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「無限のリヴァイアス(TVアニメ動画)」

総合得点
82.3
感想・評価
956
棚に入れた
5788
ランキング
363
★★★★☆ 3.8 (956)
物語
4.0
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.8

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無限のリヴァイアスの感想・評価はどうでしたか?

そらじん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

壊れゆく少年少女たちの逃避行

何者かの襲撃を受け、突如現れた謎の航空艦「リヴァイアス」に避難した少年少女たちの長きに渡る逃避行の物語。
閉鎖空間内にて起こるトラブルの連続、いつ終わるかも分からない逃避行により徐々に精神を蝕まれていく子どもたちの姿はかなり堪えるものがあった。
人がバンバン死ぬようなアニメではないのだけども、壊れゆく人間の姿はやはり見てる側としたら辛いものであると同時に面白いものでもあり、視聴者の心をマイナス方面に大きく揺れ動かす展開を人の精神の揺れ動きでここまで表現できるのは凄いことだと思いますね。名作でした。

投稿 : 2024/02/29
閲覧 : 25
サンキュー:

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祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

言ったらいけないかもしれないけど、
デフォルトの情緒が意味不明な登場人物が壊れていく様を26話かけて見てるだけ。
特に主人公は最初から1999年代の生粋オタクのネガティブな感情・葛藤を体現したような情緒をしているので、初手からの感情移入が最近の子からしたら難しいんじゃないかな。


----------
明日なんて来なければいいのに

投稿 : 2023/11/21
閲覧 : 57
サンキュー:

0

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いまの時代に見てほしい作品

大人達が死亡し取り残された学生達だけで
当番を決めたり、モビルスーツを動かしたり
ポイント制にしたりなど
あらゆる作戦を立てるがブルーの裏切りにより
構成が変わりポイント制のものを
気に食わなくなり暴行を振るったりする
恋愛描写もちても多いが有名なのが
梢事件 深くは描かれていないがシャワーシーンで
性的暴行などを食らった可能性がある。
梢を助けられなかったことにイクミがキレて
人を傷つけるものは許さないと
モビルスーツに乗り込み死や重症を与える行為にでる。
主人公と弟の喧嘩やしがらみもあったが
最終的には解決した。
未成年の子供達だけで話し合い、何ができるのか
助けがくるのを待つのか
いろいろと考えさせられる作品である。
鬱シーンなどで知られるがキャラ同士の
喧嘩や恋愛的なのが鬱を多く描いている。
令和生まれの子供や、ある程度作品を知ってはいるが
見たことない人に見てほしいヒューマンドラマ

投稿 : 2023/07/13
閲覧 : 104
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クマー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

若いころにこんな強さもあるんだなって思った主人公のアニメ
凡人なのが良い

投稿 : 2023/06/18
閲覧 : 51
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かすけす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

欲しい物の形は何もないけど

ジャンル:SF、鬱、群像劇
全26話

「プラネテス」「コードギアス」などの名作を世に贈りだした谷口悟朗氏の初監督作品です。自分が谷口監督作品で1番最初に観た作品でもあります(どうでもいいですね笑)。

作画は結構崩れてしまっていますが、もう10年以上前の作品なので仕方ないです。許します。許してやってください(懇願)

このアニメは、度肝を抜かれるほどの予想外超展開があるわけではありません。言ってしまうと、 {netabare} 終わらせ方もなんか投げやりです。 {/netabare}
自分がこの作品を高評価にしているのは、「極限状態での心境を細かに描けている」という点です。この作品は観進めていけば観進めていくほど、登場人物の心情変化が細かく理解していくことが出来、大いに感情移入していって物語に浸っていくのです。
・・・そして気付けば鬱状態に陥っちゃっています!登場人物の心境を読んでいると、状況がどれだけ過酷か十二分に伝わってきます。それを考えるともう辛くて、涙する場面も多かったです。自分がこうやってのんびりとアニメの感想書いている事がどれだけ幸せな状況なのかが痛いほど伝わってくる、そんな作品です。

そしてOPが凄く印象に残りました。今のアニソンには中々無い曲調で、何より歌詞がびっくりするほど内容とリンクしているんですよねぇ。聴けば聴くほど心に強く響いてくる素晴らしい曲です。
本編を観終わった後にこの曲を聴くと、さらにこの曲の奥深さが伝わってきます。

「 {netabare} 欲しいもののかたちは何もないけど 最後の宇宙壊していま明日へ {/netabare}」この歌詞が物凄くグッときました!

投稿 : 2023/06/10
閲覧 : 366
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9

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

鬱作品として有名

この作品は鬱作品としては当時から結構有名なんだけど、
確かにこの作品で描かれた群像劇は秀逸で
特にドロドロした人間関係とかは観ていて確かに暗い気分にはなるけどドラマとしては非常に見応えが有り
この作品に関しては現在から見ても個性的で似たタイプの作品が見当たらないかなと。

【評価】

80点・1A級

投稿 : 2023/03/04
閲覧 : 186
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0

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さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

惜しいいいいいいいいいいいいい

いやあラスト以外は本当に本当に惜しかった
完全に自分の感想ですがもったいないです
語らせてください笑

作品は閉鎖空間の暗い中で少年少女たちが生きるために戦うストーリーですごい好みでした
同じようなSF映画が多くありますが1999年にアニメでこれをやったのは天才過ぎると思いました

キャラの壊れていく描写や人間らしい醜さがすごくすごく好きで見てて本当に感情移入しちゃいました

ですが最後救われるエンドが自分好みじゃなくて残念でしたな、、最終回の主人公たちの笑顔が物語には合わなかったのでは。。 すいません、、、

個人的に救われずにリヴァイアスと一緒に死んでいくエンドみたかったです、、
というのもラストまで重く暗い作品だからこそ、終始救われない悲しい物語にしてくれたほうがよかったなと思いました 最後救われる展開がシリアスなアニメにありがちで まあ、助かるよな、、
と逆にショックを受けましたww

ジャンルが違いますが同じ雰囲気のアニメならダイバージェンスイヴのほうが自分は好みです…

いうても1999年という古さでこのクオリティなのと声優さんの演技力には大満足です!!!
ありがとうございました

投稿 : 2022/10/13
閲覧 : 197
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1

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ソース さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:----

等身大。ロボアニメとして見るとちょい微妙か

今作はスロースターターであると思う。等身大の少年少女達が宇宙で漂流するというような設定はワクワクするが、ロボットによる戦闘シーンがパッとしないなどが故に、序盤は正直言って退屈だなと感じていた。

しかし、リヴァイアス内の秩序が乱れ始める2クール目序盤あたりからは流石 谷口×黒田 コンビといった感じで圧巻の出来であった。

主人公をはやい段階で愛せたのは大きい。精神力は卓越しているが基本的に無力であり、我々視聴者と近いものを感じた。(ちょっと「碇シンジ」味があるかな?)

極限状態に追い込まれて皆がおかしくなっていく様子は非常に生々しく、強烈に印象に残っている。 {netabare} あおいの「これ現実じゃないよね?」 {/netabare} のシーンは、もう見てるこっちが辛かった。



{netabare}
・1話冒頭で、ネクタイを直して貰っていた主人公が最終回では自分自身で直す。

・「掴むのは未来じゃなくて、明日でいい。
それで十分だと、俺は思うけど。」と口にする主人公。 etc.
{/netabare}

やはり上記のように今作の良い点は {netabare} 主人公の成長を最後にしっかりと感じられるところであろう。(勿論、他のキャラの成長も) {/netabare}

群像劇として今作は非常に優れていた。鬱展開が続いていた中で、最終回が後日談であるという点も良い。



この後になんでスクライドが作れるんだよぉ...(小声)

投稿 : 2022/09/17
閲覧 : 178
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3

aegis さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

・・・

無駄に無能キャラのシーンが入るのが嫌だった。
長かった割に中身が無かった感じで残念。

投稿 : 2022/08/11
閲覧 : 135
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1

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蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

12話まで見て

谷口五郎監督の傑作SFアニメのひとつと定評あり。
宇宙をさまようことになる少年少女たち480人の思いと感情が入りまじ合う青春群像劇です。
乗艦した宇宙船が謎の勢力に襲われ、救助を求めるも政府からの返答は来ず。
そしていつしかその政府からもテロリスト認定され、逃げに逃げてどんどん追い込まれていきます。

こんなはずではなかったという思いが主導権の奪い合いに発展し、子供たちの間でもいがみ合い、妬み嫉みが蔓延します。
滅多に人が死ぬような壮絶なアニメではありませんが、傷ついた子供たちを多く目にする悲惨なアニメではあるかも。
いまでいう鬱アニメというやつですね。
これを見たあとに、同じ谷口監督作品のギアスをみると、2倍スカッとするかとw

半分弱ほど見終えたところで節目の回を迎えた印象で、一度感想を書いておこうかと思いました。
正直、助かりたいだけならもっとこうしていたらと思うところばかりなんですが、そこはアニメのストーリー上で仕方ないですねw


リバイアス12話まで視聴して。
自分らがテロリスト報道もあって火星に降りるべきかで議論になり、イクミが逃げることを提案。
ツヴァイも軌道軍が攻めてきたことにすればいいと。
ほかで受け入れてくれる星があるかもしれないと。
コウジは嘘をつくことを否定。
しかし代案がないことを責められる。
イクミからは全員を助けられるわけではない甘いことを言うなと。

ここでふと考えるんですよね。
どこの誰が襲ってきているのか不明で、彼らは救助されたがっていたはず。
それは政府のはず。そして火星は目の前。
政府からテロリスト扱いをされても、実際は違うことを自分たちはわかっている。
なら本当のことを、事実を知ってもらいたいと思うはず。

仮に自分が知らぬところで犯罪者として指名手配されて、
理由がわからず逃げるという選択肢がありえるのかどうか。
弁護士に相談して警察へ出頭して、弁明するのが自然ではないだろうか。
しかも彼らはまだ子供で親もいる。名門の出のツヴァイの一族もいる。
巨大な戦艦が空から降りてきて、すべてを隠蔽することは不可能。

政府の手が届かない受け入れ先があるのか。
それはどこまで逃げればいいのかも不明。
食料や水にも限りがあるだろう。
危機感が突然なくなり、楽観論に頼り過ぎている。

投稿 : 2022/07/20
閲覧 : 228
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sukesuke さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白くないというか面白味がない。60点以下だよ。

酷評ですよ。あしからず


短くまとめると閉鎖空間で社会実験をしたけれど問題ばかり起きる。
ここまでは良い。しかし無駄に長く見応えがない。実験も強制終了して宙ぶらりんだ。

これをハッピーエンドだって言ってるやつの気が知れないな。
もし君がまだ見ていないなら、見るな。
レビューに騙されてはいけない。このアニメを本当に他人に薦める人なんていやしない。ほかに薦めるべきアニメがたくさんある。
そして総合得点なんて鵜呑みにするな。
ここに掲載されている良いレビューは良いところを探して言っているだけで、探さないと無い程だ。と、レビューを見てアニメを見た俺からすればそうなる。

さて、ラストシーンについて言わなければならない。
ここに書きなぐってやらねば気が済まぬ。

{netabare}
「投降しよう」

ふざけんなよって思ったね。そんなのがお前の言いたかった事かよと。
あんだけ自分の答えが出ない。結局俺は流されてるだけだ。とか言って引き延ばしといて、投降しよう、じゃねーよ。
あそこでお前の正しさを証明してお前なりの答えを言えよ。ゆうきの間違いを証明しろよ。結局最後まで流されてんじゃねーかよ! 負け確してんだから、おめーがわざわざ言う事じゃねえだろ。おまえらが繰り広げてきたドラマの総決算。その言葉だろうが。バカじゃねーの。マジで。

とまぁ、こうみんな思うんだよ。ふつう。いやマジで。
それを哲学的だー社会的だーなど、曖昧な事で飾っちゃってさ。
あのシーンで地に落ちたのよ。僕たちでもよくわかんないアニメ作っちゃいましたって事をぶっちゃけられてしまったのよ我々視聴者はさ。
これは本当に反論の余地なくそうなのよ。信じられないね。
あんだけキャラが立った魅力的な人々を描いといて、そりゃねーよ。

あ、あとラストに閉じ込めたのに出てきた幼馴染。あのシーン本当に無駄すぎて絶望だったね。どうやって出てきたのかも描かないんだったら、そんな進行やめろよと。思いつきかよ。~ {/netabare}

二度見ないアニメ。つまり、信者がなんと言おうと60点以下である。
一応断っておくと、こういうアニメが好きって感じる事は否定しない。
しかし、ここまで展開を煽っておいてまとめられないなんて、爪アマすぎるでしょ。

投稿 : 2022/07/17
閲覧 : 215
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2

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石ころ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

断ち切ることなんてできない、過去は消えない..by相葉昴治

公式のキャッチコピーは「俺達には救いなんかいらない」。監督谷口悟朗と脚本黒田洋介の強力なタッグによる主人公の相葉昴治と、準主人公で弟の祐希を中心にした、少年少女SF群像劇。

遭難した宇宙船内のいざこざはまがいなりにも、中盤まではツヴァイ政権・ブルー政権によって保たれた秩序が、後半は中盤以降の第2次ツヴァイ政権、終盤のイクミ政権のカオス状態が観ていられない。

見どころとしては、前半は登場人物ごとの暗い過去のフラッシュバック、後半は怒涛の勢いで過去の清算が行われる。過去に縛られ生きる少年少女たちの葛藤と不安感を丁寧な心情描写でもって、能動的な少年少女の衝突・喧嘩・集団暴行を繰り返しながら、ひたすらもがき遭難からの救助を求めていく活劇である。

目を背けたくなる場面が多く、同じく谷口、黒田タッグのスクライドとは対極的なジャンルだと思われる。もう一度観たいかと問われれば、5、6年寝かせて、別の視点から楽しめるかもしれないと淡い期待をしている。

投稿 : 2022/07/04
閲覧 : 159
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1

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大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少年少女の陰鬱で殺伐とした内容…が面白い!

非常に面白かった傑作です。

正体不明の宇宙戦艦で放浪することになった少年少女たち。
可愛らしい少年少女が繰り広げる陰鬱、陰惨な内容。
皆、頭がおかしいか心が歪んでいて、
見ていて胸がキリキリ痛んで、見終わったら疲れ果ててしまう。
癒しはネーヤだけ。
もう本当に最高で面白かったです。

…しかし、なんかもう見ていて疲れました。
これが来たことで、ああ、心底面白いアニメって数年に一本しか無いんだな、じゃあそれだけ見れば良いや。と考え、一時アニメを離れることになりました。

投稿 : 2022/03/09
閲覧 : 372
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ゆp さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:----

一概に鬱とは言えない

ずーっと国語の試験を受けてる感じ、
「なぜこのキャラはこの様な行動をしたのだろうか」、「この時の主人公の気持ちを考えなさい」みたいな。
人によって見た後の印象の違いが顕著に現れそう
専用用語や、背景設定が少し難しくて理解に時間がかかった、けど飽くまで話のメインはリヴァイアスの中で起こる事件とかだからあまり難しい考える必要は無かったな。
最初の方は展開が少し遅くて少し退屈に感じたけど11話から物語が大きく動くいていく。政権交代や能力に応じて待遇を別にするとか、今現実で起きてる事にも当てはめられる事が多かった。普段は水面下にあって見ないフリをしてたことが閉鎖された空間の中でどんどん浮き彫りになって行く…その過程がとても丁寧に作られてるなと思った。

少し気になったのは、特権階級メンバー以外、一般生徒の危機感の無さ。死が隣にあるのに非行にはしるチンパンジー、試験を受かったエリートの子供達ばかりなのに状況把握がまるで出来ていない。何かあれば上の特権階級のせいにして騒ぎを繰り返す、そこで少しイライラした。

あとブルーがカッコ悪かったなぁー。仲間見限った挙句、今度は自分が裏切って逃亡生活する羽目になる、あれを好きになる女の気持ちが分からん。
まあ他にも気になる所はあるけどこの辺で…

コウジの優柔不断さは少しもどかしいモノもあったけど物語を見終わって振り返ると、中立を貫いたコウジが主人公だったからこそリヴァイアスは良い作品になったんだなぁとしみじみ…
皆から殴られて途中少し可哀想になった、それでも自分を保ったコウジは立派な主人公だね!!

終わりは少し疑問が残った。救助がやけにあっさり来たしネーヤの謎も解らなかった。皆が前を向いて明日を目指す明るいエンドだったけど決着の着かなかったキャラの絡みや着地点を失った様にさえも見える無理やり感を少し感じた。

割とマイナスなことばかり書いたけどリヴァイアスは本当に好きな作品、また見たいとは思わんが。
OPも最高でした、イクミとチャーリーはお気に入りのキャラです。
結論を言うとこの作品は「神アニメ!」とか「鬱アニメ」とかでは無く、徹底的に現実を描き、日常では知り得ぬ自分(他人)との遭遇、他作品では出来ない、このアニメだからこそ描ける物語があり、それらの触れづらい内容をアニメーションにして高い水準で納めることが出来た、私が好きなアニメです。とても面白かったです。

文章メチャクチャですね、ごめんなさい。

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 225
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jj さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

もう二度と見たくない

恐らく、このアニメを全話見た人の感想は『二度と見たくない』これに尽きると思います。
普通であれば、二度見るに値しない程つまらない作品であると思う人が大半でしょうがこのリヴァイアスは何度も見るのが精神衛生上的な意味でキツイという意味での『二度と見たくない』が正解となります。
最初期こそ明るい風潮で学生達の日常が描かれていきますが、序盤から雲行きが怪しくなり中盤で苦しくなっていき、終盤では嫌な気分になる事間違いなしな超重工な鬱ストーリーです。
何より、この作品の凄い所は群像劇としての完成度が異様に高いという点にあり、それが上記の鬱さ加減を倍増させています。
それだけに、ストーリーは元より各キャラクターの行動や考えも多種多様で成長したり停滞したりと背景が丁寧に書かれているのも特徴的です。
子供であるが故の歪さ、不安しかない行く末、乱れていく秩序や規則。
人という集団を成して社会を形成する生き物が精神的に不安定な状況に晒された場合どうなるのか、というのを恐ろしく知る事が出来るでしょう。
物語も起承転結がしっかりとしている分、状況などが把握しやすく話としての純粋な面白さがしっかりと伝わってきます。
昨今のような行く末が不安な今こそ見て欲しい作品です。

投稿 : 2021/07/11
閲覧 : 1064
サンキュー:

3

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

SF版「蝿の王」

「蝿の王」と言う、「15少年漂流記」のパロディー傑作がある。

無人島に取り残された少年少女たちは、仲良く団結して助け合って困難を乗り越え見事に脱出する。。。。のではなく、

そこには社会的ヒエラルキーが存在し、互いにいがみ合い罵り合い、殺し合い。。まるで獣のように無法地帯と化すのだ。

日本社会そのものとほぼ一緒である。

無限のリヴァイアスはそのSF版「蝿の王」である。

個人的にはスクライドやコードギアスなんかより、こちらのほうが数段面白い。

投稿 : 2021/05/22
閲覧 : 2093
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14

511 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

まあまあ

映画「蠅の王」みたいなもん

投稿 : 2021/02/10
閲覧 : 266
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NEKONYAN さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高のアニメだ、二度と見たくない!

面白かったけど、二度と見たくないです。
展開が重すぎる
それでも最後はスッキリ終わったのは救いだけど

人として成長しまくったルクスンとスクライドのカズマみたいな性格してる相葉弟が好きでした
特に相葉弟が館内放送で話したシーンが印象的

投稿 : 2021/01/25
閲覧 : 509
サンキュー:

2

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ただのアニメ好き さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最高ッス。

この作品は完全な人間ドラマを描いた作品でしたね。
全体を道して人間の脆さや人間の醜い「感情」を描いた作品だったというのが分かります。
特に人間の生についての執着がとても良く描かれていたと思います。
ほとんどどのキャラクターも「どんなことをしてでも生き延びたい」という気持ちが伝わってきました。
というか伝わりすぎて鬱になるくらいに。

この作品の成分に「鬱」とありますが全体を通して自分にとって一番鬱だったのは主人公です。
何がっていうとこの主人公が自分みたいだったんですよね(苦笑)
本当に自分の鏡みたいな主人公でした。
もう主人公が皆に責められるところなんか見てられませんでした。。。
まあ、見たんですけど。
皆さんも一人は自分に似たキャラが見つかるんじゃないでしょうか(笑)

さて、前置きは置いておいて肝心の面白さの話をしましょう(笑)
まず最初にこの作品の素晴らしい点から。
自分が素晴らしいと感じたところはこの作品のメインであるこのアニメにおける人間関係です。
ただの人間関係ではありません。
指で突いたらバラバラになってしまうような不安定な人間関係です。
これ本当に天才的ですよ。
もう破綻していると思える関係も首の皮一枚つながっている状態だったり平和に見える日々も何かがおかしかったりと一秒たりとも目が離せませんでした。
どこがどうなるのかが全く予想できずいつも予想の斜め上を行く展開が待ってました。
展開が大胆なのに破綻が無い実に天才的なバランスを保った作品だなと感じました。

今回視聴して確信したのが谷口監督は本当に疑似的な社会(組織とかも)をアニメで構築するのが上手すぎますね。
コードギアスの時も思いましたが。
他人に従うものが居たり、文句言うだけの人だったりと、実に現実味を帯びながらもどこか現実ではないようなアニメならではの人物像にはいつも驚かされたり楽しまされたり。

この作品を簡単に説明すると「エヴァ」+「コードギアス」-「グロ」みたいな感じではないでしょうか。
中々キツイ描写とかもありますが本気でお勧めしたい作品です。
意図的に作られた感じがした良いアニメでした。

余談ですが自分は2日で全部見終えました。
次の日は寝不足になりましたが(笑)

投稿 : 2020/12/02
閲覧 : 410
サンキュー:

10

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

鬱ではなく逆境に良い作品だった

当初この作品を見るのを躊躇ってました
鬱展開があると言われてたので

そんで視聴しましたけど
鬱展開は一つだけでした と言っても気にしてなければどうでもいい事でしたけど

漂流の中、理不尽な目に合う主人公と
葛藤する主人公がまあ良かったです

主人公が他人から弱い弱い言われててあまりいい気分では無かったですが
最後まで見た甲斐はまあありました

投稿 : 2020/10/31
閲覧 : 306
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間社会

無限のリヴァイアス

 このアニメは、本当に人間ドラマを描いたアニメだった。このアニメは、宇宙の中に遭難してその中で集団生活を営むという内容だったが、四人のリーダーが出てきて船内の運営が何度も政権交代するという内容だった。
 まず最初に驚いたのが、このアニメの犯罪描写の多さである。普通であれば、こんなに犯罪描写が多いと思われないが、このアニメでは殴ったり、蹴ったり、侮辱したりという描写が精密に描写されている。
 これは遭難したら無法地帯に陥ることを示しているのだろうが、法の支配が届かない場所で何を行うかということが非常に上手い人間ドラマを生み出しており、よかったです。
 主人公の弟と主人公が最初は仲が悪かったが、最後の最後で主人公を殺そうとするおぜを食い止めるというところも良かった。
 この作品では最初に追い出されたリーダーが無能で使い物にならなかったが、次に就任したリーダーはとても独裁的で、知識層の反感を買ってしまい最終的には政権交代が起こってしまう。そのあとのリーダーは優しく戦時に向いていなかったために、最終的には主人公の友人であるおぜにリーダーが移ってしまう。
 まず最初のリーダーは、情報を内部で隠してしまい、隠滅耐性でそもそも論としてリーダーに向いていなかった。
 次のリーダーは、過激ですぐに敵と出くわした時に武力行使を唱え、力で部下を押さえつけて、恐怖政治を敷くリーダーだった。ただ、祭りなどは大規模にやり、遊ぶ時は自由に遊ばせるリーダーだった。
 その次は、部下に対して優しく、優柔不断で、とても人望があるが、決断力に乏しく、重要な場面で失敗してしまい、結果的には交代してしまう。
 その結果として、次のリーダーになったのがおぜである。おぜは、船内から犯罪を無くそうと、犯罪を犯せば厳罰を与えるといい、次々に犯罪率を低下させていった。しかし、そのあまりに厳しいやり方によって、一部の少数者は追い詰められていく。例えば、能力によって区画を分けるというところである。能力によって区画を分けて、犯罪率を低下させる。そして気に入らない人間の能力を敢えて下げて、偽造の能力表を作り、下のランクに邪魔ものを入れるというやり方だ。
 これによって、もともと政権側だった主人公や元リーダーたちは追い詰められ、徹底的な迫害を受けることになる。
 このリーダーの変わり方が非常に面白く、視聴しててああなるほどなあと頷いてしまった。
 特に最後のおぜが悪役になったのは、本当の悪は他人のミスを許容できない奴だと言わんばかりの表現だった。おぜが犯罪を取り締まろうとすると、悪口を言ったくらいで怒られるはおかしいと言ったり、ちゃんと並べてなかったら厳しく叱られるのはおかしいなどと不満が出てくる。主人公の主張である誰でも犯罪というのはするものだし、些細なミスで攻めるのはおかしいという主張は、作者の言わんとするところを表現している気がした。
 おぜはとにかく他者に対して厳しすぎるのである。どんな些細なルール違反を許さない。そしてこの物語では、おぜは最初はおとなしかったが、最後は自分に逆らうものを銃で殺そうとした。
 作者は多分、独裁者を表現したかったのだろう。それに対して主人公は立ち向かい、救助が来るところで、おぜを説得しようとする。そこで救助が来て話が終了する。
 ここまでの流れはまさに、人が社会から切り離されるとこのように独裁社会が築かれ、そして歴史が紡がれるということを見事に表現した作品だったと思う。
 この作品の見所は、まさにこのドロドロとした人間関係であり、孤立した船内で描かれた人間社会のあり方なのだと思った。

投稿 : 2020/10/23
閲覧 : 194

qKPKR13003 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

上品な暗さ シンプルな舞台の中で繊細に作り込まれた人間関係を描く

「鬱アニメ」の候補によく挙げられる「無限のリヴァイアス」。しかし実際に見てみると、描写や構図にとても気を使っており「そこで行われる行動よりもその行動に対してキャラクターがどう感じたか」を強調した作りとなっていました。そのため、扱っている内容は人間の負の側面が多いのに、悪趣味さや下品な表現による不快感はありませんでした。人が死ぬこともほとんどないので、唐突にショッキングな展開が起きることも少なかったです。どちらかというと徐々に壊れてゆく、溜め込んでいた苦しさが後半にパンクして爆発するといった展開を基本としていたので、話数や時間をじっくりかけて追い詰められていく息苦しさを表現していたと思います。物語の構成としてもまとまった作りとなっており、26話目は30分を丸々エピローグに割けるほどの余裕があったほどです。エンディングも前向きな終わり方だったため、消化不良になりにくいです。
近年の作品で作られる「鬱展開」はすぐにキャラクターを殺したり、ゴア表現、性的暴行、差別的表現を直接的に盛り込むケースが多く、単純に見ていて不快感を覚えたり、品のない痛々しさを感じて胸糞悪くなるパターンが多いように感じます。しかしこのリヴァイアスはそういった表現をせずに視聴者にキャラクター達の苦しみを伝えてくるので、繊細で上品な暗さを体感することができるように思えました。

投稿 : 2020/08/22
閲覧 : 217
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1

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Assassin さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

真っ暗闇

どのキャラもちょっとずつズレていて
どのキャラも好きになれないのに面白い
キャラがリアルに描かれていて非常に中身の濃いストーリーです

投稿 : 2020/08/19
閲覧 : 212
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0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

感情移入はできる。

十五少年漂流記を題材にしている同作品。
487人もいたらまとまるはずもなく、ドロドロの人間関係は実社会にも通じているし、自分に当てはまるキャラが見つかるので感情移入はできる。
ただ、バイファムの方が好きだな。

しかしなんだな。主人公の相葉昴治。
なんかいつも悟ったようなことばかりぬかしやがって何様?最初から最後まで大嫌いなキャラであった。

乗員でのベストガールはカレン・ルシオラ。
才女でかわいいのにお高くとまっているでもなく、相手を立てつつ的確なアドバイスをくれる。
文句なし。

投稿 : 2020/05/24
閲覧 : 274
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お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

群像劇において主人公が前衛で活躍する必要はないと感じた作品。<修正>

本作のあらすじは航空士養成のために集められた少年少女487名が、とある事情でテロリスト扱いされ、リヴァイアスという巨大宇宙船に密閉され、極限状態にある艦内で、艦の指揮権や物資の配給を巡り、少年少女同士が陰惨な争いを繰り広げながら、火星圏から土星圏、天王星圏へと当てのない逃避行を続けていく。というもの

異質の空間に密閉された少年少女は危機的状況下でどのような行動をとるのか
487名の少年少女の運命を握る10数名の少年少女 どこからがモブキャラでどこからが主要キャラともいえない心中航海 理想と現実が交差し、理屈と感情がクロスする。

それぞれが導き出す行動は、それぞれの個を無慈悲に現す。人の精神が少しづつ少しづつすり減らされ続けたさきにあるのは、心の裸。自我の崩壊。それぞれが渇望してやまないもの。それらが映し出される。そして、それは観ている視聴者をも浮き彫りにし、人の深層をもえぐりだすような感覚だった。

<

本作のような群像劇の全体像を認識するには語り部のような 作者と視聴者の中間に立つキャラクターもしくは狂言回しなどが必要不可欠である。

群像劇の完成度はこの視点に左右されることがしばしばあると感じる。
本作の中間に立つキャラクターは主人公: 相葉昴治(あいば こうじ)であった。
劇中内でいえば、狂気の沙汰と化したキャラクターの中でひたすら中立の立場を貫き、臨機応変に対応することによって、冷静さを欠いた人への安定剤になったり、人と人との潤滑油てき存在であったり、様々なキャラと通じることによって、スポットライトを満遍なく当てる構図にもなっていた。

劇中内におけるキャラクターとの橋渡し役であると同時に、
作者と視聴者の橋渡し役でもあった。

本作では主要キャラそれぞれに物語が存在し、それを移す役割が重要だと感じた。それは観ている視聴者サイドでも言えることで、こうじが偏った言動や行動をしてしまうと、全体が把握できない。映像の視点は主人公なのだから…次回予告におけるセリフや、彼の言う言葉は、作中の状況を分かりやすくし、時には視聴者の代弁者にもなったいた。群像劇において主人公が前衛で活躍する必要はなかったと感じた作品。

>

こうじが中立な立場であろうとし、作品の内と外にまで仲介している構図は、質の高い群像劇を更に高める要素になっていたと感じます。{netabare} ~ ネーヤとの関係も含めて{/netabare}

投稿 : 2020/01/08
閲覧 : 740
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23

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

水曜夕方6時に放送されてたの?って何度も確かめてしまうほど鬱展開アニメ

サンライズ×宇宙×SF なので、ロボット戦闘もののイメージでいたら違ってました。
一応ロボットは出てきますが、サイエンスファンタジー(ローファンタジー)の宇宙漂流ものの群像劇。

主人公が爽快に戦闘をするわけでもなく、ロボットが爽快にバトルするわけでもなく、閉鎖社会での心理描写がメインで、基本、鬱展開です。
この内容を夕飯前の子どもが観る枠で放送したとはと驚いてしまう程です。

割りとハマって、先が気になって一気に観てしまったのですが、ファンタジーの設定とか話の収束のプロットとかは、ちょっともの足りなく感じてしまいました。
エヴァンゲリオンの心理描写のところを大きくして、結末だけは明るくして収束したという印象でした。

投稿 : 2019/12/06
閲覧 : 423
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5

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tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

487人の運命

テレビ画面が4:3の時代のサンライズの作品です。古ーい作品です。
見られる手段が限られているかもしれません。

「十五少年漂流記」あるいは「蝿の王」
がコンセプトとなっています。

多くの登場人物が,それぞれの個性と行動を演じていて,
一人一人に魂が込められているような,
話の設定は,このアニメを制作した
すべてのスタッフに敬意を表したいです。

航宙士養成所リーベ・デルタに
外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が
隠されていたという設定は,
話の核だと思われますが,
発想が斬新です。

隔絶された空間の中で,
正常な社会生活を営めるのかという
心理描写はなかなか詳しく
ほぼリアルに描かれています。

戦闘シーンよりも心理描写が見もののアニメだと思われます。

人間群像劇として,見ると…
全員が思春期-青年期の少年少女たちが
487人もいても,登場人物は限られています。
(それでも普通のアニメよりは多いかも。)

主人公は相葉昴治なのかもしれませんが,
だれの視点からも見られるし,
感情移入しようと思えばどの登場人物にもできます。

主人公はだれかというのは愚問なのかもしれません。

極限状態に置かれた少年少女たち。
統制されない秩序。
いわれのない外からの攻撃。
無視される救難信号。
外部の大人たちの裏切り。

一言で言ってしまうと描けるだけ
人の本質を描いた「何でもあり」作品です。

かっこいい,みんなで力を合わせて
状況を打開する
宇宙生活物語を期待すると
肩透かしを食らいます。

理性と私利私欲,利己的な行動の対立
とにかく「後半になるほど鬱っぽい」
人間の心情描写物語です。

全体としては,話のふろしきを
広げ過ぎのように思います。

出で来る登場人物と名前が一致するのに
3回まわりぐらい見ないといけないです。
関係性もです。

ネーヤとマーヤの交渉(やりとり)で,
ころっと敵味方ではなく,
救助されることとなって,
ハイおしまいという簡単な終わり方は,
今迄の話の流れがなんだったのだろうと
不思議でした。

汚れた暴力性も,必要悪も受け入れられる
覚悟がある人が見ると面白い作品です。

投稿 : 2019/11/14
閲覧 : 265
サンキュー:

6

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nas さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ともかくヘヴィ、でもそれが良くなってくる

いわゆる少年少女の漂流もので話がヘヴィすぎて面白いんだけど1度見たらもういいってなる作品
ただ、それを乗り越えて2週目入ってみると何度も見たくなるようないい作品なんすよ
話自体もかなり早く動くので何度見ても退屈しないし
特別の力はないんだけどなんとなくの人当たりだけでほぼ常にトップ階級にいる昴治君が最高に好き

一番好きな話は「Sere19 えがおできみと」
「あんたはずるい!わかってないからずるい!!」
初回だと間違いなく一番キツイ話、でも2週目以降になるとこれが見たくて周回してるような節がある

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 311
サンキュー:

3

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Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人間社会の縮図をうまく見せてる素晴らしい群像劇

鬱アニメというほどでもない。社会があまりひどく見えないように加減されている。ディスコティックな伴奏もこのサディスティックな劇を楽しめる環境を作ってくれる。視聴者様は別世界にいるのだ。

ハッピーエンド。ちょっとしまらないが、20年前のテレビ電波にのった話だから仕方ないか。小説“蝿の王”はもっともっととがっている。人間の狂気、少年の狂気が自分の中に流れ込んでくるが、これはまあ視覚的にも精神的にもR指定はつかないレベル。本当の人間社会はもっと吐き気のするものだが。狂っていても仮面があれば生活できる。

少年たちの群像劇には特筆すべきものがあるが、残念なのは敵の描写がアホすぎることか。敵(大人)の苦悩ももっと出した方が人間味が出るのに。少年達に選択肢が無いように大人達にも選択肢はない。

(この話の大人達ってかなり偉い。数千年後の太陽フレアのことを想定して具体的に行動している。あと、主人公の朴訥な話し方、よかったです。)

投稿 : 2019/09/06
閲覧 : 345
サンキュー:

13

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ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

俺達には救いなんていらない...明日があるだけで十分なんだ!!

【視聴きっかけ】
最近になってやっと私の好きなジャンルが判明したこともあって、俺得アニメを久しぶりに見ようと思ってこの作品に辿りつきました。

【総評】
視聴する前の話をすると、1999年と今までの深夜アニメと比較をするとかなり古い作品だったので、世代の作画風潮に慣れずに難しいと思っていました。

1話を見たらそんなことも全然なく、1話で感覚がつかめました。
今回の作品では、今期やっている【彼方のアストラ】の鬱バージョンといったところでしょうか?こういう作品って昔からあったんですね

脚本は黒田さんなので、もう文句はないですね。相変わらずの上手いストーリーだったと思います。

最初は、意外とよくある展開に持っていったりはしていたものの、後半のリヴァイアスでの生活から大きく変化した。特にブルーが来てからはいつもワクワクしながら楽しめた作品でしたね。

珍しく前半より後半の方が勢いが凄かった作品の感じでしたね。
また見せ方として、主人公の心理描写が少しずつ信頼度がなくなっていき、視聴者も「こいつ、いらなくね?」と思わせたのは素晴らしい。

久しぶりに主人公にムカついた感じのキャラでしたね。
最初はかなり普通の主人公で、正論ばかりいう人みたいの感じで、「主人公有能なのか..」と思っていた私が、簡単に騙された

主人公とユウキの争いも良く、ストーリーに関してはマジで最高でした

作画面に関しての評価だと、
昔の作品がどこまで作画が凄いか?なんて全く把握できていないですが、
正直「最終兵器彼女」ぐらいの作画慣れしていないと少し難しい面はあるかもしれないですね。

なので、今期のアニメを見ている人がいきなりこの作品に手をつけると、
初見として「作画慣れしてください」としかいいようがないのでw

リヴァイアスの手書きには驚きました。
この世代は3DCGといった技術が恐らくまだ発展していないので、久しぶりにロボットや乗り物関係の手書きを見た感じ

投稿 : 2019/08/20
閲覧 : 316
サンキュー:

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無限のリヴァイアスのストーリー・あらすじ

2137年、大規模な太陽フレアによって出現した高密度のプラズマ雲が黄道面を境に太陽系の南半分を覆いつくし、地球も南半球が壊滅、17億もの人命が失われる被害を受ける。このフレアは「ゲドゥルト・フェノメーン」、プラズマ雲は「ゲドゥルトの海」と名付けられた。2225年、地球の衛星軌道にあった航宙士養成所リーベ・デルタは何者かの襲撃によって制御不能になり、ゲドゥルトの海へ突入してしまう。しかしその時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が起動した。教官たちは全員殉職し、リヴァイアスに避難できたのは少年少女ばかり487人。彼らはなぜか自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け、戸惑い、混乱しつつもこれと戦い、そして更には密閉された極限状態にある艦内では、艦の指揮権や物資の配給を巡り少年少女同士が陰惨な争いを繰り広げながら、火星圏から土星圏、天王星圏へと当てのない逃避行を続けていく。(TVアニメ動画『無限のリヴァイアス』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1999年秋アニメ
制作会社
サンライズ
公式サイト
www.sunrise-inc.co.jp/ryvius/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E9%99%90%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%...

声優・キャラクター

白鳥哲、保志総一朗、関智一、桑島法子、丹下桜、氷上恭子、檜山修之

スタッフ

原案:矢立肇、 監督:谷口悟朗、キャラクターデザイン:平井久司、メカニカルデザイン:山根公利、シリーズ構成:黒田洋介、音楽:服部克久/M.I.D

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