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「藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シアター ウルトラ・スーパー・デラックスマン(OVA)」

総合得点
73.2
感想・評価
12
棚に入れた
33
ランキング
1016
★★★★☆ 4.0 (12)
物語
4.3
作画
3.7
声優
4.0
音楽
3.6
キャラ
4.2

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藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シアター ウルトラ・スーパー・デラックスマンの感想・評価はどうでしたか?

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自分には丁度いいブラック加減

藤子不二雄作品でお馴染みのラーメン大好き小池さんが主人公(名前は句楽でしたが)の短編アニメ。

ジャンルとしてはブラックユーモアでしょうが、相方であるAの代表作笑ゥせぇるすまんが暗く怖い感じなのとは対照的にどこか明るい感じ、でも不気味さもあったりと先が気になってそそられる作りとなっています。

多分、本家(スーパーマン)よりも強いウルトラスーパーデラックスマンでしたが、強さに溺れるあまり誰もが恐れる化け物みたいな存在になってしまったのはもちろん、無敵かと思いきやあっけない結末を迎えてしまったのは皮肉なものでしたね。

Fのこの手の短編作品はひと通り触れましたが、本作が一番面白かったです。

あと、作中のウルトラスーパーデラックスマンが登場する際のBGMが何気に中毒性があって好きでしたね。

投稿 : 2023/01/18
閲覧 : 103
サンキュー:

4

ネタバレ

ぽんた さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白い

色々考えさせられる作品だった

投稿 : 2022/07/24
閲覧 : 104
サンキュー:

0

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人間の進化の行き着く先は

藤子F不二雄は、漫画の神様手塚治虫が「大友克洋」や「宮崎駿」などの巨匠以上にストーリ上では負けているかもしれないと自負していたらしく(諸星大二郎も同列に語っていたらしいが)

その内容の奇抜さには改めて驚かされるのである。

ストーリーはアメコミの「スーパーマン」や同氏の「パーマン」のパロディではあるが、パイロット作品に「怪傑小池さん」がある。

単なる臆病者で、しがないサラリーマンの小池さんがあるとき超能力に目覚めて、最初は平和のために戦うが、段々と己のエゴを剥き出しに暴走しだすというのが大まかなストーリーであり、

「高潔でもなく道徳心も強くない一般市民が圧倒的な力を持つとどうなるのか?」という話であるが、どこかで聞いたことあるな。。と思ったらアメコミ史上最高傑作と名高い「ウォッチメン」にも似ている。

ヒーローが暴れまわった結果、街は必要以上に荒れてスラム街になっているというのもそっくりだし、性欲や政治的な抑圧も似ている。いやはや、F先生の先見性にまたもや驚かされる。

最近、欧米では「ホモ・デウス」という本が流行っていて、「サピエンス全史」という世界的大ヒットした本の続編らしいが、この中で人類は近年稀に見る進化を遂げて「神」に近づいているという。

近代までは、人間は今日食べ物を食べるために狩りをしたり畑に雨が降るように神に祈ったりしてきたが、

現代はバイオ技術やAI、サイボーグ技術が人間を不老不死にすることが可能になり、インターネットが全知全能を与える手助けをしているという。

それを聴くと楽観的な人間社会が見えなくもないし、人間の身体的な向上(知能、運動能力などの目に見える分野で)が顕著になるように思えて、まさに「神」に近づいているように思うが、

神話などの世界ではプロメテウスは火を盗んで磔にされたし、イカロスは翼をもがれたし、サタンは堕天し、アダムとイヴは楽園から追放された。。。。

このウルトラスーパーデラックスマンである小池さんも圧倒的な強さで核爆弾や軍隊などでは歯が立たないまさに生きる「神」そのものになったものの、ラストはなんともあっけない幕引きで締めくくられる。

それを考えると、人間がたとへ神に近づいたとしても、「神そのもの」になろうとするのが奢りであり、しっぺ返しが来るような気がいつもするのである。

投稿 : 2020/04/21
閲覧 : 489
サンキュー:

12

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ドラえもんしか知らない子供に見せたらと実験してみたいです。

【概要】

アニメーション制作:スタジオぎゃろっぷ
1990年8月に発売されたOVAアニメ。

『S-Fマガジン』1976年1月号に掲載された、
藤子・F・不二雄先生の読みきり漫画が原作です。
監督は、望月智充。

【概要】

ラーメンの小池さんと同じ容姿の主人公・句楽兼人はアラフォーの独身サラリーマン。
立派な社屋を持つ商社に勤め“待機室長”という見慣れぬ役職に就き、
重役待遇の個室を与えられて日がな何もせずに、一人部屋の中でゴロゴロしていました。

この作品、序盤から不穏な空気が。

社員の誰もが句楽と目線を合わせることなく、顔を観た途端に逃げ出す始末。
それは、句楽の同期社員であり親友の片山も例外ではありませんでした。

そんな句楽が何者であるか、作中で明かされていきます。

【感想】

町の小さな揉め事から政治家の汚職まで世の中に蔓延っている“悪”に、
不平不満を抱いてるものの、非力な小心者故に目の前で悪事が行われていても、
見て見ぬふりをしてしまい、新聞への投書で憂さ晴らしが関の山の小物が、
ある日、無敵のパワーを得、空を飛び地球上のあらゆる攻撃が通じないという、
ドラゴンボールの孫悟空みたいな超人になったら?みたいに皮肉ったSF作品。

歪んだ正義感から来る凶行の数々。
俺が正義なのだから、悪い奴だけでなく、俺に逆らう奴もは皆殺しだ!!
ヒーローに成りたかった男は核ですらダメージを与えられなく政府でも手出しできない、
地球では最強無敵で誰も逆らえない狂人となっていました。

と、児童漫画で知られる藤子・F・不二雄先生のもう一つの顔が見られますね。

ドラえもんと同じ絵柄でグロテスクでサイコパスな展開が繰り広げられるのが、
なんとも言えない味わいになっている漫画作品が原作なのですが、
アニメ化にあたり、改変が目立ちます。

句楽兼人役の龍田直樹さんの演技は大変に素晴らしかったのですが、
視覚的なグロ描写が伏せられてたり、シナリオやキャラが微妙に違っていたり。

原作通りにやって欲しかったなと残念に思うこと多々ありながらも、
子供に見せられないシーンを原作通りにやったりとで、
アニメ化に際しての取捨選択の基準がよくわかりませんね。

原作と変えずにアニメ化してくれたら物語評価は5なのですが、
要らないアレンジだと感じましたので下げざるを得ないです。

それでもアニメからも狂気成分が十分に伝わってきますので、
SF作家として、いつもと違う藤子F作品を観たいという人には、
オススメの逸品でありました。


あまり解説になってませんが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/03/22
閲覧 : 456
サンキュー:

32

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

藤子・F・不二雄の漫画を原作としたOVAその2

このアニメは、藤子・F・不二雄氏の
SF(すこし・ふしぎ)シリーズの一つ
「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」
をベースに制作された作品である。
藤子・F・不二雄ファンならば、既にご存知であろう。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
主人公句楽兼人は、待機室長という少し変わった
役職に就いているサラリーマン。
ここ最近、これといった大事件が起きていない
ことに苛立ちを感じていた。
自宅に帰ろうとした際に、偶然にも同期の片山と出会う。
「飲みに来なよ」という句楽の誘いを引き受けた片山。
車で、廃墟の中にある句楽の家へ向かうのだが…。

DCコミックスに精通している方は、直に気づくであろうが
主人公の名前は、明らかにスーパーマンの本名由来のものだ。
ちなみに、スーパーマンとは作風が全く違うので要注意。

この作品は、人間が超人的パワーを得たことにより、人格を
歪めていき、次第に正義が暴走していく様を描いている。
行き過ぎた正義は、悪へと変貌してしまうのだ。
自覚がないため、尚更性質が悪い。
超能力を、手にいれたからといって
必ずしも幸せになるとは限らない。
ラストシーンにおいて、片山がつぶやいたセリフも
とても印象的だった。

このアニメを見ていた際、ここ数年で公開されていた映画
の一つを思い出した。クロニクルだ。
多少の違いはあるものの、基本的な部分は同じである。
おそらく、クロニクルもこの作品から影響を受けているのでは
ないかと思われる。

個人的には、名作といっても過言でないと
思うほど非常に良いアニメだと思う。
良作の域に達する。

投稿 : 2017/11/29
閲覧 : 485
サンキュー:

10

ざんば さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

正義とは・・・いったい

藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シリーズの1つ
約30分ほどのアニメです

先に言っておきます。
ドラえもんの絵柄で描かれているのですが
それに騙されてはいけません
中身は結構グロい表現がありますので
そういうのが苦手な人は見ないほうがいいと思います

あらすじは
主人公はいつもラーメンを食べている小池さん!
ではなく顔が同じなだけの句楽兼人という人物で
その彼がウルトラ・スーパー・デラックスマンに
なってしまったお話です

正義感が人一倍強い句楽は
「悪い奴を殺して何が悪い」というような考えです
私は気持ちは分かるのですが
それをして悪いのは殺した奴なのが今の世の中です
どんな理由があろうと人殺しはいけないことだと・・・
確かにそのとおりだとは思うけど
やっぱり理不尽だとも思います
結局、何が正しいのか・・・
藤子・F・不二雄さんは
そんな葛藤を極端な例で表現したのがこの作品だと思います

投稿 : 2014/11/10
閲覧 : 523
サンキュー:

10

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 0

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2020/07/17
閲覧 : 55

kuronotuki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 60

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/06/05
閲覧 : 120

きききき さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/01/03
閲覧 : 137

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藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シアター ウルトラ・スーパー・デラックスマンのストーリー・あらすじ

藤子・F・不二雄の人気SFアニメシリーズ。人一倍正義感の強い主人公の句楽兼人は、しかし自らの非力さが故に世間にはびこる悪に遭遇しても見て見ぬふりをするしかない毎日を送っていた。そんなある日、句楽はひょんなことからとてつもない超能力を手に入れることになった。空を飛んでは飛行機よりも早く、ビルをも砕くその力、透視能力も身につき、句楽は無敵の存在になったのだ! 彼はその力を使い、ウルトラスーパーデラックスマンと名乗り、世間にはびこる巨悪と戦っていく。しかし、いつの頃からか彼はその力に溺れ、そしてその力を自らの権力のために使うようになるのだった……。(OVA『藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シアター ウルトラ・スーパー・デラックスマン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1990年4月1日

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