PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画)の感想/評価、レビュー一覧

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「PSYCHO-PASS サイコパス」のレビュー感想/評価

よみがな:さいこぱす

放送中:2012年秋アニメ(2012年10月~放送中)

このアニメの感想・評価 4079

PSYCHO-PASS サイコパスのみんなの評価
★★★★★ 4.1 5
物語:4.3 作画:4.0 声優:4.1 音楽:4.1 キャラ:4.1
  • 物語 ★★★★☆ 4.3 作品のシナリオやストーリーに対する評価です。
  • 作画 ★★★★☆ 4.0 作品の絵やイラスト・キャラクターデザインに対する評価です。
  • 声優 ★★★★☆ 4.1 出演している声優、または登場キャラクターの「声」に対する評価です。
  • 音楽 ★★★★☆ 4.1 OP・EDや挿入歌、バックミュージックなど、音楽全般に対する評価です。
  • キャラ ★★★★☆ 4.1 登場キャラクター全般の設定・性格・個性などに対する評価です。
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2016.07.16 23:36 rFXEy91979の評価 | 観終わった| 14が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 3.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.5

TV版とBlu-ray版、両方揃えてより楽しめる!!

#01 「犯罪係数」
やはりいくら何度見ても、欠点見えずの完璧回!!シビュラシステム下の世界、ドミネーターによる執行、そして朱の下した決断…リアルタイムで見た時から印象一切変わってないうえ、鳥肌箇所すら変わってないとか、間違いなく文句ナシ!!学生時代に視聴して、そこからサイコパスバカとなり、未だ関連小説に夢中となるこのアニメ。まさにKOされることもはや必答すぎるアニメ、その1話未鑑賞なら是非暇を見て見るべし!!そしてハマってしまったならBlu-rayを是非買って!!ここ最近のアニメにはない、とにかく出来が突出してます!!
あと録画残してるなら、そいつ絶対永久保存ね!何故ってBlu-rayとTV、それぞれ変化があるからだよ!当然もう残ってないなら、一度Netflix視聴!!TVバージョン残ってるから、是非ともBlu-ray版と比べて!!

 サンキュー(1)
2016.07.14 11:13 京介の評価 | 観終わった| 39が閲覧 ★★★★☆ 4.1 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.0  声優 : 3.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

一話で切らないで欲しい

三話くらいまでは、ぜひ見て欲しい。
そこから、止まらなくなると思う。

 サンキュー(1)
2016.07.08 09:25 こねてまいてたべるの評価 | 観終わった| 12が閲覧 ★★★★☆ 4.7 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 5.0  声優 : 4.5  音楽 : 5.0  キャラ : 4.5

アニメにハマるきっかけ

「この男キャラ、ちょっとカウボーイビバップのスパイクっぽいなぁ(髪型)」
とメチャメチャ軽い気持ちで見始めたんですが完全にヤラれました。

世界観が作り込まれた大人向けSFです。

シビュラシステムというものがこの物語の主軸になってくるんですが、細かい説明なく始まって“当たり前にあるもの”として話がどんどん進んでいくので「シュビラってなんやねん!」と混乱するかもしれません。
ただ物語の大切な部分にも繋がってくるので、ぜひ考えながら観てほしいです。

絵は文句無しにキレイだし、クールなキャラが多くてカッコいい。
葛藤しながら進んでいく常守朱には共感できる部分も多く引き込まれます。
ドミネーターを使うアクションシーンは見物です。

終盤やや説明省きすぎじゃないか?と感じる部分もありましたが、2クールアニメにしては大満足のボリュームでキレイに収束したと思います。

 サンキュー(3)
ネタバレ
2016.07.05 12:48 絶剣の評価 | 観終わった| 14が閲覧 ★★★★☆ 4.2 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

根本は本格刑事ドラマ

さすが本広克行、これは人情劇。
人工知能や近未来的な世界観だが、描いているのは紛れもなく人。
連続ドラマを見ているかのようなしっかりとした脚本と構成、なにをいっても武器の格好良さ。
本広さんに会った際も、最近のアニメはすごいんだから。と言ってました。

 サンキュー(2)
2016.07.01 23:01 RRRRRの評価 | 観終わった| 30が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

おもしろい!

おもしろい!

 サンキュー(2)
2016.06.27 19:09 emuの評価 | 観終わった| 35が閲覧 ★★★★☆ 4.1 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.5  声優 : 3.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

精神状態は、数値化される。

無類のアニメ好きで知られる踊る大捜査線の監督が手掛けた近未来SFアニメ。

フジテレビのノイタミナ枠です。

「人々の精神状態は数値化され、管理される」

このような独特の世界観に魅力されます。

数値化されたものを「犯罪係数」と呼び、その数値が規定を越えたものは裁かれる世の中。

犯罪者を裁く側の組織を中心に物語が進行します。

しっかりと張り巡りられた伏線が視聴者の期待感を高めてくれます。

迫力があり驚きの展開も…作画はとても綺麗です。

 サンキュー(9)
2016.06.24 00:15 河馬人間の評価 | 観終わった| 24が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

未来サスペンスもの

サスペンスとミステリーの違いは犯人が判明しているかどうかだそうです。
サスペンスは物語の序盤から犯人が判明している中でのストーリー。
ミステリーは犯人が分からない中で最後に犯人が判明するストーリー、だそうです。

第1話を見たときは、甘ちゃんの主人公と私情を挟まず任務を忠実に遂行するメンバー達との確執という・・・
いわゆるありがちなパターンで始まり、たいして面白くもないと思いました。
個人的に甘ちゃん主人公はあまり好きではないのですが、それでも2話3話と見ていく中で登場人物たちにも愛着がわき、最終話まで視聴しました。

このアニメの世界がどういう世界なのか?という設定が分かってくると面白くなってきます。
虚淵作品なので命の儚さを感じることができるところはお察し。

虚淵玄さんのシナリオは好きでよく見るんですけど、結末があまり好きではないパターンが多くて・・・。
それでも「これだけが答えじゃない」ということを視聴者に選ばせる余地を残している感がわりと好きなんですよ。

 サンキュー(3)
2016.06.18 01:05 mRyHj88684の評価 | 観終わった| 54が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

グロいけど面白い

結構残酷なシーンなどがあるので苦手てな人もいると思いますが、とても面白い作品でした。正義とは何なのかを問いかけてるような意志が伝わってきました。

 サンキュー(3)
2016.06.15 16:06 keiの評価 | 観終わった| 31が閲覧 ★★★☆☆ 3.8 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 3.5  声優 : 4.0  音楽 : 3.0  キャラ : 4.5

法・社会が人を守るのか

1.シリアス設定
「シビュラシステム」によって治安が維持されるある意味の監視・統制社会が舞台。人はこのシステムによって適職などを決められ人生を歩まされる。テーマ自体は真新しいものではないが、アニメで描くのは思い切ったなあ。
「公平安全平穏な秩序とは?」「シビュラシステムとは?」
2.登場人物がカッコいい
登場人物の描写が丁寧。狡噛(cv:関智一さん)と槙島(cv:櫻井孝宏さん)というそれぞれの人間と関係性がカッコいい。最初はどこか頼りないエリート監視官の常守(cv:花澤香奈さん)が、部下であり「猟犬」とされる執行官狡噛から刑事魂をしっかり受け継いで成長していく過程が、中盤しんどいけどなかなか見応えがあった。
3.少しグロい
執行対象者とされる犯罪者は問答無用で撃ち殺されたり、被害者の悲惨な末路もぎりぎりのところまで描かれている。グロが苦手な方は少し身構えてから観るといいかもしれません。

 サンキュー(3)
2016.06.09 12:23 観終わった| 29が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 4.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.5

暗闇という正解

人間の内面を数値化管理するシステムの世界において、犯罪を取締り、治安維持を図る者たちの話。

総じて暗な印象が残る作品。
悪い意味ではなく、禍々しい空気感が充満している作風は、その世界感を表現するに相応しいものであったと思います。

ストーリーにおいても、闇と深みがあり、ドラマ性が高い。
侵食されていくような面白みと凄みを感じました。
また、キャラの動作視点・目線を重視しているかのような、絵面の構図が上手く、臨場感をより一層高めていたように思います。

そして、語弊はあるかもしれませんが、決して明るさのないキャラの鬱々とした佇まい。
どこか澱んだフィルタを通してみているかのような空気をかもし出す、よい渋味があります。

どこまでも明るさを排除し、路地裏のような暗さを持つ世界感づくりは見事。
ラフに視聴するにあたっては、やや重さがありますが、特別な個性を放つ、見ごたえある作品でした。

ネタバレ
2016.06.07 18:02 motoの評価 | 観終わった| 26が閲覧 ★★★★☆ 4.5 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.5  声優 : 4.5  音楽 : 4.5  キャラ : 4.5

何が正義で何が悪なのか

これは観る人によって感じ方が違う作品だと思います。
私はそれが本当に正義なのか、それが本当に悪い事なのか観ていくうちにどれが正解か分からなくなりました。
とても考えさせられる作品でした。

 サンキュー(3)
2016.06.03 19:01 Wild Geeseの評価 | 観終わった| 42が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.0  声優 : 4.5  音楽 : 3.0  キャラ : 4.0

何を基準に最善と呼ぶか?

近未来な日本が舞台のオリジナルアニメ。
「 シビュラシステム 」により就職先などの
最善が勝手に判断される時代。治安維持にも
犯罪係数を採用し、数値が超えれば潜在犯
でも裁かれる。公安局の刑事に配属された
主人公の常守 朱は、新人監視官として数値を
超えた者の執行官と共に、凶悪犯に立ち向う。

監視官は、この世界での常識人として描き
執行官は、世間から弾かれた人達である。
特殊な設定なので、執行官の方が人間味があり
キャラとしての魅力もある。特に、狡噛 慎也は
彼がいるからこそ、サイコパスが成り立つ。

設定や世界観が好みで、管理社会の利点や問題点
そして矛盾点を、分かり易く描けていた。
事件には意味があり、メインストーリーに
関わる所が、作品の作り込みを感じる。

 サンキュー(14)
2016.05.27 07:34 ahllの評価 | 観終わった| 49が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

キャラクターとストーリーが良い

よく比較に出る攻殻機動隊は内容が結構難しく、後々になってセリフの意味を理解する、なんてシーンが多いのですがサイコパスは分かりやすいストーリーでありながらしっかりと伏線も回収していってくれるのでSF初心者でも入りやすいと思います。
萌え要素はかなり少ないので、最近のアニメには珍しいジャンルですね。
監督さんは踊る大走査線の方で、脚本がまどマギの方とかなり豪華な感じです。
SFだけどしっかり警察してて、女の子の感情や男の闘いが描かれているので男女どちらも楽しめる内容だと思います。

 サンキュー(4)
2016.05.26 09:42 (C)Unkoの評価 | 観終わった| 31が閲覧 ★★★★☆ 4.1 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.5  声優 : 2.5  音楽 : 4.5  キャラ : 4.5

株式会社蛇氏東塔事務所所属のUnkoが評価しました

[未購入]縢くんが好きでした

(C)2016 Unko All rights reserved.

 サンキュー(0)
2016.05.25 00:31 ブリキ男の評価 | 観終わった| 71が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

ドミネータ・テクノロジー

シビュラと呼ばれる謎の巨大コンピュータシステムの管理の下で、憤り、抗う人々の姿を描いた近未来クライムサスペンスの傑作です。

シビュラの判断により※1潜在犯と認定された社会不適合者達が※2執行官として警察機構に組み込まれ、監視官と呼ばれる上司達の下で、不審や葛藤を抱えながらも、同様にシビュラによる判定で犯罪者、潜在犯とされた者達に立ち向かって行きます。

SFとしての魅力を充分に備える一方で、分析、推理、アクションという刑事物における必須要素を高いレベルで調和させている作品だと思います。

科学設定のしっかりなされていないSF(サイエンス・ファンタジーと読む事もある。)では正体不明のコズミックパワーとかスーパーコイルとかで未来のテクノロジーの正体を強引に説明しようとする傾向がありますが、本作サイコパスではその様な荒唐無稽な表現が無く、メモリースクープやホログラム、ドローンなど、目新しさや派手さが無く、一見地味に見えるものの、非常に合理的な説明がなされた未来的ガジェットのみが登場し、SF(サイエンスフィクション)としての義務を手堅く守っている印象があります。この点についてはそれら中でも取り分け視聴者の目を引き、本作におけるSF的舞台装置の最たるものとして挙げられるであろうドミネーターも例外でなく、本編中では詳細な説明が省かれていますが、この銃は高エネルギー※3電磁投射機であるという設定が存在している様です。

多くの実写映画やアニメ作品に見られる、説明困難な部分をうっちゃって、想像の余地さえ許さない似非科学テクノロジーで全てを説明しようとする試みは、程度の低い思考停止思考と言っても言い過ぎではなく、そういった作品が跳梁跋扈する中で、本作サイコパスの様に実直に科学と向き合っている作品は貴重であり賞賛に値します。

上記の科学設定に加えて、知的な魅力に溢れた登場人物が多いのも、この作品の色彩を際立たせる為に重要な役割を果たしていると言えます。私は主要人物のほぼ全員に高い知性を感じますが、狡噛、征陸のとっつぁん、槙島、雑賀先生の4人は特に頭脳明晰で、立ち居振る舞いも洗練されていて、とてもカッコ良く目に映りました。

以上科学設定などに内容を絞って記事を書かせて頂きましたが、物語についてのレビューも新編集版の方に有りますので、そちらもあわせてお読み頂けると嬉しいです。


※1:シビュラにより、将来的に犯罪者になる確率が高いと判断された人々。

※2:執行官を管理する監視官に対して、執行官は監視官の手足となって危険な任務に当たる。

※3:指向性の高いマイクロ波放射で射撃対象の内部に熱を生じさせる、電子レンジ・ガンの様なもの。グレゴリィ・ベンフォードのSF小説「大いなる天上の河」以後のシリーズでも度々登場する電磁放射とほぼ同じテクノロジーを利用していると思われます。こちらの小説では反物質入りの磁気トラップカートリッジが電力源になっていましたが、ドミネーターの電力源は不明。ドミネーターの本気とされるデコンポーザーは分子分解銃と言っても良いレベルの破壊力(エネルギー量)なので、それに見合った膨大量の電力が必要と思われます。
乱闘時にも使用される可能性が有るであろう、ドミネーターの可動部分がやけに多い(アーサー・C・クラーク先生が眉をひそめそうな)点については、とても実用性重視の造りに見えませんでしたが、見た目のカッコ良さ、インパクトは絶大でした。

余談ではありますが、研究段階ではあるものの、現代においてもドミネーターと同じ原理を用いた射程距離の短いパラライザーまでは試作されているそうです。

 サンキュー(13)
2016.05.21 22:24 てぃーの評価 | 観終わった| 39が閲覧 ★★★★☆ 4.5 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.5  声優 : 4.5  音楽 : 4.5  キャラ : 4.5

さいこー

ジャンプSQ?かなんかで原作軽く読んで面白くなかった記憶があったから放置してたけど、暇だったのでなんとなく視聴
面白くて一気に最後まで見てしまった。
2期はいいけど1期だけでも見てみるべき
グロ苦手な人は注意

 サンキュー(3)
2016.05.21 04:55 ∮アジェル∮の評価 | 観終わった| 140が閲覧 ★★★★☆ 4.1 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.5

それなりに面白さがあるが展開性に難点もあるか・・・

根本的な部分でいえば、システムそのものに疑問を抱くという点は予想できる展開であり、メンバーが欠落していく所も予想できる。とはいえ最後の最後で予想を裏切る展開に持って行ってくれるかと期待してはいたものの、そのままセオリーに収まってしまった部分が個人的には残念である。

いきなり否定的な感想から入ったが、昨今のアニメの中ではなかなか良い出来栄えの作品であると感じるのも事実で、常々レビューにも書いている事だがオリジナルアニメーションは見応えがあっていつもしびれさせられる。

近未来的な発想でいえば、スーパーコンピューターの上を行く時代にものとして、人体知能によるシステムの確立という題材は、実際に論議され研究もされている内容ではあるが、そのシステム的な人工知能のもととなる人体のサンプルについては意外性をついていてなかなか良い。
さらにそれらを進化させる為の吸収行為といった展開も、新しい発想ではないかと思わされる展開などが見られシナリオ的には見応えがある。

個人的に好きな点でもあるが、監察官と執行官という立場のあり方や、当然とも思えるがその執行官の生い立ちなどの関係性などもキャラの見所でもあり良い。単純に試験解決だけで終わらず、キャラ個々に求められる事件への繋がりや関連性に留まらず、人間的なしがらみにとらわれながら捜査していくあらりはオリジナルならではの生き生きとしたキャラの感情がむき出しになっていてよい。

全体的に観ても欠点と言える部分は少なく、平均以上に評価している通り誰が観ても楽しめる点があるのではないかと思う作品である。ノイタミナらしい作品とも言えるのではないだろうか。

 サンキュー(9)
2016.05.18 02:57 スカルダの評価 | 観終わった| 22が閲覧 ★★★☆☆ 3.8 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 3.5  音楽 : 4.5  キャラ : 3.5

地上の楽園

サイコパスの高度な管理により人々は健全で善良な生活を送っているという、
地上の楽園、北朝鮮のような世界のお話。

ざっと理不尽設定について、

サイコパスでは設定自体が理不尽極まりない。
警察は「潜在犯」を取り締まる事が出来る。
あ、なんか犯罪の匂いがする→逮捕・隔離or射殺
殺人をしていないが、殺人を犯すような人であれば処刑出来る。
超理不尽過ぎる。

通常、罪を裁くのは警察ではなく司法だ。
だが、サイコパスの設定では、
司法制度は全てシビラシステム任せ。執行官が引き金を引けば死刑完了。
司法制度なんてとっくの昔に廃れたようだ。
超理不尽。

この破綻した設定こそがサイコパスの魅力なのだと思う。
あえて現代のバランス感を崩してこの理不尽さと戦うストーリー。

この理不尽設定によって、
正しい事ってなんでしょう。正解ってなんだろうね...
と改めて考えさせられる作品。

後半ぐぐっと面白くなるけど、前半は設定を理解するまでモヤモヤする。
あと、音楽良いです!!

全く違う価値観を持った人間達の織りなす群像劇はなかなか興味深い。
自分にとっての正義が、他人にとって正義とは限らない。
全ての人達が全く違う正義感の上で成り立ってる。
誰が正しいとか正義とかよくわからない。

 サンキュー(4)
2016.05.15 02:14 まーさちゃの評価 | 観終わった| 32が閲覧 ★★★☆☆ 3.3 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 3.0  作画 : 3.0  声優 : 3.5  音楽 : 4.0  キャラ : 3.0

題材は良いだけに少し残念。

雰囲気は攻殻機動隊だなぁという印象。

シビュラシステムという人の精神状態や性格傾向を計測し、数値化することのできる機能が導入された近未来のお話。登場人物の言葉を借りると、「人の魂が丸裸にされた」世界が舞台となっている。

…ただ、全く頭がついてこない。

「犯罪係数」を割り出すことによって、犯罪者やその予備軍を事前に隔離し(あるいは排除し)、安全な社会を確立したというのは何となく分かるが、裁判所が必要なくなったというのはよく分からなかった。民事事件などが起こった場合もシビュラシステムによって、白黒つけるのだろうか?人の精神状態を解析するだけでそんなこと本当に可能か??

そして、もしそんなことが可能なのであれば、大多数の人が失業に追い込まれるのだろうと思う。人間が何もしなくても、シビュラシステムのもと、全てITやドローンが処理してくれる。鎖国しているため、国際競争に巻き込まれることもない。更に、エネルギー・食料自給も達成しているときたもんだ。

職業訓練の過程で思想統制が行われ、大多数の人が、「シビュラシステムは完璧」「シビュラシステムのおかげで身の安全が保障されている」と洗脳されているとはいえ、オートメーション化・国営化が進む過程において、失業・廃業に追い込まれた人たちが暴動を起こさないのだろうか?それとも既にそのような反対運動が鎮圧された後の時代を描いているのだろうか?

このように、あまりに高度(?)に発達し過ぎた社会を描いているため、ピンとこない場面があまりに多く、登場人物たちが、何に対して葛藤し、何に対して悩み、何に対して憤りを感じ、何を考えて日常生活を送っているのか分からなかった。
警察モノである以上、人間の心理描写は不可避であるが、その肝心の「心理」が分からないため、非常に勿体無いと思った。

 サンキュー(0)
ネタバレ
2016.05.08 00:10 スペイドの評価 | 途中で断念した| 28が閲覧 ★★★☆☆ 3.7 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 1.5  作画 : 4.5  声優 : 3.5  音楽 : 4.5  キャラ : 4.5

( ̄-  ̄ ) ンー

かっこいいんだけど、話の内容がイマイチ分からない
登場人物も割と好きなのになんかっもったいないです……

 サンキュー(0)
2016.05.07 10:16 観終わった| 114が閲覧 ★★★★☆ 4.7 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.5  声優 : 4.5  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

男たちに痺れる!退屈なんてぶっ飛んでしまう最高級SF作品。

SFアニメとして、刑事モノとして完成度が高すぎる作品
唯一欠点といえるのはヒロインが冴えないこと位です。
イイ子なんですが。。


・サイコパスの世界とは
近未来、シビュラシステムっていう社会管理システムが導入されてます
これは、人の精神の健康状態や、能力、職業適性なんかが
数値化される代物。
つまり、犯罪を犯しそうな人間を事前に発見できるんです。便利!
ただこのシステムって大きな穴がありますよね
サイコパスの世界とは『管理社会の行く末』です
自由がないですし。犯罪を犯さなくても精神状態の数値がマズければ
隔離されてしまいます。
優秀な人間でも、職業選択はシステムの決定に従わないといけない
。。絶対事件おこりますよね


・サイコパス製作陣について
踊る大捜査線の元広監督、猟奇事件やガンアクションをお得意とする
脚本の深見さん、人の裏、黒い内面の描写をお得意とする脚本の虚淵さん

この御三方の名前でどんなアニメか説明不要ですよね。。


・ストーリーの魅力
犯罪捜査が軸となるストーリーですが、退屈に感じる隙がありません
ゾクゾクワクワク。期待と緊張の連続ですね
そして捜査する側と犯罪者をキャストとした群像劇
キャラクター設定が綿密なために、個性どころか
生き様迄描写されています。
リアルな心情の絡み合いがツマラナイわけがないです


・キャラクターの魅力
主人公狡噛は頭もよくトレーニングも怠らない
勘が鋭い上に心にいえない傷を抱えるという完璧超人
一挙手一投足にきゅんきゅんキマス
これこそ主人公!
惚れてしまいます

敵役槙島
「人生というゲームを心底愛しているんだよ。
 だからどこまでもプレイヤーでありつづけたい」
彼のセリフです。
シビュラシステムを破壊しようとするんですが
誰もよりも自由を愛しているからなんですよね。。
彼を悪といっていいのでしょうか。
槙島のセリフは心に残る言葉がおおいです
惚れていまいます


・音楽
アニメの世界観にとてもマッチしています
劇中BGMは演出としてシーンを盛り上げますし
OP曲abnormalize
ED曲名前のない怪物
どちらも名曲ですね心躍るリズムがありながら哀愁も感じます
EDはEGOISTが担当していますが、ギルティークラウンで架空の
アーティストとして結成されたんですよね。。
ギルクラが残した最大の功績なんじゃないでしょうか。。


・さいごに
魅力の全てを書けませんが、名作と呼ばれる理由がどなたでも
ご理解いただける作品だと思います。
普段SFを敬遠される方にもぜひご覧頂きたいです。


長々とおつきあい戴きありがとうございました。

ネタバレ
2016.05.05 21:14 とーあの評価 | 観終わった| 59が閲覧 ★★★★☆ 4.1 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.0  声優 : 4.5  音楽 : 3.5  キャラ : 4.0

かっこいいです!

観終わって一言・・・
狡噛、宜野座、縢、槙島かっこいいです(≧∇≦)
声優さんの演技力が光ってたかなって思います(*^^*)
そして唐之杜さんたまらんわ〜(≧∇≦)(≧∇≦)
沢城みゆきさんいいっっ!!
狡噛に「寝とくべきだった?」ってセリフにドキッとしたのは内緒です( ^ω^ )

クライマックスの狡噛と槙島のシーンは良かった(*^^*)
宜野座と征陸のシーンも胸打たれたね>_<

とにかく面白かったです!

 サンキュー(12)
2016.04.30 09:37 ヘルワヘルワの評価 | 観終わった| 39が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

忘れかけてた時に!

サイコパスを前に見ていて、一気見したくて、待っていたら、いつの間にかシーズン2が始まっていたという。内容も忘れたので、最初から見たらどっぷりハマりました!こんな世の中になりそうだなと思わせられる、女子でも楽しめる作品だと思います!

 サンキュー(5)
2016.04.29 16:41 銃と刀とロボと拳の評価 | 観終わった| 55が閲覧 ★★★☆☆ 3.1 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 3.0  声優 : 4.5  音楽 : 3.0  キャラ : 1.0

小説ならドハマりしました!

趣向の問題だと思うんですが…
キャラデザとストーリー合ってなくないですか?

 サンキュー(0)
ネタバレ
2016.04.29 11:10 クマーブルの評価 | 観終わった| 16が閲覧 ★★★★☆ 4.5 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 4.5  声優 : 4.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.5

未来型の刑事アニメ

 犯罪係数という数字で裁かれる世界で様々な思いを胸に公安局で働く刑事の物語です。
 最初の数話で世界観を説明して、徐々にキャラの過去や成長が描かれ、物語におけるラスボス的存在との戦いに発展します。
 犯罪係数で裁かれる世界への不信や数々の殺人事件を解く過程がうまく表現されています。
 「正義」というワードが重要になります。最終回は衝撃とよく出来ているという感嘆があります。刑事ドラマが好きな人やあまりアニメを見ない人にもオススメです!

 サンキュー(3)
2016.04.21 22:24 ピピン林檎の評価 | 観終わった| 341が閲覧 ★★★★☆ 4.7 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 5.0  声優 : 4.5  音楽 : 4.5  キャラ : 5.0

「分析官、鑑定結果は?」「哲学的中二病エンターティンメントかな笑」

※第1シリーズ(オリジナル版)・新編集版・第2シリーズ・劇場版、全て併せた感想・レビューです。

◇劇場版の1時間23分付近(狡噛と傭兵隊長のダイアローグ(対話))

{netabare} ----------------------------------------
「国家が崩壊した世界では暴力の民間化が行われる。なぜなら組織された暴力の独占こそが国家の本質だからだ。暴力が拡散すると、それは政治以下的なものになる。社会的憤怒を源泉とした経済活動としての組織暴力だ。・・・ふん。」
「『地に呪われる者』か。ポスト・コロニアルかぶれの傭兵とは始末が・・・悪い。」
「ほう、腕だけでなく学もあるのか。ますます面白い。聞けばお仲間のゲリラどもは、随分とお前に心酔していたそうじゃないか。何か耳障りの良い思想でも吹き込んでやったのかぁ(笑)」
「知らないね。」
「だが、何だろうな。確かにお前と話していると不思議と気分が高揚してくる。ワーグナーの曲でも聴いているような。」
----------------------------------------{/netabare}

このシーンを観たとき、余りに愉快で、思わず声を立てて笑ってしまいました。
さっそく、『地に呪われる者』で検索すると、フランツ・ファノン著と出て来て、アルジェリア独立運動の指導者でポスト・コロニアル思想の先駆者とか(笑)。
それでついでに、「現代思想」なるものをさっと調べる際のマニュアル本として重宝している『現代思想入門』(2007年刊、PHP)のポスコロの項をチェックすると、たった1行だけマハトマ・ガンジーや魯迅と並んで、非西洋の思想家としてその名前が書いてあって、虚淵玄氏はこんなものまで読んでるのか!と、また愉しくなってしまいました。

本作は、このように哲学者・思想家・文学者の名前やその著作が、ワザとらしくも矢継ぎ早に出てきて(※ただし、冲方丁(うぶかたとう)氏がシナリオ原案を担当している第2シリーズはそうではありません)、まるで、これって「哲学的中二病」作品?といった感想さえ持ってしまうのですが、視聴し続けるうちに、それが次第に心地良くなっていくという、他に類例のない貴重な経験をさせていただきました。


◆それでも最初は、とっつきにくかった第1シリーズ

本作の第1シリーズ(オリジナル版)放送当時は、『まどマギ』の虚淵玄氏がシナリオ原案・脚本を担当する作品という事前情報に惹かれて、とりあえず第1話を視聴してみたのですが、責任主義・罪刑法定主義や応報刑論といった近代法の大原則を完全に逸脱する設定をいきなり見せつけられて、「何だこの狂った社会は?」と呆れてしまい、そのまま放置してしまいました。

ところがその後、本サイトなど各所で本作が話題になるは、新編集版さらに続編が作られ去年は劇場版も公開され興行収入8.5憶円のヒット作となるはで、これは一度は見とかないといけない作品だな、と思い直して、第1シリーズから劇場版まで一気観してみました。

これが、実に面白くって、とくに他作品では滅多に味わえない知的興奮を沢山味わえて、アニメの新しい魅力と可能性を、更にもう一つ発見できたような、そんな嬉しい気持ちになりました。

視聴した順番は、第1シリーズ(オリジナル版)→第2シリーズ→劇場版→新編集版で、その後さらに各作品をもう一周ないし二周したのですが、その中でも、上に書いた劇場版での狡噛と傭兵隊長のダイアローグ(対話)、そして、その後に見た新編集版の各話にある填島聖護のモノローグ(独白)および狡噛とのダイアローグが、特別に興味深く思えました。

多分、本シリーズは放送された順番のとおり、つまり、第1シリーズ(オリジナル版)→新編集版→第2シリーズ→劇場版、の順で視聴するのが一番楽しめるのでしょうね。

以下、各シリーズの各話の内容を簡易にまとめた後、本作でたくさん言及のある哲学者・文学者やその作品について一覧にまとめ、最後に填島および狡噛の印象的なセリフを引用しつつ、個人的な感想を長々と綴っていきます。
いけないな・・・自分も本当に楽しみ過ぎている・・・笑笑


◆シリーズ別評価

第1シリーズ ★★ 優 4.7 (94点相当)
新編集版   ★★ 優 4.8 (96点相当)
第2シリーズ ★  良 4.4 (88点相当)
劇場版    ★★ 優 4.5 (90点相当)
----------------------------------
総合     ★★ 優 4.7 (94点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


===== PSYCHO-PASS サイコパス (2012年10月-2013年3月) =====

{netabare} - - - - OP 「abnormalize」、ED 「名前のない怪物」 - - - -

 《起》 公安局刑事課の職務が示される

第1話 犯罪係数 ★ 冒頭に填島vs.狡噛、常守朱監視官の初任務(廃棄区画人質事件)
第2話 成しうる者 ★ 監視官・執行官それぞれの職分
第3話 飼育の作法 ★ ドローン工場殺人事件
第4話 誰も知らないあなたの仮面 ★ 人気コミュ主殺人・乗っ取り事件、填島再登場(*1)
第5話 誰も知らないあなたの顔 ★★ 続き

 《承》 凶悪犯罪の黒幕の正体が次第に明かされていく

第6話 狂王子の帰還 ☆ 狡噛執行官の過去(標本事件)、全寮制女子学園猟奇殺人事件、犯罪の黒幕(填島)
第7話 紫蘭の花言葉 ☆ 続き、ユーストレス欠乏性
第8話 あとは、沈黙 × 続き、校内捜査~結末、※かなりの悪趣味さは×
第9話 楽園の果実 ★ 雑賀元教授(黒幕のプロファイリング)、宜野座監視官の事情
第10話 メトセラの遊戯 ★★ 狡噛執行官おびき出し、廃棄地下鉄構内ハンティング事件
第11話 聖者の晩餐 ★★ 続き、狡噛・填島の初対面、常守・填島の初対面、填島の問い(*2)、親友の殺害

- - - - OP 「Out of Control」、ED 「All Alone With You」 - - - -

 《転》 社会の繁栄を支えるシビュラシステムの正体が次第に明かされていく

第12話 Devil's crossroad ★ 六合塚執行官の過去、シビュラ打倒レジスタンス
第13話 深淵からの招待 ★ シビュラの恩寵(*3)、免罪体質者(藤間幸三郎、そして填島)、常守のメモリー・スクープ
第14話 甘い毒 × 群発ヘルメット暴徒事件、街路での女性撲殺シーンが酷すぎる
第15話 硫黄降る街 ★ 填島の陽動、厚生省NONAタワー襲撃
第16話 裁きの門 ★★★ 続き、狡噛vs.填島、常守の選択、シビュラ中枢への到達、縢秀(かがり)執行官殺害

 《結》 シビュラへの信頼が失われた後の各自の決断が試される

第17話 鉄の腸 ★★ シビュラの正体(禾生(かせい)局長vs.填島)、填島から狡噛へのメッセージ
第18話 水に書いた約束 ★ 刑事課に広がる疑念、常守の成長(cf.第1話)、狡噛「法の外」へ 
第19話 透明な影 ☆ 雑賀再登場、填島の次の狙い、宜野座の消耗
第20話 正義の在処 ★ シビュラの真実・迫られる決断(常守)、穀倉地帯バイオテロ計画
第21話 血の褒賞 ★ ウカノミタマ管理センター攻防戦、征陸(まさおか)執行官殉職
第22話 完璧な世界 ★ 続き、填島の最期、宜野座の選択、後輩(霜月)の着任(cf.第1話)

(*1)填島の再登場シーンで、彼が両手に抱えているのは、有名なディストピア小説 George Orwell“Nineteen eighty-four”(ジョージ・オーウェル『1984年』)
(*2)「シビュラの神託のまま生きるか、自らの意思に従って生きるか」という問い。
(*3)禾生局長と宜野座監視官の会話「この安定した繁栄、最大多数の最大幸福が実現された現代の社会を、いったい何が支えているのかね?」「それは厚生省のシビュラシステムによるものかと」。{/netabare}
------------------------------------------------------------------
※内訳:★★★(凄回)1、★★(優良回)4、★(良回)12、☆(並回)3、×(疑問回)2

<視聴中のメモ>

{netabare}・第1話視聴直後の感想として、フィクションとして面白かったのだけど、責任主義・罪刑法定主義を完全に逸脱する内容には開いた口が塞がりませんでした。
・第3話視聴直後の感想として、バトルの派手さは評価するけれど、特定人物の描写のキモさに少し閉口しました。
・第7~8話の、女子高生プラスティネーション(生体標本化)シーンの悪趣味さ・グロさも要注意。
・第14話の、女性撲殺シーンの悪趣味さも要注意。
・第16話で、ようやく第1話冒頭シーンにつながる。{/netabare}


===== PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版 (2014年7-9月) =====

{netabare}全11話 ※各話評価は割愛
(オリジナル版の各話を2話ずつ組み合わせ、冒頭部等に少し新シーンを入れただけの内容の為){/netabare}


======= PSYCHO-PASS サイコパス 2 (2014年10-12月) ========

{netabare}第1話 正義の天秤 <299/300> ★★ 公安局刑事課一係の新体制、二係酒々井(しすい)監視官の拉致
第2話 忍び寄る虚実 ★ 公安局への挑戦、鹿矛囲(かむい)からの問い掛け(WC?)
第3話 悪魔の証明 ☆ 公安局への挑戦(続き)
第4話 ヨブの救済 ★ 医療施設立て篭もり事件、青柳監視官殉職、※かなりのグロさ要注意×
第5話 禁じられない遊び ★★ 軍事ドローン施設捜査、ハングリーチキン事件
第6話 石を擲つ人々 ★★ ハングリーチキン事件(続き)、集団的サイコパス汚染、鹿矛囲との対面
第7話 見つからない子供たち ★★ 15年前の事故~成長復元ホロ、執刀医の告白(鹿矛囲の目的)
第8話 巫女の懐胎<AA> ★★ 続き、東金財団の秘密、鹿矛囲の正体はやや難あり×
第9話 全能者のパラドクス ★ 国交省役人晩餐事件、常守の祖母、※グロ注意
第10話 魂の基準 ★ 地下鉄立て篭もり事件、東金執行官の正体
第11話 WHAT COLOR? ★ 集合的サイコパスの受容


OP 「Enigmatic Feeling」
ED 「Fallen」{/netabare}
------------------------------------------------------------------
※内訳:★★★(凄回)0、★★(優良回)5、★(良回)5、☆(並回)1、×(疑問回)0


======= 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス (2015年1月) =======

{netabare}全1話(2時間弱) ★★ 東南アジア某国へのシビュラ輸出計画、狡噛との再会、俺たちの闘いはまだ続くEND

OP 「Who What Who What」
ED 「名前のない怪物」{/netabare}



◆本作に登場する書籍、言及される哲学者・作家一覧と、そこから見えてくるもの

《第1シリーズ(オリジナル版)に登場する書籍、言及される人物等》

{netabare}・第4話で、填島が手にもつ本は、ジョージ・オーウェル『1984年』
・第5話で、ルソー『人間不平等起源論』、寺山修司『さらば映画よ』(戯曲)
・第6話で、シェイクスピア『マクベス』、『タイタス・アンドロニカス』
・第7話で、キルケゴール
・第9話で、プラトン
・第11話で、デカルト
・第13話で、病室の狡噛が手に持つ本は、ジョセフ・コンラッド『闇の奥』。また病室の机に置いてある本は、スタンダール『赤と黒』
・第14話で、填島の読んでいた本は、岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』
・第15話で、ウィリアム・ギブソン、フィリップ・K.・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、ジョージ・オーウェル
・第16話で、パスカル、オルテガ
・第17話で、スウィフト『ガリバー旅行記』
・第19話で、M.ウェーバー、M.フーコー、J.ベンサム「パノプティコン」
・第21話で、ヨハネ福音書「一粒の麦」
・第22話の最終シーンで、狡噛が船室に残していく本は、M.プルースト『失われた時を求めて-第1巻-スワン家のほうへ』{/netabare}


《新編集版のみに登場する書籍、言及される人物等》

{netabare}・第2話で、クラウゼヴィッツ(プロイセンの軍人)
・第5話で、ミシェル・ヴィヴィオルカ(仏社会学者)
・第6話で、『ベーオウルフ』(古英語で書かれた英雄譚)
・第7話で、バートランド・ラッセル『幸福論』{/netabare}


《第2シリーズに登場する書籍、言及される人物等》

{netabare}・第8話で、J.ベンサムの考案したパノプティコン(一望監視施設)に言及あり(※但し、第1シリーズ第19話に既出)
→第2シリーズは、虚淵玄氏ではなく、冲方丁(うぶかたとう)氏がシナリオ原案を担当しているので、虚淵氏担当分のような哲学者や文学作品の「中二病」的なひけらかしがない。{/netabare}


《劇場版に登場する書籍、言及される人物等》

{netabare}・M.プルースト『失われた時を求めて-第7章-見出された時』
・フランツ・ファノン『地に呪われたる者』{/netabare}


◇ジョージ・オーウェル『1984年』を下敷きとした作品世界

本作の裏の主人公でダーク・ヒーローである{netabare}填島聖護は、第1話冒頭に登場した後は、第4話ラストまでしばらく出てこない{/netabare}のですが、その彼が再登場するシーンで手に持っている書籍は、上記のとおり、ジョージ・オーウェル『1984年』の原書(1949年刊)でした。
この『1984年』という小説の世界では、“Big Brother is Watching You.”(大兄が貴方を見守って/監視している)というスローガンが街のあらゆる場所に掲示されていて、このBig Brotherという全能の官僚システムによる人々の生活の保護と監視が抱き合わせになった社会の様相と矛盾が描かれているのですが、本作のシビュラは、これに相当する存在として描かれています。
そして、そうした全能の官僚システムが人々の生活を全面的に保護/監視する高度な「福祉国家(welfare state)」が成立している『1984年』の世界では、「厚生省(welfare department)」の役割と権限が肥大化していて、本作(PSYCHO-PASS)の作品世界でも、それを参照してか、公安(局)が現在の日本のような「内閣府」所轄ではなく、「厚生省(厚生労働省)」に所属している設定になっています。
また、そのような全能の官僚システムは、その正当性に人々が一切疑念を持たないように、不都合な真実(とりわけ不都合な歴史的経緯)を徹底的に隠蔽しようとすることも『1984年』には描かれており、本作(PSYCHO-PASS)でも、システムに不都合だったり余分だったりする情報(とくに歴史的経緯に関する情報)は隠蔽されている設定になっています。

→この後、沢山の文学・哲学作品や文学者・哲学者の名前が本作に引用・言及されていくことになるのですが、以上の点から、本作の作品世界が、この『1984年』を下敷きとしていることは明らかなように私には見えました。


◇填島の(≒虚淵玄氏の)"教養ラインナップ"

割と雰囲気だけで選ばれているように見える文学作品は別として、本作に言及のある哲学作品・哲学者の選択は、私には以下のように分類できるように思えました。

(1) 「大きな物語」ないし「大理論」を提唱するもの
 プラトン(哲人政治を提唱)、デカルト(理性による世界の再構築)、
 ルソー(社会契約による国家と社会のリセット)、ベンサム(功利主義による社会の再設計)
(2) そうした「大きな物語」「大理論」が具現化した世界の様相を描くもの
 ジョージ・オーウェル『1984年』(※これは小説ですが)
(3) 「大きな物語」「大理論」の不可能性を提唱するもの
 フーコー(※パノプティコンに象徴される隠された権力構造を批判したポスト構造主義の思想家)、
 デリダ(※脱構築を唱えたポスト構造主義の思想家)
(4) 申し訳程度にデカルトなど提唱の「大きな物語」に反論しようとしたもの
 パスカル、オルテガ

→以上から見えてくる、填島の(つまり、シナリオ原案・脚本を担当した虚淵玄氏の)"教養ラインナップ"は、冷戦終結以前(1980年代末まで)のもの、そして、こうした哲学・思想の潮流の伝播がどうしても周回遅れになってしまう日本に当てはめても、せいぜい1990年代中頃までのもの、であるように私には見えて、個人的にかなり興味深く思いました。
→つまり、冷戦終結後~現在までの哲学・思想のメイン・ストリームとなっている、英米系の分析哲学・科学哲学や、旧新(ないし左右)のリベラリズムの哲学者・哲学書への言及が全く抜け落ちている、ということ。
→この点について、さらに後述します。


◆填島&狡噛の独白・対話、 本作のコア・コンセプト考察

◇新編集版第1話の冒頭(填島の独白)

{netabare}「どこかの誰かが、愚かな人類どもといったとして、その人類には当然、自分自身も含まれている。
人間について知りたいと思ったら、人間を見ているだけではいけない。
人間が何を見ているのか?に、注目しなければ。
君たちは何を見ている?僕は、君たちを見ている。
信じられないかも知れないが、僕は君たちのことが好きだ。
昔からよくいうだろう?愛の反対は憎悪ではなく、無関心だ。
興味がないのなら、わざわざ殺したり痛めつけたりはしないんだ。
・・・
余計なことばかり考える。緊張しているのか?
相手を甘く見過ぎて、踏み込み過ぎた?
・・・
なんてね。(笑)」{/netabare}

(※コメント)
他人(あるいは自分)を観察するときは、その行為を見るだけでなく、内面の動きをも見る必要がある、ということでしょうか。
いずれにせよ、グッと引き込まれるセリフで、これがオリジナル版になかったのは個人的にはかなり惜しかった気がします(これがあれば放送当時早々に視聴を断念していなかったかも)。


◇新編集版第1話の中程(狡噛執行官の夢の中での独白)

{netabare}「公安局監視官。シビュラの尖兵。厚生省のエリートコース。
この社会に適応できない人間が発生することも、システムはシステムに組み込んでいる。

重要なのは最大多数の最大幸福であり、全人口の幸福ではない。

治安が悪い地区をある程度放置するのは重要だ。
不可能を実現しようとすれば、必ず破綻する。
完全な社会は、完全な社会を諦めることによって成立する。
シビュラシステムとは、そういうものなんだろう。

しかし、だ。
あの事件、あいつの死は、明らかに異常だった。
シビュラシステム運営下には有り得ないタイプの犯罪。
そんなことが出来る奴が、どこに、どうやって?」{/netabare}

(※コメント)
これもオリジナル版にはなかったセリフ。「最大多数の最大幸福」はおなじみジェレミー・ベンサムの提唱した功利主義のスローガンですね。
なるほど、シビュラシステムはベンサム型の功利主義(結果重視タイプの功利主義=帰結主義)を具現化したもの、という建前なのですね。


◇新編集版第4話の冒頭(填島の独白)

{netabare}「何を考えているのかは分からなくても、絵を描く動物は殺しにくくなる。
感情があるのではないか・・・直感的に僕たちはそう感じるはずだ。
表現することには、その位の価値がある。

近代に入って、社会は絶対的な価値観の追究を諦めた。
相対的な、偏差値的な世界観を中心に据えるようになった。
しかしそれは、絶対的なものは不要になったからではなく、酸っぱいブドウだとして切捨てにかかっただけに過ぎない。
手に入れにくいから、最初からなかったことにしよう、と。

そこに、シビュラシムテムが現れた。
システムは文化や芸術にも介入するようになった。
シビュラ認定芸術家、シビュラ推奨作品。
ブラックボックス化された独自の判定基準によって、発展に必要な苦悩と対立が減少してしまった。

表現することを侮るようなやり方は、やがて、社会に致命的な停滞を・・・もたらす。」{/netabare}

(※コメント)
これもオリジナル版にはなかったセリフ。
西洋思想の流れでいうと、中世まで信じられた“神”中心の絶対的価値観が崩れ、相対的な価値観を認めざるを得なくなった近代で、今度は、“神”に代わって“理性”を中心におくデカルト流の理性主義・設計主義(もし神の存在を証明できないのならば、人間が神に代わって、自らの理性を極限まで働かせることによって、理想的な社会を設計・構築することが出来る、とする思想)が登場し、ルソーやベンサムもその流れにつながるのですが、そうした理性主義・設計主義が具現化した世界を描いた代表的フィクションが、前述のジョージ・オーウェル『1984年』です。
そして本作に描かれたシビュラシステムも、そうした発想からの派生(シビュラ=『1984年』の Big Brother)に見えました。


◇新編集版第5話の中程(填島の独白)

{netabare}「君なんだな、僕の犯罪に発生した現時点最大の摩擦は。
君の持つコンパスは正確か?
僕はこの世界において、限りなく罪と罰から遠い場所に立っている。
通常の手段で僕に追いつくことはできない。
そのためには君は、頭の中にとても正しいコンパスと地図を持ってなければいけない。

昔から、一人遊びが苦手だった。
僕はどんなときでも二項対立を欲しがった。
戦うこと、競うことを思い切り楽しんでから、脱構築主義者みたいに二項対立そのものをズラしていく作業が好きだ。

君は、どの程度なんだ?
時々、自分がどの程度なのか確かめたくなる。
自分の位置と自分の強さを試したくなる。

手伝ってくれるんだろ?公安局執行官。」{/netabare}

(※コメント)
これもオリジナル版にはなかったセリフ。
「脱構築」とは、明鏡国語辞典によると、「フランスの哲学者デリダの用語。形而上学を支配している二項対立的な発想を解体し、その仕組みの再構築を試みることによって新しい可能性を見出そうとする思考の方法。デコンストラクション。解体構築」という意味です。
これは、1960年代後半~80年代に主にフランスの哲学者たちによって喧伝された「ポスト構造主義」という哲学潮流のメイン・コンセプトなのですが、実は、こんなの(=形而上学の全面的否定・排撃)って、英米圏では1950-60年代から常識だったんですけどね(科学哲学・分析哲学の興隆)。
ただ、フランスや西ドイツといった欧州大陸の西側諸国や日本では、形而上学・・・というより「大きな物語」「大理論」の全面的否定は、なかなか受け容れられませんでした(何故なら、マルクス主義革命による人類の革新(という「大きな物語」)を夢見る人たちがアカデミズムの世界で長らく頑張っていたから)。
そして、そうした「大きな物語」「大理論」の思想的根拠がようやく崩されたのが、1970年代のフランス発のポスト構造主義の「脱構築」という思想コンセプトの提唱と普及であり、それが日本には1980年代に入ってようやく伝播してきたのでした(浅田彰『構造と力』・・・「哲学は終わった」という言葉が流行ったらしい)
でも、ポパー(反証可能性理論を提唱したオーストリア出身・イギリス帰化の科学哲学者、主著『開かれた社会とその敵』『ヒストリシズムの貧困』)やハイエク(自生的秩序論を提唱したオーストリア出身・イギリス帰化の経済学者・法哲学者、主著『自由の条件』『法と立法と自由』)やアーレント(英米の革命と仏露の革命の本質的差異を分析したドイツ出身・アメリカ帰化の政治学者、主著『革命について』『全体主義の起源』)の論説が早くから当たり前となっていた英米圏では、「何を今さら」という感じだったのだろうと思います。
上で既に指摘していますが、本作で開陳されているシナリオ原案・脚本担当者(虚淵玄氏)の"教養ラインナップ"が、実は「脱構築」すなわち「ポスト構造主義」まで(=つまり、日本で言うと、どれだけ遅く見ても1990年代中頃までのラインナップ)であることが、ここではっきり分かります。


◇新編集版第6話の冒頭(填島の独白)

{netabare}「西部劇的、いや古典英雄譚的決闘と言うべきかな。
かび臭い地下の、例えるならディストピアのベオウルフ。
生まれる時代も場所も、すべて間違えて、それでも僕たちはここにやってきた。
僕たちは間違った社会に生まれた。
それでも、歩む道は間違えなかった。

勿体無い。
泉宮寺さんも、僕が思っていたよりずっと摩擦に対する対処能力が高い。
今から、あのふたりが突然仲良くなったりしないものか。
一度は殺しあったけど、はい、握手で仲直り、全部水に流しましょう、って。

拙いな。
少し楽しみ過ぎてる。
自分がやっていることが綱渡りだということ、忘れるべきじゃない。
ふふん。」{/netabare}

(※コメント)
ここで、ディストピア(dystopia、暗黒郷、ユートピア(理想郷)と正反対の地)という表現が登場します。
なお、ベオウルフは英国最古の英雄叙事詩の題名であり、その英雄の名です。
「僕たちは間違った社会に生まれた。それでも、歩む道は間違えなかった。」とあるので、この英雄たちには、狡噛執行官・泉宮寺氏のほかに、填島自身も含まれるのでしょうね。
本作の舞台が、ディストピア世界であり、本作が、そうしたディストピアに抵抗する英雄たちの物語であることが、ここで明言されたように私には見えました。

本作の裏の主人公{netabare}(填島聖護){/netabare}は、{netabare}潜在犯に犯罪手段を供与して実行犯に仕立て挙げたり、自らの手で何の怨恨もない一般市民を殺害してしまう、間違いなく最凶の悪人キャラ{/netabare}なのですが、その彼が、実は{netabare}マクロ的にはシビュラという暗黒のシステムに支配されたディストピア世界に反旗を翻した"英雄"である{/netabare}、という二重構造になっていますね。
そして、表の主人公{netabare}である公安局の二人(常守監視官と狡噛執行官){/netabare}も、{netabare}填島の犯罪を追及するうちに次第しだいに、自分たちが命がけで守っているシステムが、実は醜悪な「怪物」{/netabare}であることに気付いていくことになります。
→こういうのは、SF映画などにはよくある舞台設定なのかも知れませんが、システムを壊そうとする側と守る側の、どちらに「正義」あるいは「大義」が存在するのか判別し難い、という設定は、やはり私には凄く魅力的なものに見えました。


◇新編集版第8話の終盤(填島と狡噛の対話)

{netabare}「正義は議論の種になるが、力は非常にはっきりしている。そのため、人は正義に力を与えることができなかった。」
「悪いが、俺は、誰かがパスカルを引用したら用心すべきだと、かなり前に学んでいる。」
「ふふぁふぁふぁ。そう来ると思ってたよ。オルテガだな。もしも君がパスカルを引用したら、やっぱり僕も同じ言葉を返しただろう。」
「貴様と意見があったところで、嬉しくはないな。」
「語り明かすのも楽しそうだが、あいにく、今僕は他の用件で忙しい。」
「知ったことか。」{/netabare}

(※コメント)
デカルト・ルソー・ベンサムといった理性主義・設計主義・リセット主義の哲学者に反論を“試みた”哲学者・思想家の選択として、妥当だと思いました。
→正直にいえば、反論を“試みた”に留まらず、それらをはっきり“論破”した、と英米圏で見なされている哲学者・思想家(つまり前述のポパーやハイエク等)に言及があれば尚良かったのですが、そこは虚淵氏のラインナップが少し古い、ということで仕方ないのでしょうね。


◆総評

本作は、「未来SFもの」「未来警察・犯罪もの」としても、十分以上に楽しめる良作と思いますが、個人的にはそれ以上に、“思想・哲学エンターティンメント”という、これまで自分がアニメのジャンルとしては考えもしなかった部分で、物凄く面白かったし、感嘆させられた作品となりました。
(小説やマンガでは、ある程度そういうジャンルの作品があることは知っていましたが)

※とくに、たまに見かける環境問題とか戦争とか核処理の問題などをテーマとして特定の“思想・哲学”を視聴者にステルス的に刷り込もう・制作者側の考えを一方的に視聴者に押しつけよう、とするタイプの作品ではなく、あくまで、“思想・哲学"を扱った"エンターティンメント作品”として、ちゃんと成立している点が、本当に素晴しいと思いました。

私の視聴済み作品の評価方法では、これまでずっと、

(1) 自分が、強く「感動」させられた作品については、評価点数4.6以上
(2) 面白かったけれども、強く「感動」するには至らなかった作品については、最高でも、評価点数4.5まで

としており、それに従えば、本作も (2) に該当することになりますが、本作については、「感動」には至らなくとも、このような作品が制作されたことへの「感嘆」が非常に大きく、他の「面白かった」作品との評価の区別を確り付けたい、という気持ちが強く湧いてしまったので、非感動系作品としては本作に限り、評価点数を4.7としました。

こんな感じの作品が、これからも制作されるのなら、本当に嬉しいのですが。

 サンキュー(50)
2016.04.21 17:55 もんぶらんの評価 | 観終わった| 45が閲覧 ★★★☆☆ 3.9 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 5.0  声優 : 2.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

見応えあり

作画の良さと話題性に魅かれ、アニメを見始めました。
第1期と2期とありますが、個人的には1期の方が話に深みを感じるので好きです。 
両方ともテンポ良く進み、他のアニメでは感じたことのない緊張感があり
映画を見ているような感覚を体験できるのもこの作品の魅力だと思います。
グロテスクな演出が多いとゆうことと、風刺的な内容なので大人にお勧めしたいです。(アニメを見ない大人にお勧めしたい作品 個人的にベスト3)

1期の填島と2期の雛川(カムイもそうでしたが)同じ声優だったのが気になります…。雛川はまだ謎が多いキャラでもあるし、何かの伏線…?
劇場版を見る限りだと次期が期待できそうなので、楽しみにしている作品のひとつです。

キャラデザはリボーンの天野明氏ということですが
リボーンの初期と比べると驚くほど格段に画力が上がっています。

 サンキュー(4)
2016.04.17 02:19 ディザイアの評価 | 観終わった| 112が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

HELLOW!!WORLD!!♪(´ε` )

◇わたしの脳内◇
ソルティレイのパクリだよね♪(´ε` )
面白かったからいいけど。
やっぱオリジナルには敵わないよねえ(笑)
グロ描写は期待外れだったしねえ。
鬱展開で後味悪いかとも思ったけどそれも違ったし。
このレベルなら洋画「ミスト」のほうがまだ憂鬱でもやもやする。
第6話だっけ?TV放送一時中断したことあったけど、この程度でやめたのは評価できないなぁ。
血湧き肉躍るような作品ではないけど、良作以上の出来だからお勧めはできますね。
クックック。
◇点数◇
86点
◇ひとこと◇
サイコパスというタイトルに惹かれたサイコパスの人間からしてみてみれば一人もそう呼べるようなキャラクターのいないこの作品はじつに滑稽で片腹痛くてたまらないのではないでしょうか。
◇ジャンル◇
男性向け$グロ$シリアス$テクノロジー
死闘$美男美女$ミステリアス$パクリ
◇ちなみに◇
常守捜査官の偽善的な態度には猛烈にイラつきました。彼女は容姿端麗なだけあって癖のある性格です。この分じゃ、性癖も一癖も二癖もありそうですねえ。残念なことにシャワーシーン以外でエロい場面はありませんでした。きりりとした逆三角形の瞳には見惚れますがもう少し他の部分でアピールして貰いたかった。制作陣、もそっとまじめに取り組もうよ。
ムラムラしたわたしの心は収まりがつかず視聴に集中できないことが時々あった。ブラックラグーンもヒロインにエロエロな格好させてる癖においしい展開はなかったよね。「宝の持ち腐れここに極まれり」
たっく、大いにヨスガや未来日記を見習ってほしい。
ホワルバ2の意気地なし(碇君と比べタチの悪い奴)でさえあんなシーンやこんなシーンがちょびっとあったのに。そえばシャーロットのヒロインかわええけど期待した展開にはならなかったよね。あそこまでやるならソードアートのオベイロンがしたようなお触りタイムを追加すべきだな。
わたしはレズじゃないけど女の子が虐められてる展開が好きで堪らにゃいの。
変態なんです!
わかるか制作陣!わたしの気持ちが!ええ?
多分わからないだろうと言うことを予言してみる。
◇未視聴の人へ告げる詔◇
過度な期待は禁物である。政治活動でも経済活動でも福祉活動でもそうだ。他に希望を求めると結局最後には裏切られる。それならば最初から見下してしまったほうがよい。友人や恋人、上司、先生、部下、なんでもそうでしょう?求めるべきではない。キリスト教における基本法則のひとつに、「与えよさすれば与えられん」というものがある。先人の教えを盲信するのはよろしくないが、かといって拒絶するのもよろしくないのである。
「ブラックジャックによろしく」などと阿保なことを抜かしている場合ではない。全くもって、1ミリもよろしくないのである。
◇最後に◇
では諸君!四露死苦!
わたしの啓蒙活動はこうして幕を開けた。
太平洋にぷかぷかと浮かぶ小樽になったかのような気持ちですが世間体や社会という荒波すらも、難なく乗りこなしてみせますよっと。わたしの敵は本能寺にだけではなく、全世界にいるのですから。
本音をぶつけてやりますよっと。
有吉?ハッ!!わたしの本音は彼のそれよりも遥かに毒々しいですよ。
ホリエモン?ヘッ!!わたしの本音は彼のそれよりも真実に近いですよ。
ではまた次のレヴューにて。
サイコパスは二流中の上位、中の上といったぐらいの作品でした。むしろ二期のほうが面白かったような。

 サンキュー(5)
2016.04.14 17:16 ホークの評価 | 観終わった| 31が閲覧 ★★★★★ 5.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 5.0  作画 : 5.0  声優 : 5.0  音楽 : 5.0  キャラ : 5.0

タイトルなし

後半すごく引き込まれました!

 サンキュー(2)
ネタバレ
2016.04.06 11:03 なつなつの評価 | 観終わった| 31が閲覧 ★★★☆☆ 3.0 評価対象: PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画) 物語 : 3.0  作画 : 3.0  声優 : 3.0  音楽 : 3.0  キャラ : 3.0

考えさせられた。

悪役として出てくるキャラが絶対悪と思えないあたりとても面白い。
また、主要キャラも容赦なく殺される。
油断してみていると涙が出てきた。
ヒロインの常森も急成長が恐ろしい。
最後は1話のような状況に戻り繰り返される世界を感じさせられた。
22話と少々長かったため3日で一気見。
サイコパス2をみたいと思います。

 サンキュー(2)

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