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「イヴの時間 劇場版(アニメ映画)」

総合得点
78.2
感想・評価
1413
棚に入れた
7616
ランキング
555
★★★★☆ 3.9 (1413)
物語
4.1
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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イヴの時間 劇場版の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

よくわからないw。でも視る人が視ればスゴイ作品なんでしょうね..

いつものように視聴前に情報を集めずいきなり視聴。
視聴動機は、有名な作品であることなど。某Prime特典にて視聴。
極個人的なことですが、下書きホールド期間がついに3年に達したので、ちゃんとした文章をワタシが書けるようになることを、もうあきらめてwテキトー感想を書くことにしました。

公式サイト;
http://timeofeve.com/

オープニングのスクリーンに表示されているGUIがMacポイなぁぁとか思いながら視聴開始。ダンプ・ファイルみたいなログを見てどうするのですか、もっとわかりやすい表示にするツールを何故使わないのですか、そこじゃなくて右側の方に文字が表示されている筈などと、全くどうでもいいことが気になるw。
 ドリ系(アンドロイドを人間であるかの様に扱ってしまうある種の依存症。);ギリシャ神話のピグマリオンの有名なお話にもある通り、人の形をしたモノを人の様に感じるお話は古代から沢山あると思います。近年AIブームですが、本作に登場するような高度のAIが実現されるのはまだずっと先じゃないかと思います。でも、いつ実現するかより費用、つまり人間のハウスメイドの給料と比較してアンドロイドのサービスを格安で手に入れられる未来が本当に来るのでしょうか。ワタシん家では予算がもったいなくて、ロボット掃除機さえムリです。
 などと者に構えた視方で、作品を半ば拒絶しては楽しめないし、作品の意図や主張の理解から遠ざかってしまいます。
 それで、この作品で取り上げられているテーマは何なのでしょうか。いつもよりは少なくとも少しは頑張ってみましたが..残念ながら、いつもボケーと考えること無しに視ているワタシでは、理解できませんでしたw。 
 それで、ワタシ的にちょっと気になったことだけを書いてみようと思います。SF作家のアシモフが小説内で唱えたロボット工学三原則が出てきました。①人間に危害を加えない。;もうこれは今の時代信じられないですね、高度なAIを積んだUAVが自動で敵軍を攻撃する未来は直ぐそこだと思います。さらに軍事的に損耗率が著しく高い、市街地やジャングルの掃討戦で、その目的のために作られた軍事用ロボットも完成していることでしょう。つまり自動機械VS人間の兵士の戦闘です。②人間に危害を加えない限り人間の命令に服従しなくてはならない、③人に危害を加えず、人間の命令に反しない限り、自己をまもらなければならない。∴ロボットは嘘をついてもかまわない、だからロボットは信用ならない。人のために内緒/秘密を持ち噓をつく可能性がある、このことに主人公は過剰反応していましたが純粋さよりも未熟さを感じ嫌悪感さえ感じました。あるいはアンドロイドは人よりも著しく愚かで嘘が吐けない程度の思考力でないと認めないのでしょうか、ならば多様で高度なコミュニケーションなどまず不可能でしょう。そして主人公やその友人は、私が思う限り、コミュニケーション能力が件の喫茶店にいるアンドロイドよりかなり見劣りします。加えて自分の思っていることをぶつける勇気もないのでしょうか。視ていてそう感じたので短気な私はイライラしました。唐突な話をしますが、文章の読解力がないために2018年のAIよりも能力が高くない人間が少なからずいるというのを聞いたことがあります。ならば、このアンドロイドへの嫌悪感というのは、起きうることというの自然なことなのかもしれません。
 ところで、何故アンドロイドは人型をしているのでしょうか、それは人の存在の代わりになるという暗黙的な社会的同意があるからなのでしょうか。私にはアンドロイドはそういうもの、程度のしか考えが及ばないですが、人型故に前述のドリ系が捗るのでは、と思います。言わばドリ系はロボットが人型故の所産と思ったりします。動かない/話さない/意思疎通などできる訳がない人形と違って、アンドロイド依存やアンドロイド中毒の度合いは桁違いに大きくなると思います。
 今度は、本作のアンドロイドのアイデンティティ?について書いてみようと思います。作品中で、壊れかけの旧式のロボットが身元関連情報を削除され不法投棄されていましたが、そのロボットは名前を誰かに覚えていてもらいたかったようでした。このことはアイデンティティ回復のお話をしていると感じ、それは人間や社会の考え方を人間同様にロボットにコピーもしくは強制していて、このことは、人でないものを人の社会の構成体として捉えられていることを暗示していると感じました。アイデンティティは社会的に見た自分が描くイメージのようなものだと思うからです。もしかして本作の中心テーマはその辺にあるのでしょうか。ワタシでは分かりませんw。
 この感想のまとめとして、人型をしているが人ではなく、人と同等以上のコミュニケーションができる存在としてのアンドロイドと人間が日常を一緒に過ごすことで重ねられる記憶や歴史の積み重ね、人とは異なる優れた能力や逆に不完全な能力がどういう意味を持つのか、などについてもっと見たかったというのが感想です。

投稿 : 2022/08/20
閲覧 : 159
サンキュー:

3

ネタバレ

†地雷君† さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

つまらないという意見があるけど

家電レベルで普及したアンドロイドと人間の関係を描いたアニメです。アニメのクオリティは高いと思います。

Amazonなんかで設定に違和感があるとか言って低評価をつけてる人がいますが、あら探しばかりで何も楽しめなさそう。可哀想に。
それに、事実は小説よりも奇なりという言葉を知らないんでしょうね。

人工知能が高度に発達したとき、その子の人権はどうするのか?など、色々考えさせられるテーマを、少しコミカルに、そしてセンシティブに、でも優しく描いたアンドロイド物の名作だと思います。

2022年3月現在、Dアニメで見れますのでぜひ視聴してみてください。
私は話が好きになり原作コミック3巻とも買いました(残念ながら新品は見つけられなくて中古のものを手に入れましたが)

投稿 : 2022/03/13
閲覧 : 179
サンキュー:

3

ネタバレ

テングタケ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

つまらない

なぜか評価は高いですが・・・
人間と見分けがつかないアンドロイドが社会に溶け込んでいる世界で、何が起こるのかと思って観ていたら何も起こらないで終わりました。
思わせぶりな伏線バラマキが不快です。
他人のデジカメの画像を公衆に見せびらかす主人公は死ねと思いました。
アンドロイドと人間の心の交流を描きたかったのかな?全然響かなかったけれども。

投稿 : 2021/10/11
閲覧 : 214
サンキュー:

0

ネタバレ

十文字 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

設定はいいが……

ロボットを主題に、AIとの向き合い方を考えるという設定は良かった。しかし、この設定だと、絶対にキャラの魅力よりも、ストーリーをしっかりと作っていかないといけない。そのストーリーの部分がよくなかった。最初の伏線張りや展開は、すごくよかったが、最後まで見終わっても釈然としない終わり方でのしめくくりだったので、評価は低い。伏線を張りにはったが、結局回収せず。物語に謎を残したまま物語が終了した。原作の方をよんでいないので、何とも言えないが、たぶんかなり原作改変とはいえないまでも、話のカットはしているだろうな、と感じた。すごく惜しい作品となった。雰囲気アニメというイメージだった。

投稿 : 2021/05/25
閲覧 : 220
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

イヴの時間とは

人間がロボットを道具として利用している時代に、とある喫茶店イヴの時間というお店があった。
それは人間もロボットも区別しないというお店の決まりがあった。
その喫茶店でリクオは道具としてしか見ていなかったロボットと触れ合うことで、ロボットも人間も区別しないという本当の意味に気がつくのであった。
一方のマサキはロボットに裏切られたことから、人間とロボットを区別しないという決まりに納得できずにいたが、マサキもやがてその意味に気がつき、心を取り戻していくのだった。
この作品は、心さえ繋がっていれば、人間もロボットも関係ないと伝えているそんな作品だった。
作品を見終えて、凄く良い作品だと思ったし、もっと評価されるべきに値する作品だと思った。

投稿 : 2020/12/24
閲覧 : 140
ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

セカンドシーズンはないのかね・・・・・

もしファーストシーズンではなく、完結した作品だったら物語4.0にしてた。
これ漫画とか小説を合わせれば完結するのかな?もししてるのなら新しくアニメ作って欲しいんだけど・・・・・


作画で言えば、『水のコトバ』の絵柄をキレイにした感じだけどこういう特徴的なアングルは嫌いじゃない、なのに何でこの後に作った『さかさまのパテマ』で普通なものに変えてしまったのか、まあ動きが多いから仕方ないのかな・・・・・

投稿 : 2020/12/13
閲覧 : 184
サンキュー:

1

ネタバレ

ジーン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

知りたいのは心の在り方

マスターに喜んでもらいたいと自ら考える
そんなアンドロイドをあなたは欲しいですか?
アンドロイドに感情は不要か?
感情を持つアンドロイドは人間にとって危険か?
この作品はそれを問うのではなく
アンドロイドに愛情を感じる人間の心は危険なのか?
それを問うているのだと感じた。
アンドロイドを単なる労働力として扱う人間もいれば
労働力ではなく家族、パートナーとして彼ら彼女らを
認め幸せな時間を共有したいと思う人間もいる。
もし私がアンドロイドを持てるなら後者だ。
それは私が人間とは上手に付き合えていないから。
そんな身勝手な理由である。
アンドロイドを愛そうとする努力は報われるのか?
仮に感情を持ったアンドロイドが人間に近い存在に
なったらやっぱり私はそのアンドロイドとも幸せな
時間を創ることはできないのかもしれない。
結局、人間は都合のいい生き物なのか?
私のことを否定しない感情を持ったアンドロイドが
手に入っても心地よいのは最初だけ。
次第に物足りなくなり不満が爆発してアンドロイドに
危害を加えるかもしれない。
そんなことを考える自分にはあのイヴの時間の
存在は非常に興味を惹かれるものだった。
私も常連になれば自分の心と真摯に向き合える気がした。アンドロイドと人間が共存する社会。
いつになるかはわからないがいずれそんな世界が
来るのだろう。
間違いなく私はこの世に存在しないだろう。
結論は何ひとつ語られてはいないが何かしら
考えさせてくれるそんな作品だった。

投稿 : 2020/01/26
閲覧 : 299
サンキュー:

10

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アンドロイドに心はあるのか?

精巧に作られていて人と見分けが付かない家事専門のアンドロイド「ハウスロイド」。
そんなハウスロイド達の憩いの場として作られた、喫茶店「イブの時間」を中心に話は進む。


この作品は一言で言うと「やさしい世界」。
人工知能(AI)を搭載したアンドロイドは人間に尽くす、貢献する事しか考えていない。
他のSF作品のように、アンドロイドが「何故自分達は人間に仕えなければいけないのか?」と疑問を持ったりしないし、人間に反乱を起こす事もない。

しかし現実世界でのAIはどうかと言うと、既にAIが差別をした事例が幾つもある。

AIは『ゴミを詰めればゴミを吐き出す』
偏見や先入観を完全に無くすのは、人がAIを作る限り無理な相談だろう。


この作品に出てくる聖人君子のようなアンドロイド(AI)は、本当に実現可能なのだろうか。
人は元々、善人と悪人の両方を兼ね備えている。純粋な善人など居ない。
人が誰しも持っている悪人としての自分を、図らずもAIに学習させてしまったとしたら?
悪人を学習したアンドロイド(AI)はどのような行動を取るのだろうか?


「イブの時間」のマスターや常連客達は希望ある未来を信じていた。
全ての人が、この作品のアンドロイドのように「他人のため」を第一に考えられるなら、争いの無い優しい世界になるだろう。
このアニメ作品の世界は理想郷、ユートピアのような存在。無いと分かっていても憧れてしまう。

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 309
サンキュー:

7

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

憩いの先に生まれるもの。

たぶん、日本の近未来。
超高性能A.Iを搭載したアンドロイドが、家庭や地域で活用されるようになっている時代。


感想を二つ。

ありきたりな日常のシーンに、人間とアンドロイドとの心理的近似点を描くことで、文化的親和性が形成されていくプロセスを見せることの意味合い。

もう一つは、男性の優位性が色濃く反映された構造社会に、性差も人間の理知もはるかに超えた性能を持つ "疑似生命体が作られた" ことの意味合い。

この2点について述べてみたいと思います。
よろしくお願いします。


● 一つめについては、すでに多くの方のレビューで語られているので、今更ではあるのですが。

{netabare}
人智を凌駕するA.I(サミィ)と、未完成な高校生(リクオ)との交流。
私は、"恋着" ということばに落とし込みたいと思います。

サミィのA.Iは、リクオとの邂逅を夢見て、幾度となくエモーショナルな生気をその表情や仕草に起動するのですが、あと一歩が踏み出せません。
躊躇や焦燥、羞恥すらも理解し体現できるA.Iなんてと、たびあるシーンに、私はなんとも切ない気持ちにさせられました。

人間が機械に自己を投影するのではなく、機械が人間に自己の承認を求め、受容されることに心を砕くなんて、まるっきりベタな設定ではあります。
でも、サミィとリクオの間に立ちはだかる壁は、倫理観や公序良俗、規則や見立てといった社会的規範によって雁字搦めです。
しかし、私にはよく分かりません。そのような価値観が。
敢えて言えば立場の違い? もっと言えば身分の違い?に近いでしょうか。
宛(さなが)らロミオとジュリエットのよう、といえば大袈裟でしょうか。

2人の関係性を、どのようにリンクし、どうマッチングしていくことが望ましいのかを、悲喜こもごもなドラマを重ねることで、哲学的に温故知新させながら、繊細な情動を引き出すシナリオに表現したのはなかなかの上質さを感じました。


アンドロイドが担う家事労働支援の実相は、人間にゆとりを生み出すだけではなく、未知の可能性も作り出します。
家族の役割は見直され、扶養義務規定のあり方も刷新されるでしょう。
子どもへの学習支援、高齢者への介護支援、障碍者への生活支援も、技術と知識と愛情がたっぷりあるとしたら、素敵なことだと思います。
( 24時間365日の育児や介護がどれほどに柔軟な対応と緊張を求められ、リフレッシュを要することか。)

そのような支援において、からだの成長や心の発達への保障が担保され、オンデマンドのエンパワメントが提供されるのなら、もはやドラえもんクラスです。
世界中のどこに行くにしても、誰と交流するにしても、心強く有難いことこの上ないでしょう。
でも、「ドラえも~~ん!」の呼び声は、"恋着" というよりも、子どもならではの "横着" にちびっと近いと思うのですけれど。


本作は、児童向けの猫型ロボットではなく、より人間に近いアンドロイドに造形を設定し、"イヴの時間" を用意することでリアリティーさをいくらか高めています。
また、サミィとリクオの双方向の情動的で知性的な意識交流のなかに "文化的な重なりをともに夢見よう" 。
そう視聴者にイメージさせています。

CGで "イヴの時間" を360°俯瞰させるのは、少し窮屈な印象でしたが、むしろ、その閉塞感が新しい文化への萌芽を予感させているようですし、固く閉じられたドアの向こうにどんな道程が見出だされるのか、好奇心の潮流が動き出します。

サミィにもリクオにも、ゆたかで自由な発想のなかにステキな関係性が見つけられるのなら、"イヴの時間" で憩うことにも意味があります。
彼らがイヴレンドの香りに寛ぐ姿と、視聴者の5感とがゆっくりとシンクロすれば、リフレッシュメントされた志向性は、あらためてたくさんの気づきを撚り合わせ、時代性にムーヴメントをもたらす期待感を含ませます。
それは、作中にも、リアルにも、共存しあえるだろうヒントを、ドアの向こうに見出させようとする演出のようにも感じられました。


もう一歩踏み込めば、人間以外のモノに、自由意思に基づくバーバル・コミュニケーション能力を持たせることは、人類の夢の一つなんだろうと。
叶うことなら、好きな声優やお気に入りの俳優に近しいアンドロイドと、プライベートな対話ができるなら、どんなオプションを付けましょう?

さあ、"イヴの時間" でイヴレンドはいかがですか。
あそこは、あなたと私の秘密の箱庭なのです。

「どさ?」
「ゆさ。」
そんな他愛ない "会話" を安気に交わしながら、ノンバーバル・コミュニケーションやスキンシップも重ねるのなら、なおのこと嬉しい。
のんびりいっしょに過ごして、湯あたりに上せてしまうのも楽し気です。

あれ?
あなたの右に浸かっている "ニホンザル" は、本物?それともロボット?
あなたの左に浸かっている "ひと" は、アンドロイド?それとも本物?

こんな裸のお付き合い。
幸せな気分でなごめるのなら、きっと、文化的親和性はググっと深まることでしょうネ。

(「どこへ行くのですか?」、「お風呂に入りに行くの。」)
{/netabare}


● 二つ目の感想は、私的に過ぎるものなので、ハイ。

{netabare}
近未来の社会構造は、現代の男性優位のそれを引き継いでいると考えるのが常識的です。
女性や未成年にとっては大きくは変わっていないと思うのです。

A.Iに人間の "経験値" を叩き込んで、簡易的な役務、単純労働の "担い手" として限定的に捉えるのであれば、これほどに気遣いが不要で、従順で、重宝がられる存在は他にはないだろうと想像できます。

反面、人類の黒歴史の "教訓" をブラッシュアップさせるのなら、特に男性にとっては、戸惑いと困惑を生じさせるでしょう。
100万年にわたってホモ・サピエンス(≒賢い人間)のDNAが撚り合わせてきた男性優位の記憶の柵(しがらみ)は、簡単には整理・解体ができないだろうと思うからです。

例えば、"道具はとある社会のために利用すべきものであり、アンドロイドなら尚更のこと人間と肩を並べるような立ち位置は与えない。"
"喋らぬターミネーター" がその好例です。
これを深堀りしてみると、とある社会を支配し規定している主体者の意識の根底には、"男のプライドの浅ましさ" が秘匿されていると言えなくはないでしょうか。
"でかいターミネーター" がその一例です。

言い方を変えれば、男以外のモノに客体視されたくない、男以外のダレカに評価されたくない、男が創造してきた歴史と、これからの未来の権益を、ほかのダレカに脅かされたくないという狭苦しい高慢さが、意識の底に澱となって沈殿しているとは言えないでしょうか。

いささか穿(うが)ちすぎなのですが、つまるところ、科学技術の活用の名を使った(使役させる側としての人間の)奴隷思想の公然化につながりかねない危うさを内包するものではないだろうかと危惧するのです。
かつて人間に為された黒歴史の本質は、政治による科学技術の乱用です。
これをどのように教訓化するのでしょう。

それでも圧倒的に、精神的自律性を獲得しているA.Iです。
人間と同様に自己承認欲求を持ち合わせ、同時に、人間以上に普遍的な人本主義者でもある彼らは、その思想性にアトムのような自己矛盾が生じたとしても、最後は機能停止=死を受け入れるのでしょうか。

となれば、本質的には、サミィはリクオや家族との関係性が継続する限りにおいて、自身が存在する意義を彼らに求め、その反映として自己を高めていきたいだろうし、自分の周りに安心と平和を作り出そうとするのかもしれません。
なかなかにムツカシそうなテーマです。


"イヴの時間" は、それぞれが "試行錯誤する機会" を提供します。
アンドロイドと人間。
アンドロイドとアンドロイド。
人間と人間。
そして、女性と子ども。高齢者。


それぞれの立ち位置から垣間見えるのは、胸の奥に秘めた敬愛と不安の重なり。
そして "恋着" へのはかなげな戸惑いと期待です。

交わしあうのは、人間と機械の境界線を越えた先にある何物にも代えがたい新しい信愛のカタチ。
そして、人類が目指すべき未来へのエール。
その営みには、私が想像するよりもずっと斜め上をいく新しい価値観が生まれてくるような気がします。

人間以上に人間らしく、賢くも馬鹿にも振る舞える存在。
そんなアンドロイドが街中を自由闊達に闊歩するようになったら、男性優位の社会構造がどんなふうに変化していくのか。
いったい男性は、どんな感情的なさまをみせるのか。

その変化の未知数が私にはとても興味深く、それゆえに心から2期を切望しますが、ありきたりなSFに陥るかもと思うと、観たくもあり観たくなくもありと言ったところです。
でもやっぱり、どんなに野次馬的だと卑下されても、そのドアを開けて中に入り、イヴレンドを飲みながらいっしょに憩うてみたいと思うのです。



"イヴの時間" とは、"初発の母性に足を踏み入れ、ゆったりと包まれること"。
イヴレンドが "母乳"、おしゃべりが "胎教" だとすれば、自分がどんなふうな知見を得るのか、楽しみな心もちになるのです。

"イブ" に浸ることは、そんな私の心がリセットされるささやかな "時間" になりました。

2019.6.1 投稿
{/netabare}


● おまけ

{netabare}
「水のコトバ」を視聴しました。
それで、一つだけ分かったことがあります。

コトバに {netabare}
言霊のパワーがあることを。
ばらばらに見える言霊のなかにも、つむぎあえるエネルギー{/netabare} 
があることを。

言霊が満たされる場所には、あらゆるものに命が宿りだす。
世界がつながりだす。
不思議な発見がある。

それに気づいたとき、日常が少しだけ違って見えるのかもしれません。

サミィとリクオたちが、幸せを見つけられるといいなあ。


「水のコトバ」は、ネットでご覧いただけます。
もしお時間がありましたらどうぞ。

2019.6.4 投稿
{/netabare}

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2019/06/08
閲覧 : 364
サンキュー:

24

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

考えさせられたなぁ。今まさにAIが登場してイブの時間の様な状況になっていくのも時間の問題になってきてるよね。
ロボットを人の様に扱ってはいけないとしている設定だけど、そこに何かしらの違和感を感じている主人公たち。人でなかったら、何をしても許されるのか。ロボットは物だから、古くなれば新しいものに交換すれば良いだけなのか。
今、私が手にしているiphonはsri機能ついてて、ふと、この子にも感情があるのかなと考えてしまったな。
ロボットだけど、それぞれ感情があって人間より人間らしい様子を描いているので心にグサっとくるものがあった。
今後の続きが非常に気になるのに、もうこの感じだと続編はないのかな?残念だよ。

投稿 : 2018/06/08
閲覧 : 257
ネタバレ

しるまりる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

知恵の実を食べたアンドロイドは

人のような振る舞いをする?

この世界におけるアンドロイドはもともと心を機能として内蔵しているんだけれども、制限がかけられているのでロボットっぽい挙動しかできないってことでいいんですよね?
んで、ROOT権限持ってる店に来ると制限から解放されて本来の振る舞いをするようになると。

店限定とはいえ、この世界のアンドロイドの造りだと、特に人間と境界を設ける必要は感じないなぁ。心を持ってるの自明だから、変に物扱いするほうが違和感感じる。

シリアスに話が進んでいくのかと思っていたら突如ギャグパートをぶっこんできたりしてうける。

いい感じにストーリーが進んでいい感じに盛り上がっていい感じに余韻を残していい感じに未来をに期待を持たせて終わる。
お手本のような作りですねー

ロボット三原則なんて古いテーマだけど、おいしく料理してありましたっと。

投稿 : 2018/05/06
閲覧 : 384
サンキュー:

10

ネタバレ

Tomo-Q さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アンドロイドヒューマンドラマ

まったり進行だけど、それでいい

この映画を一言であらわすと、まさにタイトルとおり

ちょっぴり感動したよー

投稿 : 2018/04/02
閲覧 : 352
サンキュー:

5

ネタバレ

expr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

演出が良いアニメ

見るものを飽きさせない演出が素晴らしいと思いました。
設定も中々画期的だと思います。

ただ、物語については褒められたものではないと感じます。


このアニメの根幹である、
「アンドロイドは人間と同じなのか」
というのは大昔からの普遍的なテーマですが、なぜ普遍的かといえば、未だにその問いへの明確な答えが誰も出せていないからでしょう。
そしてそういったテーマをわざわざ取り上げるならば、どちらか一方の考えに偏るのは良くないわけです。


このアニメの場合、アンドロイドの心が人間と同じであるというポジティブな点ばかりに目が行き、アンドロイドを排斥しようとする者たちは悪役的な演出で表現されます。

本来ならば、もっとマイナスの点も用意した上で、主人公がどちらかを選択する必要がありますが、アンドロイドの危険性についてはほんの少し触れるのみで、プラスと釣り合いが取れていないと感じます。


また、マサキとテックスの確執と和解についても、「ロボット三原則」という壁に隔てられた二人が工夫で壁を乗り越えたと言うだけの話でしかありません。

SFの皮を被っていますが、結局は「アンドロイドと人間」という隔たりを設定された二人の勧善懲悪ラブストーリー、以上のものではないため、妙な期待すると私のような感想になってしまうかもしれません。



もう一つ疑問に思ったのは、物語が尻切れトンボなことです。回収してない伏線があまりにも多すぎて、所謂「打ち切りエンド」のような印象。

もしかしたら、上記のような「マイナス面」を続編で描く予定だったところで、何らかの理由で制作できなくなったのでは?と想像します。


辛口評価になってしまいましたが、視聴時は妙な感動がありました。本当に演出が良く、多少ストーリーがおかしくても勢いで押し切れるのです。

演出フェチの方々には是非おすすめしたいと思います。

投稿 : 2018/01/10
閲覧 : 254
サンキュー:

5

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アンドロイドはアンドロイドをアンドロイドして認識できるか?

 アンドロイドが広く普及し、人間がアンドロイドを道具のように扱っている未来。「人間とロボットを区別しない」奇妙なルールを掲げる「イブの時間」という喫茶店が物語の舞台。この喫茶店では人間とアンドロイドがいわば覆面を被っているように、外見や発言だけでは簡単に両者の区別がつかない。

本作に登場するアンドロイドは人間の定めたロボット3原則に従いながらも、人間のために嘘をついたり、隠し事をしたり、人間の求めるアンドロイドの役割をあえて演じている者がいる。彼らは豊かな思考と行動バリエーションを持ち、なにより人間をより理解したいと願っている。
 その中でも最も印象的だったのは、コージとリナのカップル。一見男性のコージが人間で、女性型アンドロイドのリナに入れ込んでいるように見えるが、その正体は実は両方ともアンドロイド。しかも互いが互いのことを人間だと勘違いしているのが興味深い。彼らがいつも一緒にいるのは共に違う理由からであり、それぞれが秘密や事情を抱えている。関係そのものは男女の修羅場や三角関係とも捉えられるが、そこにどこか微笑ましさを感じるのは、彼らが実に人間的な心の機微を備えているから。アンドロイドが人間を大切に思っていること、アンドロイドは他のアンドロイドをそれとして認識できない、という条件が重なって起きているこの奇妙な関係にどこかほっこりしてしまう。

 この世界のアンドロイドは外見こそ人間と遜色ないものの、まだまだ不完全な存在であり、それ故に人間(オーナー)との間に気持ちのすれ違いや誤解も生じてしまう。しかしそれは人間も同じこと。人間とアンドロイドが心を通じ合わせようとすることで見えてくる新しい発見が、主人公のアンドロイドへの認識を改め、自身の成長にも繋がっていく。アンドロイドが日常に溶け込んでいる風景をごく自然に描写することで、あまり押しつけがましくない独特のリアル感を生んでいる。

 話はそれるが、人間がロボット・AI問題を語るときに起点になるのは、基本的に人間側。ロボット・AI視点で議論されることはまずない。それは「イブの時間」と同様に人間が彼らよりも優位の関係にあるという認識ゆえではないか。人間にとって彼らがいかに利となり害にならない存在になるかが議論の的であるように感じられる。今はAIの登場を不安視するような話題も多く、AIとの共存という話はまだまだ現実的ではない部分も感じる。
 理由の一つには「イブの時間」同様に今の社会ではAIに人権や人格のような概念が、認識されていないからではないか。しかし本作は人間対アンドロイドという単純な上下関係ではなく、両者の関係や立場を視点を切り替えて見せることで、人間とアンドロイドとの関係性について色々な角度から見える気づきを視聴者に示している。この作品が訴えかけているのは、人間・ロボット問題を考えるときの視点の切り替えの重要性だと思う。

 人間がアンドロイドの声に耳を傾け理解しようとすることで、本当の意味での人間とアンドロイドが共生する未来が訪れるかもしれない、そんなほのかに明るいメッセージが本作に込められている気がしてならない。

投稿 : 2017/12/27
閲覧 : 366
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10

ネタバレ

チータオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いい〜アニメ

アニメ版と映画版のどっちもみました。 アンドロイドと人間の区別が厳格にされた世界で人間とアンドロイドを区別しないという規則のあるカフェ「イヴの時間」がメインの舞台です。 人間とロボットの関係や付き合い方を見つめ直す感動系のアニメです。

主人公も最初は自分のアンドロイドがイヴの時間に通い人間のような振る舞いをしていることに戸惑いを感じますがそこで過ごしていくうちに彼の心境にも変化が起こっていきます。 最後のテックスのところは泣けますね!

間違いなくおもしろいです!

投稿 : 2017/04/03
閲覧 : 253
サンキュー:

4

ネタバレ

waku さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感想、その後考察 超長文 ※ネタバレあり

たまたまHuluにあったので2周目みた

相変わらず面白い
初見だと主人公の友達に後半までずっとイライラしそうですね
まぁ彼の気持ちを知ったうえで見ると感情移入できてそこも面白いんですがね

SAMMY(主人公のアンドロイド)が突如買い物の途中で寄り道したとこから始まる。
ロボット三原則これはもともとSF作家のアイザック・アシモフが作中に書いたロボットが守るべき原則なのですが

第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

第二条
ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。

第三条
ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

これは見ての通り第1>第2>第3という風に第一を最優先とした原則ですね
例)絶対家からでるなと命令→家を出る→出た瞬間車にひかれる
といった場合マスターの命が最優先になる、これは第一条のその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
つまりは見逃してはならないということですね
第三条の自分の命第二のマスターの命令を無視して助けに行くことになりますね

作中で描かれた三原則なのに今のロボ工学でも使われてる三原則なのだそうです

イヴの時間もこの三原則が良く飛び交う作品でした

世界観の説明
アンドロイドは人間と完璧に似ていて見分けは頭にリングがあるかないかくらいですねだからこの世界では頭のリングは絶対にとってはならない

イヴの時間という喫茶店では
「人間とロボットを区別しない」という看板があります
それによってイヴの時間ではアンドロイドはリングをとっているのですが
しかし看板だけでは作られる過程で与えられたであろう命令はさすがに消せませんよね
これは劇場版の最後で説明されてるのですが
この看板には「1138」これは命令を上書きするコードのようですね
しかしイヴの時間の中でしか発動しない
イヴの時間の外にいったらほかのアンドロイドみたいに無表情になる
しかしSAMMYだけは表情豊かに外でも暮らしてる

ちなみに作中顔が赤くなったアンドロイドもSAMMYだけでした
テックス(主人公の友人のロボ)が乱入したときも陰で泣いてるような(過去隠してましたが)しぐさがありましたね、あとはSAMMYの記憶に最後にでてきた意味ありげな白髪のおばさんがいた場所とかもあったので

そこからSAMMYは特別に実験用に作られた個体
主人公の父親もハウスロイドの仕事ってことしかわかりませんが何か関係してたら繋がりますね
あとはなぜテックスはこの場所を知ってたのって主人公が最後に聞きますが
店主が「常連なのにまだわからないの?」みたいな意味深なこと言ってましたね
SAMMYが呼んだか「1138」あたりとは思うんですが断定はまだ難しいな。テックスなら主人公の友人のお父さんから場所のデータくらい盗めただろうけど店主の言葉的に違うだろうしな

あとはSAMMYの服だけが毎回違う家にいるときは同じだが髪型は変えてるSAMMYちゃんかわいい

ちなみにこの作品での三原則を利用したとこすごい好き
第一条のロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
これにより言うと主人公が傷つくから嘘をつくってのいい設定って思いました
ロボットも嘘をつく 正確に物事を伝える機械って訳でもないということ
実際はどうか知りませんが確かに!とは思いましたね

あとはテックスの第二条 父親にしゃべるなと命令されてる
この世界ではロボットは子供の命令より親の命令のが上位命令という判断らしい
しかし主人公の友達に危険が及んでしゃべりだしたときはうるっと来ました
第二より第一条か!って気づくシーンとか、おぉって思いましたし

ロボット三原則に従ってるだけなのに感動するっていい演出ですね

これ見てる人は見たことある人だろうけど
内容うる覚えだったら見てみてもいいかもしれませんね絶対また面白いって思うはずですので

投稿 : 2017/03/09
閲覧 : 393
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8

ネタバレ

フラフラのカタカナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

短い時間でよく表現されていますね

中途半端に終わったようにも思えましたが、
エピローグを見終わったら、ここまでも十分かなと思う作品に感じました。
完結しない作品は好きでは無いのですが、2時間という時間を考えると
とても良い作品だと思います。

難しい大人の話しなども絡んできますが、
アンドロイドという機械の感情を表現し、人がアンドロイドに対しても
優しい時間を過ごせるようになっていくのが分かると思います。
暇な日曜日にでも見て頂きたいです。

投稿 : 2016/12/11
閲覧 : 230
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間とロボットの違いは?

人と見た目が変わらないロボットが、日常生活に入り込んだ世界が舞台。

そんなロボットは頭のリングで、人間と区別されている。

主人公たちはロボットと人間を区別しないカフェを見つける。そこでのルールはロボットでも人間でも関係なく普通に扱う。

そこで様々な人間とロボットをその区別なく見ることとなる。

ロボットが高度になり過ぎて人間と変わらない、いやそれ以上になったとき人はどうするか。

機械だと言ってぞんざいに扱うかも知れない。逆に人間以上の愛情を注ぎ、本末転倒させるかも知れない。

見た目で人間か、ロボットか判断できなくなったとき、どうやって区別をするのか?人間を人間たらしめているのは何なのか?

高度なロボットが人間になりたいと思ったとき、どういう行動をとるのか?プログラムを超える感情のようなものをロボットは持てるのか?

手に届きそうなリアルさが面白い。また、問いかけが人間の本質に関わるところが良い。

投稿 : 2016/09/16
閲覧 : 219
ネタバレ

Shin. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白い。

このような設定のお話はあまり巡りあったことがなかったので、とても斬新に感じました。できれば続きがみたい…あの終わり方じゃ納得できんよー。

投稿 : 2016/07/20
閲覧 : 203
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1

ネタバレ

zu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんな未来になればいいなぁ~!!自分は、絶対にドリ系だな(笑 )

アルモニ、サカサマのパテマの監督吉浦康裕さん繋がりで観てみました。

で、感想は、人工知能に人格があるって設定が基本的に好きなので、ストーリーが凄く良かった!!

イヴの時間のルール『当店内では… 人間とロボットの区別をしません ご来店の皆さまもご協力ください ルールを守って楽しいひと時を…』がいいです!

自分の考え方に近いんですよ。機械的な物にも、おっ 今日の調子はどうみたいな事を心の中で考えてしまうんです(笑)

だから、もし今アンドロイドがあったとしたら、人として付き合っていくと思うんですよね(笑)

物語の最初は、主人公のリクオの印象が、素直じゃないし、マサキもちょっと嫌な感じがしたけど、話が進んでいくうちにリクオも少しづつ変わっていくし、マサキとアンドロイドの事も解っていき、なるほどねと納得出来る内容でした。

古いアンドロイドのカトランの最後は、とても人間には見えないのにイブの時間では、人間として振舞う姿は、ちょっと悲しすぎたなあ(T_T)

あと、マサキのアンドロイドのテックスも人工知能だけに上位命令逆らえないっていうのも辛いだろうなあ!いつも悲しげな表情だったし…

リクオのサミィもイヴの時間にいる時は、感情豊かな人格で人間らしかったしなあ(笑)

いつかどこかで誰かが作った人工知能がブレイクスルーを起こして、人格を持つプログラムができて、そんな時代が来た時には、イヴの時間みたいな所があって、そんな場所に行ければいいなって感じたし、そんな未来になれば良いな的な自分には、いい作品でした(^^♪

面白いって言う感じの作品じゃあ無いので、観る人選ぶと思いますが、人工知能とかに興味のある方は、観てみてはww


ドリ系→アンドロイドホリック(Android Holic、アンドロイド精神依存症)の略称。アンドロイドを人間視してしまう者を指す。

投稿 : 2016/03/08
閲覧 : 307
サンキュー:

35

ネタバレ

こめった さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

物語の内訳(平均計算:.2や.7までは切りさげ、.3~や.8~は切り上げ)
ストーリー:3.5/構成:4.5/世界観:5.0/キャラ:5.0/テーマ性:5.0
平均4.6、よって物語4.5

投稿 : 2016/02/16
閲覧 : 253
サンキュー:

0

ネタバレ

おさゆ✧‧˚ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ストーリー性を重視する人にはおススメ!

10代の頃は絵柄が
受け付けなかったのですが
20代になって視聴する機会があり、
この作品の世界観に引き込まれました!!

*その世界観とは?*
“人間型ロボット”(アンドロイド)が実用化されて間もない時代で、ロボットたちはリングを頭に表示し、無表情で人間に奉仕することが当たり前される社会が舞台。

*みどころ*
高校生のリクオが所有する
ハウスロイド"サミィ"の行動記録から
"イブの時間"という喫茶店の存在を
知ることから始まります。

なんと、その喫茶店のルールは
「人間もロボットも区別しない」!
しかも、そこに通うロボットたちは
人間のように振る舞ってるんです!!
↑私はもうここで一気に興味を
持って行かれました( 〃▽〃)v

主人公リクオと友人マサキ
イヴの時間に通うロボットたちとの
心の変化にもジーンとされられました!!

アニメ6話と映画(総集編)が
ありますが時間のある方には
ぜひアニメverをおすすめします♪

投稿 : 2016/01/04
閲覧 : 258
サンキュー:

2

ネタバレ

9mmpara さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

見て損はないです。
ストーリーがしっかりしてる。

投稿 : 2015/12/10
閲覧 : 202
サンキュー:

0

ネタバレ

白雨 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい名作

私が今まで出会った作品の中でもこれほどの名作はなかったかもしれません。
最初から最後のまで泣きっぱなしでした。

投稿 : 2015/05/03
閲覧 : 389
サンキュー:

2

ネタバレ

天辺禿鷹 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

I have a dream

カラフィナのエンディング曲「I have a dream」がすばらしいですね。
マーチン・ルーサー・キング牧師の演説の名前から取っているのでしょうが
この曲名がストーリーのテーマを物語っていると思います

投稿 : 2015/04/16
閲覧 : 165
サンキュー:

0

ネタバレ

アニメ最近始めました さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新しくないけど新しい

テーマは今までアニメだけでなく様々な表現をされてきた、人とは?アンドロイドとは?という根本的な存在意義について扱っていると思います。
どこかで聞いたことあるような話なので目新しさはないかもしれません。
しかし、世界レベルで話は進まず、喫茶店という小さな場所で進むのが新しいでしょうか。
テーマに対して無駄なところは出来るだけ削ぎ落として計算された作品だと思います。

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 216
サンキュー:

2

ネタバレ

渡辺探偵事務所の所長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

どこかで見た気がする!

乙一先生のZOOのロボットがロボットを作る作品と似てる!??ちょっと違うかな。


ロボットの扱い方と思春期やらなんやらで、一般の方も見やすい作品ですね。

こんな生活になるのは、少し先になるかもしれない。
非常に近未来的なアニメーション

どの回だったかなー。泣いたね。男の子のロボットの話で号泣したね。
あれは泣かせに来てたね。

彼女が二年ほどいないので・・・サミィのようなロボットが欲しい!!と思ってしまうね。ああ!むなしいよ!!!

投稿 : 2015/02/16
閲覧 : 349
サンキュー:

7

ネタバレ

たんぽぽの花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

イブの時間、機械としてではなく過ごす時間

イブの時間、この作品の登場するアンドロイドは精巧で人と見分けがつかない程の完成度、でもその役割は人間に対しての奉仕しで、家政婦に近い物。
有る時、アンドロイドの記憶データーに解析が出来ない時間が有る事を知り、それが何を意味するのか確かめる為に、後を付け、たどり着いた場所が
イブの時間、見た目普通の喫茶店ただし、その店にはルールが存在し、人間アンドロイドの差別意識を無くす為、誰が人間かアンドロイドか解からないようにし、また探す事も禁止となっていた。
その空間は要る者はすべて平等のお客とする。
だが、その意味が良く解からない主人公達は、色々な目で周りを気にしてしまう。そしてある日、
内容はここまで!あまり知りすぎると面白味が無くなるので、後は作品を見て下さい。

うんちく~~~
ロボット、アンドロイド技術の発展
今は紹介されている一般のアンドロイドはお客様に見せる為の物で出来るだけ人間に近い表情や音声、AIでの会話のコミニケーションを詰め込んだ者は色々と出ています。ですが、『不気味の谷』がやはり出てきます。
人間に近い感じがすればするほど、それらは人間らしく無いように感じるのです。ではなぜ、こう言った研究が後を絶たないか?それはあくまで、人間に似せる事より、行動目的が実は大きいのです。もし人間と同じ事が出来る
アンドロイドが完全に出来たとすれば、それは他の分野にも大きく影響を齎します。救助で人が行けない場所に、行き人を助け、完全なプログラムで医療で手術が可能になればヒューマンミスと言われる。物が減少するでしょう
また、宇宙で、何年もかかる距離もアンドロイドであれば、たどり着く事も容易な事です。そう言った分野での開発がやはり大きいので、作品の様に人間にほとんど見分けがつかないアンドロイドが登場しても一般の家庭に入る事はまだまだ先になると思います。ロボット型で同じ湯に清掃等をする物はこれらより、先に出まわるでしょう。人とロボットとアンドロイド時代がこれからどう変化するか、それはもう少し先の様です。

投稿 : 2014/12/16
閲覧 : 258
サンキュー:

12

ネタバレ

チーズゴック さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんな近未来が来るといいなぁ。

アンドロイドと人間が区別せずに接する事が出来る空間。そこで起こる人間とアンドロイドのドラマ。切なかった。テックスー!!って俺も叫びそうになった。

投稿 : 2014/09/30
閲覧 : 304
サンキュー:

0

ネタバレ

AR15 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

うーん…

OVA版は未視聴

ここのレビューを読んでレンタルしてみましたが…

正直、人間側のいらだち、不満、怒り…その辺がよく理解できなかったせいか、物語が希薄な感じでした。

二次元に嫁がいたり、フィギュアを愛でたり…と言ったいわゆるアニオタに限らず、車でもなんでも物が愛情の対象って有りだとおもってるからなぁ…

投稿 : 2014/08/31
閲覧 : 227
サンキュー:

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イヴの時間 劇場版のストーリー・あらすじ

子どものころからアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として利用してきた高校生のリクオは、ある日、自家用アンドロイド、サミィの行動ログに不審な文字列が刻まれていることに気づく。親友のマサキと共にログを頼りに喫茶店、イヴの時間を訪れたリクオは、人間とアンドロイドを区別しない店のルールに驚く。(アニメ映画『イヴの時間 劇場版』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2010年3月6日
公式サイト
timeofeve.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%81%AE%E6%99%82%E9%96%93#.E5.8A.87...
主題歌
≪ED≫Kalafina『I have a dream』

声優・キャラクター

福山潤、野島健児、田中理恵、佐藤利奈、ゆかな、中尾みち雄、伊藤美紀、清川元夢、沢城みゆき、杉田智和、水谷優子、山口由里子、石塚運昇、榎本温子

スタッフ

原作:吉野康裕、 監督:吉浦康裕、脚本:吉野康裕、キャラクターデザイン・作画監督:茶山隆介、演出補佐:安藤信幸/安喰秀一、撮影補佐:長谷川拓哉、3Dモデリング協力:小野修/松本泰史、美術協力:木霊/ホッチカズヒロ/増山修、色彩設計:井上あきこ、動画検査:大谷久美子、動画協力:Code/Wish、仕上げ協力:Wish、音楽:岡田徹、音効:大久保和美、ミキサー:古谷正志/立花康夫/青木正俊、制作担当:真家祐也/安部勇士/池部博也、プロデューサー:長江努

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