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「火の鳥・宇宙編(OVA)」

総合得点
65.3
感想・評価
23
棚に入れた
90
ランキング
3302
★★★★☆ 3.6 (23)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.5

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火の鳥・宇宙編の感想・評価はどうでしたか?

考え中(←名前です) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

完全にトラウマだが、いつか再チャレンジしたい

子供の頃にTVで見て、あまりの「恐ろしさ」に途中で断念し、
その夜は全く眠れなかった記憶しかアリマセン。。。

覚悟が決まったら、いつか再チャレンジしたい(; ・`д・´)

投稿 : 2019/12/14
閲覧 : 255
サンキュー:

2

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

漫画版は脅威の読み方が出来ます

漫画「火の鳥」の読み方講座
①まず「火の鳥」全巻を目の前に置く
②適当に途中の巻から読み出す(仮に5巻「鳳凰編」とします)
③最終巻まで読んだら1巻に戻って4巻まで読む
④あら不思議、4巻が最終巻として成立している
①~④はどの巻から読み初めても成立します

どの巻から読んでも1巻であり最終巻になる、さすがSランク漫画です


市川昆監督の実写版での猿田彦の動画紹介をしたいところですが、
あにこれ的にはショートアニメ「火の鳥 道後温泉編」を見るべし
2019/05/24公開の最新作ですぞ!
www.youtube.com/watch?v=FgPl9Lro80g
1話というのが期待できるw

投稿 : 2019/06/29
閲覧 : 382
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

理不尽な生命エネルギーが生み出す物語

昔,手塚の『火の鳥』の原作を読んでいてどうしても理解できなかったのは,火の鳥による“罰”システムの理不尽さだった。盗賊団の頭として多くの人を殺しておきながら,数百年を生きる運命を与えられた『鳳凰編』の我王に対し,鳥人間を大量虐殺したからといって,未来永劫孤独に成人⇔子どもを生き続けることを強いられた『宇宙編』の牧村。こりゃ理不尽にもほどがある依怙贔屓じゃないか,と(少し前にネットでも火の鳥の気まぐれさ話題になったような記憶がある)。

しかし今考えると,実はその理不尽さこそが火の鳥の本質なのではないか。

どうやら火の鳥は生命エネルギーの塊のような存在である。生命は合理性に基づく活動などしない。いくら個々人が己の“理性”を主張したところで,大局で見れば理不尽な振る舞いをするのが生命,とりわけ人間なのだ(そもそも『火の鳥』シリーズで描かれる人間の歴史がそういうものである)。青年期に大戦を経験し,戦時中から戦後の理不尽な価値観の変化を体験した手塚には,不合理こそが生命の本質として見えていたといっても過言ではないだろう。

神や超自然的存在が合理的な理(logos)によって罰を与えるというのは,おそらく近代化の過程で生まれた幻想である。仮にも人が神の子ならば,こうまで不合理な人の親が合理的なはずがない。この子にして,この親あり。生命を体現する,いや,生命そのものである火の鳥は,理不尽であるからこそ理に適っている。僕らは時として,そんな火の鳥の思惑をまったく予測できない。しかしだからこそ,物語に躍動感と変化が生まれる。牧村を愛した女性が多肉植物にされるという,驚くべき結末に出会うことができる。理不尽なエネルギーこそが,多彩な物語を生み出す原動力なのだ。

投稿 : 2018/03/23
閲覧 : 261

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

巨匠のライフワークその3

鳳凰編、大和編に続く巨匠のライフワークその3
もともと中途半端な中庸作品の
少ない巨匠の作品ですが、
(火の鳥)三作の中では、これが一番エグいです。
巨匠の好きな業と言うものを
ふんだんに、しかも効果的に
(個人的には卑劣に)使っています。
業を背負うべき人間は当然ですが、
関連する異性が引きずり込まれる。
これも人間の業でしょうか。

投稿 : 2016/07/31
閲覧 : 328
サンキュー:

3

ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

畏敬

鳳凰編とヤマト編に続いてスカパーのキッズステーションで見ましたが、
グイグイ引き込まれる面白さとSFサスペンス調で始まるドラマな展開が観ていて静かな恐怖を感じる。
原作は未読ですが、牧村とナナと奇崎が出会うシーンや細かい演出など肉付けされて現実味さらに帯びているらしいです。

感想 ネタバレありのメモです{netabare}
一言言うなら、やっぱ怖い。
永遠に続く命と赤ちゃんから大人になってまた赤ちゃんに戻る牧村の無限ループがめちゃくちゃ怖い。
一度は愛した鳥人のラダを容赦なく殺めて、その足を「うまいチキンだぜ!」みたいに貪る牧村の姿は狂気を感じてトラウマもの。
数多くの命を無駄にした牧村が背負った罪として、大人からどんどん若返って子供に戻るって、ベンジャミントンか!と一人で突っ込んでみましたが、こちらの作品の方が先に出来てますね(笑)

因果応報なのは確かだけど、好きになった男性の秘密を知り、どんなに罪深くても
無垢な赤ちゃんの姿に戻って、たとえ自分がいなくても一人で生きてけるって分かっても、母性本能くすぐられて、囚人たちが島流しにされる「流刑星」に残るって決断したナナの姿に共感した女性はきっと、多いでしょう。
過酷な土地で生きていくには、自ら望んで不気味な植物にメタモルフォーゼしていった囚人たちの話が切なかったです。まさか、ナナもその道を選んでしまうとは・・。
牧村を恨みたくなる猿田の気持ちもわかるけれど、あのシーンは今だったら絶対規制されるだろうなぁ・・。
最後は火の鳥の容赦なさと格の違いを見せつけられた気がしました。{/netabare}

時間が出来たら今度、火の鳥全巻読みあさってみたいです。

投稿 : 2016/06/02
閲覧 : 393
サンキュー:

33

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

火の鳥、その美しさの中に潜む本質とは? B+

原作未読

舞台は宇宙であり、ジャンルとしてはSF(+ミステリー?)に分類されるのかもしれませんが、必ずしもSFでやる必要性がない、普遍的なテーマを扱った作品であると言えます。

他の手塚作品にも言えるのかもしれませんが、表層だけを眺めるだけでも掴み易くできていながら、さらに深く立ち入る者を拒まないストーリーとなっています。ただ、一つだけ言えることは、どのような見方をするにせよ、非常に重苦しい内容であることは間違いないです。

私が感じたことを一言で言い表すならば、「むごたらしいまでの因果応報」でしょうか。

[あらすじ]を読んでいただければ推察できると思いますが、物語は緊迫感を持って進んでいきます。後半にかけて、その緊張感が、ある人物の過去の行為が原因となっていることが明らかにされていきます。そして、最後には火の鳥が現れて、物語は終焉を迎えることになります。

火の鳥は、物語の進行上は特段の役割がある訳ではありません。しかしながら、実際はありとあらゆるものに潜んでいて、人はその掌から逃れられない宿命にあるかのようです。ちょうど、斉天大聖孫悟空が釈迦の掌の中で弄ばれていたかのように(古いドラマ「西遊記」を見ていた人にはお馴染みですね)。

美しく光り輝きながら羽ばたく火の鳥は、さながら太陽のようです。暖かな愛を与えるものでありながら、時には無慈悲に生命をも奪っていくものへと変化します。全てを司るものなのか、それとも全てを司る者に使わされた者なのか。そのどちらであっても人間(登場人物)にとっては大差ないことなのかもしれません。

原作に殆ど触れていない私が、火の鳥という存在の本質を理解するには、かなり無理があると言わざるを得ません。そんな半端者の私ですが、火の鳥は、実は極めてニュートラルな存在なのではないかと思うのです。関わりを持つ人によって、見せる表情が変わってくるのではないか、と。火の鳥が、慈悲のある存在に見えたにせよ、畏怖の対象として見えたにせよ、私たち自身の中にその原因があるのではないでしょうか。

投稿 : 2013/04/09
閲覧 : 600
サンキュー:

14

トラウーマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

僕のトラウマ第3弾。

手塚治作品は常に人間の心情をありありと再現する。恋愛感情、私欲、道徳心。キャラクター一人ひとりがそれぞれの感情をもとに行動し、その結果がこの物語の核をなす。最近のアニメにはない、現実的なキャラの立て方は流石日本のアニメ、マンガ界の巨匠の作品だけある。しかしその感情表現があまりにもリアルでありすぎるが故、非現実的な状況のなかでより奇異な姿として浮き彫りになり、決して視聴者にいい気分を与えない。

たった一度見ただけなのに、二度と忘れられない。
そして二度と見たくない…悪い意味ではないが、怖いのだ。

投稿 : 2012/05/13
閲覧 : 573
サンキュー:

4

LYS さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/07/30
閲覧 : 31

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/05/25
閲覧 : 68

Kirito さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/03/24
閲覧 : 58

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2020/03/21
閲覧 : 27

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/05/06
閲覧 : 40

cLzNA78240 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2016/07/10
閲覧 : 95

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2015/06/23
閲覧 : 59

店長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/12/18
閲覧 : 103

橙色夜想曲 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/06/03
閲覧 : 107

rfuka さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

投稿 : 2014/01/14
閲覧 : 69

もょもと7 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/11/27
閲覧 : 123

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/10/06
閲覧 : 124

わんさか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/04/28
閲覧 : 145

basser-n さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/02/18
閲覧 : 115

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/02/05
閲覧 : 141

watawata さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2011/11/03
閲覧 : 196

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火の鳥・宇宙編のストーリー・あらすじ

「漫画の神様」手塚治虫の代表作『火の鳥』の、未来宇宙を舞台にしたSFミステリー譚のOVA化。ペテルギウス第三惑星から地球に向かう資源輸送船。そのブリッジで当直官・牧村のミイラ化した死体が発見され、そばには「ボクハ コロサレル」との紙片が。猿田ほか仲間の4人がおびえる中、隕石事故で輸送船は航行不能に。やむなく船を捨ててそれぞれ個人用緊急宇宙艇で脱出する4人だが、彼らの後を追うもう一隻の宇宙艇。それはあの死んだはずの牧村のものだった……!? 『妖獣都市』『バンパイアハンターD』などの傑作で、世界中に知られる巨匠クリエイター・川尻善昭が、尊敬する手塚治虫の原作をもとに監督した本編・約50分のOVA。もともと旧・虫プロダクションに所属し、手塚の晩年までアニメ創作に協力した川尻は、原作「宇宙編」も好きな作品の一つとして深く読み込んでおり、丁寧に仕上がった秀作となっている。特に前半、宇宙船内の閉ざされた空間での筋運びは、かなりの緊張感。(OVA『火の鳥・宇宙編』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1987年12月21日

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