当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「TARI TARI(TVアニメ動画)」

総合得点
88.5
感想・評価
4473
棚に入れた
20678
ランキング
106
★★★★☆ 4.0 (4473)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.0

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

TARI TARIの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

夢破れたり また見つけたり 高校生はかくも眩しく輝かしい

【物語 4.0点】
P.A.WORKS制作による1クール(全13話)のオリジナル青春アニメ。

高校はまだまだ夢を描けたりする頃でもある。
一方で例えば、この部活で続けて来た競技ではプロにはなれないだろうから、
高校卒業までと踏ん切りを付けてみたりと、進路を見極める時期でもある。

それらの葛藤で生じた、燃えカスだったり、燻ったりしている青春エネルギーなどの諸々をかき集めれば、
何か面白いことが起きたりするのではないか?

“合唱時々バドミントン部”などという本作の少年少女が拠り所にした活動は、
何かに打ち込んでいる側からすれば、いい加減だったり、ふらついたりしているように思える。
ですがこの適当さこそが、やり場のない青春のモヤモヤを外部化して発散したりするには効果的だったりする。


こうした青春劇を{netabare} 僧侶の親父に禿げろ{/netabare} と毒づく反抗期だったり、
怪しい外国人?({netabare} 和奏の母と旧知のミュージシャン{/netabare} )に追いかけられる自転車少女だったり、
訳が分からないんだけど、何か分かるw
ピーエーの青春アニメ特有の掛け合いの妙で紡いでいく。

独特なリズムを掴めれば、学生時代に整理が付かない、付かなかったりした、
忘れ物に想いを馳せたりできる良薬として重宝します。


【作画 4.0点】
江の島を描写した映像作品は数多いですが、
本作の主人公・和奏に至っては、江の島の自宅から自転車通学したりと
江の島度が半端ありません。

P.A.WORKS作品の聖地効果は長続きする傾向がありますが本作も同様。
和奏自宅のモデルとなった島の茶屋あぶらやに昨年足を運びましたが、
放送から10年以上経った今なおポスター掲示したり、巡礼ノートが続いていたりと『TARI TARI』尽くしで、
多くの巡礼者が訪れて記念撮影したりしていました。


そんなピーエーのご当地アニメですが、必ずしもリアリティ重視ではありません。

本作でも、本土と江の島を結ぶ弁天橋だったり、江ノ電の鎌倉高校前駅だったり、
この2箇所についてはリアルの風景写真からそのまま起こしたりもしていますが、
メインの舞台となった“白浜坂高校”校舎など多くの舞台設定は素材を基にした創作。

ロケハンも素材をただ切り取りに行くのではなく、
江の島周辺の空気を感じたり、イメージを掴みに行ったりするのがピーエー流。

聖地を忠実に再現したアニメというのも巡礼の際、没入感があったりして良いのですが、
極論それなら実写ドラマ化でも良いよね?となったりもしますし、
下手なご当地アニメになると、物語より聖地巡礼ゴリ押しがメインなの?と疑問に思ったりもします。

その点ピーエー流なら、過度な巡礼推進による押し付けがましさも少なめですし、
むしろこの土地の空気感から、あのアニメ世界が構築されたのかと、想像力を掻き立てられるプレミア感を堪能できたりもします。

舞台との適度な距離感が、ピーエーご当地アニメ聖地、長続きの秘訣なのではないかと思ってみたり。

私のお気に入りの背景美術は、和奏たちの通学路。
海が見える高台から伸びる絶妙な坂道カーブが絵になるこの背景も、
ロケハンで拾った道をアレンジしたりして構築したという味わい深い創作です。


【キャラ 4.5点】
序盤、シナリオを引っ張るのは主人公・坂井 和奏(わかな)ではなく、宮本 来夏(こなつ)
来夏が声楽部から脱退したり、“合唱時々バドミントン部”を設立したりして、
自身の中で燻る歌いたい衝動を具現化し、{netabare} 母の死のショック{/netabare} により音楽をやめてしまった和奏を牽引。
中盤以降、主役交代気味に和奏が自身の過去と音楽に向き合うメインシナリオを展開して行く変則的なキャラ構成。

もっとも和奏と音楽というメインテーマが直線的に進むわけではなく、
道中、ひとりバドミントン部でプロを目指したい田中 大智の{netabare} 最後の夏{/netabare} に付き合ってみたり、
騎手志望の沖田 紗羽の{netabare} 親子バトル{/netabare} に巻き込まれてみたり、
ドイツからの帰国子女・ウィーンの{netabare} 熱き戦隊ヒーロー魂で商店街を盛り上げ{/netabare} てみたりと、
掴みどころのない合唱時々バドミントン部は構成員を増やしながら、方方に脱線しつつ突き進む。

キャラクターもフラフラしてネタを取っ散らかしているようで、
最後は関わった人々と大団円だったりするのがある意味凄いです。


そんな合唱時々バドミントン部を最初は問題児の集まりと疑問視したりもしていた周りの大人たちが、
その青春エネルギーに感化されて目覚めたりする。
これもまた大人になってからも青春を振り返る視点を提供したりして作品価値を持続させる良キャラ。

声楽部顧問で教頭の高倉先生も、{netabare} 和奏の母{/netabare} に関して未整理な青春もあったりもして、渋みが効いていましたが、
{netabare} 廃校{/netabare} の危機を前にしても尚、事なかれ主義だった校長先生も終盤は魅せてくれました。
{netabare} 金の亡者となり大切な何かを失っている理事長{/netabare} に楯突いた校長先生格好良かったです。


【声優 4.0点】
坂井 和奏(CV.高垣 彩陽)、宮本 来夏(CV.瀬戸 麻沙美)、沖田 紗羽(CV.早見 沙織)
田中 大智(CV.島﨑 信長)、ウィーン(CV.花江 夏樹)※以上敬称略。

説明不要なくらい今も第一線で活躍する声優さんたちが
若手だった頃のエネルギーがほとばしるキャスト陣。

CV.瀬戸 麻沙美さんVS堅物な教頭(CV.田中 敦子さん)
CV.早見 沙織さんVS石頭で不器用だが熱い親父(CV.木下 浩之さん)
など清楚キャラの印象もある女性声優が、
本作ではちゃんと口汚く反抗期バトルしたりするのが青くて良好。

CV.島﨑 信長さんは直球スポーツ少年だったりしますが、
CV.花江 夏樹さんは誤った日本知識に基づくヘンテコな言動も多々あったりw
それでも{netabare} “ガンバライジャー”口上{/netabare} では、後に熱きヒーロー魂を提供する片鱗を見せてくれたりもします。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は浜口 史郎氏。
合唱が題材とあってピアノによる心情曲が目立つ本作。
印象的だったのが中盤、{netabare} 和奏がもう使わないからとピアノを片付ける件で、
むしろピアノBGMを鳴らしたりして未練と哀愁を強調するカット。{/netabare}
夢を捨てなきゃならない、でも簡単には捨てられない。
少年少女の葛藤をカバーする良い仕事でした。

コンドルクインズ登場回では陽気なアステカ風?を奏でてみたりと、劇中歌も多彩。
私の胸を一番打ったのは、後半、{netabare} 来夏たちが、紗羽を呼び戻すために電話越しに即興で歌った{/netabare} 歌詞ベタベタな応援ソングだったり。


OP主題歌はAiRi「Dreamer」
パワフルなボーカルで明日を掴みに行く青春アップテンポナンバー。

ED主題歌は白浜坂高校合唱部「潮風のハーモニー」
部員の構成に応じて歌い手が変わったりするシナリオ展開追随型。
EDアニメで、序盤、来夏たちが歌う様子を遠巻きに眺めたりしていた和奏が、
徐々ににじり寄って来て、最後は皆と一緒に合唱したりする流れが微笑ましいです。

各種アニメ誌の水着グラビアだったり、Tシャツだったり、抱き枕カバーだったり、
萌えを意識したメディア、グッズ展開は女子3人がメイン。
EDについても、男子2人にも歌わせるか、スタッフの間でも葛藤があったりしたそうで。
結果男女5人での合唱を決断。私は英断だったと思います。


【余談】
作品タイトル『TARI TARI』は“~たり”から。
「空回ったり、見失ったり」などと各話タイトルにも“~たり”を仕込んで、
アレコレ抱えてワーっとなったり、迷走したりもするけどそれも青春さをカバーする好表現。
“~たり”ってホント便利な日本語です。

以上、脱線したり、ネタに走ったり、“~たり”60連発超の濫用乱発レビューw
ご清聴どうもありがとうございました♪

投稿 : 2024/02/21
閲覧 : 701
サンキュー:

29

赤羽カルマ最強 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

個人的評価 神アニメ

ストーリー 13点 学園や青春ものしては王道だがキャラクターのギスギス展開が気になる
作画 20点 流石PAワークス、作画はよくできている
声優 18点 みんな合ってる
設定 16点 キャラクターは掘り下げがよく、皆好感が持てる
音楽 20点 青春って感じの曲で内容にピッタリ
総得点 87点

投稿 : 2023/08/04
閲覧 : 305
サンキュー:

2

アレス大西 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

普通に泣けた

いつの間にか泣いていた
青春系で泣ける人なら泣けると思う
個人的には1クール完結で考えると上位に入る作品
どうでもいいが
主人公の来夏がヘッドホンをしている時、
アカメが斬るのチェルシーにしか見えず
いつ首が切られるか心配でした。

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 100
サンキュー:

4

あと さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

話が地についていないキャラが可愛いだけの雰囲気アニメ。

 今を生きるなんでもない少年少女たちの高校最後の日常を描く青春アニメでした。
 まあ面白くはなかったですね、雰囲気だけ良かったです。というか内容がなかったです。話の主軸がぶれぶれすぎる上にキャラがみんな行き当たりばったりの考えしかなくて頭が悪すぎますね。本当に高校3年生だとは思えません。青春アニメなのにリアリティーがなさすぎてキャラに共感も感情移入も出来ないですしお話の展開も雑すぎて同じ脚本家の人が一話を書いているのか心配になるくらい物語としての説得力に欠けます。合唱するということをしたいのなら合唱してほしいです。色んなことを描いた結果何がしたいのかこのアニメがなんなのかわからなかったです。結局何も問題が解決していないしやるべき理由も不透明で、ご都合主義も行き過ぎでなんなんだこれは…。と参ってしまいました。結局歌うこともただの遊びで終わってしまう脚本に行き着くのはこれまで何をしていたんだということで、バカみたいに感じちゃいました。
 いいところを上げるとすれば、キャラとか作画は可愛くてよかったです。何も考えないで見る分にはそれっぽい雰囲気があります。
 

投稿 : 2023/06/30
閲覧 : 156
サンキュー:

2

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

まさに,タイトル通り!!

2023/04/15 初投稿

熱血合唱部活物を期待して視聴しました!


期待した物とはちょっと(ホントはかなりw)違いました。
新しく,部活を設立するための要件をを満たすための活動だったり
地元商店街のイベントに関するエピソードだったり
バドミントンの全国大会の話だったり
ミュージカルのシナリオ作りだったり
戦隊ヒーローになったり
ミュージカルの小道具に関するエピソードだったり

実にいろんな事をやっています
文字通り「TARI TARI」ですね!(「TARI TARI」ってなんか音楽用語かと思ったら違ってました(笑)


熱血と言うよりは,やんわりと「歌を聴いてもらうため」という筋が辛うじて通っている学園物って感じでしょうか。

期待とはちょっと違いましたが,それなりに面白かったです!

{netabare}
いっぽうで,少子化問題が深刻な現代の我が国において学校の維持が困難で学校の統合や廃校も実際に少なくないです。そんな学校が無くなる問題を生徒目線で描いている点も評価できると思います。
しかし,本作の理事長のように利益目的で独断で高校を廃業しマンションに転用する行為は法的に問題があると思います。
専門家じゃ無いので調べないと分かりませんが,学校法人は公共性が高く税制面や補助金などかなり優遇されているはずなので,文科省や都道府県等の承認が必要だったり,補助金の返納だったり(TARI TARIw)が必要となると思います。(知らんけどw)
{/netabare}

投稿 : 2023/04/15
閲覧 : 543
サンキュー:

24

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キレイな学園青春アニメ。

合唱部。この時点でなかなか観ようと思ってこなかったのですが・・・。
これは非常に安心して観れるアニメでした。オール4.5としたように全体的にすごく良かったです。泣いTARI、怒っTARI、笑っTARIと、各キャラクターの様々な感情がとてもよく描かれていて、とても心に響きました。湘南が舞台という事もあり見慣れた風景がとても綺麗だったし、何より極端にぶっ飛んだキャラがいないからとても自然な感じでした。あと何気にサブキャラも含めて声優さんが豪華ですね。やっぱ「紗羽ちゃん」が好きかなぁ~。OPEDも爽やかで良かったし作中に出てくる楽曲もどこか懐かしい感じで良い。13話で観やすいしお勧めアニメだと思います。

投稿 : 2023/03/26
閲覧 : 130
サンキュー:

6

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

歌う為に頑張る作品であり歌うことを頑張る作品ではなかった。

予備知識なしの初鑑賞。
まず観終えて1番驚いたのが評価の高さです。
「はぁ〜・・・」という気持ちでレビューを書きに来たので
なんとも肩身の狭い内容にはなってしまいますが、、

この作品を好きな人は
ここから先読まないことをオススメします。

{netabare}
和奏「脅迫ですか?」→ 理事長「教育だよ。」{/netabare}
このやり取りがこの作品で
私の感じていた違和感を解決してくれました。

歌う場所を求めるだけで
大して歌うことを頑張っている訳ではない合唱部が、
みんなで守るべき常識や規則を無視して
自分たち(特に来夏)のワガママを
突き通しているようにしか見えません。
このワガママを肯定し良く言うと、
タイトルにも書いた〘歌う為に頑張る〙になりますね。

合唱を本命にしている訳ではなく
二の次にしていたり楽しみたいだけだったり
そんな人達が集まってワガママするのはどうなのかな。
こういう集まりなら舞台なんてどこでも良くない?

こんなの本気でやってる人達(主に声楽部)に失礼だし
青春の思い出作りをしたいようにしか見えません。
思い出作りが不要とは思いません、
そのやり方が良くなかった。

{netabare}あと教頭先生なんでそんな人になったのw
そこまで落ちたなら歌は続けてたとしても
声楽部の顧問になったり生徒が歌う事を否定したり
やってることめちゃくちゃ、、

大智くんはこんなところにいないで
その実力があるなら"高校の部活動"にこだわらず
大学での大会を目指して学校外で頑張ればいいのに。
合唱部の練習の合間に筋トレや素振りを
1人でも頑張れてる人なんだから尚更そう思います。

そういうのも含め、
合唱部のメンバーがこの5人である必要性を感じられず。{/netabare}

10年ほど前の作品と考えたら作画は綺麗ですし
作中で使用されている歌も素敵です。
だからこそ、非常にもったいないシナリオだなと。

素直に合唱ストーリーを楽しみたかっただけに、
合唱じゃないところに話が散らばってて残念でした。
合唱というテーマではありますが
専門的すぎない話なので深いことを考えずに
サラッと観れば普通に楽しめる作品だとは思います。

合唱を求めてしまった私に
この作品が合わなかったというだけなので、
この作品を好きな人が多い事は理解できます。
その方たちには不快な思いをさせてしまう
レビューになっていること申し訳ございません。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 211
サンキュー:

16

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ初心者でも楽しめる

PAでは珍しくドロドロが少なめの
The青春って感じのアニメで
特に印象的だったのがヒーロー戦隊をやるかいの
ウィーンのキラキラした演技がすごい印象的だったですね
みんなそれぞれ別の夢を持ちながらも
合唱部をいちからつくりあげて活動していくって感じのお話
割と好き嫌い別れず誰でも楽しめそうですね

投稿 : 2023/03/03
閲覧 : 133
サンキュー:

8

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ザ・雰囲気アニメ

スマホ太郎のレビューでも書いたが
事前に決めたハードルの高さで見た印象によって
振り幅が大きく傾きやすい

名作と聞いたハードルに対して
こんなものかと言う感想がタイトルになった(ぁ

青春群像劇で合唱がメインになっている
その方向性は間違いではないが

基本軸は和奏が亡くなった母の意思を継いで
未完成だった楽曲を完成させていくまでのストーリー

最初と最後に登場しているし
スタッフロールの一番手だから(震え声)

物語を動かしていくのが
声楽部に所属していた大会で失敗してしまい
顧問の教頭である高倉に干されていた来夏

高校三年生の最後にもう一度歌わさせてほしいと
直訴したが逆に「音楽に向いていない」と腐され
勢いで退部をする

新たに合唱部をつくり出し親友の紗羽を
弓道部と掛け持ちさせて部員集めすることに

失敗した後来夏は一人定期的に路上で歌を披露していた
偶然居合わせるバトミントン部唯一の選手の田中と
ウィーンからやってきた帰国子女

そして母の死後音楽に興味を失い
音楽科から普通科に転籍していた和奏
ここから5人の合唱部としての道のりが始まる

後発の白い砂のアクアトープとよく似ていて
お当番回それぞれキャラが立っていた

特に戦隊ヒーロー大好きノリノリでレッドをやる
ウィーンはヲタク心を擽らせる

でもね結局面白い要素を乱雑においただけで
和奏の母まひると同級生で合唱部として
曲作りを手伝っていた高倉がなぜ声楽部に改称したのか

サブレという馬を譲り受けて
世話をしていくうちに騎手になる目標を立てる紗羽
別に馬に乗るのが好きならば競技馬術でも良くない?
騎手は成績次第でクビになることもあるのに

来夏も周りを振り回しているのに
明確な意思が見えてこないから
狂言回しの役割で止まっている

田中は姉の真似で初めたバトミントンで
憧れた選手の出身校に進むというごくごく普通
他が濃いキャラな分薄味なのは否めないw

和奏は母の死期が迫っていたのに
高校受験のストレスで邪険にしていたのを
後悔していた

それと同時になぜ隠したまま先立ってしまったのか
言いようのない怒りも抱えており
音楽から離れる選択をする

だが結局昔の思い出が忘れられなく
共作する為に遺していたスコアを見つけたことで
再び音楽と向き合う事に

メインキャラらしく丁寧に扱われているが
結局合唱部に入ることが必然だったかというと
別に会わなくても曲を作っていたように思うな

物語に伏線がないから
急にネタを投下されて見ている感覚

理事長登場によって学校の廃校が発表され
合唱部が単独でステージを作る過程が
最終回のカタルシスになるんだろうけど

いい感じの舞台装置を用意したンゴw

結局その雰囲気で騙されて
名作扱いしたんじゃ( ̄◇ ̄;)

まあまるでダメってわけではないんだけど
もう少し中心線をしっかり据えていれば
ここまでブレる事もなかったろうに

投稿 : 2023/02/10
閲覧 : 156
サンキュー:

5

ネタバレ

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

騎手を目指す子が体重制限を知らないってのは流石に酷すぎる脚本

この作品やたらと世間では評価が高いけど、ただ個人的には大して評価してなく
幾ら何でも騎手を目指す子が体重制限を知らないってのは流石に酷すぎる脚本で
これは普通は有り得ないと思うんだよね。
後はバドミントンをやってる男子にしても本気でバドミントンやりたいなら
合唱部で遊んでる暇なんか無いだろうとしか思えなかったし
この作品ってストーリー内容もキャラの行動も行き当たりばったりで共感出来ないんですよね。
今から思うとこの作品は作画と音楽と声優さんは良かったけどストーリーとキャラは酷かったですね。

【評価】

18点・E級

投稿 : 2023/02/04
閲覧 : 115
サンキュー:

3

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

EVER GREEN

【First】

 久しぶりに日常系学園ものを観たくなり、色々と漁っていたら巡り合いました。この頃のPAは良い作品が目白押しですね系統でいくと『花咲くいろは』『凪のあすから』『SHIROBAKO』だろうか『true tears』はまだ観ていなくて、岡田磨里シリーズ構成なので、この機会に連続して観ていこうかなと思います。

 1~2話でテーマ、世界観やキャラがどんな性格なのかをしっかりと描いているので、すっと話に入っていけました。加えて話の展開が早く、この内容をちゃんと1話の尺に収まっているのか!と驚きました。
 なので、割と最初は置いてかれないように集中して観るのをおススメします。ながらダメ絶対!

【Staff】
         
 監督・シリーズ構成   橋本昌和
 キャラクターデザイン  関口可奈味
 総作画監督       関口可奈味
 美術監督        東地和生
 撮影監督        並木智
 声優          高垣彩陽・瀬戸麻沙美・早見沙織
             島﨑信長・花江夏樹

 原作          EVERGREEN

 
 個人的にPAといえば、美術と撮影が良い印象で、美術監督の東地さんは前述にもある『花咲くいろは』『凪のあすから』他にも『AngelBeats! 』『さよならの朝に約束の花をかざろう』で美術監督をしている方です。
 同じく撮影監督の並木さんもPA作品を中心にこの頃はお仕事していたようです。特に個人的に好きなのが『さよならの朝に約束の花をかざろう』でお二人が一緒に仕事をしている…!あの水の反射させる表現力とか最高でした。

 何はともあれ監督というか脚本が良く練られていると感じました。
 それぞれのキャラの個性がしっかりと読み取れる前半から中盤にはそれぞれの抱えている問題をしっかり見せつつ、後半に向かって解決していく。それがそのままキャラの成長を見せる事に繋がるようになっていますね。
 そして最後には皆で力を合わせて…! みたいな王道でひねりもないですが、こういうで良いよね。そして、PAといえば大人が良い味を出す作品が多いっていう特徴がありますが、サブプロットではあるものの今回も大人がしっかりと描かれています。深みが出て良いものに仕上がりました、その割にテンポは落ちないでどんどん話は進んでいきます。
 なので、気持ちよく次を期待して観たくなってしまう作りこみでした。

 作画は抜群に良いとは言えませんが、キャラが大きく崩れていたり、レイアウトが不自然で気になるみたいな事はあんまり無かったように思えます。
 特に寄りの作画は良かったのでさすが関口さんという感じです。PAといえばこのキャラデなんですよー。

 声優さん達ですが、レビューに声優さんのこと書かないようにしていたのですが、それっていうのもキャラなので、歯車ではないからなんですよねー。んで今回載せたのは合唱というテーマが歌だったので、歌える人という人選があった事は間違いなくて、そういう意味で、特に女性の3人はメチャ上手い…歌手なんですか? って聞きたくなるくらい上手かったです。
 惜しむらくはもう少し歌パートがあっても良きだったかもしれないなって感じるくらいです。

【Review】

 レビューにたどり着く前に作品の紹介でかなり満足しちゃってるんで、何をレビューしたら…w

 まずは誰が主人公か問題です。
 これは途中で主人公を交代させる事で、視聴者の視点を誘導しているように思えました。
 最初の主人公は【宮本来夏】
 明るく元気な彼女でしたが、過去の失敗を取り戻そうと、頑張っていました。そんな彼女に下された先生からの判決は、それはもうここから物語に入った視聴者には不条理さを叩きつけられているように感じます。しかし、彼女は前を向き続ける。自分のやりたい事に対してしっかりと向き合うことができる子でした。そんな自分で決断し邁進する彼女がこの物語を動かし、時には引っ掻き回す。合唱部の部長という肩書もあるので、まずはこの子が主人公で間違いないでしょう。

 中盤辺りで主人公が【坂井 和奏】に交代します。
 それは、この物語のサブプロットにこの子の母親の存在が深くかかわってくるからです。
 そのサブプロットは彼女が母との関係になります。これを改善する過程が後半や終盤での物語に大きく影響していきます。
 また、視点を彼女にしなければならないのは、主人公の来夏と違い、感情を上手く表現できない、我慢してしまう性格の為です。どうしても私小説的な表現をしなければ、彼女の内面を視聴者に共有することが難しいという側面もあったのだと思います。

 この二人いがいの3人にもそれぞれサブプロットが用意されています。
 キャラを深堀するという意味では視点が映ることはありますが、物語の舵を取るというところまで行っていないので、私個人としては主人公という立ち位置ではないかなっていう所です。

 物語を書いている立場を想像すると、もちろん5人ともに…もしくは、教頭も含めれば6人を主人公だと言いたくなるかもしれませんね。それほど、キャラがしっかりと立っている。

 意図的にだと思って観ていましたが、恋愛要素をなるべく削いでいますね。匂わせ程度にとどまらせたって感じが拭えませんね。
 恐らく、前述した主人公の二人ともが自分の事で精一杯で男と良い関係になるみたいな雰囲気を作れなかったし、そういうキャラの特性を持ち合わせていなかったというところもありそうですね。
 こういう所は男の人が脚本と監督をしているって感じしますね。
 例えば、岡田磨里さんが脚本の構成に絡んでいたらもう少し性的な要素が含まれていたんじゃないだろうかって思います。

 この監督が脚本も担当したからこそ【青】と【碧】というものが感じられたように思えます。
 青春時代の子供が出す青さ、大人になっても名残り続ける碧さ。
 【EVER GREEN】いつまでもこの色を忘れずに…。
 爽やかな青春。新緑の葉が光り輝く青春の彩を感じずにはいられない、そんな作品でした。

投稿 : 2023/02/03
閲覧 : 116
サンキュー:

6

ささみジャーキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:----

タイトルなし

ストーリー展開が強引な気がしました。また後で見ようと思います。

投稿 : 2023/01/29
閲覧 : 78
サンキュー:

1

ネタバレ

yut さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ストーリーがところどころ強引な感じがして入り込めなかった。深く考えなければ楽しめるかも。ウィーンがかわいい。

投稿 : 2022/12/15
閲覧 : 95
サンキュー:

1

overnao さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

イイハナシダナー

爽やか青春系群像劇。
舞台である湘南の美術描写が美しかった。
個人的に特に不満はないけど、毒にも薬にもならない平凡な印象がしました。
フツーにいい話だったと思います。

投稿 : 2022/12/03
閲覧 : 81
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いまさら気づいたの?

ストーリーの紹介などは先達の方々にお任せするとして、私は素人らしく思いついたことをダラダラと書き連ねたいと思います。


今まで私はアニメよりも漫画(原作)派でした。
とくにゴルゴ13が好きで、自分なりに頭の中でゴルゴはこんな声、ターゲットはこんな声とか、ライフルの発射音はこんな感じで、爆発音はこんな感じって自分で音を作って読んでました。
それなりに自己陶酔できてたのですが、この作品を観て
「アニメには音があるんや」
と思い知らされました。

2話目で来夏と紗羽の二人が「心の旋律」という曲を歌うのですが
「これってふつうに文化祭とかで使える曲やん」
って思えました。
めちゃくちゃいい曲です。
某投稿サイトでオーケストラVer.を見つけて聴いてみたのですが、ガチで合唱してました。
それ以上に6話目で5人で歌う「心の旋律」はグレートです。
なんか知らん間に目汁が頬を伝ってました。
声優さんってこういうトレーニングもしてるんですかね?
めちゃくちゃ上手です。
ぜひフルで聴いてみてください。

あと
「いまさらなに言ってんの?」
ですけど、紗羽の声って
「どっかで聞いたことあるなぁ〜。うーん、どこやったかなぁ〜。早見沙織って人かぁ〜」
って気になったんですけど、検索で調べるのは悔しいので我慢しました。
それで紗羽がメインになる8話目でやっと思い出すことができました。
「ラブプラスの愛花や!」
10年ぐらい前このゲームやり込んだんですよね。

いやぁ〜、10年の時を超え、再び恋人に再会した気分になりました ♡
「40超えたおっさんがなにやっとんねん!」
との罵声が聞こえてきますけど(笑)


あにこれの評価ポイントに”音楽”と”声優”があるのにうなづけました。
「アニメには音があるんだ!」


投稿 : 2022/11/16
閲覧 : 141
ネタバレ

もっちょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2022/07/11
閲覧 : 159
サンキュー:

0

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

TARIヌTARIヌハ工夫ガTARIヌ

『TARI TARI』(タリ タリ)は、P.A.WORKS制作による日本のオリジナルテレビアニメ。2012年7月から9月まで全13話にて放送された。(wikipedia)

ちなみに本作はとても工夫が足りてると思いました。
作品としては部活動を絡めた学園青春ものと言ったところでしょうか、とにかく現実と虚構を上手くマッチさせていたと思います。

漫画アニメの部活動は現実ではまずありえないものも多く、この作品でも「合唱時々バドミントン部」という如何にもなアニメ的部活ではありますが、一方でその成り立ちそのものに関してはちゃんと教頭の方から指摘され、校長の独断というか贔屓により実現するという流れを取っているため違和感自体は薄まっています。実際舞台となる「白浜坂高校」は私学のためこういう特別扱いが無いわけではないと思います。
また、アニメ的な部活では顧問が不存在でも全く問題ないケースも多々あるのですが、この作品ではちゃんと顧問が重要な役割というか一種の「縛り」として働いていた点も好感が持てました。

一方この白浜坂高校は理事長により「利益が低い学校経営から富裕層をターゲットにしたマンション事業を始めるため」廃校との運びとなるのですが、多分これ現実では無理なんじゃないでしょうかね?こんな私的利用で学校を扱えないようにするためにも学校法があったり学校法人を設立するにあたって認可が必要なわけだと思いますし、こんな理由じゃ解散も認められないんじゃないでしょうか。

一応簡単に調べてみましたがちょっとマニアックな話になった上に結論でなかったので一部隠します。
{netabare}

私立学校法
第四節 解散
(解散事由)
第五十条 学校法人は、次の事由によつて解散する。
一 理事の三分の二以上の同意及び寄附行為で更に評議員会の議決を要するものと定められている場合には、その議決
二 寄附行為に定めた解散事由の発生
三 目的たる事業の成功の不能
四 学校法人又は第六十四条第四項の法人との合併
五 破産手続開始の決定
六 第六十二条第一項の規定による所轄庁の解散命令
2 前項第一号及び第三号に掲げる事由による解散は、所轄庁の認可又は認定を受けなければ、その効力を生じない。

これを見る限り本件はまさに2項の定めるところの「第一号及び第三号」のいずれかに該当すると思うんで、やっぱりこれじゃあ認可降りない気がします。

さらに

(残余財産の帰属)
第五十一条 解散した学校法人の残余財産は、合併及び破産手続開始の決定による解散の場合を除くほか、所轄庁に対する清算結了の届出の時において、寄附行為の定めるところにより、その帰属すべき者に帰属する。

とのことですし、当然土地にも及ぶでしょうからやっぱ無理っぽいですよね。

他にも

(役員の学校法人に対する損害賠償責任)
第四十四条の二 役員は、その任務を怠つたときは、学校法人に対し、これによつて生じた損害を賠償する責任を負う。

があったりで、この件だと明らかに学校法人に対して不利益を被らせる行為だと思われますし。

とはいいつつも絶対に無理!とまでは知識がないので言い切れませんが。案外政界にものすごいコネでもあればいける気もしますwでもその場合はむしろ助成金目的で利用した方が懸命っぽいですよねw
いずれにしろ天災だとか老朽化に伴う一時的な工事とかなら別でしょうが、こんな理由で生徒を仮校舎に移転させたりグラウンドを使用不可にすれば保護者が裁判起こせば勝てそうな気もします。校舎自体も通わせる学校の選択基準となるわけですから。

結局のところ現実にこういった「白浜坂高校」事例を聞かないのはそもそも無理なのか、或いはやった方が損だからのいずれかなんじゃないでしょうかね。知らんけどw
{/netabare}

まあそんな堅苦しい話はさておいて……
スタッフロールの名前順からいって主人公は坂井 和奏(さかい わかな)のようですが一番存在感を持っているのは宮本 来夏(みやもと こなつ)の方です。wikipediaには出典付きで部員5人全員が主人公とありますが、男性陣、特にウィーンこと前田 敦博(まえだ あつひろ)の影はだいぶ薄いです。田中 大智(たなか たいち)は沖田 紗羽(おきた さわ)との恋愛イベントが一応あったので少しはマシだったと思いますが、いずれにしろ男性陣に関しては数合わせ感が拭えませんでした。

で、その実質主人公の来夏の完全なワガママにより声楽部から合唱部に分化するわけなんですが……いやこいつ逆にすごいですよね。歌わせてもらえないから「じゃあ辞めます!」って……いやまあそこまではアリかもしれませんがそれで類似の部を作るだなんて行動力を褒める前に常識を疑いますwそりゃ声楽部の部長に嫌味の一つでも言われますよ、部活動ナメとんかって。中学ならまだしも高校でこれは無いかな~って確かに思います。
当初彼女は緊張しいの属性を持ってるのかと思ってましたが「恥の上書き」とやらで一瞬で克服。人通りの多い広場で歌うのも商店街でヒーローの格好をするのも文化祭で役を演じるのも堂々と余裕でこなします。むしろこんなメンタルお化けが過去に失敗してたとは逆に信じられません。
他にも実に主人公らしい……といえば聞こえはいいですが、どれもこれも彼女が自分のやりたいことをやるためだけに周囲を巻き込んでいくという流れが多く、実際にこんな奴がいたら参っちゃうよな~という感じで観てました。「才能の無い人はそこ(文化祭)しか発表の場がない!」とか言われてももう一つピンとこないというか、合唱部も普通に(というか強引に)最初舞台たってましたやん発表の場自体はありましたやん。しかもあれ弟を完全に脅迫で巻き込んでましたしね。正直彼女、美少女の皮を被ってなけれや単純にヤベー奴扱いだったと思います。皮被っててもヤベー奴だと思いましたが。

そんな彼女と親友ポジションなのが紗羽なわけですが、まあお色気枠なんやろな~って思ってたらまさかの騎手志望設定!いや~、P.A.WORKSさんはこの頃から逆算的な設定つくるの上手かったんですね~。確かにこれなら色気以外にもナイスバディであることに意味が出てきます。お寺の子ということでファッションが逆に反動で奇抜になるのもわかりますし。そういえば紗羽のCV.早見沙織と彼女の母親である志保のCV.能登麻美子、この二人の肉親関係設定のアニメってどれくらいあるんでしょうね?めちゃめちゃ多そうに見えて案外少ない、かな?

で、本来の主人公と考えられる和奏、確かに彼女が一番ドラマがありましたね。物語の主軸そのものが彼女の母親である「まひる」を中心に展開されてますし。
まひるは教頭でもある高倉 直子(たかくら なおこ)と同級生だったそうですが、そうなってくると今度は彼女達の年齢が気になってきます。パッと見では結構老けてるように見えますが、一個下である志保の様子や死ぬ間際のまひるの様子からして意外とそこまでいってなさそうでもあります。ただでさえ漫画アニメに出てくる両親って若いこと多いですからね。下手したらまだ40歳手前ってこともありそうです。だとするとそんな若さで教頭にまでのし上がれるだなんて……一体何があったんでしょうかねぇ?(ゲスの勘繰り)
おっとこれはそんな昼ドラ熟女物語じゃなくてさわやかJK物語でしたね。とはいえ教頭も和奏も一種のまひるコンプレックスのようなものに苦しんでいました。最終的にはそれは解消されることになるんですが……にしても父親の圭介さん、娘がピアノ要らないっていったら即断即決で翌日には撤去するとはあんまりじゃないですかね?実際にはブラフだったわけですが脅かすにも程がありますよ。

次にほぼ数合わせの男性陣一人目、大智くん。部員一人でベスト8ってもう天才でしょ。それも途中から兼部状態で。というかそんなレベルの選手がいる部活なのに新入部員すら入ってこなかったんですね……最近週刊少年ジャンプでバド漫画やってますけどギャップがすごいですw彼は姉に対するコンプレックスというか思慕のようなものを匂わせてはいましたが特に発展することもなく紗羽ちゃんとの伏線をちょっぴり盛り込まれた上で言うほどオチることなく終了。まあ最終回のあの様子から見るとダメだったんでしょうけど、正直取ってつけ感の強い恋愛イベントでしたしそもそも不要だったと感じました。とはいえ逆に言えば紗羽みたいなえちえちなのがすぐ傍にいるのに好きにならない男子っているの?という見方もできますし、そういう意味で不自然さをなくすためだけに恋させられたのかもしれません。他の女性陣に対しては好みの問題が入ってくるでしょうし、ウィーンに関しては元々変わり者ですしね。

そんな数合わせの男性陣二人目、ウィーン。何故か彼は名前まで奪われてしまっているという可哀そうな人です。「僕達、似た者同士だね」と言ったあたりで和奏と何やらあるのかと思いましたが特に何も無し。ヒーロー回をメインでまわしたぐらいで後はほぼ見せ場もなし。小道具係として意外な才能を見せつけただけじゃちょっと寂しいです。
そういえば彼の父親って顔面は鼻までしか描写されなかったんですよね。なんでわざわざこんなことしたのか意図不明ですが、本作では物語に絡んでこない両親ってこんな扱いばっかでした。ちゃんと出てきたのは和奏と紗羽の両親だけで、後は無し。単にキャラデザの問題でしょうか。来夏は弟、大智は姉。ウィーンは血縁でもないヤンだけの登場でした。
彼のオーストリア語が正しい発音に基づいている……ということは多分無いでしょうけど、さすがにそこまで声優さんに要求するのは酷でしょう。ちなみにあれは何ていう言語だったのでしょうか。何となくドイツ語っぽかったですし実際公用語自体はドイツ語らしいですが他にも色々あるようです。というかどういう理由でオーストリアを選んだんでしょう、まさかウィーンって音楽っぽいからとかじゃないでしょうね……。

前述したように物語の軸はまひるにあり、そこを中心に音楽、合唱部、教頭そして和奏と派生されているわけですが、どちらかというと和奏はヒロインポジションが適正のように見えました。そこに本来は来夏という主人公ポジションが彼女を助ける流れになれば良かったのですが、実際のところ彼女は和奏と単独の絡みがあまりなく紗羽の方とのシーンが多いわけです。この状態で来夏をスタッフロール一番手においてしまうと二番手を和奏にすのはどうしても不自然で紗羽が来る方が適切になります。ですがプロット的には来夏は合唱部を設立し和奏を強引に誘い込んだことぐらいにしか役に立っておらずこれでは主役としては役者不足となってしまい繰り上がり的な形で和奏が一番手を獲得したのかもしれません。先ほどこの作品では5人全員が主人公とありましたが、これはそれぞれのファンに対するリップサービスというよりこのような軸となる主役の不在からくる苦し紛れな言い分だった可能性があります。(もっとも、単にプロジェクト設立当初では和奏が明確な主人公ポジションであり、そのつもりで声優を充てたという政治的な理由で彼女が一番手のままとなったのかもしれませんが。)

本作は構造として見るとお世辞にも綺麗だとは言えないと思います。プロットとしては和奏がメインなのにシーンとしては来夏がメインというねじれた状態になっているからです。先に述べたように来夏と和奏が密接に絡み合っていれば問題なかったのですが、来夏の相手は紗羽の方、結果的に和奏まわりがぽっかりと浮かんでいる状態となってしまっているのです。一瞬ウィーンが絡む兆しのようなものが見えたのですが、彼女にはこれ以上の余計な展開は不要との判断なのでしょうか、紗羽と少々の絡みを見せるだけで終わっています。
実際のところ、この構造なら和奏エピソードはサブプロットとして扱った方がしっくり来たんじゃないかと思います。来夏が能天気に合唱部のことしか考えてない裏で色んなドラマがあったという伏線が仕込まれるくらいが全体的な形としては整っていたんじゃないでしょうか。が、それだとちょっとありきたりというかパンチに欠けるのも事実です。完成形においても尚5人分のエピソードでようやく1クール埋められたわけですから、来夏メインだけじゃちょっときついという判断だったんでしょうかね。

物語の基本的な手法としては「嫌な奴が実はいい奴」。メインとしては教頭、サブ及び来夏エピソードとして途中から声楽部部長、紗羽エピソードでは一応父親もそのくくりかもしれません。で、最後にババを引かされる形で理事長が一身にヨゴレ役を担って物語は幕を閉じます。その過程において校長が一念発起で生徒たちのために身を挺するわけですが、その後ジャージ姿で合唱部の演劇を微笑みながら見守るシーンをもって出番終了と相成ります。ぶっちゃけ彼が一番体張ったわけなのですからちょっと可哀そうではありました。何やら過去にも合唱部で漢気を見せたようなのですが、それが何だったかは今となってはもうわかりません。

実は本作では何故教頭が嫌な奴と成り果てたのか?という疑問に正面から答えを出していません。何やら才能の有無みたいなものを匂わせてはいましたが、それと過去の合唱部に何があったのか、そしてどうして声楽部に変わったのかという理由自体は提示されないままで終わりました。物語そのものが途中から曲を完成させることそのものよりも文化祭を実現させるということに目標が変わったので見落とされがちですが(この辺が特に顕著な和奏エピと来夏エピのねじれ構造です)、まさかこれの答え合わせがされないとは思いませんでした。というかそもそも合唱部という名称自体が偶然の一致だったんですよね。ここぐらいせめて「昔(合唱部が)あったらしいし」との台詞ぐらい欲しかった気がします……って、無かったよね?聞き逃しってことないよね?
人気作ですし、実際それなりに面白かったのも確かですがやや作為的に視点を逸らされたのかなという気もしています。逆に言うとそれが本作の「工夫」とも言えるわけですが。

本作のテーマとしては「目標」があげられると思います。和奏にとっては音楽、紗羽にとっては騎手、大智にとってはバドミントン、ウィーンにとってはヤンとの再会又はヒーローになること。来夏にとっては合唱部設立、そして文化祭の強行……というわけなのですがこのように彼女だけ高校で目標が終わってしまってるんですよね。だから最終回エピローグで新しい目標を見つけたというシーンを入れたのでしょうが……。

ラストは大団円で明るい未来を目指して銘々が歩んでいく……というわけなのですが個人的には少々物悲しい印象を受けました。皆がそれぞれの道を行くといえば聞こえはいいですが、イベントごとを一つクリアすると後はバラバラとも言えるわけですし。
ただどうやらアラサーとなった登場人物たちの物語が小説として出てるようでこの辺は一応解決したとも言えるんでしょうかね。

2012年の作品という事ですが携帯電話がガラケーなくらいで時代背景的な古さはあまり感じません。作画の方は現在の基準からすればやや見劣りする気もしますが充分許容範囲内だと思います。

ちなみにJRAでは騎手の身長制限はないみたいですね。本作では架空の団体相手だったのでそこにはあったという設定なのかもしれませんが、いずれにしろ馬に乗るための斤量の問題なわけなので海外にいこうがどうしようが体重絞らなきゃいけないことには変わりありません。紗羽ちゃんの苦難は続きます。

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 271
サンキュー:

14

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

イエローの誇りと仲間への想いだ

王道ストーリーなんだけど少し前向きになれる

みんな真剣でカッコよくて最終回ゎホント良かった

紗羽!カッコよかったり可愛いかったり!最高👍

女子3人が男子2人をからかうシーン結構好き!微笑ましい

見所ゎやっぱり歌かな😊
みんな声綺麗すぎ!声優様ご馳走様です😍
2話のステージゎわあお!だった

opもedもなんだか元気でるよね

見守る大人達にも注目な作品

投稿 : 2022/06/10
閲覧 : 206
サンキュー:

4

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

晴れ時々潮騒

P.A.WORKSが描く青春群像劇。

高校生活最後の夏、
それぞれが少しづつ前へと進もうとする、
少年少女の小さな物語。

江の島の路面電車がなんだかいいですね。
私の地元にもあって思い出します。
劇的な出来事はないのですが、
ほんの少しだけ前向きになれる作品。

過去と現代の二つの合唱部の対比。
{netabare}恋愛要素よりどちらかと言えば、
少年少女の成長物語として描かれていて、
これは英断じゃないでしょうか。{/netabare}
主題歌もさわやかでいいですね。
日常にお疲れの方にお勧めしたい。

晴れ時々潮騒。今日も快晴です。

投稿 : 2022/06/03
閲覧 : 879
サンキュー:

70

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

泣いたり笑ったり、歌ったり踊ったり。ホント青春って素晴らしい!

凪のあすから、色づく世界の明日からと続いて
PA Worksでの作品を巡ってます。

江の島を舞台に高校3年生という限られた学園生活を時にぶつかり、
時に励まし合いながら駆け抜ける青春ストーリーです。

歌いたいを諦めきれない元声楽部の宮本来夏が
その行動力で仲間を集めて合唱部を立ち上げます。

来夏が集めた部員は
将来騎手になることを目指してる仲良しの沖田紗羽。
音楽科から普通科に転入し、音楽をやめてしまった坂井和奏。
一人バドミントン部員の田中大智。
帰国子女のちょっと変わった男の子ウィーンの男女5人。

今現状に色々悩みを抱えてつつも前へ進んでいくエピソードが
少しづつ語られていきます。
そしてお互いを知ることでどんどん絆が深まっていきます。
それは、観てる自分も同じで知れば知るほどに
素直で真っすぐに突き進むこの子達が好きになっていきます!

展開は清々しいほど王道で間違いないです。

この作品はそこが最高に良くて、観てて元気をもらえます。

明るくて優しい和奏の母親。
病気で若くして亡くなってしまった母親と深い繋がりがあった人
ほどそのショックから立ち直れないでいます。

母親とのエピソードが優しすぎて・・・。
中盤、父親から話を聞いてその想いをようやく知ることになる和奏
のエピソードは泣いてしまった~><!

押し付けることなく良い距離間で見守る父親の優しさが
感動なんです。

頑なだった和奏が徐々に前向きに音楽と向き合っていく姿は素直に
応援したくなります。

「心の旋律」まひるが教頭とかつて作った音楽。
作品中幾度となく奏でられるこのメロディーが素敵すぎて・・・
その場、その場のシーンによって悲しく響いたり、
明るく元気になれたり心に響きます。

母親と教頭が合唱部だった頃の江の島での日々が
差し込まれる当時のエピソード。楽しそうに教頭の手を引き
歌う母まひるの姿が眩しいです。
やっぱりまひるの存在がとても大きくて、最後まで生き抜いた人生が
今の人々を動かしていく様は切なくて泣けちゃいます~~><!

後半は白祭にむけて動き出す合唱部に試練が訪れます。
理事長の横暴で学園が廃校が決まり
文化祭の白祭も中止が決定します。

そんな中、ようやく母親との歌を完成させた和奏の最高の笑顔。

「歌わなきゃやってられないよ!」溢れる涙と共に叫ぶ来夏。
この娘は、小さな体でいつも全力なんです。

生徒会でも白祭の中止に異議を叫ぶ来夏。
「ここでしか発表の場がない人もいるんですよっ」

この言葉は、なんか心に残りました。

自分の娘達もそうでしたけどこのコロナ過で中止になってしまった
イベント、行事。
大人にとってはただの1年でも子供たちにとってはもう取り戻せない
1年なんですよね。
当たり前にあったものがなくなってしまった子供達のことを思うと
なんか他人事ではなくなります。

困難を何とか乗り越えてのクライマックスは白祭での発表です。

演じる劇はあれだけど、商店ジャーをこなした彼らは本当に堂々としてて素敵です。

そして和奏が作り上げたまひるとの歌「radiant melody」。
「この~メロディが~~ひか~りを連れ出~す♪ 
      煌~めく~瞳に 明日を映~す~よ~♪」
いかにもなミュージカルサウンドから見事に母親のメロディーへと
繋がっていくような盛り上がり!
ようやく親子の歌がみんなを繋いで完成したんだって思うと
もう涙止まらないよ~~><! 合唱はヤバいです・・!!

和奏が言ってたと思ったけど
歌で振り返れる思い出ってきっと忘れないでしょうね。
自分もこの作品での合唱、今は振りかえれる環境も多いしこれからも
何度も聴くことになりそうです。

白祭も終わりそれぞれの道へ進む5人。
田中と紗羽の恋の進展の予感?も爽やかで良かったな~。

ラストは観たかった彼女達のその後を少しだけ想像させて
くれるような演出が素敵でした。

駆け抜ける青春、恥ずかしがらずに表現する
色々な歌声が心に残る素晴らしい作品でした。

投稿 : 2022/06/01
閲覧 : 316
サンキュー:

27

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

TARI TARIの意味が最後まで分からなかったw

作画、声優、キャラは良かったですが、肝心の物語はテンポが早く、淡々としていて物足りなかった。
ちなみに、TARI TARIの意味が最後まで分からなかった人、自分以外にいない気がするw

投稿 : 2022/05/26
閲覧 : 155

うぐいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

10年経っても普通に面白い

亡くなった音楽が大好きな母親に対するモヤモヤがある少女がクラスメイトに音楽に誘われるところから始まるお話。

視聴は2度目。
放送中の「ヒーラーガール」が良くて、「心が叫~」を見た後歌う系で何かないかと検索したらこれがあった。

さすがこの頃のP.A.WORKSの作画は癖がなく優秀。
瀬戸麻沙美は確かに使いやすい声ではあるが、それにしても昔から作品に恵まれていたんだなとwikiを見て知った。あと歌も普通にイケる事も。
まあ歌に関しては早見沙織の貢献度が高い。

小林克也がラジオでケツメイシの曲が流れた後声優の曲が流れて「これ声優が歌ってるって事だけどうまいよね。さっきのケツメイシよりよっぽど、フフフまあそういうのはこの辺にしといて次の曲。」って聞いて、「歌が上手」の線引きについて、散々邦楽洋楽を聴いてる小林克也と自分の評価基準が大外れじゃない事が嬉しかった。まあ単純に声優の歌が褒められたのが嬉しかったのかもしれない。

EDもヌルヌル動くわけではないが間違い探しみたいで面白かった。OPはただうるさい。

最後に、主人公は高垣彩陽じゃなくても良かったんだけど。

投稿 : 2022/04/20
閲覧 : 187
サンキュー:

5

ネタバレ

567 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

合唱時々バドミントン部

キャラ ← ☆★☆ → 物語


めちゃくちゃ面白かったです!


ひと昔前のアニメですが,はなげさんの動画で紹介されてて
それがきっかけで視聴を決めました。


学生らしさあふれる展開で親への反抗等学生してるなぁって感じがしました。
各キャラのエピソードはとても来るものがあり,涙なしには観れませんでした…。


脇役の人たちもいい味出してて,キャラの絡み等良い感じでした。


尺も丁度良く,物語も◎なのでまだ未視聴の方はぜひ。

投稿 : 2022/04/07
閲覧 : 148
サンキュー:

5

XdukP28315 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

悪くはないけど良くも…

きれいな青春アニメだと思いますが、ところどころキャラの気持ちが掴めなかったり、この設定いる?みたいな表現があったりで、最終回で感動するというところまでは至りませんでした。

投稿 : 2022/02/14
閲覧 : 204
サンキュー:

2

ネタバレ

Aki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

6話で断念。

投稿 : 2022/01/27
閲覧 : 202
サンキュー:

0

ちあき さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良い

評価が高かったので観ましたが、評価通り良い作品だと思います。

投稿 : 2022/01/03
閲覧 : 323
サンキュー:

7

コタロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

音楽を通した青春グラフティー

わかり合える仲間
音楽を通して
相手の心を動かす。

言い出しっぺがいなければ物語は始まらない
少しわがままかもしれないが、自分の意見を
しっかり相手に伝えている。
周りもしっかりサポートしている。
気の知れた仲間なのであろう!!
音楽に思いをのせて
物語は進んでいく。

歌声が気持ちよく入ってきます。
声優さんの度量と器量を感じます。

親子の関係
親友・友達
気の知れた仲間

会話のセンス
話の内容
未来への不安
高校生の持つ悩みや出来事を
うまく作品にしていると思います。

楽しくて切なくてでも明日に向かって
素晴らしい作品でした。

投稿 : 2021/11/12
閲覧 : 216
サンキュー:

4

ネタバレ

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青春アニメ、PAのアニメが好きなら是非観てほしい作品です

SHIROBAKO、色づく世界の明日から、花咲くいろはに続いて視聴したP.A.WORKSの作品です。他のレビューでも書いてますがP.A.WORKSのお仕事シリーズや青春アニメはどれもとても面白いなと思います。

声楽部で歌わせてもらえない主人公が仲間を集めて新たに合唱部を作る話です。

キャラクターそれぞれにドラマがあって、どのエピソードも良いのですが、個人的に1番好きなシーンは和奏がお母さんが病気の事を打ち明けなかった真意を知った時に「私凄く愛されてたのに、勝手に思い込んで…捨てちゃった。思い出も、ピアノも、音楽も」と言うシーンですね。泣けますね。

自分も歌うのが好きで歌を習っているので、来夏のどうしても歌いたいって気持ちも共感出来ました。来夏は目標のためにまっすぐなのがいいですよね。

ウィーンはキャラ的にとても好きで、ヒーローショーの回とっても良かったです。彼は純粋でめっちゃいいやつですし、ヒーローが絡むと面白いなと(笑)ヤンのためにいつもたくさんメモして、優しいですよね。

紗羽のエピソードはなんだかんだでお父さんが優しかったり、来夏たちがみんなで紗羽のために歌うシーンがめっちゃ良かったです。

田中だけはちょっとエピソードが少なめというか、まあバドミントンする話ではないので仕方ない部分もあるのですが…もうちょっとあってもよかったかなとも思いました。でも部のために一生懸命で田中もめっちゃいいやつです。

最終回の田中の台詞はなんで言っているのかわからないですが、紗羽な事好きなのは間違いないので、いつか2人には結ばれて欲しいですね。

最終回では白祭で歌うシーンはもちろん良いのですが、個人的には校長先生が理事長に抗議するシーンが好きです。頼りなくて、情けなくも見えますけど、生徒のために必死な姿はかっこよかったです。

「あんたにとってここはただの資産でも、生徒たちにとっては大切な場所なんだ」

かっこいいです。めちゃくちゃいい先生ですよ。

結局その後どうなったか描かれてないですけど、校長先生はクビになってしまったのでしょうか?だとしたら不憫で可哀想ですね…
おのれ理事長めという思いです(泣)

作画もPAなので相変わらずめちゃくちゃ綺麗ですし、ストーリーもとても面白いので青春アニメ好きな人には是非観てもらいたい作品です♪

投稿 : 2021/11/05
閲覧 : 358
サンキュー:

7

ネタバレ

pokaerion さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

涙腺を尽く決壊させてくる等身大青春群像劇

物語:3人の女の子たちに順繰り焦点が当てられていく流れ、だけど和奏のドラマはいつも底流にある感じ。全体的にとても質が高いと思う。
作画:人物はPAだなーという印象。注目すべきは背景、実はかなり丁寧。
声優:基本歌上手い人を集めたようで合唱シーンはほんとうに良いものだ。来夏の人の自然体っぽくも冴えた、それでいて可愛い演技がとても好き。
音楽:なんといってもこれ。ラストの合唱劇は卑怯過ぎる出来。素晴らしい。
キャラ:基本皆かわいらしい(男含め)。個人的趣味によって来夏押しになってしまうのは致し方ない。

総評:たぶんいちばん泣いた深夜アニメ。基本あっさりしてるのに涙腺の破壊力は群を抜いていた。傑作。

投稿 : 2021/10/30
閲覧 : 266
サンキュー:

7

ネタバレ

にわか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

これはラフスケッチでは?

泣けた話もあったので酷評する気はありません。
ただし、世間の評価ほど良い作品には思えませんでした。

以下ネタバレだらけになります。
でも知っていたからといって物語がつまらなくなるわけでもありませんし面倒なので(笑)一つずつ隠したりはしません。

・和奏が音楽科から普通科に移ったエピソードがない
主人公の和奏にイマイチ感情移入できないのがこういう大事な部分が端折られていたり突然意味不明な怒り方をしたり(来夏に急に悪態をつくこのシーンは未だにわけがわからなくて生理だったからと無理矢理自分を納得させました…)するからだと思います。

・非常識な設定たち
①少子化で経営が成り立たないので学校を潰して高層マンションを建造する
生徒が減っていることが描写からは感じられないし、今や私立も助成金がでるし寄付金もあるしクラウドファンディングなんて方法もあり、加えて音楽科という他校が持たない魅力ある学校が経営困難に陥るものなのでしょうか。しかも理事長の独断。たいていの理事長は教育に片足突っ込んでいるのでここまでひどい人はいない…はずです。ましてや高層マンションを建てるとか…横に建てて生徒にすればいいのでは。

②学校がなくなるから文化祭も中止
この決定を下す職員会議とかもはや会議と呼べる代物ではないです。トップダウンなのだとしても反対の声を上げる先生のいない学校はもっと早くに潰れているでしょうね。そして受け入れる保護者…。

③沙羽の体形
騎手のことをろくに調べもしなかったのでしょうか?



あまり上記のような「ただの文句」ともとられがちなレビューは書きたくありませんが、設定が雑だと拒絶反応がでてしまいかねないんですよね。
まあでもこれは全部目をつぶってもいいです。やっぱりあまり評価したくない理由は

本気で作ったように感じられない

からです。合唱の前の劇は必要でしょうか?多分道具を壊してもらうために必要だからあるんでしょうね…。高校生が「将来この経験がきっと役に立つ」なんて思いながら何かに取り組むでしょうか?むしろ後先考えずに我武者羅に立ち向かう姿に、なくしてしまったものを思い出し、心を打たれるように思います。タイトルに書いたように、ラフスケッチばかり並んだ展覧会に来た気分だったんですよね。

素材満点。キャラも男性以外は魅力的で良いと思います。特に来夏はよく作られていたと感じています。丁寧につくりこんでくれたら満点をつけたい作品でした。

投稿 : 2021/10/21
閲覧 : 244
サンキュー:

4

次の30件を表示

TARI TARIのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
TARI TARIのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

TARI TARIのストーリー・あらすじ

「TARI TARI」今夏放送開始 制作:P.A.WORKS、キャスト:高垣彩陽、瀬戸麻沙美、早見沙織 ほか(TVアニメ動画『TARI TARI』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年夏アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫AiRI『Dreamer』≪ED≫白浜坂高校合唱部『潮風のハーモニー』

声優・キャラクター

高垣彩陽、瀬戸麻沙美、早見沙織、島﨑信長、花江夏樹、浜田賢二、大原さやか、木下浩之、能登麻美子、田中敦子、宝亀克寿

スタッフ

原作:EVERGREEN、キャラクター原案:tanu、 監督:橋本昌和、シリーズ構成:橋本昌和、キャラクターデザイン・総作画監督:関口可奈味、美術監督:東地和生、色彩設計:井上佳津枝、撮影監督:並木智、3D監督:平田洋平、編集:高橋歩、音響監督:明田川仁、音楽:浜口史郎、音楽制作:ランティス、プロデュース:インフィニット

このアニメの類似作品

この頃(2012年夏アニメ)の他の作品

ページの先頭へ