PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画)の感想/評価、レビュー一覧

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「PSYCHO-PASS サイコパス」のレビュー感想/評価

よみがな:さいこぱす

放送中:2012年秋アニメ(2012年10月~放送中)

このアニメの感想・評価 4511

PSYCHO-PASS サイコパスのみんなの評価
★★★★★ 4.1 5
物語:4.3 作画:4.0 声優:4.1 音楽:4.1 キャラ:4.1
  • 物語 ★★★★☆ 4.3 作品のシナリオやストーリーに対する評価です。
  • 作画 ★★★★☆ 4.0 作品の絵やイラスト・キャラクターデザインに対する評価です。
  • 声優 ★★★★☆ 4.1 出演している声優、または登場キャラクターの「声」に対する評価です。
  • 音楽 ★★★★☆ 4.1 OP・EDや挿入歌、バックミュージックなど、音楽全般に対する評価です。
  • キャラ ★★★★☆ 4.1 登場キャラクター全般の設定・性格・個性などに対する評価です。
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ネタバレ
2017.07.23 17:49 ato00の評価 | 観終わった| 58が閲覧 ★★★☆☆ 3.8 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.0  声優 : 3.5  音楽 : 4.0  キャラ : 3.0

管理型社会の闇。人は一体何を礎に判断するのか?

{netabare}ある日の友人○○との会話
友人「ねえ、一緒にアニメ観ない?」
私「いいけど、何にする?」
友人「サイコパスなんてどう?面白そうだし。」
私「血がプシーなんて観る自信ないなあ。○○は大丈夫と思うけど」
友人「えー、そんなこと言ったら私が残酷みたいじゃない。もう知らない!」
心の中で詫びる私でありました。{/netabare}

なんてことはおいといて、勝手に視聴開始です。
事前情報無しでの視聴は恐ろしい。
なにせ血がプシーどころじゃない、血がザブーンだもの。
結局、私の苦手なグロアニメでした。

数値(サイコパス)で人間が管理される社会。
すべては数字で判断され、犯罪係数が100を超えると社会から排除されます。
それゆえ、まっとうな生活を送るかぎり安全は保障されます。
しかし、客観的に算出された数値により各々の適性が判断され、人々は制限されます。
皆が思考停止した社会、果たしてそんな世で人は幸福なのだろうか?
視点を変えるだけで善が悪に、そして悪が善に。
信じるものの如何によって価値観が反転する。
そんな強烈なメッセージ性を含んだ知的な作品です。

近未来の東京で起こる事件を解決する公安局刑事課。
彼らが遭遇する猟奇的殺人の裏に見え隠れするある人物。
真実に迫るほどに深まる謎。
物語が加速度的に進行し、次が気になってたまりません。
じっくり作品を鑑賞するタイプの私としては珍しく1週間で観終わりました。
それほど先が気になる巧みなストーリー。
世界観がグイグイ迫ってきて、震えが止まりませんでした。

花澤香菜さんが新人監視官常守あかねを演じられています。
過酷な状態にもかかわらず、前に進むことをやめない。
その葛藤を冷静かつダイナミックに演じられています。
ラスト、常守あかねが如何に成長するのか。
社会のもつ根源的問題を考えつつご覧下さい。

 サンキュー(25)
2017.07.22 12:45 トロロの評価 | 観終わった| 45が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

犯罪ってなんだ?正義ってなんだ?心ってなんだ?

いやー、よくできてますねぇ。古いアニメだからって見ないのは損すぎる作品ですね。
以下説明です。見たことない人のためにネタバレはかなり控えめですので安心を。

{netabare}舞台はかなり科学技術が進歩した世界。シビラシステム(簡単に言えば人工知能などといった類いでこのアニメでは人々の生活に良くも悪くも多くの影響をする)というシステムの中で生きてる人類たちの物語。
世界観がとても面白く、犯罪係数という、その人が将来犯罪をするであろう確率がわかってしまうすごい数値があったり、人生選択をシビラシステムがしてしまうことだってある。そもそもシビラそのものに黒い謎が多く、わかってくるのが面白い。
そんな世界に疑問を持つものやいろんな思想を持ったものたちが現れてくる。その人たちの暴動などを取り締まるのが主人公たち。彼らの中にもまた潜在犯(犯罪したわけではないが、犯罪係数が高いことから危険と判断された人たち)が多数いて、それぞれ違った正義感や価値観があってとても人情ドラマなシーンが多い。話数を重ねていくごとに物語に深みが増していくので面白くなっていきます。ハラハラする展開やいい意味で裏切られる感じがたまらない。
意味深な名言も多いです。{/netabare}

雑談
記したことはほんの一部で、もっといろいろあります。なのでとても内容が濃いです。後半は見逃せない展開になってくるので見てほしいですねぇ!

 サンキュー(10)
2017.07.10 00:01 takoakiの評価 | 観終わった| 20が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 3.5  キャラ : 4.0

新しい世界観

人の適性を完全に数値化できるようになった世界。自分に合わない職に就くことは無く、犯罪を起こしそうな人は潜在犯として未然に処分され社会の安全が保障される。まるでそれは桃源郷のような世界。
しかし、理想的な生涯が保障される世界において個人の生きる価値とは、自ら己の人生に責任を負わないといけない不透明な世界においてのそれと同じなのであろうか...?

この作品の感想としては、「どうやったらこんな発想が生まれるのだろうか」というのが一番大きい。理想を追い求める人々がその理想を完成させたら逆に生じてしまう問題を作品中の悪として描き展開されていくストーリー。前半はそのための世界観の伝達や下ごしらえの面が大きく少々退屈である(それでも勿論面白いのだが)。後半は前半の種をもとに話を大きく展開していく。その展開は両者の頭脳戦を通し白熱していく。同時に変わっていく登場人物の心境も見ていて面白い。
ただ、感動系や読後感として色々と考えさせられるような作品を好む自分には良作であれどそれ以上でもそれ以下でもなかった。冒頭でそれっぽいテーマを書いたが、この作品が本当に人間に関して洞察させることを目標としているかは定かでなく、仮にそうなのであるとすればそういった点での作品の質はあまり高くないように思えた(魅せ方はうまいのだが)。なので、あくまで単純にストーリーを楽しみたい、燃えたい、熱中したい、という人に向いてる作品なのかと思う。そういった点での評価は高いため物語を4.5とする。

 サンキュー(4)
2017.07.04 22:53 とまとの評価 | 今観てる| 11が閲覧 ★★★★☆ 4.4 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

世界観が面白かった。

よく動くし、SEも不自然なく馴染んでいて完成度が高かった
こういう、サスペンス物もいいね。

シビュラシステムのナレーションハマる。

 サンキュー(1)
2017.06.29 08:44 おぎの評価 | 観終わった| 23が閲覧 ★★★★☆ 4.1 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.0  声優 : 5.0  音楽 : 2.0  キャラ : 4.5

名作

SF好きにはオススメしたい

 サンキュー(1)
2017.06.22 04:30 臭なぎツヨシの評価 | 観終わった| 32が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

内容、絵、声全てパーフェクトでした

とても面白い作品だったので、調べていたら踊る大捜査線の監督?スタッフ?かが作ってるというのを見て、流石だなと感じました。
22話とちょっと長いですが、是非とも見て欲しいです。
声優など全くわからないですが、主人公の女の子の声とても可愛かったので、毎回興奮しながら観れますよ!
二期と映画があるらしいので、またみてみようと思いました。

 サンキュー(2)
2017.06.21 14:14 みいちゃんの評価 | 観終わった| 35が閲覧 ★★★★☆ 4.2 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 3.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 5.0

本格的なSF

SF好きなので素晴らしいの一言
SFの良いところは、今の化学が発展したら本当にこんな世界が実現してしまいそうなところです。
だからリアリティがあって楽しめます。

犯罪素質を数値化できる社会での槙島というイレギュラーな存在
世界観や彼のカリスマ性に魅力を感じ、かなりのめり込みました

後半の逆境から立ち上がる主人公も見ものです。
素晴らしい成長ぶりで感動しました。

しかし槙島とも1期でお別れなのは寂しいよ~

 サンキュー(4)
2017.06.19 01:24 あかねです。の評価 | 観終わった| 31が閲覧 ★★★★☆ 4.8 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.5  声優 : 5.0  音楽 : 4.5  キャラ : 5.0

大人、子供、年齢問わず楽しめると思える作品

この作品は、大人でも子供でも楽しめる作品だと思ったのが印象的でした。刑事もので事件を解決して、徐々に明らかになっていく黒幕や、それぞれの事件がどう繋がっているのかなど、とにかく飽きずに最後まで見れる作品だと思いました。アニメで下ネタ系や萌え系が苦手な人でも、このアニメはそういったシーンが特になかったので誰でも入りやすい作品だと思いました。一回は見て欲しい作品の一つです!
あとop、edも個人的にかなり好みだったので一回は聞いて見て欲しいです!マニアックな話、声優さんも豪華で作画も綺麗だったので、そこも注目していただけたら幸いです!

 サンキュー(1)
2017.06.09 16:22 夜。の評価 | 観終わった| 102が閲覧 ★★★★☆ 4.8 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

この世界においての人類の存在とは…。

「理想的な人生」を営む為と証し
社会の根幹シビュラシステムが構築された世界。

その中で「自分にしかできない生き方」を模索する主人公や
登場人物達のそれぞれの抗いを描いたサスペンス近未来SFアニメ。


不器用だが正義感の強いヒロインの危うさと
ここぞというの時の冷静な判断力と行動力に引き込まれ
テンポ良くストーリーを追うことができる

{netabare}

この世界の日常であるシビュラシステムの実態とは…
数々の事件の裏で暗躍する槙島の真意とは…

そこに辿り着いた時のそれぞれの思いは…

この世界においての人類の存在とは…


槙島が出した答えは
A:「自分の存在の代りはいない」。


ただし…
主人公は?他の登場人物は?
最終的に答えを出すことができたのであろうか?

そう思った。


全話見終わった後で1話と22話の比較を楽しんだ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20423251

{/netabare}

観る人によっては…
最終的にすっきりしない答えが導き出されるかもしれないが

次に続きそうな伏線を孕みつつも
物語としては良くまとまっている作品。


【memo】

《犯罪係数オーバー160。執行対象です。》
※表記されたURLは著作権侵害のため削除されました

《Out of Control》
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19919025
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23987521

※表記された歌詞は著作権侵害のため削除されました

 サンキュー(7)
ネタバレ
2017.06.03 20:21 でんどうずの評価 | 観終わった| 56が閲覧 ★★☆☆☆ 2.7 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 1.5  作画 : 4.5  声優 : 4.0  音楽 : 2.0  キャラ : 1.5

若干辛口 この作品好きな人はこのレビュー見ない方が良いです。

えっと・・・おっさんとしては
まずオープニングの歌
全く受け付けないです。
下手だし頭おかしくなりそうです。
2点です。

文章が解り辛いのでちょっと変更しました。

この作品は主人公は女の方のでよろしいのか?
コウガミと言う男の方が主人公っぽいのだけども。

この作品の世界感は
犯罪係数みたいなのが数値で評価されて
ある一定迄は麻痺一定を超えると射殺

この世界を日本と仮定して

大分類の六法
憲法、商法、民法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法
を飛び越えてと言うか他の法律は消え去り
刑法のみ(なのかな?)が支配した色々と仮定をすっ飛ばした世界

そんな世界で主人公(女)が
権力の象徴たる警察っぽい所にいわゆるキャリア組として
入社?する。

その主人公の性格破綻具合が、おっさんには
凄すぎて付いていけない作品に仕上がっている。

子供でも気が付く話の中のメインシナリオに属するであろう
部分を例に挙げて説明すると

1話でイキナリ

とある犯罪操作中の過程でストレス?により被害者の犯罪係数的な物が
上がって検挙対象っぽい状況になるシーンが有る。
その中で、身内(警察の部下)が検挙しようと麻痺銃(数値上)を向けた。

そこで、主人公は「その人は被害者だから」と
犯罪者予備軍(被害者)を天秤にかけ
身内を余裕でシューティング!
いきなり、この世界の法を敵に回した?感じの主人公

ふむ・・・

そんなこんなで
もたもたしてる内に被害者の数値が麻痺対象から
射殺対象にまで上がってしまって殺す羽目になる。

まぁ1話ですし、この世界の一定数値=もれなく犯罪者(予備軍)
って理屈を納得できない主人公って事なのか?とは伝わった。

話数を重ねていくと
かれこれ焦点の定まらない性格が露見してくる。

11話で今度は明らかに凶悪犯罪者
だが、数値上は犯罪者ではない犯人を追いかけている途中で
親友が人質に取られる。

そこで、犯人に「親友を助けたければ撃ってみろ」と言われる。
撃たなければ親友は目の前で殺される。

そこで、今度は凶悪犯罪者と親友(身内)を天秤にかけて
犯罪者を撃たずに親友見殺しにしちゃう。
こいつは犯罪者大好きっ子なのか?

で、
こいつ駄目だと思ったのは、さらに話数を進めると言うセリフ
「法が人を守るんじゃない、人が法を守るんです」
え?え?え?え?え?え?

そもそも論の「人間の幸福を守る為の枠」と言う概念が法なのでは?
その為に【流動的】に変更を重ねて居る法を
文化遺産か何かの様に
「頑張って守り通さなきゃいけない」とか言っちゃってます。

いやいや、そもそも殆ど全ての法をおっぽり出してる
世界なんですけど…
コウガミもなんか納得しちゃってるし…
頭良いんじゃないのかよ…

その癖ですよ?
決められた「法」を
コウガミを殺さない為に
マキシマを殺さずに捉えると言う理屈をこねて
「特権をくれ」とのたまって自分の欲求で捻じ曲げて
おいて上の様なセリフをドヤ顔で言っちゃうんです。
この主人公滅茶苦茶です。(というか脚本家)

もぉね完全にサイコです。
あーなるほどそう言う事か…
サイコパスってそう言う事なのね。って感じです。

とりあえず
主人公の破綻っぷりが凄いのに壊れてない様子で描かれてます。

なので、おっさんの場合
ゴウガミvsマキシマの刑事物に余計な遺物が邪魔する
お話として無理から見てました。

どうしてこうなった?とか
そんな違和感なんのその!って人にオススメ。

 サンキュー(2)
2017.06.01 13:30 ちあきの評価 | 観終わった| 111が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

選択の自由があるからこそ、悩み苦しむこともできる

人間の心理状態や性格的傾向を計測し、数値化できるようになった世界。あらゆる心理傾向が全て記録・管理される中、個人の魂の判定基準となったこの計測値を人々は、「サイコパス(PHYCHO-PASS)」の俗称で呼び習わした。

これが本作の設定。この設定を把握した瞬間に私が思ったことは「病んでるな、この世界」でした。心理状態が数値化、管理されていて、そのおかげで、社会の枠組みの中にさえいれば、何も心配することのなく暮らしていける世界。ある意味でそれは天国みたいな感じなのかもしれません。しかし実際に本作のような設定の世界になってしまったら、私になら、いの一番にどこかに逃げ出すと思います。心を数値化とか怖すぎます。この世界観の基、物語がどのような結末に向かうのか、色々期待しながら観ていました。

シナリオの構成やこの設定に基づく世界観は、ストーリーが展開していっても整合性が取れていて(あくまでも私の個人的見解ですが)、観ていて違和感はなかったです。
ストーリーの展開自体も良かったと思います。また上記の設定を基軸に、人間の在り方についての問いを投げかけているように思いました。

本作は現状(2017年5月現在)第二期、劇場版がありますが、一応、第一期である本作の終わり方も区切りの良い終わり方をしています。しかし私個人としてはここで終わってもらっては消化不良。続編の第二期、劇場版がどのように展開するか期待しています。


【本作から感じた事】
「私達が選択の自由があるからこそ、悩み苦しむこともできる」
人生は選択の連続です。その選択の中で時に悩んだり、時に後悔したり、苦しむことがあります。しかし悩んだり苦しんだりすることも私達の人生にとっては大事な要素の一つ。そういうことができるのも幸せのうちにあることなのかもしれません。


※追記(第二期、劇場版を観終わって)
第一期~劇場版まで観て物語全体を考えると、私は一応終わりを迎えたのかなと思います。まだまだ続きを制作できるような終わり方なので、「完結!」とまでは言えません。ただ、そこからの選択は私達視聴者が考えてもいいのかなとも受け取れました。理由は劇場版のレビューをご覧いただければと思います。

 サンキュー(10)
2017.05.30 08:18 oneandonlyの評価 | 観終わった| 315が閲覧 ★★★★☆ 4.4 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.5  声優 : 4.5  音楽 : 4.5  キャラ : 4.0

見たことがあるような舞台設定だが

世界観:9
ストーリー:7
リアリティ:7
キャラクター:7
情感:7
合計:37

人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とした「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本を舞台とした近未来SFです。

シビュラシステムにより、犯罪を行うおそれのある者は「犯罪係数」が高くなり、規定値を超えれば「潜在犯」として裁けるようになっていて、警察組織「公安局」の刑事がシステムに接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて治安を行っています。

映画で見たことがあるような舞台設定ですが、登場人物がその世界を現実として思考し、生きているようにしっかりと描かれています。脚本はまどマギの虚淵玄氏、なるほどと思いました。信頼できますが、安易なハッピーエンドはなさそうだなという印象。

新任監視官として公安局刑事課一係に配属された主人公(常守朱)が、部下となる執行官(犯罪係数は規定値以上)らとともに事件に向かっていきます。元々評価の高い作品でしたが、期待通り面白かったです。

少々グロいシーンがあるので、そういうのが絶対無理という方でなければおすすめです。

{netabare}序盤は世界観を伝えるためのストーリーでしたが、それほど複雑ではなく、ついていくことができました。中盤までかなりハイレベルでした。

強烈だったのはアカネの目の前で友人が殺されてしまうシーン。普通のアニメなら何らかの形で救いの手が入るところですが…。これもリアルではあります。

後半更に良くなると思っていたのですが、シビュラシステムが公開された時の表現がやや陳腐に見えたのと、公安局の局長(及びこの組織の全体)の描かれ方がリアリティに欠けた分、評価を下方修正しました。

それから、シビュラがアカネに自らを明らかにした点に違和感があったこと(シビュラの開示は槙島を失うよりもリスクは高いのではないか? と思ってしまったので)や、最終話にかけてアカネとシビュラとの会話が多く、説明が長いところも気になりました。

でも、色々と想像を巡らせていたら、サイコパス健康優良児のアカネも実は免罪体質で、シビュラはその事実を伏せ、シビュラがどのように世界を制御しているかを教え、今後の展開で、アカネをシビュラ側に誘うのではないかと思ったり。それであれば、シビュラがアカネを特別扱いしたことに納得できます。槙島とアカネの2人を同時に失うおそれは回避したかったでしょうしね。

「君ほどの正義感を持つ免罪体質者であれば、この世界をもっと良くすることができる。僕と契約して、シビュラの頭脳に加わってよ♪」と。

もしくは、アカネが罪(ストーリー上やむをえない殺人等)を犯したのに、裁かれず、葛藤するような角度でくるのか。

なんて、勝手に考えて楽しんでいました。上記はネタバレでも何でもなく、今後のストーリーを知らない私の妄想ですのであしからず。

後半、トーンダウンしたようにも感じましたが、コウガミと槙島の戦いの結末、宜野座とその父のやりとり、そして、エピソード1を思わせる新任の配属シーン。格好良い終わり方でした。第二期もいずれ見たいと思います。{/netabare}

(視聴2015、調整2017.5)

 サンキュー(47)
2017.05.24 17:49 アニメ散策の評価 | 途中で断念した| 47が閲覧 ★★☆☆☆ 2.4 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 1.5  作画 : 3.0  声優 : 4.0  音楽 : 2.0  キャラ : 1.5

がっかり

期待して観たのですが、失望しました。13話でやめました。はじめの数話からキャラクターがどうも人工的だなぁという印象を持っていましたが、本作内で起こったある事件がきっかけで一気に作品世界が嘘っぽく感じられました。危機的状況での女主人公の行動がありえない。それに対する同僚の反応も。

欧米の有名な哲学者や作家の格言やセリフを登場人物がしばしば引用しますが、必要とは思えず、ただのもったいぶった演出になっています。他人の言葉ではなく、脚本家自身の言葉で表現してほしかった。

 サンキュー(1)
ネタバレ
2017.05.22 23:27 たからの評価 | 観終わった| 93が閲覧 ★★★☆☆ 3.7 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 3.0  作画 : 4.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.0

感想

《感想》
自分は説明が下手だからあれだけど
一言で言うと「つまらなかった」

最初の犯人を捕まえる感じとハードボイルドっぽい雰囲気や世界観や設定は好きだったのですが、泉宮寺が死んだあたりからずっとつまらない。途中からはただ淡々とストーリーが進むだけ、退屈な会話で引き込まれる要素が全くなかった。メインキャラのほとんど魅力ない。最初の方の朱はかわいかったし、征陸の親父キャラは最後まで好きだった。退屈な会話ばかりと言ったけど、狡噛の手紙のところは泣いたし、征陸の死んだ伸元が「親父」初めて呼ぶところを見て泣いたし、シビュラと朱の会話は良かった。

共感できるのって最初の方に出てきた敵たちだけ。掘り下げもされてないのに死んだカガリは可愛そすぎる。

もう一ついい点を上げるとすればOPがどっちもカッコいいのと、「名前のない怪物」が普通に好き。あと、作画(背景の絵やCG)に気合入ってた。声優も豪華。
調べてみたら作画崩壊あったみたいだけどTSUTAYAで借りた奴を見てたから作画崩壊のことに関しては評価に入れてません。

あんまり説明が上手くないから率直な意見しか言えないけど要するにこの作品は嫌いです。展開も盛り上がらないし、佐々山もほとんど掘り下げられてないし、その癖狡噛は恨みみたいな感じで動くし、キャラの発言に佐々山の名前は後半から全くない。11話までのアニメでした。どう見たら面白いと思えるのか分からない。


ただ、まだ自分が気づいてない『PSYCHOPATH』の魅力というものがあるかもしれないから、時が経ったらまた観ようと思いたす。


《声優》
{netabare}
「狡噛 慎也(こうがみ しんや)」
CV:関 智一(せき ともかず)←『骨川スネ夫(ドラえもん)etc…』

「常守 朱(つねもり あかね)」
CV:花澤 香菜(はなざわ かな)←『千石撫子(物語シリーズ)etc…』

「宜野座 伸元(ぎのざ のぶちか)」
CV:野島 健児(のじま けんじ)←『土間タイヘイ(うまるちゃん)etc…』

「征陸 智己(まさおか ともみ)」
CV:有本 欽隆(ありもと きんりゅう)←『白ひげ(ワンピース)etc…』

「縢 秀星(かがり しゅうせい)」
CV:石田 彰(いしだ あきら)←『渚カヲル(エヴァンゲリオン)etc…』

「六合塚 弥生(くにづか やよい)」
CV:伊藤 静(いとう しずか)←『リナリー(D.Gray-man)etc…』

「唐之杜 志恩(からのもり しおん)」
CV:沢城 みゆき(さわしろ みゆき)←『真紅(ローゼンメイデン)etc…』

「槙島 聖護(まきしま しょうご)」
CV:櫻井 孝宏(さくらい たかひろ)←『松野おそ松(おそ松さん)etc…』
{/netabare}



《BD売上》
○PSYCHO-PASS サイコパス 【全8巻】
{netabare}
01巻 合計 9,503枚
02巻 合計 8,783枚
03巻 合計 9,309枚
04巻 合計 8,627枚
05巻 合計 8,015枚
06巻 合計 7,725枚
07巻 合計 7,390枚
08巻 合計 8,436枚
{/netabare}

 サンキュー(31)
2017.05.14 22:55 ★☆零華☆★の評価 | 観終わった| 71が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

シリアス物では一番好き。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚

私は未来的作品は余り好きじゃない方です。
あまりにも現実感がわかなくて、あれなもので......
ですがサイコパスは何故かすんなり入れました。
たぶん近未来だからかな?そんなに未来未来していなかったので。


それと何よりも私の好物が何点も作品に入ってたからかも。
犯罪、グロ、メッセージ性、鬱(虚淵玄)etc.


こちらの作品、実は本編と新編集版で少し違っています。
新編集版には、それぞれの回の冒頭に追加説明みたいのが追加されています。
台詞やシーンの追加、過去の回想の掘り下げなどを追加することで
より分かりやすく、視聴者が入り易い作りに変更されている感じかな。
最初の第一話の序盤は開始が違ったりとかもします。

なのでファンの方は両方観ることをお勧めします♫•*¨*•.¸¸♪


私が観ていて感じたのが、全てが管理された社会(シビュラシステム)は確かに安全かも知れませんが
それによって無くなる良識や常識、価値観などがあるのではと
自分自身が考え、行動することによってしか成し得ないことがあり
全てを管理され、考えることを止めてしまった社会は異様であり
また退屈ではないかと。
それを含めても犯罪が減るのであれば、私はシビュラシステムを現実社会でも再現して欲しいですね。


凄くメッセージ性が強く、私好みの作品でした。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚
グロ☠が苦手な方も豪放磊落で、これを気に観て欲しいと思います。


ちなみにドミネーター、こちら8万円くらいだったかな?
喋るし、変形もする大人の玩具として販売されてもいるので
欲しい方やコスプレイヤーの方は購入してみてはいかがでしょうか?笑
でも間違っても私に向けないでくださいねっ?
ホラー、グロ、鬱などが大好物な私に向けたら
エリミネーターどころか、デコンポーザーになりかねないので:;(∩´﹏`∩);:


更に余談になりますが、槙島聖護が実在する哲学者・文学者の作品の引用をしているので
そういう哲学だったり、文学作品が好きな人は尚のことはまりそう。
ちなみに作中に登場する『虐殺器官』、これが全国ロードショーされました。

 サンキュー(28)
2017.05.12 16:57 ばぶえたんの評価 | 観終わった| 79が閲覧 ★★★★☆ 4.7 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.5  声優 : 5.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.5

苦手要素が多かったのに気付いたらドはまりしたアニメ

観始めるまでに一番時間がかかったアニメでした。

まずSFがあまり得意ではないので、ビジュアル全般に入り込みにくさを感じていました。
黒ベースにグリーンライトなど。

銃を使う系(刑事系、ハードボイルド系)も苦手。

それからキャラデザも、男性キャラは大丈夫ですが常守朱がどうしても苦手でした。

何一つ入り込める要素がありませんでしたが、それでもいつも見かけるので、ついに気合いを入れて1話を視聴。

自分の中で葛藤しつつも続きがなんとなく気になったので2話目も視聴。

…このあとは驚くほどサクサク進み、ラスト10話くらいは逆に話が気になって止められない状態になりました。

結局面白すぎて2回繰り返して観ました。

SF系とはいっても人間ドラマがものすごくしっかりしているので、SF要素が苦手な人でも全然観られるかと思います。
後から知ったのですが、監督が「踊る大捜査線」シリーズの方だとだそうで、なおさら納得です。
ドラマ性のおもしろさがそのままです。

実力派声優陣の演技も本当に素晴らしかったです。

音楽も近未来的な要素を取り込んだりで魅力的でした。
第九はもはや狂信者のテーマになりつつありますね(笑)

作中にちょっぴり残虐なシーンも出てきますので一応記載はしておきますが、そこまで過激な描写ではないので大丈夫かとは思いますが、苦手な方はご注意下さい。

何回観ても演出の細かさや美術の美しさ、声優の演技などが魅力的なので、また繰り返し観ようと思います。



{netabare} どうしても、虚淵玄関連作品なので「神になってしまう」展開かと思いました。
悶々とした独特の感覚で終わるのも、虚淵玄ならではかと思います。{/netabare}

 サンキュー(7)
2017.04.25 01:55 ピエロの評価 | 観終わった| 63が閲覧 ★★★★☆ 4.1 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.5  キャラ : 3.5

法とは?犯罪とは?フィロソフィーアニメ

ノイタミナの代表作?とも言えるであろうサイコパス!
近未来の行き過ぎた社会システムとそれに葛藤する公安局の刑事のお話でしたね〜。
まずこの感想の題名にも書いた通り哲学アニメって感じで難しいアニメでしたね笑
深く考えれば考えるほど色々と難しかったので今回は軽くあまり考えず見ていましたが、その中で2つ疑問が出てきました。
法律とは一体何なのか?何をもって犯罪と定義するのか?
ちょっと堅苦しいですが、サイコパスは基本この2つの疑問を問うているような感じがしましたね、
前にデスノートの映画でこの世に完璧な法律なんてない、作ってる人間が完璧じゃないからみたいなセリフがあったのを覚えていますがまさにその通りだと思います!
ただ正しくあろうとする人間が作ったのが法律、それが完璧じゃなくとも正しくありたいと思う人間の最終結論が法律であってやっぱりこれは守るべきものなのかな?って思いますね!
ただ内容が哲学的で取っつきにくいと思う人もいるかもしれませんが、ストーリーは非常に分かりやすくとても面白い展開です!
ただ、終わり方が結構なんとも言えない物寂しさを感じさせる終わりでスッキリしない感は否めないですね。
でも1番このアニメで推したい所は哲学的な所ではなく、ただただカッコいい!ってところですね笑
今まで見てきたアニメでここまでカッコいいと思ったアニメはないですね笑
特にEDのEGOISTの名前のない怪物。このアニメに合いすぎ。笑
ここまで語彙不足かよ!ってなるぐらいカッコイイしか出てこないっていうぐらいカッコいいんです笑
ちょっと本当にアホみたいな感想になりましたが、ここまで見ていただいた方は感謝です笑
まだ見てない人には是非見て欲しい作品です!

 サンキュー(18)
2017.04.06 05:42 ネネの評価 | 観終わった| 109が閲覧 ★★★★☆ 4.2 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 3.0  声優 : 4.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.5

最大多数の最大幸福が実現された社会・・・

良い作品です。おもしろい。
後半の作画崩壊が無ければもっと高評価です。


厚生省・シビュラシステムの恩恵によって最大多数の最大幸福が実現された社会のお話。

サイマティック・スキャンで人の心を読み取り、犯罪者予備軍(潜在犯)を事前に隔離し、安全性を確保した社会・・・・・・今の政治社会よりずいぶん良いのでは・・・と思ってしまったw

 サンキュー(7)
2017.04.05 04:02 κοκοの評価 | 観終わった| 35が閲覧 ★★★☆☆ 3.4 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 3.0  声優 : 3.0  音楽 : 3.0  キャラ : 3.0

左か右かで決まるのかな? 犯罪係数。

星5 ★★★★★ 個人的にとても好きな物語です。

現社会システム 社会契約論「最大人数の最小幸福」を、機械統治によって「最大人数の最大幸福」にしたらどうなるのか・・・ という、作者の脳内シュミレーションをアニメーション化した作品。
この時点で、ワクワクが止まらない人は絶対見るべきだと思います。(笑
まず、こんなこと脳内でシュミレーションしている人間に度肝を抜かれますよね。
この作者の脳みそがとても痛快です。非常に興味深い。

社会哲学に興味のある人におススメです。

 サンキュー(3)
2017.03.26 10:21 Bigtsunaの評価 | 観終わった| 46が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

アニメでもあるしドラマでもある

この作品は、アニメでは少し珍しい作品だと思っています。
こういう作品はドラマの方で描かれる印象が強いです。
ですが、アニメという枠を上手く利用してサイコパスという作品を上手に描いたんじゃないかと思います。
普段、アニメを観ない方でもハマるんじゃないかな〜と個人的に思っています(笑)
あと、本を読まない方はこの作品を観て読みたくなる本が一つ見つかると思うのでそう言った意味でも観て損はないと思います。
とりあえず、観てみてください。
何かが変わると思います。

 サンキュー(6)
2017.03.25 14:51 まつっあんの評価 | 観終わった| 35が閲覧 ★★★☆☆ 3.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 3.0  作画 : 3.0  声優 : 3.0  音楽 : 3.0  キャラ : 3.0

はまった!

キャラクターのビジュアルとノイタミナ作品と言うことで見始め、ストーリーやSFという世界観にいっきにはまり大好きな作品。

 サンキュー(2)
2017.03.24 04:17 オオカミ怜の評価 | 途中で断念した| 34が閲覧 ★★★☆☆ 3.3 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 2.5  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 3.5  キャラ : 2.5

うーん

何度か視聴にチャレンジしたけど、何故か2話ぐらいで切ってしまうと言う
評価高いのも分かるし絵も綺麗なんだが…

多分個人的にあんまり好きではない作品…

なんで苦手なのか原因がイマイチ分からないけどそのうち考察して見ます;

あ、ヒロインが微妙なせいか…?あんま気にして見るタイプではない筈なんだけどな…?

 サンキュー(3)
ネタバレ
2017.03.21 21:35 岬ヶ丘の評価 | 観終わった| 25が閲覧 ★★★★☆ 4.5 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.0  声優 : 4.5  音楽 : 4.0  キャラ : 5.0

最も完成度の高いアニメーションの一つ

あにこれレビューでその得点の高さに期待して視聴しました。結果としては期待通り、いや期待以上の作品でした。ノイタミナ作品はどれもクオリティーが高く個人的に好きなのですが、その中でも3本の指に入る傑作だと思いました。とはいえ全ての人に自信をもって勧められるといえば、残念ながらそうではない。グロテスクなのはちょっと・・・という気持ちも理解できるので、無理はしないことが大切かと思います。

作品の魅力は独特の舞台設定と、狂気で残虐な演出。人間の精神や性格を題材にする試みは、これまでのアニメではあまり見られなかったものだと思います。もう一点の残虐性についても、非常に際どいシーンが見受けられます。目を覆いたくなるような場面も何度もありましたが、それが不思議なものでそうした演出に一種の中毒的な魅力も感じることもありました。

物語は近未来的ながらどこか現実味を帯びる世界が舞台。そしてその時代には時代錯誤とも思われる刑事の執念や勘、泥臭さやといった人間性がとても面白く描かれている。また作品が投げかける社会・法と人間との関係性、人間とはどうあるべきかという強いメッセージ性が大きな柱になっているようでした。こうした要素の総合的なバランスが絶妙。

人間性が限りなく排除された近未来的で、主人公たちが葛藤しながらも答えを模索し前へ進む姿に人間のもつ可能性を再確認しました。数々の事件や真実を経て、各々の信念のため行動する狡噛や常守。この二人の関係性も好きなのですが、個人的に宜野座と征陸の距離感がいい。
物語の鍵を握る槙島も魅力的に描かれており、単純な勧善懲悪の枠に収まらない社会派作品として完成されています。

映像面ではCGが非常に効果的に用いられており、日常から戦闘シーンに至るまで作品のもつ世界観をよく生かしていた印象。近未来的世界観とCG技術のマッチングが作品全体の魅力を押し上げたとさえ思います。戦闘シーンもドミネーターを使った銃撃戦はもちろん肉弾戦まで網羅されており、スタッフのこだわりが顕著にあらわれていたと思います。

個人的に今まで見てきたなかで、最も完成度の高いアニメーションだと思いました。なぜもっと早く見なかったのか、それだけが悔やまれます。

 サンキュー(9)
ネタバレ
2017.03.18 13:23 モンブランの評価 | 観終わった| 43が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

登場キャラが全員に好きになる!

本当に面白い作品!
私が今まで見た中で一番好きな作品です!
のめり込みます!
未来の警察の話です。
みんな個性的なキャラですが好きになると思います!
あまりネタバレはしたくありません!
とにかく見て欲しいです!!

 サンキュー(6)
2017.03.06 23:31 いさの評価 | 観終わった| 84が閲覧 ★★★★☆ 4.2 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.5  声優 : 3.5  音楽 : 3.5  キャラ : 4.5

舞台設定が

よく練られているなーと
ちょいグロだけど

 サンキュー(2)
2017.03.02 23:05 ピピン林檎の評価 | 観終わった| 622が閲覧 ★★★★☆ 4.7 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 5.0  声優 : 4.5  音楽 : 4.5  キャラ : 5.0

「分析官、鑑定結果は?」「哲学的中二病エンターティンメントかな笑」

※第1シリーズ(オリジナル版)・新編集版・第2シリーズ・劇場版、全て併せた感想・レビューです。

◇劇場版の1時間23分付近(狡噛と傭兵隊長のダイアローグ(対話))

{netabare} ----------------------------------------
「国家が崩壊した世界では暴力の民間化が行われる。なぜなら組織された暴力の独占こそが国家の本質だからだ。暴力が拡散すると、それは政治以下的なものになる。社会的憤怒を源泉とした経済活動としての組織暴力だ。・・・ふん。」
「『地に呪われる者』か。ポスト・コロニアルかぶれの傭兵とは始末が・・・悪い。」
「ほう、腕だけでなく学もあるのか。ますます面白い。聞けばお仲間のゲリラどもは、随分とお前に心酔していたそうじゃないか。何か耳障りの良い思想でも吹き込んでやったのかぁ(笑)」
「知らないね。」
「だが、何だろうな。確かにお前と話していると不思議と気分が高揚してくる。ワーグナーの曲でも聴いているような。」
----------------------------------------{/netabare}

このシーンを観たとき、余りに愉快で、思わず声を立てて笑ってしまいました。
さっそく、『地に呪われる者』で検索すると、フランツ・ファノン著と出て来て、アルジェリア独立運動の指導者でポスト・コロニアル思想の先駆者とか(笑)。
それでついでに、「現代思想」なるものをさっと調べる際のマニュアル本として重宝している『現代思想入門』(2007年刊、PHP)のポスコロの項をチェックすると、たった1行だけマハトマ・ガンジーや魯迅と並んで、非西洋の思想家としてその名前が書いてあって、虚淵玄氏はこんなものまで読んでるのか!と、また愉しくなってしまいました。

本作は、このように哲学者・思想家・文学者の名前やその著作が、ワザとらしくも矢継ぎ早に出てきて(※ただし、冲方丁(うぶかたとう)氏がシナリオ原案を担当している第2シリーズはそうではありません)、まるで、これって「哲学的中二病」作品?といった感想さえ持ってしまうのですが、視聴し続けるうちに、それが次第に心地良くなっていくという、他に類例のない貴重な経験をさせていただきました。


◆それでも最初は、とっつきにくかった第1シリーズ

本作の第1シリーズ(オリジナル版)放送当時は、『まどマギ』の虚淵玄氏がシナリオ原案・脚本を担当する作品という事前情報に惹かれて、とりあえず第1話を視聴してみたのですが、責任主義・罪刑法定主義や応報刑論といった近代法の大原則を完全に逸脱する設定をいきなり見せつけられて、「何だこの狂った社会は?」と呆れてしまい、そのまま放置してしまいました。

ところがその後、本サイトなど各所で本作が話題になるは、新編集版さらに続編が作られ去年は劇場版も公開され興行収入8.5憶円のヒット作となるはで、これは一度は見とかないといけない作品だな、と思い直して、第1シリーズから劇場版まで一気観してみました。

これが、実に面白くって、とくに他作品では滅多に味わえない知的興奮を沢山味わえて、アニメの新しい魅力と可能性を、更にもう一つ発見できたような、そんな嬉しい気持ちになりました。

視聴した順番は、第1シリーズ(オリジナル版)→第2シリーズ→劇場版→新編集版で、その後さらに各作品をもう一周ないし二周したのですが、その中でも、上に書いた劇場版での狡噛と傭兵隊長のダイアローグ(対話)、そして、その後に見た新編集版の各話にある填島聖護のモノローグ(独白)および狡噛とのダイアローグが、特別に興味深く思えました。

多分、本シリーズは放送された順番のとおり、つまり、第1シリーズ(オリジナル版)→新編集版→第2シリーズ→劇場版、の順で視聴するのが一番楽しめるのでしょうね。

以下、各シリーズの各話の内容を簡易にまとめた後、本作でたくさん言及のある哲学者・文学者やその作品について一覧にまとめ、最後に填島および狡噛の印象的なセリフを引用しつつ、個人的な感想を長々と綴っていきます。
いけないな・・・自分も本当に楽しみ過ぎている・・・笑笑


◆シリーズ別評価

第1シリーズ ★★ 優 4.7 (94点相当)
新編集版   ★★ 優 4.8 (96点相当)
第2シリーズ ★  良 4.4 (88点相当)
劇場版    ★★ 優 4.5 (90点相当)
----------------------------------
総合     ★★ 優 4.7 (94点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


===== PSYCHO-PASS サイコパス (2012年10月-2013年3月) =====

{netabare} - - - - OP 「abnormalize」、ED 「名前のない怪物」 - - - -

 《起》 公安局刑事課の職務が示される

第1話 犯罪係数 ★ 冒頭に填島vs.狡噛、常守朱監視官の初任務(廃棄区画人質事件)
第2話 成しうる者 ★ 監視官・執行官それぞれの職分
第3話 飼育の作法 ★ ドローン工場殺人事件
第4話 誰も知らないあなたの仮面 ★ 人気コミュ主殺人・乗っ取り事件、填島再登場(*1)
第5話 誰も知らないあなたの顔 ★★ 続き

 《承》 凶悪犯罪の黒幕の正体が次第に明かされていく

第6話 狂王子の帰還 ☆ 狡噛執行官の過去(標本事件)、全寮制女子学園猟奇殺人事件、犯罪の黒幕(填島)
第7話 紫蘭の花言葉 ☆ 続き、ユーストレス欠乏性
第8話 あとは、沈黙 × 続き、校内捜査~結末、※かなりの悪趣味さは×
第9話 楽園の果実 ★ 雑賀元教授(黒幕のプロファイリング)、宜野座監視官の事情
第10話 メトセラの遊戯 ★★ 狡噛執行官おびき出し、廃棄地下鉄構内ハンティング事件
第11話 聖者の晩餐 ★★ 続き、狡噛・填島の初対面、常守・填島の初対面、填島の問い(*2)、親友の殺害

- - - - OP 「Out of Control」、ED 「All Alone With You」 - - - -

 《転》 社会の繁栄を支えるシビュラシステムの正体が次第に明かされていく

第12話 Devil's crossroad ★ 六合塚執行官の過去、シビュラ打倒レジスタンス
第13話 深淵からの招待 ★ シビュラの恩寵(*3)、免罪体質者(藤間幸三郎、そして填島)、常守のメモリー・スクープ
第14話 甘い毒 × 群発ヘルメット暴徒事件、街路での女性撲殺シーンが酷すぎる
第15話 硫黄降る街 ★ 填島の陽動、厚生省NONAタワー襲撃
第16話 裁きの門 ★★★ 続き、狡噛vs.填島、常守の選択、シビュラ中枢への到達、縢秀(かがり)執行官殺害

 《結》 シビュラへの信頼が失われた後の各自の決断が試される

第17話 鉄の腸 ★★ シビュラの正体(禾生(かせい)局長vs.填島)、填島から狡噛へのメッセージ
第18話 水に書いた約束 ★ 刑事課に広がる疑念、常守の成長(cf.第1話)、狡噛「法の外」へ 
第19話 透明な影 ☆ 雑賀再登場、填島の次の狙い、宜野座の消耗
第20話 正義の在処 ★ シビュラの真実・迫られる決断(常守)、穀倉地帯バイオテロ計画
第21話 血の褒賞 ★ ウカノミタマ管理センター攻防戦、征陸(まさおか)執行官殉職
第22話 完璧な世界 ★ 続き、填島の最期、宜野座の選択、後輩(霜月)の着任(cf.第1話)

(*1)填島の再登場シーンで、彼が両手に抱えているのは、有名なディストピア小説 George Orwell“Nineteen eighty-four”(ジョージ・オーウェル『1984年』)
(*2)「シビュラの神託のまま生きるか、自らの意思に従って生きるか」という問い。
(*3)禾生局長と宜野座監視官の会話「この安定した繁栄、最大多数の最大幸福が実現された現代の社会を、いったい何が支えているのかね?」「それは厚生省のシビュラシステムによるものかと」。{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優良回)4、★(良回)12、☆(並回)3、×(疑問回)2 ※個人評価 ★★ 4.7

<視聴中のメモ>

{netabare}・第1話視聴直後の感想として、フィクションとして面白かったのだけど、責任主義・罪刑法定主義を完全に逸脱する内容には開いた口が塞がりませんでした。
・第3話視聴直後の感想として、バトルの派手さは評価するけれど、特定人物の描写のキモさに少し閉口しました。
・第7~8話の、女子高生プラスティネーション(生体標本化)シーンの悪趣味さ・グロさも要注意。
・第14話の、女性撲殺シーンの悪趣味さも要注意。
・第16話で、ようやく第1話冒頭シーンにつながる。{/netabare}


===== PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版 (2014年7-9月) =====

{netabare}全11話 ※各話評価は割愛
(オリジナル版の各話を2話ずつ組み合わせ、冒頭部等に少し新シーンを入れただけの内容の為){/netabare}


======= PSYCHO-PASS サイコパス 2 (2014年10-12月) ========

{netabare}第1話 正義の天秤 <299/300> ★★ 公安局刑事課一係の新体制、二係酒々井(しすい)監視官の拉致
第2話 忍び寄る虚実 ★ 公安局への挑戦、鹿矛囲(かむい)からの問い掛け(WC?)
第3話 悪魔の証明 ☆ 公安局への挑戦(続き)
第4話 ヨブの救済 ★ 医療施設立て篭もり事件、青柳監視官殉職、※かなりのグロさ要注意×
第5話 禁じられない遊び ★★ 軍事ドローン施設捜査、ハングリーチキン事件
第6話 石を擲つ人々 ★★ ハングリーチキン事件(続き)、集団的サイコパス汚染、鹿矛囲との対面
第7話 見つからない子供たち ★★ 15年前の事故~成長復元ホロ、執刀医の告白(鹿矛囲の目的)
第8話 巫女の懐胎<AA> ★★ 続き、東金財団の秘密、鹿矛囲の正体はやや難あり×
第9話 全能者のパラドクス ★ 国交省役人晩餐事件、常守の祖母、※グロ注意
第10話 魂の基準 ★ 地下鉄立て篭もり事件、東金執行官の正体
第11話 WHAT COLOR? ★ 集合的サイコパスの受容


OP 「Enigmatic Feeling」
ED 「Fallen」{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優良回)5、★(良回)5、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


======= 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス (2015年1月) =======

{netabare}全1話(2時間弱) ★★ 東南アジア某国へのシビュラ輸出計画、狡噛との再会、俺たちの闘いはまだ続くEND

OP 「Who What Who What」
ED 「名前のない怪物」{/netabare}


◆本作に登場する書籍、言及される哲学者・作家一覧と、そこから見えてくるもの

《第1シリーズ(オリジナル版)に登場する書籍、言及される人物等》

{netabare}・第4話で、填島が手にもつ本は、ジョージ・オーウェル『1984年』
・第5話で、ルソー『人間不平等起源論』、寺山修司『さらば映画よ』(戯曲)
・第6話で、シェイクスピア『マクベス』、『タイタス・アンドロニカス』
・第7話で、キルケゴール
・第9話で、プラトン
・第11話で、デカルト
・第13話で、病室の狡噛が手に持つ本は、ジョセフ・コンラッド『闇の奥』。また病室の机に置いてある本は、スタンダール『赤と黒』
・第14話で、填島の読んでいた本は、岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』
・第15話で、ウィリアム・ギブソン、フィリップ・K.・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、ジョージ・オーウェル
・第16話で、パスカル、オルテガ
・第17話で、スウィフト『ガリバー旅行記』
・第19話で、M.ウェーバー、M.フーコー、J.ベンサム「パノプティコン」
・第21話で、ヨハネ福音書「一粒の麦」
・第22話の最終シーンで、狡噛が船室に残していく本は、M.プルースト『失われた時を求めて-第1巻-スワン家のほうへ』{/netabare}


《新編集版のみに登場する書籍、言及される人物等》

{netabare}・第2話で、クラウゼヴィッツ(プロイセンの軍人)
・第5話で、ミシェル・ヴィヴィオルカ(仏社会学者)
・第6話で、『ベーオウルフ』(古英語で書かれた英雄譚)
・第7話で、バートランド・ラッセル『幸福論』{/netabare}


《第2シリーズに登場する書籍、言及される人物等》

{netabare}・第8話で、J.ベンサムの考案したパノプティコン(一望監視施設)に言及あり(※但し、第1シリーズ第19話に既出)
→第2シリーズは、虚淵玄氏ではなく、冲方丁(うぶかたとう)氏がシナリオ原案を担当しているので、虚淵氏担当分のような哲学者や文学作品の「中二病」的なひけらかしがない。{/netabare}


《劇場版に登場する書籍、言及される人物等》

{netabare}・M.プルースト『失われた時を求めて-第7章-見出された時』
・フランツ・ファノン『地に呪われたる者』{/netabare}


◇ジョージ・オーウェル『1984年』を下敷きとした作品世界

本作の裏の主人公でダーク・ヒーローである{netabare}填島聖護は、第1話冒頭に登場した後は、第4話ラストまでしばらく出てこない{/netabare}のですが、その彼が再登場するシーンで手に持っている書籍は、上記のとおり、ジョージ・オーウェル『1984年』の原書(1949年刊)でした。
この『1984年』という小説の世界では、“Big Brother is Watching You.”(大兄が貴方を見守って/監視している)というスローガンが街のあらゆる場所に掲示されていて、このBig Brotherという全能の官僚システムによる人々の生活の保護と監視が抱き合わせになった社会の様相と矛盾が描かれているのですが、本作のシビュラは、これに相当する存在として描かれています。
そして、そうした全能の官僚システムが人々の生活を全面的に保護/監視する高度な「福祉国家(welfare state)」が成立している『1984年』の世界では、「厚生省(welfare department)」の役割と権限が肥大化していて、本作(PSYCHO-PASS)の作品世界でも、それを参照してか、公安(局)が現在の日本のような「内閣府」所轄ではなく、「厚生省(厚生労働省)」に所属している設定になっています。
また、そのような全能の官僚システムは、その正当性に人々が一切疑念を持たないように、不都合な真実(とりわけ不都合な歴史的経緯)を徹底的に隠蔽しようとすることも『1984年』には描かれており、本作(PSYCHO-PASS)でも、システムに不都合だったり余分だったりする情報(とくに歴史的経緯に関する情報)は隠蔽されている設定になっています。

→この後、沢山の文学・哲学作品や文学者・哲学者の名前が本作に引用・言及されていくことになるのですが、以上の点から、本作の作品世界が、この『1984年』を下敷きとしていることは明らかなように私には見えました。


◇填島の(≒虚淵玄氏の)"教養ラインナップ"

割と雰囲気だけで選ばれているように見える文学作品は別として、本作に言及のある哲学作品・哲学者の選択は、私には以下のように分類できるように思えました。

(1) 「大きな物語」ないし「大理論」を提唱するもの
 プラトン(哲人政治を提唱)、デカルト(理性による世界の再構築)、
 ルソー(社会契約による国家と社会のリセット)、ベンサム(功利主義による社会の再設計)

(2) そうした「大きな物語」「大理論」が具現化した世界の様相を描くもの
 ジョージ・オーウェル『1984年』(※これは小説ですが)

(3) 「大きな物語」「大理論」の不可能性を提唱するもの
 フーコー(※パノプティコンに象徴される隠された権力構造を批判したポスト構造主義の思想家)、
 デリダ(※脱構築を唱えたポスト構造主義の思想家)

(4) 申し訳程度にデカルトなど提唱の「大きな物語」に反論しようとしたもの
 パスカル、オルテガ

→以上から見えてくる、填島の(つまり、シナリオ原案・脚本を担当した虚淵玄氏の)"教養ラインナップ"は、冷戦終結以前(1980年代末まで)のもの、そして、こうした哲学・思想の潮流の伝播がどうしても周回遅れになってしまう日本に当てはめても、せいぜい1990年代中頃までのもの、であるように私には見えて、個人的にかなり興味深く思いました。
→つまり、冷戦終結後~現在までの哲学・思想のメイン・ストリームとなっている、英米系の分析哲学・科学哲学や、旧新(ないし左右)のリベラリズムの哲学者・哲学書への言及が全く抜け落ちている、ということ。
→この点について、さらに後述します。


◆填島&狡噛の独白・対話、 本作のコア・コンセプト考察

◇新編集版第1話の冒頭(填島の独白)

{netabare}「どこかの誰かが、愚かな人類どもといったとして、その人類には当然、自分自身も含まれている。
人間について知りたいと思ったら、人間を見ているだけではいけない。
人間が何を見ているのか?に、注目しなければ。
君たちは何を見ている?僕は、君たちを見ている。
信じられないかも知れないが、僕は君たちのことが好きだ。
昔からよくいうだろう?愛の反対は憎悪ではなく、無関心だ。
興味がないのなら、わざわざ殺したり痛めつけたりはしないんだ。
・・・
余計なことばかり考える。緊張しているのか?
相手を甘く見過ぎて、踏み込み過ぎた?
・・・
なんてね。(笑)」{/netabare}

(※コメント)
他人(あるいは自分)を観察するときは、その行為を見るだけでなく、内面の動きをも見る必要がある、ということでしょうか。
いずれにせよ、グッと引き込まれるセリフで、これがオリジナル版になかったのは個人的にはかなり惜しかった気がします(これがあれば放送当時早々に視聴を断念していなかったかも)。


◇新編集版第1話の中程(狡噛執行官の夢の中での独白)

{netabare}「公安局監視官。シビュラの尖兵。厚生省のエリートコース。
この社会に適応できない人間が発生することも、システムはシステムに組み込んでいる。

重要なのは最大多数の最大幸福であり、全人口の幸福ではない。

治安が悪い地区をある程度放置するのは重要だ。
不可能を実現しようとすれば、必ず破綻する。
完全な社会は、完全な社会を諦めることによって成立する。
シビュラシステムとは、そういうものなんだろう。

しかし、だ。
あの事件、あいつの死は、明らかに異常だった。
シビュラシステム運営下には有り得ないタイプの犯罪。
そんなことが出来る奴が、どこに、どうやって?」{/netabare}

(※コメント)
これもオリジナル版にはなかったセリフ。「最大多数の最大幸福」はおなじみジェレミー・ベンサムの提唱した功利主義のスローガンですね。
なるほど、シビュラシステムはベンサム型の功利主義(結果重視タイプの功利主義=帰結主義)を具現化したもの、という建前なのですね。


◇新編集版第4話の冒頭(填島の独白)

{netabare}「何を考えているのかは分からなくても、絵を描く動物は殺しにくくなる。
感情があるのではないか・・・直感的に僕たちはそう感じるはずだ。
表現することには、その位の価値がある。

近代に入って、社会は絶対的な価値観の追究を諦めた。
相対的な、偏差値的な世界観を中心に据えるようになった。
しかしそれは、絶対的なものは不要になったからではなく、酸っぱいブドウだとして切捨てにかかっただけに過ぎない。
手に入れにくいから、最初からなかったことにしよう、と。

そこに、シビュラシムテムが現れた。
システムは文化や芸術にも介入するようになった。
シビュラ認定芸術家、シビュラ推奨作品。
ブラックボックス化された独自の判定基準によって、発展に必要な苦悩と対立が減少してしまった。

表現することを侮るようなやり方は、やがて、社会に致命的な停滞を・・・もたらす。」{/netabare}

(※コメント)
これもオリジナル版にはなかったセリフ。
西洋思想の流れでいうと、中世まで信じられた“神”中心の絶対的価値観が崩れ、相対的な価値観を認めざるを得なくなった近代で、今度は、“神”に代わって“理性”を中心におくデカルト流の理性主義・設計主義(もし神の存在を証明できないのならば、人間が神に代わって、自らの理性を極限まで働かせることによって、理想的な社会を設計・構築することが出来る、とする思想)が登場し、ルソーやベンサムもその流れにつながるのですが、そうした理性主義・設計主義が具現化した世界を描いた代表的フィクションが、前述のジョージ・オーウェル『1984年』です。
そして本作に描かれたシビュラシステムも、そうした発想からの派生(シビュラ=『1984年』の Big Brother)に見えました。


◇新編集版第5話の中程(填島の独白)

{netabare}「君なんだな、僕の犯罪に発生した現時点最大の摩擦は。
君の持つコンパスは正確か?
僕はこの世界において、限りなく罪と罰から遠い場所に立っている。
通常の手段で僕に追いつくことはできない。
そのためには君は、頭の中にとても正しいコンパスと地図を持ってなければいけない。

昔から、一人遊びが苦手だった。
僕はどんなときでも二項対立を欲しがった。
戦うこと、競うことを思い切り楽しんでから、脱構築主義者みたいに二項対立そのものをズラしていく作業が好きだ。

君は、どの程度なんだ?
時々、自分がどの程度なのか確かめたくなる。
自分の位置と自分の強さを試したくなる。

手伝ってくれるんだろ?公安局執行官。」{/netabare}

(※コメント)
これもオリジナル版にはなかったセリフ。
「脱構築」とは、明鏡国語辞典によると、「フランスの哲学者デリダの用語。形而上学を支配している二項対立的な発想を解体し、その仕組みの再構築を試みることによって新しい可能性を見出そうとする思考の方法。デコンストラクション。解体構築」という意味です。
これは、1960年代後半~80年代に主にフランスの哲学者たちによって喧伝された「ポスト構造主義」という哲学潮流のメイン・コンセプトなのですが、実は、こんなの(=形而上学の全面的否定・排撃)って、英米圏では1950-60年代から常識だったんですけどね(科学哲学・分析哲学の興隆)。
ただ、フランスや西ドイツといった欧州大陸の西側諸国や日本では、形而上学・・・というより「大きな物語」「大理論」の全面的否定は、なかなか受け容れられませんでした(何故なら、マルクス主義革命による人類の革新(という「大きな物語」)を夢見る人たちがアカデミズムの世界で長らく頑張っていたから)。
そして、そうした「大きな物語」「大理論」の思想的根拠がようやく崩されたのが、1970年代のフランス発のポスト構造主義の「脱構築」という思想コンセプトの提唱と普及であり、それが日本には1980年代に入ってようやく伝播してきたのでした(浅田彰『構造と力』・・・「哲学は終わった」という言葉が流行ったらしい)
でも、ポパー(反証可能性理論を提唱したオーストリア出身・イギリス帰化の科学哲学者、主著『開かれた社会とその敵』『ヒストリシズムの貧困』)やハイエク(自生的秩序論を提唱したオーストリア出身・イギリス帰化の経済学者・法哲学者、主著『自由の条件』『法と立法と自由』)やアーレント(英米の革命と仏露の革命の本質的差異を分析したドイツ出身・アメリカ帰化の政治学者、主著『革命について』『全体主義の起源』)の論説が早くから当たり前となっていた英米圏では、「何を今さら」という感じだったのだろうと思います。
上で既に指摘していますが、本作で開陳されているシナリオ原案・脚本担当者(虚淵玄氏)の"教養ラインナップ"が、実は「脱構築」すなわち「ポスト構造主義」まで(=つまり、日本で言うと、どれだけ遅く見ても1990年代中頃までのラインナップ)であることが、ここではっきり分かります。


◇新編集版第6話の冒頭(填島の独白)

{netabare}「西部劇的、いや古典英雄譚的決闘と言うべきかな。
かび臭い地下の、例えるならディストピアのベオウルフ。
生まれる時代も場所も、すべて間違えて、それでも僕たちはここにやってきた。
僕たちは間違った社会に生まれた。
それでも、歩む道は間違えなかった。

勿体無い。
泉宮寺さんも、僕が思っていたよりずっと摩擦に対する対処能力が高い。
今から、あのふたりが突然仲良くなったりしないものか。
一度は殺しあったけど、はい、握手で仲直り、全部水に流しましょう、って。

拙いな。
少し楽しみ過ぎてる。
自分がやっていることが綱渡りだということ、忘れるべきじゃない。
ふふん。」{/netabare}

(※コメント)
ここで、ディストピア(dystopia、暗黒郷、ユートピア(理想郷)と正反対の地)という表現が登場します。
なお、ベオウルフは英国最古の英雄叙事詩の題名であり、その英雄の名です。
「僕たちは間違った社会に生まれた。それでも、歩む道は間違えなかった。」とあるので、この英雄たちには、狡噛執行官・泉宮寺氏のほかに、填島自身も含まれるのでしょうね。
本作の舞台が、ディストピア世界であり、本作が、そうしたディストピアに抵抗する英雄たちの物語であることが、ここで明言されたように私には見えました。

本作の裏の主人公{netabare}(填島聖護){/netabare}は、{netabare}潜在犯に犯罪手段を供与して実行犯に仕立て挙げたり、自らの手で何の怨恨もない一般市民を殺害してしまう、間違いなく最凶の悪人キャラ{/netabare}なのですが、その彼が、実は{netabare}マクロ的にはシビュラという暗黒のシステムに支配されたディストピア世界に反旗を翻した"英雄"である{/netabare}、という二重構造になっていますね。
そして、表の主人公{netabare}である公安局の二人(常守監視官と狡噛執行官){/netabare}も、{netabare}填島の犯罪を追及するうちに次第しだいに、自分たちが命がけで守っているシステムが、実は醜悪な「怪物」{/netabare}であることに気付いていくことになります。
→こういうのは、SF映画などにはよくある舞台設定なのかも知れませんが、システムを壊そうとする側と守る側の、どちらに「正義」あるいは「大義」が存在するのか判別し難い、という設定は、やはり私には凄く魅力的なものに見えました。


◇新編集版第8話の終盤(填島と狡噛の対話)

{netabare}「正義は議論の種になるが、力は非常にはっきりしている。そのため、人は正義に力を与えることができなかった。」
「悪いが、俺は、誰かがパスカルを引用したら用心すべきだと、かなり前に学んでいる。」
「ふふぁふぁふぁ。そう来ると思ってたよ。オルテガだな。もしも君がパスカルを引用したら、やっぱり僕も同じ言葉を返しただろう。」
「貴様と意見があったところで、嬉しくはないな。」
「語り明かすのも楽しそうだが、あいにく、今僕は他の用件で忙しい。」
「知ったことか。」{/netabare}

(※コメント)
デカルト・ルソー・ベンサムといった理性主義・設計主義・リセット主義の哲学者に反論を“試みた”哲学者・思想家の選択として、妥当だと思いました。
→正直にいえば、反論を“試みた”に留まらず、それらをはっきり“論破”した、と英米圏で見なされている哲学者・思想家(つまり前述のポパーやハイエク等)に言及があれば尚良かったのですが、そこは虚淵氏のラインナップが少し古い、ということで仕方ないのでしょうね。


◆総評

本作は、「未来SFもの」「未来警察・犯罪もの」としても、十分以上に楽しめる良作と思いますが、個人的にはそれ以上に、“思想・哲学エンターティンメント”という、これまで自分がアニメのジャンルとしては考えもしなかった部分で、物凄く面白かったし、感嘆させられた作品となりました。
(小説やマンガでは、ある程度そういうジャンルの作品があることは知っていましたが)

※とくに、たまに見かける環境問題とか戦争とか核処理の問題などをテーマとして特定の“思想・哲学”を視聴者にステルス的に刷り込もう・制作者側の考えを一方的に視聴者に押しつけよう、とするタイプの作品ではなく、あくまで、“思想・哲学"を扱った"エンターティンメント作品”として、ちゃんと成立している点が、本当に素晴しいと思いました。

私の視聴済み作品の評価方法では、これまでずっと、

(1) 自分が、強く「感動」させられた作品については、評価点数4.6以上
(2) 面白かったけれども、強く「感動」するには至らなかった作品については、最高でも、評価点数4.5まで

としており、それに従えば、本作も (2) に該当することになりますが、本作については、「感動」には至らなくとも、このような作品が制作されたことへの「感嘆」が非常に大きく、他の「面白かった」作品との評価の区別を確り付けたい、という気持ちが強く湧いてしまったので、非感動系作品としては本作に限り、評価点数を4.7としました。

こんな感じの作品が、これからも制作されるのなら、本当に嬉しいのですが。

 サンキュー(64)
2017.02.27 23:04 Acur@Dの評価 | 観終わった| 49が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 3.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.0

仮想社会設定なのにリアリティがすごい

シビュラシステムという絶対的管理システムに管理された社会で進行していくストーリー。
正義と悪という客観的に見れば非常に曖昧な判断基準をどう捉えていくか、どう判断するのが正解なのかを葛藤しながら主人公の成長と共に物語が進んで行く…
ビジュアル的にはお世辞にも可愛いとは言えない主人公がラストに近づくにつれ可愛く見えてくる不思議w
敵味方問わず登場人物それぞれしっかりキャラが立っており、魅力的且つ自分的には嫌なタイプが居なかった為ストレス無く「全員大好き状態」で観進める事が出来ました。
刑事モノ、裏の権力者モノ、犯罪哲学モノ、社会システムに対する反抗モノ
が好きな方には垂涎物の作品です。
劇中に出てくる「携帯型心理診断鎮圧執行システム・ドミネーター」という武器。これが最高に厨二心を揺さぶります。
この武器は向けた相手の心の汚れ具合でモードが変わって威力が変わるという設定なのですが視聴してる途中はこの演出だけでも興奮できますw
自分の心の汚れはどれくらいなんだろう?とか考えてしまうアニメです。(しかしベクトルに拠っては実際に汚れていないというふり幅もある)

最後に、ぶっとんだ理論になりますが攻殻機動隊が好きなら絶対観て損はしないと思います。中身は全然別物ですが。

 サンキュー(6)
2017.02.22 23:27 u-iの評価 | 観終わった| 47が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 3.5  声優 : 4.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

よくあるものをきちんと描いた作品

この作品が紹介されるとき、シビュラシステムとその近辺のSF設定が魅力として押し出されることが多いですが、これ自体はSF界では割と似たようなものがすでにあると思います。斬新さはありません。
それに主人公の葛藤や目的もよくあるもので、過程もやはりよくあるものです。
そしてこの作品の本当の魅力は、そういうよくある設定や大筋をきちんと描いている点だと思います。

こういう「よくある設定」を使う場合、どうしてもどこかに今までに無いものを見せようとして、変に捻ったり妙なキャラクターや設定を付け足してしまう場合があります。しかし、そういう余分な付けたしはむしろ大きなマイナスポイントとなってしまうことが多いのです。

この作品はそういう背伸びをしません。その代わり描くべきことをきちんと描き、よくある設定や物語を堅実に動かして行きます。
それでいて決して古臭さを感じることは無く、これで充分面白いのです。

変に捻ったものや目新しさではなく、ただ純粋にSF作品を見たいと思ったとき、あるいはSFをあまり見ない人が多少なりとも心引かれているとき、この作品を見ることは良い選択肢だと思います。

 サンキュー(5)
ネタバレ
2017.02.22 20:19 がぁべら♪の評価 | 観終わった| 43が閲覧 ★★★☆☆ 3.9 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 4.5  音楽 : 3.5  キャラ : 4.0

正義とは何かを考えさせられる物語デス。

人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測する値・通称:PSYCHO-PASS(サイコパス)が導入された未来世界。これにより、大衆は「理想的な人生」の指標として、その数値を実現すべく躍起になっていた。そして、犯罪に関する数値も、「犯罪係数」として計測され、犯罪者はもちろん、たとえ罪を犯していなくても、規定値を超えた者は潜在犯として、裁かれるのであった。 物語は、治安維持の為に働く、公安局刑事課一係のメンバーの活躍を描いたものである。

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絵は見やすいと思います。
ストーリーは近未来の話のわりに全体的にダークな作品デス。
どちらかというと大人向けの作品だと思います。
主人公はコウガミシンヤ、ヒロインはツネモリアカネ。
コウガミとマキシマの話を軸に、いくつかの猟奇事件が起きます。
少しグロイ場面もありますが、見れる範囲だと思います。
目が離せない展開も多く、見応え十分デシタ。

 サンキュー(3)
2017.02.19 01:30 アンディの評価 | 観終わった| 39が閲覧 ★★★★☆ 4.5 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.5  声優 : 4.5  音楽 : 4.5  キャラ : 4.5

スルメアニメです!

リアルタイムで見てました!
最初見たときも斬新なアニメだなぁっと思って
楽しく視聴していましたが、その後、新編集版で改めて見たら
新たな発見があり、最近3回目の視聴をしています笑
見るたびに面白さを発見するスルメアニメです笑

■ジャンル■
SF、サスペンス、警察もの

■類似作品■
・攻殻機動隊(SF警察という要素のみ。よく比較されてい
ますが、全くの別物なので比較対象ではないと思います)

■視聴きっかけ■
踊る大捜査線の監督、リボーンの絵、音楽で
興味を持ち、視聴

■感想■
純粋な作品の感想としては、他のアニメにはない
斬新な世界観で、ストーリーも予想が全くつかず、
非常に面白かったです。

ストーリーは、前半は若干の推理をしつつ
犯人を追い詰めていく(たまに追い詰められる)スタイルで、
後半からはある一人の犯人とある一人の警察官のアツい戦いが
メインになっていきます。推理モノや群像劇ではなく、
超監視社会となって犯罪が起きないはずの日本で、
犯人が犯罪を犯す動機やその世界の構造の歪みなどが
見所ですね。いわゆるSFのディストピア小説です。

キャラですが、最初は特に思い入れもなかったのですが、
それぞれのバックグラウンドを知って改めて視聴すると
前半までの行動の意味がわかったり、結末を知っているため、
愛着が沸いていきました。ギノギノ、カガリくん、とっつぁん最高です。
ただもうちょいキャラの深掘りをして欲しかったけど。

また、この作品は、よく引き合いに出される攻殻や
作中に出てくる1984年やフィリップKディック等の小説に
興味を持ったり、つまらなそうな哲学の勉強も楽しくなったりと
自分に多大な影響を受けた作品でした。虚淵玄もこれで知りました笑
紙の本が一番ですよね笑

OPED1クール目、2クール目ともに最高です。

■まとめ■
このアニメは雰囲気を楽しむ、キャラの感情に注目する、
社会派的な視点、哲学的な視点等色んな楽しみ方があると思うので、
自分にあったこのアニメの見方を見つけると、
どんどん好きになると思います!

息抜きにはできない少しハードなアニメですが、
SF、ディストピア小説好き、少し知的っぽい
アニメが好きななら是非見てください!

 サンキュー(9)

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