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「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(アニメ映画)」

総合得点
79.6
感想・評価
458
棚に入れた
2090
ランキング
484
★★★★☆ 4.0 (458)
物語
4.0
作画
4.1
声優
3.7
音楽
4.3
キャラ
3.9

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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

観ておいて損はないけど

あまり細かく論評するつもりはないので箇条書きで。
・フォッカーがいい
・歌で。ってのを生み出したのが凄く革新的で後のシリーズを観ることになりました
・バルキリーは良いと思うんですが、言うほど好きではない。。昔からのファンは大好きって言うのはわかる
・リンミンメイの歌もまぁ良いんだけど同じく言うほど好きではないかな。。
・敵が巨人なの何か良い。ヤックデカルチャー 結局後に小さくなるけど

マクロス観たことない人にここから入られるとキツいかも。

投稿 : 2024/04/15
閲覧 : 18
サンキュー:

0

challia さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

手書きアニメの最高傑作

当時、映画館で観ました(青春の1ページにあたる作品です)。TV版の方はミンメイがおかしい人で、マクロスはそれほど好きな作品では無かったのですが、映画版は大好きです

投稿 : 2024/01/18
閲覧 : 36
サンキュー:

0

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「誰かを愛したい。私を愛して欲しい」は誰の叫びなのか

話の骨格は同じだが、TV版とは違う別の話し。
TV版の総集編ではないので、2時間の映画として破綻なく纏まっているし、独立した映画として予備知識ゼロでも楽しめる。


マクロスと言えば恋の三角関係だが本作の三人は、
・一条輝→純情な青年
・リン・ミンメイ→恋する乙女
・早瀬未沙→老練な戦士
一人だけ桁違いで不釣り合いな三人。


荒廃した地球に、輝と未沙の二人が取り残され孤立する。
輝は廃屋に「今の自分達に役立つ物はない」との判断をしたが、未沙は「朽ちた食器」に価値を見出だす。
朽ちた食器でのおままごとは、男女の思考の違いを垣間見るようで面白かった。
これは偶然だったと思うが、おままごとの後の出来事も、未沙の計算ずくだったとしたら恐ろしい。

マクロスに帰還したミンメイを出迎える、輝と未沙の二人。
感極まり輝に抱き付くミンメイ。輝は許可を求めるように未沙の方をチラチラと見る。
「このタイミングでそんなことするか?」と思うが、輝はまだ青臭い青年だから仕様が無いか。

輝の自室で、抱き合っている輝とミンメイに遭遇した未沙。
未沙はその場から立ち去らずに、二人の間に強引に押し入る。
部屋に入った未沙は「自分はここからテコでも動かない」と態度で示し、「輝は私のもの。貴様には渡さない」とのメッセージを体で表してミンメイにプレッシャーを掛け続ける。
ミンメイが圧力に負けて部屋から出ていった後、未沙の輝とのやり取りもあざとかった。

機動要塞との決戦時、輝から最終兵器の歌詞を手渡されるミンメイ。
ここでミンメイは最後の攻勢に出るが、「世界が滅ぶとしても、私と一緒に居て(私を選んで)」は悪手だった。
輝には、ただのワガママとしか受け取られない。
結局このミスを挽回出来ないまま、ミンメイの恋は実る事なく終わってしまう。


初恋の小娘のような「ミンメイ」が、計算高く強い意思と行動力を備える「未沙」に輝の争奪戦で破れたのは必然といえる。
未沙は儚く大人しそうなイメージとは裏腹に、自分の思いを貫く「勇気」と「気力」を持つ強い人だった。

投稿 : 2023/08/06
閲覧 : 81
サンキュー:

8

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ヤックデカルチャー。

【概要】

アニメーション制作:竜の子プロダクション
1984年7月21日に公開された115分間の劇場版作品。

監督は石黒昇、河森正治。

【あらすじ】

西暦2009年2月。
人類初の超大型宇宙移民船マクロス進宙式の日。
突如出現した謎の宇宙艦隊の攻撃により地球は壊滅的ダメージを受けた。

地球を襲った異星人とは、男のゼントラーディと女のメルトランディの巨人族であり、
この二大勢力が50万年も宇宙戦争を続けている。ゼントラーディ艦隊の奇襲を受けて、
避難民5万数千人を乗せたマクロス艦はフォールド航法で緊急脱出を試みるも、
システムが想定通りに作動せずに冥王星軌道上へと跳ばされてしまう。

そのフォールド事故から5ヶ月後。
マクロスが地球への帰還の途中、土星の衛星タイタン付近の航行から物語は始まる。

ゼントラーディ軍のブリタイ艦隊の司令部は、捕獲した地球の物体に驚いていた。
特に、音波信号と異星人が呼ぶものを聴いて戦闘不能になる兵士が続出との報告。

その音波信号とは地球人類が歌と呼ぶものであり、
マクロス艦内でデビューして人気歌手となった少女、リン・ミンメイの歌声が、
戦うこと以外に何も知らないゼントラーディ軍の兵士に未知の感情を芽生えさせ、
その恐怖や戸惑いが戦闘不能に陥らせる大きな衝撃になっていた。

そのミンメイのコンサートの当日、ゼントラーディ軍の襲撃を受けて、
マクロスは要塞型から強攻型に変形(トランス・フォーメーション)
して戦うことになりコンサートは中断。

可変戦闘機バルキリー隊を指揮する隊長のロイ・フォッカー少佐と、
部下の一条輝、マクシミリアン・ジーナス、柿崎速雄がゼントラーディのパワードスーツに応戦。

戦闘中にマクロス艦内にゼントラーディ軍の一部が侵入。
輝は、敵戦艦の迎撃との上官の早瀬未沙の命令に逆らってマクロス艦内のゼントラーディ軍を追う。
艦内の市街地で敵機を倒してミンメイを救った輝であったが、重力制御システムが損傷。

閉鎖されたエンジン・ブロック区画に閉じこめられたふたり。
バルキリーも壊れて動かなくなってしまい、外部に連絡も出来ない状態。
新人パイロットの一条輝とスーパーアイドルのリン・ミンメイ。
若い男女がこの状況でお互いに特別な感情を抱くのには無理も無かった。

【感想】

エンディングロールのキャストクレジットの先頭が、「リン・ミンメイ 飯島真理」
となっているように、歌姫ミンメイを主役に再構成された劇場アニメ。
なので、アイドルPV的なアニメーションのシーンが多数あります。
また、三角関係の変遷の流れがTV版よりもミンメイに感情移入出来るように変更されていますね。

メカのデザインだけなくTV版で演出家としても評価された河森正治氏が抜擢されて、
TV版から続投の石黒昇氏と共同で監督を務めています。
もともと、TV版時点でストーリーの原案を作っていたのが河森氏であり、
『歌で戦争が終わるわけ無いだろ!』とスタッフから散々ツッコミを入れられながらも説得をして、
マクロスの実質的な最終回の第27話「愛は流れる」のコンテを作ったのが凄い。
石黒監督はじめ多くのスタッフに助けられてることも忘れてはいけませんが。

年齢がごく近い、板野一郎氏、美樹本晴彦氏、庵野秀明氏らアニメーターに恵まれていたと、
河森氏本人が述べてるのに加えて平野俊弘氏、垣野内成美氏、木上益治氏や結城信輝氏など、
自分でも名前を知ってるアニメーターが全員凄い。知らないアニメーターも多分凄いメンバーで、
河森監督も自分でセル画のメカの大部分のレタッチをする熱の入れようでして、
本人のインタビューを読むとむちゃくちゃ面白い。

美樹本晴彦氏を中心に一級のアニメーターによって版権絵レベルで描かれていたのが、
ただ美しいだけではなくて、登場人物の感情のニュアンスを大切にした細やかな動きの人物作画。
記号的な表現を避けて感情豊かに描かれていて、特にリン・ミンメイや早瀬未沙らヒロインの表情が、
スクリーンの中に素晴らしい女優が出現したかのよう。

台詞でくどくど状況を説明するのではなくて最高のクオリティで作られた芝居のアニメーションと、
飯島真理氏の歌で、観る者の心を動かす。

また、メカの動きも空気抵抗や真空などの小さいところまで手を抜かずにこだわったり、
宇宙戦艦マクロスの描き込みのディティールや有名な板野サーカスの素晴らしさは勿論、
宇宙空間戦闘での色の表現は今のアニメでは再現が難しいと思えるものがあり、
(セル画を何重にも重ねて撮影したら偶然なったとか)
この劇場作品のアニメーションのクオリティはオンリーワンであると思いますね。
(近年のアニメでも神作画と言って差し支えない作品があり、それぞれに魅力がありますが)

スタッフがアニメを作るのが好きなのと、若さ(河森監督は当時24歳)で突っ走ってた時代。
スケジュール的に全力を出せる機会が限られていたTV版のリベンジで劇場の大画面を意識して、
キャラデザやマクロス艦内の設定を観客の視線を意識して全面的に作り直した、
その異常なまでの描き込みの密度は、
日本のセル画アニメでは歴代最強であると自分では思っています。

そうやって出来た作品を見た当時のアニメファンの熱狂は、
レジェンドと呼ぶに相応しいものでしょう。

ストーリーの深さやテーマ性という点ではTV版に軍配が上がりますが、
アニメは観て聴いて楽しむものという角度から作られた劇場版もまた素晴らしい。

劇中歌「愛・おぼえていますか」をミンメイが歌いながらの、
クライマックスの7分間の戦闘シーンを観るに、
これは間違いなく昭和のアニメの最高峰のひとつとして殿堂入りの作品であると思いました。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/10/27
閲覧 : 665
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67

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

初々しさ

80年代から90年代初頭まで、いわゆる若者が「夢」を見ていた時代であり、アニメの中でも旧世代の序列関係や努力や根性の世界から、急激にラブコメの時代に突入しだしたころの作品。

非常に作品自体が若々しく、戦争の鬱屈さや非情さ(「鬼滅の刃」や「進撃の巨人」)が売りの昨今のアニメ作品とは真逆なスタンスで作られていますね。

非常に外面の格好良さやスタイリッシュさを売りにしているので、いわゆる昨今の「アイドルアニメ」の原点ともいえる作品でしょう。

戦争状況なのに妙に明るいだけでなく、戦争終結のカギが「歌」しかもいっかいの「アイドルソング」が宇宙を助けるというとんでも設定でついていける人と行けない人とで分かれる気がします。

非常に面白いアニメですが、やはりこの時代特有の「中身の薄さ」や「葛藤の無い」感じが少し時代錯誤で古い感じがします。かといって、個人的には「鬼滅」や「進撃」ほど悲観的でもないので塩梅が非常に難しいです。

「エヴァ」ももう今回の劇場版で決着をつけただけで、「今の時代」の作品ではない気がします。そういう意味では「今」の方向性を感じる作品がないと思うのは僕だけでしょうか。

投稿 : 2022/03/15
閲覧 : 300
サンキュー:

7

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「歌で戦争を終わらせることができる」この主張が素晴らしい

このアニメは劇場版として映画放映されました。

私は個人的に、ガンダムよりもマクロスが好きです。
なんてったってマクロスシリーズでは「歌で戦争を終わらせることができる」この主張が一貫しています。
それが素晴らしい。
「そんなことできるわけがない」と笑いとばす人もいるでしょうし、馬鹿にする人もいるでしょう。
でも、歌で戦争を終わらせることができたら、素晴らしいと思いませんか?

この劇場版はリン・ミンメイの歌が何曲もBGMとして流れてきます。
心が弾む歌や悲しい歌、美しい歌が、物語のシーンとすごくマッチしています。

マクロスを全く見たことがない人は、是非これを最初に見るとよいですよ(^_^)

ちなみに、この劇場版では一人の登場人物であるはずのリン・ミンメイが、本来主役であるはずの一条輝を押しのけて、物語の中心として活躍しています。
それがまたすごいですよ。

投稿 : 2021/08/23
閲覧 : 1508
サンキュー:

47

saitama さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

TV版とは別物のハイクオリティ作画

話数によってボロボロ作画だったマクロスTV版。
それがすべて改善されると、こんな素晴らしい作品になるのかと感動できる。

板野サーカスを始めとした、アニメーターの力量、主題歌のすべての人を惹き込む歌の力。「愛・おぼえていますか」が、なぜいまも多くのファンを惹き付ける名曲になったのか…、この映画を見れば納得するはず。

この力でTV版が作られていたら…。マクロスはとんでもない作品になっていたかも。



まず観てみてほしい。損のない逸品です。


■追記

過去に何度も観ているけれど、ついついポイントでBDを買ってしまった。いまさらながらに「これ、セル画なんだよな…」と感動しかない。更に、最後のエンドクレジットの原画左上、最初の名前は庵野秀明…。どんだけ、当時からずば抜けていたんだよ…と再確認。庵野秀明が参加したダイコン3からダイコン4へのOP映像の劇的進化は、マクロスの経験が生きてるんだよなぁ…。この映画自体はダイコン4のあとに作っているのだけど、ダイコン4に板野一郎たちが協力している時点で、どんだけ庵野秀明の才能が認められていたかの証明なんだろうな。

あと、最後のエンディングはバブル時代に突入する日本の力強さを感じさせるファッション等が一気に駆け上がっていく感じが素晴らしい。時代の明るさと強さというか、本当に最先端を走っていたなと。

投稿 : 2021/06/29
閲覧 : 493
サンキュー:

13

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

伝説級のSFアニメにして、アイドルアニメの原点

 マクロスFを見たので、というか、シリーズで最もリスペクトされている曲が「愛・おぼえていますか」なので本作見ました。なんと1984年の作品です。

 ミンメイが登場する「マクロス」は幸運にも映画版から入りました。TV版からだと挫折していた可能性が高いです。作画が古すぎて。乱れていますし。

 冒頭、いきなり戦闘シーンから入るわけですが、これがカッコイイんです。SFだと作画が簡単なせいか、レーザーやビームが多用されますが、ミサイルです。嫌というほど。
 {netabare}遠方から煙の糸を引いて、相手に襲い掛かるミサイル。それをレーダー画面で確認しながら接敵し、ミサイルの爆発と同時に会敵、戦闘シーンに入ります。
 そして、戦闘の裏で行われるミンメイのコンサート。観客は盛り上げっています。ですが、戦闘はマクロス艦内に及び、ミンメイが危機に…。ボーイミーツガールの後、2人はひかれあうが…。もちろん伝統の3角関係になります。{/netabare}

 SFとしての舞台設定は、銀河史的な要素、人類起原的なものをベースにしていますが、しっかりロボット戦争アニメです。

 説明が不十分で、マクロスって何?なんで、戦ってんの?登場人物のバックボーンは?という感じで始まりますが、ほとんど、見てるうちに気にならなくなります。説明がある部分もありますし。TVシリーズの総集編ではない、1つのストーリーとしてしっかり完結しています。

 アニメーションの作画もちょっと信じられません。「これ、手書きなんだぜ」とドヤ顔?でなぜか自慢するレビュアーさんがいますが、なるほどわかります。この辺り、BSアニメ夜話でやったのを見たことがあるし、違法かもしれませんが、ようつべで見られる…かもしれませんので、詳しくはそちらで(今はみつかりません)。


 何といっても、この作品、アニメ史的にいえば、アイドルアニメの原点といえると思います。リン・ミンメイ。声優飯島真理。
 劇中で、いくつか曲が流れますが「愛・おぼえていますか」は、別格として、シンデレラ、天使の絵具というやけにレベルが高い2曲があるのですが、これは飯島真理さんの作詞作曲です。WIKIなどで確認すると当時音大生か何かで、普通に歌手だったみたいですね。デビューアルバム、聞いたことありますが、素晴らし出来栄えで、YMOの坂本龍一がプロデュースしていました。

 とにかく、歌が人類を救うというテーマに恥じない、素晴らしい歌手を起用して壮大な物語を作ったものです。確かに、伝説級のアニメですね。

投稿 : 2021/05/21
閲覧 : 340
サンキュー:

11

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

絵はきれいだけど

<2020/5/29 初投稿>
マクロスシリーズの原点となるテレビシリーズアニメ「超時空要塞マクロス」の映画版。
1983年公開

映像は美麗で、当時同時期に公開された宮崎駿監督作品「風の谷のナウシカ」とその品質を競い合っていたという話を聞いたような気も。
テレビシリーズは、数話に1話は作画が崩れ壊れるので
「美麗な映像で観たかった!」
というファンの方にはさぞかし堪らない作品だったしょう。
私も映画館で夢中になった記憶があります。

まず「宇宙空間の暗闇から要塞マクロスがせせり出てくる」オープニングの映像に震撼しました。
キャラクターは全てきれいで、
板野サーカスと呼ばれる戦闘シーンは手書きの極致のようなスピード感とダイナミックさ!

そしてヒロイン、リン・ミンメイの歌う主題歌「愛、覚えていますか」はアニソンとしては当時異例の大ヒット。

ちょっとしたムーブメントを巻き起こしました。


ただ、今思い起こすと物語はどうなんだろう。
テレビシリーズ知らないで映画版だけ見た人は「何が何やら?」となってしまいそう。

初代マクロスはその重厚な世界観や背景の歴史が丁寧に作り込まれている作品。
2時間でそれをわかりやすく伝えることは難しかったようです。
で、結局、テレビシリーズでハマったコアなファン向けになりました。

・・・そうなっちゃうのは仕方ないのかな。
でもライバル?のナウシカは原作を上手く端折って初見でも没入できる作りになってたしなぁ

本作は骨太な部分も多く、
世間の認知度もそこそこ獲得したのですが、
実際に受け入れたのはコアなファン層で、
そのコアな人たちを「オタク」として「そうでない人」と隔離するきっかけの一つになってしまったような印象があります。
その是非はよくわかんないですけどね。

というわけで本作は
・テレビ版「超時空要塞マクロス」観た人が最も楽しめ
・後のマクロスシリーズ観た人もそれなりに楽しめ
・どちらも観てない人にはちょっとお勧めしづらい
という感じになるんでしょうか。

あ、でもハイレベルな手書き映像を楽しみたいという人には強くお勧めできます。

投稿 : 2020/05/29
閲覧 : 817
サンキュー:

34

おーいん君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いくつかバージョンが存在する。

古いバージョンと現代の最新バージョンでは

最後にリン・ミンメイの映像がついている

その点の差がある事は視聴するとき注意してほしい。


だが、この作品に詰め込まれている画の凄さ。

これだけは何時見ても圧倒的。

マクロスファーストを視聴する意味があるけれど、この作品は別モノと思ってほしい。

投稿 : 2020/05/29
閲覧 : 305
サンキュー:

5

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マクロスそのものを理解するには劇場版

当然TV版をしっかり見てからこちらを見てほしいのだけど、TV版を観るのが厳しいという人にはお勧め。
マクロスシリーズ原点の作品。
風の谷のナウシカも上映された年で、劇場版当たり年と言わせた作品。
TVとはカイフンが実兄だったりと若干人間関係が簡素化されたり、星間戦争自体が簡略化されているが、マクロスそのものを理解するには劇場版だけで十分。
レビューかいててマクロス見たくなった。


100点中100点

投稿 : 2020/02/04
閲覧 : 305
サンキュー:

6

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっぱりこの曲なら攻撃が効く

テレビの27話をこのラスト15分と入れ替えてほしい。この曲は幼少期に完全に刷り込まれているらしい。破壊力がテレビ版と全く違う。35年前の刷り込みがまだ効いた。恐ろしい。

ここではミンメイの孤独感とプロ根性が垣間見える。でも曲自体は50万年前の歌謡曲には聞こえない。もっと次元の違う曲が創造できれば、これベースに1クールリメイクすると、いいものになると思うけど。

投稿 : 2019/09/16
閲覧 : 296
サンキュー:

16

ネタバレ

ライロキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バドワイザー・タコハイ

ロボット戦闘ものではあるけれど名作ですよね。
コメディーではないのに、バドワイザーミサイルやタコハイミサイル
が一瞬画面に映るっていう製作者の皆さんの遊び心も入っていて楽しんで
作られたのがよくわかります。
アニメでキャラがステージで歌うようになったのはこれが始まりではないで
しょうか。(間違っていたらすみません。)
また、主人公がヒロインに対して「お前」や「あなた」ではなく「オタク」って
言うのがアニメ好きの間で流行って、オタクという言葉が定着するにいたった
んでしたよね。(これも間違っていたらすみません。)
物語は恋愛要素もふくまていますがいたってシリアスな内容で、戦闘シーンの
動きも滑らかで感動したものです。
最後の突入シーンが音楽とあいまっていいですよね。

投稿 : 2019/08/20
閲覧 : 498
サンキュー:

12

ネタバレ

ma7 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あれっこんな話だっけ・・・・

昔見て大好きでした。DVDではなくレザーディスクも持っていました(笑)
最近ちょっと気になって見直してみたのですが・・・・
吊橋効果は、長い方が有利というだけの話だったのかと気がつきました。
昔はTV版を引きずってしまい、ミンメイは調子に乗ったイキった人と思っていたので
スルーしていましたが、映画版ではものすごいいい子でした(笑)

またこのシリーズは「三角関係」を前面に打ち出しているとのことですが
全然三角関係じゃないじゃん・・・
優柔不断だからこそ、ある意味三角関係というのが成り立つのですが
主人公が今回きっちりきっぱりしたしまっているので
好きになる時期がずれているし
三角関係ではなく過去の好きだった人との回行程度でした。

これは監督も思ったそうですが・・・
流れから行ってラスボス倒す必要ないんじゃね・・・
歌の力どこいったとこれは昔から思っていました。
ただその昔主人公らしさを演出したかったとも何かに
書いたいて納得した記憶もあります。

君には歌があるじゃないかと
ホストバリの、意味のない言葉で終わらせる・・・
いやー今見ると
結構ショッキング的に最低のお話でした(笑)

投稿 : 2019/07/05
閲覧 : 265
サンキュー:

4

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

完走した感想。

僕の観たかったマクロスが詰まった、間違いなく傑作と呼べる代物。

作中に漂っていたシュールさとか艦内の住人の暢気さとかはかなり抑えられており、シリアスな雰囲気に変わったのは大正解。

そして物語の中心が輝と早瀬、ミンメイのドラマというのも、本作のテーマに沿っていて、ロボットものでありながら戦闘シーン以外の手段を通してテーマを描くというのも本作ならではのアプローチとして非常に素晴らしかった。
このドラマもリアリティがあってよく出来てるんだよなぁ…。

作画も全体的にレベルが高く、TV版を断念した人も――いや、断念した人にこそ観て欲しい。僕がそうだったから。

投稿 : 2018/12/31
閲覧 : 381
サンキュー:

9

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「愛・おぼえていますか」を知っていますか?<追記;天使の絵の具>

初代マクロスの劇場版。
というより、マクロス世界では本当の映画という設定らしいです。

テレビ版に比べ作画に力が入っており、内容もコンパクトです。
この作品は映画設定なので、マクロス史実とは異なっており、当然テレビ版ともストーリーが違います。
でも、こちらの視聴により、初代マクロスを充分堪能できますので、時間のない方にはよいかと思います。

私が若かりしころ好きだった飯島真理さん。
主題歌である「愛・おぼえていますか」を歌っています。
当時は、他人が作った曲を歌っていたので批判的でした。
今聞くと、とてもよい歌です。
80年代アニソンの頂点ですね。

<追記;天使の絵の具>
{netabare}ED曲である「天使の絵の具」
飯島真理さん作詞作曲のポップな曲です。
自分で作った曲を歌う飯島真理さん。
ミンメイと一体化してノリノリです。

その後の真理さんは結婚し渡米。
アイドルを否定し、自分の目指すシンガーの道へ。
ただ現実は厳しく、ついには無理なボイストレーニングにより喉を傷めます。

ミンメイを演じていた頃は、自分の居場所に迷っていた彼女。
1990年代後半になると、ミンメイと向き合うようになります。
アニメイベントに参加したり、英語版マクロスのミンメイ役を吹き替えたり。
もちろん、声は当時のような清らかさはありません。
しかし、その表情は天使の絵の具を獲得したかのような笑顔です。

たまに日本に帰ってくる真理さん。
私の永遠のアイドルです。{/netabare}

投稿 : 2018/10/31
閲覧 : 707
サンキュー:

37

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

物語だけならTVシリーズの方が好きかな。

ストーリーは圧倒的にTVシリーズの方が良い。
しかし、作品自体の完成度はこちらの方が上。
作画が特に凄い。
迫力のある戦闘シーンに細かく書き込まれている機械。
そして、TVシリーズに勝る音楽。
劇場版として作った意味がよく理解できる。

投稿 : 2018/10/07
閲覧 : 401
ネタバレ

オパマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マクロス人気を決定付けた

上映当時としては信じられないほど美麗な作画とリアルな戦闘演出。
艦内の風俗描写も丁寧で、やりたかったけどテレビシリーズではやりきれなかったことを思う存分クリエイトしている。

スーパーヴァルキリーの発艦シーンはあまりにも美麗で今も脳裏に焼き付いている。

アーマードヴァルキリーの全弾発射シーンもかっこいい。

重力制御に不具合を起こし、{netabare}真横に落下していく{/netabare}シーンも印象に残る。

水面すれすれを飛行するシーンはスターウォーズにも影響を与えている。
{netabare}「柿崎ーっ!」{/netabare}w

マックスとミリアの対決も必見。
{netabare}「うつくしい・・・」{/netabare}w

美紗贔屓な私が{netabare}胸元のチャックを上げる{/netabare}彼女の所作にショックを受けたことも懐かしい思い出。
(*ノωノ)

上映時間の限られた枠の中で物語や設定を詰め込んだため内容も濃く、無駄なシーンが無い。

最近のマクロスシリーズを観て少しでも興味を抱いた人には是非視聴して欲しい。

強いて不満点を挙げるなら、出撃前の緊張をほぐすために{netabare}、よく分からないダンス{/netabare}をするロイ・フォッカーを劇場版でも観たかったが、やっぱ無理だったみたい。
(;^ω^)

投稿 : 2018/05/08
閲覧 : 446
サンキュー:

7

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

マクロスシリーズ一括評価

ちょうど今、dアニメストアで、3月末までの限定ながら、本作および『劇場版マクロスF』(前・後編の2本)『劇場版マクロス7』の劇場版作品4本が配信されているので、マクロスシリーズ未視聴の方はチャンスです。
(※なお、TVシリーズ『超時空要塞マクロス』『マクロス7』『マクロスF』『マクロスΔ』は期間限定なしで配信中)


◆マクロスシリーズ一覧&評価 ※全10シリーズ18作品
(※作中にある架空の西暦年代の順です。制作順ではありません)

★が多いほど個人的に高評価した作品(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた作品
×は脚本に余り納得できなかった疑問作
●は未視聴
※人名は監督、(総)は総監督、SDはシリーズディレクター、SCはシリーズ構成

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 【1】 マクロス ゼロ (西暦2008年の世界) ※冒頭で1999年7月の災厄が語られる
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№1 《OVA》 「マクロス ゼロ」 (河森正治/全5話/2002-04) ★ 4.0

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 【2】 超時空要塞マクロス (西暦2009-10年の世界)
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№2 《テレビ》 「超時空要塞マクロス」 (石黒昇(SD)・松崎健一(SC)/全36話/1982–83) ★ 4.3
№3 《劇改作》 「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」 (石黒昇・河森正治/1984) ☆ 3.7

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 【3】 超時空要塞マクロス Flash Back 2012 (西暦2012年の世界)
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●№4 《OVA》 「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」 (河森正治/1987) ※30分

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 【4】 マクロスプラス (西暦2040年の世界)
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№5 《OVA》 「マクロスプラス」 (河森正治(総)・渡辺信一郎/全4話/1994-95年) ☆ 3.8
№6 《劇改作》 「マクロスプラス MOVIE EDITION」 (河森正治(総)・渡辺信一郎/1995年) ※115分 ★ 4.1

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 【5】 マクロス7 (西暦2045-46年の世界)
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№7 《テレビ》 「マクロス7」 (河森正治(原作)・アミノテツロー/全52話/1994-95年) ☆ 3.7
№8 《劇新作》 「マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!」 (アミノテツロー/1995年) ※33分 ☆ 3.7

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 【6】 マクロス ダイナマイト7 (西暦2047年の世界)
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№9 《OVA》 「マクロス ダイナマイト7」 (アミノテツロー/全4話/1997年) ☆ 3.5

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 【7】 マクロスF (西暦2059年の世界)
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№10 《テレビ》 「マクロスF」 (河森正治(総)・菊地康仁/全25話/2008年) ★ 4.3
№11 《劇改作》 「マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」 (河森正治/2009年) ★★ 4.5
№12 《劇改作》 「マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」 (河森正治/2011年) ★★ 4.7
●№13 《劇改作》 「マクロスFB7 オレノウタヲキケ!」 (アミノテツロ/2012年)

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 【8】 マクロスΔ (西暦2067年の世界)
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№14 《テレビ》 「マクロスΔ」 (河森正治(総)・安田賢司/全26話/2016年) ★ 4.0
●№15 《劇改作》 「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」 (河森正治/2018年)

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 【9】 超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN- (西暦2090年代の世界)
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№16 《OVA》 「超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-」 (八谷賢一/全6話/1992年) ☆ 3.5

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 【10】 その他 
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№17 《OVA》 「娘クリ Nyan×2 Music Clip」 (/2010年) ★ 4.0 ※『マクロスF』劇場版の映像を流用した音楽劇
●№18 《OVA》 「マクロス超時空ゼミナール!!」 (/2012年)


以上

(TVシリーズ+短編OVA) 5+36+4+52+4+25+26+6=158話
(劇場版) 7本 (愛おぼ/マクプラME/マク7銀呼/マクFB7/マクF虚空/マクF恋離/マクΔ激ワル)
(特殊OVA) 3本 (Flash Back 2012/娘クリ/超時空ゼミ)


◆総評

上記のように、TVシリーズを放送した後に、それをベースとする劇場版アナザー・ストーリーを公開するのが恒例になっています。

・・・で、私の個人的な感想ですが、

(1) 『超時空要塞マクロス』(初代マクロス)に関して

本サイトでは、何故か劇場版の評価が非常に高く、TVシリーズの評価が低めですが、TVシリーズをちゃんと見ていないと劇場版もさほど楽しめないし、マクロスシリーズ全体のコンセプトを誤解してしまう怖れがあると思うので(※私がそうだったので・・・)やはりTVシリーズの方を先に視聴する方が良いと思います。
逆にいうと、劇場版を見てまずまず楽しめた人には、TVシリーズの方も必ず見て欲しい作品です(※劇場版は作画・音楽が良く“楽しめる”作品だけど、TVシリーズは作画の酷さやシナリオのグダグダさという欠点を凌駕する“予想外に大きな感動”のある作品と思うので→マクロスシリーズが現代まで続いている人気の源泉はここ)

(2) 『マクロス7』に関して

私が最初に視聴したマクロスですが、こっちも初代マクロス(TVシリーズ)の方を最後までしっかり見ていないと作品コンセプトが確り理解できないし、作品をいまいち楽しめないと思います。
※ヒロイン(ミレーヌ)の両親が初代マクロスのあの{netabare}子づくりカップル{/netabare}だと知ってビックリ!だったので。
シナリオ自体は、初代マクロスを視聴済みという前提で、前半はまずまず面白いと思います(※個人評価 ★ 4.1 くらい)。
ただし後半は、展開が冗長になりシナリオも焦点が定まらなくなる印象で、全体評価は ☆ 3.7 とマクロスシリーズの中では低めとなりました。

(3) 『マクロスプラス』に関して

全4話と短く作画良好&シナリオもコンパクトに纏まっているので、ここからマクロスを見始める、という手はあると思います。
但し、マクロスシリーズ全体からみると、他作品との関連は薄く、無視しても問題ない作品かも。

(4) 『マクロスゼロ』に関して

初代マクロスの前日譚なので「ゼロ」という作品名なのでしょう。
その初代で活躍するエースパイロット(ロイ・フォッカー少佐)の雄姿が存分に楽しめる作品でもあるので、彼のファンは必見です。
そして、『マクロスF』に引き継がれる伏線も多い作品。

(5) 『マクロスF』に関して

新規ファン開拓を主眼としエンタメ性が大幅に強化されているので、ここからマクロスシリーズを見始めても十分楽しめると思いますが、『超時空要塞マクロス』のTVシリーズを確り見終えたあとに再視聴すると、本作が初代マクロスを巧みに本家取りしていることが分かってきて、楽しみが更に増すと思います。
因みに、『マクロスゼロ』の方も先に視聴しておけば、そちらのエピソードとの関連も発見できて更に楽しめます。
更にいえば、『マクロスF』に関しては、TVシリーズよりも劇場版の完成度の方が圧倒的に高いので、初代と違って劇場版から先に視聴するのもアリだと思います。

(6) 『マクロスΔ』に関して

現在劇場版が公開中の最新シリーズですが、私はTVシリーズしか見ていないので評価は保留します。

(7) 『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』に関して

初代マクロス制作10周年を記念して制作されたOVAということですが、河森正治氏その他の初代マクロスの主要スタッフが制作にあまり関わっておらず、マクロスシリーズの中では完全に浮いた作品となっています(シナリオ&設定も他作品とは整合性が取れていない完全なパラレルワールドもの)。
内容は可もなく不可もなく、といったところか。

投稿 : 2018/03/17
閲覧 : 736
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26

40代後半のおっさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大人になってからみました

TV版マクロスはさすがに自分が子供過ぎてよくわからず、おもちゃだけ買ってもらった記憶しかない。
20歳くらいのときにTVで放送していたのを観て、感動した。
マクロスシリーズはダブルヒロインは最初からだったのかと。
飯島真理は声優としては微妙だけど、この作品の歌手としては完璧じゃないかと思う。
戦闘シーンも今作るとしたら、死人がでそう(笑)

投稿 : 2018/02/09
閲覧 : 345
サンキュー:

4

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今でも色褪せない名作

TV版では作画が残念でしたが、劇場版では全編作り直しで見違えるほどのクオリティアップ。
現在のようにCGを使わない時代にあって、驚くべき密度の作画でした。
作品冒頭のマクロス登場シーンから、背筋がゾクゾクしたことは今でも忘れません。

キャラデザインは深みのあるデザインに変更され、細部まで描き込まれたメカや背景と合わせて、全体的に非常に高いレベルで統一されており、まさに劇場版の名に相応しい作品です。

ストーリーは基本骨格を変えないようにしつつ、劇場用として再構築しているため、TV版に比べて話がスッキリとし、最後までダレルことなく楽しめます。

羽田健太郎さんが作られた音楽も素晴らしく、今でも音楽を聴くだけで各シーンが甦ります。

本作は、まさにセルアニメの最高傑作であり、当時を代表する作品の一つであることは間違いありません。
私の中では、日本アニメ史の中では絶対に外すことのできない名作だと思っています。

投稿 : 2018/01/27
閲覧 : 337
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16

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロボット系アニメの一つの試み。うん、歌はいいですね。

この作品。発表されたのは「風の谷のナウシカ」と同じなんですね。(1984年)

マクロスが「男女の三角関係」を練り込んだ作品だということは知りませんでした。
変身ロボ系でありながら、大人の男女関係もしっかりと落とし込んであるストーリーはちょっと刺激的な雰囲気も漂わせています。

また、全シーン「手描きのセル画」での表現では、当時の最高水準ということにも関心を持って視聴しました。

もうひとつ、「人類の歌声が敵の異星人の戦闘意欲を消失させる」というあまり聞きなれないコンセプトにも注目しました。

それから、異星人が日本語を話さないものですから、「翻訳を字幕で示す」という斬新な技法でリアルさを丁寧に表現しています。

私は、三つめの「歌」について述べてみたいと思います。
「三角関係」、「セル画」、「字幕」については、ほかのレビュアーがとてもわかりやすく丁寧に解説してくださっていますので、そちらをお読みください。


「歌」については、広辞苑(第六版)で次のように解説しています。

「一緒に生活できない人や亡くなった人に強くひかれて、切なく思うこと。また、そのこころ。特に、男女間の思慕の情。恋慕。恋愛。」

万葉集では、「常陸さし 行かむ雁もが 吾が恋を 記して付けて 妹に知らせむ」という歌があります。

この和歌の意味はつぎのようです。

「常陸(ひたち)の方向に向かって飛んで行く雁(かり。がんの古名)がいてくれればいいなぁ。(そうすれば)恋しい妻への私の思いを紙に書き記して、雁に付けて(何とか)妻に知らせてやれるのに」です。

この和歌が詠まれた背景はつぎのようです。

西暦755年、常陸(ひたち、茨城県あたり)に住んでいた物部道足(もののべのみちたり、生没年未詳)が、防人(さきもり)として筑紫(九州北部)に派遣されたときに、故郷に残してきた妻を恋しく思い歌に詠んだものです。

このように、逢えなくなった恋しい人の面影を想い浮かべて、切ない思いと惜別の情を「五七五七七」の調べに乗せて、遠い空のかなたを見上げては詠んでいたのでしょう。当時は、それが男性の嗜(たしな)みでした。

この万葉の歌は、今でいうとメールといっていいものでしょう。

私の感覚では、新海誠監督作品の「ほしのこえ」のノボルとミカコ、といえば、ぴったりとフィットします。

一つのメールのやりとりが、数か月、数年という気の遠くなるようなスパンで心情を伝え合う二人。

相手を思いやる変わらぬ気持ちを、言葉を探しながら、慎重に選び選びして、祈るようにして文字におこしている二人。

待ち焦がれ、待ちくたびれ、それでも一途に待ち続け、永遠とも思える時間を、8光年(約76兆㎞)の途方もない距離を隔てた宇宙空間で、一文字も途切れることなく必ず届けられるようにと願って、わかたれた場所で淋しさに耐えながら過ごしているノボルとミカコの二人。

「ほしのこえ」は、いにしえの歌(和歌)のありようを、未来の男女の淡い恋心に乗せて、「声を待ち続ける切なさ、儚さ、心細さ」を最大限に強調して、映像化した名作だと思います。

このように、日本人の感性から見ると「歌」というものは、時間や距離を超越して伝わる、或いは、伝えたいとする「思いの結実」であることがわかります。

マクロスのシリーズの中でも、特にこの作品は「歌のはたらき」に焦点を当てていて、人類と異星人の闘争関係すら終結させる強力なエナジーを持つものとして位置づけられています。

また、作中では、「人類の遺伝子を操作し」、「異星人の祖先」でもある「太古の宇宙人」が登場し、歌を構成する「歌詞」と「メロディー」を記録したツールを、別々に作製していたという設定になっており、そのふたつを重ね合わせることによって、最も強力なパワーを発揮することができるようになっています。

地球人には歌を歌い楽しむという文化があるのですが、異星人には闘争に次ぐ闘争の連続のために、文化は廃れ、「歌」そのものも失われています。否、闘争の勝利のためには「歌」はむしろ邪魔であり、不要なのです。

異星人は、地球人の言葉を理解することはできませんが、リン・ミンメイが歌う、音曲から伝わるエナジーと、言霊から伝わるエナジーのハーモニーによって、闘争心がそがれていきます。そして、歌に込められた愛念の響きのシャワーによって、激しく動揺し戦士としての機能を失っていくのです。

日本でも、かつて、縄文、弥生時代より連綿と継承されてきた音曲は、手拍子や音声、打楽器、土鈴などが主でしたが、やがて大陸やシルクロードを経て輸入された各種の青銅器や弦楽器、管楽器などによって、厳かな神楽に使われるようになり、更にはたおやかで雅な宮中音楽へと移り変わっていきます。「歌」をはじめとする音曲は、こうした長い歴史に裏打ちされて私たち日本人の魂と結びついています。

ところが、先の世界大戦では、西洋音楽は敵性文化として、抑圧され大きく制限されたという歴史を持っています。

また、大方の国々では、従軍歌謡慰問団というものがあり、彼らは戦地に赴き、また巡回して、兵隊や傷痍軍人らに、歌や音曲を聴かせることで、慰め、励まし、希望を持たせ、戦意を高揚させるという目的を担っていました。(不本意ながら、という人もいたようです。)


マクロスでは、おおもとの宇宙人が準備してきた「歌」の意図が、「歌」を愛する人類によって、数万年の時をのりこえてリレーされ、再現され再演されます。

これによって、戦いに明け暮れる異星人に、文化の意義を再認識させ、異星人自らに、文化を守る側に立って、戦争をやめることを決断させるというストーリーになっています。

これが「新しいエッセンス」であると思います。
このシナリオは、当時も多くの視聴者の支持を得ていたようですが、今、観ても同じ感覚を持ちます。
「歌」にこめられた歌詞の意味、メロディーもとてもよいと思いますが、もっと言えば、コンセプトそのものへの評価ではなかったかと感じます。

その意味においては、「歌」が好戦的な側面に使われたという人類の戦争遂行のツールとしての有用性を強調してきた歴史観を継承するのではなく、むしろ、戦争への批判、破壊よりも文化による創造性に力点を置いた作品として評価するべきであって、平和国家だからこそ作れた作品として、平和を目指す日本アニメ界の一つのターニングポイントとして位置づけることに意義があるとみてよいと思います。


この作品の中核は、宇宙を舞台にして、相違(あいたが)わぬ存在だった異星人と地球人が、「歌」の持っている力の可能性として、「癒しと諭し、鎮静と安寧、歓喜と鎮魂、融和と友愛、相互理解と連帯」など、多様な価値観を導きだすツールとして、お互いに認め、取り入れ、やがて文化として位置づけていくという予感がエピローグに示されています。

「歌」の持つ未来志向性、平和賛歌へのパワーを、ストーリーのど真ん中に取り入れて、強く強くアピールして終幕します。

「歌」にこめられた「愛、おぼえていますか?」
このテーマこそマクロスの真骨頂。

なかなかどうして、現代でも十分通用する作品であると再認識しました。

三角関係もなんのその・・ん? ん??


最後に、1984年(約34年前)の作品なので、全体としてはさすがに古さは否めませんが、さまざまな要素を織り込み、ストーリー的にも無理は感じられません。
作画も、評価通りの細やかな計算とこだわり、そしていくらかの遊び心もちびっと盛り込まれていて、面白みのある内容でした。
まぁ、時代性もあって、視聴者層は、大方男性なのでしょうが、女性からのレビューも期待したいですね。

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この作品が、みなに愛されますように。

投稿 : 2018/01/14
閲覧 : 467
サンキュー:

17

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

初代マクロスの劇場版だが、総集編ではなくリメイク作品(11/3:「我々にも、文化〈カールチューン〉が甦るのか…。」)

基本設定はオリジナルTVアニメ『超時空要塞マクロス』に準拠の劇場版作品。

キャストも同じで、主人公は可変戦闘機VF-1Aのパイロット一条輝(いちじょう ひかる)。今やマクロスシリーズの代名詞となったWヒロインは早瀬未沙(はやせ みさ)とリン ミンメイ。

本作の概要とSF作品としての評価はTVアニメ『超時空要塞マクロス』のレビューを参照してください。

劇場版とするにあたって輝は物語冒頭から軍人であったり、ミンメイも物語冒頭で既にアイドルとしてデビューしていたりといった改編で尺を短く整理しています。

また敵対勢力もTVシリーズでは男女別行動とはいえ全体で「ゼントラーディ軍」であったものが、本作では男は「ゼントラーディ軍」、女は「メルトランディ軍」として行動しておりゼントラーディとメルトランディも敵対しているという改変がされています。

本作ではTVシリーズでのエピソード「愛は流れる」(第39話)に相当する部分で物語は終わり、昼のメロドラマ的なグダグダ部分はスッパリとなくなっているため、「初代マクロスってどんな話?」という部分を効率よく解決したい方には、本作を観る方が時間的にも作画クオリティ的にもお勧めです。

…ただ、本作はTVシリーズなくしては生まれなかったはずの作品であり、私自身はTVシリーズ終盤のグダグダなパートにも愛着があります(笑)。

2017.11.3:「文化の日」なので、ブリタイの台詞を思い出してレビュータイトルで遊んでしまいました。すみません(笑)。

投稿 : 2017/11/03
閲覧 : 666
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45

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これぞマクロス

音楽がさすがでした。特に最後に流れる天使の絵の具が好きです。
しっかり三角関係もあり、これぞマクロスという感じでした。面白かったです。

投稿 : 2017/09/14
閲覧 : 378
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

これは色々な意味で歴史に残るアニメ映画

この時代はナウシカやらビューティフルドリーマーやら銀河鉄道の夜やらAKIRAやらラピュタやらドラえもん映画やら幻魔大戦やら王立宇宙軍やらと色々とアニメ映画が凄かったな
見る価値は充分あると思う。作画も30年以上前とは考えがたい

投稿 : 2017/05/06
閲覧 : 294

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原点

初期マクロスを見ていないため(近々見る予定)ですが本作は恐らくまとめ?のような作品のようです

見た順序として「7→本作→F→⊿」で現在まで見終わりました

元々マクロスは少しは知識がありましたがゲームのスパロボ、あと「突撃ラブハート」を聞いて見たくなりました

Fが終わっていたにも関わらず7から見始めた結果、Fは断念しておりました

そして本作をストライクの世代の方にすすめられ見たところ今も評価されている理由がわかります

タイトルの「愛 おぼえていますか」すごいぐっと来ます

絵柄が古いのは当然。すでに30年以上前の作品です

しかし戦闘シーンはまだ3D技術が無いにも関わらず迫力がありこの描写に憧れる理由がとてもわかります

もっと主人公ヒロインラブラブアニメかと思っていましたが・・・ここは見てのお楽しみです

マクロスをまだ見ていない方、本作は上記の通り若干古臭い感じはありますがおすすめです


------加筆-------
超時空要塞マクロス(全36話)を見て感想を付け足すと登場人物たちはほぼ一緒ですが内容がだいぶ違います

どちらを見たほうが良いかときかれるとこちらをオススメします

36話見て思ったのは本作がとても綺麗にまとまっている作品であるとしみじみ思いました

是非オススメです

投稿 : 2017/03/30
閲覧 : 324
サンキュー:

7

ランカ・リーチ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

面白い!

面白い!

投稿 : 2017/03/28
閲覧 : 291
サンキュー:

2

ネタバレ

tora さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テレビ版の編集ではない。

テレビ版とは設定がかなり違いますし、マクロス自体の活躍もほとんどありません。

焦点になっているのは、三角関係。
それでも尺の短さから簡素な恋愛という感じは否めませんが。


今見ればデザインは古いですが、作画が素晴らしいですね。テレビ版とは比べ物になりません。

投稿 : 2017/03/09
閲覧 : 311
サンキュー:

2

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おぼえていますよ、TVアニメ版では考えられない動画の品質。

TVアニメの編集編ではなく、完全に作り直し。
しかも一部内容を変えている正に劇場版。

TV版では考えない作画レベル。
アナログ放送からハイビジョン放送に変わったぐらいの感動です。
メインの歌「愛・おぼえていますか」もとても良い。

夫婦で見て、なんだこりゃと言うぐらいの素晴らしい作品。
日本のアニメーションもすごいですね。

投稿 : 2017/03/05
閲覧 : 385
サンキュー:

7

ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

愛は剣よりも強し、という事なのか

歌とロボットと三角関係なコンセプトを持つマクロスの初代作品(正確には劇場版リメイクらしいが)。
事前にネタバレである程度知ってはいましたが、荒廃した地球を見るのは辛かった…。
砂漠だらけで汚染されていて、草木もろくに生えていない。当然のように生存者は皆無。
後のマクロスシリーズでも地球が一切出てこないのはこういう背景があるからこそですか。

メカ作画も板野サーカスと呼ばれるミサイル作画も良かったですが、話のインパクトが凄まじかったですね。
荒廃した地球をさ迷って、ボロボロになった食器をテーブルに並べて「お帰りなさい」と言うシーンは、かなり胸に来るものがありました。
キャラデザはやや古臭い感じがするものの、シリーズ化して人気が出るのもわかりますね。
恋愛的な面では、ヒロインAとイチャイチャした後でそう間を置かずにヒロインBとくっつくので多少の唐突感は感じざるを得なかったです…。
この主人公は別に嫌いでもありませんが、劇場版という短い尺で三角関係を描くのはいささかきついものがあったかもしれません。

さて、話の内容ですが。男と女が争っている…分かりやすい程に愛を失った種族が、歌によって文化に目覚めさせられるという話だった。
このゼントラーディ、元々人間と同じ遺伝子構造を持っている、という裏設定らしいですが。
人類が元々持っている闘争本能を透かして見せられている気がして、何とも微妙な気分になりましたね。
歌が世界を救うなんて言うと大げさに聞こえますが、確かに悲惨な戦場にいてドンパチやるよりは、アイドルにハマってCDをバカ買いでもしてた方が幾分かマシなのかもしれません。言い方はキザですが、愛は剣よりも強しという事ですか。
一言付け加えれば、ゼントラーディが人間の「ズル賢さ」という性質を持っていなかった事が救いかなと思いました。

投稿 : 2017/01/03
閲覧 : 451
サンキュー:

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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかのストーリー・あらすじ

50万周期にわたり大宇宙で抗争を続ける巨人族の二大勢力、男のゼントラーディ軍と女のメルトランディ軍。西暦2009年、その戦火は地球にも及び、ゼントラーディ軍の奇襲をうけた地球統合軍の巨大宇宙戦艦SDF-1マクロスは、脱出時の動力不調から太陽系外周部へ飛び出すこととなる。追撃をうけながら地球への自力帰還をめざす航海の5か月目、土星の衛星タイタン宙域から物語は始まる。地球を離れる際避難した5万8千人の民間人は、広大な艦内に市街地を建設し生活を営んでいた。バルキリー隊パイロット一条輝はアイドル歌手リン・ミンメイや、上官早瀬未沙と近しい関係になっていく。そんなありふれた日常風景が、接触した巨人族たちの規律に思わぬ混乱を招くことになる。(アニメ映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1984年7月21日
制作会社
タツノコプロ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E6%99%82%E7%A9%BA%E8%A6%81%E5%A1%9E%E3%83%9E%...
公式サイト
www.macross.co.jp/
主題歌
《ED》飯島真理『愛おぼえていますか』

声優・キャラクター

飯島真理、長谷有洋、土井美加、羽佐間道夫、小原乃梨子、神谷明

スタッフ

原作:スタジオぬえ
監督:石黒昇/河森正治、企画:ビックウエスト、ストーリー構成・脚色:河森正治、脚本:富田祐弘、キャラクターデザイン:美樹本晴彦、プロダクションデザイン:宮武一貴、作画監督:美樹本晴彦/板野一郎/平野俊弘、音楽:羽田健太郎

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