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「幻夢戦記レダ(OVA)」

総合得点
65.7
感想・評価
33
棚に入れた
136
ランキング
3091
★★★★☆ 3.7 (33)
物語
3.3
作画
4.0
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.8

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幻夢戦記レダの感想・評価はどうでしたか?

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

本作の価値は「元祖ビキニアーマー」で、内容は無いです。

 片思いの少女が好きな男子を思い作った曲とその曲が入ったウォークマン(死語)をめぐって、異世界でバトルを繰り広げます。不思議の国のアリスをモチーフにした感じがあります。そして最後は…みたいな感じです。

 アニメの絵は話題作らしく非常に80年代的美しさを感じる魅力的な画面ですが、話は全く面白くありません。SF作家の故栗本薫さんのSF大作「レダ」とは全く関係ありませんでした。

 しかし本作の価値は話ではありません。「ビキニアーマーの元祖」とされていることです。これが1985年です。
 少し前に「くりいむレモン」というアダルトだか一般だか微妙なロリ作品に登場しているそうですが、キービジュアルの発表は本作が前という説が一般的です。
 そして海外ではスターウォーズジェダイの復習の1983年のレイア姫になるとの事。

 裏を取るために調査すると、それ以前スターウォーズのビジュアルイメージに影響を与えたと言われる「VALERIAN and LAURELINE」と言う1972年の作品の「The land without stars」にビキニアーマーっぽい人がいました。
 そしてフラッシュゴードンですね。映画版は1980年でここにもビキニの女性がでてきます。しかも、フラッシュゴードンは1940年代からあります。ひょっとしたら日本で知られていないビキニアーマーは、スペースオペラで結構あるのかもしれません。
 しかし、です。スタウォーズのレイア姫にしてもスペースオペラのヒロインにしても、どうもヒーローの添え物でヒロインとして主体的に戦うわけでもないし、アーマーっぽくはないですよね。

 で、この話、2023年に思い返すと「オヤ?」と思うわけです。「うる星やつら」の弁天様は?1978年連載開始で1巻には登場しているそうで。これははっきりビキニで、メタル。弁天様のキャラ付けから言ってアーマーと言っていいでしょう。この有名作品がクローズアップされないのは不思議です。ビジュアル的なメタルビキニはこの作品が最初かもしれません。アニメとしても1981年開始ですから少なくとも「くりいむレモン」や「レダ」より早いでしょう。

 それと、小説のイラストですがダーティーペアですね。1980年です。彼女たちのビキニはメタルではあっても固そうな金属系ではないですがはっきりと戦闘服です。そして、今回1978年テレビくん連載の「銀河の女王スーパーレディー」という作品も見つけました。画像検索しただけですが、かなりエロ面白そうなので入手できれば読んでみたいです。

 ただ、です。バトルもの、アニメ、主体的に戦う戦闘美少女である、という本来的な設定に立ち戻ると、本作が元祖といってもいいのかなあ、という結論でもいいのかもしれません。
 今回アニメを見た価値はあまりありませんが、これをきっかけに面白い視点を持てました。


追記 今、1968年、ジェーンフォンダ主演の「バーバレラ」という映画を見つけました。ただ、これは水着アーマー…と言った方がいいかも。


再追記 戦う女性といえば、ギリシア神話のアマゾネス(アマゾーン)と北欧神話のワルキューレ(バルキリー)がいましたね。ビキニという点ではアマゾネスで1973年の映画が見つかりました。ただ、アーマーのイメージからいうとワルキューレですかね。
 要するに古今東西、男の妄想は戦う女性は半裸だということでしょう。



 

投稿 : 2023/05/21
閲覧 : 132
サンキュー:

7

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

リンガム、いる?

約70分ova。
想いを寄せる青年のために作った曲を聞きながら並木道を歩いていたヨウコは突然、見知らぬ世界に迷い込む。


この時代のovaにしては評価が高かったから、期待してたんだけど、作画はともかくストーリーは面白くなかった。
もっとレダやアシャンティについて細かい設定や描写が欲しかったし、中盤にあったヨニのレダやゼルについての話も回想シーンを入れながら喋ってくれないと頭に入ってこない。それにヨウコの現実世界(ノア)での生活も序盤でちょこっとしかやらないから、ヨウコが作った音楽の意味なんかも描かれてないし、物語に入り込むには足りない要素が多すぎた。

それとリンガムの存在が微妙。序盤だとアシャンティにきたヨウコを導く重要な役だけど、中盤以降はただついてくるだけの存在で、活躍するシーンもなければお荷物になってるシーンもないし、せっかく最後までついてくるなら、活躍でも邪魔でもいいから目立たせるシーンが欲しかった。これなら最初からヨニを出しといた方が、レダの説明にすぐ入れて描きやすかったんじゃない?


作画に関してはそこそこレベルが高い。キャラデザは一般的な物だけど、動きや爆発エフェクトはこの年代にしては比較的キレイめに出来ている。ただ敵の兵器のデザインが海外の某SF超大作のものに似てるし、効果音に関しても爆発音やビーム音は良いけど、鉄と鉄がぶつかる音は自前で録ったの?って言いたくなるような違和感を感じた。



【あらすじ】
青年に恋する少女ヨウコは並木道を歩いていると突然変な世界に迷い込む。
そこで喋る犬リンガムと出会い、この世界アシャンティとヨウコがいた世界ノアの話を聞く。
するとそこに謎の兵たちが現れ、ヨウコが持っていたカセットテープをレダのハートだと言い狙ってくる。
カセットを奪われ、命を狙われるが巨大な花に包まれた瞬間ヨウコはレダの戦士として覚醒し、敵の兵士を倒すがカセットは持ち去られてしまう。
ヨウコは浮遊するバイクに乗り、カセットを奪った連中を追いかける。
しかし連中は空飛ぶ船に逃げ込んでしまい、さらにその船から敵の兵器が現れレダを攻撃する。
するとブリキの巨人が現れ、その兵器を倒してくれる。
ブリキの巨人とヨウコたちは空飛ぶ船を追うが、船は更に大きな卵のような空飛ぶ城に入っていく。
そこで追いかけるのをやめ、ブリキの巨人に乗っていたヨニからレダの話と、ヨウコを狙うゼルについて聞く。
ヨニはレダの巫女でゼルもレダの人間だったが、ある日レダのハートを使って、ノアを侵略しようと考える。
レダのハートは音だったが、ヨウコが想い人のために作った曲がその音になっており、ヨウコをアシャンティに連れてきたのもゼルだった。
ヨニはヨウコをレダの神殿へ連れて行き、レダの戦士にしか動かせないレダの翼という可変ロボットを得る。
一方レダのハートを手に入れたゼルだったが、ノアへ行くにはヨウコが必要と分かり、捕まえようとする。
翼を手に入れたヨウコだったがすぐにゼルの攻撃があり、翼で出る。
ヨニもブリキに乗って応戦するがてきにやられてしまい、小型バイクで脱出する。
ヨウコはリンガムとヨニと共に、ゼルの城へ乗り込むが、ゼルが待ち構えており、ヨウコとヨニたちを分断して、ヨウコを夢の世界に閉じ込める。
ゼルはヨウコを使って、ノアへの入り口を開こうとするが、ヨウコは夢の世界で、自分の作った音楽について思い出し、自力で夢の世界を脱する。
その後翼でヨニたちを救出して、ゼルの力のもとになっていた宝石を壊し、動揺したゼルはマグマに落ちていく。
ヨウコはヨニたちにお別れを言って、ノアへ戻ってくる。その後青年に想いをぶつける。

投稿 : 2022/04/10
閲覧 : 132
サンキュー:

0

ネタバレ

メガマインド さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

元祖異世界ものの一つ

アマプラで視聴 


絵に興味をひかれたのでみました。


愛する人に告白しようとするが、できず、異世界へいってしまう

はちゃめちゃな導入から、引き込まれ、


そしてピンチに巻き込まれ、変身して戦う


終盤、世界の真実が明かされ、少女は葛藤し、


一歩踏み出し、成長する



素敵なラストシーン、


古い作品ながら素晴らしかった。

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 182
サンキュー:

1

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

今でいうと・・・になるのかな?

主人公の陽子が、思い続けていた男子に告白しようとした瞬間に、
異次元世界「アシャンティ」に召喚され、
女神・レダの力を受け継ぐ「レダの戦士」として敵と戦うといった内容。

現実世界に戻った時は、男子に告白しようとした瞬間に戻って終了。
今の異世界召喚と違って、俺TUeee感が無くってアクションシーンが良かった印象。

投稿 : 2021/07/31
閲覧 : 190
サンキュー:

1

ネタバレ

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美少女+サイドポニーテール=最強!!

今観終わりました~1985年の作品ですから今から35年前の作品ですね。当時アニメ雑誌の表紙とかを飾りまくっていて、アニメマニアを熱狂させた作品です。私は子供だったので観れなくてずっと気になっていたのですが、動画サイトに配信されたのでやっと観る事が出来ました。

今ではとくに珍しくもないテレビシリーズの放送が無いアニメ単体OVAですが、当時はとても珍しかったようですね。

普通の女子高生朝霧陽子(cv鶴ひろみ)がひょんな事から異世界のアシャンティ(オシャンティーじゃないですよ!)に召喚されてしまい、異世界で仲間になった喋る犬リンガムとロリ美少女ヨニと一緒に、現実世界進行を企むゼル(cv池田秀一)の野望を阻止する為に、レダの戦士に変身して闘う物語です。

おそらく異世界転生とか美少女戦士アニメの先駆者的な作品だと思います。特にいのまたむつみデザインの陽子は35年前とは思えない可愛さですね。ピンクの髪のサイドポニーテールは現在でも通用する可愛さです。一時的ですがビキニアーマーも流行りましたね。
残念ながら最近鬼籍に入られてしまった鶴ひろみさんですが、声も可愛らしくてピッタリでした。

登場するメカも当時テレビで放送されていたオーガスやメガゾーンっぽくて、独特の黒い影の陰影の入れ方で当時のトレンドを取り入れているように感じました。アクションもとても良く動きます

わずか69分の作品ですのでサクッと召喚されてパパッと闘って終わるのですが、現在のアニメにもとても影響を与えた作品だと思います。動画サイトに配信されてる方は観られてみてはどうでしょうか。

投稿 : 2020/03/23
閲覧 : 309
サンキュー:

7

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

令和の今、見るとしたら…あと余談

2020再鑑。dアニメストアスゲェな!(2020現在)

この文章、令和の現在、当時を知らない方が鑑賞する意味は何処にあるかという視点で書きます。
思い出話は一杯飲みながらやりましょうや(笑)

いのまたむつみのキャラデザインと、キャラクターの表情や動きの繊細さ、美しさは素晴らしい。
(ホント自分の想い出補正抜きで!)これは見る価値があると思う。
あと、アクションシーン。
全体でみると地味に感じるかもしれないけど、メカの動きとかがカッコいい。
逆に物語と歌に関してはホント今とは違うねー(笑)
どっちが良いかではもちろんなくて、テンポ自体が違うんだと思う。

アニメ、マンガなどに一家言あると自負する人、プロを目指す人は、
最近のアニメと比較しながら見ると良い刺激になるんじゃないでしょうか。
昔のヲタクは初見は素で観た後、音声を消して映像だけを見るとか工夫したものじゃよ、ごほごほ。


最後に全くの余談なんですが、本作を語る時に「ビキニアーマーの起源は何だ?」的なハナシが出たりするんだけど(笑)
かの「ドリームハンター麗夢」の発売も同年の1985年で、この二作が日本サブカル界における嚆矢と言って良いんじゃないでしょうか。
とは言え、当時を思い起こせば、自分的には「新しい!」って感じではなかったよ。「可愛い!」とは思ったけど(笑)(萌えという言葉の無い時代)
そもそもビキニアーマーの起源って、映画で言えば「バーバレラ」(1968年)があるし、作品としてではなく意匠としてはアメコミや洋物ファンタジーイラストなんかではありふれいてたと思う。
(1930年代辺りからあるらしいぞw)
まあ、起源論って突き詰めると大概ロクな事にならないので、個人史の上で語るのがほど良いと思うじゃよ…ごほごほ(笑)

投稿 : 2020/03/04
閲覧 : 300
サンキュー:

4

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

80年代美少女アニメ!!

【概要】

アニメーション制作:カナメプロダクション
1985年3月1日に発売された全1話のOVA作品。
監督は、湯山邦彦。

【あらすじ】

17歳の女子高校生、朝霧陽子には片想いしている男がいた。
1年5ヶ月の間、ずっと恋い焦がれていた想いを込めて、ピアノで曲を作りカセットテープに録音。
日差しの強い真夏の並木道。男に告白しようと陽子はヘッドホンステレオで曲を聞きながらすれ違うが、
声をかけられなかった。肩を落とす陽子であったが、突如空間に飲み込まれて、並木道から消えてしまう。
気を失った陽子が目を覚ますと、見たことのない動物や植物だらけ。
そこで陽子は言葉を話す犬、リンガムと出会う。
ここは異次元世界「アシャンティ」
元いた地球は、この世界では「ノア」と呼ばれていることを知るのだった。

【感想】

昔のアニメ業界のイメージって、
玩具を出すからオーダー通りにオリキャラやグッズを出して、原作から乖離する。
超能力漫画がロボットアニメになったり、野生少女漫画が変身魔法少女アニメになる。
TVアニメだとタッチや奇面組みたいに原作を大事にするケースもあるけど、
たいていがスポンサーの注文を聞かないといけない。

その点で、オリジナルのOVAだと比較的制約がゆるくて自分が作りたいものが作れるのかな?
そのくせに大体の黄金パターンが決まっていて、

・露出度の高い美少女。
・とにかくメカ!とにかくロボット!
・バイクが必ず出てくる。北斗の拳の影響でバイク乗りのマッチョなお兄さんが襲撃してくる。
・殆どのクリエイターが直撃世代であるためにスター・ウォーズの影響を受けてる。
・とにかく作画命!手描きアニメの職人芸のサンプルになる。
・反面でストーリーが雑。TVアニメと違って短い尺で終わらせないといけないから駆け足。

だからこそ、設定にコダワリのあるパトレイバーやトップをねらえ!
小説原作の、銀河英雄伝説やロードス島戦記などが当時としては珍しくもあり人気が出たのかな?と。
さらに言えば日常芝居描写と作画が卓越してたジブリアニメが絶対王者になれる。そういう時代でしたね。

この幻夢戦記レダの場合は、うる星やつら世代基準でいくと綺麗でよく動くアクション作画。
空戦にナウシカっぽさがあったり、ファンタジーアニメだと思ってたら実はロボットアニメだったという事実。
要するに当時のアニメファン向けの好物要素を詰め込んた美少女アニメ作品。
いろいろ突っ込みをしたくなりますが、動画に関しては間違いなく称賛レベルでしょうね。

反面でストーリーが大味で恋する乙女主人公以外のキャラがシンプルすぎるかな。ただの役割キャラでしか無い。
シャアの声優が演じる美形悪役がただのゲス野郎だったり勧善懲悪のヒロインものっぽい。
1時間ちょっとで物語を終わらせるために単純明快に整理されたわかりやすさが重要なのかな?と思ったり。
尺の都合かで状況と大事な設定を全部、説明台詞で視聴者に解説しちゃうの笑っちゃったけどね。

ストーリーや設定に凝ってて読み物としてのレベルが向上している2010年代のアニメの基準では、
昔のアニメファン向けの作品にありがちな、文芸的な物足りなさを感じたのも事実なのですが、
頭をあまり使わずに目で楽しむアクションアニメとしては、十分に面白かったかな?と。
当時はこれでヒットする要素を満たしていたので、
あんまりあれこれ言うのも上から目線で野暮なのかもしれないと思ってしまいました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2019/09/13
閲覧 : 348
サンキュー:

27

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

往年のビキニアーマー戦士に会いたくて……

先日発売された4KリマスターBlu-ray買っちゃいました♪

80年代半ば頃から90年代にかけて、
二次元世界では数多くのビキニアーマー美女戦士が活躍していました。

ビキニアーマーは何も本作みたいに、
マニア向けOVAに登場するお姉さんだけではなく、
一部の一般子供向けコンテンツの女の子にも浸透していたように思います。

実際、私とビキニアーマー戦士との初遭遇は、
アニメ『ドラゴンボール』のチチ(幼少期)でしたし。
当時ゲームショップに行くと、『ドラクエ3』パッケージ裏の女戦士を始め、
ビキニアーマー戦士のビジュアルがやたら目に付いた記憶があります。

ビキニアーマー戦士と言うのも、何とも摩訶不思議な存在で、
各種ハプニングシーンや恋愛、ラブコメ展開には恥じらうクセに、
己の際どい装備にはさほど恥じらわずw
堂々と胸を張り、その身一つで世界を救う戦いに挑んでいく……。

これは幼い頃の私が、女の子は露出することでパワーを発揮するなどと、
勘違いしても、仕方ありませんねw


そんな私にとって、本作主人公の朝霧 陽子は、
日本におけるビキニアーマー戦士の源流を形成したレジェンドとして、
一度、相まみえてみたかったヒロイン。

けど、映像ソフトのプレミア化などに阻まれて中々機会がなくて……。
今回のBlu-rayリマスター企画は千載一遇の好機でした。


とは言え、ただビキニアーマーと言うだけで、諭吉一枚差し出すほど、
尊氏の守銭の砦は脆くはありませんw

ダメ押しとなったのは、本作キャラクターデザインが、いのまたむつみ氏だったから。

いのまた氏と言えば、個人的に筋肉の造形が素晴らしいと尊敬しているイラストレーター。
特に脇腹!脇腹が良いんですよ~♪

後のゲーム『テイルズオブデスティニー』(PS)の筋肉担当・コングマン辺りの、
ムキムキに割れてる腹筋を描くのは当たり前として、
いのまた氏の場合は華奢な美少年や可憐な美少女。
一見して筋肉無さそうなキャラの腹も、決して寸胴みたいにスンナリ描かず、
ちゃんと内側に筋肉があることを意識して、くびれを描き込んでくる。

今回のリマスター企画で書き下ろされたジャケットサンプルの陽子の腹を眺めていて
かつて小説『宇宙皇子』の挿絵で描かれた美少年が見せた上半身裸体の肉体美を目の当たりにして、
筋肉に関するフェチズムに目覚めた宿命を思い出しましたw

いのまた氏は還暦間近になっても、肉体描写は衰えないなぁ~。
特典でアートブックも付くのか~。と密林で色めき立っている内に、
私の右手は、自動的に購入ボタンをポチっていましたw


とは言え、いくらキャラデザが頑張っても、
アニメーターが意図を汲まなければ意味がありません。
が、本作は作画監督も、いのまた氏、御自らが務めているので、問題ありません。

ビキニアーマー戦士のボディーラインや肢体の躍動感が、
好センスのアングル、作画構成で見事に表現されていました。
陽子の脇腹には確かに筋肉と夢が詰まっていましたw


ストーリーもある朝、告白に躊躇してしまったヒロインが、
召喚された異世界で戦い抜くことで、自らの心の弱さに向き合い、
元の世界で、幸せを掴むためのほんの少し勇気、成長を見せるのか?
と言う王道展開。

そんなメインテーマを“レダの心臓”即ち、
{netabare}ヒロインが意中の彼に告白するために、
作曲、録音したピアノ曲の収録テープが入ったカセットウォークマン。{/netabare}
と言うキーアイテムを活用し、異世界の危機と、揺れる乙女心を同列に語ることで、
王道を盤石にしていく脚本、演出が実にいじらしいです。

相変わらずヒロインは、恋には時めき恥じらうクセに、
異世界での大胆な露出には恥じらわずw
“レダ”のパワーか何かで、各種武器、乗り物の超人的な運用も、
学習なしで適応してしまうテンポの良さ。

朝霧 陽子は、まごうこと無きビキニアーマー戦士でした♪


ビキニアーマーだけでなく、ヒロインが冒険する、、
奇怪な生物が巣くう荒涼としたファンタジー世界と、
過ぎ去りし文明の機械、可変対応のビークル、飛空艇、巨大ロボ、空中要塞の異様。
CV池田 秀一氏の狂気を孕んだラスボスの言動。
異世界へ誘う、鷺巣 詩郎氏の高揚感溢れる劇伴。

80年代、気鋭の若手スタッフらによる“魅せたい”
アニメファンの“観たい”がギッシリ詰まった……。
OVA黄金期の解放区としての気風が存分に感じられる快作です♪

投稿 : 2019/06/22
閲覧 : 472
サンキュー:

21

ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

犬が喋ってなにがわるいU^ェ^U

カナメプロダクション制作。

女性主人公が異世界「アシャンティ」に飛ばされる。
今じゃあんまり珍しくない設定ですね。
でもこの頃のアニメでは結構珍しい設定でした。

金田作画の影響が多大にあるので、前作の『BIRTH』(バース)よろしくヒカリまくりますね。
いのまたむつみのキャラクターデザインが可愛い。主人公の朝霧 陽子はこの頃の有名ヒロインでした。
女性キャラクターの布面積が少なく、ビキニサイズの布に肩当てという古き良きスタイルです。
{netabare}
冒頭の並木道が光で飛んでる場面が、日本というよりヨーロッパでありそうですね。
現実世界から逃避したい陽子の色あせた世界という表現だったのでしょうか。
遠くにあるビル群が結構適当で、雑だなあと思った気がします。
異世界に飛ぶ表現がまだ確立してない時代なので、特殊なエフェクト入れてましたね。地面溶けて沈むって(笑
{/netabare}
異世界に行ってからは、OVAシリーズらしく背景動画やヌルヌル動く戦闘シーン、
巨大建造物の細かい背景など、作画にこだわってます。

シナリオや雰囲気も少女漫画チックな爽やかさが全編通してあり、
とにかく女の子の可愛さを魅せることに徹底していて、嫌味がないです。

内容というより、作画や女性キャラの描写のこだわりを楽しむのが
メインで、正当なOVA作品だと言えます。
ここから戦う女性主人公の作品いっぱい作られましたね^^

鶴ひろみさん、だいすきでした。

投稿 : 2017/11/19
閲覧 : 563
サンキュー:

9

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

これがビキニアーマーか

美人でスタイルの良い女子高校生が、今は亡きウォークマンとともに異世界へ。
なぜか露出度の高い衣装を着用し、レダの戦士となって戦います。

登場人物は数人と一匹、尺も短いので、ストーリーは至ってシンプル。
巨大な花に包まれて変身。
異形の兵器群登場。
果ては、可変戦闘機を用いたロボットアニメ。
と、様々な趣向で楽しませてくれます。

食事でおびき寄せるとか古典的。
蜃気楼を意識してか、高層ビル群がさかさま。
等、やや的外れな感じが懐古的です。

ED曲が意外とよい。
昭和な歌謡曲チックで、気が遠くなりそうです。

投稿 : 2014/04/29
閲覧 : 742
サンキュー:

21

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

主人公がかわいい

昔のアニメだけど画面の解像度が高いと古さを感じさせない。でもさすがに音楽は80年代の乗りでしたw
ストーリーはありがちなもの、見所は主人公の女子高生のきゃぴきゃぴしたところだろうか。でも今ではもう43歳なんですよねw

投稿 : 2013/02/08
閲覧 : 450
サンキュー:

5

ネタバレ

kain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

いのまたむつみさんのOVAですね。
  「レダのハート」です。
後で映画館でも上映されましたが。

ストーリーは何処にでも有る 普通の話でしたが、
kainの いのまたむつみ絵好きを決定付けた作品で、
この頃には稀有な事にOVAを予約して買いました。
 作画に対しては大満足です!

Ⅱも企画されていたようですが、カナメプロがポシャったので幻となりましたorz

投稿 : 2011/08/09
閲覧 : 548
サンキュー:

6

こいこい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

がんばった作品 

これは私が高校のころの作品。
元は小説。
がんばって小説に合わせて内容を描いていた。
あの頃にしては良い作品と思う。
(20年前)
ANIME歴史として見聞しても良いかも。

投稿 : 2011/01/25
閲覧 : 756
サンキュー:

1

しらす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/08/05
閲覧 : 23

きすぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/07/21
閲覧 : 24

こくてん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/02/28
閲覧 : 30

87丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/05/30
閲覧 : 56

pop22 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/14
閲覧 : 63

まつ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/08/03
閲覧 : 82

ひみこ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/04/23
閲覧 : 96

たかし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/01/11
閲覧 : 112

toturitu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2017/06/16
閲覧 : 124

Cody さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/02/01
閲覧 : 97

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2015/06/23
閲覧 : 90

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/04/30
閲覧 : 136

タクボン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2015/02/04
閲覧 : 123

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/01/04
閲覧 : 116

Ecaille さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2013/08/29
閲覧 : 130

わんさか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2013/04/28
閲覧 : 128

repra さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/04/07
閲覧 : 162

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幻夢戦記レダのストーリー・あらすじ

朝霧 陽子(あさぎり ようこ)は、17歳のごく普通の女子高校生。彼女には一途に憧れ続けている男子がいた。想いを告げられぬままの1年5ヶ月に決着を付けるべく、自らの想いを込めたピアノ曲を完成させ、カセットテープに録音する。 そして、ヘッドホンステレオでその曲を聴きながら、いつもすれ違うだけだった並木道で彼に声を掛けようとする陽子だったが、結局できないまますれ違い、肩を落とす。すると次の瞬間、陽子は突然異様な空間に飛ばされてしまう。そこは異次元世界アシャンティで、陽子はレダのハートを狙う総統・ゼルによって引き込まれたのだった。見知らぬ生き物が徘徊する森の中、陽子は世界を旅する犬・リンガムと出会い、自分が異世界に来たことを知る。もと居た世界へ帰りたいと願う陽子は、自作の曲が帰るためのカギであることに気付くが、いきなり襲いかかってきたゼルの兵士たちによってヘッドホンステレオを奪われ、さらに命を狙われる。(OVA『幻夢戦記レダ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1985年3月1日

声優・キャラクター

鶴ひろみ、池田秀一、坂本千夏

スタッフ

原案:カナメプロダクション
監督:湯山邦彦、脚本:武上純希/湯山邦彦、キャラクターデザイン・作画監督:いのまたむつみ、アニメーションコーディネーター:影山楙倫/小原渉平、メカニックデザイン・イメージ設定:豊増隆寛、美術監督:下川忠海、撮影監督:杉村重郎、音楽:鷺巣詩郎、音響監督:松浦典良、プロデューサー:長尾聡浩

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