「シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画)」

総合得点
73.9
感想・評価
727
棚に入れた
3335
ランキング
615
★★★★☆ 3.7 (727)
物語
3.9
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.9
キャラ
3.7
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ネタバレ

TaXSe33187

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一連の物語としては繋げづらいけど圧倒的な面白さがある

ゲームプレイ済み、アニメに関しても何度か繰り返し視聴

ゲームとアニメとで内容は全く異なる
登場人物で共通するのは岩倉玲音のみ、あとは橘総研という存在が中核になるくらい
ただしテーマは共通していて、「ネットワークとリアル」「肉体と精神」「人間とは」という部分を扱っている

ゲームは岩倉玲音という一人の少女のカウンセリングの様子や、日記で語られる学校・家の様子を通して人間の本質に突き進んでいく
アニメは岩倉玲音という一人の少女が遭遇する奇妙な事件やネットワークの世界を通して人間の本質を突きつけられていく

どちらのシナリオでも重要になってくるのがNavi(パソコン)とwired(インターネット)の存在
制作当時より少しだけネットワーク技術が発達した時代を想定した物語になっている
そのため、パソコン通信だの画像のデコードだの当時の文化を思わせる部分もある
それ以上に、そういう当時の文化を地続きに発展・想像した世界のため、現代の技術や社会問題をかなりの精度で描いている衝撃が大きい
そういう精巧な想像の上に成り立つため、ゲーム・アニメそれぞれの結末に対してどこか現実の手触りを感じてしまう部分がある

ここからはアニメの話
{netabare}少女の自殺から始まり、「死んだ子からメールが届く」という学校での会話もあり、完全にホラーアニメな始まり方
影に血痕を思わせる斑点があったり、頻繁に電柱や送電線のカットが入り、ノイズが流れてくるなど不穏な雰囲気が漂う
そして玲音はこの送電線から流れるノイズを「人の声」として聞き取れてしまうなどどこか普通でない少女として登場する
また、玲音の学校生活でも突然視界がぼやけたり幽霊にも思える幻覚を見たりと謎ばかりが山積する
そしてラストで玲音も死者からのメールを受け取り、段々と不思議な世界とネットワークに引き込まれていく

ここから数話かけて、
アクセラ
ファントマ
プシューケー
KIDS
東方算法騎士団
と話が色んな所に飛んでいく
このあたりは正直話のつながりが薄弱で、雰囲気だけの退屈な時間とも言える
ただし、単品で見ていくとテーマも面白く各話の見どころもあるため面白いと感じる人は一気に引き込まれる
とは言え、それぞれの意味や役割についての解決は得られるものの、世界における「事件の解決」という形を得ることは殆どできない

それらの事件を追ううちに現実やwiredに時折見え隠れする、自分とは性格も振る舞いもまるで違う「レイン」
更にはそれとも違う、あらゆる場所に偏在する「れいん」も現れる

これらは何者か、自分は何なのか、家族は、友人は、世界は?
混乱を深める中で「神」を名乗る人物が現れ、玲音に対して選択を迫る
この辺はもう完全にエヴァ風味を帯びた内容と言っていい

話としては全てが断片的かつ難解で、繰り返し見ても一連の糸のようなものを見出すことは難しい
ある意味「倒すべき敵を倒す」という基本がシンプルだったエヴァの方が何杯も親切な内容と言える

ただ、エヴァで見られた空想の終末ではなく、現実と地続きに存在する終末は単なるフォロワーに収まるような小粒なものではない
また、エヴァと違い作中でしっかりと答えを提示する優しさも持ち合わせている

手放しに褒められる内容では決して無いけれど、独自の魅力と広大な世界観、その世界に踏み出せそうな「近さ」は本当に魅力的
音楽も単体でも楽しめる出来なので、まずはOPだけでも聴いてみるといいかも
{/netabare}
まあ色々書いたけど、結局大事なのは
くまパジャマ可愛い
お姉ちゃんモデム可愛い
ありすエロい
唇鰐口クリップエロい

これだけ

投稿 : 2019/10/10
閲覧 : 35
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1

カミヤ

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難解で不気味

ストーリーは正直ほとんど理解できていません。
全体を通しての色彩だったり演出や音楽、ストーリーの難解さがより不気味さを強調しているように感じました。

投稿 : 2019/08/22
閲覧 : 49
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0

ヒッキー

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

62~98点 狂気でしかない 2019/6/14

何を伝えたい作品なのか分からない。
狂気を学びたい人以外には時間の無駄な作品


低周波の音が少し不快、ホラーな感じ

投稿 : 2019/06/15
閲覧 : 135
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1

おんみょん

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

仮想に生きるより、今を「ドキドキ」したい

昨年12月中旬あたりから見よう見ようと思いつつ、実際に見始めたのは2月末。
1週間、2週間に1話のペースで見続けてさっき見終わった。

アニメーションの表現する角度が独特で、好き嫌いが分かれる作品だと思う。現代的なアニメに慣れてしまっている人からすれば、とても新鮮か、なんだこのクソアニメのどちらかの意見になるかと。どちらにせよ一度見たら、「なんだこれは」と思うはずだ。

絵面が古いのでキャラクターが特別かわいいわけではない。でも玲音のくまさん着ぐるみパジャマ見たいなのは良い。

音声もどことなくぼーよみな感じが。意図的に作られたものだと思うがまあひどいとこはひどい。

音楽は好き。完全に好みにハマっている。サイバーパンクにありがちなテクノ系統のOPED曲でなく、ロックで攻めているのが好感持てる。

物語はめちゃくちゃ分かりづらい。話の内容がつかめるようになるのは5~6話あたりから。わからない人はずっとわからないまま進んでいくと思う。(もう一度見直そうかな・・・)
ネットにのめり込む人間を風刺したアニメ。これが1998年に作られたと思うと震える。2000年前のアニメということもあって、一種の終末論的な要素も混ざっているのかなと思う。高度にネットワークが発達した今だからこそ見返してみる作品だと思う。

投稿 : 2019/05/27
閲覧 : 104
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4

ネロラッシュ

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

カルトアニメ

仮想世界での描写や現実世界での描写があるが、カルト知識がないとチンプンカンプンになる内容ではある。
98年同時は自分も含め、ある特定の人にしか評価されていない作品であったが、PCやらSNSに依存している現代人ならこの内容は理解出来るでしょう。
ようやく時代がlainに追いついて来たかなぁ。

投稿 : 2019/05/01
閲覧 : 140
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2

バジリコver1.5

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

理解の難しい作品だけど、何となくでも楽しめる

一回見ただけじゃ全容把握は無理そうです…
でもとてもじゃないけどもう一回見て紐解くような神経を回す時間がないので、それはまたいずれか…

最初は玲音が中心のミステリー展開なのかと思ったが、後半から一気に世界観が広がって世界規模の問題になっていく所謂セカイ系?な作品なのかな
正直なところ独特なアートワーク、演出から紐解かないといけない部分が多くて、更には原作であるゲームでの知識保管もあるため本作だけでは恐らく難しい

普通のちょっと内気な女の子だった玲音の色んな素顔が徐々に見えてくるのが魅力で、邪悪な顔を見せたり夜の街に繰り出したり…
もちろんネット(今作ではワイヤード)の難解な話がメインなんですけれど、キャラクターが変化して何処に向かっていくのかが最後まで気になりました
難解な部分を除けばアリスと玲音の友情ストーリーとも取れますし、これも重要な部分かなと

ワイヤードでの出来事が分かりにくいのはネット上の出来事が視覚化されないから、だと思うんですよね。
全部口で説明するので、用語を覚えたりIT関連の知識を多少分かっていないとなにの話をしているのかイマイチ理解できない
僕はナイツと神様とlain監視してる人らの関係性を理解するまでに相当な時間がかかりました。今でも混乱する…
神様(自称)を支持しているのがナイツで、lainの監視してる人たちはナイツの雇われ、lainを神様が作った(と勘違いしていた)のかな
最終的にはlainはネット上に元々いたプログラムにすぎない、と

個人的にはlainの最後の選択は本当に正しかったのかは懐疑的
アリスを大事にしたい!という気持ちもは本当だったわけだし、リセットして友達をまたやっても良かった気がする
lainは自分を最初からいなかったことにして、自分なしでも上手く回っていく世界を選んだ。これもまた一つの友情なのかと言われればそういう形もあるのかなー

読み解きと登場人物の見え方が回を重ねるごとに楽しいアニメ、独特な雰囲気に飲まれた気もしないでもないが考察しながら一気に見てしまいました。
ゲームも気軽に遊べる価格だったらプレイしたかったです。

投稿 : 2019/03/10
閲覧 : 134
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2

たわし(ガガ)

★★★★☆ 3.5
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

援助交際女子高生とサイバーパンク

98年制作なので非常に世紀末で鬱屈した感じが全編に漂います。あと当時流行っていた援助交際や引きこもり問題などを入れてくるあたりがエヴァっぽく、ザ90年代という感じです。

実は海外での評価が非常に高く、サイバーパンクSFとして結構上質なアニメです。

ラストの結果はこの時代らしく救いようがないのと同時に、攻殻機動隊やエヴァと丸かぶりな結論に達しているところも時代を感じます。

投稿 : 2019/02/06
閲覧 : 347
サンキュー:

11

レヲン

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

THE・カルト作品

プレミアが年々高騰してるゲーム(原作)の存在から
興味を持ったに過ぎないクソにわかライト層のレビューです。

感想を一言で言うと「はぁ?でも雰囲気は良かった」です。
閉鎖的な世界観やシュールさ、他にない雰囲気にのめり込んで
全話イッキ見、しばらくは結構な余韻がありました。
作品の意図やストーリーは恐らく3割も理解してない。
最後は完全に「?」だらけだけどウダウダ考察するのも野暮な気もするし(要は面倒臭い)
さして深追いする気にもなれずもう雰囲気だけで満足、ご馳走様って感じでした。
ただ以降のオサレ難解風アニメとはひと味もふた味も違うし
「はぁ?」な割に時間の無駄だったとかいう後悔はありませんでした。

とりあえずオタクの気があるならオッサンも若い人が観ても損はないのでは。
ただあくまで「カルト人気」の枠に収まった作品であり
しかも今となっては「90年代作品」という属性が尚更加価値となっているため
時代補正コミコミ評価アゲアゲ高齢信者やファッションサブカル愛好者の割合が相当と見えます。
だけど結局は信者も「何だこれつまらん」な層も争う事なく共存出来る不思議な作品。

〜Weblio辞書より引用〜
カルト的人気 読み方:カルトてきにんき
ファンが単なる愛好者の域を超えて「信者」と表現し得るような、愛好というよりも崇拝と言う方が妥当であるような、そうした熱烈・熱狂的な支持を得ているさまを表現する言い方。ファンの総数は必ずしも多くはなく、むしろ相対的に少ない(マイナーである)といえるが、ファンの入れ込み具合はもの凄い、といった状況を指すことが多い。

投稿 : 2019/01/28
閲覧 : 147
サンキュー:

2

ネタバレ

我は狗が身

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

完走した感想。

全話視聴したものの…ほとんど意味が分からなかった。
こういう場合、内容云々ではなく【意味が分からないまま最後まで観てしまった】という事実が重要だったりする。
つまり、それだけ惹かれる何かがあったからに他ならないから。

たぶん、この作品のメッセージは至極真っ当というか簡単なものなのだと思う。
それを意図的に難解に描いているに過ぎない。ある意味子供騙しなやり方ではあるけども、意味が分かるまで何回観ても楽しめる、という点では上手いやり方だよな~。

講釈垂れるのが大好きな理系にのみオススメしたい。
そんな作品です(笑)

投稿 : 2019/01/08
閲覧 : 163
サンキュー:

4

ネタバレ

buon

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

・・・ネットって怖いよね!

虐殺血みどろのミステリーものかと思っておりました。

ネットが普及して{netabare}どっちが本物か分からなかったり勘違いしちゃう人っているよね。
ネットこそ自分の本当の世界みたいな。
その歴史を遡ったりあるいは自分がいつから使い始めた時期とか考えれば
「じゃあ、あんたは人の子じゃなかったんだね、生活費はちゃんと育ての親に返してね」
「ネットに嵌ったのは中学からだから、赤ちゃん幼稚園小学校全部やり直しだね」
「そんなまともじゃない人たちはネット触っちゃダメだよね」
と言いたくなるような相手がいたりいなかったり。
{/netabare}ネットに嵌った痛い人たちの話に見えなくもない。

正直、良く分からなかったよ♪

色々問題やらネタやら出てきて
それが主人公のレインとネットに関係あるんだろうけど、
すんごい謎に怖い雰囲気とうまく合わずなんか途中から終わることを目指して見ていた。

ただ題材としては面白いと思う。
問題提起にもなっているし、時期的には先読みが凄いと思う。

あの時期ならせいぜい2000年問題とかノストラダムスとかだろうか。
しかも2000年問題って1999年になるまで問題に上がってなかった気がする。

あの時代はバブルも弾けていたけど人間も弾けていたなぁ。

だから凄いとは思う。


なんか最近、似たような作品あったかなぁと思ったけど、
夢落ちやら異世界やらそんなのしか思いつかなかった。

発想は良かった。
現代だとネタとしてより真実味があるから
「どっちが本物」「そっちで本物になり得る」って題材を取り扱ってもらえると面白そう。

まじめで怖い感じのみたいなぁ。

投稿 : 2018/11/24
閲覧 : 168
サンキュー:

9

ネタバレ

ナツ

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

実験×サブカル×電波

アニメを見ていたら作品のテーマを勝手に探し答え合わせをしたくなるものだが
この作品ほど何をしたかったのかは初見ではわからないアニメは無いと思う。
といってもなら何回も見直せば理解できるかと言えばそれも必ずとはいえない。
エヴァみたいなアニメだとある程度納得のいく仮説を立ててくれる人がいるが
このアニメに関しては必ずしも正解が無いと思われる
(昨今スタッフの人が色々解説してくれたものの…未だに謎が多い)
そういう意味では実験的だったし
世界観はとてもダークでキャラクターは皆いってます。
いわゆる人間らしい人がいない。
深夜にぼーっと見る分にはいいというか
なぜか懐かしい気持ちにもなります(笑)
でもサイバーな雰囲気はまだネット社会が
限られていた当時にしてはすごかったと思います。

全くどうでもいいがこのアニメのゲーム(PS)が
市場でプレミア価格がついてしまっているが
昔友人宅でプレイした記憶だとアニメ同様
もしくはそれ以上ですごく刺激的な内容でした。
グロかったり精神疾患者が出て来たり大人の事情で
再販やDL販売出来ないんでしょうがもう一度プレイしてみたいです
アニメを見る度思います。


(ベスト10棚制作中の為のタイムラグ評価)

投稿 : 2018/11/19
閲覧 : 114
サンキュー:

1

E=mc²

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ある意味真理に近い作品。

記憶なんて記録でしかない。

難解アニメとしてよく挙げられる本作品。
確かに追いついたと思ったら離される感じの作品で、視聴中に気は抜けない。
がしかし、この作品の凄いところは粗方この世界の真理に近いものなのではないかと思わせる作り。
また、パソコンが普及していなかった時代に専門用語バンバン出してくるところである。
そんな時代にVRのようなものを考え付き、それに伴ったストーリーを作れる辺り、未来予知なんじゃないかといっても過言ではないレベルである。

なんかうまく表現できないのでこの辺でお暇しようと思う。

投稿 : 2018/09/25
閲覧 : 171
サンキュー:

8

ざび

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

超絶的に人を選ぶアニメ

非常に実験的であり前衛的すぎる描写と内容で、これを娯楽アニメと言ってよいか正直分からない。
肯定的に言えば哲学的であり、否定的に言えば小難しく表現しただけの糞作品。

内容は、バーチャルとリアルが混在し、どこに実在があるか分からなくなった少女の話だ。
確かにこの内容をパソコン黎明期において発表したことは感心するが、今見るとテンポも描写も狙いすぎて逆に陳腐に見えてくる。

正直哲学的な作品が好きな人しか見れない。所謂アニメ好きが見ても理解できるところは少ないだろう。
1話見てダメそうなら向いていないと判断できるので、そういう意味では良作品。

投稿 : 2018/08/24
閲覧 : 151
サンキュー:

3

ネタバレ

shino73

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

たくさんいる「私」

祝20周年。
比類なき映像に再評価を。

ブゥーーン、ブゥーーーン。
幾度となく強調される送電線のノイズ音。
それは「つながり」のメタファー。

90年代末尾を飾る時代が生んだ傑作。
欝々しい展開にカルト的人気で名高い作品ですが、
それを乗り越えた先の「大団円」に感動を覚えます。
ここでの問題提起は「攻殻SAC」へと昇華され、
この偉大な「供儀」の物語は幕を閉じる。

今見ると絵柄は古く、演出は静かに進行します。
しかし前半に種を撒き、後半に回収する。
物語の基本に忠実なシナリオと構成だと思います。

主人公は中学生、岩倉玲音。
現実世界と仮想世界の「2人の玲音」。
自殺した同級生からのメールが届く。
会話もない冷たい家庭の食卓。
自宅前に張り付く不気味な黒服。
神の不在、集合的無意識。
何かがおかしい!?
何かが始まっている!!

難解でしょうか?いいえ退屈です。
偉大な芸術作品が時として退屈なように。
そういう意味での退屈です。
しっかり見ていれば岐路は1つです。
迷子にはならない。

自分なりの「攻略指南」を書かせて頂きますね。
{netabare}「英利政美の思考を追え」これだけです。{/netabare}

世界は等しく病んでいる。
文化庁メディア芸術祭優秀賞作品。
ご堪能あれ。

投稿 : 2018/07/30
閲覧 : 610
サンキュー:

60

midmid

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私の深夜アニメの原点

このアニメをきっかけにヲタクになりました(笑)
当時ヲタクをバカにしてたのですがこの作品の影響で考えが180度変わりました。以降ず~っと深夜アニメ観てます。

当時は内容がエキセントリックすぎて理解出来なかったです。今でも理解出来ません(笑)
この作品が持ってる雰囲気やパワーみたいなモノが強烈でした。こんなアニメがあるのかと目から鱗でした。
私の中ではもう信仰に近く未だにこれを超えるアニメは無いです。

P.S.信者なので鵜呑みにしないで下さいませ。しかし観てない方には観て欲しい・・・

投稿 : 2018/07/07
閲覧 : 103
サンキュー:

5

ネタバレ

あぱぱ

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヒトノカタチ

視聴回数 全話5回くらい

本作品を視聴する前に理解しておきたいことがあります。

個人的な意見ですが、ハード&ソフトウェア知識とネットワーク知識が
ある程度ないと台詞の意味が理解できない作品。

かといって一般教養内で、これらの知識を学習する機会は
望まない限りほとんどないので、作品が理解できなくても
仕方ないです。
(日常生活でプロトコルやネットワークを無意識で活用している
ので意識することもないと思います)

この作品は物語というより、啓示や予言というような分類で
製作したかったのではないかな?と私は感じています。
(MJ-12とかオカルト要素が混じっていますが、フィクションなので)

放映されていたのは1998年でしたので、当時としてはかなり先の
時代を見据えた内容になっています。

最近の作品で話題に取り上げられている「人間は電気仕掛け」という
理論はこの作品の中で扱われています。
最近の作品というのは、いわゆる志倉氏が扱っているアレです。

この物語はサイバーパンクとして分類されている理由は
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」と類似した作品内容
だからだと思っています。

以下は作品ネタバレ内容です。

{netabare}共感ボックス=ワイヤード 電気羊=レイン 羊=アリス
レインは生身であるアリスをありのままの姿で創造していたかった。
ここが作品のオチに当たるところだと感じています。

結論からするとレインは「ネットワークと現実を双方向に存在できても
肉体というデバイス(5感)は必要である」と私は解釈をしています。
レインと言う存在は「個人」であり「社会」でもあります。

ちなみにレイン姉が「ピーピー」と言っていたのは、彼女はアナログ
なのでネットワークとネゴシエーションするのに時間がかかっている
様子だと思っています。{/netabare}

私の感想として、この作品は特定視聴者をターゲットにした
意欲作ではないでしょうか。

冒頭に書きましたが作品に対する興味と知識があれば色々な
感じ方ができるので、そういった方にオススメです。

(余談)

少し脱線したお話になりますが、肉体の5感ネットワークは
2018年時点でプロジェクトとして国家が実現を目指しています。
興味があれば「5感 ネットワーク」で検索してください。
30年後くらいには、この作品のような世界の片鱗があるかもしれないです。

人間は肉体がある以上、ストレスや恐怖など感情から分離できない
生き物だと私は思っています。

5感情報ネットワークが構築されても、人間は人間のカタチで
これからの未来も生き続けていくことを信じています。

そういえばWindowsは性別があるのですが、OSに人間と同じ感情を
持たせたい趣向だと思うと、面白みを感じます。

投稿 : 2018/06/18
閲覧 : 124
サンキュー:

15

ネタバレ

退会済のユーザー

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ちょっと見るのにつらい作品

内容がめちゃくちゃ理解しづらい

仮想空間電脳空間はたまたAIの世界

見てて思った事

これから先AIが超高度に進化したら

AIは人間を滅ぼすだろうと考えていたけど

この作品を見たらこうも考えられる

人間を養殖してある時期まで成長したら

AIが人間の体を乗っ取る

データー記憶を書き換えてAIが生身の体を手に入れるストーリーが浮かんだ

隣の芝はあおく見えるで

AIから見たら人間の生身は魅力的に見えるかもしれない

どっちに転んでも怖い世界がやって来る

このアニメを見るときは頭の覚悟を決めて見てください

乗っ取られないようにねw

OPの音楽が凄く好きですこれだけは凄く高評価ですよ

投稿 : 2018/06/05
閲覧 : 80
ネタバレ

げすぴす

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

"肉体は人類の進化を停滞させている"という思想

タイトルの通り、この作品は単なるアニメ作品ではなく、一つの思想であり表現描写の集合体です。
私は世代的にこの作品をリアルタイムで見ていた世代ではないですが、この作品が世にでた当時は「悪趣味系」だとか呼ばれるものが一大ブームになっていたり、「ノストラダムスの大予言」があったりと不景気の将来的不安やインターネットの登場、等々、混沌とした時代だったのでしょうか。非常にダークな時代に感じます。
そんな数ある悪趣味な作品のうちの一つ。

当時はスマホどころかガラケーすら無かった筈ですが、小型の電子機器を携帯し連絡を取り合う描写はまるで未来予知のようです。

今ではコンプラ的に表現不可能な描写も存在し中々過激な作品です。
何事もリアルで人間が現実的に醜悪に描かれているし、主人公・玲音はそんな人間に対して極めて俯瞰的。
援助交際、それに伴って男女関係や精神的倒錯も一つの要素となって絡んできます。

正直、答えや明確な考察等も未だ存在していません。
{netabare}
玲音はワイヤードというソフトウェアなのではないか
だとか
ワイヤードの方が上位階層であり、現実はそのワイヤードの管理下に存在するのではないか
だとか
{/netabare}
様々な観点から考察できる作品だと思います。

一応起承転結はしっかりと存在しているので、全てが不可解という訳ではありませんが、明確な作中内解説や答えを求める方にはオススメできないかもしれません。
この作品は全てを理解できるようには作られていないし、もし仮に理解したとしたらその時には精神が壊れていると思いますww

そんな危険で刺激的な作品です。確実に唯一無二の作品ではあります。この作品にしか存在し得ない魅力があります。
変わった方にはきっとドンピシャだと思います。オススメはできませんが、私の中では大いなる名作です。

投稿 : 2018/05/14
閲覧 : 105
サンキュー:

11

くろ

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異質さが心に残る

まだネットがあまり普及してない頃初めて見てサッパリわからなかった。
分からなかったのでもう1度見てやっぱり分からなかった。
ネットが普及し、知識も得た頃もう1度見てやっと理解出来たであろう作品。



わからなかったのに何故何度も見ることになったのか…
つまらない作品と言って切れなかった理由があった。



まず、主人公が可愛かった(笑)
あとは中村さんの演出だろうなぁ。
私は中村さんの監督作品はlainとキノの旅とポポロクロイスぐらいしか
知らないがどれも心に残る作品となっている。
それも爽やかにというよりもむしろ異質なしこりのようになって
忘れられないのである。


進まないストーリーと崩れた作画。キャラ同士の掛け合いがある訳もなく。
なので総合的に低評価をしているが、私には結構思い入れのある作品だ。

とにかく何が良いかは説明できないが、えも言えぬ気分になりたい時、
電脳系アニメが見たい時におすすめ。
決して一般向けではなく、見る人を選ぶだろうが…。
マニア・凝り性・変な物好きな人なら肌に合うかも。


あとOPがメッチャ好み。
未だに聞きまくってる。OPだけは必見必聴かも。

投稿 : 2018/04/28
閲覧 : 140
サンキュー:

6

ネタバレ

ミュラー

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時代を先取り

ハードなサイバー物語。時代を先取りしていると思う。リアルでは、番組あとの天気予報にも出てきているのが面白かった。

最近見直したが、今見ても面白い。表現がさすがに20年前を感じさせるものの、よく考えて作ってあると感心する。間延びするテンポや、11話前半を総集編にするなど、マイナス点はあるものの、最後のオチは称賛する。
グロめのシーンや、女の子の自慰行為を描いているシーンもあり、今放送したら物議を醸しそうだけど、ちょうどこのアニメの頃から、ネットでリアルタイムに盛り上がる風潮が出来たんではないかな。当時が今くらいにネット環境が整備されていたら、大いに盛り上がったろう。謎も多いしね。そういう意味でも、時代を先取りした、いや、先取りし過ぎた作品と言える。

投稿 : 2018/04/08
閲覧 : 146
サンキュー:

9

ネタバレ

ワドルディ隊員

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

サイバーパンク要素満載のカルトアニメ

このアニメは知る人ぞ知るSFアニメである。
私としては内容が難解だなと感じたアニメだった。
人を選ぶタイプの作品であるのは間違いない。
個人的に難解だと思った点を下記にいくつか示す。

わたしは、この世界観や雰囲気が好きだという
こともあり、なんとか最終話まで視聴できた。
海外映画で例えるならブレードランナーが近いだろう。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
「NAVI」と呼ばれるコミュニケーション端末が普及した世界。
主人公である岩倉玲音は、既に死んだはずの四方田千砂からの
メールを受け取ったことで、身の回りに奇怪な事件が
起こり始めるというもの。

この作品は凄いなと感じた点は、パソコンやインターネット
を設定に上手く盛り込んだところである。
特に、コミュニケーションツール(今のもので例えるなら、
フェイスブック、ツイッター、インスタグラム等)
について深く掘り下げているため、現代社会に通じるものがある。

opもすごく印象に残りやすい。流れる前に、
プレゼント・デイ、プレゼント・タイム、Ahahahaha...といった
セリフが流れてくる。真似したくなる気持ちが分かる。

専門用語がこれでもかといわんばかりに登場する。
一部の用語はきちんと説明されているが、
大抵の用語は説明されない。

テンポもあまり良くないため、非常に
退屈だと感じやすい。
特に、序盤から中盤までの流れが非常に
つかみにくいのでしばらくの間、辛抱する必要がある。

一部のシーンはbgmが大きすぎるせいで
キャラクターのセリフが聞き取れない。
設定ミスなのだろうか?

{netabare}
9話あたりで唐突に陰謀論やエイリアンの話が出てくる。
演出の仕方も稚拙な印象を受ける。
私個人としては、伝えたいことはよくわかるのだが
いくらなんでも無理やりすぎる。
11話は前半が回想シーンなので、11話と絡めて
1つにまとめて欲しかった。
{/netabare}

視点の切り替えが結構な頻度で起こりやすいため
混乱しやすい。

そういった点を踏まえても、非常に見ごたえがあり
尚且つ魅力的な作品だなと感じた。
個人的には見てよかったと思っている。

サイバーパンク物の作品が好きな方は
一度視聴してみてはどうだろうか?
病みつきになること間違いなし。

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 238
サンキュー:

14

ネタバレ

クギコマ

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サイバーパンクのなかでも異色

一回見たはずなのに内容を思い出せないので見返してみました

この作品はサイバーパンクのなかでも戦闘がなく 主人公がスパイでもゴリラ女でもないというという点で異色で落ち着いて見れます 当時のインターネットが発展していくこと対する将来性と不安のようなものが感じられます それから比べると今のインターネットは随分つまらないものになってしまった印象があり残念な気もしますが この時代に思い描いたリアルとの境界がないネット空間がさらなるテクノロジーの発展を必要としているならば将来に期待したいですね

このアニメに話を戻すと ドンパチの代わりに鬱演出にかなり力が入ってると思います 特に意味はなくても 見る側を不安にさせる演出を入れてきます 見る側がハッピーな気分だと合わない作品だと断言できます 少し鬱な気分なときに見るとある種の居心地の良さのようなものを感じられるのではないでしょうか

ストーリーに関しては結末が残念な気もします 人の絆の暖かさみたいな割りと平凡なところに着地したのは拍子抜けというか こういうアニメを見る人達のニーズには合わないと思います 物語の中には自称神が登場しますがアレとは違う方向性で一歩進んだ哲学的な結末が見たかったですね 攻殻機動隊なんかも結末に関してはうーんという感じなので サイバーパンクというジャンル自体が充実した結末を作ることが難しいのかもしれません

このアニメで興味が湧いたのでゲーム版の方もやりたいと思いました まる

投稿 : 2018/01/16
閲覧 : 76
サンキュー:

3

みのるし

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スポンサーがパイオニアレーザーディスク

思わず『ヤルモンダ!』とゆうてしまいました。

まあしかしあれですな。
こおゆうハナシはその時に見ないとやっぱり駄目ですわ。

たぶん公開された時はずいぶんぶっ飛んでて、なにがなんだかわかんねってくらい新しいハナシだったんじゃないかなぁ。

今見ると、今現実にネット社会で起きている事の方がシビアにヤバくて、劇中のハナシにいれこめない(涙)。

それしょうがないよう。20年も前のハナシだもんな。

しかし20年も前に今みたいなネット社会(まあ端末とかネットワークの仕組みとかいろいろアレですけども)を予見してたのかどうなのかわかりませんが、そこんところはGHOST IN THE SHELLなみにすごいかなとは思います。

それは言い過ぎかw


それはそうと音楽はかっこよかったですなー。

OPのBoAの歌もえっれえかっこええし、仲井戸麗市のギターは劇中でも堪能できるし、毎回のEDも仲井戸麗市のボーカルとはなんともぜいたくな。

なんやったらモブキャラの声でゲスト出演とかあれば、パイレーツオブカリビアンのキースリチャードみたいやん!とかでボク的には盛り上がれたかもなのですが、ハナシと全然かんけーないやんけ!となるはずなのでナシで良かったですな。

さてさて。

ケータイもネットもなかった時代に働いていた経験のある方には、テクノロジーが20年とゆー年月を経て社会や自分にもたらした出来事をあーでもないこーでもないと思いを巡らせてみるのに実によい作品ではありました。

投稿 : 2018/01/09
閲覧 : 107
サンキュー:

6

芝生まじりの丘

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なんかいいアニメ

妄想と現実と演出が交錯して、全然説明足りてないので、わかりやすい表現ができてるとは思えません。でも先の展開の予想がつくような、わかりやすい人間模様を見るよりは、わだかまりを抱えながら見て、見終わった後も色々謎がぐるぐると残るぐらいの方が自分は好き。
ゲーム版も、他人のUSBのぞいて、半分くらいは自分で脳内補完しろって話だったな。
まあ、全部を理解しようとして見る作品ではないでしょう。

(逆に例えば玲音というよく分からない変な可愛い女の子を愛でる、というのでもこのアニメの楽しみ方として間違ってはいない。)

また、未来的でありながら、ディスコとか今見ると古臭い生活文化が同居してたりする世界観を感じ取れる序盤、中盤も自分は十分楽しめた。

もし単に何かの思想や哲学を言葉で表現し伝えたい、学びたいだけなら、ダイレクトに随筆を書いたり読んだり、講演会に参加したりすればいいのであって、アニメがそうした直接表現に勝るのは映像+音声の演出だとか、独自の世界観に触れられる面白さではないかと思う。クリティカルライティングと、文学としての文章は求めるところが違う。

その点この作品では、表現に製作陣の野心、意欲がすこぶる感じられ、よかったと思う。

現代ITは小型、スタイリッシュ、等の方向に進化していますが、昔はITの発展で機械はどんどんゴテゴテして怪物のようになると思っていたんだなあ、というのも感慨深かった。こういうデザインも(現実あったら使いにくいんだろうが)これはこれでかっこいい。

何よりレインもお姉ちゃんも超絶可愛い。お父さんも素敵だなあ。安倍さん独特のセンスが際立ってます。これはこれで、理想を追った非現実的な絵だけど、ラノベ絵とかより、生々しいエロさがあるのでは。

投稿 : 2017/11/30
閲覧 : 114
サンキュー:

6

ネタバレ

kurosuke40

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

集合的無意識の擬人化実験

記憶にないことは存在しないこと。
存在しても、記憶になければ、存在しないと同じこと? 
玲音は存在しなくなったが、視聴者の記憶には残っているということ。


集合的無意識という概念から擬人化された玲音。
擬人化といっても単なる2次元での擬人化ではなく、肉体を持った一個体として擬人化されている。
(正直「擬人化」よりふさわしい言葉がありそうな気がする)
集合的無意識の特質をもったまま、個としての生きる玲音と、
個から神の概念に位置取ろうとした政美のお話。

その性質上玲音はいろいろな人物に影響を受けるが、現実の個として主な接点を持つのはアリスやお父さん。
今ここにある玲音としての感情で優先されるのは向き合ってきてくれたアリスやお父さんで
「I am your father」とポッとでてきた神様ではない。まぁ神様の接し方次第ではあったとは思うけど。

構造的には、誰の心にもいた玲音が、アリスのために誰の心からいなくなるという供犠の話で、
「まどマギ」と比べると、個として寂しい感情が残る玲音の方が残酷だけど、新たな関係を作っていける希望もあるのかもしれない。

記憶にないことは存在しないこと。
玲音の操作の影響範囲はあくまで物語内。つまり視聴者の記憶までは消せない。
最後にアリスが玲音と面識がある勘違いをしたのは、視聴者層からの無意識の共有のせいかもしれない。なんてメタに妄想しすぎか。

あと政美先生は欲張りすぎたんだと思う。
そのうえ神の上の神の存在について反論できないとは神を名乗るには準備不足すぎるぞ、先生。

正直もっと分かりやすくはできたとは思うけど、この味は出なかったとは思う。
こういう作品は、解説を読んでから感性的に視聴するのが楽しいのかもしれない。

蛇足
神様と玲音が相手の言葉を言い合う演出がなんか好みだった。
わざわざ口に出すのは、ちゃんと受け取った確認なんでしょうね。

お父さん、情緒不安定でこっちが不安になるわー。

イヤリングはやっぱり色っぽいですね。

投稿 : 2017/11/19
閲覧 : 182
サンキュー:

10

ネタバレ

聖剣

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あっという間に時代遅れ?

※この作品は個人的にものすごく思い入れがあり、
偏ったレビューになると思います。
かなりの思い出補正が加味されてますので、ご注意ください。

さて
最近のアニメは、はっきりと製作時期がわかる点があります。
それは、舞台が学生、それも中高生が多いことに起因しますが、
使っている携帯端末だと思ってます。

スマホが折りたたみ式のケータイに変わるだけでも
なんか古臭く感じてしまう。
でもほんの数年前はそれが当たり前だったのに

この作品はまさにちょっと前までは当たり前だったのに
今じゃ見かけないものばかり

例えば『砂嵐』とか『ブラウン管』、『CRTモニタ』
その時代を司るのイコンが満載!
(※以下、長いので略)
{netabare}
■砂嵐
アナログ地上波のレベル低下に伴うノイズ
基本的にはもう見れないんだよなぁ?

■ブラウン管テレビ、CRTモニタ
とにかくデカかった!
自作PCの筐体も古いね(笑)

■ワイアード
有線。でも今じゃ無線接続が普通
でもね、この意味にはテクノロジーの先端情報を扱っていた
『WIRED』を意識しているはず

■ディスコからクラブ
バブル崩壊後からいつの間にかディスコって言わなくなってたね

■パソコン通信からインターネット
当時はまだインターネット網はまだまだの時
繋がることの意味すらわかってない人が大半だったはず

■チーマーとかおやじ狩りとか…
今風に言うとヤンチャなニート

とまぁ、こんな内容が際限なく出てきちゃうね
そんなことを書き連ねていくと
いい年したおっさんが遠い目をして
何にもない空間をずっと眺めちゃうよ(笑)
{/netabare}

古臭く感じても仕方ない
若い子が共感できなくてもしょうがない
でも
当時はコレが最新だったんだよ
リアルタイムで見ていて
圧倒的に斬新で先端を行っていた感じ
アンダーグラウンドってのが
よくわからないけどカッコいいって感覚

つまりコレは
深夜アニメ(←定義はTEXHNOLYZEのレビューをみてね)の
深夜アニメたる在り方を示した作品。
時代を象徴するマスターピースなんです。
まだ完全にデジタル化できず、
アナログ的なものと共存しないといけない不安定な状況を
当時の社会問題を匂わせながら描いてます。

でも
これ以上は求めないでください。答えはありません。
あくまで、ありえたかもしれない未来の表現なので。


あとOP良いよね!
どハマりして、当時ネット検索が普及していない中
なんとかアルバムを探し当てたのは、我ながらグッジョブ!
友人一人から褒めてもらったのは良い思い出(^_^;)

投稿 : 2017/10/17
閲覧 : 135
サンキュー:

11

dG

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良アニメだと思う(単なる感想です↓)

全話見ました!けど正直いって自分じゃ理解不能 ここまで哲学的で難しいアニメはそうなさそう。
でもOPは良いしレインもかわいい。独特な暗い色合いの世界で起こる出来事に何処か考えさせられる。それにきっと見る人が見れば違うじゃないかと思います。自分でもラストシーン見終わった後はしばらく考えこみましたw
前衛的とか言われてますけどそこらのアニメとはそもそもの次元が違います。超越してます。
今風のアニメに飽きて気分転換でもしようと思ってるそこのあなた!難解で不思議でちょっと怖いlainの世界に挑戦してみませんか?(キリッ)

投稿 : 2017/08/28
閲覧 : 98
サンキュー:

4

さむろん

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1990年代サイバーパンクの哲学アニメ

攻殻機動隊やエヴァの影響が強い哲学アニメ
放送当時に攻殻機動隊とエヴァ知らない、もしくは深く考察してなければ楽しめてたかも。今だとちょっと使い古された感が出てしまう。

投稿 : 2017/08/08
閲覧 : 119
サンキュー:

1

おぎ

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世の中に

世の中にひとつくらいあっていいこんなアニメ
OP素晴らしい

投稿 : 2017/06/25
閲覧 : 83
サンキュー:

1

ネタバレ

てけ

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

私と中の人は同一人物なのだろうか

メディアミックス作品。全13話のアニメ版。
「難しいアニメ」として紹介いただいたことで視聴を決意しました。

Q.難しかったか?
A.難しかったです。

おとなしい中学生、岩倉玲音(いわくられいん)の身の回りで起こる、不可解な現象を追った作品。
「lain」とは何か、世界はどうなっているのか、謎を追っていく。


実験(experiment)的であり、かな~り人を選ぶ作品。
笑いなどかけらもなく、描写も無機質で、大衆受けの真逆を進んでいます。

始まるのは幻覚でも見ているようなサイケデリックな日常(?)風景。
グロい影やら、誇張された人物の姿やら、不快なビープ音やら……頭の中は「?」でいっぱい。
教科書的なナレーションによる、オカルティックな歴史の勉強まで流れ出します。

謎が明かされるのは中盤~終盤です。
それまでは、流れる風景と会話を頭に入れる作業です。

そのため、序盤の退屈さは尋常ではないです。

ということで、ダメそうな予感がする時点でやめたほうがいいです。
「合う人には合う、合わない人には合わない」のひとことです。


ただ、「事実は何か」ということも物語の鍵となっています。
したがって、狙ってわかりにくい表現がされています。

また、ストーリーはきちんと進んでおり、結末までしっかり描かれています。
投げっぱなしのお話ということはありません。


作風が合えば問題ないでしょう。
しかし、合わなくても見どころは見つけられます。

この作品はインターネットのあり方について述べていますが、
1998年当時にしては、非常に先見の明があります。

タブレット端末の普及、ネット内で変わる人格。
ハッカー集団「Anonymous」のような存在(ちょっと違いますが)。
特にネット内での人格描写については深く触れられており、主人公の謎にも関わっています。
{netabare}
乱暴に言えば、「lain」はインターネットの集合意識に人格を与えたものといえるでしょう。
そこにいるのは多数の個なのに、ひとつの人格として扱う風潮があります。
言ってしまえば「おまえら」に名前を付けたものに近いかもしれません。

そのため、人格はひとつではなく、攻撃的なもの、悪意に満ちたものも含まれてきます。
{/netabare}

もう一つ、このアニメを今見ると、多くの作品との共通点が浮かび上がってきます。
有名どころだと、

* 攻殻機動隊でいう{netabare}個と全の境界線{/netabare}
* エヴァンゲリオンでいう{netabare}人類補完計画{/netabare}
* まどか☆マギカでいう{netabare}円環の理{/netabare}や{netabare}キュウべぇの意識について{/netabare}

特にまどマギとはストーリーの結末に関わる出来事が似ています。
lainは{netabare}友達を救うために世界を書き換え、ひとり神のような存在になるまどかと、
端末が複数存在する意識集合体であるキュウべぇを足した存在{/netabare}とも捉えられるかも。

ほかにも色んな作品を意識しました。
それだけ普遍的な内容を扱って、相互に影響しているとも言えます。


ただ、明確なテーマがあるかどうかと言えば微妙です。
「記憶と記録の違い」とか哲学風の発言は多いのですが、ひとつに絞りきれません。
寂しくもちょっと素敵な終わり方といい、やはりストーリーがメインだと思われます。

しかし、前述の普遍性ゆえに、テーマを自分で作って解釈する余地は大いにあると思います。
{netabare}
すべての意識が繋がって肉体が不要になれば、それは便利なことかもしれません。
といっても、肉体から離れてひとつになった精神は、自我を持ち、幸福を感じるのかどうか。
疑問なところですね。
{/netabare}

「雰囲気が好き」という人を除けば、「知ること」「考えること」をとことん求める人に向いているかもしれません。
まず、一番の謎が主人公の正体についてだからです。
また、予備知識があったり、調査を行うと有利になります。
そして、幅広くいつでも通用する命題をいくつも扱っています。


funnyでもexcitingでもamusingでもないのでinterestingが頼り。
「知りたい」という欲求とキャッチーな表現が噛み合えば、きっと神作品になります(ネタバレ)。

投稿 : 2017/06/08
閲覧 : 516
サンキュー:

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シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]のストーリー・あらすじ

コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち、大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来更に奇怪な事件に巻き込まれていく。物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは? 「人は誰しも“繋がれて”いる」「私は遍在する」(TVアニメ動画『シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1998年夏アニメ

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