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「空の境界 第二章 殺人考察(前)(アニメ映画)」

総合得点
72.1
感想・評価
721
棚に入れた
4107
ランキング
1172
★★★★☆ 4.0 (721)
物語
3.9
作画
4.3
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
4.0

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空の境界 第二章 殺人考察(前)の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私はおまえを・・・

 全58分。

 ついに時系列で言うところの最初になりました。今回は式と幹也の出会いの物語です。

 不思議な雰囲気を持つ式に引かれた幹也が、彼女と親しくなり、一緒に買い物をする仲に。
 しかし巷で噂の連続殺人事件。証拠はある程度挙がっており、もしかして式が・・・?

 最後もなかなかいいところで終わります。この時点では伏線を張っているだけで、この世界の全貌が見えません。独特な雰囲気のために人を選びますが、合う人にはオススメです。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/06/06
閲覧 : 263
サンキュー:

16

OK! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

2022/05/17 終了

投稿 : 2022/05/17
閲覧 : 129
サンキュー:

0

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一作目よりさらに目の細かいふるい

空の境界 第二章。
一作目から見ると過去の話になります。
空の境界は各章で時間が違っていて、本作は全8作あるシリーズのうち、時系列的には一番過去の物語となります。

黒桐幹也と両儀式が同じ高校に入学する。
人を寄せつけない雰囲気の式に幹也は何となく惹かれてゆく。
一方で、街では猟奇的な連続殺人事件が発生し、暗い雰囲気が漂う。
相変わらず独特の雰囲気の作品です。
私服登校の学校のようなのですが、着物に赤いジャケットをユニフォームにする式の出で立ちは、それだけでまともな学園モノではない空気を醸します。
古い大きな名家、ひとつの肉体に宿るふたつの心、近づきがたい女性にややもするとナンパとも取れるほどしつこく絡む主人公と、よくある展開といえばそうなのですが、異なるのは式が単なるツンデレではなくガチでヤバいやつという点ですね。
連続殺人の犯人は誰で、目的は何なのかというところの解(正解かはさておき)は出ていますが、これで納得していいのか、そもそも人が酷く殺されるが、それは本作においてはどうでも良い一種の記号なのか。
一作目で結構ふるいにかけたような気がしましたが、二作目はさらに目の細かいふるいが準備されていたような印象を受けました。
独特な間やわかりにくいシナリオ、厨二心が前面に出た香ばしい内容に拒否反応を受ける方にはおすすめできない作品だと思います。

なお、タイトルに(前)とある通り、(後)もあります。
ただ(後)は、(前)より大分未来の話となっており、(前)が1995年9月、(後)は1999年2月の話で、第1章の俯瞰風景もその間の話。
(後)は第7章です。
(前)の正しい解は後のお楽しみで、それを見るには先にその間に起きたあれこれを見るべしということなのでしょうか。
であれば、この殺人考察こそが、空の境界でメインとなるストーリーなのであろうと思います。

投稿 : 2020/07/10
閲覧 : 260
サンキュー:

4

まつまつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

両義式の狂気

作品としては2作目だが時系列としては最初の話。
両義式の狂気の面を知る作品。

それにしても坂本真綾は作品によって全然違う雰囲気を出していて、本当に実力のある声優だと思わされた。

投稿 : 2020/06/17
閲覧 : 233
サンキュー:

2

ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あれ?これもしかして時系列変化しました?前に戻った感じが...

【視聴きっかけ】
前回の続き
【良い点】
■前作と同様です!

【悪い点】
これってみんなは予め時系列を知っていて見ているのか、それとも知らずに
見ているのか訳が分からないですね。
それを理解して見ているのとでは全く違う気がするようにも感じます。

投稿 : 2019/07/05
閲覧 : 286
サンキュー:

4

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今となっては貴重

2017.12.17記

第一章 『俯瞰風景』 (1998年9月)
第二章 『殺人考察(前)』(1995年9月)
第三章 『痛覚残留』(1998年7月)
第四章 『伽藍の洞』(1998年6月)
第五章 『矛盾螺旋』(1998年11月)
第六章 『忘却録音』(1999年1月)
第七章 『殺人考察(後)』(1999年2月)
終章 『空の境界』 (1999年3月)
『未来福音』 (1998年8月~)

全章通して物語の始め部分、両儀式と黒桐幹也の出会いを描いた章です。
第七章の後編とセットで、そしてその他の章でもこの第二章の回想が頻繁に出てきますので、キーとなるエピソードになります。


タイトルの今となっては貴重だなと思う部分ですが、
第四章でのネタバレ含みなので気になる人は見ないでくださいね。

{netabare}事故からの昏睡状態を経て意識を取り戻した時に、両儀式の中で対の存在だった織が消えて(死んで)しまいました。それ以降、式は意識的に口調が男性っぽくなるのですが、この章だけはそれ以前の女性らしい式を見ることができます。{/netabare}

両儀式の声を担当している坂本真綾さんですか?
男性人格、女性人格、女性が意識的に作った男口調など使い分けていて凄みのある演技でした。


-----
2018.08.14追記
《配点を修正》

投稿 : 2018/08/14
閲覧 : 440
サンキュー:

11

クギコマ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

高二病なかんじ?

第一章から観始めたけどきつかった
特にインテリ少年に感情移入して少女に萌えてくれ~と言わんばかりの誘導演出がうざかった こちらが物語にまだ感動していないにも関わらず感動的なBGMを入れてくるのは 日本のTVドラマでもよく使われている方法だが好きではない 物語の内容は難解で哲学的なものだとレビューされているがシンプルな事象を言い表すのに色々言い替えて言葉遊びをしているだけで 難解とか意趣深いとは思えなかった

投稿 : 2018/01/30
閲覧 : 376
サンキュー:

0

ネタバレ

フロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私は、お前を犯(ころ)したい

第2章は1995年4月~1996年3月を
描いた作品ですが
『空の境界』と云う作品の中で
一番初心者に冷たい作品かもしれません
{netabare} 第1章とは違い
何故か式の一人称が『私』になってたり
極めつけは『両儀式』と云う存在は
全部で3つ出てきます {/netabare}

内容としては
高校入学を果たした式は
飽きることなく話かけてくる黒桐幹也と過ごす内
自身の心境のにズレが現れて

そして同じ頃黒桐は
知り合いの捜査関係者から
巷を賑わせている
連続猟奇殺人事件の証拠を見せつけられる

この章は他と比べて色々特別ですので
分かりづらいかもしれませんが
理解出来ればとても面白い章になっています

投稿 : 2017/09/30
閲覧 : 318
サンキュー:

6

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最初

時系列的には一番最初の作品

投稿 : 2017/07/04
閲覧 : 307
サンキュー:

2

ネタバレ

leojojo さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

織かわいい

七章+エピローグ+未来福音構成の劇場版の二章目だが時系列でいうと最初らへん。時系列がぐっっっちゃぐちゃの作品なのでそういうのが嫌いな人は注意。(TV版は七章分を13話にまとめたもの)

着物に赤い革ジャン、着たい…着たくない?

一度見ただけじゃ分からないところがあったので見返します。

{netabare}
七章見終わったあとの復習
織: 殺人衝動なし。生まれてこの方殺されてきたから人を殺すことしか知らない。消えた
式: 殺人衝動あり。生まれてこの方織を殺してきた。人は殺したことはない。
{/netabare}

投稿 : 2016/05/29
閲覧 : 277
サンキュー:

2

ネタバレ

Bee@ぐーるぐる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

自分用

嫌な予感は嫌な現実を引き寄せるものだから

投稿 : 2016/02/21
閲覧 : 227
サンキュー:

0

ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

両儀式の心を乱す幹也。彼らの物語は此処から始まった。

「空の境界」は奈須きのこによる、同人誌に掲載された長編伝奇小説である。全7章で構成され、本作は第二章「殺人考察(前)」が映像化された。「そらのきょうかい」でも「くうのきょうかい」でもなく、「からのきょうかい」なのでお間違えの無い様に。略称は「らっきょ」。


「空の境界」は奈須きのこの小説だが、奈須きのこと武内崇の所属する同人サークル(現在は有限会社Noteのブランド)「TYPE MOON」の作品に「月姫」、「Fateシリーズ」などがあり、「空の境界」と世界観を共有している。奈須氏によると「微妙にズレた平行世界」とのこと。


劇場版「空の境界」は圧倒的な映像美、迫力満点の戦闘シーンと、難解且つ素晴らしい世界観を、原作小説を忠実に再現し映像化したufotableの力作である。
本作のメインテーマは「境界」である。相反する二つのものに関するメッセージが緻密に組み込まれている。
その各々に対する矛盾もまたテーマの一つだ。
奈須氏の命の重さ、禁忌を主題とした本作の完成度には脱帽するばかりである。
「生」と「死」、「殺人」と「殺戮」などについて考察するわけだが、テーマがこれであるから必然的にグロテスクな描写がある(しかも美しかったり)。
また、難解な言葉(辞書的意味では用いない)や、時系列のシャッフルにより、物語の理解はやや困難である。
しかし、この時系列シャッフルこそが「ミステリ」における叙述トッリクとして作用しているのである。
決して時系列の通りに見てはいけない(2度目からはご自由に)他にも、原作にはなかった「色分け」が行われている点も魅力的だ。式の服の色や、月の色なども見てみると楽しい。
全7章に渡って展開される両義式と黒桐幹也の関係も素晴らしい。
設定はここで説明するとつまらないので、作品を視聴することをお勧めしたい(丸投げであるが(笑))
副題のThe Garden of sinnersは直訳すると「罪人の庭」と言う意味。sinには(宗教・道徳上の)罪という意味があり、guiltの(法律上の)罪とは区別される。
Theの次のGardenが大文字であることから、これはギリシアの人生の目的を心の平静(アタラクシア)に見出した精神快楽主義のエピクロス学派を意味する。よってThe Garden of sinnersは快楽主義に溺れた道徳的罪人という意訳が適切ではないか。



第二章の本作は「空の境界」の時系列で、全7章のうち1番目にあたる作品だ。本作の視聴で第一章では分からなかった「あの夜」までの展開が繰り広げられる。黒桐幹也と両儀式という二人の人物の過去とその関係を知ることが出来る。注目して欲しいのは「両儀式」の心理描写である。黒桐幹也が彼女に与える影響や、それによって変わる二人の仲をしっかり押さえておきたい。第一章「俯瞰風景」での伏線も回収している。前作に比べて穏やかなストーリーの運びだが、彼女の心の激しい流動には細心の注意を払って観て欲しい。
副題の and nothing heartは「そして空虚な心」といった訳だろうか。
考察←観る前に見ない様に。
{netabare}

時系列:1/8
1995年9月~2月
両儀式:16歳 職業:高校生
黒桐幹也:16歳 職業:高校生

原作との相違:小
原作との尺の比 87P:60min=1:1(1分当たり1.45P)
(一番原作との尺の長さの比が合致していると判断される2章の比を基準:1とする)
(原作の頁数は講談社文庫を用いる)


・「両儀式」について
両儀家は人為的に二重人格者を生み出す家系であり、持って生まれた多人格を認められ、多人格を持たなかった兄を差し置いて両儀家の跡取りとなった。
生まれたときから、自らのなかに他人を抱えて生きてきた式は、自分以外の人間の感情を知って育ってきて、自然と人間嫌いになってしまった。
式のときは女性口調で、織のときは男性口調。
そんな式に「普通に生きる」という幻想を持たせてしまう少年が現れた。
異常者であると言う自分を、異常者だと認識させてしまう、少年、黒桐幹也。
式は生まれてはじめて、織以外の他人として「幹也」を強く意識し、心のどこかで人並みの幸福を夢見ていた。

幹也の「いつから僕らは正体不明の存在が、ただの見知らぬ他人なのだと知ってしまったのだろうか。」という思索は、「式の人間嫌い」について考えたものだ。
子供の頃は疑うことを知らず、無条件で周りを好いて、周りからも当然好かれていると"思い込んで"いたが、それは単なる無知故の幻想であるということに、何時気がついたのだろう、という意味だ。式の場合は織がいた為に、幼少期にその事実を直視してしまった。


・「黒桐幹也」について
「普通」「一般」を形にしたような人で、温和で面倒見がよく、大抵の人に好かれる好人物。一方恋愛に関してはかなりの鈍感で、式が好きであるため周りが見えないという点もあるが、当の式からの好意も感じ取れていなかったりする。また、馬鹿正直で「常識」という範疇から外れたことも冷静に処理することが出来る。
式に「両手両足だけ?それだけで人間は死ぬの?」という問いに、
「そりゃあ血がなくなれば酸素欠乏で生命活動が停止するでしょう。でもこの場合はショック死のほうが先だったろうね」と答えている。
基本的に、式からは「黒桐くん」、織からは「コクトー」と呼ばれている。


・「孤独と孤立」について
誰もいない街を歩くのは、自分が一人になりたいからだと思う。それとも逆に一人なのだと思いたいからだろうか。

両儀式は二つの人格「式」と「織」を持ち、集団から孤立することはあっても、人格として孤独を感じることはなかった。式の隣には必ず織が居た。式は織を外に出そうとするものを殺す、つまり彼を殺し続けた。


・「天候と服装の変化」について
初めて会った時の天候は「雪」(この時幹也が会ったのは『両儀式』)で、そこから式が初めて「黒桐幹也」を認識した雨宿りの天候、「雨」へと変化。
そこで再び式は拒絶の意志を示す為、織に幹也との面会を許可する。この辺りから両儀式の服装が「黄色」(警告色)に。式がその後話しかけてきた幹也に「なぜ話しかけてきたの?」と訊いていることと、「このままだと、きっと私はあなたを殺すわ」という台詞から、なんとか幹也に引いて欲しかったのだろう。
殺人現場に居合わせた織を目撃しながらも、沈黙を守り「自分自身に自信が持てるようになったら、式の話を聞けるようになると思う」と答える幹也に、式は彼を完全に無視することにした。幹也はその後も張り込みを続ける。この辺りで天候に「雪」の日が一日ある。
放課後の教室で、式の「おまえは私の何を信じられるんだ」という質問に対する、「根拠はないんだ。けど、僕は式を信じ続けるんじゃないかな。・・・うん、君が好きだから、信じ続けていたいんだ」という答えに、式は彼に叶わない夢を見せ付けられ、絶望的な願いは彼への憎悪を呼んだ。その夜の天候は「雨」。式は「赤」(危険色)の着物で登場し、張り込み中の幹也を襲う。
そして彼女の「愛情」の代わりに持つ感情「殺人」により、幹也への想いをぶつけることになる。
作中を通して「雪」(緊張)から「雨」(緊張緩和)へと傾倒する雪解けの変化、これは式の幹也への心情の変化を表すのではないか。


服装の変化に関して、式の服の色が青→黄→赤と変化していることについて、普通であれば先述の危険色と判断出来るが、五行思想の「相剋」の観点から、木(青)→土(黄)と相克している、そして次が火(赤)であるので、水(黒)が入れば、完全な相克関係 木→土→水→火が完成するのだ。この黒はやはり「黒」が名字に入り、尚且つ全身黒ずくめの黒桐幹也を入れるのが適当だろう。
普段の式(青)→織(黄)→毎晩両儀家前で張り込んだ幹也(黒)→幹也を襲った両儀式(赤)
という完全な相克が完成するのだ!
(因みに相克とは五行思想において相手を打ち滅ぼして行く、陰の関係)


・「式と織」について
式は「肯定的な肯定」であろうと「否定的な肯定」であろうと、「抑圧」の感情を示す。女性人格で両儀式の肉体の主導権を持つ。
革ジャンの着こなしについて、一章「俯瞰風景」ではファスナーを開けているが、二章では閉じられている。これは二章の式が心を閉ざしていることを暗示している。
織は「肯定的な否定」であろうと「否定的な否定」であろうと衝動と逃避からの「解放」の感情を示す。男性人格で彼の生きる実感は殺人である。親父との稽古は織の担当の様で、男性口調だった。(真剣で勝負とは、二人ともよほど上手いのだろう)。夜に散歩をしていたのは織である。
最後の式の台詞が「オレは犯(ころ)したい」ではなく、「私は犯したい」であるのは、式が衝動を解放したことを示す。
(これはアニメでは分からない違いであるが(笑)。)

式と織の関係を例えるなら、『両儀式』という乗用車(肉体)に両儀式と両儀織という二人の人間(人格)が乗っているようなものである。
お互いに相手を認知しており、普段は式が運転席に、織が助手席に座っていて、交代することもある。乗用車(肉体)の所有者は式である・・・といった具合である。

式と織については第四章伽藍の洞と終章空の境界でも考察する。


・「――黒桐くん!」という式の叫びについて
幹也が秋隆の迎えを待つ式に傘を差出、唐突に鼻歌でsinging in the rainを歌った場面で、式が放った一言であるが、これは式がこのままでは織が出てくると直感で感じ、黒桐幹也という人間を周囲の自分を構う有象無象と一線を画す人物として初めて認識したことを表している。彼は式の異常性を露程も意識していないかのように彼女に感じさせ、自分の言動が無視されることよりも、それを式の思惑により曲解されることに怒った。式は幹也の人の好さに対して反感を覚えずにいられなくなるが、発端はこの時点からである。


・「連続通り魔殺人」について←七章を観てからどうぞ
{netabare}
この連続殺人の犯人は白純里緒であり、事件現場に必ず式が登場することと、彼が彼女に会ったときの「四回はやり過ぎだろう」(←実は殺人自慢)という台詞から、ミスリードを誘った。彼はこの時、荒谷宗蓮により「食べる」という起源を覚醒させられていて(だから喰い残しと呼ばれていた)、式を自分と同じ殺人鬼にすることを望んでいた。そこで、式の嫌う殺戮を繰り返し、彼女を誘い出そうとした。四人目の死体に陰陽太極図(両儀)が刻まれていたのも、彼女へのメッセージだろう。
本章は連続通り魔殺人の犯人を式であるかのようなミスリードをしつつ、殺人の描写は描かず、ただ現場に居た描写だけで、あたかも式が殺人を犯したかのように印象付けてしまう。
前述した幹也への質問から殺人の経験が無いことを示唆しているし、式が「残念ね。私人殺しよ」と言った理由も、今までずっと織を殺してきたという事であり、白純里緒を殺すまで、式は人間に対する殺人はしていない。(巫条ビルの幽霊や、生きた死体、荒谷宗蓮は殺したが、あれらは人間ではない。浅上藤乃のことは殺そうとしたが、結局殺さずに彼女に巣食う病気だけ殺した)
{/netabare}


・最後の幹也の逃走場面について
赤い着物で雨の中佇む式に対し、幹也は駆け寄って彼女に腕を差し出した。それと同時に式は彼の腕を切る。逃げる幹也を追いかけナイフの切っ先を彼の喉元に向ける。
「コクトー、何か言ってよ」と式は言う。
「僕は・・・・・・死に・・・・・たく、ない――」と幹也は襲いかかる死に対し言った。
「私は、おまえを犯(ころ)したい」と式は言った。

この一連の動作について
両儀式は式と織と言う二つの人格で事足りていて、他者の醜さを知っていたが故に、世界を拒絶することで、自己の平安を保っていた。
式は外界を拒絶するが故に外界からも拒絶されていたが、初めて彼女を受け入れてくれる人物、黒桐幹也と出会う。
彼は異常である彼女に「普通に生きる」という叶えられぬ夢を見せ付け、彼女の保っていた世界は外の世界を望むが故に壊れ始めた。式は望んだ夢の「遠さ」、自身の「異常」を強く自覚してしまい、黒桐幹也を求める心と壊してしまいたいと思う心(ambivalent)に苛まれ、その衝動は彼女を「殺人」という手段を行使することへ向かわせてしまう。
壊すことが目的なので「殺」でなく「犯」である訳である。
織の夢は、幸せに生きることであり、幹也はその象徴であり、織が幹也を殺すことはない。夜中に徘徊をしていたのは織であり、式は連続殺人の犯人が織か、第三者かは知らない。式はこれ以上、自分が壊れることを恐れ、織の殺人衝動の発現を防ぐために幹也を殺そうとする。本来なら否定は織の役目であるが、幹也への感情が許容量を超えたため、式が直接、幹也に向かった。この章ではこの事件の末路は描かれていないが、一章で式、幹也が生きていることや、式が常に男性口調であること、直死の魔眼についてなどの伏線と繋がっていく。この事件の後日談は第四章伽藍の洞で分かる。


・「君が光に変えて行く」について
両儀式が黒桐幹也により変化していく様子イメージして奈須きのこ監修の下、梶浦由記によって作詞・作曲された。
本作は第七章「殺人考察(後)」に次いで式と幹也のラヴストーリー色の強い作品で、「こんなに哀しい景色を 君が光に変えて行く」という歌詞からも式が幹也に影響されていく様が見受けられる。この曲の歌詞を理解して初めて本作を理解したと言えるだろう。



・「殺人考察(前)」という作品について
式と織という二つの人格を持つ二重存在者、自己の中に他者を持ち、他人の感情を幼い時分から知っていた両儀式は「愛情」というものを知らないで育った。自らを異常者と自覚している彼女は、自分に近づく人間を拒絶し、人間嫌いになっていた。織は式の禁忌を受け持つ人格であり、織という闇を殺し続け、自らを破壊衝動と位置付ける。式は織を目覚めさせる人間を拒絶し、織は式の拒絶する人間を殺そうとする。
黒桐幹也は「普通」を形にしたような少年だが、変わった嗜好を持っていた。徐々に式に惹かれ、彼女と親しくしていた。式はそんな自分に馴れ馴れしく接触してくる黒桐に戸惑いながらも、彼との時間に幸せを感じていた。しかし同時に、「普通に生きる」ということは自分には叶わない幻想だと、激しく認識させられ、自分が変わっていくことを恐れ、彼を拒絶することを選択した。織によるデートでの式と織という人格の説明や、放課後に人間嫌いだという説明をされても、式に近づく彼の態度に、式は苛立ちを隠せずにいた。幹也はどうしようもなく式のことが好きになっていた。
八月に連続猟奇殺人事件が発生していて、織は毎夜の散歩の中、殺人現場に足を運んでいた。二月に幹也は大輔から連続猟奇殺人事件の犯人の情報を得、式が犯人ではないかという疑問を持ち彼女の家に足を運ぶ。そして其処で血が吹き出る死体の傍らに居る式を目撃してしまった。しかし、彼は警察にそのことを伝えず、彼女の家の前で毎晩張り込みを行い、事件の犯人が式でないことを信じ続けた。式は今度こそ、事件のことを問い詰めてくるだろうと踏んだが、幹也に「信じる」と言われ織が幹也を殺そうとしたことから、未体験の苦しみを味わい、彼を無視することにした。二週間ほど経って式は幹也と放課後に話しをする。毎晩張り込みを続ける幹也に無視が出来なくなった式は、自分は人殺しだと告げるが、幹也に憮然と「君にあんな事はできない絶対だ」「根拠はないんだ。けど、僕は式を信じ続けるんじゃないかな。・・・うん、君が好きだから、信じ続けていたいんだ」と言われ、式は小さな幸福と、防ぎようのない破壊に苛まれた。その晩、式は幹也を襲い、自分に叶わぬ夢を見させつづけた彼に対する感情を殺人という手段で伝えることにした。

・名言(原作より抜粋)

式(夜が深くなれば、闇もまた濃くなっていく。誰もいない街を歩くのは、自分が一人になりたいからだと思う。それとも逆に一人なのだと思いたいからだろうか。)

里緒「そう?それは違うな、君は分かってない。だから苛立っているんだ。あんまり、そういうのを他人にぶつけちゃ駄目だよ。他人を責めるのは楽だから、クセになる。あはは、四回はやりすぎだろう」

式(たとえ織が人殺しを愉しむ殺人鬼であろうとも、私は織を消す事はできない。自らの内に"シキ"を飼う私は、やはり彼と同じシキに過ぎないのだから。)

織「じゃあな。オレはおまえの事が気に入ったから、近いうちにまた会うよ」

幹也「とっくにいかれちまってたんだ、俺」

幹也「式はただあそこにいただけだろ。少なくとも、僕はそれしか見ていないんだ。だから信じることにしたんだよ」

式(幹也といると、なんだか落ち着く。幹也といると、彼と一緒なのだと錯覚する。幹也といると、そちら側に行けるのだと幻想してしまう。)

幹也「根拠はないんだ。けど、僕は式を信じ続けるんじゃないかな。・・・うん、君が好きだから、信じ続けていたいんだ」

式「――おまえは、莫迦だ」

幹也「僕は・・・死に・・・たく、ない――」

式「私は、おまえを犯したい」
{/netabare}



この二章は、「両儀式」という人物に注目し、黒桐幹也が彼女に与える影響を「表情」、「色」、「天候」、「仕草」などを巧みに活用して、視聴者に伝えている。原作の心理描写を上手く伝えられていると思う。式と言えば青い着物に真っ赤な革ジャンがトレードマークだが、この式の革ジャンは、幹也に「冬でもその恰好なのか」と言われて購入した革製のブルゾンである。作中では、まだ冬になっていないのに真っ赤な革ジャンを纏う式が可愛くて堪らない。しかし、幹也は全く気付いておらず、1章では薔薇には棘があるから式にはバラ科のストロベリーが似合うという説明の中で、式のトレードマークである革ジャンを指しているが、それが自分の発言に起因したものであることに未だに気づいていない。式がハーゲンダッツを「食べない」と言って若干拗ねたのも棘があること言われたことに加えて、この点もあったと思う。結局、幹也を思って食べるのだが(笑)


本作は考察のし甲斐があり、非常に面白い。また現代人への処方箋のような役割を果たし、私達にカタルシスを与える。

私は全章視聴後原作を購読したが、読み応えがあって大変面白い。アニメを観た人は補足の為にも、お勧めしたい。
未視聴の方は、是非挑戦していただきたい作品である。

投稿 : 2016/01/22
閲覧 : 1040
サンキュー:

47

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

第二章 殺人考察(前)

全8章の中での一番最初のエピソードだと思う。

高校入学式からの式と幹也の出会いから、
式の2面性というか複雑な事情的なものが描かれてます。

幹也の家族や叔父?も見れるので、どんな家庭環境なのかも
わかるのでよいかも。

やはり、これを第一章に持ってきて欲しかったなぁと。

投稿 : 2015/09/07
閲覧 : 490
サンキュー:

2

オキシドール大魔神 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時系列的には最初の話

式と幹也の出会いなどが描かれる。

投稿 : 2015/08/19
閲覧 : 321
サンキュー:

0

ネタバレ

ひらめ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

 まだ、よく分からない部分も多かったけど、これから解決していくのかな?次の章が楽しみ。

投稿 : 2015/04/22
閲覧 : 439
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福田智晴 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

始まりの考察

この作品は二章ですが
シリーズの始まりの話で時系列的には一番の始めのものです!なので、これから観はじめるのもいいと思います(・ω・)
作画はもちろんのこと、雰囲気、音、ともに文句なしにいいです○o。.
作中殺人事件が起こりますが、大胆なグロシーンは少ないですが、死体などのシーンがありますので注意。
ここはあくまで殺人考察なので大胆なバトルなどはありませんが、緊迫した感じなどの状況が伝わってくるので飽きなどはないと思います。


これを観ることによって、あれ?もしかして、、、これって、、、などと考えや引っ掛かりを感じる始めの話なので楽しかったです('ω')これもピースの一つなんだと思わさせられます。


シリーズを時系列的に見たい方は以下を参考に・・・・・

(1)第二章「殺人考察(前)」

(2)第四章「伽藍の洞」

(3)第三章「痛覚残留」

(4)第一章「俯瞰風景」

(5)第五章「矛盾螺旋」

(6)第六章「忘却録音」

(7)第七章「殺人考察(後)」

投稿 : 2015/04/01
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ネタバレ

眠夢 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

こっちを先にしてほしかった

投稿 : 2015/02/02
閲覧 : 242
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つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

2章でしたが…やっぱり意味が分からない(・д・;)

1章でさっぱり分からなかったと言いつつも、さすがに2章になればある程度わかってくるよね~。

と、軽い気持ちで見たら…分からないよね。
うーん。

時間軸が戻ったのかな?
主人公たちが学生時代の話でした。

私が思っていたよりも難しい作品でした。
(私がおばかなのであればすいません。)

でも、やっぱり面白い作品なのだろうという予感はするので、3章を見て挫折するか決めよう…L(‘▽‘)/

投稿 : 2014/12/24
閲覧 : 238
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3

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

不気味

まだこの後どういう展開になるのか見えない。

投稿 : 2014/11/23
閲覧 : 250
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ネタバレ

latte さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

出会いの物語

式と織がいた時の話。黒桐としきが出会った時のお話。

前、後と別れていて、前だけでは何がなんだかよくわからないです。後を見たらわかるのかな??
なんだか式が「誰?」ってくらい話し方とかも違ってて変な感じでした。織の方が話し方好きです。

学校にいる二人がなんだか新鮮で、制服じゃないとこは安心したような残念なような…(笑)

内容はいまいちよくわからないけれど、事件の謎とか楽しみに後編を見ます(^^)

投稿 : 2014/11/19
閲覧 : 223
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2

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少し時をさかのぼり出会った当初の頃は・・・

奈須きのこによる長編伝奇小説を原作とする

劇場アニメです。全八章の第二章です。原作未読。


第一章から時を遡って式と幹也が出会った当初

の話です。そして高校で再び会った後、幹也は

彼女のもうひとつの人格である織と面識を持つ

ようになる。そしてその頃街の中で猟奇的殺人

が発生していたのだった・・・というところ

でしたが、式と幹也が出会ったばかりの頃だった

ので少し第一章からの分かりにくかった部分

のひとつのピースが埋まったかのようでした。

サブタイトルの通りこの作品ではその結末の

真実は分からないままだったように感じました

が、式を信じる理由もわからないのに信じ続ける

幹也がその式の心にどのような影響を与え

この真実をどのように改変していくのかなと

思いました。


またひとつのピースがはまって少し何かが見える

ような感じがする作品でした。

再び次の章で時間軸が変化するみたいですが

次もとても楽しみです。

投稿 : 2014/11/08
閲覧 : 387
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24

ネタバレ

サブアカウント01 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

2作目

2作目になりますが、まだまだよく理解できませんでした。
(やはり予備知識0ではきついか・・・・)

式が幹也を好きになったから
殺したいってのは他のレビューで理解できたんですが


なぜ幹也は式が好きなんやろうか・・・・
着物フェチなんかな・・
ただの変わった子なんか。変人好き??
殺人現場遭遇して殺されかけてまで好きな理由ってなんなんや?

幹也のゆがんだ感情を生んだ原因ってのがよくわからない。
過去に虐待とかイジメを受けていたのだろうか・・・・
犯罪経験があるとかか・・・・

他の章を見たら幹也の異常性を理解できるのかな。


相変わらず作画は奇麗

投稿 : 2014/10/21
閲覧 : 216
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1

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

☆多重人格

1章よりグロい描写ですので注意が必用です。

ただ物語の性質上で避けられないところです。
両儀式の異常性と幹也との関係みたいな展開の
2章です。

2007年12月29日公開


主観的評価(A)

追記欄_

投稿 : 2014/10/04
閲覧 : 291
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3

ネタバレ

くかす さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

空の境界の映画の2作目
式とミキヤが初めて会う話
(前)というだけによくわからないとこで終わる、(後)はなぜか最終話
だけど(後)は連続殺人事件が再開するだけで、(前)を見てから(後)を見ても話がとぶことになるので注意

投稿 : 2014/09/01
閲覧 : 221
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3

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

衝動の具現

主人公と思われる「しき」と「こくとうみきや」の出会い。

道で挨拶した美少女が同じ高校の入学式にいたから声をかけた。

健全なる男子高校生ならこの機を逃すような過ちを犯さないだろう。


こくとう君がしきに貫いた想いと行動は私が嫌いなものです。
それはとても美しく見えるが結果論だ。

それでも、そうできたことを羨ましくも思う。
具体的な行動だけ羅列すれば馬鹿にしか見えないのに、
そこに理由や理想を入れるとどうして綺麗になるのだろう。


人の目を曇らせるのは何だろう。


現実逃避の毎日を送る自分はすでに現実がそこにあることを知っている。

好きなものは何ですか。

本当に嫌いなものを口に入れて食べられたときの複雑な感情ったらないよね。



血と和服美女が好きなでもない限りこの作品を勧められたもんじゃない。
間違っても恋愛ものではないんだから。



第一章 http://www.anikore.jp/review/1013001/

投稿 : 2014/08/20
閲覧 : 266
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9

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

[参考情報のみ] 空の境界 第二章 殺人考察(前)とは

空の境界 第二章 殺人考察(前)

【あらすじ】
1995年3月、黒桐幹也は街で一人の少女と出会った。透徹した不思議な眼差しを持った少女に、幹也は一目で心を奪われてしまう。翌4月、観上高等学園の入学式で幹也はその少女と再会する。少女は「両儀式」と名乗り、人を寄せ付けない性格であったが、幹也には少しずつ心を開いていく。ある日、幹也は式のもう一つの人格である「織」と面識を持つことになる。自分は殺人者だと言う織に戸惑う幹也。そんな中、観布子市内では連続猟奇殺人事件が発生し、街は重苦しい雰囲気に包まれていた。

【キャスト】
坂本真綾、鈴村健一、本田貴子、東地宏樹、保村真、保志総一朗、高橋研二 ほか

【音楽】
エンディングテーマ(主題歌):Kalafina「君が光に変えて行く」

公開:2007年12月29日、上映時間:58分

投稿 : 2014/08/16
閲覧 : 218
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0

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「式」と「識」の説明あります

記念すべき、劇場版の第2作目ですが
一言で言うなら主人公カップルの説明ですね。
話されている事は少し難解ですが、、
そういう設定なのだと思います。
個人的に、、、そんな事はいいから
【あの目は何?】でしたが、
説明はありません。
ただ「式」と「識」の説明あります。
それがそのままタイトルを関係しています。
「殺人考察」

投稿 : 2014/07/25
閲覧 : 280
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2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

今回は式と黒桐が1995年に高校の入学式で出会う
ところからはじまりました。
ストーリーで重要なところは
式には式と織という二つ人格がある事だと思います。
式は心に一歩引いたような「抑圧」を持ち、「心を閉ざしている」。
織は心に衝動と逃避の「解放」を持ちそして彼女の実感は「殺人」である。

織という人格で殺人を犯し、式という人格で黒桐と接する
という日々を過ごす中でいろんな事がおき
結局、式が黒桐を殺そうとするのだかあのシーンから
最終的になぜ彼女が入院したのかいまいちわかんなかった…

一章より内容の理解しやすさはましでしたが
まだ分かんないとこありました。
時系列がめちゃくちゃなのは少し面倒です^ ^

投稿 : 2014/07/18
閲覧 : 217

クッジー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

殺人考察(前)

あらすじ(Wikipedia引用):1995年3月、黒桐幹也は街で一人の少女と出会った。透徹した不思議な眼差しを持った少女に、幹也は一目で心を奪われてしまう。翌4月、観上高等学園の入学式で幹也はその少女と再会する。少女は「両儀式」と名乗り、人を寄せ付けない性格であったが、幹也には少しずつ心を開いていく。ある日、幹也は式のもう一つの人格である「織」と面識を持つことになる。自分は殺人者だと言う織に戸惑う幹也。そんな中、観布子市内では連続猟奇殺人事件が発生し、街は重苦しい雰囲気に包まれていた。
{netabare}
この章は時系列順では最初の物語です。

連続猟奇殺人事件の犯人は式だと思っていたけど、式は二重人格でもう一つの人格の織が犯人で驚いた。織は式の破壊衝動で孤独な式の理解者であった。黒桐を殺そうとする式から逃げるシーンは、BGMも場面にぴったりで黒桐の必死さが凄く伝わった。1章では生きていたので殺されてないが、殺されかけたのに好意的に式に接していた、黒桐は器が大きい。途中な気がしたので殺人考察(後)に続くのかな?

投稿 : 2014/06/19
閲覧 : 208
サンキュー:

7

あれこれさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

見終わった

世界観が好き

投稿 : 2014/06/06
閲覧 : 252
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空の境界 第二章 殺人考察(前)のストーリー・あらすじ

1995年3月、黒桐幹也は街で一人の少女と出会った。透徹した、不思議な眼差しを持った少女に幹也は一目で心を奪われてしまう。その年の4月、観上高等学園の入学式で幹也はその少女と再会する。少女は両儀式と名乗り、人を寄せ付けない性格であったが、幹也には少しずつ心を開いて行く。ある日、幹也は式のもう一つの人格である「織」と面識を持つ事になる。自分は殺人者だと言う「織」に戸惑う幹也。そんな中、観布子市内では連続猟奇殺人事件が発生し、街は重苦しい雰囲気に包まれていた。(アニメ映画『空の境界 第二章 殺人考察(前)』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2007年12月29日
制作会社
ufotable
主題歌
≪ED≫Kalafina『君が光に変えて行く』

声優・キャラクター

坂本真綾、鈴村健一、中田譲治

スタッフ

原作:奈須きのこ『空の境界』(講談社ノベルス)、キャラクター原案:武内崇、 監督:野中克也、脚本:平松正樹、キャラクターデザイン・作画監督:須藤友徳/高橋タクロヲ、音楽:梶浦由記、美術監督:池信孝、撮影監督:寺尾優一/松田成志、3D監督:中村慎太郎、色彩設定:千葉絵美、音響監督:岩浪美和、制作デスク:鈴木龍、制作プロデューサー:近藤光

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