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「ハイスクールミステリー 学園七不思議(TVアニメ動画)」

総合得点
63.8
感想・評価
15
棚に入れた
63
ランキング
4013
★★★★☆ 3.5 (15)
物語
3.6
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.8
キャラ
3.4

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ハイスクールミステリー 学園七不思議の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

平成百物語、色褪せない怖さ。学園ホラーアニメの決定版。

「恐怖新聞」の作者、つのだじろう先生の漫画が原作のホラーアニメ全41話です。
タイトル通り、主に高校を舞台に、ヒロイン・一条みずきが様々な怪奇現象や恐怖体験をしていくオムニバス。
全41話というボリュームや、夕方帯という放送時間も相まって、(当時観ていたら)中々に印象深いアニメでした。

{netabare}『物語』
霊感の強い女子高生・一条みずきちゃんが、黄泉(こうせん)高校(名前からして不吉…)で起こるオカルト絡みの恐怖体験をしていく。
ハイスクールミステリーらしく、イジメや自殺、失恋などの若者(男子よりも女子生徒)の怨念が多い。
ハイスクールという舞台で拗れてしまった怨念、負の感情が、心霊恐怖として蘇る。
これに定番の学校の怪談を交えつつ、霊界からの恐怖を、頼れる霊能力美少女・月影先輩の助力で乗り切っていく話多し。
昭和末期に流行った都市伝説系の話はあまり無いのも特徴でした。(25話のトンネルや、28話の呪いのビデオテープは都市伝説か)
…黄泉高校、名探偵コナンの日常ばりに事件多過ぎますw
「Another」の3組よりはマシとはいえ、この学園ヤバいです…。
「境界のRINNE」のさくらちゃんの学校も大概ですが、リンネはミカルで和む…

舞台は1992年(平成4年)と推定。(38話にて「10年前の昭和57年」というセリフより)
平成初期のお話なんですが、雰囲気的に昭和末期っぽい感じ。
みずきと友達たちの日常系のノリも何となく、昭和末期の女学生っぽい。
萌えとは無縁な、女子高生の気の置けないやりとりも、何気に面白かったり。
携帯電話はまだギリギリ普及していない時代。(数年後には既に普及している境界線上)
みずきのバイト先のレンタルビデオ屋(DVDやブルーレイなんて無い)とか、学園の雰囲気等々、随所にこの時代特有の空気を感じられる。

みずきちゃんが霊界からの恐怖に理不尽に巻き込まれるものの、(話数重ねるごとに)霊能力者として素人では無いみずきちゃんが、月影先輩と共に解決に乗り出すミステリー・サスペンス要素も面白かった。
とはいえ終始翻弄される話も多く、また全然解決していない後味の悪い話も多い、本作に限ればそれもまた味わい深い。
27話「保健室」では二転三転する逆恨みの連鎖、まるで地獄少女めいた業の闇あり、一番悲劇的でした。
一番怖かった16話「通用門」ホラーアニメとして今観ても非常にコワイです。「櫻子さんの足元には死体が埋まっている」ちょっぴり彷彿(こちらが先輩ですけど)
36話「パソコン通信」パソコン自体が物珍しかった時代、みずきちゃん大ピンチ!からの緊迫感ある展開にドキドキ。


総じて、オムニバスで全41話飽きさせない内容ありました。
昭和(平成初期)学園物らしい雰囲気で重くなり過ぎず、ホラーやサスペンスはしっかり魅せる。
良くも悪くも霊の人生ドラマに肩入れし過ぎない浅さあり、観易さと独特の味わいに繋がっていた。
…良きオムニバスなんですが、もう少し、全体を通してのドラマがあればなお良かったかも。
「学校の怪談」のような、ヒロインの成長や友情ドラマなど。
パソコン通信回でみずきを救ったパソコンオタク男子辺りが使い捨てだったり、ここら辺はやや惜しいです。


『作画』
セル画としてクオリティーは高く、恐怖体験や、学園やこの時代の雰囲気はばっちり。
見せ場のホラー演出はかなり怖いです。
キャラデザが「奇面組」の人、女子があまり萌えないのが難。
でも月影先輩は結構美少女に見えてくる。
友人たちのキャラデザは昨今の量産型美少女ではなく、美人じゃないけれど個性あり。
…お風呂回で、みずきちゃんの全裸入浴シーンは結構えろい上に規制無し。
この時代夕方帯でもまだ規制は無かったんですな。

『声優』
みずき役の富沢美智恵さん、友達のゆかり役の三石琴乃さん含め、セーラムーン声優多し。
それ以外では月影先輩の本多知恵子さんのクールビューティーもステキでした。
亡くなられたのが惜しまれます…。

『音楽』
主題歌は無く、開幕の不気味な曲が印象的で、これからコワイ話が始まる予感…
ED曲も不吉な余韻あり。
ピアノ多用のBGMが秀逸、特に山場の恐怖シーンのテーマは非常に緊迫感あって怖いです。


『キャラ』
一条みずきちゃん、霊感少女で好奇心が猫を殺す…のは序盤だけ、次第に霊の怖さ学んで謙虚な対応するので、積極型としても巻き込まれ型としてもごく自然なヒロインでした。
学校ではごく普通の明るい女子高生。

月影明子(めいこ)先輩が非常に頼れる!寺生まれってすごい、改めてそう思った。
みずきのピンチに颯爽登場するナイト、良き助言者にして良き友人であった。
38話の幼女時代がかなり可愛い、本作最萌は幼女先輩でした。

女性霊能者・南郷さんは切り札的存在のステキな女性。
頼りになり過ぎて月影先輩より出番少ない。

友人たちが日常系萌えアニメではない、等身大の女子高生らしい。
三者三様でキャラ立っていたけれど、意外とクラスメート以上の繋がりは薄かったのが残念。

ゲストヒロインでは14話15話の笹原清美がイカれている美少女。
パソコン通信回でみずきを助けた冴えない男子も中々良かったけれど影が薄い。{/netabare}

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 415
サンキュー:

17

バットバス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/08/30
閲覧 : 139

ニコルオズワルド さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/03/29
閲覧 : 103

ドフ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/02/10
閲覧 : 91

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 105

マウイんぐ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2017/08/10
閲覧 : 105

タクボン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/01/06
閲覧 : 131

ねねねねの さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/06/28
閲覧 : 122

ウェア・ウルフ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/05/26
閲覧 : 121

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ハイスクールミステリー 学園七不思議のストーリー・あらすじ

つのだじろう原作の『学園七不思議』をアニメ化した作品。原作にはなかったオリジナルのストーリーが多くを占め、またその作品のクオリティの高さが当時の小中高生、主婦層に支持を得た。やたらと霊障の起こる「黄泉(こうせん)学園」に通う女子高生、一条みずきは、学校で起こるさまざまな心霊・怪奇現象を、自分の霊力を自覚している月影明子先輩とともに経験していく。「興味本位に霊の世界に近づくと危険よ」という月影先輩の忠告も空しく、みずきはさまざまな学校内の伝説や噂、事故、自殺、いじめ、恨み、悩み、恋愛などといった事件に首を突っ込んでいく。(TVアニメ動画『ハイスクールミステリー 学園七不思議』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1991年春アニメ
制作会社
スタジオコメット

声優・キャラクター

富沢美智恵、本多知恵子、川島千代子、青羽美代子、芳野日向子、三石琴乃

スタッフ

原作:つのだじろう、 監督:三沢伸、企画:清水賢治、プロデューサー:茂垣弘道、アニメーションキャラクター・総作画監督:金沢比呂司、美術監督:金村勝義、撮影監督:森下成一、音響監督:三間雅文、編集:岡安肇、音楽:りゅうてつし

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