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「花咲くいろは(TVアニメ動画)」

総合得点
90.0
感想・評価
6267
棚に入れた
26896
ランキング
67
★★★★★ 4.1 (6267)
物語
4.1
作画
4.3
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.1

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花咲くいろはの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

らー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほとんどの登場人物を好きになれた稀有なアニメ!

キャラ一人一人はもちろんキャラの間の関係性も興味深いものとなっていました。恋愛要素いらないという意見が散見されるけど、個人的には逆になかったら少し張り合いにかけるのかなと。終わり方も綺麗で、感動できました!

投稿 : 2023/01/30
閲覧 : 135
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時は流れず想いは刻まれる…。願い・信じる事は尊く美しい

2011年4月~。原作・制作︰P.A.WORKS 10周年記念 オリジナルアニメ。お仕事シリーズ(はたらく女の子シリーズ)第一弾。メディアミックス作品。TV版全26話。劇場版 1話(2013年) 全話視聴済。

【まえがき】
色々なジャンル、面白そうな作品を視聴していますが焦点が定まらず…。
少し疲れたので原点回帰し、今見たらどう感じるのかと再視聴。少し古めの作品ですが、躍動するキャラクター、美しい作画、無駄な話が無い観せる物語への拘り。日常に疲れたら元気貰えるかと。キャラの個性が強めなので、お好みでご覧頂きたいです。

【本篇・みどころなどについて】
石川県 湯乃鷺温泉街の旅館「喜翆荘」で働く乙女達と旅館に関わる人々の日常、仕事を通じ想いを育て、成長と時間という現実の中で自分の在り方を模索しながら、時代という時を刻み、学んで明日を歩む。これは想いを繋げる物語。

第1話(16歳、春。まだつぼみ)
松前 緒花(16歳。高二。母子家庭の一人っ娘。現実的な常識人の反面、一本気で熱い性格。たまに暴走する)は、東京での日常に刺激が足りないと憂いて進路も決めかねていた。幼馴染みの孝一から突然告白されても判然とせず有耶無耶にしてしまう…。

母の身勝手な都合で、突然の夜逃げする事になり、母の実家 旅館「喜翆荘」の地に移住&転校する事になる。
大正浪漫の様な美しく眩しい佇まいに一目惚れし期待を膨らませるが…。
全てが初体験の中、悪戦苦闘しつつ現実の階段を上りながら、輝きを求めて周囲を巻き込みつつ成長街道を歩み始める。
果たして緒花は自分の夢を見つけられるのか?!
{netabare}

●主な登場人物
・四十万 スイ(しじま。喜翆荘の女将。緒花の祖母。68歳。旅館に対する愛情、高いプライドとプロ意識、揺るぎない信念の持ち主。人を見る眼力、人の心を無にしない優しさを併せ持つ)

・鶴来 民子(みんこ。17歳。高二。住み込みで板場で働く追い回し。修行中。勝気で不器用な性格。言動は極めて粗野。高校では容姿とクールさからマドンナ扱いされている)

・押水 菜子(なこ。17歳。高二。中居として働く。二男二女の長女でとても面倒見が良く働き者だが極度の引っ込み思案。緒花に対しては無意識に毒を吐く)。

・輪島 巴(ともえ。28歳。未婚。仲居頭。快活で面倒見が良い。喜翆荘を支えて来た)

・四十万 縁(しじま えにし。32歳。スイの息子で皐月の弟。番頭。やる気はあるが、優柔不断で経営センス無しで常に空回り)

・宮岸 徹(とおる。23歳。二番板前。腕は良いが場の空気が読めない愚鈍な男)

・富樫 蓮二(とがし れんじ。42歳。花板。腕は良いがプレッシャーに弱い。スイ、巴、豆じいと共に喜翆荘を皐月支えて来た)

・助川 電六(すけがわ でんろく。73歳。愛称 豆じい。営繕担当。スイから信頼される最古参。無口だが人当たりが良く、眼力もある。要所で年の功の冴えを見せる。スイの側近的役割)

・次郎丸 太郎(31歳。売れない小説家。直木賞を狙っているが全くセンスは無い。宿泊代を捻出する為に、エロジャンルに手を出し、緒花を巻き込む事件を起こす。結果、借金を返済しつつ従業員として働くことに)

・和倉 結名(ゆいな。16歳。高二。老舗旅館 福屋の一人娘。お気楽な性格。高校ではマドンナ的扱いの美少女。行動力と空気を読むことに優れている)

・松前 皐月(緒花の母。38歳。観察・着眼力に優れたフリーライター。自由奔放、曰く性に乱れた人種。スイと不仲で勘当された身。経験値が高く、随所で喜翆荘の窮地を救う)

・種村 孝一(こういち。16歳。緒花の幼なじみで同級生。緒花を好いている)

・川尻 崇子(かわじり たかこ。30歳。縁の大学の後輩。経営コンサルタント。知識・才能はあるが、企画力は低く無能。やたらと英語表現を持ち出す厄介者。縁と結ばれる)
{/netabare}

{netabare}
到着早々、のびるを雑草と勘違いし、民子にいきなり死を願われる!!
空から降ってくるのはバケツと雑巾!?
よく判らないけど、自分で考えた事を実行すると幼い頃から仕込まれて来たため、自分なりに行動するが裏目の予感が...。
同室の民子の布団を客間の目の前に干してしまいスイにめっちゃ叱責される。
自分の身の回りの手入れもできない民子が悪いとスイは平手を打つ。衝撃的シーン!!
緒花が理不尽だと食い下がり、更に平手三発を食らい鼻血を垂らしながら「ありがとうございました!!」と気合いを見せるシーンに鼓動がドクンっ高鳴る。こいつは只者じゃないと...。
しかし謝る緒花に民子は、またしても死を願われふにゅ...。

緒花は「仕事なんてしたくて此処に来たんじゃ無い!!。なのに…。悔しさに手が震える…。溢れる涙…。
心臓を鷲掴みにされた様な描写。
本気で何かに取り組む事の難しさ。夫々の本気の物語が幕を開ける。
{/netabare}

第2話(復習するは、まかないにあり)
{netabare}
緒花は、母 皐月との生活から何かに期待しても、裏切られ、傷つくだけだと思って来た。
しかし、仕事を初め何もかもが初体験の緒花の行動はから回ってばかり。
仲居の指導役に菜子が指名されるが、教えられない菜子...。悔しさをバネにバイタリティで取り組むのが、予想以上に仕事は難しく厳しい...。指導者に不向きな菜子が離れたので、何をして良いか??な緒花。仕方なく小説家 次郎丸 太郎の部屋を掃除するのだが、その部屋は立ち入り不要だと菜子に教えられて居なかった...。
板場では民子も連発し失敗し、徹に叱責されれ、賄いまで手が回らない様子を見た緒花は、良かれと思い賄いを作る。料理は好評で少し存在感が認められそうになるが、民子は自分の仕事を取られた上、素人の緒花に料理で負け、徹が「お前より上手い」と一言で緒花を敵対視する。そりゃど素人の緒花に負けたとあってはねぇ...。更に、次郎丸が作成した原稿が無いと掃除をした緒花に難癖をつけ問題発生か?!
事実関係を確認するスイに、警察を呼ぶと言われるが、その必要は無いと何故か引く次郎丸。スイに「無駄なやる気は仕事のじゃになるだけ」と指摘され、原稿探しを止められる緒花。
でも、緒花は掃除の必要が無い部屋を、菜子から教えて貰わなかったことは黙っていた…。無意識な良心。
仕事がしたいだけ?だけど仕事をしに来たんじゃ無い…。悔しいだけだ。私、何をしたいんだろう…。喜翆荘に戻った緒花は民子、菜子を相手に戦いを挑み、色々教えて欲しいと頼みつつ、彼女らの嫌いな物を食べさせる!!と宣戦布告!!
菜子は、緒花がスイに告げ口しなかった事を気に停めており、腹いせされると覚悟する。
このシーン何気ないけど好き。
翌朝、民子が嫌いなほうれん草、菜子が嫌いな里芋をメインに賄いを作る。ゴミ出しをしたら、偶然次郎丸が書いた原稿を見つけ、読んだところ…エロ小説家?!それを次郎丸に見つかり、部屋に軟禁されてしまう!!

第3話(ホビロン)
{netabare}
賄い作りを途中で姿を消した緒花を一同は探し回る。犯人は次郎丸と当たりをつけ、菜子が部屋を訪れて緒花を発見する。次郎丸は悪あがきをした末、喜翆荘の車を盗み逃亡をはかる。スイの説得も聞かず、海に飛び込むが何の覚悟もない男が死ねるはずもなく、菜子に救われる。
そして、不出来ながら小説の中で緒花が「輝きたい」と描かれた事は(エロ小説だけど...)、観察眼があるからで、小説家への可能性を諭す。
浜で朝食を摂る一同。緒花は民子にほうれん草を食べさせる。爆食する民子偉い!!皐月と重なる...。
スイが旅館の女将として築き上げて来た人格と信念が明らかになる。かっこいい。
そして、緒花は民子が付けたあだ名「ホビロン」命名までの作成ノートを見つけ、その一生懸命さを受け入れ、喜翆荘で頑張ることを目標にする事を目標に先進する。
{/netabare}

第4話(青鷺ラプソディー)
{netabare}
次郎丸は喜翆荘で働く事になり、緒花は初登校の日を迎えた。
電車通学。桜舞い散るホームで歓声をあげる無邪気な緒花は、ふと東京を離れた時に曖昧にした孝一を思い出す。しかし心は定まらない…。告白に答える事すら自分の事に臆病な緒花…。
クラス挨拶で東京から来たとしただけで注目される緒花。色々聞かれ困っているところを結名が助けてくれる。クラスでは、結名、民子はツートップの姫扱い。結名は自分が福屋旅館の孫で跡取り娘だと告げる。
菜子と昼食を共にし、民子がモテキャラだと知らされ、告白現場を目撃する。この時既に民子は徹一筋なので、同学年の男子には一切目もくれない。それを悟れないのは緒花だけ…空気読めねぇ…。
孝一への返事もグダグダ…情けなさ半端ない…。この心のギャップを埋めてゆくのが物語の軸になっているのだが...。
菜子に伴われ、ぼんぼり祭りの神様が祀られている場所を訪れ、神無月に神達が出雲に集うのに迷わぬようにと、灯火で行先を照らすと聞き何かを感じる緒花。美しい描写。
そして、民子が好きな相手が徹だと、漸く気がつく緒花だったが、民子と言い合っている時、徹が結名をバイクに乗せて出かける所を目撃してしまう…。常に徹一筋の民子は?!
{/netabare}

第5話(涙の板前慕情)
{netabare}
翌日、板場で蓮二に今日は徹は来ないと聞かされ、仕事に身が入らない民子。更に噂の誤解で、徹が福屋に引き抜かれると!!
徹の事になると、板前になる気持ちさえ蔑ろになってしまう乙女心…。それは、板前の道を示して指導を引き受けた徹への恩義が恋心と重て乙女か板前か揺れ動く民子の心を描いている。でも民子は強い。使ってくれる事を決めた喜翆荘への恩義は更に大切なのだ。
んで突撃緒花は、福屋に徹を返せと談判に行くも、徹は単に助っ人として1日手伝っていただけ。更に、結名が徹のバイクに乗ったのは、単に乗りたかっただけ…。緒花は何でもかんでも首を突っ込まないと気が済まない自己中キャラ設定はマジウザイ!!自分の事も片付けられないガキなのに。今時の若者が何事にも本気で踏み込まない事と比較すると…緒花のがかなりマシだが...{/netabare}

第6話(Nothing Venture Nothing Win)
{netabare}
初の給料日。2万円…。住み込みだからと少なさを気遣う菜子に、東京での生活では年齢×500円。何をやっても8000円だったのにと感激する緒花。
崇子登場。従業員には全く相手にされず、女将も相手にしていない企画能力皆無でやたら英単語を使いまくる無能コンサルの典型。単に経営者能力が無い、番頭 縁が不純な動機で依頼しているだけの無能ペア。挑戦と無謀は全く異なる。これじゃ喜翆荘はかたむくはなぁ...。
緒花は縁、崇子をフォローしようと女将と話し、新しい事にチャレンジするのも悪くないと告げるが…。
豆じいに呼ばれ、連れていかれた屋根裏部屋に飾られた色とりどりの中居の衣装。その艶やかさに魅せられる緒花。それは女将が旦那の反対を押し切って、チャレンジした名残でもあった…。女将が作ったその和装を着て接客する緒花と菜子。可愛い。
変わるとは何か、変えては行けないものとは何か…その一端を少しだけ知ったのだった。
{/netabare}

第7話(喜翆戦線異常なし)
この回はギャグ要素満載で面白い。
仲居頭 巴は変わり映えしない毎日、実家からは早く嫁にいけと催促されていて、このまま働き続けるか迷っていた。
今回の客は常連のサバゲーマー。法に触れるギリギリの行為に及ぶ迷惑な客。既に緒花、菜子はストーキングされ、緒花は入浴を覗かれそうになり、それは旅館内でも付け狙われるまでにエスカレートする。
それを見聞きした巴は決心する。若い子の未来のために、サバゲーマーに徹底的に嫌がらせして、クレームつけまくられ、サッパリクビにしてもらうと!!
だが…あれっ?!
朝食の時間に起きてこないサバゲーマーの部屋に、金属のバケツと杓子で強烈なモーニングコール!!仲居人生終わったぁ…筈が?!
起き上がり直立する彼ら。朝食の用意をするからと伝えたら「YES MAM」と?!
朝食に手を付けず、レーションばかり食べている彼ら。閃く巴。菜子におにぎりを作らせ食べろと。更に、それを作った菜子を彼らの前に。美少女が握ったおにぎりを口にした彼らは?!「美味い!!」「お袋の握ってくれた握り飯と同じ味!!」と絶賛し、おかわりをしまくり…民子は上機嫌。あれれぇ?!
更に、改たに浴場を狙う彼ら!!突撃した先に居たのは次郎丸…。そこへ掃除と称し極太ホースで彼らに放水攻撃を仕掛ける巴!!
あえなく撤退するサバゲーマー。
そして、娘らに「輝いてる」と憧れられる巴。帰宅前に女将と話をする彼らに、謝罪をと歩み寄るが…。
「女将さん、この旅館には素晴らしい現場指揮官が居る」「我々のオペに真面目に付き合って下さり本当にありがとございます。とても楽しかった。また来ます」と感謝される。そして緒花、菜子に巴姐さんと呼ばれ、改めて仕事に向き合う事を決めるのだった。

第8話(走り出す)
{netabare}
雑誌で湯乃鷺温泉が特集されることを知る。
それには覆面調査員によるランキング付けがされるとも。週末の喜翆荘は予約が一件も無く閑古鳥…。しかし?!突然予約が殺到し対応に追われる中、スイの持病が発生し入院する。病院からの帰り道、孝一から電話が入るが、電波が悪く彼が喜翆荘に向かっていると伝わらない。
縁は崇子の言いなりで、覆面記者を優先的に接客サービスすべきと安直な方法を取ろうとする。そして花板 蓮二に夕食が勝負と告げるが、緒花はスイが言っていた帳面を部屋で見つけ、そのきめ細かな接客メモに驚く。
プレッシャーに弱い蓮二は仕事が捗らない。
仕方ないとして覆面記者らしきを優先してサービスしようとするが、緒花は強硬に反対し、そんな差別をしたら女将さんに叱られるとし、休みを取っていた菜子が応援に駆けつける。仲居は何とかなるが料理が間に合わない!!徹は結婚式出席の為街のホテルにした。緒花は徹を読んでくると飛び出してゆく。
中居の和服のまま街を駆ける緒花。徹が居るホテルに到着するが、式場の部屋が判らない…。
{/netabare}

第9話(喜翆荘の一番長い日)
{netabare}
徹は同級生の式に出席していると分かるが、目当ての場所は見つからず迷っているところに、孝一から電話があり、緒花は勇気が出る。孝一との心はすれ違ってしまうが…。
緒花は全会場の受付を回り、漸く徹を見つける。ボロボロで倒れかかる緒花を支え「お前が俺なら何とかしてくれるって考えて俺のところに来たんなら」と。徹が到着した途端、息を吹き返す板場。民子は追い回しからスタートし、漸く揚げ物を任され板前に近ずいた。何とか無事にその日を乗り越え、翌朝、お客様を見送って安堵する一同。そしておもてなしの心は皆に同じと、孝一に感謝すし、スイも戻ってきたのだが…。
{/netabare}

第10話(微熱)
{netabare}
緒花は朝の掃除中、渡り廊下で倒れてしまう。幸い過労による発熱だったが…。
徹は粥を作ってくる。ボッーとした顔で美味しい…と。
起き出して仕事に向かおうとするが、菜子に見つかりベッドに戻される。
起き出す…女将にベッドに戻される。
緒花、私が居なくても喜翆荘は大丈夫だと考えてしまうが、民子と菜子に励まされ、又眠りにつくのだった…。
入れ代わり立ち代わり、皆が様子を見に来る。
{/netabare}

第11話(夜に吼える)
{netabare}
覆面ライターの評価記事が雑誌に掲載され、湯乃鷺温泉の評価は総じて低く、喜翆荘も並評価。その内容に納得がいかない緒花は、スイが「評価は人様がつけるもの」と説明するが納得出来ない。緒花は自分が思っている以上に喜翆荘を好きになっていた。メディアの影響は大きく、予約のキャンセルが相次ぐ中、緒花は出版社に猛然と抗議し、ライターを聞き出すのだが…。
えっ?!ママ…。東京に行き母 皐月と話し身内を貶める記事を書いた事と責める。
それを「大人の事情。何処かの偉い人が喜翆荘に悪い点をつけたがった。それに従っただけ」と。自分と皐月との過去の関係を思い起こし感情をぶちまけブチギレる緒花。
「こんな、誰かを傷つける仕事の為に、私はずっと我慢してきたのか!!」と。
皐月は「こんな仕事を続けて来た。こんな仕事であんたを育ててきた。綺麗な人に胸を張れる仕事だけが立派な仕事だと思ってる?」と。「くだらない仕事かもしれない…でもそれなりに必死なんだ」とも。
緒花は皐月の言い分を理解したが、条件として喜翆荘に来て、ちゃんとした記事を書いて欲しいと願うが、突っぱねられ「諦めない!!絶対に書かせる!!」と宣言して立ち去る。
何気ない場面だが、皐月と緒花の思いが描写された良いシーンだ。
緒花は抗議のプラカードを作り「許さない」と皐月職場のビルの前で座り込みを始める。
孝一と再開し、会話したことで、思いにズレが生まれ何のために東京に来て何をしてるのか判らなくなって挫けそうになった時…。
助けに来た民子に縋り付き大泣きする…。
{/netabare}

第12話(じゃあな)
{netabare}
皐月拉致・誘拐計画?!を提案する緒花に、孝一を連れてゆく事を条件にされる。
孝一のバイト先で、カレがふった女性と話し、行動力に反する緒花の優柔不断さは何なんだ…。でも孝一に「じゃあな」と言われた事で自分の身勝手さ、他人の気持ちに気がつく事は出来た。そして徹の空気読めない感もため息が…まぁ徹は解っててやってるかもだけど。
ありゃ?!皐月…休み取れたって…口実作って結局、喜翆荘に行くんかい!!
皆、自分に正直じゃ無いねぇ…。
{/netabare}

第13話(四十万の女 〜傷心MIX〜)
{netabare}
皐月が喜翆荘に到着。一同は嵐の予感に不安を覚えるが…。
皐月は仲居として緒花を伴って散歩にで
「男にフラれたくらいで凹んでる場合じゃない。あんたが喜翆荘をべた褒めするから来たんだから見せなさいよね」流石 母強し。
何かこう言うカッコイイ女性、好きなんだよね…。
一同は、皐月指摘がマトを得ておりグーの音も出せない。人から指摘されなきゃ、自分と立ち位置すら認識出来ない甘さが人間で、それが成長を止めちゃう原因なんだよね。
親は父で母でも子供への思は、それだけは特別なんだと良く解る。スイ、皐月、緒花…。
この物語で大好きなシーン。
母として娘として思は夫々…生きてきた時間も時代も夫々。
でも、女将が旦那さんに4回フラれても諦めなかった「四十万の女伝説」すげーっ!!

変わっていないように見せる弛まぬ変化。
それがプロの仕事と技なんだと語られる、皐月の手紙…。上手く繋げてくれるなぁ…。
人は、何かを成す時、全てをすくい上げる事は出来ない…選択を迫られる。でも、それは捨てるのとは違うんだ…思いは繋げ残す。
見せてもらったよ皆の本気を。
{/netabare}

第14話(これが私の生きる道)
{netabare}
修学旅行。宿泊先は結名の幼な馴染みで、許嫁が番頭見習いをしているホテルだった。
彼は自分のホテルを日本一にし、社長になるので結名に女将をと告白するが、体良くかわされる。そして翌朝、中居のバイトが一斉に辞める事件が発生。原因は彼が中居達には厳しいのに、自分は彼女とイチャイチャしてるとかありえないと怒りをぶつけ、その場に居合わせた結名からも、私の夢の中に旅館の仕事は入っていないも告げられる。
{/netabare}

第15話(マメ、のち、晴れ)
{netabare}
緒花は、バイトが辞め中居も雇えない状況を無視出来ず志願して手伝う。結果周囲も同調し、困難な状況を打開できる。
緒花達は旅館の仕事が大変なのを知っており、それでも好きなのだ。200名を超える団体客を迎える旅館の管理体制の杜撰さは気になるが…。
旅館の孫娘でありなが働いた経験は皆無。
やりたい事も楽しい事も見つけるのは自分次第だと夕暮れの湯乃鷺で知るだった...。
{/netabare}

第16話(あの空、この空)
{netabare}
崇子の提案で、喜翆荘舞台に映画の撮影が始まる。起死回生を狙う孝一。出演に浮かれる一同だが…。
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第17話(プール・オン・ザ・ヒル)
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皐月からの電話で、映画の話は怪しいので受けるなと聞かされるスイは、喜翆荘の経営者は縁だとし、契約書の印鑑を渡す。このシーン。その意味、スイの心理が解ると面白い。
しかし、先方との連絡が取れず詐欺だと解る…。責任のなすり合いをする縁と崇子。
次期経営者としての無能さにイラつきが半端ない。スイは縁の代わりに旅館組合に説明に行き、崇子は責任を取らせると縁に告げる。資金を持ち逃げされ経営難が深刻化する…。
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第18話(人魚姫と貝殻ブラ)
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菜子を中心とした女子高生の日常。
菜子は自宅以外では素の自分を出せない事から脱却したいと藻掻くのだが…。
スイに「菜子らしい働き方を認めて、喜んでくれるお客様がいる」と褒められ前向きになれるのだった。菜子は良い娘だなぁ。
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第19話(どろどろオムライス)
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文化祭。緒花達のクラスは姫カフェをやることになり結名と、料理担当に民子が選ばれる。菜子のクラスは美術部の絵の展示。
しかし、民子は文化祭も仕事と捉え、楽しむ気は皆無…挙句、好きな彼の為にと友達が入れたオムライスをメニューから外したことでチームがバラバラに。そして菜子のクラスはやる気無し。絵画展示も面倒だから押し付けられた結果だった。
{/netabare}

第20話(愛・香林祭)
{netabare}
何気に気が回る結名、前向き思考の緒花の仲裁と助っ人に来た菜子のアイデアのお陰でオムライスは無事にメニューになった。めでたし。自分の好きな事を見定めて若い頃から目標にする子が居れば、迷い、悩み、苦しみ、遠回りしてやっとたどり着く子もいる。それが若者の特権なのだ。
例え、何らかの仕事に関わっていても、彼女らの本分は女子高生なのだから。その心理描写と本分とのバランスの描き方は良い。
{/netabare}

第21話(蘇る、死ね)
{netabare}
縁と崇子は結婚を決め皆に伝える。しかし、スイに好きにしな、と言われ戸惑う崇子。先の映画企画の失敗で、喜翆荘の女将として認めてもらえていないと焦り、迷う…。
そんな中、式を喜翆荘で行う事で予算を切り詰められるとアイデアから、実行に移され、夫々が式に向けて張り切るのだが…。
一本気で融通が効かず、頑なにな民子は、徹が緒花を好いていると勘違いし、緒花と喧嘩となり、徹を緒花に譲ると言ってしまう。
そして、民子の気持ちを全く失していない朴念仁の徹(もしかしたらそう装ってるのかもだが)…。すれ違い…。
そんな中、崇子はスイに縁との結婚を白紙にしたいと申し出る。それは、スイが自分を認めてくれていない為だとの諦めからだった。

スイは自らの結婚の馴れ初めを聞かせ、肩身の指輪を授け、三指を着いて孝一を喜ばせてやって欲しいと頼む…感動のシーン。
しかし、旅館を継がせるつもりは無いと告げるのだった…。えぇ~?!
あぁ...スイの思いは...。
{/netabare}

第22話(決意の片思い)
{netabare}
早朝からやる気が漲る(みなぎる)崇子。結婚式を挙げることにし、その準備の中心を若手三人衆に委ねる。しかし、民子の勘違いは解消されず、緒花とすれ違いのまま…。
結婚式の招待状を受け取ったと皐月から連絡を受けた緒花は、会話の流れで、皐月の彼氏感を聞いてみた...。
皐月は「旦那への叶わぬ片思いかなと(15年前に他界)。彼以上に好きになれる人が見つけられるか試して見たけど」と...。
何気に好きなシーン。
緒花は、皐月の片思いに驚き片思いに様々な場面を重ねて考える…。
カーテンをリサイクルしたウエディングドレスが完成し(緒花、主婦力半端ねぇ!!)たが…。
民子は恋心から仕事で失敗を繰り返し、徹に手伝いを許されない。片思いが空回り喧嘩になる緒花と民子。それを徹に目撃されてしまう。
中学卒業と同時に、無理やり喜翆荘での修行を頼み込み、何度断られても料理人への道を諦めなかった民子。その気持ちを本物だと思い、スイ、蓮二を説得したのが徹。民子はその時からずっと徹の背中を追いかけてきたのだ。片思いを諦めない。めっちゃ素敵です。

結婚式の準備は順調に進み、二人は祝福され結ばれる。挨拶に立ったスイは「例え躓いても、迷っても恐れずに新しいものに挑戦し、新しい何かを創り出す事ができる。若いとはそういう事。二人、そし皆の作り出す新しい未来を楽しみに離れたところから眺める」と…この話の意味に違和感を覚える若者たち。嵐の予感…。
{/netabare}

第23話(夢のおとしまえ)
{netabare}
孝子は詐欺取金を取り戻すため、緒花は今後について皐月と話すために東京に向かう。皐月から情報を元に、詐欺師の捕獲に成功。

皐月は孝一を誘い、映画撮影の時のメイキング映像を見せる。はじめて緒花が働く姿を見て、喜翆荘をしって何かに気がつくが...。
そして、二人は偶然再会した…。緒花は孝一への想いは自分の中で本物だと悟った.。
{/netabare}

第24話(ラスボスは四十万スイ)
{netabare}
スイは喜翆荘をぼんぼり祭りを最後に、閉める事を決めていた。
それを受け入れられず、ショックから脱力する若者達。理解し想いを受け止めるベテラン達。夫々の道を探し始めるが、皐月の書いた記事で予約が殺到し、やはり喜翆荘で働きたいと思う一同だがスイの意思は変わらない。

喜翆荘…。スイが喜べる宿。何も無いまっさらから旦那と二人で初めた夢の場所は、いつしかしがらみを作り、新たな世代にそれを背負わせる事は違うと感じていた。自分の夢を叶えるために、娘と息子を蔑ろにし、夢を奪ったことへの後悔...。
縁に旅館経営は無理と知りつつそれを押し付けた。
その思いを聞かされ、理解した緒花。喜翆荘は私が大切に思い、既に日常になった大好きな場所。皆が喜翆荘存続に向け一丸となるが、その皆も、喜翆荘の為に、地域への貢献義務を蔑ろにしている事に気がついていない…。
夫々の身勝手な思い=喜翆荘を潰したくないとの思いがすれ違う…。
緒花は成り行きで喜翆荘で働き始め、流れで好きにはなった。でも自分の夢が何なのか、喜翆荘は緒花にとってなんなのか。緒花は女将を味方したと、皆からはじかれる。思はすれ違うばかり。皆、喜翆荘が好きなのに...。
{/netabare}

第25話(私の好きな喜翆荘)
{netabare}
緒花から女将の本音を聞き出した菜子は思う。自分の夢を持てなくても、誰かの夢を応援したり支えることが嬉しく、楽しいと感じる人だって居るって事を女将は解ってないと。そして、女将に勝つ勝負事のように振る舞う皆にこんなの違うと思いをぶつける!!
そして無理をした巴が怪我をする。
代役にと女将が仲居に名乗りをあげる。
皐月も手伝いに訪れる。縁は自分が責任者だと二人の支援を断ろうとするが、崇子に私情を挟んでる場合じゃない諌められる。

ぼんぼり祭り当日…。そこには本来の喜翆荘があった。そしてスイ、皐月、緒花が中井として振る舞う姿があった。
乗り切った先に一同をぼんぼり祭りが待っていた。小さな神様の娘が、迷わず進めますように…行く手をを灯す…光の道は歩みを進める道となる。感無量...。
{/netabare}

第26話 最終話(花咲くいつか)
緒花は解った。何かを探し、何かを得ようともがいた結果、その度に誰かが進む道を照らしてくれた。だから、自分も誰かの為に、誰かの幸せの為に自分の幸せを貫こうと。
そう、スイの生きてきた道のように…。
人は誰かと共に、思いや願いを叶えたくて、生きる。誰も一人ではないのだ…。

スイは言う「人を顎で使うより自分が動く方が好きなんだ。皐月や緒花のためにも何時までも憎たらしい母で(祖母で)居る」。
三指を着いて頭を下げる皐月。人の縁の原点は親子なんだと…。心に染みる。

喜翆荘は閉じた…。
皆と歩み、時に挫け、葛藤しつつ知らぬ間に成長させてくれ、夢をくれた場所。
そして、又、輝きを放つ幸せを生む場所として再開する迄。暫しお休み…。ありがとう。それ迄皆元気でぼんぼろう…。再会の時を目指して夫々の道を...。

【あとがき】
OP曲「ハナノイロ」
歌唱︰nano.RIPE。作詞・作曲︰きみコ。編曲︰nano.RIPE。(第2話 - 第13話)
「面影ワープ」
歌唱︰nano.RIPE。作詞︰きみコ。作曲︰佐々木淳。編曲︰naE。(第14話 - 第25話)

ED曲 「Hazy」歌唱︰スフィア。作詞︰坂井季乃。作曲・編曲︰黒須克彦。
(第2話 - 第5話、第7話、第9話 - 第10話、第12話 - 第13話)

「月影とブランコ」歌唱︰nano.RIPE。
作詞・作曲︰きみコ。 編曲︰nano.RIPE。
(第6話)
「夢路」歌唱︰nano.RIPE。作詞・作曲︰ きみコ 。編曲︰nano.RIPE。
(第8話、最終話)
「細胞キオク」歌唱︰nano.RIPE。作詞・作曲 - きみコ。編曲︰nano.RIPE。(第11話)
「はなさくいろは」歌唱︰クラムボン。
「ハイリープ」歌唱︰nano.RIPE。
作詞・作曲︰きみコ。 編曲︰nano.RIPE。
(第22話)
「Ray of Light」歌唱︰nano.RIPE。作詞︰渡邉美佳。作曲・編曲︰浜口史郎
(第25話)

本作のモチーフは金沢市の奥座敷と言われる湯涌温泉。本作とのコラボで行われたぼんぼり祭りは、アニメ初の聖地イベントとして10年もの間行われてきました。それにより訪れる5000人以上の観光客や支援者により温泉地、イベントは守られて来ましたが、コロナ禍等の事情により厳しい状況にあるようです。それは観光地、温泉地、宿泊施設に限った事ではありませんが、先ずは自分が出来る応援をと。アニメ業界も過渡期を迎え、要素が出尽くし容易に乱立され、テンプレ化感は否めません。それはオリジナルアニメとなれば、制作費は実写ドラマ同等の1000万超えが相場なので、原作あれば10分の1以下、手書きを減らせば更に安く済みます。収益が出なければ作る意味は無いため仕方の無い事と理解しています。それでも創作物を生み出すクリエイターと関係者ににエールを。

投稿 : 2022/09/15
閲覧 : 156
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抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

恋愛要素まっっっっっっっっっっっっっっっっっじで要らない 

まぁ、凄い面白かったですよ。でも恋愛要素が本当に邪魔でしかなかった。

まず孝一の存在意義がまるでない。12話以降、ラスト辺りまで出番無しの上にオチもしょうもない。で、孝一が絡んだ時の緒花がまじでキモい。普段の緒花のキャラはかなり好きだけど、恋愛沙汰になるとまじで無理。泣くシーンある度に興醒めや。

さらにさらに10話辺りで出てきた、孝一のバイト先にいた孝一の事が好きな赤い髪の女の子は一体どこ行ったのさ?最終話にすら出てこないし、完全に忘れ去られてるよね???

徹さんが緒花に気があるって要素も微妙。民子と徹さんのちょっとした恋愛要素(文化祭のオムライスとか)くらいなら良かった。あとなんか結婚した二人は論外。あの回まじで要らなすぎて笑った。

とりあえず恋愛要素が他の回多かった9話〜12話はまじでキツくて切ろうと思った。

でも根本のストーリーは凄く良かった。1話の死ねやビンタは衝撃的だったし、緒花達の成長ぶりが道中でちゃんと丁寧に描かれてた。終盤辺りの親娘3代で御膳運んでる描写は絵になったね。

結論としていらん恋愛要素のせいで台無しになった作品。劇場版も26話以降の話じゃないらしいので観ませんわ。

投稿 : 2022/09/03
閲覧 : 245
サンキュー:

4

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梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今も尚続くお仕事シリーズの傑作

SHIROBAKO、色づく世界の明日からに続いて観たPA作品がこの作品でした。P.A.WORKSを知る前から気になっていた作品でした。

主人公の緒花が家の事情で叔母の家に預けられ、祖母の働く旅館で働く事になるお仕事アニメです。脚本は「あの花」「凪のあすから」などの岡田麿里さんです。

緒花が仕事に真剣に向き合う様子だったり、仕事を通しての成長がとても良いです。

序盤はキャラクターの性格がキツく苦手でした(主に女将、みんち、徹さん)

女将に関しては従業員にビンタですからね(^^;)

でも最終的にはどのキャラもみんな好きになりました。

1番好きなキャラはなこちです。大人しいけど、芯が強い子ですし、少しずつ成長していくのが良いです。

各キャラクターごとのエピソードも良かったですし、最後に喜翆荘が閉じてしまう時は非常に切ない気持ちになりましたね。切ないけど凄くいいラストだったと思います。見終わった時めっちゃいい作品に出会えたなって思えました。

あの花、凪のあすからも観たのですが、自分は花咲くいろはが岡田麿里さんが脚本を担当した作品で1番好きです。

あとホビロン!はつい真似したくなりますね(笑)

作画も相変わらずめっちゃ綺麗で、音楽も良かったです。

劇場版はまだ観れてないので劇場版の方もこれから観ようと思います♪

投稿 : 2022/03/05
閲覧 : 255
サンキュー:

9

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RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

閉鎖的世界に飛び込まざるを得なくなった娘の成長物語

あにこれでの評価が高かったのと、
SHIROBAKOの前のお仕事シリーズ
ということで視聴開始。

あと精神的に参ってるので、
元気を分けてもらいたかったというのが一番かもです。

【作品概要】
 東京で暮らす女子高生松前緒花。
 幼馴染の種村孝一との変化のない学生生活に
 ドラマチックな変化を求めていました。
 その安息の日常は、
 母親がダメ彼氏と夜逃げすることで破壊されます。
 緒花は母親の実家を頼りますが、そこは旅館でした。
 田舎の温泉街旅館という閉鎖的な空間に
 否応なしに飛び込まざるを得なかった
 彼女の試練の生活が始まります。

【作品に対する感想】
 SHIROBAKOやサクラクエストの原点ともいえる
 お仕事シリーズの一作目。
 どれも厳しい仕事のお話ですが、
 ①花咲くいろは
  …生きるためにはそこにいるしかない、
   追い詰められた状況
 ②SHIROBAKO
  …自ら望んで夢を叶えるために飛び込んだ状況
 ③サクラクエスト
  …契約の手違いで望んでたことと
   異なる仕事をする羽目の状況

 比較すると最も厳しい状況です。
 
 退路を断たれた状態で、仲間もゼロからのスタート。
 持ち前のガッツとバイタリティで
 道を切り開いていくのは他の2作と同じです。
 やっぱりこういう作品はへこんだときに元気をもらえます。

 お仕事シリーズが好きな方はこれもお勧めです。

 また魅力的なキャラが多いのもいいですね。

1)物語
 閉鎖的(排他的)な絶対不利の環境。
 誰も協力してくれず、フォローもありません。
 自分で仲間を作り、道を切り開いていかなければなりません。
 
 普通簡単に心折れそうな状況ですが、
 そこを這い上がっていく緒花の姿は本当に心打たれます。
 
 また、緒花の母親の描かれ方を前半、後半で変えることで、
 緒花の心の成長を描いているのがうまいと思いました。
 前半は家の中の母親像のみを描き
 「駄目な母親」を前面に出していました。
 そうすることで緒花の子供の目線での不満を描いていました。
 しかし後半は仕事での母親を多く描き、
 緒花が全否定(期待していないと切り離していた)していた
 母親に対し違う見方ができるようになったことを
 描いていました。


2)作画
 また作画のほうは綺麗なのはもちろんすごいのですが、
 リアリティの面で「劣化」がものすごく
 丁寧に描かれています。
 摩擦で塗料がはげてるとこ、経年劣化で曇ったプラスチック。
 こういうこだわりがすごかったです。


4)音楽
 きみコさんの声に中毒性があり、何度も聴きたくなります(笑

5)キャラ
 ①松前緒花
  納得いかないことは誰であろうと言い返す(たずねる)。
  こういう娘、好きです。空気読めないとか言われてますが、
  理解せずになんとなく棚上げと言うのが
  一番まずいと思うのです。
  閉鎖的な環境では敵だらけになってしまうことも
  あるのですが、それをバイタリティで切り開いていく
  力強さは好感が持てます。

 ②鶴来民子
  「死ね」「ホビロン」を連呼する娘。
  緒花を「空気読めない」と非難してますが、
  一番空気読めてないのはこの娘と思います。 
  覚悟の程は見上げたものですが、あまりに自己中心的な
  物言いはもうちょっと成長が必要と思いますね。

 ③押水菜子
  ビビりですが自分を変えたいと思い、
  仲居のバイトを始めた娘。
  こういう娘、好きですね。
  この手のキャラはどんくさいことが多いですが、
  水泳はお手の物。
  閉鎖的な空間の中で割と中立の立ち位置。
  
 ④和倉結名
  分かった上で軽い女を演じているのかと思ったら、
  本当に何も分かってない娘でした。
  作中最も残念な娘でした。

 ⑤輪島巴
  オネーサンキャラ好きです。
  
 ⑥四十万スイ
  自他ともに厳しいカリスマ。ただ雑巾人の顔に投げたりは
  厳しいとパワハラを履き違えてる前時代的なところが
  あるのかなと。

 ⑦四十万縁
  気持ちが空回りして間違った方向に行く人。
  なんとかしなきゃって思う気持ちはわかるんですが。
  タイプ的に組織のトップより潤滑剤として動いたほうが
  生きる気がします。
  
 ⑧松前皐月
  いろいろ考えてるのは分かるんですが、
  母より女でありたいという考え方ならば、
  子供は厳しいかなと思います。
  子供を育てるなら男性も男よりも父を取るべきと考えます。
  この辺はいろんな考え方があるとは思いますが。

 ⑨川尻崇子
  院卒後6年間もよくコンサル続けてこられたなと
  逆に感心するひと。
  経営学の理論を学ぶのはいいのですが、
  実際に利用しようとすると理屈どおりにいかず
  上手くいかないものです。
  大企業相手だとそれを上手く噛み砕いて末端まで
  浸透させることができる人材が要所要所にいたりして、
  どうにか結果につながるのかもしれません。
  しかし喜翆荘の規模だともっと現場に寄り添わないと
  的外れになってしまうと思います。
  寄り添うには余りに経験不足だったかなと。

 ⑩宮岸徹
  この人も指導とパワハラを履き違えている感があります。
  作中よく出てくる「見てたからできるだろ」のセリフが
  違和感大です。
  教えられたことしかできない、考えなしの後輩を育てても
  だめなのは分かるんですが、土壌も作らずに作物を
  育てようとしてもだめなのではと思います。
  言葉ですべてが伝わるわけではないですが、
  あまりに言葉足らず。これも若さゆえの過ちか…。

6)好きなシーン
{netabare}
 ①孝ちゃん告白
  こういうなよっちい子は「あ…何でもない」って
  言えないことが多いんだけど孝ちゃんは言い切った。
  線は細いけどいい子や!

 ②何度「死ね」と言われてもへこたれない緒花
  普通ブチ切れるか傷つくかどっちかと思うんですが、
  「死ね頂きました~」とか言えてるあたり
  すごい耐久力と思います。
  なこちの「駄目だよ、いきなり知らない人の死を願ったら」
  という珍妙なたしなめもまたGJでした。

 ③親子三代 呑む
  おかみ・おかん・むすめ
  おかんの粋なオーダーで実現した酒盛り。
  酒の力もあってちょっと素直になった三方が微妙な
  距離感を手探りしながら話すのがとってもいい感じ。
  緒花は喜翆荘での生活でただ生きることの大変さを
  目の当たりにし、母の一部を認めることができ、
  大人の一歩を踏み出したところが良かったですね。
  
 ④文化祭、料理班の修羅場
  ミンチの言ってることは間違ってはないんですよね。
  ただ、場違いなだけで。
  ミンチほどの覚悟で生きている高校生って少ないし、
  それを文化祭の場で突き通すのはちょっと
  空気読めなさすぎです。
  (徹が来るってことで気合入っていたのは分かるんですが
   これが若さゆえの過ちか…)
  全体を見て最適案を出す緒花の力に
  みんなが救われた話ですね。
    
 ⑤粋な屋台のおやぢと場違いな緒花の告白
  なんといいますか、こういうつぎはぎな感じが
  逆にリアリティあっていいですよね。
  綺麗に完ぺきに決まるのも良いんですが、
  こういう失敗談もきっといい思い出になるはず。

{/netabare}  

7)「?」なシーン
{netabare}
 ①ぼんぼり祭り、喜翆荘全員参加
  率直に「客どうするん?」。
  交互に出るとかなら分かるんですが、旅館内全員不在って
  とても女将が許すことじゃないと思うんですが。

 ②ミンチいちいちキレ過ぎ
  覚悟の程と必死なのは解るんですが、
  それを他の人に当たってはいけません。
  自分は自分、人は人。

{/netabare}

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 457
サンキュー:

23

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シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

明日もボンボロ~って元気もらいました!

少し前に視聴した「白い砂のアクアトープ」
レビューの中でP.A.WORKSのお仕事物として
上がっていた作品の一つである本作に興味が沸いて視聴しました。

アクアトープのくくるも元気一杯の可愛い子でしたけど
こちらのヒロインの松前緒花はそれ以上にパワフルで行動力が
半端ない凄い子だったっです。
周りを巻き込む力強さが魅力的で観てるだけで元気をもらえる明るくて
とっても良い子でした!

母親の夜逃げをきっかけに母の実家でもある旅館「喜翆荘」で
引き取られることになった緒花。

旅館の女将、祖母のスイは孫でもあるお花に一切の
甘えを許しません。

実際に家族経営的な小さな旅館ほど、それぞれが自分の仕事をしっかりとこなせないと、すぐにまわらなくなるんだろうし、
今は少しの綻びでも口コミに書かれてしまいますしね。
悪い口コミは客足に直結しちゃうし実際厳しくないと生き残れない
業界なんでしょうかね。

そんな厳しい洗礼を受けた緒花でしたけど、
元々、母親代わりで家事をこなしてたポテンシャルに
凄すぎる行動力、周りを巻き込む力で喜翆荘の雰囲気が話数を重ねるごとに少しづつですけど変わっていくのが良いんです!

同級生で仕事仲間でもある民子や菜子と時に衝突したり、協力しながら
旅館を盛り上げていく。
そんな普通な展開なのに、日々の小さな事件が一々面白い!

徹さんが好き過ぎて周りが全く見えなくなってしまう民子の緒花への当たりが、理不尽過ぎかも~~ってのは多々あったけど、
「ホビロン!!」でなんか許せちゃうんです・・・。

住み込みでなく家族の面倒をみつつ頑張ってる菜子ちゃんも
今時、こんな子いるの?ってくらい素敵な娘さんでした。

自宅に帰っても兄弟たちの面倒をみるのに忙しいのに
大好きな喜翆荘の為、
宿泊してくれるお客さんの為に奔走する優しさに
あ~こんな接客されたら一発でお気に入りの宿になっちゃいますよね~。
(おじさんだから若い子が良いってことではないんですよ。
あっスイマセン嘘つきました・・・
 可愛くて一生懸命な菜子ちゃんに惹かれただけです><!)

後半での
女将のスイの若かりし頃、小さな旅館を必死に盛り立て奔走する
姿にはやられました。
美しすぎる姿に見惚れましたし、なにより旦那が志半ばで先立ってから
必死に旅館を守る為に強くならなければならなかったことが、
今の厳しさの原点にあるんだなってことが痛いほど胸に響きます。

きっとそんな余裕のなかったことで仲たがいしたんだろう皐月
とのやり取りは緊張感ありつつも良いシーンでした。

孫の緒花が繋いで良い距離間の関係になれて良かったです。
だってこれは家族の物語でもありますしね。

空回りが過ぎる若旦那の頼りなさをフォローし続ける女傑たち感が
凄いけど、実際の旅館でも女性達の強さで成り立っているのかも
しれませんね。

あっでも緒花を陰ながら支えてたのはいつだってこうちゃんだったし
民子が頑張れるのも徹さんがいるからこそか・・・。
お仕事ドラマだけでなく、民子、緒花の恋模様もちゃんと描かれてたのは良かったですね。

舞台となった石川県の湯涌温泉。
このアニメを発端に開催されるようになったという「ぼんぼり祭り」。
この作品を観るまで知らなかったのですけど
アニメを発端にして新たな歴史が生まれるってのも凄いことですね。

現実の世界では、コロナでどこも大変なんでしょうけど
小さな旅館が残り続ける世の中であって欲しいです。
あ~一度は行ってみたいな~湯涌温泉。

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 229
サンキュー:

31

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cLzNA78240 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

TBSドラマを見ている感覚だった

仕方ないのだろううけれど2クールは長いかな。あくまでも今の感覚だとですが。

投稿 : 2021/09/28
閲覧 : 217
サンキュー:

1

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けい さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いや、まじでおもしろい

最初はぐだぐだだなとは思っていたのですが、後半のおばあさんのくだりとかが神!

投稿 : 2021/09/27
閲覧 : 193
サンキュー:

3

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たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

石川県金沢市「ぼんぼり祭り」

PAワークスの社長さんが富山県出身であり、なんと東京のアニメ会社を退職し、地元富山でアニメ制作を行ったことにより、「ご当地」感の強い地域に根付いたアニメを作っている。

なので、PAワークスさんの美術設定は富山、石川、岐阜などの山岳地帯を舞台にしているため非常に景観の豊かな背景を武器にしてる。

中でも、この「花咲くいろは」は石川県金沢市の温泉街の旅館が舞台なので、本編を見た人は無性に旅行に行きたくなるように作られている。「いい旅夢気分」である。

なんでも本編に出てくる「ぼんぼり祭り」はこのアニメ発祥のお祭りらしく、村おこしとして10年間行われている行事になっていると言われる。

鬼滅の刃などもそうだが、この「日本」の四季折々の風情を楽しむ習慣は、ほかのどの国よりも自然を豊かなものであると捉える気質が、こういったアニメを支えるのである。

投稿 : 2021/08/21
閲覧 : 388
サンキュー:

11

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種馬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

微妙な脚本の回が残念。全体的には良い出来。

作画もキャラも設定もいいです。
PA好きなので、その雰囲気も出てて良い感じ。
ただ恋愛模様で途中嫌になりました。特に主人公。
正直、恋愛要素いらな…とも思いました。
主人公のコウちゃんコウちゃんの下りは本当にいらない。うすっぺらい話が間延びしてて観てるのが苦痛。
基本、話は1話完結なので終始観やすいのですが、なんというか…クソ回が序、中盤に結構混じってます。
全体的な仕上がりが良いだけに、それが作品を台無しにしてて腹が立ちました。

まぁ、最終的にはそれなりの形でまとまったのでよかったです。

投稿 : 2021/08/19
閲覧 : 343
サンキュー:

2

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にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

旅館ではたらくお仕事アニメ

東京にすんでるオハナちゃんは
ママが恋人といっしょに夜にげするからって
いなかのおばあちゃんといっしょにくらすことになったんだ

おばあちゃんはキッスイ荘っていう旅かんをやってて
オハナちゃんはそこで仲居のお仕事をはじめたの

オハナちゃんのおばあちゃんってとってもコワい感じ。。
きびしい人みたい。。

いっしょの部屋になったみん子ちゃん(ミンチ)もきれいだけど
ちょっとおっかない子。。
板前さんの見ならいをしてて
人に「死ねっ」とかフツウに言っちゃうの(ううん。。よくないよね)

それとちょっとはずかしがり屋なのかな?
仲居の先ぱいでナコちゃん(ナコチ)

この3人って高校の同級生なんだ

もう1人オハナちゃんのお友だちになった子で
ユイナちゃんってゆう名前で
「ふくや」って言う大きな旅かんの子が
よく出てくるよ

あと
ミンチの片思いの相手で板前の先ぱいでトオルさん

ほかにも何人も
キッスイソウで一生けんめいはたらいてるんだ

それと
オハナちゃんには東京にコウイチくんっていうカレ(?)がいて
ときどきなやんだりして。。


{netabare}
にゃんははじめオハナちゃんって
おばあちゃんといっしょにくらすんだから
旅かんで大事にされるのかなぁって思ってた

そしたら
おばあちゃんってコワいしミンチもきついし
たよれるかなぁって思ったナコチもにげちゃうし。。

知らないところにはじめて来て
よく分からないのにいろいろさせられて
だれも助けてくれなさそう。。って

にゃんだったら泣いちゃうなって思う
でもオハナちゃんってとってもつよい人だった

いつもじぶんから何かしようってするから
失ぱいしちゃうときも多いのかな?

でも。。しかられてもじぶんがわるいって言って
ほかの人とかのせいにしない

それですなおに反省して
もっとがんばろってしちゃうから
スゴイなぁって(ほんと)にゃんは思った

いろんなことがおきるけど
いつもかんがえる前にうごいちゃうみたい

でも自分の恋のことはにがてなのかなぁ?
いつもにげちゃってたみたいだし。。

仕事にもなれてきて
いっしょにはたらいてる人たちのことも分かってきたら

東京って。。
コウイチくんって。。
なにが大事なことなんだろって分からなくなっちゃったみたい

ふられちゃったって思ったときは
にゃんも泣いちゃった。。


ほかにもいろんなことがあったけどネ

思い出してみたら
旅かんをやめるっていうほかにね
とってもスゴイじけんとかってなかったみたい。。

それでもおわりのほうで
今までのこと思い出してたら
しぜんになみだが出てきちゃったなぁ。。

またキッスイソウを
みんなではじめてほしいな。。
{/netabare}

絵もとってもきれいで写真みたいだった

投稿 : 2021/08/09
閲覧 : 1928
サンキュー:

334

ネタバレ

Chai さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

本当に残念

見てて中弛みはしなくて、面白いと思いましたが…残念ながら色んな要素を詰めすぎて全部が中途半端。
仕事を通して成長する話ならもっとそういう描写を繊細にかつ詳細に描いて欲しかった。
正直、恋愛要素はまったく必要がない。見てる時は恋愛のシーンを飛ばしました。
恋愛要素は本当に邪魔でした。仕事中でもなんでも孝ちゃん、孝ちゃん、孝ちゃんと色ボケした所がストーリーをダメにしていました。
困った時は好きな人をお話したら解決するという薄っぺらい上に旅館業を侮辱してる感じでした。

投稿 : 2021/07/21
閲覧 : 312
サンキュー:

4

ネタバレ

yut さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

26話、長いかと思ったけどほとんど一気に見てしまうほど面白かった!3人組のバランスは定番だけど絶妙で掛け合いが面白い。普通なら敵役の子も嫌味が感じられず、総じて心地よい。女将の暴力には反対だけどまあリアルな感じではあるのか。緒花ちゃんがかわいい。

投稿 : 2021/07/10
閲覧 : 181
サンキュー:

4

ネタバレ

がは さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もっとリアルなお仕事アニメが見たかった。

主人公や登場人物の行動にイライラすることが多く非常に疲れるアニメでした。正直文化祭の回や東京に行く回はいらなかった。もっと旅館の仕事をもっと見たかった。作画は良かったので非常に残念。

投稿 : 2020/10/12
閲覧 : 389
サンキュー:

4

ネタバレ

ERIN さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

予想を大きく下回った作品

同シリーズのSHIROBAKOやサクラクエストを先に視聴していたので、観る前はかなり内容に期待していました。
上記の2作には大変感動させられましたし、この作品も名前はよく聞く有名な作品だったので強い期待を抱いていたのは確かです。
しかし、上記の2作品に比べるとどうしても劣っているように思えてなりませんでした。

主人公の後のことを考えない無茶苦茶過ぎる言動は若いというよりもただ単に頭がおかしい子のソレにしか見えませんでしたし、作品全体を通しても「どうだ!青春してるだろ!」というようなとってつけたようなストーリーになっているのが見ていて非常に退屈でした。

特に酷かったのは、主人公が板前の1人を迎えに行くために結婚式場に行ったシーンです。
・(途中までですが)わざわざ車などではなく速度の遅い自転車を使う
・何の情報もなく行動し、結果後から電話をして時間を費やしている
・時間的余裕がなく、焦っているはずなのに呑気に電話をしている
・自転車+電車を乗り継いであれだけ探し回ってそこから帰る時間を合わせてもまだ間に合うという時点で時間の方もおかしい、彼女達のストーリーに無理矢理都合を合わせているようにしか見えなかった
…などなど、主人公がボロボロになりながらも走って頑張ってるという映像のためだけに考え出されたようなエピソードで、あちこちに粗が見えているのが本当に酷かったです。

他の青春作品にもあるような若さゆえの無鉄砲さや誤ちなら全然構わないのですが、この作品の若者達からは学習しない愚かさや常識知らずさばかり感じられました。

やはり、感動というものはバックボーンやそれまでの積み重ねあってのもので、その場その場の勢いや音楽と演出だけで内容が伴っていなければ薄寒いものになるのだなと改めて思い知りました。

正直に言って、感動という点においては、この作品を高く評価している人達の評価基準が理解できません。
世の中にはもっと感動できる立派な名作がたくさんあることを彼らはご存知ないのではないでしょうか。

投稿 : 2020/10/10
閲覧 : 527
サンキュー:

7

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遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

松前緒花16歳。いつか花咲くその日を夢見て、今日も人生ぼんぼり中

2011年。日本が3.11による大きな衝撃を受けた年だが、この年のアニメ業界は『魔法少女まどかマギカ』を筆頭に、『TIGER&BUNNY』『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』『輪るピングドラム』等多くの名作TVアニメが生まれた1年でもあった。
今作もそんな2011年を代表する作品の一つ。

主人公である松前緒花は東京の女子高生だったが、ある日母親の都合で地方の温泉旅館「喜翠荘」の仲居見習いとして働くことになる。そこでの仕事や出会いを通して、彼女が徐々に成長していき自分の目標を見つけるまでの王道青春ストーリー。
今作の舞台である湯乃鷺温泉は実際に石川県に存在する湯涌温泉をモデルにしており、作中で登場する「ぼんぼり祭り」が逆輸入するカタチで実際に行われるようになるなど、アニメの枠を超えて現実にも大きな影響を与えた。

緒花ちゃんが仕事や友人との関係、幼馴染との恋愛感情に振り回されながらも、その中で目標を見つけてガムシャラに突き進むのが主軸となるが、それと並行して展開する母と祖母との家族の溝を埋めるストーリーが個人的にはツボ。
最初は女将と従業員という淡泊な関係だったものが、段々と祖母と孫との関係も覗かせるようになり、最終的には師弟のような関係にまで発展していく様子は心を揺り動かされるものがありました。
特に最終話で1話同様に雑巾掛けしながら床の模様について女将さんに話しかけるシーン、緒花ちゃんが本当に喜翠荘が大好きで、仕事が大好きで、それを女将さんが感じ取って涙ぐむ、あんなもん見せられたら否が応でも泣きます。
また登場人物各々が旅館の仕事に対して様々な気持ちを抱えながら向き合っていく様子も丁寧に描かれており、それぞれに共感できるところがあるため今作は好きなキャラクターが多い。『true tears』とはえらい違いである。
なこちもみんちも巴さんも大好きだーー!!

作画は安定のP.A.WORKS、背景も人物も綺麗。特にキャラクターデザインをアトリエシリーズでお馴染みの岸田メル氏が務められているので女の子が軒並み可愛い。緒花ちゃんのデザインは完成されてると思います。

音楽は今ではすっかりアニメファンの間ではお馴染みとなったnano.RIPEが多くを務めている。個人的には前期OPである「ハナノイロ」がお気に入り。

総じて完成度の高い作品なので一見の価値あり。見ないとほびろんされてミンチになりますよ♪
さて、自分もあの頃思い出してぼんぼるとしましょうか。

投稿 : 2020/09/24
閲覧 : 368
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24

ネタバレ

latte さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ぼんぼる!

世の中を悟ったような女の子おはなが親の都合で祖母の旅館でお世話になることに。中居として働きながら自分の夢や目標、居場所を探すものがたり。

真っ直ぐで感情表現が豊かなおはながどんどん周りを巻き込んで行くの見ていて面白いです。
失敗したり、友達に死ねって言われたり、それでも間違ってることは間違ってるって言える真っ直ぐな強さがカッコイイです。

{netabare}後半はおばぁちゃんとみんなが対立しちゃうけど、みんな守りたいものは一緒なんだなって思うとほんとにすてき。{/netabare}

あんな素敵な旅館があったら行ってみたいですね♪

投稿 : 2020/08/05
閲覧 : 229
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5

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まさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほびろん!

とりあえずなこちが可愛かった
あとみんちも最初口悪いなと思ったけど徹さんに一生懸命ついて行こうと頑張っててまじかわいい!
そんでメインヒロインなんだけどほんとほびろん!‪w
だから緒花なんかに負けるな!みんち!

最後は喜翆荘閉めちゃうのはなんか残念だったな
時かけみたいにばあちゃん死んじゃうのかと思った…
なんだかんだで押し切って続けて欲しかったな
まぁ営業再開(2期、映画化)するのを待ちましょう

投稿 : 2020/08/01
閲覧 : 288
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5

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めあみやまや さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

P.A Worksお仕事系シリーズ第一弾!!

P.A. Worksお仕事シリーズの1作品目です。
お仕事シリーズだと「SHIROBAKO」が一番有名だと思うのですが(偏見)自分はお仕事シリーズの中で一番好きな作品です。主人公が頑張って周りに馴染もうと努力しているところが凄く感情移入でき、感動します!
「SHIROBAKO」や「サクラクエスト」も面白いですがまだお仕事シリーズに手をつけてない方は「花咲くいろは」を最初に見るのをお勧めします!!

投稿 : 2020/07/05
閲覧 : 293
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4

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ちゃっぴー0913 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

個人的神クール2011春4作目

え~ 頑張る女の子達の胸キュン青春物です。
一時期流行ったホビロン等はこのアニメから生まれた言葉です。
ふらふらしている母親の煽りでひとり祖母のいる田舎に...って有名だからそこら辺は省きますが心動かされるとても素敵な作品です。 一応石川県の聖地にも言ってきましたが 舞台の色々な場所が結構離れてて大変でした。
今年はこのアニメから生まれたぼんぼり祭りもないらしく少し悲しいです。
そういえば青森の横浜町のクラナドの菜の花祭りも中止でしたね。。。コロナのせいで...とにかく素晴らしいアニメなので是非視聴をお勧めします。
個人的に一番好きなキャラは四十万翠です。主題歌歌ってるなのらいぷのボーカルも確かゲスト出演してました。なのら好きな方も是非見てください。

投稿 : 2020/06/24
閲覧 : 287
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9

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O.Y さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:今観てる

1話から好感触

今日の夜からの視聴枠です。

1話から面白かったというか、急展開でしたね。このアニメは旅館に焦点を当てたというか、恐らく「働く」ということをテーマにしたアニメだと思います。「お客様ファースト」という考えを徹底した感じですね。今日で6話くらいまでは行きそうです。

追記
自分が見る「凪のあすから」に続くPA.WORKS作品、全体的にレベルが高いイメージです。今回も楽しんで見ることができそうです。

投稿 : 2020/05/10
閲覧 : 330
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退会未定のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ってうか、なんていうか、、、ホビロン。

ホビロンっていう言葉もホビロンなんだけど、全体的にホビロン。

投稿 : 2019/12/07
閲覧 : 287
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4

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tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「ほ」んとうに「び」っくりするほど「論」外の「ホビロン」

第5話のように,接客業は,まごころ
と戦争状態なんだな。

なんて思って見ていました。

父方の福〇県の従姉が,
大き目の民宿でバイトしていただけでも
本作にもあるように,布団の上げ下ろしから,
食事の準備,後片付けまで,
目が回るようだといっていました。

海辺のО市なのですが,特に海水浴客の
来る夏のシーズンと,釣り客の増える
時期は,特に「戦争状態」だといっていました。

緒花の向こう見ずで,ひたむきな姿は
接客業では,重要な要素かもしれません。

千差万別,様々なお客さんを相手に
していて,いちいちめげてしまう性格では
人間相手の商売・職業はやっていかれません。

修学旅行まで,仲居をしたり,いつもどこでも
走り回ったりするヒロインの姿は印象に残ります。

「ほ」んとうに「び」っくりするほど「論」外の「ホビロン」
でちょうど良いぐらいでしょうね。

こういう,いろいろな業界の裏方事情をあくまで
「多少」なりとも描いた,アニメは,WORKING!!とか,
SIROBAKO,サーバント・サービス,
デンキ街の本屋さん,バクマンなどがありますが,

自分の知らない世界を知るという意味で
良い作品に出会えたと思います。

「お客さんはみんな同じ,
おもてなしの心もみんな同じ,
それがおかみさんなんです
それが喜翆荘なんです。」

という緒花のセリフ通りストーリーが
展開していくのが,素晴らしかったです。

そして,ぼんぼり祭りで締めくくっていく余韻は
何とも言えません。

今度は,どんな職業を選んだ作品に出会えるのか,
楽しみです。

投稿 : 2019/11/22
閲覧 : 338
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13

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ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

予定調和

(第1話を観終わって)
やゃ!バアさん、孫を3発も殴ったぞ!
待て待て、予定調和のPAワークスに限って、対称性の破れは無いはずだ。
しかし、料亭、旅館ほどブラックな業界は無いと聞くぞ。
まあそれでも、面白そうなキャラ達だ。

(日記的なもの)
今日、ローカルニュース(R1.10.31)で京都文化博物館で催されている“京都ヒストリカ国際映画祭”が紹介されていた。そこでの記念対談に、PAワークスの堀川社長が出ておられた。特別参加で京アニの3作品が上映された中での招待講演であったようだ。
詳細は省くが、地方からアニメ作品を発信する意義を京アニへのリスペクトとシンパシーを持って熱く語られていた。

さあ、ゆっくり楽しんで行きましょうか。

(日記的なもの、其の2)
モデルになった旅館は、かつて東洋一とも言われた、金沢の湯涌温泉『白雲楼ホテル』。家内の実家がここの出入り業者で、毎年、つきあいで利用させられていたそうだ。
文化財級の建物であったが今はない。彼女が子供の頃の記憶をたどるに、アニメの中にその面影が偲ばれるとのこと。
詳細はウィキに譲るが、白雲楼ホテルが辿った末路は悲劇的だ。
同じフランク・ロイド・ライトの手になる豊郷小学校(けいおん)と比べてしまう。
一度壊されたものは戻ってこない。
悲しいことだ。

(観終わって)
岸田メルが描くキャラクターはどれも魅力的で、隅々まで描き込まれた背景の中で活き活きと動き回る。
緒花を筆頭に、ある意味身勝手で、クセの強い登場人物たち。
それぞれが、仕事を通して自分自身と向き合い、目標を定めてゆく。
目の前の仕事に立ち向かう姿勢は愚直そのものだ。

それなのに、何かしら怖ろしいものを感じてしまう。
彼等のひたむきさは、老舗旅館に棲みつく女将の亡霊に取り憑かれたが如くである。
とても面白く良い話で、最後まで楽しむことが出来たのであるが、喜翠荘と現実の白雲楼が重なり、まるで幻影を見ているような気がしてしまうのであろうか。
まるでスティーブン・キングのシャイニングのように・・・。
まあそれでも、緒花とエクソシストの母親の活躍で呪いは解け、ハッピー・エンドを迎えるのではあるが・・・。

投稿 : 2019/11/21
閲覧 : 332
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18

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しるまりる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

絵がキレイなところが見どころな凡作

絵はキレイ。
ストーリーは平凡。

キャラは…主人公はじめ魅力的なキャラが何人もいるんだけど、それ以上に目に余るキャラがチラホラ…
こういうのってかなり人選ぶんでしょうけど、僕は毎話のようにゲンナリさせられたりムカムカしたり。まぁ、平気な人は気にならないでしょう

絵はキレイ

投稿 : 2019/07/19
閲覧 : 334
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6

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

狙いはわかるんですけど....。

風光明媚な金沢市にかつて存在した『白雲楼』をモデルにした老舗旅館を
舞台に、仲居見習いとして身を寄せることとなった女子高生の成長物語。

舞台と背景に魅せられ、期待感を持って観始めるも出鼻から母親の夜逃げ。
しかも一人娘を残して。はぁ?...既にもう無理感。何とかならなかったん
でしょうか!この展開。挙句に母親は既に東京へ戻り普通に仕事してたり。
はぁ?...。どう思います?こういう母親。

売れない小説家が働くことになったり、無駄に死ね死ね言う板前見習い。
口うるさいイケメン板前が主人公に恋したり。色々不必要な展開が多い。
要らないです、ホントこういうの。

理想を押し付ける気は全くないんですけど、不自然な展開が多いと気分が
萎えます。なんか勿体ない、いいキャラが揃っていただけに本当に残念。

明瞭活発で家庭的な緒花ちゃんに救われたって感じです。
是非彼女の違う物語を観てみたいなと思いました。

悪評ばかりでごめんなさい。

投稿 : 2019/07/03
閲覧 : 269
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nan-nan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こーゆーアニメにしては…。

「花咲くいろは」

緒花ちゃんも可愛かったし、
なこち、みんちもみーんな直向きで可愛かったです。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。
そして、女将である四十万 スイの生き様に感動しましたヽ(*´∀`)ノ...

投稿 : 2019/07/01
閲覧 : 259
サンキュー:

3

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kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一生懸命、そして、前向きになれる

nano.RIPEが歌う「影踏み」を聞いて、見始めた作品。(ちなみに、「影踏み」は劇場版主題歌)

この作品からPAワークスが創るアニメが好きになった。

一生懸命、そして、前向きに生きていく事が出来る作品。

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 221
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かいかい さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

いろはちゃんはいない。

岡田先生は相変わらず期待させるのが巧い。
1話で惹きつけられるが5、6話くらいから暗雲が立ち込める。中盤くらいから恋愛のゴタゴタがありそうだから楽しめるかと思いきやそうもいかず、最後までしんどかった。修業アニメ。全キャラ掘り下げようとするならストライキや修学旅行や映画や文化祭などの無駄な回を削るべきだった。最初から魅力のないキャラクターたちが話数が進むごとにさらに魅力を失っていき見るに耐えなかった。寒気がした。特にミンチ、エニシング、タカコ。あとママのお前が言うな感は異常だった。この感覚はココロコネクト以来だ。SHIROBAKOの旅館版かと思って甘くみていた。普通の感性なら感動したのだろうか?

投稿 : 2019/03/07
閲覧 : 402
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8

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SHOT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

評価が高すぎる

※途中で断念しているので最後まで見ていません。勝手な意見でかつ批判的です。

2011年のアニメということで、その時期を考えると1話はだいぶテンポも良く、絵もよく、斬新なものだと思いました。主人公の気持ちに焦点を置いた展開に引き込まれた。(でも1話は割と長く感じてしまった。)

しかし、その後何を伝えたいのかよくわからなくなった。愚かだがまっすぐな緒花が、不条理さもある現実社会を、懸命に働き成長していく姿に感動させる話に絞ってくれればいいのだが、だんだん現実っぽさがなくなっていき、緒花の生き方そのものに共感できなくなっていく。ミリタリーオタクの回で断念。街中で銃持ってる時点で法を犯しているんだが。

旅館で働く懸命な姿というと千と千尋の神隠しみたいなものをイメージを(勝手に)持っていたが、そういう誠実なアニメではないと思った。緒花は可愛いが、可愛いだけか。菜子が泳げる設定とか唐突に出てきたが、それ必要か?(見てない後半の伏線かもしれないけど。)オリジナルアニメということで、脚本に難があるのでは?

投稿 : 2019/02/03
閲覧 : 322
サンキュー:

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花咲くいろはのストーリー・あらすじ

突然の夜逃げ、突然の告白、そして突然の別れ――。今までとは違う自分になりたかったという夢は、急に現実となりました。私、松前緒花の平凡な日常は1日にしてドラマチックな展開を迎えたのです。通い慣れた、それでいてあまり愛着のない街を出て、話したことや会ったこともない祖母の元で暮らすのです。大正浪漫あふれる温泉旅館・喜翆荘(きっすいそう)。そこで出会う人たち。花の芽が地上に出て新たな世界を知るように、私も、今までとはまったく違う、新しい生活を始めます。それは辛いことかもしれません。でも、めげても、くじけても、泣きじゃくっても明日は来るんです。だからこそ私は頑張りたいんです、そして輝きたいんです。太陽に導かれるよう咲く花のように。いつか大輪の花を咲かせられるように……。
(TVアニメ動画『花咲くいろは』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年春アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫nano.RIPE『ハナノイロ』≪ED≫スフィア『Hazy』

声優・キャラクター

伊藤かな恵、小見川千明、豊崎愛生、戸松遥、能登麻美子、梶裕貴、本田貴子、久保田民絵、浜田賢二、間島淳司、山口太郎、恒松あゆみ、諏訪部順一、チョー

スタッフ

原作:ピーエーワークス、キャラクター原案:岸田メル、 監督:安藤真裕、シリーズ構成:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:関口可奈味、メインアニメーター:石井百合子、美術監督:東地和生、色彩設計:井上佳津枝、撮影監督:並木智、3D監督:山崎嘉雅、特殊効果:村上正博、編集:高橋歩、音響監督:明田川仁、音楽:浜口史郎、音楽制作:ランティス

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