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「ブレンパワード(TVアニメ動画)」

総合得点
68.2
感想・評価
162
棚に入れた
882
ランキング
2100
★★★★☆ 3.7 (162)
物語
3.7
作画
3.5
声優
3.6
音楽
4.0
キャラ
3.9

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ブレンパワードの感想・評価はどうでしたか?

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いのまたむつみさん、永遠に。

視聴回数 全話5回くらい
突然の訃報を知りました。
いのまたむつみさんのキャラクターで私が一番気に入っていた作品でお悔やみを申し上げます。

この作品が発表された時は、WOWOWやレンタルビデオで視聴していました。
富野先生が精神的な疲労から復帰したリハビリ作品で、当時に時代を先駆けていたエヴァンゲリオンのような「生物」のテーマが含まれています。

ロボットデザインは永野護さん、人物キャラクターデザインはいのまたむつみさん。
感覚的に、どちらのデザインも「生物的なデザイン」が描かれています。
こんな映像で魅力ある作品は、なかなかないと感じています。

本題の作品のテーマは「移民」と「家族模様」。
地球から宇宙へ進出するドラマと家族で争う泥沼劇が新鮮でした。

キャラクターのセリフ回しも富野先生らしい独特なところも味があります。

万人向けではありませんが、何度か視聴するとキャラクターたちに愛着がもてる面白い作品です。

【余談】

この度は、いのまたむつみさんを今後も忘れないようレビューしました。
他の作品は、宇宙皇子、新世紀GPXサイバーフォーミュラ、テイルズ オブ シリーズと思い出せばきりがありません。
これまで、素晴らしいキャラクターデザインを産み出して頂いて、本当にありがとうございます。

投稿 : 2024/03/18
閲覧 : 30
サンキュー:

4

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

女体がすごい。自然崇拝原始共産制的母系社会という富野氏の理想か?

 地球と裸体の女性から始まる物語。プレートから生まれるブレンパワード。こういうところから「母」の物語だろうというあたりが付きます。がそれだけではなさそうなのは見ているうちに感じられます。

 キングゲイナーで「漢」を描いているのと対照的に「女」な気もしますが、本作の方がテーマの幅は広いし深さを感じます。

 富野氏はミソジニー(女性嫌悪)であることは過去作でわかりますが、しかし母性としてマリアとしての女性に対する憧れもあると感じます。バブル経済やフリーセックス的な退廃などへの嫌悪などもあるでしょう。そして、軍事覇権国家としてのアメリカ嫌悪。核兵器嫌悪。原始共産制への憧れ。平和主義というよりは母系社会的自然崇拝です。

 ストーリーは、唐突な展開で一見分かりづらいですが、ちゃんと見ていると普通に話はわかると思います。むしろ、キャラの言動に戸惑いが残ります。
 ですが、ちゃんと対比として女性の生き方について表現しています。戦いや地球の滅亡を図るオルファンにいるときの特に女性たちの言動が頭を使って優秀ですが攻撃的で非常に感情的です。一方でノヴィス・ノアにくると女性たちは他人を思いやれるようになります。言動がちょっとスピリチュアルになってくるので違う意味で論理性に欠けるように感じます。
 ブレンパワードの制服が非常にフェミニンな感じでマタニティに見えなくもないのは意図的でしょう。もちろん比瑪は姫。つまりお姫様です。

 またオルファンを牛耳っていた伊佐未一家。ジョナサンによる母と姉の不倫というか親子丼みたいなバブル的退廃…権力至上主義とあいまって結果的にイケメンに操られるところなども描かれています。家族崩壊です。
 一方で、バロンとジョナサンの関係性がオチになっているところもまた、家族関係についての愛憎劇になっています。
 家族の因縁はいたるところに描かれていました。その一方で孤児である比瑪ちゃんなり子供たちが重要な役割を果たすことから毒親、親のエゴなどの視点もありました。


 オルファンはそのまま「孤児」という意味です。比瑪ちゃんが孤児院にいたことと子供たちがでてくることが重なります。ビープレートが子供あるいは孤児という意味ですね。
 プレートからブレンパワードなりグランチャなりが生まれることや、ビープレートが対になっていることから子宮とか精子とか男女のアナロジーでもあり抽象的な生命を産み出す仕組みのようにも見えます。登場人物がほとんど男女ペアになって行きますし。
 そもそもオルファンが初めは2つが争っていて、一方が女体なら…も一体は、という宇宙夫婦喧嘩だろうなという想像もできます。つまり、本作は性交妊娠出産育児という具体的な事象のアナロジーと遺伝、社会をつないでゆく子供たちという抽象的な象徴とがあえて曖昧に描かれていた気がします。

 オーガニック…と言う言葉は有機ですね。無機=機械との対比です。花のエネルギーですからね。それと人のつながりですから、随分と牧歌的な結末ではあります。

 と言う感じで盛沢山のものが入っているので、ストーリーそのものは唐突感がありますが、どこかに考えさせられる要素があるし、結果的に面白いです。3話くらい乗り切って見方がわかると面白くなります。

 アニメそのものの全体の設定は、やはりベースにはガンダム+エヴァという感じですね。リアルロボットに世界系的手法を入れて見た感じです。一方で「マクロス」で有名な河森氏の「エスカフローネ」時に顕著に見られた自然崇拝も感じます。オルファンの設定は「ラピュタ」+映画「インデペンデンス・デイ」のような感じがしました。


 ガンダムのララアとか、逆襲のシャアの女たちとか、Vガンダムのカテジナとかなどとのつながりを感じます。
 そういうものを分かりやすく抽出した「女」「母性」「出産」の話ではありますが、しかし、比瑪ちゃんは内面がほとんど描かれないのが面白いですね。結局富野氏は女性が単独では描けないのでしょう。

 むしろ伊佐未一家の母姉とユウの内面描写が見どころだと思います。グチャグチャともめている一家の醜さとか男から見た「おっかない女性・ビッチ」に見える女性という点で非常によく描けています。もちろん女性から見たらそんなのは男の幻想でしょ?という気もします。


 女性といてばそれにしても「女体」がいいですよね。もちろん全裸OPが顕著です。女性の輪郭線をよく見ると分かると思いますが、非常にリアルな線でしかも美しく描かれています。それでいてエロくないけど女を感じる素晴らしい線画でした。服装も胸を強調していますし。女体の描き方についてはアニメで一番すごいかもしれません。

 OP曲最高です。歌い手の方は他のアニメや曲でお見掛けしませんが、アニソンの中ではベスト10には入るいい曲です。

 ということで、少子化の今。本作は注目されていいのではないでしょうか。昔見終えましたが深く入り込めなかった印象がありましたが、改めて最近ちょこちょこ見ていたら、のめり込みました。本当に面白かったです。

 ブレインでパワード。頭脳で強化された。意味は?「お前等頭をつかえ」?




 

投稿 : 2023/07/10
閲覧 : 150
サンキュー:

5

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

この作品って富野作品にしてはそんなに鬱っぽい展開にはなってないけど、
でも何が言いたいのかイマイチ分からないなと思う所は相変わらずですが、
ただ今となっては本作に関して覚えてるのはOP映像が色んな意味でインパクトが有りましたが。

【評価】

58点・1B級

投稿 : 2023/01/18
閲覧 : 128
サンキュー:

0

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

白富野はイマイチしっくりこない。

 ん〜ようわからん…。正直私は白富野になってからの諸作品はイマイチピンとこない。正直クマゾーが輝いてる瞬間が一番くるもんがあった。2クールたっぷりあった割には最後の展開がなんかしっくりこない…。勇のクソ親共はちゃんとケリをつけて欲しかったし、中盤に名台詞連発なジョナサンだってもっと輝く結末を用意できたような。菅野さんの音楽も所々素晴らしい曲が流れるのに、なんか勿体ない…。


 富野さんも元々作家性が強くてスッキリしたエンタメにはならない複雑さがある方だったが、リアル系と相性が良い悲劇の物語だった黒時代はまだ帳尻あってる感があったんだけどなぁ。単に私の読解力や共感力がついていけてないだけかもだけど。それにしても、オーガニック過ぎぃ!。

投稿 : 2022/12/13
閲覧 : 189
サンキュー:

4

MELTINA さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

数年おきに観る度に感じ方が変わる

人生経験、特に恋愛経験を経て数年おきに観ると登場人物の心理描写など感じ方が変わる&理解できるようになる不思議な作品ですね。
自身の人間的な成長に伴って理解度が深まる面白い作品だと思います。

話は変わって、オープニングが問題だとのたまう方々をチラホラ見かけますが、ミロのビーナスや裸婦画などを観る度に欲情するんだろうか?
個人的には美しいとしか思わないんですけどね。

投稿 : 2020/11/22
閲覧 : 368
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

なにした!?今なにした!?

なんやねん、それ。
小学生向けの少女漫画家かて。

という事で、全裸オープニングで始まる今作品。

富野節と呼ばれる、超常的なセリフ回しと
関係性で紡がれる作品ですが…
緩い視点で視聴しないと、最後まで見れないので
1過度な期待は持たない
2行動原理や関係性には目を瞑る
3コマ送りの様な戦闘も楽しもうと努力する
この3点を守ってください。

僕は無理でした。

富野節は自然なセリフ回しって言われてたけど
正直、セリフと登場人物、言葉を投げかける対象との
関係性とのズレが酷いです。
自然=思った事、感じた事をそのまま口に出すと言う訳では無い。
それは緊急性の高い、とっさの際であって
日常会話で、呼称がブレまくったり、
記号的な、伝わらない会話を平行線でし続ける方が不自然。
※固有名詞を乱用する事ではない

投稿 : 2020/10/19
閲覧 : 471
ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

完走した感想。

正直、ネリー・キムとのエピソードが無ければ最後まで観ることはなかったし、結局最後まで観ても「ネリー・キムとのエピソードが一番良かったな~」で終わる。

OPのインパクトとかいつも以上の富野節でだいぶ分かりにくいようになっているけど、要するに本作が言っていることはこういうことなんだと思う。

「心健やかに生きろ!!」


それが難しいのが現代な訳で…

投稿 : 2019/11/15
閲覧 : 652
サンキュー:

3

石ころ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

オーガニックな形容しがたいなにか

観終わってないですが、率直な感想を箇条書きで書き留めておきます。

・富野の気の迷いがよんだのが本作かな?
・初見殺し?
・OP詐欺(ベクトルが別方向)
・本編の会話不成立の常態化
・世界観・設定を説明一切なし(観終われば多分理解できる?)
もう考えたら負けであるような気がします。

OPはWOWOWだから放映できたのでしょうね(地上波は…)。「今ここにいる僕」の放映枠の後釜だと考えれば頷けてしまいます。

投稿 : 2019/05/26
閲覧 : 770
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

富野由悠季監督第2のデビュー作

Vガンダムから5年の時の経て制作されたこの作品。
富野由悠季監督本人が第2のデビュー作というほどの作品だ。
物語はコミュニケーションと主人公の家族との対立が主軸となっている。
メッセージ性が強く伝えたいことは非常に分かり易いが物語では専門用語の説明不足がやや目立つ。
ただその代わりにキャラクターの心理描写や掘り下げはかなり丁寧だ。
また、そのキャラクター達も非常に魅力的。
物語は1クール目はキャラの小競り合いが多く物語があまり進展せずやや退屈だ。
ただ、この小競り合いも実はこの作品の魅力でキャラが物語上での経験などから考えを相手に訴えている。
このやり取りでのキャラの心情の変化にも注目だ。
それとコミュニケーションは人間同士だけでとるのではなく人間とアンチ・ボディ(ロボット)でもとるためそこも面白い。
2クール目からは物語が大きく動くため引き込まれる。
また、話のスケールも大きくなる。
しかしそんな中でもキャラの掘り下げを忘れないのがこの作品。
今度はキャラ同士のやり取りではなく回想を多く使っている。
専門用語が分からなくても物語の大筋は理解できるしそれが出来なくても魅力的なキャラで面白く感じるだろう。
声優の演技は、味があって良かった。
富野節も面白かったし。
作画はやや残念。
アクションシーンは迫力ないしキャラの動きがカクカクしている箇所がちらほら。
顔も回によって結構異なる。
ただ、当時としては全然低クオリティーではない。
音楽は、素晴らしい。
劇中BGMは物語の雰囲気に合っている。
流石は菅野よう子さん。
OPは感動するくらいのハイトーンボイスで素晴らしい。
さらにOP映像もインパクトが凄い。
女性の裸体が芸術的で下品さが全くない。
まとめるとキャラ重視でアニメを観る人には特に観てもらいたい作品だ。

投稿 : 2019/01/08
閲覧 : 358

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

親子がテーマのロボットもの

親子のテーマに監督が答えを出した作品。観る人を選ぶが、素晴らしい音楽を聴きながら画面を観ていると、なんとなく温かい雰囲気を感じるのが良い。

良い点
・OP/EDと作中で使用される曲が素晴らしい。
・人の死や残酷シーンの描写を極力さけている。
・主人公は常識人。しかし、主人公の周辺はとても濃い人物ばかり。
・親子をテーマに登場人物がとても分かりやすく、独特なセリフのドラマを演じる。

悪い点
・OPの視聴を第三者に観られるとかなり恥ずかしい。
・作中の専門用語が説明不足のため序盤が退屈に感じる。
※これは適当に流しても物語は問題なく理解できます。
・主人公の親子関係が酷過ぎて、監督当人の親子関係が心配になってしまう。
・戦闘シーンの迫力はない。ロボットアニメだが、人間ドラマを重視している。

親子関係に問題があると感じている人や音楽を重視する人、ちょっと変わった濃いキャラが活躍するアニメが観たい人などに特におすすめします。

投稿 : 2018/02/04
閲覧 : 373

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

オーガニック的な台詞で印象に残りやすいSFロボットアニメ

このアニメは、「機動戦士ガンダム」などで
非常に有名な富野監督が制作した作品の一つである。
「白富野」作品の一つとして、あげられることが多い。

大きな特徴としては、タイトルでも挙げている通り
独特な台詞回しだ。
普段の会話では、めったに出てこないだろう。
例をいくつか示す。

「な、なんだ?この、げっっそりする感覚は!」
「死ねよや!」「ストレッチくらいさせろよ」
「それはよくない」 「ひゃっこい!!!( >Д<)」
あまりにも多すぎるのでこの位に。

一番難易度が高いと感じたのは、主人公の勇が
ヒロインである比瑪に言った台詞
「お前のブレンパワードの扱い方、イエスだね!」 だ。
何回か、リピート再生したのだが
まったくもって理解できない。
このセリフの後、なぜか比瑪が納得しているため
難解さにさらに拍車をかけている。
このやりとりに関し、完全に理解できた方が
いたらぜひ教えて欲しい。

このアニメが良いと感じたところは、
親子関係を丁寧に描いているところ。
主に、主人公・勇の家族と
そのライバルであるジョナサンの
家族に焦点を当てている。

オーガニック的な台詞でやりとりされる故に、
とても印象に残りやすいものとなっている。
また、そのセリフのほとんどが、確信を突いており
考えさせられることが多い。
見ているときは、笑ってしまうのだが。
一番強烈なのは、9話におけるジョナサンと
アノーア艦長のやりとりだろう。
その後の、ジョナサンとクマゾーの会話もすごいが。

OP映像も、脳裏に焼き付くレベル。
なぜか、女性の裸がこれでもかと言わんばかりに
登場するのだ。リアルタイムで見た方は確実に
驚いたであろう。ちなみに、女性の裸があそこまで赤裸々に
映し出されるシーンは、本編にはないのでそれ目当てに
視聴すると確実に後悔する。

良くも悪くも、富野作品が好きな人向けのアニメ
であることは間違いない。某動画サイトで
台詞をまとめたシーン集があるので、それを見てから
判断することをオススメする。
個人的には、間違いなく良作だと思う。

投稿 : 2017/12/05
閲覧 : 1433
サンキュー:

7

Prism_Ace さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

頼まれなくたって生きてやる!

富野由悠季監督が送るオーガニックアニメ。ぶっちゃけ富野アニメで一番好きな作品です。
海底に沈む巨大遺跡・オルファンを巡る対立と、そこに親子の確執が絡むストーリーになっています。
この親子の確執というのが本当凄まじいのでジョナサン流の強がりとかクリスマスプレゼントとかで各自調べてください。

投稿 : 2017/12/04
閲覧 : 328
サンキュー:

2

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

理解できるけど理解しがたいアニメだった

サブカル系アニメには多い理解できるけど理解しがたいアニメ

父親が異常なほどにアニメ好きだった反動からか、私はアニメ自体余り得意なほうではなく、ガンダムとかもまるで見たことが無いのだが、調べてみるととある有名な監督の影響でこうなっているとの事だ
有名なのにキャッチーじゃない作品というのもおかしな話だが

話を戻すと下手な雰囲気サブカルアニメよりも非常にテーマが曖昧、遠まわしで難解になっている分演出自体はわかりやすい人間模様が見える

これが典型的な雰囲気アニメと貶められるアニメだとやりたいことはわかるが伝え方がもっと芸術性を高めようと抽象的なものになる事が多い(結果何かを誤ってホラーやグロアニメ等と称されることになる)

要するにこの監督が他にどんな作品を作っていて、この人はどういう趣向や性癖をしているか私の知る由ではないのだが、この作品を見た上で言わせてもらうなら自己主張の通し方がある意味でうまい人だとは思った

これはもう土台からしてわざとわかりにくく作っているのは明白だが(正直この人は雰囲気アニメを作れない直情型、というよりもキャラ立ちや台詞回しその他演出を見る限り、人を楽しませられるエンターテイメント性に強い人だと思うからこれは失敗だと思う)

もっと娯楽性に富んだキャッチーなアニメを製作した場合、物語性に於ける面白さだけに優先せずにそこに一貫したテーマや意味、伝えたいことをしっかりと封入できる才能があると思った

例えば昨今で多く量産されている若者などに大人気の萌え系、モテモテ系やらバトル系やらにはそういったものは介在しない
これは話に何の意味も持たせず、瞬間的な多幸感や娯楽性を重点としているからだ

当然そういったアニメはまた一つの正しい形であるが、古くから続けられてきたロボット作品などには大体一貫したテーマ、反戦争やらなんたら主義についての意見等が物語性に含まれているらしい
こうなってくると、物語を進めていく上での謎や伏線を回収していくにつれて第二の物語が進行していく様を垣間見るのは、悪者が現れてそれをただ悪いというだけで倒すだけで終わらせたり、なんか楽して強くなって何の脈絡もなく女の子にエッチな事してもらえたりしてグッドエンドするのとでは視聴への楽しみが二倍違うわけだ

小説やシリアス系の映画を好むタイプであれば、やはりアニメにもこういった伝えたい主張や意見を汲み取った上で納得できる楽しみがあれば面白さはぜんぜん違う

そして、こういった主張をしつつエンターテイメント性を欠く事のないだろうこの監督には頭が上がらないばかりだ

この作品では悪い部分が垣間見えた結果だと思われるが、少なくとも私としてはこの監督は高い評価に値すると考えられる作品だった

投稿 : 2017/04/02
閲覧 : 324
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

総合得点並み

まああきらめ

投稿 : 2016/11/30
閲覧 : 297
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

冨野監督の自信作な優しいロボットアニメ。親子関係がテーマ、何度観ても戸惑う

ガンダムで有名な富野由悠季監督による、ロボットアニメ全26話です。
WOWOW(ワウワウ、日本初の民放衛星放送)初の記念すべきオリジナルアニメ。
監督の前作「機動戦士V(ヴィクトリー)ガンダム」が「皆殺しの冨野」全開なのに打って変わり、残虐展開を抑えた優しい作風なのが特徴。
…ただし、不倫やダメ親などの生々しさや冨野節は健在です。

OPが「ひたすら女性の全裸」というトンデモないモノですが…本編はエロやグロ皆無です。
「親と子の関係」や「人類と、自然や地球の意思(オーガニック的?)との在り方」といったテーマで、冨野節全開でドラマが繰り広げられます。
…マイナーな放送局や、とっつき難い作風の為か、隠れた名作な感じ。
極めて人を選びそうなアニメではありますが、(冨野ファン特にダンバインファンとしては)絶対外せない思い入れがあります。
…声優面では朴璐美さんのデビュー作。例えばハガレンファンの方も一見の価値…あるのかなぁ?(微妙)

{netabare}『物語』
……本編開幕以前に、真っ先に「女性の全裸オンリーなOP」にまずビックリ。
でも、不思議とあまりエロくはないんですよねぇ…。
ロボットアニメなのに、主役と主役ロボが出てこない!
初見では(いや何度観返しても)戸惑いますが、実はちゃんと意図があるんですな。

ロボットアニメだけど、機械的なロボット操縦するよりも、ロボット生命体と相棒関係(ロボット喋れないけれど意思がある)になって、まるで母や姉が子供に諭しているみたいな関係性が面白いです。
本作においては「パイロットとブレンパワード(ロボ)との対話」も重要な鍵になっている。
…人類とは異なる生命体との対話という事で、後の「戦闘妖精雪風」にも通じる作風かも。
言語による会話ではなく、思考形態が異なっていても共生の可能性を描いている感じ。
初見では非常に戸惑いますが…最後まで観ていくと、他の生命へのいたわりや優しさが大事、なんですかね。

舞台は「オルファン」という謎の海底遺跡(実は宇宙から来た巨大生命体?)の浮上で地球人類が危機に瀕している近未来。
国連とか日本やアメリカなどの既存国家がちゃんとある世界観。
…序盤初っ端から謎用語連発する分かり辛さはあるも、冨野節の功罪で、何とな~く世界観に引き込まれていく…。
ここは冨野節なやりとりのお陰で、「プレート」やら「オルファン」などの謎用語や、両陣営の目的なども、追々分かってきますから。
とはいえ、やっぱり初見ではかなり難解かも。
難解ですが、冨野節で強引に見せてくれる!
その過程で世界観や、キャラ同士の関係性も浮き彫りに…
親と子、姉と弟、老いらくの恋をする老人たち、不倫もやっちゃうけれど、それも人間だもの。

勢力関係が込み入るのが冨野作品、でも本作は主人公の勇や比瑪(ひめ)たちノヴィス・ノア陣営は「海底遺跡オルファンが浮上したら人類滅亡なので阻止する」クインシィやジョナサン達グランチャー陣営は「オルファンを浮上させて選ばれし者だけ銀河旅行する」
…「Gのレコンギスタ」よりは、よっぽど分かり易い。
それでも国連やアメリカ等の外部勢力も出てくる後半は少し込み入ります。
人間同士の争いな一方で、地球外生命体同士のケンカに人類も巻き込まれているような…。
※海底遺跡、浮上したら人類滅亡?人類の中に浮上させようとする勢力…
クトゥルフ神話の海底都市ルルイエっぽい?
関連あるかは微妙ですけど。

両陣営や個々人それぞれのドラマあり、親子関係が拗れちゃっているキャラ多く、喧しく冨野節なやりとりをしつつ、そこにオルファンやブレン達との対話を通じて「自然との共生」とか「生命の在り方(主に親子関係)」のような「オーガニック的」(本作のキーワード。これが何度観てもよくわかんない…)
な世界観を構築しているのだ…!
この時代、土を耕す農業が廃れている中で、勇や祖母の直子が実家でトマトを育てたり、ノヴィス・ノアで子供たちが土いじりしたり…
つまり人類は土から離れるべきではない、天空の城ラピュタ以来のメッセージがあるのだろうか。
オルファンの意思もまた花を活性化させる等のオーガニック的なモノは人類と同じ、そこに共に生きていく希望がある…っぽい?
生き生きとしている子供たちの在り方、そこにもきっと希望が込められている。
…冨野作品は幼い子供たち大活躍する話多く、無敵超人ザンボット3や機動戦士ガンダムなど、子供たちが値千金の活躍で仲間の危機を救うのも前例あり。
本作では特にタツノコアニメめいた活躍が微笑ましかった。

…初見では分かり難いのですが、冨野節のお陰て何とな~く?そんな意図を推測しつつ、話が進んでいく…。
肝心のロボットアニメとしては「聖戦士ダンバイン」寄りの空中戦、ワープ(厳密には超高速移動)駆使した独特の戦闘スタイル面白いです。
ロボットバトル的にはイマイチかも。キャラ同士の掛け合いがとにかく喧しい!
バトルだけでなく生体エネルギーが大事だったり、終盤ハイパー化(怨念に囚われたパイロットがロボごと巨大化)したり、本作はダンバインの系譜なんでしょうか。
ダンバインで描きたかったテーマを一歩進めて、親子関係や共生の在り方をリバイバル(やり直す)したのが、ブレンパワードなんでしょうか。

親子関係の葛藤がメインテーマな本作、最大の山場は9話「ジョナサンの刃」でした。
母親に対する屈折をぶつけるジョナサン、全26話中、正直ここが一番面白い山場でした。
「ジョナサン」八歳と九歳と十歳のときと、十二歳と十三歳のときも僕はずっと! 待ってた!
…11歳は!?と思わずツッコミたくなるw
拠点侵入される緊迫感、ジョナサンの歪んだ母への感情、幼い少年クマゾーの立派さ…
俗物と思われたモハメドの善意やジョナサンのクマゾーへの称賛など、人物描写が一面的ではない魅力は流石冨野監督です。
機動戦士Vガンダムのジン・ジャハナムとか。一見ダメそうな人でも魅力的に描かれるのが良いです。
「親と子で銃口を向け合う」ダンバインのリムルとルーザの悲劇を想起させつ…本作は随分と優しくなったなぁ。

13話以降は大規模な戦闘よりも勇などの個別エピソードでややスローテンポに。
勇とネリーの出逢いがドラマチック、遅れてきたメインヒロイン登場です。
雪に閉ざされた空間で少女が生きる意味、出逢いの意味を見つけた…
主役ロボ交代イベントとしては異色の展開でしたが、非常に良かったです。

終盤は敵の黒幕がまさかの意外な人…ええええ!?なんで!?
序盤前半すごい良い人だったのに、なんだか唐突に裏切られた気分。
国連とアメリカの関係など描写不足説明不足なので、ここら辺の勢力関係が何度観ても戸惑います。
前半でも勇の父の研作はグランチャー陣営の幹部なのに国連の会議に普通に出席してたり(え~?国連とも敵対してて人類滅亡させるオルファン浮上させようとしてる組織の幹部出てきたら拘束されるんじゃ?)
…ここら辺の勢力関係が非常に分かり難い上に説明不足なんですが、何度も観た上での理解だと、国連や人類国家も一枚岩ではなくてグランチャー側のシンパも多い、オルファン浮上阻止は必ずしも国際社会の総意ではないっぽい。
ここら辺は一応最後まで視聴すれば何となくわかる。
けど…初見だと戸惑うんですよ冨野さん!

…核兵器とブレンパワードの攻防は聖戦士ダンバイン35話「灼熱のゴラオン」を彷彿とする。
監督の次回作「∀(ターンエー)ガンダム」でも禁断の黒歴史の象徴だったり、冨野作品における核兵器には、象徴的な意味合いがありそう。
核兵器は人類の過ちの象徴、対するオーガニック的な力で防いで見せる!
それは若者たちとブレン(異星の生命体)の共に生きていこうという意思の力なんでしょう。
聖戦士ダンバインにおいてはただ嘆くのみだった核対オーラバリア、対する本作では積み重ねてきたブレンパワードとの交流や子供たちの成長した意思(やさしさ・思いやり)でよりポジティブなメッセージを感じるので、そこがこのアニメの好きなところです。

終盤は勇とクインシィ姉弟、ジョナサンと意外な人物との母子関係などが一気呵成に和解…かどうかはともかく、浮上しようとするオルファンの意思に 比瑪たちが対話していく過程で、「何となく」良い方向に分かり合えていく感じ。
ここら辺正直よく分からんのですが、まあハッピーエンドで良かったなぁ、と。
通してみると、序盤から一貫してオーガニック的な意思のやり取りや在り方を模索してきた積み重ねが結実したんだなって思える。

総じて、終始戸惑いつつも、最後まで観ると色々なテーマやメッセージを感じる力作でした。
終始戸惑っても、1話1話はグイグイ引き込まれる魅力はあり、多分、冨野節な雰囲気に呑まれている。
ただし冨野節に面白み感じられないならば、終始謎なだけのフシギアニメなのでは…。
バトルも萌えもあまり期待できないので、とにかく「オーガニック的」な電波を積極的に受信しなければ!
もう何度も観てますが、何度観ても微妙だけど何度観ても不思議な魅力を感じました。
…聖戦士ダンバインファンとしては、ダンバインの路線の正統後継作品だと見る。
それ故か、たまに無性に観返したくなるのです。


『作画』
真っ先にOPの全裸に驚くw 全然エロくないですけど。
冨野監督の注文通り目が大き過ぎない、今でも通用するキャラデザです。
勇はかなり美少年。比瑪はBLUESEED(ブルーシード)の藤宮紅葉ちゃんっぽい美少女で好みです。
女性陣が全般的にスレンダーで胸控え目なのも良い感じ。不自然な巨乳嫌いなので。
クインシィやヒギンズもスレンダー美女で可愛いです。

ロボットはオーラバトラー(聖戦士ダンバインのロボット)的な生体マシンな感じ、地味だけど独特の雰囲気あり。
エネルギーリングで飛ぶ描写は次々回作「OVERMAN(オーバーマン)キングゲイナー」にも受け継がれている。
互いに瞬間移動繰り返す独特の空中戦や射撃・剣劇戦は、迫力はイマイチかも。

オルファン浮上で壊滅しかかっているが豊かな自然の綺麗さ等の背景描写は魅力的でした。


『声優』
主要メンバーは本作の為に冨野監督が舞台俳優から起用した新人中心、本作で声優デビューした後の人気声優多し。
白鳥哲さん、村田秋乃さん、朴璐美(パク・ロミ)さん、青羽剛さん。
特に、後に鋼の錬金術師のエドワード・エルリックなど人気声優となる朴璐美さんのデビュー作です。
比瑪の村田秋乃さんもカナン・ギモスの朴璐美さんも声優としては上手くない気がしますが、演劇調な感じの冨野節が絶妙な演技でした。
МVPはジョナサン役の青羽剛さん、本作随一の狂キャラの本領発揮、冨野節のオンパレードの熱演良かったです。
次回作∀ガンダムでのイケメン紳士なグエン・サード・ラインフォードとはキャラのギャップが凄い。

この他冨野作品に関連の深いキャスティング、川村万梨阿さんは聖戦士ダンバインのお転婆妖精チャムとは違ってクールビューティー。
渡辺久美子さんは前作Vガンダムのカテジナさんを彷彿とするキツイ女性ハマってました。
何気にクマゾーも兼任、流石実力派。
ケロロ軍曹の人とは思えないw
磯辺万沙子さんは…キャスティングでネタバレしている事に初見では気付かなかった。
佐々木るんさんのショタ美少年、終盤登場の大谷育江さんの謎の幼女絶品です。


『音楽』
OP「IN MY DREAM」ED「愛の輪郭(フィールド)」共に名曲。
OPは映像で度肝抜かれますがw
菅野よう子さん担当の音楽面で素晴らしく、本作の独特の雰囲気に引き込まれます。


『キャラ』
かなりキャラ多い割には全員に見せ場と印象が残る辺り、流石は冨野監督。
セリフ多くて頻繁に互いの名前呼び合うのも、多いキャラ名覚えやすい。
主人公の勇が序盤はスネているけれど比較的常識人でした。
主人公らしく、一番健やかに成長していった。
冨野作品で、こんなに安定感のある主人公は彼くらいのものでは…。

宇都宮比瑪(うつみや・ひめ)ちゃんは天真爛漫で素直な元気娘、本作の屈折しがちな人間関係もなんのその、彼女の存在で本作全般が明るい雰囲気になっていた。
一番ブレンの心を理解できる優しい少女。
キャラデザも性格も非常に可愛いです。
終盤の勇との協力技は萌える。

勇のお姉ちゃん、クインシィ・イッサーはカテジナさんを彷彿…としながらも、単に強がっているだけの女の子な感じで、むしろ可愛いです。
狂人…と思わせて、実は根はやさしい子であった。終盤の可愛さは本作トップレベル。
…カテジナさんがいかに酷い狂人だったかわかる。セカイの優しさの差ですな。

ネリー・キムは出番こそ少ないが、勇にとって非常に大切な出逢いとなった女性でした。
出番少ない割にヒロイン度高い。

カナン・ギモスやヒギンズ・サスら他女性陣も恋愛面でキャラ立ってました。
アイリーンなど女性陣全員魅力高い。出番少ないけれどヤンチャな女性研究者さんかわいいw
一方の男性陣も病弱なイケメンのラッセ、有能な黒人(ラテン系)ナンガなど面白味あり。

ゲイブリッジ指令は良き上司にして人格者…たど思ったのに?
聖戦士ダンバインの黒騎士バーン・バニングスを彷彿とさせるバロン・マクシミリアン、その意外過ぎる正体は、何度観ても(えええええ…)と思うw
ハイパー化しちゃうのも黒騎士を受け継いでいる…

直子おばあちゃんや勇の両親など、子供から見てダメな大人たち…
でもこれも人間らしさ、妙に憎めない。
アラブ系の大富豪ミスターモハマドは俗物かと思いきや、実は信念のある好人物な辺り、一面的ではない人物描写巧いです。

大人たちがダメな一方、幼い子供組の逞しく健やかな姿が印象的でした。
特にクマゾーは大活躍。ジョナサンならずとも、なんて立派な子だと感心したくなる。
子供たちが立派だと、希望がありますね。
10歳の天才美少年カント君が大人びている…ようでいてやっぱり子供っぽい、絶妙なライン素晴らしい。

面白いキャラ多数な中で本作を象徴する名物キャラは、やっぱりジョナサン・グレーンでしょう。
野心むき出しの危険人物…な一方で、母の愛に飢えた哀しき男。
冨野節の名(迷)セリフの宝庫、セリフ回しがいちいち冨野節♪
「死ねよやぁ!」「勇!きさまは私の手を切った!勇が!」「潰れろってんだよぉ!」
「自分のプライドしか考えられない女のことなどで、だれが思い悩むか!」
「見えたぞ!あれはブレンパワードの自殺だぁ!」
…勇はじめ他のキャラが比較的大人しい分、ひたすら彼が吠えまくる。
「8歳と9歳と10歳の時と、12歳と13歳の時も、僕はずっと…待ってた!!」
これ好一番き。
他にも親に捨てられた勇を煽るセリフが最高に痛いところ突いた鬼畜セリフ、これも凄い。
お前の母ちゃんと姉ちゃんを親子丼してやったぞー!的なセリフ、これはヒドイ。

一方でクマゾーの勇気を称えたシーンで、彼も根は悪い奴じゃないと前半の時点で分かるのが良い。
ブレンパワードはジョナサンいたから面白かった。
…でも親子丼しちゃうのはダメだろ!?(小説版だとクインシィとはヤッてないっぽい){/netabare}

投稿 : 2016/03/31
閲覧 : 362
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21

Hiraku8 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

いつもの富野らしく、話の展開が早い上に、設定の理解が難しい
富野アニメの中で一番親子関係について踏み込んでいる作品で
親子関係というテーマは普遍的なものであって、かつ唯の感動モノではない
現実的に欠点のある人間的な両親に対して、未熟な子供が、変化だけではなく
捉え方を変える意味で、どう向き合っていくかというところは、なかなか考えさせる

永野デザインの精巧なメカは、普段動かないが、要所の回ではちゃんと動く
オリジナルのOPで度肝抜かれるが、まあ富野なんで
実はEDもかなりいい

投稿 : 2016/03/12
閲覧 : 238
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2

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私は入れませんでした

初見で?ナンダコレ?と思い、数年後改めて見たので2回全話通しで見たんですが、正直OPのハダカ祭と当初敵方だった姉ちゃんが寝返って共闘する位しか覚えてないです。
セリフも展開も富野監督らしい作品だなぁとは思ってましたけど、2度見て2度とも面白くてハマったって事は無く。

んではつまらなくて寝ちゃったかと言うと、それ程酷い代物でもなく。
御人的感想としては、微妙としか言いようがないです(汗)
此処が印象的だから、それだけで作品が好きになっちゃう というシーンも無いんですよねぇ。
他の方も書かれてる様にパイロットと機体の気持ちの繋がりとか、そういう部分は確かに他のロボット物とは違って"優しい感じ"の作品です。
敵方のキャラのセリフとかは富野作品らしい悪意に満ちてますけどw

富野監督≒イデオンって認識の私達オッサン世代には、正直監督も年食ってヒヨって迷走してるんだなという印象しか持てない作品と思いました。

投稿 : 2015/05/23
閲覧 : 417
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4

十式 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

色んな意味で強烈なインパクト与えた作品

御大の今までの作品の殆どが暗いものばかりだったが故に、今作のような落ち着いた雰囲気を持つ作風にはびっくりさせられた。
そして、一番騒がれていたであろうOPの裸祭りは初め見た時にはかなり焦った。

投稿 : 2014/02/25
閲覧 : 364
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1

きききき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

大体の流れは分かるのに、細かい展開が理解できない不思議なアニメ。
それでもキャラクターたちが濃いことと、そのキャラたちの口から出る妙に頭に残るセリフが気に入ってしまい、見続けてしまった。

投稿 : 2014/01/13
閲覧 : 271
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1

にくだんご さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

監督の苦悩が生みだした作品

富野由さんはこの作品を生み出す前
仕事から離れ5年間鬱状態で生活し
復帰したときにはすでにある程度ストーリーができていたようです。

富野由作品の中ではやさしいとよく言われていますが
人の内面をぐちゃぐちゃにして相手に叩きつける表現は健在
しかし血で血を洗うようなドロドロした展開よりも
人間同士の絆が非常に重視された作りになっています。

3話ぐらいまではなにがなんだかよくわかりませんが
6話以降徐々に面白くなっていき非常に楽しめました。
作品が進むにつれて主人公達のオルファンに対する考え方は変わっていきます。

ちなみに・・・・
実は最後まで見終わってもわからないことだらけですw
最終回ラストシーンは色々な解釈ができると思います。
人によってあげるテーマもそれぞれで「絆」をあげる人もいれば
「子育て」という方もいました
細かいところはよくわからないけどなんとなく楽しめてしまう作品。

投稿 : 2013/12/05
閲覧 : 353
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4

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

富野由悠季監督の作品の中では一番好き

非常に暖かい作品です。

投稿 : 2013/08/18
閲覧 : 283
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0

tib さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今、見返して思う

見返してみたけど、あのOPは当時何とも思わなかったのかなー(笑)

親も一緒に見てたはずなんだけど・・・

富野さんの「母性」推し代表作なのかな?

投稿 : 2013/06/11
閲覧 : 255
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0

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

終盤の面白さ

終盤が面白いです、ともかく。序盤や中盤は正直なところ、いろいろとブレている上に作画もひどく安定していません。
全体としてみると、とても良い作品とは言えないかも知れませんね^^;
ですが、終盤。これがまぁ面白い。
富野監督が常に描いているテーマである「分かり合い」がそれぞれの場面で集束されていく様子はかなり見応えがあったと思います。
しかし、この作品はどうも見づらく、そもそもの富野監督が常に描きたいものがある程度分かっていないと訳分からん感じになるような気がします。
原因は登場人物の多さと多様さでしょう。あんまりにも物語の対象になる存在が多すぎて、何か雑多な感じがしてしまうという若干残念な事になっています。
特に中盤まではキャラの行動には具体性がなく、余計に見づらいです^^;
ですが、この作品の本番は終盤の数話です。ここだけの話で考えたら相当に面白かったと思います。
音楽も流石に菅野よう子さんが担当しているだけあって素晴らしい。作品にあっていると思います。それが余計終盤を盛り上げています。
それに声優さんに関しても、監督が舞台役者から目をつけて採用した人が数人いますが、人選が素晴らしい。今になってもよく声を聞く人も何人かいます。
そういうセンスは流石です。
総合して言うと、「Vガンダム」の過激さと、「∀ガンダム」の穏やかさの中間的な作品だと思います。
全体的に監督のファン向けな作品のような気がします。少なくとも多少他の作品を見てからの方が見やすいでしょう。
ですので、あまりいろいろな人にはオススメできないですね^^;

投稿 : 2013/05/27
閲覧 : 386
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5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感動した

「続編をとても見たい」と思った終わりだったので、本当は不満です。
続きが見たいと思ったアニメはこれが初めてかもしれません・・・
とても残念なのは、監督の富野氏が「リハビリ」だと公言していることですね。自分は26話全てを退屈せずに楽しく見れました。
スタッフの方がこの作品については「黒歴史」だと思ってるとは思いませんけど、この作品について今、どう思ってるんでしょうか。
一視聴者としては、家族という日本の現代テーマを取り上げていて、本当に楽しめました。

投稿 : 2013/05/13
閲覧 : 230
ネタバレ

79マドンナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

OP詐欺

残念ながら本編に裸の女の子は出てきません。

投稿 : 2013/03/10
閲覧 : 363
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2

らすきき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

主題歌『in my dream』良曲です。一時期聞きまくってました。
内容としては、ロボット好きではないなら特におすすめはしません。 特にはまらず。

投稿 : 2013/02/17
閲覧 : 253
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0

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

『ブレンパワード』作品紹介と総評

『機動戦士Vガンダム』より、約5年ぶりの富野由悠季監督のTVシリーズ。富野監督が自ら「第二のデビュー作」と語ったほど、それまでの富野作品に見られたような殺伐とした雰囲気や残酷な描写は極力抑えられ、美しい自然を基調とした作風、また牧歌的な作風となっています。

(あらすじ)
自然災害で荒廃した近未来の地球を舞台に、海底から浮上した謎の遺跡・オルファンとともに宇宙へ飛び出そうとする思想を持つリクレイマーたちと、それを阻止しようとするサバイバル艦ノヴィス・ノアのクルーたちとの物語である。
作中に登場する大きな人型の存在を「アンチボディ」または「オーガニックマシン」と呼び、「ブレンパワード」と「グランチャー」の2種類が存在する。オーガニックエナジーと呼ばれる、動植物の生体エネルギーで動き、多少の傷なら自然に治癒したり、意思を持っていたりと生体のような特徴を持っている。(wikipedia参照)

作中で度々出てくる「オーガニック」という言葉は、「有機体=生命体」という意味で、物語の根幹を担う言葉です。作品を観ながらこの作品での意味合いを考えましたが、「愛・思いやり」という意味合いが一番近い様に思いました。

つまり、この作品は「多様な生命体との共生」を描いているのです。

主人公達がブレンパワードを操縦する際、ロボットとして扱うのではなく、一人のパートナーとして接することが重要とされており、そうすることでブレンは絶大なパワーを発揮することができる。
また、多様な生命体間だけでなく、家族の様な「人間同士の共生」についても描いかれており、テーマとしてはとても深いものを感じました。
今までの富野作品と異なる点は多いですが、独特なセリフ回し(いわゆる富野節)も健在で、見るものを惹きつけてくれます。

癖の強い作品ではありますが、個人的にはもっといろんな人に観てもらいたい作品です。

投稿 : 2013/02/15
閲覧 : 812
サンキュー:

15

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

オーガニックと言われても

サンライズお得意のロボット系です、当時WOWOWに加入したてでこのアニメに出会いました
オープニングがちょっとえっちぃです、有料放送だからか?
基本ロボ(アンチボディと作中では言われている)の戦闘アニメなので好きな人好きかも
もちろん複雑な人間関係やヒロインとの恋愛に発展しそうでしない?もどかしさもあります

印象に残ってるのは物語よりもOPとED曲です
ED曲はデビューしたてのKOKIAさんのしっとりとしたバラードです。

投稿 : 2013/01/15
閲覧 : 293

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

どうしようかな・・・

ロボバトルアニメ

PS2のアナザーセンチュリーシリーズに登場してた時に
かなり好きな機体だったのですが、アニメを見た事がなく
試しに見てみたw

そしたら、無理だった...orz

ヒロインだったかな?すんごい棒セリフで聞き取るのがしんどかったです^^;
(もしかしたら主人公だったかも)

で、肝心の戦闘部分も
何かガンダムをイメージしてるのか
パイロット同士の謎会話の応酬が多くイマイチテンションの上がらない内容・・・

かなり前に見たので、確かこん理由で断念したんだったハズwww

OP曲は素晴らしいですね^^
EDかOPか忘れたけどスッポンポンなのも笑った覚えがw

レビューでも見て、その内またトライしてみようかな~と思っています。

投稿 : 2012/09/01
閲覧 : 334
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ブレンパワードのストーリー・あらすじ

自然災害で荒廃した近未来の地球を舞台に、海底から浮上した謎の遺跡・オルファンとともに宇宙へ飛び出そうとする思想を持つリクレイマーたちと、それを阻止しようとするサバイバル艦ノヴィス・ノアのクルーたちとの物語である。(TVアニメ動画『ブレンパワード』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1998年春アニメ
制作会社
サンライズ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%...
主題歌
≪OP≫真行寺恵里『IN MY DREAM』≪ED≫KOKIA『愛の輪郭(フィールド)』

声優・キャラクター

白鳥哲、村田秋乃、朴璐美、青羽剛、渡辺久美子、磯辺万沙子、名越志保、佐古正人、堀部隆一

スタッフ

原作:矢立肇/富野由悠季、 総監督:富野由悠季、メインデザイン:いのまたむつみ/永野護、アニメーションデザイン:重田敦司、音楽:菅野よう子、エンディングスチール:荒木経惟

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