「サカサマのパテマ(アニメ映画)」

総合得点
68.5
感想・評価
568
棚に入れた
2743
ランキング
1202
★★★★☆ 3.8 (568)
物語
3.9
作画
4.0
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.7
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シン☆ジ

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

レビューが消されてしまった・・

作品的には好き。

ただネタバレがあったのかな?
レビューがなくなってました。
もし事務局が削除したのなら、削除じゃなく非公開にするとか、せめて理由込みで連絡くれるとかしてほしかったー!

投稿 : 2019/08/19
閲覧 : 51
サンキュー:

3

Ka-ZZ(★)

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

手を離したら、彼女は空に落ちていく。

未視聴のまま塩漬けになっていた作品のうち、ずっと視聴が気になっていましたが、ようやく視聴に漕ぎ付くことができました。
第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞や、海外でのアニメ映画祭でも受賞歴を持つ作品のようです。


かつて、大異変が人類を襲った。そして時は流れ…。

夜明け直前の´空´を見上げる少年、エイジ。
彼の住むアイガでは、「かつて、多くの罪びとが空に落ちた」と´空´を忌み嫌う世界であった。

そこに、突然現れた´サカサマの少女´。彼女は、必死にフェンスにしがみつき、今にも´空´に落ちそうである。
彼女の名まえはパテマ。地下世界から降ってきた。
エイジが彼女を助けようと手を握った時、彼女に引っ張られるように二人は空へ飛び出した。
恐怖に慄くパテマと、想像を超える体験に驚愕するエイジ。
この奇妙な出会いこそ、封じられた<真逆の世界>の謎を解く、禁断の事件であった。

その頃、アイガの君主イザムラの元には、「サカサマ人」があらわれたとの報告が届く。
イザムラは、治安警察のジャクに捜索を命じるのだった…。


Asmik AceのHPに記載されているSTORYを引用させて頂きました。

「サカサマ」である事…私は天地や上下ががひっくり返る程度の認識しかなく、この作品の視聴を始めたのですが、この作品で取り扱う「サマサマ」の本質は私の認識を遥かに凌駕していました。
それは同一空間にいたとしても、常に重力の作用する向きが真逆なんです。
言葉で表現すると、これがどれだけ大変な事なのかが上手く伝わらないと思います。

閉鎖された空間だったら床と天井にそれぞれ自分の体重を預けられるので支障は少ないかもしれません。
でもこれが、サカサマの人が体重を預けることのできない屋外だったとしたら…?
私たちの感覚で言うと辺り一面が断崖絶壁みたいな感じで、足を踏み外したら奈落の底に一直線に落ちていくように、手を離した瞬間に空に吸い込まれるように落ちていくんです。

もし私がそんな状況に陥ったら、きっと身体が硬直して一歩も動けないかもしれません。
高い所でも私たちが普通に行ける場所は、安全マージンがたっぷり取られているので不安はありません。
ですが、この物語における安全装置は、自分の手で縋ることしかないんです。
人間なんて間違える生き物ですし、ずっとしがみ付いている訳にもいきません。
土台、自分の手なんて安全装置の代わりには成り得ませんので…

一方、物語の方ですがエイジたちの暮らすアイガは、ルールと規則で雁字搦めにされた世の中でした。
確かにルールや規則を逸脱すると、命に危険が及ぶ場合があるので蔑ろにはできません。
ですが、抑圧もやり過ぎれば毒も成り得るので、一番大切なのはバランスだと思うのですけどね。
例えば、空を見上げるだけで怒られるんですよ。
もう何が何だか…

でも、物語の視聴を進めていくうち、そうせざるを得ない事情も呑み込めてくるのですが、一部のガイア人がサマサマの人を異様なまでに忌み嫌う言動は、正直見ていてあまり気持ちの良いモノではありませんでした。
それだけじゃありません…相当残酷だったとも思います。

これはパテマとエイジの運命の物語…
辛かったこと、怖かったことは一度や二度じゃありませんでした。
お互い何度も落ちそうになり…その度に支え合ってきました。
そして二人の行く末で待っていたのは…この世の真実でした。
このスリリングなサカサマの世界…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間が約100分程度の作品でした。
僅か100分の中で物語は綺麗に纏まっていたと思います。
この作品のジャケットのイラストが印象的…しっかり物語の世界観を表現していると思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2019/08/18
閲覧 : 42
サンキュー:

16

たわし(ガガ)

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

SF的なイメージとしては面白いが

「イヴの時間」の監督の長編だそうで、SFとしてのイメージは面白いものの映画全体として消化不良に終わっている気がする。

発想は思いついたものの物語としての構成を上手く演出できず、「ブレードランナー」や「1984」的なディストピアイメージを重ねてみたものの練が足りない感じ。

発想自体は「君の名は」レベルで面白いので今後は演出でどれだけ客層を引っ張れるかだと思います。

投稿 : 2019/08/12
閲覧 : 110
サンキュー:

10

ネタバレ

Yas

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 31
サンキュー:

1

(*´ω`*)

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

サカサマのサカサマのサカサマ

今更ながら見ました。

多分実写(VFX)では、どこかに違和感が出てしまう。
アニメのように誤魔化すことが出来るからこそ、
この作品が成立したのだと思う。

途中は結構モヤモヤします
最後まで見るとすべてがつながる。

おもしろかった!

投稿 : 2019/05/25
閲覧 : 44
サンキュー:

4

ネタバレ

Mi-24

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

天地逆転。価値観もひっくり返る、面白いストーリー。

息の詰る様な管理下に置かれた社会。そこに伝説の地底人が現れる。大体こんなストーリー。

天地がぐるぐる引っくり返る展開も良かったが、ストーリーが良く練られていて、とても面白かった。


気になった点は、主人公以外の住人の様子。
外部からの刺激に対して何の反応も示さない、死人のような住人達。
反乱どころか何の行動も起こさないし、動いているから生きているように見えていただけで、本当は死体なんじゃないだろうか?

あと、悪意の塊の様な敵。見ているだけで胸糞が悪かった。最後のお仕置きも、あれでは全然足りていない。

投稿 : 2019/05/06
閲覧 : 53
サンキュー:

2

ネタバレ

プクミン

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

興味深い世界

アニメ映画。
まずは設定から。
重力が正反対の人間達が、何か色々あるんですよ!!

次にあらすじ。
重力が反転している世界に興味を持った少女パテマが、ちょっとした事故で落下。
落下した先で、普通の重力に住む少年エイジに助けられ、物語が進む。

物理的におかしなところが多々あるけど、そこはアニメなので伏せて楽しもう。
少年少女の体重を仮に40kgだとして、常にしがみついててよく握力大丈夫だなというツッコミも無しにしよう。

ぶっちゃけると、分かり辛い!!
カメラも色んなところで逆さまになるので、ここも分かりにくい。
でも、この作品の見どころはもっと別のところにあるかなと思った。

『もしも、重力が逆さの人がいたら?』という感じで見ると、とても楽しめました。
自分の体重と同じぐらいまで逆さ重力の物を体に巻き付ければ、色々と面白い事になりそうだっ!!

内容については、正直良く分からなかった。
{netabare}
エイジ目線での空に、パテマと一緒に『落下』していったら、そこにも都市のようなものがあったり、最後の方ではエイジ目線での地下の底はパテマ目線の空があったり。
空が2つ!?
しかもそこにも滅びたような都市があったり。

エイジ側の世界の親玉のような悪党が、なぜパテマ側の人間を忌み嫌うのか。
どっちの世界にも空があるなら、エイジやパテマが住んでいた『中間』は一体何なのか?
{/netabare}
アニメという時間の都合のせいか、かなり都合良く主要キャラ同士が出会う形になったり、重要アイテムも都合良く見つかったりします。

でもこの作品は世界観を楽しむものかなと思ったんで、ボーっと見る分には楽しかったです。
なので世界観を物語の評価にプラス。

{netabare}
常にラピュタを連想しちゃった。
{/netabare}

投稿 : 2019/04/14
閲覧 : 69
サンキュー:

11

ネタバレ

ノリノリメガネ

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

コペルニクス的転回アニメ

発想がとてもおもしろい!
{netabare}
大地を境に地上と地下とで真逆の重力圏に、それぞれ別の分化が形成されていて、地上において重力が逆になるとどうなるか、がよく考えられている。
「空に落ちる」という感覚やその恐怖もうまく表現されていたと思う。

圧政がしかれている地上に迷い込んだ地底人のパテマは為政者によってとらえられてしまい、地上の少年エイジがパテマを助けるために頑張る話。

終盤に第3の世界が登場するのには驚いた。SF好きも満足の真相が待っている。

何の変哲もない少年と少女が出会い、体重差を利用し、互いを信じて身を任せることで自分たちを縛る重力の枷さえも外すことができるっていうのがとても痛快。

ちょっとキャラクターはパンチに欠けるけど、アイデアが秀逸なので作品としては十分おもしろい。
普段当たり前にありすぎる重力に焦点を当てたのがすごい。どんなファンタジー作品でも重力があることが当たり前だし、作り手も観る側もそれを共通認識として成り立っているものだけど、この作品はその土台に切り込んでいるのがおもしろい。

凡人にこの設定は思いつけないと思うので、これを考えた人を尊敬します。
{/netabare}

投稿 : 2019/03/21
閲覧 : 69
サンキュー:

5

ザカマン

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

設定は斬新だけに

もうすこし話や人物を広げてほしかった。
いい話だけど面白みに欠けていたと感じた。

投稿 : 2019/03/13
閲覧 : 64
サンキュー:

7

ネタバレ

をれ、

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

空に向かって落ちるという発想がオモシロイ、ガールミーツボーイ物語かな

某prime特典で視聴(03/06/19)。

この人は上に向かって落ちるのか下に向かって落ちるのか..これで合っているのかそうでないのか、本当は物理法則とは違っていて..、そんなどうでもいいことwが気になって物語に集中できなくなりかけましたが、気にしないことにしたら今度は物語の方の不満がちょっと気になり始めてw..落ち着きませんでした。
  この作品が好きかと言われたらもちろん好きです。キレイな情景描写、見かけだけじゃなく性格もカワイらしいヒロインは、この作品の価値を高めていると思います。ただ、このヒロインが主人公に恩義を感じるのは自然だと思いますが、好きになる理由の描写が弱いような気がします。あ゛吊橋効果なのかもしれませんねw。あと敵の隊長が地底人側に寝返る理由が、見逃したのかもしれませんが、良く分かりません。それから、ポルタは弟設定にすればよかったのに、思いを密かに寄せる主人公のライバル設定はこの尺では蛇足だと思いました。
  あと、こんなに長い間本気ハグwを見せつけられる作品を他に知りません、というわけで連れ合いと一緒に見ると吉かもしれませんw。なおくれぐれも上四方固をきめられて窒息させられないように気をつけてw。

投稿 : 2019/03/06
閲覧 : 84
サンキュー:

12

キロノ

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さかさまの臨場感がめちゃ伝わる‼️

・さかさまの世界の表現が非常に面白い。
・ジブリに似た2人の男女が主。
・どんでん返しが え〜! ってなるw
・最後まで観るとちょっとこんがらがるw
・今までに無い 新しい世界観が飽きさせない。
・想像を超えた不思議なストーリー。

投稿 : 2019/02/21
閲覧 : 63
サンキュー:

2

ネタバレ

リタ

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

2度見るとさらに

今回2度目の視聴。

2度見るとさらに印象が違っても面白い。
{netabare}
元々真実が分かっている視点から見る事で
エイジ達の暮らしぶりが何故ああなのか興味深いし
パテマ達の掟の意味も少しは理解出来るのかも知れない。
そうやって考察する楽しさが増すので、物語的にはあっさりした内容だと感じるけれどとても斬新な発想は素晴らしかった。
{/netabare}

投稿 : 2019/02/15
閲覧 : 82
サンキュー:

2

三毛猫メリー

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

逆さま

2019.2.10視聴完了。

重力が逆という設定が面白かった。
いろんな物理法則を無視してるので
そこは棚上げして楽しみましょう(笑)
土師さんの悪役声いいですね~貴重です。

投稿 : 2019/02/10
閲覧 : 71
サンキュー:

7

二足歩行したくない

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

考察を楽しむ作品ではなく、単純に作中で説明が不足している

「イヴの時間」と同じ吉浦康裕脚本の作品。
比較的評価の高い作品ということで期待して視聴したのですが、どうも私には合わなかったようです。
若干辛口評価になると思うのですが、視聴して同じ思いを抱いた方、高評価だけど共感できるところもあるという方がいらっしゃれば嬉しいです。

主人公・エイジは「アイガ」という世界に住んでいて、その世界は空を忌み嫌い、空を見上げることを禁じています。
一方で地下世界に住むヒロイン・パテマは、突然現れた天井を歩く男に襲われて地下世界をさらに深く落ちてしまう。
気がつくとパテマは地下世界の出口から排出されており、エイジに出会うが、エイジはパテマから見ると逆さまだった。
エイジの住むアイガの民と、パテマの住む地下世界の住人は、早い話が重力の向きが逆になっています。
アイガと地下世界間に交流はなく、アイガの支配層は、地下世界の存在を予期していて、その住人の特性についても確信しており、アイガにやってきたパテマはアイガの君主・イザムラとアイガの治安警察に狙われることとなります。

ちょうど映画のアップサイドダウンと似た設定の作品です。
ただ、アップサイドダウンは、主人公とヒロインは互いに作用しない反対方向に重力を持つ双子惑星のそれぞれにのみ引き合うという説明がありましたが、本作の二人の重力の位相については十分な説明はなく、舞台設定として重量の向きが逆向きな2種類の種族があるとしています。
アイガにやってきたパテマに踏める土はなく、少しでも油断をすると空に落ちてしまうという状況が新鮮でした。
視聴について、高所恐怖症の方は注意が必要かもしれないです。
パテマの状況は、終始、地面が見えないほどの超高所にいるようなもので、唯一の仲間であるエイジにしがみつかないと行動ができません。
ストーリーの都合上、カメラの上下がひっくり返ることが多々あり、その演出も良かったと思いました。

ただ、結論として楽しむことはできなかったです。
理由の一つとして、主人公のエイジが好きになれないというのがあります。
こいつが全く何を言っているのかわからないです。
まともなセリフが一つもなかったような気すらします。
印象的なところとして、銃を向けられたパテマをかばおうと前に出て、何かかっこいいセリフを飛ばそうというシーンで意味不明なセリフを口走り、呆れた敵に撃たれるというギャグのような展開がありました。あれは、やっぱりギャグだったのだろうか?
また、パテマはエイジに会ってそんなに長い時間を過ごしていないのに、なぜか二人は恋仲になるのですが、その際の心情の変化や感情の機微、その他、普通男女間に恋愛感情が発生する場合起こるはずの化学変化が本作には一切無いように思えました。
パテマとエイジのやり取りは童貞の妄想のようで、パテマは男に都合が良すぎて、エイジは言っている意味がよくわからなかったです。

また、途中で色々意味がわからないシーンが多々ありました。
あの廃墟とか、あの手紙とか、ラストシーンとか、考察サイトを読んでなるほどと思いましたが、本作は考察を楽しむ作品ではなく、単純に作中で説明が不足しているだけと思います。
ネタバレ無しで見終わった後は誰でも頭にクエスチョンマークが浮かぶと思います。
また、エイジが教師に叱られている途中で、突然現れた君主に足蹴にされるシーンがありますが、その場面においてエイジは君主にひどい目にあわされる謂れはなく、踏みつけられている状況に対し混乱するわけでも怒り出すわけでもなくエイジは甘んじて受け入れるので、もう本当にわけが分からなかったです。感情がないのか?
割と序盤のパテマを連れてエイジが逃げるシーンも逃げる意味がわからなかったし、逃げるにせよあんなにおおっぴらに逃げて、すぐ捕まるのがわからないのかと。

設定は良かったのに、それ以外が色々ダメな残念な作品だと思いました。
ただ、高評価をする方は多いので、本レビューを気にせずに楽しめる人は楽しめるのではないかと思います。

投稿 : 2019/02/10
閲覧 : 58
サンキュー:

3

デミウルゴス

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

落ちる恐怖や空の美しさを描いた作品

地底にも空が存在して、空にも大地が存在する世界
地上人と地底人、二つの相反する世界に住む少年少女の出会いから始まる物語

とても幻想的な物語で言葉で表現することが難しい作品です。
今までに観たことのない世界観とストーリーで、終始飽きずに観ることができました。
空へと落ちる恐怖が観ていた私にも伝わって来て、何とも言えない感覚になりましたねぇ~


最終的な結末も予想外で実は地上と思っていた世界は……
ここから先は直接観ることをオススメします。
久々に観て良かったと思える作品でした。

投稿 : 2019/02/05
閲覧 : 86
サンキュー:

9

ネタバレ

郷音

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

手を離したら、彼女は空に落ちていく。

2013年劇場公開アニメ。

罪人たちが空に落ちたとされている世界にいる少年が逆さまでフェンスにしがみついていた少女と事件に巻き込まれていく物語。

まず設定が面白い。ありそうでなかった重力逆転という考えはすごくなるほどなと思った。

後半はマジか!マジか!!ってなります

{netabare} エイジがいる世界が実は逆さまになっていたほうだったというオチは鳥肌立ちましたね。文字にしたらベタだけど、劇中ではそんな素振りなかったもん。 {/netabare}

そしてパテマが可愛いわ。エイジしか頼れる人がいない中でのあの表情はグッときました。

{netabare} あとずっと目を合わせられなかった二人が横になって初めて顔を合わせるシーンはもうね、胸キュンですよ {/netabare}

今後俺は空を見るたびこの作品を思い出すことだろう。

投稿 : 2019/01/21
閲覧 : 59
サンキュー:

4

ネタバレ

けいぴぃ

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

逆ラピュタ

「親方ー!地面から女の子がー!」

投稿 : 2019/01/06
閲覧 : 108
サンキュー:

11

ネタバレ

剣道部

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

秀逸なワンアイディアによって展開する劇的なアニメである一方、そのアイディアに引っ張られ過ぎた感もある

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞。王道のボーイミーツガールであり、冒険活劇。メッセージ性、芸術性、娯楽性、いずれの質も高い。大変出来の良いアニメ映画です。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
やはり、「重力が逆」「空に落ちる」というアイディアが秀逸。また、その効果により、カメラアングルがぐるっと上下逆転する映像は新しく、見処のひとつであり、パテマとエイジが手を取り合い空を(月面のように)駆ける様には緊張感と爽快感があった。

絵で魅せる、絵で伝える、というアニメの基本であり王道であり、奥義でもある魅力を堪能できるアニメ。カメラがグルグルと回り、天地が引っくり返ると同時に、自分の価値観や、これまで信じてきた事実の根底をグラグラと揺さぶられる妙な快感を味わえることでしょう。

それから、ヒロインのパテマがとても可愛らしかった。いかにも、宮崎駿さんが好きそうな女の子です(笑) 基本的には勝ち気だけど、少女らしい弱さもあって。映画という尺の中でも十分に魅力を表現できていたと思う。

ここまでは、絶賛w

ここからは、カライ評価。

(アニメをたくさん観てきた方なら)「実はパテマ達が通常の人類で、エイジ達が大罪人(逆さま人)だった」というオチは、正直早いうちから見当はついただろう(そうじゃないと、物語に決着がつかないしね。悪役が語る伝承は嘘であることが定番w)。

この作品は、監督に表現したいことが多過ぎたから、一生懸命にムダを削り、それでも尺からはみ出てしまい、泣く泣く描きたいシーンを削ってできた作品のように思う。監督にとってはツラい作業であったろうし、個人的には、そのぐらい思いの詰まった重い作品は、愛しく感じる。

とはいえ、やはり中途半端な感じは否めない。

この作品の致命的にマズイところは、ボーイミーツガールものなのに、主人公(エイジ)とヒロイン(パテマ)の心の交流、絆の深まりをじっくりと描ききれなかったことだと思う。

例えば、エイジとパテマが管理塔から空に落ち、エイイチの気球(的な乗り物)を見つけた場面。ハッキリとは描かれてないけど、エイジとパテマのキスシーンがあった。あれは感動的で良いシーンに成り得るんだけど、私は観ていて「いつの間にそんなことになったの?」と思ってしまった(出会ってからトータルで、2日も一緒にいないよね?)。なんか、「つり橋効果?」とか「ラゴスの死を知った後に優しくされたからほだされたのか?」とか、考えてしまった。言い方悪いが、パテマが尻軽に感じた。だから、最終的にフラレるポルタが可哀想で可哀想で。幼馴染みより、たった2日しか過ごしてない相手を選ぶってどうなのよ?

パテマとエイジが出会った後、治安警察に捕まるまでの間に、少し(2,3日程度)で良いから日常パートを差し込み、2人に「重力が違うからこそ成り立つラブコメ」をさせておけば、だいぶ違ったと思う(まあ、尺の関係で削ったのだろうけど)。

そこが、最大に残念なところかな。

あと、「折角考えた秀逸な設定を紹介したい」熱が凄すぎて(汗)

最もそれを感じたのは、やはり上記の「エイイチの気球を見付けた」場面。あの場所はおそらく、アイガ国民にとっての太陽なのだろう。大災害を経て地下に逃れた人類(逆さま人、後世のアイガ国民)は、自らの科学技術により、地価の大空間に空と星と太陽を作りあげた。それが、あの施設。その設定、世界観の作り込みは秀逸で、確かに紹介したい。気持ちは分かる。でも、あの少ないシーンでそこまで気付ける視聴者って多くない気がする(それに、エネルギー源とか、だれかコントロールしている人間がいるのかなど、不明な点もある。きっと裏設定はあるのだろうけど、視聴者には伝わらない)。

それよりも、例えば、アイガを「空中都市」にしちゃえば、話が早かったのでは?(ラピュタへ逆さまに立っている感じ)。それだと、父親の手帳を見つけるシーンと最後の本当の地球に辿り着くシーンが(ラストの)1発でいけるから、中盤にラブコメを入れられたと思う。

もちろん、2回にわたり世界を引っくり返すことで、世界観はより深まるから、あれはあれで価値は高いんだけど、何よりもパテマとエイジの心の交流を描くことが優先される、というのが私の意見だ(この作品がボーイミーツガールである以上)。

しかも、更に他にも、この作品には「異なる価値観を認める」というテーマも含まれている。

ベルトコンベアーのような道路で運ばれ、偏った思想教育を植え付けられ、(例えば空を飛ぶなど)おもいきった夢を持つことを禁じられた、無表情な学生達。まるで、大量生産される商品のようだった。それは多分、今の日本の教育や社会に対する(かなり大袈裟な)警告なのだろう。

「自分の価値観(世界)だけが正しいのか」「異なる価値観(逆さま人)とも手を繋ごう」というメッセージは、作中かなりたくさんあった。でも、結果が出てない。せいぜい、パテマとエイジが空の上から帰ってきた時に、学生達が明るい表情で空を見上げたことくらいだろうか。イザムラが死んだ後の世界で、彼らはどう生きるのだろうか? 本来ならCパートで、「その後」を見せるべき構成だろう。エイジの学校で学ぶパテマや、パテマの家で遊ぶカホ(エイジの同級生)とかね。まあ、これも尺の問題で無理だったのだろう。

と、色々と難癖はつけているが、確実にレベルの高い作品であったことは間違いない。記憶に残る一作になるだろう。実際、この映画にムダな部分はない。でも、足りない。つまり、アイディアと構想が良すぎただけだ。時には、思いきって「大衆化」する勇気も必要なのだと感じた作品だった。

イメージ的には、「鰻牛(うなぎゅう)ツユダクで生卵トッピング、あ、あと、カレーとチーズもかけて下さい」byすき家 って感じのアニメでしたねw どれもこれも美味いんだけど、バラバラでじっくり食べたかったな、と。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
「重力が逆」「空に落ちる」というアイディアが秀逸。絵で魅せる、絵で伝える、というアニメの基本であり王道であり、奥義でもある魅力を堪能できるアニメ。

ただ、主人公とヒロインの心の交流、絆の深まりをじっくりと描ききれなかったことがマイナス。また、監督が自らのアイディアを全部詰め込もうとして、やや空回っている感じもした。勿体ない作品だった。
{/netabare}

投稿 : 2018/12/05
閲覧 : 171
サンキュー:

34

ネタバレ

TaroTanaka

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

整合性もきちんとしていながらストーリーも王道

備忘録として、
天地逆転系の物語として知ってるもの。
『隣町のカタストロフ』菅原敬太
『天獄と地国』小林泰三
等々。
好きなので他にもあれば漁りたい。

ストーリーは
王道・青春・純情なボーイ・ミーツ・ガール。
ヨコシマな私としては
この二人は将来
どうやって性的な事を致すのだろうかと
心配になってしまった(笑)。
折れてしまうのではなかろうか、と。

{netabare}
一点疑問点。
科学的な整合性は殆どの場面で担保されていたように感じたが、
最後のシーンでなぜエイジは空に落ちていかなかったのか?
これまでのシーンでは身に着けているものも含めて体重が重い方に
落ちていくものと思っていたが…。
だから体重は
ポルタ>エイジ>パテマ
だと。

最後の手紙もネットに
色々解説があるみたいだし、
考察するべき点が多い作品。
{/netabare}

投稿 : 2018/11/04
閲覧 : 106
サンキュー:

7

TDD

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なんでこの作品が埋もれているのか分からない

どちらかというと「イヴの時間」の方が知名度高い気がするけど、なんなら「時かけ」とか「君の名は」くらい有名になっても良いと思うくらい。

SFとしてもボーイミーツガールとしても凄い良い。

これはどっちかと言わなくてもネタバレは読まずに観た方面白いタイプのアニメなのであまり多くは書きませんが是非観て下さい。

作画も劇場作品の中でも良い方です。

投稿 : 2018/10/16
閲覧 : 108
サンキュー:

3

ネタバレ

Jun

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

画面上下がクルクルかわってめまいのするボーイミーツガール

少年が苦難の少女を助けるという王道。(悪い奴は一人ではじめからわかってる。)それはそれで素直に気持ちはいいです。面白いのは題名のような絵の作り。頻繁に逆さまのシーンが出てきます。視点を変える実験です。わかりやすいようにぐるっと画面を180度回してくれるので、見終わった後、頭が痛くなった。

投稿 : 2018/09/06
閲覧 : 80
サンキュー:

5

ネタバレ

たま。

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんかよく分からない作品

なんかよく分からない作品だった。

だから、何!?みたいな。

投稿 : 2018/08/26
閲覧 : 60
サンキュー:

2

にゃん^^

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

上を下への大さわぎのおはなし

おはなしは

地下の世界から来た女の子と
その子を助けるエイジの冒険。。かな?

規則とかきまりとか大好きで
サカサマ人がゆるせないアイガ国のボスが
サカサマ人のいばしょを聞き出すのに
地下から来た女の子パテマをつかまえるの

たまたまパテマがアイガに着いたところを助けたエイジは
あとで地下からパテマをさがしに来たポルタといっしょに
パテマが閉じ込められてる高いビルに助けに行くの

おはなしはそんな感じでふつうっぽいかも
でも
サカサマ人って上と下がアイガの人たちと反対なの!

だからサカサマ人ってアイガに来たら
天井に立ってるか何かにつかまってないと
外に出たら空に向かって落ちちゃう。。
そんなおはなしって考えられる!?

ときどきカメラが反対になったりして
どっちが上かよく分からなくなっちゃう

それで
絵は写真みたいで本物みたいだから
よけいこんがらがって
見てて頭がくらくら。。

空に吸い込まれそうな感じとか
地面がほんとに下なんだか心配になってきちゃって
にゃんは
ずっとドキドキしてた。。

でもそうゆうのって
ふつうだとぜったい見られないから楽しかったな♪

パテマを無事に助けられるの?とか
エイジがさかさまのパテマの気もちが分かったり
おたがいのこと信じて仲良くなってくところとか
ほかにも気になるところがいっぱいあったかな

だけど
上下さかさまってゆうのがすっごい気になっちゃって
1時間半くらいのおはなしなのに
あっ!てゆう間に終わっちゃったみたい♪

そのほかに
見ててびっくりするヒミツがでてくるから
それも楽しみかな☆

変わったおはなしとか
今まで見たことないフシギなおはなしが見たかったら
ぜったい見たほうがいいと思うな♪

投稿 : 2018/07/19
閲覧 : 658
サンキュー:

133

blackmesa1

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

期待大!!!

内容濃そうです。

投稿 : 2018/07/11
閲覧 : 68
サンキュー:

2

ネタバレ

タック二階堂

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

親方! 地底から女の子が!

かつて、大異変が人類を襲った。そして、時は流れ…。

夜明け直前の`空'を見上げる少年、エイジ。
彼の住むアイガでは、「かつて、多くの罪びとが空に落ちた」と
`空'を忌み嫌う世界であった。

そこに、突然現れた`サカサマの少女'。
彼女は、必死にフェンスにしがみつき、今にも`空'に落ちそうである。
彼女の名まえはパテマ。地下世界から降ってきた。
エイジが彼女を助けようと手を握った時、彼女に引っ張られるように
二人は空へ飛び出した。
恐怖に慄くパテマと、想像を超える体験に驚愕するエイジ。
この奇妙な出会いこそ、封じられた<真逆の世界>の謎を解く、
禁断の事件であった。

その頃、アイガの君主イザムラの元には、「サカサマ人」が
あらわれたとの報告が届く。イザムラは、治安警察のジャクに
捜索を命じるのだった…。
(公式より)

重力の概念がどうなってんだというツッコミは、まあ
この際、置いておきましょう。

『イヴの時間』の監督が手がけた長編劇場版アニメです。

結論から言えば、面白かったですよ。
おそらく、ジブリの初期モノ(ナウシカ、ラピュタ)に
かなり影響を受けていると想像できる世界観や舞台設定。
それにエヴァにも影響を受けているだろう構造物などの描写。

ストーリーはいわゆるボーイ・ミーツ・ガールのファンタジー
ですが、そこに少し近未来感を出してみましたという感じ。
いろいろとキャラは出てきますが、すっきりと削り出すと
主人公・エイジとヒロイン・パテマ(パズーとシータと
思ってください)、敵役のイザムラ(これはムスカですね)、
それに主人公たちを手伝うサカサマ人のポルタと、最後には
味方になるイザムラの部下・ジャク。ストーリー的には
これにエイジの父親とロゴスのアーカイブが絡むという構図。

ただでさえ、設定がごちゃごちゃ分かりにくいので、
キャラの構図をシンプルにしたのは正解です。
ここにエイジの同級生の女子とか絡めると面倒ですからねw

アイガから飛んでった先にあった都市はなんなのよ、とか、
地下世界の底の下(上?)に広がる地上はなんなのよ、とか。
まあ、投げっぱなしなところも含めてジブリっぽいです。
ラストシーンも含めてね。

おそらくはエイジの世界であるアイガが視聴者の世界と思わせ、
ラストで実は地下世界のほうが正しいんですよというどんでん返し
なのでしょう。
ちなみにアイガをひっくり返すとガイア(天をも内包した世界
そのもの)になりますからねw

なので、ジブリファンタジーが好きなら、これも楽しめる
のではないかと思います。
少年が少女を助け、敵役が最後には死んで、ユートピアを
見つけるという、これ以上ない分かりやすさ。
や、皮肉ではないです。こういう爽快感がいいんです。

投稿 : 2018/06/09
閲覧 : 125
サンキュー:

6

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がし

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

???になった人への説明

とりあえず、観ました。
ストーリー、物語としては及第点という感じですが、構成が非常に練られています。タイトルであるサカサマのパテマというワードも、キーワードとなります。

ラストの青い世界。あれこそが人類が最初に住んでいた世界です。しかし、とある実験をきっかけに重力が逆転、天変地異のような事件が起こります。その際に、人間すらも重力が逆になり、通常の世界では生活が不可能になりました。
ここで、実験者は償いの意味も込め、本来あった地下施設のさらに下に、被害者用の世界を作った。それこそがエイジのいる世界です。

つまり、エイジのいる世界=正という先入観で物語を観させておいて、最終的にそれがサカサマになるという大どんでん返しストーリーです。

投稿 : 2018/02/18
閲覧 : 77
サンキュー:

5

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ヲリノコトリ

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「物質に働く重力の向きが2種類ある」傑作SF

【あらすじ】
 「咎人は空に落ちる」。重力が反転した人々は地下に隠れ住んだ。そして月日は流れ、何も知らない少年と少女が出会う。その果てに待ち受ける真実も知らず……。

【成分表】
笑い★☆☆☆☆ ゆる★☆☆☆☆
恋愛★★★☆☆ 熱血★★☆☆☆
頭脳★★★★☆ 感動★★☆☆☆

【ジャンル】
SF、恋愛

【こういう人におすすめ】
SF好きな人。しっかり考えながら見るタイプの人。

【あにこれ評価(おおよそ)】
68.3点。いまいち。

【個人的評価】
舐めてたけど予想を超えてきた。スタジオ六花の可能性を感じた良作。

【他なんか書きたかったこと】
 地中に重力が逆向きの人々が住んでいて、ひょんなことから重力が逆の少年と少女が出会う。なんと少女は手を繋いでいないと空に落ちて行ってしまうのだ!そして始まる『天空の城ラピュタ』的な二人の冒険劇……。
 分かる。言いたいことは分かりますよ。一つのアイデアでゴリ押しする感じのありがちなストーリーに思えますよね。要するにご都合いちゃいちゃアニメじゃんハイハイご苦労さんって思ってるでしょう?
 少なくとも私はレンタル屋でパッケージを見たときにはそう思いました。
{netabare}
 でもこれ実はすごいですよ!「物質に働く重力の向きが2種類ある世界」というSFとして見ると、物理学的に全然間違ったところが無いです!
 そして、隠された謎も面白い!最後まで明言されない謎なので、ながら見するとストーリー構成の妙に取り残されますよ!

 むしろ頭を使ってアニメを見るタイプの人、緻密なストーリー構成が好きな人にこそおすすめしたいアニメ映画です。「重力が逆向きの二人のボーイミーツガール」というアイデアだけでも十分アニメ映画は作れたでしょうが、そこからさらに一歩テーマを突き詰めた良作SFです。
 映像的にも天地反転のカメラワークが面白くて「おー」ってなります。

↓以下、「一度みたけど何がすごかったん?まあラストあんま意味わかんなかったけど」という人だけ開いてください。これから観る人は絶対開けちゃダメ! 
{netabare}
 物語の始まりでは女の子サイドは地底人。男の子サイドは地上人として登場します。地上の都市の名前は「あいが」。この時点ではなんのことか分かりませんが、ちょっとスルーできない雰囲気を持つ都市名です。

 で、ボーイミーツガール。ここはまあ楽しんでください。
 でもこのあたりでの「都市の外のタブー」地域があとで効いてきます。

 で、女の子捕獲→救出。ここもまあ楽しんでください。
 しかしここで、「あいが」サイドが地底人に対してなんか無駄に敵対心があることが読み取れます。「罪人」という言葉も無駄に出てきます。これは単にジブリの悪役のマネしたいわけじゃなく、ちゃんと裏設定があるのです。”遥か昔”は、地底と地上で交流があったことも示唆されています。

 で、二人で空に落ちる!
 この展開、結構面白くないですか?本来は女の子のほうが軽かったので下向きの力の方が強くて地面にいたのですが、この時は女の子が足かせをしていたのでその重さの分だけ上向きの力が勝って空に落ちてしまったのです。なんか物理かじってるとこういうの楽しいです(笑)
 そして空へ浮いて浮いて行き着いた先が、都市!?
 ここまでちゃんと見てた人は大パニックになります。これはむかし空に飛んで行った人たちの都市なのか?いやいや、そうなると空の上にもう一つ地平があることになります。まさか地球をぐるっと囲むようにもう一つの地面の膜が作ってあるのか?
 NOです。
 最後までみると分かりますが、ここには人は住んでません。これは「気象発生+照明装置」です。……はい?って思いました?さあ先に行きましょう!
 
 ここでちょっといい話挿入。でもこれ、都市から気を逸らせるための罠です。にくいことしますね(笑)

 そして地下→ラスト。地下の一番底が抜けて、空が!
 わかりましたね。
 つまり地底人は男の子サイドのほうだったのです。女の子サイドは地下に住むだけの地上人。地底に「あいが」という巨大な空間があり、そのさらに最下層に無人の都市(に見える気象装置)があったのです。
 「あいが」=「さかさまのガイア(大地)」だったんですね。ま、これはチープっちゃチープですがさらっと面白いことしやがる。
 女の子サイドは「サカサマ事件」を起こした実験に関与していた人たちの末裔で地下都市アイガを監視する役目。男の子サイドは地下に追いやられたサカサマ人。アイガの人が地底人を恨んでいるのは当然ですね。しかしお互い長い年月の末、そのことを知るものがいなくなったようです。
 アイガの外のタブー地域はつまり、空間の終わり。つまり地下空間の壁がある場所なのです。
{/netabare}

↓「SFとして面白いこと!ちょっと間違ってること!」これも観てない人は開けちゃダメ!
{netabare} ・まず、アイガの男性陣は結構パテマを軽々片手で持ってますが、これはちょっと握力強すぎ。女の子が片手で懸垂してるのと同じ力が必要です。

・最初に二人で大ジャンプして追手をかわそうとしたシーン。あれはジャンプの瞬間にパテマ側も男の子を押すようにして二人の腕が曲がらないようにしないと成功しません。全体的にこいつら筋肉質だなあ。

・二人がアイガの塔から空に落ちるシーン。ちょっと初速が速すぎますね。もうちょっと風船くらいの速度で行かないと、無人の都市にぶち当たってヒキガエルですよ!

・しかし、無人の都市にぶち当たって死ぬことがない。これは空気抵抗で説明できます。二人の重力の差がごくわずかであればすぐに空気抵抗によって加速しなくなるので、「ゆっくり着地」はあり得ます。まあそうなるとゆっくり離陸するはずですけどね(笑)

・親が昔作った重力反転気球みたいなやつ。動力0で浮遊できる!ちょっとリスキーだけど魅力的な乗り物です!重りの落とし方ミスったら宇宙の果てですね。

・最後本当の地面が抜けた時、アイガ側におちる破片と、本当の空に落ちる破片の2種類がありましたね。芸が細かい!

・これ言ったらSFってジャンルはオシマイですが、地下につくられた空間デカすぎですね。地平線で見えなくなるところまで、認識できないほど地下深く掘られています。
{/netabare}

 さかさまな二人から子供生まれたらどうなるの?とか、ご飯食べたら浮くの?みたいな面白い考察をするレビューがありました。まさしく!そこらへん面白いです!分子レベル、量子レベルで重力が反転していると考えるのが自然なので、理論上「どっちの分子でできているか」によってどっち向きか決まると思います。
 ということはサカサマ人は地上の食べ物を食べ続けて正しい重力方向の炭素を摂り続けたら、地上で暮らせるようになるかも!反転する瞬間が怖いですが。あと、反転するまでは、排泄したう○こが上にすっ飛んで行きますね。
 ……やめとくかこの作戦は。
 あ、炭素など取らずとも数日正しい重力方向の「水」を飲めば重力反転は可能ですね!熱中症とかになって脱水症状がでたら宇宙まで飛んでいくかもですが。
 「生まれてきた子供」はほぼ母体の炭素から構成されるはずなので、パテマ側の重力になること間違いなしです。

↓私発案!正しい重力の戻し方!
{netabare}
1、地下の一室に閉じこもり、天井に磔にします
2、この状態で水だけを正しい重力方向のものと代えて、数日過ごします。その間、おしっこは浮くかもしれません。
3、何日かすると重力が反転します。
4、次にご飯も正しい重力のものに代えて数か月過ごします。この時期には頃合いを見て地上に出ることも可能です。
5、完成!もうサカサマ人じゃないよ!サイヤ人だよ!(髪の毛は逆立ちます)
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2018/01/23
閲覧 : 279
サンキュー:

39

ネタバレ

Marsa

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サカサマ設定がこんなに奥深いとは、予想に反して面白かったです。

2013年上映の映画アニメ。
「イブの時間」の吉浦康裕監督の作品。
(観終わってからググって知りましたw)
サカサマでボーイミーツガール?で、何が面白いのかな?
と、思いきや、非常に楽しめました。
サカサマという設定だけで、色々と派生した捉え方が
出来るのかと、思いましたし、作画の上でも面白いと
思えました。
話も単純な話ではなく、なかなか練られていて、
一度、観終わってから、ググって調べて、もう一度
観ないと分かりにくいところもあり、ちょっと
「おー」ってなります。

確かにおかしい点はありますが、私にとっては
許容範囲ってとこかな。
{netabare}
・力学的におかしいところが多々あり
両手で握り合って空を飛んでられるってどんな握力なの?とか
・ボーイミーツガール、つまり恋愛ものにする必要を
感じなかった。
→恋愛についてはぼかしているので、恋愛でない見方も
できなくはない。
などなど。。。
{/netabare}
しかし、ラストのシーンはちょっとおかし過ぎましたけどね。

それでも、他の作品では味わえない面白さがあると、
思いますので、興味ある方は是非。

投稿 : 2018/01/17
閲覧 : 115
サンキュー:

21

ネタバレ

不良中年

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

色々とややこしい世界

 お互いの世界の重力が真逆になっているという設定なので、立場が変わると穴の中に浮かんだり、空に落ちたりと色々とややこしく危険な世界になってます。

ストーリーとキャラクタデザインが合っていて物語にすんなり入り込めました。
声優さんの声もあっていてパテマの声が好きです。

アイガの偉い人がカリオストロ伯爵に似た如何にも嫌な奴でこれはこれでアリです。

過去の大実験の事故により重力が真逆になったということだけれど、重力が作用するのは地上人も地底人も同様なのだと思うのだが、なぜか重力が異なるのは環境ではなく人や物の方というのはアレって感じです。

だからこの世界を正しく現すなら、事故により一部の人や生物の体が「半重力物質」に変化してそれが代々受け継がれているといったことか?

しかしそうなると機械や物までが半重力化しているのはどういうことか?

まだ疑問が、治安警察から逃れるために空へと昇った際に天空に築かれた都市はいったい何なのか?
事故で空に吸い込まれていった都市の残骸にしては整然としているし、しかもライトが点灯している。ではその電気はどこからだれが供給しているのか?

最大の謎はパテマの世界から更に地下に落ちて行って発見した廃墟都市に浮かんだ土星に似た惑星はなに?
惑星の内部に惑星って子供の頃に流行った「インナースペース」なの?
いったいこの星はどの様な構造と物理原則に基づいてるの?

と考え出したらキリが無いのだけれども、物語の方はそんな事にはお構いなく大団円てラストで締めくくられるのであった。

でもパテマとエイジに感情移入して観てるから、そんな疑問も関係ないけどさ。

最後に思ったことは、彼らが将来結ばれて子供が出来たらどんな子供が出来るのだろうか?
どちらかの重力に寄った子供なのか?それとも重力のシガラミから解き放たれた新世代の子供が生まれるのか?

個人的には後者がいいなと他愛もない妄想をするのであった。

投稿 : 2018/01/01
閲覧 : 76
サンキュー:

3

ネタバレ

四文字屋

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

どっちが上でどっちが下なんだ?!と重力のはたらく方向にアタマが混乱したらシメタもの。この作品世界独特の《墜落←→浮遊感》に漂いながら、王道ファンタジー展開に浸っていられて

気持ちよく、Boy meets Girlと、
絵に描いたような敵ボスとの戦いを堪能できます。
実際絵に描いている訳ですが。

制作的には、
重力のベクトルが真逆な世界が重なってしまっていたら
どういう絵面になるか、という閃きを、
思いついてしまったのが全てのはじまりでしょう。
{netabare}
で、上下サカサマの世界で、
自分たちが本当はサカサマの側だと認識しないで暮らしていたら
種明かしの瞬間にどんな感じだろう、というのが、
制作動機の全てでしょう。{/netabare}
実際、お互いにお互いをサカサマだと認識する
出会いの場面は非常に面白いものです。


設定はディストピアなんだけど、
ほかのレビュアーさんも多々指摘しているように、
ジブリ感覚にすっぽりはまっているので、
ストレスもあまり感じることなく、
楽しくこじんまりとまとまったストーリーを
ちょっと駆け足だけど、
追っていられます。

まあ、ここが弱点といえば弱点で、
ホントに先読みとか深読みとかしない人でも、
先がだいたいわかってしまう、という問題点は、
やむを得ないと腹をくくりましょう。


あと個人的な問題ですが、
私、決して高所恐怖症とかではなく、
むしろ高い所ヒャッハーな(←バカと煙は、高いところに昇りたがる)人間なんですが、
観ている間、非常に足元に不安な感覚を常に感じました。
これはきっと、「高所恐怖=落下への強迫観念」とは別の、
バランス感覚への不安感=三半規管が弱いとか、船酔いしやすいとか、
そういうところに関係があるのかも知れません。

ジェットコースターは大好きだけど、
パイレーツ/バイキングや、向かい合わせに座って上下アトランダムにクルクル回転するアトラクション(浅草花やしきのリトルスターみたいな)が苦手な人は、
ちょっと注意が要るかも知れません。

投稿 : 2017/12/28
閲覧 : 334
サンキュー:

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サカサマのパテマのストーリー・あらすじ

どこまでも、どこまでも坑道が続く地下世界。狭く暗い空間であっても、人々は防護服を身にまとい、慎ましくも明るく楽しい日々を送っている。地下集落のお姫様であるパテマは、まだ見ぬ世界の先に想いを馳せて、今日も坑道を探検する。お気に入りの場所は、集落の「掟」で立ち入りが禁止されている『危険区域』。これまでに見たこともない広大な空間には、幻想的な光景が広がる。世話役のジィに怒られながらも、好奇心は抑えられない。いつものように『危険区域』に向かったパテマは、そこで、予期せぬ出来事に遭遇する。何が『危険』であるのか、誰も彼女に教えてはくれなかったから。隠された“秘密”に触れる時、物語は動き出す――(アニメ映画『サカサマのパテマ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2013年11月9日
制作会社
パープルカウスタジオジャパン

声優・キャラクター

藤井ゆきよ、岡本信彦、大畑伸太郎、ふくまつ進紗、加藤将之、安元洋貴、内田真礼、土師孝也

スタッフ

原作:吉浦康裕、 監督:吉浦康裕、脚本:吉浦康裕、作画監督:又賀大介、美術監督:金子雄司、CG監督:安喰秀一、色彩設計:井上あきこ、動画検査:大谷久美子、プロデューサー:小野幹雄、制作プロデューサー:稲垣亮祐、音楽:大島ミチル、音響監督:Neue Welle、エグゼクティブ・プロデューサー:豊島雅郎/安藝貴範/中田善文/廣木啓/長江努

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