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「TIGER&BUNNY [タイガーアンドバニー](TVアニメ動画)」

総合得点
87.4
感想・評価
3359
棚に入れた
17258
ランキング
149
★★★★☆ 4.0 (3359)
物語
4.0
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.1

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TIGER&BUNNY [タイガーアンドバニー]の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

もっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

12

投稿 : 2024/01/05
閲覧 : 24
サンキュー:

0

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

語りきれない!おっさんを愛でるヒーローアニメ

「国産アニメーションが初めて公開されてから、今年で100周年を迎える節目に、この間作られたおよそ1万タイトルのアニメから、視聴者投票で選ばれた100作品を発表する番組『発表!あなたが選ぶアニメベスト100』が3日、NHK・BSプレミアムで3時間にわたり生放送された。60万以上の投票があり、総合1位は『TIGER & BUNNY』(2011年)が輝いた。」(ORICON NEWS, 2017/05/03)
──この話題を聞いた当時は「俺抜きで勝手にアニメベスト100決めて公共の電波に流してんじゃねぇ!!」と憤慨したし、“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”ということで1位となったこの作品にも観ない内から少なからず反感を抱いていたものだ(笑) 同じ思いをしたアニオタも大勢いたことだろう。
ただ、やっぱりオタクという人種は程度の差はあれどディープで変わった感性を持っていて、だからこそ理由なく王道を「つまらない」ものにしたがる傾向にあるようだ。
観た感想を端的に書けば、この作品は確かに王道ヒーローアクションであり、然れど風変わりなキャラクターも多数用意された面白い作品である。今日までの人気や一般界隈での評価は至極、妥当であると感じた。

【ココがすごい:実在企業とタイアップした日本版Marvel(1)】
最大の特徴は各ヒーローの体に実在する「スポンサーロゴ」が入っているところだろう。主人公の新スーツには胸部にデカデカと『SoftBank』の文字がプリントされており、完全に某大手通信事業者の回し者となっている。他のヒーローにも玩具メーカーの『BANDAI』、焼肉チェーンの『牛角』にペプシコーラの『ペプシ』、『Calbee』に『DMM』などといった有名な会社のロゴをその身に背負って日夜、TV中継を意識しながら街の平和を守っている。こう聞くと滑稽に映りそうなヒーローたちの姿だが、ちゃんと広告を入れるためのスペース(余白)を考えてデザインされたヒーローたちのスーツは各種ロゴに不思議とマッチしている。むしろ無い方がダサいと感じてしまうくらいだ。
このように実在する企業の名前(商標)を劇中で表示させることでコマーシャル(CM)と同等以上の注目(Attention)を得る手法を「プロダクト・プレイスメント」と言う。他のアニメやドラマ作品でもしばしば使われているものだが、背景やゲスト程度ではなく活躍するキャラクターと常に共にあるというケースは本作のみである。
企業側にとっては今まで以上の認知度を、本作側にとっては企業ロゴを拝借してキャラの印象を深める双方Win-Winなタイアップを図ることに成功しており、我々視聴者もロックバイソンに親しみを込めて『牛角さん』と呼ぶなど小ネタやあだ名付けに事欠かない。普段、番組に挟まれる通常のCMではあり得ない企業に対しての「好感」が持てる、誰も損をしない手法で本作は成り立っているのである。

【ココがすごい:実在企業とタイアップした日本版Marvel(2)】
「単にヒーローの身体に広告入れただけでしょ?」とそう思う人もいるかもしれない。まあ確かにヒーロースーツの余白を埋めてくれるならロゴは何でも良さげなところは感じた。主人公も本作ではソフトバンクだが、次作では『FamilyMart』にすげ替えられている。
しかし重要な点は、ヒーローが企業ロゴを背負っている=ヒーローにはスポンサーがついているという世界観だ。この日本版Marvelには独りで莫大な資産を持ち最新スーツに身を纏う鋼鉄のヒーローも、独りで様々な発明品を作って蜘蛛の能力と組み合わせる天才ヒーローも存在しない。この作品におけるヒーローは『NEXT』と呼ばれる特殊能力を持っているが、それ1つでは自立できないほどに非力かつ人間らしい「個人」として描かれている。
「お前がヒーローをやっていけてるのは誰のおかげだ?」
「スポンサー様です!!」
ヒーローは時として、正義を実行するために物を壊してしまうことがある。その時に発生する「賠償金」がきっちり請求されるのも本作ならではだ。そういった不測の事態や、ヒーロー活動をサポートするガジェット(装備品)、乗り物、人材、高性能スーツなどにかかる諸々の費用を負担してくれるのが各ヒーローが所属する「会社」であり、その各会社に出資してくれるのがスポンサー。なのでヒーローは会社の意向には基本、逆らえない。
同じく逆らえないのがTV局。この作品の舞台・シュテルンビルトでは『HERO TV』という生放送番組でヒーローが事件を解決する様を放送している。実況アナウンサー役にはバラエティ番組などでも活躍する太田慎一郎氏が起用されており、雰囲気はまさに『世界衝撃映像100連発』にチャンネルを回したかのようである。ここで活躍するヒーローの背負う広告が長くTVに映るということで、企業は人気の高いヒーローとその所属会社のスポンサーとして名乗りを上げるし、ヒーローも社の意向に沿った活躍を行う。そういう「ヒーロー事業」の図式が出来上がっているのだ。
面白いのが『折紙サイクロン』という忍者風ヒーローである。このヒーロー、後々理由も解るのだが犯人逮捕よりも「TVに広告を映すこと」を信条としており、他のヒーローが活躍する傍ら、画角の端っこに注目するといつもいて見得を切ったりポーズを取ったりしている。最早ヒーローとは何なのかその定義すら崩れかけており何とも不思議、然れど現実にスーパーヒーローがいたらこんな社会になるのかなと思わせる、妙な現実感もある世界観なのだ。

【コイツがカッコいい?:正義の壊し屋・ワイルドタイガー! ワイルドに吠えるぜ!】
そんなビジネス感漂うヒーロー界だからこそ、正義のためなら器物損壊もお構い無しという古めかしいヒーローは逆に市民やメディアからのウケが悪い。
本作の主人公であるワイルドタイガー=鏑木・T・虎徹は身体能力を100倍にして戦う王道中の王道ともいえるスーパーヒーローだ。国内ヒーロー物では『僕のヒーローアカデミア』や『ワンパンマン』の先輩とも呼べる。しかし寄る年波には勝てず────とよく書かれているが、観た感じでは生来の「要領の悪さ」がたたって本作のビジネス型ヒーロー活動に順応できておらず、犯人を追い詰める姿勢や成果を評価されるよりも能力で建物を壊したことを非難されるという不憫な役回りでいる。HERO TVでは当初7人いるヒーローのランキング付けを行っているが、彼はその中のブービー──劇中の人気では最下位より劣っている──というぞんざいな扱いも受けており、生放送でもタイガーの出番はCM入りの絶好の機会。そして失態を1つ犯せばそれだけで今夜の嘲笑の的にされることも少なくない。
彼の正義とその魅力を解ってあげられるのは画面の前にいる私たちだけ……そんな庇護欲をかき立てられるような哀愁漂う「おっさん」を主人公に立てているのが独特である。
そんな主人公の前に『バーナビー・ブルックスJr.』という新ヒーローが現れ手柄をかっさらってしまう。彼はなんと虎徹と同じ能力を持っていた。かつイケメンであり、何よりも若い。
第1話にしてもうワイルドタイガーはお役御免かと思われたその後、虎徹とバーナビーは社の意向によりコンビを組んでのヒーロー活動を強いられてしまう。

【そしてココが面白い:同じ能力で組まされた凸凹コンビ(1)】
同じ能力で主人公がベテラン、相棒がルーキーならば主人公が自分の経験を伝えて新人の成長を促し、その折で後輩が先輩をどんどんと慕っていく────そんな仲睦まじい相棒物になるのが普通だと思われる。
しかし虎徹はそこまで頼りがいのある先輩ではないし、バーナビーも最初から自分のやり方──HERO TVのセオリー──を定めているエリートであり、間の抜けた先輩の手解きなど必要としない。虎徹のステレオタイプなヒーロー観とバーナビーのランキング重視の戦略思考は対極にあると言ってもいい。そんな2人を「社の意向」だけで無理やりくっつけるのだからこのコンビ、まあ口喧嘩や嫌味の応酬が絶えないのである。しかも異様にレベルが低い(笑)
【ケース1】
虎「人前で仮面外したりすんな。ヒーローってのはな、正体を明かさないからヒーローなんであって──」
兎「古いなぁ……時代遅れなんですよ、“おじさん”」
【ケース2】
兎「僕の人生の3分をあなたが無駄にしたこと、一生忘れません」
虎「……お前、友達いないだろ」
【ケース3】
{netabare}虎「まったく…じゃあ“バニーちゃん”はご自由にどーぞ!」
兎「ちょっと待って下さい!聞き違いでなければ、今僕のことバニーちゃんって──」
虎「ぴょこぴょこ跳ねてお耳のながーい、可愛いウサギちゃんみたいだな(笑)」
兎「僕はバニーじゃない!バーナビーです!!」
虎「『ボクはバニーじゃない、バーナビーですぅ』(両手でウサ耳を表現しながら)」
兎「そんな言い方はしていない!」
虎「『そんないーかたはしていな~い』(〃)」{/netabare}
【ケース4】
{netabare}兎「てゆーか、いきなり足引っ張らないで下さい」
虎「いやいや、お前だって車ボコボコにしてんだろ!賠償金はお前持ちだかんな!」
兎「(あなたを助けるために潰してしまったんだから)虎徹さんが払って下さい!」
虎「はぁっ!?俺は『助けてくれ』なんて頼んでねーぞ?」
兎「なっ……なんて人だ!」{/netabare}
いかがだろうか。とくに3番目のムキになって怒る24歳児、その神経を逆撫でするように小学生のようなやり口で煽り続ける1児の父親……人によっては謎の中毒性のある会話劇だろう(笑)

【そしてココが面白い:同じ能力で組まされた凸凹コンビ(2)】
そんな感じでストーリー自体は王道を地で行くものの、その道を世代も性格も真反対な凸凹コンビを中心に、蛇行するかの如くボリューミーに進めていく。
情に熱く、ガサツで実力が空転しがちなベテランヒーロー・虎徹と、若く実力もあるがプライドが高く、繊細な一面も見せるバーナビーが反発しながらも意外なところで息を合わせて事件を解決。このテンプレートを基盤としつつ、特別な力を持つヒーローたちの「人間模様」とその折合いをつける様をしっかりと描写していた。
{netabare}とくに印象的なのはブルーローズ=カリーナ・ライルの話と折紙サイクロン=イワン・カレリンの話の2つだ。
強力な氷の能力でヒーローランキングの上位に君臨するスーパーアイドル女王様・ブルーローズ────というのは社の意向によるキャラ付け。本来は好戦的な性格ではなく、夢の歌手になる条件として提示されたヒーロー活動を続けるべきか、辞めるべきかと揺れるカリーナの姿はどこにでもいる少女である。
一方、折紙がずっと見切れ職人をやっているのはヒーローらしい活躍をスポンサーから期待されていないからだ。戦闘向きな能力を持たない彼には貼り付けられたスポンサーロゴを少しでも長く映してもらうだけに念頭が置かれている。虎徹よりも酷い扱いを彼が粛々と受け入れていたのは、嘗て共にヒーローになることを誓った友人への負い目があったからだった────。{/netabare}
特別な力を持ち、犯罪者を倒し、市民を守るヒーローたちの活躍が描写される一方で、そんな彼らの本来のキャラクター性も愛くるしく描写する。王道のストーリーの中にしっかりとしたキャラクター描写があるからこそ、ありきたりとは感じず素直に面白いと評せる。
2クールの折り返し──1クール分──で1度ストーリーをきちんと〆るところも個人的には気に入った。

【でもココがひどい:雑な追い込み】
しかし2クール目のストーリーがやや酷い。事前に「後半以降は好みが分かれる」とは聞いていたが、その通りだと思った。
前半のストーリーはいい意味でも悪い意味でも王道でアメコミ風の軽いノリがあった。主人公たる虎徹の活躍が大きな理由だろう。
彼が他のヒーローの悩みや葛藤に干渉するのをバーナビーが渋々と付き合う。そんな1・2話完結式で進めつつ、バーナビーの両親を殺した犯人を少しずつ突き止めていくという内容は見やすくて痛快だ。10話からの大型テロリストとの対決も区切りをつけるクライマックスとして申し分なく、主人公らの能力では描きがちな「ゴリ押し」を避けた意外なシナリオも魅せており、13話目までの1クールアニメとしてだけ観れば起承転結もスッキリとした素晴らしいストーリーだと言えるだろう。
{netabare}ところが14話以降は主人公である虎徹を追い込むことに取り憑かれたかのようなシリアスの連続であり、前半との温度差に風邪を引いてしまいそうになるのである。
シリアス自体は嫌いではない。しかしやたら突っ込みどころが多いのが気になってしまう。
例えば虎徹の能力が弱まっているのを周りが全く気づかず(とくに相棒として近くにおり10ヶ月間、活動を共にして虎徹のことが解った気でいるバーナビーの)勘が鈍いように思えてしまったり、虎徹を追い込むために黒幕が周辺人物に記憶操作を使うのはいいのだが、報道まで捲き込むなら若干、根回しが足りないように感じてしまったりする。
彼の性格上、仕方ないのだが、能力減退によりヒーローを辞める決意をしたのに、その旨を中々周りに打ち明けず余計な不和を生み出す虎徹自身にも、苛立ちに似たもどかしさを感じてしまった。「要領が悪い」のは重々承知だったんだけど、大人キャラですからね。報連相はしっかりやれるところ見せてくれないと流石にカッコ悪すぎる。{/netabare}

【ココもひどい:もっと!熱い脚本書けよおおおおおおおお!!】
{netabare}1番残念だったのが、虎徹が再び『クソスーツ』こと旧スーツに身を包み、記憶を操られたヒーローたちに相対する展開だ。あそこはもう少し熱い脚本を書いてほしかった。
旧スーツが新スーツに勝っている部分は、それでワイルドタイガーが長年活躍していた“実績”の筈である。ならば旧スーツで戦えば、嘗てワイルドタイガーに助けられた人を呼び水に多くの民衆がワイルドタイガーが本物であることを確信する⇒殺人犯にしている報道に反発し、虎徹を助けるという展開を描いても良かったのではないだろうか?
「これまでのお礼として民衆がヒーローを助ける」という部分は正直に書くと『スパイダーマン2』のある展開のパクリである。けれどもこのアニメが前半では王道ヒーローアクションを描いてきたからこそ赦されるオマージュ展開ではないだろうか?
少なくとも田舎に住んでいる虎徹の愛娘・楓がコピー能力に目覚め、シュテルンビルトに来訪し、黒幕と接触して記憶操作能力をコピーしてまとめて元に戻す、なんてご都合を描くよりずっと良い。現状のシナリオでは虎徹が旧スーツを着た意味がないのである。
そして他の6人のヒーローたち。たった1体のロボットにやられてまとめて人質になってしまうのは流石に扱いが雑すぎるだろう。
最終的には熱い展開で2クール目も締め括られたが、雰囲気を熱くするために強引に運んだ話も多く、単作として観た場合は未解決で投げた要素も多い。ストーリー構成的にも、それまで1・2話完結式の中で本筋のストーリーを進める展開が多かったのに、終盤はシリアスな展開が続きテンポが悪くなってしまっている。{/netabare}

【キャラクター評価】
鏑木・T・虎徹(かぶらぎ・ティー・こてつ)
この作品の人気を支える大黒柱で間違いない。コンセプト上はバーナビーと合わせてのW主人公であり、劇中でもより若く優秀な彼を引き立てる「当て馬」として組まされながらも、その運命に反発し我がヒーロー道を(相棒を引っ張ってでも)往く姿はカッコよく、そしてつまずけば可愛らしいとも思ってしまう、そんな三枚目な主人公だ。
『幼稚な大人キャラで苦手』と評する人がいたが、確かにそういう部分もある。彼はおっさんになった現在でもMr.レジェンドというヒーローに助けられた幼少の想い出があり、物語の折り返し地点までは彼に大きな憧れを抱いている。ヒーローへの憧れを持つキャラはどれほどのことがあろうともくたびれることがなく、キラキラと輝いている。それがおっさんだというギャップがたまらない。
{netabare}そんなヒーローの要といえる特殊能力が減退する展開は流石に重い。「大人」として身の振り方を考え、田舎に置いた愛娘のことを想いヒーローを辞める決意をする。文句を多く書いてしまった2クール目だが、おっさんの哀愁漂う彼の不思議な魅力は哀愁漂うストーリーになったからこそ中盤から増していった。{/netabare}
{netabare}そして最終話の最後。虎徹は再びシュテルンビルドを駆ける。2部リーグという賊軍で復帰し、そして自ら、能力が減退しもう1分しか保たないことをアピールする『ワイルドタイガー・ワンミニット』として。
「いやー、家でゴロゴロしてたら楓に『カッコ悪い』って言われちまってよ……それに思ったんだ。自分の限界なんて決めるもんじゃねえって」
「この先、いつか力が無くなってみんなに馬鹿にされたとしても、いくら恥かいたとしても、死ぬまでヒーロー辞めねえ、しがみついてやる! いいだろ?1人くらいそんなカッコ悪いヒーローがいたって」
この台詞を言わせるための2クールだったんだなぁとしみじみ思う。{/netabare}

【総評】
歴代レビュー最大文字数を間違いなく大幅更新してしまったが、要はそのくらいのめり込み、誰かが嘗ての私のように、この作品を何か誤解していたり偏見を持っていたりしたらそれを正したいとも思った作品だ。
流石に「17年当時のアニメ最高傑作です」というような紹介をしてしまうと角が立つが、総合的には正に「日本版Marvel」と言わしめる王道の面白さがあり観る人を選ばない。
前半はストレートにヒーローとしての活躍やキャラクターを描写し、〆できっちりと敵を気持ちよく倒すという高い完成度を保っていた。後半はその小気味良いストーリーのテンポが落ちて煮え切らない展開も描かれるもののW主人公の内、名実共に寄る年波に勝てなくなるおっさんヒーローの悲哀に重点を置いたストーリー展開は、私のように粗を探すようなことをしなければ十分、感情移入して楽しめる。最終話も胸の熱くなるオチがついていた。
作画も10年代初頭にしては想像以上の出来映えだ。フルフェイスの新しいヒーロースーツで身を覆う虎徹とバーナビーには3DCGが確かに使われているものの違和感が少ない。細かい身振り手振りで2人の感情が顔が見えなくともよくわかり、癖の強いキャラクター同士による会話劇の妙をさらに引き立てている。アクションシーンも直線的な動きが多いことに目を瞑れば中々に豪快。欠点も話数を重ねるにつれて尻上がりに改善されていき、そういう意味では脚本と反比例していると言えなくもない(笑)
声優さんたちの演技も素晴らしかった。オカマのツダケン、ボクッ娘の伊瀬茉莉也、紅一点(?)の寿美菜子と粒揃い。そして何よりも主人公を演じた平田広明さんの若作りなおじさん演技が痛烈に刺さっていた。『ONE PIECE』のサンジ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウの吹き替えまで演ずるポピュラーでセクシーな男声は本作の人気──とりわけ女性人気──に大きく貢献したことだろう。
非凡たるアニソン系ロックバンド『UNISON SQUARE GARDEN』による前期OP『オリオンをなぞる』は本作序盤の軽快さを象徴しつつ、高いキーで歌い上げることで雄大さも表した良曲。オタクカラオケの常連になるのも頷ける。比べて後期OP『ミッシングリンク』はシリアス展開を暗示するかのような低いキーで歌われるものの、サビやAメロできちんと盛り上がる。
あらゆる観点から見ても隙が少なくキャッチーな良作だ。確かに「男×男なんて視聴対象外」とそっぽを向かれるような第一印象がネックではあるが、ヒーローの活躍を常に生放送し、ヒーローを広告塔にして事業を成り立たせるという斬新な世界観で生きるヒーローたちは老若男女の色とりどり。男なら先ずはブルーローズのお尻から追いかけて観ればいかがだろうか。するとその内あら不思議、いつの間にやら主人公のおっさんの方を愛でてしまっている、そんな作品である(笑)

投稿 : 2023/04/28
閲覧 : 135
サンキュー:

4

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

異能力者バトルものはお腹いっぱい。。のはずが。。

異能力者系かぁ。。でテレビで中継なんて。。氷の人、薄寒いし。。
っと冒頭思いましたが、ラストは泣けました

〈良い点〉
初期のopの曲
キャラの人情味
伏線回収
話の組み立て

〈今ひとつな点〉
ちと日常的な回が多めな印象
ブルーローズの決め台詞

〈トータル〉
ヒーロー量産はジャンプによくあって、結局は飽きるんだよな
という後ろ向きな見始めで
なんか日常っぽい話多くてだるいなぁ。。
キャラデザさすが桂正和さん!かっこいい、とはいえマーベリックはきもいなぁ
実在の企業ロゴは新しいけど。。どうなんだろと思ったり

しかし中盤のジェイクの回は見応えがあり
リミットとピンチの設定と闘いのオチがうまい
UFCとかの格闘家ののような風貌もいいなぁと

ラストのマーベリック
だるいと思っていた日常回が伏線に。
マーベリックはキモくて正解だった
死ぬ思いで倒したアンドロイドが複数はちょっと冷めたけど
いい終焉でした

泣けました

ベタだし、タイガーは暑苦しいと思うけど
ヒーローが色んな能力で活躍して、敵がドンドンでてきて強さインフレ。。の一般の異能力ものではなく
人情噺なんだなぁと
話の筋やキャラがしっかりしてるので
フォーマットがなんであれ面白いのかなと。

一話完結の海外ドラマのような感じで面白かったです
良き作品でした!

制作陣は映画好きなのかなと思うシーンがちらほら

予告の芸人のようなひと言と技術者が最後は拡声器使ってるのもツボでした😆

〈どうでもいい話〉
マーベリックが記憶を操りヒーローを大量生産する
→あの会社がヒーローの作品を大量に作り過去の設定をなかったことにしてることを揶揄してるんですよ
なんて、どこかの考察YouTuberがいってそう笑

投稿 : 2022/04/07
閲覧 : 279
サンキュー:

5

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ネクストってゆう
いろんな超能力をもってる人たちがヒーローになって
悪い人たちをどんどんやっつけてくバトルアニメ。。
みたいなのかなぁって思って見てたらちょっとちがってたみたい^^

コメディが多くってバトルもあるときはあるけど
ほとんどないこともあって
バトルはあるけどドラマみたいな感じかなぁ。。

おはなしは中くらいまでは
おばかでお人よしでどじっ子(?)の
おじさんヒーローのタイガーと

新しくヒーローになったかっこよくってイケメンで
ほんとにヒーローみたいなヒーローだけど
ちょっと
おじさんのことばかにしてるっぽいバニー(ニックネームだよ)が

コンビになっていっしょに戦ってて
だんだん相手のこと分かってくる。。
そんな感じかな

あとの方は
親子とか仲間とかのおはなしが多くって
にゃんが泣いちゃった感動するおはなしもあったし
あと正義ってなんだろう?とかって思ったとこも^^

絵はCGとかはきれいだったけど
人の顔がときどきちょっとちがって見えたりしたかな

ヒーローがレーシングカーとかみたいに
会社の名まえとかついたコスチュームとか着てて
ちょっと変わってるかなぁ^^
でもよくCMとかで見たりする名まえだったから
あんまりフシギな感じじゃなかったけど。。

はじめの方はわらって見てて
あとの方は泣いたりドキドキしちゃって
さいごの方以外はバトルもそんなに気にならなかった

おもしろいおはなしだったって思うけど
あにこれだとそんなに人気ないのかなぁ。。

むねとかパンチラとかHなおはなしがほとんどなくって
にゃんはよかったって思うケド
恋愛とかかわいい女子キャラとか少ないから
男子とかはイマイチって。。思うのかな?

にゃんが好きなおはなしは
コテツさんが{netabare}かえでちゃんをたすけに行く回
パパってあんまりかっこよくないけど{/netabare}
一生けんめいになってくれてちょっと感動しちゃった^^

そのあとの
{netabare}かえでちゃんたちからきらわれても
バニーのことほうっておけなくって
やめるっていえない{/netabare}コテツさんも好きだったなぁ

あと
みんなが{netabare}コテツさんのこと忘れちゃって
一生けんめい言ってるのに
だぁれも仲間だって思い出してくれなかった{/netabare}ところは
にゃんも悲しくってくやしくって見ててくるしかったなぁ
はやく気がついて~ってハラハラしながら見てたよ。。


にゃんみたいにバトルがにがてな人でも見られるって思うけど
ためしに3話くらい見てみたらいいかも^^


書いてて思ったけど
おまわりさんとか消防士の人とかも
ヒーローのお仕事だって思うけど
背中にコマーシャルとかついてたらどうなのかな?
何だかヘンな感じかも。。

投稿 : 2022/03/08
閲覧 : 1425
サンキュー:

177

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

HERO

街で事件や事故が発生するとHERO達が駆けつけて、それをテレビで流して事件や事故から市民を助けるHERO達の姿をエンターテインメントとしてテレビ中継されている世界の物語です。

HEROと言えば誰でも1度は憧れるのではないでしょうか?
これは、2人の主人公の虎徹とバーナビーのHERO物語です。

私は主人公の1人である鏑木虎徹が1番かっこいいと感じました。
なので、この主人公を中心にレビューを描いてみたいと思います。

鏑木虎徹……HEROは人助けするとポイントが貰え、そのポイントがHERO達の人気や話題性に繋がるのですが、ランキング最下位のオッサンです……

何故なら彼は人助けで物を壊しまくりの問題児HEROです!
1話でも自分のスキルのハンドレッドパワーで犯人が占拠したモノレールのレールをねじ曲げます……物を壊す問題児HERO

彼の雇い主のベンさんも頭を悩ませます。
人助けして物を壊すのは迷惑です!
HEROだからって闇雲に物を壊していい理由にはなりません!
物を壊さないで救出が出来るならその方がいいに決まってます!

そんなHEROなんて解雇してやればいい!

じゃ、何故ベンさんは、それでも虎徹を応援するのか……雇い続けるのか……

それは、鏑木虎徹が物を壊してまで人助けをする本当の意味を知っているからです。

彼はHEROアカデミーに呼ばれた時に在校生に「市民の命を守るのが最優先だ!その為なら物を壊していい」と発言しています。
この発言は若干問題発言ですが……一理あると思いませんか?

命より大切なものってなんでしょうか?
世の中に大切なものは溢れていますよね?
でも、もしも誰かの命と物が天秤にかけられたら優先されるのはどちらでしょうか?

確かに無闇に破壊するのはダメですが……

例えば、乗り物をジャックした犯人が人質を捕らえている状態で運転手にブレーキを掛けさせたら命が奪われるかもしれない。
じゃ、レールを捻じ曲げたら?捻じ曲げて道を無くしたら止まるしかなくなる。

止めるより、止まらせるべき理由を作らせ犯人にブレーキは仕方ないと思わせようとしたのかもしれません。

彼が物を壊すのは人命の為です。
物を壊してでも優先させるべき事を知っているからです。
確かに無闇に破壊する必要はないですが、彼は本気でHEROとして命を掛けているからなんです。
本気で命を守りたいから、市民の命を守るのに必死で周りが見えなくて破壊してしまう。

それでも、そんなHEROとしての彼の優しさを知っているからベンさんは彼を解雇しないし、自分が会社を閉める時に次の雇い主を紹介してくれた。

HEROならポイントも欲しいし、会社としてはランキングも意識したいと思う。
それでも、ベンさんはランキングについては何も言わない。
物は壊すなとは言うけど、それ以外は目を瞑ってくれる。
それは、鏑木虎徹の人間性を理解しているから。
何よりも人命を優先ってHEROとしてのカッコ良さも感じました。


そして、虎徹の奥さんです。
彼女は病死してしまっています。
虎徹がお見舞いにきていて体調を崩していた時に事件が起きて招集がかかります。

虎徹は最初は行くのを渋っていました。
だって、大切な人が苦しんでるんだもん……
傍に居てあげたいよ!

でも、妻は虎徹の背中を押します……仕方なく虎徹は仕事へ向かうのですが、虎徹が出た瞬間に病状が悪化して亡くなられます。

でも、私は、この奥さんの気持ちが凄く解るんだ。
虎徹ってドジだしギャグも寒いし、直ぐに調子に乗るし、脳天気だし……でも、信念はしっかりあって優しいし良い所も沢山ある。

でも、バーナビーも言ってましたが、彼が頑張るのは、いつだって誰かの為だったりします。

私は、奥さんが虎徹を好きになったのは、HEROとして誰かの為に頑張ってる姿がカッコよかったのが決めてだったのかな?って

HEROとして、人として、誰かの為に頑張る旦那の姿が彼女の誇りだった。
勿論、本当は傍に居て欲しかったと思う。
でも、街で沢山助けを求める人がいるのに、そんな人達から目を背けて病院で心配そうな顔してる旦那より……

HEROとして沢山の人の助けする旦那
HEROとして頑張ってるカッコイイ旦那

彼女が最後に見たい姿はそんな姿のはず。
彼女は多分、自分の命が長くないのが解ってた。
だから、最後までHEROとしてのカッコイイ旦那の背中を見をみたかった。

彼女が1番好きなのは、そんなカッコイイ虎徹で、病院で心配そうに眺める虎徹じゃないんだもん。

だって、そんなの妻としては誇りじゃん。
どんな時でも誰かを守っていて、そして自分を大事にして優先しようとしてくれる優しさ。
カッコよすぎるよ!

だから、奥さんは虎徹にHEROであり続けたかった。


さて、次は虎徹の父としてのカッコ良さ。

虎徹にはカエデと言う一人娘が居ます。
仲は……そんなに良くはありません。
父として娘Loveの虎徹を娘は嫌がりますw
見てても、このパパうぜェってなりますw

でも、虎徹って親心を本当によく再現されたキャラクターなんです。

親ってなんか毎回変な物を買ってくるんです。
服とかでも、ダサいのとかセンスないのとか、絶対に自分には似合わないだろうと思うもの。
私も散々、要らないとかダサいとか、こんなの使わないとか、言ってきた人ですw


作中に出てくる、HEROのドラゴキッドはボーイッシュな女の子で親から貰った髪飾りを似合わないって付けないのですが、虎徹がその髪飾りを付けてあげて欲しいと説得します。
親として、自分が送ったものを拒絶される寂しさを語ってくれます。

他にはHEROのブルーローズとのやり取りも、ブルーローズは虎徹の優しさに惚れてしまうのですが、虎徹がブルーローズに接する姿って父親なんですよね。

ブルーローズに娘のように接する姿が本当に父親の姿で、見ていて虎徹も娘が居るから、ブルーローズにも似た接し方をしてるなぁ〜って凄く感じれるくらいに、パパ力が高めですw

タオルを汚してしまい代わりにあげたタオルw
後に彼は、アレをいいタオルと話してましたが、鏑木酒店って兄の店の粗品タオルじゃんw
このシーンみて、年頃の女の子にあげるタオルじゃねーよ……って思いましたw

でも、オッサンって時々変なモンくれるよね…………なんかリアルでしたw
まっ、ブルーローズも気に入ってたからいいのかなww

で、虎徹はある日から能力が減退します。
そんな時に悩んで実家に帰り娘と再開します。
でも、虎徹ってあんな性格だから娘の寂しさとかが理解出来ないで娘に嫌われてしまいます……

でも、虎徹は兄から娘の寂しさを聞かされます。
お母さんが居なくなり、お父さんは都会で仕事をしている。
今は、おばあちゃんと2人だけで暮らしているけど、おばあちゃんに何かあれば自分は1人になるかもしれない。

そんな恐怖と寂しさを小学生の女の子が抱えて生きている。
それはどれくらいの恐怖と寂しさでしょうか?

親の心子知らず、なんて言葉がありますが、そんなのは子供も同じですよね。
子供の気持ちを分かってないのは親も同じなんです。
誰かに言われてやっとわかる。
それを知った彼はHEROを辞める決意をします。

能力が減退してるのもあるけど、何より娘の傍に居てあげたくて……
この決意を聞いて私は、父親としてのカッコ良さだぁ〜って思いました。

カエデがトラブル巻き込まれて救うシーンも父親としてのカッコ良さに気がつきましたが、やっぱり決意が1番かな?

ただ、辞表だしに行って辞表を出せなくなるのはダサいなぁ〜と感じましたww


次は、パートナーとしてのカッコ良さです。

最初はHEROの仲間内でも少し腫れ物扱いの虎徹さんw
相棒のバーナビーも最初は虎徹を見下して居ましたが、他のHEROを初めバーナビーも虎徹への信頼が上がっていきました。

バーナビーは両親を殺したウロボロスと言う組織と犯人を追ってHEROになりました。
最初は復讐に囚われてHEROポイントの為にHEROをしていた感じでしたが、虎徹と共に困難を乗り越える度に信頼していきます。

ジェイクとの戦いも戦略を考えてくれたりもしましたし一緒に困難を乗り越える度にHEROとして先輩としての接してくれたり、両親殺しの真犯人が解らずに苦しんでいる時も一緒にいてくれたりと。
パートナーって素敵だと思いました。

秘密にしていた能力が減退した事が偽タイガーとの戦闘でバレてしまいます。
バーナビーは「何故話してくれなかったんですか!」と言います。

わかるよ。
パートナーだもんね。
話して欲しいよね。
何だか話して貰えたら信頼してくれてるって感じるしサポートだって出来たもんね。
言って欲しい……

でも、多分言えないよ。
信頼もしてるし頼りにしてるよ。
聞いても欲しいよ……でも、虎徹も言っていたけど心配掛けたくないんだよね。

HEROなんてしてると危ないし、それを相談してなくて何か起きてしまうかもしれないし、仕事だから報告の義務もあると思う……
でも、やっぱり心配掛けたくないんだと思うんです。
もし知られないで、これの先もやっていけたらって思ってしまう。

そんなのは自分勝手な意見だって解っていても……心配してくれるのは嬉しいけど心苦しいし……大切なパートナーだからこそ変わらずに接してもらいたいって思ってしまう。

虎徹を自分に置き換えた時に私も言えない側の人間だなぁ〜って。
心配してくれる側も負担には思わないと思う。
話して貰えたら嬉しいし助けたいって思うし、関係性も崩れないって思う。
それでも、やっぱり言えないなぁ〜ってw

さて、ラストは、やっと虎徹がHEROを引退すると発言出来ます。
それを聞いたバーナビーも両親の仇を取り引退する。
事実上の解散ですね。

1年後……虎徹はワイルドタイガー1Limitとして再来しますww
ただ、以前の様に能力は4分間も 続かず今は1分しか使えなくなってしまいました。

以前のように最前線ではなくBリーグですが頑張る彼の姿がありました。
相変わらず、おっちょこちょいで……

それでも、死ぬまでHEROを続ける事を決意する。
「1人くらいカッコ悪いHEROが居てもいいじゃないか」彼の決意とセリフにカッコ良さを感じました。
そんな彼のピンチに駆けつけたのはバーナビーでした。
虎徹が復活するならバーナビーも復活する。
なぜなら彼らはパートナーなのだから。

HEROってさ、テロリストから誰かを救い出したり、危険が迫ってる人を助けたりなんて、そんなHEROにはなれないかもしれない……

でも、HEROってそれだけじゃなくて。
例えば近くで困ってる人や泣いてる人に手を差し伸べてあげたりとか誰かの助けになったりする人は皆HEROなんじゃないかな?って。

そこに大きい小さいはなくて誰かの為に頑張れる。
その中で、少しドジ踏んでも、ボロボロになっても、頼りなくても、誰かの為に頑張れる人はカッコイイHEROではないでしょうか?

虎徹は自分を、かっこ悪いHEROなんて言ってましたね。
確かに以前の様には力を使えなくなりましたが、市民の平和を守ろうとする彼はカッコイイHEROではないでしょうか?
虎徹を見てるとそんなふうに感じます。


さて、まとめにはいるとHIROものですが、ストーリーは中々面白くOPも歌詞がカッコイイしこのHERO達の背負うスポンサーがまたリアルなんで、その辺も見せ場ですね。

ただ、HEROにもかなり活躍するHEROやあまり出番ないHEROとか疎らで、もぅ少し出番増やしてあげたらいいのになぁ〜とは思いますが2022年4月には2期シリーズも始まりますし、かなり期待出来る作品の予感です。

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 225
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6

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あや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

王道

続編が出るということで一気見しました。

王道のヒーローアニメって感じでした。

ヒロアカとかバッドマンとかマーベルとか混ぜた感じでした。
(ヒロアカよりこちらの方が先かも) 

数字の意味が分かった時と回想は感動しました!

投稿 : 2021/11/18
閲覧 : 246
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2

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なんん さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

ひとりごと。

このアニメの大切なことのひとつとして、「信頼」があると思います。けれど主役のタイガーは、ことごとくその信頼をぶち壊しているような気がしました。例えば娘との別れの話。あんなに感動的に別れて、明日ヒーローやめるから、と約束をしたにもかかわらず、結局バニーにはしっかりと言えず、、、。「言える雰囲気じゃないから」と、電話口で自分のことを話されていたら、めちゃくちゃ傷つきます。バニーもそうだと思います。それでバニーがタイガーを責め立てたら、まさかの、彼に対する平手打ち。理由を話してくれないで、バニーは分からないのに、ひどくないですか。娘に対して誠実じゃないし、バニーに対しても誠実じゃない。さらに、最後の方で「娘に何かあったら」的な話をタイガーがしていましたが、娘は父親である彼が死ぬことを心底から怖いことを知っているはずなのに、あーあ。あの話は何だったんだろ。と思いました。バニーとタイガーはバディだけれど、合わせ技を習得するでもなく、、、。タイガーは特に変わらず成長なしで、なんだかな、と思っちゃいました。

投稿 : 2021/02/09
閲覧 : 307
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1

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P さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

評価が高かったので一応全部見ました

製作者側の価値観というか正義が私には合わなかったです。
自分がその立場でそうするか、そう思うか、いや、無理かなーと。
綺麗事を並べられても偽善にしか感じられず。

投稿 : 2020/10/01
閲覧 : 421
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2

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がおー敦煌 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

かっこいい。

久々に好きな作品の評価を。

ヒーロー、ヴィランともにかっこいい。
スーツもカッコいいが中身もカッコいい。
日本でハリウッドヒーローアニメを作ってみたって言ってもいいほど面白い。

好きな作品だと書きたいことが多すぎて話が纏らない人なのでとりあえず面白い。この語彙力。

投稿 : 2020/08/20
閲覧 : 320
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5

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遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

新しいHEROもの

放送当時犬日々の次にやってたのでついでに見てた作品。
気づけばタイバニ見るついでに犬日々見てましたが・・・

HEROが企業とスポンサー契約を結び、HEROの活動する模様をTVで生中継しバラエティ番組兼スポーツ中継のようなノリで放送するというのは既存のHEROモノにはない中々に斬新な設定でした。

落ち目のロートルHEROであるワイルドタイガーと、新進気鋭の若手HEROのホープであるバーナビーの二人が、最初は衝突しあいながらも徐々に信頼関係を深めていく様子は普通に王道展開で面白かったです。
個人的にはジェイク登場あたりから一気に加速した印象、藤原啓治氏演じるジェイクの突き抜けた悪役振りはダークナイトのジョーカーを彷彿とさせるものがあるように思います。

{netabare}ちなみにHEROは全てNEXTと呼ばれる超能力を持った人物ですが、この世界におけるNEXTは世間から差別的な視線を送られているという設定があったり、ルナティックというHEROとは一線を画すアンチヒーローの存在、主人公である虎徹とルナティックとの対比等ダークなメッセージ性が多分に含まれているのもこの作品の魅力だと思います。{/netabare}

余談ですがOPを担当したUNISON SQUARE GARDENはここから一気に全国区の知名度を得たため、最も今作の恩恵を受けたと言っても過言ではないと思います。

投稿 : 2020/05/17
閲覧 : 406
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13

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みのる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大好きだけど演出が微妙かも

キャラがいい!!!声優もいい!!!
だがストーリーはベタ!!でも大好き!!!
音楽は個人的には最高に好き。ああ好き。

ロボット系ヒーロー(タイガー、バニー、折り紙、牛角、スカイハイ)にはCGが使われていてクオリティの高さに驚いた
でも同じ時期の他のアニメに比べるとキャラクターがあんまり綺麗に動いてないかなあ...
あとテンポが悪い

ヒーローもの好きな人は大好きだと思う。
回収していない大事な伏線があるので、次期に期待大。
2011年のよりだいぶ膨らんだ内容になるんじゃないかと思ってます
2022年たのしみ!!

投稿 : 2020/04/16
閲覧 : 221
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4

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しゃけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

腐向けと聞いて少し敬遠してましたが・・・

いいじゃないの!面白い!!
主人公がいい年の細い男二人ということでそういう層に向けての作品かと懸念していましたが実際そんなにその要素はありません。
アメコミ的な感じのヒーローもの。
けっこう好きなタイプですね。
曲もいい!
私は3Dのアニメが好きではないですがそれもあまりくどくないので結構いけます。
総合的に面白い作品でした。

投稿 : 2019/08/01
閲覧 : 451
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4

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nan-nan さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

つまらないヒーローもののお手本!

タイトル通り「つまらないヒーローもののお手本」の様なアニメでした…。
ランキングでは上位なんですよね!?
いつも何故???と思っていました(・・?
物語の評価で星1つって有り得ないですよね!?
多分、私の感覚が狂っているのでしょう(^_^;)
でないと、こーゆー現象は起きないでしょうから…。

出直すかな!?

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 632
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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マインドゲーム

面白かったです。

ヒーローものもありふれているので、そこを現代風にスポンサーとか主人公がおっさんとかでずらしていているのがよかったですね。

本編や途中に挟まれる話も面白かったです。ただ欲を言えば、ジェイクがああいう舞台を整えるのはまだ良いとしても、後半やりたいことが多すぎて流れが都合よくなりすぎたのが不満っちゃあ不満です。主人公VS仲間、人VSアンドロイド、主人公の死などなど個別では面白い展開でしたがところどころに不自然さを感じ、引っかかるところはあるなと思いました。

後半の展開をやるなら、もっとヒーロー達を掘り下げるエピソードを入れておいてもらうとよかったかなと。ちょっとバーナビーの件を引っ張りすぎたような気もしなくないです。本当に1クールで決着でもよかったんじゃないかと。

とはいえ、能力の減退で引退とかところどころにおっさん成分があって見応えはありました。敵がわざわざヒーローを試す舞台を用意してくれるところをもう少し自然な流れでやって欲しかったですが。

いろいろ言いつつも、総合的には見ごたえがあって面白かったです。

投稿 : 2019/06/16
閲覧 : 382
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tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

前評判から・・・・・

今更ながら観た。
当時流行ってたけど、何故か観なかった作品、アニメ本編観てないくせに歌だけ覚えてた。
あまりにも前評判高かったから期待膨らませ過ぎた・・・・




自分用
1→二人の出会い
2→いじめられた子が暴走
3→エレベーター爆破未遂
4→ヒーロー業に悩むブルー
5→バーナビーの誕生日
6→爆弾魔再来、謎の犯罪者殺し
7→バーナビーの過去、犯罪者殺しと対決
8→オリガミの過去、ヒーロー学校での出来事
9→ドラゴンキッドが市長の息子の子守りをする
10→帰省しようとしたら大規模テロ、囚人の解放を望む
11→10の続き、囚人ジェイク解放、折り紙が潜入する
12→11の続き、ジェイクの余興でヒーローたちと戦っていく
13→12の続き、虎徹も倒されるがバーナビーがジェイクを倒す
14→ブルーローズの楽屋泥棒を捕まえる
15→スカイハイの恋、ロボットを壊す
16→ルナティックの過去、虎徹の減退
17→虎徹帰省、楓との確執
18→ジェイクの女が目覚め、両親を殺したのジェイクじゃないと言う
19→両親を殺したのが社長だとわかる
20→バーナビーの知り合いが攫われ社長が企む
21→虎徹のことが忘れられる
22→楓おかげでバーナビー以外記憶を取り戻す
23→バーナビーの記憶を取り戻すが皆捕まる
24→何とかロボットを倒す
25→追い詰めるが社長は自分の記憶をすべて消す

投稿 : 2019/05/04
閲覧 : 305
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ごー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

王道で面白かった。

投稿 : 2019/03/01
閲覧 : 301
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春川幻 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

久々に観たけどやっぱりおもしろい!

泣くアニメではないのだろうけれど僕は泣いてしまいます笑

王道のヒーローアニメなのだけれど虎徹のヒーロー道、生き様、家族愛、仲間愛にじーんと込み上げるものがある。

他のキャラもちゃんと見せ場があって良かった、特に折紙サイクロンのエピソードが好きです!キャラも金髪イケメンにスカジャンといい感じ、あの能力まだまだ活躍する場あるだろうから頑張れ!

最後に楓ちゃんはいい娘過ぎる!

投稿 : 2018/09/12
閲覧 : 230
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副村長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いい感じのヒーローもの

なんでも肉とか魚は、腐りかけがうまいらしい

この作品もその一例

投稿 : 2018/03/27
閲覧 : 235
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アマネキユ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オリジナルアニメらしく

今さら視聴終了……
とっても簡潔で、だけど見ごたえのあるアニメでした
ヒーローがみんなかっこいい……!
正義を仕事にするっていう概念がとてつもなく好きです
キャラが魅力的。
ただし、やっぱりマンガで連載されたものではないので、話数も少なく、キャラ一人一人のちょっとした感情の機微があまり感じられず残念……もったいない。
タイトルの二人の魅力は十分すぎるほど伝わりました!

アメコミかと思いきやそんなことないです。
むしろめっちゃジャパニーズ。(主観)
女子向けかとも思って躊躇してたけど全然。むしろ男の子の方がこんなの好きなんじゃ……?

投稿 : 2018/02/24
閲覧 : 256
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でんどうず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まさにテンプレ

アメリカンコミック系ヒーローのテンプレの様な、
と言うか完全に意識したつくり。
設定も1980年代から有る
キャラデもアメコミに傾倒してるんじゃないか?と思われる桂氏
懐かしいアメコミオオマージュと言っても良いだろう。

なんか大日本人のパクリだ?とのたまってる人が居たが
広告ネタで言ってるんだろうが使い古されたネタだ
それこそ手法としては戦時中から有る。
あからさまに設定として使ったのはアメコミだが
なぜ大日本人が起源の様に言うのか意味不明だ。
(大日本人が他所のパクリと言うならまだしも)

これを言い出すと先生が生徒と恋愛する作品は
OOのパクリだとなりかねない。

1960年代から有る日本でも映画が有名になった
アイアンマンもある意味自社と言う看板を背負って活動しているし。
営利ヒーローで言えば、1980年代のブースターゴールドが
まさにソレだろう。

日本の漫画で言えば
優&魅衣の作者が1987年辺りにスーパーマンのパロ漫画?(オマージュ?)
としてキャプテンで連載していた作品がそんな感じだった。
(だいぶ後に単行本で読んだのだが)

もっと歴史を辿れば
桃太郎とかスーパーマンとか戦時中のプロパガンダに起用された
キャラクターはある意味リアル還元広告だし。
現在でも姿こそストレートでは無いにせよ
設定の一つとして引き継がれて居る。

この作品は日本人向けに色々とアレンジされて居るが
ヤハリ若干のバタ臭さは有る。

この手の需要の範疇に入る解る人には
懐かしくも有り安心感も有り見やすいだろう。
知らない人でも需要の範疇に入る人であれば
ある意味新鮮に映るのではなかろうか?

この作品の企画のターゲット層がいまいち掴めないけど
アメリカンヒーロー物の王道を狙っているのは間違いないと思う。
それを日本風に上手く表現してるんじゃないだろうか?

投稿 : 2017/06/11
閲覧 : 274
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がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

熱いヒーローものデス。

個性豊かな特殊能力者「NEXT」がヒーローとして平和を守っている近未来的な街を舞台に、落ち目のベテランヒーローであるワイルドタイガーことカブラギ・T・コテツと、生意気なスーパールーキーのバーナビー・ブルックスJr.のコンビが、他のヒーロー達と共に活躍する様を描いた「バディもの」デス。
----------------------------------------------

絵は見やすいデス。
キャラは個性的かつ魅力的デス。
主人公のコテツはガサツだけど、他人を思いやれる、人間的に素敵なおじさんデシタ。
コテツのバディであるバーナビーはクールっぽいけど、意外にメンタル弱いのか涙してる場面が印象的デシタ。でも、優しいイイ子デス。
全体的に話のテンポも良く、笑いもお涙もあり、良かったデス。
イイ作品だと思います。

投稿 : 2017/05/23
閲覧 : 245
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8

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lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テスト

{netabare}折り紙が1部なんだからタイガー別に1部でもよくね? {/netabare}

投稿 : 2017/01/22
閲覧 : 315
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2

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Yue. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画がきれい

{netabare} べたなところも沢山ありましたけど、

最終的には面白かったです。作画も申し分ない。

後半の部分はもう少しテンポを上げていれば、
個人的にはもっとよかったかもしれません。 {/netabare}

投稿 : 2017/01/10
閲覧 : 249
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1

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纏花 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意外に面白い

ヒーローものとか特に興味はなかったけど、意外といけるかもw

職業:ヒーロー これで少し興味わいたのなら見てほしいw

私はヒーローだからというよりも、人の芯は熱いものがきっとあると思わされた感じでした~b

世界観は特殊能力を持った人がいるといった近未来的な世界観。
友情と正義がテーマもアニメ

投稿 : 2017/01/04
閲覧 : 215
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1

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岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まさに痛快にして爽快

ストーリ―は王道ながら、飽きさせず次回が気になる展開になっており、非常に楽しめた。2クールという作品ながら、サクッと1クールの感覚で見れてしまった。30分がこんなに短く感じる作品も久しぶりだった。

世界観として、ヒーロー同士がポイントを競ったり、各ヒーローにスポンサーがいるという設定は魅力的だと感じた。またキャラクターもそれぞれに個性が際立っており、能力やそれに応じた見せ場もしっかりとある(折り紙は基本見切れていたが)。設定や基本的なストーリ―の基礎がしっかりとしているので、見ていて安心感や充実感があり、魅力的な作品に仕上がっている。

加えて戦闘スーツのCGや魅力的なアクション演出、声優の演技やBGMなど全てが高いレベルでまとまっており、総合力が高い。

メインの2人の掛け合いはまさに、痛快にして爽快。前半の犬猿の仲から、中盤から後半にかけて絆を深めるあたり、まさに最高のパートナーだと思う。そのあたりは声優さんの演技の力が非常に大きいと思う。CGに関してはスーツを着ている際に顔を出したキャラの顔が少し違和感があったかな、という程度。

不満点とすれば、ストーリーの面ではウロボロスや炎のNEXTの一件は未だ謎のままであり、若干の消化不良も感じた。ただ続編を期待させる展開としてみればありなのかもしれない。

アニメ初心者の方にも安心して進めることが出来る数少ない作品だと思う。

※続編の劇場版も制作決定とのことなので期待したい。

投稿 : 2016/09/17
閲覧 : 195
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4

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King K さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

感動!

投稿 : 2016/03/09
閲覧 : 167
サンキュー:

1

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茶子にゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ヒーローものにしては

スーパーマンのような物を想像していたら、少し違うものだったので楽しんで見ることが出来ました。

投稿 : 2016/01/20
閲覧 : 238
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くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

おじさんがかっこいいアニメ

ちょっと残念なおじさんヒーロー物アニメです

相棒がイケメン過ぎて裏山けしからんです

その凹凸コンビがいい味を出しています

投稿 : 2015/10/02
閲覧 : 205
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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

「つまんねぇ……」と言うようなものは何一つなく、同時に、「これ面白いなぁ!」と言えるものも何一つない、なんとも微妙さだけが印象に残るヒーローモノでした。
本作はヒーローアクションだけど、ヒーローモノとしても、アクションモノとしても、いかんせん地味。これに尽きる。

本作でまず注目されるのはその世界観。ヒーローにスポンサーがついており、ヒーローは社会的に一つの職業として組み込まれている分、なにかと制約がついてまわるという設定は面白い。
が、その面白さも3話まで観ると見慣れたものになってくる。そうすると、実は〈迂闊に街に被害を与えたりできない〉とか〈文化遺産は壊してはいけない〉といった細かい点以外は、普通のヒーローモノと大した差はなかったりする。ヒーローの活躍をテレビ中継する程度なら珍しくない。

ポイント制で優勝争いしてるんだし、そこら辺をもっと活かしても良かったと思うんだけど、残念ながらそれらの設定がいまいちキャラに反映されている気がしない。成績が悪ければ首がかかっていて、しかもスポンサーがいなければヒーローとして碌に認めてもらえないんなら、もうちょっと必死さはあっても良いと思うんだ。例えば、バーナビー以上のポイント主義ヒーローとか。
なんというか、〈この作品ならではのヒーロー〉というものがない。

本作はウロボロスを追うという大きな物語を幹にして、個々のヒーローにスポットを当てた回を描いていく……はずなんだけど、それが出来ていない。で、結果として虎鉄とバーナビー以外のキャラが非常に弱いものとなってしまった。
1話完結のエピソードで何が大事かって、ちゃんと盛り上がれる場面を作れているかだと思う。で、その盛り上がるところといえばやっぱり、ヒーローの活躍シーンでしょう。
で、1話完結でサブヒーローにスポットを当てた回なら当然、その内容は〈キャラの魅力を描く〉こと。

が、本作はそれが出来ていないように感じる。
ヒーローのアクションに、とにかくときめくものがない。
少なくとも僕が1クール観て抱いた印象は、キャラとしての魅力は悪くないけど、ヒーローモノとしてはダメだなぁって感じです。
主役である虎鉄とバーナビーはともかく、彼ら以外のヒーローはほとんど全員がそれ。
中年に恋してしまった現役女子高生のカリーナとしての魅力はあっても、女王様キャラとして振る舞うブルーローズには魅力がなく、強面だけど気遣いができて人格者であるアントニオには魅力があっても、肉体強化を扱う猛牛戦車ロックバイソンとしての魅力はなく、男にも女にもなれるネイサンは良き人格者ではあるがヒーローとしては……だし、ボクっ娘なホァンには可愛らしさがあっても、雷を操るドラゴンキッドとしてのカッコ良さは弱い。
大体がそんな感じ。ダークヒーロー枠であるルナティックにしても、出てきたはいいけど何がしたいのか分からないキャラだし……。虎鉄ともバーナビーとも対を成すこのキャラを活かさずにどうするんだ……;(前半のエピソードを盛り上げる装置としてしか機能していない)

本作一番の欠点を挙げろと言われれば、僕は迷わず「脚本」と答える。
全体的に盛り上がりに欠けて、しかもツッコミどころが少なくないからだ。
虎鉄とバーナビーの能力は身体能力が100倍にパワーアップするというものだが、そのワリには打たれ弱いしバイクは追い越せないしルナティックの顔面を殴っても仮面にヒビがいく程度だし(かすっただけならともかく。しかも虎鉄はルナティックを捕えるつもりだったんだから、手加減するといってもあれは手加減ってレベルを超えてる)、能力の凄さが伝わってこないんだよな。まぁ彼らは演出に恵まれている分、マシな方なんだけど……。

ブルーローズもショボイし、ファイヤーエンブレムはその能力の高さを描かれる前にルナティックが登場しちゃったせいで凄さが伝わってこない。なんせパワードスーツ一体も焼き壊せないんだもの。(かと思えばジェイク戦終了時にはそれまでの苦戦がウソのように一掃してるし)
ホァンはスポット回以外は一言二言喋るだけのモブ同然。スカイハイはキングであるながらジェイク戦では風でジェイクのバリアーを防ぐなどといった応用を一切使わずいいようにやられるだけ。ロックバイソンにいたってはネタにしかならない。
こうした、とことんヒーローの魅力の表現を放棄した脚本のせいか、僕はまったく楽しむことができなかった。(キャラクターとしての掛け合いは好きだけど)
例えば14話とかなら、虎鉄への想いが恋なのかどうか悩んでいる時にバッグを盗まれて、涙する自分に恋を自覚し、能力を全開にして自分でバッグを取り返すとか(交通網を凍らせて一時的に麻痺させる)、それぐらいしても良いと思う。その時に犯罪者へ思いっきり罵倒とかしまくって市民からの人気が更に高まる、とか面白そう。

せっかく他のヒーローにスポットを当てても、結局虎鉄やバーナビーが前にきてしまうので、いつまでたっても中途半端な魅力しかない。
とくに本作は、作画のその多くがCGで描かれている。なのでヒーローの躍動感は、どうしても手描きに比べて見劣りしてしまう。(動きは手描きより良くなるだろうけど、躍動感だけは手描きに劣るのはどうしようもない)
なのでアクションシーンは頑張って欲しかったところなんだけどなぁ……。
一人のキャラだけで一本のお話を作れないなら、二人を絡ませたエピソードとかあっても良いよね。

投稿 : 2015/08/14
閲覧 : 143
ネタバレ

xsxshunxsx さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

評価

アメコミを日本アニメにしてみました、という感じの作品です。
王道アメコミと少し違う点があるとすれば、ヴィラン役(悪役)の登場が少し遅くてどちらかというとキャラクターとその日常に焦点を当てている点にあるのかなと思います。そこの良し悪しは特にないのですが、そのせいもあってかストーリーで楽しむ、というよりキャラクターで楽しむタイプのアニメになっています。

作画は近未来都市を綺麗に再現出来ていました。我儘をいうならもう少し戦闘シーンに迫力が欲しいなと感じましたが絵の雰囲気からそれは求めすぎかな、と。

音楽・BGMは頭に残っているので割といいチョイスだったと思います。

強くお勧めはしませんが、全体的にしっかり一つの世界観に纏まっていて面白いアニメだとは思います^^

投稿 : 2015/06/12
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TIGER&BUNNY [タイガーアンドバニー]のストーリー・あらすじ

都市シュテルンビルトは、様々な人種・民族・『NEXT』と呼ばれる特殊能力者が共存し、その能力を使って街の平和を守る『ヒーロー』が存在する街。会社に所属するヒーロー達は、日夜会社の為にスポンサーを背負って、ポイントが入る事件解決や人命救助に奔走している。その活躍の模様は人気番組『HERO TV』で中継されており、各々キング・オブ・ヒーローを目指し、年間ランキングを争っている。そんなサラリーマンヒーローの一人、ワイルドタイガー(鏑木・T・虎徹)は、能力発動の5分間はハンドレッドパワーを使える能力者。人気のピークは過ぎているが、ベテランなりに土地勘、経験値を最大限に生かしたパフォーマンスを見せる。会社の命令には従わなければならないのだが、現場判断で目の前の市民の為には器物破損も厭わない、我が道を突き進んでしまうワイルドタイガーは『正義の壊し屋』という不本意な煽り文句が付けられている。そんな虎徹を雇っていた寛大な会社が、突如吸収合併されることに。ヒーロー業一筋の虎徹、このままだと失業に・・・?(TVアニメ動画『TIGER&BUNNY [タイガーアンドバニー]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年春アニメ
制作会社
サンライズ
主題歌
≪OP≫UNISON SQUARE GARDEN『オリオンをなぞる』≪ED≫藍坊主『星のすみか』
挿入歌
ブルーローズ(寿美菜子)『GO NEXT!!』、カリーナ・ライル(寿美菜子)『My Song』

声優・キャラクター

平田広明、森田成一、寿美菜子、楠大典、伊瀬茉莉也、津田健次郎、井上剛、岡本信彦、甲斐田裕子、福田信昭、横島亘、宝亀克寿、日高里菜

スタッフ

企画・原作サンライズ、キャラクター原案:桂正和、 監督:さとうけいいち、シリーズ構成:西田征史、ヒーローデザイン:桂正和、キャラクターデザイナー:羽山賢二/山田正樹、デザインワークス:小曽根正美、メカデザイン:安藤賢司、色彩設計:永井留美子、美術設定:松本浩樹/児玉陽平、美術監督:大久保錦一、背景:スタジオ・イースター、CGクリエイティブディレクター:今義和、3DCG:サンジゲン、撮影:旭プロダクション、撮影監督:田中唯、編集:奥田浩史、ビデオ編集:キュー・テック、音楽:池頼広、音響監督:木村絵理子、音響制作担当:大野拓也/岡田拓郎、音響制作:東北新社、エグゼクティブプロデューサー:尾崎雅之/武井潤/竹田靑滋、プロデューサー:田村一彦/松井千夏/丸山博雄

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