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「星を追う子ども(アニメ映画)」

総合得点
66.2
感想・評価
645
棚に入れた
3182
ランキング
2878
★★★★☆ 3.6 (645)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.4

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星を追う子どもの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

シブリ寄りの新海映画。良い内容だけどキャラが弱い

新海誠監督の第5作目。2時間弱の劇場版。死んだ男の子甦らすためにヒロインが地下世界を冒険する。
※作品データベース様より転載

【良い点】
初期ジブリの冒険物を彷彿とする路線を、新海流でやってみた感じ。例え劣化だろうとこういうのは自分好み。
作画の美しさは流石の新海作品、滅びゆく地下世界アガルタの、生と死の境界みたいな幻想的雰囲気はかなり良かった。
オッサン・ミーツ・ガールな展開も珍しい。
テーマも、生と死の在り方などの死生観を中心に適度に哲学的な内容あり。高尚過ぎる事無く、分かり易い。
総じて、なんだかんだでアニメーションとしてのクオリティーは高く、2時間弱飽きさせないだけの内容は確保していた。

声優陣は金元寿子氏はじめ本職で固めていて安定感あり。

キャラは敵役にして同行者な先生の方が、ヒロインのアスナちゃんよりは共感できる。

【悪い点】
アスナ含めて全般的にキャラクターが弱い。
出会って早々死んだ男の子(視聴者目線ではモブに近い)と大した交流も無く、彼の為に冒険するモチベーションに説得力が希薄。
アスナは終始感情が希薄で、主体性に乏しく、地味以前に主人公の要件すら満たしていたか怪しい。共感し辛い。
ラピュタめいたボーイミーツガール感は極めて希薄、かといって先生とも大した交流が出来ていなかった。

異世界冒険も淡々としていて盛り上がりに欠けた。
アガルタは美しいんだけど、既存のファンタジーを超える驚きや外連味は感じず。
心閉ざしたオッサンと淡白な少女が黙々と既視感ある異世界旅する、地味な展開。

テーマは良いんだけど、意地悪く見るとありがちの域を出ず。
先生はともかく、アスナちゃんがテーマ背負うには地味過ぎてあまり感情揺さぶられなかった。

【総合評価】4点
ジブリ(モドキ)借りてテーマ(死生観?)を描きたかったけれど、キャラと世界観を疎かにして(苦手だった?)失敗した印象。
良い点よりも問題点が目立つものの、凡作ではあっても駄作とまでは言えない。
なんだかんだでこういう冒険ファンタジーは自分好み、新海作品では中の下くらいに好み。
評価はかなり贔屓目だけどギリ「普通」

本作の失敗を見るに、ジブリ的な「こういうのでいいんだよこういうので!」の本質は
ボーイミーツガールのトキメキ感や冒険のワクワク感にこそありと分かる。
後発の「君の名は」と「天気の子」は多分本作の失敗を踏まえて改善したのかも?

投稿 : 2022/12/26
閲覧 : 137
サンキュー:

4

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

どう見てもこれはジブリ映画

新海監督作品ですが、どう見てもこれはジブリの人々の手で作られた作品だと思います。思えば途中で視聴を中止した「ニノ国」もこの手の匂いのする作品でした。宣伝では決してジブリの名前を出さない。しかし作画はどう見てもジブリ作品のうちの二番手作品、いわば「ゲド戦記」ぐらいの感じがする。ラストのクレジットで流れる名前の中に、ジブリスタッフの変名みたいなものが散見される。これがこの手の作品の特徴です。

そして後半の展開を皆さんアレに思っておられるようですが、見るからに宮崎監督の「シュナの旅」に出てくるインカマヤ文明の疑似文明の名残りみたいな描写が続きます。宮崎さん本気で三千里のペルーあたりが好きなんだ・・・と見ていてあっけにとられましたが、まあそうした趣味性の強い作品です。従いまして、監督のこのインカマヤ旅行記を俺は見せたいんだ!という熱意に根負けできない人には、この映画はついていけないことになります。私はまあまあ面白かったですが。ナウシカなどで出てくるあの変なデザインのメカとか巨神兵みたいな怪物が登場しますから。ただ新海監督作品ですので、声を大にして言うことはできないです。

話としてはそういうことですので、あらすじ的にはかなり破綻している部分があることをご承知ください。あまり丁寧にシナリオが練られていないと思います。要するにここでこういう活劇を見せたいとか、こういう行動をさせたいというのが先に立っていて、理由があとづけ的なつながりになっています。はじめに異世界の皇子?の兄の方がヒロインと出会うのも、あとになってヒロインが鉱石ラジオの芯にしていたクロヴィスの石を取り戻したいとか、そういうことなのか?と思えるというだけで、話の中ではっきりとした説明はなされません。そういう消化不良が多い作品です。

ただ作画はジブリ二番手風とは申しましたが、ものすごく細かいですし、「ゲド戦記」よりはるかにいいと思います。特に出だしの昭和40年代の頃におそらく設定されている日常シーンは、さすがジブリとうならせるものがありました。後半のインカ風シーンの作画もいいと思います。ただヒロインがトトロのサツキが作画崩れしているみたいな顔だったのは残念でした。アバウトなキャラのラインに設定したのは、作画陣があまり強力な布陣ではなかったせいなのでしょうか。しかし出てくるアガルタなどの地球空洞説の話は、私も昭和40年代に父の書棚でそのようなことの書かれた古本の文庫を読んだことがありましたから、その頃の自分を重ねて懐かしかったです。ちょうどこのヒロインと同じ中学生低学年の頃でした。その頃の自分なら取りそうなヒロインの行動の数々に、作画崩れしている顔も含めて、ちょっとタイムスリップしたような感覚でしたね。決してベストな映画とは言えないものでしたが、私には非常に思い出深い作品でありました。

投稿 : 2022/11/15
閲覧 : 168
サンキュー:

8

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

個人的には『秒速』や『君の名は』より好き

もろにジブリ(特にトトロともののけ姫)を意識した作品だけど、これはこれで良かった。

作画に関しては、新海特有の夕焼けのキレイさなんかは残しているけど、全体的にジブリに寄ってる。だから昨今の新海作品に求められてるような作画が少ないから、それを期待してた人はガッカリするかも(?)。

ストーリーにしても新海作品の中では異端なんだろうし、『言の葉の庭』や『雲の向こう』には劣るけど、個人的には『秒速』や『君の名は』よりは面白かった。
ただ序盤の地上世界の話を削ってアガルタでシュン・シンの村に行ったり、ケツァルトルの種類を増やして欲しかった。

投稿 : 2022/04/29
閲覧 : 121
サンキュー:

1

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

死んだ人に会うためにヒミツの地下の世界に行くおはなし(監督した人は新海誠さん)

景色は山とかお花とかきれいだったし
おうちの中にちらかってる本とかも
とってもこまかくって写真を見てるみたいだった^^


なんだかジブリのアニメに似た感じなんだけど

あにこれのインタビューの質問
「今作を製作するにあたり、ジブリに影響を受けたんですか?」に
「はい。ジブリ作品はアニメ制作者にとって一番大きな存在でもあると思います。」って。。
(https://www.anikore.jp/features/shinkai_2_6/)

にゃんはジブリのアニメって
「トトロ」とか「魔女宅」とかって好きだけど
「もののけ姫」とか「紅の豚」とかにがてで
このおはなしってにゃん^^がにがてなほうのジブリに似てたみたい。。


{netabare}
ちょっとSFみたいなお話しかもって思いながら見てたけど
急に怪獣みたいなのが出てきちゃってびっくりした。。
(あとでよく見るとかわいい顔してたw)

それでシュンってゆう男の子に助けられて
キスされてちょっと恋しちゃった?
そうゆうおはなしがつづくのかなって思ってたのに
よく分からないケド死んじゃったの?

そのあと
シュンがやっぱり生きてた!?って思ったら弟のシンくんで

死んじゃった奥さんを生きかえしたくって
地下の世界を研究してた学校の先生(ほんとはヒミツ組織の人みたい)
といっしょにシンくんを追いかけて行くんだけど。。


冒険ファンタジーって
ただ変わったところに行って命をねらわれたり助けられたりって
それだけだとつまらないなぁ。。とくにバトルとかあると。。

出会った人がはじめはにくんでてあとでだんだん気もちが通じたりって
そんなおはなしだったら見てられるかも。。
(シンに助けられてだんだん好きになっちゃうとかって)

でも映画って時間がみじかいからバトルだけでおわっちゃうのかも
あと、いろんなことばの説明みたいのとかも長いし。。
やっぱりにがて。。


それから気になったのってタバコかな。。

お母さんがお家に入る前にすってたり
先生がなんどもすってたり
にゃんはタバコきらいだから見てるだけでもイヤだなぁって。。


よかったのはにゃんこ(?)のミミ
かわいかった♪

{netabare}とちゅうでいなくなっちゃってアスナの知らないところで死んじゃってた。。
にゃんのうちでかってたにゃんこも帰ってこなくなってかなしかったけど。。
どうなったのかなぁ。。{/netabare}


{netabare}このおはなしで1番気もちがつたわってきたのって先生かな。。

{netabare}がけを下りる前にアスナに
「わたしは君に生きててほしい」って言ってたのに
あのままだったらアスナが死んでた

でも、やっぱり奥さんのほうをえらんだ。。{/netabare}


アスナは{netabare}旅をしながら自分がなにをしたかったのかって気がついた
たださみしかったって。。{/netabare}

だからあんまり気もちが伝わってこなかったのかな。。


2人が泣いてたところとかいっしょに泣いちゃったけど
やっぱりあんまりよく分からなかったのかな。。


EDがはじまって歌を聞いて
このおはなしのほんとの主人公って先生みたいだなぁって思ったら
みんなの感想でもそう思った人が多いみたい。。


小学生のアスナが
よく分からないであっちの世界に行っちゃって
何回も{netabare}殺されそうになったりしてこわい思いして
あの世でシュンとミミにも会って{/netabare}このせかいに戻ってきたのに

にゃんだったらショックで
そのあとなんどもこわい夢とか見ておかしくなっちゃいそうだけど。。
EDのさいごでフツウの女の子みたいだった。。


ほんとはただの長い夢だったのかもね。。
{/netabare}


あと
にゃんは2回目見おわって思ったの
もしかして。。って

{netabare}アスナが持ってたお父さんのかたみのクラヴィスってアガルタの鍵だから
もしかしてお父さんってアガルタ人でシュンが会いたかった人ってアスナ?

それで2人ってお母さんがちがうかもだけど兄妹だったりする?

だったら
ラジオのヘンな歌が気になってたり
(そのはなしを聞いてシュンはがけの上にいたこと思い出した)

シュンから祝福のキスされたり
(夢の中でお母さんが
「祝福ってアスナが生まれてきてありがとうってことよ」って言ってた)

シュンはアスナに会えてたまらなくこわくって
でも、幸せで
星に手をのばしたとき気を失ってがけから落ちた。。


このおはなしってもしかして

アスナのお父さんがこの世界で恋をしてアスナが生まれて
アガルタに「だから帰れない」ってメッセを送ってて

それを知ったお兄さんのシュンは死にかけてて
「その前に妹に会いたい☆彡」って生死の門におねがいしたのかも。。

そしたら2人が会ったのって偶然じゃなかった。。とか
たぶんちがうよね^^
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2022/03/20
閲覧 : 1363
サンキュー:

160

ネタバレ

アハウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

評価が別れる作品ですね。

ジブリの劣化版と言う感想も多いです。
私は今のジブリを見ていると情けない気持ちなので複雑です。
ジブリができなくなったこと。
それを受け継ぐことも大切だと思います。

テーマが重いのと明日菜の動機付けが弱いのが気になります。
先生は強い動機がありますが明日菜は。
{netabare}父親の故郷だから?{/netabare}
{netabare}シュンを想うから?{/netabare}
死んだ動物が生き返るホラー、映画「ペットセメタリー」を
思い出してしまいました。
死者を思うことは大切でも、それだけにとらわれるのも・・・

作画は綺麗ですね。
自然、光、昆虫たち、山。それと音・・・
教会の鐘の音にさえ心が動きました。

ケツァルトルは驚きますがいまいちインパクトに欠けます。
先日見た「古きもの」の記憶も><;
イゾクはうざいです。

「ラピュタ」は見てるとどこでもワクワク感がありました。
この作品でも色々起きてドキドキ感がありますが、どこか
覚めた感じで見てしまいます。
シンとのロマンスが薄いのもあるかと思います。
おじさんと少女の旅でそのおじさんがイマイチなんですね。

金元さんは可愛くて聡明、でも不安定という明日菜のキャラ
をよく演じています。
カチューシャやヘイズ、ゼニス、ジータも金元さんでした。

大木さんは鉄腕アトムの頃からですから相当な経歴ですね。
「星の人」も良かったです。
伊藤さんモブ役!

気になった点
明日菜はどのくらいにアガルタに行っていたのか。
先生もいなくなって大騒ぎにならなかったのか。
明日菜にもアガルタ人の血が流れているのだから排斥され
るのは悲しい。
ミミはなぜ死んだのか?可愛いのに。
明日菜の母親の煙草は看護師だけに気になります。
明日菜のスカート短すぎ。これで冒険は駄目でしょう。

作品として壮大で、映像綺麗で悪くはないのですが何か
足りない気がしました。

DVD購入

投稿 : 2021/11/16
閲覧 : 482
サンキュー:

22

ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

ピラミッド帽子よ、さようなら

映像、演出は新海賊監督というべきか非常にクオリティは高い。
ただストーリーがね・・・。
一言でいえばジブリ感が強い。
これはパクリといわれても仕方ない作品かな。


テーマは『生と死』または『別れ』なんでしょうけど、ここが今一つ伝わってこないんですよね。

一番の問題は主人公が3人もいることでしょうかね。
これはほぼ確実に失敗するパターンで、3人を主人公にしてるため物語性というかキャラクター性が薄くなってしまうのである。

まず、主人公はアスナだと思うのですが、この子の行動原理がよくわからない。
まぁ、恋心なんでしょうけど、好奇心旺盛についていく・・・極めて困難なことだけど、この程度のことでついていくかって思うほどそういう描写が薄い。
薄いので共感もできないし、何のためにいるのかかなり疑問になる。

で、シン。
異世界への案内人役なんでしょうけど、空気。
そこそこ活躍の部分はアリはするけど、空気。
出すだけ、時間の無駄って思えるほどの空気。

この2人が空気化した理由は先生。
この人が明確な目的意識があって挑んでいるので、もっともわかり易いわけで、かつ、この人が主導で動くわけです。
そのため、この人が主人公化してるわけです。
加えて途中から先生にフューチャーされ続けるために主役を完全に食ってるんですよね。
元来オブザーバーなはずで、こういう構成にするなら最初からこの人を主人公にしてお話を作ればいいのにねって思います。

投稿 : 2020/07/15
閲覧 : 271
サンキュー:

1

ネタバレ

うるかり さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

すごくジブリっぽいけどぽいだけのなにか

キャラクターとか設定とか構図があまりにもジブリっぽい。
でも、あくまでぽい、というだけで、話は〜…うん…
旅立ちのシーンとかあまりにもあのイケメン過ぎて「笑かしにきてんのか」と口に出た。

投稿 : 2019/02/03
閲覧 : 341
サンキュー:

3

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

オマージュって言葉は便利ですね!

アニメーション制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
2011年5月7日に公開された劇場版作品。
監督は新海誠。

【概要/あらすじ】

小学校高学年の少女、渡瀬 明日菜は山間の村で看護婦の母親と二人で暮らしている。
母親は仕事で忙しく一緒にいられる時間が少ない。

明日菜は自分で食事を作り、掃除や洗濯をこなし、勉強もできる優等生である。
周りと不仲でもなくそれなりに交友はあるのだが同じ年頃の子どもたちに対して心の底では距離をおいていて、

小さな猫のミミと戯れたり、秘密基地を作ったり、亡き父親の形見の鉱石を利用した手作りのてラジオを聞いたりで、
遊ぶときはいつもひとり。自分の世界に閉じこもる傾向がある子供だった。

ある日、明日菜は鉄橋で見たことのないバケモノに襲われてシュンという不思議な少年に助けられる。
芽生えた感情。シュンと一緒にいると落ち着くしドキドキもする。

しかし、待っていたのは思いがけない別離。その現実を受け入れられず、幼かった頃の父の死を思い出す明日菜。
そして、産休に入る担任に代わって森崎という男性の臨時教師が来る。
森崎の口から語られる「死後の世界」の伝承に興味を抱く明日菜。

シュンに似た少年との遭遇。地下世界の存在。神話の世界から続く古代の技術を狙う秘密組織の暗躍。
組織の工作員であった森崎は十年前に亡くなった妻を蘇らせる目的で古代の力を求め、
漠然としたまま自分の心に足りない何かを求める明日菜は森崎についていく。

これは、二人の地下世界での旅路の物語である。

【感想】

テーマは“生命”

古代神話をモチーフに作られた、ボーイ・ミーツ・ガールと少女の成長譚というところか?

新海作品の特徴として、ファンにもアンチにも褒められる背景作画がある。
写実的な背景作画に比較して特徴のない平凡な人物作画。
そして、エヴァに影響されたかのような世界観や演出。
そして、青臭さ全開の新海脚本。
作家として完成されてないアンバランス感が、ファンの心を掴んだのだろうか?
今までと同じことの繰り返しでは殻を破れないと思ったのだろうか?
前作までの自分の作品を見つめ直して足りない部分を補おうとして、
改良箇所の教科書として選ばれたのが、日本アニメ界を代表する巨匠“宮﨑駿”なのである。
業界で実績のある先人の技術を真似ることによって、気づくことが多く勉強にはなるだろう。

箸の持ち方や口の開け方、噛む速度で登場人物の個性が出る食事シーン。
“作画の日常芝居”で生活感が生まれて、感情表現が格段に豊かになった。
生命ある動植物の動きなど知らないと上手く描けない事が多い。
学ぶこと自体は良い。しかし、お手本そのまんま過ぎやしないか?

動きを参考にした!どころではなくジブリ映画で見たことのあるようなデザインが大量なのである。
影響は作画だけにとどまらない。
これまでの新海作品ではクドイまでに繰り返してきたポエムに近いモノローグが本作では無く、
新海誠作品特有の言い回しそのものが、この作品では存在しないのだ。

やはり個性を捨てて、お手本を参考書代わりに作った継ぎ接ぎコラージュのような模造品である。
技術はあれど、作家としてのエゴが無ければ模倣は模倣に過ぎないのだ。
脂が乗ってたころの本家・宮崎監督は彼の持つ業やフェチズムこそがジブリ作品の魅力であり、
自分の趣味を娯楽にまで昇華してしまう宮崎監督は本当に凄かった。
真似るだけでは技術が上達することがあっても、視聴者に驚きを与えることは出来ない。
本質的な作家性の向上とは関係が無いのだ。

技術を学び、それを自分たちの財産にするために作画やシナリオを意識的に既成作品に似せた習作を、
そのまんま一本の映画にして公開したものに過ぎないと、これを観ていて思った。
一応は公開時に『伝統的な日本アニメの技法を参考にした。』と新海監督が言い訳しているのだが無理がある。

これは、新海監督がレベルアップするための練習台を鑑賞するフィルムである!
そう言い聞かせて観ると良いのかもしれない。
気にせずに楽しもうとするならば、割り切ることも時には必要なのだ。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2018/03/01
閲覧 : 426
サンキュー:

42

ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ファンタジー色が非常に強いアニメ映画

このアニメは、新海監督作品の一つである。
新海氏が制作した他の作品よりも、ファンタジーを
重視した作りになっている。

本人も明言している通り、ジブリ作品から大きな影響を
受けているのが大きな特徴だ。
そのため、ナウシカやラピュタ、もののけ姫などといった
ジブリ作品と比較しやすくなる。
昔のジブリ作品が好きな人が見ると、懐かしいと感じる部分が
あるかもしれない。

言い換えると、ジブリの二番煎じだという印象がぬぐえないのだ。
見たことのあるような場面が非常に多く、見ごたえはあまりない。

作画の高さに定評があるのは、周知の事実なので
自分が好きな部分のみあげることにしよう。
ファンタジー物であることから、様々なモンスターが登場する。
どこか見覚えがある様なモンスターも混じっているような
気はするが、そこは目をつぶろう。
個人的には好きな部類に入る。モンスターが出るシーンが
一番の楽しみだったような気がする。

新海作品ではあるが、ジブリを相当意識しているためか
流血シーンが多い。新海作品で一番グロイ作品であることは
間違いないだろう。少しばかり耐性がいるかもしれない。
それなりに、アクションシーンもあるが、苦痛に感じる程ではなかった。
雲のむこう、約束の場所よりも確実にレベルが上がっているので
ほっとした。星を追う子どもの方が後に作られているので
当然と言われれば当然だが。

一番良かったと感じたところは、新海作品特有の
自分語りが非常に少ない点だ。いやー、これがないだけで
こんなに見やすくなるものなんだなと感心したものだ。
それと同時に、私と新海作品は本当に相性が悪いという事実に
結びついたことにもなる。仕方ないね。

当然のことながら、気になった部分もいくつかある。(ネタバレ含む)

ヒロインがアガルタに行きたい動機だが、私は
いまいちピンと来ていない。
他の登場人物から「アガルタに来た理由はなんだ?」と
問われても曖昧にしている印象を受けた。
そこまでして、無理にアガルタに行く必要はないと感じた。

毎度恒例の尺稼ぎシーンも発見できた。新海氏の伝統行事そのものだ。
舞台背景が現代ではないため、駅や都市は滅多に出てこなかったが
たくさんの昆虫達が顔をのぞかせてくれた。
ただ、他の新海作品と比較すると頻度は少ないように
感じられたので激昂するほどではなかった。

これは私だけかもしれないが、魅力的だなと感じる
悪役がいないような気がする。
ラピュタで例えるならば、ムスカのような存在だ。
彼は最初から最後まで一貫して悪役を貫いている。
また、名言も残しておりインパクトの強いキャラクターでもある。

星を追う子どもでは、そういった存在が出てこないため
惹かれる部分が少ない。一部のモブキャラや夷族と呼ばれる
種族がその役割を務めていたようだが、ボスの様な存在が
見当たらないため魅力に欠けてしまう。

終盤で登場した、シャクナ・ヴィマーナがラスボスに
該当するのだろうが、ラスボスにしては出番が少ないし
味気ないのではないかと思ってしまった。

ドラゴンボールで例えると神龍が闇落ちした感じだ。
出番がやって来ると、「さあ、願いをいえ どんな願いも
ひとつだけかなえてやろう」といった佇まいで
ガン見してくるのだ。言葉が通じない種族でもあり
対象者には対価を求めるため、神龍よりは恐怖感を覚えやすい。
ただ、仕事を終えると、「ではさらばだ」とでも言ったかのように
何事もなく飛び去ってしまうのだ。レビューでも書かないと
記憶に残らないモンスターになりそうな気がする。

もういっその事、あの先生をムスカのような悪役として描いた方が
面白かったのではないだろうか。その方が、自分としては盛り上がる。

個人的には、ジブリ作品の登竜門として見れば
そこそこ楽しめたように感じた。只、ジブリに精通している方が
これを見るとがっかりする可能性が非常に高い。
非常に似通った部分が多いため、仕方ないことだが。
あくまでも、新海作品なので他の新海作品と比較しながらの方が
大きなストレスを感じることなく見れるだろう。良作だと思う。

投稿 : 2018/01/20
閲覧 : 327
サンキュー:

15

ネタバレ

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

テーマは生と死

ジブリ要素満載なのは既に評価され尽くしている通りで、あのノスタルジックな世界観と幻想的・神話的な部分を上手く利用して新しいモノに仕上がっていたら...もっと最高だったのにと残念。

真新しい要素かもと感じたのは、見慣れた現代から古代?に近い世界へ切り替わり冒険した事。

更にそこで、現代の物や習慣を持ち込んでギャップを表現したり、異世界人との交流ももっと多く観ることが出来たら面白いんじゃないかと思った。

テトっぽい猫?にしても、モンスターや巨神兵のようなロボット兵のような何かとか、もう少し捻りがあったら既視感→違和感に繋がらなかったと思う。

ラストも駆け足で、見せたいラストが2人いると片方がインパクトがなくて可哀想な事に。
殆ど先生にもってかれたラストになっていて残念。

最後まで観ることが出来たけれど、もう一度観たい!
と思えるほど印象に残るシーンもなく、何だか後少しな気がするので勿体無い。

投稿 : 2018/01/07
閲覧 : 230
サンキュー:

4

ネタバレ

ホットケーキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

冒険ファンタジー

二人の少年と少女のストーリー!物語がジブリっぽい。ジブリファンを引きつける!好きな映画

投稿 : 2017/10/11
閲覧 : 264
サンキュー:

3

ネタバレ

runa21 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

寂しがり屋たちの集い

新海監督作品の中でも
ファンタジー色がかなり強い作品です。

Wikiによると
新海監督唯一の赤字作品らしいのですが、
私はかなり好きだった。


ファンタジー色が強いこの物語なんで、
いろんな解釈の仕方があると思うし、
色んな感じ方があると思う。


それを踏まえたうえで、
私がこの物語をどう感じたのかというと、
この物語に出てくる人たちが


全員「寂しい」ということ。



ヒロインであるアスナは
学校でも家でも「いいこ」でいるけれども、
居場所がどこにもなかった。
母親と食事をしたいけれども、
忙しい母を気遣って、それを言えない。

自分の気持ちを抑えながら
それでも誰かといたいという思いを抱えながら、
アスナはシュンと出会う。

命が消えかけているシュンは、
自分の望みをかなえるために地上へ出てきた。

一人でありながらも、
自分の望みをかなえた彼は
一瞬の邂逅でありながらも
アスナにとっては
初めて彼の中に自分の居場所を見つけたのかもしれない。


でも、そんな彼が亡くなり、
再び孤独になってしまったアスナは
やはり孤独を抱えた森崎と出会う。


彼は最愛の人を亡くし
それを認められずに、もがいていた。
そんな彼の姿に
やはりシュンを失った自分を重ねていく。



シンという青年とも出会うが、
彼はシュンにそっくりだけど、
性格はまるで違う。
シンの姿を見ながらシュンを求めつつも、
村の中に居場所のないシンの姿に
やはり自分と同じものを見つける。


ここで描かれている主要な人物たちは
孤独を抱えている人たちなんです。


統制されたものの中に紛れた
「異物」のような存在で、
彼らはそれを肌で感じて理解していて、
だからこそ孤独で寂しい。


そんな人たちが出会い
アガルタという場所でもがきにもがいて
自分の生きる場所を見つける物語・・・


なのかな?と感じました。


これはあくまでも、私の感じ方であり、
別の意見も当然あるとは思いますけど・・・。


でも、新海作品の中でも
結構好きかもしれない。
多分、もっと小さいころに見ていたら
かなりはまっていたと思う。
これが唯一の赤字だとは・・・ちょっとびっくりです。

投稿 : 2017/06/08
閲覧 : 311
サンキュー:

12

ネタバレ

わんわんk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

イカちゃんの声にしか聞こえないw

そういえば、新海作品でまだレビューしてませんでしたので書いておきます。
この作品が、「言の葉の庭」「君の名は」の糧となっているのでしたら否定はしませんが、とにかく意味が分からない、物語に引き込まれない、登場人物がよくわからないの三拍子で完全に置いて行かれました。
アニメ監督としては、色々な作品ジャンルに挑戦するのが必要かもしれませんが私には評判以上に合いませんでした。

何より主人公の女の子の声が金元さんで、終始イカ娘でした。金元さんは声色を使い分けれるので悪くないですが・・・新海さん、あれはイカ娘です。

投稿 : 2016/11/27
閲覧 : 246
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2

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ライムギ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

タイトルなし

あれ!?
ジブリじゃなかったんだ!
(新海誠監督の作品とは思えませんでした。)

投稿 : 2016/10/01
閲覧 : 236
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1

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タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

文句なしに良作。

ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。
その唄を忘れられない少女アスナは、地下世界アガルタから
来たという少年シュンに出会う。2人は心を通わせるも、
少年は突然姿を消してしまう。「もう一度あの人に会い
たい」そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、
妻との再会を切望しアガルタを探す教師モリサキが現れる。
そこに開かれるアガルタへの扉。3人はそれぞれの想
いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。

心を打つ物語を、
忘れられない音楽にのせ、
世界の輝きを封じ込めた映像で語る。
あなたが観たかったアニメーションが、
いま、はじまる。
(公式より)

というお話。

生と死、死生観というものをテーマとした
ファンタジーアニメ作品です。

新海誠作品ということで、作画は折り紙つき。
特に背景の美しさは当代随一でしょう。

ストーリーは、ファンタジーということも
あってスタジオジブリ風。
主人公の少女・アスナも、宮崎アニメでよく
出てくるようなキャラデザです。
雰囲気は「天空の城ラピュタ」かな。

宮崎アニメが好きな人なら、文句なしに楽しめる
作品だと思います。良作です。

投稿 : 2016/08/30
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7

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animeneko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

新海誠監督のファンタジー世界

Gyaoで視聴。新海誠監督の二時間ファンタジー異世界アニメ。

視聴した人はわかるとおもうが、思いっきり新海誠の「ワシはジプリのファンタジー世界が大好きなんじゃあー」という思いが味わえる作品。ストーリーやキャラの各所にジプリの名作シーンと同じようなモチーフがたくさんあった。ナウシカ・ラピュタ・千と千尋・トトロ・猫やらそのほか、動き、キャラ、背景や設定などなど。

このジプリと同じような世界観を受け入れられるか?単なるマネにしか見えないかで評価が分かれそうだ。ワシはジプリ大好きだし、新海誠さんの世界観もまあ好きだから評価が甘くなったか。

新海誠さんはジプリ大好きなのはわかるんだが、ジプリを作品として消化して自分なりのもっと別の世界観も付け加えていくような作品を作って欲しい所だな。

しかし、見るべき所は、いろいろあったぞ。
イナカ生活ののんびりした雰囲気や古い情緒あるれる家の中や町並みは美しい。そしてなにより新海誠の真骨頂は美しい背景描写!背景の美しさはジプリ超えているよねー。

主人公ヒロイン・アスナがイナカ暮らしで生活していろいろ家事をやったり
山の中を歩いて秘密基地作ったりする描写とか、なんか生活感アニメとしてはワクワクするところだな。

後半は異世界にトリップして旅行するロード・ムービー的展開になっていくんだけど、雰囲気はやっぱり新海誠風というか、どっかのんびり情緒があるれるイナカ旅行風なんだよな。一生懸命アクションも入れてジプリ風にしようとしていてもどっかアクションは浮いていて新海誠だよなあという印象。
ここがいいかどうかはよくわからないけど、ワシはイナカムービー好きだから良しとしよう。

ヒロインアスナの顔の作画はなんだか男の子っぽかった。ああ、新海誠はまだまだロリコンとしては未熟だよなあ。生粋のヘンタイロリコンの御大、宮崎を乗り越えていくには変態度が足りないと思った。

アスナと旅をともにする、先生の元傭兵森崎はアスナと一緒にイモを食べたりして、生活感溢れているんだけど、どっか心情描写がいまいちなんだよなあ。アスナ視点なのか先生視点なのかぶれていると言うか。

アスナが異世界旅行している動機の薄さも気になった。というかアスナは母親をほっぽってなんゆえ異世界で命がけで旅行するのか説明しとけと思ったな。アスナの相手役もシュンとシンの二人で、ちょっとキャラ多すぎかな。

新海誠は自分的には思い入れがロリコン成分がアスナなんだが、先生の黒崎にも思い入れが強すぎて中途半端になっちゃったみたいな感じ。

やっぱり新海誠は生活感アニメを描かせたらうまいと思った作品。

作画は満点。
物語はファンタジーを生活感あふれる描き方をしたがジプリを超えられていないのでプラマイゼロ
キャラはちょっと弱いので減点
音楽は良いので加点
声優は演技よかったので加点。

投稿 : 2016/08/27
閲覧 : 265
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8

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朝霧麻衣 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人が失ったものと向き合うこと、それはとてもつらいこと。

新海監督の新作が今年8月に公開されるということで、今まで視聴していなかった本作品を視聴しました。

【あらすじ】※あらすじが長くなるため伏字以降はウィキペディアより
幼い頃に父を亡くし、母親と二人で暮らしている「明日菜」は家を空けがちな母親の代わりに家事をこなし、近くの山に作った秘密基地で時折遊んで日々を過ごしていた。ある日、秘密基地へ向かう途中、見たこともない怪獣に襲われたところを「アガルタ」から来たという少年の「シュン」に助けられる。続きは伏せておきます。{netabare}翌日、秘密基地で再会し仲良くなった二人はまた会う約束をするが、後日シュンが遺体で発見される。シュンの死に実感が湧かない明日菜は、新任教師の森崎の授業で聞いた「死後の世界」に強い興味を抱く。世界各地には地下世界の伝承が残り、シュンが故郷であると語ったアガルタもその一つで、そこには莫大な富や死者の復活すら可能にする技術があるという。
その日の帰り道、明日菜は秘密基地でシュンに瓜二つの少年・シンと出会う。彼は兄が持ち出したアガルタへの道の鍵となる石「クラヴィス(clavis)」を回収しに来ていた。するとそこに武装した兵隊と森崎が現れる。森崎はアガルタの秘密を狙う組織「アルカンジェリ」の一員だった。しかし、アガルタへの入り口を見つけた森崎は組織を裏切る。彼の目的はアガルタで亡妻・リサを蘇らせることであった。シュンが遺したクラヴィスを回収したシンはアガルタへと去り、残された明日菜も森崎についていくことを決め、ミミを加えた二人と一匹は、広大な地下世界を旅することとなる。{/netabare}

【所感】
まずこの作品について、ジブリ作品のファンでもある新海監督がリスペクトして製作を行い、ジブリ作品に関するオマージュが随所に見られる作品となっています。特にもののけ姫やラピュタあたりでしょうかね。背景、人物描写や仕草まで様々な部分にジブリ作品にあるような特徴が色濃く出ておりました。
ただこの作品、ジブリとは少し違った監督の主張が感じられました。上手く言えないのですが、人は簡単には失ったものを割り切ることは出来ないということでしょうか?もののけ姫に関するオマージュが多いことからそのような感じ方をしました。
亡くした妻の蘇生法を追い求める男、衰退していく地下世界でただ諦観している老人、ココとは違う別世界に言ってみたかったと話す主人公の少女( {netabare} 自分の寂しさから逃避していることにすら気付けていない {/netabare})
登場する主要人物たちが何かしら抱えている喪失感、これらから立ち直るためには長い時間がかかるのだと思います。人間は弱い生き物ですから。ましてや子供にいたっては、その現実を理解することすら難しいといったことが表現されていたと思います。
{netabare} 主人公の少女が地下世界の果てまで辿り着いてようやく自分の悲しさに気付くシーンが印象的でした。 {/netabare}
【まとめ】
新海監督が描くファンタジックな作品も良かったと思います。ただ個人的には恋愛がらみのストーリーの方が好きかなと感じました。

投稿 : 2016/06/26
閲覧 : 239
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16

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さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

見る前にレビューを軽く流す程度に見たのですが...

「ジブリ」、「宮崎駿」という単語が多かったので「そんなことは無いだろう」 と思いましたが、そうでもなかったです。{netabare}見ている途中、ラピュタが出てきましたが、 {/netabare}背景は相変わらず綺麗でした。ただ、展開が早すぎる。{netabare}最初はゆったりとしていたと思ったら、いきなり熊みたいな怪物(門番)が出てきたりである意味凄かったです。{/netabare}新海誠監督が挑戦してみた、みたいな感じでした。でも見れて良かったです。

投稿 : 2015/12/17
閲覧 : 313
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5

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くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

THEジブリ

こちらの作品はジブリ作品です

といってもわからない作品です

新海監督作品のなかでこの作品はガラッと違うジブリ作品に近いです

もののけ姫やトトロをラピュタを想像すればわかりやすいかと

作品自体は面白く最後まで楽しめます

しかし、新海監督作品として期待してみてしまうと他の作品と比べて新海ワールドに入れず残念です

投稿 : 2015/10/02
閲覧 : 256
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どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新海監督のジブリっぽいファンタジー。テーマは素晴らしいが、冒険活劇としては今一歩

「秒速5センチメートル」に続く、新海誠監督の第5作目。約2時間弱です。
「初期のジブリ・宮崎駿作品」を意識させるファンタジーが特徴です。
大切な者を失った少女が、なんやかんやあって、異世界を冒険するお話。

近年(本家の宮崎駿監督が作りたがらない)正統派ファンタジーを、2010年代の新海監督が全力で構築、ファンタジーとしては良い感じです。
…テーマも非常に素晴らしく、考えさせられるのですが。
冒険活劇としては、凄く面白い!とまではいかなかったです。
※ちょっとネガティブ寄りな感想。

{netabare}『物語』
小学生高学年くらい?の女の子・アスナちゃんが、秘密基地とか鉱石ラジオでひとり過ごしていると、謎の怪物、そして謎の少年と出逢い…
色々あって、異世界に冒険に行くお話。
舞台は現代日本(ちょっと一昔前くらいか?)…から、異世界に移行するタイプ、「ラピュタ」や「ナウシカ」のようなハイファンタジーでは無いです。

シュンとの運命的な出逢い…だが突然の別れ。
シュンの死を受け入れられないアスナ…
…いや、実は私(視聴者)もあんまり実感無いんですよねぇ。
森崎先生の古事記の授業、そこには禁断のニンジャ真実もとい地下世界アガルタの秘密が!
…冒険に移行するまでの展開が些か強引というか、不自然な気が。
「アスナが、積極的にアガルタに冒険に行く動機が分からない」
のが、終始モヤモヤしました。

※ジブリの「天空の城ラピュタ」の場合、パズーがドーラから覚悟を問われシータを救いに冒険する説得力は抜群でした。
「親方空から女の子が!」と衝撃的出逢いから少しずつラブコメの波動…
視聴者は(パズーが命懸けでシータ助けに冒険に行くのも分かるわー)

…この点、アスナには、シュンの為に大冒険に踏み切る程の説得力が無いのが惜しいです。
まあ命の恩人だしイケメンだし、孤独だったアスナが好きになるのは理解できる。
でも、謎の異世界に危険な冒険の旅には、普通行きそうにない…と思えてしまった。
…終盤、一応はシュンに感じていた想いは分かるのですが、些か観念的に思える。
「それは、“さよなら”を言うための旅。」
というテーマは非常によく分かるし素晴らしいのですが…
「まず、テーマありき。でキャラクターはテーマに動かされている」ように感じてしまった。

世界観は良い感じです。
滅びゆく地下世界アガルタの幻想的な雰囲気は中々。
…ただ、凄くワクワクする!とまではいかない。
地上の人類には無い超テクノロジーとか、超魔術とか、もっとビックリさせてくれるギミックが欲しかった。
空飛ぶ船は中々でしたが、船が空飛ぶのはアニメでもゲーム(ファイナルファンタジーとか)でも、ありがちですしね。
あと、ファンタジーとしては良くも悪くも「妙に生々しい現実感」も感じました。
武装ヘリとかアサルトライフルの兵士とか。
ここら辺を活かせば結構私好みの作風になったかも(聖戦士ダンバイン好き)
…ダンバインといえば。
地上人(ちじょうびと)という単語で真っ先に聖戦士ダンバイン連想する♪
アガルタはさしずめバイストン・ウェルかな?

冒険は、主に夷族(イゾク)が脅威としては良かったのですが…彼らだけでは地味。
先生と淡々と旅をしつつ、冒険活劇的にはあまり盛り上がるイベント無かった。
…ここら辺が本作もう一つの弱点で、ラピュタやもののけ姫程には「ワクワクしない」んです。
オジサンと二人旅じゃなぁ…。
ジブリの名作たちがおしなべて「ボーイミーツガール」なのに対し本作は少女と成人男性。
これはこれで良い組み合わせ…の可能性はあったのですが、如何せん先生があまり心開かないので、旅が面白くない!

終盤の展開、そこに至るテーマの伏線(失われた命を求める事の是非、それでも生きる意味、的な?)は丁寧かつ、分かり易いのは良い。
途中で立ち寄った村の老人と先生との対話も深く、先生の主張もあながち間違っているとは思えない。
それでも、やっぱり命は大きな流れの中にある…という価値観が綺麗に描かれていて、色々と考えさせてくれる内容は素晴らしいと思ったです。
…「分かり易い」のは本作の良い点で、いかな高尚なテーマも分かり難ければ意味が無い(と常々思っている)ので。
その点では、本作はちゃんと監督の主張が伝わったので、テーマ性は優れていると思った。


生と死について色々と考えさせてくれる深いテーマ性
2時間ほとんど飽きさせない構成
まずまず印象的な世界観
が良かった。
一方で、アスナの心情やモチベーションにあまり共感出来ない
異世界冒険活劇としては地味
なので、総じて「まずまずは面白かったが、何度も繰り返し観たい程では無い」
ラピュタやナウシカは今なお幾度も繰り返し観てもその度にワクワクさせてくれる、本作は「ワクワク」が足りなかった。
あと「ラブコメの波動」もやや足りない。

…多分なんですけど。
新海監督が描きたかったテーマと、冒険ファンタジーは「食い合わせ」が悪かったのかも?
…いやいや、でも、「大切な人を生き返らせる為に大冒険」というのは案外古典的なテーマ(古い文学でも、ゲームにもある)
であり、本作のテーマでも、作り方次第ではラピュタ並みにワクワクするお話もあり得たような?
素人のいい加減な予感ですけど、ラノベ作家やゲームシナリオライターの方が得意っぽいジャンルかも?

…私がジブリっぽい冒険ファンタジーに期待しているのは
「ワクワク冒険」と「ボーイミーツガール」なのだ!!!
宮崎駿監督も、冨野由悠季監督も、往年の自分の作風をもう古い!と切り捨てちゃってますけど。
…全然古くないよ!今なお色褪せてないよ!(むしろ最近の両ベテランの作品つまんない)
新海監督の「星を追う子供」はイマイチだったけれど、こういう作風はもっと挑戦して欲しいです!!


『作画』
流石に素晴らしい。異世界描写も美しい。
ただ、異世界を大冒険している!なワクワク感はあと一歩及ばなかった感も。
戦闘シーンもハイクオリティー、技巧派で魅せてくれますが、やや地味かも。
…ネガティブなコメント多いですが、総じて水準以上ではありました。
何気に、アスナちゃんの入浴シーン多かったのは良い♪色気は皆無ですけどw
夷族に攫われそうになる怯えた表情も良いですねぇ(ゲス)

『声優』
この手のアニメ映画には珍しく本職声優中心なので安定感あり。
アスナは「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」のカナタと並び金元寿子さん初期のヒロイン、新人とはいえ門外漢とは一味も二味も違います。
大泣きする演技、あれは並みの素人じゃムリですよ…
後の大人気声優、やっぱり金元ボイスは非凡な可愛さありますねぇ。

シュンの入野自由さんの少年役も流石の安定感、見事です。
先生はベテラン・井上和彦さん。ベテランらしい深みのある演技は素晴らしかった。
アスナ母の折笠富美子さん、先生の亡き妻の島本須美さんも素晴らしく、非常に豪華声優陣!

…やっぱり声優は素人よりもプロの方が良い気がします。
ラピュタもナウシカもカリオストロも声優陣の好演が大きいですし。
まあ、はまり役なら素人も悪くは無いとは思いますけど、沢山アニメ観ていると、やっぱり人気声優は伊達では無い事が実感出来ますし…。

『音楽』
主題歌はまずまず主題伝わった。
BGMもまずまず…悪くは無いけれど、強く印象に残る程でも無い。
…ファンタジーで名作級は、やっぱり音楽非常に大事だと実感。
ググッ!と盛り上がるシーンには綺麗な音楽欲しいですから。

『キャラ』
主人公・アスナちゃんは優等生で良い子なんですが、ちょっと心情が分かり難かった。
主人公がストーリーを動かすというより、ストーリーに主人公が動かされている感が。

シュンとシン兄弟は中々イケメンでしたが、ボーイミーツガールとしては印章薄い。
…なんだか「タッチ」みたいな兄弟ですなぁw

先生が一番共感できるキャラ、実質彼が主人公でした。
「性格の良いムスカ」ですな。
非情に徹しきれない中途半端さはある意味人間らしい。

アスナ母と先生の妻が良い女性。地味だけど。

シンを好きな少女(伊藤かな恵さん)は殆どモブじゃないか…
多分もののけ姫のオマージュなんだろうけど、あまり意味ないような。{/netabare}

投稿 : 2015/09/18
閲覧 : 329
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31

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dZBUo53577 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

けものがいや

ぐろいとこある

投稿 : 2015/03/24
閲覧 : 246
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1

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moko2 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心に染みる優しい物語

新海 誠さんの作品は
いつもそこはかとなく切なく、そして心に染みる優しい物語と
感じさせられる作品が多いというのが個人的な意見です。

音楽・声優のチョイスは結構好き。
作画については、光と影の描写とても綺麗だと思います。

この作品も思いっきりハッピーエンドでないけど
なにか考えさせてくれるような
とても良い余韻を残してくれる作品だと感じました。

投稿 : 2015/03/22
閲覧 : 180
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4

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パムルガ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

感想

生と死についてがテーマなのかな?
明日菜は想いを寄せていたシュンに会うために
モリサキは10年前に亡くなった妻に会うために地下世界に行って蘇らせたいっていうお話。
世界観は完全にジブリでしたので少しシリアスな設定にも関わらず見やすくサラサラと2時間あっというまでした!
人はいつか死ぬ、ただ早いか遅いかの違い。
この世で為すべき事を成したから別の世界へ行くんだよ。
屁理屈ですね。正直、こんな簡単には受け入れられないでしょう。二人が持っていたラジオとオルゴール。状況こそ違え2人の拠り所ような物だったんだと思います。
サヨナラも言ってED時凄く晴れ晴れとしてた明日菜はこれから色んな事乗り越えて行けると感じましたが、モリサキさんお別れも言えないまま余計に未練が深くなっていったのでは?地下世界に残ったはのはなんで?とか疑問が残った所がありました。
音楽、作画は凄く良かったんですがジブリ感が強すぎて映像で語りかけるというのが余り感じなかった。心理描写ももう一つな感じはある。
2回目見たらまた何か気付くかな?
ジブリ好きなら見て損はないと思います☆彡

投稿 : 2015/02/26
閲覧 : 215
サンキュー:

20

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はなまるき さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

新海誠さん

新海誠さんの作品はすごく好きで
秒速5センチメートルという作品をきっかけに
雲のむこう、あの空の下。や星のこえなどのさくひんを見させてもらいました。
どれも素晴らしくて思い出した時に再度見たくなるそんなさくひんです。

そしてこの星を追う子どもはまた新しい視点での映画なので、ぜひ一度見ていかがでは?

投稿 : 2015/02/14
閲覧 : 241
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7

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milimikan さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これは。。。

ごめんなさい。微妙でした。
ジブリのいろんな作品をあわせた?感じ?
EDの曲は好きです。

投稿 : 2015/01/31
閲覧 : 285
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4

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アニメ好き工業高校生 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感動した

今まで多くの物語を読んできた、見てきた自分だが新海誠監督の物語は毎回感動します。とくに「秒速五センチメートル」とか「雲の向こう、約束の場所」がかなり好きです。何回見たことか、、、

この作品「星を追う子ども」はまだ一回しか見ていないがもう自然と涙が出ました。最初に番人が出たときはいつもの新海監督の物語っぽくないなとも感じました。(少し「ほしのこえ」に似た動きもあったが)でもミミと別れる時のミミの悲しそうなでも決意をしたはっきりとした表情、動きが新海監督らしいなともおもいました。

「死者の復活は自然の流れに逆らう(ミミがケツァルトルになったのも歌をうたった後に死ぬことも自然の流れ)こと。それは人間には許されてはいない」という話は結構聞いたことがあるような話だった(ハガレンとか)そして生き返らせるためにはそれと同等の代価が必要になることも、、、
しかし森崎先生はそれを知って(長老に聞いて)もなお妻を復活させたかったのだとおもいます。その強い想いが少し、強引な人のように、悪い人のように感じてしまう人もいると思います。しかし自分はそれだけ妻を想っているということだと思いました。



大切な人の死で一番つらいときは死んだ直後ではなく、しばらくしてからその人のことを思い出した時だと自分は思っています。そしてそこでしっかりと泣いて思いを外に出して、その思いを抱いて、初めて次に進むことができるのです。
そのシーンがシンがアスナを遺族から助けた後にいっしょに話して、思い出して泣いている時。
亡くなった人のことは忘れてはならないけどその人のことを考えすぎ立ち止まってはならないその人のことを想いながらも前に進むことが大切だと思っています。
この作品の一番最後、窓から山を見ていた後で言った「行ってきます。」がアガルタでの経験から前に進むということすべてを表していたように思います。

投稿 : 2014/06/27
閲覧 : 185
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6

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an8 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

2時間映画。45分みたが引き込まれず

どのレビューにも書いてあるがジブリ意識してるけどイマイチ

投稿 : 2014/04/04
閲覧 : 230
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1

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Lickington さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 1.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

不要な描写?

トンボの羽化シーンがあったのだが,その意味が良く分からない.
星自体が命を表しているから,生命が関係する話である事は明らか
にもかかわらず,その描写を用いるのは尺延ばしなのではないかと思い落胆した.

ただ新海監督特有の美しい背景は健在であるから,作品の雰囲気は心地の良い物となっている.

投稿 : 2014/04/03
閲覧 : 215
サンキュー:

1

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217 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

この作品けっこー好きです。

星を追う子どもという題名に引きつけられて見始めました。

最初の出会いからの、話の展開が少し分からない部分があってちょっぴり残念な感じがしました。

ですが、主題歌の星を追う子どもがとてもすてきな曲で今でも聞いています‼︎
最初に聞いたときドキッとしました。笑

投稿 : 2014/03/02
閲覧 : 192
サンキュー:

1

ネタバレ

YUー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

世界観が良い

深海監督作品ということで
秒速5センチメートルみたいな
現実っぽい作品なのかなって感じで見始めて
なんか熊みたいな怪物が出てきて
ファンタジーなのかと気づいて見ていったら
どんどん現実離れしていって
想像していたのと全然違う感じで話が進んでいった
でもそれが良い意味で裏切ってくれた!

あの世界観はすごい素敵でした

投稿 : 2014/02/02
閲覧 : 212
サンキュー:

1

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星を追う子どものレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
星を追う子どものレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

星を追う子どものストーリー・あらすじ

ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。誰かの心がそのまま音になったような唄を、忘れられずにいた少女アスナに訪れたひとつの出会い。お気に入りの高台に向かう途中、異様なケモノに襲われたアスナはシュンという少年に助けられる。アガルタという遠い場所から、どうしても会いたい人と見たいものがあってやって来たと語るシュン。2人は心を通わせていくものの、突然シュンはアスナの前から姿を消してしまう。そして聞かされる哀しい知らせ。それを信じられずにいたアスナは、学校の新任教師モリサキから地下世界の神話を教えられる。そこはこの世の秘密が隠されたあらゆる願いが叶う場所で、アガルタとも呼ばれているという。そんな中、アスナの前にシュンに瓜二つの少年と彼を追う謎の男たちが現れる。男たちの狙いは、アガルタへの鍵であるクラヴィス。追いつめられた少年とアスナの前で、ついにアガルタへの扉が開かれる。そこでアスナは、男たちのリーダーが亡き妻との再会を切望しアガルタを探し続けていたモリサキだったということ、少年がシュンの弟シンだということを知る。アガルタへの入り口を目前にして、アスナはある決意をする。「もう一度、あの人に会いたい」。アスナ、モリサキ、シンの3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。(アニメ映画『星を追う子ども』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2011年5月7日
制作会社
コミックス・ウェーブ・フィルム
主題歌
≪ED≫熊木杏里『Hello Goodbye & Hello』

声優・キャラクター

金元寿子、入野自由、井上和彦、島本須美、日高里菜、竹内順子、折笠富美子

スタッフ

原作:新海誠、 監督:新海誠、脚本:新海誠、作画監督・キャラクターデザイン:西村貴世、美術監督:丹治匠、音楽:天門

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