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「放浪息子(TVアニメ動画)」

総合得点
70.2
感想・評価
659
棚に入れた
3566
ランキング
1568
★★★★☆ 3.7 (659)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.7

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放浪息子の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

題材は悪くないのに、構成がクソ過ぎる

女のコになりたい女装男子の物語。


物語は途中から始まるから、人間関係の把握に苦労した。
原作漫画は全く知らないけど、もし小説だったら、入試問題とかで使われそうな言い回しが多い。


題材は悪くないのに、構成がクソ過ぎる。
おそらく原作を一から描くと、キリの良いところで終わらなかったんだろうけど、結局最後はみ出た分を未放送話として作ってるなら、最初からovaありきで全部作って欲しかった。
まあテレビアニメとしては一旦の完結を見せないといけなかったというのは理解できるけど、それにしたって中途半端。


思春期特有の悩みも描きつつ性別の悩みも描くのは良かったけど、主人公が女装して登校した後のクラスメイトの反応がテンプレすぎる。もっと周囲が異様に気を遣うようになるとか、陰口が増えるとか、現実的な反応が欲しかった。

作画で優しい雰囲気を与えてるけど中身はシリアスだし、酷いイジメや修羅場は無かったけど、設定は現実の社会問題だし、「観やすい雰囲気(作画)」と言えば聞こえはいいけど、個人的にはどっちつかずの状態に見えるから嫌。
これに関しては作者が同じの百合を題材にした『青い花』を観た時も思った。ただ向こうは、女子校が舞台でそれが許容されてる世界観だったからまだ許せたけど、今回に関しては違和感がある。


声優は超有名と新人をうまく混ぜ合わせて使っているけど、主人公の声に主人公と同年代の男の子を使ってたのには驚いた。

投稿 : 2021/11/26
閲覧 : 244
サンキュー:

0

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

LGBTに悩む思春期の中学生をリアル(?)に描いたストーリー。

詳細は公式でも。

2011年にフジテレビ系「ノイタミナ」枠で放送された
作品です。原作は志村貴子さんによる同名コミック、
シリーズ構成を岡田麿里さんが担当しています。
制作はAIC Classicです。

中学校に入学した主人公・二鳥修一は女の子になり
たい男の子。一方、もうひとりの主人公であり、
メインヒロインである高槻よしのは男の子になり
たい女の子。この2人の性同一性障害を持つ子どもが
中学校でさまざまな人と絡み、ともに何かを目指して
(主に文化祭の“倒錯劇”ですが)共同作業をして
いくなかで、思春期特有の悩みなどを飲み込んでいく
といった感じのストーリーです。

長くなるから畳みましょうか。
{netabare}
誤解を恐れずに言えば、はたしてこんな割合で性同一
性障害の人間がいるのか疑問です。
主人公の2人に加え、修一の親友・マコちゃん、
大人のお友達であるユキさん、さらにはサオリに
つきまとう教会に通う男子・フミヤ(まあ、これは
修一に対抗して女装しただけだが)。

んっと、これが原作準拠なのか、ヘタレ男を描くのが
大好きな岡田マリーさんの指示なのか分かりませんが
修一が本当に、自己主張がまともにできないフニャ
フニャの男子。まあ、女子になりたいからってこと
はあるとしても……。

そのくせ、小学校時代には唐突に高槻くんに告るわ、
サオリの家で女装遊びをして告られたら拒否るわ、
同じキーホルダーもらっただけで読モのアンナちゃん
に告るわ、しかも付き合っちゃうわ、さらには学校に
女子の制服を着ていっちゃうわ、とにかく行動が突飛。

本当は芯が強いという演出なのかなぁ。それにして
は、ふだんがフニャフニャすぎるから違和感です。

そして、サブキャラも変な人間が多い。
誰に対しても全方向に喧嘩を売りまくるサオリ、
いきなり男子の制服を着て登校する女子・ちーちゃん
などなど。

そして原作を知らないので、アニメを観た印象だけで
言いますが、思春期のLGBT……というか、これだけ
見るとはたしてLGBTなのか? という疑問が。
性的な話を一切、排除しているから、かなり無理が
出ているんです。

アンナちゃんが修一にキスとかしたくないの? と
聞くところがありますが、そういうのはない的な
返答。これが、同性(と考えている人)に対する
態度であれば、逆に男子に向けた、そういうリビ
ドー的な何かが描かれて然るべきです。

たとえば、土居が修一を、おそらく“女性”として
見た描写があります。このあと、女子の制服で登校
するわけですが、その前に土居に対して嫌いと言い
ながら、倒錯劇の脚本作りを手伝ってほしいという
あたりは、微妙な女心(男子だけどね)を表現した
つもりなのかもしれません。
でも、結局のところ修一が男女どちらを性的対象
にしているかを描かないものだから、なんだか
主題がボヤけている感じになってしまいました。

最後もまた、なんともハッキリしない。
修一が背が伸び、声変わりして、で、何?
修一が自分は男なんだという自覚が芽生えたと
いうことなの?
それなのに修一、高槻くん、サオリの3人で
女の子の服を着て、というフィナーレは……。
{/netabare}
結果的に、非常にデリケートなテーマを扱い切れず
なんとなく雰囲気でまとめましたという感じを
受けました。

ま、岡田マリーさんは思春期の性を描く着想を
さらに進めたのが、のちの「荒ぶる季節の乙女
どもよ」につながったのかもしれないですね。
あくまで想像の域を出ませんけど。

実験的な作品ではありましたが、これを1クール
で腑に落ちるストーリーにまとめるのは、少し
無理があったのではないかと思いました。
ただ、それでも最後まで観させるだけの力は
感じる作品だと思います。

投稿 : 2020/06/05
閲覧 : 281
サンキュー:

1

ネタバレ

うるかり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

似鳥くん最終的には好きになれた

なんかやたらとモテモテな似鳥くんが割と嫌いだったけど、学校にセーラー服着ていったあたりから好きになった。
杏奈ちゃんと付き合いながら、でも高槻くんとつるむその心持ちがまだ全然好きのそれで、同志に対するそれ以上の感情っぽくて、「じゃあねもおはようも遠い」みたいに勝手にポエミーになってるのちょっと腹立ったんだけど、でも好きとか感情の配分てそれくらいおぼろげで曖昧で抑制も効かないそんなもんなのかなーとか。

ずっとずっとかわいいのはマコちゃんです。

時代がLGBTとかトランスジェンダーとかで紛糾したりそれについて語られたりと多様性の一つとして認知されつつある中で、いつかこの話の中での悩みが悩みとして思いつかない世の中に今後なっていくのかなーなった方がいいのかなーと思ってみたり。
でもこの作品は正直ストーリーの中ではそこまでの話ではなく、思春期の、成長期の間でうまれるゆらぎくらいまででしかないと感じます。良いとか悪いでもなく。でもそれくらいのゆらぎは許されてもいいんじゃない?とは思う。

投稿 : 2020/02/12
閲覧 : 270
サンキュー:

1

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

君はどう思うと問われている?

普通は作品に触れて、時に泣き、笑い、興奮する。このアニメって常に、あなたはどうだった、あなたはどう思うって、訊かれているよう。
第二次成長、声変りやニキビが自分におきる前、自分はどんな世界にいたのかなと。ほとんど忘れたけど。

同じような顔の人が何人かいてはじめはわかりにくかったけれど、どう成長するのか気になって、最後まで自分を惹きつけてくれた。

まんまとマーケティングにはまって、‘高校生’編に進みます。

投稿 : 2018/07/31
閲覧 : 342
サンキュー:

8

ネタバレ

橙色特別室 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

上手くまとまっている

原作は未読。アニメは全十二話です。どうやら原作漫画では、主人公の少年の小学校から高校までの生活を描いているようで、本作はその中学校時代の一部に焦点を当てています。

最後まで観て「とてもきれいにまとまっているな」と感じました。原作ファンの方は物足りなく感じたり、作品の主題が違うと違和感を覚えるのかもしれませんが、原作を読んでいない自分としては心に残る一作となりました。制作費や放送話数が決められており、あまつさえ当時原作が完結しなかった中でこの完成度なら上出来だと感じております。小学校時代の描写がないため、人物同士の関係性が掴めず首を傾げる方もいると思いますし、実際に伝わりにくい部分もありましたが、不足なくまとまっています。オリジナル以外のアニメすべてに当てはまるかもしれませんが、アニメと本とで媒体が違う以上、原作とは切り離して観るべきなのかもしれません。

内容については、重すぎず軽すぎず…という具合です。性の不一致らしい題材の通り、視聴者の想像のつくような困難が待ち受けています。観ている途中で胸が締め付けられるような思いをする部分もありました。
ただ、主人公の男の子の周りには、素の自分を受け入れてくれる良き理解者がいて、現実で悩みを抱えている方よりも幾分恵まれているであろう環境に彼は身を置いています。実際に同性愛で悩む方と対面したことはないので想像の域を出ませんが、現実は、この作品に描かれている内容よりずっと過酷なものでしょう。

つまるところ、このアニメはある程度のご都合主義的展開であり、そして辛い部分は流れるように描かれています。別に視聴者に「性」の理解を求めているわけでもなければ、登場人物の苦悩や葛藤を明確に描写して彼らの心情を伝えようとしているわけでもないので、現実に基づいた重たい内容にする必要はなかったのだろうと解釈しています。水彩画のような絵柄が特徴的ですが、これも物語を暗くし過ぎないための工夫に感じました。OP、ED両曲とも作品に馴染むくらいに爽やかです。

もし仮に。このアニメが重たい色調で、内容も現実的な問題をありありと描いており、かつ暗い音楽ばかり流れていたであろうなら、私は心が傷んで最後まで観れなかったでしょう。そうならないような配慮が随所にみられます。アニメである以上、比較的若い人たちの好みにあわせて売上を確保する必要があるので、そういう部分も考慮して全体的に爽やかな作風で仕上げたのだと感じました。物足りなさが残るのであれば、主題や登場人物の心の変化を明確にせずぼかしていることや、簡潔にまとめ過ぎているせいかもしれません。

長々と書きましたが、いいアニメでした。もちろん、原作とは切り離して観ています。別作品として捉えた上で、原作も読んでみたいです。
題材が題材なので、「何か伝えたいものがあるのだろう!」と構えてしまうかもしれませんが、ぜひ気軽に観てほしいと思います。

投稿 : 2017/02/04
閲覧 : 278
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

多くの人に薦められるアニメではない・・・。

女の子になりたい男の子・二鳥修一と、男の子になりたい女の子・高槻よしの

という奇抜なテーマの作品。
この2人の心の葛藤は見てて引きこまれるものがあり
感情移入しかけていたのだが作中のキャラクターである二宮文弥という存在が
作品を追いかけていくにつれてストレスにしか感じなくなってきて
見終わったときにはこのキャラクターがいる必要性は無いなと感じました。
(千葉さんと付き合う展開も強引で冷めました)

あと原作を読んでいない人はいきなりアニメから見ると
誰が誰なのか混乱すると思います。(作中でそれぞれのキャラクターの詳しい説明がなくどんどん進みます)
事前に公式サイトなどでキャラクターの相関図と名前を確認して見る事を
オススメします。

投稿 : 2014/12/03
閲覧 : 277
ネタバレ

ゆき。  さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

街中の街路樹で。

街中の街路樹、周りを見渡すと水彩画のような鮮やかな風景が広がっています。
その場所に、年若く見た目も幼い少年がいました。見た目は、童顔でふんわかとしていて可愛らしい。髪は、ミルクチョコレートのように茶色く、甘たっるい雰囲気も醸し出しています。名前は、二鳥修一。
その少年にはひとつの悩みがありました。思春期の男子が抱く普通の悩みとは違う独特の悩み。それでいて、どういう悩みか説明しようとすると、上手く説明が出来ない酷な悩み。まるで、生まれたての子羊が親を見つめて、何かを伝えようとするもどかしさを感じます。
彼は、女の子の衣服を身につけたかったのです。でも、それは、悩みの本質的な部分でしかなく、彼は女の子になりたいのか、それとも女の子の衣服をまといたいだけなのか、自分の気持ちに気づけないでいたのです。
その悩みは深刻で、お姉ちゃんの洋服を見るだけで、女装してみたいと云う気持ちは強まるばかり。ついには、その洋服を着ようと思って、手を伸ばします。
触ってみると、ふわふわしてて本のちょっと気持ちが良い。ぽかぽかとした感覚が体全体を覆って、自分の心が温まるようで...。
彼はゆっくりと可愛らしく、その衣服を身にまといました。鏡を持ってきて、自分の姿を見る、なんだかちょっと落ち着く。そういうエキセントリックな行動を何回も繰り返していました。
そんな彼ですが、男の子になりたい女の子、よしのちゃんに出会うことによって、自分が女の子になりたいのではないか、という疑問を抱き始めます。今までのモヤモヤが晴れるかのように、また自分の内面にあったものを吐き出すように、彼は胸のうちに秘められた願望を理解するのです。
でも、途中で、自分の気持ちが分からなくなります。「僕は、女の子になりたいんだよね、でも、本当にそうのかな。本当は、女の子の衣服を着て、弱い自分を隠して、満足したいだけなんじゃないだろうか」という天使と悪魔のような、彼の二つの思考が、頭の中をぐちゃぐちゃに掻き乱してしまいます。心の葛藤は激しく、劇の最中でも、その劇の脚本を書く過程でも、彼はうちに秘められた思いに振り回され続けるのでした。
そんな二鳥くんが心を悩ませる最中、よしのちゃんが、学校に男装をして登校してきました。二鳥くんは、よしのちゃんが男装をしている姿を見て、ついに自分の気持ちを抑えられなくなって、胸のうちに秘められた思いを爆発させます。その翌日、彼は女装をして学校に登校します。周りから見ると、分かっていた人もいるものの、ほとんどの人が知らなかったので、かなり衝撃的な出来事だったみたいです。その出来事の後、彼を避ける人も多く、気持ち悪いと罵る人も大勢いました。彼女とも、当然、別れを告げられます。
この出来事は、彼にとってショッキングな出来事だったでしょう。実際、その後、彼は不登校になり、土沼に吸い込まれるような、抜け出せそうにない精神的なダメージを受けます。友人に元気づけられて、再び登校は出来るようにはなりますが、心にしこりを残したままでした。
声変わりが訪れ、ショッキングな過去が蘇るかのように、彼の記憶が精神を襲います。そんな悩みと過去を彼は、胸のうちに秘めていました。
街中の街路樹、人は混んでなく、かといって少なくもなく、暖かな空気が周りを覆っている。吹き抜ける風は、ほのかに甘い匂いがして、ちょっと気持ちいい。
ボーッとしているうちに、なんだか昔のことを思い出してしまような、そんな雰囲気が辺り一帯に広がっていました。
二鳥くんは、その鮮やかでレトロな風景をぼんやりと眺めていました。まるで、その風景が彼に何かを訴えかけているかのような、道化師よりもタチの悪い写真家の演出方法。
さて、そんな風景から、彼はあることを感じ取っていました。その風景は、全体像は綺麗にレイアウトされたような精密さを醸し出していたのですが、もっと細かなパーツを見てみると、ちょっと歪で人の手が加えられていないところがったのです。それが、彼の心の扉を開けるキーになりました。
そう。世界は謎に包まれている部分は多いですが、身近にも分からないものはあります。本のちょっと、視野を広くすれば見えること。彼は、「女の子になりたい」という気持ちに拘りすぎて、もっと本質的な何かを見失っていたのです。
それは、詳細な言葉に出来るものではなくて、イメージとして何となく分かるもの。そして、それが「放浪息子」のテーマでもあるものです。「性同一性障害」ばかりに目を取られていて、見落としていたもの。というか、そもそも、二鳥くんは「性同一性障害」ではなかったんです。思春期の視野の狭の狭さに邪魔されてただけだったんです。本当は、女の子みたいにオシャレしたかっただけなんです。それは、「二鳥くんが男の子に恋心を抱かずに、よしのちゃんも、興味を持った女の子も、全員が女の子だった」ということが証明しています。彼は、女の子に憧れていただけなんです。
そして、二鳥くんが見た歪なものは、「実はどこにでもあるもの」だったんです。つまり、二鳥くんが見落としていた本当の気持ちというのは、誰だって一度は思い描くことだったんです。思い描いていたベクトルは違いますが、本質的な部分は同じだったんですよね。だって、オシャレをしたかっただけなんですから、そんなこと、思春期の青少年が思い描いても、おかしくないのですよね.....。









街の街路樹。夕日が昇る頃。可愛らしい女の子が微笑ましい顔しながら、ちょっと小走りで、夕日の近くまで走っていた。まるで、何かを解き放ったかのような...そんな顔で。

投稿 : 2014/08/29
閲覧 : 316
サンキュー:

7

ネタバレ

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

男ってなんだ?女ってなんだ?

あらすじはあにこれので良いかと、、、。
この作品中学校編ですが、小学校編があるみたいですね。
(アニメ化にはなってないけど)

女の子になりたい男の子、男の子になりたい女の子
こういう表現って良く考えると漠然としてますね。

思春期って心が不安定なうえに、体の変化を受け入れて行かなきゃ
ならない。もちろんそれに伴って外見での男女の認識もすること
になっちゃう。

こういう背景の中、主人公の修一は女の子に憧れます。あこがれ
って言ってもあくまで外見、つまり女装(色々なかわいい格好
をしたい訳です。)ですね。

作品中では性の対象が女の子であり、仕草振る舞いに女性を
感じませんでしたのでここではっきりはしてません。

方やよしのも同じく作中で男(あくまで外見)を意識し男の
制服で学校にきちゃったりします。この子の姓の対象も作中では
はっきりしてません。

ストーリーとしてはこの2人のそれぞれの葛藤していく姿を中心に
描かれますが、良き仲間(理解者)もいてそれぞれが悩みながらも
前向きに進んでいきます。

文化祭で催した「倒錯劇」はなかなか良かった!



まだ大人になる前の体ってはたから見れば男⇒女、女⇒男に
なっても違和感無い子はいるもんですよね。(自分のまわりにも
いました。なんかうらやましかったもんね。)

修一君みたいに、女装していてもかわいいっての、、、なんか
わかりますわ。

生理学的な男女は強制的に分類されてしまいますが、中身や趣向
を含めて考えるとタイトル通りで、、、、、、わっかんねぇー。

今でこそ色々な趣向に対し社会的に理解が進んでいますが
いずれにしても自分で壁を壊す事は相当覚悟のいる事だと思います。

ありのままでいいと言われてもねぇ、、、、、。


こんなことで深く考えさせられるとは思いませんでした。
なかなかの良作でした。

投稿 : 2014/08/18
閲覧 : 241
サンキュー:

19

ネタバレ

蓬(Yomogi) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

凄い、素晴らしい。今期で一二を争う完成度。
元々の原作も繊細な作風だと思うが、今回のアニメは極上の仕上がりだった。

あおきえい監督は前作の喰霊ー零ーの際、今後が楽しみな監督だと感じていたけれど。
アクション以外も実に器用にこなす!これは凄い!
今作の主人公は男の子ではあるが、完全に少女漫画の文法で描かれている。
登場人物の感情の機微を見事に描きだしていた。

作画は完璧、特に彩色についてはエアブラシを多用した斬新なもので作品世界を完全に構築していた。
また色指定についても淡く色あせた色彩をデリケートに配置しており、まるで懐かしい記憶の中に紛れ込んだようですらある。

また演技については主人公の似鳥くんを演じた畠山航輔は一聴に値する。
変声期まえのうわずったような揺らぎのある声質に、女の子とも男の子とも取れないふわふわした演技。
この作品の配役は全体的に落ち着いたリアリティのある演技を要求されたと思う。
音響監督は作品の方向性をよく把握していたと思う。

一番良く感じたのは時間のコントロールだと思う。
キャラクタは派手な演技は全くしないのだが、そのかわり瞬きを沢山する。
繊細な表情と瞬き、それに空間を満たすような情緒的な音楽。
全てがあいまって泣きたくなるような空気感を作り出していた。

思春期って確かにこういう感じだった。
不器用で些細なことに本気で悩んで。
二度と経験できないからこそ愛おしい。

あおきえい監督の卓越したセンスを思い知らされる傑作だった。

投稿 : 2014/04/13
閲覧 : 251
サンキュー:

0

ネタバレ

神崎凛 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素晴らしいの一言!!!

放送されていた当時は別にこれは観なくていいかなって思っていました。(あの頃の自分を殴りたい)
でも評判が良かったから視聴してみたところ、神作じゃないですか....。

女の子になりたい男の子と男の子になりたい女の子をメインとしたお話。作画の雰囲気はやわらかい感じでほんわかしているのに重いシーンや緊張感のあるシーンでは観てるこっちが心臓バクバクなってしまう。

二鳥くんは本当に可愛らしくて女装したシーンは本当にただの女の子。もちろん、高槻さんも凄くかっこいい。二鳥くんは気弱そうな感じなのに以外と堂々としてて、男らしい部分もあってそこがまた良いと思いました( ´∀`)

{netabare} 女の子の格好をして学校に通いだした時は「やめとけ...やめとけ...っ」って何度も思ってしまったけど、先生の前に現れた二鳥くんはやっぱり凄く可愛くて、「あ、これ大丈夫なんじゃね?」と思ってしまったけどやっぱり周りにからかわれてしまって10話の前半は観ててつらかった...。{/netabare}

何てうかスタッフの本気を色んなところで見れた気がします。特に10話は本当は2話分あったのを編集して1話にまとめたと思えないほどの出来で、それを知ってもやっぱり違和感がなくて凄いと思いましたw

{netabare}二鳥くんはてっきり高槻さんと絶対に付き合うと思ってたので最後はちょっと意外な展開。でも安那ちゃんも凄く可愛いから良かったのかも。{/netabare}


千葉さんも冷たい性格だけど可愛い面も持っていて凄く好きなキャラです!!!

原作が昨年最終回を迎えたらしいのでぜひアニメの続編を希望したいです!!!高校生になったみんなが観たい!!

投稿 : 2014/03/13
閲覧 : 275
サンキュー:

13

ネタバレ

☆渚☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

放浪息子

簡単に言えば
男装女子と女装男子の物語?かな?

キャラが個性的で面白かった。
「女子が男装して学校に来てるんだから
 僕も女装して学校に、、、」
なんてありえん!

実際に学校で見てみたいな^^

私はそこら辺が疎いみたいで
男装してるひとも
女装してるひとも
普通に友達にいるから何とも思わないけど
じっさいどうなのかな?

投稿 : 2014/02/27
閲覧 : 234
サンキュー:

0

ネタバレ

あんこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

好きです

こうゆう、一般人受けしないのが本当にいい。
主人公の子女の子みたいで可愛い!
自分と葛藤するかんじ、誰もわかってくれない感じ、誰もわからなくていい、私は私の生き方をする!したい!でも他の人の目が気になる、すごいすごいわかる!

投稿 : 2013/11/24
閲覧 : 228
サンキュー:

0

ネタバレ

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作を

読みたくなる作品です。

投稿 : 2013/11/23
閲覧 : 264
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

見終わった後の爽快感たるや。
だけど何故か胸が苦しくもなる矛盾。
素晴らしい作品だと思う。
背景は美しく言葉に余計な飾りがない。
だけどその言葉に伝える物がこれほどまでもかと言うほどにたくさんある。ありすぎて両手では支えられない。
女の子になりたい男の子と
男の子になりたい女の子。
一見単純な恋愛の物語かと思いきや深いメッセージ性が溢れていた。
二鳥、高槻、千葉の複雑な人間関係とまこちゃんとの友情。
あんなちゃんとの展開も意外だし、土居くんの中学生っぽさよ。
お姉ちゃんと瀬谷くん、ゆきさんとしーちゃんの関係はなんだかほっこりした。
二クールとか、もっと話が続いたり細かく描かれていても中だるみせず観られたと思う。
絵の綺麗さだけでなく見た後に大事なものを教えられる最高の作品だと感じた。
原作もぜひ読んでみたい。

投稿 : 2013/09/23
閲覧 : 173
ネタバレ

まいちー☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

テーマがテーマなので

なんとなく構えて見始めましたが
なんだかとても見やすかったです。

女の子になりたい男の子と、男の子になりたい女の子。
二人を軸にしていますが周りの登場人物も魅力的だったし
悩みながらも主人公が進んでいく姿が良かった。

現実ではこんなに上手くはいかないんだろうなーとは思ってしまうが、なんとなく観終わった後に暖かな気持ちになれる気が。
良い作品だったと思う。

投稿 : 2013/02/17
閲覧 : 252
サンキュー:

3

ネタバレ

turn999 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

誰もがくぐるこの気持ち……

第二次性徴期真っただ中の中学一年生。
保健の教科書的には男女の境界・違いが、外面的にも内面的にもできてくる時期だとされます。
お互いを男と女とみはじめ、彼氏(カレシ↑)・彼女(カノジョ↑)をつくったり、セックスを意識します。


女 の 子 に な り た い 男 の 子 、 二 鳥 修 一
男 の 子 に な り た い 女 の 子 、 よしの


一般的に”男女の境界ができる”といいますが、「男女の境界は動いている」のほうが合っているのかもしれませんね。
その激しい動きの影響を受けて「自分ってなんなんだ?」主人公にとりんなら「男ってなんなんだ?」と葛藤する中学生を描くのがこの『放浪息子』。

たまたま、にとりんは”性別”に悩んだだけであって、土井くんのように人付き合いに悩んだっておかしくありません。みなさんだって、家族、血縁、お金、異性、同性、勉強、転校、病気、死別、ルックスなどなどで、悩んだり劣等感をもったこと、一度や二度じゃないですよね?(笑)わたしは数えられないほど味あわされた!!

この作品は中学生タイムリーな感情をあつかっているので、わたしには「そうだったなぁ…」としか今はもう感じれません……。中学生がこれをみて、どう感じるのか聞いてみたい気もします。(女装!オカマ!とか返ってきそうだけど ^^:)




ちなみに聖書に「放蕩息子のたとえ話」というのがあります。
補足ついでに、どうぞ♪

” ある人に息子がふたりあった。弟が父に、『おとうさん。私に財産の分け前を下さい。』と言った。それで父は、身代をふたりに分けてやった。 それから、幾日もたたぬうちに、弟は、何もかもまとめて遠い国に旅立った。そして、そこで放蕩して湯水のように財産を使ってしまった。何もかも使い果たしたあとで、その国に大ききんが起こり、彼は食べるにも困り始めた。それで、その国のある人のもとに身を寄せたところ、その人は彼を畑にやって、豚の世話をさせた。 彼は豚の食べるいなご豆で腹を満たしたいほどであったが、だれひとり彼に与えようとはしなかった。しかし、我に返ったとき彼は、こう言った。『父のところには、パンのあり余っている雇い人が大ぜいいるではないか。それなのに、私はここで、飢え死にしそうだ。立って、父のところに行って、こう言おう。「おとうさん。私は天に対して罪を犯し、またあなたの前に罪を犯しました。 もう私は、あなたの子と呼ばれる資格はありません。雇い人のひとりにしてください。」』こうして彼は立ち上がって、自分の父のもとに行った。ところが、まだ家までは遠かったのに、父親は彼を見つけ、かわいそうに思い、走り寄って彼を抱き、口づけした。息子は言った。『おとうさん。私は天に対して罪を犯し、またあなたの前に罪を犯しました。もう私は、あなたの子と呼ばれる資格はありません。』ところが父親は、しもべたちに言った。『急いで一番良い着物を持って来て、この子に着せなさい。それから、手に指輪をはめさせ、足にくつをはかせなさい。 そして肥えた子牛を引いて来てほふりなさい。食べて祝おうではないか。 この息子は、死んでいたのが生き返り、いなくなっていたのが見つかったのだから。』そして彼らは祝宴を始めた。 ”
新約聖書 ルカの福音書(15:11~24)より引用。

投稿 : 2012/12/09
閲覧 : 262
サンキュー:

2

ネタバレ

(ΦωΦ)華菜* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

難しい作品でした(´・ω・`)

この問題は"アニメ"っていうだけで片付けられない何か別の問題があって、なかなか評価しにくいと感じました。

まず、原作は小学校→中学校→高校と続くみたいですが、
アニメで描かれているのは"中学校"時代でした。
小学校のエピソードは回想として現れるので、実際登場人物に何があって、その繋がりが出来たのか謎のままでした。
それは尺的な意味なのか、[原作を読め]という事なのか意図が全くわからなかったデス。

そして作中には"性同一性障害"の問題が描かれています。

私はそういった気持ちになった事がないので、
リアルに描かれているのかハッキリわからないですが、
思春期ならではの"性同一性障害"の問題をピックアップしているんだと思われます。

しかし、これは一般的に観ると、
なかなか理解し難い部分があって、観る人によってはアンチ的な評価をする人もいると思います。

ギャグ要素はなく、ずっとシリアスな感じで、
時々昼ドラ的展開もあったりします。

そして、主人公のしゅう君は作品の中で、
女の子と付き合います。

これはどういった意図で付き合ったのか、
原作を読まない限り難しく、アニメだけでは何も理解する事が出来ませんでした。

難しく作りすぎているイメージがデカイです。

私は、批判はしませんが、
これを良し・悪しで評価するのは難しく感じると思います。

主人公のしゅう君は結局、女装が趣味の子なのか、それとも女性を目指す子なのか・・・。

男の子になりたい、高槻さんは恐らく男の子に本気でなりたいと思っている子だと思いますが、その子の恋愛などが描かれていなかったので、実際どうなのかわかりません。
(個人的にさおりちゃんの事が好きなのかな?と思ったりしましたが・・・)

少し気になったので、原作を読んでみようと思いました。

私は性同一性障害の人たちに何の偏見もありません。

実際兄がニューハーフなので。

しゅう君の家族の気持ちなどはわかるようなわからないような。

だからこそ評価しにくいです。

単純にアニメとして楽しみたい方には、おすすめは出来ませんが、こういった問題に向きあおうと考えている人には良い作品なのかもしれません。

投稿 : 2012/09/13
閲覧 : 244
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4

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サクマ式ドロップス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

倒錯劇
私にロミオを
お母さんが来て帰っちゃった
あと僕 お前のこと嫌いなんだ

投稿 : 2012/08/19
閲覧 : 215
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Horun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

謎の感動

全体としては、ほのぼの進んでいくのですが
三角関係など修羅場じみた場面もありますw


各キャラの気持ち
また、それに答えようとしつつも分かり合えない
人特有の気難しさなどがあり
伝わってくるものが多い作品でした。

投稿 : 2012/08/05
閲覧 : 252
サンキュー:

1

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作読んでないと

原作を読んで見ないとちょっとついて行きにくいのかなぁと思う作品。作画は世界観にあっていて好印象。原作が未完なので終わり方に消化不良有り、二期希望。

投稿 : 2012/04/05
閲覧 : 206
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デュフフ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白かった

Q.また見たいか?
A.時間があればまた見てもいい

投稿 : 2012/03/28
閲覧 : 256
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3

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ねいむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

あくびが・・・

取り扱っている題材自体は嫌いじゃないし、プロットもわるくない・・・けど、とにかくテンポがのんびりであくびがでてくる。そのうち慣れては来るけど、それでもやっぱりもう少し短縮できなかったのかと思ってしまう。

あと、キャラに魅力をあまり感じなかった。

全体的にまぁまぁでした。

投稿 : 2012/02/17
閲覧 : 260
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kain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

この辺りから「おとこの娘」が当たり前になってきましたね。

主人公と他のキャラとの からみも 自然で良かったし、こういう話なら これからも作っていってほしいです。

投稿 : 2012/01/23
閲覧 : 298
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4

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eshalote さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

人による

学園物だがとっても現実に近い。ほかの作品に比べると起こるイベントとてもショボイ。女装は本編にあまり関係ない。

投稿 : 2012/01/07
閲覧 : 235
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たむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

共感できた  別に女装とかの意味ではなく

当時中学生だったぼくにはとてもきもちのわかるはなしでした

投稿 : 2012/01/04
閲覧 : 292
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2

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norimeru さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

むつかしいテーマと思いましたが・・

観始めたのは、とてもきれいなOPにひかれたから。OP曲(いつだって)がよかったのに加え、アニメーションが工夫を凝らした出色の出来で、こりゃ観てみましょと考えたわけです。

で、実際観てみると、当初微妙な問題を感じた作品でした。

原作を知らない悲しさです。小学校時代のエピソードなしで話が始まったので人間関係がつかめません。全体を通して考えれば大きな問題ではないのかもしれませんが、原作のある作品では少し考慮していただきたいところです。

正直に言えば、すこし挫折しかかったこともありました。それでも、不思議と魅入ってしまいました。

性同一性障害というテーマで、しかも中学生ぐらいの描写はとても難しいものだと思います。女の子になりたい男の子と、大人の女性になるのを受け入れがたい女の子(私的には高槻さんは、「男の子になりたい」というよりはこういう風に受け取れました)、それを取り巻く友人、家族や学校の関係を、上手に扱ったと思います。女装で登校したあと、コンビニへ行ったときのお父さんの態度、なかなかでした。

修一は女の子になりたいし、女の子の格好もしたいけれど、どっちつかずのように思え、それが観ていてもどかしかったところです。しかし、実際にセーラー服で登校してしまったあとから、むしろ自分のことを自覚したのでしょう。

少しでも自身がしっかりしたからこそ、困惑していた周囲もその事実を避けないでつきあうようになりました。最終話の学園祭、声変わりを自覚してそれでも前向きでいる修一と、倒錯劇を通して疎外感が少なくなった周囲との描写はなかなかだったと思います。

水彩画風といっていいのでしょうか。とても明るい(意識的に露出過多に表現したのかも)色調で、丁寧に作られた印象です。

素材や進行に好き嫌いはあるかもしれませんが、しっかりとテーマを見つめて作られた作品だったと思います。私的な感想は「よかった」と言えるものです。

投稿 : 2011/11/12
閲覧 : 297
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9

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Lightning さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

悪くない

ジャンルは何になるんだろう?ラブコメ?いや、違うかな。
萌えるアニメでもないし、癒しを求めるものでもない。
一応、恋愛ものになるのかなぁ。よくわからん。
主人公は女の子になりたい男の子。
変わった子はその子だけかと思いきや、男の子になりたい女の子もいれば、男が好きな男の子や、たまに男装する女の子や、主人公をかわいいと思いつつ好きな女の子など色々。
結構話はまとまっていて良かったと思う。
キャラもそれぞれ個性がしっかりしててわかりやすかった。

投稿 : 2011/11/04
閲覧 : 282
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3

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偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

観る人を選ぶアニメ(75点)

全11話。(BD版は12話?)
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:75点
アニメ系統:学園青春物

「女の子になりたい男の子」である二鳥修一
「男の子になりたい女の子」である高槻よしの
そんな2人の心の葛藤と仲間達との心の触合いやすれ違いを
描いているアニメ。

性同一性障害がテーマなのかなと思うのだが、
そんな結構重めのテーマのため、
観る人によっては嫌悪感をいだくのは否めないかと思う。
私自信は嫌悪感はなく、むしろ回りの友達などの心情の動きなど
非常に面白く興味深く視聴できた。

しかしながらちょっと分からなかったのは修一。
結局、女装をしたいだけなのか?本当に女の子になりたいのか?
アニメの中盤から最後にかけ、どうも微妙なニュアンスで終わった感じがする。
個人的には結局ただ女装がしたいだけに感じてしまった。

見ている途中では女の子になりたいが、周りの目もあり
どうすればいいのかに悩み苦しみながらも
女の子になりたいという方向かと思っていたので
少々拍子抜けしてしまったのが正直なところ。

原作はこの後の高校もあるみたいなので、実際違うのかもしれない。

キャラデザは悪くはないのだが、
少々キャラの見分けがつきにくいところがあるのが難点。
作画はパステル調でいい雰囲気を出していて良かった。
また、音楽もそんな雰囲気にマッチしていて○。

全体的にはなかなかの良作といった感じ。
かなり観る人を選ぶアニメではあるものの
重いテーマが好きな方なら観てみて損はないだろう。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

あんなちゃん可愛すぎるだろ。

投稿 : 2011/10/06
閲覧 : 592
サンキュー:

18

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STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

純文学の小説を読んだような感覚

 原作は未読。
 作画に関して、パステル水彩画のようなタッチが印象的。加えてピアノを中心としたBGMも絵に非常に合っている。
 ストーリー、キャラ、演出、作画、音楽のバランスがとにかく良く、最後までそれがぶれなかった。
 中学生の日常を舞台に主人公である二鳥の成長を描いた作品。結局、大人への一歩を踏み出しつつも、彼の好きな女装癖を自己のアイデンティティとして持ちつつある終わり方は満足できるものであった。
 各キャラクターも個性的でありつつ、リアリティも持ち合わせており、非常に魅力的だった。
 後半からは二鳥を中心とした少数の人間にスポットライトが当たってしまったが、本当は他のキャラクターももっと掘り下げてほしかったところ。こればかりはちょっと尺が足りなかったかな。
 尺と言えば、原作は小学生時代から始まっているようで、この作品において小学校時代の出来事は過去回想や現在の会話の中で盛り込んでいたが、それでも若干説明不足の感があった。
 内容的にも2クールでやるべき作品だったように思える。

投稿 : 2011/07/15
閲覧 : 480
サンキュー:

5

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いみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

話は深い

重いと言っていいかな

それを優しい絵がうまく中和してる感じ
女装したい中学生の日々の生活をたんたんと描いてるので
盛り上がりには欠けるけど、それがいいんですな

投稿 : 2011/03/20
閲覧 : 493
サンキュー:

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放浪息子のストーリー・あらすじ

「女の子になりたい男の子」二鳥修一はその気持ちを押し隠していたが、あるときクラスメイトのさおりに女装しているところを見つかってしまう。以前から修一に好意を持っていたさおりは、それから修一に積極的に女装させるようになるが、今度はよしのにも女装がバレてしまう。しかし、よしのは「男の子になりたい女の子」だった。(TVアニメ動画『放浪息子』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年冬アニメ
制作会社
AIC
主題歌
≪OP≫ダイスケ『いつだって。』≪ED≫Rie fu『For You』

声優・キャラクター

畠山航輔、瀬戸麻沙美、南里侑香、南條愛乃、千葉紗子、豊崎愛生、井口祐一、水樹奈々、堀江由衣、松岡禎丞、水原薫、中井和哉、藤原啓治、本田貴子

スタッフ

原作:志村貴子(エンターブレイン『月刊コミックビーム』連載)、 監督:あおきえい、シリーズ構成・脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:牧野竜一、メインアニメーター:サトウミチオ、美術監督:伊藤聖、美術設定:児玉陽平、小物設定:松本昌子、色彩設計:大内綾、コンポジットディレクター:加藤友宜、3D:サンジゲン、オフライン編集:右山章太、フォーマット編集:ソニーPCL、音楽:神前暁/岡部啓一、音楽制作:アニプレックス/フジパシフィック音楽出版、音響監督:明田川仁、音響効果:中野勝博、録音調整:根岸信洋、音響制作:マジックカプセル

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