回新しい人物像が浮かび上がりました。
カオナシは千尋に油屋に入れてもらった礼をしようと、必要以上の薬湯の札であったり、砂金をあげたりします。
カオナシは、価値のあるものをあげれば喜んで貰えるという考えで千尋にプレゼントしますが、千尋は喜ぶどころか受け取ってもくれない。
これは、外面を繕い砂金をもらう油屋の従業員と違って、油屋に染まっていない千尋だからこそ、カオナシにとって必要な対話を行えたのだと思います。外面を繕った人との対話によって物をあげれば誰でも喜ぶんだというカオナシの間違った考え方を、千尋が意図せず正したという物語に見えましたね。極論、金で交換すればなんでも手に入るんだという考え方を批判する形に見えて、個人的にもすこし刺さるシーンでしたね。
千尋と対峙しカオナシは、千尋に生まれや出身の事を聞かれ、「ヤメロ」「寂しい」といったルーツに対する拒否感を示しています。
ここで気になったのは、カオナシの人物像です。「寂しい」という感情のセリフであったりとか、対話能力の低さから、孤独で人と話さず、喋るのはコンビニの店員くらいの存在なんだろうと思いました。油屋という繕った人達に騙される世界で、カオナシが狂ったように欲望を吐き出してしまう構図になっています。また、「私が欲しいものはあなた(カオナシ)にはだせない」という千の言葉から、カオナシという存在に千は個人を見出す純粋さを持ちながらも、カオナシの期待には応えないという純粋さゆえの個人の否定をしており、仮初の存在価値を否定されたカオナシは怒ってしまいます。
そんなカオナシに対して、銭婆の住む沼の底に行こうとする千尋は、センに対してこのような言葉を残しています「あの人はここ(油屋)にいないほうが良いんだよ」。
これは、カオナシという純粋で人との対話方法を知らない存在が、油屋の笑顔を繕った人々と対話して、金でなんでも手に入るという間違った対話方法を身に着けてしまうという事を千尋は感じているのかもしれないですね。
さて、ここからは終盤の物語について。銭婆婆の家での出来事。
ここで、物語として必要なのか大きな疑問が湧くイベントがあります。
なぜ銭婆は時間を割いてまで魔法を使わず髪留めを作ったか?
銭婆の作った髪留めには坊やカラス、カオナシが頑張って作った糸が編み込まれています。
銭婆は、魔法で作っても意味がないという言葉を残していますね。
これはみんなで頑張って作ったから思い入れのある物になる、という意味でしょうか?それは一面的には肯定で、カオナシにとっては、今まで人にプレゼントするものが、盗んだものであったりとかまがい物の砂金であったりとか、自身の背丈以上の物を贈ろうとしていました。しかし、今回に関しては時間に限りのある中、自身が労働し、そしてそれで作った物をプレゼントすることで、千からはありがとうという感謝の言葉を受けています。カオナシにとってのいい方向での成功体験であり、カオナシの物語としてはここで完結かなと考えました。
しかしこれでは、カオナシの為に作ったように聞こえます。手作業で作った理由としてもまだまだ弱い。
ここからは推測がかなり混じります。
{netabare}
髪留めを手作業で作った理由について。
魔法という物を考えたとき、髪留めは魔法で作ったら大変なことになっていた可能性があるかもしれないという疑念が思い浮かびました。
八百万の世界を抜けたら、魔法が解けるのではないか?
千尋がハクに別れを告げ、後ろを振り返らず、帰り道を辿る感動的なラストシーン。
決して振り返ってはいけないよ、とハクに念を押されていたため、千尋は振り返りませんでした。
でも待ってください、もし帰る途中で髪留めが切れてしまったら?振り返っちゃいますよね。
そんなタイミングで偶然髪留めが切れることないと思うでしょう。でも、魔法が現実の世界に戻る時に切れるとしたら?
では、油屋の世界の魔法が現実の世界に行くと切れるという証拠あるんでしょうか?
まず一つ目。序盤の千尋が透明化すること。現実の世界の物は、油屋のある世界(八百万の世界)では存在できないんですよね。
つまり、この現象から行くと逆の現象、八百万の世界から現実の世界に行く際には魔法などの現象が消えてしまうのではないでしょうか。
二つ目。湯婆婆の部屋でセンが契約したとき、散らかった部屋でテーブルライトスタンドの傾きだけ湯婆婆は魔法ではなく手で直しています。
これは、魔法が干渉できない物を暗示しているのではないでしょうか。その上で千尋が入ったトンネルが魔法が干渉できないものだとすると、そこで髪留めの魔法が切れてしまう恐れがあった。
三つ目。呪い(まじない)あるいは魔法について。本作品の呪いはなにか?
本作品で呪いをかけられている者たちは複数名います。千尋は名前を奪われて支配されるという呪いをかけられています。このまじないを解く方法はなにか。真実を見抜くことです。
豚の中から親を見つけるシーン。あれは親の呪いを解くのではなく、千尋の呪いを解くシーンです。事実、彼女が真実を見抜いたとき、千尋の契約書が破棄されます。
そしてこのシーンで湯婆婆の言った「この世界の理」は4つ目の理由によって明らかにされます。
4つ目。まじないは解かねば帰れない。これはハクの呪いから考えられます。ハクは、千尋が帰る前に私はそちら側(川の向こう)には行けない、だが湯婆婆と話をして弟子を辞めたらそちらに行くと言っています。つまり、まじないを解かねば帰れないというルールが八百万の神々の世界にはあった。ハクも、名前は取り戻したが、湯婆婆との子弟の契約が残っているから帰れないということだと考えられます。
とすると、提唱した説とは別の説で、魔法(まじない)がかかっていたら帰れないことを銭婆は知っていたため、髪留めを手作業で作ったことが考えられます。
何故髪留めをお守りとして送ったか…については、論理的理由ではなく、感情的な理由であってほしいですね。
この作品でいう名前の意味について。簡単に書きます。
名前を忘れると、帰り方を忘れる。つまり、自分が何者であるか忘れるという事です。自分が何者か忘れたのがハクです。
そして、真名をしっかりと覚えていた千尋は自分が何者か覚えていたため、自分のルーツである親が豚の中にいるか見破れたという説もあるかもしれません。
{/netabare}
さて、私は映像面についてもしっかり触れていきたいと思うのですが、すこし感性が枯れたせいか、少なめになりそうです。
まず、久しぶりにジブリをスクリーンで見た感想について。
自宅では用意できない様な大きな画面で見ると、やはり小さな仕掛けについても気付くことが出来ますね。千尋が木の階段が壊れて走り落ちる序盤のシーン、壊れた木の板の釘が抜けかかっている事に気付くことが出来ました。
一番大きいメリットは、やはり水彩画の背景における微妙な色合いの表現を、細かく観察できることですね。雨が降った後、油屋から見る海の風景は、日中から日没まで、美しさが変わっていきます。テレビでは味わえない風景を広さと色合いの繊細さを感じることが出来ると思います。
小ネタとしてどうしても言いたいシーンがあります。エレベーターで一緒になった大根の神様。かの御方は船で神々が油屋に到着するシーンから最後の豚を見分けるシーンまでいるのですが、この方、実はめっちゃ紳士ですよね。
エレベーターで千尋と一緒になった時、彼は目的の階に到着しても降りるのをやめて、一旦最上階まで千尋と一緒に上がってるんですね。
これはもし千尋が従業員等に見つかってしまいそうになった時に、自分を壁にして逃がしてあげようという配慮ではないでしょうか?
こういった心遣いを気付けるようになったのは、個人的にはちょっと嬉しかったですね。
さて、今回の視聴のまとめです。
感想としてはかなり物語を掘り下げる形になってしまったんですが、やはり映像の凄さがなければこれほど深く入り込めることはないと思います。かといって、美しさを追求しているのではなく、ジブリは五感を呼び起こす映像づくりが凄いと感じましたね。それは、風のうなりであったり、ガラス窓の振動であったり、風に吹かれる髪のうっとおしさであったりなど。よく言われるのは飯が美味しそうという事ですが、やはり、匂いや味を感じさせるような絵作りがうまいと感じます。
個人的に今回とびきり好きだったのは、海になった地上の夜景をセンと千尋が風を感じながら眺めるシーンですね。月明かりの暖かさ、遠い町への期待のようなものも感じられてとても良かったです。
リバイバル上映、いつまでやっているかはわかりませんが、ナウシカやトトロもやっているそうなので、近日また行きたいですね。
金曜ロードショーで視聴した際の感想はこちら↓
映画館で見たときは、一つ一つのシーンの雰囲気にのまれたんですが、どうも、テレビで見るとあれっ?あんまり入り込めないな、という感じでした。
今回の視聴では、初視聴時に感じた「雰囲気」に対する感情を思い出しながら、「懐かしいな」と思いながら視聴。
{netabare}
まず、親が飯を食べ出すシーンですが、千尋は親の言葉を聞かずに食べない。自分も、知らない土地や知らない店に親に連れられて行った時に、強い恐怖感や拒否感を感じました。子供特有の知らないものに対する拒否感は皆感じているのでしょうか。
次、夕暮れから町並みに明かりが灯り、河原まで走るシーン。豚姿の親の気持ち悪さで恐怖感や孤独感がましていき、影のような人に気味の悪い物を覚えます。あの川原でうずくまっているとき、恐ろしいけど明るい町と、そこから逃げるように来た静かな川原から、動きたくないような、帰りたいような、そんな気持ちにさせてくれます。
中盤についても少し。顔ナシの印象。最初はその笑顔のお面で佇む姿に気味の悪さを感じます。千尋に気に入られようと湯の札(札という面白い設定にも引き込まれます)を一杯持ってきたり、カエルをひと飲みするその姿にどんどん恐怖が募っていきます。最初は大人しそうなのに、どんどん凶暴になっていくその姿に、気味の悪さと恐ろしさを感じる、見ているひとを物語に引き込んでいく魅力を持っているキャラクターですね。
とまあ、好きなシーンやキャラクターは色々あるのですが、一番のシーンは、電車から見える風景のシーン。浅い海の遠くに見える街には何があるんだろうという期待感、海にポツンとあるあの家に何故か心惹かれる感覚、やがて夕暮れになって明かりのついた家々を遠くにみたときの心の騒ぎ。じっと電車の中で座っている千尋たちをよそに、影の人たちは荷物をおろし、電車を降りていく。あのときの取り残されたような孤独感と静寂がなにか心地いい。
最初と最後に出てくるトンネルの前のベンチがおいてあるあの建物の時が止まったような静けさが大好きです。
{/netabare}
【総評】
物語性よりも、圧倒的世界観、雰囲気を感じることで、この作品が凄いと思えるのではないでしょうか。
序盤は雰囲気による恐怖感に飲まれ、中盤は華やかさによる楽しさがあり、後半は喧騒の後の静寂が心地良い。
ストーリーはあまり気にならなかったのですが、圧倒的な雰囲気が記憶に残った作品でした。
遊微々 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
現在絶賛リバイバル上映中の言わずと知れたジブリ作品、劇場で見られる機会があるなら当然行くっしょ!
ということで『もののけ姫』と一緒に見てまいりました。
実を言うと千と千尋を見るのは15年ぶりくらい。小学生の時を最後に見てなかったので内容かなり忘れておりました。
だからこそより新鮮に見ることができ、「あー、あったなここ」と懐かしむ場面もあれば、「あ、こういう見方もあったんだ」と新しい発見をするところもあり、非常に楽しんで見れました。
内容は今さら言うまでもないのですが、簡単に言ってしまえば花いろに神話要素ぶっ込んだような内容。
普通こんなことしたどっちつかずの中途半端な内容になってしまいそうなのですが(新〇誠作品みたいな)、2時間と言う時間の中でその両方を綺麗にまとめ上げているその構成力は改めて宮崎駿という人物がいかに化物じみたクリエイターであるかということを思い知らされます。
ラピュタのボーイミーツガール要素と魔女宅の少女の成長物語要素を併せた王道の物語展開。
トトロの民俗学的な見地を彷彿させるしっかりとした神話に対するアプローチ。
平成狸合戦やもののけ姫でも扱った現在の日本が抱える闇(途中で川の神が吐き出した大量のゴミから見て取れる環境問題、カオナシのキャラクターから見てとれる他者と上手く関われない若者)を暗喩した圧倒的メッセージ性。
それでいてファミリー層もしっかりと楽しむことができるコミカルなキャラクターと描写。
何よりとても2001年とは思えない圧巻のアニメーションクオリティ。
ジブリのこれまでをつぎ込んだ集大成のような作品で、邦画市場歴代最高の興行収入を叩き出したのも納得と言えるでしょう。
何よりもこの年になって劇場で見れたのが嬉しいです。コロナ禍で世間は揺れていますが、正直これは嬉しい誤算でした。
今回を機に名作は定期的にリバイバル上映していただきたいものです。
(ダークナイトの4DX上映も見てきましたが迫力凄かったです。来週からパトレイバーの4DX上映も始まるので見に行きます。)
雄太 さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
薄雪草 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
USB_DAC さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ゆん♪ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
最初は劇場で観て、まあジブリだな~って思ったくらいだったんだけど、地上波で毎回みるごとに千尋が段々良い子になってくな~とか、ツンツンしてるハク可愛いな~とかの度合いが強くなってくるw
豚になった両親もなんか憎めなくて可愛いw
川の主の「よきかな~」にほっこり
てか仏語版の「セボ~ン」を聴いてみたいな~^^
Chris さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Spirited Away for me is an anime that I hold close to my heart as my favorite anime movie, and it's what I think is one of the best animated movies produced in Japan.
kawadev さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
washin さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
宮崎駿は天才ですね。と再確認させられました。お風呂のシーンが最高。電車のシーン最高。印象的なシーンが多すぎて困っちゃう。
fuushin さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
つきひちゃん さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
典型的なジブリ作品の印象
日本独特の神様が出てきたり
日本独特の温泉(銭湯)が出てきたり
日本独特の名前の意味が出てきたり?
千尋は「今日からお前は千じゃ」と言われていましたが
彼女の名前から尋を取ることの意味は何?
神様が温泉に使っているのは?
カオナシは何の象徴?
豚になってしまった親?
ジブリ作品ならではのとても強いメッセージ性を感じますが、
正直私にはあまり理解できず。。。('ω')
そういったものをしっかりと理解できる人にとっては、
当作品は☆5.0なのでしょう。
子供が視聴するのと大人が視聴するのでは
少し注目する視点が変わってしまうかもしれませんね。
筒井筒 さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ootaki さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
自分の中では?な場面が多く、理解するのが難しかった作品でした。豚の場面はトラウマになりそうな醜さでした。
前田定満 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アカデミー賞だけあってすばらしい作品です。
{netabare}
不思議な世界に迷いこんだヒロインの千尋は
そこのお風呂屋の支配人である湯バーバに出会い、
そこで働かせてもらいます。
もともと動きが鈍く、引っ込み思案なため、
はじめはなかなか仕事に着いていけませんでしたが、
ここでいろいろな人に出会い、経験を重ね
それを克服します。
そんな千尋のモデルとなったのは
どうやらキャバクラ嬢だそうです。{/netabare}
その他にもハク、大きな川の神様、春日様、釜じいなど
個性豊かなキャラクターが出てきますが、
自分が一番好きなキャラクターはヒヨコのすがたをした、
オオトリ様というキャラクターです。
もう可愛くて可愛くて…
上映時間は2時間くらいですが、
オオトリ様の登場時間はトータルで1分40秒。
ニコニコ動画に出てました笑
そんな少ししか出ていないのに
確かな存在感を残しています。
顔なしも強烈ですがあまり好きではありません。
好きではないにもかかわらず
小学生のときに、ハロウィンで仮装しました。
仮面もしっかり手作りで。母が協力してくれました。
友達にかなり恐怖を与えました。
自分がこの映画で好きなシーンは{netabare}
大きな川の神様を大湯で世話をするシーン。
自転車の取っ手にロープを結んで、
皆で引っ張るシーンです。
あれを観たときは、思わず自分の手にも力が入っていました。
宮崎監督が川の掃除をしていた時に、
自転車が見つかったという実話をこのシーンに使ったと、
鈴木プロデューサーがテレビで言ってました。{/netabare}
ちなみにモデル地についてですが、
モデル地となったスポットはいくつかあります。
今年2018年の夏にその中のひとつに行って参りました。
場所は群馬県中之条町にある四万温泉です。
具体的にアニメでは正面の顔なしが立っていた赤い橋と
ハクが銭婆の紙の鳥に追っかけられ血だらけで飛び込む建物の外壁と内装は、
四万温泉の積善館という湯宿がモデルとなってます。
橋の上で顔なしの物真似とかしました!ただボーッと立ってるだけですけど笑
残念ながら橋の下に電車は走ってませんでした←
イムラ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
<2018/1/2初投稿>
本年初レビューですね。
あけましておめでとうございます。
というわけで日本歴代興収No. 1の作品についてだらだらと書いてみたいと思います。
有名作品なのでお話の説明は割愛。
いきなり感想です。
これ二回観たんですが、印象は子供向け。
それも小学校向け児童文学のよう。
小学生の頃、図書室で見つけて読んだ本に、森に入ったらファンタジーな異世界に迷い込み、いろいろ冒険して最後は無事に元の世界に戻れました。というのがありました。
読み終えたあと、急に現実に引き戻されしばらくぼーっとしてたのを今でも覚えてます。
ネバーエンディングストーリーのバスチアンのような気分。
千と千尋はちょうどそんな感じの作品。
ただ惜しむらくは自分は既に子供ではなく、いろいろ出来上がってしまっていた大人でした。
どうせなら子供の頃に観たかったな。
ところでなんで二回も観に行ったのかというと一緒に観に行く相手が違ったからです( ・∇・)
それも今となっては甘酸っぱい思ひ出( ・∇・)
セイバーlove さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
日本人なら誰でも知ってる超名作映画。うん、やっぱ面白いよねー
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10歳の少女、荻野千尋(おぎの ちひろ)はごく普通の女の子。夏のある日、両親と千尋は引越し先の町に向かう途中で森の中に迷い込み、そこで奇妙なトンネルを見つける。嫌な予感がした千尋は両親に「帰ろう」と縋るが、両親は好奇心からトンネルの中へと足を進めてしまう。仕方なく後を追いかける千尋。
出口の先に広がっていたのは、広大な草原の丘だった。地平線の向こうには冷たい青空が広がり、地面には古い家が埋まっていて瓦屋根が並んでいる。先へ進むと、誰もいないひっそりとした町があり、そこには食欲をそそる匂いが漂っていた。匂いをたどった両親は店を見つけ、断りもなしに勝手にそこに並ぶ見たこともない料理を食べ始めてしまう。それらの料理は神々の食物であったために両親は呪いを掛けられ、豚になってしまう。一人残された千尋はこの世界で出会った謎の少年ハクの助けで、両親を助けようと決心する。(アニメ映画『千と千尋の神隠し』のwikipedia・公式サイト等参照)
柊瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、上條恒彦、小野武彦、我修院達也、はやし・こば、神木隆之介、菅原文太、玉井夕海、大泉洋
原作:宮崎駿、 監督:宮崎駿、脚本:宮崎駿、製作総指揮:徳間康快、音楽:久石譲、作画監督:安藤雅司、美術監督:武重洋二、プロデューサー:鈴木敏夫、色彩設計:保田道世
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年春アニメ
お嫁さんにしたい男子(!?)、NO.1!! ちょっぴり掃除好きな小学生・小宮千尋は、ある日突然母を亡くしてしまった。 身寄りのない千尋に手をさしのべたのは、叔父である鷹取円だった。 そのまま円の豪邸に連れていかれた千尋だったが、 あまりのゴミ屋敷っぷりに耐えられず、大掃除を開...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2007年秋アニメ
広野紘と新藤景は幼馴染の間柄。紘はクリスマスの夜、景のパーティーに呼ばれていたが、ふとしたキッカケで宮村みやこと遭遇し、紘はマイペースなみやこに振り回されるはめに。 紘のクラスメイトで映研部員の堤京介はクリスマスの街を撮影中、雑踏の中に少女の姿を見つけキャメラを向けるが、つい...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年夏アニメ
舞台は2030年東京。 突如、東京近郊一帯で高周波の共鳴音が観測され、同時に街は紅い霧に包まれる。 そして、その音を聞いたものは、動物、人問わず、意識を失ってしまう。 首都機能のマヒに伴い、政府は一時的に同機能を大阪に移転、この現象を正体不明のウィルスと予測し、さらなるエピデミッ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2002年7月20日
何となく日常を過ごす、ごく普通の女子高生・吉岡ハルは、ある日、車に轢かれそうになった猫を助ける。助けられた後、その猫は日本語で礼を述べ、二足歩行で歩き去る。実は、彼は猫の国の王子・ルーンだった。 次の日、猫の国から、王子の命を救ったお礼の品が届けられるが、猫じゃらし、マタタ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1997年7月12日
エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリガミ」に呪いをかけられる。ただ死を待つより、己の運命を「曇りなき眼」で見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。そこでアシタカが見たものは、森を切り拓いて鉄を作るタタラの民とその長エボシ、森を守る山犬一族、そして山犬と...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2017年7月1日
「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の米林宏昌による新作アニメーション映画。 イギリスの女流作家メアリー・スチュアートによる1971年の児童文学「The Little Broomstick」を原作に、11歳の平凡な少女メアリの奇想天外な冒険を描き出す。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2011年7月16日
船が遭難し、行方不明となった船乗りの父と、仕事のためにアメリカに渡ったカメラマンの母を持つ小松崎海は、母の留守中、小松崎家を懸命に切り盛りしていた。そのころ、海たちが通う港南学園では、新聞部部長の風間俊と生徒会長の水沼が起こす騒動によって、生徒と教師が翻弄されていた。突如とし...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1995年7月15日
劇場版アニメ『耳をすませば』と同時上映で公開された短編アニメで、同映画の制作スタッフだった宮崎駿が監督を務めた。内容は、人気アーティストであるCHAGE and ASUKAの、アニメ映像を用いたプロモーションフィルムである。 汚染が進み、地表に人間が住むことは叶わなくなった未来の地球。カル...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1989年7月29日
魔女の娘は13歳になると家を出て、よその町で一年修行するという掟があった。13歳になった魔女の娘・キキは、掟にならい黒猫・ジジと共に港町・コリコに降り立った。パン屋の女主人に気に入られ、店先を借りて宅急便を開業することにしたキキ。そこには新しい生活と喜び、失敗と挫折、人力飛行機に...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年秋アニメ
「妹さえいれば人生は常に最高なのに、 なぜ俺には妹がいないのか……」 妹モノの作品ばかりを書き続けている妹バカの小説家・羽島伊月の周囲には、 天才作家にして変態の可児那由多、 女子大生の白川京、 イラストレーターのぷりけつ、 鬼畜税理士の大野アシュリーなど、 個性豊かな人物たちが集...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2001年7月20日
10歳の少女、荻野千尋(おぎの ちひろ)はごく普通の女の子。夏のある日、両親と千尋は引越し先の町に向かう途中で森の中に迷い込み、そこで奇妙なトンネルを見つける。嫌な予感がした千尋は両親に「帰ろう」と縋るが、両親は好奇心からトンネルの中へと足を進めてしまう。仕方なく後を追いかける千...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2001年夏アニメ
わけあってテントで一人暮らしをしていた元気な女子高生・主人公「本田透」は、ひょんな事から同級生にして、全女子生徒のアイドル、草摩由希の家に住み込むことになる。 由希と保護者役の草摩紫呉が暮らす、一見なんの変哲も無い普通の家庭の草摩家。実はこの草摩家には隠された重大な秘密があっ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2001年夏アニメ
21世紀初頭の近未来、神奈川県の一部で突如、横浜を中心に原因不明の大規模な隆起が発生し、本土と隔離された半径30kmの『ロストグラウンド』と呼ばれる土地が誕生した。 日本政府によりロストグラウンドは復興するも、復興した市街の住人「インナー」と崩壊地区の住人「アウター」という特殊な二...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2001年9月1日
時は2071年。一向に減る気配のない犯罪者、太陽系全域にまで拡大した行動範囲に警察組織が対応しきれなくなったため、賞金首制度(通称:カウボーイ法)が制定された。スパイクとジェットの2人は賞金首を捕まえることで生計を立てる賞金稼ぎ、いわゆる「カウボーイ」であり、漁船を改造した宇宙船ビ...
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放送時期:2001年夏アニメ
森羅学園中等部に通う少年小山田まん太は、ある日帰宅途中の墓場で幽霊と戯れる少年と出会う。 霊の存在など全く信じていなかったまん太は翌日まで混乱していたが、さらに追い討ちをかける出来事が起こった。その少年が転校生として自分のクラスにやって来たのである。 不思議な少年の名は麻倉葉...
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放送時期:2001年7月14日
ほのぼのファンタジー人気アニメの劇場版第2弾。たかなししずえによる原作をもとに、「おジャ魔女どれみ♯」の栗山緑が脚本を担当。MAHO堂のメンバーは、どれみのおじいちゃんの家で夏休みを過ごすことになった。そこで彼女たちは、伝説の“カエル石”にまつわる魔女と人間の悲恋の物語を聞く。不帰...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2001年夏アニメ
『星界の戦旗』は、森岡浩之のライトノベル、SF小説(スペースオペラ)『星界の紋章』の続編となるシリーズである。他媒体には、アニメ化、ゲーム化、漫画化もされている。 「アーヴによる人類帝国」と「3ヵ国連合」との戦争は、当初こそ連合側に帝都ラクファカール目前まで攻め込まれたものの、時...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2001年7月7日
現代の40年前の世界。ハテノの森を訪れた少年・ユキナリは、森の中でハンターに追われていたポケモンに出会う。そのポケモンは「セレビィ」といい、時を超える力を持つと言われるポケモンだった。セレビィをハンターから守ろうとしたユキナリは、セレビィの力でセレビィと共に40年後の未来へタイム...
ジャンル:OVA
放送時期:2001年6月25日
第9小学校に通う主人公・大谷ゆりは6年生に進級して早々、危険で気持ち悪くて誰もやりたがらない係「エイリアン対策係」に選ばれてしまった。その活動内容は、ボウグと呼ばれる共生型エイリアンを頭にかぶり、学校に出没するエイリアンを撃退・捕獲すること。対策係となった3人の少女たちは、「エイ...
ジャンル:OVA
放送時期:2001年8月3日
サンフランシスコ沖に浮かぶカジノ船から金を奪おうと、船に乗り込んだルパン・次元・不二子・五ェ門の4人であったが、ルパンからの予告状を基に現れた銭形警部の活躍によって計画は失敗してしまう。しかし、ルパンの真の狙いはカジノ船の金ではなく、船が調査している海底の地形データであり、ルパ...