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「青の6号(OVA)」

総合得点
66.8
感想・評価
184
棚に入れた
992
ランキング
2630
★★★★☆ 3.5 (184)
物語
3.4
作画
3.8
声優
3.4
音楽
3.5
キャラ
3.4

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青の6号の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

海、SF、人類の行方

全4話。流し見。
アホなカプ厨オタクなので渋い良作アニメとはあまり縁がないのだけど、なぜか観た。
前から知ってはいたのだけど。
たまにはいいよね。4話だから観れたのもある。

絵、音楽、演出などめっちゃ良い。
水が綺麗。

何が面白くて観れたのかなぁ。
ミューティオ可愛かったよね。本来原始的な人魚のような種族っぽいの良かった。
ムスカさんもいいクジラだったし。
場違いな幼女。パパ呼びする鮫人。
よくいるやさぐれアンニュイアウトロー主人公かと思ったけど速水さんカッコ良かったし。
1話のだぼコートな紀之さん可愛かった。
キャラの事ばっかだね。いやだってアホだからポールシフトとかよくわからなかったし。
んー…いや、生き残り人類とミュータントが敵対するとか人類の行方とか憎しみの終着点とかにあまり興味が持てなかったのかな…頭足りてなくて面白さがわかってないんだと思う。青の潜水艦が主要各国にあるって部分は気になったけど。
でもなんだろう。
絵と雰囲気が良かったから観れたのかな。
そこがすごく良かった。

投稿 : 2022/07/07
閲覧 : 212
サンキュー:

2

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

作画は面白いけど、ストーリーはイライラする

全4話×30分(最後だけ40分)のova。
一人の男のせいで地上のほとんどが海に沈み、その男の作り出したミュータント(魚人)によって人類は存亡の危機に陥っていた。人類は最終兵器として潜水艦を作り出し、ミュータントたちと戦っていた。


この作品一番の見どころは作画。キャラデザ以外は3DCGを多用してるけど、この年代(1998年)のCGにしては物凄くクオリティが高い。よく宇宙が舞台の作品やこの作品と同じような潜水艦の作品でも3DCGが使われてるけど、そのどれとも似つかない独自のCG、強いて言うなら、今の時代における低予算の海外実写に近い。

作画は良かったけど、ストーリーは嫌い。つまらない面白い以前に、争いを無くすには?みたいな人間の善悪問答は大嫌いだから、見ててイライラした。だったら家族を失った悲しみでゾーンダイクが人類を殲滅しようとしていたってシンプルなオチの方が良かった。
それとミューティオは人間と魚人たちを繋ぐ重要キャラかと思ったら、終盤ほぼ出番が無かった。ゾーンダイクの思想の是非が伝えるためには、もっとミューティオと速水以外の人間が関わるシーンを入れた方が良かったんじゃない?まあ個人的にはもっとイライラする展開になっただろうからこれでいいけど。


それと一つ気になったのは、ミューティオたちの胸にについてる赤い点は乳首なの?エロさは全く感じなかったけど、気になって仕方がなかった。
もし乳首なら速水とミューティオの禁断の恋でも面白かったし、そっちの話の方がイライラせずに観れたかもしれない(笑)


【あらすじ】
・1話
青の6号の乗組員紀之がかつての乗組員で今はフリーのサルベージをやっている速水をスカウトしに行くが断られる。
だがその途中、ゾーンダイクの襲撃を受ける。
一般人を保護する紀之だったが敵の兵器ウミグモに囲まれる。
すると速水が助けに入り一緒に6号へ行く。
6号に着いた速水は紀之と共に小型戦闘艇グランパスに乗り敵を倒していく。
しかし敵の乗組員らしきミュータントを速水は何故か助けてしまう。
6号は敵の大型艦ムスカを倒すが、紀之はさっきの行動について速水を問いただす。

・2話
直後、ゾーンダイクの旗艦ナガトが砲撃を行い、街は壊滅し、仲間の潜水艦も沈没。
ミュータントのリーダーであるベルグはゾーンダイクに報告するが素っ気ない返事をされる。
6号は青の基地へ向かい、南極にあるゾーンダイクの基地ストリームベースの破壊作戦に加わる。
最初はくだらないと言った速水だったが、かつて敵に捕まった仲間がミュータント化しながらも生きてることを知り考えを変える。
しかし6号に取り付けられた発信装置により基地の場所がばれ、ナガトやムスカの攻撃を受ける。
速水は一人で小型艇で出て、ナガトに攻撃を仕掛けるが失敗。小型ポッドで脱出し浮上すると、ナガトが基地破壊で歓喜の声を上げていた。
するとポッドの近くに前に助けたミュータントが現れる。

・3話
溺れかけた速水はかつての仲間勝馬とゾーンダイクのもとに向かったことを思い出す。
ゾーンダイクのもとにはたどり着けず速水は勝馬に言われ一人逃げていた。
速水が目を覚ますと例のミュータントに助けられていた。
しかし他のミュータントが現れ速水を殺そうとするが、そのミュータントたちのボスであるムスカが現れ、速水と会話をする。
ムスカは速水が助けたミュータント(ミューティオ)から存在を聞き興味を持っていた。
速水はムスカの話と勝馬の言葉からゾーンダイクが何を考えてるのか気になり、ゾーンダイクに会わなければと考える。
一方生き残った6号は、ミュータント化した勝馬を案内役にして核を使って南極基地を破壊する作戦を実行していた。
だがそんな時速水が乗ったムスカが現れ、咄嗟に攻撃してしまう。
ムスカはもう長く生きたと言い沈んでいき、速水は紀之が回収する。
速水は船長の伊賀に頼み、戦闘をせずゾーンダイクと話すように提案するが、ベルグの艦隊が迫り戦いを余儀なくされる。


・4話
速水は勝馬を連れ単独でゾーンダイクの元へ向かおうとするが伊賀に見つかる。
しかし伊賀はグランパスを使えと言い速水を行かせる。
速水はついてきた紀之とともにグランパスでゾーンダイクの元へ向かう。
残った6号はベルグ率いる艦隊と戦う。
南極についた速水は平和にくらすミュータントたちと出会う。
彼らに案内されゾーンダイクと会い、彼が何故こんなことを起こしたのか聞く。
ゾーンダイクは過去に家族を殺されてからこの世界が嫌になり人類を試そうとした。実はポールシフトと呼ばれる人類を殲滅する計画には、6号による核発射も含まれていた。
速水はそれを聞き、紀之に核発射を止めるように言う。ゾーンダイクは彼ら(ミュータント)たちと話し合えと言い残し速水に撃ち殺される。
6号はベルグの艦を沈め核発射体勢に入っていたがホアンの制止のおかげで発射前に紀之の連絡が届き、無事発射を止められる。
ミュータントたちがゾーンダイクを弔ってるとき、生きていたベルグが現れ、速水を殴りつける。
しかし速水はそれを宥め、ベルグはミューティオに支えられながら海へ消えていく。
速水は紀之に人直接撃ったのは初めてだと弱気になる。

投稿 : 2022/04/10
閲覧 : 262
サンキュー:

0

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんとなく観てみた

原作未読(2022.2)
GONZOの制作という事で当時としては映像は綺麗。
元々昭和40年代の漫画で世界的テロ組織対世界連合潜水艦隊という戦記?モノらしい。
ただ、OVAのこちらは作者の意向で潜水艦隊の活躍はそのままで敵は天才科学者が生み出したミュータントとなっている。人類存亡をかけ戦う構図は変わらないが、テロ組織という完全悪と違い、人工的とはいえ、新たな生物との関係を人類はどう受け止めるか?という部分を追加されているという事だろうか?
「フルメタル・パニック」「紺碧の艦隊」などに通じる部分も感じられる作品である。
今は新たにお声を聴く事が叶わない声優さんもおられ感傷的になってしまった。

私のツボ:あれはトビウオが原型なのだろうか?

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 213
サンキュー:

2

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

モロ博士の島の成功例?

20年以上前の作品とは思えない。終末の海が生きている。特に荒れた海が素晴らしい。

憎しみによって壊れてしまった人達とまだ壊れていない人達。

この人のように、現状に対してキッパリとNoと言いたい人は一定数いると思う。ホモサピエンスと付き合うより知性のある動物達と暮らす方が心休まるかもしれない。万葉集を暗記する二足歩行の大型のリスが秘書をしている。もっと温暖化した南極での生活を見たかったが、全体2時間程度の作品なので仕方ない。

投稿 : 2020/02/28
閲覧 : 354
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

フルデジタル

今でこそ当たり前のフルデジタル。
当時はまだまだだったから、これを観た時は衝撃的であった。
テロ集団のボスゾーンダイク。
もっともらしい演説をしてたが、所詮クズ!!

投稿 : 2019/01/29
閲覧 : 339

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

人類の危機を救う系の話で、話が分かってくると結構単純な話かなとは思います。登場人物それぞれの気持ちも理解はできますが浅い感じです。ただ、それを補って余りある映像(アニメと3DCGの融合)や、音楽のセンス、ストーリーのテンポなどは素晴らしいものだったと思います。

投稿 : 2016/08/29
閲覧 : 384
サンキュー:

2

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

GONZOの名を世に知らしめた名作

観始める前はSF・艦隊と聞き、ハードボイルドで哲学要素があり、社会に問いかける攻殻機動隊のようなイメージを連想していたのですが、小難しい話はなく、抽象的な世界を徐々に明らかにしていき最後に大きなテーマを抱えて待ち構えている構成で見ごたえがありました。

映像に関しては、1998年の作品と言うことですが、デジタル制作なので映像が観やすく、絵柄も落ち着いた感じなので古さは全然感じませんでした。
それどころか、優秀なアニメーターさんたちが携わっていることもあり、話数が進むにつれてどんどん迫力のある映像になっています。
今見ても見ごたえのある映像になっているかと思います。


物語
前述したように、抽象的な世界から始まり徐々に情勢が明らかになっていくので1話はよくわかりません。
2話は状況説明が主となります。
丁寧に世界を構築したおかげで3話4話の惹き込みはすごいです。
難しい話になりそうだったのでメモを取りながら視聴していたのですがいつの間にかメモを取ることを忘れていましたw

1話BLUES
あらすじ
戦いに飽きて隠遁生活を送る身勝手な主人公速水は、戦艦"青の6号"の乗組員である紀之真弓を助け操舵手に復帰する。そして久々の出撃で人類の敵である半獣達の一人、赤い目のミーティオを助けたのだった。

タイトルBLUESは憂鬱な気持ちを歌で表現する突飛なメロディの曲です。
ということは、キャラが憂鬱な気分に浸っていたということでしょう。
まずはヒロインの紀之真弓。青の6号の命令で速水を探しに来ましたが、身勝手な彼の態度はさぞかし憂鬱になったことでしょう。
次に主人公の速水、戦いに飽きたというそぶりでしたが、出撃時には前へ出るなど、案外隠遁生活にも退屈していたのかもしれませんね。

もちろんEDや挿入歌のブルース?ジャズ?な音楽にも注目です。

2話PILOTS
あらすじ
{netabare}基地に戻った青の艦隊たち。そこで行われたミーティングにより切り札として核爆弾を使うことが提案される。
その後速水は基地内で敵につかまり獣人に改造されてしまった昔の仲間と遭遇する。敵への復讐心を強めた彼は命令を反し一人で出撃、あえなく撃沈される。{/netabare}

1話では殆ど良くわからなかった敵の全貌、見方の内情が分かります。
タイトルのPILOTS、複数形ですから意味は
操舵手、艦長、種火、案内棒辺りが入るかなあと思います。
タイトルが物語にしっかりと食い込んでいるのがすごいです。

3話HEARTS
{netabare}あらすじ
撃沈された小型機から脱出した彼を助けたのは、以前助けたミーティオだった。速水はミーティオや巨型の人工生物ムスカと接するうち、獣人を作り戦を始めたユング・ゾーンダイクの真意を確かめたくなる。

HEARTSの意図について
最初はミーティオの恋心だけかなあと思っていたのですが、観ているうちに紀之真弓の恋心と、ゾーンダイクの心の内と言う意味でも使われているかもしれません。

海と陸それぞれのヒロインと共の立場から観てきた速水はいったいどんな結論を出すのか楽しみです~
ミーティオは魚を加えて速水に差し出すシーンが可愛いですね

それから、速水が海では助けられてばかりだということを繰り返し言っていましたが、振り返ると結構助けたシーンも多いです。ここは共生というテーマにもつながっているのかもしれません
{/netabare}

4話MINASOKO
{netabare}あらすじ
青の艦隊はいよいよ切り札の使用に乗り込む。
しかし、切り札を使ってしまえば敵だけでなく見方も巻き込んでしまう。そこで戻った速水はユング・ゾーンダイクの元へ赴き、真意を確かめたうえで実行してほしいと青の6号の艦長に頼み込む。
見方の援助のおかげで無事ゾーンダイクの元へたどり着いた速水は争いでは何も解決しないと悟り、ゾーンダイクからも希望を託され、青の艦隊に停戦を求める。
そして、獣人側の指揮をとっていたベルグと話し合いをして敵側も収めたのだった。

MINASOKO
水底に沈んだ銃が哀愁を漂わせています。
そして敵は人間を憎んでもゾーンダイクが帰ることはないと悟り、落胆して海の中へ消えました。
悲嘆にくれるベルグと速水への恋心を抑えベルグと共に海へ戻ったミーティオちゃんが気がかりですね。
戦いは終わっても共存は実現していないテーマの深さが浮き彫りになりました。{/netabare}


作画
1話ずつ制作しているみたいなので、最初はOVA初のデジタルアニメで手探りという感じだった作画が、話数を追うごとにグレードアップしていくのが目に見えて面白いです。

中でも一番の成長を感じたのはエフェクトでした。

1話の爆発はゲームの一マスに生えた草みたいで面白い形をしていたのですが、2話3話とナチュラルになり、形も変えてきているので話毎に見比べるのが面白かったです。

水の描写はかなり綺麗でした。場所によってはCGを使われているところと、手書きにエフェクトをかけたところがあったのかな?
1話の廃ビルから見下ろした水の景色がとても綺麗でした。

動きはCG手書き共に良かったですね。
CGでは2話の小型船が水面を滑走するシーン、迫力がありました。
手書きでは、ベルグがはやみんに殴り掛かるシーン、迫力があります。
ゾーンダイクがシャツのボタンをはずすシーン
それからベルグが沈んだ後、はやみんが「イーストセブンからイリアンジャヤ、何人も手にかけてきた、だけど、だけど初めてだったんだ。明るいところで、正面から」フッと笑いながら震えるシーン、そんなはやみんを紀之真弓がそっと抱きしめるシーン芸が細かいです。

音楽
主題歌の「みなそこに眠れ」
ジャズ?ブルース?な独特なテンポと色気のあるウィスパーボイスがいい味を出しています。
戦闘BGMも基本的にこんな感じです。
ピンチなシーンでもアップテンポな曲が流れるので、やや緊迫感にかけますが、カウボーイビバップでも同じような使われ方をしていますし、そういうテイストが楽しめる方は同様に楽しめると思います。


正直こんなに楽しめる作品だとは思っていませんでした。
あにこれの評価も賛否両論ありましたし。
残念なところはなくはないけれど、それ以上に良さが詰まった作品だと思います。
不朽の名作との呼び声の高さは妥当ではないでしょうか。

全4話、1話辺り30分ほどのアニメですので、是非見てみて下さい。

投稿 : 2016/08/19
閲覧 : 707
サンキュー:

12

ネタバレ

まさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

疲れた

短いのに疲れた

投稿 : 2016/07/25
閲覧 : 342
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

タイトルなし

世界初のフルデジタルアニメということで、艦隊戦(厳密には違いますが、他にどう説明すればいいのか分からない;)は迫力満点。そこにハードボイルドな主人公が加わったとあれば、ストーリーなんてなくとも十分に堪能出来ていたことだろう。
……でも、本作には良くも悪くもしっかりとしたストーリーがあった。

このストーリーがまた複雑で、人種の壁を取っ払って人は共存できるのか? というようなものを訴えている。
そのテーマに則ったお話の出来自体は悪くなく、特に、ゾーンダイクと対話した主人公がベルグ相手に相互理解を求める姿勢を見せる場面と、苦悩の末にそれを拒否するベルグと直後のミューティの呟きなんかは中々のもので、お話の結末として優良と言える。

が、フルデジタルというフレーズに期待してしまっていた自分としては、なんだか肩すかしを食らったような、お茶を濁された感じがしてならない。

潜水艦・二つの勢力の対立・OVA。

これらから期待するのって、やっぱり外連味たっぷりのド派手な戦闘だと思うんだ。特に今回なんかは、フルデジタルですよ。全4話しかないんですよ。

だったらストーリーよりも、戦闘面の方をひたすら頑張って作って欲しかったなぁというのが正直な気持ち。
戦闘があるにはあるけど、全4話でただでさえ魅せ場は限られているのに、主人公が戦う機会が異様に少なく、しかもそれをじっくり堪能する間もなくストーリー上次に進んでしまうので、非常にやきもきしてしまう。
実際、4話しかないから世界観の掘り下げもキャラの掘り下げも弱く、よく分からないまま年寄りの説教を受けた気分だ。

せめて全6話とかだったら、また違った感想を持てたんだろうけど。

投稿 : 2015/08/08
閲覧 : 433

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なんと表現してよいものやら と初見は思ってましたが

雪風観てたら、コレも見たくなり(汗)
何故かと問われれば、カッコイイから。それに尽きるんすよね。
ゾーンダイクの死を悼む亜人達の葬列も切ないし。
という事で評価点上げます。
別にお勧めと言う訳じゃないけど、ユルい作品ばかり見てるとこういうの見たくなるんですよね。完全に私の趣味の話です。
///////////////////////////////////////////
丁度、雪風と同時期に見ましてこちらもイマイチ気に入らず。
大昔の小沢さとるのマンガとは知っていたので、SF小説の雪風よりはおバカな私でも見れるかなと思ったんですが。
カッコイイけどなんか合わないというかw

追記
先日初見でイマイチに思えた"戦闘妖精雪風"が見直したら実は良かったもので、改めて視聴。
以前見た時はゾーンダイクの音声が全然聞き取れなくて意味不明だった事が判明。サラウンドの環境に無かったのに音声の設定が間違って再生してた自身のミスで超恥ずかしいw

SFらしいSFですね。たった4話のOVAですがテーマは崇高です。
大層に書けば、人類を守るという大義から前進できない人側に対して提示されたゾーンダイクの用意した二つの選択肢。

俗に書けばスケールのでかいドクターモローの島ですw

昔ながらのSF見たい人はイイと思います。
因みにおっぱいは有りますがゾーンダイクの娘さん達のなので、おっぱい成分はアレです。

投稿 : 2015/07/12
閲覧 : 491
サンキュー:

12

かそりーぬ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

絵が好きすぎる

なにがって村田蓮爾さん,草彅琢仁さんの絵が良い

この絵にはまったためにラストエグザイルやらその辺を観ようと広がっていくきっかけになりました

もちろん絵だけじゃなくストーリーも良いです
全部で4話なので気軽に観れると思います

これでこの人の絵にはまってください
そしてラストエグザイルもぜひ

投稿 : 2014/12/09
閲覧 : 301
サンキュー:

2

ネタバレ

manabu3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゾーンダイクは言っていた、まず、言葉を交わせと

環境汚染が進み、人々が海に希望を託した近未来。
そんな世界の中で、人とミュータントの関係を描いた作品。

CGを駆使した潜水艦の戦闘シーンは凄く迫力があり、
アクションが苦手な人でも楽しめる作品だと思う。
話数は全4話と短く気軽に見やすいが、内容の濃さを考えると一長一短か。
戦闘シーンも面白いが、
終盤の人間とミュータントとの対話が、私にとっては非常に興味深かった。
テーマ曲、「みなそこに眠れ」もとてもよかった。

■感想
{netabare}作中では、技術の発展に伴う人間の傲慢さの増長や、共存せずに争う人間への忠告が描かれていて、
とても耳が痛かった。

作中には、いつの時代でも使われる言葉もあった。
「先に手を出したのはあいつらだ!」
使い古されたこの言葉は、未だ戦争の口実になり得るのか。
「先に手を出してもらおうと接近し挑発してくる国」がいたら、どう対応するのが賢明なのだろうか。

作中の、超国家組織「青」は、国家の枠組みを超えた存在である。
超国家組織「青」の共通認識は、「環境汚染」だ。
環境汚染を仮想敵とし、人類は手を取り合い、争いをやめ、再び共存し始めた。
しかし、そこでテロ組織「ミュータント」が出現した。
人々の争いは終わらない。今度はテロとの戦いだ。
世界には、いつの時代も「敵」は存在するらしい。
恋敵。好敵手。今の人間社会の中でも同じか。
どうやら、人として生きる以上、「争い」は避けられないらしい。

作中のミュータントたちは、言葉が通じる。
だから、対話で解決できることもある。
「後は君たち次第だ」と、作中の天才科学者ゾーンダイクは言った。
対話でなんでも解決できるだなんて私は思わない。
でも、対話が無意味だとも思わない。
長い年月が必要な事もある。
対話で解決できることは対話で解決する。
暴力的になりがちなこの世の中で、当たり前のことだけど、そう思いたい。
この世界もやはり後はぼくたち次第だ。{/netabare}

投稿 : 2014/09/04
閲覧 : 626
サンキュー:

9

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

未視聴 保留…未評価

録画:あり DVD(アナログ)

評価で見るか検討

投稿 : 2014/07/12
閲覧 : 323
サンキュー:

0

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

1967年少年サンデー連載漫画が原作。

1967年~少年誌に連載されていた漫画を元にGONZOにより
1998年10月25日 - 2000年3月25日に全4話のOVA化された。
OVAとしては世界で初めてのフルデジタルアニメ。

航海の安全を守る組織「青」所属の潜水艦、「青の6号」と
国際テロ組織「マックス」との攻防を描く。海洋もの近未来SF。
原作は海洋冒険漫画となっている様ですがアニメを見る限り・・
マッドサイエンスもの・・冒険と言える部分が有るのか不明・・
作風が全く違うし製作時期が少し後になるけど冒険という意味
ではタイドライン・ブルーの方が良く出来ていると感じた。

原爆・生体兵器・人造生命体・・それらを絡めて人の醜さを
表現しつつ・・見境ない復讐と屁理屈・・そして復讐の連鎖。

なので・・大袈裟に派手に描いた割にはラストは・・へっ?・・
言いたいことは解っていたし 一応伝わるけど・・
4話で約2時間・・多少編集で削れば劇場版アニメ程度の時間?
でも・・そう考えるとエンターテイメント性に欠けている気が。
1967年に既に刊行されていた原作という部分にのみ素直に驚く。
この作者は凄いな・・海洋ものやSF絡みの著作が多いのかな。


全般には泥臭くアナクロな感じかな? 派手な3DCG等の戦闘
シーンなどはあるものの・・地味で盛り上がりに欠ける感じ。
そしてアメリカならそういう作品でもエンターテイメント性に
長けた面白い作品にしてしまうんだよね・・アニメぐらいは
頑張ってほしいな・・・日本のSFも・・

キャラデザはシリアスな作風を意識した作品の標準的デザイン
が8割以上 一部如何にも漫画的な個性の強いデザインも混在。
主人公は少し少年誌風でヒロイン他一部の女性キャラはアニメ
という感じのデフォルメ・・どうも3種類のデザインがあるよう。
ミュータントは実在する動物をベースに人造人間化された感じ。
眼が大きめのヒロインとか・・シリアスな作風だけに・・微妙
に感じた・・それほど大きいわけではなけど異質に感じた。

メカデザは如何にも近未来的な物が2タイプと生体兵器のような
物とで3種類あるようですが 世界観上違和感は感じない。
どの程度漫画のデザインを取り入れているのか不明ですが もし
このOVAが原作のデザインを重視したのなら漫画連載当時は相当
洗練されたデザインをしていたのかも?OVA作成時期のデザイン
なら・・それなりかな・・

声優は・・紀之真弓(ゆかな)が少し熱演気味のピーキーな印象で
他に数人聞き覚えのある声が居た・・ブライトとかひとみとか泥舟。
全般的に普通にキャラにあてはまってる感じでゆかなさんだけ極端。

作画は・・メカなどの3DCGとキャラとエフェクトで可成り違和感。
凄く拘って力が入っているのは解るけど・・癖の強い3Dとキャラ
の色彩や質感が融合していない・・エフェクトも凄くリアルを追求
したと感じさせ綺麗な仕上がりだけど・・同様に違和感が強い・・
カートゥーン処理ではなくリアルな質感などを追求した3Dだからか?
キャラなど如何にもアニメな色彩との折り合いがつきにくいのか・・
確かに凄いと感じさせる部分もあるけど・・あくまで単体として・・
作品全体としてみると・・何だかぎこちない動きが多い・・
1998年制作という部分ではそれなりに最先端でハイレベルなのかな。

投稿 : 2014/06/06
閲覧 : 415
サンキュー:

4

cbr さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作だとおもいますが・・

評価がいまいち低い気がする。良い話なのに。

投稿 : 2014/03/26
閲覧 : 422
サンキュー:

1

ネタバレ

takekaiju さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ANIMEではなくアニメーション作品!

アニメーション制作会社GONZOの初期の頃のOVA作品。

{netabare}
物語は海洋汚染が進み人類の生存が困難になった近未来において、科学者ゾーンダイクの生み出したミュータント生物たちと存亡をかけた人類との闘いが中心になる。人類は超国家組織“青”として結集し南極に構えるゾーンダイクの拠点を殲滅するために潜水艦部隊を派遣する。
{/netabare}

作品の世界観といい、そこから見出されるテーマといいGONZOらしい社会性あるメッセージとマニアックなイメージが伝わってくる。決して一般受けはしないだろうB級感溢れる作風がはまる人にははまると思う。

古い作品だがOVAということもあり作画は比較的良好。
作品内でもシーンによってムラはあるが、特に艦隊戦のシーンは流れるように映像が動いていた。魚雷を発射して、攻撃を回避して、爆発する。一連の動作がすごく綺麗に表現されている。

投稿 : 2014/01/13
閲覧 : 276
サンキュー:

2

ネタバレ

shintaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

よかった(*^_^*)

水没した都市の中での潜水艦同士の戦闘や異形の敵など使い古された感がありますが、ストーリー自体はちゃんと筋が通っていると感じます。中盤から後半にかけた展開も引き込まれてしましました。

投稿 : 2013/11/02
閲覧 : 263
サンキュー:

0

マーリー・マル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

GONZOファンなら見るべし

GONZOのTVアニメが始まる前のOVA(GONZOのTVアニメは2000年が最初)。なんといってもすごさは98年作!?とは思えない絵のクオリティ。メカデザインにはマクロスの河森さんにキャラクターはラストエグザイルの村田さん!うーん豪華。

ネタバレを避けるため類似作を上げてみると、そうだなエウレカとかに近いかな?といってもストーリーはOVA全4話なので一本の映画感覚で見るとすごいすっきりと見れます。ラストエグザイルもエウレカも舞台は空でしたが、今作は海なので戦闘シーンの違いを比べてみるのも面白いかもしれませんね。

投稿 : 2013/10/07
閲覧 : 305
サンキュー:

1

missing31 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

今観ると厳しい3DCG多数だが、内容は◎

CGが古過ぎてちょっと厳しいけど…
この世界観と設定で、10話以下なのによくまとめた。

もののけ姫、みたいな内容なのだけど、
SFファンも戦闘アニメファンも楽しめる内容。

そしてそれだけではなく、しっかりとしたメッセージもある。
個人的にはかなり評価が高いストーリーなのだけど、
大人向けかなぁ。。。。

投稿 : 2013/09/16
閲覧 : 319
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0

あめんぼ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

音楽が素敵

なのだけど、私としては戦闘シーンにあんまり合わないかなーと思ったり。悪くはないのだけど。
ジャズと言えばカウボーイビバップなのだけど、ああいうハードボイルドな感じがジャズにぴったりなのであって、ちょっと雰囲気違うかなと思いました。

お話としては、ちょっとこの輪数におさめるのがしんどかったかなという感じがします。もっと丁寧に、現況までの経緯を描いて欲しかった。そうしたらもっと感情移入できたかなと思います。

キメラたちのデザインなんかは結構好き。

投稿 : 2013/09/02
閲覧 : 331
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1

コンス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:----

旧き良きGONZO

面白いけど商業的に繋がらないGONZOの代表作。

映像美を楽しみたいオタクたちはLD(レーザーディスク)の導入を余儀なくされ多額の資金を投入することとなった。

BDが一般にまで普及された現在、昔のGONZOの方向性で商売する製作会社が出てきてもいいと思うのだが。

こんなことを書くぐらいなのでこの作品の映像は美しい。

また俗に言うスタイリッシュ系のはしりみたいな作品なので今でも視聴に耐えよう。

投稿 : 2013/08/25
閲覧 : 234
サンキュー:

0

ハックロー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

綺麗なCG

20世紀のCGアニメ
綺麗なうえメカデザインも好みでした。
印象的なのが魚雷の爆発で、水中での爆発を再現しており、かなり新鮮に映りました。
ストーリーは短いがちょっと重めで最終話に一気に詰め込んでいて、これだけやるならあと一話作って欲しかったかなと。
残念に感じたのが、声優のゆかなとゾーンダイク役の方ですね、ゆかなは浮いてる感じがし、ゾーンダイクは聞き取りずらい上、感情が入ってないです。
話は面白くスケール感もいい、最後の敵将とのごたごたした件も好きです、歩み寄ろうとする姿勢と葛藤がぶつかるリアルな感じ。

投稿 : 2013/07/18
閲覧 : 292
サンキュー:

2

momomax さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感慨深い作品です。

平和へのメッセージがあり
とても深い作品!


海面、波がリアルで美しかった!!

人や生物がたくさん死に
無残な世界にしてしまう戦は悲し過ぎる。
憎しみだけが増殖して殺しあう。

対話し、理解しあい、共存することができたら
穏やかな世界が広がるのでしょうね…。

ラストは感慨深いです。

投稿 : 2013/07/01
閲覧 : 500
サンキュー:

17

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

4話のみのOVA。海は本物のように綺麗だった。海中の戦闘シーンも綺麗。人類に愛想を尽かしたという科学者のエゴで作り出されてしまったミュータントと人間が戦闘になるのだけど、争うことしかできないのか?共存できないのか?って話。海で溺れたか死んだかわからないけど人間がミュータントになってしまったけど何が理由でそうなったかわからなかった・・。主人公と一ミュータントが心を通わせる一端を見せるのはいいけれど、なんにせよ作りだされたミュータントたちは強制的な変体させられたわけで私は見ていて気分のいい話ではなかった。

投稿 : 2013/06/07
閲覧 : 271

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

うーん

短い!これに尽きる。感情移入する前に終わった。

投稿 : 2013/04/13
閲覧 : 266

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大昔のマンガの

リメイク(?)的な作品だったような??

個人的には面白かったし、きれいやった。

潜水艦の話だったけど、蓋を開けたら、

「敵はひとりだった」っていう・・・。

公開されたときは、新鮮でやはり「面白かった。」

そういや、レンタル屋で見ないなぁ・・・。

投稿 : 2013/04/03
閲覧 : 233
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

花と銃と知性を携える それが平和への道しるべ

原作はなんと、1967年の連載だったそうだ。
思えば、戦後まだ20年程だったからこその物語だったと言える。

舞台は劣悪な環境を極める近未来。
海へと希望を見出した人類は、新たな世界を築こうとしていたが、
海洋開発のリーダーであり天才科学者ゾーン・ダイクが反旗を翻し、
世界を恐怖に陥れる・・・そんな冒頭から始まるお話。

まず、アップテンポの音楽が小気味良い。
特に気に入ったのが、YUKARIEが歌うEDの『みなそこに眠れ』
しっとりした雰囲気と囁くようなヴォーカルが、人魚を連想させる。
タイトルも面白いよね・・「皆 そこに眠れ」なのか「水底に眠れ」なのか
きっとどっちもなんだろう?なんてクスッと笑える。

そして潜水艦をはじめとする3DCGIがとても美しい。
海面なんて実写かと思うほどリアルで、リアル以上に光沢が綺麗。
艦内の赤、海中のさまざまな青、蒼、碧、藍の濃淡。
また静の間合いと、動の迫力ある戦闘シーンのバランスがいい。
そのほか、幽霊船や高速艇の凝ったデザイン、
巨大な鯨のような生体兵器ムスカなども、独特の世界を作り上げている。

人類の未来をかけた青の作戦に、一躍買うのが主人公の速水。
{netabare}
敵側であるミュータントを助けたことも、後々彼を助けることになり
その事実からまたさらに、奥深く広がっていく展開。{/netabare}
原作をご存知の方からは、不満の声もあるようだが、
全4話と短いながら、なかなか見応えある作品だったと思う。

ゾーン・ダイクやムスカ、速水の言葉がとても深く考えさせられ、印象的。
{netabare}
「なぜ 私たちに知性を与えたのか」

これは、知性があればお互いの言葉が理解できるじゃないかという
深い思いから投げかけられた一言に違いない。

「陸を歩くもの、海を行くもの、対立する2つの殺し合い。
 だが、未来を変えるのは俺達次第だ」

「言葉を交わせ。まず会話をしろ。言葉がわかるのだから」

「俺達は 互いに理解しあえる隣人だ」

「いつも海では、助けられてばかりだ」 {/netabare}

これらはどれも、隣人を助け、助けられるという揶揄。
知性を持ち、言葉を交わし、理解し合い助け合う。それこそが平和。
これが、この作品の一番のテーマなんだと思う。

取っ組み合いのケンカ程度で済んだ両者の憤りの後、
速水がつぶやいたセリフも、すごくいい。

{netabare}
「今までいろんな場所で戦い、人を手に掛けてきた。だけど
 明るいところで正面から対話して闘った。初めてだった」 {/netabare}

戦闘モノかと思って観た作品だったけれど、実はいかに戦争などせずに
どう平和であるべきか・・ということがテーマだった。

ラスト近くで、すごく心に残ったのは、
黄色い花と銃と書物が、地面に並べられていた映像。
花を愛でるやさしい心、大切なものを守るためにある銃、
そして知性の象徴である書物。これらがおそらく、
平和のための3種の神器ということを言いたいのかもしれない。
観て本当に良かった!

投稿 : 2013/02/25
閲覧 : 981
サンキュー:

49

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

尺が短すぎて、物語が語りきれていない

海底で有視界戦闘って・・・
ストーリーを語りきれていない
雰囲気やSF世界設定は良い
海底基地とか、海に沈んだ都市とか素敵

投稿 : 2013/02/04
閲覧 : 221

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

『青の6号』作品紹介と総評

GONZOのOVA作品。
航海の安全を守る組織「青」所属の潜水艦、「青の6号」とミュータントとの攻防を描いております。

(あらすじ)
近未来。地球の人口は膨れ上がり、環境は劣悪を極めていた。世界各国は人類最後のフロンティア=海に希望を求め、新たな世界を築こうとしていた。そのために設立されたのが、海上及び海中の安全を守る超国家組織“青”であった。
そんな折り、海洋開発のリーダーでもある天才科学者ゾーンダイクが突然反旗を翻し、世界を恐怖に陥れる。彼は海水面上昇を引き起こして世界と人類の大半を海に沈め、そして彼が産み出したミュータントたちは生物兵器で武装して人類せん滅を宣言し、生き残った人間たちはその襲撃に脅えていた。
かつて“青”の6号の一員だった速水鉄は海上のスラム都市でサルベージを営んでいたが、6号の女性クルー紀之が訪ねてくる。速水は紀之の復帰要請を一蹴するが、その時街をゾーンダイク軍が襲う。(wikipedia参照)

ストーリーとしては戦争物によくある、「憎しみの連鎖の先に平和はあるのか?」をテーマとなっています。尺の都合上、背景や登場人物説明が不足していたりしますが、この作品の観どころは、やはり水中での戦闘シーンでしょう。特に最終話は最初から最後まで手に汗握る展開でした。

全4話、合計2時間弱ですので、気なった方は一気観してはいかがでしょうか。

投稿 : 2013/02/01
閲覧 : 320
サンキュー:

3

ネタバレ

xxx さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい

おもしろかった

投稿 : 2013/01/07
閲覧 : 319
サンキュー:

0

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青の6号のストーリー・あらすじ

近未来。地球の人口は膨れ上がり、環境は劣悪を極めていた。世界各国は人類最後のフロンティア=「海」に希望を求め、新たな世界を築こうとしていた。そのために設立されたのが、会場及び海中の安全を守る超国家組織「青」。各国は協力して自国の潜水艦を「青」に派遣することになった。日本の自衛隊から「青」に送られた潜水艦も6号艦として「青」の任務に就くことになった。しかし、そんな折、海洋開発のリーダーでもある天才科学者ゾーンダイクが突然反旗を翻し、凶悪なテロで世界を恐怖に陥れる。海洋テロ結社を築き、人類殲滅を宣言したゾーンダイクの野望とは?ゾーンダイク率いるキメラ兵器たちと、それを阻止せんと立ち上がる「青」の潜水艦隊。人類の存亡を賭けた戦いの火蓋が、今、切って落とされた!(OVA『青の6号』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1998年10月25日

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