前田定満 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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もののけ姫の感想・評価はどうでしたか?
前田定満 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
プクミン さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
作品5と言っても5作品目という意味ではありません。
気にしないで下さい。
えっと、良く分からない話でした。
どこに物語の重点を置いているかも分かりませんでした。
なので、面白いとかも無く、印象に残る事も無く。
好みの人は好みなんでしょうが、ラピュタやナウシカが物語として強すぎる!!
ASKA さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
1997年公開のスタジオジブリ制作の長編アニメーション作品。
今でも有名でおそらく知ってるであろう作品です。
興行収入193億円で当時の日本映画の記録を塗り替えた作品でもあります。
宮崎駿監督作品です。
古代の日本舞台にした自然と人間の共存がテーマでしょうか。
アシタカやサンなども有名ですね。
主題歌もののけ姫も作品の主題歌として知られています。
作画はスタジオジブリならではのレベルの高い作画です。
音楽も久石譲氏の作曲で非常にレベルの高いものになっています。
とりあえず観たことない人は観ておいて損はないと思います。
みー さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:----
宮崎監督と久石さんは天才です。もちろん私たちには想像もつかない、凄まじい努力の上での天才。内容も深い。自然を破壊していく人間の愚かさ、今の私たちと重なります。アシタカとサンのかっこよさに惚れ惚れします。
ヒロウミ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメとは万人に受け入れられ万人に愛されそれが野となり山となる。綺麗な御山は永遠にあることは難しく風化するのか形を変えて存在するかは誰にも分からない。
宮崎駿の描くアニメは劇であり劇的な創作物と言えよう。一般周知されてないものを一般周知させる。その成し遂げた道は誰も辿れない。宮崎の天才超問題児で変人として有名だったぽっと出の米良美一の抜擢なんぞ今の大手の制作会社にはできないだろう。
などと偉そうなことを言うが何も知らないし宮崎駿が好きと言うわけでもない。TVのドキュメンタリーだったりインタビューだったり見ても言葉足らずで表現も曖昧で意外と攻撃的でそんなに好きな人間性を感じなかったから。ついでにゲド戦記ぐらいからジブリ作品ほぼ見てませんし。あ、監督は違うのか?それすら知らない。
彼の多くの作品は心を豊かにしてくれる。物語の深いところは分からないが見事なフィクションでありながらキャラクターから醸し出される臨場感はリアルなもので嘘を嘘と感じることができない。何もかもが画面の中という認識を忘れさせそこにありそうな感覚に取り込まれる。
しかしそんな作品たちも彼一人で昇華させたわけではなく沢山の才能とそれをまとめプロデュースした人間があったからこそ成り立ったのかもしれない。
抜群に丁寧に描かれた背景やキャラクター、環境さえ整えれば分かるが劇を大いに「語る」劇中音楽。その劇の邪魔をしない大御所たちの熱演。今の劇場アニメに全く足りない要素である。
技術的には進んでいるハズの今日でもそれは到底追い付いたとは言えるものは少ないだろう。キャラクターが「演者」となり昇華することもなく見た目でのステータスで視聴者に媚を売り、デジタル作曲された劇中音楽にはオリジナリティは無く、「声質」や一部ファンに色目を使ったようなキャスティングと演技はとてもじゃないが追い付けないし追い越すことはできないだろう。
最近売れたと言える劇場作品も数が減り、その売れた作品でさえ20年経ってしまえば多くの人の記憶からは無くなってしまっているだろう。口コミ伝播がよういでステマですら簡単に踊らされる10代から20代前半の世代に持て囃されれば数字の構築は簡単だ。一部の「質」は金だけあれば簡単に向上できる昨今とネット環境の黎明期に売れたという意味合いは大きく違い、出来の「質」は近づこうとも作品の奥ゆかさから人を引き付ける力は格段に昔の作品であるだろう。それは色々なものを更新した「君の名は」ですら。
この才能豊かな人々の魂と技術が今後多くの作品に宿ってもらいたいと願うが今のアニメ業界にはSNS映えするような特定世代にのみ狙いを定めたプロモーションばかりしている。そんな会社が宝となる「売れ続ける」創作は不可能だろう。そう、今の制作会社には作品の消費はあっても熟成は無い。数撃ちゃ当たる商法で一作品に全てをかける狂った人間は居ない。
もう先が短い宮崎駿を越える才覚がある人間は現れるのか。神のみぞ知る。
てけ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ジブリ作品。
主人公のアシタカは、自分の住む村を襲撃したタタリ神から、死の呪いを受けてしまう。
そのまま村に居続けるわけにはいかなくなり、旅に出たアシタカ。
旅先で、山を開拓して村の近代化を進めるエボシ、そして、山犬に育てられた少女のサンに出会う。
「正義の反対はまた別の正義」
よく聞くフレーズですが、もののけ姫にも該当するんじゃないでしょうか。
人間と森の対立。
でも別にケンカしているわけではない。
ただ、住む世界や価値観が異なるだけ。
人間側の代表エボシ。
憎まれ役ですが、彼女は自分の住処(タタラ場)を盛り上げ、男女の差別を無くし、立派な人間社会を作り上げようとしています。
森側は古来からあるがまま、自分の住む森を守り続けようとしている。
両者とも決して悪ではないんですよね。
それぞれは単に自分達の世界を守ろうとしている。
それだけで対立が生まれる。
これこそが「正義の反対はまた別の正義」に当てはまると思うんです。
森側の代表であるサンと、森の呪いを受けるアシタカがその間を取り持つ。
そんな構図に、日本的なアニミズム文化が加わり、引き込まれる世界観が生まれ、ジブリの演出力によって素敵な映画に仕上がっているとのだと思います。
{netabare}
さて、映画はそこで終了していますが…。
それは一時的なものにすぎないと思うんです。
ストーリーの中で「人間同士の争い」「森に住むもの同士の争い」も描かれています。
小さな二人が大きな対立を抑えた。
それ自体は大きな功績です。
しかし、そのあとに待っているものは小さな対立の連続。
やがて森は浸食され、人間の台頭する世界になっていく。
それは避けられない運命だと考えると、少し悲しい余韻が残ります。
{/netabare}
※アニをた獣医師() さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
つきひちゃん さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
感想を書かないとずっと棚に放置されてしまうので思い出しながら。
日本には古来から神様が崇められていて、
自然や生き物が象徴とされることもしばしば。
そういったものを描くことで、
私たちに今の日本人に問いかけているのではないでしょうか!(タブン)
REI さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ジブリ作品の中でも、とっても好きな作品です。
人間と自然の関わりや、差別などの事象を深く考えさせてくれる作品です。
小難しいこと考えなくても観られる作品ですが、色々なこと考えて見るのもいいかも・・・
「たたら」という言葉とか、「えみし」とか言う言葉とか日本の大和朝廷いがいの歴史というかそんなことを調べさせてくれたアニメでした。
あと一言書くと初期のジブリ作品はそろそろどこかしらの配信サイトで見放題にしてくれてもいいんじゃないですかね・・・
全てのアニメに携わる方々に感謝を!
筒井筒 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
自然
環境破壊、生態系の異変→(7.25上書き)木を植えるのも、土砂崩れの一因になるようです。犬神が、森の賢者に言っています。「木を植えるのはよせ!」と。
人間
戦、肉食への呪い、文明、ゴウツク商売、生命の神秘
神秘的なもの
シシ神・ダイダラボッチ
このようなものの衝突が、スペクタルではなく、ストーリーとしてまとめあげ、ジブリ的にまとまった。優良作だと思いました。有料策と、最初に変換されたときは、こっちもいけるかと思いましたが、まずは、一言で言うと、テーマ多元主義と呼んでいいのかな?テーマの図書館とも言える。
この手のテーマを小テーマとした作品は、やはりどんなシーンも意味があり、重くなりがちな大作主義と一線を画していると思うんですよね。環境破壊だけでも、別な作品としてつかえるし、というか、僕がものを書くときのテーマ一本がワンシーンでかけちゃったみたいな、さすが宮崎駿先生と思うわけです。
いや、時代錯誤はありますよ。それに、あんまり前述したようなテーマ性は、あまり感じさせず、一本の映画として成立するのが前提にあるようですから。テーマが動向は薀蓄かもしれません。感想としては最低でしょうか?
それにしても、速い展開ではテーマを、神秘的なものには、時間をかけた見事な演出。無駄がないし、当時は総括した作品かとも思いました。
まあ、とにかく、マジ面白かったです。キャラもいっぱい出るし。
サンとアシタカに与えられたテーマを読み解くのも、楽しいですしね。
9・25追記
「森の賢者よ!木を植えるのはやめよ!」と、買ったDVDに入ってました。
ootaki さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ヒロインが好きだったので、何度もガキの頃見ていましたが、結構独特の世界観ですので、好きな方は好きで嫌いな方にはキツい作品だと思っています。
ザカマン さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
映画館に二回も見に行ったのは、後にも先にもこの作品だけ
声優も豪華
アシタカ格好良すぎ
個人的に、ジブリで一番好きな作品
みそ汁ソムリエ さんの感想・評価
1.5
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 1.5
音楽 : 1.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
R子 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
この作品を初めて見たのは小学生の頃だったかな・・・。
アシタカに一目ぼれして、買った下敷きを毎日見つめてた記憶(怖
当時は「アシタカかっこいい」だけで、物語の意味は分かっていなかった。大人になって見返してみると、やはり色々な角度から見ることができる。
それぞれの立場で守るべきものがあり、それゆえに起きる争い。
何度見ても、私にはこの物語の意図するところを完全に理解できるとは思えない。
それでも見るたびに新しい発見があり、感動がある。
ジブリ作品は、時間をおいて何度も見たい。そんな作品です。
バンバン さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
lalala さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ジブリの最高傑作。
ストーリーが最初から最後まで練られており、今のアニメが全部合わさっても歯が立たない作画、そして終始圧倒される音楽に何度見ても驚かされます。
ストックトン さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ジブリ作品の中でも最も好きな作品。
中世の日本が舞台で、神秘的な描写と
人ともののけとの関りを描く世界観が
たまらなく面白かった。
主題歌も結構衝撃的だった。
ベル さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ヲリノコトリ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
【あらすじ】
タタリ神から受けた死の呪いを解くために旅に出たアシタカと、巨大な山犬に育てられた少女サンは、シシ神の森とたたらばを巡る争いに巻き込まれる。
【成分表】
笑い☆☆☆☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★★☆☆☆ 感動★★★★☆
頭脳★★☆☆☆ 深い★★★★☆
【ジャンル】
ジブリ11作目(1997)、自然と人の対立、和風、壮大
【こういう人におすすめ】
「観たことない」と言うと逆にびっくりされるジブリ作品の一つ。
【あにこれ評価(おおよそ)】
89.4点。名作。あにこれ点数順では第3位。
【個人的評価】
世間と同じ評価。
『自分のお気に入り』『おすすめしたい作品』
【他なんか書きたかったこと】
ルパンベスト10を作った流れでジブリベスト10とコナン映画ベスト10に挑戦中。一般人でも分かるアニメ映画シリーズのベスト10があれば、私自身を理解してもらいやすいかなあと。
ジブリ作品に共通するテーマとして「水の表現」と「対立」と「内包」があるというのをどっかで聞いた気がします。まあ水なんて2時間分のお話作ったらどっかで絶対出てくるし、対立と内包なんて曖昧な言い方したらなにかしら無理やりこじつけることは可能だと思いますが、その辺を踏まえてみてみるといいかもしれません。
↓以下一言くらいの感想
{netabare}
ジブリ黄金時代後期の大作で、ほぼすべてのジブリファンが5位以内に挙げる思われる。ジブリ内の系譜で言えば、1作目の「風の谷のナウシカ」が和のテイストを取り入れて進化したような作品で、壮大な世界観と自然の映像美、人間と自然の対立、人間と人間の対立など共通点が多い。
まあ細かい考察はネットで検索すれば「どこまで深読みすんねん」みたいなのが死ぬほど出てくるので、そちらで。
私がこの作品をレンタルで初めて見たときの感想は単純に「ジブリすげ~」でした。他にこんな芸術的かつ家族向けのアニメ映画はなかったので。その後人生で何回みたか覚えてないです(笑)
{/netabare}
こっとん さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
40代後半のおっさん さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 1.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
もうなんかね、アニメとしてはすごいんだろうけど、声優がひどくて、おしとーる!しか思いつかん。声優本職に吹き替えさせて放送とかしたら、すごい作品になりそう。
四文字屋 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「未来少年コナン」でアニメの演出をスタートして以来、
一貫して追い求めてきた、
Boy Meets Girl の幸福なあり方と、
日本型社会主義の実現した姿と、
自然回帰による人類と地球との幸福な共存を、
ずっと夢想してきた宮崎駿氏が、
人類と社会のあり方について、
それまでの人生を通じて結論づけた物語が、
ここにあります。
もののけ姫を制作するにあたって、
宮崎駿氏は、
男性と女性の幸福な婚儀は幻想にすぎず、
社会制度は人間個々にとって有益な存在たり得ず、
自然と人類は根本的には共生できない、
という冷厳な現実を、
自身の精一杯の残虐性描写によって提示しました。
自然と、自然に属する霊的な存在の描写は美しくかつ恐ろしく、
人が、同じ人同士で差別し合い、反目し合い、戦い殺し合う様は
息を飲む迫力に満ちており、
時代のうねりの中で苦難に打ちのめされながらも己を全うしようとする
サンとアシタカの姿は崇高に映ります。
宮崎駿氏は当時、この作品をもって、
アニメ映画の演出からは引退すると公言していたし、
実際そのつもりであったのだろうからこそ、
ここまで痛烈に、文明批判と
人類の進化の否定を明示できたのだろう、と思います。
実際に作品の中において、
アシタカとサンは幸福な家庭を築くことは叶いませんし、
自然という貴重な存在の象徴であるデイダラボッチは滅してしまいますし、
それでも再生しようとする自然を前に、
人類は、文明の進歩という歩みを停滞させることは出来ないのです。
これは、諦観ともとれる、宮崎作品のひとつの到達点にして、
宮崎駿氏の人類に託した遺言ともいうべきものです。
ここからあとは、作品についての言及ではありません。
{netabare} しかし、この作品が未曽有の大ヒットをしてしまったために、
宮崎氏が望んでいた引退はかなわず、
すべてを出し切ってしまった宮崎氏が、そのあとは、
それまでのアニメーター人生で蓄積してきたおもちゃ箱から
ガラクタを引っ張り出しては駄作を連発しながら、
興行成績だけは無遠慮に絵空事のように亢進して行き、
経済的には成功するという悪循環に陥っていったのは、
まことに皮肉なこととしか言い様がありません。{/netabare}
fuushin さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
もののけ姫は、宮崎監督の作品にしては、珍しく空撮シーンがなく、また、広がる空をイメージさせない作品ですね。
冒頭、疾走するアシタカとヤックルに、耳障りな不協和音がまとわりつき、ただならぬ不穏な気配を漂わせ、物語は始まります。
エボシをはじめとする個性豊かな登場人物と、神秘に包まれた太古の神々が織りなす
彼らの共存と対立は、大変わかりやすく描かれています。
人々は、しぶとくも健気であり、実直であり狡猾でもある。神殺しすら畏れぬ高慢な者も。
シシ神の首。
サンは畏怖の念で。
アシタカは真摯に鎮魂の念を持って。
二人してそれぞれがまっすぐにシシ神に向き合います。この一瞬のシーンが堪えます。
破壊と再生の繰り返しのなかで、それでもやはり、人々は生命をつないで行く。
否、生きとし生けるものは、神も獣も人もひと柱も漏れ落つることなく、その理(ことわり)のなかで生き、その気(き)を身を委ねながら生き、その意(い)を、発露し体現していく。
生まれ、もがき、死ぬ。そして再び輪廻して、永遠無窮に繰り返していく。
この当たり前の生命の営みの根底には、生まれ変わり死に変わりするなかで、不断の「御魂磨き」が実践されています。
アシタカの生きた時代、私たちの生きている時代、スクリーンのどこかでつながっているのなら、「生きろ」と。
出会いのなかで、喜怒哀楽にもまれつつ、矛盾と葛藤をくぐり、発見と悟りを得る。
そうした魂のブラッシュアップを通じて、進歩向上を喜ぶ人生観を!
やがて肉体は衰え、病に倒れ、死を迎える。
それでも「生きろ」と。
だからこそ「生きろ」と。
ただ漫然と生きていくのではなく、一挙手一投足に志を立て、ひと息吸うごとに奮い立ち、命をかけて生きる目標を持てと。
AIやロボットが席巻するだろう近未来の時代となるとき、辛く厳しい労働は急速に人の手から離れるだろう。そのとき、人はどうやって生きがいを見出すのか。
平易で安逸、葛藤も慟哭もない安直な生き方も選べることはできますが、残念ながらこの現代は、それ自体が同等の生きにくさを内包しているし、私たちに強迫してきます。
それでも、「生きろ」と。
アシタカは、「吾、私、志、司、明日、高い (貴い、多価)」の意味ですから、「私の志をもっと高くする」という象意ですね。
サンは、「産、讃、山、SUN」の意味ですから、「母なるものを産み出す大地を讃える」「太陽の如くあまねく大地を讃える」という密意ですね。
人は、「霊止」という言霊。
霊は「ヒ」、止は「ト」と読みます。
霊は想念そのものであり、善なる想念、善ならざる想念の両方を意味します。
善なる想念は、善なる神霊 (心霊ではない)につながり、善ならざる想念は、悪霊につながる。
そうして霊線がつながり、霊流となって流れ込み、私たちの生き方に影響を与えます。
どちらの「霊」を自らの身体に「止」めるのかは、自らの自由な「意」に一任されています。
自分で選べるし、決められます。
それが人。それだから人。
人生は千変万化する。できる。
万物は流転する。
ちょっと、レビューが抽象的で重めになっちゃいました。勘弁です。
ですが、「もののけ姫」に限っては、大地に根ざし、タタラを踏みながらも、喜びと悲しみの汗と涙を流し、そうしてあなたの魂を磨いて行きなさいと。
宮崎監督のそんなメッセージが込められた作品なのかなぁと、感じる次第です。
そうした深い霊性、神性がモチーフとなって、ストーリーに織り込まれ溶け込んでいるからこそ、観る方たちの感性(神なる部分)にシンクロしバイブレーションを引き起こす。
だから、知らず識らずのうちに、わけもなく感嘆し、感動し、感激することにつながっていくのかなと思うのです。
もののけ姫を支持なさる熱烈なファンの方たちは、そうした体験をスクリーンから受けとったのかしら。
宮崎監督に感謝です。
長文、失礼いたしました。
tinzei さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
トトロの次に見たからか「え、これトトロと同じとこが作ったの?」と思ったのを覚えてる。
ジブリ作品の中でもこの作品はテーマが強い、現実に対しての皮肉が尋常じゃない、駿さんまじぱねえっす。
最近気づいたけど主要キャラCVがほとんど俳優女優で亡くなってる人もちらほら・・・
これわかってくれる人少ないけどエボシ様好き
ロリルス さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
狗が身 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ダビデ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
高校生のころ、映画館で観ました。
その後、何度もテレビで放送されてたので、観ました。
環境的な点については、高校生のころ、理解してなかったところもありましたが、繰り返して観て考えさせられました。
腑に落ちない点は、ストーリーで、アシタカが村に戻らないという点です。
Sfsxu80854 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
わさビーフ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
数多くあるジブリ映画の中でワタクシ事Reiが1,2位を争うほどの名作だと自負し圧巻したのが「もののけ姫」
今週久しぶりにジブリを鑑賞しました (^▽^)3~4年ぶり??かなぁ」
鑑賞し過ぎたせいかDVDの裏側が傷だらけです(笑
次ちゃんと再生するのやら。。
そして何と言っても、なくてはならない物と言えば音楽!そう!
様々なヒット曲でサントラ・ジブリジャンルを築いたジブリの伝道師!
譲~ひ・さ・い・し~!大閣下(敬意 (・д・ゝ)
*ジブリで思い出深いシーンを思い出すと勝手に頭の中に音楽が流れてくるあれです(笑
私が知る限りでは宮崎駿監督の大体8割強ぐらいの作品にこの方の楽曲が使わているのではないでしょうか?
・ハンバーガーセットに置き換えると
ハンバーガー 宮崎駿
ポテト 久石譲
ジュース スタッフ一同
サイドメニュー美輪明宏
何かよく分からない例えでしたが(笑
いつかまた観るとは思いますが色あせない作品というのは
もののけ姫のような作品の事を言うのですねぇ。
思い入れもあり感化されました。どうでもいい場面で涙腺が緩みっぱなし
超名作です
もののけ姫のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
もののけ姫のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリガミ」に呪いをかけられる。ただ死を待つより、己の運命を「曇りなき眼」で見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。そこでアシタカが見たものは、森を切り拓いて鉄を作るタタラの民とその長エボシ、森を守る山犬一族、そして山犬と生きる人間の少女サンであった。アシタカはその狭間で、自分が呪われた理由を知る。やがて、森を守ろうとする動物たちと、その長「シシ神」を殺そうとする人間達の壮絶な戦いが始まる。(アニメ映画『もののけ姫』のwikipedia・公式サイト等参照)
松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、上條恒彦、西村雅彦、島本須美、小林薫
原作:宮崎駿、 監督:宮崎駿、脚本:宮崎駿、プロデューサー:鈴木敏夫、作画:安藤雅司、美術:山本二三/黒田聡/田中直哉/武重洋二/男鹿和雄、音楽:久石譲
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1984年3月11日
極限まで発達した人類文明が「火の七日間」と呼ばれる最終戦争を引き起こし、瘴気(有毒ガス)が充満する「腐海」と呼ばれる菌類の森や獰猛な蟲(むし)が発生した。それから千年余り、拡大を続ける腐海に脅かされながら、わずかに残った人類は、古の文明の遺物を発掘して利用しつつ、細々と生きて...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2002年7月20日
何となく日常を過ごす、ごく普通の女子高生・吉岡ハルは、ある日、車に轢かれそうになった猫を助ける。助けられた後、その猫は日本語で礼を述べ、二足歩行で歩き去る。実は、彼は猫の国の王子・ルーンだった。 次の日、猫の国から、王子の命を救ったお礼の品が届けられるが、猫じゃらし、マタタ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2017年7月1日
「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の米林宏昌による新作アニメーション映画。 イギリスの女流作家メアリー・スチュアートによる1971年の児童文学「The Little Broomstick」を原作に、11歳の平凡な少女メアリの奇想天外な冒険を描き出す。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1995年7月15日
劇場版アニメ『耳をすませば』と同時上映で公開された短編アニメで、同映画の制作スタッフだった宮崎駿が監督を務めた。内容は、人気アーティストであるCHAGE and ASUKAの、アニメ映像を用いたプロモーションフィルムである。 汚染が進み、地表に人間が住むことは叶わなくなった未来の地球。カル...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1994年7月16日
東京・多摩丘陵。のんびりひそかに暮らしていたタヌキたちは、ある時、エサ場をめぐって縄張り争いを起こす。原因は人間による宅地造成のため、エサ場が減ってしまったから。このままでは住む土地さえ失くなってしまうと、タヌキたちは開発阻止を目論み、科学の発達した人間たちに対抗するため先祖...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1986年8月2日
ある夜、飛行中の飛行客船を、航空海賊の一団が襲撃する。政府特務機関に捕らわれ客船に乗っていた少女シータは、混乱に紛れて特務機関の指揮官であるムスカ大佐を気絶させると、彼の懐から青い石のペンダントを奪い取る。窓を伝って逃げようとするが、海賊に見つかり、驚いた拍子にシータは客船か...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2011年7月16日
船が遭難し、行方不明となった船乗りの父と、仕事のためにアメリカに渡ったカメラマンの母を持つ小松崎海は、母の留守中、小松崎家を懸命に切り盛りしていた。そのころ、海たちが通う港南学園では、新聞部部長の風間俊と生徒会長の水沼が起こす騒動によって、生徒と教師が翻弄されていた。突如とし...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2011年5月7日
ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。誰かの心がそのまま音になったような唄を、忘れられずにいた少女アスナに訪れたひとつの出会い。お気に入りの高台に向かう途中、異様なケモノに襲われたアスナはシュンという少年に助けられる。アガルタという遠い場所から、どうしても会...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2006年7月29日
多島海世界のアースシーでは、聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、職人は技を忘れていくなどさまざまな異変が起こり始めていた。やがて人々が魔法を信じることができなくなったとき、大賢人ゲドは世界のバランスを崩す者の正体を突き止めるための旅に出て、国を捨てた王子アレンと出...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1989年7月29日
魔女の娘は13歳になると家を出て、よその町で一年修行するという掟があった。13歳になった魔女の娘・キキは、掟にならい黒猫・ジジと共に港町・コリコに降り立った。パン屋の女主人に気に入られ、店先を借りて宅急便を開業することにしたキキ。そこには新しい生活と喜び、失敗と挫折、人力飛行機に...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1997年7月12日
エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリガミ」に呪いをかけられる。ただ死を待つより、己の運命を「曇りなき眼」で見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。そこでアシタカが見たものは、森を切り拓いて鉄を作るタタラの民とその長エボシ、森を守る山犬一族、そして山犬と...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1997年7月19日
最後の使徒は倒された。しかしながら現実に対処できないシンジは固く心を閉ざしてしまう。そして約束の時が訪れる。ゼーレは自らの手による人類の補完を目指し、戦略自衛隊による攻撃をNERV(ネルフ)本部に仕掛けてきた。戦闘のプロに抗う術もなく血の海に倒れていく職員達。その絶望的状況下でミ...
ジャンル:OVA
放送時期:1997年8月1日
某国副大統領の誕生パーティーに潜入したルパン。まんまと建物内に忍び込み、金庫のロックを解除した瞬間、銭形警部率いる警官隊に取り囲まれる。「なめたまねをしてくれたなぁ、ルパン!」と、予告状を手にルパンに迫る銭形に対し、「ん~なモン出した覚えがねぇ~んだよ。だから今日はそいつを確か...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1997年夏アニメ
『夢のクレヨン王国』(ゆめのクレヨンおうこく)は福永令三が執筆した児童文学作品群である『クレヨン王国』シリーズを原作としたアニメ・漫画作品である。《ストーリー》「死神編(1話 - 49話)」 12の悪い癖を持つ、クレヨン王国のシルバー王女。彼女の12歳の誕生日に、かつて封印された死神がよ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1997年8月2日
ストーナーという町にやってきたリナとナーガは、ひょんなことから、岩や土を原料にした人型モンスター・ゴーレム作りの屈指の職人ガリアの家に招待された。ガリアには親譲りの腕を持つ息子のヒューイがいたが、ふたりは折り合いが悪く喧嘩ばかりである。そのために、ガリアはゴーレムを作るどころ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1997年夏アニメ
動物達が忍者として暮らす山々の一つ・念雅山にある日、じいやさんがペンギンを連れてきた。『まん丸』と名づけられた天然ボケなペンギンは、頭領のネンガ、先輩のタヌ太郎・ツネ次郎など、お山の変な仲間たちと修行に励む毎日を送ることになるが、念雅に代々伝わる天容の笛がネンガの弟ギオが率い...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1997年7月1日
天界の支配者ゼウスに、息子ヘラクレスが誕生した。みなが彼を祝福する中、たった一人喜ばない黄泉の国の王ハデス。彼は、ゼウスを倒す計画を成長したヘラクレスに阻まれるとの予言を受けていたのだ。ハデスにより、人間世界に落とされたヘラクレス。彼は生まれた世界に帰るため、真の英雄となるべ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1997年7月12日
悪霊から子供たちを護る小学校教師の活躍を描いたTVアニメの劇場版を、「東映アニメフェア」内のプログラムとして上映したシリーズ第三弾。 生徒たちやゆきめ、律子先生も引き連れぬ~べ~がやってきたのは南の島。その美しい光景からはこれまで悩まされてきた悪霊騒ぎなど無縁に思われたが、この島...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1997年8月2日
「天地無用!」の劇場版第2弾。脚本はOVA「ああっ女神さま」を手がけた長谷川菜穂子。かつて、天地の祖父・遥照に失恋してしまった闇の世界の住人・由厨葉はある企みを思いつく。それは天地と自分の髪の毛を使って少女を作りだし、天地を自分の手に入れようとするものだった。ある日、天地は...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1997年夏アニメ
忍者にあこがれる主人公花菱烈火は、炎を生みだす不思議な力を持っていたが、それを隠しながら霧沢風子や石島土門と高校生活を送っていた。偶然治癒の力を持つ少女、佐古下柳と出会うところからストーリーは始まる。佐古下柳と花菱烈火は、お互いの力を打ち明け、烈火は柳を守る事を誓う。謎の女性...