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「TARI TARI(TVアニメ動画)」

総合得点
88.5
感想・評価
4473
棚に入れた
20677
ランキング
105
★★★★☆ 4.0 (4473)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.0

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TARI TARIの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

郷音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

晴れたり泣いたり、あとは時々歌ってみたり

2012年放送アニメ。

声楽部を事実上戦力外となった女子高生が、友達と合唱部を作り活動していくというアニメ。

合唱部がクラスメイトの5人だけな分、それぞれのメイン回でキャラを掘り下げてくれたのでみんな好きになりました

最初見た目で紗羽が好きだったけどだんだん来夏推しになりました。もちろん和奏も可愛い。

{netabare} 大智と紗羽が付き合うんじゃないかと思ったけどにおわせるくらいで終わったね。付き合ってドロドロになるかとひやひやしたよ…
最終回に今まで敵だった教頭や声楽部が味方になるのは激熱展開だよね
{/netabare}

特撮好きはそういうシーンがあるので地味に好きになるかもw

あとちょい役声優がのちの人気者だらけでビビる。

僕は個人的に一回見たアニメを見返すことは好きな作品でもあまりないんですけど、これは何度見ても面白いだろうなと思うアニメです

投稿 : 2019/11/11
閲覧 : 339
サンキュー:

10

ネタバレ

KomcHi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歌は、愛を伝える言葉

見終えました。

ヒロインたちが合唱部を作り、
ある曲を皆で歌うぞ!っていう物語。

3人のヒロインがいて、
始めはメインは来夏かな?
と思ってみていたら和奏がメインヒロインでした。

和奏と母のストーリー良かったです。
和奏が中学生の時に母をなくし、
今まで母に冷たくした事や、
自分勝手な態度をとったことを後悔していました。

そんな時、母が和奏と一緒に作りたかった、
作りかけの楽譜が出てきてました。
和奏も入院中に母が一緒に曲を作ろう
って言ってたのを思い出して。
回想シーンで母は、
『私にとって歌は愛を伝える言葉だから。
和奏に伝えたい思いが歌になって、
一緒に歌う事が出来たら、
そして和奏の歌を聞く事が出来たら、
私の人生は100点満点です』って。

そんな志半ばで‥‥
娘ともっとずっと一緒にいたかったんだろうな
って思うと、涙が出ました。

娘につけた和奏って名前も、
母と娘を足し(和)て、一緒に奏でようね?
って意味で付けたのかな‥‥とか想像しました。

紗羽の騎手のストーリーも良かった。
騎手になりたいのに、父は反対されてて。
それでも夢に向かって努力していた時、
騎手の学校から、
体重制限に引っかかると連絡があって、
紗羽は落ち込んじゃいます。
その時、反対していた父が、
『体重制限だけで学校に入れないなんて
オカシイじゃないか。
なんとかしろよ、コノヤロウ!』って、
娘の事を思って抗議している父の姿に
私は涙がでて。

親子愛って素敵ですね!
作画も安定していてクオリティ高かったです。
ストーリーとしても最後まで綺麗で良かったです。

ーー余談ーー

ショーテンジャーのくだりは爆笑してました。
紗羽が馬に乗って学校に来るシーンもシュールでしたが、
乗馬は軽車両扱いの為、公道OKとのことです。笑

投稿 : 2019/10/30
閲覧 : 294
サンキュー:

23

ネタバレ

ジャスティスブレイド さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

学生の頃に戻りたくなる

とにかく青春。
眩しいくらいに青春アニメです。
一話一話がキラキラしています。

感動します。
音楽も素晴らしい。

本当に学生の頃に戻りたくなる。
このアニメを見ると、あの頃にしかなかった感覚を思い出す。

特に{netabare} 田中君がさわちゃんに対して恋に落ちる瞬間のシーンは胸が苦しくなった。ああ、そうそう。恋に落ちる瞬間ってこんな感じなんだよな。{/netabare}

アニメに対して偏見を持っているひとは、TARI TARIを見るべき。
見終わったあとはそんな偏見はきっと無くなっているでしょう。

投稿 : 2019/10/19
閲覧 : 331
サンキュー:

10

ネタバレ

min@mi さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

高評価できるアニメ

今期のアニメと相対的に比較すると、最も面白いと思います!

背景に定評のあるP.A.らしく、本作品も舞台の江ノ島の美しい景色を見事に描いています。

ストーリーについては、笑える部分あり、シリアスな場面もありで、バランスがよくとれています。

各キャラクターも個性豊かで、女性キャラはみんなかわいいですw(紗羽が結構人気がありますが、自分は和奏推し)

自分は感動系・学園青春もののアニメが大好きなので、このジャンルを好む方は観て損はないと思います。

5話まで視聴しましたが、今後の展開に大いに期待しています。

投稿 : 2019/09/01
閲覧 : 368
サンキュー:

5

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

恥ずかしいけど、それがいい

P.A.WORKSのオリジナル作品。
一時期、P.A.WORKSといえば青春物という印象が色濃かったですが、それを強く印象づけた作品の一つです。
江ノ島にある、音楽科がある高校が舞台で、その声楽部は顧問である学校教頭の高倉直子の指導の元、国内で華々しい成績を上げ続けていたのですが、前年の発表会時、所属していた宮本来夏の失敗により大きな恥をかいてしまう。
依頼歌う機会を与えられなくなり、部から孤立した来夏は、部を辞めて友人の沖田紗羽と共に新しく合唱部を立ち上げることを画策する。
5人いないと部として認めてくれないことから、同様に部員が一人しかおらず廃部の危機に面していたバドミントン部の田中大智を強引に引き入れると共に、オーストリアからの転校生、前田敦博を引き入れる。
もうひとり、同学年で元音楽科の坂井和奏に、来夏は一緒に歌ってくれないかと頼むが、という話。

非常に王道展開をするストーリーで、逆に言えば特徴の無い作品と言えるかもしれません。
江ノ島の自然は美しく、そこに住む商店街の人々とのイベント、声楽部や教頭との確執、各個キャラクターたちのそれぞれの物語、そしてどうしようもない悲しい出来事が決定してしまうが、そこから立ち上がり進み出す最終回となっていて、青春物のテンプレート、よくある展開と言えなくもないです。

ただ、王道的展開だからこそ胸を打ち、かつ安定した作品だと思いました。
わかりやすく後味も良く、また作画も含めて非常にクオリティの高い作品です。
得てしてこういった作品はご都合主義に走りやすいのですが、そういう意味では結構厳しい作品だなと感じました。
試合で負け、勝負でも負け、夢は破れてうまくいかず、かつての友人との接触は途絶える、また本作スタート時点で既に大変悲しい出来事があり、それを乗り越えられなかった中で物語が開始となっています。
爽やかな青春群像劇かと思いきや、ネタバレを気にせずに物語の内容を書いてみると辛いことが連続して起きる悲しい物語なんじゃないかと思えるような展開となっています。
ですが、視聴時はその印象はあまり強くなく、挫折したり後悔したり、うまくいくことばかりではないという"事実"から目をそらさずに、それでもやってみたり頑張ってみたり抗ってみたりして歩き出す、前向きで明るいストーリーだと思います。
ご都合主義は個人的に大好きなのですが、本作に関してはこの辛い出来事があったことで、主人公たちが成長することができる物語だと思いました。
なお、悲しい出来事が起きて乗り越えて終わりではなく、最終的には救済されますのでご安心を。

良作です。
高校生たちの青春劇のため、視聴時若干恥ずかしさを感じましたが、それも含めて楽しめる方におすすめしたいです。

投稿 : 2019/08/11
閲覧 : 264
サンキュー:

14

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春感と現実感 74点

タイプとしては、恋愛要素が少ない青春部活系という印象です。
主要キャラを絞り、個々にヤマ場を迎える流れは定石かと思います。

全体的な評価としては多少回りくどい展開が若干中弛みに感じられましたが、サブキャラ含めて良く纏まっているので、単純なデキとしては、上々な作品だと思います。
展開として多少強引な部分はありますが、奇抜な展開では無く王道展開に感じられました。
あとは、花火大会など実際のイベントをもう少し取り入れていたらと思いました。せっかく湘南エリアを舞台に設定しているなら、江ノ島等の背景だけで季節の変わり目の演出が不足している印象です。
やや駆け足な部分があるため、18話くらいだと尺に余裕が出来たのかもしれませんね。

作中やOP・EDが私としては余り好みでは無かった為、盛り上げる部分のアクセントとして、勿体無いなと思いました。
タイトルの知名度に比べて、主題歌に全く印象が無かった理由がなんとなくわかりました。

一番気になっていたタイトルのTARI TARI の意味は、各話タイトルの〜たり〜たりが元だったところが、一番すっきりした部分です。

さすがPAという作画なので、江ノ島周辺を散策したことがある方には、背景クオリティも楽しみの一つかと思います。

投稿 : 2019/08/11
閲覧 : 266
サンキュー:

9

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

PAの中で今のところ一番好きなアニメ。
PAはいつも無難な作品を作るから安心して観られるし期待もしてしまう。
TARI TARI は特に無難なアニメ

誰にでも勧められる普通の良作アニメ。
作画・音楽・キャラクター・ストーリー・声優
全て綺麗に平均より少し上なアニメ

投稿 : 2019/06/25
閲覧 : 461
サンキュー:

13

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

久々に出会った傑作

以前から気になっていた上、PAワークス制作と知って見た作品。

江の島周辺が舞台となっていて、知っている風景が映像化されていて感動。

最後がちょっと早足過ぎているかもだけど、テンポも、ストーリーも秀逸。さすが、PAワークス。

唯一の心残りは、何故、合唱部が声楽部になったか?が解らない事くらい。

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 273
サンキュー:

5

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

レベルの高い作画。ヒロインは可愛く、心温まる良作

作画はいつものP.A.Worksらしく高品質。
ヒロイン達がとても可愛くて魅力的。
内容もとても良い青春もので、見ていて楽しく、心があたたまる良作でした。

面白い、非常に良い作品だったのですが、あまりに申し分なさすぎて逆に語ることが無いような。
何がどう良かったか語ろうにも全体的にそつなく良かったので、ここが良かったとか言い難い。いや本当に良かったのですが…。
なんかこう、お風呂に入る気持ちよさを説明しろと言われて困るような、そんな感じ。
とにかく見て満足でした。

投稿 : 2019/05/29
閲覧 : 293
サンキュー:

7

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

紗羽と紗羽ママの可愛さで観てたけど教頭もアリ

あ~あ、教頭に子持ち設定があったら抜群に推せたのに・・・・・・

投稿 : 2019/05/15
閲覧 : 282
サンキュー:

4

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

江ノ島・鎌倉で少年少女が合唱・音楽を通じて成長する物語。

見終わりました。
とても1話から青春ストーリーという感じで、良かったです。
白浜坂高校に通う主に5人の少年少女をメインにした作品です。
制作はP.A WORKSで、お仕事シリーズとはまたちがった青春合唱アニメです。

投稿 : 2019/05/15
閲覧 : 450
サンキュー:

41

ネタバレ

たけのこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

全てが微妙

成分タグから分かる通り、このアニメは部活もの(合唱部)です。
まずストーリーは悪くはないのですが、全体的に味気ないです。
キャラの評価が低い理由は、{netabare}宮本来夏というキャラが4話でとんでもないことを言い出すからです。このキャラは合唱部を作った張本人で、他の部員を半ば強引に入部させたり、いろいろなことを一人だけでやろうとするタイプです。
3話で地域のコンサートに合唱部として参加することになったのですが…。
4話になって、急に参加しない、とか言い出すんです。
「今までさんざん他の人間を強引に引っ張っておいて、なんなんだコイツは…」と思ってしまいました。{/netabare}
また、合唱部が軸のアニメなのに、音楽があまり魅力的じゃないのも如何なものか、と思いました。
つまらなくはないのですが、どこを取っても中途半端だと感じました。

投稿 : 2019/05/06
閲覧 : 260
サンキュー:

5

シワーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

共感したり、しなかったり

声楽部で顧問と対立した女子高生(こなつ)が、自ら合唱部を立ち上げて5人の仲間と奮闘する青春群像劇。

合唱という題材が良かった。こなつは明るく生き生きとしたキャラ。その友人の紗羽も乗馬をしている芯の強い女子。

しかし、残りの3人のキャラクターがイマイチ輪郭がつかめませんでした。とくにオーストリア帰りの帰国子女であるウィーン。いくら帰国子女とはいえ両親が日本人で高校3年生の男子なのに、あんなに無知で精神年齢が低いことってあるだろうか。そもそも物語上、帰国子女である意味がない。

また、一昔前の青春ドラマのような型通りの演出・展開なのも気になりました。私の洞察力が足りないのかもしれないが、最後まで判然としない部分(教頭が刺々しい理由など)もありまして...

いろいろ不満もありましたが、さわやかな青春群像劇です。

投稿 : 2019/04/29
閲覧 : 280
サンキュー:

9

セキエイ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

青春だね

前から気になっていたので全話一気に見ました。
この手の青春ものはどのアニメとは言わないですが
女子のギスギスがしんどかったり、どういう思考回路だよとついていけなかったりが
ままあるのですが、この作品に関してはそうなることは少なかったです。
悩んだり、悲しんだり、楽しんだり、そういう青春が最後まで上手いバランスで描かれています。欲を言えば最後にもう少しカタルシスを感じたかったという気はしますが、良いアニメである事は間違いありません。
全13話なので気楽に見れる良アニメを探している方にオススメです。

投稿 : 2019/04/28
閲覧 : 255
サンキュー:

4

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

合唱っていいな

このアニメを見ると改めて合唱良いと感じた。合唱部とは別に部活を立ち上げ、少数でパート分けして合唱する。ただ、合唱しているだけではなく、各々が将来の夢と向き合う話。騎手になるのは大変そう。

自分も男声四部合唱を本格的にではないけど、していたことがあるから、余計に面白いと感じたのかも。男声だけでも綺麗ではあるが、女声が入ったほうがよりハーモニーが綺麗になるような気がする。男女で合唱という青春の極みだった。羨ましい。


OP
Dreamer 歌 AiRI
ED
潮風のハーモニー 歌 白浜坂高校合唱部[宮本来夏(瀬戸麻沙美)&沖田紗羽(早見沙織)]もしくは白浜坂高校合唱部[宮本来夏(瀬戸麻沙美)&沖田紗羽(早見沙織)&田中大智(島﨑信長)&ウィーン(花江夏樹)]もしくは白浜坂高校合唱部
心の旋律 (#2ED Ver.) 歌 宮本来夏(瀬戸麻沙美)&沖田紗羽(早見沙織)
心の旋律 (#6ED Ver.) 歌 白浜坂高校合唱部
潮風のハーモニー (#13ED Ver.) 歌 白浜坂高校合唱部
挿入歌
白浜坂高校校歌 歌 田中大智(島﨑信長)、もしくは白浜坂高校生徒一同
リフレクティア(合唱版) 歌 白浜坂高校声楽部
goin' my way!! 歌 宮本来夏(瀬戸麻沙美)
goin' my way!!(合唱版) 歌 白浜坂高校声楽部
Amigo! Amigo! 歌 コンドルクインズ(ヒカルド・クルーズと仲間たち)
心の旋律 歌 白浜坂高校合唱部
白浜坂高校校歌(ラテンver.) 歌 宮本来夏(瀬戸麻沙美)&沖田紗羽(早見沙織)&田中大智(島﨑信長)
Hau'oli♪ 歌 白浜坂高校合唱部[宮本来夏(瀬戸麻沙美)&沖田紗羽(早見沙織)&田中大智(島﨑信長)&ウィーン(花江夏樹)]
熱闘ヒーローガンバライジャー 歌 西之端ヒーローショウテンジャー
radiant melody 歌 白浜坂高校合唱部&声楽部
使われた曲が非常に多い。幕張総合高等学校合唱部が演奏に携わっているらしい。潮風のハーモニーが奏でるハーモニー好き。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
大人と呼ぶには幼く、でも自分たちはもう子供ではないと思っている高校生。ある日を境に音楽から離れた坂井和奏。歌うことを諦めきれない宮本来夏。親友のために力を貸す沖田紗羽。笑ったり喧嘩したり悩んだり恋をしたり・・・・・・。ありふれた日常を送りつつ、少しずつ少しずつ前に進む少女達。時には回り道をしながら、ひとりでは無理かもしれないけれど親友がいればいつかきっと--。和奏、来夏、紗羽そして彼女達の奏でるアンサンブルが、音楽の力が小さくも煌びやかな物語を紡ぎ出す。高校生活最後の夏。それは夢を諦めるには早すぎる季節、江の島に響く歌声が今日も僕らを勇気付ける。

1. 飛び出したり 誘ったり
江の島にある土産物店の一人娘、坂井和奏。弓道部に所属する沖田紗羽。そして紗羽の親友、宮本来夏。彼女達が通う白浜坂高校には普通科のほかに音楽科があり、歌うことが好きな来夏は普通科の生徒だが声楽部に所属していた。しかし1年前、合同発表会での出来事をきっかけに歌わせてもらえず、日々悩んでいた。ある日、意を決して顧問である教頭に想いを伝えるのだが……。和奏、紗羽、来夏、瑞々しい少女たちの高校生活最後の夏が始まる――。

2. 集ったり あがいたり
新たに合唱部を作って、合同発表会出場を目指すことにした来夏。しかし部員を5人以上集めなければ、部として認められず同好会扱いになってしまう。弓道部と掛け持ちで入部してくれた紗羽、同じ学校に通う弟の誠、そして自分と3人までは集まったものの、残り2人がなかなか見つからない。だが紗羽の助けもあり、和奏も名前だけの入部を認め、寄せ集めの合唱部で合同発表会の会場に向かう来夏たち。合唱部という新たなステージで走り始める。

3. 振ったり 出会ったり
合同発表会終了後、当初の目的を果たしたということで来夏の弟の誠を含め部員たちが辞めてしまい、また3人に戻ってしまった合唱部。ある日、教頭に呼び出された来夏と、1人で活動していたバドミントン部の田中大智は、部員数が5人未満という理由で廃部を言い渡される。だが諦め切れない来夏は、部員確保と新たな目標に向けて動き出す。一方、紗羽の実家である源奉寺の離れでは、夏に向けた商店街のイベント企画会議が行われていた。

4. 怒ったり 踊ったり
同じクラスの田中大智、オーストリアからの帰国子女ウィーンを加えて、新生合唱部として活動することになった来夏たち。次の目標は、地元商店街が企画する夏のイベント「ワールドミュージックフェスティバル」への参加。だが突如強力なライバル、コンドルクインズが現れる。憧れのバンドの登場に浮かれる来夏。そんな来夏に苛立ちを募らせる紗羽。合唱部は無事自分たちの歌を歌うことが出来るのか…?そんな中、音楽を敬遠し続ける和奏とコンドルクインズ間の意外な関係が明らかになり...。

5. 捨てたり 捨てられなかったり
バドミントンの全国大会出場を賭けた試合に出場する大智を応援するため、会場に集まった合唱部のメンバーたち。マラカスを手に持ち即興で応援歌を歌う来夏やウィーンを中心に皆盛り上がっていた。だが和奏は体調が悪いからと先に帰ってしまい、後日開かれた大智を励ますパーティーにもひとり参加しない。フェスティバルの後、コンドルクインズから受け取った手紙は、和奏を母との思い出に引き戻す。彼女は、自分に何も話してくれなかった母の想いを今も量りきれないでいた。

6. 笑ったり 想ったり
風邪をひいて始業式を休んだ和奏。ずっと元気がなかった彼女のことを気にしていた来夏は、ためらいながらも様子を見に行くことにしたのだが、ちょっとした勘違いからとんだことに……。だが来夏がコンドルクインズを好きになった理由や、和奏の亡き母についてなど、お互いのことを話していくうちに以前よりも距離が近くなったと感じた二人だった。その数日後、元気になった和奏は、志保(紗羽の母)から母の高校時代の写真と、志保が合唱部だった頃に録音したテープを渡される。

7. 空回ったり 見失ったり
和奏を正式メンバーとして迎えた合唱部は、次の発表の場を白浜坂高校の文化祭「白祭」に決定。教頭が顧問を務める声楽部には負けたくないと意気込むメンバーだったが、実際にステージで何をするのかはなかなか決まらずにいた。さらに来夏は生徒会の副書記である弟の誠から、メインステージの使用は選考会をパスしなければならず、その責任者が教頭であると聞かされ頭を悩ませる。そんな彼女を見て和奏は、白祭の参考にと市民ミュージカルに来夏と紗羽を誘うことに。大喜びの来夏だったが、紗羽はどこか元気がなかった……。

8. 気にしたり 思いっきり駆け出したり
父親に反対されながらも競馬学校への進学を諦めきれずにいる紗羽。だが、一番の問題は応募資格にある様々な条件だった。一人で悩み苦しんでいる彼女を心配する来夏と和奏は、紗羽が恋に落ちたのだと勘違いしてしまう。一方、今まで使っていた部室が白祭のメインステージ選考会のため声楽部に解放され、練習をできずにいた来夏たち。それを知った紗羽は、鬱憤を晴らすかのよう声を荒げるのだが……。

9. 白くなったり 赤くなったり
白祭で音楽劇を行うことになった合唱部。台本は来夏、振り付けは紗羽、大道具と小道具は大智とウィーン、そして作曲は和奏が担当することになった。しかし本格的な音楽劇をやるとなると、学校から支給される援助費だけでまかなうことはできず、足りない分をどうにかしなくてはならないことに……。一方、紗羽の実家の離れでは商工会の面々が集まり、商店街活性化について話し合っていた。なかなか話がまとまらない中、志保は商店街をアピールする「ご当地ヒーロー」の企画を提案する。

10. 萌えたり 燃えたり
音楽劇の費用捻出のため、「西之端ヒーローショウテンジャー」のアルバイトをすることになった合唱部。一人ノリ気のウィーンをのぞき、初めは照れていた面々だったが、回数をこなすうちにまんざらでもない様子に。また悪役を担当した商工会メンバーも、大人気で終わったことを喜んでいた。志保からアルバイトの期間延長をお願いされ、ショウテンジャーを続けることにした来夏たちだったが、翌日、教頭から呼び出しがかかる。

11. 満ちたり 欠けたり
約1ヶ月後に迫った白祭。合唱部の5人は音楽準備室で音楽劇の練習をしつつも、それぞれの準備に追われていた。小道具担当のウィーンは精巧な小道具のミニチュアを作り、その手の器用さを披露。また作曲を任された和奏と振り付け担当の紗羽は、制作途中の和奏の歌を聴きながらお互いに盛り上がっていた。そんな中、大道具を任された大智は舞台セットのイメージを描いたのだが、あまりにも個性的なため皆から厳しい意見を言われてしまう。

12. 重ねたり 響いたり
突然学校から生徒募集の中止を知らされる和奏たち。それに伴い白祭も中止になってしまう。唖然とする生徒たちだったが、諦めきれない和奏は「母が作った歌を合唱部の皆で歌いたい、合唱部だけでも文化祭をやろう」と来夏たちを誘い、彼女たちもそれに賛同することに。だが無常にも工事は進み、ウィーンが作った小道具も処分されてしまう……。それでも挫けず前に進もうとする彼女たちの情熱は、徐々に他の生徒にも伝わっていた。

13. 晴れたり泣いたり あとは時々歌ったり
白祭当日。合唱部のメンバーはそれぞれの想いを胸に、舞台となる学校へと向かう。しかし文化祭を開催することを快く思わない理事長により、校門や駐輪場は太い鎖が巻かれ、駐車場には警備員が配置。体育館のドアにもすべて鍵が掛けられていた。何とか校門を乗り越えようとする大智の前に理事長が現れ、勝手なことをすれば内申書にひびくと脅されてしまう。どうすることもできないのかと暗くなる彼女達。その時「やりなさい、文化祭。私が許可しよう」と声が響く――。

投稿 : 2019/04/13
閲覧 : 310
サンキュー:

8

Halrunn さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サクっと

13話で青春ドラマを見たい人にオススメします。

物語としては、ちょっと安っぽい気がしますが、
うまく13話に青春ドラマを詰め込んである印象
を受けました。

投稿 : 2019/04/09
閲覧 : 231
サンキュー:

3

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

the 王道

the 青春。私的にはかなり評価の高い作品。

視聴理由 青春を味わいたかった

一話 お、おぅ?

中盤 ここまでもはやテンプレかな

最終話 やっぱ王道ものだけど、なんだろこの満足感。

王道ものだけど王道とは違う(トトロじゃないよ!)
内容はほんとに青春学園もの。恋愛要素皆無で見やすかった(恋愛は嫌いじゃない)
全体に良かった とっても良作

投稿 : 2019/03/29
閲覧 : 230
サンキュー:

9

ダビデ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

画がきれい

物語が合いませんでした。

投稿 : 2019/03/23
閲覧 : 263
サンキュー:

6

北海イクラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

青春・合唱

個人に焦点当てたそれぞれのサブエピソードがとても良かった。しかしメインにうまく混ざり合うことができていなかった点が非常に惜しい。2周目は美術に重点を置きながら視聴するのもまた面白い。

投稿 : 2019/02/07
閲覧 : 270
サンキュー:

5

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

成せばなる、成さねばならぬ、何事も

世界観:6
ストーリー:6
リアリティ:6
キャラクター:8
情感:7
合計:33

<あらすじ>
ある日を境に音楽から離れた坂井和奏。
歌うことを諦めきれない宮本来夏。
親友のために力を貸す沖田紗羽。
笑ったり喧嘩したり悩んだり恋をしたり…。
ありふれた日常を送りつつ、少しずつ少しずつ前に進む少女達。
時には回り道をしながら、ひとりでは無理かもしれないけれど
親友がいればいつかきっと-。
高校生活最後の夏。
それは夢を諦めるには早すぎる季節。
江の島に響く歌声が今日も僕らを勇気付ける。
(公式HPより)

友人の紹介で視聴。音楽物は情感が伝わりやすいので元々好きなのですが、今作も人間ドラマがしっかり描かれていて感動しました。

当初、キャラデザが可愛いすぎて凪あす同様の抵抗を感じたのですが、徐々に慣れて、後半はすっかり紗羽ファンになってしまい、大智が美術部の友人にした対応に共感(笑)。多くの場面で癒されました。あまり粗探しせずに、素直な気持ちで視聴してほしい作品です。

{netabare} でも、私は気になるところは気になってしまうタイプ。
紗羽が馬で一般の道路を走っていましたが、アスファルトの路面も硬いので馬によくない。ぎりぎりの到着を演出したかったのはわかりますが、違う描き方があったと思います。

あと、最終話でリアリティ評価点を下げることになって残念だったのは、校門の前でのやりとり。校長、教頭、声楽部生徒(ギャラリーも?)の出現のタイミングがうまくいきすぎと思ってしまったところ。合唱部が孤立無援だったところから諦めなければ最後はうまくいく、という驚きの展開にしたかったのはわかりますが、段取りを配慮してほしかったです。

一方、この作品は登場人物の家族エピソードが多いことを評価しています。紗羽の父親が白祭のポスターを貼っているシーンなど、数秒で涙ぐんでしまいました。地域の商店街に協力する話も、ウィーンの存在でそれほど違和感なく視聴できました。

和奏も、ストーリー的には母がキーパーソンでしたが、父親との関係がとても自然体で、お互いに気遣っているところが素敵です。

来夏は元気、活発で行動できるタイプ(ややステレオタイプかも)。主人公として、合奏部の活動を前面に立って進めていく姿は凄いですが、現実感のない、ある種身勝手な彼女の部の創設を手伝った紗羽の偉大さにも触れておきたいです。{/netabare}

皆で協力して何かを成すことは財産になりますし、(実行は難しいですが)諦めない気持ちを持つことは大切ですよね。いつか、子供に見せたい作品です。

<2019.1.15追記>
2018年において本作と同点となった他の作品(ヴァイオレット・エヴァーガーデン、宇宙よりも遠い場所)との比較なども踏まえ、最終回を見直した結果調整することとしました。

投稿 : 2019/01/15
閲覧 : 539
サンキュー:

57

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作画はいい

作画はいい。
しかしキャラと展開がそれほど魅力を感じず…
どうやらPA作品と自分の相性は悪いようだ。

投稿 : 2018/12/25
閲覧 : 257
ネタバレ

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

どっちつかずの器用貧乏な作品

ギャグや掛け合いも面白いし、絵が綺麗なので見ていて楽しいには楽しいのだが不思議と先が気にならなかった。
ただ歌いたいという漠然とした動機から、最終目的は文化祭での公演であり、動機も目的も薄っぺらい。
お決まりの理事長が文化祭を中止に追い込むという展開も雑過ぎて嫌いだ。

夢があって全力で頑張ろうとするバドミントンの大智、乗馬の紗羽。
過去を乗り越えて音楽への情熱を取り戻した和奏。
それらに比べて、動機の都合上、来夏とウィーンは遊び気分が見られるためアンバランスさが目立つ。

ここらへん、ウィーンにスーツアクターや演劇目指したりするなど目的が欲しかったかもしれない。
遊び気分の来夏を物語の主導にしないで、トラブルメーカー的役割のサブポジションに抑えて置くべきだった。
間違っても一番おちゃらけている来夏に「遊びでやっているんじゃない」などと言われたくないだろう。

個々のエピソードは良かったが、それらを一つにまとめるメインの導線と噛みあっていない。
大人や過去のトラウマとの対立などシリアス要素を入れている割にはそれらを解決した後の成長や人間関係の変化を実感出来ないのだ。

ゆるい部活なら部活でシリアス要素を入れないで、けいおん路線で進めていれば良かった。
ガチで頑張るならもう少し真剣さやしっかりした大きな目的が欲しい。
人生賭けてガチでやっている声楽部の発言に共感してしまうし、見ていてイライラするのも当然である。

あらゆる要素が中途半端で、突き抜けている部分が無いため、毒にも薬にもならぬ作品になってしまった。

投稿 : 2018/12/22
閲覧 : 338
サンキュー:

8

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

親子愛に感動できる名作

すごーく感動したんだけど、それらを細かく語るのもなんだかアレなのでタイトルだけで我慢しときます(笑)

このアニメの魅力として次に思い付くのは、なんといってもやはり声優さんの凄まじい歌唱力。
女性陣は上手すぎて若干キャラに合ってなかったような気がしないでもないが、男性陣の声は同じ男として憧れるなぁ。

他には、キャラ同士の何気無い絡みがいちいち可愛らしくてとてもこだわりを感じたし、例の空港のシーンでは色々と想像できるので視聴後にも楽しみがあって良い。

自分は漫画版を先に読んだせいか、それに比べるとキャラの表情変化が少しだけ乏しいような気はしたが、上述したような、アニメならではの良さも多く感じることができたので、観て良かったと心から思う。というか、アニメの方が原作だったんですね。

最後に作品名『TARI TARI』(…たり、…たり)について軽く触れておくと、
若さの息吹を感じさせられるような、素晴らしいタイトルだなと思った。
「様々な経験をして、様々な感情を抱き、様々な事に挑戦する」的な?青春というものの眩しさがよく表れている。
勝手な解釈なうえに上手く言えないけど、作品名としてこの発想はなかなか出てこないよな~と。

投稿 : 2018/12/14
閲覧 : 295
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

細やかで良質な、懐かしい作品

2012年夏アニメ。全12話。
最近のアニメ見てないなー、日常系とかほのぼのとかほとんど見てないから評価高い作品あるかな?と思い、自分に合いそうなものを探して視聴したのが本作「TARI TARI」でございます。
評価に違わず、良質な作品でした。

私よりもっと深く理解して書かれたレビューがいくつもありますから、私が思ったことをいくつか。

音楽を楽しむということがテーマということで。
{netabare}
女子三人はとくに掘り下げられ、和奏は過去の後悔を払拭し、来夏は今でないと出来ないことに全力投球し、紗羽は希望の進路に邁進します。
子どもとしての最後の一年ともいえる高校三年に顕著な問題をそれぞれが背負っていて、掘り下げるキャラクターの順番も、ストーリー展開に合わせ良く考えられていたと思います。
特に和奏が音楽を楽しむのは悩みを消化してからになるので早めに解決する必要がありますが、お母さんとの「二人で歌を作る」という約束を後半に持って来て、教頭先生の態度を軟化させたり、白祭の出し物にしたりと、上手に見せ場を作ったと思います。

大智は自分のやるべきことも進む道も一本、進路もスムーズに決まりました。その一方でコンドルクインズの音楽に直感的に同調して、自分なりに音楽を楽しみ始めます。
ウィーンは他のメンバーにとって当たり前のことであっても、初めて体験することを何でも楽しみ、嘘やジョークも信じ込んでしまう。その素直さは音楽にも向けられ、彼も意外な熱心さを見せます。
男子二人は、音楽を積極的に楽しむ姿勢を常に見せてくれました。

1クールで丁寧に掘り下げられる人数としては5人はギリギリで、特に和奏に尺を割く必要があったということで、このようなバランスになったのでしょう。
大人や地元の人たちとの交流に絡めた話が多かったのも印象的です。

教員含めた親世代も、大人になりかけた難しい年齢の子ども達を、時に厳しく時に優しく、責任を自覚させつつフォローする姿がいいですね。

声優さんは、全体的にやさしい声と演技で、聞いていて心地よかったです。
特に教頭先生の田中敦子さん、厳しい演技と優しい演技の差に聞きほれてしまいました。

序盤で教頭先生が合唱部の設立申込書を丸めて捨てるシーンがありますが、最終話では逆に、理事長に捨てられた白祭のチラシを拾ってあげてるのが良いですね。
彼女が合唱部を声楽部にしたのは、真剣に音楽に向き合うしかないからではないでしょうか。かつて音楽を楽しめていた合唱部を、自分ひとりの手で取り戻す事はできないから、音楽に真摯に取り組むしかない。
才能の塊のようなまひるへの羨望、嫉妬、でも捨てられないまひるへの友情、歌への愛情。過去には心が通じ合った瞬間があるのにまひるはもうおらず、今は音楽から愛されているとも感じられない。どんなに頑張ってもまひると作り上げた以上のものは生み出せず、自分が音楽に愛されていると感じたのはまひるがいたからだと頑なに思い込んでいる。
そういった心理が声楽部への名称の変更に隠れています。
私が社会人だからでしょうか、一番共感したのは教頭先生でした。

卒業後、音楽の道に進んだのは和奏のみです。(来夏はわからないけど)
でも、高校3年生が進路に関係ないことはしちゃいけない、なんてことはないわけで。
その一年にしかできないことに本気で取り組み、いろんな人と影響しあい、廃校という外的要因があったにせよ、在校生、卒業生、地域の人々、教員といった全ての学校関係者を巻き込んで行く流れはとても良かったです。
{/netabare}

言葉で語りすぎず、演出を大切にしながら共感できるキャラクター描写をし、それを反映してストーリーが展開していくのは見ていて気持ちが良いですね。

本作は良くも悪くも尖ったところがありません。
でも恋愛要素がほとんどなく、エロや萌えを押し出さず、堅実にキャラクターの成長を描く本作のようなアニメ作品、今は他にはあるのでしょうか。

最近のアニメの傾向に疎くてよくわからないのですが、子どもや青少年の努力が報われる、あるいは挫折しても未来に希望を見出すタイプのアニメって、私の子ども時代に比べて確かに少ない気がしていました(恋愛ものは多いのですけど)。
ロボットものやバトルものだと青少年の成長物語の側面を持った作品は多いですが、自分の意思で行動して成長するというより、外的要因に翻弄されて大人にならざるを得ないような展開が多いと思います。

たとえうまくいかなくてもどこかに他のルートを探すことができる、困難な道でも諦めることはない、というメッセージを内包している所がこの作品の一番の魅力だと思います。
これまでこういったタイプのアニメが少なくなっていたなら、新鮮に感じる人や勇気付けられる人は多いかも知れません。

合唱は日本の学校では必ず(好きでも嫌いでも)通る道ですね。
一般的に高校を卒業すると、合唱には本当に縁遠くなります…私自身もご多分に漏れず。
仲の良い子も悪い子も団結して一つのものを作り上げる感じ、一種のノスタルジーとでも言うのか、すごく懐かしく感じました。



以下雑感

美術、背景の美しさは折り紙付き。
この環境で育った子は良い子になるだろうな~なんて思いますw
{netabare}
ちょっと大智!なんで隠し撮りのほうあげた!?
他の男にあげたくないかわいい写真だってのはわかるけど、女の子は無防備な姿を見られるほうがイヤなんだよ!
紗和はわざと誰に見られても良い写真を撮らせてるんだからさあ…
あと、最終回の空港での告白と思われるシーンですが、紗和のお父さんがいるのにずいぶん思い切りましたねw

ヤンは、もしかして体が弱いんですかね?ひざ掛けを使い、いつも室内で遊んでいましたね。
それともあくまでおとなしい少年という描写でしょうか?
ウィーンは彼に対してガンバレッドのようにヒーローでいたいのですよね。
どこか背伸びしているというか、意外と合唱部の仲間に対しても素顔を見せきれていないように感じられる時もありましたが、ショウテンジャーのエピは彼の情熱が十二分に感じられました。第十話で置き引きを追いかけて全力疾走するウィーンはカッコ良かったですね。
エピローグでヤンと再会できたようで何より。
それからね、ウィーン。
コスチューム姿で移動とかしちゃダメ!ヒーローは正体を明かしてはならない!!w
{/netabare}

あと、動物がかわいかった!
特に猫がかわいすぎるw
ドラ、結構大人の猫でしょうwスローで寝てばっかでもっちもちw
和奏のケータイ待ちうけがドラの後姿…スタッフさんわかってますねw(2015.7)

投稿 : 2018/11/22
閲覧 : 522
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41

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

よくある部活創設物語の話だけど

私は好きですよ(笑)合唱部時々バトミントン部、少子化になるとこういう部活もあながち本当になって来るんじゃないでしょうか

TARITARIの良いところは主人公が部活に入っていたのに辞めて新しい部活を作るとこらから始まるという、ある意味主人公の意地から始まっているのがあまりないパターンなのと、ちゃんと男子も出てるよ、部活に参加してるよというところ、男子にも男子の意地があるんですよ・・・だから、女子だけアニメの部活よりリアリティがあります。そりゃもちろんアニメですから、ご都合主義的な部分もありますけど、そこはアニメフィルターで観てください。(笑)

絵は鎌倉を舞台にしてるのでそりゃ綺麗ですとも

青春物語、部活創設物が好きな人は是非

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2018/11/12
閲覧 : 421
サンキュー:

16

ネタバレ

へも さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良作、だけどPAならではの惜しさがある

Amaプラで見れるようになってたので時間かかりましたがようやく視聴完了。
時間かかったということでもわかるように、のめり込んで「早く次が見たい!」とはならず、まあ評価高い作品だし見続けよう・・・という感じでした。

女子3人+男子2人による部活動を通した青春ストーリー、でありましたがスポットの当たり方がかなり極端に違っていたと思います。PAとしては「5人全員が主人公」と言いたいらしいですが、“和奏>紗羽>来夏>ウィーン>田中”な感じでしたね・・・ 来夏の話から始まるのに、あっというまに和奏がメインになっていくのなら最初から和奏の一人称で進めていったほうがよかったんじゃないかと個人的には思います。
そして女子エピソードは濃厚なのに、男子エピソードの扱いが軽すぎてかわいそう;;

キャラデザ・作画は安定していたと思いますが、PAらしくハンコ絵ちっくさが強い・・・ スチールでは映えるのだけど、表情の変化が豊かというわけではなく、キレイすぎて没個性になってたかも?

ラストに向けて白祭の話で盛り上げていって、最終的に大団円で終わりましたけど、もっと白祭準備に話数をかけて進めてもよかったんじゃないかと思います。合唱部を新設するにあたっても、“白祭で発表するのが夢”とか匂わせておいてほしかったですね。
ほらドラクエⅠでラダトーム城を出てすぐに最終目標地点の竜王の城が見えているような、アレです(分かってもらえるだろうかww)

しかしPAって本当にリアル路線が好きなんだなあというか、アニメならではのカタルシスは最小限しか与えてくれないのだなあと思っちゃいます。嘘くさい奇跡はさすがに醒めてしまいますが、アニメなんだから溜めて溜めてのスッキリとカタルシスを感じさせてほしいのですが。

最後に。。作中でいちばん気になったのは、紗羽父(坊主)がどうやってあの派手な紗羽ママと結婚に至ったのか?というところでしたwww

投稿 : 2018/11/08
閲覧 : 316
サンキュー:

20

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

改めて背景実術の凄さを認識しました

「色づく世界の明日から」の背景美術に魅せられたため、本作を見直しました。

さすがのP.A.Works作品だと思うくらい、校舎での廊下への映り込みとか、素晴らしいことを改めて認識しました。

中盤からの爽快感は、さすがの展開だと思うと同時に、泣かせるストーリーにも改めて魅入られました。

キャラもそれぞれにしっかりと描かれており、特に日常の気の利いた会話は見事です。
特にヒロイン3人は、どの子をメインにしても、物語が成り立つと思います。

そして、電子書籍として配信中の、この仲間たちの10年後の物語も楽しむことができると思います。

投稿 : 2018/11/01
閲覧 : 428
サンキュー:

40

かんざき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良き調和(ハーモニー)

色づく世界の…から辿って視聴しました。
PAの名作にしても良いぐらいの出来だと思います!

投稿 : 2018/10/31
閲覧 : 214
サンキュー:

4

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こいつら、全員善人

タイトルの『TARI TARI』は、“晴れたり泣いたり、あとは時々歌ってみたり”の“~たり”からきているそうで、主要人物の5人全員が主人公らしいです。

登場するキャラたちがほぼ全員、良い人&良い子だらけというハートフルで出来ているアニメでした。熱く語るほどに特筆する点はないけれど、笑えTARI、涙こぼれTARI、ほっこりできTARIと最後まで一気に観てしまったほどに楽しめた作品。

お気に入りのキャラは来夏ちゃん(声優:瀬戸麻沙美)で、OPでは来夏の可愛いカットもあったので嬉しい限りでした。またもうひとりのお気に入りキャラとして和奏のお母さん・坂井まひる(声優:大原さやか)。あんな素敵な女性をお嫁さんに持った和奏の父親が羨ましすぎる!

ちなみにEDでの物語の進行具合でキャラが増えていくという手法にヤられ、毎回飛ばせなかったのは私だけではないだろう。

なお『TARI TARI』の10年後の物語を描いた「「今の私たちの歌を作る」を目標に10年ぶりに集まった白浜坂高校合唱部の5人と、新たな登場人物である女子高生「雪音」が、夏の江の島を舞台に紡ぎ出す物語」というオリジナル小説が2018年8月に配信されたようなので、機会があったら拝見してみたい。

投稿 : 2018/10/27
閲覧 : 560
サンキュー:

29

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最終話:田中は本当に告白したのか?

 遅まきながら最終話まで見ました。感想としては個々人のモラトリアム脱却をテーマにして上手に纏め上げていると感じました。特に文化祭のシーンは大団円と呼ぶに相応しく、こみ上げてくるものがあります。歌の力ってすごい。

 で、本題なのですが、以前より紗羽と友人以上の関係になるのではないかと感じさせていた田中が、紗羽の旅立ちのシーンでなんか言っているシーンについてです。音声は無いものの、田中が顔を赤らめていることからか、告白したのではないかと取り沙汰されています。それに関してちょっと思うところがありますので書き連ねていきます。
 結論から言うと、田中は紗羽に告白はしていないと考えています。それは、「もし田中が告白していたら」と仮定すると不自然な点が多々生じるからです。
 では、その不自然な点とは何かです。田中が告白したとしてそれに対して紗羽は何か答えています。その返答の内容として考えられるのは簡単に、「はい」「いいえ」「保留」の三つです。「はい」は、田中と紗羽は恋人になります。「いいえ」は、田中がふられます。「保留」は、紗羽自身の答えを先延ばしにするものです。
 まず、「いいえ」と田中をふったとは考えにくいです。それは、卒業式に紗羽に対してビデオレターを送る場面で、来夏が田中を茶化していることからわかります。
来夏「田中は何か言わなくていいの?」
田中「うるせぇ」
というやりとりです。流石に田中がふられていたら、来夏も空気を呼んでこんなことは言わないでしょう。
 次に、告白に対する返答を「保留」した可能性です。これは、ちょっとズルイ気がしますが、物語の構成上ありえないと思われます。現実ならどうかわかりませんが、これから遠い異国の地に旅立つ異性に対して告白をしたのに、その答えを言わずに行ってしまうというのはあまりにもつまらない。ジブリ映画「耳をすませば」のラストで考えて見るとわかると思います。現実的にもあの場で答えの「保留」は、「拒否」と考えても差し支えないのではないでしょうか。
 最後に一番ありえそうな2人が恋人になるという展開です。ここで再び卒業式のシーンを思い出してみてください。来夏は田中を茶化します。それをぶっきらぼうに田中は返します。田中は、結構行動力があり、誠実な人間です。それは、背景や衣装製作の彼の活躍を見ると強く感じます。もし紗羽と恋仲であるなら、ビデオレターに気遣いの言葉の一つでも入れるのではないでしょうか。それに、来夏の「何か言わなくていいの?」の何かとは、告白のことだと考えれば、田中の反応もうなずけます。
 以上よりあの紗羽の旅立ちのシーンでは、田中は告白はしていないと思われます。第一、田中は恋愛に疎そうですし、周りの人間も2人が親密になっていると感づいている描写は全くありません。(特に来夏が意識していないのがおかしい!)それなのに突如田中が告白するなんて考えにくいのです。

 では、何を言ったかが問題になります。ここからは想像するしかないと思いますが(何か手がかりがある場合はぜひ教えていただきたいです)田中は「お前が夢を叶えて帰ってくるのを待っている」みたいなことを言ったのかも知れません。それで紗羽は「ありがとう。必ず夢を・・・」とくるのです。
 田中と紗羽はそもそも明確なそして大きな夢を持っている同士という繋がりで親しくなっていました。田中が紗羽を異性として見るようになったきっかけは恐らく写真をとった時だと思いますが、それ以降も表面上は友人として付き合っていたのでしょう。だから周り(来夏)も気づかなかったのです。空港での田中の一言は紗羽だけでなく周囲の人にとっても驚きだったはずなのです。
 で、来夏は田中が紗羽のことを好いていると思って卒業式のシーンに繋がると考えるのが、一番しっくりくるのでは?と考えました。

 本作品は恋愛をテーマにしているわけではありませんで、以上のことはあくまでサブ扱いだとは思いますが、おもしろい演出で想像が膨らんだので書きました。
 こういうさわやかで調和的な青春物語がこれから増えてくればいいなと切に願います。

投稿 : 2018/10/20
閲覧 : 589
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TARI TARIのストーリー・あらすじ

「TARI TARI」今夏放送開始 制作:P.A.WORKS、キャスト:高垣彩陽、瀬戸麻沙美、早見沙織 ほか(TVアニメ動画『TARI TARI』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年夏アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫AiRI『Dreamer』≪ED≫白浜坂高校合唱部『潮風のハーモニー』

声優・キャラクター

高垣彩陽、瀬戸麻沙美、早見沙織、島﨑信長、花江夏樹、浜田賢二、大原さやか、木下浩之、能登麻美子、田中敦子、宝亀克寿

スタッフ

原作:EVERGREEN、キャラクター原案:tanu、 監督:橋本昌和、シリーズ構成:橋本昌和、キャラクターデザイン・総作画監督:関口可奈味、美術監督:東地和生、色彩設計:井上佳津枝、撮影監督:並木智、3D監督:平田洋平、編集:高橋歩、音響監督:明田川仁、音楽:浜口史郎、音楽制作:ランティス、プロデュース:インフィニット

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