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「ヨコハマ買い出し紀行(OVA)」

総合得点
67.5
感想・評価
110
棚に入れた
479
ランキング
2357
★★★★☆ 3.7 (110)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.9
キャラ
3.8

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ヨコハマ買い出し紀行の感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日常系の先駆の直接的な作品。

 日常系の先駆といっていい作品は無数にあるが、90年代に作られた本作はかなり「aria」などの静謐さを大事にする日常系の直接の先祖と言っていいだろう(もう一つの潮流は「あずまんが」から続く4コマ美少女系)。殆どプロットというもの起伏もない、ただ静かに余白を楽しむようなこの価値観は油絵に対する水墨画のように日本人ならではの魅力だろう。


 あと、音楽がまんま「aria」なところがあって、本作を参考にしてる部分がかなりあるのかもだなぁ。

投稿 : 2022/12/13
閲覧 : 244
サンキュー:

5

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

私はロボットで良かったと思う。いくらでも待っていられるから。

投稿 : 2022/07/27
閲覧 : 114
サンキュー:

1

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

こういう作品は評価に困る

こういう特殊設定の主人公視点で描く穏やかな日常作品ってなんていうんだろう?
情緒溢れる?感じで良かったんだけど、こういう作品は評価に困るんだよな。

もっと廃れた横浜を中心に描くのかと思ったけど、街はずれに住む主人公を中心に描くから、横浜って分かるものがランドマークしかなかったのは残念。

投稿 : 2021/11/26
閲覧 : 173
サンキュー:

0

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ほのぼの描写と終わっていく世界観

キャラがロボットであり
この作品の世界が滅びに徐々に向かっているという世界観がまあ良かった

そういう描写が直接ある訳では無いが
OVAでのほのぼの描写がツボだった


どちらかといえば雰囲気アニメ
世界観と雰囲気を楽しむ作品だと思った

投稿 : 2019/11/30
閲覧 : 299
サンキュー:

0

ザカマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作業用・睡眠用 短編アニメ

ARIA的な性質をもっている
水の街というのも共通している

音楽や景気に癒やされるんだけど、2話しかないのが残念

投稿 : 2019/03/17
閲覧 : 440
サンキュー:

0

Aurum さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

珈琲ブレークって感じかな。

世界観はエヴァっぽくもあり、無邪気に創られた友引町にも見えたり...

主人公(?)は、時に草薙素子?と思わせてくれたり。

と、奇異にヨセようと書いたところは、そんな見方をしても面白いかも

という部分がありました、ということで。


視聴後に肩こりがとれそうな、そんな作品かな。

投稿 : 2017/11/16
閲覧 : 273
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

とても穏やかな終末世界

海面の上昇により、都市は水没し、人類の文明は衰退した。そんな世界にわずかに取り残された人とロボットの暮らしを描いた作品。

日に日にゆっくりと滅びゆく世界の中で、人とロボットは絶望するでもなく、ただ一つの方向にむかって流れる時に身を任せるように生活している。
この滅びゆく世界には、現代のお祭りのような世の中にない、穏やかな流れが存在している。
必然的に、超自然的に終わりに近づいていくこの世界には、太陽が沈む夕暮れの、温かな穏やかさが漂っている。

そんな、穏やかで平穏な世界は、もしかすると、お祭りのように騒がしい世界よりも正しいのかもしれない。

投稿 : 2016/09/11
閲覧 : 324

らん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良かった

原作の漫画は見たことない。

やさしい空気が流れているような作品だった。

世界観も気に入ったし原作を読みたくなった。

投稿 : 2016/08/05
閲覧 : 327
サンキュー:

0

kurosuke40 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

良い。二期の音楽から知ったが、一期の方が好み。

アルファさんと世界観の魅力を引き立たせる
アニメの背景美術に心躍らされたのは初めてでした。

愛ある作品やなぁ

投稿 : 2015/07/30
閲覧 : 333
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シニカルな絵本みたいなオハナシ

あにこれあらすじ
「エッセイのような語り口でノスタルジー漂う独自の世界観を描く。喫茶店のオーナーは、カフェ・アルファをロボットのアルファに任せてどこかへ旅立ってしまった。お店を経営しながらオーナーの帰りを待っていたアルファだが、ちょっと長めの旅に出ることにした (OVA『ヨコハマ買い出し紀行』のwikipedia・公式サイト等参照)」

あらすじにあるように、ロボットのアルファがちょっと長めの旅に出る話なのだが、旅と言っても何があるわけでもなく、わけがあるわけでもない。時代の果てにあるような荒廃した大地を、ただただ彷徨う話。何故ロボットなのか、オーナーはいつ帰ってくるのか、それもただ、分からずに、ぶらぶらとてろてろと、時間の概念なんて考えずに過ごしてゆく。その世界に黄昏て物思いにふけってポツリと呟く台詞。時々会う数人の知り合いと過ごす程度のオハナシ。

何て言うんでしょう。本作は人それぞれの感覚のそれ、に応じて違った角度に観えてくる作品に感じる。雰囲気自体が、エンディングテロップのような、物語そのものが余韻のような、特質したところとか、見所とか、そんなハッキリした輪郭なんてないような作品。でも、そんなところに何やら変な感慨を抱いてしまう。

ふと、絵本っぽいなとも感じた。よくあるじゃないすか、綺麗なのに皮肉が混じってる物悲しいやつ。ざっと言えばそんな感じ。ヘンテコと言えばヘンテコ。精巧と言えば精巧。どっちにも傾いてしまう危うさを備え、ある意味個性的な世界観を放ち、ある意味主人公アルファは無個性なのかもしれない。

無個性なアルファと取れば、この世界を映すものさしであるし、「私は多分、この黄昏の世をずーっと観ていくんだと思う」とのアルファの台詞が物語を閉口させ、半ば終わりを遠回しに伝え、物語は視聴者の中で膨張してゆき、アルファにも長い流浪の果ての悲しみを想像させる。簡略した情緒と、軽量なユーモア、シニカルな雰囲気。無駄ばかりあるようで、いらないシーンは一つもない。そんな美妙なオハナシ。

投稿 : 2015/07/11
閲覧 : 583
ネタバレ

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感動か、退屈か

1998年発売、安濃高志監督版全2話のみの視聴。後に作られた続編は未視聴。

たまたまふらっと立ち寄ったブックオフでこの作品のDVDを見つけ、金ないんでちょっと迷ったけど買った。

てろてろの時間と呼ばれる人類の衰退期の時代、そんな時代で喫茶店を営むロボットの女性:初瀬野アルファ(まともに喫茶店やってるシーンは少ない気がするけど)と少ない人間たちの癒し系アニメ。
そんな内容の作品

荒れ果て走る車も少ない道路
水に沈んだかつての住宅街
ある時は青く、明るく、またある時は美しく赤や紫に染まり世界を照らす空
現代と変わらず昼夜をくれる太陽、月。
そして衰退期に入りつつも悲観的でなく明るい人々。

そういった退廃的ながらも美しい世界を見守るように流れる風や海鳴りの音、静寂。

そんな世界の風景や景色、人々を、視聴者がアルファさんのそばにいるような感覚で一緒に旅したり、見つめたり。

そんな物語をただ「退屈」と思うか
一時の「感動」を覚えるかは視聴者次第。

私は創作で感動することは少ない人間なのだが、本作のラストエピソード、「ヨコスカ巡航」の最後、夕暮れから徐々に辺りが暗闇に染まっていくなかで、主人公が見る、
水の中に沈んだ住宅街の中からぽつぽつと灯りがつくシーンで強く感動した。

本当にその場にいるような感覚になった。

GONTITIの演奏するオープニング曲、エンディング曲、そして劇中ミュージッククリップとして流れるボーカル付きの曲「遠い町」と「風が吹いていた」も違和感なく作品にマッチしている。と思う。

美しい風景を見て「感動」とまではいかなくても
、なんだかなんとも言えない不思議な気持ちになったことのある方。がもしいれば全力でおすすめする。

下手くそな文章、読んでいただきありがとうございます。

投稿 : 2015/05/13
閲覧 : 472
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

懐かしいな

原作持ってます

投稿 : 2015/04/03
閲覧 : 239

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

☆ヒロインはロボット

古いのでどうかと思いましたけど
素敵なアニメでした。

とても癒される内容です(^_−)−☆~

どうやら人類滅亡が近いらしいですけど
ほのぼのしています。

ギターの音色が良かったです♪♪♪~

月刊アフタヌーン掲載

1998年3月発売

アニメーション制作/亜細亜堂

投稿 : 2015/03/14
閲覧 : 285
サンキュー:

0

ネタバレ

底辺生活者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

癒し系に見えて、実は恐ろしい世界

カフェ系超癒し漫画をアニメ化したもの。

◆実は恐ろしい、「ヨコハマ買い出し紀行」の世界

しかし「癒しマンガ」と言っても、実は、このマンガの世界は…{netabare}「地球温暖化で水没が進んでいて、人類の滅亡が目の前という、とても恐ろしい世界なのだ。

この「ヨコハマ買出し紀行」で漫画になっている部分は、地球にとって、「夕凪の時代」と呼称され、次に来る、「人の夜」という時代は、地球の陸地がほとんど水没し、人間がほとんど地球から居なくなっているという設定らしい。{/netabare}


私はこの「ヨコハマ買い出し紀行」の原作の超大ファンだったので、OVAもさらっと見ました。

アニメ版、普通に良く出来てたと思う。とても原作に忠実に描いてある。

でも、3.8点にしてしまうのは、やっぱり、原作の方が好きだから。

--------------以下余談

◆ARIAとヨコハマはかなり違う

昔からなのだが、「ヨコハマ買い出し紀行」と「ARIA」を並列して語る人を多く見かける。私のオタク友達もそうなのだが…
「ヨコハマ好きなら、ARIAもオススメ!」とか「ヨコハマ好きなら、ARIAも読むべき!」と、高確率でマンガ好きの人達から言われる。

しかし、「ARIA」と「ヨコハマ買い出し紀行」は、私個人は、全然違うと思ってる。

とにかく、雰囲気も絵も物語内容も、全てが違うと思うのだが…(私は「ARIA」は好きになれず途中で購読を止めている。)

「似てる」といわれてしまうのは、{netabare}ARIAのキャラ達が住む世界が水没した世界で、ヨコハマの世界も水没しつつある世界だから{/netabare}、「似てます」と言われるのかなあ?

◆ARIAとヨコハマの違い

{netabare}・「ARIA」は、ゴンドラに乗って働く女性の水上ツアーガイドたちの話であり、まったく、カフェ経営の話ではない。

・「ARIA」の世界観は、水の都フィレンツェを参考にして作られている。

・「ヨコハマ」は、まさに日本のド田舎が背景に使われている。

・「ヨコハマ」に出てくるアルファさんたちは、ロボット。主役のアルファは一人でいることが多い。静かなストーリー。

・「ARIA」に出てくる女性達は、生身の人間。

・「ARIA」と「ヨコハマ」は全然、絵柄も違う。

・「ARIA」の方は奇妙なコスチュームを着た女性ら(ツアーガイド達)がワイワイ出てきて、とても雰囲気が騒がしい。華々しい。

・「ヨコハマ」は、なんか陰気くさい (- -;)(人類滅亡カウントダウンの世界だから) {/netabare}

画像検索してみて、ヨコハマとARIAの絵を見比べただけでも、かなり雰囲気が違うのがわかる。

投稿 : 2015/02/03
閲覧 : 545
サンキュー:

1

シフォンアルティラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ARIAの雰囲気が好きな人にはお勧め

ARIAの原作者の天野こずえ先生が、こんな感じの漫画を描きたいとARIAが生まれた経緯がある本作。
原作では地球温暖による海面上昇、産業衰退、人口減少の社会も示唆されるが、本作は一昔前の懐かしい日常的な雰囲気が醸し出されてる。
音楽はOVAの続編では、ARIAの音楽を担当してるchoro clubなのでそれもARIAと雰囲気を似たものに感じさせるのだろう。
もし興味を持ったなら、全部でも二時間弱なので、寝る前に30分ずつくらいの軽い気持ちで見る事をお勧めします

投稿 : 2014/09/17
閲覧 : 390
サンキュー:

4

まめ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ARIAを見て思い出したので。

似た雰囲気だったので思い出して、
改めて視聴。

こっちは退廃した世界でのお話。
設定はこちらのほうが好きですね。

廃墟と化したかつての都市で
ゆったりと過ぎていく時間を、
環境音や音楽、感覚的な映像で
素敵に表現されています。

投稿 : 2014/08/16
閲覧 : 314
サンキュー:

1

ネタバレ

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

衰退する世界と文明の斜陽、その日暮れ時。終焉にある美しさが垣間見せる静けさとのんびりした時間を描いた作品。

栄枯盛衰の言葉通り、経済が衰退して力が失われているヨコハマ。国家は日本というものではなく、都道府県の呼び名であったものが国という形式で語られている。例としてカマクラも1つの国として数えられる。
道路は海からの潮で削られ崩落。水位の上昇により街は海に沈み、夜には誰のためにあるでもない街灯が水中で幻想的な灯りを燈し、水の中に住む人たちが建てたかのような街並が見る者の眼下に広がる。
子供が大人になったころには陸が海に飲まれてしまうので風景が一変するのだ。住んでいた人にとって、日を追うごとに見慣れたはずの景色も変わっていく。
ヨコハマは田舎となっていた。そこにはいつ人が来るかもわからないガソリンスタンドで、のんびりと生活しているおじさんの姿が。
近くで釣りができるほどひと気のない、葦が生い茂る草原の中に、白塗りのペンキで塗られた米風の一軒家があり、玄関にはカフェ・アルファの看板が掛けられている。
カフェ・アルファの「ロボットの人」、女性であるアルファさんは、オーナーである初瀬野さんを待ちつつ経営している。
コーヒーの半分くらいは自分で飲みながら。
近所には二人しかいない子供がアルファさんに顔をあわせるためにやってくる。近所の人たちは皆常連。半年ぶりに来ようが、一年ぶりに来ようが、たいていは常連だ。
知られているヨコハマの喧騒とは遠い、静けさとのんびりとした時間が流れている。
そんなアルファさんは、コーヒー豆が品切れする時、隣の国へと買い出しに向かうのである。バイクに乗って行くアルファさんにとっては、ちょっとした旅行だ。
それがヨコハマ買い出し紀行というわけだ。

世界観について(原作の設定部分も紹介として記載)
アルファさんは、「ロボット」というより、「ロボットの人」という形容が正しい。そこに住む人達も、他のロボットの人たちが会社で働いていようとも、物扱いするようなことはない。アルファさんの友人となるココネに対しても、恋心を抱く店員さんや、一緒に食事にでかけるOLなどもいる。アルファさん自身も、食べ物に苦手があったり、お酒が入ると陽気に踊ったり。
素朴な人たちの温かさや、ゆったりと流れていく時間がこの物語にはある。
攻殻機動隊の概念を持ち出せば、一体残らずロボットにゴーストがある世界であるし、なまじ人間よりある意味人間臭さがある。





今回、思い切り感想で。
{netabare}
原作漫画とアニメを比較検討することはあったにしても、アニメ作品は1つの作品として位置づけられるべきであるし、独立した評価にしなければ原作とアニメの評価ではなく、混同してしまうことになる。
作品の位置づけとしてよくあるのが、アニメ化される時、原作とは異なったコンセプトを位置づけて制作する監督がおり、賛否両論という形になる。よくすれば、リスペクトしつつも新しい視野を取り入れた作品ということができるし、悪くいえば、改悪した不出来な二次創作と評価することもできる。
今作品は、ベクトルとしては原作に忠実だという印象を受けた。つまり、原作を忠実にアニメ化しようとして制作されている。
にも関わらず、原作のようにヒットし、続編がどんどん作られていくことがなかった。つまり、原作は購入者側に受け入れられたが、アニメはそうでなかったということになる。
同じベクトルであり、同じ思想で作られている。では何が明暗を分けたのか。
音楽はARIAと同じ人たちが演奏してくれているし、(CDも購入)作りもかなり忠実に再現してくれている。
癒し系の音楽という意味では、何かがはずれていたのかもしれない。原因がいまひとつはっきりしないのだ。
自分は漫画はおろか、ポストカードやアニメまで購入したほどのヨコハマ好きなのだが、ひょっとすると声優さんがあっていなかったのだろうか。
IG辺りで、きちっと作り直してくれないだろうかな。
演出家の人も、原作が嫌いか好きかでいえば、好きだと思う。
原作を読んでいない人たちだけなら、ちょっと流石に売れない作りになってしまった。
歯軋りするほど残念だ。
原作の漫画を一式そろえることを是非お勧めしたい。{/netabare}

投稿 : 2014/06/21
閲覧 : 804
サンキュー:

13

takekaiju さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

静かな時を過ごせる癒し系

退廃した近未来の地球で、ロボットの“人”の「てろてろ」とした日々を描く物語(買い出しは決して関係ない)。

ストーリーの大半は、主人公である初瀬野アルファの何気ない出来事をたんたんと描いたものだ。ロボットという設定だが一般的なロボットのイメージよりも大分、というかほとんど人間に近い存在として描かれている。食べ物は食べるしコーヒーは飲むし、夜になれば眠る普通の人。ただし滅びかけている人間社会がそうさせているのか、アルファ自身がそうなのか、日々のちょっとした出来事に驚くべき綺麗な感性を持っているように感じた。

ゆったりとしたストーリーに合わせて、作画と音楽ものんびりとしたテイストだ。パステル調の絵は粒が細かく柔らかい印象を受ける。ところどころで使われるBGMは、優しいショーロ調で余計に時間の流れをゆったりと感じさせる。音楽プロデュースがゴンチチらしいので、その影響でしょう。

投稿 : 2014/01/12
閲覧 : 309
サンキュー:

3

おみや さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1998年作品だそうですが80年代を感じてしまいます。

監督はめぞん一刻に携わっているみたいですね。
ロボットが人間と共存している(自我がある)設定
ですが、ストーリーは主人公(ロボット)の日常を
描いています。
特に感じたのは、今のアニメに対して時間の流れが
圧倒的に遅い。これを感じてすぐに80年代を思いだし
ました。
20代の方には受け入れるのが大変かなと思いますが、
30代以上ならば何か感じることがあるのでは、、、。
設定にはツッコミ所たくさんありますが、久しぶりの
感覚がよみがえりました。

投稿 : 2014/01/06
閲覧 : 289
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

コーヒー1杯目

 なんだこれは…初め主人公アルファが拳銃を所持していたので物騒な話なのかと思いきや、ちゃんと平和じゃないか。びっくりさせやがって。
本当におっそろしく平穏な日々。アルファは起床してコーヒーを入れるのだが、彼女の家は喫茶店なので豆を煎るところから始める。うむ、実に旨そうなコーヒーだった。出来上がったコーヒーを飲みながら、ただひたすらぼーっとする。気が向いたら外に出て景色を見たり写真を撮ったり、誰かと話したり。そんなどこまでも平穏な日常を描いているので、人によってはとてつもなく退屈に感じるだろうと思う。

 アルファはロボットという設定になっている。ロボットは他にもたくさんいるらしく、世間に完全に溶け込んでいる。なぜロボットという設定なのかはアニメだけでは分からなかった。なんせ2話しかなく、時間に直すと約1時間分だけ。原作は全140話あるみたいなので、これと次作の計二つのOVAだけで網羅するなんて無理に決まってる。
 それに「買い出し紀行」なんてタイトルなのに、全然旅してないので全部描かれていないのは明白。とりあえず雰囲気だけ味わってもらえばいいという魂胆だろうか。まぁこの辺については次の作品の感想のネタにとっておく。

 他に描かれていたのは、海に沈んだ昔の街並み。夜景がなかなかに綺麗だったのだが派手なものではなく、儚い感じのものだった。道を照らすためでなく「光るためだけに光る」という台詞から察するに、この作品では“使われなくなった物”に焦点を当てたいのかもしれない。

 ■その他
・夜景といったら長崎。稲佐山の展望台からみた景色はすげーぜ。でも三大夜景ってのはさすがに言いすぎかな。他にも綺麗なところ沢山あるし。でも十分綺麗なんで旅行の際はぜひお立ち寄りくだせぇ。しっとりぴかぴか綺麗ですぜ。主にパチ屋がw
・アルファ可愛い。同じロボットのココネって子は百合っ気があるように思うのは気のせいですかねぇ…まぁロボなんだけど…ロボなんだけどね?…
・てろてろってなんやねん

投稿 : 2013/09/29
閲覧 : 171

zemin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ヒーリングアニメ

コミックから入りましたが、アニメ版も原作の雰囲気を保っていると思います。
もっと他のエピソードもアニメで見たかったです。

My Favorite Character
初瀬野アルファ(はつせの アルファ)。

投稿 : 2013/09/15
閲覧 : 259
サンキュー:

0

サペ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

原作共にお気に入りの作品

個人的な感想ですが原作を裏切らずアニメ化されていると思う。
媚びてない作品なので大多数に受け入れられることはないと思うけれど、一度は観てほしいです。

BGMも世界観と合っているし、スローライフを表現するような間も惹きつけられます。

とても好きな作品です。
是非一度観てみてください。

投稿 : 2013/06/19
閲覧 : 233
サンキュー:

2

らしたー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

1行感想

古めのアニオタに話し合わせるための教養、、かな。
でも雰囲気の良さは素晴らしいものがある。

投稿 : 2013/06/08
閲覧 : 294
サンキュー:

1

らび・ナイトメア© さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これでいいのよ

舞台がまあまあ近所。
たまに行きます

すごく快適なぬるま湯のような作品
よろしければ原作もどうぞ。

投稿 : 2013/04/28
閲覧 : 285
サンキュー:

1

kiji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

同じ感じのが

あって、どっちがどっちだったのか、こっちに纏めて書きます。

スローに流れてくタイプのアニメ、アリアに似てるかも。

ロボット?ってより、サイボーグに近い感じの主人公。

カフェバー、落雷事故、昔来た事のある場所、旅?、とうきび屋さん
頭に残ってるのは、こんな感じなんですが正直なところ、よく解らないまま視聴完了してしまいまいた。

2種類2話ずつあります。 謎を解いてください(笑

投稿 : 2013/02/25
閲覧 : 351
サンキュー:

11

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

違和感だらけなのは私だけ?...

原作を少し読んだ事がある...それが自分の中に作ったイメージと、アニメの間にギャップを生んでしまうのは仕方の無い事なのだろうけど...

なんか特にアルファの声が...違うんだよな...

原作も含めて、雰囲気を味わう作品なのだと思う。

風を感じ、光を感じ、音を感じて、時間を感じる...そんな作品のハズ...

伝わってこない事はないのだが...なんか違うんだよな...

材料は良いのに、料理で失敗しているような...正直ちょっと残念で、ちょっともったいない感じ...

せっかくなので、#2の Quiet Country Cafe に期待してみようかな...

投稿 : 2013/02/18
閲覧 : 241

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1日中 コーヒーと向き合っていられる贅沢

芦奈野ひとしによる漫画作品を原作として制作された全2話のOVA作品。
「ヨコハマ買出し紀行」というタイトルとパッケージの絵から
横浜をショッピングする女の子のお話かと思ったら、まったく違っていた(笑)
でも嬉しかったのは音楽がGONTITIだったこと。
横浜の風景によく似合っていた。

主人公はアルファという少女型のロボット。
オーナーが彼女にカフェを任せたまま、長い外出をしているという設定。

午後から夕方にかけて変化していく空の淡い色合い。
やがて赤みが増し、紫色のグラデーションから徐々に深い青へと変わる夕刻。
住居らしい住居がほとんど見当たらない景色は静まり返り、
時間が止まっているわけではないけれど、
何かの時間が止まっているような、そんな感覚。

江ノ島を遠くに見る場所だから、鎌倉、湘南あたりだと思うのだが
キラキラと輝く波の音、カモメやトンビの鳴き声を少し遠くに聞きながら
ゆったり、まったりとした時間を過ごすアルファの暮らし。
ただそれだけなら、よくある癒しの風景なのだけれど、
アルファが意外なものを携帯していることと、
中型以上のビルの高層階が水面から飛び出している、という風景は異様。
何があったのだろう?って感じで引き込まれていくが
この作品では多くを語ることなく緊迫感もなく、ただひたすらのんびりしている。
水底から浮かび上がる美しい夜景や、誰にも使われなくなった歩行者用信号機が
水面から顔を出して点滅しているのが見えたりすると、なんだか切ない。

人々が行き交うような街の光景もなく、だけど彼女は孤独に見えず、
ただただぼんやりとコーヒーを半日かけて淹れ、
夜になるまでコーヒーカップを目の前にして、物思いにふけっている。

日々、忙しいとこんな時間が欲しくなったりもするけれど、
さすがに毎日続くとなると、普通は退屈になっていくのが人間で。
充実しているように見えるアルファの贅沢な時間を見ていると、
ほんの少しだけ羨ましく、でもやっぱり自分は忙しいほうが
性に合ってるなと思ったりする。

とにかく、細かな風景の描写は本当に美しかった。
空だけでなく、風の強弱、雷雨、部屋に差し込む光の筋や
コーヒー豆の香ばしい香りがしてきそうな時間の流れとか。

ついクセで、いろいろ深読みしそうになってしまうが、
「今、この時間に情報は必要ない。この風景をゆっくり眺めよう?」
そう囁いているような作品だった。
のんびりしたい時に観るにはいいが、忙しい人が観るとイラッとくるかも。
少なくとも、原作を知らないのでそうとしか受け取れなかった。

観る人によっては眠くなると思うので、お休み前にオススメ。
あ、でもそれやると電源消し忘れるかもです(笑)

投稿 : 2013/02/13
閲覧 : 682
サンキュー:

34

ななろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原作を読んでいない方には理解難しいかも

実際自分も原作を読んでいないのですが、時代背景の設定も解らずさらにストーリー展開もちょっとで、理解できないことが多くあります。

主人公を椎名へきるが担当していますが、ちょっと違和感を感じたのは気のせいでしょうか?

原作を読んだ方以外は、あまり御勧めは出来ない仕上がりだと思います。

投稿 : 2013/01/04
閲覧 : 232
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

てろてろの時間を味わう癒し系アニメ

原作はアフタヌーンの漫画

癒し系アニメといえばこれ
どうやら原作ファンにはどうも評判がよろしくないようで。
原作をパラパラっと読んだことがある程度なので、比較は少し難しいのですが
このアニメは単体でも非常に良いアニメで、
癒し系アニメと思われるジャンルでは一番好きなアニメです。

ストーリーはまぁ無いに等しい、完全なる雰囲気アニメだが
ヒーリングビデオをみる感覚で見れば至高のアニメ。
窓から差し込む光、海面に浮かぶ街灯。滅び行く世界の美学。
軍艦島の廃墟の美学と似たような感覚がありますね・・・

しかし悲壮感といったものはなく、穏やかでとてもゆっくりした時間を味わえる
その幻想的な独特の世界観は本当に素晴らしいし、演出も非常に良かった
静寂な空気のなかで、ぽつりぽつりと主人公とつぶやく様も実に良い!
ほのぼの系や日常系が少々苦手な私でも随分と楽しめた希少なアニメです。

『ヨコハマ買い出し紀行-Quiet Country Cafe-』という続編がありますが
全然タッチが違うので、これもまた違う楽しみ方が出来るかも知れない
ただ個人的には98年版のこちらのアニメの方が確実に良いと思えました
この辺は個人の趣向の違いもかなり出てくると思われます。

何にせよ、癒し系アニメが好きな人ならオススメ出来る良作。
その空気感を味わいつつ、コーヒーでも飲みながら見てはいかがかと。

投稿 : 2012/09/09
閲覧 : 678

plum さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

自然の音が心地いい

時の流れを、ゆっくりと感じることができる作品。

街は水没し、インフラの維持は放棄され、ネットも電話もない世界。
ロボットは人間の奴隷や無機質な存在ではなく、
ただ、”ロボットさん”として当たり前に人と共存している。
有体な表現をすれば、癒し系アニメ。
黄昏の世界で、ただ自然の息吹を感じながら、日常を過ごすロボット、
アルファさんのお話です。

このアニメは、背景と時間の表現が凄く好きです。

時間とともに変化する空の色。
流れる雲。
風の音。
揺れる草木。
鳥のさえずり。
コーヒーを淹れて、飲んでいるだけで過ぎてゆく一日。
嬉しいときのアルファさんの顔(^ω^)

物語中多くの時間で音楽はなく、色々な自然の音が聞こえるくらい。
それが、たまに流れるゴンチチの音楽を印象的にしていますね。


何故このアニメを見たかと言うと、原作の漫画がAmazonのおすすめで
常に1位に表示されていて、長いこと気になっていたんですよ。
何つながりなのか、さっぱりわかりませんが(笑)

投稿 : 2012/09/09
閲覧 : 481
サンキュー:

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ヨコハマ買い出し紀行のストーリー・あらすじ

 講談社「月刊アフタヌーン」に連載され、四季賞、星雲賞など数多くの賞を受賞した芦奈野ひとしの同名コミックスが原作。98年に制作され、好評だった前作を受け、新たにスタッフを一新しストーリーを再構築した本作。エッセイのような語り口でノスタルジー漂う独自の世界観を描く。喫茶店のオーナーは、カフェ・アルファをロボットのアルファに任せてどこかへ旅立ってしまった。お店を経営しながらオーナーの帰りを待っていたアルファだが、ある夏にやってきた台風によりお店は大破。アルファはカフェ再建の資金を稼ぐため、ちょっと長めの旅に出ることにした……。声の出演は椎名へきる、陶山章央、寺山幹夫、中川亜紀子ほか。 (OVA『ヨコハマ買い出し紀行』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1998年3月1日

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