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「千年女優(アニメ映画)」

総合得点
71.9
感想・評価
445
棚に入れた
2149
ランキング
1231
★★★★☆ 3.9 (445)
物語
3.9
作画
4.2
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.8

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千年女優の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2回目2022.12.1

2回目2022.12.1

投稿 : 2022/12/01
閲覧 : 80
サンキュー:

0

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

だってあたし、あの人追いかけているあたしが好きなんだもの。

投稿 : 2022/07/23
閲覧 : 124
サンキュー:

0

ネタバレ

publica さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

今敏

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 129
サンキュー:

0

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

今敏監督にしては若干テーマが「弱い」

「パーフェクトブルー」や「パプリカ」は映像的にもシナリオ的にも非常に良く出来た作品だが、「東京ゴッドファーザーズ」や「千年女優」は今監督にしてはテーマが弱く、構成が煩雑な作りになっている。恐らくは構想が纏まりきらない状態で制作しているからであり、全体的に締まりのない結果に収まっているからだろう。
作画に関しては今のアニメでは表現できないような細かでリアル描写がよくできているが、シナリオが浮いているだけに、結局何が何やらわからなくなってしまっている。

恐らくは「妄想代理人」くらいから改めて全体を通しての筋立て構成を意識し始めてからまた面白くなるという。一種の実験のような作品だと思います。

投稿 : 2021/02/03
閲覧 : 346
サンキュー:

11

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

好みじゃなかった。

【概要】

アニメーション制作:マッドハウス、ジェンコ
2002年9月14日に公開されたオリジナル劇場アニメ。
監督は、今敏。

【あらすじ】

映像制作会社の社長で60歳になる立花源也は、若い頃は映画会社「銀映」に所属していた。

その「銀映」が老朽化した撮影所の閉鎖・解体となり、創立70周年のメモリアルとして、
立花が熱烈な大ファンであり、30年前に引退した映画全盛期の看板大女優・藤原千代子、
この物語の主人公である彼女の足跡をたどる企画で取材を申し込み、了承を得た。

千代子は芸能界を引退して隠棲しており、
取材を受け付けるのも30年ぶりとのことであった。

カメラマンの井田恭二と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れた源也。
源也は取材の際に小さな箱を千代子に差し出した。
中に入っていたのは昔拾った鍵であり「銀映」時代の千代子が失くした大切なもので、
源也も送り先がわからずに保管していたという。

千代子は鍵を手に取り懐かしみ、自分の過去を語りだした。
彼女の記憶の中の生涯と映画の世界が今と混ざり合い、どこまでが現実なのか?
源也たちは、幻想世界(千代子の半生と映画が混ざり合った世界)の配役として、
彼女の物語に参加しているのだった。

【感想】

1923年の関東大震災と同時に生まれた少女が一期一会の短い出会いで恋をして、
そして離れ離れになってしまった名前を知らない「あの人」を追いかけ続けるために、
女優になり、やがて大スターとなった藤原千代子の生涯を、
少女期・おとな時代・老年期と3人1役で綴った話。
取材で姿を見せた千代子は美しく老いて品があり、
少女期から70歳を超えた現代に至るまで順繰りに時代時代の姿の変化を見せながら、
古き良き昭和のノスタルジーを表現するのが中心なのかな?
との視聴前の予想は半分はハズレ。

実際は、姫や忍者や遊女など銀幕女優時代に千代子が演じたキャラと作品世界を借りて、
目まぐるしく七変化を繰り返しながら、会いたい人への一途な思いを表現していくのを、
取材の二人が時には見守り時には首を突っ込むメタ構造。

演出のやり方に才能・素晴らしい独自性とよく讃えられるのですが、
現在と過去と映画の世界の境目を曖昧にして、次々と舞台を変化していくやり方は、
『うる星やつら』の『ビューティフル・ドリーマー』と『ラム・ザ・フォーエバー』
での夢と現実の話を視聴済みですので、個人的には新味を感じられなかったりします。

ヒロインの会いたいけど会えない積年の切ない想いが芯にあるわけですが、
逃亡犯となった想い人である「あの人」の出番がごく僅かである一方で、
映画の幻想世界の先々で敵と相まみえる千代子に源也が助太刀をしては、
千代子は源也らを置いて行っては「あの人」に会いに一つ先の世界に入っていくの繰り返し。
そこは作り話の映像化で可笑しみを潤滑油として受け入れられる人には楽しいのでしょうけど、
それがコメディチックで茶番に見えてしまい、千代子の物語に対してはノイズでした。

今敏作品でのキャラ同士の掛け合いは人の純朴さや善意での情緒の成分が薄く、
どちらかというと人間関係の不協和音やミステリー成分で引っ張るというパターンが多め。

『千年女優』でも、千代子→鍵の人、源也→千代子への思慕はともかくとして、
欲望や嫉妬などネガティブな感情に人生を弄ばれる千代子という形で、
それらを経た後に結局は「あの人」と会えたのか?
絵の具箱のものに違いない鍵を正体不明ということにした物語上の意味は?
などと、どういうオチを見せるのか?と、謎を引っ張りに引っ張ったのですが、

この物語で結局やりたかったことは、千代子の最後のセリフに集約されていて、
もともとは恋愛物語ではなくて、千代子の行動原理や生き方の話に落ち着いていますね。
一生をかけてなにかしらの役割を演じる人生に美学を見出したりする、
そういう作品なのでしょうか?鍵を肌身離さず身につけて、
「鍵の人」との再会の約束を守ることを固く心に持ち続け、
「鍵の人」への想いを投影することで演技に彼女の心を込める。
それが彼女の女優として生きるエネルギー源だった。

だが撮影中に、大女優と呼ばれてはいるものの40代の現実の自分の姿を見て、
「鍵の人」と出会った頃のうら若き乙女でない、歳を重ねた姿を見られたくない事を実感して、
鍵をその場に残して撮影場から逃げて芸能界からそのまま引退してしまった。
千代子の「鍵の人」への想いとは結局は純然たる恋愛という話ではなく、
ただの女学生だった千代子を女優という生き物に変えるのに不可欠なパーツだった。
だからこそ彼の前の再び立つモチベが年齢で失われたときに女優である理由が消滅してしまった。
そして、源也によって鍵が自分の手に戻ったことで女優だったときの心が30年ぶりに蘇った。
というふうに、非常に内向きな精神の話。

それらに、『千年女優』という言葉の意味を千代子に当てはめて、得心するのですが、
結果よりも千代子の人生という物語の過程のひとつひとつに面白さを感じて、
更にはこの作品の結末にスッキリできた人には良い作品であったとは思います。

ただ、自分の場合は対話などのつながりで人間関係を構築して、
ストーリーを膨らませていくタイプの群像劇が好みですので、
結局、これは千代子が「鍵の人」を鏡にしたナルシズムに基づく人生の話であるという解釈で、
今敏作品共通の他人との精神的つながりの希薄さも手伝ってあまり感動しなかったのが、
見て正直に感じたところでした。

それにしても、今敏作品って心が病んでたり闇を抱えてる登場人物が多いですね。
そこも含めて持ち味。クリエイターによって個性は様々で面白いなとは思いました。


これにて感想を終わります。

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 263
サンキュー:

28

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人生はドラマ、ドラマは人生

天才の仕事だ。

劇中劇。レポーターとカメラマンが劇中劇にシンクロし主役の女優と共演する。

戦前、戦中、戦後を生き抜いた大女優の生きた目的を、主演ドラマ(戦国時代〜月基地)のクライマックスをつなぎ合わせ、90分程度で描き切ったアニメ。

アクションもディテールも素晴らしい。
老女となった女優がリアルで美しい。他ではあまり見ない。

投稿 : 2020/08/06
閲覧 : 214
サンキュー:

17

ネタバレ

!? さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なかなか良かった

最後泣いた

投稿 : 2020/06/09
閲覧 : 177
サンキュー:

2

ネタバレ

washin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

千年「女優」

千年と女優という二つの単語で作られているタイトル。一見インパクトのある言葉は「千年」のほうだと思います。ただ私は「女優」のほうがより印象に残りました。

偶然の出会いから始まり、顔もおぼろげな鍵の男を追い続けるという波乱万丈な人生を送った千代子。しかし実はその男を追い続けるという自分が好きだったというラストの言葉。身もふたもないことを言えば悲劇のヒロインである自分に酔っていたということです。ただそんじょそこらのもんとはわけが違います。なんてったて千年ですから。これを狂気といわずしてなんというのでしょうか。このストーリーだけでも十分おもしろい作品でしょう。


そしてこの映画のすごいところは、それら千代子の人生を、現実フィクション織り交ぜてを表現した画、音楽、演出だと思います。さすがは今敏監督といったところでしょうか。

つなぎ目のないカットを用いたり、いるはずのない人物を介入させたりすることで、現実世界と映画の世界の境目をなくし、千代子にとって映画が、女優であることが当たり前であったということが存分に伝わってきます。

ときに聞かせる音楽、ときに疾走感のある音楽をもちいることで映画にメリハリが生まれ、伝記にありがちな停滞感をほとんど感じません。


千年女優で居続ける。それほどの愛を、私も持ちたいと感じました。

投稿 : 2019/06/12
閲覧 : 239
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3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

面白くはないけど、評価は高い。
まだ自分には分からぬ境地。
この感覚、フォレストガンプみたい。

一つ気になったので、考えてみた。
「だって私あの人を追いかけてる私が好きなんだもの。」
傲慢さも垣間見れる発想…

これって、鍵の君に自分の存在を見つけてもらうためになった「女優」が本気で好きってことかなと思う。
最初は恋がきっかけで女優になった。
でも、途中から女優がメインになった。

私あの人に会いたいの、というセリフをきっかけとして、演技に自分の鍵の君への思いをぶつけることで、どんどん女優として成長していった。
それが楽しかったのかもしれない。
鍵は、女優としてのお守りみたいなもの。

女優は、どんな経験も演技に昇華させてしまう。
そう思うと、パーフェクトブルーのほうも事件の経験を、負い目ではなく、演技の糧にして、女優の地位を確立した自信が、最後のあの表情なのかもしれない。

その愛は狂気にも似ている→その演技愛は狂気にも似ている。

女優は強い。

投稿 : 2017/03/04
閲覧 : 178
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

実に面白かった。

投稿 : 2016/02/15
閲覧 : 187
ネタバレ

VriNl57730 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

追いかける、それが確かで有る必要など無いのであります。

もう、がむしゃらにただ無我夢中で最期まで走り続ける作品、いや終わりがない果てなき無き生の追求というべきでありますか。彼女は出会って、見つけてしまったのです。そこからは彼女はもう走り出したら止まらないのです。ラストはもう誰も追い付けないところまで行ってしまうのであります。彼女をある意味で苦しめる出会い、別れ、老い、あきらめ、憧れ、あの人、鍵、呪い、それらの先にあるもの、それは自分の軌跡すべての自己肯定なのであります。もうストイックもストイックなのです。間違いなくアニメ史に残すべき一級品、これぞジャパニメーションなのであります。

投稿 : 2015/11/26
閲覧 : 233
サンキュー:

4

ネタバレ

ちくわカロリー1/2 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今敏氏の作品の中でも特に好き

好き嫌いが分かれる作品だと思います。

突然引退した元大女優 千代子はいくつもの時代を渡りながらも常に「恋」を追い求め駆け抜けてきた。
出演したいくつもの作品の役を借り、カメラマンに封印した想いと半生を語ります。時代劇、忍者、戦争、宇宙。
どの役にも、女優人生のキッカケとなった彼を追い求める姿を重ね、熱く語っていきます。
彼女が追い求めてきたものは何だったのか。
今敏氏も千代子も目まぐるしい早さで展開を裏切ってくれました。
また、平沢進氏の音楽がとてもいい。
アニメーションじゃないと表現できなかったでしょう。

投稿 : 2015/02/23
閲覧 : 255
サンキュー:

2

ネタバレ

三崎鳴 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今敏監督最高傑作

今敏監督作品2作目。第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞・第57回毎日映画コンクール大藤信郎賞・第6回ファンタジア映画祭最優秀アニメーション映画賞・芸術的革新賞
第33回シッチェス・カタロニア国際映画祭(スペイン)最優秀アジア映画作品賞受賞。
芸能界を引退した女優の半生を、実体験の記憶と映画の内容を綯い交ぜに描く――。
『パーフェクトブルー』に引き続き虚構と現実を混ぜ込んだ幻想的な演出が特色。今敏監督や湯浅政明監督(『ケモノヅメ』『四畳半神話大系』『ピンポン』ほか)といった御仁達はアニメーションといった媒体を強く意識した作品作りを念頭においており、ビジュアル面ではアニメならではの芸術的表現が全面に強調されている。それゆえに作風が人を選びやすいが、作品の完成度は期待を裏切らない。前作では妄想と現実を織り交ぜたサスペンスをテーマにしていたが本作では映画と現実を織り交ぜた一途の愛をテーマにしている。“鍵の男”を半生を賭けて追い続ける女性しかしながらその正体は偶像であり、幻想である。幻想を追い求める女性、その愛もまた幻想であることは本作の幕を閉じる台詞である『だって私、あの人を追いかけてる私が好きなんだもん』の一言に集約されている。民衆たちが輝かしき21世紀という幻想を追い求める昭和時代,観客に幻想を見せる女優という職業。そして映画(=幻想)である本作に魅せられる視聴者――
哲学者ヘラクレイトスの言葉を借りれば『万物は流転する』のだ。それに対して、偶像、イメージ、幻想は常に形を保ち続ける。“存在のあるもの”はいつしか容を失うが、“ないもの”は“ない”という状態を永久に持続する。愛という感情も“容のない”歪んだものだ。もしかしたら私自身もこの作品が好きなのではなくこの作品を理解した気になっている自分が好きなのかもしれない。

本作のキャッチコピーは“その愛は狂気にも似ている”。

投稿 : 2014/08/24
閲覧 : 284
サンキュー:

4

ネタバレ

なかなかぽん さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:----

最後まで見る気力が

同じことの繰り返し。画面暗いし、目疲れるし、内容薄いし
自分大好きな思い込み強い女優ってことでしょう。わざわざ、アニメ映画することなくても…。

投稿 : 2013/09/11
閲覧 : 173
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女は恋する生き物ということを体現した女優の物語。

今敏監督の作品が割りと好きだと気付き見る気になりました。面白かったです。

今作は、恋をし女優として生きた女性の現実と、回想の混同です。
女優として演じた過去の作品(劇中劇)の中で、恋心を追う形で、物語は進みます。

ラストの台詞は潔いと思いました。心底、女であり、女優だなと思い、気持が良かった。
詳しく書きませんが、自分を認めている。人から見たら悪いと思うかもしれない部分も。

だって恋する女性は美しくなるんです。
相手を一途に追い求める時は美しいと思います。まるで、夢のような時間です。あんな相手ならなお更。現実になると、環境やらで変わってしまう事も多い。
その美しい時を心の中で生き、女優としても輝けた。

恋心は本当だったけど、月日が流れ心の片隅に眠りかけ、いつしか、夢や憧れに変わっていったのだと思います。
鍵は心。夢や憧れを一心に追い求めた心の姿だった。

時代の悲しさが切ないお話ですが、一人の女性の生きざまが描かれていて、私は好きです。

投稿 : 2013/07/31
閲覧 : 352
ネタバレ

南のエデン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

たった一つの鍵を手に人生を駆けた女性の話ですw

はーい(^-^)/今回の作品は「千年女優」です。


名前から想像すると不死者の話なの?って思ってしまいますよね^^


私だけかなww


今回は藤原千代子さんの話で、彼女は一度だけ会った運命の出会いに人生を変えられちゃたんですね。


人は人生の中で何度かターニングポイントがあると言われているのですが、彼女にとってはまさにこの時だったのです。


それから、「必ず会う約束。」をするのですが、思想犯として追われている彼は、満州へ逃げると言いそこで鍵を千代子さんの預けます。


それから千代子さんはもう一つのターニングポイントを迎え女優としての仕事を選び彼と会う日を信じて生きていきます。


しかし、人生は酷ですね、時間が二人を裂きます。「老い」に苦しむ千代子ちゃんはかわいそうだったな::


この作品の視点の切り替えは独特で最初は戸惑いますが、時系列で並んでいると思えば、話は以外に見えてきますよ^^


ラストは「女性は死ぬまで女優」ということを教えてもらった気がしました^^

投稿 : 2013/02/09
閲覧 : 350
サンキュー:

10

ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

女優は女…恋に恋焦がれさまよう…女は女優…

パーフェクトブルーの今敏監督による第二作目。
伝説の女優、藤原千代子の半生をドキュメンタリー形式の回想で描いていく作品です。

彼女の取材を担当する源也&恭二、そして年をとり隠居していた千代子、
この三人を軸に物語りは進行していくのですが、
普通の回想とは違い現実世界で取材している源也&恭二も回想に介入していて、
まるで実際そこに存在しているかのような演出がなされています。
物語のほぼ全編が回想シーンといってもいいような構成で、
一定の節目までは現実世界のシーンには戻ってきません。

現実世界の人間が回想の登場人物として介入してるだけでも変わってるのに、
回想のほぼすべてが映画仕立てになっているのです、
正直、映画部分とそうでない部分の区別が私にはよくわかりませんでしたw
パーフェクトブルーを視聴された方はご存知だと思いますが
作中の撮影シーンでドラマ部分と現実がリンクしているかのような演出があったじゃないですか?
千年女優は8~9割そういったシーンで構成されるといっても過言じゃありません。
パーフェクトブルーの段階でちょっと混乱したと言っていた私ですからね…
この千年女優はちょっと難解すぎました。

映画仕立てで展開がめまぐるしく変化していくものだから非常に情報量が多く忙しい。
やっと今の流れに慣れてきたかと思ったら次の作品に突入してしまいますw
回想というよりはパラレルワールド。

物語そのものは難解に感じたのに序盤の段階でオチだけは予想できてしまった。
なので作品の印象としては伝えたいことはすごく簡単なことなのに
やけに遠まわしに伝えてくるんだなぁ、というものでした。
この作品はオチが予想できてしまうと面白さ半減かなぁ…

そもそも物語の根底にあるのが千代子の恋心なのです。
半生にわたり顔もおぼろげな一人の男との再会を夢見て千代子はさまよい続けます。
一人の男に会うための物語としては少々くどく感じてしまいオシャレすぎる印象。
序盤で千代子は女優になったのは男ともう一度会うためで実はどうでもよかったと語っていますが、
最後まで観ればそれが真実ではないことがわかります。
本当はその逆なんですよね、彼女は生まれながらの女優でどうでもよかったのは男のほうなのです。
顔もよく憶えていない男のために一心不乱に走り続ける自分に酔っていただけの彼女…
彼女にとっての恋心とは女優としての自分にささげる肥やしにすぎなかったのかもしれません。
障害が多いほど燃える恋とは言いますが彼女もそうだったのかな?
距離が縮まったと思ったらまた離れてしまう…そんな絶妙な距離感に
一人の女として、そして一人の女優として燃えてしまったのかもしれないね。

源也&恭二が回想世界に見事に介入してるのに対し、
僕のほうはそこまで介入しきれなかったのが悔やまれます。
まだまだ勉強不足ということでしょうか?
文芸作品のような小奇麗さなので手のつけどころが難しかったです。

【B72点】

投稿 : 2013/01/05
閲覧 : 273
サンキュー:

2

ネタバレ

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

藤原千代子の人生を描く壮大な物語・・・なのだが、今敏監督の作品は相変わらず見るのが疲れる(汗)

残念ながら、私程度の人間に理解できる作品ではありませんでした^^;

作画や表現の仕方は流石今敏監督と言うべき。
他に類を見ない彼の技法は、それだけで物語を輝かせます。

今回は現実と映画という二つを交差させながら圧倒的表現力を持ってして物語を構成させていました。
単に一途な恋を描く作品なんですが、それだけで終わらせないのが今敏監督。

彼女が女優を演じた映画を通して壮大なスケールで藤原千代子という一人の女性を物語ります。

もはや藤原千代子=恋と言っても過言ではありません。

なんせ、この作品のキャッチフレーズは「その愛は狂気にも似ている」ですから。

しかし、一途に憧れの人を追いかける姿は別に変な訳でもないし、個人的には最後の展開もありだと思える。

私がこの作品に入り込めなかったのは映画のシーンを現実に入れ込むだけでなく、映画の舞台を使って現実と融合させていたことです。

例えば、月面で絵を見つけるシーン。あれは北海道に行ったけど、結局「あの人」は見つけられなかったというサインでしょう。
意味は把握できるかもしれませんが、映画の設定をそのまま抽象的な意味を導き出すために応用するのは私は余り好きではありませんでした。

映画を彼女の人生と一緒に紐解くのは良いんですが、それを融合までさせると私としては理解しにくくなるだけでした。
どうやら、私は今敏監督独特のテイストが苦手なのかもしれません。

まぁこんな風に文句言ってますけど、結局のところ、傑作に違いはないので是非見て下さい^^

投稿 : 2012/11/10
閲覧 : 340
サンキュー:

11

ネタバレ

木山P さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

すごいのだ。

アニメ藝術の限界を超えているのか、僕にはよくわからなかった。

投稿 : 2011/08/17
閲覧 : 309
サンキュー:

0

御宅 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/01
閲覧 : 2

ニキータフルチショフ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/21
閲覧 : 1

あーーー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/11/29
閲覧 : 3

暴走インコ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/09/03
閲覧 : 4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/28
閲覧 : 44

yingyunyi さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2023/08/02
閲覧 : 4

神城 悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/26
閲覧 : 4

投尋坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/22
閲覧 : 4

Mr.旧帝 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2023/07/06
閲覧 : 5

Metamon! さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/16
閲覧 : 5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/04/18
閲覧 : 7
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千年女優のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
千年女優のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

千年女優のストーリー・あらすじ

芸能界を引退して久しい伝説の大女優・藤原千代子は、自分の所属していた映画会社「銀映」の古い撮影所が老朽化によって取り壊されることについてのインタビューの依頼を承諾し、それまで一切受けなかった取材に30年ぶりに応じた。千代子のファンだった立花源也は、カメラマンの井田恭二と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れるが、立花はインタビューの前に千代子に小さな箱を渡す。その中に入っていたのは、古めかしい鍵だった。そして鍵を手に取った千代子は、鍵を見つめながら小声で呟いた。「一番大切なものを開ける鍵…」
少しずつ自分の過去を語りだす千代子。しかし千代子の話が進むにつれて、彼女の半生の記憶と映画の世界が段々と混じりあっていく…。(アニメ映画『千年女優』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2002年9月14日
制作会社
ジェンコ / マッドハウス
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%B9%B4%E5%A5%B3%E5%84%AA
主題歌
≪ED≫平沢進『ロタティオン[LOTUS-2]

声優・キャラクター

荘司美代子、小山茉美、折笠富美子、飯塚昭三、津田匠子、鈴置洋孝、京田尚子、徳丸完、片岡富枝、石森達幸、佐藤政道、小野坂昌也、小形満、麻生智久、遊佐浩二、肥後誠、坂口候一、志村知幸、木村亜希子、サエキトモ、野島裕史、浅野るり、大中寛子、園部好德、大黒優美子、山寺宏一、津嘉山正種

スタッフ

原案:今敏、 監督:今敏、企画:丸山正雄、、脚本:村井さだゆき/今敏、キャラクターデザイン:今敏/本田雄、作画監督:本田雄、音楽:平沢進

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