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「PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画)」

総合得点
90.2
感想・評価
5568
棚に入れた
26345
ランキング
59
★★★★★ 4.1 (5568)
物語
4.3
作画
4.0
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.1

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PSYCHO-PASS サイコパスの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

見たことがあるような舞台設定だが

世界観:9
ストーリー:7
リアリティ:7
キャラクター:7
情感:7
合計:37

人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とした「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本を舞台とした近未来SFです。

シビュラシステムにより、犯罪を行うおそれのある者は「犯罪係数」が高くなり、規定値を超えれば「潜在犯」として裁けるようになっていて、警察組織「公安局」の刑事がシステムに接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて治安を行っています。

映画で見たことがあるような舞台設定ですが、登場人物がその世界を現実として思考し、生きているようにしっかりと描かれています。脚本はまどマギの虚淵玄氏、なるほどと思いました。信頼できますが、安易なハッピーエンドはなさそうだなという印象。

新任監視官として公安局刑事課一係に配属された主人公(常守朱)が、部下となる執行官(犯罪係数は規定値以上)らとともに事件に向かっていきます。元々評価の高い作品でしたが、期待通り面白かったです。

少々グロいシーンがあるので、そういうのが絶対無理という方でなければおすすめです。

{netabare}序盤は世界観を伝えるためのストーリーでしたが、それほど複雑ではなく、ついていくことができました。中盤までかなりハイレベルでした。

強烈だったのはアカネの目の前で友人が殺されてしまうシーン。普通のアニメなら何らかの形で救いの手が入るところですが…。これもリアルではあります。

後半更に良くなると思っていたのですが、シビュラシステムが公開された時の表現がやや陳腐に見えたのと、公安局の局長(及びこの組織の全体)の描かれ方がリアリティに欠けた分、評価を下方修正しました。

それから、シビュラがアカネに自らを明らかにした点に違和感があったこと(シビュラの開示は槙島を失うよりもリスクは高いのではないか? と思ってしまったので)や、最終話にかけてアカネとシビュラとの会話が多く、説明が長いところも気になりました。

でも、色々と想像を巡らせていたら、サイコパス健康優良児のアカネも実は免罪体質で、シビュラはその事実を伏せ、シビュラがどのように世界を制御しているかを教え、今後の展開で、アカネをシビュラ側に誘うのではないかと思ったり。それであれば、シビュラがアカネを特別扱いしたことに納得できます。槙島とアカネの2人を同時に失うおそれは回避したかったでしょうしね。

「君ほどの正義感を持つ免罪体質者であれば、この世界をもっと良くすることができる。僕と契約して、シビュラの頭脳に加わってよ♪」と。

もしくは、アカネが罪(ストーリー上やむをえない殺人等)を犯したのに、裁かれず、葛藤するような角度でくるのか。

なんて、勝手に考えて楽しんでいました。上記はネタバレでも何でもなく、今後のストーリーを知らない私の妄想ですのであしからず。

後半、トーンダウンしたようにも感じましたが、コウガミと槙島の戦いの結末、宜野座とその父のやりとり、そして、エピソード1を思わせる新任の配属シーン。格好良い終わり方でした。第二期もいずれ見たいと思います。{/netabare}

(視聴2015、調整2017.5)

投稿 : 2017/05/30
閲覧 : 582
サンキュー:

62

アニメ散策 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

がっかり

期待して観たのですが、失望しました。13話でやめました。はじめの数話からキャラクターがどうも人工的だなぁという印象を持っていましたが、本作内で起こったある事件がきっかけで一気に作品世界が嘘っぽく感じられました。危機的状況での女主人公の行動がありえない。それに対する同僚の反応も。

欧米の有名な哲学者や作家の格言やセリフを登場人物がしばしば引用しますが、必要とは思えず、ただのもったいぶった演出になっています。他人の言葉ではなく、脚本家自身の言葉で表現してほしかった。

投稿 : 2017/05/24
閲覧 : 255
サンキュー:

3

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シリアス物では一番好き。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚

私は未来的作品は余り好きじゃない方です。
あまりにも現実感がわかなくて、あれなもので......
ですがサイコパスは何故かすんなり入れました。
たぶん近未来だからかな?そんなに未来未来していなかったので。


それと何よりも私の好物が何点も作品に入ってたからかも。
犯罪、グロ、メッセージ性、鬱(虚淵玄)etc.


こちらの作品、実は本編と新編集版で少し違っています。
新編集版には、それぞれの回の冒頭に追加説明みたいのが追加されています。
台詞やシーンの追加、過去の回想の掘り下げなどを追加することで
より分かりやすく、視聴者が入り易い作りに変更されている感じかな。
最初の第一話の序盤は開始が違ったりとかもします。

なのでファンの方は両方観ることをお勧めします♫•*¨*•.¸¸♪


私が観ていて感じたのが、全てが管理された社会(シビュラシステム)は確かに安全かも知れませんが
それによって無くなる良識や常識、価値観などがあるのではと
自分自身が考え、行動することによってしか成し得ないことがあり
全てを管理され、考えることを止めてしまった社会は異様であり
また退屈ではないかと。
それを含めても犯罪が減るのであれば、私はシビュラシステムを現実社会でも再現して欲しいですね。


凄くメッセージ性が強く、私好みの作品でした。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚
グロ☠が苦手な方も豪放磊落で、これを気に観て欲しいと思います。


ちなみにドミネーター、こちら8万円くらいだったかな?
喋るし、変形もする大人の玩具として販売されてもいるので
欲しい方やコスプレイヤーの方は購入してみてはいかがでしょうか?笑
でも間違っても私に向けないでくださいねっ?
ホラー、グロ、鬱などが大好物な私に向けたら
エリミネーターどころか、デコンポーザーになりかねないので:;(∩´﹏`∩);:


更に余談になりますが、槙島聖護が実在する哲学者・文学者の作品の引用をしているので
そういう哲学だったり、文学作品が好きな人は尚のことはまりそう。
ちなみに作中に登場する『虐殺器官』、これが全国ロードショーされました。

投稿 : 2017/05/14
閲覧 : 228
サンキュー:

32

ネタバレ

ばぶえたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

苦手要素が多かったのに気付いたらドはまりしたアニメ

観始めるまでに一番時間がかかったアニメでした。

まずSFがあまり得意ではないので、ビジュアル全般に入り込みにくさを感じていました。
黒ベースにグリーンライトなど。

銃を使う系(刑事系、ハードボイルド系)も苦手。

それからキャラデザも、男性キャラは大丈夫ですが常守朱がどうしても苦手でした。

何一つ入り込める要素がありませんでしたが、それでもいつも見かけるので、ついに気合いを入れて1話を視聴。

自分の中で葛藤しつつも続きがなんとなく気になったので2話目も視聴。

…このあとは驚くほどサクサク進み、ラスト10話くらいは逆に話が気になって止められない状態になりました。

結局面白すぎて2回繰り返して観ました。

SF系とはいっても人間ドラマがものすごくしっかりしているので、SF要素が苦手な人でも全然観られるかと思います。
後から知ったのですが、監督が「踊る大捜査線」シリーズの方だとだそうで、なおさら納得です。
ドラマ性のおもしろさがそのままです。

実力派声優陣の演技も本当に素晴らしかったです。

音楽も近未来的な要素を取り込んだりで魅力的でした。
第九はもはや狂信者のテーマになりつつありますね(笑)

作中にちょっぴり残虐なシーンも出てきますので一応記載はしておきますが、そこまで過激な描写ではないので大丈夫かとは思いますが、苦手な方はご注意下さい。

何回観ても演出の細かさや美術の美しさ、声優の演技などが魅力的なので、また繰り返し観ようと思います。



{netabare} どうしても、虚淵玄関連作品なので「神になってしまう」展開かと思いました。
悶々とした独特の感覚で終わるのも、虚淵玄ならではかと思います。{/netabare}

投稿 : 2017/05/12
閲覧 : 251
サンキュー:

11

ピエロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

法とは?犯罪とは?フィロソフィーアニメ

ノイタミナの代表作?とも言えるであろうサイコパス!
近未来の行き過ぎた社会システムとそれに葛藤する公安局の刑事のお話でしたね〜。
まずこの感想の題名にも書いた通り哲学アニメって感じで難しいアニメでしたね笑
深く考えれば考えるほど色々と難しかったので今回は軽くあまり考えず見ていましたが、その中で2つ疑問が出てきました。
法律とは一体何なのか?何をもって犯罪と定義するのか?
ちょっと堅苦しいですが、サイコパスは基本この2つの疑問を問うているような感じがしましたね、
前にデスノートの映画でこの世に完璧な法律なんてない、作ってる人間が完璧じゃないからみたいなセリフがあったのを覚えていますがまさにその通りだと思います!
ただ正しくあろうとする人間が作ったのが法律、それが完璧じゃなくとも正しくありたいと思う人間の最終結論が法律であってやっぱりこれは守るべきものなのかな?って思いますね!
ただ内容が哲学的で取っつきにくいと思う人もいるかもしれませんが、ストーリーは非常に分かりやすくとても面白い展開です!
ただ、終わり方が結構なんとも言えない物寂しさを感じさせる終わりでスッキリしない感は否めないですね。
でも1番このアニメで推したい所は哲学的な所ではなく、ただただカッコいい!ってところですね笑
今まで見てきたアニメでここまでカッコいいと思ったアニメはないですね笑
特にEDのEGOISTの名前のない怪物。このアニメに合いすぎ。笑
ここまで語彙不足かよ!ってなるぐらいカッコイイしか出てこないっていうぐらいカッコいいんです笑
ちょっと本当にアホみたいな感想になりましたが、ここまで見ていただいた方は感謝です笑
まだ見てない人には是非見て欲しい作品です!

投稿 : 2017/04/25
閲覧 : 231
サンキュー:

22

ネネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最大多数の最大幸福が実現された社会・・・

良い作品です。おもしろい。
後半の作画崩壊が無ければもっと高評価です。


厚生省・シビュラシステムの恩恵によって最大多数の最大幸福が実現された社会のお話。

サイマティック・スキャンで人の心を読み取り、犯罪者予備軍(潜在犯)を事前に隔離し、安全性を確保した社会・・・・・・今の政治社会よりずいぶん良いのでは・・・と思ってしまったw

投稿 : 2017/04/06
閲覧 : 244
サンキュー:

8

κοκο さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

左か右かで決まるのかな? 犯罪係数。

星5 ★★★★★ 個人的にとても好きな物語です。

現社会システム 社会契約論「最大人数の最小幸福」を、機械統治によって「最大人数の最大幸福」にしたらどうなるのか・・・ という、作者の脳内シュミレーションをアニメーション化した作品。
この時点で、ワクワクが止まらない人は絶対見るべきだと思います。(笑
まず、こんなこと脳内でシュミレーションしている人間に度肝を抜かれますよね。
この作者の脳みそがとても痛快です。非常に興味深い。

社会哲学に興味のある人におススメです。

投稿 : 2017/04/05
閲覧 : 158
サンキュー:

6

Bigtsuna さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメでもあるしドラマでもある

この作品は、アニメでは少し珍しい作品だと思っています。
こういう作品はドラマの方で描かれる印象が強いです。
ですが、アニメという枠を上手く利用してサイコパスという作品を上手に描いたんじゃないかと思います。
普段、アニメを観ない方でもハマるんじゃないかな〜と個人的に思っています(笑)
あと、本を読まない方はこの作品を観て読みたくなる本が一つ見つかると思うのでそう言った意味でも観て損はないと思います。
とりあえず、観てみてください。
何かが変わると思います。

投稿 : 2017/03/26
閲覧 : 126
サンキュー:

8

まつっあん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

はまった!

キャラクターのビジュアルとノイタミナ作品と言うことで見始め、ストーリーやSFという世界観にいっきにはまり大好きな作品。

投稿 : 2017/03/25
閲覧 : 138
サンキュー:

2

オオカミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

うーん

何度か視聴にチャレンジしたけど、何故か2話ぐらいで切ってしまうと言う
評価高いのも分かるし絵も綺麗なんだが…

多分個人的にあんまり好きではない作品…

なんで苦手なのか原因がイマイチ分からないけどそのうち考察して見ます;

あ、ヒロインが微妙なせいか…?あんま気にして見るタイプではない筈なんだけどな…?

投稿 : 2017/03/24
閲覧 : 200
サンキュー:

3

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最も完成度の高いアニメーションの一つ

あにこれレビューでその得点の高さに期待して視聴しました。結果としては期待通り、いや期待以上の作品でした。ノイタミナ作品はどれもクオリティーが高く個人的に好きなのですが、その中でも3本の指に入る傑作だと思いました。とはいえ全ての人に自信をもって勧められるといえば、残念ながらそうではない。グロテスクなのはちょっと・・・という気持ちも理解できるので、無理はしないことが大切かと思います。

作品の魅力は独特の舞台設定と、狂気で残虐な演出。人間の精神や性格を題材にする試みは、これまでのアニメではあまり見られなかったものだと思います。もう一点の残虐性についても、非常に際どいシーンが見受けられます。目を覆いたくなるような場面も何度もありましたが、それが不思議なものでそうした演出に一種の中毒的な魅力も感じることもありました。

物語は近未来的ながらどこか現実味を帯びる世界が舞台。そしてその時代には時代錯誤とも思われる刑事の執念や勘、泥臭さやといった人間性がとても面白く描かれている。また作品が投げかける社会・法と人間との関係性、人間とはどうあるべきかという強いメッセージ性が大きな柱になっているようでした。こうした要素の総合的なバランスが絶妙。

人間性が限りなく排除された近未来的で、主人公たちが葛藤しながらも答えを模索し前へ進む姿に人間のもつ可能性を再確認しました。数々の事件や真実を経て、各々の信念のため行動する狡噛や常守。この二人の関係性も好きなのですが、個人的に宜野座と征陸の距離感がいい。
物語の鍵を握る槙島も魅力的に描かれており、単純な勧善懲悪の枠に収まらない社会派作品として完成されています。

映像面ではCGが非常に効果的に用いられており、日常から戦闘シーンに至るまで作品のもつ世界観をよく生かしていた印象。近未来的世界観とCG技術のマッチングが作品全体の魅力を押し上げたとさえ思います。戦闘シーンもドミネーターを使った銃撃戦はもちろん肉弾戦まで網羅されており、スタッフのこだわりが顕著にあらわれていたと思います。

個人的に今まで見てきたなかで、最も完成度の高いアニメーションだと思いました。なぜもっと早く見なかったのか、それだけが悔やまれます。

投稿 : 2017/03/21
閲覧 : 187
サンキュー:

15

ネタバレ

モンブラン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

登場キャラが全員に好きになる!

本当に面白い作品!
私が今まで見た中で一番好きな作品です!
のめり込みます!
未来の警察の話です。
みんな個性的なキャラですが好きになると思います!
あまりネタバレはしたくありません!
とにかく見て欲しいです!!

投稿 : 2017/03/18
閲覧 : 191
サンキュー:

7

いさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

舞台設定が

よく練られているなーと
ちょいグロだけど

投稿 : 2017/03/06
閲覧 : 256
サンキュー:

3

Acur@D さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

仮想社会設定なのにリアリティがすごい

シビュラシステムという絶対的管理システムに管理された社会で進行していくストーリー。
正義と悪という客観的に見れば非常に曖昧な判断基準をどう捉えていくか、どう判断するのが正解なのかを葛藤しながら主人公の成長と共に物語が進んで行く…
ビジュアル的にはお世辞にも可愛いとは言えない主人公がラストに近づくにつれ可愛く見えてくる不思議w
敵味方問わず登場人物それぞれしっかりキャラが立っており、魅力的且つ自分的には嫌なタイプが居なかった為ストレス無く「全員大好き状態」で観進める事が出来ました。
刑事モノ、裏の権力者モノ、犯罪哲学モノ、社会システムに対する反抗モノ
が好きな方には垂涎物の作品です。
劇中に出てくる「携帯型心理診断鎮圧執行システム・ドミネーター」という武器。これが最高に厨二心を揺さぶります。
この武器は向けた相手の心の汚れ具合でモードが変わって威力が変わるという設定なのですが視聴してる途中はこの演出だけでも興奮できますw
自分の心の汚れはどれくらいなんだろう?とか考えてしまうアニメです。(しかしベクトルに拠っては実際に汚れていないというふり幅もある)

最後に、ぶっとんだ理論になりますが攻殻機動隊が好きなら絶対観て損はしないと思います。中身は全然別物ですが。

投稿 : 2017/02/27
閲覧 : 187
サンキュー:

8

u-i さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よくあるものをきちんと描いた作品

この作品が紹介されるとき、シビュラシステムとその近辺のSF設定が魅力として押し出されることが多いですが、これ自体はSF界では割と似たようなものがすでにあると思います。斬新さはありません。
それに主人公の葛藤や目的もよくあるもので、過程もやはりよくあるものです。
そしてこの作品の本当の魅力は、そういうよくある設定や大筋をきちんと描いている点だと思います。

こういう「よくある設定」を使う場合、どうしてもどこかに今までに無いものを見せようとして、変に捻ったり妙なキャラクターや設定を付け足してしまう場合があります。しかし、そういう余分な付けたしはむしろ大きなマイナスポイントとなってしまうことが多いのです。

この作品はそういう背伸びをしません。その代わり描くべきことをきちんと描き、よくある設定や物語を堅実に動かして行きます。
それでいて決して古臭さを感じることは無く、これで充分面白いのです。

変に捻ったものや目新しさではなく、ただ純粋にSF作品を見たいと思ったとき、あるいはSFをあまり見ない人が多少なりとも心引かれているとき、この作品を見ることは良い選択肢だと思います。

投稿 : 2017/02/22
閲覧 : 176
サンキュー:

8

ネタバレ

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

正義とは何かを考えさせられる物語デス。

人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測する値・通称:PSYCHO-PASS(サイコパス)が導入された未来世界。これにより、大衆は「理想的な人生」の指標として、その数値を実現すべく躍起になっていた。そして、犯罪に関する数値も、「犯罪係数」として計測され、犯罪者はもちろん、たとえ罪を犯していなくても、規定値を超えた者は潜在犯として、裁かれるのであった。 物語は、治安維持の為に働く、公安局刑事課一係のメンバーの活躍を描いたものである。

----------------------------------------------------------------

絵は見やすいと思います。
ストーリーは近未来の話のわりに全体的にダークな作品デス。
どちらかというと大人向けの作品だと思います。
主人公はコウガミシンヤ、ヒロインはツネモリアカネ。
コウガミとマキシマの話を軸に、いくつかの猟奇事件が起きます。
少しグロイ場面もありますが、見れる範囲だと思います。
目が離せない展開も多く、見応え十分デシタ。

投稿 : 2017/02/22
閲覧 : 230
サンキュー:

7

アンディ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

スルメアニメです!

リアルタイムで見てました!
最初見たときも斬新なアニメだなぁっと思って
楽しく視聴していましたが、その後、新編集版で改めて見たら
新たな発見があり、最近3回目の視聴をしています笑
見るたびに面白さを発見するスルメアニメです笑

■ジャンル■
SF、サスペンス、警察もの

■類似作品■
・攻殻機動隊(SF警察という要素のみ。よく比較されてい
ますが、全くの別物なので比較対象ではないと思います)

■視聴きっかけ■
踊る大捜査線の監督、リボーンの絵、音楽で
興味を持ち、視聴

■感想■
純粋な作品の感想としては、他のアニメにはない
斬新な世界観で、ストーリーも予想が全くつかず、
非常に面白かったです。

ストーリーは、前半は若干の推理をしつつ
犯人を追い詰めていく(たまに追い詰められる)スタイルで、
後半からはある一人の犯人とある一人の警察官のアツい戦いが
メインになっていきます。推理モノや群像劇ではなく、
超監視社会となって犯罪が起きないはずの日本で、
犯人が犯罪を犯す動機やその世界の構造の歪みなどが
見所ですね。いわゆるSFのディストピア小説です。

キャラですが、最初は特に思い入れもなかったのですが、
それぞれのバックグラウンドを知って改めて視聴すると
前半までの行動の意味がわかったり、結末を知っているため、
愛着が沸いていきました。ギノギノ、カガリくん、とっつぁん最高です。
ただもうちょいキャラの深掘りをして欲しかったけど。

また、この作品は、よく引き合いに出される攻殻や
作中に出てくる1984年やフィリップKディック等の小説に
興味を持ったり、つまらなそうな哲学の勉強も楽しくなったりと
自分に多大な影響を受けた作品でした。虚淵玄もこれで知りました笑
紙の本が一番ですよね笑

OPED1クール目、2クール目ともに最高です。

■まとめ■
このアニメは雰囲気を楽しむ、キャラの感情に注目する、
社会派的な視点、哲学的な視点等色んな楽しみ方があると思うので、
自分にあったこのアニメの見方を見つけると、
どんどん好きになると思います!

息抜きにはできない少しハードなアニメですが、
SF、ディストピア小説好き、少し知的っぽい
アニメが好きななら是非見てください!

投稿 : 2017/02/19
閲覧 : 187
サンキュー:

12

ネタバレ

アリア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あっという間に完走できる

はじめはキャラデザがとにかく苦手でした。
朱は可愛くないし、狡噛は髪型がもさくて鬱陶しいし、何よりも“目”のデザインが受け付けなくて、3回くらい断念した作品です。

その他にもOPはハイトーンボーカルが不快だったし、EDは素敵なボーカルなのにメロディーも歌詞もクドくて誰が作詞作曲したのか確認したらSupercellのryoで納得だったり。

こんなとっつきづらさの塊のような作品でしたがストーリーはずっと気になっていたので、何度目かの視聴でやっと完走。

シビュラシステムの値でしか裁けないこの世界には、殺人幇助や教唆といった罪が存在しない(犯罪計数が超えたら潜在犯にはなるが)という点が恐ろしい。(これは{netabare}シビュラシステム繁栄のためでもあるが{/netabare})
システムの抜け穴を埋める従来の制度(裁判など)が完全に消滅していることを利用した犯罪者をどう裁くかという物語。
汚染された平和における正義とはなんなのか。
考えさせられる作品です。

そこに立ち向かう朱がもうめちゃくちゃ格好いい!
女主人公によくある、自分で考えることもせず優柔不断で流されながら薄っぺらい正義を掲げるようなキャラではありません。
とにかく朱は立場を理解しており冷静に論理的思考ができる上に肝の据わった性格を持っている。
もちろんミスをしたり気が動転することも作中にはありますが、私はイライラせずに見ることができました。

むしろ宜野座が顔が良いだけのポンコツすぎて…“冷静”と“機転の利かなさ”をはき違えている節が多々見られる上、戦闘時のトラップに気付かないなど犯人と対峙する部隊としてあるまじき知識のなさ。
普通頭脳系なら「あそこに罠が2つ張られている。気をつけろ」とかそういう司令塔ポジションなのに。
リーダーシップのみが先行する描写に少しいらっとしました。
{netabare}しかも私の一番大好きなとっつぁんの足を引っ張りまくるし!
とっつぁんはいつか殉職しそうだと予想していたけれど、あまりにも不憫な最期です。{/netabare}

あと不思議なのが、あれだけ発展した舞台なのに戦い方は肉弾戦なんですね。
ライトセーバー的な武器とかあってもよさそうなのに…ナイフって超古典的。
デジタル社会を揶揄するためなんですかね?

何はともあれ作画も良いですし、見て損はない作品だと感じました。

投稿 : 2017/02/15
閲覧 : 156
サンキュー:

9

ネタバレ

T.N さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

色々深いアニメだった

未来を舞台にしたアニメで今で言う警察?を主役にしたサスペンスな物語でし

た。人間の感情や欲望だけでなく犯罪思考まで管理されるらしくディストピアな

世界だと思いました。どうやらそれらの計測値をサイコパスといい、自分がこの

世界にいたら怯えながら過ごす日々になると思いました。沢山の鬱な状況やマイ

ナス感情が多かったですが逆にそれが面白く感じ続きが早く見たいアニメでし

た。

投稿 : 2017/02/15
閲覧 : 189
サンキュー:

6

クマクマ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

正義?

誰もがもってる狂気的な部分をうまく描いた作品だと思います。
正義ってなんだろうと考えさせられました。

投稿 : 2017/02/11
閲覧 : 133
サンキュー:

1

nanikore さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

随分と前に

随分と前に観終わったものですから、なんとも評価が自分の中でもふわふわとしています。
が、備忘録としても。

実はこのアニメ。視聴を三度ほど、断念したことがありました。

どうにも、主人公が好きになれない。
あぁ温室育ちの主人公が現実に打ちのめされるパターンね、ハイハイ…
なよなよするな、決断をしろ、やめろやめろやめろ…

などと苦悩の日々を経て、ある日。
突然なんとなく再チャレンジしようとテレビのHDDから録画データを探し。観ました。悶々とするパートをなんとか乗り越えいざ。



衝撃的な破壊力でした。丁度モラトリアムの中、哲学的空腹感を抱いていた僕にはちょうどいい。丁度よいSFチックで哲学的で、どこか背徳的なテーマ。あぁなんて面白いんだ。面白い、アニメが面白いぞ!深夜一人叫んでいたような気がします。いや、薄ら笑いだったか。どちらにせよ僕はハマっていました。

作品の魅力は観て、自分のなかで消化して欲しい。内容をここで語りたくない。
ぜひ観て欲しい。


二期には失望しました。

投稿 : 2017/01/28
閲覧 : 218
サンキュー:

8

Mightier P さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2010年代代表のSFサスペンス

【まとめ】
攻殻機動隊SACシリーズと比較対象に上がるのはスタッフが意識していたこともあり仕方のないことですが、SACと似ているのは近未来での公安部門メンバーが主役といったところでしょうか。EDで明らかにオマージュがなされていますが本質は浦沢氏のMONSTERに近いです。

【キャラクター】
本作に登場するキャラクターは良い意味で個性豊かで嫌みがなく、ストーリーにうまくからめられていたように思います。MONSTERのヨハンよろしく一人のカリスマ性を持つボスがいるわけですが、魅力あふれるキャラクター性を持っています。

【シナリオ】
男主人公と相対する敵が完全悪というわけでもなく何が正義なのかをこの作品の世界観において問いただす役割を持つとともに視聴者に強いメッセージ性もあります。シビュラシステムの是非、人間のあり方それらそのものに疑問を抱きつつも友人の敵として最後まで敵を追い詰めていく主人公の生き様は少年漫画的でもあり、とても心地良いところがありました。

【ストーリー】
シビュラシステムがスタンダードになっている世界観そのものに突込みを入れだすと本作は全く見れなくなってしまうのですが、一つのSFファンタジーとしてこの設定を受け入れられればそこから先は内容豊かな刑事サスペンスです。人が人らしく生きるということはどういうことか、人は自分の意思で生きることをやめ善悪をすべてシステムの管理による安心の中に捨て去ってしまうと何が起こるのか。あくまで原案者の推測によって成り立っている物語ですが、これもひとつのifなのでしょう。あまり否定するところはないのですが、変にスタッフがSACシリーズを超えるだのなんだの言わない方が良かったのでしょう。

投稿 : 2017/01/25
閲覧 : 159
サンキュー:

3

ネタバレ

wBGqc07391 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

進化しすぎた世界

犯罪係数これがこの世界の基準高ければサイコパスこれで本当にいいのか?警察の目の前で起こる人殺しなぜ殺せない、なぜうてない、
全ては進化しすぎた世界のせい何が正しくてないが悪いのか?考えさせられる作品です

投稿 : 2017/01/12
閲覧 : 165
サンキュー:

3

okaz さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白い

世界観が未来的だけど凄く現実みのある話ですね
設定は割りと腰を入れていたようですが、僕だったらあの世界でまともに生きることは不可能だと思いますね。
あれは管理社会と呼ばれるリスクを徹底的に排除しようとする世界ですが
リスクを恐れるが故に過剰になっては面白くありません。
そうじゃないと思う方もいるかもしれませんが公園の遊具の撤去だけであれだけ騒ぐのだから
もし明日からシビュラシステム導入しまーすってなったら、おいっ!ってなるでしょ。

だからその辺納得のいく説明が欲しかった

キャラは
これがPSYCHO-PASS2が微妙だと言われる所以じゃなかろうかと思うほどに際立っていましたが
槙島聖護の残忍さは行きすぎかなと感じますね、だけど誰かを殺すたびに何か意味があるんじゃないかと思案してしまいます。

ただなんで最初ネットのアバターとか女学院とか下らないことしてたんだろう。そこからシビュラって階段何段飛ばしだよってちょっと思ったけど。それはふと湧き上がるアイデンティティーとは?ってやつなのかなって思うとまぁ納得できる

その他にも色々感動あり衝撃ありの良い作品です

投稿 : 2017/01/10
閲覧 : 135
サンキュー:

5

こた さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほぼ完璧な出来では…

まずはとにかく一話目の掴みが良い。そこで一気に惹き込まれる。
OP・EDともにかなり良い。各回の最後をEDと重ねる演出が巧妙。
ただエルフェンリートやAnother、ジェノサイバーのグロ描写でも難なく観れる自分が、本当にゾッとした場面もあったのでそこは注意を…。
個人的に、アニメオリジナルの作品の中では一位二位を争う出来。
再レビュー・2015年視聴

投稿 : 2017/01/05
閲覧 : 295
サンキュー:

31

ネロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

どうなんでしょう…

櫻井さん以外のキャストが…
それ以外は概ね良かったです。

投稿 : 2017/01/01
閲覧 : 222
サンキュー:

3

はりねこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

シリアス一辺倒!近未来のSFアクション!

全22話の近未来SFオリジナルアニメ。

個人的には3話から16話までは静かな物語進行ながらも、オリジナルならではのワクワクする展開の連続で面白かった。
17話以降はそれまでの意外であったり衝撃的なシーンが少なく、無難な流れであったことがやや残念。

しかし各キャラの掘り下げなど、不要なシーンがなく、主題歌が作品にマッチしていた点も良い。
充分オススメできるクオリティのアニメ。


~各話ごとの点数(100点満点)~

1話・・・84点
2話・・・82点
3話・・・87点
4話・・・92点
5話・・・92点
6話・・・92点
7話・・・94点
8話・・・95点
9話・・・88点
10話・・・92点
11話・・・97点

12話・・・90点
13話・・・86点
14話・・・91点
15話・・・90点
16話・・・96点

17話・・・86点
18話・・・86点
19話・・・86点
20話・・・88点
21話・・・90点
22話・・・90点

投稿 : 2016/12/08
閲覧 : 180
サンキュー:

8

こめった さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

物語の内訳(平均計算:.2や.7までは切りさげ、.3~や.8~は切り上げ)
ストーリー:4.0/構成:3.5/世界観:5.0/キャラ:3.5/テーマ性:5.0
平均4.2、よって物語4.0

投稿 : 2016/12/06
閲覧 : 195
サンキュー:

3

DB さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

面白い設定で、それほど破綻していなかったので楽しく見れました。途中からの展開にちょっと無理がある気もしたが、最後までテンションを維持できていた。微妙に理屈っぽいラストでしたが納得のいくものでしたし、いい作品だと思います。

投稿 : 2016/12/02
閲覧 : 197
サンキュー:

7

ネタバレ

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

犯罪係数オーバー300、執行対象です

「躍る大捜査線」で有名な本広克行監督が"現代版パトレイバー"を目指して制作に乗り出したオリジナルアニメです。
脚本には虚淵玄さん、原案には天野明さんと豪華スタッフがお送りする、ProductionIGの意欲作です。

<物語>
シビュラシステムなんて実現したら、私のようなアニメオタクは確実に執行対象でしょうね。
アニメオタクは犯罪者予備軍みたいなとこありますし。
シビュラシステムは所謂ディストピアの一種ですが、その世界観は緻密に練られていて目新しさすら覚えます。
"免罪体質"である槙島との攻防を通して、管理社会の在り方に深く突っ込んでいく様は、まさしく大作のそれでした。
最初はキザったらしく思えて、斜に構えて見てたんですが、面白いものを面白いと認める素直な心も必要ですね。
面白かったです。

<作画>
浅野恭司さんや千葉崇洋さんの指揮で作画は全体的に良かったと思いますが、18話は酷かったですね、「咎狗の血」みたいでした。
収録版ではリテイクされてますから、そんな糾弾するほどでもないんですが。
2期の放送前に"新編集版"が放送してましたよね、新しいシーンも追加されていたとのことで、録画してるので何時か見たいです。

<声優>
この頃はどのアニメを見ても花澤香菜さんがいるって状態でしたよね、使いすぎの感は否めませんでした。
それ以外は有名声優を起用している印象でした。

<音楽>
凛として時雨の初アニメタイアップでしたっけ、初めてOPを見た時は異質な雰囲気出てるなと感心しました。
以降は色々な作品の主題歌を歌うようになりましたよね。
プログレ系好きな人には有名なバンドで、私の後輩がかなりのファンでした。
EDはどちらもEGOISTが歌ってますね、「ギルクラ」が好みではないこともあって、彼らのマルチ展開へのあまり関心は低です。

<キャラ>
槙島、私は勝手にマキシマムと呼んでますが、彼の存在は強大でしたね。
閉塞感しかない監視社会を打ち壊してくれるマキシマムは、最早ヒーローとして私の目に映りました。
"君はこの後、僕の代わりを見つけられるのか?"なんて、よく言ったものです。
槙島がパスカルを引用した後に、狡噛がオルテガを引用して返したシーンは、本作で一番好きなシーンです。
それから宜野座さん、人格破綻者が多い本作で彼は数少ない等身大のキャラでした。
その昔、"嫁コレ"ってアプリがあって、登録キャラの中に宜野座さんも居て、迷わず選択しちゃいましたよね。
撫でると好感度が上がりました。


静かな面白さがあるとでも言いましょうか、質アニメ好きには願ってもないような作品だったんじゃないかと思います。
でもですね、もう十二分に評価されている作品なので、話は面白いんですけど、距離を置いてしまうというか。
万人受けしそうな作品を忌避する私のような捻くれ者には、持て余す作品でした。

投稿 : 2016/11/21
閲覧 : 259
サンキュー:

6

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PSYCHO-PASS サイコパスのストーリー・あらすじ

人間の心理状態や性格的傾向を、即座に計測し数値化できるようになった世界。あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は 「良き人生」 の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は、
「サイコパス(Psycho-Pass)」の俗称で呼び慣わした。(TVアニメ動画『PSYCHO-PASS サイコパス』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年秋アニメ
制作会社
プロダクションI.G
主題歌
≪OP≫凛として時雨『abnormalize』、Nothing's Carved In Stone『Out of Control』≪ED≫EGOIST『名前のない怪物』、EGOIST『All Alone With You』

声優・キャラクター

関智一、花澤香菜、野島健児、有本欽隆、石田彰、伊藤静、沢城みゆき、櫻井孝宏、日髙のり子

スタッフ

ストーリー原案:虚淵玄、キャラクター原案:天野明、 総監督:本広克行、監督:塩谷直義、脚本:虚淵玄/深見真/高羽彩、キャラクターデザイン・総作画監督:浅野恭司、ドミネーターデザイン:石渡マコト、色彩設計:上野詠美子、美術監督:衛藤功二、3D監督:佐藤敦、撮影監督:荒井栄児、編集:村上義典、音楽:菅野祐吾、音響監督:岩浪美和

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