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「うさぎドロップ(TVアニメ動画)」

総合得点
89.5
感想・評価
3854
棚に入れた
17553
ランキング
76
★★★★☆ 4.0 (3854)
物語
4.2
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.7
キャラ
4.1

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うさぎドロップの感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

慈しみ合う心がヒトを家族たらしめるのです。家族愛推しより擬似家族推しのが好き。

・慈しみ合う心がヒトを家族たらしめるのです、血はその助けに過ぎませんよナナチ


・全話スキ無し


・パフィー出演がめっちゃ浮いてる


・リンちゃん最高ー!!


・アバンの水彩画のようなタッチになる演出は良いのだが、全編やれとは言わないがこういうのは要所要所にとっておいたほうが。


・親になっていく大吉と、親になれない真綾さんの対比の妙。


・家族は先天的なものだが、疑似家族は自らの選択である点がより好き。

投稿 : 2024/02/11
閲覧 : 783
サンキュー:

40

ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

覚悟ある日々

俺がりんを育てているのか、りんに俺が育てられているのか――?30歳の独身男ダイキチは祖父の葬儀で見知らぬ6歳の女の子りんと出会う。実は祖父の隠し子であることが分かり驚愕するダイキチ。親戚たちがりんを引き取る話し合いのふりをしながら互いに責任を押しつけ合う中、見兼ねたダイキチは勢い余ってりんを引き取ることを宣言するが・・・あにこれあらすじ


お葬式の親族の態度や、説明不足であったり、物語への不満をつのらせる描写は少なくない。
厳密なリアリティーさとフィクションの間の溝を受け入れさせるには、主にキャラクターに愛着が持てるか、物語に没入できるかにかかっていると思えた。(当たり前かもしれませんが(本作は深度が高い)

このダイキチという男性が大きなウェイトを占めていて、人間味にあふれた不器用さや、誠実にりんちゃんや仕事に向かう姿勢に好感がもてる。そつなくこなすキャラクター像ではなく、その日その場でなんとか乗り切っていくドラマが大げさではないが、胸にぐっとくるものがある。もちろんりんちゃんの存在感も大きい。

何かを捨てて何かを得る
この状態に入ったとき人間は強いのかもしれない。
この物語は、何かを捨てて得た覚悟が描写されている。現実の子育てもそうなのかもしれない。家族を守るために夢中になること、感傷になんて浸っている暇もない状態があるのではないかと。

それとともに、静と動の移し方が絶妙。
ひたすらに前だけを向くダイキチ。何か悟ったようなりんちゃん。
年齢からのぞかせるキャラクター像とのギャップが色濃く反映されている。

一番印象に残っているシーン
ダイキチとりんちゃんの暮らしが落ち着いてきて、ダイキチが父になろうかと思いはじめていたとき
{netabare} ~りんちゃんは「ダイキチはダイキチ」と言うんですよね。{/netabare}ここが一番切なかったですね。いったいダイキチは何者で、父にもなれず、このささやかな日々は形には残らないけれども、かけがえのない日々なのだろうか。

それでも、この覚悟あるダイキチとりんちゃんの日々は、何かロマンめいたものを感じずにはいられない。

投稿 : 2023/10/17
閲覧 : 681
サンキュー:

31

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛情って血のつながりとか関係ないって思った

独身男(ダイキチ)が、6歳の女の子(りん)を引き取り世話する話。

ダイキチの祖父の子供ということで、祖父の葬式に出たダイキチは、誰も引き取ろうとしないりんを引き取ることに。

ダイキチがあたふたしながらも、一生懸命にりんの世話をするところがとても面白くてほのぼのしました。
また、りんの世話をする時間を作るためにダイキチは仕事の転属を願い出たりするところは、なかなかできないよねーと思いながら見てました。

実の母親がいるんだけど、仕事をがんばりたいから、りんを引き取る気はないってのは共感できないなぁ。。りんがかわいそう。。彼氏いるからじゃまなのかもしれないけど。

原作も読んだけど、原作の終盤で賛否両論の展開があって、アニメは無難なとこで終わって良かったのかなと。{netabare}実はダイキチとりんは血がつながっていないとか・・ダイキチとりんが〇〇とか・・{/netabare}

この作品見て一番感じたのは、愛情って血のつながりとか関係ないなぁってことかな。

2019.9.24初投稿(旧アカウント)
2020.8.23再投稿

投稿 : 2023/08/18
閲覧 : 407
サンキュー:

28

taka_2 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

祖父の隠し子を孫の独身三十路おじさんが育てる話

主人公は三十路独身の会社員ダイキチ。ある日祖父が亡くなり葬式に参列したところ、隠し子の女の子がいることが分かり、親族の誰が引き取るか?で大揉めになりそうなところ、ダイキチが意を決して引き取る!と宣言して不思議な二人暮らしが始まる。

仕事しながらワンオペで育児することの難しさという話はとても共感できる。いわゆる複雑な家庭という中で、りんもたくましく生きているなあという印象。保育園や小学校でのつながりで、助け合える人と出会ったり、最初は大変だったけど、少しずつ好転していく感じが良かった。

周りの人たちもなかなかのキャラがいて、特にダイキチの妹が結婚して子供を持つと自分の自由がなくなって辛いと話している点は、だったら結婚しなければいいのにと思う反面、女性一人じゃ生活していけないんだろうとも思うし、ものすごく共感できる。

ググったら原作はとんでもない方向で終わったようなので、アニメとしてはここで終わりで良いのではないのかなあと思ったり。

投稿 : 2023/06/29
閲覧 : 99
サンキュー:

3

ネタバレ

CFYso04125 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1話目で作品に引き込ませてくれる

原作未読です。

1話を観ただけで、作品に引き込ませてくれます。

いくつかそんなシーンがあるけど、ここでは2つだけ。

宋一じいさんが亡くなって、ネジを巻く人がいなくなった時計のネジを巻こうとするりんと、りんに代わってネジを巻く大吉。

りんと大吉の関係を象徴するようなシーンでした。


そして、もう一つが葬式が済んだ後のシーン。

りんの処遇を巡って施設に入れようとわいやわいや話している親族に業を煮やし、持っていた湯飲みを机に叩きつけ、縁側まで歩いていって、庭で遊んでいたりんに「りん!! 俺んち来るか?」と大吉が「提案」する。

そして、りんと大吉が何も言わずに互いをじっとみつめた後、りんが大吉の下に駆け寄る。

ここもやはり、りんと大吉の関係を象徴するようなシーンでした。

大吉の言い方が、りんの自主性を尊重する「提案」でなかったり、りんの目をしっかりと見つめてくれなかったりしたら、きっと大吉の下に駆け寄ることなんてなかったなかったんだろう。

描かれてはなかったけど、きっと駆け寄った後、りんは大吉のスラックスをぎゅっとにぎったんだろう、と想像してしまう。 

投稿 : 2023/06/17
閲覧 : 863
サンキュー:

19

ネタバレ

ERRUE さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

もっと評価されるべき

「子供は『ホンモノの家族』の傍にいるべき」という言葉が戯言だと証明してくれる良い作品ですね。

自分が父親・兄弟からのネグレクトを受けた事があるから余計にそう思うのですが、子供にとって一番大切なのは『親がホンモノかどうか』では無く、愛情を注いで育てられる人間なら誰でも良いと思います。

今作の母親の様に、軽いノリで子供を産んだ挙句、リンの話が全て『三人称視点の他人事』で済まそうとしている。

主人公は見た目は頼り無さそうなオジサンであるが、彼の行動にここまで感動を覚えるのも久しぶり。血が繋がっていなくても、例え苗字が違っていたとしても、子供と笑いながら和気靄靄と話せる仲こそ『本当の家族』であり家庭にとって一番大事な事だと感じました。

家族とは何か?子育てで重要な事は何か?親になる覚悟って何なのか?親戚付き合いの大事さを再認識させられる。もっと世間に知って貰い評価されるべき作品です。

投稿 : 2023/04/18
閲覧 : 109
サンキュー:

4

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

現時点でのアットホーム代表作品です!

序盤は親の死を経験したりんちゃんだからこその
素朴な疑問とか死に対する恐怖心が伝わってきて
私の涙腺を小突いてくるんですよ( •̥╶ •̥` )

繊細なお話なだけあって、
絵は簡易的ですが声やセリフや動きなど
細かな表現による心情の伝え方が素敵です。

個人的に印象的だったのが、
{netabare}りんちゃんの実の母親でありお手伝いさんでもあった
吉井さんに初めて大吉が電話をかけた時です。
「吉井さんでしょうか」の問いに返ってきた第一声が
「え?あ、はい。」で、その後の話し方からも
おじいちゃんの言っていた母親としては成熟していない
という意味が何となく伝わってきます。
こういうのって上手く言えないけど、凄いな!って。
{/netabare}

{netabare}りんちゃんのお熱回ではしんどそうで
心配と不安に潰されそうな大吉を見てると
私まで泣きそうになりました。{/netabare}

唯一気になったのが、
小学生になったりんちゃんとコウキ君が
お迎えを待つ施設のような所にいた女性2人組の声。
あれは何だったんだ、あの違和感しかない話し方、、

コウキ君ママいいポジションでした♡
{netabare}少し頬を赤らめるシーンもありましたが、
子供がいる大人達の恋模様を作中に混ぜてないのが
個人的にとても好印象でした。
お陰で大吉とりんちゃんのアットホームな空気を
素直に楽しむことができてホッコリ。
{/netabare}

りんちゃん、大きくなっても変わらずその可愛い笑顔で
「大吉ーーーっ!」と呼び続けてあげてね( •̥-•̥ )

投稿 : 2023/02/23
閲覧 : 139
サンキュー:

11

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ほのぼの

第1話を見た時にはめちゃめちゃ感動系に寄せてるのかとおもったけど
ちょいうるっとする子育て系アニメでした、
ドラマ化もしたのかな?
ばらかもんとかであいもんみたいな日常系が好きな人には刺さりそう
子供が子供らしく描かれていて登場キャラも萌でなくかなりリアルに描かれてるなあと思った
主人公のキャラにかなり好感持てた
めちゃめちゃ良い奴やんって

投稿 : 2022/10/06
閲覧 : 132
サンキュー:

6

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

仕事の時間は自分の時間ですし、子供との時間も自分の時間なので。大事な

子供ってホントすごい存在。って思わされる、暖かい家族のお話

職場もホント理想だし、主人公の人柄がいいからか、周囲にも恵まれてる

コウキくんもお母さんもホント素晴らしいし、リアルな家族感がすごく良い物語

これゎ世のお父様方に是非見てほしいかなw

子育てって大変。ってのもわかってほしいけど、なにより、この可愛い成長を共に味わいたいと思ってほしい

ラスト1枚が最高な作品

投稿 : 2022/08/13
閲覧 : 128
サンキュー:

5

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いくら可愛くても育てるのは大変ですよね

 原作マンガは未読です。アニメと比べて原作のほうに否定的な意見が多いという珍しい作品ですね。原作の前半部分(肯定的意見が多い)だけがアニメ化されているようです。
 
 祖父の葬式で6歳の隠し子がいることが判明し、引き取って育てることにした30歳の独身男ががんばるお話です。収入も家もあるとはいえ、6歳児の育児はそれなりに大変で、色々な人たちの手助けを得ながら奮闘する様子を丁寧に描いています。といっても育てられる女児が賢くて良い子なので大きなトラブルに見舞われたりはしません。平和な日常系って感じのストーリーでした。
 主人公はごく普通の会社員で、能力も社交性もそこそこで、感情移入しやすい人物になっています。育てられる女児と、保育園で出会うシングルマザーの2人は美形かつ賢明で優しく天使そのものです。主人公やその他のキャラクターがかなりリアル寄りなのでこの2人がダブルヒロイン(?)という感じで引き立てられていました。
 声優は主人公の演技がとても良かったです。またヒロインの女児の声はリアル子供が担当していますが、とても上手だったと思います。オープニングソングを歌っている歌手2人がゲスト出演していますが、なんじゃこりゃでした笑

 作画はイラスト調で見やすいものになっています。多分原作よりも一般受けする絵なのではないでしょうか。音楽はオープニングがこの作品のために書き下ろされた曲らしくアニメにマッチしていてとても良かったです。

 ほんわかした気分で見れる作品です。あと育児経験のあるおっさんは見ると懐かしく感じるかもしれません。私の場合、カミさんが3週間入院した時があり、その間子供らを近所で交代で預かってもらったことがあります。子育ては周囲の協力があってのものだと痛感したのですが、その時のことをちょっと思い出しました。

投稿 : 2022/04/17
閲覧 : 187
サンキュー:

4

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おはなしにうさぎドロップは出てきたかな?

これも前に見てかんそう書けなくって
☆で点数だけつけてたおはなしだから
よく覚えてなくってまちがってたりしたらゴメンね^^


ひとりぐらしのおじさん。。ダイキチさんが
6歳のリンちゃんをひきとって
そだてようってするおはなし

OPはこのおはなしのあらすじじゃないけど
こんなおはなしなんだヨってよく分かる

水彩絵の具でかいたみたいな
絵本みたいな絵がかわいいかった♪

にゃんはときどき泣いちゃったしおもしろいところもあったし
恋愛になるのかな?って思うところもあって
あとリンちゃんのママってどんな人?とか
いろいろなおはなしがあって終わりまでたのしかった♪

{netabare}
はじめて会ったとき
ダイキチさんはリンちゃんがかわいくてかわいそうで
きっとほかの人じゃダメだって思ったのかな?
ダイキチさんのやさしい気もちがつたわってきた☆

いっしょにくらして
ダイキチさんは自分のお仕事もかえてもらったり

みんなにいろいろ言われたりしてもがんばって
リンちゃんが病気になったときとか
すぐにリンちゃんのこと考えて一生けんめいで
すごいなぁって思った☆

でも
ダイキチさんがリンちゃんを
愛して育てようってするだけじゃなくって
リンちゃんもダイキチさんが好きで
何かしてあげたいって思ってるなぁって。。

だからダイキチさんのことがどんなに好きでも
お父さんってよばないのかなって。。

2人とまわりの人たちの毎日のおはなしで
すっごいかわったこととかなくって
そんなに感動したりしないけど

でも歯がぬけたおはなしとかは
あ。。そう言えばにゃんも
ぐらぐらしてた歯がいやだったなぁ。。とか

カゼをひいたときのおはなしとかって
夜にパパが病院につれてってくれたっけとか
思い出したりした^^
(今はそんなに心配してくれないけどネw)
さいごはふつうに終わっちゃったね
{/netabare}
でも
つづきがあるみたいだから
2期があったら見たいなぁ☆

投稿 : 2022/03/14
閲覧 : 1478
サンキュー:

254

Kei さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良作

戦闘物に疲れた人に最適
普通に良かった。

投稿 : 2022/02/26
閲覧 : 180
サンキュー:

3

ぽにぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

心温まる良作

子供と向き合うことで大人も成長できる。誰かと囲む食卓って温かい。そんなことを思い出させてくれる作品。
ノイタミナは本当に信用できる。

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 164
サンキュー:

3

ネタバレ

merolin08 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

親になるということ

 最近、昔見たアニメでギリ見返してこなかった作品を発掘するのにハマっております。「うさぎドロップ」、ふと思い出して10年くらい越しに見てみました。良かったぁ…。

 キャストも作画も音楽も無論文句なしですが、この作品はなんといってもストーリー。10年経てば、そりゃあ感受性も変わってくるもんで、まだまだ若僧ですが少しは親の目線を理解した上で見れたのかなと思います。
 子供って大人が思ってるよりもずっと、色々なことを感じて考えてるんですよね。よくある表現ですが、親が子供を育てているようで、ある側面では逆に親が子供に育てられているところもあって。勢いで2人暮らしを始めたりんと大吉も、次第にお互いがかけがえのない存在へと変わっていきます。りんを引き取ったことで生活が目まぐるしく変化していく大吉。そのことに100%ポジティブな感情は持てずに悩みながらも、会社の先輩やママ(パパ)友、りん自身との時間の中で育まれていく親子の絆が、全編を通してとても繊細に表現されています。個人的に思うこのアニメを象徴するセリフ、10話のコウキママの {netabare}「ダイキチさんがいればりんちゃんは大丈夫なんです」。ここ良すぎて号泣しちゃいました笑。大吉はりんのお父さんじゃないけど、大事なのは肩書きなんかじゃなくて、2人で歩んできた時間は確かに2人を本質的な家族にしていると。コウキと2人だけで、人一倍子育てには苦労してきたであろうコウキママが教えてくれるこのシーンが素敵すぎて大好きです。{/netabare}

 余分な恋愛要素とかも一切なくて、基本的にはほのぼのしたハートウォーミングな世界、その上で親になるとはどういうことなのか、少し考えさせられるような絶妙なバランスが素晴らしかったです。あとどうしても言いたい作画のあれこれを一つだけ、デフォルメりんちゃんがスーパー可愛い。
 こんなご時世で疲れ切っている「大人」の皆さんにぜひオススメしたい作品です。親子の愛情でハートがウォーミングすること請け合いですよ♡

投稿 : 2021/12/22
閲覧 : 211
サンキュー:

5

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まったりほんわか

家族になること、子供に親にさせてもらうこと。見ていてまったりとそれでいてほんわかと温かくなりました。
子供がいると自分の時間が無くなって、そりゃ苦労することも多いけど、子供がいることでどっしりと安心できるそんな空間が生まれるような気がします。子供の存在感は大人以上に大きくて重いのかもしれません。
良い作品でした。

投稿 : 2021/10/25
閲覧 : 263
サンキュー:

10

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一緒に暮らそう

原作既読

親子愛に触れられるとのことで以前から職場の子に薦められてたんです。
あにこれでの評価も高い。原作最後までではないものの一区切りつけて…正確にはキリのいいところで閉じたアニメ版ノイタミナ枠全11話です。
1クールでまとまっててしかも12話標準なところを1話少なかったりとお手軽感あり。ハートウォーミングなものに触れたい気分でしたら候補に挙げても損はないでしょう。

爺さんの通夜で親戚が一同に介した場所から物語は始まる。
死んだ爺さんには6歳になる隠し子がいて実母とは没交渉。たらい回しか?それとも施設か?という局面で、その子りん(CV松浦愛弓)を30歳独身河地大吉(CV土田大)が引き取ることになってからの奮闘記です。

たぶんシンプルな親子愛を描くだけならそれなりの評価は得られるでしょうが、あにこれのランキングでも2ケタ台におわす名作の範囲に入る作品です。しかも原作を完結まで追ってないにもかかわらず。
これには理由があって、そのうち登場する実母吉井正子(CV坂本真綾)が良い意味で複雑に描かれていることに代表される


 子育てで直面する様々な葛藤


が描かれているからであろう。 平たく言うと

 子供を育てる負のリアル
 子供と分かつ幸福のリアル

両面あるのでございます。別に子持ちじゃないとわからないって小難しいもんではないとも思います。

なんて言うんでしょうかね…
例えば主に野郎からの質問で回答しづらいのがこちら↓

 「結婚のどこがいいんですかね?」
 「子供苦手だしなんちゃらかんちゃら」

おおむね「うーん、おまえもなってみればわかるよ」お茶を濁すのが関の山。
ある意味このアニメが回答になり得るかもしれませんよ。私は引き出しの一つにしちゃいます。

これから視聴される方はシンプルに考えてみてください。
産んだ我が子を相方に預け距離を置くなんて、通常なら悪役まっしぐらなところをそうはなってないことについて。

もちろん物語の中心は大吉とりんとの掛け合いです。
母子手帳すら初めて見るところからの子育てなんて想像を絶するのに。お腹にいる時から相方と一緒に親になる準備を進めていくはずなのにそれすっ飛ばしてますからね。だから奮闘記。そしてリアルということは画面を通して真剣さが伝わってくるのです。
間違いなく良作の部類でしょうね。迷わずオススメできます。



※ネタバレ所感

■女の子から○○へ

リアルな葛藤描写とおとぎ話的なミラクルが入り込んだ物語なのかもしれない。

{netabare}従姉妹でりんと同い年の娘がいる前田春子(CV植田佳奈)は旦那の実家暮らしや子育てに疲れこう言う。

「別にね。強くなんてなりたくなかったのに。」「ずっと女の子でいたかったのに」

転じて、りんの実母吉井正子は働き過ぎなところを案じられたところにこう返す。

「女の子じゃないもん。漫画家だもん。」

“女の子”に次の段階があるとして、育児や家庭のことそして仕事だったり様々だけど、決めた覚悟も時にはぐらつきながら葛藤しながら歯を食いしばる元女の子ってことでは共通している。正子のとってきた行動は誉められたもんではないだろうけど理解に苦しむ思考も多々あるけど、ここまで身を削らんばかりの覚悟を示すことができちゃうのがお腹を痛めたってことなんかもしれません。自分男なのでそのへんよくわからんけどたぶんね。
断言していいけど子供に対しての覚悟っぷりで母親には勝てない。その母親に言わせると父親は気合が足りない、と。たぶんこれは創作だから、大吉がこれだけ覚悟を決められるってのがミラクルだと世の男どもは思い英雄視するわけであります。世の女性もそう思うかも。{/netabare}


■PUFFYときたか!

放送当時2011年時点でさらにその10年ちょっと前に奥田民生プロデュースでシーンを賑わした女性デュオ。本作のOP「SWEET DROPS」を担当。
らしいというかPUFFYっぽい力の抜けようでいい感じ。そのうえ歌詞が作品世界にすこぶるあってる。
本放送からさらにプラス10年で2020年だったりするわけでなおさら懐かしさ全開でPUFFYに目が行くところをじっくり何回も聴いてたらすこぶる良い楽曲に心奪われるという結果に(笑)

作詞・作曲 - 鈴木祥子になんとなく引っ掛かりが!

レビューはお終い。関係ないので畳みます↓

{netabare}その昔“ガールポップ”なんてムーブメントがあって雑誌なんかもありましてね。80年代最後期~90年代半ばが最盛期。安室奈美恵他TKプロデュースのシーン席巻で下火になったような…
有名どころでは大黒摩季、森高千里、CHARA。アニメとのタイアップなんかでも永井真理子、森川美穂が有名です。その一角にいたのが鈴木祥子さんでした。持ち歌聴いてみたら聞き覚えありました。
このなんと言ったらいいのかヒット曲ありーのメジャーどころでもなく、1曲どかんと売れた浜田麻里、平松愛理、久松史奈、久宝留理子あたりの「うわー懐かしー」枠でもないところをひっそりと好きだった人ってけっこういらっしゃるんじゃないかしら?

私の場合筆頭、谷村有美を始め加藤いづみ、遊佐未森、種ともこ、佐藤聖子、井上昌巳はよく聴いていた気がします。あと古内東子。
みんなシンガーソングライターか最低でも歌詞を書ける人ばかりだったような違うような。だからなのか一曲一曲世界観ができてる感じ。音作りも気合入ってましたよ。
このOPに使われた楽曲もご多分に漏れずその系譜だなぁと妙に納得してしまったわけでございます。

↓懐かしさついでに心震わせた楽曲群を書き留めとこ
{netabare}谷村有美:選べんがあえて「今が好き」「たいくつな午後」「Second Love?二番手の恋?」
加藤いづみ:「髪を切ってしまおう」「好きになって、よかった」
遊佐未森:「地図をください」「夏草の線路」
種ともこ:「スナオになりたいね」
佐藤聖子:「Jasmine」「悲しいだけの二人じゃなくて」
古内東子:「誰より好きなのに」「逢いたいから」
井上昌巳:「YELL!-16番目の夏-」「僕と別れてくれ」{/netabare}{/netabare}

こういうのうっかりようつべで聴きだすともうアウトね。止まらなくなる。



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.11.15 初稿
2021.09.14 修正

投稿 : 2021/09/14
閲覧 : 572
サンキュー:

42

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

子育ての苦労も喜びも、経験してみたくなるアニメ。

幼女が出るアニメは何かないか?
と、不純な動機で見つけた作品です。
そんな邪な私をどうかお許しください。笑

フタを開けてみれば、
とてもハートフルな作品で、
アニメを観た後、
即、原作漫画も購入しました。

どうやら私は、
男親と子ども(あるいはそれに近いシチュエーション)、
という作品に弱いようだ。。。

たぶん私自身に子どもがおらず、
なおかつ子どもが好きだからでしょう。
(↑性的な意味ではないよ。念のため。。w)

同じシチュで好きな作品と言えば、
「甘々と稲妻」や「かくしごと」が、
パッと思い浮かびますが、
上記2作に対し、
本作の主人公、ダイキチは、
りんの本当の父親ではないという点が、
大きく異なる。

30歳独身であるダイキチが、
突然、6歳の女の子、りんを引き取ることになり、
保育園探し、職場の異動願いなど、
生活が一変するような苦労や戸惑いを抱えつつも、
りんの事を中心に考え、
りんの幸せのために奔走する、
というのが大筋のストーリーだが、
子育てとは親の「犠牲」なのか?
という深いテーマがあり、
とても考えさせられるお話である。

りん役の松浦愛弓さんは、
当時10歳の子役だったそうで、
子どもの役を子どもが演じるのは、
個人的には好きな配役。

りんの子どもならではの不安定な心の機微や、
保育園から小学生に上がるにつれて、
成長していく様を見事に演じていて、
リアルな子どもの成長を眺めているような、
好感の持てる名演です。

{netabare}
最終話で、
乳歯が抜けるという、
子どもの成長には欠かせないイベントで、
アニメは終わりますが、 {/netabare}
こういう何気ない日常描写に、
ウルっとしてしまうのは、
演出のせいなのか、
歳のせいなのか。。。w

↓ちょっと雑談。
私自身、
同じくらいの甥っ子、姪っ子がいて、
前歯が抜けた子に、
「お、歯抜けじゃん!」と言うと、
これ見よがしにニッと笑ってみせる甥っ子がいたり、
恥ずかしがって手で口元を覆う姪っ子がいたり、
実に反応が様々で面白いものです。

6歳くらいになれば、
とっくに感受性は豊かで、
大人とも対等に会話ができるもので、

自分「最近アニメ何みてるー?」

甥っ子「じゅじゅちゅかいせん〜」

自分「えー?こないだまで鬼滅だったのにもう乗り換えたの?」

甥っ子「きめつ2期もみるよ!」

自分「ゆるキャン観てみなー、面白いから」

甥っ子「なにそれ、しらなーい」

自分「女の子がキャンプするの」

甥っ子「ふーん。。。(興味なさげ)」

と、
こんな不毛な会話でさえ、
対等にできるようになったことで、
子どもの成長を感じられるというのは、
自分の子ではなくても、
嬉しいし楽しいもの。

ダイキチが、
様々な困難に戸惑いつつも、
りんの成長を間近で見届け、
それを喜びと思えるのは、
実にステキな親心と言えるでしょう。

私自身、子育ての経験は無いが、
子どもを温かい目で見守りたくなる、
(↑性的な意味ではないよ。2回目w)、
そんな作品です。

ちなみに、
とうに知られた話だと思うので、
書くまでもないかもですが、
アニメ化されたのは、
原作全10巻のうち、4巻の子ども編まで。
5巻からはリンの高校生編が始まり、
あっと驚く結末を迎えます。

気になる方は、
書店へどうぞ。笑(←しつこいw)

投稿 : 2021/09/07
閲覧 : 196

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ありふれた平凡な日々が幸せな日々だと気づくとき

この物語は全編にわたって温かい雰囲気を感じます。
ごく日常のありふれた日々を描いているだけなのに、とても幸せな気分になります。
ありふれた平凡な日々の中にある幸せを、あなたも発見するでしょう。


30歳の河地大吉(かわち だいきち)は衣料品メーカに努める仕事に熱心な独身男性。
その大吉の祖父が亡くなった際、祖父に6歳の隠し子がいることを知ります。
鹿賀りん(かが りん)は祖父の隠し子。亡くなった父親以外に知人がいないため、葬式の最中はいつも怯えていました。

葬式も終わり、りんの引取りを誰にするかを親族で話し合われますが、誰もりんを引取ろうとはしません。
このままでは、りんは児童養護施設へ送られてしまう。
りんの寂しそうな顔が気になった大吉は、勢いでりんを引取ります。

それから大吉とりんとの生活が始まるのです。


子供を育てるということは、とても大変なことです。
毎日保育園への送り迎えをしなければなりません。もちろん残業などできません。
食事を毎日三食与えなければなりませんし、衣服や学用品も準備が必要です。
そして、子供が風邪をひくと、仕事を休んで看病しなければなりません。

大吉は残業がない部署へと異動し、懸命にりんを育てます。
自分のことよりも常にりんのことを第一に考えて行動するのです。

大吉はお世辞にもハンサムとはいえません。
大吉の住む家も古びた狭い家で、立派な家具があるわけでもありません。
もちろん裕福な暮らしではありません。

でも、りんは、大吉といると凄く幸せそうな顔をします。
大吉と一緒だと、りんは安心できるのです。
自分を守ってくれる人がそばにいると、りんは笑顔になります。

大吉も、いつのまにかりんが、かけがえのない大切な存在へと変わりました。
りんは大吉にとって天使のような存在です。
りんと一緒にいることが幸せだと感じるようになったのです。

大吉とりん。二人は正式な親子ではありませんが、誰もがうらやむ仲の良い親子です。


親にとって子供は天使のような存在です。
どんなつらいことがあっても、子供の笑顔を見ると癒されます。
このアニメを見て。私は子供が幼かった頃を思い出しました。

投稿 : 2021/07/29
閲覧 : 497
サンキュー:

30

みたらし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

心が荒んだときに見ましょう。

独身男性と女の子のハートフルコメディ
リンちゃんの可愛さに癒やされ、
ダイキチとリンちゃんのやりとりに
うるっとなり、心洗われる作品です。

作画、音楽なにをとっても
優しく温かい要素で構築されています。

家族の大切さや愛情について
再認識させられる作品です。

大きなストーリー展開はありませんが
個人的には間延びすることなく見れました。
リンちゃんとダイキチがどうなったのか
続きが気になる作品です^^

ダイキチのパパっぷりが最高です。

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 196
サンキュー:

6

バサラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白い!!

兎に角りんちゃんが可愛いです。
続きが気になりますが原作のストーリーは…なのでアニメはここで終わりで良いと思います。
でもアニメでもっと二人のほんわかするエピソードがみたかった。

投稿 : 2021/03/27
閲覧 : 205
サンキュー:

4

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ただの「ほのぼの系」と思う事無かれ!

原作未読。キャッチさんからの紹介で視聴。

物語は、不器用な独身男としっかり者の少女の物語。
主人公・りんちゃんの声優は天才か?りんちゃんの魅力を見事に引き出していると思います。
キャラは主人公・大吉とりんちゃんは勿論、周囲の人たちも魅力的な人たちが多いです。
作画は、とても綺麗で見やすいです。Aパートの水彩画っぽい絵も良いです。
OP・ED曲とも作品のイメージに合っています。

というわけで、即、お気に入りに決定しました(笑)

作品のジャンルとしては間違いなく『日常ほのぼの系』なんだけど、ただの日常ほのぼの系で終わらない所がこの作品の一番の魅力かな。
親子や家族、社会についてなど、色々考えさせられる事もあったし、涙なくしては見られないシーンが多いのも本作の魅力だと思います。

{netabare}
ここからは本当にネタバレになるので、未視聴の方はスルーして下さいね。
{netabare}
第10話は神回でした。
『子供って本当に困った時、自分を助けてくれる人にくっ付くんです』
おじいちゃんの葬儀の時、りんが一番困ったのは周囲の大人たちが自分を施設に入れる相談をしていた時。
その時りんに手を差し伸べたのは大吉だった。
大吉と暮らす事を選んだりんは、大吉におじいちゃんの面影を感じただけでは無かったんだ。
何て深い物語なんだ・・・!
{/netabare}
{netabare}
仕事と子育て。誰もがぶつかる問題だろう。
仕事を選んだ正子。
子育てを選んだ大吉。
駆け出しで一番大事な時期だった正子。
会社で実績を上げていた大吉。
大吉は事情を説明すれば会社側も認めざるを得ないだけの環境があったんだろうけど、正子にはそれが無かった。
もっとも、大吉も残業の少ない部署に異動したため収入が減って大変なんだろうけど・・・。
仕事と子育て。自分の時間やライフスタイルと子育て。
色々と考えさせられると同時に、改めて両親に感謝の念を抱いた作品でした。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2021/01/18
閲覧 : 846
サンキュー:

97

ネタバレ

こま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

共に成長していくアニメ

交際から結婚、そして出産をぶっ飛ばしていきなり子育てをするアニメですね。
主人公のダイキチは30歳の独身男性。
どれだけ仕事で残業しようが、どんなものを食べようが、稼いだお金をどう使おうが誰からも咎められない自由な人生を送っていたのが、りんを勢いで引き取ることとなり、それまでの人生が一変してしまう。
りんの成長はもちろん、ダイキチも四苦八苦しながらも共に成長していく物語。
温かさを与えてくれて、家庭や子育てについて色々学ぶことができるのです。
決して綺麗なことだけを抜き取っているわけではなく、育児放棄なども描かれているので考えさせられることもあります。
りんの母親、吉井正子を嫌いだという人は決して少なくはないはず。育児放棄はさすがにね。
でも、子供を車内放置して遊びに行く両親なんてニュースでよく聞く話です。
子供に暴力を振るうなんてニュースでよく聞く話です。
否定したとしても決してなくなることはありません。
そう考えるとリアルでもありえる話なのかとなんだか悲しくなってしまうのですね。
けれども、それを補って余りあるくらいにダイキチとりんが共に成長していく姿には心を温めさせられてしまうのです。

余談、実写化もされてます。
ダイキチ役を松山ケンイチさん。
りん役を芦田愛菜ちゃん(当時7歳)。
結果は{netabare}原作をぶっ壊した酷いデキ、だそうです。{/netabare}
最後に、{netabare}もうコウキママと結婚してください、ダイキチさん。と思ってしまった人は僕だけじゃないはず{/netabare}

投稿 : 2021/01/16
閲覧 : 263
サンキュー:

22

ネタバレ

みゃあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2011年夏のお気に入り(ベスト作品)

原作未読です。

第1話を見て引き込まれた。といいますか、冒頭の数分でその絵と演出の素晴らしさに引き込まれた。とても素敵な絵です。この作品の魅力の一つです。

祖父が亡くなったことで祖父の元にいた祖父の隠し子小さな子供のりんは孤児となった。親族は誰が面倒みるのか、施設へ入れるかと話がそっちへ向かっていく。

祖父への最後の声かけでりんが祖父に供えた花は祖父の好きな花だった。

一人で静かにしているりんの行動を見ていた独り身の祖父似の大吉は、思わず「うちに来るか」と声をかけてしまう。
結婚経験もなく、仕事もでき頼りにされている男にいきなりできた同居の子供。その生活は決して簡単なことではなかった。


子供のりんの可愛らしさ、大人の大吉の大人としての魅力(けっしてイケメンでもないがりんの為に考え実行する行動力、その努力がとても魅力ある人物)、人の物語として楽しく、家族を守るために動く大吉にまたハラハラしたりする。つい感情移入してしまう。物語の展開は最終回を目指して不必要なものは入り込めないほど充実している。

子供は突然病気になる、おねしょもする。保育園の送り迎え、職場にも理解を求めなくてならない。自分が疲れても代わりはいない。そうして二人が家族となっていく。

りんが良い子過ぎて可愛いので放送時には子供が欲しくなったという声も多かったな。(2016年の今なら甘々と稲妻を見てそう思うようなものか)

監督は亀井幹太。このアニメが監督デビューとは思えないほど出来が良いアニメでした。OP,EDの絵も独特の雰囲気があって、良い時代の「ノイタミナ」作品だったと思います。

私がブルーレイディスクを初めて買ったアニメになりました。
家族で見ることが出来る作品。ゴールデンタイムに再放送すれば良いのにね。

最後に ー以下にはこのアニメに対して理不尽な批判が行われたことに対して思うことが書いてあります。興味なければ、スルーしてください。-
{netabare} このアニメに対しては原作の終盤の展開を持ち出して批判する文章も沢山見ました。でも、このアニメはこれで終わりです。続編はありません。原作を持ち出して批判する意味が分かりません。原作は原作、アニメはアニメ、映画は映画です。その作品それぞれを批評すればよろしいのではないでしょうか。 {/netabare}

投稿 : 2020/12/30
閲覧 : 314
サンキュー:

10

ネタバレ

ftdCU91959 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ほのぼの系アニメ

子育てをテーマにしたアニメ。

子育てになれないながらもリンのことを一番に考えるダイキチの行動、そしてリンとダイキチの何気ない会話のやり取りに感動しました。
子育てしたことがある人ならおそらく泣ける話になってると思います。

投稿 : 2020/12/13
閲覧 : 272
サンキュー:

11

すぴりっと さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ハッピーエンドで良かった

とても良いお話でした。
子供が笑っていられる作品というのはほぼ無条件ではなまるあげたくなっちゃいます。

欲を言えばあと2クールぐらい観たかったです。
あの後どうなるのだろう。
これって原作あるのかな?
完結してるのかな?

ちょっと検索してみようそうしよう。

投稿 : 2020/11/14
閲覧 : 260
サンキュー:

9

たき さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おもしろい。

名作です。

投稿 : 2020/11/12
閲覧 : 214
サンキュー:

4

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

子供が正しく成長するための第一歩は、親が正しく成長すること

原作は未読。でも有名な作品ではあるので、ラストの展開がかなり賛否両論あるとかそういう情報は入ってきてます。

今作で一番重要だと思った点は、親は親になる覚悟があるのかということですね。
ただ子供を生んだだけでは親とは言いません。子供が生まれると、それまで自分のために使えていたお金や時間を子供に回さないといけなくなります。大事なのはこのことに対する心の持ちよう。
子供のために自分の時間を使うことを幸福と捉えるか、それとも子供のために犠牲になる自分を憐れむのか、私自身はここが子育てにおいて最も重要なポイントなのではないかと捉えています。

主人公の大吉がりんに対して向ける姿勢はどうでしたか?彼らは直接的な親子関係にはありませんでしたが、その関係性はまさに真の親子そのものでした。それは大吉がりんに対して自分の時間を使うことに対して、なんら悲哀の感情を抱いてなかったからだと思います。ただただ日々りんが成長していく一分一秒を間近で見届けることに幸せを感じていた彼だからこそ、りんも心を開いてくれたのだと思います。
逆にいくら直接的な親子関係にあったとしても、これが出来ていなければ本当の親子とは呼べないと思うんですよね。残念ながら世の中には表面上は子供のためを謳いながら、その実自分が満足するために子供の教育を実行している人々が散見されます。全員が全員ではないでしょうが、こういった家庭は心を開いた親子関係を構築できないのではないでしょうか。子供って意外とそういうのを感じ取れるんですよ、特に成長するに従ってその異質さはよりはっきりと見えてくるんです。

私自身はまだ親の立場には立っていないのであまり偉そうなことは言えないかもしれませんが、本作を通じて学んだことを後学として活かして
いきたいですね。

しかしりんの等身大の子どもの姿が実によく描かれていた作品だと思います。本当に見てて可愛かった・・・。特に毎回描き分けられるEDのイラスト、素晴らしかったですね。
胸の温まる作品ですので、そういった作品が好きな方は是非一度目を通されることをお薦めします。

投稿 : 2020/11/03
閲覧 : 242
サンキュー:

26

フィコンパ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

自分には足りないかな?

まだまだ続きが有るのに是非観てみたいですね。
子供の面倒はした事は有ります。ですが楽な事ばかり。
実際に抱えたらどうなるか?
友達にも何人かいますが連絡すらとりずらい位ですからね。
子供が要る責任かスケールが大き過ぎますね。こんな話数では収まらない位に。

投稿 : 2020/10/03
閲覧 : 208
サンキュー:

5

ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作を上手くアニメ化した好例だと思います

<2018/11/28初投稿>
リアタイで観てました。
原作は最近まとめ買いして一気読み。
今回はその記念レビューです。

つくづく思ったのは「子育て大変だわー」

主人公ダイキチは衣料メーカーに勤める30歳独身彼女なし。
ひょんなことから祖父の娘"りん(6歳)"を引き取り、一人で育てることに。

そんなダイキチの子育て奮闘記です。

ダイキチはガタイが大きく、人当たりはいいものの不器用で「女性と子供」が苦手。
朴訥キャラです。

りんは幼いながらしっかり者で趣味嗜好が年寄りじみてる。

ダイキチはりんを育てるためにいろんなものを"犠牲"にしたり、"妥協"したり。
でもそれは犠牲なのか?妥協なのか?
と自問自答したり。
毎日いろんな葛藤と闘い続けるのでした。

そうした日々の奮闘が一つ一つ丁寧に描かれた作品です。

人の親になるということ
人を育てるということ

そういったことについて考えてしまいました。

そんなこと書くと、子育て経験者の方から
「りんみたいな手のかからない子なら楽だよ。普通の子育てはもっともっとしんどいよ!」
と叱られてしまいそうですが 笑

あと、りんの"こどもの可愛さ"がうまい加減で描かれてますね。

あまり他に類のない、ユニークな子育て漫画です。

アニメの感想はここまで。
漫画原作のことにも少し触れておきます。
重大なネタバレを含みますので「原作未読の方」は閲覧注意!

アニメでは原作の4巻まで、りんの幼少期、小学一年までが描かれてます。
{netabare}
原作ではその10年後、高一になったりんと40歳になったダイキチのお話に続いていきます。

一言で言えば、りんが大学入学後に、りんとダイキチは結婚します。

アニメのみ視聴された方は「なんで?」と思われるかもしれません。
ネットの評判でも賛否両論のようでした。

でも、私は自然な終わり方だな、と思ってしまったのです。
だってこの漫画、最初っから
「"枯れ専"のりんがダイキチを追っかける」
話に思えたから。
{/netabare}

そういう雰囲気が感じられたんですよね。

以上、読書感想文でした。

投稿 : 2020/07/16
閲覧 : 623
サンキュー:

60

ソース さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

ほのぼの

なんて心が暖かくなる作品なのでしょうか
最高です

投稿 : 2020/07/11
閲覧 : 245
サンキュー:

8

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うさぎドロップのストーリー・あらすじ

俺がりんを育てているのか、りんに俺が育てられているのか――?30歳の独身男ダイキチは祖父の葬儀で見知らぬ6歳の女の子りんと出会う。実は祖父の隠し子であることが分かり驚愕するダイキチ。親戚たちがりんを引き取る話し合いのふりをしながら互いに責任を押しつけ合う中、見兼ねたダイキチは勢い余ってりんを引き取ることを宣言するが・・・(TVアニメ動画『うさぎドロップ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年夏アニメ
制作会社
プロダクションI.G
主題歌
≪OP≫PUFFY『SWEET DRIPS』≪ED≫カサリンチュ『High High High』

声優・キャラクター

土田大、松浦愛弓、大原さやか、酒井乃碧、植田佳奈、須藤菜々子、坂本真綾

スタッフ

原作:宇仁田ゆみ(FEEL YOUNG/祥伝社)、 監督:亀井幹太、シリーズ構成・脚本:岸本卓、キャラクターデザイン・総作画監督:山下祐、フロップデザイン:秦綾子、美術監督・美術設定:立田一郎、色彩設計:田中美穂、特殊効果:村上正博、撮影監督:田中宏侍、編集:植松淳一、音響監督:若林和弘、音楽:松谷卓

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