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「雲のむこう、約束の場所(アニメ映画)」

総合得点
71.7
感想・評価
846
棚に入れた
4685
ランキング
1262
★★★★☆ 3.7 (846)
物語
3.6
作画
4.1
声優
3.4
音楽
3.7
キャラ
3.5

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雲のむこう、約束の場所の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ロシア・・・空軍?

この作品は昔レンタルビデオで見ました。当時新海監督の名前が出だした頃で、アニメ誌で特集されていたので、どんなものかなあと思い、作品リストも知らずに手に取ったのでした。今でも完全なリストは知りませんが、ミーハーなので新海さんの展覧会にも足を運んだことがあります。

さてこの作品、出だしはよかったのですが、ラストで北方領土とかロシア空軍の領空侵犯みたいなオチだったように記憶しています。かなりやばいなーと思いました。政治色がまさか入っているとは思いませんでした。きれいな環境ビデオのようなアニメを見るつもりだったのが、びっくりした覚えがあります。どこかからの要請で入ったのか不明でしたが、こういうオチは見たくなかったです。それでこれ一作見たあと、長い間新海監督の作品を見ることはありませんでした。

作画などは言われているとおり、非常に美しいと思います。特に出だしの地平線が広がる風景は、はやりの「世界系」のイラストでよく出てくる構図で、解放感と爽快感がありました。CG処理画面もきれいでした。あらすじも上述のとおり、途中まではとてもよかったです。主人公たちが都会の中で孤独に暮らしている描写は、新海作品には繰り返し出てきますが、その描写は今までのアニメ作品にはなかったもので、若い世代にアピールしているのもそこだと思います。その部分を今後の作品でも掘り下げていってほしく思い、領空侵犯関係の政治話は抑えてほしいと思います。しかしアニメ映画の興業も政治的思惑が影響しているみたいなので、仕方がないのかもしれませんが。

投稿 : 2020/10/06
閲覧 : 268
サンキュー:

6

ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あの瞬間、僕たちには恐れるものなんて何も無かったように思う。

まず前半の青春模様。
山の向こうには何があるんだろう。国境を越えたら何かが変わるんじゃないか。
そんな少年心が詰まっています。国境を超える感覚って日本人にはわかりにくいですけど
それをアニメーションにしようという意欲はおもしろくて、三人の約束と関係性がどの
ように動いていくのか期待しながら観ていました

そしていきなりの三年後。袂を分かれていた三人が約束の忘れ物を取り戻すために再会を
果たしていくドラマがメインコンテンツだったんですが、、、さすがに切り方が雑すぎたので
前半と後半の切り替えには工夫が必要だったんじゃないかな

最後はセカイとヒロイン(約束)のどちらを選ぶのか。っていうセカイ系みたいな展開になり
難解でしたけど、色んなところで聞いてた感想として「説明不足」っていうのがあったのだけど
私はむしろ「説明しすぎ」っておもいましたね

といっても内容を理解できたわけじゃないですよ。全容はよくわかっていません。でも監督が
やりたかったのがSFじゃなくて「彼女との約束」のほうなのは明白ですよね。なのにあんなに
SFを長々と説明するシーンがあったら否定的な意見もでて当然ですよ。だったら必要なのは
「ちゃんと説明しろ!」ではなく「もっと省いてよ」だとおもうんです

今の時代にみても十分に通用するどころかトップレベルの作画で、ナルシストっぽい雰囲気を
膨らませる映像美は、それだけで評価できるので、であればその映像を三人の関係と約束を膨ら
ませることに尺を使うべきだったんです

極端にいうとSFはどうでもよくて、監督のやりたいことは「秒速5センチメートル」と大差ない
んだろうなと私は感じたので、SFという余計なものがあった分だけ完成度は低いとかんじました。
逆にいえば本作の経験があったからこそ「秒速」のような突出したモノが出来上がったのかも
しれません

ところで最後は、これから二人の思い出を作っていけばいい。みたいな雰囲気でおわりましたが
新海賊さんの傾向からすると結ばれることはないのだろうなぁ。と察してしまいます。そういえば
冒頭ではヒロキが帰郷してましたが一人で思い出に浸るようにしていたのを踏まえると二人は
、、、つまり、そういうことなんでしょうね

なんてことを考えながらEDの「きみのこえ」を聞いてたらネタバレソングだということに
気が付いてしまいました。やはりかそうなのか

投稿 : 2020/07/14
閲覧 : 192
サンキュー:

2

ネタバレ

既読です。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

リメイクしたのが12年後の「君の名は。」?

観てる途中で何度断念スイッチを
我慢したことか。

観ながらwikiで調べたら
新海監督作品だと知って視聴続行。

「君の名は。」を先に観ていたお陰で、
行ったり来たりボンヤリばらけたシーンが
パラレルワールドや時空のズレを
描いているのだと得心しながら視聴。

残念ながら、作品全体のテンポが悪く、
予習でもしてなきゃ着いて行けない内容。

描かれる世界の原因と解決策も妄想過ぎて
私にはとても我慢比べなアニメでした。

投稿 : 2020/02/13
閲覧 : 292
サンキュー:

5

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

語れること、語らせないこと。

本作を鑑賞するのは、新海氏の3作目(言の葉の庭→ほしのこえ→本作)だった記憶があります。
で、今回で4回目の視聴となり、レビューしてみようと思い立ちました。

● 作品について。

ジュブナイル世代に特有の、目の前に見える現実への理解と評価への "覚束なさ" や、乖離した世界に対して、統合を訴求する無意識のなかの "抗戦性"。 ともすれば空疎さにもつながりかねない独りよがりな "想像性" や、勢いのままの約束にも確かな答えを見出そうと苦悩する "一途さ" などが入り混じって描かれます。

これらの要素が、開戦まぎわという "彼らにとっての非日常" の緊張感の中で、(この設定すらも、戦後世代の私たちには、実感性も想像性も持ちにくいというハードルの高さがありますが)、嫌がうえでも高まっていく閉塞感と厭世観を突破する萌芽として、しずかに成長していきます。

そうした混乱と混迷もまた、彼らの "生きている日常の全部" であり、それゆえに、かつての僅かな時間、温かい記憶に遺された "約束の場所" に行きつこうと希求する想いは、簡単には捨てられないものなのでしょう。

挫折と別離によって、今にも切れかかりそうになっている細い糸を、"彼らの日常" にふたたび取り戻そう、手繰り寄せて縒り合わせようと、それぞれの意識性と献身の方法で、先鋭化・具現化していく3人の若者たちの懸命な姿が描かれています。

彼らが心を寄せあい、集うべき場所の目当てと象徴が、ユニオンの尖塔です。
恐るべき破壊兵器でありながら、一方では、天上から垂れ落ちる蜘蛛の糸のようにもみえる白く輝くその垂線は、彼らが歩むだろう救いの道しるべのようです。

でも、大地と天空とを結ぶのは、白いそれではなく、愛を睦みあう、純白無垢な祈りの飛翔こそがふさわしい。
それを名付けて、ヴェラシーラと呼ぶのですね。
 


● 新海氏の作家性について。

量子力学の解釈における自己の実存性と、心理学における自己覚知への意識性。
両者の関係性を、夢見(無意識性や潜在意識)とか、恋愛感情(激情ともいえる顕在意識)とかのコトバに置きかえたり、シチュエーションに落とし込んだりして演出する(例えば、シナリオの49%をSFチックに、51%をロマンティックにブレンディングする)のが、新海氏の十八番(オハコ)です。

もうひとつの特長は、氏の "猫遣い" に表象されるところの近代日本文学へのオマージュがあり、合わせて、わが国の明治期以降の文化的黎明期における歴史的背景や時代性を踏まえている視点があります。

また、"空、星、宇宙" などに象徴されるところの、日常性とはかけ離れた、より高次元からの視点や、人類の意識性の遠く及ばない未来からの眼差しが色濃く反映されているようにも思います。

広大にして無辺の宇宙と、無限のなかに与えられた有限の時間とを対比させながら、自らの実存さえも観測できないようなほんの微かな接点に、氏は一つのステージを設(しつら)え、二つのシナリオを敷き、スポットライトを用意します。

演ずる二人の魂は、灯明のまどかのなかでその視線を交わしあいます。
刹那に赤い糸を見つけだして、やがて春に笑みわれるハッピーエンドを映し出すときもあれば、その端緒に触れることも許されず、ついに睦みあうことの叶わぬ絆の儚さに、愁訴する涙を描くときもあります。

その表現性は、優れて繊細、あまりにドラスチックであり、その後の氏の演出は、ますます沈潜と突出を繰り返していったように感じます。
本作においても、視聴される方の心にその足跡をたしかに刻み付けるものでありましょう。



ユニオンの尖塔は、天に唾吐くバベルの塔の再現を象徴しているよう。
北海道の消滅は、かの国に起きる天変地異の凄惨さを象徴しているよう。

そのシーンには、矮小で偏狭なイデオロギーに支配されたリーダーが、未だ神の意志に背き続けている浅ましさを感じます。
また、ひたすらに資源の収奪を図るサピエンス経済の膨張と傲慢さを、許容し助長させている市井の人々への警鐘とも受けとれます。

国家という概念が、自然淘汰とは全く違う意味合いで、即ち、人心に棲みつく猜疑心に鍔ぜりあう、戦略・戦術に活用され続けていることへの、深い悲しみと苛立ち、そして痛烈な批判というアンチテーゼが含まれているように、私は感じました。

とは言いましても、それさえも、私の些末な独り言。
本作に込められた深遠な文化性には、とんと及びません。

それでも、氏の描き出す作品性には、ジンワリと浸透し、マグマだまりのよう内包し、いつか身近な暮らしの環境や世界の情勢を、一変させるかのような力を醸成しているかのような、そんなメッセージ性をいつも感じてしまうのです。
本作にも、そんな思いで心を寄せて楽しみました。



雲とは、人の心に生じる雑念を示していると思うのです。
その向こうには、きっと約束の場所があるはず。

そこに至るプロセスは、超高度技術にかける希望の芽と、古いイデオロギーの崩壊と終焉に象徴されています。
新旧二つの世界線をリレーションするのは、ヴェラシーラに象徴されるピュアなパワーを持った若者たちです。

決定的に世界を変える秘密?
もしかしたら、"天気の子" の先につながっていくキーワードが明かされるのでは?と、つい期待してしまいます。



長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2019/07/17
閲覧 : 366
サンキュー:

24

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

前作を踏襲しつつ、クオリティは向上

 新海 誠監督の劇場公開2作目。
 作画の雰囲気やキャラクターデザインなどは前作「ほしのこえ」に似たものがあるが、より
クオリティが上がった感じ。
 「ほしのこえ」同様にSF要素が強い作品であるが、「ほしのこえ」のそれが主役の男女の環境を
作るための最低限の舞台装置といった感じだったのに対して、本作におけるそれは上映時間の関係も
あるのか、もっと凝ったものになっており、SF要素それ自体が見応えの一つになっている感じ。
 SFだけでなく、日本が南北に分断されているPF要素も加味されているが、同じ民族が分断
されている悲劇を殊更描くのではなく、距離的に近いがおいそれと訪れることはできない「近くて
遠い場所」という位置付けが強そう。
 それゆえにそこにある塔が藤沢 浩紀と白川 拓也という二人の少年の冒険心を駆り立てるもので
あり、更に途中から加わった沢渡 佐由理との約束の場所となりえたのかなという感じ。

 設定や世界観を取っ払ったところでは、「ほしのこえ」から現時点での最新作である
「君の名は。」までに続く、「離れてしまった男女とそれでも届けたい思い」といったテーマ性を
同じくするもの。
 前半において3人の少年少女の日常が本当に幸せそうで、更に背景などが日本人の普遍的な
ノスタルジーを感じさせるようなもの。こういった日々がていねいに描かれたことで、後半の別離の
悲しさと再会を求める気持ちがより説得力あるものの感じられる。
 新海作品の場合、テーマ性に似たようなものがあっても、作品によって結果は多々といった感が
あるが、本作に関しては佐由理は目覚めるも記憶を無くしており、更に約束の地は崩壊、冒頭の
大人になった浩紀が一人であることを考えるとハッピーエンドとは言い切れない感じ。

 「ほしのこえ」でも感じられたが、青森や東京の背景作画は現実にある情景をそのまま描いた
ようなもので、特に青森はすぐ近くに敵対国があるとは思えないような感じ。
 SFやファンタジーなどの非現実的要素のある作品においてリアリティを考慮する場合、設定や
世界観などから社会状況、環境、風俗などを想像して描くのが一般的だと思うんだけど、そういった
ことより視聴者に身近な情景などを重視して、そういったものを取り込むことでリアリティを
感じさせるやり方もあるみたい。最近だと「BEATLESS」などは22世紀の話なのに情景は平成の
それをそのまま描いていたが、本作や「ほしのこえ」もそういったことをやっていたのかなと。

2019/01/24
2019/01/26 誤字修正

投稿 : 2019/01/26
閲覧 : 422
サンキュー:

5

ネタバレ

ギャザード さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

つまらん

つまらない
時間の無駄
飛行訓練もしてないのに、よく飛べたな
大人たちは何をしたのか疑問
緊迫のシーンがあったにも、全く緊迫しないで終了
戦争するのかと思わせといて、戦闘しない
いったい何を伝えたいの?
最後のミサイル一発の破壊力、何あれ


非常につまらない作品でした
時間返せ

投稿 : 2018/12/30
閲覧 : 280
サンキュー:

1

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

監督の浪漫の世界ですね。

アニメーション制作:コミックス・ウェーブ
2004年11月20日に公開された劇場版作品。
監督は新海誠。

【概要/あらすじ】

2011年の夏に故郷の青森に戻った31歳になる藤沢 浩紀(ふじさわ ひろき)は、
懐かしい津軽の地を踏みしめていた。青い空の下の平和そのものな世界。

だが、史実と違い共産国家が絶大な力を持ち、世界の半分を支配していた世界。

浩紀が中学三年生だった1996年。戦前と呼ばれた時代。
日本も津軽海峡を境に領土が分断されていて、
北海道と呼ばれていた北の大地は共産圏に取り込まれた異国となっていた。
そして室蘭市には、共産国によって天にも届かんばかりの巨大な白い塔が建設されていて、
その塔には、とある重要な秘密があるのだった。

当時、浩紀は親友の白川拓也とともに、機械工場のアルバイトで得た資金を元手に、
自分で設計した飛行機を完成させて、国境である津軽海峡を越えて白い塔まで飛んで行くことを企んでいた。
そして、その秘密を知ったクラスメイトの沢渡佐由理を加えて一同は3人になる。
同じ秘密で結ばれた共犯関係にある彼らの楽しい日々が、このまま続くことを3人は望んでいた。

だが、おとなになった浩紀の傍らには佐由理はなく、青森の空には白い塔が存在しない。
彼らに何があったのか?過去が語られる。

【感想】

SF、寂しげな恋愛、背景作画。

新海作品を構成する3大要素ですね。
観た感じ、輝かしい青春をイキイキと描けていれば良い作品になってたと思うのですが、
3人の青春黄金期がテンプレ的で味気ない。

んで、SF展開で戦争を目前とした時代が進んでいくのですが、設定がファンタジーでファジー過ぎる。
作中で説明がなされて内容は把握できるものの、
何故こうなったのか?どういう理屈でこうなったの?理由付けが強引で説明になってない部分が見られて、
脳内補完が必要な部分が多々あり。ファンタジーと科学が噛み合ってないようなボンヤリしたストーリーに、
浩紀と佐由理の恋愛要素で力技でオチまで繋げていった感。

監督の頭のなかで魅せたいシーンが絵コンテになってて、ストーリーが付属物っぽい。
1個1個のシーンは綺麗なのですが、展開に比して登場人物の描写が浅いためか感情移入しにくい。
詳細ネタバラシになるので解説は控えますけどね。

監督がこの作品で描きたかったのは、SF設定と自身の恋愛観かな?

愛のためなら他は一切顧みなくていいみたいな感性と無償の愛みたいな、
その手のストーリーが好きなら楽しめるんじゃないでしょうか?

作画は綺麗なことには綺麗なのですが、物語が私にはしっくりこなかったw
絶対に壊したくない恋心というほど人間関係が緻密に描かれていない上に、
終盤に{netabare}主人公が知っててヒロインの目覚めと引き換えにわざと北海道を消滅させたという{/netabare}酷いことをしましたしね。
映像美と雰囲気作りで一見綺麗に取り繕っていますが、それほどの深みがシナリオに無い作品だと思いました。


ということで、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 419
サンキュー:

43

ネタバレ

tyuio さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雲の向こう

Endingを歌ったのは、誰?

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 324
サンキュー:

0

ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

睡魔に襲われるアニメ

このアニメは新海監督が手掛けた作品の一つである。

ちなみに、このレビューも酷評気味に書いてあるので
新海監督ファンの方は見ないことを推奨する。

あらすじに関しては他の方がレビューを書いているので
それを参照したほうがいいだろう。正直なところ、私はこのアニメの
全てを把握することができなかった。だって眠かったんだもん。
(実際の所、途中で寝たし。)

毎度毎度、作画の高さには驚かされるばかりだ。
お見事としか言いようがない。ただ、この頃はまだ
キャラクターデザインの出来はすこぶる高くないため
そこが少し気になるといったところか。

ここからは個人的に気になった点を挙げる。(ネタバレ含む)

一番の弱点は、脚本の稚拙さにある。
世界観の部分に関しては素晴らしいとは思うのだが、
説明不足な点が非常に多いことと展開が急すぎるため
私の頭の中でうまく整理することは非常に困難だった。

主要人物が3人であるとは把握できたのだが、その関係を
深く掘り下げていない印象を受けた。
そのため、主人公が東京に逃げた理由も
私には上手く伝わってこなかった。
ヒロインが好きな動機に説明がなされていないのも
難解さにさらに拍車をかけている。
新海氏は、一体誰と戦っているのだろうか。
もしや、もう一人の新海氏か?それなら納得できそうだ。

中盤辺りのやりとりでは、ヒロインと出会えないという理由から
親友と関わりを持ちたくないのだという意思表示を感じた。
親友がとっても可哀そうである。
しかも、途中からバイオリンを弾き始める有様。
これは監督からの視聴者に向けての
ブレイクタイムシーンということでいいのかな?

親友が主人公に銃口を向けたシーンがあるのだが、これは
スタッフが新海氏への怒りを銃で表現したのだろうか。
私には、全く持って意味不明なシーンだった。

岡部が主人公を許した理由も、私にとってはとても陳腐なものだった。
新海監督の都合により、記憶を勝手に改ざんされたという
印象しかない。岡部がとことん報われないアニメである。
リアルタイムで見ていた岡部ファンは、激怒しても不思議ではない。
今の時代ならtwitter等でクレームの嵐だ。

ヒロインを目覚めさせるために、塔へ向かい行動するのだが
それにより、北海道の住民の全てが滅んでしまった。
まさしく悪魔のなせる業だ。このアニメにおける最大の
被害者は北海道民であるのは間違いない。完全にとばっちりだ。

その上、お得意の自分語りセットまでついてくるのだ。
新海ファンには申し訳ないのだが、急にスリープモードが
やってきた。抗おうと試みたのだが、中途半端にしてしまうと
余計ややこしくなると判断し、仮眠を取らせていただいた。
案外頭の中がすっきりした。
こういった体験談から、このアニメは睡眠学習として見れば
非常に優秀な作品だったのではないかと考えている。

ちなみに、新海作品の中では珍しく流血シーンが存在する。
このアニメにおける、一番の衝撃だった。
アクションシーンを作りたかったのだろうか。
その気持ちはよくわかるのだが、新海氏と
相性が悪いような気がする。割とどうでもいいが。

どうしても寝たいのになかなか寝付けないとお困りの方には
一度このアニメで試してみてはどうだろうか。
もしかすると、あなたに心地よい眠りを
与えてくれるのかもしれない。
残念ながら、自分が何度も視聴しているわけではないため
確信は持てないが。この際、市販の睡眠薬と比較してみて
どちらが良い睡眠を得られたかという実験をしてみるのもいいだろう。
非常に興味深いデータが得られそうだ。

良くも悪くも新海監督好きな方向けの作品であることは間違いない。
新海ファンは見て損はしないと思う。

投稿 : 2018/01/16
閲覧 : 505
サンキュー:

17

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

セカイ系SFファンタジー風味の純愛物語?美しく芸術性高い…のですが分かり難いかも…

新海誠監督の3作品目です。
日本南北分断、少女の夢、量子力学・並行宇宙…等々のセカイ系SFっぽい世界観で、2人の少年と1人の少女を巡る青春と純愛を描いています。
新海作品の醍醐味な美しい作画と、純粋だが甘くは無いストーリーが見所でしょうか。

非常に美しいアニメ映画なのですが。
真価積極的に理解して絶賛…出来るか否かは、かなり人を選ぶ作品なのでは。
…私は残念ながら真価理解しきれてないです。なので否定的なレビューに。
(それでも高評価)

{netabare} 『物語』
新海監督の前2作と打って変わって、壮大にして興味深い世界観が魅力でした。
そびえ立つ謎の塔…量子力学的に不思議?少女の夢?宇宙の夢?
なんだかよく分からんが…SF(すこしふしぎ)っぽくてワクワクする♪(単純)
日本分断は漫画でも小説でも結構ある題材…なるほど、ヒロインの佐由理(さゆり)ちゃんと分断されて、少年2人が助けに行くお話なのだな!?
…と思ってましたが…物理的に分断じゃなかったんですね。
※物理的に行けないが近くに見えている異形の物体、セカイ系SF、大きな意味ではラブストーリー…「ラーゼフォン」(2002年)少し連想しました。
ユニオンの塔は、東京ジュピター、みたいな。

世界観はともかく、大筋のストーリーは、少女と少年2人の青春と淡い(というか新海作品特有の苦い)恋愛(かどうか微妙?)にあり。
前半それが美しい映像や詩的なセリフ回し独白で綺麗に描かれており、見ているだけでも惹き込まれました。
…冷静に見るといわゆる「内容」は意外と薄いのですが。
新海作品の醍醐味はひたすら映像美と演出で魅せてくれるところにあり。
その良さを最大限に評価できるか否か…
…私は、中間くらいですかね。
すなわち「雰囲気素晴らしい!けどできればもっと分かり易くラブコメの波動を感じたい」かな。

中盤以降、一気に現実感と喪失感そしてやたらとSF用語が…
量子力学や並行世界との接続云々で、佐由理ちゃんが眠ってしまい、それで彼女が目覚めるとセカイがヤバイ!?
…よう分からんのですが、要は佐由理ちゃんの存在がセカイの命運握っているんですな。
まさにセカイ系ヒロイン!
…何故佐由理ちゃんが!?唐突な…。
そこら辺は後に佐由理ちゃんが、敵国の科学者(塔設計した人)の孫という繋がり出てきますが…分かり辛いです。

まあ難しい話は置いといて(それがセカイ系楽しむコツですし)
セカイの命運よりも、ヒロインとの約束を果たそう!という王道な方向で少年2人が動いていく。
…ここに至る鬱屈した心理描写や関係性の揺れも見所なのでしょう。
佐由理と浩紀が度々「夢?」のセカイで逢いたいのに逢えず存在感だけ感じ続ける展開も、双方の私的な独白と描写で切なく描かれていて惹き込まれました。

何やかんやあって、浩紀が戦闘空域を単騎突入…
ここら辺は特にツッコむのは無粋でしょう。ヒロイン抱えた主人公なら出来て当然!
…最後はロマンチックな再会…かと思いきや…切ない…ああ~流石は新海作品だと思い知った。
べ、別にハッピーエンドで良いじゃないですか…。

総じて美しい物語だとは思うのですが。
意外とラブコメの波動を感じないので、トキメキはあまりない感じです。
拓也は後半の心情描写的には空気だし、素直に浩紀と佐由理のラブコメで良かったような。
何と言いますか…「秒速5センチメートル」もですが、新海作品の恋愛は観念的過ぎるというか、視聴者が感情移入してドキドキし難いです。
互いが好きという感情はもっと単純なもので、分かり易く互いを求め合ってくれないと、共感し難い。
…まあ、本作が描きたかったのは決して「ラブコメ」では無く、もっと複雑で高尚な機微なのでしょうし、これは私の的外れな期待なんでしょう。
ただ、分かり易いカタルシスが無いのは、エンタメ的にはイマイチ。
その為か「素晴らしい作品を観た…という思い半分、もやもやとした物足りなさ半分」が正直な所でした。
これは私の未熟なんでしょう…。
確かに本作も話の構成的に強引な部分はありますが、そこは別に致命的とは思わないので。


『作画』
流石に圧倒的です。この美しい作画と演出でもって、多少の欠点も強引に世界観とキャラドラマに引き込んでくれる。
幻想的な塔がリアル世界と融合している世界観の不思議さ、一転してリアルな描写の数々素晴らしい。
…佐由理ちゃんのキャラデザがもっと可愛ければ5点満点でした。

『声優』
吉岡秀隆さんと萩原聖人さんは本職ではない為か拙い部分ありましたが、結果的にキャラに合っていたのでは。
ただ、やや聴き取り難い部分も。
南里侑香さんは可憐な感じがとても良かったです。
石塚運昇さん、井上和彦さんは流石。
水野理紗さんも年上の女性らしくて良かった。

『音楽』
天門さんが担当した音楽面が素晴らしく、映像美と相まって本作を盛り上げてました。
主題歌「きみのこえ」も綺麗で良い感じの余韻残します。

『キャラ』
…新海作品の特徴として、キャラクター個々の魅力は意外と乏しい気がする。
拓也はいなくて良かったのでは…と言うのは私が本作を理解してないからか。
浩紀はもっと熱血と言うかガムシャラな情熱見せてほしかった。主人公ですもん。
佐由理ちゃんはセカイ系の救われ系ヒロインとしては合格ライン。可愛いです。
可愛いんですが…(視聴者から見て)主人公がこの子の為に命掛けるのも納得だぜ!という程の魅力は無かった。
…全般に観念的というか、情熱が分かり難いです。

ワイルドな武人の岡部、岡部の友人の研究者富澤は大人の魅力あり。
笠原真希の方がラブコメ的に分かり易かった。{/netabare}

投稿 : 2015/12/16
閲覧 : 410
サンキュー:

33

ネタバレ

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新海ワールド

独特の世界観です

正直私も一回見ただけだと酒を飲みながらのためか理解できなかった部分がありました

何度か見ているうちにどんどんと世界に引き込まれていきます

現在の世界とは違うところで必死になって彼女を救い出そうとするために奮闘する二人

小説版ではその後も少し書かれていて少し悲しいラストになっていました

投稿 : 2015/10/02
閲覧 : 281
サンキュー:

2

ネタバレ

パムルガ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感想

SF物は余り見たことがないのでちょっと話しが難しい箇所がありました。
北海道が蝦夷と呼ばれ別の国でそこに大きい塔があって、中学生の拓也と浩紀は飛行機を作って、左由理を加えた3人でいつか行こうというお話。
ここは青森の設定らしいのですがこんな田舎があれば是非行ってみたい!ジブリにも負けてない世界観を出してくれてました!
しかし左由理が急に二人の前から姿を消してしまい…
設定としては結構シンプルで一度諦めた夢をまた叶えて左由理を助けたいというもの。ですが新海監督の作品は音の使い方が非常に上手くてそのBGMプラス作画の素晴らしさが物語を凄く引き立てていると思います!あと個人的にハッピーエンドにしないのも現実味があって惹かれる所。
この話も2回見てハッピーエンドではない事に気付きました!
他の作品も近い内に見ようと思っています(^^)
あとバイオリンの音色凄く綺麗でした☆彡

投稿 : 2015/08/09
閲覧 : 273
サンキュー:

28

ネタバレ

dZBUo53577 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

ん?

ないようがわからない

投稿 : 2015/03/20
閲覧 : 220
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神崎凛 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「あの遠い日に、僕たちは、叶えられない約束をした。」

日本は戦争により南北に分断されていた。米軍の統治下にあった青森に住む藤沢ヒロキと白川タクヤには夢があった。それは津軽海峡を走る国境線の先にある巨大な塔まで、小型飛行機で飛ぶことだった。そんなある日、2人のあこがれていた沢渡サユリが突然転校することに……。

2004年の作品とは思えない映像の美しさでした!!さすが新海誠さんだなぁ!
内容は説明するにも理解するにも少し難しい感じだったけど大雑把にだけど大体は把握できましたw(理解力が無い(涙)

舞台は未来なのかちょっと昔なのかよく分からなかったな。

新海さんの作品では珍しくちょっとギャグ要素があった気がします...!!最近の作品も素晴らしいですが大きなリアクションとかギャグっぽさは全く無いですよね...!

{netabare} 結局、あの塔は何のために作られたのかが気になったなぁ。なぜサユリの夢とリンクさせたのかが分からなかった。私だけ理解してないのかな?w{/netabare}

ちょっと難しいけど色んな意味で綺麗な作品が好きな人にはお勧めかな

投稿 : 2015/03/04
閲覧 : 400
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6

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はなまるき さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

新海誠さん

この監督の作品は大好きでみています、
でも最近では抽象的な映画ではなくて具体的で
1ど見ただけで映画にのめり込んでしまうくらいどハマりしてしまいます。

また、作画が綺麗な描写を描いていてよりいっそうこの映画を引き立てています。

投稿 : 2015/02/14
閲覧 : 336
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3

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runa21 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

光の描写

実はこの話、
もしかしたらありえたかもしれない世界
だったんだよなぁ。


韓国と北朝鮮、
東西ドイツ


戦後、
本来なら
同じ国なのに
すぐ隣にいるのに

世界のどこよりも
遠い国になってしまうことがある。


実は日本も
北方領土どころではなく
北海道持っていかれるところだったかもしれない
と学校の先生が話していた。
すごくよく覚えている。


すぐそこにあるのに
触れることができない

そんなうずうずした関係を
この話は
国と国
だけでなく
人間関係でもすごくよく表している。


お互いの存在を感じながらも、
それでも直接触れあえない

そんなむずむずを
きれいな絵で描いている。



特に光の描写が素晴らしい。

絵には全く詳しくはないが、
だからエラそうに「ここが素晴らしい」
なんて本来なら言えないのだが

この話は
本当に「光」が巧みに使われている。


女の子のことを好きな
男の子の視線で描かれているからか、

ワンシーンワンシーンが
とてもきれいで、
女の子がまぶしいくらい光っていた。


その女の子の存在が
どれだけ特別なものであるのか
映像だけでも伝わってきた。

逆に女の子と
離れるようになってからは

あんな光の描き方ではなかった。
どこか暗くて、閉鎖的だったり、
明るくても、部屋の中にずっといて
「きれいだ」という光ではなかった。

光の描写で
彼らの距離感とか
心情を現していたようにも感じる。
(↑えらそう)

それだけ、
この話の光の描き方はすごかった。


ただ、おバカな自分には
ちょっと難解な話でした。

なので、ネタバレOKの方は
ほかの方のレビューを読んで
「なるほどな」
っとあらかじめ理解してから
見ることをおすすめします。

投稿 : 2014/08/22
閲覧 : 340
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31

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なおと(*´ω`*) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

メモ

ハッピーエンドではないようなので視聴保留

投稿 : 2014/04/17
閲覧 : 244
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insh さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

雰囲気アニメ

内容は悪くないが、薄い。世界感はいいが、設定が作り込まれていないのか、説明不足で展開も唐突。雰囲気で押してきて最後にざっと盛り上がってさーっと終わる。あまり印象には残らないでしょうね。そもそも90分そこらでまとめるには難しい内容の作品。

投稿 : 2014/02/19
閲覧 : 239
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ヴァッハ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新海誠で一番好きなアニメ

ちょっとSF入ってるけど、自分好みのストーリー。
このサイトの性質上、点数が新海で一番高いって訳ではないけど、シナリオは一番好きです。

投稿 : 2013/11/20
閲覧 : 238
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花丸ぽっきー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

孤独で寂しい夢の世界で、慰めと温かさを与えた空を飛ぶジェット機

日本は、津軽海峡の南側を米国の支援を受けた日本と、北側をユニオンによって占領された南北に分断されていた。

ユニオンは蝦夷(旧北海道)のほぼ中心に、天にも届くSFの軌道エレベータのような外観の超巨大施設「ユニオンの搭」を建造したが、これは物理的に新しい時空を生み出し、現実世界の情報を上書きするためのものだった。

浩紀は、長時間意識を失ったままの佐由理と夢で心がつかがっていた。

アメリカとユニオンの開戦の日、浩紀は中学時代に佐由理と約束した、ユニオンの搭まで手作りジェット機に乗せて飛ぶことを実行する。意識を失った佐由理が孤独で寂しい夢の世界で、慰めと温かさを与えた空を飛ぶ浩紀のジェット機は現実の空を飛ぶのだった。

そして佐由理の意識は回復するのだが・・・

アニメで描かれ「夢」ですが、どこまでも孤独で寂しい世界である場合が比較的多い気がします。人と人とを結びつける友情や愛情。孤独や寂しさが好きではない人間にはどこまでも価値のあるテーマだと思います。

投稿 : 2013/10/01
閲覧 : 260
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5

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88. さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

夢と現実

新海作品、長編。

背景はやはりというべきか、すばらしかったです。
話の内容は個人的に少し難しかったですが、面白かったです。
飛行機で飛ぶシーンはなかなか迫力があってよかった!

幻想的な感じと、現実的な感じが混ざりあっていて、すごく引き込まれました。

新海作品の恋の話は、すごく良いですね。

投稿 : 2013/08/20
閲覧 : 216
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skjdm さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

きれい

絵がとてもきれいで子供に戻れるような感じがしてすごく懐かしい感じがした。

投稿 : 2013/08/15
閲覧 : 208
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TDD さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度も観たくなる作品

新海誠監督の作品の中でも一番好きです。


ヒロイン役の南里侑香さんは最上級クラスの声優だと思っています。

投稿 : 2013/07/26
閲覧 : 230
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1

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自殺うさぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

初めて観た新海 誠さんの作品

なかなか、良い作品だと思った。

この手のオリジナルアニメーションだとジブリ作品しか観ていなかったので、なんかなにかに比べる事が出来なかった。。

最近やっつけレビューですいません。

レビュー更新予定。

投稿 : 2013/07/25
閲覧 : 227
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7

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hilfe1802 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バイオリンがすごくいい

新海誠監督の作品、音楽は天文さん、アフレコ演出は三ツ矢さん、キャストは俳優のかたとベテラン声優とその他

北海道がソ連ではなくユニオンに奪われ、日本が韓国のように分断されてる状態です。北海道には軌道エレベーターかなとも思ったんですがちょっと違う塔があります。まあストーリーとともに明らかになってくるのでここでは書きません。
その塔が青森にいる主人公たちにはいつも見えてその景色は生活と一体となっていてなんのためのものか不可解でそれでいてユニオンが進んだ科学力で作った日米連合には作れないものそういうもののところまで飛行機で国境を越えて行ってみようという約束をするところが話の始まりです。

本当にSF設定が良く出来ているなぁと感心しました。
そして何より天門さんの音楽がすごく効いています。
作画やカットも良かったです。
ほしのこえから2年、仲間を集めて作ったものがここまでのクオリティというのはすごいですね。
2004年発表作品ですがキャラデザインが少し線が少なく感じたこと以外は全く古くなく、音楽アフレコ作画と演出が優れていました。

投稿 : 2013/06/16
閲覧 : 252
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13

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

切なく哀愁漂う雰囲気と映像の美しさで最後まで見終わったけど、たった一人の女の子の睡眠と目覚めが世界に関わるっていう設定が、あまりにも極端な夢物語で引いた。そもそもなんだって塔を作ったんだか話の意味がよくわかんないわ。

投稿 : 2013/06/02
閲覧 : 250
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sherlock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

叶わぬかもしれない夢に向かって飛び(跳び)だす想い…

この映画は少女がみている睡眠状態の『夢』と
少年たちの希望という意味の『夢』が
『約束』という曖昧なものでつながっている所にストーリーの良さがあるように感じた

夢を実現させるためにはその夢を叶えたいという強い想いが必要となる
ただし、それだけでは二人の少年の些細な気まぐれによって夢というものは儚く消えてしまう
そこで今回重要な影響を与えたのが少女との約束である
少女が約束という目に見えないつながりをずっと意識していたからこそ
少年たちは再びつながり夢の実現へ飛び出した
僕はそんな三人がそれぞれ考える夢への想いをつないだ約束という大切な存在について知った

また、大きく話は逸れますが…
僕はこの映画を観た瞬間
初めて空を飛ぼうと思った人が一体何を考えていたのか大変興味をもった
ある本にはこう書いてある

『空を飛ぶということは、いつの世にも自然の理に反したことなのです。人間が空を飛ぶ時、それは死を覚悟した時でなければならない。
言い換えるならば、死んでもいいから空を飛びたいと強く望む人間だけが空を飛ぶ権利を持つ。』

まだ人類が誰も飛行を成し得ていなかった時代に、
ダルランドとロジェが命をかけるほど空を飛びたいという想いにさせたものは一体何だったのだろう…
もしかすると単なる未知への好奇心かもしれないが、僕個人的には様々に交錯した人間関係であって欲しいなと思っている
そうした他の動物では考えられないような、誰かの感情が影響しあうという状況…
これこそが人類の進化を飛躍的に高めたものであると僕は考えている

はい、ということで最後の進化論は無視して…ww
この映画は男女の恋愛感情が何かを成就させるというような単なる恋愛アニメではなく、
夢へ突き進む気持ちを約束が実現へ導くというロマンチックな映画なので興味がある方はぜひ観てみてくださ~い!!(^◇^)

投稿 : 2013/05/26
閲覧 : 280
サンキュー:

15

ネタバレ

daruma さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

 作品を通して何かを伝えようとしているのにいまいち伝わってこないそんな感じでした。残念です。

 しかし、作品の中の細かいサイエンスチックなところは興味をそそられました。

 作画もいつもの新開監督らしい丁寧な仕上がりだったと思います。

投稿 : 2013/03/18
閲覧 : 229
サンキュー:

2

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Innn さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

独特の切なさが見所だなあと感じました。

投稿 : 2013/02/21
閲覧 : 245
サンキュー:

0

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南のエデン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

表紙ではわからないのw

なにか、音楽関係のアニメ作品かと、思ってたのですw
観て見るといい風景で絵がキレイときてます。おまけに展開がはやいですw


アレアレという感じで恋愛モードになります。
展開は、はやいのですがちゃんと意味が伝わり、わかりやすかったです^^


ラストはキレイな空の中での二人に感動します。
もう少し長く観たかったとおもいました。

投稿 : 2012/10/19
閲覧 : 300
サンキュー:

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雲のむこう、約束の場所のストーリー・あらすじ

日本が津軽海峡を挟んで南北に分割占領された、別の戦後の世界が舞台。
1996年、北海道は「ユニオン」に占領され、「蝦夷」(えぞ)と名前を変えていた。ユニオンは蝦夷に天高くそびえ立つ、謎の「ユニオンの塔」と呼ばれる塔を建設し、その存在はアメリカとユニオンの間に軍事的緊張をもたらしていた。
青森に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は、津軽海峡の向こうにそびえ立つ塔にあこがれ、「ヴェラシーラ(白い翼の意)」と名づけた真っ白な飛行機を自力で組立て、いつかそれに乗って塔まで飛ぶことを夢見ていた。また2人は同級生の沢渡佐由理に恋心を抱いており、飛行機作りに興味を持った彼女にヴェラシーラを見せ、いつの日にか自分たちの作った飛行機で、佐由理を塔まで連れて行くことを約束する。
しかし、突然佐由理は何の連絡も無いまま2人の前から姿を消してしまう。(アニメ映画『雲のむこう、約束の場所』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2004年11月20日
制作会社
コミックス・ウェーブ・フィルム
公式サイト
www.kumonomukou.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2%E3%81%AE%E3%82%80%E3%81%93%E3%81%86%E3%80%81%...

声優・キャラクター

吉岡秀隆、萩原聖人、南里侑香、石塚運昇、井上和彦、水野理紗

スタッフ

原作:新海誠、 監督:新海誠、脚本:新海誠、キャラクターデザイン・総作画監督:田澤潮、美術:丹治匠/新海誠、音楽:天門、ラインプロデューサー:伊藤耕一郎、広報:遠田尚美、プロジェクト管理人:川口典孝

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