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「河童のクゥと夏休み(アニメ映画)」

総合得点
66.7
感想・評価
211
棚に入れた
970
ランキング
2676
★★★★☆ 3.8 (211)
物語
4.0
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.8

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河童のクゥと夏休みの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ひと夏のおもひで

昨今のNHKアニメでも見られない地味で素朴なキャラ。かわいいというより不気味さが先にたつクゥ。見始めるとそんなことはまったく気にならなくなる。丁寧な表現とほのぼのとした笑いに素直に顔が綻ぶ。そのぶん、中盤から後半の流れが辛くなってくる。思わず観ていて目をそむけたくなった。それは表現が過激なためではなく『人間はこういう生き物だ』と別の生き物達の目から淡々と見せ付けられるから。この映画に説教はない、批判もない。人間批判をしているわけでも妖怪賛歌でもない。ある少年とクゥという河童がかけがえのない一夏を過ごした思い出の映画だ。
クゥを守りきれなかった上原一家に憤る人もいたのではなかろうか。けれど上原一家はあくまでどこにでもある平凡な一般家庭。仮に別の子供の手によってクゥが復活したとしても、結末は変わらないものになったと思う。クゥのような、人間ではない小さな生き物が日本のどこかで静かに暮らしている事を願ってやまない。

投稿 : 2023/10/05
閲覧 : 43
サンキュー:

8

ネタバレ

saitama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良い映画。しかし、その一方で人の業を全面に表している。

江戸時代に切り捨てられた河童の父を持つ、河童クゥが数百年間石の中で眠り、現代の社会で蘇った。クゥを見つけた子供との、ひと夏の成長物語。

クゥとクゥを見つけた家族との関係性が素晴らしい。あと、主人公と女の子との関係の成長性も素晴らしい。

とくに女の子が、離婚して離れる父親の靴を捨てるのが印象的だった。人の成長部分としては、そこがいちばん強かったかも…。ひとつの壁を乗り越えた瞬間だったと思う。

ただ、その一方で、人間の業がさまざまな形で出ていたのが…。人間の欲深さ、残忍さ、そして身勝手な行動と都合良い解釈の数々。そうしたものがすべて凝縮されていた。いじめとか、そんな単純かつ表面的なことではない。人の悪い面がすべて出ていた。あと、子供の無邪気さ、素直さ、意地悪さ、そうしたものも全面に出ていた。

こうした負の部分をあますことなく表現するのが良しとするのかどうか、わからない。ただ、童話だと思えば、人は決して良い面だけではないという、真理を伝えるには良いのかもしれない。…ただその一方で、グリム童話と同じで、本当にこれを子供に見せてよいものか…。本当にわからない。

大人になればなるほど、この表現がなにを伝えたいのかを何度も考えさせられる。

ある意味、LGBTなどの権利を主張するボーダレス社会へのアンチテーゼかな。何事にも何人にも、違いがあるからこそ、お互いに不可侵すべきものがある。一緒にいること、価値観の極端に違うものが同じ空間にいることが間違いだともわかる。過度な主張は新たな軋轢と問題を呼ぶ。差別ではなく、お互いのテリトリーにあえて入り込まないことの重要性。地球市民思想のドラえもんとは真逆かな。理解やリスペクトはあっても違う世界のものは違うと区別し、根本が違うことを割り切り、お互いにあえて主張しない大切さ。そのへんは、クレヨンしんちゃんの世界観にも通じてる。

物語の構成や脚本としては、人の業を全部見せることで、良い部分が引き立つのだけど、テクニックとしては少し狡いな。とくに、クゥが終盤にいう「死ななくてよかったよ」というのは狡いな…。

いい映画だ。人がこれを観て、自分のなかに何を見つけるのかはわからない。単純に「良かったね」では終わらない…。多分、受ける印象や思い描く答えは人それぞれだと思う。でも、それがいい。

投稿 : 2020/05/02
閲覧 : 343
サンキュー:

1

ネタバレ

Poplar.S さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

河童は可愛かった

河童のクゥと少年の康一、そして康一の家族とペットのオッサンとの絆。
そんな平和な日々に入り込むマスコミとのいがみ合い。
クゥは人間の世界で生きていけるのか。家族はそんなクゥを守りきれるのか…。

まず舞台背景に個人的に親しみがあったので、あ~この雰囲気!懐かしい!と思い出に浸りながら観ることが出来ました。

作画…はちょっと古風?で懐かしい香りが…。若い人には好き嫌いが別れるかも?
声…声優を使ってなかったのが凄く残念。最後まで違和感が拭えなかった。
音楽…不気味なものが多くてあまり良い気分はしませんでした。

{netabare}

クゥと康一が川で遊ぶシーンは、いかにも”ひと夏の思い出”で、観ていて心が和みました。

犬のオッサン…声が渋い‥笑

-- オッサンには前主人の男の子とすごく仲が良かったけど学校でイジメを受けたことにより心が荒み、憂さ晴らしとしてその標的がオッサンへ。それに耐えきれず野良犬へ… --

僅かに残った人間への希望を康一に委ねることが出来たのは康一が前主人のまだ心が荒れる前の小さい頃に似ていたからなのかな。
そんな背景があったことが切なくて…

オッサンはクゥに「人間の心は突然簡単に変わってしまう」と悲しげに胸の内を語る。

--
クゥを隠しきれないでいた一家はついにマスコミやテレビ出演などを許すが、康一は徐々に有頂天になり、クゥの気持ちより変化したその環境に心が持っていかれ始めていた…。
クゥは父の腕を抱え、昔父と暮らしていた時のようなのどかで気を休めさせることが出来るような場所は此処には無いと、スタジオをオッサンと共に逃げ出す。そして何故か東京タワーに登り始める
--

この辺から様子が狂いだした…

まず、いい大人が皆が皆して追いかけるか?ということ。
いくら有名だからってあれは大げさ過ぎるし、ちょっと人間というものを酷く描き過ぎじゃないのかなと思った。
そしてオッサンが轢かれた後の扱いが酷い。
助けようとしたり安否を確認する人が一人も居ないし、それはないだろ~!と突っ込んでしまいました。
そして”放置”…。クゥがタワーから降りるまで放置…。
心無い人間を描きたいのか知らないけど、それにしては酷かった。
そもそもオッサンを殺す意味ってなんだろう‥??

--
クゥはその後家に届いた一通のハガキを見て同族が書いたものだと確信。
康一をクゥの気持ちを尊重しクゥを箱に入れ配送するためコンビニに届け‥
箱はそのまま沖縄へ行き、同族である鬼(っぽい?)とひっそり暮らしていく。
--

クゥと一家、一度は裂かれそうになったけれど一家から受けた愛が
過去に受けた人間への恨みを浄化してくれたのかな…。
クゥにとって良い終わりだったのはとりあえずホッとしました。

人間への印象の悪さと(それに加えて不気味な音楽…)所々感情が伝わってこなかったというのと、犬のオッサンが死んだ事が本当に残念…これでかなり評価が下がってしまいました(泣)

{/netabare}

投稿 : 2016/12/23
閲覧 : 328
サンキュー:

2

ネタバレ

きつね丸 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

本当に素晴らしい作品だった

非常に面白かったし、それに考えさせられたアニメだった。
物語は、小学生の主人公が土手で化石化しているクウを見つけたことから始まります。
カッパが少しずつ体力を取り戻して、家族に溶け込んでいく所は本当に微笑ましかったです。

ただ、この作品、基本的に都会に住んでる人間がかなりドギツく描かれています。
「カッパを見せろ」という興味本位に始まり、挙句、見せたら見せたで「危ないから出ていけ」と非難に走るという自己中心ぶり。
主人公一家の犬が轢かれた時も、助けようともせずカメラをバシャバシャ撮る無神経さと言い、非常にどうしようもない連中である。
小学校の同級生も同じようなもので、しょうもないいじめに始まる悪ガキばかり。
恐らくリアル以上にゲスい連中ばかりで思いやりの欠片もないその他大勢の人間連中。
そんな作中都会人の自己中心さが強烈に描かれていて、正直引いた。

しかしながら、「こういう連中みたいにはなりたくないよな」という感情も同時に生まれたし、もしかしたらそこが狙いなのかも。

一番良かったシーンは、クゥと二人で遠野の田舎に二人で旅するところですね。伸びやかに自然が描かれていて、そんな中いきいきと遊ぶ二人の姿がたまらなく良かったです。

投稿 : 2016/05/22
閲覧 : 460
サンキュー:

7

ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原恵一監督のイズム

2007年7月公開のアニメ映画。上映時間は約140分。
故・小暮正夫氏の児童文学作品「かっぱ大騒ぎ」「かっぱびっくり旅」という原作はあるものの、
ほぼオリジナルアニメ映画といっても差し支えないと思います。
監督は、クレしん映画「オトナ帝国の逆襲」「戦国大合戦」等を手がけた原恵一監督。

「簡単なあらすじ」(知っている方は飛ばしてください)
東京の郊外、東久留米市に住む小学5年生の上原康一は、
下校途中に大きな石を見つける。
石を割るとそこには干からびた謎の生物が!?
この謎の生物こそが、江戸時代から300年間石の中に閉じ込められていた河童のクゥであった。
康一は家族を説得してクゥと一緒に暮らしていくことになる。
こうして、クゥと共に過ごす夏休みが始まる。

序盤ぐらいから本作のストーリーの全体像というのは、大体予想できていました。
康一とクゥの出会い→河童のクゥの存在が世間で問題となる
→クゥとの別れ、そして康一の成長といったところでしょうか。

ただ、予想以上に様々なテーマを盛り込んできて、
子供の成長ということに関してだけでも康一だけでなく、
同級生の菊池紗代子の話も絡めてきているので、
かなりのボリュームになっています。

そして、ストーリー全体像の予想ができると言っても、
本作は、ストーリーで引きつけるタイプの作品ではないと思います。
家族愛であったり、クゥとのハートフルなやり取りなどが見所なのだと思います。
そんな中で私が注目したのは、至る所で散見される「原恵一監督のイズム」です。

どういうことか説明する前に、
本作の舞台の作り込みについて少し触れたいと思います。
これも原恵一監督のイズムなのかもしれませんが、
原恵一監督が手がけてきた「クレしん映画」同様、
本作も徹底した舞台の作り込みをしています。
下校途中の小学生たちの会話、住宅街の様子、家の間取り、
近所のスーパーマーケットの様子、コンビニのやる気のないバイト店員等々
まるで東久留米市の生活模様をそのまま切り取ってきたかのようです。
いや、東久留米市に行ったことないですけどねw 
そのように思わせてくれるということです。

ジブリ作品なんかもそうなのですが、
実写ではただの背景である日常風景をアニメーションで再現すると、
「よくぞここまで再現した」というある種の感動を覚えます。
そして、そこには視聴者を物語の世界に引き込む強い説得力があるように思えます。
故に河童というファンタジーな存在をすんなりと受け入れることができるのかもしれません。
アニメーションならではの魅力とでも言うのでしょうか。
これをそのまま実写でやるとすごく陳腐化するんですよねw

少し話が逸れましたが、
本作における原恵一監督のイズムとは如何なるものなのか、
それを①家族観、②自然観から捉えていきたいと思います。

①家族観

上原一家は、近年の家庭によく見受けられるであろう
互いが互いに干渉もせず、無関心の冷えきった関係とは対極の、
家族全員で食卓を囲み、一家団欒する非常に温かい家庭として描かれています。
また、飼い犬の「オッサン」も家族の一員であり、
困難が立ち塞がった時には家族一丸となって立ち向かい、互いに支え合っていくという
原恵一監督の「家族とはかくあるべき」という願望、ないしは、主張なのかもしれません。

ただ少しだけ言わせてもらうと、この一家、状況を受け入れすぎですw
そもそも河童を飼うということもそうですし、
マスコミや見物人に家を取り囲まれても激しく取り乱すような場面もないですし、
TV出演にしたって、「TVに出れる~」とどこか浮かれていますからねw
これだけ好奇の目に晒されれば、マスコミに対する拒絶反応が出そうなものですし、
康一にしたって、河童のことでいじめられているのですから、
TV出演を喜ぶなんて若干不自然なような気もしますが・・・
まぁどこか抜けている一家だと思うことにしましたw

②自然観

夏休みにクゥと康一は岩手県の遠野に行きます。
遠野は東京と比べて、多くの自然を残しており、
自然と戯れるクゥと康一は生き生きとしています。
「子供は夏休みにはこのような経験をして欲しい」という
メッセージが、もしかしたら込められているのかもしれません。
しかし、そんな自然を残す遠野でも、現在では河童は生存していないのです。
クゥの台詞で「父ちゃんが言ってた。 人間は道や地べたをオレたちから奪い、
そのうち風や空や神様の居場所まで自分達のものにしちまう。
それと引き換えに魂をなくしてしまうだろう、って」というのがありますが、
ここに原恵一監督の自然観が集約されているように思えました。

①と②は決して押し付けがましく主張していません。
そして、ここから導き出される原恵一監督のイズムというのは、

人間は自然を破壊し、利便性を追求してきたが、
それは本当に豊かな生活と言えるのだろうか?
どれだけ便利な世の中になったとしても、
人としての心や絆というものは決して失ってはならない。

これが、私が感じた「原恵一監督のイズム」です。
勝手に私が感じたこの原恵一監督のイズムが、当たらずといえども遠からずであるならば、
携帯(写メ)文化なんかにいい顔をするわけがないです。
「クゥちゃん可哀想・・・」と呟きながら
写メでパシャパシャ撮っている人たちのシーンだけ見ても、
ここに心なんてものはない!と強い嫌悪感を示しているのが伺えます。

マスコミから向けられるカメラや見物人から向けられる携帯には
非常に怯えていたクゥですが、
上原一家とデジカメで記念撮影をする際にこんなことを言います。
「このピカピカ(カメラのフラッシュ)は全然怖くねぇよ」
大事な人たちとのかけがえのないこの一時を
大切な思い出として写真に残しておく、
そこには心があるということなのかもしれません。

先日私はとある喫茶店でコーヒーを飲んでいたのですが、
向かいのテーブルでカップルが食事をしながら
互いにスマホをいじっている姿を目撃しました。

この光景を原恵一監督が見たらどう思うんでしょうねw
スマホ(道具)に支配された心なき無機質な食事風景。

いや、しかし決めつけはよくないです。

男:「ここのパスタ、ちょっと辛くない? 残り食べてあげようか?」

女:「え~そんな辛くないよ~ 心配しすぎだよ~」

な~んてハートフルなやり取りをスマホ上でしているのかもしれませんからねw

投稿 : 2015/03/14
閲覧 : 835
サンキュー:

33

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

声をあげて大泣きしました

それぐらい泣けます。ひとによりますが。

どこのシーンが一番泣けますかとゆうとこれもまたひとによって全然ちがうのですが、ボクはやっぱりあの気丈な菊池さんが『話しかけてくれてありがとう』といってせきを切ったように大泣きするシーン。

DVD借りて家で一人でみてたんですが、一番最初見た時ワンワンと声をあげて泣いてしまいました。

原恵一監督は子供の心の表現が実にうまいなぁ。

ケッコウ涙もろくて映画見て泣くことは多いほうですが、ココまで泣かしてくれたのは今のところないです。

デトックス効果が期待できます。

投稿 : 2014/07/18
閲覧 : 364
サンキュー:

5

ネタバレ

★ほのぽん★ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

子供向けの映画かと思って観てたら

意外に重い内容だったんでビックリでした。

投稿 : 2013/07/23
閲覧 : 311
サンキュー:

5

ネタバレ

ちゃいにーず☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

クゥ可愛い!

これクレヨンしんちゃんの戦国と大人帝国の監督と同じ監督だったから見てみたらすっごくおもしろかった!

投稿 : 2013/04/22
閲覧 : 282
サンキュー:

5

ネタバレ

にわとり。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

くっそー|ω・`)!!

思ってた以上に泣けるおはなし

かっぱさんがいい子すぎて大変だあー!

ペットとか動物の話でよくあるような
感動系のアニメだったです、うん


やっぱいずっと一緒にいられないんだね


カッパさんの悲しい過去も
ぜんぶぜんぶ受け入れてあげた
主人公様はえらい!えらいいいいい!!

投稿 : 2013/03/31
閲覧 : 313
サンキュー:

1

ネタバレ

myutan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

河童にゃぁ人間社会は生き辛ぇけんどなぁ、でも。。。

ひょんなことで江戸時代から現代の日本にやって来た河童の子供クゥと少年の一夏の出来事を描いた138分。
日本の夏の雰囲気を感じながら、河童クゥを支える登場人物の暖かさにホロッと感動できる物語。

{netabare}
もし河童が現世にやってきたらどうなると思いますか?
冒頭の残酷なシーン、河童への世間の反応や、子どものいじめ、動物虐待等のシーンを見ると河童にとって住み心地の良くない人間社会が描かれており、見ていて痛みを感じられると思います。ただ、説教臭くないので、心にひっかかる感覚で見ていました。

そんな少し嫌悪感を抱けるシーンがあるからかもしれませんが、河童クゥを支えてくれる登場人物との交流に暖かさを感じることができ、最後はホロッと感動でした。

印象的だったのは、クゥの明朗なキャラと彼を支える非人間達。
河童クゥは、最初見た目はちょっと怖く見えましたが、
父から伝えられた河童としての生き方を貫き、
純粋で義理人情あふれる個性と、
子役の声がうまくマッチしていて愛着がもてます。
そんな彼と出会う妖怪や動物が、人間社会で生き辛いクーの心の支えとして良い役割を果たしていたと思います。

声優に関しては、タレントと子役が良い味を出していたなぁと。
声優っぽくない家族や友人同士の会話のぎこちなさがリアルな日常会話を聞いている感じ。
ガレッジセールのゴリが陽気なおっさん妖怪の雰囲気をうまく醸し出していてお見事でした。
{/netabare}

河童という非現実な存在が登場していますが、
物語は派手な展開のないリアルな日常ドラマっぽい感じ。
万人受けはしないかもしれませんが、
色々な人に見てもらい何かを感じ取って欲しいなと思える作品でした。

投稿 : 2012/04/01
閲覧 : 341
サンキュー:

15

ネタバレ

チロル さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

見てみたい

すごく面白そうだから期待してみてみよう!

投稿 : 2011/08/19
閲覧 : 342
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原恵一さんの作品の中で。。

私はとても好きな作品でした。

原恵一さんはクレヨンしんちゃんシリーズ映画でも
大活躍をされていた監督。
オトナ帝国にアッパレ戦国大合戦は大好きな作品でした。

そして今回のこの映画。
クレヨンしんちゃんの方ではしんちゃんは成長してはいけない設定だからある程度までのぎりぎりラインで作っていると思うのですが、
「河童のクゥと夏休み」は夏休みの間に
めまぐるしく主人公が成長します。
それは出会いと別れ、その決意がありありと見えて
本当に今回涙なしではみれませんでした。

とても考えさせられる映画です。
私は大好きな作品です。

そして原恵一監督に今後も期待大です。

投稿 : 2011/08/07
閲覧 : 313

でん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/09/10
閲覧 : 7

ドウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/06/10
閲覧 : 13

カラタチ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/29
閲覧 : 17

暴走インコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/08/29
閲覧 : 20

しらす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/07/29
閲覧 : 20

𓂃 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/07/27
閲覧 : 20

スイキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/07/24
閲覧 : 18

あき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/14
閲覧 : 18

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/08
閲覧 : 22

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/12/28
閲覧 : 21

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/04/23
閲覧 : 79

くまお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/04/13
閲覧 : 29

henryleo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 3.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/04/09
閲覧 : 30

▲猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/18
閲覧 : 37

AKIRA777 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/11/05
閲覧 : 81

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/01/05
閲覧 : 45

kuronotuki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/10/17
閲覧 : 64

ろかぼなっっつ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/10/06
閲覧 : 96
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河童のクゥと夏休みのストーリー・あらすじ

夏休み前のある日、小学生の帰り道に上原康一は大きな石を拾った。持ち帰って水で洗うと、中から何と河童の子供が!!第一声は「クゥ?!!」。康一はこの河童を「クゥ」と名付ける。クゥは康一たちと同じ言葉を話し、何百年もの間、地中に閉じ込められていたことがわかる。最初は驚いた家族もクゥを受け入れ、クゥのことは秘密にしようと決めるが・・・。
(アニメ映画『河童のクゥと夏休み』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2007年7月28日
制作会社
シンエイ動画
公式サイト
www.kappa-coo.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E7%AB%A5%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%82%A5%E3%81%A8%...
主題歌
≪ED≫大山百合香『夏のしずく』

声優・キャラクター

冨澤風斗、横川貫大、田中直樹、西田尚美、なぎら健壱、ゴリ

スタッフ

原作:木暮正夫『河童のクゥと夏休み』(岩崎書店刊)、 監督:原恵一、脚本:原恵一、キャラクターデザイン・作画監督:末吉裕一郎、美術監督:中村隆、色彩設定:野中幸子、撮影監督:箭内光一、音楽:若草恵、音響監督:大熊昭、編集:小島俊彦、題字:武田双雲

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