「氷菓(TVアニメ動画)」

総合得点
90.4
感想・評価
8261
棚に入れた
34886
ランキング
51
★★★★★ 4.1 (8261)
物語
4.1
作画
4.4
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.1

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氷菓の感想・評価はどうでしたか?

パンツ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

上品!

青春だぁー

投稿 : 2022/10/19
閲覧 : 135
サンキュー:

3

ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春がミステリー

原作既読での感想です。と、言うよりもアニメを見てから原作を買った口です。
加筆しすぎて、ネタバレのところは文体が統一されてないのでご容赦を。

2022年10月、愚者のエンドロール編について追記しました。

原作古典部シリーズは3つの主なストーリーがあり、
このレビューではわかりやすい順、時系列を遡る形で書いていこうと思います。
各話のあらすじを書かないことをご容赦ください。

【クドリャフカの順番編】
{netabare}
話の中にちょくちょく出てきた文化祭の話。個人的にはいよいよ文化祭だなと感じる構成だと思う。
(文化祭のために文集「氷菓」を作る→文化祭の為の映画を見る、の後の話になるので)

聡志の「期待とあきらめ」の発言を軸に見ると登場人物達が何を思ったのか良くわかると思う。
文化祭での聡志の折木への一方的な期待の感情の裏にある自分への諦めの感情は、
こうち先輩と「夕べには骸に」の作者にもいえる。
真犯人とは別の、もう一つの謎、登場人物の気持ちがわかるだろう。
高知先輩が何を思ったのか考えてみてほしい。

また、風紀委員会委員長と生徒会長の関係も、自分への諦めと期待の関係だと思われる。
委員長は生徒会長の才能を認めることで諦めを持ち、期待しているからこそ、
「夕べには躯に」の次回作を書かないこと、才能を持ちながら行使しない生徒会長に対して、
怒りのような感情を持っているのかもしれない。
登場人物が何を思ってそんな言葉を言うのか、それを解いていくのがこの作品だと思っている。

ちなみに聡志の「データベースは結論を出せない」という口癖は、
折木という才能をみて諦めの中からでた言葉なのだろう。
その道の才能が無いから、他の道を探す。それは逃げから来る言葉だが、
クドリャフカ編で犯人を暴こうとした聡志の行動からも、
聡志があきらめ切れないことがわかり、やりきれない。
こういった感情で行動方針を変えようとする辺り、
実に青春をしていて現実の人間らしいのが福部聡志なのだと思う。

また、「まわりがどうあれ基本属性が薔薇色なんだよ」という言葉もあったが、
これは他人から見れば、自分は薔薇色に見えるだろうという諦めが入った感じだった。
「誰かが薔薇色に染めようとしても駄目さ、染まってあげない」というのは、
中学時代の過去とは違い誰かが自分に勝負を仕掛けてきても、
自分は受け流すというスタンスを取りたかったのかなと思う。
聡志は人に流されず自分を見つけたかったのだろうなと思えた。

【伊原の涙について】
高知先輩の話を聞いて、なぜ伊原は涙を流したのだろうか?
「名作は最初から名作として生まれてくるんです」
「ボディトーク、やっぱりこれも良い」この言葉は「夕べには骸に」との比較。
「私のは100枚落ちる」この言葉が高知先輩を自分に置き換えたらどうなる?という意味として捉えてみた。
努力をしてきて生まれた「ボディトーク」という作品が、
努力の先に名作が出来るという気持ちの肯定をする作品なら、
「夕べには骸に」は伊原の「名作は最初から名作としてうまれてくるんです」という理想の肯定に見える。
「夕べには骸に」を肯定してしまえば、圧倒的な差に対して諦めを持ち、
他人に期待をするしかなくなる。
今までの努力はなんだったのかという無力感も感じるだろう。努力の否定になってしまう。
そのことがわかって、自身も努力していつか名作になる作品を書いてやろうと思っている伊原は、
自分の才能のなさへの自覚や自分の無神経さに涙を流したのだろうと思う。

【折木の推理に対する聡の怒りについて】

「どうやってさ!」
折木が真犯人を探し出す手がかりについて、聡の提示した被害にあった部室の共通点や、
十文字のミスでも見つけたかという事に対して、どちらも否定した時の聡の怒りの言葉。
そしてその後に「期待してるよ」

伊原の涙について考えてこの件も整理が出来た。聡が努力して探していた点に対して全く否定する折木。
聡志の努力が無駄であるかのような折木の主張に対する怒り。
そして気付く、圧倒的な視点の違い。才能の差。それを感じてしまったから「期待してるよ」ではないだろうか。
これは、高知先輩と「夕べには骸に」作者との関係とまるで同じではないだろうか。

【生徒会長陸山宗芳がクドリャフカの順番を読まなかった理由】

「おつかれ!」陸山は田辺に向かってわざわざなぜこのように声を掛けたのだろうか?
その言葉を掛けたときの陸山の笑顔からしても、
「クドリャフカの順番を読んだのか」という田辺のメッセージは届いていないように思える。
ただ、田辺が自分に対してメッセージを送ったことには気付いているようにも見える。

では、「夕べには骸に」は陸山にとって、遊びだったのだろうか?
折木の「(あれが遊び?)」という、
夕べには骸にが陸山にとって遊びだと主張した田辺の言葉への反応を見ると、よほどの作画だと想定してみる。

sideストーリーである伊原と高知先輩のラストの会話から、
陸山も高知先輩と同じ方向の事を考えたのではないだろうか?
陸山も高知と同じく漫画をよく読んで、漫画を描いていたのかもしれない。
そして、安城春菜の才能と出会ってしまい、諦めを覚えてしまったのだろうか。
陸山が「夕べには骸を」を読んで、届かない才能に諦めを持ち、さらにその作画を担当することで、
漫画を描くことをやめるほどの感情を持ってしまったとしたら。それは、友達という枠を超えてしまったのか?
友達の原作をほおりだしてまで描かない理由とは?それも原作を1ページも開きもしない理由とは?
とても気になるが、与えられたヒントでは答えの出ない疑問として残された物なのかもしれない。

だが、「おつかれ!」は原作にはないセリフだった。
ただ、「あれが遊び?」や、「原作を開いてもいなかった」というヒントから、
上記の推論も、多少は原作でも成立するのではないだろうか。


{/netabare}
【愚者のエンドロール編】
{netabare}
文化祭で上映するミステリー映画の犯人を当てる話。
今回の、ストーリーの正解を当てる⇔推理小説作家を実はやらされている、
というすり替えのトリックは多くの人がこれに気づいたとき、
自分は身勝手だなと思うかもしれない。
本郷という作り手の人間を無視して、
計算問題のように無機質に問題を回答しようとしたことに罪悪感を折木が感じたように。
(少なくても自分はそのすり替えに気づいたとき、初視聴時にひたすら密室のトリックを考え続け、
本郷の気持ちを考えていないというメッセージも受け取れなかったことに自分の浅はかさに悲しくなった)
千反田がトリック問題が解けない、人の気持ちを誰よりも思いやる心を持っていたからこそ、
折木はその過ちに気づけたのだと思う。

ちなみに折木が最初に出した「万人の死角」の結末(回答)が
「文章問題」と折木自身に言わしめた理由の裏づけとしてだが、
「カメラを気にしていたキャスト」という「オチがわかった行動」をしている人間がいるのなら、
キャスト達に結末を聞けばいい。
それが出来ないのは、結末をキャストが知らないためであり、
カメラを気にしていたのは、キャストが不慣れだったということだろう。

注意深く視聴していくと、イリスの「観方を変える」発言について気付くことができるだろう。
また、千反田がイリスの術中にはまらず、観方が変わっていないことも描かれている。
イリスと折木が対決する茶屋のシーン、そして今後持つ折木のイリスへの不信感は、
他人の気持ちをないがしろにするイリスに対しては当然といえばそうだろう。

だからこそ最後のシーンで自分の視点で動いたことにはしたくなかったイリスが描かれている。
全体のためという大義名分がなくなり、本当にエゴで人の気持ちを利用して、
使い捨ててしまった自分を肯定できないのだから。

イリスは、折木の姉に、クラスメイトが悪い、自分(イリス)は本郷を救ってやった立場という自分の主張を否定された。
「あなたの主観で判断した事に責任を持つ」という折木姉の言葉に、
自分が善か悪かで答えてしまうイリス。
「私はあのプロジェクトを失敗させるわけにはいかない立場でした」という正当化だったが、
「自分の所属するクラス出し物の成功」という自分の利益の為に本郷の脚本を切り捨てていたにもかかわらず、その業を自分で背負わなかったことへの責めは、どうしても自分の人間性の否定に繋がるので反論したかったのだろう。本郷を助けてやりたかったという善人的な目的ではなく、堂々と自身の利益を追求したといえないイリスを、折木姉は批判したのだろう。


【えるの本郷先輩への固執について】
「きっと志半ばで筆を折った本郷さんの無念が、叫びが、隠されていると思うんです」
川原での折木との会話のシーン。この「無念」と「叫び」は、
氷菓編でえるの叔父が文集「氷菓」に隠した思いと同じではないだろうか?
えるが本郷先輩の隠された思いを汲み取りたい理由は、
叔父の時のような悲しい「思い」をだれかが明らかにして、
当事者にとって良い方向に物事を持って行きたい、
もしくはその悲しい思いを供養するような、そういう感情が働いているのだと感じた。

【折木とイリスの対決について~折木の怒りについて】
「だれでも自分を自覚すべきだといったあの言葉も嘘ですか!」
折木はなぜここでこれほど激怒したのだろうか?
折木はイリスに乗せられて推理と称した脚本コンテストに乗せられてしまった。
名探偵を一瞬でも気取り、本郷の思いを無視してしまった自分に対しての怒りと、
そうさせたイリスに対して、あれほど怒るのは自責の念がそれほど強かったからではないだろうか。

2022.10.6 追記
上記レビューの至らなさに反省しきりです。
折木が起こった理由、それはシンプルに「あなたは特別よ」「だれでも自分を自覚すべき」」というイリスの言葉によって自分の器を特別なものと意識させられた、そしてその言葉が建前、嘘であったこと、嘘により利用されたことが理由でしょう。
返して言えば、折木を利用するために折木自身が自分の評価を「特別」であるように思いこませる嘘をイリスにつかれたわけです。
それは折木にとって、自分を自覚する、あるいは自覚した行動、それは自分というものをポジティブに再評価できた、人生の分岐点のようなものだったわけですが、イリスという標識は、折木の人生の利益ではなく、自分自身の利益の為に折木を誘導し、折木はそれにはまってしまった訳ですから、
その自身の利益をイリスに再確認(可能性はゼロでも)せずにはいられなかったのでしょう。イリスの回答がわかっていたからこそ、折木は問い詰めたときに激怒していた、それが私の今の感想です。


【聡志「それにしても、羨ましい限りだね、全く」について】
聡志のこの言葉は、折木に対して言われたものであるが、
探偵役として人に物を頼まれる折木が羨ましく見えた・・・だけではないだろう。
折木が聡志の才能に対するフォローをした後の言葉だったわけであって、
皮肉であると捉えるのもいいだろう。折木は持っている才能が発揮され、
活躍している立場からの聡志への言葉だからこそ、
聡志は自分が日陰者で折木が表舞台に立っているような状態を、
日陰者として皮肉っぽく言ったのではないだろうか。

【江波倉子は何を思った?】
「私は企画に参加していません 興味がなかったので」
「本郷は生真面目で注意深く 責任感が強くて馬鹿みたいにやさしく 脆い 私の親友です」

これが江波の人間性が見えるセリフ。このセリフから読み解けるように、
映画企画は自由参加であり、興味が無い人は参加しなくても良かった。
興味が無いからと参加しないのは、人の輪に交わる必要性を感じていない性格といえる。
エピローグでの本郷のチャットでのセリフからも、
江波と本郷は対照的な人物でありながら、親友であった。
二つ目のセリフは本郷の性格を示すことで脚本の正体を暗に示しているが、千反田の仮説と合わせて考えると、
江波が何を思って案内役を引き受けていたのか、謎が深まっていく。

そして千反田の江波に対する仮説がこうだ。
「本郷さんは脚本の見通しを最後まで持っていたと思うんです 
途中で倒れたとしても 聞くことは出来たと思います 
それすら出来ない容態なら 
親友といっていた江波さんは絶対にクラスの皆さんを許さないくらい怒ると思うんです 
案内役なんて引き受けないくらいに 」

江波倉子は一体どのような立ち位置にいたのだろうか?
本郷の本当の状態を知っていたのだろうか?
イリスによる台本作りに乗って、本郷をかばおうとしたのだろうか?
本郷の脚本の結末を知った上での行動だろうか?
だがその場合、本郷の脚本が出来ているのをもみ消すイリスに対して、江波はどんな感情を抱くだろうか?

そして、台本作りをさせていることをわかっていたなら、古典部にどんな気持ちを持っていただろうか。


江波が本郷に嘘をつかれていたとしたら?本郷は病欠が多かったが、
それがあったために、江波はいつもの事とあまり気にしなかった?本当に?
江波は本郷と親友だと言ったなら、倒れた後に連絡をするはずだろう。
そこで、親友とまで言っている二人の間に嘘が存在するだろうか?
原作者の作品は暗いオチが多いので、それも考えられるが・・・

他薦で脚本は本郷と決まったというが、それは参加不参加の前だったのか、
参加の表明をした後だったのか、それはわからない。
だが、そこの真実で江波の中で本郷の自己責任だったという気持ちがあったかなかったか、
そんな事も考えられるだろう。

【本郷の脚本とえるの結末への興味】
えるが本郷の脚本の結末で気になっていたところ、それは、犯人と被害者が、どういう関係性であったのか、という部分にある。
それは、えるが想像した、密室への回答も含めた本郷の脚本であり、人の心情を考える、というえるらしい興味だと思う。
そこには、なぜその人物がその行動をとったか、という行動の裏付けの動機、確かに感情が存在する。それをえるは考えていたんだと私が気付いたとき、私はまた、この作品に新たな新鮮さと胸いっぱいの暖かさを感じた。
私はまだまだ、この作品を読み解けていないのだなという悔しさも味わいながら。(2022.10.6追記)

{/netabare}
【氷菓編】
{netabare}
文集氷菓を読み解き45年前の真実を解いていくお話。
関谷純が千反田に残した言葉の意味、氷菓二号における文芸部員の言葉の意味から、
時間の経過によって古典になってしまった45年前の真実が解き明かされる。

最後の謎解きで折木がイラついた理由、それは氷菓の示す関谷の残した苦悩のメッセージを、
気づいてやるべき後輩達(自分達)が気づいてくれない事に対してだろう。
関谷の苦悩を知ったとき、叫びたくても叫べない、生きながら死ぬ、
その苦しさや無念に少しでも共感をする事ができたなら、この作品が好きになっていることだろう。

悲鳴も上げられず死ぬとはどういうことだろう。
周りが悲鳴を上げることも許してくれない。
周りがなんと言おうと悲鳴を上げる勇気も必要なのではないか。
だれかに弱いと思われたり、言われたりしても、叫んだり泣く事も自分を守るためには必要なのではないか。
千反田に対して「強くなれ、生きたまま死ぬことになる」といった、
関谷純のその時の感じた恐怖、悲しさ、無念さ、辛さを感じることができただろうか。
(私には、自分にはどうしようも出来ない物事の大きさに恐怖し、
自分が大きな流れに声も上げられず潰されていく苦しさ、
自分の全てが終わってしまったような無念さ、そのどれもが辛く、苦しく共感を覚えた。)

「全ては主観性を失って、歴史的遠近法の彼方で古典になっていく」
氷菓編にこんな言葉が出てくる。主観性とは、当事者の気持ちであり、
今伝えられているお話は当事者の気持ちが失われたお話であり、それを表面的に読んでも、
当時の人が何を思ったのかは分からないという事だ。
その言葉からも、関谷純の感じた感情が薄らいでいくことへの無常さ、
そういったものがこの作品の儚さに繋がっているのだと思う。

再度書くことになるが、
このアニメは提示された謎解き(氷菓、映画のストーリー、泥棒の犯人)だけが謎解きではない。
登場人物が何を思ったのかを考え、どんな気持ちだったかを考えることが視聴者に送られた謎なのだろうと私は思う。

【薔薇色について】
折木は自分の灰色の高校生活の中で薔薇色に憧れがあったのかもしれない。
そして45年前の真実は薔薇色だったのかに疑問を持つ。
つまり、45年前の事件の真実を知ることで、自分が薔薇色に対して憧れがあるのか?
自分がなぜ他の人間を見て落ち着かないのかに答えを出したかったのではないか?
それが折木を推理に向かわせた原動力ではないだろうか。
そしてその落ち着かなさの理由はは他人が感情に揺さぶられ一喜一憂している姿を見ているからだろう。
最終回でのエア告白では折木は感情に揺さぶられ薔薇色になっているのかもしれない。

【生きたまま死ぬ?について】
これがえるのトラウマになったか、元々死への恐怖が人一倍あったのかは分からないが、
「愚者のエンドロール」編のエピローグで、死ぬお話に抵抗があると打ち明けている。
えるが本郷先輩の脚本にこだわった理由がここからきているのかもしれない。

「今感じた私の気持ち、それが将来どうでもよくなっているかもなんて、今は思いたくないんです」
えるの、人の思いを大切にしたいという気持ちの現れだろう。
時間が惜しいという意味ではない。未来の自分に胸を張りたいという思いでもない。
恐らく、すべての事に意味があると思いたいのではないのか。
対立する2つの事があっても、
どちらにも言い分があるという考えをするのが千反田えるではないだろうか(「大罪を犯す」を見てほしい)。
なにであろうと、無価値と思うことに抵抗が有り、失われていく記憶の中にある思いも、
価値があったと送り出してやりたい、そういう気持ちがあるのではないだろうか。
折木の「お前の中で時効になっていくのかもな」という言葉に反応し、
恥や外聞を捨ててまで45年前の真実を明らかにしようとした事からも、
千反田の性格の根幹にあるものではないか。

{/netabare}

【折木の成長について】
{netabare}
では、折木はこの問題を解いていきどのように成長したのだろうか。
1話目では「保留」千反田という感情の塊のような存在に、
無機質な回答しか行ってこなかった折木は答えが出せず「保留」した。
この保留は「不慣れな者は奇をてらう」という事を身をもって実行したことについてだった。
現状の状態に変化を求めず、様子見をしたかった、という折木の気持ちを福部聡は保留という言葉で言い表した。
しかし、この屈託が高くつくと予想した聡の言葉通り、
千反田は折木の能力を買って折木に頼ることになり、折木は変化を求められることになる。

2~5話では姉に書いた手紙で自分の省エネ主義へ疑問を向けたことを明かした。
折木は自分が周りが青春を謳歌し、なにも楽しめない自分に違和感を感じていたが、
氷菓の事件を追求することで自分の主義は悪くないと確認し、今まであった居心地の悪さを解消した。
少なくとも折木の中で「変化」があったことは確かだろう。
薔薇色と呼ばれる青春時代は誰かの犠牲の上に成り立っているのかもしれない。
そう考えると灰色の青春を過ごす自分には、
薔薇色は誰かを犠牲にしてまで手にいれるものじゃないな、と思ったのだろうか。

折木が氷菓事件の最後にイラついたことからも、問題解決に客観性を持ちつつ回答していくが、
誰かの感情に気づくことが出来るようになったことは人間として、大切な成長を遂げたと思う。
だが、千反田が関谷純との思い出でなぜ泣いたのかが、千反田が4話で疑問を解消できず、
5話で謎が全て解けたときに千反田が思い出して折木はその泣いた理由を知る。
その事からも、折木にはまだ人の感情まで推理に組み込む力はまだないと思う。


8話から11話では自分の能力と向き合い始め、
初めて大きな挫折をすることで、折木が成長する糧になった。
この挫折には、自分が問題の答えを外したから悔しい、ということではなく、
自分が他人の思いを考えてやれなかった自責のようなものが折木の心に深く残ったのだろう。

12話から17話では福部のセリフにもあったように、折木の才能が遺憾なく発揮された。
これは、挫折(愚者のエンドロール編での挫折)を味わったことで折木に成長があったということだと思う。
その成長は計算問題のように謎を解くのではなく、
他人の思いを考えることがより出来るようになったことではないだろうか。

最終話では折木が省エネ主義から脱却しそうになる。
折木の中で少しずつえるの存在が大きくなっていき、
えるに関してのことは「やるべきこと」になっていくのが伺える。
それは、折木の「やるべきこと」が少しずつ見え始めているともとれる。
{/netabare}

以下、1話完結の話のレビューです。
【正体見たり】
{netabare}
1話完結。古典部員達がまやかのツテで温泉旅館に泊まりに行き、
まやかのみた幽霊の正体を解き明かすという話。

この話で何が枯れ雄花なのかというのは、折木からすれば、幽霊は枯れ雄花であり、
有りもしない幻想や妄想に入る。同じくして、折木にすれば仲の良い兄弟など枯れ雄花である。

つまり、折木達は幽霊など存在しないということを明らかにしながら、
仲の良い姉妹というえるの理想も枯れ雄花である現実も明らかにしてしまった。
ラスト前、真実を知ったときのえると夕焼けの空が、
現実を知ることで、大人になるような、儚い気持ちを思わせた。

実はこの話の最後のシーン、原作とは異なる。詳しくは原作を読んでほしいが、
個人的には(兄弟のいる身として)アニメ版は救いがあって良いと思う。
確かに幼い姉妹兄弟はケンカばかりするものだが、
根底では兄弟愛というものが存在しているかも知れないを思う良い改変だった。
{/netabare}
【連峰は晴れているか】
{netabare}
折木の中学の先生がふとヘリを見て「ヘリが好きなんだ」と言った理由を突き止める話。
私は結構人の気持ちがわからないんだなと、改めて思い知らされた話。
折木は、仲間の心配をした先生の気持ちを考えてやれた。
えるは過去の他人の気持ちを考えて上げられる折木に対して、言い表せない感情を抱いた。
(折木が優しいというのもおかしいと思ったのだろう、
あえて言うなら、人の思いを大切にしてくれる人、だろうか)
私は折木の言葉も、えるの気持ちも察することができなかった。
人の思い、その時の感情、それを大切にしたい、
それを考えてやれる人間になりたいと、またひとつ、この作品に教えてもらった。
この話、原作の書籍には載っていない話なので
(野性時代か何かに載っていたのみらしい)漫画での書籍化が非常に楽しみだ。

追記【千反田の興味が折木に向いた】
折木がなぜ小木先生のヘリ好きが気になったか、それが気になってしまった千反田。
それは折木が他人のためには頑張って頭を働かせ、いつも自身の事には無頓着だった折木が、
自発的に自分の疑問を解決する為に動いたように千反田には見えたからだ。
単純に折木が気になるからではなく、
折木という人間をよく観察して人間性を分析しつつ千反田は疑問をぶつけている。
だが、単純に異性に対して「あなたの事が気になるんです」といわれるシチュエーションに折木は何を思っただろう。

{/netabare}

【手作りチョコレート事件】
{netabare}
あらすじ
バレンタインの日、まやかが聡志にチョコレートを渡すつもりだったが、
部室に置いていたチョコレートが誰かに盗まれてしまう。
千反田はチョコレートを盗まれた責任を感じ、古典部男子二人と一緒に犯人を捜す。

この話に関しては、まだまだ、考察しきれていない。
特に折木と橋の上で話したときの聡志の思いが中々難解。
勝ちにこだわった中学時代は高校生になった聡志はつまらないと評した。

そして、こだわることを辞めて、こだわらないことにこだわるようになった1高校時代の今を毎日が楽しいと言う。
聡志に「つまらなかった」と評された中学時代は、他人と自分を常に比較し続け、
自分の価値が、他人より上か下かの判断しかなかった自分に「つまらなかった」といったんじゃないか
その中で、自分のアイデンティティが貧相なことを悟り、こだわることをやめたのではないかと思う。
では何にもこだわらない高校時代を毎日が楽しいと評しているのは、
勝ち負けの世界を抜け出して、他人のいい所を直視し、自分と他人の境界を引き始めたため、
今まで見えなかった世界が見えるようになった、
もしくは他人と自分を比較しない世界(オンリーワンでいられる世界)が気楽で、
「楽しい」という自己評価に繋がったのではないだろうか。

また、「僕はまやかにこだわってもいいのかな」というセリフからは、
勝ち負けの世界からフェードアウトした自分が、勝ち負けの世界がまやかの住む世界や社会だとしたら、
その世界のルールを外れた自分が、まやかを独占することは許されない事、
という思いを持っているんではないか。
まあそんな事(世界の誰かが許さない事なんて)はないと思うのだが・・・。
自分の行いを許さない人が見てるかもなんて、
それこそいるかわからない神様に遠慮してるようなものだろう。
だけどそういう部分に許せない部分(非合理的)があるのが青春っぽくもある。

「あとちょっとでわかりそうなんだ」
聡志が折木に言ったその言葉は、
こだわらないことにこだわることで、
自分のアイデンティティ、進むべき道のようなものがはっきりとわかりそうだと思っているのだが、
でも今はもやに包まれた感じがする。そのような思いなのかもしれない。


{/netabare}

【遠回りする雛】
{netabare}
折木は千反田に頼まれ、いき雛祭りで傘持ちの役をしにいく話。

「しまった…よくない、これはよくない。
多分なんとしても俺は、ここにくるべきではなかった。
俺の省エネ主義が、致命的におびかされてる…」

千反田のいき雛姿を見て、こんな事を思う折木。
折木は千反田の顔が見たくてしょうがなくなる。
ここで、折木は「顔がみたい」という「やるべき事」かわからないことに執着する。
折木の省エネ主義は「やらなくてもいいことはやらない、やるべきことなら手短に」という考え。
やるべきことじゃない事をやろうとしている折木は自ら省エネ主義を壊そうとしている。
それほどに千反田に気持ちが傾いていて、折木の中では1秒が1分にも感じるような緊迫感があり、
しかし期待のようなものを感じてしまうワンシーンです。

「見てください、折木さん。ここが私の場所です。
水と土しかありません。人も段々、老い、疲れてきています。
私はここを最高に美しいとは思いません。
可能性に満ちているとも思っていません。
でも、、、、、折木さんに紹介したかったんです。」

千反田が桜の下で折木に言ったこの言葉は誰にでもいえるものと受け取った。
自分が生まれ育ってきた風景を特別愛しているわけでもない、憎むわけでもない。
千反田は自分がうまれ、見てきた風景を折木知ってほしかった。
折木に自分の事を知ってほしかった。
それは自分の事を知ってほしい相手に対して誰しも思うことがある思いだと感じた。
これは千反田にとっての告白なのかもしれない。
遠回りしてしまった雛のように遠回りな告白。
いろんなしがらみを抱える世界にいる千反田が、
少しでも折木に自分を知ってほしいという気持ちが伝わり、
いじらしく、綺麗なシーン。

折木「・・・寒くなって来たな。」
 千反田「いいえ。もう春です。」

告白とも取れる事を言いそびれた折木は言葉に詰まってごまかす。
寒くもないのに「寒くなってきたな」。その返しが「いいえ。もう春です」。

折木がいつものような会話でごまかす。
それに対し千反田もいつものような会話で返す。
お互いがお互いを理解し、いつもの関係を維持しながらも少し関係が進んだような終わりかたが、
いじらしさと喜びのようなものを感じさせてくれた。

{/netabare}

【持つべきものは】
{netabare}
そもそも省エネ主義をモットーとする折木がバイトをするという時点で、
既に折木に変化があったと見ていいだろう。
このときの折木は省エネ主義がぼやけている。
「愚者のエンドロール編」でのイリスとのやりとりで自分の立ち位置が分からなくなったのだろう。
特別でもなんでもない自分が何か特別な主義主張があるのが嫌気が差していたのかもしれない。
それが自分がモットーにしてきた省エネ主義であったとしても。
特別を気取ってしまった自分に対する嫌気が
「どちらにしろ俺は普通だ」なのではないだろうか。

「(大丈夫だ)」という折木の確認は、自分の気持ちに折り合いをつけたのだろう。
その気持ちは、「めんどくさ」という最後の言葉からも省エネ主義に立ち返ってはいるのだろうが、
「たまに頼られるのもいいな」という言葉からも多少灰色からの脱却も入っている。
頼られることで救われたのは折木だった。
それは折木が特別だとか普通だとかの非日常的な憂鬱な考えにとらわれていた所を、
古典部の面々に頼られることにより日常に戻れたことからの発言ではないだろうか。



{/netabare}

全体の感想として、日常的な青春の感じだけど、非日常な青春も交じり、
非常に羨ましく思う部分もあり、共感できるような出来事や人物の立ち位置、
登場人物に対する感情移入が多く、楽しめた作品でした。

未だに氷菓の本当の魅力を伝えきれずむずむずしています(笑)。
私が氷菓に心を打たれた理由が未だに伝えられない。
今のところ、「人の感情や思いを考えることの素晴らしさ」を気づかされた、
という感じにしか書けませんが、私のレビューで、
氷菓という作品に込められた思いを少しでも感じ取って下さる方がいれば嬉しく思います。

投稿 : 2022/10/07
閲覧 : 2061
サンキュー:

214

ナイアガラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

IQ180の世界なのか?

「私気になります」
で有名なこの作品。
作画も美しいとの事で気になっていたが
見ていなかった作品。

期待感も高まり、ようやく
見てみるか〜と思って視聴開始。

したが…

まさかの1話でギブアップ…

なにこの頭が回りまくる登場人物達…

そしてこんなかわいい女子と話してるのに
なにもリアクションがない男子高校生…

今後もこういうテンションで展開が進むことが
予想され…そっとじ

変な迷宮事件的な事柄に女子が首を突っ込み
それを皆で解決していって
その流れの中で恋愛とかしちゃうんやろなって思うと
心底、どうでもいいわ

ってなっちゃった。

個人的な好き嫌いも大きいと思うが
こういう不可解な謎を
IQ高いイケメン朴念仁が
さっそうと解いてくスト-リ-
に興味がわかなかった…。

投稿 : 2022/10/05
閲覧 : 99
サンキュー:

3

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

日常+ミステリー

原作は小説らしいですね
作画に関しては安定の京アニ文句なしで
季節感がすごいよくできてる作品だなあと言った感じ
またキャラクターは色々出てきてはいるが主にメインは4人なので少ない分わかりやすく一人一人が濃いのもいい
個人的には文化祭編がヤマ場でかなり見所がおおいのと
こんな学校憧れるってアニメランキング1位だと思う
だって部活にしても文化祭にしても魅力ありすぎでしょってくらいたっぷり魅力あったもんね!
あと折木の真似したくなるくらいカッコよくて中学生だったら真似したくなりそうなキャラだったね
優しさの理由もかなりいい曲なのでぜひ聞いてみて

投稿 : 2022/09/03
閲覧 : 70
サンキュー:

9

まめ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見応え満タン

これだけの話数でこんなに満足できるのはすごい。
京アニ?を崇拝するきっかけになったぞよ!

投稿 : 2022/07/25
閲覧 : 88
サンキュー:

3

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

また春が訪れる

京都アニメーション制作。

日常系青春ミステリ、
米澤穂信原作の古典部シリーズ。
深刻な事件が起こるわけではなく、
日常のちょっとした謎にまつわるお話。
好奇心旺盛なヒロインがかわいいです。
田舎の風景ものどかで作画は美しい。
派手さはないけど雰囲気がとても良いですね。

お薦めは「クドリャフカの順番」、
神山高校文化祭で起こる、
連続盗難事件「十文字事件」に古典部が挑む。
奉太郎は省エネをモットーに生きていますが、
{netabare}彼が他者に歩み寄る話でもあるのですね。
少しづつ社会性を獲得していく。{/netabare}
それはとても大事なことでしょう。

また春が訪れる。
{netabare}桜並木の夕暮れの風景、静かに歩く2人、
心が洗われるほど、美しい終幕でしょう。
きっといつか気持ちを言えるさ。{/netabare}
小さな街の小さな世界にも幸せはあるのだ。

青春は揺れて、挫けて、ホロ苦い。
それで良いじゃないか。

投稿 : 2022/06/22
閲覧 : 829
サンキュー:

115

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

好奇心ってきっと人生を面白くします。

何事にも積極的に関わらずかといってボッチでもない
省エネ主義者の主人公の折木奉太郎。
姉の手紙をきっかけに古典部の教室へ。
そこには運悪くも閉じ込められたことも知らない一人の少女との
出会いがありました。

この最初の登場のシーンから自分はヒロインの千反田 えるの魅力に
惹きつけられてしまったのかもしれません。

湧き上がる好奇心にもう我慢できませんって感じでウルウルする瞳。
「わたし、気になります!」って迫ってくるお嬢様。
頼られたらなんでもやってあげようってなるのが男ってもんです。
(自分だけかな!?)

彼女のスイッチには消極的な
奉太郎でさえも動かすパワーありましたね。

そこへ奉太郎の親友の福部 里志と彼を慕ってる伊原 摩耶花の
4人が集う古典部での活動の日々、様々な謎?を解き明かしつつ
展開していく物語は時に面白く、時に少々退屈にも感じました。

晩酌しながらの視聴だったせいか小難しい話は眠くなっちゃうんですよね~><!
そんな私にもとても解りやすく
謎についての説明が図解や楽しくて面白い演出でいつも描かれてるのは
好印象でした。

クラッシックの楽曲の数々が、時にミステリアスな雰囲気だったり
叙情的な雰囲気で物語を盛り上げます。
特に多用されてたと思うのですけど
「シシリエンヌ」のピアノとフルートの調べが感想書いてる今でも頭から離れないです。

ただ
時にこれが眠くなる一因でもあって視聴中に何度か寝落ちしてしまって
見直す回も多くありました><!

好きだったエピソードは学園祭の回で
沢山作りすぎた氷菓を売り切るために奔走するえるを描いたシーン。
学園祭での数々の出店に「いけません、いけません!」
いつもの好奇心爆発して誘惑にすぐ負けて寄り道しちゃうえるちゃんの姿が可愛すぎます!

反省しつつも次々と誘惑されちゃう彼女の姿に吹きました!

それにしても数々の謎を解いてきた奉太郎。
後半は期待度上げ上げで
「わたし、気になります!」って顔が近いっ、近すぎるって、もはや
キスしてますよね(笑)って距離に何度となく二人で頬を赤らめるさまに観てるこちらが恥ずかしくなっちゃいました(笑)

えるの事ばかり書いてますけど、摩耶花も感が良くて頭が良い子でしたね。
なぜか奉太郎へのあたりはきつ過ぎる気もしますけど。
バレンタインチョコの里志とのくだりはちょっと女の子として辛過ぎるんでない?って思っちゃいました。

里志の劣等感は最後までよく理解出来なかったかな~。

最終回
生き雛祭りでの
最後のえるの告白は彼女の無邪気で可愛らしい印象に加えて
将来までを見通して覚悟を決めて歩む力強さを感じました。

何度も挫けづに想いを告げる摩耶花もそうですけど
女子達の強さに対して
頭が良すぎて考えすぎなのか、男子達が煮え切らなすぎますね。
(過去に何があったらそうなるんでしょう!? 単純に可愛いヒロイン達にグラグラしちゃう自分には理解出来ません><!)

彼らが幾度となく解決してきた謎よりも
簡単に、っていうかもう答え出てるだろっていう彼女達への気持ち、
告白が劇中なかったのが残念というか消化不良ではあります。

まあそれは
今後の学生生活でまだチャンスあるかってことなんでしょうかね。

何かに打ち込んで熱くなる青春!って感じの物語ではないですけど、
何気ない学生生活の一コマを好奇心一つで掘り下げて
楽しんでしまう。
彼女がいるだけでこんなにも日々が楽しくなっちゃうって凄いな~って
改めて思います。

結論、千反田 えるに最後まで魅せられた作品でした。

投稿 : 2022/06/22
閲覧 : 145
サンキュー:

24

ラートム さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あきない

日常系は飽きる!そんな人はこの作品を見るといいと思います。日常系ですが、飽きません。

投稿 : 2022/06/14
閲覧 : 93
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3

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ユートピアでは無い。えるたそがオアシスなのか?

アニメーション制作:京都アニメーション
2013年10月 - 12月に放映された全22話+OVA1話のTVアニメ。
原作は、米澤穂信の推理小説『〈古典部〉シリーズ』
監督は武本康弘。

【あらすじ/概要】

舞台は飛騨の小京都と思しき神山市(モデルは岐阜県高山市)
2012年(原作の2000年から変更)の四月から物語は始まる。

市内にある進学校・神山高校の新入生、折木奉太郎。15歳。1年B組。
主人公である彼は、面倒くさいこと・やらなくていいことに首を突っ込むのを避ける省エネ主義者。
どうしてもやらなければいけないことなら、手短に片付けて終わったことにしてしまいたいのだが。

勿論のこと、部活動に精を出すなんて論外で帰宅部志望であった。
しかし、数年前に同校を卒業し、現在は海外を放浪中の大学生の姉・供恵からの脅迫めいた手紙で、
彼女がかつて在籍していた部員ゼロで廃部寸前の古典部の存続のために入部することに。

学校の中に誰にも邪魔されずにダラダラ出来るプライベートスペースを持つのも悪くないか?と、
部室である地学準備室に入ると、そこには先客がいた。

彼女の名は、千反田える。同じく新入生であり1年A組。
地元の名家「豪農」千反田家の一人娘であり、清楚な容姿の美少女である。
おっとりとしたお嬢様育ちであり、世間ずれしてない感じ。
気位が高いわけでもなく見栄とか気にせずに飾らず、彼女にとっての自然体というところ。
だが好奇心の塊であり、日常のなかで少しでも疑問を感じることを見つけては、
目を爛々と輝かせ息がかかる距離まで顔を近づけては、『わたし、気になります!』
やはり、おかしな娘かもしれない。

折木奉太郎。千反田える。
そして、他部と掛け持ち入部で奉太郎と腐れ縁の福部里志と伊原摩耶花(同じく1年生)の4人で、
めでたく古典部は存続。

千反田えるの好奇心に振り回されて日常の謎を追っていくうちに、
“名探偵”折木奉太郎の推理によって、
古典部の文集「氷菓」に秘められた33年前の同校で起こった真実などの数々のミステリーが解き明かされることになる。

『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』『遠まわりする雛』
本アニメ全22話は上記四冊で構成されて、入学から翌年の春休みまで語られる。

【感想】

なにぶん、このアニメは居心地が悪い。

やる気がない、スカした主人公。
主人公の周囲にいるのは、「僕はなんでもお見通しだよ!」な顔したホモっ気を疑ってしまう親友ポジの男。
文句が多いクレーム担当の毒舌不機嫌女。

そして、ヒロイン。ヒロインは天然清楚系美少女という位置づけなのだろうが、
吐息の温度を感じる距離に主人公に顔を近づけて誘惑しては、『わたし、気になります!!』
で、「宿題」を毎度毎度押し付けてくる。なんとも面倒くさい連中であろうか?

もし、自分が主人公ならこう言うであろう。
『お前ら、探偵ごっこにイチイチ俺を巻き込むな!』と。
推理小説というジャンル上仕方ないことなのだろうが、普通の高校生の普通の友達付き合いとは言い難い会話が多い。

しかしながら、そんな4人がマシに見えるほどその他の生徒たちの性格が良くない。
友情と上辺だけの関係は別物であり、学校で同じクラス同じ部活だからといって、ただそれだけの赤の他人。
自分の損得や気持ちよくなることだけしか頭にない利己的な生徒もいれば、
深い考えもなしに気に入らない人間に平気で嫌がらせする生徒もいる。

振り返ってみると高校時代の人間関係なんてそうなのかもしれない?と思い当たることがあって悲しくなってきた。
自分が好きな相手、気に入った人間には幾らでも優しい善人になれても友情や愛情を注げる対象なんて一握りなのだ。

なかにはマトモなモブもいるし、人の善悪なんて個人差なのかもしれないが。

しかし、そんな世知辛い作品世界だからこそヒロインの千反田えるが天使に見えてくる。
このアニメの感想をぐぐると、必ず『えるたそ~!』が連呼される。
そう、推理や人間関係の機微といった原作小説の面白さ云々以前に、これは大正義ヒロインを愛でるアニメなのである。
少なくとも原作に手を触れない層には、そうであるに違いない。

代々続く家柄故に躾が行き届いているのか経済的にも恵まれた家庭環境の良さからなのか、
他者を妬んだり恨んだりする必要が皆無な境遇で育まれた善良さがにじみ出ている。

人をバカにしたり足を引っ張る人種とは、そうでもしないとプライドを保てない余裕のない手合であり、
そういうことを全くしない彼女の性格は、多分そういうことなのだろう。
また、名家の娘としていろいろ考えている部分もあり、
最終回まで観ると彼女のまっすぐな性格は一周回って気品まで感じられて好ましく思えてくる。

その反面、私はこのアニメで嫌いな主要人物が一人いる。
福部里志である。
詳細は省くが彼の葛藤はたかだか15年間の人生で全てを悟ったつもりになっていてなんだか気持ちが悪い。
彼の言動は逃避と誤魔化しの産物であって、道化に徹している仮面の下の本心があるようにも見えるのだが。

人生とは積み重ねと経験で軌道修正していく、命尽きる日までゴールが無いものである。
里志は“可哀想な僕”に自己陶酔していないで、もうちっと泥にまみれてヨレヨレに生きるべきである。

これが30歳、40歳になって回顧すると若気の至りで苦笑いするものであればともかく、
これが福部里志のゴールであるならば恥ずかしく思う。

里志がバレンタインでやったことは決して褒められる類ではないし、
そういう間違ったキャラが摩耶花などとの人間関係で軌道修正していく話なら良いのであるが、
残念ながらアニメではそういう話はない。
原作で続きを読めばスッキリするのかもしれないが、内容によってはしないのかもしれない。

勿論、『氷菓』とは、まったりゆるゆるな日常アニメではなく、
人間のきれいな部分も歪な部分も楽しむものであるかもしれないが。

原作の古典部シリーズのファンであるならば、人物解析やトリックなど別の視点がいくらでも生まれてくるのだろうが、
私のようなニワカから見れば、ヒロインである人気キャラ『千反田える』の可愛さが無ければ、
埋没してしまうアニメに見えてしまうのであった。
キャラ評価は3.5ではあるが、千反田えるだけは5.0であることをここに明記しておく。
(のちに4.5に変更)


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/06/13
閲覧 : 977
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130

ネタバレ

にと さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ミステリーは日常にある。

米澤穂信先生による原作、氷菓からいまさら翼といわれてもまでを読了した上での評価であることに留意されたし。

アニメ版では、タスクオーナ先生による漫画版氷菓のキャラクターデザインや作風に大きく比重しており、原作の描写以上にラブコメディの要素が入っている他、若干のギャグ要素もある為、少し手が出にくいと思った方は、これを機会にぜひアニメから鑑賞していただき、アニメではまだ描かれていない『二人の距離の概算』、『いまさら翼といわれても』を、小説か漫画にて読了していただければ、作品の魅力がより伝わるのではないかと思う。

と、ここまで視聴のハードルを上げてきたのだが、なぜここまで読了して欲しいかと言うと、それはキャラクターの深掘りが大きく行われるのが最新刊『いまさら翼といわれても』だからであり、主人公として描かれる折木奉太郎が省エネ気質で、朴念仁のような人間になった理由や、ヒロインである令嬢千反田えるの抱えることになる苦悩、福部里志のモットーや人間としてのあり方について、伊原摩耶花の確執のある先輩とどうして筆をとることになるのか、それぞれのキャラクターの掘り下げが行われるため、ぜひ読了して頂きたいのである。

さて、ここまで時間を無駄にするような拙文を読んで頂いた皆様からは「おい、アニメ氷菓のレビューじゃなくて最新刊のステマじゃねーか」と言われかねないので、きっちりとアニメについて触れていこう。

まず作品についてはタイトルのままなのだが、日常に起こるミステリーを、主人公折木奉太郎(たまに別の誰か)が、解決していくというものである。その中で、まだ高校生という限られた世界の中を生きている少年少女たちの、問題の解決による葛藤なども描かれ、青春群像劇とも違うなかなか一筋縄ではいかない難儀な作品になっている、勿論褒め言葉である。

そして京都アニメーション渾身の映像美、これに触れず何を語るのか。岐阜県高山市をモデルにした(作中では神山市)本作は、その全てが筆舌に尽くし難いほど美麗に描かれ、また、キャラクターの描写も(特に心理描写については)、アニメーションという作品を一段階上の領域へ昇華させていると言える完成度であり、また、作中のミステリーとしての完成度も高く、きちんと視聴者にも解決のための糸口が提示される(とは言えど、視聴者がホームズやポアロでもない限り解決できないものはあるが)。

さて、これ以上話を続けると、一話一話ネタバレをしそうな程であるので、ここらで締めくくりとしたい。
好きな作品を語るオタクが早口になるように、もっと語りたいことが沢山あるのだが、今ならフェルマーの余白に書いた気持ちがよくわかる。まあ余白とか関係ないので、どちらかと言えば時間が足りないとでも言っておこう。

最後に、米澤穂信先生は所謂イヤミス、俗っぽい言い方をすれば胸糞悪いミステリーも得意とする作家なのだが、小市民シリーズという氷菓シリーズとは別の、学生がメインになる作品も存在するので「この場でまたステマかよ!」と思われるかもしれないが、ぜひ書店で見かけたら手に取っていただきたい。

投稿 : 2022/06/09
閲覧 : 98
サンキュー:

5

freehuman さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白い

10年ぶりくらいに2度目の再視聴。やっぱ面白いね。それだけに京アニ事件で失ったものが大きすぎる。レンタルだけどDVDだとロケハン風景とかが特典映像になってて、力入れてたんだなぁと(今回はdアニメで視聴)。原作続編も出てるし、また京アニが作ってくれると嬉しい。春に始まり春で終わるというのは粋だなと思う。

投稿 : 2022/05/23
閲覧 : 79
サンキュー:

4

ネタバレ

AO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

人を選ぶ

ジャンルはミステリーだが、殺人などの重いテーマではなく日常の些細な問題の解決を主軸に置いており、全体的な雰囲気が少しリアルに近い(過剰なリアクションなどの2次元的な表現が抑え目)ため、アニメをあまり見たことない人でもすんなり入りやすい印象

一方でストーリーが単調でキャラが曲者揃いなのでかなり好みが別れると思う

全体的な雰囲気を楽しむ作品だと思うが、個人的にはあんまりハマりきれなくて途中で断念してしまった

京アニさんの作画は10年前とは思えないキレイさです

投稿 : 2022/05/05
閲覧 : 115
サンキュー:

4

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私、気になります!

 面白かったです。誰も死なないミステリー、青春などで良かったと思います。個人的に面白かったエピソードは、文化祭ですね。特に物々交換の話は笑えましたwそして初期の「氷菓」のタイトル回収も好きです。
 OP、EDも良いです。OPは爽やかな青春、って感じで思わず口ずさみたくなる、いい曲です。そして作画に関しては京アニだから言わずもがなキレイです。

 しかし、、、僕が思うに京アニはもうハルヒ、けいおんキャラのポジションで固定化されているような気がしますねぇ、、、別に面白ければなんでもいいんですけれど、飽きられていないか、ちょっと心配ではあります。今回も
千反田えるー>ハルヒとムギちゃんを足して2で割ったようなキャラ
折木奉太郎ー>よりひねくれた、頭のいいキョン
みたいな感じですし。
 あと個人的に苦手だったのは、サトシかな。一番「は?」だったのはバレンタインの話。ミステリーとしては良くても、「なんでそんなことしたの?」と、思っていることがよくわからなかったです、、、あとまだ高校生なのにそんなに達観しているのもどうかなって、、、う~ん、、、

 いろいろ言いましたが、なんだかんだ好きではあります。気が向いたらまた見返そうかな、と思うくらいには。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/05/03
閲覧 : 391
サンキュー:

27

コタロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

氷菓を評価?!・・・なるほどな・・・

京都アニメーションここにあり
きれいにまとめています。

さすがに満足させてくれる作品です。

青春という名の部活道
興味津々解決物語!

声優さんもいいですね!
見る価値ありの一品
恐れいりました。

京アニ・サイコ〜♪

投稿 : 2022/04/24
閲覧 : 107
サンキュー:

3

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2重構造の日常の謎にバラ色を探すホータローの青春。一番好きな推理小説です。

 推理ですので、謎の解答については触れていません。本当は本作の素晴らしさを語るには謎解きについて書きたいですが、ネタバレで隠すことはできますが、推理小説のネタバレをアップするのは止めておきます。

 この作品は特にメインになる話において日常の謎解きの下に真の謎がある、と言う構造です。ヒューマンドラマが隠れています。さらにホータローが千反田に対する距離が縮まって行くプロセスが描かれます。

 つまり、推理ではありますが、ホータローがバラ色の高校生活…それは千反田でした、というラブコメでもありました。更にホータローが主体性を獲得して行き自ら行動して行くという成長が見られました。
 ラブコメとしての水準は非常に高いです。主人公の心の変化をここまで丁寧に面白く描いた作品は数少ないでしょう。

 ここに見えない登場人物、姉の存在があります。恐らくですがホータローの学園生活について思うところがあったんでしょうね。海外からでもホータローを遠隔操作できる強者でした。前半は活躍しますが後半はフェードアウトします。

 桁上がりの4名家とかもうまいですよね。名家という存在でさりげなく舞台が田舎で因習があることを表現していたし、名家のつながりが交友関係やストーリーの要素になったりします。

 なお、1話目について、前後半別れた話で導入のような軽い話ですが後半の女郎蜘蛛の会…これ、重要です。千反田との距離感についてこれが喫茶店のシーンにつながり、そして最後は遠回りする雛につながってゆきます。

 刑事事件にもならない日常系推理ではありますが、謎の中には、本人たちにとっては自分事で大きな意味を持つ事件もありました。

 氷菓は千反田、映画はホータロー、文化祭はマヤカそしてサトシのプライドの問題でもありました。もちろん遠回りする雛はホータローの「自覚」でした。バレンタインはサトシとマヤカです。
 優れた推理とこの主人公たちの内面と恋愛感情の部分を言葉で説明しないでストーリーで見せたところがいいですね。ホータローのバラ色の生活を含めて、重層的な意味を描けた本作は本当に素晴らしいと思います。


 映像・アニメ表現に関しては、キャラデザ・作画は最高です。原作のイメージ通りで、しかも破綻が一切ないと思います。ヒロインの髪、瞳の輝き、雪や桜の表現など効果的で美しかったです。
 主人公、ヒロインその他、声優も雰囲気がぴったりあっていあました。

 幻想的な映像表現で遊びの部分もありましたが、そのレベルが高くてともすれば映像的には地味な本作について上手く処理したなあという感じです。

 演出では、もともと高校生にしては大人びすぎているキャラばかりの中で、マヤカの性格作りが原作に比べてきつすぎるかなあ、というところがありました。

 アニメ版になってマイルドな性格になった登場人物もいて、原作の意味が若干変わっているところはありますが、見ている側からするとよい改変です。もし、原作を読むなら比べるといいかもしれません。

 キャラでは十文字先輩の見た目としゃべり方が素晴らしいです。短時間しかでませんが、育ちの良さをちゃんと表現できています。
 もちろんヒロイン千反田のキャラデザ、ぶっとんだ天然ぶりも素晴らしです。ヒロインのエロシーン(温泉回と水着回)もあるといえばありますが残念ながら全然エロくありません。これは意図的な演出の気もしますが。11.5話の水着回でかろうじて…いや、やっぱりエロくはないですね。


 総評としては、推理小説を題材にしたアニメはいろいろありますが、出色の出来です。青春ラブコメとしても、かなりの水準です。アニメの出来、演出、ストーリー…5年、10年後に見ても古さを感じないでしょう。

 なお、自慢になりますが、遠まわりする雛、ふたりの距離の概算、いまさら翼といわれても、は初版本を持っています。それくらい本作は原作時代からのめり込んでいました。

 以前のレビューを大幅に修正しました。

投稿 : 2022/04/06
閲覧 : 280
サンキュー:

14

テングタケ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

わたし、気になりません!

11話まで鑑賞。
高校を舞台にした推理物ですが、首無し死体もバラバラ殺人も出てこず、どうでもいいことばかり推理してます。aとdを間違えたとかどうでもいいでしょ。そこでタイトルの言葉です。
アイスクリームなんて、「夏のお嬢さん」の頃からあるネタでしょ。今更…。
本作を気に入るかどうかは、ヒロインを受け入れられるかにかかっているでしょう。私は駄目でした。天然で他人との距離感をつかめず、ズカズカ他人の領域に踏み込んでくる押しの強い迷惑女。それが私の見たヒロインです。
映画の話でせっかく面白くなってきて、POV物という一段回目のオチは良かったんですが、その後の真相はつまらなかったです。
本作はBGMにクラシックを導入していて、それが悪いわけではないんですが、それにしても有名なフレーズ使いすぎでしょう。バッハとかフォーレとか…。例えるなら、ショックなシーンで「運命」とか「トッカータとフーガ」とか「チゴイネルワイゼン」とか使うぐらいのベタなセンスです。
半分観たんで、もう勘弁してもらっていいですよね?

投稿 : 2022/03/31
閲覧 : 217
サンキュー:

5

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春×ミステリー

 全ての点において超高品質の素晴らしいアニメでした。
 個人的には欠点らしい欠点はなかったかと思うので特に良かったポイントを少し多いですが4点ほど挙げます。
 
 まず1点目は美麗な作画です。
 ここはもう天下の京アニといったところで背景の作り込み、キャラ描写、動きの繊細さなどどれをとっても他を寄せ付けないクオリティでした。最終話の桜の乱れ咲きのシーンなんかは見ていてゾクっとしました。

 次に2点目、タイトルの回収です。
 この「氷菓」というタイトル一見すると何を言いたいのかさっぱり分からず、徐々に点同士が繋がっていきタイトルの真の意味が分かる仕掛けになっています。
 これはもう見てくれとしか言えませんがシンプルに感動しました。やはりタイトルに関わってくることもありこの「氷菓」に関するパートはかなり力が入っていましたね。

 3点目は、演出です。
 はっきり言ってミステリーの質という点では流石に同ジャンル一本で勝負している他作品よりは一歩落ちます。
 しかしながら空気の作り方や細かな間の使い方、カメラワークなどで凄いものだと思わせる、ゾクっとさせるのが上手いなと思いました。
 ミステリー色を強め過ぎてしまうと変な緊張感が出過ぎてしまい、本作とは合わないでしょうからそのあたり絶妙な塩梅だったと思います。

 最後に4点目です。個人的に最も良かったと思う点なのですが、キャラ萌えです。
 そんなこと?と思われるかもしれませんがこれこそが氷菓を傑作たらしめている所以だと本気で確信しています。それほどまでに氷菓に登場するキャラは男女問わず魅力的すぎました。個人的には入須先輩が推しでした。

 京アニの作る空気感は独特で心地いいものがあり、それを感じられる最たる例が本作だったかと思います。

92/100点

投稿 : 2022/03/21
閲覧 : 96
サンキュー:

9

てんてん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良作でした

良くまとまっている作品でストーリー展開も興味深くすんなり完走できました。
ラストもとても綺麗でした。

投稿 : 2022/03/21
閲覧 : 125
サンキュー:

3

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

氷菓の感想

折木 ほうたろう君は髪の毛ぼさぼさで
すこしうつむいて歩いてると
ちょっとかっこいい男子なんだけど

でも
なんかめんどくさがりやみたい
自分では省エネって言ってるけどw

たのまれてもいやいやだったり
いつも分からないとかって言って
にげようとするのはほんとは自信がないのかな?

でも
推理はすごいよ☆
にゃんがよく分からなくって
へーとかふ~んとか
思って見てるうちにおわっちゃう^^;

ちたんだ えるちゃんは
たぶん学年で1番くらいにかわいい子
そして何でも気になる子^^
どうやったらこんなに明るくなれるのかなぁ
にゃんはうらやましいナ

でも
成績いいのに
どうして自分で考えられないのかな?って
にゃんは思った

たぶん
きっとそのうち自分よりいろいろ考えられる
折木君が好きになるんだろうなぁ。。

ふくべ さとし君は折木君と仲がよくって
いろんなこと知ってる
あまりやりたがらない折木君を
その気にさせるのがじょうずなの

いばら まやかさんは折木くんの幼なじみ
でもさとし君が好きみたい
それってアニメではめずらしい?
ちょっときつい子かな

この4人が古典部の部員
でも
やってることは謎をとく事

景色とか花とかの絵がきれいだな^^
説明のとき入るアニメとかって
またちょっとちがった絵で
怪談のところなんかはこわかったぁ。。

だけど
食べ物の絵はあんまりおいしそうじゃなかった
(にゃん気になりますw)

ミステリーだけど
にゃんのまわりにもありそうなおはなしだから
すごくおもしろくはないけどいつも見ちゃうんだ~

って思ってたらこのごろ殺人事件のナゾ
しばらくやってるような気が。。。
にゃんったらあたま使うのニガテだから
だんだん分からなくなってきたー^^;

でも
折木君やっと少し自信がでてきたのかな?
そしたらもっと
ステキになると思うんだけどな☆


かんや祭のおはなし
けっこう長かったから
かんや祭がいろいろ見られてよかった♪
なんだかにゃんも
ほんとに参加したみたいだったよ

いろいろあったね^^
どきどきしたりおかしかったり
ちょっと悲しいところもあった(´_`。)

だけど
ぜんぶ見おわったら
いろんなおはなししがつながってて
やっぱりにゃんはただ
へ~すごいなぁ~って見てるだけだった♪

18話からはまた
ちょっとした学校でのナゾにもどっちゃって
ちょっとざんねん。。

でも
最終回はとってもきれいだったなぁ☆

さいごにほうたろう君がえるちゃんに。。。
(*´艸`)きゃっ♪。。って思ったら。。


でも
もう春なんだぁヽ(*´v`*)ノ

さいごのさくらの花びらと
えるちゃんの笑顔がとってもきれいだった☆

投稿 : 2022/03/16
閲覧 : 2653
サンキュー:

502

ネタバレ

publica さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

京アニ

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 128
サンキュー:

0

ネタバレ

xwTza00790 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

里志が好きくない

全体的には良くまとまった俺には少し難しい良いアニメだと思います。

このアニメを見て一番気になったのが、「期待していた」という言葉に関して解釈したデータベースという位置にいる福部里志の言い回し。

このアニメの内容というよりも、この里志というキャラが作者本人の投影した自分自身なのではないかと思うくらい、「期待していた」ということに関して力説している。

作品としてみるのであればよくない。
多分物書きとしての結果なのだろう。

拘りというのは拘れば拘るほど面白いと個人的には思うが、その分拘り抜いた結果その境地に立つ人は少ない。結果理解は得られないんじゃないかな。

人間はいろんな要素から相手を判断してると思うんだけど、大部分は見た目だと思います。もっと具体的なエピソードでもあれば違うんだろうけど、中身なんて中々一人一人知りえないから、谷というキャラに対してあそこまで毛嫌いする里志の方が個人的ではあるが理解に苦しんでしまう。

単に嫌と言えない里志が男らしくないなと。
人は相手の気持ちを察することくらいしかできないし、それはもちろん100%ではないし、言わないと相手が理解できないことなんて当然のようにあるわけで…。角が立つかもしれないので避けている里志はその人間関係でリスク回避を選択しているともいえるのに、それに対して言い訳するんだなーと。

ということを俺も氷菓しときます。

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 137
サンキュー:

3

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

気にならない

まだ2話までしか観てないけど
なんか地味だなぁ
京アニなんで作画は良いんだけど。

てかそれくらい
当人達に聞きゃいいじゃんと思ってまう。
コミュ障か?

6話まで視聴
{netabare} 数学の先生が何で授業の進捗を間違えたのか{/netabare}なんてどうでもいいでしょ〜。思春期の高校生ならもっと気にする所あるでしょ〜。

マスクはどっちの方を口に当てるのか、とかさ~w

投稿 : 2022/01/30
閲覧 : 241
サンキュー:

10

ほうたる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

心の機微

正直推理ものと青春を掛け合わせるのはとても難しいと思う。そんな中高校生の繊細な心情を細やかに描写していてよかった。

投稿 : 2022/01/18
閲覧 : 127
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

これを最後まで観るならコナン観る

最初の話で断念したその理由は、謎解きが余りにも酷い内容だったから、その内容は姉に、古典部に部員がいない為、廃部になるからと強制的に入部させられたから、古典部に向かったが鍵が閉まっていたので、鍵を使いドアを開けて中に入る。
そしたら中に女の子が居た、女の子も古典部に入部する事が分かったから、廃部を阻止出来た、その為自分は入部せずに帰ろうとする、戸締りをお願いすると鍵を持ってない事が分かる、で女の子はどうやって部室に入ったか疑問に思う、どうやって入ったか聞いたら
鍵が開いていたからと答えた。俺が来た時は閉まっていたけどなんで?で謎解きが始まるんだけど、以下の通り

下の階ではマスターキーを使い各教室に入り、蛍光灯をチェックしている工務員がいた。
どうやら女の子はその工務員の作業の合間に古典部部室に入り、気づかれることなく鍵が閉められたらしく、それが閉じ込められた謎の真相だった。
気づかれる事なく閉められた?そんな事ある?w
という事で観る気が失せました、けど作画はとても綺麗だった

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 192

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良い

日常の出来事に推理要素を盛り込んだアニメ。
どことなくインパクトに欠ける気もしますが、知らない間にどんどん続きが気になって観ていました。

調べてみると原作は推理小説。アニメの最終回以降にも続きがあるようです。
人にもよると思いますが、私個人としては、アニメだけで一定の区切りがついているように思います。
日常の出来事を扱っているので、そこまで続きが気になるということもありませんでした。続きは想像の中で描いて下さい的な区切りの付け方をしています。

投稿 : 2022/01/02
閲覧 : 260
サンキュー:

10

さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

何回みたか分からないぐらい見てる大好きな作品です!とにかく作画が大好きだし、一人ひとりのキャラも大好きです!

投稿 : 2021/12/04
閲覧 : 121
サンキュー:

3

ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

考えずに人任せなヒロインと、省エネが本音ならすべて嘘かもしれない主人公

軒並み高評価の作品ですが、自分にはこの手の作品のおもしろさが伝わってきません。
ミステリーとしての質も物足らなければ、人間ドラマとしてのキャラクターの魅力も足らず、
高校生のゆるい日常を描いた日常アニメと割り切った方がしっくりくる。

以下ネタバレで。あんまりいいこと書いてません。
{netabare}
5年ぶりくらいか。身近なひとが米澤氏の小説が好きだと聞いたのと、以前として氷菓の評価が高いのでもう一度挑戦したのですが・・・やはりつまらないままでしたw すんません。

すでに一話目や文化祭エピソードについては触れているので、今回はまだ書いていない密室殺人の結末について、映画撮影の回のネタバレ評価します。(全然いいこと書いてないので、ファンの方にはすみません)

このエピソードでは、脚本を担当した本郷の作品への思いや考えが重要視されています。
文化祭での上映に向けた目玉企画とのふれこみ。ただ、本郷の参加はあくまで導入のみ、ロケーションの設定に立ち会っただけで、ミステリの結末を完成させていない時点で、この作品に本当に本郷の気持ちがこめられているとは思いにくいです。

・実は本郷の脚本はすでに完成していた?
本郷は撮影現場に下見に訪れて、実際の撮影に立ち会っていないことがわかっている。この時点で脚本は未完成。
作中では俳優陣によるアドリブにより殺人事件になったと結論付けられているが、脚本もない状態で撮影を進めることそのものに無理があり推理が破綻している。

・実は本郷は好かれていた
作中での本郷の性格は控えめで気弱だったために追い込まれたとエルはいうが、撮影班の証言からも<誰もケチをつけたことはない。本郷の仕事は全員が認めていた>と証言し、周囲の本郷への信頼は篤かったことがわかるので矛盾している。
本郷が不在でも、それぞれみんなが本郷の意向に沿って演技したと考える方が素直で、全員が全員、本郷の意向を無視して勝手に殺人事件に仕立ててしまったとは考えにくい。

・実は本郷も殺人事件を考えていた
アンケート結果により関係者のほぼ全員が殺人事件が起きると思っていたことがわかった。実際の撮影でも殺人事件になった。
脚本の本郷が小道具で切り取られた腕がつくられた事実を知らないわけがなく、事前の打ち合わせがあって当然と思えば、本郷自身が乗り気ではなかったとしても殺人事件を想定していたとわかる。
しかし作品中での本郷は殺人が起きないストーリーを考えていたと結論付けられている。矛盾していないか。
撮影日を知らないわけがなく多少なり結末の脚本のイメージを親友に伝えることなどできたはずなのにそれもせず、撮り終えた映像を見て想像と違ったからショックを受けて入院したというが、それは無理がある。
状況証拠としてホームズの作品リスト、少ない血のりがあるのみ。

・犯人役について。
撮影前に本郷から頑張ってと励まされた俳優が犯人だと指摘されているが、なんの確証もなくただの妄想にすぎない。なぜ当人に話を聞かないのか意味がわからない。

・ザイルについて。
小道具担当より本郷が、人がぶら下がっても丈夫なザイルにこだわったという証言がある。主人公の書いた脚本では忘れ去られて宙ぶらりんなまま。説明できないことが多い。

・そもそも誰も映画の結末に興味がない
主人公が広報担当のアイデアに手を加えた7人目人物の結末で撮影は無事終了した。しかし、周囲の評判はよくない。主人公の親友は本郷が参考にしたホームズの作風にそぐわないという。ヒロインのエルは本郷の意志が反映されていないと指摘する。
つまり、誰もがぼんやりとでも自分で考えた映画の結末に主人公がたどり着けなかったことに不満をもったことがわかる。それもかなりハッキリと冷たく感じるほどで、この登場人物たちの性格の悪さがよくわかる。

・委員長の
エピソードの最後になって、委員長の真意が問われることになる。文化祭の目玉企画を成功させたいと言う委員長に、主人公の姉は本郷はじめ全員のアイデアがつまらなかったからだろうと指摘する。
主人公は委員長に対し、ただ単に脚本コンテストをやりたかっただけだと怒りに震えるが、この指摘はおかしい。主人公と委員長がお茶をした際、誰もが無能でアイデアを採用すると企画が失敗するからと吐露し、頼りになるのは特別な存在の主人公だとハッキリ名言している。
依頼の中身はビデオの正解をみつけてくれとのことだが、脚本家の本郷が入院中で会えない時点で、主人公に新たな脚本の依頼をしているのと同じことだとわかるだろう。

なにもかもがちぐはぐで、作者自身が整理できていないのがよくわかる未熟な作品に思えます。
今回も途中で断念。なぜこうまで評価されるのかちっともわかりませんでしたw


ここから下は以前の評価です。

まず、え???となるのが、第一話の密室のミステリー。
ヒロインのエルが気がつかないうちに鍵のかかった部室に閉じ込められていたというが、
その答えが蛍光灯を換えるおじさんが閉めていった…ですよ。

はぁ????? んなアホな!!!!

教室じゃなくて準備室という狭い空間におじさんと2人きりでいて、2人とも気がつかないとかありえます?
どんだけエルが外を眺めていようが、おじさんが蛍光灯を取り替えるのに夢中になってたとしても
すぐ目の前の人の存在に気がつかないことがないでしょう。
で、しかも確認せずにドアに鍵かけて出て行くとかありえない。

カンヤサイ、氷菓という言葉の意味を知る回についても同じ。
あれはあくまで作者の示す答えであって、読者には考える自由があるとしたら、
あれだけの事件を起こしたセキタニさんがつけた氷菓の意味は“評価”じゃないかなと思います。

作中の答えはシャレているけど、無慈悲な評価を下されレッテルを貼られて学校を去ったわけで、
評価という言葉の方が自分にはしっくりきますね。

自分のしてきたことを信じるほどに社会からの評価、学校からの評価、学友からの評価、
家族からの評価が恨めしくもあり、見返したい気持ちもあり、解放された気持ちもあったでしょう。
でも未来の自分の評価だけはこれから自分が決める。くらいの意味とかの方がかっこいい。

よくよく考えれば彼らの両親や祖父レベルの年代って戦前が戦中ですよね?
英語教育がどれほどだったかわからないけど、そこで英語もじった言葉を考え付くより、
日本語で絶対的な権力を匂わせる一言、支配的な意味合いを示唆する言葉の方がしっくりくるかなぁ。

というか、毎回、気になる連呼だけしてるエルという子は、なぜ自分の頭で考えないのでしょうか。
そこが不思議でならない。
自分からすれば、そっちの方が気になります。

怒り始めた数学教師の謎とかいい例で、先生のところに聞きにいけばいいだけじゃないですか。
それもしないで他人に答えを求めてその見解を鵜呑みにする姿勢がよくわからない。
そして、なにより怖いのが、それで簡単に納得してしまうのが恐ろしい。

正直、オリキくんも、どこまで真実を語っているかは謎だと思います。
エルに振り回されるのを嫌って嘘の謎を仕組んだ女郎蜘蛛の一件からして、
彼が冷たい嘘をつける人であることを忘れてはならない。

場合によっては、都合のよい解釈をみつけて提示しているだけかもしれず、
それは彼のセリフで度々でてくる『これではエルは納得しないだろうな』にあらわれています。
要は、エルを納得させることができればいい、それが振り回されずに済む省エネの早道だから。

ふと思うんですよね。
エルとハルヒ。どちらも勝手に騒いでまわりを巻き込むタイプなのだけど、
自分はハルヒはありなんですがエルは苦手で、その差はなんだろうかと。

ハルヒは無自覚な天然だけに悪意を感じないけど、エルにはしたたかさを感じているのかも。
このすばでアクアが泣きまねしてましたけど、ああいう愛嬌あるあざとさは好きですw
仕方ないなぁーと笑ってしまうだろうから。

結局のところ、エルというキャラが受け入れられるかどうかなんでしょうね。
よく言えば知的好奇心が旺盛な女の子なんですが自分からすると、この程度の謎や疑問を
自ら解決しようと努力しないのでは、好奇心が旺盛なだけで終わってしまうということか。

本当に興味があるなら、カンヤ祭やセキタニジュンについてもOBに聞いてまわるくらい
のことをしてもいいと思うんです。
事情を知っていた先生と同年代の卒業生なら地元にだってたくさんいるはずだと思うし、
商店街で聞き込みするだけでも違うでしょう。
それをすべてオリキ君の推察推測だけで満足して終えてしまっていいものか。
君の興味ってその程度なの?て気がしますね。
{/netabare}

投稿 : 2021/11/21
閲覧 : 448
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17

イザヤ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

懐かしい高校時代

学園ミステリーとしては,日常的すぎるのかもしれないがとても面白い作品です。視聴しているとなぜか高校時代を思い出しました。千反田もめちゃくちゃ可愛い。

投稿 : 2021/11/04
閲覧 : 186
サンキュー:

2

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

文化部の世界

脳筋には理解できない繊細な世界、こういう高校生活を送る経験もしてみたかったなと思います。
正直本当にアイスクリームだったときは視聴中止してしまいましたが、ラブコメ王道の倉庫閉じ込め回や神作画の雛祭り回等後半にどんどん面白くなっていき、最終回のもう春です、で「えるたそー」となりました。文化部の皆さんは本当は「まやたそ」のほうが好きなんだろうなと想像しますが、私にはまだわからない世界です。奥が深い。

投稿 : 2021/10/13
閲覧 : 217
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9

はなちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

淡々としたテンポ、でも悪い意味では無い

学園ミステリーですが、あくまで大事件ではなく学園内で起きた不思議な事に対して、主人公達が推理をしていく物語です
なので、ハラハラやドキドキよりも、ある種で淡々とした流れで進行します

けれど不思議なのは、日常的な空気感なのについつい視聴してしまいます

特別、濃厚な恋愛がある訳でもなく、それこそ怪奇事件でもなく、ちょっとした事に対して推理をして、その推理自体はあくまで相手の心理描写を代替している様な話が多いです
そんな浅い感じにも思える作品なのですが、当初私も継続して視聴出来るのかな?なんて思っていましたが、この世界観に引き込まれてしまいました

不思議です

ただ暇だから視聴したとか、非常に視聴したいからではなく、何気無く視聴し始めたら独特の流れ、独特の切り口を見させられ、その中で勿論ですが京都アニメーションのアート作品の一部に魅させられた気持ちになります

然しながら、深いミステリーやもっと緊迫した流れが欲しいと思う方には、結構物足りなさを感じる作品であるのも一つです

投稿 : 2021/10/12
閲覧 : 158
サンキュー:

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氷菓のストーリー・あらすじ

何事にも積極的に関わらない奉太郎が、姉の命令で入部させられた古典部で、部員の少女の叔父が関わった三十三年前に起きた事件の真相に迫る。省エネ少年と好奇心少女が繰り広げる青春ミステリー。(TVアニメ動画『氷菓』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年春アニメ
制作会社
京都アニメーション
主題歌
≪OP≫ChouCho『優しさの理由』、こだまさおり『未完成ストライド』≪ED≫千反田える(佐藤聡美)・伊原摩耶花(茅野愛衣)『まどろみの約束』、千反田える(佐藤聡美)・伊原摩耶花(茅野愛衣)『『君にまつわるミステリー』

声優・キャラクター

中村悠一、佐藤聡美、阪口大助、茅野愛衣、ゆきのさつき、置鮎龍太郎、ゆかな、小山茉美、早見沙織、悠木碧、川原慶久、浅野真澄、豊崎愛生、小倉唯、阿部敦、伊瀬茉莉也、入野自由、小清水亜美、広橋涼、秦勇気、山崎たくみ、小西克幸、こぶしのぶゆき、日笠陽子、伊藤かな恵、升望、近藤孝行、森川智之、進藤尚美、茅原実里、寺島拓篤、竹達彩奈、寿美菜子、福山潤、杉田智和、谷山紀章、杉山紀彰、平川大輔、吉野裕行、石塚運昇、永井一郎、西村知道、二又一成、田中正彦、千葉繁、諏訪部順一

スタッフ

原作・構成協力:米澤穂信(角川文庫刊『古典部シリーズから』・少年エース連載)、 監督:武本康弘、シリーズ構成:賀東招二、キャラクターデザイン:西屋太志、色彩設計:石田奈央美、美術監督:奥出修平、撮影監督:中上竜太、設定:唐田洋、編集:重村建吾、音響監督:鶴岡陽太、音楽:田中公平

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