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「新世界より(TVアニメ動画)」

総合得点
87.4
感想・評価
3339
棚に入れた
15912
ランキング
148
★★★★☆ 3.9 (3339)
物語
4.2
作画
3.6
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.8

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新世界よりの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素晴らしい原作を使ったが、やややっつけ仕事で冗長なアニメ化

原作小説は第29回日本SF大賞を受賞。原作小説は未読だが、アニメだけでもその肩書きに恥じない素晴らしく重厚な物語に感じた。
ただその原作に胡座をかいてしまったのか、色々と勿体無いアニメ化になってしまったのではないかとも思う。

【ココがすごい:情報量と開示のコントロール】
見出して感じるのは「わけがわからない」ということだろう。
序盤から何の説明も無く、様々な用語が飛び交う中でストーリーが展開していき、その独特な雰囲気に視聴者は呑まれていく。1000年後の茨城という舞台設定に未来的な要素はまるで無く明治か、最新で昭和時代かのような田舎で後進的な風景が続く。1台の車でさえ通る気配も無い。
そんな中で唯一『呪力』と呼ばれる超能力をどんな人間も持っているという設定だけが誰でも解る筈だ。主人公・渡辺早季(わたなべ さき)ら子供たちは呪力の使い方を学ぶために『全人学級』と呼ばれる学校へ通っている。
手を使わずにトランプタワーを作ったり、砂絵を描いたり、駒を動かす大規模なゲーム大会を開いたり────いかにもラボ的な授業の様子が描かれるのだが、その日々の中でクラスメイトが1人、また1人と姿を消してしまう。
『ネコダマシが悪い子を連れ去ってしまう』なんて噂も広まる中で子供たちは「規則を破れば何者かに消されてしまう」恐怖を少しずつ心に刻みつけていくものの、12歳の子供であるが故に迂闊な行動や危険な好奇心も抑えられない。そして────
1話からかなりの情報量がある。独特な生態系と人間社会で構築された本作だけの世界観。そして意味深に挟まれる回想やモノローグ。この大量な情報を納めるために主題歌はEDの1曲のみで、本来OPが入る尺をも本編描写に充てている。それらを全て理解できなくとも「子供がいつの間にか消える」というホラーサスペンスな現象が視聴者を物語に惹きつけていく。
わけのわからない謎の展開は1話から3話まで続くのだが、4話で「何故子供が消えたのか」が一気に説明される。それまでわからなかった謎がパズルのピースを嵌めるように1つずつ確実に埋まっていく展開は一種の快感ですらある。思わず「なるほど」と口走ってしまうほど伏線と情報開示のやり方が上手く、複雑なストーリーもつっかえることなくしっかり呑み込ませてくれる。

【でもココがひどい:ボノボってんにぇ!】
1話から4話までである程度は世界観に説明がつき、その後は主人公たちがピンチになりそれを打開する。ここまでは割と素直に作品を楽しめるのだが、ピンチを打開した後は急に時系列が2年も流れる。
主人公らは禁断の知識を得て自分たち「人間」が何者かを知った筈なのだが、その知ったことはとりあえず後に置いておかれてしまい、代わりに何故か恋愛描写が描かれる。それも同性同士で、いやに生々しい。キスは舌を絡み合うフレンチキス、女の子同士なら相手の胸に顔を埋めるB行為まで描写している。
これはファンの間で『ボノボる』と呼ばれており、その必要性を説く場面もあるのでこのような展開になるのは分かるのだが、1話前まであれだけ緊迫した状況だったのに、急に同性同士の恋愛という展開に変わるのはついていくのが大変だ。私自身は百合やエロシーンには殆ど抵抗は無いが、やはりそういった描写を入れた作品はどこか俗っぽくも感じてしまう(事実として、漫画版の作者は「サービスシーン」として捉えていた旨を巻末コメントで残している)。
またこのようなエロティシズムを描写するにあたって本作には「作画力」が足りない。キャラクターデザインはかなり淡白な仕上がりで洗練されてはおらず、漫画版の方が早季やマリアといった女性キャラを圧倒的に可愛く描いている。本作の地上波放映は2012年に遡るが、類似作品の『ひぐらしのなく頃に(2007年)』よりも粗雑な印象を受けた。作画レベルが5年ほど古いのである。

【そしてココがつまらない?:ダレる】
展開が変わっても、この作品のやり方は変わらない。謎をばらまきながらストーリーを展開し、パズルのピースを嵌めるかの様に謎を明かす。決してワンパターンというわけではない。ばらまかれる謎はどんどん大きく、そしてどんどん主人公らの身近へと接近してくる。嵌めるピースは「パズルの大きさ」が把握できないほど大きな物が実に気持ち良く嵌まっていくのだ。
ただ、それ故に「パズルの大きさ」が把握できないため物語の終着点が中々見えてこない。当然最終話まで観ればいいだけの話だが、そこへ辿り着くまでは常に五里霧の中を彷徨わされることを覚悟して観なければならない。
常に伏線を残し、少し解決したと思ったら新しい伏線をばらまく。物語がどこへ向かっているのかが掴みにくく、2クールという長さも相まって「ダレ」のようなものを感じてしまうのは残念である。
話の冗長さは情報量とストーリーの構成上、致し方ないのだが本来は回避できた筈だ。この作品は決定的に「アニメーション」としては微妙であり、独特の世界観を作るために奇抜な演出がとられることも多い。
普通の作品にならよく使われる止め絵やキャラクターの表情のアップ等、視聴者に強い印象を残し物語の決定的な部分を作り込む技巧。これを殆ど使用せずに敢えて濁した演出をとっているので、この作品のわかりづらさを助長してしまっている。

【でもココが面白い:重厚なストーリー】
それでもわからない部分をちゃんと理解しようとする気概で観ればこの作品はとても面白い。ストーリーは序盤から中盤までは「伏線」と「積み重ね」だ。
{netabare}本作は8話毎に主人公らの年齢が重なり『12歳』と『14歳』、とんで『26歳』の時のエピソードの3部作で成り立っている。しかし全員がその年を迎えられるわけではない。14歳では実に3人もの友人(班員)が物語の舞台から降ろされ、大きな禍根を遺してしまう。呪力と呼ばれる超能力を持った人間の中に生まれる『悪鬼』と呼ばれる殺人鬼。そんな悪鬼を恐れるあまり、この世界の大人は「間引き」をする。
主人公らはこっそりと行われた間引きに気づいてしまう。やり方は残酷で恐怖の募るものばかりだ。1000年後の日本は人間から溢れる呪力の影響で異形の生物が多く、人間が意図して異形にした生物もいる。そんな異形を大人は間引きに使う。
しかし、それは仕方のないことだ。悪鬼が生まれてしまえば対処方法は無いに等しい。多くの人間の命を守るために大人は子供を間引く。主人公らはそんな世界で「間引いている」事実に気づき怯える。ここまでが序盤のストーリーだ。{/netabare}
{netabare}今、ここまで読んでいただい方はこの展開から「異生物と人間の戦い」という展開に変わることを想像できるだろうか?
これまでの伝奇ホラーのようなストーリーから一変、終盤は血塗られた歴史の再来───「戦争」へと展開する。人間を神と崇めていた筈の「バケネズミ」たちは、物語の序盤から徐々に徐々に反乱を仕組んでおり、主人公らの行動も戦争の引き金となっている。
それは幼いが故の過ち。それは幼いが故の思いからの行動。それまで丁寧に描写した設定を積み重ねるように終盤のストーリーを作り上げていく。
大人たちが子供を殺してまで生み出さないようにした「悪鬼」、人間が意図して生み出していた「不浄猫」、言葉を喋れる「バケネズミ」──── 全ての要素が終盤のストーリーを紡ぐためのものである。
18話からの展開は怒涛の展開だ。保っていた平和の崩壊、力関係の逆転、そして現れる悪鬼……。そして、それまで見てきた視聴者だからこそ「悪鬼の正体」が否が応にも分かってしまい、わかっているからこそストーリーが気になって仕方ない。
そして訪れる最終回。あまりにもあっけない、あまりにもあっさりとした最後だ。
だが、全てが終わった主人公たちの気持ちは視聴者にも痛いほど伝わり、美しいほど悲しい物語だ。{/netabare}
{netabare}この物語に「悪」や「罪」というものはないだろう。誰が悪いともいえない、恐怖に囚われた人間が取った行動ゆえの業、人が人を思うからこそ行った罪。それは主人公側も敵である「バケネズミ」側も変わらない。
敵である筈の「スクィーラ」の最後の叫び、最後に描かれるバケネズミの正体、そして、この作品の最後の最後で安堵できるシーンが描かれ物語は「新世界へ」と紡がれる。{/netabare}

【総評】
『魔法少女まどか☆マギカ』と同じくシナリオの力で視聴者を圧倒し、批判すらもねじ伏せていくタイプと評する。なのでアニオタ界隈でも本作はまどマギと並び2010年代初頭を代表するアニメ作品として名が挙げられることもある。その名作扱いに大きな異存はない。円盤はあまり売れなかったようだが現在ではもう評価のアテにならん指標だし
高評価の前提として「原作」の出来の良さがあるだろう。序盤は独特な雰囲気と設定の難しさでとっつきにくさを感じるものの、それを乗り切ってしまえば「人間の業」を描いたようなストーリーは他作品では中々味わえない、じっくりと様々な物──世界観──を描写しており、それがいつか私たちの世界に訪れる「未来」、もし私たち人間が「呪力(超能力)」を持ってしまったらという「IFの世界」として魅せているのも上手く、その時どうすれば本作に起きたような惨劇を回避できるのかを夢想する楽しみ方も出来る。
ただ、そんな素晴らしい原作を決して高くない品質で、恐らく全部分をアニメ化してしまったのが残念だ。
「あまりに壮大なSF作品であるためにアニメ化は不可能とされてきた『新世界より』を数々のヒット作を生み出してきたアニメーション会社『A-1Pictures』が実現化させた!」と書くと聞こえはいいが、淡白なキャラデザや作画は最後まで安定することがなく、表情の変化も乏しいためにせっかくの緊迫感や臨場感が削がれてしまっている。夜や洞窟を舞台とすることが多く基本的に画面が暗いのだが、そこにいるキャラクターたちの「色彩」も淡いので背景の暗闇に呑まれがちになっており、何が起きたのか観てもちゃんと解らないようなシーンが何度もあった。
同じシーンでも原作の小説なら文章による想像でシーンを頭の中で描けるが、絵として画面に出てしまっているアニメで中途半端に描写してしまったことでストーリーをより難解にしてしまっている。本作はストーリーとしての盛り上がりは十二分に備わっているのだが、アニメーションとしての盛り上がりはいまいち薄い。
{netabare}全体的なストーリー構成も、もう少しテンポを良くして『業魔』の部分を思いきってカットしてしまえば、もしかしたら1クールという観やすい尺に収まったのでは?というのが個人的な意見。終盤に関わる用語が『悪鬼』や『愧死機構』の方であり、業魔はそこまで深く関わらなかっただけに中盤のエピソードがダレる要因になりかねないなと思ったり思わなかったり。人気ファンタジー作品『ハリー・ポッター』の原作小説をそのまま映像化したかのような冗長さも感じてしまい、初見ならまだしもふとした時に2回、3回と本作を周回できる人はそこまでいないんじゃないかと思う。{/netabare}
そういった欠点で傾きがちな本作を支える「声優」さん方の演技が素晴らしい。独特な世界観を後押しするよう深刻に緊迫感のある演技をしており、登場人物が12歳から26歳と成長していくことによる声優の変更も自然に行われ、違和感が無い。作画のせいで表情の乏しさに加えて子供時代と大人時代の人物の外見年齢でさえブレブレだったが、種田梨沙さんを始めとする役者さんの奮闘により耳から区別がつくようになっている。熱演が光る部分も多く、最後のスクィーラ(CV:浪川大輔)の叫びは深く突き刺さった。
正直な所、アニメだけを観ても本作の基本設定や1000年の歴史は解りづらい。公式ではYouTube「tvasahi」チャンネルで『新世界より 超スッキリ講座』という解説動画を出しているのでそちらの視聴も強くお奨めする。

投稿 : 2023/10/23
閲覧 : 147
サンキュー:

6

ネタバレ

秋川 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

中盤がつまらなかったけど全体的には面白かったです

前半の禁忌に触れている感じ知っちゃいけないことを知ってしまうゾクゾク感が面白かったです。ただ、中盤になると飽きてきます。瞬がいなくなったり守がいなくなったりと似たような展開だなと思いました。

ここからは俺の自己満です。



見た後で守と真理亜が神栖66町を離れてどうなったのかかなり気になりました。原作でも守と真理亜が神栖66町を離れた後にどうなったのか明かされていないみたいなので自分で考えました。

富子さん曰く、スクィーラが倫理委員会に提出した真理亜と守の骨は、DNA鑑定により真理亜と守のもので間違いないとのことです。このことから真理亜と守の死亡は確定しており、その真理亜と守の骨を提供したのはスクィーラであることから真理亜と守を殺したのはスクィーラだと考えました。

ここでスクィーラ達がどのようにして人間の真理亜と守を殺したのか気になりました。子供一人ですらバケネズミのコロニーを潰すことができるのに子供二人を相手にどのようにしてスクィーラ達がどのようにして真理亜と守を殺したのか考えました。

スクィーラ達は寝首を狩ることで真理亜と守を殺したのだと考えました。富子さん曰く、周辺の町に守の討伐命令が出ている中、子ども二人だけで生き抜くのは難しいとのことです。また、真理亜と守は夏季キャンプでスクィーラと深く関わっておらず、いざ窮地に立たされると早希達を置いて真っ先に逃げるスクィーラの面従腹背の本性を知りません。守は失踪中にバケネズミに助けられています。このことから真理亜達かスクィーラかのどちらかがアプローチして、スクィーラが真理亜達のサバイバル生活を助ける体制ができ、真理亜が子どもを産んだ後に寝首を狩ったのだと考えました。



ラストのメシアを殺すトリックについても考えてみました。

メシアに覚の扮装をした奇狼丸を攻撃させ、攻撃が終わったタイミングで奇狼丸が扮装を解く。そうするとメシアは「自分は同種であるバケネズミを攻撃してしまった」と認識し、愧死機構が発動してメシアが死ぬというトリックでした。

しかし、奇狼丸がメシアに向かってゆくシーンで奇狼丸の後ろに早紀がいて、呪力でメシアの取り巻きのバケネズミを殺していました。見ていてなぜだろうと思いました。そもそもこのトリックを使うなら奇狼丸とメシアに1on1させればいいのではと思いました。そこであのシーンで早紀が後ろにいた理由を考えてみました。

もしあの場面で奇狼丸を一人でメシアに向かわせていたら、メシアが奇狼丸を攻撃する前にメシアの取り巻きのバケネズミが、奇狼丸を攻撃して殺してしまうかもしれません。そうするとトリックを使ってメシアを殺すことができません。そこで早紀が奇狼丸を取り巻きのバケネズミから守る必要があったため早紀が後ろにいたのだと考えました。

また、奇狼丸がメシアに向かっていくシーンで奇狼丸が取り巻きのバケネズミに指を指したタイミングで早紀がそのバケネズミを殺すことで
メシアにより確実に奇狼丸を人間だと認識させる効果もあるのだと考えました。



スクィーラは最終話の裁判のシーンで「私たちは人間だ!」と言っていましたが、スクィーラがどのようにしてバケネズミが元人間であることを知ったのか疑問に思いました。

ミノシロモドキに聞いたのかと思いましたが、4話で瞬がミノシロモドキに「奴隷王朝の民や狩猟民族(呪力のない人間)はどうなったのか」と聞いた際にミノシロモドキは「残念ながらご質問に答えられません」と答えました。ご存じの通り、呪力のない人間は遺伝子を操作されてバケネズミに帰られました。ミノシロモドキに聞いても答えないことをスクィーラがどのようにして知ったのかわかりませんでした。



紛らわしいので愧死機構やバケネズミが生まれた経緯を自分ように整理。

暗黒時代(能力者と非能力者の抗争の時代)によって人口が大幅に減少したことを受けて、果てしない抗争を終わらせるため能力者に愧死機構を植え付ける。(愧死機構は呪力によって発動するため非能力者には無効)

しかし、呪力を持たない非能力者は能力者を殺せるのに呪力を持つ能力者は非能力者を殺すことができない問題が浮上する。

そこで呪力を持たない人間の遺伝子を操作してバケネズミに変える。バケネズミの容姿は醜く、人間とは大きく異なっている。そのためバケネズミは元人間と認知してた当時の人達でも愧死機構に影響されずバケネズミを殺すことができる。
覚は最終話にてバケネズミが元人間であることを頭では分かっていても人間と見なすことができないと言ってます。さらに早紀がスクィーラの無限地獄の罰を解いて間接的にスクィーラを殺すシーンでも早紀が愧死機構による発作に苦しむ様子は見受けられません。

投稿 : 2023/07/13
閲覧 : 295
サンキュー:

2

ネタバレ

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ホラー感溢れる設定が恐怖と興味を煽る

主演種田梨沙、ヒーロー役に梶裕貴(成長後の声優)って珍しい組み合わせじゃないですかね?それはさておき内容は凄くハラハラした。ホラー味の強い独自の世界観のインパクトが強く、平和に過ごしていた日常が一変するという突然の恐怖や世界の真実といったミステリー要素と相まって印象深い雰囲気を残していた。
化け物が生まれる原因を知った時はメッセージ性の強さや恐ろしさを改めて再認識させられた。

良くも悪くも印象深い傑作だなぁと思ってます。

投稿 : 2023/06/12
閲覧 : 148
サンキュー:

4

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ラストにもってかれました!

不気味で、不穏な空気感が漂う世界観。視聴して本当良かったです。特にラストの伏線回収には、とても驚き、これは私たちの世界の話であるということを感じました。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 119
サンキュー:

3

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

想像力こそが、すべてを変える。

 アニメを視聴後、原作を読んでみました。

 全話視聴して思ったのは、、最初は専門用語が多く画面や話の雰囲気が暗く陰鬱としていました。しかし、4話ぐらいから世界観や歴史の説明が入り、物語にのめり込むようになりました。途中は説明が多く残酷な真実がだんだん明らかになりますが、18話から大きな戦いに入りスリリングな戦いが始まり面白くなります。全体的に暗く陰鬱であり退屈なところが多いですが、ストーリー重視なので全体的に面白いです。この話は大きく分けて3つ。主人公の年齢が12歳、14歳、26歳のそれぞれで語られます。ここからは原作準拠でそれぞれの話をメモします。

・12歳
{netabare}この話の主人公・渡辺早季が35歳視点から語られるところからスタートします。まず早季はなかなか呪力に目覚めなかった。しかしある日やっと呪力に目覚めることができた。大人たちから特別な試験を受け、晴れて今の学校を卒業できる。そしたらもう一人呪力に目覚めない人が消えていた、、、。さらに早季の班は6人で、普通に授業を受けていた。そしたらある日その内の一人が消えており、皆の記憶からも消えていた、、、。5人はサマーキャンプでミノシロモドキから歴史を知り、大人たちから警戒されるようになる。バケネズミや風船犬など不気味な生物も登場し、より一層世界の謎が深まる。{/netabare}ある程度謎が分かったとはいえ、まだまだ分からないことだらけです。ここは伏線が溜まってる最中ですね。

・14歳
{netabare}時は流れ、2年後へと移る。唐突なBL、GLに(;゚Д゚)、と思いきや事態は深刻なことになり、班の一人の瞬の様子がおかしい。そしてある日いなくなる。瞬と早季は両想いだったが、瞬は業魔となってしまいいなくなってみんなの記憶から消え去る。それが異常に感じた皆は謎を探っていると倫理委員会の議長に目を付けられ、業魔の説明や次世代の議長を託される。ある日、命を狙われる危険を感じた守がいなくなり、彼を守ろうと真理亜もどこか遠くへ行ってしまう。{/netabare}いろいろと謎が明かされだんだん面白くなってきました。ここから面白くなっていきます。

・26歳
{netabare}26歳。主要人物は2人しか残ってません。ここから人間とバケネズミとの全面戦争になります。しかもバケネズミ側は人間を従えているという状況。緊迫した展開が続きますが、いろいろあって人間側が勝利します。最後のオチはビックリしました、、、バケネズミも元々は人間だったんですね。{/netabare}緊迫したバトルが多くて面白かったです。

 全体的に見て面白かったです。序盤に謎・伏線があって後半になって謎の答えと全面戦争が始まる、そんな展開でした。作画がどうこう言われてますけど、僕は別に気にならなかったです。人間の闇、恐ろしさが感じられました。まあ僕はいろいろと衝撃的なアニメをたくさん見たので見慣れた感はありますけどね、、、

 ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2023/03/10
閲覧 : 1323
サンキュー:

33

ネタバレ

グレイシア さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何と戦っているのか、敵は誰なのか

断っておきますが、記録程度になってしまいました。

間違ってるかもですが時系列で行くと主人公が12歳、14歳、16歳、26歳、36歳の順だったかな?

年齢はあんまり覚えてないんですけど、とりあえず4フェーズくらいあります。
もともと主人公サキのいる1班は6人グループです。
最初に、一番地味な女の子がいなくなる。
次に5人で夏キャンプみたいなイベントで外の世界を知る。バケネズミとも初遭遇。ただし、記憶は改ざんされる。

そして、16歳ごろシュンが豪魔?みたいなのになっちゃって処分される。これもみんなから記憶が消されてしまう。この頃、シュンとサトル、サキとマリア、そしてぼっちのマモルというなんとも言い難い恋仲が発生。ただし、シュンが消えたことによりそれも解消。

その後、一番出来の悪かったマモルの処分が迫る。消された記憶の断片に気付いたこともあいまり、4人はどうにかしようとする。マモルが自給自足で生き抜こうと旅立ち、それにマリアもついていく。サトルとサキはバケネズミの村などを訪ね2人を探すが見つからず。永遠の別れとなる。

そして、10年後の26歳ごろ、バケネズミたちの戦争を監視する役にいたサキ。ある夏祭りの日、バケネズミが人間を滅ぼしにくる。隠し兵器はなんと悪鬼だった。そう、呪力を使う人間は同胞を殺すことができないように遺伝子に組み込まれている。そのため人間は悪鬼になす術がない。それにその悪鬼の正体はあのマリアとマモルの子だったのだ。おそらくバケネズミに捕まり子どもをパクられてそのまま殺され、人間を殺す兵器として育てられたのだろう。
大量の死者を出しながら人間とバケネズミの争いは最終局面へ。

悪鬼を同士討ちさせたと錯覚させたことにより倒すサキたち。人間が勝利したのだ。

そしてさらに10年後。サトルとサキは結ばれていた。
戦争によりこれまでの人間の管理体制は大きく崩れた。そこからまだまだ復興はできていない。そして、バケネズミたちへのこれからの対応も決まっていない。これからどうなっていくのか楽しみ。
だが分かったこともある。バケネズミの正体は元は人間と同じだったこと。1000年前からの歴史の中で生まれた悲劇のようなものであるということ。
そしてなにより、想像力とは何か。

ストーリー概要を大雑把にまとめるとこんな感じですが、メッセージとしては、
自分たちと同じ知性を持ったちがう種に対し、我々はどのような感情を抱くか態度を示すか。人間は結局自分勝手で自分の都合よく考えていること。そして、最後でも直接触れられていた、しかしながら想像力が全てを変えるということ。

総評書こうと思ったけど、まあいいやってなったので急に終わります。ごめんなさい。あくまで私の記録程度に。

投稿 : 2023/01/23
閲覧 : 156
サンキュー:

4

ネタバレ

maki3 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:----

めちゃくちゃ退屈だった

16話くらいまで見るのがしんどい

前置きが長すぎる上に設定や伏線を色々まき散らして置きながら語られる事も無く投げっぱなし

500年後の世界を見せた理由は?
おっさん死んだら女の子出て来た?
瞳孔が2つある理由は?
なにかありそうで何もなかった

あと主人公が優柔不断すぎてみていてイライラ
特に伏線でもないのになかなか情報をしゃべらない多数の登場人物にイライラ
なぜかイマジナリー化したシュンもよくわからない

落ちもどうせネズミは〇〇なんだろうな・・・と思ったら予想通りで拍子抜け


これ序盤もっと削りまくって1クール作品にしてテンポよくしたらもっと評価されたんじゃないかな?

色々長く引っ張った割に期待を裏切ってくれなかった作品

原作小説もたった2巻で終わっているので投げっぱなしの可能性大

投稿 : 2022/10/07
閲覧 : 377
サンキュー:

3

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何度見ても面白い

先日何度目かの視聴をしました
やはりいつみても面白い

素晴らしいアニメです



貴志祐介先生が書くSF小説の「新世界より」をほぼ再現されています



{netabare}

序盤で主人公たちがミノシロモドキという生ている図書館のような生物?に遭遇し、過去の出来事を聞かされた時の内容が一部省かれていますが支障はないはずです

後半は特に大きな変更点はなかったと思います


{/netabare}



ただ人を選ぶ内容なのと難解な部分が多いです
万人におすすめは出来ませんがまだ見ていないという人はぜひ


アニメを見て面白かったという方は小説の方もおすすめです

投稿 : 2022/09/18
閲覧 : 305
サンキュー:

3

ネタバレ

神谷 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

 新世界より 感想

 この作品が面白いと感じるかどうかは閉鎖的な環境。呪力という設定にある。人間が呪力を持っていて、その超能力を悪用されないようにきしきこうというものが存在する。そしてそのきしきこうは同じ人間を攻撃すると発動してしまう。
 その超能力のきかない悪鬼があらわれると人間は人間しか攻撃できないために、殺しがなくなる。
 そのため、そうならないように人権を18歳まで与えないようにし、それまでの子供の間は問題のある生徒は処分することができるまさしく専制主義的な国家のような設定に、恐怖感を感じるかどうかと言ったところにある。
 私はこれが好きだが、これは一般的な考えとしてこの政府の政策をどう捉えるかによって重要である。

 その閉鎖的な環境で、人権などが大幅に改定された世界で、ボノボ型の愛の社会が築かれているという新世界が流される。
 ここからは感想になるが、
 私はこの作品を見て思ったのが面白いが社会性に実現となると恐ろしくて非常に怖かった。
 作者はこの社会を理想としているのではなく、おそらくはバケネズミが人間であったことを伝え、抑圧的な社会、閉鎖的なディストピアでは反乱のようなものが起きて報いを受けるのは人間の方だぞということを示しているのであろう。
 私は原作を持っているが、この感覚というのを忘れたくないと思っている。
 偽りの神に抗えというキャッチフレーズが、最終話音楽が流れたと共になんとも言えない哀愁感共に、世界に対する悲壮感と、この世界の仕組みに関する疑念感が湧いてきた。
ポイントはおそらくバケネズミは人間で、新世界に行かなかった人たちはネズミに変えて執拗にかんりしていたというところ。ぶっちゃけこれがなければ、スクィーラはただ悪いやつだと思ったが。
 スクィーラは俺は無罪でいいと思った。
 国家反逆罪的なものは死刑だが、この世界の仕組みを作った側、人間というがそういう奴隷で安く買いたたける奴隷を作って、それで管理させていたのであれば、私はそれを許さないし、奴隷的な商売的な社会システムを作るのはおかしいと思った。
 
 特に私は犯罪者について庇う必要はないが、方法によってはこの世界では安楽死という方法を使って呪力が暴走された人間を消しているというわけだ。
 見終わった時はおぞましい虚無感を覚え、絶望と共によく分からない感情が胸を打った。
 
 これはSF大賞を受賞しているが、漫画やラノベに比べて小説原作というのはテーマに特化しているものが多い。もちろん商業主義という観点からいえば、成功と言い難いのかもしれないが、文学を読む機会が減る上に、アニメ自体が徐々に軽いものになっていっている、保守的な観点から言えばこのような古き良き小説作品をアニメ化するのはファン層を増やすことになり良い取り組みだと思った。特に物語というものが薄れているのであれば、文学重視をして徹底したアニメ業界のテーマ性重視した教育を行うべきであり、このような作品は非常に好感度が高い。

 ただ、ボノボ型の愛の社会で、同性同士で性表現するのは、ボノボという生物がそうかもしれないがいまいち理解できなかったところでもある。

 特にこの社会のポイントしては人間が便利になった代わりに、犯罪者について抑制が効かなくなった点で、そのために犯罪者対策にリスクマネジメントをとらないと言えなくなった社会。
 リスクについて非常に敏感になっていると推察される。

 私と理想する社会はこれとは違い、ミツバチ型の社会で脳同士を連結して、記憶などを共有して、女王蜂がミツバチを管理するように人間の脳にマイクロチップを入れて管理するという社会なのだが、ボノボという生物の外観と、その社会維持のシステムは非常に興味深く、超能力が発現する社会の作り方は非常にうまいと思った。

 ただ作者の言いたいことはわからないが、おそらくスクィーラは元々奴隷として作られ、人間の安い労働力として使われたのであれば、フランス革命や権利章典に従って、知能あるものは最低限どの人権を有することは必要であり、国家の利益の追求、およびマギャベリズムを肯定することはいかせん悲壮感を感じた。

 しかしこれこそがこのアニメの虚無感のあることであり、私的にはこのような社会構造について深く議論するにはこう言ったディストピアアニメなどを推進して読ませることが必要だと感じている。
 文学の復興のためにアニメと組んで、アニメ化するのも一案であり、こう言った社会派アニメをどんどん積極的にアニメ化していくことが今のアニメ業界に必要でいると感じている。

 

投稿 : 2022/06/10
閲覧 : 244
サンキュー:

8

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

気づいたらあたりが一面が夕闇に包まれていて、帰れなくなってしまう前に・・・。

この作品は、講談社ノベルスから出版されている小説が原作です。
ポスト・アポカリプス、能力者、異形・異種族、そして最後のネタ明かし。
これらの設定はSFではポピュラーです。
物語もジュブナイルやラノベに分類される感じで複雑なものではありません。
そして、伝えたいこともハッキリしていて分かりやすいです。

しかし、スケールが圧倒的に壮大と言うのがすごいところです。
この物語は、現代から1000年後が舞台です。
しかし、飛んで1000年後の世界ではありません。
その間に積み重ねられた黒い歴史の上に成り立っている物語だから壮大なのです。

そして、面白いのは、この物語は、3部構成となっているところです。
主人公がそれぞれ12歳、14歳、26歳の時のことを描いています。
また、エピローグとして36歳の時を描いて、締めくくります。

子どもが知らなくてもいい大人が隠している世界。
そして、その中で成長する主人公の子どもたち。
主人公たちは成長の中で、いったい何を見て、感じて、考えていくのか。
そんな大人になる過程を描いた時間の流れもまた壮大に感じられる理由の1つです。

ストーリーは、とても面白かったです。
主人公たちは、自分たちが置かれている状況を知らずに過ごしていると言うダークさ。
先が読めないミステリーさ。
エグくて、鬱展開のサイコホラーさ。
とにかく見始めたらやめられなくなるそんな話の展開の数々。
全25話と長いですが、一気に観ることができました。


■「偽りの神に抗え。」
{netabare}
この物語のキャッチコピーです。

この物語は、2つの側面から描かれます。

1つは、主人公たちの視点です。
主人公の子どもたちは、この世界の本当の秘密を知っていきます。
大人たちは、なぜそんなことをやっているのでしょうか?

もう1つは、知性を持った「バケネズミ」の視点です。
バケネズミたちは、人間のことを「神」と崇めます。
しかし、一方でそれとは裏腹に人間に対して思うところがあるようです。
それは、いったいなぜでしょうか?

この2つの謎が分かったとき、「偽りの神に抗え。」の意味を知ることとなります。
{/netabare}


■人間の「業」は、どこまでいくのでしょうか?
{netabare}
観光牧場で、美味しいお肉になるために手厚く管理されている牛を見たとき。
動物園で、檻の中で寂しそうにしているチンパンジーを見たとき。
水族館とは、現代版ノアの箱舟であり、種の保存について触れたとき。
人里におりてきてしまったクマが駆除されたニュースを見たとき。

もし、人間が反対の立場だったら、どうなんだろうと複雑な気分になります。
この世界は、人間の都合の良いように作られています。
人間は、神ではないのに、この世界を保護の名目で管理下に置こうとしています。
しかし、同じ生き物であっても人間にとって都合が悪いものに対しては冷徹です。

「業」そのものは、ただの行為を表すだけだそうです。
しかし、その行為の結果として善悪がもたらされるそうです。
また、「業」には、輪廻思想も加わり、前世から来世にも関わるものだそうです。
この物語でも、1000年と言う歴史の中で、人間は「業」を積み重ねてきました。
人間は、神ではありませんが、やっていること=「業」は、もはや「神」にも等しい。
これは、まさに「偽りの神」です。

主人公の「早季」は、大人になるにつれ、そんな「偽りの神」に疑問を抱きます。
そして、同じく「偽りの神」に疑問を呈するバケネズミの「スクィーラ」。
彼もまた主人公であり、この二人を中心に話が進んでいきます。

この物語は、二人の視点から描く「偽りの神」に抗う言わば神話です。
バケネズミが「神」と呼ぶ人間「早季」から見るなら、言わば「神」目線の神話です。
一方でバケネズミ目線でその「神」について描く神話でもあるのです。

この2つの神話は、同じ事柄を異なる目線で描いているだけにすぎません。
しかし、この2つの間には、相容れない何か大きくて深い溝があるのです。
立場が変わると、同じ事柄でもそのとらえ方や意味が大きく変わるのです。
果たしてこの物語は、その溝を埋めることができるのかと言うところが面白いのです。

この作品を観ていてふと思い出した映画がありました。
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アニメと同じ年に公開された「クラウド アトラス」の中の「2144年」編です。
この映画に登場するクローン少女が、スクィーラに重なります。
{/netabare}
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■「新世界より」第二楽章「家路」・・・なぜこの曲なのでしょうか?
{netabare}
この作品のタイトルは、ドヴォルザーク作曲「新世界より」が由来となっています。
また、メインテーマ(曲)は、その中の第二楽章です。
邦題は、「家路」または「遠き山に日は落ちて」です。
第1話では、それを象徴するかのように遠くの山に日が落ちるところが印象的でした。

この物語では、この曲を毎日夕方に公民館が町内に向けて放送しています。
それは、子どもたちの帰宅を促すためです。
その時の夕焼けはきれいなのですが、日が落ちる寸前の薄暗さは不気味でした。
まるでこの物語のダークな世界観を象徴するかのようでした。

さて、なぜこの曲なのでしょうか?
私は、やはり人間の「業」に対する警鐘なのだと思いました。

人間は、太陽のように世界をあまねく照らすかのように、管理できると思っています。
それは、まるで太陽にでもなれる、神にも等しい存在にもなれると思う傲慢さです。

しかし、太陽だって、あの山の向こうへと沈みます。
人間のその傲慢さもそのうち沈みゆくときがやってきて暗闇につつまれてしまいます。
それに早く気付くべきです。
そして、人間は、本来、いるべきところへ帰るべきなのです。
「神」の領域に人間はいるべきではありません。
なぜなら、そこは「偽りの神」の領域だからです。

つまり、第二楽章は、この物語では邦題の通り2つの側面を表していると思うのです。
「遠き山に日は落ちて」は、人間の傲慢さには終わりがくることを示唆しています。
「家路」は、人間のそんな傲慢さを気づかせ、早く帰ることを促していたのです。
気づいたらあたり一面が夕闇に包まれていて、帰れなくなってしまう前に・・・。
それは、まるで夕方の放送のような役目を担っていたと思うのです。
{/netabare}


■まとめ

物語の最初と最後では、「家路」に対するイメージが異なると感じます。
最初のころは、どこか暗く、陰湿で不気味な感じがしました。
しかし、最終話では、なんとも清々しく聞こえるからとても不思議です。
それと同時にこの長い物語が終わったんだなと実感もさせてくれました。

とても面白い作品だったと思います。

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 360
サンキュー:

36

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新世界よりの感想

あにこれのあらすじ
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渡辺早季は、閉鎖的だが穏やかな田舎町「神栖66町」で幸福に少女時代をおくった。ある日、町の外へ同級生たちと出かけて小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」と出会う。質問することにより21世紀前半の超能力者誕生から非能力者との敵対、その抗争から能力者の勝利と文明の崩壊、その後の暗黒時代、町の管理支配の実態といった禁断の知識を知ってしまう。その直後、バケネズミ同士の戦争に巻き込まれ、命からがら町に戻るがしだいに恐ろしいことが起き始める。(wikipedia・公式サイト等参照)
{/netabare}

むずかしい言葉とかいっぱいあって
分かりにくかった。。

とちゅうでわざとだと思うけど
見てる人が気もちわるくなるみたいなヘンな顔にしたりとか
見てるとちゅうでイヤになったかな。。
でも、さいごまで見たらやっぱりよかったぁって思った☆

しばらく見てるとだんだん分かってくるし
こわくってドキドキしたりミステリーとかホラーみたい

気もち悪いところもあったけど
いろいろ考えちゃったり感動するところもあって
とってもいいお話しだったってにゃんは思ったよ^^

あと「偽りの神に抗え」ってどうゆうことかな?って
考えながら見るといいかも☆



↓は1話ずつのかんそう
見おわって時間があったら読んでくれるとうれしい☆

★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★
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1話目「若葉の季節」
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公式のあらすじ
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1000年後。かつて茨城と呼ばれていた地域の南端に広がる人口3000人ほどの町・神栖66町。和貴園と呼ばれる小学校に通っていた早季は、潜在的に人間に備わった超能力"呪力"の発現のため、利根川上流の隠れ寺・清浄寺での神聖な儀式に臨む。

それから数日後、早季は本格的に呪力を学ぶ上級学校・全人学級にいた。今後行動を共にする同じ班のメンバーは、和貴園からの親友である瞬、真理亜、覚、そして別の小学校から進学してきた守と麗子の5人。これから始まる希望に満ちた学園生活に胸躍らせる一同。しかし、早季だけは全人学級の雰囲気に言い知れない違和感を覚えていた。

そんな早季の不安をあおるかのように、覚がネコダマシと呼ばれる妖猫の噂を語り始める。その巨大な猫の怪物は、落ちこぼれの子供の背後からそっと忍び寄り、どこかへ連れ去るという。覚のホラ話だと自分に言い聞かせて恐怖心を紛らせていた早季だったが、やがてその周辺で不穏な出来事が起こり始める。
{/netabare}
感想
{netabare}
下校の曲がかかってて
ちょっとコワそうな感じ。。

街中でいろんなものがこわれてって
なんだろう?って思ってたら

ぼーん。。ぶしゅうぅー。。

あぁ。。そういうアニメなんだ。。

はじめからちょっとショックで
ぼーっとしてたら
おいてかれちゃった。。

いつのまにかちがう世界

おはなしはよく分からなかった
なにかコワいおはなしみたいダナ。。

にゃんはいつもは
絵がさきに気になっちゃうけど
このおはなしは音楽とか音が気になった。。

それから人の顔
目がとっても大きくってあんまり好きじゃないかなぁ。。
けしきとかはきれいだったね

どんどん場所が変わってくから
またおいていかれちゃった。。

わたなべサキちゃんが主人公みたい

服とか今まで見たことないデザインで
ちょっとなれないかなぁ。。

分からないことばとか多いし
ヒミツが多そう。。

もう一回見て
復習とかしとかないと
おばかなにゃんは
ぜったいおいてかれちゃうなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
2話目「消えゆく子ら」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
全人学級では、何事もなかったかのように平穏な日々が続いていた。突然姿を消した麗子など、最初から存在しなかったかのように…。

それから1か月後、学校の恒例行事である“搬球トーナメント”の時期が近づいてくる。それは、ふたつの班が搬球側と妨害側に別れて競う、呪力を使った球技大会。搬球側は大きな大理石の球を転がしてゴールの穴を目指し、妨害側はそれを阻止するという競技だ。早季、瞬、覚、真理亜、守の5人は、学園生活を満喫しながら準備を進めた。

そして迎えた大会当日。早季たちは、瞬の活躍もあって決勝戦に駒を進めるが、そこで予想外の事態が起こる。しかし、早季たちにとって一大事であったはずのその出来事でさえ、すぐに脳裏から消えてしまった。それは、間近に迫った全人学級最大のイベント“夏季キャンプ”への興奮のせいばかりではなかったが、その時の早季たちは記憶の欠落の本当の理由など知る由もなかった。
{/netabare}
感想
{netabare}
もっと分からなくなってきちゃった。。

はじめのはくしゅを止めたらいけにえに。。って
あとのおはなしとどうつながるのかなぁ?

コワいおはなしから急に学校で玉ころがし!?
そういうたのしい授業もあるんだねっ。。って思ったら
そんなインチキしてもいいの?って

でもあとでワルい子は消えちゃった!
れい子ちゃんの名札も。。

なんかコワ~いおはなしだなって(思うでしょ?)

あとネズミさん?助けちゃいけなかったのかなぁ。。
ワルいことしたら消えちゃうのかなぁ。。
でも
これってワルいこと?

来週見るのがちょっとコワいよね
{/netabare}
{/netabare}
3話目「ミノシロモドキ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
全人学級最大のイベント“夏季キャンプ”が始まった。これは、キャンプを張りながら7日をかけてカヌーで利根川を遡り、自分たちの力だけで自然を探索するという野外実習。班ごとに日程がずらされているため、同じ班のメンバー以外とは誰にも会わないという、いやが上にも冒険心をかき立てるものだった。

早季、瞬、覚、真理亜、守の5人は、3艘のカヌーに分かれて利根川を遡上。順調に行程をこなし、初日の夜を迎える。焚火を囲んでとりとめもない話に花を咲かせる一行。そんな中、覚がいつもの調子でホラとも実話ともつかない噂話を始める。

覚によると、利根川のさらに北にある筑波山で、悪魔のミノシロと呼ばれる未確認生物が目撃されたという。「それを見た人間は遠からず死ぬ」という噂もあるらしいが、早季はまた覚のホラ話が始まったと取り合わなかった。しかし、瞬が意外なことを言い出す。実習の課題として、悪魔のミノシロをはじめとする未確認生物をレポートしてはどうかというのだ。瞬の提案ということで、真理亜たちはすぐに乗り気になるが、このアイデアが思いも寄らない出来事を引き起こすことになる。
{/netabare}
感想
{netabare}
アクマノミノシロって言う生き物のおはなし

キャンプに行った山のおくに
ヘンな生き物がいて呪力がきかないって。。
見つけて何とかつかまえたら。。

この世界っていろんなヒミツがあるみたい
来週はそれが分かるのかも
{/netabare}
{/netabare}
4話目「血塗られた歴史」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夏季キャンプに出掛けた早季たちは、霞ヶ浦のさらに奥の山中で、悪魔のミノシロと恐れられる未確認生物・ミノシロモドキと遭遇する。しかしそれは、生き物ではなく、自らを“図書館”と名乗る旧時代の遺物だった。早季たちは戸惑いながらも、現在では閲覧が禁止されている書物を網羅しているその情報端末から、“悪鬼”や“業魔”の本当の意味を引き出す。そこには、人類がたどってきた血塗られた歴史が刻み込まれていた。

ミノシロモドキが語るあまりにも凄惨な歴史におののく一同。それでも瞬は、自分たちの今の社会がどうやって形作られてきたのか、聞かずにはいられなかった。そして、その歴史が明らかになるにつれ、自分たちの社会がいかに歪んだものであるかに気づいていく。だが次の瞬間、早季たちの目の前で思わぬことが起こり、5人は突如として命の危機にさらされることに。
{/netabare}
感想
{netabare}
いろんなことが分かったけど
にゃんはSFってにがてだから
なんとなくしか分からなかった。。

でももう一回見たいって思わないから
これでいいかなw

ネズミさんたちってもしかしてみかた?
来週はどうなるのかな。。
{/netabare}
{/netabare}
5話目「逃亡の熱帯夜」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
霞ヶ浦奥の山中でミノシロモドキを発見し、人類の真実の歴史を聞いてしまった早季たちは、清浄寺の僧侶・離塵によって拘束される。そして、規定に反すると知りながら情報を引き出した罰として、その場で呪力を凍結されてしまう。ところが、清浄寺へ引っ立てられる道中で、外来種と思われるバケネズミの一団と遭遇。戦闘状態に陥り、離塵は風船犬の爆発に巻き込まれて消し飛んでしまった。

風船犬の驚くべき生態を知っていた早季たちは、間一髪のところで難を逃れたが、周囲はバケネズミによって囲まれていた。降り注ぐ矢の雨を散り散りになってかわす5人。絶体絶命の窮地の中、早季と覚は何とか合流するが、ほどなくして狂暴なバケネズミに捕らえられてしまう。本隊と思われる野営地まで連行された2人は、そこで恐ろしい光景を目の当たりにする。そして、呪力を封じられたままの早季と覚は、為す術もないまま監禁されてしまうのだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
おいかけられてにげる。。
にゃんがときどき見た夢みたいだった。。

ずっと
おっかなくって気もちわるくって
早くおわってほしかった☆
{/netabare}
{/netabare}
6話目「逃避行」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
外来種のバケネズミから逃れ、人間に従順な塩屋虻コロニーにかくまわれた早季と覚だったが、命の危機は続いていた。塩屋虻の奏上役スクィーラが呪力を使おうとしない早季たちに疑念を抱いている様子を垣間見せている上、土蜘蛛と呼ばれる外来種のバケネズミの追撃もやんだわけではなかった。その悪い予感は的中し、早季たちが身を寄せる塩屋虻コロニーは、土蜘蛛の毒ガス攻撃によって大混乱に陥ったのだった。

土蜘蛛の追撃からいったんは逃れた2人だったが、地下のコロニー内に完全に閉じ込められてしまった。薄い空気と間断ない恐怖の中、次第に意識が朦朧としてくる早季。その脳裏に、ある光景が蘇る。数週間前の全人学級。早季は、呪力発動の鍵となる言葉で、自分以外には絶対知られてはならないと厳命されている真言(マントラ)を、覚に気づかれないようにこっそり引き出していたのだ。早季は、わずかな可能性に活路を見出し、命を懸けた奇策に打って出る。
{/netabare}
感想
{netabare}
はじめのころはSFみたいなファンタジー?
ミステリーみたいになったって思ったら気もいホラー
あとちょっと歴史みたいなおはなしもまざってた?
それで6話目はアドベンチャーっていうのかなぁ。。

よく分からないって一生けんめい見てたけど
にゃんがおばかだから
よく分からないのかなぁ。。って見てたけど

ただいろんなものが
ごちゃごちゃになったゲームみたい。。

でもコメディとかギャグとかってほとんどないから
見ててつかれちゃうのかなぁ。。
あとあんまり友情とか恋愛とかもないし。。
ヘンな生き物かもしれないけど
かんたんにころしちゃうし。。

見てると
コワいとか気もいとかにくいとかヒミツとか
そんないやな思いばっかりになっちゃう(うぅ。。)

こういうおはなしっておもしろいのかなぁ。。
おわったら感動とかするのかなぁ。。
にゃんはよく分からないなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
7話目「夏闇」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
早季の機転によって覚の呪力が戻り、土蜘蛛に対する反撃が始まった。しかし、同じバケネズミとは思えない異様な変異種たちと、張り巡らされた様々な罠を前に、孤軍奮闘する覚は次第に消耗していく。そして、呪力を凍結されたままの早季と疲労困ぱいの覚の前に、3000匹を超えようかという土蜘蛛の大部隊が立ちはだかる。

集中力の弱まった覚が、呪力を行使できるのは残り数回。2人は、最後の力と知恵をふりしぼり、陽動作戦で戦場からの離脱を試みる。しかし、数に物を言わせる土蜘蛛の追撃は激しさを増すばかりだった。呪力も体力も尽き、もはやこれまでかとあきらめかけた瞬間、どこからともなくホラ貝の音が聞こえてくる。それは、思わぬ軍勢の到着を知らせるものであると同時に、早季と覚にとっては、命を懸けたさらなる冒険の始まりを告げる運命の音でもあった。
{/netabare}
感想
{netabare}
だれがみかたかテキかって分からないし
つかれてきたのかな?ジュリョクもあんまりつかえなくって
どうしたらいいの?って言いたかったよね。。

何とかカヌーまで行ってみんなに会えたとき
ほんとにホッとしちゃった

みんなのジュリョクももどったみたいで
あぁ。。やっとフツウにもどれるなぁって思った

でもさいごにヘンなこと言ってたよね。。
まだなにかあるのかな?
見てるだけでつかれちゃうね
{/netabare}
{/netabare}
8話目「予兆」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
壮絶な冒険旅行となった夏季キャンプから町に戻った5人。離塵によって凍結されていた呪力も、早季の機転によって回復し、大人たちを完全に出し抜いたと安堵していた。そして、何事もなかったかのように元の生活へと戻っていったのだった。

それから2年。早季たちは14歳になっていた。全人学級での平和な日々。しかし、2年という月日は、大人への過渡期にある彼らの関係に、微妙な変化をもたらしていた。早季と真理亜、覚と瞬。同性同士の友情を超えた繋がりを結んだ2組のカップルを、周囲も公然のものとして認めていた。ただ、早季だけは、瞬への淡い想いにとらわれ、やり場のない葛藤に身もだえているのだった。

そんな中、5人の間に再び不穏な空気が漂い始める。地球を真っ二つにする力があると評される最強の呪力使い・鏑木肆星が、早季たちが実技演習する教室に突然現れた。彼の後継者と目されている瞬と、歴史的な邂逅になることを誰もが期待したが、この出会いが思わぬ事態を引き起こすことになる
{/netabare}
感想
{netabare}
7話目から2年たったおはなし。。
みんな14さいになってる

BLとかゆりとかそんな感じなのかな?
でも好きっていう気もちがつたわってこないから
ただ気もちわるいだけ

けしきとかもベタってしてたし人のかおも目がヘンに大きかったり
わんちゃんのかおもぐにゃぐにゃしてた。。
見てる人をわざと気もちわるくさせたいみたい(じゃないかな?)

シュンくんもいなくなっちゃうのかなぁ
もしかして1人ずつとか。。
ちょっと気になるけど。。

もう8話目なのにまだおはなしがよく分からないし
ちょっとしたコメディみたいにわらえるところもないでしょ
それで気もちわるいのにみんな見ててたのしいのかな?

ガマンして見てたらおもしろくなればいいなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
9話目「風立ちぬ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「夏季キャンプ以来、僕らはずっと監視されていた。単に処分を保留されていたに過ぎない」。瞬は、早季に意味深な警告を残して学校から消えた。それから4日がたち、居ても立ってもいられなくなった早季、覚、真理亜、守の4人は、瞬の行方を捜すべく動き始める。

早季と覚は、子供の頃の記憶を頼りに、舟を使って松風の郷にある瞬の実家を訪れることにした。ところが、郷に繋がる水路に役所の大人たちが検問を張り、どういうわけか松風の郷は完全に封鎖されていた。嫌な予感を覚えながらも、山をかき分けて陸路を取った2人。すると、目の前の道が思いも寄らないもので封鎖されていることに気づく。

早季と覚は、重大な倫理規定違反を犯すことを意識しながらも、改めて瞬を捜し出す決意を固める。しかし、ようやく足を踏み入れた松風の郷には、想像を絶する光景が広がっていた。
{/netabare}
感想
{netabare}
シュンくんがきえてサキちゃんたちはさがしはじめるんだ
でも大人は止めるしいろんなところが入れないようになってる。。

完全にゴウマカされるまえに。。って言ってて分かった
このおはなしってサイコパスみたいだって

もんだいがありそうな子がわるいことするまえに
りんり委員会とかが消しちゃうみたい。。

でもそうだったらシュンくんをたすけに行くと
みんなも消されちゃうかもしれないって言うことでしょ
それでたすけたとしてもかくしておけないって思うけど。。

どんどん暗くなってくるけど早くおわってほしいなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
10話目「闇よりも」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
真理亜から大人たちが瞬を"処分"しようと準備を進めていると聞いた早季は、真相を確かめようと一人、松風の郷へと向かう。暗闇の中、瞬の行方を捜していた早季だったが、その背後から音もなく巨大な猫の化け物・不浄猫が迫っていた。

早季は、松風の郷を抜け、さらに奥の森へとたどり着く。そこには、木々が奇怪にねじ曲がり、見たこともない虫たちがひしめく異様な光景が広がっていた。さまよい歩くうちに朦朧とし始めた意識の中、早季は必死に瞬の"業魔化"を否定しようとしていた。

しかし、早季の願いもむなしく、辛い現実が突きつけられることになる。森の奥でようやく瞬との再会を果たした早季だったが、彼の口から驚がくの事実を知らされる。人間の心の奥底に潜む闇。そこから生じる防ぎようのない災い…。早季は、耳を覆いたくなるような真実に打ちのめされながらも、瞬を救おうと最後まで絶望的な運命に抗うが…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
ネコこわかったなぁ。。

今週はサキちゃんがシュンくんに会えて
今までフシギだったことがぜんぶ分かったね
スバルくんがワンコみたいになっちゃって
えーっておもったら
シュンくんはゴウマになっちゃったの。。

シュンくんがみんなわるくないって言ってて
泣いちゃった。。

にゃんが思ってたこととちょっとちがってた。。
でもこんなに分かったら来週はやることがなくなりそう。。

さいご。。おめんがわれてドキってしちゃった。。
{/netabare}
{/netabare}
11話目「冬の遠雷」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
冬。全人学級では、ひとつの恒例行事を迎えようとしていた。建前上は、“当番委員の振り分け”という名目の、日直をはじめとする様々な作業のペア分け。しかし、男女が互いに相手を指名することで成り立つ制度のため、実際は大人たちが管理する“公的な恋人選びの場”であった。

早季の相手は“ずっと同じ班だった”、良という男子になるともっぱらの噂だったが、当の早季は良の存在に違和感を覚えていた。やがて、あることをきっかけに、早季の疑念は確信へと変わる。覚も早季の話を聞くうちに記憶のすり替えがあったことに気づき、真理亜、守を加えた4人は、真実を確かめるため、良ではない誰か=Xの家があったと思われる朽木の郷へと向かう。

朽木の郷は、まるで廃村であるかのように人の気配が無く、寂れ果てた場所だった。そして、奥に進むほど土地は荒れ、木々がねじ曲がった異様な光景に変わっていった。それでも前進を続けた4人は、次第に封印された記憶を蘇らせていき…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
みんなシュンくんやスバルくんのことわすれちゃって
リョウくんのことをもう1人だって思ってる
でもサキちゃんはなんとなくおぼえてた。。

自分のだいじな人がだれかほかの人になってたらこわいなぁ。。
だれかがかってにかえてたら。。
それでだれがそんなことしたのかな?

あと
さとるくんのおばあさんがサキちゃんをよんで
どんなおはなしするんだろう?
いろんなこわさがあるおはなしだって思う
{/netabare}
{/netabare}
12話目「弱い環」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
早季、覚、真理亜の3人は、突如として倫理委員会の議長である朝比奈富子から呼び出しを受ける。1人ずつの面談で真っ先に話をすることになった早季は、そこで思い掛けない構想を聞く。早季をいずれは自分の後継ぎ、つまり倫理委員会の議長にしたいというのだ。考えもしなかった話にあっけにとられる早季だったが、富子は本気だった。"これまでの経緯"を全て知った上で、早季には指導者の素質があると判断したというのだ。

さらに、早季は衝撃的な事実を聞かされる。学校で繰り返し学んできた悪鬼と業魔の話。それは、決して暗喩を込めた教訓などではなく、現実の差し迫った脅威だという。富子の口から語られる、悪鬼と業魔にまつわる血塗られた出来事。すべてを知った早季は、抑えようのない思いと悲しみに打ちひしがれるのだった。

そんな中、『捜さないでください』というメモだけを残して守が突然町から姿を消す。早季、覚、真理亜の3人は守を捜すため、大人たちを欺いて学校を抜け出すが…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
サトルくんのおばあちゃんからサキが言われたのは
りんり委員長のあとをついでほしいって。。サキしかいないって。。
それでアッキとゴウマのはなしを聞いたけど

アッキのおはなしはこわかった
でもくすりをうたれてくるしんでるところは
すごいかなしいようなイタいようなうまく言えないけどドキドキしちゃった

ゴウマになった子のおはなしはかわいそうで泣いちゃった
何にもわるいことするつもりがないのに
自分が生きてるだけでわるいことがおきるって
そんなことってかなしすぎるよね。。

そのあとこんどはマモルくんがいなくなっちゃって
もう。。どうしよう。。
{/netabare}
{/netabare}
13話目「再会」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
町から姿を消した守を捜すため、早季、覚、真理亜の3人は、降り積もる雪の中、捜索を開始した。守が使っていると思われるソリの跡を手掛かりに後を追う。すると、ソリの跡は八丁標の外にも続いていた。ひとたびそれを超えれば、取り返しがつかない事態になりかねないことは分かっていたが、一人で町を出た守を放っておくことなど到底出来ない。3人は意を決して八丁標を越え、深い雪山へと歩を進めた。

捜索開始から数時間。3人は、守のソリを追跡するような、バケネズミの足跡があることに気づく。守が狩りの標的になっている…!? もはや一刻の猶予もないことを悟り、さらに足を早める一行。しかし、深い谷を臨む急斜面に差し掛かったところで、ソリの跡は忽然と消えていた。3人は、胸騒ぎを覚え、呪力を駆使して周囲を捜索するが…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
マモルくんをさがして見つかるまでが長かったみたい

マモルくんはネコだましにころされそうになって
にげてたんだって分かって

ただ見つけたらおわりって思ってたけど
つれてかえってもまたころされそうになっちゃうし
どうしたらいいのかなぁ。。
どこかにかくれるのかな?それとも。。

分からなかったのは
どうしてバケねずみがそりをかくしたかって。。
あとハッチョウジメの中でなにをしてたのかって。。
マモルくんがどうしてころされなくっちゃいけないのかって。。
もしかしてマモルくんもゴウマとかなのかな。。
{/netabare}
{/netabare}
14話目「雪華」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
守との再会は果たされたものの、早季は自分たちの置かれている状況が絶望的なものであることを改めて知る。夢中で捜索している最中は、守を町に連れ戻しさえすれば何とかなると考えていたのだが、守がネコダマシに襲われたのは、呪力を完全には制御できないという根本的な問題にあることに気づいたのだ。

いったん町に戻った早季は、考える間もなく拘束され、教育委員会の査問会にかけられる。守の行方について、委員から厳しい追及を受ける早季。しかし、町と自分たちを守ることしか考えていない大人たちに、早季は禁忌である不浄猫の存在や彼らが仕組んだ罠について、ありのままの思いをぶつける。

その言葉に激昂した委員は、一方的に早季を「おぞましい子」と断じ、“処分”さえいとわない空気となる。しかしその時、査問会の議場に思い掛けない人物が現れ、事態は大きく動くことになる。
{/netabare}
感想
{netabare}
マモルくんのおばあちゃんってそんな歳だったの!

やくそくしてくれたとおりだったらいいけど
でもだったらどうしてころされそうになったの?

このままつれてかえってもいいのかなぁ
{/netabare}
{/netabare}
15話目「残像」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
守と真理亜を連れ戻すため、再び雪山へと向かった早季と覚だったが、元の場所に2人の姿はなかった。それでもあきらめることなく、広大な雪山を捜し回る早季と覚。そんな中、遠くから自分たちを監視しているらしいバケネズミがいることに気づく。早季たちは、彼らなら何か知っているのではないかと後を追うが、その追跡のさなか、早季がひさし状の雪を踏み抜いてしまい…!?

目を覚ますと、そこは人間に従順な塩屋虻コロニーの貴賓室だった。現れたのは、人間から働きを認められて野狐丸(やこまる)という名前を賜ったというスクィーラ。早季たちは、今や1万8千匹の大所帯を指揮しているという野狐丸の力を借り、雪山で守たちと一緒にいた木蠹蛾コロニーのスクォンクを捜すことにする。

ただ、一刻を争う事態ではあるものの、夜の雪道はあまりにも危険だという野狐丸の助言には従わざるを得なかった。早季と覚は、かつて顔を合わせたことがある女王にあいさつすることを申し出るが、そこで目の当たりにしたのは、塩屋虻コロニーのバケネズミたちの驚がくの実態だった。
{/netabare}
感想
{netabare}
マモルくんたちをさがしてて
バケネズミのスクィラに会って。。

スクィラって何をかんがえてるか分からなくって
にゃんはにがてだなぁ。。
なんだかとってもこわかった。。

やっとスコンクに会えたって思ったら
マモルくんたちはどこかに行っちゃったって
それで手紙が。。

でも死んだってうそついたってすぐに分かっちゃうって思うなぁ。。
はやく見つけたほうがいいってにゃんは思う
{/netabare}
{/netabare}
16話目「愛する早季へ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
野狐丸への不信感がぬぐい切れないまま、早季と覚は、守と真理亜の行方を知っていると思われるスクォンクを捜すため木トウ蛾コロニーを訪れる。しかし、スクォンクは2人の行方はまったく分からないと言い、早季たちが町に戻った後に雪山で預かったという手紙を差し出したのだった。

手紙には、仲間たちへの思いや別れの辛さのいっぽう、町や大人たちへの複雑な感情が綴られていた。手紙を読んだ早季と覚は、野狐丸にある裏工作を依頼する。それを表面上は快諾した野狐丸だったが、早季たちはその態度にどこか信頼しきれない違和感を覚えるのだった。

その後、早季と覚は、再び守と真理亜が姿を消した雪山へと戻る。2人を見つけられないことは心の中で分かっていたが、力を尽くして捜さずにはいられなかった。やがて、早季と覚は言いようのない喪失感の中、2人だけの夜を迎えて…。
{/netabare}
感想
{netabare}
マリアちゃんの手紙でにゃんはなみだがとまらなかった。。
なんだか「サイコパス」を見てるみたいな感じで
言いたいことっておんなじなのかなぁって

後半はバケネズミのヤコマルがこわかった。。
何をかんがえてるのかぜんぜん分からなくって
2人がそこを出られたからよかったけど
このあとがどうなるのかな?

さいごのかおがない少年が言ったことって。。
つぎは26才。。なにかおきそうでこわいなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
17話目「破滅の足音」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
守と真理亜が雪山に消えてから12年後。早季は26歳になっていた。現在の仕事は、保健所の異類管理課でバケネズミの実態調査と管理を行うこと。大人になった早季は、複雑な思いを抱きながらも、粛々と職務をこなしていた。

そんな早季のもとに、生物工学の研究室で遺伝子を扱っている覚が訪ねてくる。つまらないことでケンカをして1か月以上も口をきいていなかった2人は、ぎこちなさを隠せなかったが、職務のことで会話を交わすうち次第に関係が戻っていく。

ただ、その職務に関する確認事項が、不穏な空気をはらんでいることに2人は気づいていなかった。覚の研究室が試料の採取を依頼している鼈甲蜂コロニーのバケネズミが、別のバケネズミ集団から攻撃を受けたらしいのだが、この時の2人は偶発的な事件と思い込んでしまっていた。それから1週間後、事態は思いも寄らない方向へと動き始める。
{/netabare}
感想
{netabare}
このおはなしってなんだかよく分からないね。。
フシギな感じのホラーなのかなって思ってたら
バケネズミがなにか人間にしようってしてるみたいで。。

もしかしたらマモルくんとマリアちゃんがついてたりするのかなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
18話目「紅い花」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
バケネズミ同士の偶発的な小競り合いと思われていた争いは、奇狼丸率いる大雀蜂コロニーと野狐丸率いる塩屋虻コロニーの2大勢力による決戦の様相をていしていた。そんな中、武力と数で優位に立っていたはずの大雀蜂が、塩屋虻の本隊によって壊滅させられたという知らせが入る。

バケネズミたちの兵器や戦術の進化には目を見張るものがあったが、塩屋虻が一方的に大雀蜂の精鋭を葬ったことの説明にはならない。町の要人たちが参加する安全保障会議でも、そのことが議論され、呪力の第一人者・鏑木肆星は、町を出た人間がかかわっているのではないかと指摘する。結局、塩屋虻コロニーと、それに加担したコロニーのバケネズミは、すべて駆除されることが決定された。

いっぽう、町は夏祭りの時期を迎え、早季も覚と連れ立って夜祭りに繰り出していた。早季はそこで、真理亜の特徴的な赤い髪を思わせる不思議な少女を見かけ、その後を追う。ところが、その直後、祭りに集まっていた人々が何者かによって一斉に襲われ…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
とうとうバケネズミたちがおそってきたね。。
人間にまけないくらいあたまがいいのかな?

それからサキちゃんが
マリアちゃんたちのこと見たって言ってたけど
マリアちゃんたちって
DNAとかで死んだって分かったはずなのに。。

どうなってるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
19話目「暗闇」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
野狐丸の率いるバケネズミの急襲を受けた神栖66町の人々だったが、鏑木肆星の強力な呪力によって一気に形勢を逆転する。その後、肆星の指揮のもと5人一組の即席のチームに分かれ、バケネズミ掃討作戦が開始された。

しかし、ダマし討ちを得意とするバケネズミたちだけに、油断はできない。早季と覚も居合わせた3人と合流して作戦に加わる。そして、怪我人が収容された病院に異変を感じた5人は、中の様子を調べることに。

真っ暗な病院内に足を踏み入れた早季たちは、バケネズミの奇襲に警戒しながらもジリジリと歩を進める。だが、用心するべき“本当の敵”は、呪力の前では無力なバケネズミなどではないことを、この時の早季たちは知る由もなかった。
{/netabare}
感想
{netabare}
今週はこわかった。。
くらい中から
おそってくるのがだれだかわからなかったし
どこからくるかも分からないし
なんだかぜんぜん分からないのに

おそってくるのだけは分かってて
とってもつよいみたいで。。
だんだん近づいてきて。。
女の人がぎゃぁーとかさけんでて
ほんとにこわかったぁ。。

教科書に書いてあったろう。。とかって言ってたけど
もしかしてゴウマとかなのかな。。
それとも。。
{/netabare}
{/netabare}
20話目「冷たい日だまり」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
病院で悪鬼と遭遇した早季と覚は、船でその場から離脱することに成功するが、すぐ後ろから悪鬼が迫っていた。すぐに襲ってこないのは、仲間のところまで案内させて皆殺しにしようと考えているからだろう。2人は、追い詰められながらも、起死回生の一手を打つことを決意する。

心身ともにボロボロの状態の早季と覚だったが、魂はまだ死んでいなかった。悪鬼の出現を生き残った人たちに伝えたいという義務感と、「真実を確かめないまま死ねない」という決意に突き動かされ、いまだ戦闘が続く町へと戻る。

町の人たちと合流するべく、危険を承知で水路を進んでいた2人は、そこで奇怪な巨大生物の襲撃を受ける。早季たちは、呪力を駆使して応戦するが、やがてその怪物の本当の恐ろしさを知ることになる。
{/netabare}
感想
{netabare}
はじめは船でにげててこわかった。。
サキちゃんたちがそっと息をしてるの見てたら
にゃんも息をするのがくるしくなってた。。

バケネズミのヤコマルってほんとに頭がいいんだね
ジュリョクを使えるのに人がどんどんころされてて。。
人もかわいそうだけど
ヤコマルに使われてるバケネズミもかわいそう。。

来週のお話でアッキとかって言ってたけど
どうして今なの?
ヤコマルとなにか関係あるのかなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
21話目「劫火」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
野狐丸の策略により町は壊滅状態に陥り、かろうじて生き残った人々も、刻一刻とその数を減らしていた。富子との再会を果たし、悪鬼の出現を報告した早季だったが、もはや町を救う手立てはなかった。唯一残された手段は、町から離れた清浄寺に向かい、そこで態勢を立て直すことのみ。

一方その頃、悪鬼の出現を知らない鏑木肆星は、バケネズミの猛攻を寄せ付けず孤軍奮闘していた。圧倒的な呪力で、バケネズミの軍勢を蹴散らしていく肆星。だが、そこに悪鬼が現れたことで事態は急転する。町からの脱出を図っていた早季は、初めて間近で悪鬼の姿を目の当たりにするが…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
アッキとヤコマルがどうしていっしょなのか分かった。。
ヤコマルってほんとうに頭がいいんだね

でもアッキってヤコマルの命令を聞くのかな
人間をやっけるまえに
バケネズミが先にやられちゃうんじゃないのかな?
{/netabare}
{/netabare}
22話目「東京」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
覚と合流した早季は、富子の遺志を継ぎ、清浄寺へと向かった。そこには、1週間前に塩屋虻コロニーの駆除に向かったはずの鳥獣保護官・乾の姿があった。そして、その口から驚きの真実、野狐丸の真の狙いを聞き、がく然とするのだった。

残されたたったひとつの希望は、母の手紙に書かれていた古代の大量破壊兵器。サイコバスターと呼ばれるその武器は、今も東京のどこかに眠っているはずだという。悪鬼を倒すには、無人の廃墟と化した東京に向かい、サイコバスターを手に入れるしかない。

早季と覚は、潜水艇に乗り込み、東京を目指すことになる。同行するのは乾と、先の戦闘でかろうじて生き残っていた奇狼丸。バケネズミである奇狼丸は裏切る可能性もあったが、以前一度東京に足を踏み入れたことがあるという経験を買って一行に加えた。こうして、清浄寺を密かに離れた早季たちだったが、東京への道のりはあまりにも壮絶なものだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
サキちゃんのお母さんの手紙泣いちゃった。。
お母さんほんとにサキちゃんのこと
信じてくれてるんだなぁって

キロウマルっていい人だね
バケネズミってほんとは人間だったんだから
世界が助かったら
人間といっしょにしてあげてほしいね。。

東京に行くまでのくらい川と東京の地下を歩いているとき
にゃんは気もちわるかった。。
むしもだけどどろどろの地面とかおちてくるナメクジとか
ぎゃぁーっ。。

これからもっとすごくなってくるみたい。。
やだなぁ~ヾ(〃>_<;〃)ノ イヤイヤ
{/netabare}
{/netabare}
23話目「少年の顔」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
悪鬼を倒す唯一の手段であるサイコバスターを求め、東京にたどり着いた早季、覚、乾、奇狼丸の4人。そこは、想像以上に地獄の様相をていしていた。野狐丸の追跡をかわすために潜入した地下洞窟には、見たこともない奇怪な生物がうごめき、呪力を持つ早季たちですら対抗できない恐ろしい種も存在した。

それでも前進を続けていた一行だったが、やがて行く手を地下河川に遮られる。泳いで渡るのはあまりに危険な上、背後からは野狐丸も迫っているため、早季たちはふた手に別れ、一方がおとりに、もう一方が戻って潜水艇を取ってくるという作戦を立てる。

潜水艇に向かった早季と乾は、日暮れを迎えた頃ようやく隠し場所にたどり着いた。すぐさま潜水艇に乗り込み、洞窟に向かおうとした2人だったが、比較的穏やかだった昼とは違い、夜の海岸は恐ろしい生物の巣窟と化していた。
{/netabare}
感想
{netabare}
洞くつの中ってヘンな生き物とかおっかない生き物がいっぱい
でも水の中にもこわいムカデみたいなのがいて
やっぱりこわかった。。

だんだんみんなばらばらになっていって
キロウマルのことも信じられなくなってきて
サキちゃんもちょっとおかしくなってきたみたい
ときどき聞こえる声はだれかな
アッキじゃないって。。どういうこと?

あれを見つけるまでドキドキしちゃった。。
見つけたあと走っててシュンに会って。。
あれ。。シュンくんって。。
{/netabare}
{/netabare}
24話目「闇に燃えし篝火は」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
サイコバスターを手に入れた早季は、その“唯一の希望”を手に覚たちと合流する。目指す悪鬼が、わずかな護衛とともに自分たちを追っている今こそが千載一遇のチャンスと考えた一行は、悪鬼を洞窟の一本道に誘い込む罠を張ることに。

奇狼丸が悪鬼をおびき寄せ、早季と覚がサイコバスターを投げつけるというシンプルな作戦。それだけに小さなミスも許されない状況だったが、早季は土壇場になって意外なことを語り始める。悪鬼は、本当は自分が何者か分かっていないだけなのではないかというのだ。

そうこうしているうち、奇狼丸によっておびき寄せられた悪鬼が姿を現す。2人はもはや作戦通り悪鬼を引きつけ、一本道に誘い込むよりほかなかった。切り札のサイコバスターは手元にあるものの、悪鬼に一瞬でも姿を見られれば呪力で一方的にひねり殺されてしまう。早季と覚、2人の命懸けの狩りが始まる
{/netabare}
感想
{netabare}
もうすぐ終わりみたい
アッキがアッキじゃないってわかるけど
サキちゃんどうしてここまで来て
自分たちが助かること考えてるのかなぁ。。

何人もの人が
サキちゃんたちがアッキを止めてくれるって信じて
死んでったのに。。
サキちゃんってばかだよね。。

1人になるのがいやって
アッキが生きてたらみんな殺されちゃって
サキちゃんたちだけ生きのこるのかな。。
そんなのにゃんだったらいやだなぁ

それからシュンくんの声って
どこから聞こえるのかな
{/netabare}
{/netabare}
25話目「新世界より」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
サイコバスターを失った今、もはや悪鬼に対抗する手段は残されていないかに思えた。しかし、早季は幻影の中に現れた最愛の人物に導かれ、起死回生の作戦を思いつく。それは、呪力とそれにまつわる性質を逆手に取るような、思いも寄らないものだった。

早季、覚、奇狼丸、野狐丸、そして悪鬼。それぞれの思惑をはらみながら、人間とバケネズミの壮絶な戦いは、ついに最終局面を迎える。
{/netabare}
感想
{netabare}
ちょっとむずかしい言葉とかあって
とちゅうよく分からなかったけど
さいごまで見ててなみだが出ちゃった。。


このお話しって人間のお話しじゃなくって
人間とバケネズミのおはなしだったみたい
でもバケネズミも本当は人間だったから
やっぱり人間のおはなしだったとにゃんは思う。。


にゃんはおばかだから
歴史とかよく分からなかったけど
差別とか日本でもそうゆうのってあったみたい

バケネズミの人たちも
差別されたりいじめられたりってきっとあって
それがくやしくってヤコマルは人間をやっつけようって
思ったんだよね。。

終わってからにゃんはおばかな頭で考えたら
にゃんはずっとサキちゃんたちが
にゃんたちの仲間だって思ってたけど

それって本当は
超能力のある人たちに超能力のない人たちがむりやり変えられた
バケネズミたちのほうが人間に近いのかもって。。


これから超能力とか持った人たちが出てきて
ふつうの人間がバケネズミに変えられちゃったら
それってこわいよね。。

いまでもふつうの人間がふつうの人間をいじめたり
差別したりっていっぱいあるし
自分とちがうことを言ったりしてるときらったりにくんだりって
にゃんはいやだなぁって思う。。

だってにゃんもそんなことされてきたから。。


大人のサキちゃんが言ってた
「この子が大きくなるころには
もっといい社会になってるといいわね」って

それってきっと1000年後とかのことじゃなくって
今のことなのかも。。
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 2678
サンキュー:

302

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ftdCU91959 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1年後くらいにもう一度観たい作品

アニメの世界観は好きです。

差別や遺伝子操作、奴隷など様々な要素が詰まっていたこと、終始シリアスな感じだったのも私にとっては良かったです。

ただ、正直、最初の10話くらいはアニメ用語がたくさん出てきてなんのことを言ってるのか良く分からず、ちょっとついていくのにキツかったです。
(消化不良なところがかなりあった気がする…)

1年後くらいにもう一度みると評価が変わるかもしれないです

投稿 : 2021/11/06
閲覧 : 230
サンキュー:

7

ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

終盤は面白い

全25話で中盤の最後のほうから終わりまではとても面白かったですが、最初の1クール分が丸々、個人的には全然面白く無くて、正直見るのが辛かったです(序盤で切る人が多いと聞いたので頑張って見ました)

おすすめのアニメをまとめてるサイトや動画のコメントでよくみかけたので見てみましたが、やはり序盤の退屈さ、ネズミの画が苦手だったり、キャラもあまり好きになれなかった所があってこの評価

投稿 : 2021/07/04
閲覧 : 751
サンキュー:

2

ネタバレ

十文字 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

前半で切らないでほしい。そして、驚きの連続

ストーリー構成が素晴らしい。原作者の方は、そうとう緻密にこの世界観を作り出しているのが見ていて伝わる。最後のトリック、そして、どういう過程で、人間が化けネズミに至ったか、そのストーリー展開や説明が完璧だった。正直、このアニメは前半の5話ぐらいで、一度切ったが、後半怒涛の追い上げだった。前半の伏線もしっかり回収しており、みていてよかったと心の底から思った。歴代アニメの中で、ミステリーの緻密さに関しては、群を抜いている。

投稿 : 2021/05/21
閲覧 : 258
サンキュー:

4

ネタバレ

もっちょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SFアニメ作品だが、実際の歴史が思い浮かんだ

隠れた名作。2xxx年に突如人類に超能力を使えるものが出てきて、超能力の時代となって何千年か過ぎた時代の話。すごい綺麗な田舎の風景の学校に通う子供達5人に焦点が当てられ、主人公早希が大人になる時まで描かれている。
以下ネタバレも含むので注意して欲しい。
{netabare}鍵となるのが、人間たちに仕えているバケネズミと呼ばれる人の言葉が話せ、ねずみ顔の二足歩行できる者たち。
物語の前半では、子供の時を過ごしながら、徐々にに起きていく異変とそれともない、早希たちの時代の社会のシステムとそれがどのようにして築かれていったかが明らかになる。
そして後半にはバケネズミたちとの戦争が起き、前半の伏線が回収され、バケネズミたちの正体が明かされる。
私、個人的に最終回のスクィーラの演説が日本で終戦後に行われた東京裁判のような印象を受けた。{/netabare}SFでありながらも、実際に我々の世界の歴史で起きていることを見ているような感覚に不思議と陥った。

投稿 : 2021/05/09
閲覧 : 360
サンキュー:

5

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

目に見えているセカイだけが「真実」だとは限らない。

世の中を生きている中で、我々のほとんどは「真実」を目の当たりにしない。

教科書に書かれている歴史が果たして本当にそうであったのか。。。今生きている常識が、本当にセカイで通用する常識なのか。。。知る由もない。

目の前に見えている事象だけを信じて「考えること」を止めてしまったとき、人はただ盲目になり行く道を閉ざされる。

SFとはそういった「閉ざされた世界」からの解放であり、新たな視点で物事を見るための指標でもあるのです。

投稿 : 2021/05/05
閲覧 : 343
サンキュー:

11

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アンコンシャス・バイアス

Unconscious bias


あなたは抗えますか。

偽りだと反問できますか。


神にも匹敵する、獅子身中の虫に。

「無意識の偏見」に。



~     ~     ~



男 (女) のくせに。

女 (男) なんだから。

いやいや、どっちが欠けていても、あなたは生まれていないよ。



今どきの若者は。

目の上のたんこぶ。

いやはや。いつか来た道、これから歩く道。ちゃんと見てほしい。



~     ~     ~



虚を衝かれました。

それは、実存を揺るがすほどに空虚で

内実を留めおけないほどの虚空でした。



パンセという名の密偵が

おぞましい険相でハンティングに息を殺します。



捨て石にされた鬼火の目が

デカダンスを鮮血のクーデターで染めるのです。



新世界のしきたりは同族殺し。

人が人を保つために、人に人を捨てさせるのです。

尊厳は放逐され、長閑さに血潮を繁吹かせるのです。



~     ~     ~



「健全な精神は、健全な肉体に宿る」。

そう教えられてきてるよね?

・・・・だけど、残気量を気に留めてる人なんていないわけだし。



じゃあ、「お日さまは東から昇ってくる」。

当たり前のことだよね?

・・・・ううん。白夜や極夜を体験してたらそうは言えないよ。



「日本国の象徴は天皇制だって。」

間違っていないでしょ?

・・・・76年間、そう思うよ。でも、76年後はどうだろう。



地球のキャパには限りがあるし、制度にだって寿命があるもの。



M8-9の地震が30年以内に70%以上の確率で発生。

地球温暖化の分岐点は、この9年間の取り組み次第。

世界終末時計に至っては、残りひと息100秒だもの。



合理性を括るエビデンスに、ボクたちはそろそろためらいを感じ始めている。



為政者の巧言の不甲斐なさに、早希自身が重要なメッセージを送っている。



~     ~     ~



トウキョウオリンピック vs ワールドワイドコロナ。

トップグラディエーターたちは、因習の理を正しく魅せようとする。

生存競争と盛者必衰のはざまで "よちよちあんよ" する可笑しさだ。



たぶん、わたしは、罪を冒すだろう。

だけど、あなたは、罰を受けるだろう。

そして、ネズミは、刑に処されるだろう。



死海文書は、しかし前史に届かないし、未来を担保しない。

宇宙人でもいいから、羅針盤と白地図を作ってくれないか。

アマビエのお告げに、もっと確信を持つべきなのだろうか。



~     ~     ~



科学の叡智は、人倫を綰(たが)ね直すには至っていない。

心理も真理も、アンコンシャス・バイアスに流されがちだ。



だからこそ

みんなが色めき立つアングルが必要になる。

唯一無二の

ごまかしの利かないプロットを必要とする。



気鋭の作家は、1000年に耐えるグランドデザインを絞り出した。

ボクたちも、辿るラインをルネサンス新世紀へと駆け出してみたい。



そうして、偽りの神の正体を、もう少しリアルめに解き明かしたくなるんだ。

投稿 : 2021/05/04
閲覧 : 286
サンキュー:

16

ネタバレ

ヒロポン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2周目

久々に2周目を拝聴させていただいたが、股間が震えるほどには面白かったと言えるだろう。

投稿 : 2021/04/29
閲覧 : 221
サンキュー:

3

ネタバレ

byGar61324 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作も持ってる

中々エグい作品なので評価高いのが意外ですね。
独特の世界観を凄く作り込んでいて曲とかもう最高です。
設定もかなり練られていてなるべく穴がない様にしていますし、しっかり作り込もうとしている時点で印象良いです。
あと大衆性狙わないような媚びない姿勢も好きです。
評価は星4.6ですが、本当は星30くらいはあります。

投稿 : 2021/04/27
閲覧 : 247
サンキュー:

7

ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

序盤のグダグダを乗り越えると、ハマります

実を言うとこの作品、
リアタイで見ていた時は、
4~5話ぐらいで切っちゃってました。

だってさあ……
絵は正直微妙だし、話のテンポはまったりしているし、
そもそも世界観がつかみづらいし、
メインキャラが全員がきんちょで感情移入できないし。

結局、何がやりたいアニメなのかがわかる前に、オクラ入り。
だけど一般的な評価がけっこういいので、
いつか何かの機会に見直そうと思っていました。

で、実にたまたま、丸一日時間ができたので、
ダメモトじゃい、とばかりに全25話を一気見してみました。
そしたら……後半からめっちゃ面白いじゃんっ。

具体的には覚の超おばあちゃんが出てきたあたりからですね。
ようやく村の管理構造とか、
ヒロインたちが何に苦しみ抗っているのかが明確になり、
ふむふむ、それで? と先が気になりだしました。

で、ヒロインの早季がおねいさんになってからは、
何度もコ-ヒ-を入れ替えながら、
画面にかじりつくどハマり状態になっていました。
この頃になると、
作画の粗さも『味のうち』に感じたりして。

最終話のオチはあまりに見え見えだったけれど、
それでも、決してハッピーエンドではない、
問いかけと残尿感たっぷりの締めくくりには大満足です。

一番のキモは、
バケネズミが『被害者』なのは良しとして、
加害者側を一方的に『断罪』できない、というところ。
だって「そうすべき理由」が論理的に成立しちゃているもの。

論理が成立したら何してもいいの?
倫理はどうなるの?
そういう稚拙な正義を振り回すのは楽ちんで気持ちいいけれど、
じゃあ具体的にどうしたら安全が保障されるのかを考えたら、
現実の選択肢はないに等しいわけです。

だから、最後に早季がしたような『ささやかな抵抗』しかできない。

この絶望的な社会システムを隙間なく構成する論理構築は、
さすが貴志祐介氏原作、としか言えないですよね。
世界征服を狙う魔王が……なんてラノベ設定とは比較にもならないです。

あと、種田梨沙さんって、これが初主演なんですよね。
声に表情あるし、三年代の演じ分けもほぼ完璧だし、
ものすごい新人さんだったんだなあとしみじみ思います。

そんなわけでこの作品、僕的には『推し』です。

ただし、押しポイントにたどり着くまでは苦行です。
超おばあちゃんが登場するのが12話だし、
早季おねいさんなんか17話だもんなあ……。

時間とコ-ヒ-をたっぷり用意して、
半信半疑でじっくりご覧になることをお勧めいたします。

投稿 : 2021/04/02
閲覧 : 380
サンキュー:

12

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ふとさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一部作画崩壊はありましたが、

タイトル通りの世界観で引き込まれた。

投稿 : 2020/12/12
閲覧 : 306
サンキュー:

3

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すぴりっと さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

9話終了まで

僕にとっては1話1話が体感的に1時間くらいに感じてしまい、、、。
12話完結ならまだしもちょっとラストまでは頑張れないかも、とのことでここで一旦シメ。
極端につまらない訳じゃないです。
でもキャラの名前も入ってこないです。
疲れているのかも。

また観るものが無くなった時に再開しようと思います。
(その時用メモ)
出来杉くん失踪→先生「猫ちゃん行っといで」→主人公「出来杉…どこなの??…ネコーーーー!」つづく

投稿 : 2020/11/16
閲覧 : 295
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4

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noRespect さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

残酷で、だからこそ目の離せない物語

「新世界より」は全体を通して描写的、精神的に残酷な物語だった。その残酷さの中に人間への皮肉だったり、生死の瀬戸際が描かれたりしていてとにかく目が離せなかった。

このアニメは一口にラブコメだ、バトルアニメだ、戦争ものだと言い表すことはできない。なので序盤はなんの話か分からず正直退屈だった。しかし話が進むにつれ物語が激しく、残酷になっていき、最後まで一気に見てしまった。ひとつひとつの話に無駄がなく伏線もしっかり回収されていた。

また、何が正しく、何を信じればいいかが疑心暗鬼になり、良い気分がしないのに加えて、作画も正直微妙なので見る人を選ぶ作品だと思う。しかし最近の作画だけ良くて、中身スカスカの作品らに比べれば圧倒的に見る価値がある作画である。

最終回は特によかった。特にスクィーラの叫びとそれを嘲笑う人間。あの場面は忘れられない。また「偽りの神に抗え」のフレーズにそのような意味があったとは…

投稿 : 2020/11/07
閲覧 : 276
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5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 4.0 作画 : 1.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

キャラデザがあまりにも酷くて萎えた...5話でやめとく

5話切り、話は謎が深まる展開でかなり良いと思うのですが...。
作画が酷すぎるお。
キャラデザ変わりすぎ、悪名高いグレンラガン4話より酷い?グレンラガンの場合はまだ我慢できたけどこの作品の4話までのキャラデザはかなり気に入っていたのでがっかりすぎますね、バカにされた気分。
今は萎えているのでこれ以上見たいと思えないかな。

投稿 : 2020/10/12
閲覧 : 269
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tt さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

視聴が辛い

途中で断念

投稿 : 2020/10/05
閲覧 : 238
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1

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tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「偽りの神に抗え」に対する私なりの解釈

冒頭の21世紀初頭の映像や,
「ミノシロモドキ」の発言を
聞く限り,SFファンタジーといえど
リアルなな世界と
1000年後の世界は,
つながっていると言えるでしょう。

人口の0.3%
1億人ならば30万人が,サイコキネシスを
持つ世の中で,超能力を「善行」や
「科学の進歩」に利用しなかったのが
世界の終わりにつながったと思います。

つまりは,超能力は人間の悪に触れるだけの
「性悪説的」な使われ方をして,
文明世界は,一度滅びます。

1000年後の世界で描かれている,
男女5人の生徒が中心の世界は,

人類は「呪力」と呼ばれる超能力
を持つものの,人が人同士を傷付け合わない
「攻撃抑制と愧死機構」のように,
あらゆる知恵を出し合ってきた種族で

ボノボの生態を真似た行為
(若いころの同性愛の意義=
人口の余分な増加と攻撃性の抑制)
を認めた社会や

他人を攻撃できないようにするための
心理学的な方策や教育の徹底などが
語られます。

そのために,危険因子をはらんだ子どもを
消してしまう(学校から突然いなくなる)
ことも平然とできてしまうこともあります。

無意識のレベルまで悪意が探られます。
「瞬」が「業魔」になった理由がそうです。

ここで注目したいのは,「呪力」と
呼ばれる超能力を持った人間を
含むわずかな種族だけが生き残る
事実に注目したいと思います。

攻撃抑制と愧死機構のキーワードは,
「呪術」と,それを利用した
「遺伝子操作」にあると思います。

1000年単位では,アニメや小説に
出てくるような動物の突然変異は
起きません。

大雀蜂と塩屋虻コロニーといった
化けネズミや,見たこともない
生き物たちの発生は,「遺伝子操作」に
よるものだと解釈しています。

先にネタバレになってしまうのですが
化けネズミが,呪力を持たない人間の
成れの果てだということ。

化けネズミたちが,反旗を翻して
はじめは「神様」と呼んでいた
人間に抗おうとした理由も
わからないでもありません。

「偽りの神に抗え」とは,
業魔や悪鬼の出現に怯えるあまり,
人が,自分を守るために遺伝子操作や
マインドコントロールが当たり前になった
影の管理社会「新世界」
を作り上げたことへの自業自得的
比喩であると自分は解釈しています。

投稿 : 2020/09/07
閲覧 : 234
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7

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ひろむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひえーーーー、

淡々と淡々と進んでいく感じが何とも堪らない。

投稿 : 2020/09/04
閲覧 : 228
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2

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tag さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんなアニメあったんですね。世界観を真正面から構築する物語

かつてはこのようなアニメ企画が通ったんですね。世界観を真正面から構築し、その主題を問おうとするアニメかと。

1000年後だが、超能力を持った人々による退化した未来世界、違和感が漂う平和で牧歌的社会。徐々に解き明かされるその理由。驚くべき設定世界が徐々に明らかにになるドキドキとワクワク、深まる謎。今ではアニメにほとんどなくなったハードSFの醍醐味が味わえます。

前半は、映画「猿の惑星」の最初のエピソードを彷彿とさせる。宇宙飛行士たちが降り立った猿に支配される社会、言葉も喋れない奴隷階級の人類たち、ラストシーンで海岸に自由の女神を発見する衝撃。

今では、ここまでハードで、ある意味で「嫌な違和感」を感じさて世界観を感じさせる演出をするのは、企画として受けないと思う。いわゆる「ホモセクシュアル」などもあったりするのだが、世界観が明かされるにつれ、考えさせるものとなる。このような、前半は不思議な世界の「設定」として受け入れてきた違和感が、後半に向け、深く、重たい意味を持ってくる。

この物語、ハードSFとしても良く出来ているのだが、裏側の主題は「差別とは?」と「文明とは?」という重たいモノを内包している。そのあたりは、ラストシーンに現れる。これもまた魅力の一つだと思う。

{netabare}
ラストのメッセージに「想像力こそがすべてを変える」とあります。物語中、この「想像力」は悪い方向に、差別というか区別を生み出す。We(我々=能力者&ボノボ的平和主義者)とThey(彼ら=非能力的存在&ホモサピエンスが本来持つ攻撃性)です。攻撃性が退化したWe側は文明を捨て、逆にThey側は文明を求めます。

一方、ラストの希望は、この「想像力」によってこそ、差別を無くし、恐怖より希望を、差別より共同を、平和的ボノボより攻撃的ホモサピエンスを目指すということかと思います。想像力なら変えられると。しかし、主人公(We側)は最後、They側の首謀者を殺します。苦しみから解放するためとは言え、同胞を殺した際の自死プログラムは発動しませんでした。差別は残っていました。主人公は、1000年後に向けて手紙を書きます。自分の想像力では変えられなかった差別や文明退化の無い世界を目指して。でも答えは、この物語では示されません。ラストシーンによって、現実世界の人種差別、階級差別はこの物語で起きていることと実は同じで、設定が異なっただけ、構造は同じではと思えてきました。おそらく、人種差別も階級差別も数百年規模ではなくならない。

物語ではダイレクトに説明されないのですが、いろんなことを想い、考えました。

能力が自身を滅ぼすほどであったため、自身を遺伝子改変し、ボノボ的な牧歌的平和主義者とし、攻撃抑制と自死プログラムを導入。それにより攻撃性を失った人類文明は退化。劇中、主人公たちの行動について、「バカ感」が漂います。無垢で、お花畑なのです。ゆえに文明は進歩せず退化する。でもたまに生まれる突然変異(ホモサピエンス的攻撃性)は排除し、能力の低いモノ(Weではない)も排除する。能力の無いものはバケネズミでないといけないから。ほっておけば、能力の無い人間集団が形成され、彼らがホモサピエンス的攻撃性を持ては、自死プログラムの無い能力者の驚異となる。まさに優生学です。忌避すべきものですが、もし自滅するほどの能力があるという前提下ではどうでしょう。不可避なのかもしれません。

一方、非能力者の人間は、ホモサピエンス的攻撃性を持ち、ボノボ的能力者を脅かします。これもまた、遺伝子改変により、知的能力、運動能力を抑制、能力者によって排除できるようにし、自死プログラムを作動させないために、見た目も人間とは程遠い存在に。これもまた優生学。しかし、これで、永続する社会が構築できたことになります。好きか嫌いかは別にして。

ネアンデルタール人とホモサピエンスは同時に存在していました。しかし、ホモサピエンスが残り、文明を形成しました。攻撃的であったからです。攻撃性は、文明を生み出します。もし、ホモサピエンスの攻撃性が、自身を滅ぼすほどであったらどうでしょう?”適度な”攻撃性が文明の”継続”を生み出したと言えるのかもしれません。過度な攻撃性を前提とした場合、この物語が提示する世界も一つの回答かもしれません。でも、これは、教育を重視し、戦争・犯罪を否定、平和と共同を善とする。まるで先進国の現在の社会システムです。先進国は、核を持たない国々に核を広げず、経済的にも発展の機会を閉じる。脅威を生み出さないために。まさに、We(先進国)とThey(途上国)。この物語を見ると、文明の在り方まで考えてしまいます。
{/netabare}

とは言え、
物語として、ハードSFとしての面白さと、様々な副次的なことを考えてしまう、プロットの深みも相まって、傑作と言えるのではないでしょうか。

投稿 : 2020/08/03
閲覧 : 467
サンキュー:

16

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タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

遠き山に日は落ちて…

詳細は公式でも。

原作は、ホラー・ミステリー作家である貴志祐介氏
の同名小説。氏の『黒い家』は読んだことあります。

1000年後の日本・茨城。
人口6,000人ほどの街・神栖66町の呪力を学ぶため
上級学校「全人学級」に、メインヒロインの早季が
編入され、幼馴染の瞬、真理亜、覚に守と麗子と
いう5人で一班が編成されます。
ところが、ある日、呪力に劣る麗子が行方不明に。
こういった生徒が行方不明になるという事件は
相次いでおり、ネコダマシという怪物に連れ去られ
ているという噂が……。

という導入です。

2クール25話ですが、構成は基本的に
・12歳時代
・14歳時代
・26歳時代
の3部構成となっています。

それぞれの部で、何が起こったかは観てのお楽しみ
ということで。

長いので畳むとしますか。
{netabare}
ブロックごとに分かれているので、観やすいといえば
観やすいのですが、唐突に時代が飛ぶので、少し
面食らうかもしれません。
特に12歳編から14歳編に飛んだときは「???」と
なりました。いきなり、ガチホモとガチユリ展開で
いったい何を見せられているんだ状態に。
その点、14歳編から26歳編へはスムーズでした。
が、いきなりバケネズミ同士の戦争という、これまた
何を見せられているんだ状態は変わらずw

んーっと、とにかく早季のキャラクターが全然
つかめない。自分だけ呪力の発現が遅く、どちらか
というとおとなしめで優等生タイプと思いきや、
覚といっつもケンカとか、怖がりな感じを出す
のに、ミノシロモドキを捕まえたときは「クダを
全部引っこ抜いてやる」と言ってみたり。

後半も、けっこう無鉄砲に突き進むわりには、
すぐに「やっぱり引き返しましょうよ」とか尻込み
したり、とある作戦を奇狼丸に持ちかけられた
とき「私たちをおとりにしようというの?」と
激昂したくせに、悪鬼との最終決戦では、なんと
奇狼丸を盾にして殺させることで悪鬼を倒すと
いう、ひどい作戦を立案します。

で、まあ、こういう作品ではお約束の、強い
敵に対して「気づいていないだけじゃないの?
チャンスは有るはず」という“戦いたくない”
系の主人公だったりするわけで。

ていうか、悪鬼は真理亜と守の娘だったけど、
じゃあ2人はどうなったの?

とはいえ、さすがは小説家の原作。
ストーリーの骨子はしっかりしていて、世界観も
きちんと描かれていました。
早季の「季」の字が長女には付けられないという
ことから、自分には姉がいて、処分されて
しまったことに気づくというエピソードは、
さすが小説家ならではと思いました。

とはいえ、これ、変な話「あの花」よりも後の
作品なんですよ。A-1 Picturesどうしちゃった
の? というぐらい作画がひどいです。
まあ、話が進むにつれて好転していくので、
少し安心しましたが、序盤は本当にひどかった
です。

早季のCVは種田梨沙さん。熱のこもった演技
が達者なのですが、ちょっと演技が大きい感じ
ですね。ここで、そんな大声出す? という
シーンもちらほら。まあ、これはディレク
ションの問題でしょうかね。

まあ、スッキリ片付く話ではあるのですが、
12歳編の、未来の町の得体の知れない風習と
いった雰囲気からの、14歳編の切ないガチユリ
純愛ストーリーからの、26歳編は単なるドタバタ
冒険ハダカデバネズミバトルという感じで、
なんともスケール感が転げ落ちたような印象を
受けました。

でも、おもしろい話ではあります。
平均点は大きく超えている佳作ですね。
{/netabare}

投稿 : 2020/05/27
閲覧 : 384
サンキュー:

4

ネタバレ

燐火 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

5/19

投稿 : 2020/05/23
閲覧 : 359
サンキュー:

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新世界よりのストーリー・あらすじ

渡辺早季は、閉鎖的だが穏やかな田舎町「神栖66町」で幸福に少女時代をおくった。ある日、町の外へ同級生たちと出かけて小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」と出会う。質問することにより21世紀前半の超能力者誕生から非能力者との敵対、その抗争から能力者の勝利と文明の崩壊、その後の暗黒時代、町の管理支配の実態といった禁断の知識を知ってしまう。その直後、バケネズミ同士の戦争に巻き込まれ、命からがら町に戻るがしだいに恐ろしいことが起き始める。(TVアニメ動画『新世界より』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年秋アニメ
制作会社
A-1 Pictures
主題歌
≪ED≫渡辺早季(CV:種田梨沙)『割れたリンゴ』

声優・キャラクター

種田梨沙、東條加那子、花澤香菜、工藤晴香、藤堂真衣、梶裕貴、高城元気、村瀬歩、浪川大輔、平田広明

スタッフ

原作:貴志祐介『新世界より』、 監督:石浜真史、助監督:ヤマトナオミチ、シリーズ構成:十川誠志、トータルデザインコンセプト:長澤真、オリジナルキャラクターデザイン:依り、メインキャラクターデザイン:久保田誓、キャラクターデザイン:崔ふみひで、色彩設計:安部なぎさ、美術監督:山根佐帆、音楽:小森茂生

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