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「新世界より(TVアニメ動画)」

総合得点
87.4
感想・評価
3339
棚に入れた
15912
ランキング
148
★★★★☆ 3.9 (3339)
物語
4.2
作画
3.6
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.8

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新世界よりの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いい世界観だった。

原作未読(読みたい)

{netabare}
①物語...世界観がよかった。途中から内容にどんどん引き込まれていった。
最後まで見ると色々と納得できる。同性愛描写が苦手な人もいるかもしれないけど、1000年後であること・その世界設定を考えれば同性愛が日常にあってもなんらおかしくないと思った。結構つらい気持ちになるので、ライトノベル系のアニメが好きな人には厳しいかも、逆に言えば新なジャンルを好きになれるかも?
②作画...作画を重要視する人にはなかなか難しいと思う。自分は絵より物語に惹かれたので気にしせず見れた。
③キャラクター...確かにあまり好きになれないキャラクタ-はいたが、実際に起こったらそういうリアクションになっても仕方ないという風に解釈した。キャラクター達は今ある世界とは全く違う時間の全く異なる状況にいることを考えると仕方ないかなあと思う(まあでもこれはすべてのアニメにいえるかも)
④声優...声はキャラクターの見た目でイメージが違うと思うが、個人的にはよかった。
⑤音楽...タイトル見て、うん?ってなった人もいると思う。アニメ中でクラシックの<新世界より>っていう曲が使われてる。(詳しくは知らない)他の曲も作品の雰囲気が出ていてよかった。
              (誤字・脱字・間違った文法は無視してお願い)
{/netabare}
とりあえず全部見てくれればわかる。

投稿 : 2017/07/25
閲覧 : 195

さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

深い作品

もしかしたら普段ストーリーよりもキャラや作画を重視してる人には向いていないのかもしれない。

ただストーリーは良くできていて必ず満足できる物だと思う。

投稿 : 2017/07/20
閲覧 : 273
サンキュー:

3

ネタバレ

匿名 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

断念しました。

原作は一応すべて読んでいます。
実は原作の時点でも苦手な作品だったのですが、やはりアニメになってもダメでした。
苦手な理由としたら、もともとダークファンタジーっぽいのが苦手なことと同性愛描写がちょっと受け入れがたかったです。

投稿 : 2017/07/13
閲覧 : 213
サンキュー:

2

饅頭 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見なきゃ良かった

評価とタイトルが矛盾してるだって?
矛盾してないんだな、それが。
このアニメ、とにかく重い。見終わった後でも心臓に重りがぶら下がっているみたいで、多分後味の悪さはダントツ。
ブレイクシーンはほとんど無く。常に不安に後をつけられているような感覚に襲われる。
でも、そうでもしないと伝わらないことがあることを知った。こんなにわけわかんなくて、頭フル回転させて、自分の意見を持って見れたアニメはこれまで無かった。
後の面白さはこのアニメを見ればわかるよ。

……人間ってなんだろう。
あぁ見なきゃ良かったな。。

投稿 : 2017/07/03
閲覧 : 218
サンキュー:

5

ネタバレ

ちゃろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:----

前半は苦行、後半は面白い

本当に前半はびっくりするくらい面白くなかった。

ラノベ原作とは違い、普通の小説が原作ということで話が難しいですね。
それに加えて私の理解力がなく世界観の理解が物語のスピードに追い付かず中々なじめないということもあったのかもしれないが…それでも前半は本当につまらなかった。

14歳になったころからはこちらも世界観の理解ができるようになったのと話がどんどん面白くなってきて最後の方はかなり面白くなってきました。

それでもちょっと話が難しくどこかのサイトからあらすじを確認しながら見続けましたww
まだ見たことがない人は同じようにあらすじを確認しながら視聴することをお勧めします。その方がしっかり理解できて面白いと思います。


作画は悪いですね。世界観と合わせるためなのでしょうけど人物にハイライトもローライトも入っていないからペラペラの絵になっています。それはおそらくわざとなのでしょうけど…単純に人物絵が下手ですね。たまに出てくるCGもバラエティ番組の雑なCGみたいでちょっと…作画さえよければ作品の持つとっつきにくさを軽減できたと思います。もちろんこの作画だからこそ作品の持つ独特の雰囲気を表現できたのかもしれませんが…


キャラも渋いですね。人物絵のビジュアルはともかく中身がこびていないのがいいです。もちろん萌え要素もなし、これがいいです。アニメ化になって変にそういう要素を入れて視聴者にこびてしまうと世界観がぶっ壊れてしまいますからね。そういう意味でも呪力を使ったときに魔方陣っぽいエフェクト等を入れないことも素晴らしい。とことん硬派を貫いたことは本当によかったと思います。

最終バケネズミが人間だったというベタな展開がありますが、「とりあえず元は人間にしとけばそれっぽいだろー」的な短絡的な理由ではなくそこにきちんとした意味や理由がありしっかりと考えさせてくれる。そこがご都合主義、キャラ重視、雰囲気重視のラノベとの違いなんだろうなと思いました。

もちろんラノベはダメ、一般小説はいいと言ってるわけではありません。私自身ラノベ原作のアニメで好きな作品もたくさんあります。同じ文字で世界を作っている小説でも全く別ジャンルになるんだなということです。


ただ引っかかるのは早季が悪鬼を殺すことで迷い、覚がサイコバスターを投げた時も覚も一緒に死んじゃうからってサイコバスターを燃やしちゃうほど命を大事にしているのにし、そのあとすぐに悪鬼を倒す方法に奇狼丸を殺させる方法を提案し実行するのはさすがにちょっと酷くない?と思いました。いや、これも改めて考えると早季も心のどこかで人間とバケネズミを差別していたのかもしれないんじゃないかとも考えられますね。

面白かったです。ラノベの様に気軽に見れて楽しめる娯楽作品にちょっと飽きてきた人はチャレンジしてみてはどうでしょう?前半は本当に苦行ですがそれを乗り越えた時はラノベ作品からは得られないものを得られると思います。

投稿 : 2017/06/21
閲覧 : 198
サンキュー:

2

みいちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

完成された世界観。鑑賞後は余韻が残る

練り込まれ完成された世界で引き起こる世にも奇妙なお話です。
よくもまあこんな世界観を作り出せたなあと。
作者様は流石です。

序盤はわからないことだらけで不気味だし切りたくもなるかと思いますが、話を追っていくうえで、序盤の不気味な展開にちゃんと理由があることもわかってきます。
伏線がどんどん回収されていくのはとても気持ちの良いものでした。

終盤はかなり怖い場面や熱い展開もあり、ものすごく楽しめた。

個人的に東京の地下の謎のユニークな生体の話もめちゃくちゃおもしろかったです

こんな不気味な世界観に連れて行ってくれる作品はなかなかないので
ぜひおすすめしたい

投稿 : 2017/06/21
閲覧 : 208
サンキュー:

6

あかねです。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほんとに尻上がりな作品。ストーリはかなり面白い。

超絶尻上がり作品です。もう一度言います超絶尻上がりです。はい。恐らく序盤で面白さを感じる人はほぼいないと思います。主人公達が言ってる言葉も訳わからないし、なんでものを浮かせたり沈めたり動かしたりできるんだーとか訳わからない事が目白押しな作品なのですが終盤になるにつれほんとに面白くなる作品なんですよ。このアニメを序盤で見るの辞めた人が大半あると思うのですが最後まで見ないとこの作品の面白さを感じることは絶対にできないと思います。ですが万人向けの作品ではないのが確かです。途中BLになったりするので訳わからないかも知れませんが、このアニメの中の世界では普通の事のようなのであまり触れないで見た方がお勧めです。

作画は、ちょいちょい顔が変わったりする時もあるのですがそれをまた見るのを毎回の楽しみにように感じてる自分がいましたw
今日どんな顔してんのかなとかw思いながら見てました。そんな酷い訳ではないので気にならない人には本当に大丈夫だと思います。
この作品の独特の雰囲気にはいつも驚きます。音楽、演出によりものすごく怖いというか不気味な感じを感じさせてくれる演出にはかなり驚きでした。たまに人面ネズミみたいなのが出てくるんですけど苦手な人は苦手かも知れませんねw
少し気持ち悪いので、自分はあまり好きじゃなかったですが最終的にはこいつらも生きたいだなぁとかすごい共感されて驚きでした。まああまり長いとあれなのですが最後に!!
後半になるにつれ語句の解説などがあるので序盤でつまづく人は安心してください。
しつこいですが、これはほんとに終盤になるにつれ熱くなる作品でストーリは、ほんとに最高なので一回は見て下さい!!!!

投稿 : 2017/06/19
閲覧 : 211
サンキュー:

5

micmac さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とにかく難しい

 ミステリー系が好きだし評価が高かったので観てみた。確かに物語は良く出来てるし、作画が酷いと言われてるけどそんなに嫌でもない。
が…とにかく難しい! 1周目じゃ正直「何のこと?」ってなるし、本当にラストになってようやく話が分かる感じ。
あまりにも難しいのでwikiのあらすじを逐一、参照しながら観ました。それをしないと本当についていけなくなる可能性がある。
一応全部分かったうえで2周目を見るのもいいかなって思った、多分2周目でようやく「あぁ、なるほどね」って感じだと思うから。
良作ではあると思うので気になった方はぜひ。

投稿 : 2017/06/15
閲覧 : 240
サンキュー:

5

ふる〜てぃ。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:----

引き込まれました。

タイトルの通り引き込まれました。ですが
個人的にはあまりにもシリアスすぎて途中で断念し最後の方しか見ませんでした。
ですがシリアス好きの方にはのめり込まれるような感じで見れると思う作品だと感じました。

投稿 : 2017/05/19
閲覧 : 153
サンキュー:

2

ネタバレ

アニウォタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 1.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画だけがダメ

とても難しいアニメです。
設定や世界観などが作り込まれており、その説明シーンもあるにはあるんですがあまりピンとこないです。
アニメを2回見るか、後々になってやっと理解できるという感じなので、複線を張り巡らせる前半はなんのこっちゃという感じでしょう。
その何も分からない感じが、物語の登場事物と一緒になって不安感を感じたり恐怖を感じたり出来る演出の一つなのかもしれません。

なので何回見ても楽しいアニメだと思います。
物語に起伏があるのであらすじのような曖昧な視点で見ても十分楽しめると思います。
2回目くらいからは設定を理解した上で、こういう条件があるからこうするしかなかったんだなとか、1回目でよく分からなかった場面も理解できるとそれだけでも楽しめるんじゃないかと思います。

物語はすごく面白いです。演出もすごくいいです。キャラも立ってて、EDテーマも耳に残る感じの良曲です。
ですが、作画だけが最低レベルにひどいです。
そんなに動く訳でもないのに常に崩壊しています。物語に主軸を置くアニメでよかったですね。バトル系どころか萌え系、ギャグ系ですらこの作画では通用しなかったでしょう。
しかしなぜかスクイーラの作画だけ安定していましたね・・・


前半は恐怖・不安で緊張しながら見ていました。
後半はバケネズミとの戦争がどう終結するのかという好奇心、
終わった後も人間の在り方みたいな哲学的な事を考え、常に心を動かされる良いアニメでした。


良い点
・世界観
・設定
・演出
・きろうまるがかっこいい

悪い点
・作画

投稿 : 2017/05/18
閲覧 : 199
サンキュー:

5

めい さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

よく作り込まれてる二度観るべきアニメを

お兄ちゃんが録画して観ているのを横で観て一気にはまりました。

今から1000年後、人々に呪力と言う超能力が身に付いたSFアニメです。

小説→漫画→アニメとなった作品ですが私はアニメしか観てません。
漫画は少しだけ読んだことがありますが、その、なんと言いますか…、エロかったです…。
普通に話が良い分そのエロさが凄い邪魔で、エロシーンは全てにおいて蛇足でした。
しかし安心してください、アニメはそのようなエッチはシーンは…少なからずではありますが!ほぼ、ないです!
少なからずと言ってもほんのちょっとしたレズキスシーンやホモキスシーンと言う子供には見せたくない程度なので大人の皆様には安心して見ていただけると思います。

そもそも話が難しいしアニメでは小説や漫画より詳しく話していないらしいので子供にはこのアニメは早いです。
私も二回観てやっと全て判りました。

この作品の良い所を上げていくならばまずは絵ですね。
1000年後の自然豊かな風景に古風な日本の風景が合わさり日本だけど日本ではないオリジナルの風景を作りきれてます。
とても美しくあの世界に入りたくなります。
今まで観てきたアニメで上位に美しいと思いました。

次に音楽です。
映像とマッチしていると私は思いました。
特に前期、後期ともにEDには心を奪われました。

そして何より評価したいのが重圧なストーリー、細かい設定です。
もし特殊能力が使えたなら…。
誰しもが考えた事あると思いますがここまで深く考えた事はないでしょう。
観終えて改めて呪力が本当に存在したなら、確かに未来はこれに近い形になると思います。
この作品は皆のそのもしをさらに深めて数ある可能性を取り入れ作られた作品だと思います。

この先はほんの少しだけネタバレ要素を含みますが作品を楽しむ上では特に気にならないと思います。
新世界よりに登場する用語について書いていきます。

なかでも凝っていると思ったのが愧死機構と攻撃抑制です。
攻撃抑制は1000年かけて人々のDNAに刻み込まれた抑制の事です。
呪力は非常に強力で自由な力です。
だから人を殺すのは容易いことに成りました。
それで出来たのが攻撃抑制です。
それは故意に人が人を呪力で攻撃しようしたら抑制がかかり呪力が使えなくなる事です。
呪力だけでなく例えば刃物で人を刺したりとする時にもこの抑制はかかります。
人に対してだけなので人以外の生物には呪力は効きます。
人類全員が特殊能力使えたら殺し合いになるんじゃね?なんでこんなにも平和なんだろ?って言う私の中の疑問はこれで解決しました。

次に愧死機構です。
攻撃抑制のある人々は故意に人に対して呪力を使ったり武器を使って殺す事はできませんが事故で人を殺す事はあります。
その時に発作するのが愧死機構です。
人が人を殺すとその殺した人も死にます。

{netabare}なのでレビューでもありましたが覚が火を使ってマリアの娘を殺せそうな所を咲が止めたのはあのまま殺してしまうと愧死機構で覚も死ぬから咲は止めました。{/netabare}

このように非常に凝った設定をしていて良くできてます。

逆にこの作品のダメな所は要らないエロシーンと説明の少ない設定です。
エロシーンは無くてもストーリーに全然関わりがないと思うので本当に要らないと思います。
そしてあんなにも凝っている設定をあんなちょっとだけの説明で片付けるのはちょっと…。

{netabare}それと人とボノボを同じに比べる設定はどうしても納得いかない!{/netabare}

まぁこの作品はかなりマイナーな方だと思いますがもっと知られるべき作品だと思います。
神作品認定します!

投稿 : 2017/05/15
閲覧 : 239
サンキュー:

7

ネタバレ

さすらい さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作から…

自分が最初にこの原作を読んでいたときに、ちょうどアニメが放送されていたことは知っていたけどなぜか食指が動かず見逃してしまったのだが、最近、唐突に見たくなって一日で見てしまった。

原作の描写の緻密さ、テーマ性を知っている為に若干の不満はあるが、小説の内容からそれほど乖離しておらず、むしろあれ程の文章量と内容を綺麗に25話でまとめたなぁ…凄いなぁなんて思えたほどだった。

のどかで幻想的な作画に、展開を知ってても視聴者や主人公の早希たちを取り巻く世界の空恐ろしさや臨場感。そして、仲間との別れの際のBGMは酷く、もの悲しさを感じさせるほどによくマッチしていた。原作の世界観を踏襲し、アニメという媒体が更に世界を顕在させてもいて素晴らしかった。

ただ、やはりアニメでは描き切れていないなぁと思った事も多くある。アニメをみて面白かったと感じた方はぜひ原作小説を読んで、かの儚く、美しい、そして――1つどうしても納得できなかったアニメのラストでは描かれていない将来への不安要素とそれに対する早希の意思。それも作品の大きなテーマの一つであり欠かせない一つのファクターだと思うから、そこの補完をアニメをみただけでなく行って欲しい

投稿 : 2017/05/04
閲覧 : 145
サンキュー:

4

おぼ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神作品

1回見てみてください

投稿 : 2017/04/16
閲覧 : 366
サンキュー:

12

ネタバレ

藍綬 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

何も調べず、まず見てみると良い

 タイトルのとおり。まずは予備知識なく、とにかく全話見て欲しい。
 途中で辞めずに、カヌーキャンプの話まで観れば、そこから先は次話が気になって仕方がなくなるはずです。



 {netabare}

 個人的にはマリアが早々に退場して悲しみを背負ったまま見続けることになって大変遺憾でした。マリアぇ・・・。
 後は原作を読んでいないので良く分からなかった点がしばしば。
 その中でも特に気になったのが、マリアとマモルの遺骨についての描写です。

 個人的には、あの遺骨は偽物で、マリアとマモルは幸せに逃亡していると思っていたのですが、富子さんの「遺骨をDNA解析した結果が一致」とか「歯形が一致した」というセリフから、化け鼠が持ってきた遺骨はマリアとマモル本人の物で間違いなさそうでした。さらに化け鼠がマリアとマモルの子供を得て、戦闘に用いていることから、遺骨が届いたのは二人に子供が出来てから、という話になる。
 そうすると、遺骨が届いたのはマリアとマモルが逃亡して、さらに二人の間に子供が生まれた後になるわけですよね?
 逃亡から1年近く後で、よく化け鼠たちはマリアとマモルを見つけることが出来ましたね。化け鼠を優秀と捉えるか、一年はなくとも、半年くらいは猶予があったのに、遠くに逃げなかったマリア達がおバカさんだったのか・・・。マリアぇ・・・。
 まぁ、マリアがサキとの再会を望み、遠くへ行かなかったのかもしれませんが・・・。
 
 あとは、主人公のサキが幻覚見まくり、頭ゆるゆるでどうなの? と思いました。
 特に、最後、せっかく悪鬼を倒すチャンスを自分で不意にするあたり、何してんのこいつ!? 状態でした。覚はもっと激怒すべき。
{/netabare}

 とまぁ、いろいろ思うところはありましたが、総じて面白かったです。
 見ている最中はそんな疑問も特に感じませんでしたし、ストレスなく全話観れました。良い休日になること間違いなしなので、ぜひご覧ください。

投稿 : 2017/04/09
閲覧 : 204
サンキュー:

5

ネタバレ

アベベ晴明 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本当は怖い超能力

だいぶ前にみた作品なので、記憶をたどって思い出せる範囲でちょっとだけ感想を・・・


{netabare}
実は、このアニメで人間のカタチしてる奴ら、つまり主人公たちは人間じゃーありません。いや人間なんだけど、1000年単位という途方も無い時間で、まるで原種のコメを長年かけて品種改良し、コシヒカリとかササニシキという美味しいコメを生み出していったのと同じような「新人類」です。

彼らの超能力は海を割り、山を消しとばす程、いやそれ以上の絶大なものですが、それ故、常に暴走の危険性を孕んだ一個の爆弾であり、たった一人がコントロール不能になっただけで、下手すりゃ地球自体消滅しかねない恐ろしいもので、当然為政者たちはそういう個々の兆候を監視して、時が来たらおもむろに対処・・・「間引き」します。実にえげつない話ですが、世界を守るためなので致し方ないといったところ。そんな新人類にも、一応の安全機構はあって、他「人」を殺してしまうと自分も死に至るという、遺伝子改良でそういう仕組みが組み込まれてます。しかしそうなると、もし「不良品」を見つけたとして、仲間同士で処刑する事ができない。そこでバケネズミどもの出番となります。バケネズミにはそういう枷がない。つまり殺す事自体は可能なわけです。
しかしバケネズミは「人型」でないので、新人類はその超能力でバケネズミを三枚おろしにも、八つ裂きにも、いや跡形も残さずこの世から消滅させる事すらできます。おそらくたった一人の新人類によって、この世全てのバケネズミ廃滅も可能でしょう。
つまり、この世界でのバケネズミとは、人類たちの便利な道具扱いで、人類の胸先三寸で生き死にが決まるようなドレイ同然の存在です。







さて、新世界が超能力のある人類の住まう場所だと説明しましたが、では使えない方の人間どこにいるの?ていうと・・・呪力、つまり超能力とか使えない「バケネズミ」と称される生き物ですね。あれは見てくれこそあんなですが「人間」なんです。だってボク達、超能力使えないでしょ?つまり、そゆ事。

・・・察しの良い人ならそろそろ分かったと思いますが、このキモーいキモーいバケネズミは、我ら人類の成れの果てです。僕らと同じ似姿の新人類はむしろ、突然変異で生まれたミュータントの子孫・・・いわば勝ち組ですね。
つまりこの作品は、そうやって地球の王者の座から追い落とされて、かわりに成り代わった新人類の咳払いや箸の上げ下げにまでビクつきながら生きていく「オレやキミの子孫たち」の物語といえます。

いやー、実に胸糞の悪いハナシですな。だってよーするに、僕たち私たちの子孫が新人類とかいう訳の分からぬ存在によって、醜く汚らわしいケダモノの姿へと堕とされ、その本来「バケモノ」であるはずの新人類は、よりにもよって俺たちとおんなじツラぶらさげて我らが元人類を顎でこき使い、そして粗相働いて新人類様のご機嫌損ねたら、いやそれどころか、あいつらがちょっぴり虫の居所悪いだけで、あるいは村ごと焼かれても仕方ないって話ですもの。気分良い訳ないよ。

・・・ですがそんなバケネズミだって、死ぬまで怯えながら暮らすのは嫌だ!こうなったら我々バケネズミの未来のためやったらー!えいえい、おーっ、とばかりに秘策をもってクーデター起こすんですが、結局は秘策も破られ首魁は捕らえられ、その「英雄」は、死より悲惨な無間地獄の刑に処されます。クーデターに参加した部落は、いやひょっとするとその地域全部かな、とにかく焼き討ち鏖殺のようです。もー散々ですな。
そして以前より万全の監視体制を整えながら、これからも新人類は困難もあるでしょうがなんとか存続しつづけるのでしょう・・・めでたしめでたし

そんなヘドの出る結末でした。

けれども、この作品がただの胸糞エンドで終わってないのは、バケネズミが滅べば新人類たちの未来も失われるという極めて危ういバランスが、すんでのところで保たれていることが暗に示されている点です。
下等種=バケネズミの生殺与奪を握ったかのような新人類ですが、実はバケネズミなしには、たった一人の不良因子の間引きも満足にできないため、例えばバケネズミたちが示し合わせて鏖殺も辞さず間引きをボイコットすれば、それだけでシステム崩壊もありうるって事になります。
つまり、新人類側の首脳陣は、せいぜいバケネズミを飼い慣らしながらもその反乱を常に警戒しつつ、想定外の「バグ」を一件一件しらみつぶしにした上で、それでもなお「本当に万全なのか?他に見落としはないのか?」と不安に怯えながら暮らさねばならないってことになります。これはとんでもないプレッシャーですよね。なぜなら、例えばその辺の原発一基が不手際によって吹っ飛んだとして、大量の犠牲者と放射能汚染こそあれ、どっこい人類は生きてるでしょうが、「新世界」においてはたった一つの見落としで、自分らどころか地球が消えちゃうかもしれないんですもの。

そして他のレビューでも散見されますが、これは極めて業の深い物語だと言いますよね。では一番業が深いのは誰なのかというと・・・主人公の早季なんですね。早季はムラオサともいうべき、倫理委員会議長・朝比奈富子の正統後継者として認められ、村の中でもごく一部の者にしか知り得ない情報にアクセスできるようになります。そしてこれまでの冒険も踏まえて彼女ら新人類こそイビツな、まわりの生き物、いやそれどころか同族にまで手をつけ捏ねくり回して、本来の形とは全く違う異質な存在に「改竄」してでも存続しようとする、文字通り一人一人がこの世を滅ぼしかねない迷惑千万な「バケモノ」達なのだと、むしろ我々が忌み嫌うバケネズミの方が、ソレよりかははるかに無害な「普通の生き物」ではないかと悟ってしまう。けれども早季は、大本命ではなかったはずのサトルと子を成し、本来、罪のないバケネズミに対する「平和的統治」というドレイの首輪もまた、外す事が出来ない。全ては早希たちの属する「新人類」という他の生態系にとっては害虫か病原体に他ならない存在を、単に永らえさせたいというエゴのため・・・。


{/netabare}

本意とは程遠い妥協的選択をしながら、さして明るいとはいえない、祝福なき未来にむけて漕ぎ出すのって、見回しても灯台一つ見えない真っ黒な海原で行う、闇夜の遠泳のようなもんですね。

お見事。

投稿 : 2017/04/08
閲覧 : 272
サンキュー:

8

ネタバレ

Emiley さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

Σ(´・ω・`)

このアニメは、小説が原作ものです。
放送は2012年にされ。少し古い?と思うかもしれませんが最近のアニメより内容が凝っていて、面白い作品だと思いました。(^^)/
また、EDが神がかっていました!
作画は全体的に綺麗なのですが、キャラが少女漫画のような絵だと思ったので少し低めですが、内容がとても考えられていたな思います。特にラストですね。
もしラストまで見ていない(途中で飽きた)という方はもったいないような気がします!
さらにキャラの心情をよく考えられた内容となっていますのでそういう点で見ても面白いと思います。
最後に「新世界より」という題名のこの作品ですがドボルザーク作曲交響曲第9番「新世界より」をBGMとして使われることが多いですw

投稿 : 2017/04/07
閲覧 : 159
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心にズシリとくる作品。

これほどネタバレをせずに感想を書くのが難しい作品も無いかもしれない。

とにかく自分の目で 見て 感じて ほしい。

そんな超大作です。

投稿 : 2017/03/29
閲覧 : 193

ゆな さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すばらしい

ただただ おもしろい。
早く次が観たくなる。
今よりだいぶ未来の話だが、どこか昭和のような雰囲気。
途中、あのシーン泣いてしまいました。
観ているうちに徐々にドキドキハラハラさせられ、人とは、その他 生きる物とは、人間が勝手に決めつけてしまう価値とは正しいものなのか、今までの歴史の中で行われてきたことについてなどたくさん考えさせられることがあり とても興味深かった。

今までのアニメの中で一番心にしみわたり、おもしろく、観た後の余韻がなかなか抜けなかった。
名作だと思う。
小説も全て買ったが、これがまたアニメとは違うおもしろさで、これを原作にアニメにできたこともすごいと思った。
あと、OP EDとも歌がとても好きです。

投稿 : 2017/03/26
閲覧 : 146
サンキュー:

3

ネタバレ

カンタダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

全体としては良作

設定の掘り下げに多少の不満が残るものの、最後まで観られた。

全体的に重苦しく、逼塞感漂う雰囲気のなか物語は進行し、事実裏では子供の間引きという血に塗れたおぞましい慣習が粛々と行われている。

ここで気になるのが、なぜ呪力が発現しない子供と、呪力が不十分にしか発達しなかった子供が間引きされるのかが、最後まで説明されず疑問が残る。悪鬼の出現を恐れ、社会秩序を保つために様々な制約を子供に課すのは理解できるが、成績の振るわない、または、呪力を持たない子供が社会の脅威になるとは考え難い。彼等を間引きする理由が見つからないため、理解に苦しむ設定である。

次に登場人物について。最後まで早季が瞬を引き摺ってしまい、克服するに至らずに終わるのが心残りだ。結局早季は覚と結ばれるのだが、ずっと同じ1班だったということ以外特に動機が見当たらないのは残念だ。
瞬が早季の本命であり続けることは、覚との結婚はある意味不本意だろう。孤独を恐れるために消極的理由から手近な男を選んだとも取られてしまう。
それならばヒロインである早季が、本命である瞬を超える存在としての、覚の本命へ昇格するための出来事があっても良かっただろうが、それがなかったのは残念。あくまでも覚の位置は「同じ1班のメンバー」に終止した。

本作品のテーマの主要な一つは「人間存在の尊厳」であろう。足を踏んだものは踏まれたものの痛みなど感じないもので、恣意的に自分のコロニーをいつでも滅ぼされるバケネズミにすれば、人間の存在は脅威であり、屈辱であろう。そういう意味ではバケネズミらの反逆は正当なものだろう。
心優しい早季でさえ、それにようやく最後になって気付くわけだが、他の人間はどうしてもそこには至らない。人間の業の深さを考えさせられる作品。

投稿 : 2017/03/23
閲覧 : 222
サンキュー:

6

ネタバレ

デリダ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

文明後退した未来のSFアニメの傑作です。

原作は小説とは知ってたけど、ここまでよく出来た世界は初めてです。
同世代作品もそうそうたる面々で、サイコパス、ヨルムンガンド、ジョジョ
ガルパン、リトバスと近年稀に見る豊作期だったのでしょうか。
私個人としてはこの作品、名作同世代の中でも群を抜いて評価しています。
でも逆にこの作品が放送している時には見ていなかったので
完全なダークホースとして私の中に刻まれました。

しかしこのぶっ飛んだ設定をよくここまで
リアリティを持って作り上げられたと感嘆しました。
しかしそもそもこんな世界観はアニメでしか表現が難しく思われますが。

一度現代の文明がある出来事により荒廃し
数世紀過ぎた先の世界で物語が始まります。
この世界に生まれた主人公である少女の成長とともに
この世界の成り立ち、秘密のベールが剥がれていきます。

あらわになる残酷な真実と、出会い別れる人々の想いや思惑
そんな一瞬で表情を変える世界の温度や、あかりの届かない暗がりへの漠然とした恐怖感、
登場人物の感情を多彩に映し出す機微、動きへの力の入れ方等々、、、
小説を読むだけでは想像し難かったこの世界を本当によく描き切ってくれてると感じました。
バトルアニメではないし作画はもちろん崩壊よくしているんですけどね。
そんなことが気にならなくなるほど練りこまれたキャラクターを見事に描いてくれている。
やっぱり絵の単純な上手さでアニメの価値が上がるわけなんじゃないんだなと思いました。
おそらく低予算な中でここまでの視覚効果と演出力は見事でした。
一話ごとの構成、特に各話の冒頭、一気に引き込まれます。
物語の後半に至るに連れシリアスになるストーリーと合わせ
視聴者を引き込む映像が切り替わるテンポ、
タイトルロゴのタイミング、次につながる各話の区切る部分
等々一流の映画を見てるかのような技術の高さを思い知らされました。
映像としてのテクニックは常に高水準を保ってると言っても全く問題はないように思い起こされます。


そして物語こんなに穏やかで悲しくなるアニメはそんなにないです。
アニメにする意義も大いにある、なかなかない作品。
こういう作品こそ有名になって欲しい。
あまりにも残酷な世界で切なく美しい物語でした。

{netabare}
僕はスクィーラ肯定派なんですよね。
でもまあ間違ってる間違ってないなんて一義的な話じゃないんですけどね、、、
どっか別のサイトでスクィーラディスを散見したので
思わず言ってしまいたくなってしまいました、、、
誰も死にたくないし親族どころか種族そのものが機嫌一つ
(バケネズミからはどう采配が下されるかもわからない、そんなふうに目に映っても仕方ない)
で殺されるような状況下にあったら義憤にもかられるでしょう。
奇狼丸が奴隷根性かと言えばそんな侮蔑される言い方をされるような人格でもありませんし。

そもそも主人公側が人で人vsバケネズミという端的な構図が作られていますが、
少なからず遺伝子的に言えば人もボノボの遺伝子操作を受けていますし、
純粋進化としてのヒトの延長線上にいるとは必ずしも言えません。
これは程度の問題であって、どちらも私たち視聴者たる現在のヒトが持つ倫理観と
同じものを持ち合わせているというのは言い難いというのが
この場におけるひとつの回答なのではないでしょうか。

(反論としては遺伝子が自然進化の先として違っていても、いなくても
そもそも倫理観というものは先天的なものではないからして
私の主張の担保にはなりえない、そして同時に完璧な否定もできないかもしれません。
いわゆる相関関係であって因果関係として論拠たりえないのではないか、という話ですが
ですが少なからず人間という生命の構造の上に社会構造ひいては倫理観や
社会規範や道徳観は精製されてるのもまた事実なので、
そうしたところがこのアニメの中盤におとずれた同性愛描写にも繋がってるようにも感じます。
現代は同性愛を容認する傾向があるが新世界よりの世界では
成長過程の慣例のようにすら描かれています。
これは決定的な違いでしょう。
この先私たち人類ほぼ全てが個体成熟する過程で通過儀式として同性愛を経験し
子孫を残すという目的のために両性愛だが子孫のための共同体として
異性を選ぶことが当たり前になる世界になるとは
あまり想像し難いので。
あ、これは決して同性愛を非難しているわけではないです。)

ということで倫理観というものについても普遍性は何ら持ち合わせているものではあらず
ヒトの史実の中でも地域、時代によって全く違う様相を映しています。

そんなこんなで見た目さえ違えばスクィーラの方が
よほど人類史の中に類似点を見つけることができる気がします。
歴史が語る革命家や英雄はああした資質を持ち合わせているようにすら感じますね。
だからこそスクィーラは最後失敗したという一点のみが私の間違いだった。
というような内容の発言をしたようにも感じました。
革命家や英雄は成功しなければのちの歴史にその栄光を語ってもらえはしないですしね。
いいとこテロリストか重大な犯罪者の汚名がやっとのところでしょう。

愧死機構に呪力を持たない人間が引っかからないようになるまで遺伝子操作をされた
成れの果てがバケネズミであり、ある意味一方的に貶められたように描かれていますが
ある意味貶めるというのは語弊があると思っていて愧死機構が機能しないほど
バケネズミだけが人と離れただけでなく、人もまた姿形はそのまま人類であっても
中身はとっくに何か別の化物になってしまってバケネズミと同じように
人から随分遠のいてしまっていたんではないでしょうか。
これは逆にむしろ双方人類であるとも言えますが。
個人的には人、バケネズミどちらか一方がではなく、お互いが痛みを背負って道を探っていくしかないと思いますが。
というよりこういう回答しか、バケネズミという存在を人々が必要とする以上最終的に出しようがないとも言えるでしょう。
人は変われないというよりも生物の本質はそうやすやすと変わりえないというものでありましょうか、まさしく業ですね。
物語の主軸となる設定の悪鬼や業魔はその一部分が表面化したものでしかないようにも思います。

人類がスクィーラに下した裁きはより作品としての重みを与えてくれたと思います。
長々個人的なことを書いてしまいました、すみません。
{/netabare}

投稿 : 2017/03/17
閲覧 : 258
サンキュー:

11

セラコン さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

不気味、、、だけど引き込まれる

グロ有り、アクション有り、性的な描写有り、何より不気味なストーリー

登場人物の意味深な言動、謎の事件、人語を話すネズミ、、、
見ていくと色々なことに違和感を覚え、緊張し、不安になり、疑心暗鬼になります。
作中の世界は一言でいえば「不気味」なのです。
しかし、そこがハマるポイントでもあります。

作画は良いと思いますが、時々人物の顔などに違和感を覚えます。
声は非常に良いと思います。登場人物の裏がありそうで、何かにおびえているような、、、そんな「不気味さ」が良く伝わる演技ができているぁと感じました。

グロも割とあるし、性的な描写も少々含み、そしてその不気味さは見ていて気持ちの良いものではありません。しかしこの謎めいたストーリーには多くの人が引き込まれると思います。
SFものやホラーものなどが好きな方、気になる方にはぜひ見てもらいたい作品です。

投稿 : 2017/03/09
閲覧 : 175
サンキュー:

4

sato さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

戦慄しました

観終わってから1ヶ月ほど経つのに、未だにこのアニメのことが頭から離れない。物凄いインパクトを受けた。色んな要素が矢継ぎ早で出て来る序盤に屈さず(わからないところはわからないまま進めてOK、あとからわかるので)、一人でも多くの人に観てもらいたいと思う。

投稿 : 2017/03/08
閲覧 : 137
サンキュー:

4

ネタバレ

ホロムギ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

圧倒的世界観!

原作未読。小説のほうも時間があったら読みたい。

同性愛描写があって暗いお話というのをどこかで聞いて、今まで見ていなかったのですが、後悔しました!

なぜ今まで見ていなかったのでしょうか!!
一話目から引き込まれてしまいました。久しぶりにじっくり見たアニメです。非常に良かった!!

現代の文明は滅び、1000年後、呪力というサイコキネシスが使える人間の社会が舞台となっています。

5人の子供を軸に物語は進みますが、彼らが暮らす村には謎が多い。
12歳編、14歳編、26歳編と三部構成になっており、少しずつその謎の真実に迫っていくSFアニメです。


大人や人間以外の生物、そして村そのもの全て信じることができません。
誰を信じていいのか、何が真実なのか。物語の間中ずっと不安により疑心暗鬼になってしまいます。

現代とは違ったものの考え方をすることが多いので頭をやわらかくして見なければなりません。「こんなことありえない」「おかしい」と、はなから決めつけてはいけません。

決して理不尽でご都合主義なわけではなく、なぜそのような成長を遂げたのか、歴史に裏打ちされた成長過程が物語が進むにつれ徐々に解き明かされていきます。それは新たな謎を呼び、不安を駆り立てられます。
この世界観、設定こそが見どころです!!




伏線もすべて回収されますし、しっかり見ていれば大きな謎も残りません。
そう言いつつ、私がわからなかったことが2点。
ひとつは同性愛に関してです。
ボノボの生態を参考にしているとはいえ、なぜ同性愛の形しかないのか。
12歳編では男女の恋愛があるように見られるのですが、14歳編では突如、同性愛者ばかりになります。

アニメでは語られていない原作の設定があったようです。
{netabare}
妊娠が許可制だということです。
ボノボの生態の説明のときに語られたように、擬似的な性行動が必要ではあるが、子供ができたら困るのです。村としての管理もありますし、未成熟な親に育てられた子供は悪鬼・豪鬼になりやすいとのこと。 {/netabare}


同性愛に関してですが、性行為に及ぶ描写はありません。
ディープキスはあります。やけに生々しく、嫌悪感を抱く人もいるでしょう。長くありませんし、描写が多いわけでもありませんので、そこまで気にすることはないと思います。

その嫌悪感は視聴者の現代の思想からのものであり、アニメの中では否定されるべきものではありません。何より、歴史の流れにそった世界観を構成する大きな要因ですので欠かすことはできません。頭をやわらかく☆



もうひとつわからなかったこと。
※ネタバレなのでアニメを見ていない人はスルーを!!
{netabare} 死んだのにどうやって子供を産んだのか。マリアとマモルの子供です。3日が過ぎ、サキたちは村に戻ってマリアたちが死んだことを報告したはずです。そして骨が送られてくる。
DNA鑑定からも本人の骨であることがわかります。

・骨の提出は子供を出産した10ヵ月後?
それでは遅すぎますね。死んだ証拠がなければ念のために猫を放つでしょ う。

・必ず子供が欲しいスクィーラからすれば、妊娠の確証が持てないうちはマモルだけを殺して骨を提出するということはないでしょう。二人とバケネズミがつながっていたのは骨の提出からも明らかです。


・生きたまま、骨を切断して提出したのでしょうか。
生きるためにそこまでした可能性はありそうですね。

私の仮説なので正解はわかりません。もしわかる人がいたら教えてください。おそらく的な感じでも構いません。考察したり語り合うのも楽しそうです☆ {/netabare}

絵や音楽など不安になるような雰囲気が徹底されているのもこのアニメの素晴らしいポイント!
その最たるものがドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」でしょう。
この曲を聴くだけで、隠れなければならない。逃げなければならないという不安と焦りがでてきます。

とはいえホラーではありませんので音などでビックリするような場面はありません。あくまで雰囲気を出すための演出です。


濃密な設定、世界観。徐々に解き明かされる歴史の謎。
そういったアニメが見たい方には強くおススメします!とても面白かったです!原作も読んでもっと理解を深めたくなる作品でした!

投稿 : 2017/03/03
閲覧 : 306
サンキュー:

18

ネタバレ

u-i さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 1.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画の大切さ

これがきっかけで原作を買いその日の内に読破しました。
アニメも原作に忠実に沿って作られており、原作ではなかなか想像しづらいような独特な世界観も、視覚的に分かりやすくできており、とても良いアニメだと思います。

が、やはりあの作画はいただけません。
アレはアレで安定しており、作画崩壊ではないという人も放送当時からちらほらいましたが、正直無理があると思います。いくらその話数内で安定していると言っても、それまでの作画からはかけ離れたものなってしまっています。
むろん、アニメーターや演出家の方々にも個性はあり、担当する話数によって多少見せ方に違いが出るというのは当然ですし、それが味と言える場合も多々ありますが、キャラクターの識別が辛うじてできるというレベルまで秩序を失ってはもはや個性云々の問題ではありません。

ストーリー自体はとてもよくできているだけに、ただただそこが残念です。

投稿 : 2017/02/27
閲覧 : 191
サンキュー:

4

Acur@D さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ストーリーと世界観が練りこまれてる

前半は世界観を掴むパートと伏線展開、中盤以降盛り上がる感じでした。
今まで見たこと無い設定から展開される世界はのめり込める要素十分でしたが、キャラクターの容姿がちょっと序盤は見分けが付きにくくて苦労しました。
同性愛表現は「ん?」と感じる所もありましたが気分を害するまでは無くOK。
終盤はちょっと強引かなとも思われる進行もありましたが。それなりに上手くまとめて最後言いたいことを言った感じはありますね。

投稿 : 2017/02/26
閲覧 : 146
サンキュー:

4

ネタバレ

小泉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

好きです

最初はよく分からない言葉ばかり並べられて何が面白いのかなと思い、途中で切ろうと思っていました。
ですが、物語が進み理解が深まってくると人間の弱さが見えてきたり、空想の世界だからこそ生きる設定があったりなど独特の世界観に引き込まれました。
タイトルの意味やバケネズミの正体がわかったときは鳥肌が立ちました。

最初は謎の多い物語でしたが、後半は色々な意味で涙が止まりませんでした。
この先の未来に起こるかもしれないリアルな作品だなと思いました。

なかなか意見が分かれる作品だとは思いますが、今まで見てなかったことに後悔するほど面白かったです。私にとっては大作アニメでした。
時間がある方は是非観てみてください。

投稿 : 2017/02/24
閲覧 : 136
サンキュー:

3

ntjRF89129 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

うーん、、、

全部見終わりましたが、主人公が泣きすぎて感情移入皆無でした。ホモシーンレズシーンも正直不快です。ストーリーもやたら褒めている人がいますがいたって普通で展開読める程度です。あと死んでいった人があまりにもその後の展開に関係なくなるのでそこも評価低いです。人にオススメしたくないアニメはこれが初めてです。

投稿 : 2017/02/23
閲覧 : 168
サンキュー:

9

leon さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

内容が練られていて引き込まれる

原作未読ですが最後まで見て本当によかったです。
中盤から予想外の盛り上がりと展開で時間を忘れて最終話までぶっ通しで見てしまいました。

まずストーリーが非常に良く練られていて飽きることがなかったです。
それに音楽も盛大な世界観にマッチしていて鳥肌が立つようなシーンもあります。
序盤は作画がなんだかなあ、と思って見ていましたが他の要素が素晴らしく全く気にならなくなりました。
ここまで内容が濃いとは思っていませんでした。原作も読もうと思います。
全体的に暗いですが、考えさせられる素晴らしい作品なのておすすめです。

投稿 : 2017/02/14
閲覧 : 190
サンキュー:

3

オブ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

全話観て欲しい

正直キャラクターデザインやキャラクターの性格が苦手でしたが、考えさせられるストーリーや自然に溢れた世界観のおかげで飽きることなく最後まで楽しめました。
信用していいのか視聴者側も疑心暗鬼になれるところも良かったです。

最終回痺れます。

投稿 : 2017/02/13
閲覧 : 160
サンキュー:

4

ネタバレ

YAYU さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 4.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

奇妙

念動力を手に入れた千年後の人類の話
当時はアニメ化不可能といわれた作品
作画は毎回あえて変え、影を描かずに「新世界より」の世界観を表現している

あえて変えるのはいいけど、作画がひどすぎて顔の造形がおかしいときが時々。
全体的な印象は「奇妙でホラー」でした
その世界観ゆえ「奇妙」。登場する敵の切り札:悪鬼のせいで「ホラー」の
印象があります。都会での悪鬼の殺人シーンが怖い・・・
主にバケネズミとの闘いで全6章構成

バケネズミに囚われて子供産まされたり、ネタじゃないホモシーンとレズシーンがあって生々しい

投稿 : 2017/01/24
閲覧 : 174
サンキュー:

13

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新世界よりのストーリー・あらすじ

渡辺早季は、閉鎖的だが穏やかな田舎町「神栖66町」で幸福に少女時代をおくった。ある日、町の外へ同級生たちと出かけて小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」と出会う。質問することにより21世紀前半の超能力者誕生から非能力者との敵対、その抗争から能力者の勝利と文明の崩壊、その後の暗黒時代、町の管理支配の実態といった禁断の知識を知ってしまう。その直後、バケネズミ同士の戦争に巻き込まれ、命からがら町に戻るがしだいに恐ろしいことが起き始める。(TVアニメ動画『新世界より』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年秋アニメ
制作会社
A-1 Pictures
主題歌
≪ED≫渡辺早季(CV:種田梨沙)『割れたリンゴ』

声優・キャラクター

種田梨沙、東條加那子、花澤香菜、工藤晴香、藤堂真衣、梶裕貴、高城元気、村瀬歩、浪川大輔、平田広明

スタッフ

原作:貴志祐介『新世界より』、 監督:石浜真史、助監督:ヤマトナオミチ、シリーズ構成:十川誠志、トータルデザインコンセプト:長澤真、オリジナルキャラクターデザイン:依り、メインキャラクターデザイン:久保田誓、キャラクターデザイン:崔ふみひで、色彩設計:安部なぎさ、美術監督:山根佐帆、音楽:小森茂生

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