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「マクロス7[セブン](TVアニメ動画)」

総合得点
73.8
感想・評価
400
棚に入れた
2106
ランキング
968
★★★★☆ 3.9 (400)
物語
3.7
作画
3.5
声優
3.9
音楽
4.3
キャラ
4.0

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マクロス7[セブン]の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

戦場で歌の押し売りをするとんでもない男

この物語の主人公バサラの行動は、常識を逸しています。
なんと彼は、戦場で歌の押し売りをするのです。
敵味方が激しい戦闘をしているさなか、敵見方を問わずにスピーカーポットを打ち込み、自分の歌を無理やり聞かせます。

マクロスシリーズでは『歌で戦争を終わらせることができる』この主張が一貫しています。
だから、マクロス7もまた、この主張に沿った物語となります。


「俺の歌をきけーーーーーーー!!!!」

大声で叫んでバサラは歌いだします。
敵も味方も軍事の通信は途切れます。バサラの歌しか聞こえなくなります。
全員がバサラの行動に対して、あっけにとられます。

でも、しばらくすると、敵味方ともに戦闘は再開します。

しかし、バサラはめげません。
バサラは戦闘のたびに何度も何度も足を運び、同じように歌い続けるのです。

最初は敵味方を問わずにバサラを馬鹿にします。

しかし、ある日、どんな武器も通用しない強力な敵が現れたとき、不思議とバサラの歌により敵が逃げ出すのです。
バサラの歌にはすさまじいエネルギーがありました。

しかし、バサラは敵を倒そうとはしません。
敵の命を奪おうなんて、バサラはこれっぽっちも思っていません。
歌を通じて敵と心を通わせたい。
それがバサラの願いでした。
{netabare}
さらにバサラは、凶暴な敵の戦士(シビル)の命すら、歌で助けようとします。
バサラは毎晩、シビルのもとに足を運び、歌い続けます。
意識を失って弱っているシビルが目を覚ますように、懸命に歌い続けるのです。

そして、いつの間にか、敵のリーダ格のギギルが、バサラの歌を口ずさむようになります。バサラの歌を歌いだします。
ギギルの歌は決して上手ではありませんでしたが、魂がこもっていました。
シビルを救いたい…。その気持ちが歌から伝わってきました。
やがて目覚めたシビルもバサラの歌を歌うようになります。

バサラは歌で敵と心を通わせることができるようになったのです。
{/netabare}

敵の総司令官もバサラの歌に興味を示すようになります。
そして…


劇中で歌われる「My Soul for You」は名曲です。
一度聞いていただければと思います。

マクロスシリーズを知らない方は、「 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」も、あわせて見られることをお勧めします。


今現在も、世界の数ヵ所(もしくは数十ヵ所)で戦争は続いています。
歌で戦争を終わらせることができたら、素晴らしいと思いませんか?

投稿 : 2021/07/19
閲覧 : 658
サンキュー:

27

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★☆

2021.4.3 ★★★☆(3.5) 初回評価

投稿 : 2021/04/03
閲覧 : 241
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

歌で戦争を止めたの後にも先にもバサラだけ!

結論から
この作品は一貫して、
とにかく
「戦争なんてくだらないことを止めて、俺の歌を聞け!」
それがかっこいい。以上である。

注釈として
よくある客観的批評の前提としてのリアリティとは

「現実にこんな人は居ない、こんな事は起こらないだろう」
ではないのだ。※なぜならそれは視聴する側の主観に過ぎないから
「物語の背景と設定、表現の連続と矛盾していない事」
である。※なぜなら、物語の世界でのあらゆるルールが再定義されているからだ。※表現の連続とは、簡単に言うとスーパーサイヤ人になったのにヤムチャに負けるみたいな事。

では話を戻そう。

正直、主人公はミレーヌであり
バサラはメンターのポジションである。
バサラ自身は初登場から
基本的な部分
・自己実現の手段である歌手としての能力
・成熟した人間性(やや欠けてはいるが)
・自身の目的、情熱
等、おおよその試練を越え、獲得するものは
すでに持っているからだ。

ミレーヌは唯一、やや欠けている人間性を
徐々に受け入れながら、バサラの背中を追いかけ、
1人の女性として成長していく。
それは視聴者と同じ視点として重なる。

視聴者も序盤は
「なんだコイツww」と苛立ちや不信感、突飛な
キャラクターに戸惑うところから始まる。

かなり膨大な話数の為、要約するのは骨が折れるので
このマクロスシリーズで
「歌のみで戦争を止める」が最も効果的に描かれている
エピソードを紹介。
主人公はヴァルキリーの名手でもあるが決して
攻撃をせず、歌を歌うことを信条としている。
それがやむを得ずに、攻撃をしてしまうシーンがある。
そこで、ちゃんと、「後悔する」のだ。
それも激しく。
戦争で、殺されかけたのを止める為であるのに。
ここにバサラの魅力がつまっている。
己の信念を曲げる事を許さない、その誠実さに。

かなりの長丁場ではあるが、この作品は常に一貫しており
清々しい内容になっている。
ぜひ視聴してほしい。
音楽もめっちゃいいよ。

投稿 : 2020/08/29
閲覧 : 418
ネタバレ

ふぁんた さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ネジがぶっ飛びまくった問題作

F視聴後マクロスファンになったので他の作品、楽曲に触れてきました。レビューでは一様に7は見る人を選ぶや、最初がダレていてきついがそれを経験しないと終盤の感動は味わえない、話数がとても長いなど、なかなかFと比べると敷居が高いものでした。


ただのドックファイトや戦闘が見たいのではなく歌の力でどう戦闘を演出していくかに興味があったのでバサラの「戦争なんてくだらねぇぜ!俺の歌を聴けぇー!!」がもうめちゃくちゃかっこよかったです。最近の主人公は戦争ものなのに、何か信条があるわけでもなく安易に不殺になりますが、(ハヤテ、、、)バサラくらい己の信じるものがありそれが相手に届けば争いなんておこるわけがないと信じ行動し続けるそのかっこよさ、、本当にしびれます。
確かマクロス全投票でツッチーが言っていたのですが、{netabare}最初は「なぜミサイルを撃たない!」と視聴者みんな思うんだが、終盤になると「なぜ撃った!!」と変わる、まさしくそうでした。確かガムリンもそうでしたね笑{/netabare}

操縦棍がギターだったり、敵が出てきたらバルキリーに乗ってただひたすら自分の歌を聞かせ続ける、歌で山を動かそうとしたり本当に想像の斜め上をいく戦争ものです。
これくらい吹っ切れているのがマクロスだなぁとしみじみ思います。
ここまで普通じゃない脚本で突破した河森監督をはじめ当時の制作陣はすごい勢いがあったんだろうなと敬服いたします。

歌は流石マクロスなのでどれも素晴らしいです。福山芳樹さんとチエカジウラさんが歌を担当をしています。お二方共歌唱力が高くアニメ史に輝くような曲が多数あります。バサラはイマイチ恋に関して興味がなさそうなのに恋愛の歌も多いのは謎です。バサラの神奈延年さんと福山さんの声質は驚くほど似ていて声優と歌がバトンタッチしているとは思えないほどナチュラルです。私は「Angel Voice(Duet ver.)」と「remember16」が特に好きです


いきなり7を見ると流石にしんどいと思います。フロンティア、デルタから入ってシリーズのコンセプトを理解するとバサラがシリーズ主人公の中で最高にカッコイイと思えるはずです!

7視聴までに見たマクロス関連順
・フロンティアと映画2作
・フロンティアのライブDVD
・ワルキューレのライブDVD
・デルタと映画
・愛おぼえていますか
・セブン関連の楽曲
・プラス
・ゼロ

この他、マクとまやFラジオも流し聴きしていたので7の主人公バサラが無茶苦茶すごくてかっこいいという先入観が私の中で出来上がっていたのですんなり物語に入ることができました。

投稿 : 2020/04/17
閲覧 : 692
サンキュー:

3

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バサラに洗脳されて

マクロスプラスと並行で作られた作品でプラスがあれだけの出来栄えに残念と思う所が無いとは言えない。
全く見れない作品というわけでもなく、52話通してバサラに洗脳されればいい作品。
ストーリーとしてはマクロスから35年後 マクロスプラスから5年後 マクロスFの14年前 ときちんと内容を継続している。
ギターでどうやって戦闘するのってリアリティーの無さはハンドルで動くザブングル以来の衝撃であったが、バサラの歌と共に気にしなければ問題ない。
三角関係もバサラがバサラだけに「俺の歌を聴けーーー!」「ボンバーーー!」しか最終的には頭に残らない。

100点中68点

投稿 : 2020/02/04
閲覧 : 472
サンキュー:

2

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

完走した感想。

めっちゃ面白かった!!
【歌】に拘った粋な作品。なにせ劇中にBGMがないというのだから凄い。

戦争に対して武力ではなく【歌】で立ち向かう。
これ自体は今や珍しくないし、途中で「なんの為に歌うのか」と思い悩むという展開もいかにもありがちだ。
しかし、本作の主人公である熱気バサラは「銀河を見た」で満足するんだ。

言葉にできるようなものを歌う理由としていない。というか結局の所、バサラが理解したのはおそらく「自分は歌うということに意味を必要としていない」ということ。
この在り方に僕は痺れた。
だからバサラが劇中で内面的な成長を遂げることはない。最初から最後までただ自分の存在を歌として表現する。いかにもロックンローラーじゃないか。

バサラといえばシビルとギギルとの関係。これも良かったよね~…。
シビル一筋の漢、ギギル。序盤は小物かと思っていたら、とんでもない。
コイツが途中から歌うようになるんだけど、これが下手クソなのが余計にクるんだ。
そしてシビル。本能がスピリチアを求める一方、バサラへの想いを募らせていく姿が切ないんだよな~…。
ガムリン&ミレーヌとの三角関係よりもよほど面白かった。(別にガムリンとミレーヌが嫌いな訳じゃ無くて、純粋にこの二人は結ばれてよかったんじゃないかなって思ってる)


最終回で「プロトデビルンでも歌えばスピリチア自給自足できるんかい」ってなったし「じゃあシビルと別れなくてもエエやん。ってかシビル、行かないで…っ」ってなったけど、実に楽しい作品でした!

投稿 : 2019/11/13
閲覧 : 325
サンキュー:

6

Eさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バサラが歌ってますな

多くの方が仰るとおり49話は冗長なのですが。

面白い話は面白く、ダイジェスト版作ってほしいです。

「俺の歌を聴け!」という台詞に値するほどの歌なのかといえば、

パワフルで並外れた歌唱力に段々と惹き込まれます。

主人公は自分のことを殆ど語りませんが、

歌と行動によって主人公というものが分かってきます。

「説明をするのでなく伝える」それがこのアニメを唯一無二のものにしているのだと思います。

投稿 : 2019/07/17
閲覧 : 194
サンキュー:

2

†緑川詩鳥† さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見たら何かを得られる作品

最近、正に見終わえたっ…!!
まず、感想を述べるとしよう。感想美ィィィィ!!
とても楽しめた..。
故に、1話が短く感じることも屡々。
紹介してくれたことに感謝せざるを得ない。
感謝美ィィ!!
「歌」がテーマなロボットアニメと聞くと顔を顰める者も居るかと思うが、、
戦隊モノにありがちな、カッコ良く登場→1度はピンチ→でも最後は手の平を返し大勝利!こんな単調な面白味のない展開を想像したか?
うむ
確かにそうだ。確かにそういうシーンも多いにある。だが、このストーリーは、それを凌駕する何かを秘めている。
それは、歌という概念を作り出した人間への感謝の気持ちや、歌という概念に対しての向き合い方。そういった事を、ストーリーを"楽しむ"だけではなく、"学べる"という力を秘めているという事だ。
これが非常に大きい。
人々は普段何食わぬ顔で、何も考えず歌を歌っていることが、少なからずあるだろう。その時、何か自分の中で感じるものを感じ、吸収し、人々に共有を、そして、心で分かち合う。その大切さ、忘れてはならない。
正に、伝心美ィィ!!
作中に登場する曲の歌詞も、心の内側に、熱く訴え掛けてくるような作品が多いのも魅力的。今、それぞれの人生の中で、過去最高に辛い状況にいる人々などにも、是非見てほしい。
明日を掴めるチャンスが手に入るはずだ。
逆にオススメできない人は、当たり前だが、歌が根本から大嫌いな人。そして、古い作品であるが故に、何度か使い回しの内容がある。それに(悪い意味で)敏感な方。この位だろうか。
正直、終盤はもっと何かがあるのかと思ったけど、うーん。あったんだけど、期待していた程でもなかったかなという感じ。しかし、満足度は100%だ、
満足美ィィ!!
自分自身、古いアニメは初めてで、これ程楽しめるとは思っていなかった...!
熱気バサラは、熱いハートを持っていて、糞ほどそれに忠実で、その信念が、彼自身と、周りの仲間たちと、視聴している僕自身に、どれほどの影響を与えたか、それは計り知れない。
僕自身もバサラのようになりたいと思った。
終了美ィィィィ!!

投稿 : 2019/01/18
閲覧 : 361
サンキュー:

4

ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

裏主人公が素晴らしい!

当時リアルタイムで視聴していました。
4クールなので長丁場です。作画は同時水準では本当に高かったですね。
動きも滑らかだったので凄いと思ってました。

主人公の熱気バサラは戦わない主人公。
ミサイルを積まれるとガチ切れします。板野サーカス全否定ですねw
歌で戦争を終わらせる為、戦場に突っ込んでは歌って戦闘の邪魔をする日々が続きます。
主人公が戦わない事で切ってしまった人が多いみたいですけど勿体ないなーと思います。

ぶっちゃけますと、私自身も最初は戦わないって微妙だなと思ってました。
歌もそんなに良いとは思ってなかった…

~~~~4クール後~~~~

何という事でしょう。Fire Bomberは最高だ!神曲ばかりだ!
と、劇的ビフォーアフターばりの掌クルックルです。男ならドリルとまで言わせるほどの。
中だるみの部分もまぁありますけど、
見続けるといつのまにかはまってしまうという不思議な魅力の作品です。

マクロスシリーズの三角関係はちゃんと押さえてます。
バサラ、ミレーヌ、ガムリンですね。
ですけど、この三角関係薄いんですよね。単にミレーヌが二股ビッチなだけだし。
ぶっちゃけバサラはあんまり気にしてない。

ガムリンも裏主人公というには微妙でしょう。
どちらかというと視聴者代表的なポジションです。
{netabare}バサラが攻撃した時の「お前は歌うんじゃないのか?」という{/netabare}
ガムリンのセリフは私の気持ちを代弁してました。
そう…いつの間にか視聴開始時とは違う思いで見てましたね。


なので、裏主人公は別にいます。(と、言っても私が勝手に言ってるだけです)

ギギルです。彼以外に裏主人公はあり得ません。
見た目含めて本当にカッコイイですよ!
最初、「なんだこのハゲおっさん、数話でやられそう」なんて思ってすみませんでした!
なんなら焼き土下座します。

あ、ちゃんと三角関係も押さえてますよ。
ミレーヌのお子様恋愛と違って、こっちは本当の愛です。
マクロスシリーズは種族間とか異文化のコミュニケーション、
時間をかけてお互いを理解していくという部分がテーマにありますが、
それがこちらの三角関係では濃厚に出ていますね。

ギギルは本当にカッコイイです。
{netabare}
種族間の隔たり、敵への思惑や蟠り、同族への裏切り、プライドや価値観、歌という未知への先入観、そして自分の命

それら全てを…そう本当に全てを捨てででも一人の女性を想う。見返りすら求めない。
ただ、愛する女性が救えれば他に何も要らないというギギルに心撃たれました。

言葉では簡単ですけど、行動や生き様として体現するのは本当に凄いです。
{/netabare}
バサラ風のセリフを借りると「お前の燃え滾る熱いハート。確かに受け取ったぜ!」と…

4クール作品って最近では減りましたけど、4クールでないと出せない味ってあると思うんです。
1年かけて見ていくからこその思い入れがあり、キャラに深く感情移入できる部分も確かにあると思ってます。
もしも1クールだったらギギルをカッコイイとは思わなかったでしょうし、
Fire Bomberのファンにもならなかったと思います。

ちなみに最終回は感極まって視聴中に大声上げてガッツポーズしました。
{netabare}
最初の数話では、「花束渡せなかったな、次回ぐらいには渡せるだろう」と思いつつ
どっかで渡して、その花束の少女とのストーリーがちょい刺しされるのかなーと思いきや
常に寸止め。徹底的なすれ違い。ずっとお預け。
流石に最終回は…と思ってたら、絶望的な程に渡せない物理的距離…

「物理法則無視してる」とか「普通、空中分解するだろ」とか「ハンググライダーに合わせるとかどんだけ~」とか「実現する確率皆無」とか
そんな無粋で野暮な事を言っては行けません。

渡した瞬間の花束の少女の笑顔をみたら、自然とガッツポーズしてましたよ。
{/netabare}
1年…1年間ずっと見てきたんだ。良かった…と。

確かに中だるみと感じる部分や余計な付け足しと感じる部分もあります。
ただ1年通して見るという事に意義があるのでは無いかと感じた作品です。
(その評価と思い出補正で点数かなり甘めにw)
一気見するとこの感覚は味わえないだろうなと思いました。

投稿 : 2018/12/14
閲覧 : 861
サンキュー:

18

ネタバレ

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

バサラじゃない!ミレーヌの歌を聞かせろ

私はマクロスシリーズが好きですが、マクロス7は余り好きではありません。
世間的にはシリーズの中でマクロスⅡが黒歴史扱いされていますが、私の中ではセブンこそが黒歴史です。
マクロスⅡはキャラやメカのデザイン、音楽、三角関係など、初代マクロスのテイストを引き継いだ作品になっていますが、セブンは全てがガラッと変わってしまい、私の中で出来上がっていたマクロスのイメージと合わないんです。
その後に作られたマクロスプラスでは、私のイメージどおりのマクロスに戻っていますから、やはりセブンは異質な作品だったと思います。
テレビ放送時は中盤で断念し、かなり年数が経ってからレンタルDVDで再チャレンジし、何とか完走した作品です。
ただし、花束の少女の件は毎回気になりましたね。
視聴者は皆やきもきしたのではないでしょうか。

以下、私がセブンを好きになれない主な理由です。
※作品としての出来云々ではなく、完全に個人の趣向によるものです。
{netabare}
1ボーカルが男である
 マクロスと言えば「歌姫」ですが、セブンは男のバサラがメインボーカルであり、ロック調の曲もいまいちダサい感じがして、私の好みとは合いませんでした。
 救いはミレーヌの存在で、「MY FRIENDS」や「だけどベイビー!!」は大好きです。

2とにかくバサラが嫌い
 毎回命令に従わず自分勝手な行動を取りメンバーのことも振り回すバサラが好きになれません。
 主人公特権で結果的には良い方向へ転がりますが、自分の周りにこういう人がいたら迷惑極まりないです。

3三角関係が希薄
 バサラとミレーヌとガムリンの三角関係を期待したのに、バサラは恋愛方面に興味なし。マクロスのお楽しみ要素が一つ欠落しています。
  
4メカデザインがダサい
 初代マクロスではそれまでの巨大ロボット系作品とは異なる斬新なメカデザインに心踊りましたが、セブンは昔のロボットアニメのデザインに逆戻りしてしまった感があります。
 特にバサラの乗るVF-19改の顔がいただけません。
 人間サイズの介護ロボ等なら人型デザインは有りですが、巨大ロボの顔に口とか必要ないでしょう。
 バサラの趣味で口をつけたという設定らしいですが、玩具を売るために児童向けデザインにしたとしか思えません。
 
5ギターで操縦
 VF-19改は操縦桿がなくギターで操縦するという設定が受け入れられません。
 まあ、操縦桿で巨大ロボを自在に動かすということ自体に無理があるんだから、ギターで動かしたっていいじゃないかという考えも理解できなくはないですが、戦場でギターを弾きながら歌い、同時にバルキリーも操縦するってバサラは化物ですか。
 天才と言われたマックスやミリアを超えていますね。

6戦闘シーンに迫力がない
 歴代マクロスシリーズで、セブンの戦闘シーンが一番つまらないです。
 マクロスシリーズの見所の一つである戦闘シーンと歌との相乗効果もほとんど感じられません。{/netabare}

以上6点ほど書かせていただきましたが、結局のところ私のセンスとは合わなかったんですね。
バサラに始まりバサラで終わるような作品ですから、バサラが歌うFire Bomberの曲が気に入れば、この作品も楽しめると思います。

投稿 : 2018/11/23
閲覧 : 360
サンキュー:

5

ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

不満はあるけど徹底した演出とディテールへのこだわりが最高

ご存じマクロスシリーズの一つで、1994年放送。
マクロスの中では若干変化球らしいですね。
お約束の歌、変形戦闘機、三角関係は本作でも織り込まれています。

時は西暦2045年、新天地を求め宇宙を旅するマクロス7船団は、突然正体不明の敵に襲われます。
自身のバルキリーを駆り戦場に出ながら、戦わずに歌い続けるファイアーボンバーのボーカリスト・熱気バサラ。
同じファイアーボンバーのミレーヌ・ジーナス、エリート軍人ガムリン・木崎は、当初それぞれの立場からバサラの行動に反発しますが、二人とも、次第にバサラに理解を示すようになります。
船団の人々にもバサラの歌は受け入れられていき、敵への対抗手段にもなりうるとわかり…

{netabare}
で、本作で三角関係になるのは…
歌に文字通り命をかけるバサラ。
家を飛び出しファイアーボンバーに入ったミレーヌ。
軍人としてマクロス船団を守るガムリン。
三人の人間関係は少々複雑でしたが、嫌な気分にならずに見ていられました。

私は三角関係はものすごく嫌い(両想いカップルに横恋慕なら別ですが)で、他のマクロスを見ない一番の理由はそれです。
ただ本作の場合、まだ14才の女の子が三角関係の中心で、男性二人もある意味ではミレーヌにより繋がり、互いを認め合う戦友のような間柄となったことや、ミレーヌという裏表のないキャラクターのおかげで嫌な気分にならずに見られました。

それでも一人に決めてほしかったですが…
バサラとガムリンを繋ぐ、歌で戦争を止められるのかという問題提起をするなど、恋愛以外での役割を、ミレーヌがきちんと持っていたことは私の中で評価できる点でした。
バサラの態度からして、バサラはミレーヌを大切なパートナーとは思っていても、恋愛感情はないのかな?というのもありますし。

バサラは熱血で奔放、ガムリンは実直でどこかお人好し、と嫌味のないキャラクターで、三人の関係性そのものがきちんと出来ていたのは印象が良かったです。


ラストバトルが相手を殺してではなく、歌の力により戦う必要がなくなって終わるのは、歌をテーマにした本作ではきれいな落としどころだったと思います。
バサラの歌によりスピリチアを奪い取られ廃人同然だった人達が心を取り戻し、またプロトデビルンがスピリチアを自身で生成できるように変化する。
無理のない展開だったと思います。

ただプロトデビルンに憑依されてしまった人達、船団を守り殉職した人たちへのフォローがなかった点はマイナスでした。
主人公達が同じ人間の犠牲をどう思っていたかがわからず、個人的には後味が良くなかったです…
{/netabare}

私にとって本作の一番の魅力は、ディテール、演出の徹底によるカタルシスの創出でした。

BGMを使用せずキャラクターの歌、演奏、ラジオの音などを効果的に流す。
喋っている間、そのキャラクターの歌声をきちんと抜く。
印象的にしたいシーンでは楽器の弾き方を(作画の状況が許す範囲で)変える。
そうした細かい演出が全編通して貫かれるため歌がただ流れているという印象にならず、BGMに頼らずとも盛り上がりました。
というかBGMがさらに流れるとくどくなります。

歌や音楽の力は本当に凄いもので、ストーリーがよくできていなくても、上っ面だけ感動させるようなシーンて音楽の力を借りれば出来ちゃったりするのですよね…失礼ながらそういう作品を見たことはあります。

その点、この作品は浮わついた感じを与えないバランスになっていました。
監督始めスタッフが、自分たちの力と感覚を信じて制作していたからだと思います。
それが相対的に歌の重要性を増し、歌詞のメッセージがダイレクトに伝わるシーンを多く生み出しています。

さらに、バサラの「歌を伝えたい」という情熱がキーとなるストーリーで、ロックというジャンルを選択したことは正解だったと思います。
私のロックのイメージは、自分自身も含めたあらゆるものへの「反骨心」と、それを発信することなので。

配役に合わせた歌手の人選も良かったです。
私は作品のクオリティを求める上で、吹き替えボーカルの採用には好意的です。(声優と歌手とは発声法から違うと思っていますので)
福山さんとカジウラさんは声もキャラクターによく似ていて表現力も素晴らしく、バサラとミレーヌそのものでした。


細かいところに不満はありますが、キャラクターと結末、何より演出がとても気に入った作品でした。
勢いで突っ走ったように見えて(実際突っ走りましたがw)、やりたいことが全編通して一貫していて気持ちの良いアニメです。
爽快感を求める人にオススメです。(2015.7.5)

投稿 : 2018/11/22
閲覧 : 522
サンキュー:

10

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バンドアニメといえばこれ

前半は、正直慣れるまで時間がかかるだろう。
とにかく同じことの繰り返し。
面白いには面白いが一気に観ると人によっては少し辛いかもしれない。
しかし、本当に我慢して観て欲しい。
それは、後半が異常に面白いからだ。
初代(TV版)と同じように前半と後半ではテーマがガラッと変わる。
このテーマが変わってからがこの作品の本番。
前半で作ったバサラがいればなんとかなるという安心感がぶち壊される程の緊張感がある。
そして、登場人物の成長も見どころ。
観終わった後は最初に感じていた違和感は忘れるくらい大好きな作品になるだろう。
あと、この作品は初代と違ってロボットアニメというよりは燃える音楽アニメとして観て欲しい。

投稿 : 2018/10/15
閲覧 : 327

かまいたち さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

初見のハードルは高いが、気に入ればかなりの良作

マクロスシリーズでは群を抜いて1番好きな作品。
ただ初見のハードルが結構高めなのがネック。

何しろ当時1年も放映したいたので話数が多く、40話くらいあります。又最近のアニメとは違い物語の展開が遅めな上に序盤は作画の使い回しが多く初見では曲やキャラを好きにならないと正直かなりキツいです。しかし40話を通して一つの事をただひたすら貫くバサラを格好いいと思い、その姿に何か影響される筈。

40話と長い作品ですが40話あるからこそマクロス7のキャラクター達に感情移入出来る作品だと思います。

投稿 : 2018/10/09
閲覧 : 313
サンキュー:

3

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

不思議とはまった!

アマゾンで視聴。
マクロスシリーズをはじめから視聴。
はじめは、他のマクロスと比べたりして、「断念かな~」っと、感じてましたが10話過ぎくらいからはまりだし、20話過ぎで完全にハマってます!

ただ、マクロスシリーズはまだまだ先が長いですね~汗

投稿 : 2018/10/08
閲覧 : 326
サンキュー:

10

ネタバレ

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歌って何か動くものなのだろうか?

視聴回数 全話2回くらい

初期作マクロスから継続作品ということで鑑賞しました。
私はマックスとミリアに対して思い入れがあったので、この物語を鑑賞して微妙な違和感を感じました。

登場人物のBAND「ファイアーボンバー」は4人組。
これまでの作品通り「歌」がテーマの物語です。

{netabare}本作の熱気バサラは、敵とかそういう対象と関係なく「自分の歌で何かが動かせられる」という信念だけで歌い続けます。

さすがに話の最初の頃では、何のために歌っているのか理解しづらい。本作が終わっても本当に何のために歌っていたのか、本質は視聴者が想像するしかありません。(人であったり山であったり、敵であったりと、バサラが動かしたいと思う対象物すべて)
私の想像なのですが、動かしたかったのはバサラ自身と相手の「心」と解釈しています。

ひとつだけ言えることが、始終バサラは歌を聴かせるために行動が強引な点は変わりなかったです。{/netabare}

音楽はBANDがテーマですので、熱気バサラが歌うのはハードロック調。ミレーヌが歌うのはポップス調。オープニング&エンディング曲どちらもイイ曲が多数あります。
「けいおん」のアルバムみたいに、1BANDアルバムとして聴いてみるのも、ありだと思います。

初期作のような大人のムードを期待する方には肩透かしな作品かもしれないですが、信念とか情熱といった「感情物語」を感じながら鑑賞するには良い作品だと思います。

個人的には本編さえ見ていれば、OVAダイナマイト7が好みです。

投稿 : 2018/05/16
閲覧 : 322
サンキュー:

6

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

快男児"熱気バサラ"が格好良い、『初代マクロス』の良く出来た続編

あの『超時空要塞マクロス』で描かれた地球統合政府発足(※西暦2010年)から35年後(※西暦2045年)、宇宙移民計画により地球から進発した100万人規模の市民を抱える「第37次超長距離移民船団」(通称「マクロス7」)を舞台とする作品です。
『超時空要塞マクロス』(※初代マクロス)が、1982年10月-1983年6月の放送だったので、本作は、その12年後に制作された正統な続編(※1994年10月-1995年9月の放送)ということになります。

(※なお、初代マクロス放送10周年を機に、『マクロスⅡ-LOVERS AGAIN』(1992年5-11月)という全6話のOVA作品が制作されていますが、その後制作された「マクロス・シリーズ」の他作品とは全然話が繋がっていない「パラレル・ワールドもの」という扱いになっているそうです。)


◆初代から引き継いだキャラ配置が、実に巧み

『初代マクロス』からの続編といっても、綺麗に感情関係が完結した初代のメイン・キャラクター達(一条輝/早瀬未沙/リン・ミンメイの三者)は、この続編には一切登場せず、その代わりに、初代でそれぞれ物語の進行に重要な役割を果たした3人のサブ・キャラクター達(マックス/ミリア/エキセドル参謀)を、本作でもそれぞれ、新たなメイン・キャラクター達(熱気バサラ/ミレーヌ/ガムリンの三者)を支える重要ポジションに配置して物語の引き継ぎを担わせる・・・という斬新なキャラ構成が、とても巧みだと思いました。

→ということで、本作の前に、やはり『超時空要塞マクロス』(劇場版ではなくTVシリーズの方)を確り全話視聴しておいた方が、物語の構造がより良く理解できてお薦めだと思います。

※因みに私の場合は、『初代マクロス』をちゃんと見ずにいきなり本作を見てしまったので、初見時は ☆ 3.7 と、そこそこの評価に留まってしまいました。
→その後、『初代マクロス』をきっちり完走して、改めて最近本作を視聴してみたところ、作品世界やキャラ配置が確り掴めていたため、また、初代の視聴時に体感した大きな感動が、本作の視聴中に何度かフラッシュバックしたせいもあってか、今度は★ 4.2 と評価が急上昇しました。


◆物語的には、初代ほどの大きな感動はないが、やはり見所が多く、感動もできる良作

『初代マクロス』の中盤(第23話から第27話=放送延長前の本来のラストまで)の出来は、数ある「名作アニメ」の中でも特筆すべき水準と思うので、それと比較してしまうのは酷ですが、本作も、この初代の作品世界とコンセプトをよく引き継いで、それに更に"熱気バサラ"という、初代には居なかった《快男児》を登場させることにより、続編として十分以上に楽しめるものに昇華されていると思います。

本作のメイン・ヒロイン(ミリーヌ嬢)も主人公(熱気バサラ)に劣らぬサッパリした性格で、『初代マクロス』のヒロイン達(リン・ミンメイ&早瀬未沙)よりも実は好印象。
(※『初代マクロス』のヒロインたちは、人間臭さが鼻に付く→物語の進行につれて、そこが逆に魅力になっていくところが、『初代』の凄いところではあるのですが)。
また、マクロス・シリーズの伝統である三角関係(※本作の場合は、正確にはそこまで行っていませんが)を担うもう一人のメイン・キャラ(ガムリン中尉)も、実に気持ちの良い青年で、見ていて晴れやかな気持ちになれます。

そして、ギギル(中ボス)、ゲペルニッチ(ラスボス)といった敵キャラの扱いも、やはりマクロス・シリーズの伝統なのか、{netabare}単純に「邪悪なヤツ」というわけではなく、最後はちゃんと彼らにも花を持たせる終わり方{/netabare}で、途中の展開に一部冗長さが目立つ割には個人的な作品の印象は非常に良くなりました。


◆『マクロスF』のファンにも是非視聴して欲しい作品

マクロス・シリーズでは、2008年制作の大ヒット作『マクロスF』を視聴済みの方が多いと思いますが、同作と本作を繋ぐ特殊OVA『マクロスFB7 オレノウタヲキケ! 』(2012年10月)も制作されているので、同作のファンの方にはそちらを踏み台に本作にも挑戦してみて欲しいと思いました。

その際に、ちょっと作画や演出が古く面白くなるまでに時間がかかりますが、『初代マクロス』(劇場版ではなくTVシリーズの方)も、出来れば本作より先に視聴しておけば、更に本作を深く楽しめるはずです。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
掴みはまずまずと思いますが、マックス艦長&エキセドル参謀が何の説明もなく登場するので、やはり『超時空要塞マクロス』(初代マクロス)を先に視聴しておいた方が良いと思う。
・第2話視聴終了時点
ヒロイン(ミレーヌ 14歳)の母親ミリア市長が登場→マックス艦長の妻であり初代マクロスの重要キャラの一人。
・第6話視聴終了時点
バサラが初めて自身の意思で敵にミサイルを発射せざるを得なくなる回。
またバサラ/ガムリン/ミレーヌそれぞれの個性がようやく確り伝わってきて、作品への好感が増す回(※初の★★評価)。
・第7話視聴終了時点
バサラ&ミレーヌのワザとらしい艦内閉じ込められ回だが、ここで本作が個々のキャラの感情描写に関して見所がある作品と確定。
・第11話視聴終了時点
初代マクロスとのオーバーラップが◎(※2度目の★★評価)
・第26話視聴終了時点
キャラ&音楽に勢いがあって、ここまでまずまずの面白さだが、設定&シナリオ自体は粗が目立つのは惜しい(全体の半分視聴終了時点での暫定的な個人評価 ★ 4.1)。
・第27話視聴終了時点
この回から登場するグラビルがただの怪獣みたいな感じで残念
・第46話視聴終了時点
せいぜい敵の中ボスに過ぎないガビルの話をここまでしつこく引っ張られると流石に白ける。
・第49話(TV放送分の最終回)視聴終了時点
敵ゲペルニッチに確り花を持たせるこの纏め方は、流石にうまい。
・第52話(最終回)視聴終了時点
エキセドル参謀にも花を持たせる良い最終回。
{/netabare}

◆作品別評価

(1) TVシリーズ       ★ 4.2 (計49話) (1994-5年)
(2) OVA(アンコール)   ★ 4.2 (計3話)  (1995年)
(3) 劇場版          ★ 4.0        (1995年)
(4) OVA(ダイナマイト7) ☆ 3.6 (計4話)  (1997-8年)
-------------------------------------------------
  総合           ★ 4.1 (全56話+劇場版1本)

※なお、以下は本作と『マクロスF』とのコラボ作品

(5) マクロスFB7      ★ 4.0         (2012年)


◆制作情報
{netabare}
原作・スーパーバイザー 河森正治
監督             アミノテツロー
シリーズ構成・脚本    富田祐弘
脚本             富田祐弘、大橋志吉、隅沢克之、アミノテツロー
キャラクターデザイン   美樹本晴彦(原案)、桂憲一郎
メカニックデザイン    宮武一貴、河森正治
アニメーション制作    ヒーロー(第34話まで)、葦プロダクション(全話) {/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== マクロス7 (1994年10月-1995年9月) =============

 - - - - - - OP「SEVENTH MOON」、ED「MY FRIENDS」 - - - - - -
{netabare}
第1話 スピーカーポッド ★ 巨大移民船団マクロス7、Fire Bomber野外ライブ、敵襲、ガムリン中尉初出撃、熱気バサラ乱入・絶唱 ※挿入歌「突撃ラブハート」(以降バサラが毎回熱唱)他
第2話 スピリチアレベル ☆ 謎の症状(生気喪失)、ミレーヌの見合い話、バサラの人柄と生活、スピリチア収集者(ギギル隊)
第3話 ファイアースクランブル ★ FBライブコンサート出演、ゲペルニッチの陽動作戦、初めての聴衆の拍手(→視聴者の期待に繋がるか?)
第4話 バンパイアソルジャー ★ FBブレイク、敵のシティ7潜入・民間人襲撃、襲われたミレーヌ、バサラの妨害行為への軍の厳重抗議 
第5話 スピリットギャル ★ 女暴走族レックス、工場艦の争乱・バサラの意図せざる実弾発射、焼餅ミレーヌのVF19操縦代行
第6話 ファーストコンタクト ★★ お見合い企画(ミレーヌ&ガムリン)、マーク・トゥエイン号の危機(ガムリン奮闘・負傷、バサラ初めての自発的発射)、ミレーヌのガムリンお見舞い
第7話 サマーアクシデント ★ 保養施設艦リビエラ公演、閉じ込められたバサラ&ミレーヌ
第8話 バージンボンバー ★ ガムリンの紬プレゼント、FB初レコーディング、戦場のバサラ&ガムリンの違い、北条アキコのFB曲買取
第9話 エンジェルナイト ★ ゲペルニッチの夢、ミレーヌの悩み、トップシンガー(アリス・ホリディ)の災難、スピリチアレベルの回復・増進
第10話 ディープバラード ★ オペレーションM進行中、レイとアキコの過去、撃てないレイ、バサラ&レイ「突撃ラブハート」熱唱
第11話 ミンメイビデオ ★★ FB&艦長・市長の宣伝ビデオ『リン・ミンメイ物語』出演、撮影中の敵襲、誇張された伝説
第12話 スピリチアファーム ★ スピリチアファームプロジェクト開始、デート中のミレーヌ誘拐、捜索・救出、ゲペルニッチの姦計(シティ7切り離し)
第13話 フォールドアウト ★ ダイヤモンドフォースのシティ7救援出動、FB&ミリア市長の動力炉奪取作戦、ミリア市長出撃
第14話 戦う女市長ミリア ☆ シティ7漂流、バサラ抹殺指令、ミリア再出撃、敵兵捕虜 ※ミンメイ・ヲタ(千葉軍医)の変な実験は微妙・・・
第15話 乙女のジェラシー ★ 敵兵は地球人、市長主催バトロイド・カーニバル(パイロット選抜)、ベテラン&レックス参戦、ミレーヌ初出撃
第16話 戦場のオルゴール ★ 敵兵捕虜への演奏効果(身元判明)、バトル7トランスフォーメーション、フィジカ(ガムリン部下)戦死、マクロス・キャノン発射
第17話 プリティデビル ★ シビルの目覚め(ギギルの先走り)、バトル7との通信回復、統合軍艦隊へのシビル来襲、ガムリン負傷・バサラ来援
第18話 おちていく小悪魔 ★ アニマ・スピリチア、ガムリンのライブ鑑賞、バトル7来援、シビル撃退
第19話 命がけのデート ☆ シビルのシティ7潜入、ミリア市長人質事件、ガムリン活躍
第20話 レディースの誘惑 ☆ FBの人気沸騰、レックスの異常行動 
第21話 あぶないKISS ☆ 北条アキコへのシビル乗り移り、バロータ星系第4惑星の謎
第22話 熱き炎の男たち ★ 恒星突入の危機、バトル7再出現・シテイ7回収
第23話 サウンドフォース ☆ プロトデビルン(エキセドル参謀の尻込み)、マクロス5の地球型惑星発見・移住開始、レイ指揮新部隊(民間協力隊サウンドフォース)結成
第24話 メリーゴーランド ☆ エメラルドフォース発足、ガムリンのダイヤモンドフォース指揮官着任(シティ7防衛任務)
第25話 深夜のデュエット ☆ ギギルのシティ7潜入・スピリチア集め、惑星ラクスへ
第26話 惑星ラクスの死闘 ★ 全滅していたマクロス5船団、ゲペルニッチ艦隊来襲、金龍DF隊長戦死、ゲペルニッチ撤退
第27話 七色の歌エナジー ★ 歌エネルギー、プロトデビルンの脅威、グラビルの目覚め、声の出ないバサラ、ミレーヌ絶唱・バサラ復活
第28話 サウンド新兵器 ☆ ガビルの目覚め、グラビル&ガビル来襲、撃退
第29話 パパ、ママ愛再び ☆ ミレーヌの両親取り持ち作戦、バサラ&ミレーヌ競唱
第30話 三角関係の公式 ☆ 洗脳されたマクロス5戦闘員来襲、洗脳解除
第31話 熱愛スキャンダル ☆ バサラの芸能ゴシップ、バルゴの目覚め・来襲
第32話 ジャミングバーズ ☆ 統合軍サウンドフォース・オーデイション(千歳リップルetc.応募)、役に立たない新音楽隊
第33話 裏切りと少女の涙 ★ ミレーヌの軽率、バートン大佐のシビル捕獲、ギギルの統合軍施設乱入、シビルの目覚め、バサラ出奔
第34話 ギギルが歌った日 ★ ギギルvs.ガビル・グラビル・バルゴ、ガムリン退役、歌い出すギギル、歌わないバサラ{/netabare}

 - - - - - - OP(変わらず)、ED「…だけど ベイビー!!」 - - - - - -
{netabare}
第35話 ふたりだけの夜 ★ ガムリン&ミレーヌ野外キャンプ、惑星ラクス原生生物の襲撃、歌の力
第36話 男たちの熱歌 ★ ギギル心情変化、バサラ&ギギルのシビル救出作戦、火山島沈降、遺跡出現 ※脚本の大味さは×
第37話 宇宙遺跡のナゾ? ★ プロトカルチャーの歴史、平和の証ミレーヌ、プロトデビルンの目的判明
第38話 禁断惑星のシビル ★ ゲペルニッチのシビル&ギギル抹殺命令、ギギル絶唱・消滅、惑星ラクス崩壊 ※脚本の大味さは×
第39話 帰ってきたバサラ ☆ ハミングバーズ&サウンドフォース活躍・敵戦士の洗脳解除進展
第40話 星を越える想い ☆ 敵無人機との戦闘、バサラのサウンド・ビーム、ガムリン原隊復帰
第41話 ミレーヌ大好き! ☆ ミレーヌ・ファンの農場少年ビリーのエピソード
第42話 決死の捕獲大作戦 ☆ 生体兵器群エビル・シリーズ(全7体)、ガビグラ(ガビル&グラビル合体)、シビル再出現 ※シナリオいまいち
第43話 それぞれの別れ ★ 地球統合本部からのバロータ星系第4惑星破壊命令、ミレーヌ15歳の誕生パーティ&選抜隊出撃直前ライブ、出撃
第44話 悪夢の突入作戦 ★ オペレーション・スターゲイザー開始、ガムリン機被撃墜、マックス突入、反応兵器使用失敗、ゲペルニッチの降伏勧告
第45話 野望の第4惑星 ★ 捕囚、ミレーヌ&グババ活躍、脱走、悪夢のスピリチア・ファーム
第46話 ガムリンの反乱 ★ シティ7帰還、ガビルのガムリン乗り移り、人質ミレーヌのガムリン救出
第47話 バサラ死す ☆ ゾムド&ゴラム来襲、シビル来援、バサラ危篤 ※シナリオ大味は残念×
第48話 ミレーヌ涙の熱唱 ☆ ガムリンの嫉妬・ミレーヌの気持ち、サウンドバスター失敗、ゲペルニッチ(本体)復活・暴走 ※同上{/netabare}

 - - - - OP(変わらず)、ED「突撃ラブハート(acoustic ver.)」 - - - -
{netabare}
第49話 銀河に響く歌声 ★ バサラ復活、スピリチアン・ブラックホール阻止(ゲペルニッチ覚醒・銀河からの退去) ※TV放送分の最終回{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)28、☆(並回)19、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


========== マクロス7 アンコール (1995年12月) ※TV未放映話 ==========
{netabare}
第50話 オンステージ ☆ バサラの少年時代、レイとの出遭い、ビヒーダとの出遭い
第51話 どっちが好きなの? ★ 勘違いミリア市長のお見合い作戦、揺れるミレーヌの気持ち、バサラとミレーヌの出遭い
第52話 最強女の艦隊 ★★ メルトランはぐれ艦隊との遭遇{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2

OP 「SEVENTH MOON」


========= マクロス7 銀河がオレを呼んでいる! (1995年10月) =======

全1話 ★ 4.0 {netabare}雪の辺境惑星、巨人エミリアとバサラの歌合戦、ガビル来襲{/netabare} ※33分、同時上映『マクロスプラス MOVIE EDITION』


/////////////////////////////////////

◆制作情報(ダイナマイト7)
{netabare}
原作・シリーズ構成  河森正治
監督           アミノテツロー
脚本           富田祐弘
キャラクターデザイン 新羽こういちろう
メカニックデザイン  河森正治
アニメーション制作  葦プロダクション{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

※西暦2047年(前作『マクロス7』完結から1年後)

========= (OVA) マクロス ダイナマイト7 (1997年12月-1998年7月) =======
{netabare}
第1話 漂流 - WONDER - ★ 熱気バサラ放浪、銀河クジラの回遊する惑星、白鯨狩りグラハムと娘達
第2話 墓場 - CEMETERY -  ☆ バサラ人事不省、ミレーヌ大ピンチ(両刀使いサザビー)、バサラ復活
第3話 孤独 - LONESOME - ☆ ホイラー父娘(グラハム、ライザ、エルマ)それぞれの願い、再び白鯨狩り、ガムリン&ミレーヌ惑星ゾラへ
第4話 銀河クジラの歌う星 - ZOLA - ☆ 密猟団の反応弾発射、白鯨の墓場{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.6

OP 「DYNAMITE EXPLOSION」
ED 「PARADE」


/////////////////////////////////////

========= マクロスFB7 オレノウタヲキケ! (2012年10月) =======

全1話 ★ 4.0 {netabare}『マクロスF』のキャラ(ランカの義兄オズマ等)が『マクロス7』の極秘映像を次々と入手して鑑賞していく総集編的内容(※一部新規シーン有り){/netabare} ※90分

投稿 : 2018/05/03
閲覧 : 867
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19

ネタバレ

クラウド★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ヒロインはシビルだろ!

ストーリーはマクロスシリーズで一番好き!
主人公が最後まで戦わず、歌でってところが最後までブレなかった!
ラスボスも最終的に死なず!
これが歌の力で戦争終結っていう作品でした。

当初、バサラ→ミレーヌ←ガムリンの設定だったのが
途中からガムリン→←ミレーヌ→バサラ→シビル←ギギルになってた。

バサラがミレーヌに全く興味を示してない時点で三角関係にはならない。

投稿 : 2018/03/18
閲覧 : 317
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1

crazynied さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何となくみてみたら

個人的には好きな作品で音楽やキャラがとても立ってたし、シナリオもそこまでひどくない。そんな印象でしたが、今回内容には触れませんが、マクロスシリーズでも異色のシナリオとなっているのでこれをみてマクロスがこんなやつなのか~って感じないように注意してね
それと作画は、年代物ということも考えて少し評価を下げています

投稿 : 2017/10/05
閲覧 : 279
サンキュー:

1

howknow さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

戦場だろうと、彼がいる場所こそが、コンサート会場なのである!

 旧作のマクロスに行くほど、少年漫画のロボットアニメになっていく。
 マクロスはF(フロンティア)以降しか知らない人は、作画や物語が、前時代的で受け付けない可能性がある。

 ――ということを踏まえた上で。

 マクロスとしての軸はぶれていない。
 歌と情熱により、世界を平和にするという、主人公たちのぶっ飛んだ"愛"がテーマなのだから。

 しかし、この作品が特殊なのは、他のマクロスと比べて主人公(ヒーロー)が徹底して戦わないこと。
 別の作品は、主人公たちがヒロインの歌声に励まされたり、特殊性により窮地を救われたり。敵の気持ちが理解できるヒロインが、敵味方の狭間で苦悩する。なんて物語ではない。


 主人公はひたすら熱い。
 もう正気を疑われるほど、歌に情熱と愛をそそいでいる。
 戦場だろうと、彼がいる場所こそが、コンサート会場なのである!

 歌は本当に名曲が揃っている。
 それを歌う歌手も、歌唱力がやばいくらいある。
(戦闘力も、実は素晴らしいくらい備わっている)

 むちゃくちゃな話だが、本来は混ざらない要素が、良い意味でカオスになった神作品。
「戦争」+「ロックバンド」+「男主人公」+「熱血」+「平和」+「シリアス」

 こいつら何やってんだというツッコミは、しないであげてください。
 彼がいる場所、それすなわち、コンサート会場なのである。

投稿 : 2017/08/30
閲覧 : 323
サンキュー:

4

ネタバレ

古酒(クース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

7が一番

マクロス7が数あるマクロスの中では一番好き。

マクロスって
三角関係をウリにしてるけど、主人公であるバサラは
その辺興味が無い様子で。・・と言うか、歌う事しか興味が無いのか。

恋愛模様はまわりでそれなりにやってるのが私好み。

でこ助、がんばったな。うん。

前半はとにかく何がしたいのか わからない主人公で、
正直、なんだかんだでミサイルとか積んじゃうんでしょ、ロボットだし・・

などと思ったりしたんだけど。
こいつは違うぜ。ブレなかった、後半は兵器のようになってたけど

歌のみで最後まで戦場を駆け巡ったぜ。

これが私には衝撃だった。

ロボット物は大概力ずくで、相手をぶっ倒して終わりじゃないか。
それをしない姿勢がバサラにちゃんとあって

とにかくかっこいいと感じてしまった。

前半長々とやってやっていた、「他の主人公にはない行動」が
最後はキチンと「敵との握手」に繋がったのである。

これはかっこいい。

私の中でマクロスはこれが一番です。

投稿 : 2017/02/06
閲覧 : 276
サンキュー:

5

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

戦場は熱気バサラのためのオンステージ

ロボットで熱血アニメなのに戦わない主人公、というのは歌を主流とするマクロスならではでしょうかね。
戦場にわざわざ出向いて歌ってるだけなんてそんな話が成立するのか? と思いましたが。
戦わない主人公バサラと戦う主人公ガムリン、この2人に役割分担する事で何とか事なきを得てる感じですね
回避力ステータスがMAXでも戦場に無防備で行くなんて死にに行くようなもんですからねェ。
ガムリンがいないと成立しない話です。なのにバサラはガムリンをガン無視して歌い続けるもんだから、なるほどこれは反感を買って当然でしょうな。
序盤はそういった戦わない主人公、というコンセプトに批判的な見方も強く、主人公に肯定的になり過ぎない所が割りと好印象ではあったのですがそれだけに掴みは弱いかなと思いました。

でもまあ、話の大味さはさる事ながらこういうノリは結構好物ではあるんですよねw
細かい事はどうでもいいがとりあえず俺の歌を聞きやがれぇぇぇえ!!的なノリで、脳筋音楽アニメ(何だそれは?)と言ってもいい作りになってるのですが
多少の荒さは許容できる方なら、割りと楽しめるのではと思います。

1~2クール前後の話はスローテンポな上、作画は使い回しが多く。話を牽引する要素が主人公のバサラしかないように思えるのは結構な欠点だなと思いました。忍耐力がないと見るのが苦痛で、私もあわや断念しそうになりましたね。
今こういう話を作るなら、前半はほとんどカットする事になりそうですね。
なので物語点はあまり高くないですが、後半からは俄然面白くなっていましたね。
途中からはサウンドブースターという兵器も開発されてバサラ達も戦力になってくるのですが、
正確には歌で敵を倒すのではなく、バサラが起こす風が味方も敵も含めて変えていく。
そういった風景を見る作品なので、熱血アニメなのに熱血アニメらしからぬ楽しみ方が出来ました。

サブキャラも、ガムリンをはじめとしてなかなかいい味出していましたね。
敵キャラのデザインが性格も含めて個性的な面々だったんですが、設定上はとてつもなく恐ろしい存在なのにヘンテコなセンスのせいで恐怖よりも洒落っ気に富んでいて色々カオスでした。
まさに個性美ィ!(あ、口調が移ってしまった)

投稿 : 2017/01/11
閲覧 : 352
サンキュー:

9

solidex さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

初代のマクロスの続編で、マクロスで1番大好きな作品です。主人公熱血系が好きな人じゃないと楽しめないかも。

投稿 : 2016/12/11
閲覧 : 249
サンキュー:

1

Zala さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

マクロスで、唯一断念した作品。。

放映当日の記憶ですが…

「はァ〜? 男が歌うんすか?」的な感じで斜めに構えて観てた気がします

この作品より出来の良い物がたくさんあった中、敢えてこの作品を観続ける必要も無く…7話で断念

今となっては、絵柄の古さもプラスされて尚更興味が無くなった作品です

投稿 : 2016/10/05
閲覧 : 393
サンキュー:

4

渡辺探偵事務所の所長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

花束の少女に注目や!

毎回毎回ライブに花束を持ってきてくれる金髪のかわい子ちゃん!
いつになったら渡せるの?と見てましたね。もうだいぶ昔
ミレーヌがかわいいんだよねー!かわゆすかわゆす


ミリアが市長で、マックスが艦長とか色々あるけど
7は熱い音楽だよね!あんま対戦したくねぇバサラ!これに尽きるね!バサラかっけぇよ!!
ガムリンよりもバサラを応援しちゃうね!!
でも、一緒なウタウタイ過ぎて飽きる時もあると思うけどなんとか乗り越えよう!

投稿 : 2016/05/12
閲覧 : 349
サンキュー:

4

ネタバレ

にゃーん。@のんびり さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

なかなか話が進まない・・・

マクロスFからのファンです。

過去のマクロスシリーズを観ておいたほうが面白いだろうと
思って見始めたのですが、話がなかなか進まない…(^_^;

{netabare} 一向に花束の少女がバサラに花束を渡せない… {/netabare}

5話くらいで断念中。

最近のテンポが速いアニメを見慣れているためか、
進みがゆっくりでちょっと見続けれられませんでした・・・(>_<)

気が向いたらまた視聴再開したいと思います。

投稿 : 2016/05/01
閲覧 : 353
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歌が伝わるって気持ちいいかも

初めて見たマクロス作品。
おもしろかったです。

歌が相手に伝わる快感が良かった!
特にギギルの存在がよかった。
最終回よりもギギルのシーンが印象に残りました。

ただ、使い回しのシーンが非常に多くて特に戦闘シーンは飽きてしまいます。

投稿 : 2016/04/30
閲覧 : 322

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 1.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

見るのに耐えるのがつらい

いきなり糞ロックバンドの連続で10話まで行ってもなにがなんんだか・・・
ストリーも薄めの引き伸ばしの相当の忍耐がないと見続けるのは困難
とにかく糞ロックがウザイのなんのって最悪だ

投稿 : 2016/03/25
閲覧 : 278
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TimuTimu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マクロスで一番好きな作品です

先ずはこの作品を見るより曲を聞いた方がいいと思います。このアニメを完走できる要因の一つとして、歌はかなり重要です。歌がつまらなかったら、4クールを消化するのはとても難しいです。次にキャラが好きかどうか。バサラは癖のあるキャラなので万人受けするようなキャラではありません。バサラが好きならこの作品の7割が好きと言えると思います。

内容は戦闘機VS怪獣なのはお馴染みですが、この作品は歌で戦います。マクロスの中で最もテーマに沿った作品だといえます。他にもマ〇クスやミ〇アなどが出てきます。中だるみがめちゃくちゃありますが、要所要所それを払拭してくれる演出が何個もあるので見る価値は存分にあると思います。

漢が好きなら絶対ハマるアニメだと思います。

投稿 : 2016/03/21
閲覧 : 364
サンキュー:

1

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kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2度目でやっと分かったバサラの気持ち

【20160320】
再度視聴しました。

最初観た時違い、全く共感できなかったバサラの気持ちに共感でき、随所に昔のマクロスのキャラがでていて趣深かった。

特に

{netabare}

ブリッジのオペレータの子達が、第一次星間戦争のリン・ミンメイの歌で戦争を終結させたことを、お伽話だと思ってたみたいに話しているところが、私の一番好きなシーンです。
時代の流れを表していて、またバサラがやっていることは通常では考えられないようなことなんだと聞こえました。

{/netabare}

前回のマクロスにあったプロトカルチャー文明とは・・・という歴史の流れは、無理やりだが組み込んでて面白かったのだが、少しスケールが小さくなってしまった感じがした。

主人公・ヒロインは、声担当と歌担当が歌がうますぎるので、多少違和感があるが、数話観ると慣れてきた。

でも、流石に4クールこれを見続けるのは中々辛いかもしれない・・・・

マクロス観た後なら楽しめる作品です。

【昔のレビュー】とてもいいバンドです
ファイヤーボンバーの曲は本当によい。

キャラもとても個性的ですばらしい。


が・・・・・内容がいかんせん・・・・・これは挫折者がでるのが分かる

投稿 : 2016/03/20
閲覧 : 358
サンキュー:

8

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てーお さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

いまさらup!!・・・怪獣VSロボアニメ

バルキリーが宇宙怪獣と戦うお話
マクロスと名乗られたので全部見たが、途中で断念しかけた。
が、マクロスシリーズは、ヒロインが歌う常識を覆した点は
嫌いじゃない・・・いぁ、むしろ楽曲は結構好きかもw

ただ、おいらの中のマクロスの定義は
1、三角関係
2、バルキリー
3、歌
上記3要素が上手く出来上がっているのが必須!!
この点でいくと、7は、1の三角関係が一方通行で不可!!www

幼少の頃みた、ゲッター~とか、マジンガー~とか
往年のロボットアニメをみるよーに、見れば・・・戦闘シーンが足りないなw
ま、Dont think.Feel!!
お勧め度 3/10

投稿 : 2016/03/11
閲覧 : 312
サンキュー:

1

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マクロス7[セブン]のストーリー・あらすじ

 リン・ミンメイの歌によって宇宙戦争が終結して35年が経った西暦2045年。
新マクロス級7番艦を中心にした移民船団マクロス7は、新たなる惑星を求め航海を続けていた。その船団内では100万人が地球と変わらない平和な生活を送っていた。しかし、そんなある日、突如としてマクロス艦の前衛艦が奇襲を受ける。一方、マクロス・シティ内の公園に設置された野外ステージでは、ロックバンドのライブが行われていた。そのグループの名は「ファイヤー・ボンバー」。ボーカル&ギターは破天荒で情熱的な熱気バサラ。ボーカル&ベースはマックスとミリアの7番目の娘、ミレーヌ・ジーナス。キーボード&リーダーに飄々としたレイ・ラブロック。ドラムに寡黙なゼントラン女性、ビヒーダ・フィーズ。ライブが盛り上がりを見せた最中、謎の戦闘部隊がマクロス本艦にまで攻め込んできた。果たして謎の船団の目的は、そして正体は・・・・。100万の市民の運命を載せ巨大戦艦マクロスは、やがて恐るべき戦いの渦に呑み込まれてゆく・・・・・・。(TVアニメ動画『マクロス7[セブン]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1994年秋アニメ
公式サイト
www.macross.co.jp/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B97

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