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「天使のたまご(OVA)」

総合得点
62.6
感想・評価
91
棚に入れた
421
ランキング
4693
★★★★☆ 3.4 (91)
物語
3.2
作画
3.9
声優
3.1
音楽
3.5
キャラ
3.2

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天使のたまごの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「ポストモダン」アニメ

「あにこれ」ではやはり不評(笑) やたら難解で暗く澱んだ雰囲気が昨今のアニメファンにはウケが悪い。

しかし、この作品が発表された1985年当時、制作関係者が試写でこの作品を初めて観て青ざめたそうで、理由は「全く売れそうにないから。」だそうだ。この期、押井守は「パトレイバー」で復活するまで業界を干されて冷や飯を食う羽目になる。

この「天使のたまご」は難解ではあるが、デヴィット・リンチ監督作品やヒッチコック、キューブリックなどの映像派の作品を見てきた人にとってはさほど苦にはならないだろう。

この作品で思い出すのはアメリカの画家エドワードホッパーの「ナイトホークス」やイギリスのロマン派画家ジョセフターナーの絵画であり、印象派やシュールレアリズムの絵画類である。つまりは「ポストモダン」だ。

「ブレードランナー」の話をいつもしているが、退廃的な世界観と善悪のはっきりとしない人物像。暗いモノトーン調で、宗教的衒学的な雰囲気は「ポストモダニズム」の特徴であり、村上春樹の小説のような一人称で周囲がぼやけてはっきりとしない印象を与える。

元々は1930年代のハリウッドノワール映画や「カリガリ博士」や「フランケンシュタイン」などのホラーでお馴染みドイツ表現主義が源流にあり、当たり前だがそういった映像に造詣が深い押井監督が知らないわけないのだ。わざとやっている。

普段、アニメのしかも娯楽作品しか見ない人にとっては何が何やら知らんこっちゃないだろうが、そういう芸術に触れてきた人間にとってはまさか「アニメ」でこういったことが許されるなんて思いもよらないことだろう。

現在の制作体制じゃまず作られない貴重な映像作品である。

投稿 : 2022/09/04
閲覧 : 612
サンキュー:

20

ネタバレ

kazz さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

押井沼への試金石

まっっったく分からない。
けど何か意味ありげ。
そんな意味を追ってネットを駆けずり回った青春時代。
気づけば立派な押井信者になっていました…。

押井熱病もだいぶ治りつつある今でも本作が忘れられないのは映像として印象的なシーンが多いからだと思います。
機械仕掛けの太陽、たまごが無くなって青ざめる少女、少女の吐いた気泡が無数のたまごとなって浮かび上がる水面の描写

そんなシーンをふと思い出してはまた観たくなってしまうのです。

投稿 : 2020/05/23
閲覧 : 231
サンキュー:

5

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

眠りたいときに

難解ではないと思うが、最初から最後まで、何を描いているのか分からない。ひたすら不思議な雰囲気に不思議な登場人物。ほとんど会話は無い。
何かの曲のPVとかなら話は分かるが、これを1時間以上はさすがにキツイのでは。でも私はこんな雰囲気が好き。
ゆっくりお酒でも飲みながら、この作品を見ながら眠りたいね。

投稿 : 2018/04/29
閲覧 : 354
サンキュー:

12

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

who are you?

原案・監督 押井守
キャラデザ 天野喜孝
1985年 71分

あらすじ
あってないようなものw
これは人それぞれな感想を抱くと思う。
難解だとか、意味わからないとか。
考察してみたり感覚でみたり、感じたもの考えたものでいいのだと思う。
自分の感想は後ほど書くとして…

天野さんって以前から、ビアズリーや
アーサーラッカムの影響凄く受けてるっぽいよねと思っていた。
最近はそれにクリムト追加かなーって。
アーサーラッカムとか、テニエルとかあの辺の時代の模写を
かなり書いてたので、おおよそでなんとなく…そう思いました(;´∀`)
あ、嫌いじゃないよ!好きだよ!FFやってるし、尊敬もしてる。
天使のたまごは、今の天野さんの画風確定前の絵柄って感じ。
球体間接人形作家の恋月姫さんの人形の表情なくした画風と書けば伝わるかな。

作画自体は古いと思う。
会話はほぼないと言って問題ないくらい少ない。
モノトーンで建造物の退廃的な感じが素敵。
アーサーラッカム風な色使いを暗くした感じ。
ランプの緑がいい色してる。

さて感想。
こういうの嫌いじゃないので難なく観れたけど
眠くなる人もいるだろうなと思いながら見てました。

私の解釈ですが、少年と少女はアダムとイヴで
存在していた場所自体がノアの箱船。
卵は処女性の証で少年は飛び立った鳥はもう帰って来ない事を知っている。
少女は卵を抱いて夢を見続ける幼子。
いつか鳥は帰って来ると信じて待ってる。

少年が卵を割る→処女喪失→幼子から成長→水の泡は子供
夢を見ていた卵の中には何もなく現実を受け入れた。

鳥が帰ってくるのを待っていたけれど
随分時間がたって化石になってしまった。
少女もそのうち化石となり少年がただ残る。
でも、その前に卵ボコボコ(子供ボコボコ)あったから
子孫繁栄これからすんのかな?って解釈。
もしかしたら卵の中、何もないかもしれないし。

自己存在の概念のお話とも受け取れるし。

「あなたはだあれ?」

「いるよ、ここにいるよ」

などの会話の下りをついばむとそう捉えても面白い。

雰囲気楽しみたいな♪
考察したいな♪
って感じの人向けなアニメかと。

嫌いじゃないけど
哀しみのベラドンナのインパクトの方が強くて
こんな感想になりました(;´∀`)
かなり前衛的で難解な作品で人を選ぶのは間違いなさそうです。

投稿 : 2014/10/02
閲覧 : 265
ネタバレ

sinsin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白くないけど…。

【良い点】天野喜孝氏のビジュアルセンス。読み解く楽しさ。音楽。

【悪い点】難解で独りよがりな点。

【総合評価】この作品は、ノアの大洪水により滅びた世界で、沈んでしまった大陸有り無しを確かめにいった鳥を待ち続ける、ただ一人ノアの箱舟で生き残った少女の物語である。
押井監督が言うには、「鳥」は、「命」だそうだ。
少女は、その帰ってくるかもしれない鳥に対して、まだ世界は、滅びていないとゆう希望的観測、つまり世界に対して夢を持っている。つまり実際は、海の中に世界は滅んでしまったが、少女は世界はまだ滅びていないと思い込んでいる。
その、鳥を待つ少女の夢の世界に救世主、少年が現れる。

そんな、天使のたまごの世界観。
ノアの大洪水により滅んでしまった世界=現実。
対比
鳥=命を待ち続ける少女=希望的観測に基づく夢。
少女は、ずっとノアの箱舟の中で命の夢を見続ける。滅んでしまった絶望的な、命のないの世界で、鳥=命の帰ってくるのをずっと待っている。

テーマとしての天使のたまご。
少女の持つたまご=鳥が生まれる可能性=少女の夢の世界。
対比
少年の持つ十字架=男性の持つ道具=男性の性器=世界を壊す武器。
劇中では、男性の性器の形をした戦車が登場する。それで、男性の性器から世界を滅ぼす武器に転化できる。
少年は、手に持つ十字架で少女の夢であるたまごを割ってしまう。自分の夢ばかり見ていて外の世界を見ようとしない少女に、現実の世界を見せるためである。そのこと自体、男女の性交を象徴している。十字架は、救世主とゆう意味と、少年がその罪を背負っていることを象徴する。
なお、劇中で登場する魚は、押井監督が言うには言葉を意味するとゆう。劇中のセリフで少女が言うには、「魚なんかどこにもいないのに…」から魚は、「幻想の言葉」と転化できる。
つまり、劇中で巨大な魚の影を追っている人達は、偽りの言葉を信じている人達を表現している。つまり、情報化社会に踊らされている現代人を、象徴していると思われる。
少女は、そんな人達とは違いあくまでも、個人的な夢を見ているとゆうことだ。
以上のことからテーマは、「自己を制限し縛っている夢、呪縛からの開放」つまり、簡単に言えば「心を解き放て」だと思う。
少年は、少女の心を解放することで少女の可能性を、広げようとする。

シーンによっては、微妙なところもあったが、作画によるその繊細な表情は素晴らしい。
天野喜孝氏アートディレクションの、センスのある高密度ディテールの背景画は、不思議な存在感、リアリティがある。
海に沈んだ幻想の世界を巧く表現し、押井監督の要求以上の仕事をしたと思う。
レイアウトは、引き気味に遠くからキャラクターを映し、背景と世界観を強調した演出。
見ごたえがあり、評価、解明するのが楽しい作品。音楽も良くマッチしていた。アニメの域を超えた芸術作品。

投稿 : 2013/08/05
閲覧 : 386
サンキュー:

2

ネタバレ

あややん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

すさまじい世界観

作画は細かく繊細ですごく綺麗でしたが、まぁーよくわからないww
少女が青年と出会うまでほとんど(というか全く)台詞がありません。

少女がなぜ卵を持っていたのか、どこで手に入れたのか全くわかりませんwそんな状態でこの話はスタートします。

終始盛り上がりもなく淡々と進んでいきます。

ですがそのなんとも言えない独特な世界観に引き込まれていきます。私もその1人ですw

好き嫌いはっきり分かれそうな作品ですが、作画はとにかく芸術と言えるほど綺麗ですので是非!

投稿 : 2012/12/18
閲覧 : 356
サンキュー:

1

ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

押井監督から投げかけられた挑戦状

押井守監督が天野喜孝氏をアートディレクターとして迎え、
旧約聖書の『創世記』に記述されている「ノアの方舟」を
監督独自の解釈によって創り出された物語をベースに、
まるで視聴者へ宿題を投げかけているような作品です。

天野嘉孝氏の絵の幻想的な雰囲気そのままの、大人のためのファンタジー。
こういった作品はかなり好みですが、観終えてからしばらく考え込みました。
あれこれ討論したり調べたりするのは楽しいけれど、
ここまで深く考えさせられた作品は久しぶりでした。、

登場人物は・・・

廃墟の町に独りで暮らす、大きなたまごを抱いた幼い少女と、
どこからともなく現れた、十字架のような武器を持った少年、の2人のみ。

セリフらしいセリフは開始後45分くらいしないと登場しません。
それでも、説明的なことは一切語られないまま進行していきます。
が、2人が出会って行動を共にしている時に登場するあれこれや会話で
ほんの少し、言わんとしている輪郭が見えてきました。
でも終始、深い意味がきっとあるであろうさまざまな映像が、
闇にも似た空間の中、やや宗教的な音楽とともに次々と続きます。

自分がこの映画を観て真っ先に感じたのは、今は亡きソビエトの映画監督 
アンドレイ・タルコフスキーの撮る映像と似通ってるなと。
極力少ないセリフと登場人物。
長回しを多用した上に動きの少ないカット。
そして最大の特徴である「水」や「雨」の、様々な視点から捉えた描写。

押井監督の言葉を借りれば、「単純な男と女の物語」とのことで、
「たまごの中に何が入っているのか」という点が見所だそうです。
でもきっと、答えはひとつではない気がします。

物語の中の少女は、たまごはちゃんと孵るのだと信じており、
愛しそうにたまごをみつめ抱きしめている様子からは、
なんとなく母性の芽生えを感じさせました。

もしかしたらこの物語は、命を産み出す胎内を持つ「女」が
命を創り出す源を持つ「男」と出会い、
彼は彼女のそれまでの幻想(化石のような卵)を破壊して現実を見せつけ、
彼女を真の母体として新たな卵を生ませる話。ということなんでしょうか。

しかしそこには、まったく「愛」を感じることができませんでした。
それまで孤独だった2人が出会っても、恋をするわけじゃなく、
恋どころか、ただの通りすがりでしかないほどの感情しか見えませんでした。
自分がこの作品を観て、一番腑に落ちない点はおそらくそれです。

それと、この物語・・・
後半で冒頭のシーンに繋がるということは、
少女と少年の出会いと別れのシーンは回想だったってことになりますよね。

そう思うと、なんとなくパズルのピースが埋まっていきそうな気がするのですが
でもきっと、解釈は観る人の数だけあるのでしょうね。

あらすじを書くほうがネタバレになりそうなので、
これは押井監督の夢想の中なんだと仮定し、
登場するあれこれをキーワードとして、
ユングの分析心理学とノアの方舟についての記述から、
この物語の全容を推察していくほうが、見えてくるものがあるかなと
以下のとおり分析してみました。

観ていない方には「何のこっちゃ?」な内容ですが、どうかお許しを。。

-----------------------------------------------

〔廃墟〕や〔化石〕は、いずれも死。 

〔鳥〕 自由 逃避 巣立ち
    その卵ということは、まだこれらが叶えられてないということ。

〔鳥の化石〕自由の喪失 魂の窒息

〔魚〕 富や名誉
    その魚が幻として影のように描かれており、
    人々が魚狩りを競っているということは、
    幻の富を追い求める人間の愚かさを表現しているのではないかと。

〔卵〕 生命のシンボル

〔水〕 飾りのないありのままの姿の象徴 生命力を培う源

〔雨〕 涙を流す象徴 鬱積した感情を洗い流すという表現。

〔天使〕純粋で慈悲深くありたい象徴 死に対する恐れや母親のシンボル
    少女はこの「天使」になりたかったのかもしれないです。

〔洪水〕感情の荒れ 憎悪や悪意などのマイナス感情の象徴
    ノアの方舟についての記述どおり。

〔湧き水〕自分の希望が叶うという象徴

〔泉の水を飲む〕自分自身を肯定する欲求の高まりの象徴

〔太陽〕活動のエネルギー 生命力 精力のシンボル



《A》創世記による記述
地上に増えた人々が悪行を行っていることに神は怒り、洪水で洗い流した後、
ただ一人神と共に歩んだ正しい人であったノアに、方舟を作るよう命じ
完成後の40日40夜 再び洪水を起こして地上に生きているものの
すべてを滅ぼしつくした。

《B》『ギルガメシュ叙事詩』における記述によれば、
大洪水のあとすべての人間は粘土に変わっていた。

《C》『シュメルの洪水神話』(粘土板)における記述
大洪水が聖地を洗い流すだろう。人類の種をたやすために。
やがて洪水の後、ウトゥ(太陽神)があらわれ、天と地を照らした。


作中に登場する機械仕掛けの太陽は、おそらく
《C》の太陽神を意味しているのではないかと。
空が真っ赤に染まっていたのも納得できる気がします。
そして少女がたまごを持ったまま他の人々と同じ金属色の像になっていたのは、
《B》にある「粘土に変わっていた」に通じるものを感じます。
ということは、少年の正体は方舟漂着後、
何百年も生き続けているノアなのか?とも考えられます。
彼が海辺に佇んで水平線をみつめながら、
かつての大洪水前に出会ったひとりの少女のことを思い出してる?

少女が崖から落ちて水の中に沈んでいきますが・・・
あの水中での時間はかなりの年月を経た転生を表現している気がします。
さらに、たまごの中身ですが、結果的には方舟そのものだったんじゃないかと。
方舟がたまごに入ってるんじゃなく、
方舟に乗せたすべての価値ある生命という意味で。

ノアの方舟が辿り着けなかったもうひとつの場所、ということで、
これはパラレルワールドかもな・・と
ラストシーンをみつめながら感じたのだけれど、
矛盾点もまだ多く、実際のところはわかりません。

長文にお付き合いいただいてありがとうございました。


-----------------------------------------------

声の出演: 根津甚八、兵藤まこ
監督: 押井守
製作: 徳間康快
原案: 押井守、天野喜孝
脚本: 押井守
キャラクターデザイン: 天野喜孝
美術監督: 小林七郎
作画監督: 名倉靖博

投稿 : 2012/02/29
閲覧 : 939
サンキュー:

26

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

全てがメタファー、押井守の超難解アニメ

舞台は、ノアの方舟が陸地を見つけられなかったもう一つの世界
卵を持った少女と大きな剣を持った青年が出会う・・・

これほどまでに視聴者を無視したアニメは無いだろう
押井守作品の中でも、一際難解かつ前衛的。
この作品は何回も見たのだけど、まぁよく分からないw
しかし何とも言えない魅力があるのは確かで
押井守という監督は映像作家としては紛れもなく「天才」なのだろうということは
この作品でかなり感じたのも事実。

天野義孝氏の魅力的なキャラデザと幻想的な描写
その世界観は圧巻で、ただただ静寂の中で物語が進む
ただ、その物語は輪郭すらはっきりしない。
全てがメタファーなので、視聴者に投げっぱなしのアニメである
まぁ感性で見て楽しめる人は、あまり考えず見るのが良い。
というか、まぁエンタメ作品としてゴミ以下のアニメなので
芸術の嗜みとして見るなら、まぁギリギリ見れる作品w


これ以後ネタバレ推考


ノアの方舟がモチーフの作品であるわけだけども
かなり独自の解釈をしているようで、どうもしっくりこない設定もあったりする
まぁいずれにしろ暗喩だらけで詳しいことは一切不明だ

wikiによると魚は言葉、鳥は命の暗喩なのだそうだ
本当は存在しない魚を追い求める影、いない鳥の存在を信じる少女
やはり絶望的な世界の象徴する暗喩なのだろうが
もっともっと深く掘り下げられるのかもしれない

男と女の関係性が一番よく分からないところ・・・
これがおそらく最も重要なポイントの一つなんだけどなぁ
アダムとエヴァ?というよりエヴァとサタンの関係に見えてしょうがないんですよね
剣も確か悪魔の象徴だった気もしなくもないですし・・・(多分)
人間はサタンの力を借りて賢明になったという、まぁその類の話はごまんとあるわけなので、
そういう話と見れば合点がいくところもあります。
知恵を授けられた女性は、罰として妊娠の苦しみを与えられるという話があるわけでして
それもこのアニメの内容と合致するものがありますしね
となると、舞台は実は楽園だった?ということになるわけですが。
まぁ、ノアの方舟がモチーフということ考えれば、全くの的外れなのかもしれない


最も重要なポイントはタマゴが一体何を指しているのか?というところなんでしょうが
絶望的な状況においての拠り所、「希望」と見るべきでしょうか
男性がそれを打ち砕き、少女に現実を見せつけるわけで
すると少女が大人へとなり、あらたなタマゴを生み出したと・・・
この作品そのものが現実世界のメタファーであるとするならば
かなり現実的メッセージを放っている印象はあります

まぁ全て妄想でした!っていう解釈も出来るわけですがw

投稿 : 2012/02/27
閲覧 : 657

7gatsu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/03/15
閲覧 : 4

終了 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/02
閲覧 : 19

R さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/02/18
閲覧 : 11

しらす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/11/19
閲覧 : 44

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/07/25
閲覧 : 47

Assassin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 41

パラレルワールド さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:----

投稿 : 2021/04/04
閲覧 : 52

きすぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/08
閲覧 : 42

nana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/05/14
閲覧 : 55

▲猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/12
閲覧 : 59

LAyqh93438 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/09/09
閲覧 : 82

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/08/10
閲覧 : 79

とぅってぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/06/23
閲覧 : 87

AKIRA777 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/05/29
閲覧 : 92

Pot8Os さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/11/05
閲覧 : 99

ナポリタ~ン さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/09/08
閲覧 : 76

ひよりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/06/10
閲覧 : 72

pop22 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/06/01
閲覧 : 70

因果 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/10/14
閲覧 : 72

expr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2017/08/23
閲覧 : 60

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/01/31
閲覧 : 56

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2016/12/30
閲覧 : 50
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天使のたまごのストーリー・あらすじ

ノアの方舟が陸地を見つけられなかったもう1つの世界。巨大な眼球を模し、中に複数の人型の彫像が鎮座する宗教の象徴のような機械仕掛けの太陽が海に沈み、世界は夜を迎える。方舟の中の動物がすべて化石になった頃、忘れ去られた街で一人の少年と一人の少女が出会う。(OVA『天使のたまご』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1986年3月8日
制作会社
スタジオディーン

声優・キャラクター

根津甚八、兵藤まこ

スタッフ

原案:押井守・天野喜孝(アニメージュ文庫「天使のたまご」より)
監督:押井守、製作:徳間康快、企画:山下辰巳/尾形英夫、プロデューサー:三浦光紀/和田豊/小林正夫/長谷川洋、脚本:押井守、美術監督・レイアウト監修:小林七郎、作画監督:名倉靖博、アートディレクション:天野喜孝、音楽監督:菅野由弘、音響監督:斯波重治、撮影監督:杉村重郎、編集:森田清次

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