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「アベノ橋魔法☆商店街(TVアニメ動画)」

総合得点
66.2
感想・評価
161
棚に入れた
878
ランキング
2878
★★★★☆ 3.7 (161)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8

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アベノ橋魔法☆商店街の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

製作側の息吹を感じる

オリジナル作品(2022.6)
今、これと同じようなコンセプトで製作してもおそらくうまくいかないと思う。失敗例?でいえば「ぶらどらぶ」みたいな、一人の人間がやりたいようにやっただけで終わる可能性が高い。
今日の取り敢えずアニメ作っとこみたいな環境では生まれないと思う。
ストーリーも作画もキャラもハチャメチャで好き勝手にやって底が浅いようでそうでもない。作り手の楽しむ熱が伝わってくるからだ。それは観る側にも何かしら伝わるし時間の無駄とはならないと思う。
今は数こそ多く技術も進んでいるが、無駄だなと思える作品が多いのは残念に思えるなと感じた作品。

私のツボ:おさげと白いワンピースとサンダルと関西弁の強さ

投稿 : 2022/06/12
閲覧 : 194
サンキュー:

2

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ガイナックスの異世界漂流セカイ系。オモチャ箱的パロディー、名作?迷作?

大阪の下町商店街を舞台に、少年と少女が、パラレルワールドの商店街を漂流していく。
陰陽道のSFファンタジーでもあり。

【良い点】
当時のガイナックスの創造力と活力溢れた作風。
大阪の小学生のアルミちゃんとサッシ君が色々なパラレルワールドでドタバタコメディー、自由奔放に繰り広げられるパロディーの嵐や、ふたりの大阪弁の掛け合いの楽しさ、個性的なキャラ達、まるでオモチャ箱をヒックリ返したような奇天烈さを堪能できる。
回によってバラエティー豊か。
パロディーの面白さは視聴者の知識によるが、知らなくてもテンポ抜群で楽しいし、知っているネタだと結構笑える。

一見パロディーやりたい放題な趣味作品と思いきや、1話から陰陽道関連のSF設定の伏線を丁寧に張っており、全編通してのストーリーとテーマがある。
1話の古き良き活気に満ちた商店街からスタート、徐々に帰れない理由を仄めかし、祖父とユータスやムネムネの過去の関係、そして9話で真相開示と、1クール通して(そういう事だったのか!)と分かり易いSFに仕上がっている。
陰陽道モチーフのSFファンタジーとして良く練られていて完成度が高い。
(2013年の京騒戯画より遥かに分かり易い)

サッシたちが奇妙な異世界で迷い現実の商店街に帰れないのは、実は陰陽師の資質があるサッシが現実を受け入れない故である事が後半明かされる。
(物語の構図は押井守監督の名作「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」に似ている?)
現実ではマサじいは死んでいる?アルミちゃんは北海道に引っ越してしまう、アベノ橋商店街は寂れていた…
受け入れたくない現実。
サッシは拒み空想のパラレルワールドに遊び、アルミは現実を見据えて未来に進みたい。
小学生の男の子より女の子の方がずっと大人で、現実を見ている。
大半のコメディー回で大阪弁の喧しくも微笑ましい掛け合いの中にも、随所にふたりの成長度の差を見せていた。

個別回では11話の太平洋戦争を風刺した回が少し考えさせられる。
大本営発表や、めんどくさい冗長な伝令などを風刺。

作画のセンスが良く、単に絵が綺麗なだけではない魅力溢れる。
アルミちゃんは深夜アニメ的美少女絵ではないがオンリーワンの可愛さ。
声優陣もサエキトモ氏と松岡由貴氏の掛け合いが素晴らしい。
林原めぐみ氏が歌う主題歌も非常に良かった。

【悪い点】
やりたい放題のパロディー連発だけど、回によって面白さにバラつきがある。
というより過半数の回が冷静に振り返ると微妙。
毎度同じキャラによる異世界大喜利、バリエーションに富んでいるはずなのに、単調にも思える。

最終話の御都合主義な結末。自分は否定派。(物語0.5減)
全編通してのテーマや話の流れからして、サッシが成長して現実を認め、悲しいけれど、現実の人生これからや!
的な筋立てがベタではあるが物語として美しかったと思う。
この結末だと折角積み上げてきたテーマがぼやけてしまう。
まさジイも可哀そうだし…
まあ、大人しく諦めないのが子供や!それ描けるのもアニメの特権や!
的な反骨は悪くないかも知れない。
が、そうだとすると最終話だけ唐突感、それならばもう少し丁寧に説得力がほしかった。
自分が知る限りの異世界漂流セカイ系アニメの名作たちと比べて、画竜点睛を欠いた感。
(2009年の「11eyes」と同様の釈然としないラスト。11eyesかなり好きなんだけどラストだけ惜しい)

【総合評価】7~8点
00年代前半はこういった尖った名作多かったような。
タイプとしては「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」とか
2010年の「四畳半神話大系」
近年だと2021年の「サニーボーイ」
のような異世界漂流セカイ系の系譜。
本作は完成度が高く、エンタメ的な楽しさも備えていたが、ラストの結論だけは惜しかった。
ただ、サッシが現実受け入れていたら、無難な良作止まりや!あのラストだから名作やで!
な解釈もありえるかも…?
絶賛できるか否か評価が割れる。否に傾いている自分の視野が狭いのかも。
評価はとても良いに惜しい「良い」

投稿 : 2022/05/26
閲覧 : 305
サンキュー:

4

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

人間なんちゅうかて達者が何よりや

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 149
サンキュー:

1

是正 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白かったが感想を言葉にできない・・・

制作人がやりたいように全力疾走しているのをついていける人だけついていくアニメ。ちゃんとストーリーがあるのでただやりたい放題しているわけではないけどそれを上回る圧倒的テンポとパロディと勢い。

そこそこ気に入ったけど誰にオススメとかどう良かったとか言葉にできない。

投稿 : 2021/09/27
閲覧 : 212
サンキュー:

1

ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

手の込んだ道楽

回によって好き嫌いがだいぶ別れるけど、全般的に好き勝手やってる感じが良い。
{netabare}最後なんて因果をやすやすと変えてしまうのだからたまげる{/netabare}
------------------------
3話まで視聴時の感想。
{netabare}

ゆっくり見ていくことになりそうなためとりあえず書きたいことを書く。

まず、知れて良かったこのアニメ2019最高金賞を自分の中で受賞することはまず間違いない作品だと言っておきたい。

私はそこまで古参ではないし、アニメ情報を調べる人間でもないので、正しい情報を仕入れられているのか知らないが、少なくとももっと知られてて良いのでは、と思う。

多分その1番の原因が、あらすじだったり、何がテーマの話か、というのがめちゃくちゃだからだろう。
まあ、一言で言えばガイナのおもちゃ箱って感じかな。今のところ。

他の方も言っているが特筆すべきは、1話であり、この一話があるというだけで素晴らしい作品だと言っていい。

逆に感想を見る限りそれを超えることは今後ないのだろうなという予想が立つのは残念だが。

逆に2話は正直非常につまらなかった。1話による期待を斟酌したとしても。本当に語ることがないレベルで。

3話目も次回予告の感じからして同じようなのかな、辛いな、と思ったが3話は良かった。

一話はノスタルジーの話であり、2話以降は、パロディーとやりたい放題の話になる。どちらかといえばフリクリとかに近いか(ガイナやし)。ただこっちはあっちほど"真面目にふざけて"はいない。
自分はどこまで元ネタがわかっているかわからないが、パロディもある種"懐かしさ"というものがテーマと言えるかもしれない。

少なくとも今のところの全体像としては。
1話ー別枠、商店街とノスタルジーの話。
2話以降ー各話舞台を変え、ドラクエ世界、中国格闘の世界、と、各物語の枠組みを変え、そこで遊ぶ。
という感じ。
2話以降は本当にシナリオというものがほとんど存在しない様子。
なぜ2話がつまらなく、3話が面白かったかといえば、2話のテーマが、
{netabare} ドラクエ系世界で、3話が、スペースロボ世界、なのだが、アニメ業界とドラクエ系世界って接点あるようで、ないのに比べて、スペースロボ系は、もうアニメのメッカという感じでそりゃ思い入れも深いだろうよという感じ。{/netabare}


2話以降の見所としては、絵のセンスとあるみの可愛さかな。
ただ、フリクリみたいに隅々まで作りこまれた感じではなく、テンプレデザインとつまらんネタ、というところも結構ある。2話はそれが多かった。まあ本当に遊んだだけという感じだと言えよう。

とにかく"作ってやってるぜ、ベイベ!"という感じがあるのは良いことや。

あと、グレンラガンみたいなロボ出てきて草。さらに共通の元ネタがあるのか知らないけど。
{/netabre}

投稿 : 2021/03/15
閲覧 : 351
サンキュー:

5

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ニンゲンなんてゆうたかて達者がいちばんやて

この作品はグレンラガンの映画公開の記念イベントで今石さんが手掛けた作品として池袋の映画館で観ました。
しかも3話
グレンラガンとこの3話を観た方はわかると思いますが、あ、これやりたかったんだぁとにやりとします。

全体的に好きな作品です
全話通してストーリーの辻褄がとか
作画がとか
ピリピリするくらいなら
こういうオムニバス形式の方が面白いかなと


3話のロボットアニメの世界と12話の映画の世界が特に好きだなぁってどっちも今石さんですね
戦争のは。。これは面白さがわからんなぁと思ってみてました

OPとEDどちらも好きです

最後のオチがわかりづらく、
なんか調べてみたけどよくわからなかったなぁで

まぁそんなんも含めて
達者がいちばんってことで
_____
2020年バックトゥザフューチャー観て追記
おじいちゃんの声とテレビ地上波のドクの声優さんは一緒だったんですね
ここまで計算していたのか
していてもしていなくても、ちょっと感動しました
あと考えすぎですがあのままだとドクは死んでるのも含みはあったのかと

投稿 : 2020/06/13
閲覧 : 368
サンキュー:

1

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これはアニメの演出を楽しむ+ギャグを楽しむ系

様々な世界観を行き来する変則系のアニメ
関西弁キャラが世界観に突っ込みながら楽しんでます

ただ、途中からシリアスが入ってきて
それがうざかった
シリアス展開はいらなく感じた

いや、主人公とヒロインのシリアスなら必要ではあったが
他キャラのシリアスはそれ程必要と思わなかった

これはストーリーを求めてる人には向かないです
最後がまあ、エヴァみたいな中途半端な終わり方というか
ビターエンドなんで 哀愁があるビターエンドでも無いので
「あぁそういう系ね…」という終わり方

なのでアニメ演出を楽しむアニメとして見るのがお勧めだと思います


ハルヒのエンドレスエイトを評価するなら
まさしくこちらの方が評価されるべき演出系のアニメだと思います

投稿 : 2019/12/25
閲覧 : 264
サンキュー:

2

TheNewMad さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

少し人生について考えさせてくれるような作品でした。

物語は8割ギャグで基本的には明るい雰囲気で話が進みますが、時々寂しい、悲しいシーンも出てきます、個人的にはいい塩梅でした。ギャグはやがり昔のアニメですので少々寒いところもありますが、元気な雰囲気は読み取れます。

声優の方たちは相変わらず素晴らしい演技力です、ヒロインであるアルミちゃんのぱぱーん役である藤原さんはほかの作品ではなかなか見れないような声を演出されており、なかなか面白かったです。

キャラクターはみな特徴的でしたが、みんながみんな個性的過ぎて少しインフレだと自分は思いました。

作画は結構よかったかと思います、非常にカラフルで作品に合う作画でした。

音楽はシリアスシーン時に流れるものが自分は好きですので聞いてみてください。そしてOPとEDを担当された林原さんも素晴らしかったです。

楽しんでください。

投稿 : 2019/05/12
閲覧 : 339
サンキュー:

1

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

パロディコントアニメ

パロディばっか


大阪阿部野橋商店街に住むさっしとあるみは商店街の再開発とあるみの方っ街道への引っ越しに頭を悩ませていた、ある日、あるみの祖父が屋根から落ちてしまう、それを境にさっしとあるみの身に妙なことが起こり始める。


簡単に言えばパロディのオンパレード、2話以降いろんなパラレルワールドの商店街に行ってパロディ作品の世界を堪能しながらそれにあるみがツッコむ、一応メインのストーリーはあるが意味がわかってくるのは中盤以降、それまではただ単にパラレルに行って、ボケツッコミをする二人を観るだけ、ある意味コントのようなものだからテンポは凄くいい、次から次へと話(パロディ)が進んでいってその世界から脱出、また次のパラレル商店街へ行く。

主体はアニメや映画のパロディだが、バラエティ番組のパロディや流行っていたギャグのネタなんかもある、ただし放映が2002年だからネタの古さはお察し。


正直パロディアニメは元ネタをいかに知ってるかで面白さが変わるから評価しづらい、この作品の場合パロディ自体が多いから当然元ネタも多い、しかもアニメだけじゃなくゲームや洋画、バラエティまであるから分からないネタも多くなる、どっかの自称「クソ」アニメと一緒でどんだけパロディについていけるかで面白さも変わるから、あんまり人に薦められる作品ではない。

ただパロディが関係ないメインストーリーのおっちゃんとムネムネ、商店街の秘密についてはあまり面白くなかった。 {netabare}ていうかさっしの同居している祖父かわいそすぎるだろ、嫁は死に自分は息子たちと血縁関係にないとか・・・・・{/netabare}




どうでもいいけど、今石監督の回だけ特徴だしすぎじゃない?もうちょい他の回と合わせようよ(笑)

自分用
1→現実世界
2→アドベンチャーゲーム
3→宇宙物作品ロボット作品
4→カンフー映画や格闘作品
5→恐竜?
6→アメリカマフィア、禁酒法時代
7→あるみ祖父の回想、商店街を作った人
8→学園ものギャルゲーみたいな世界
9→さっしだけ平安時代にきて、おっちゃんの正体含めすべてが分かる
10→魔法少女の世界、さっし陰陽師になる
11→戦争、さっしの亀の湯軍とあるみのペリカン軍が戦う
12→色々なハリウッド映画の世界
13→実はおっちゃんがホントのおじいちゃん、全て元に戻る

投稿 : 2019/04/21
閲覧 : 352
サンキュー:

2

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

商業になりきる前のジャパニメーションと、世相を映す鏡。

いつの頃からかテレビは大多数が観る最大公約数を求めた宣伝媒体でありそれ以上でもそれ以下でもないと
割り切る人も多くなったかも知れません。全部が全部当て嵌まりはしませんが確かに増えた気はします。

テレビアニメにもその波は年々迫ってきています。

現在もアニメを見続けている人間なので、ロートルぶった“昔のアニメはもっと面白かった”なんてセリフは
虫酸が走るほど嫌いなのですが、そんな恐らく1980~2000年代あたりのアニメ好きたちが“ぼやく”のも、
気持ちがわからなくは無いのです。アニメの進化や歴史というのは考えているよりもずっと短いもので、
最古に近い物でも人間の寿命とさして変わらない程。それがここ50年程度で目まぐるしい発展を遂げてきました。

何かのレビューでアニメは世相を映す物だと表した気がします。時代ごとの流行りや廃りが顕著にあるのです。

まだ若く新しいコンテンツの業界に夢を抱き新雪を踏むような気持ちで開拓していったクリエイター達は、
車が宙を舞い機械が意思を持つ数十年先の未来に思いを馳せ科学の発展を夢想し虚構の世界へと描き写しました。
安定成長期を経てバブル期から崩壊後には時代と同じようにパワーある作品が数多く生まれることとなります。
急速に発展する世の中への不安や畏れ、社会問題やアニメで扱わなかった他ジャンルを取り入れていきます。

音楽を聞くとふと記憶が思い起こされる‥、なんて事があって、あの時あの場所で聞いた曲の数々。
時代を経て場所が変われど色がつき鮮明に思い出す景色、青春の淡い想い出、楽しかったこと悲しかったこと。
アニメにも同じような郷愁を感じることがあります。ファンタジーだろうとSFであろうと一つ一つが時代の空気や
時間そのものを閉じ込めた、映像という名のタイムカプセルのようなものです。

時代を切り取ったようなアニメーションは、今でも時代に思いを馳せ懐かしむことが出来る追憶の欠片(照れ)

本作の舞台は大阪の下町。アベノ橋商店街が再開発により取り壊されるという時代感にノスタルジーを感じながら
パラレルワールドを渡り歩き、とある人物の記憶によりタイムスリップのような不思議な出来事も起こります。

ムック本の「まんがアベノ橋魔法☆商店街~アベノの街に祈りを込めて~」にはテレビシリーズの資料等と、
キャラクター原案を担当している鶴田謙二さんの漫画「アベノ橋魔法☆商店街」が掲載されていました。
完結してないものの、本編のギャグとは逆のシリアスな雰囲気でアベノ橋の世界が広がるような感覚です。

元々はオリジナル脚本を赤井孝美が考案しており、それをベースにコメディとして作り変えたものでした。
各話ごとに作画監督にデザインや演出を全て任せアニメーターが全力で個性を発揮できる場として提供され、
GAINAXスタッフの特色を濃く反映したレイアウトや作画の癖が強く出ました。後にスタジオカラーが企画した
アニメーター見本市なんて近く、大学時代から彼らや彼らの意志を継ぐ人達がやりたいことは変わっていません。
制作する人間の青春期は十数年前に遡るわけで、自分たちの好きな事をやると自ずと古くなっていきます。
この頃にでも懐かしいと思ったパロディの数々は今観るとどう映るのかは興味があれば視聴なさって下さい。

現代のアニメーションには巨大資本の元、メディアミックスや宣伝効果を狙った広告塔のようなアニメも
数多く存在します。アニメの数自体は増えましたが、頭ひとつ抜けて面白いと感じるようなアニメは一握り。
それでも技術自体は日進月歩で、職人である日本の主力アニメーターもそう何度も代替わりはしていません。
予算の都合や制作ペースは有りますが、昔のアニメに劣っている部分なんて探すほうが難しいと思っています。

アニメーションは世相を映すものだからこそ、閉塞気味な時代に不満を感じるし面白くないと辟易している。
青春にあった何かを切り拓くような力を感じるアニメと違い、現代の行き詰まった世間に癒やしや余裕を求め
消費することに慣れたコンテンツに変わった事が過去と比べ不満に思っている点の一つなんだと感じるのです。

レビュータイトルで商業になりきる前のアニメだと言っていますが、これは良い意味だけでは言ってません。
レオタードのようなピッチリスーツに身を包んだSFや、マスキュリズムを感じるラブコメディーに、
内輪ネタで盛り上がるマニアックな物だけを詰め込んだ作品。愚直にそれだけを続けていたのではアニメは
ここまで巨大なコンテンツになりませんでした。悪かったとは言わないし今の業界にも引き継がれている。

今まさに時代を切り取り進化を続けてるアニメーションはスタートから何も変わってはいないのでしょう。
変わったのは好きだった頃に比べて「今の時代そのものを好きでいられているか」それだけだと思うのです。

投稿 : 2018/07/16
閲覧 : 562
サンキュー:

14

ネタバレ

匿名 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

一話はいい

一話はとてもよくて、これからどうなるのだろうとワクワクした。

しかし一話で期待を高くしすぎた。
そのあとに続くギャグ回は伏線とかを含んでいるんだろうが、正直期待を裏切るようなものとなった。
子供向けのようなギャグでありながらも様々なパロディネタが含まれているという見る人が見ればきっと面白い話なんだろう…

ギャグのせいで高評価は出来ないが、ストーリー回は普通に感動させようとするストーリーで良かったです。


おまけ
{netabare}話が商店街の中だけで進むのはタイトルに商店街って入ってから当然なのかな。タイトルをみたときはてっきり商店街は冒険の拠点的な役割かと思っていた。{/netabare}

投稿 : 2018/02/08
閲覧 : 319
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ネタバレあり。

褐色三つ編み白ワンピの子が漏らします。

投稿 : 2017/11/02
閲覧 : 309
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ある意味、ガイナックスの自主制作アニメw ~いまだ、バカやろう!~

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞作。パロディ系のドタバタギャグが中心。オムニバス形式。あのガイナックスが全力で遊んだ作品。様々な深みは感じられ、流石にガイナックスと思える「部分」もちらほら。

ただ、やはり子供向けのギャグが中心だから、その様なアニメが好きな方以外にはあまりオススメはできません。でも、1話は絶品です。何かで無料視聴のチャンスがあれば、1話だけでも観る価値はあるアニメだと思います。

※だって、文化庁メディア芸術祭ですが、「審査員全員が観たのは1話だけで、2話から作風が大きく変わるため、1話のみに対する授賞とした」と発表してますし。

なんじゃそりゃ? てか、そんな感じで賞決めてるの? あにこれでいうと、1話だけ観てベスト10に入れてる感じ? 私達(素人)ですら、基本的には全話観てるのに、、、(いや、私自身は途中切りも多い方だけど)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品が批判されるとしたら、以下の2点でしょう。

① 1、7、13話以外のパロディ満載のドタバタコメディに飽きる。

② ラストの展開が納得いかない。

この2つに関して、実は繋がっていると思います。

この作品の舞台は「阿部野橋商店街」。昭和の古き良き雰囲気を残す商店街ですが、再開発により、とり壊しが決まっている商店街です。

そんな商店街を最後まで守ろうとするのが、ヒロイン「あるみ」の祖父である「雅じい」。

この作品において「雅じい」は「義理や人情など、昭和的な良さ」の象徴だと思います。

そんな雅じいの死をきっかけに、あるみ と サッシ は不思議な世界に旅立ちます。二人が巡るのは、サッシの心象世界、つまり「子供の妄想」の世界です。

それはどこか、「若かりし頃の」雅じいが自らの夢を具現化した「阿部野橋商店街」とかぶります。

沢山の世界を巡る中で、あるみは何度も「元の世界に戻ろう」と言います。「雅じい」も「昭和の良さは」も死んだ世界に。

それを拒否するサッシ。そして結末は、「雅じいも阿部野橋商店街もある世界の創造」という反則技。普通なら、現実を受け止めることでの、あるみ やサッシの成長を描くはずなんですよね。

ここに、メッセージ性を感じます。

それが「いまだ!バカ(を)やろう!」「いまだ!バカ野郎(でも良いじゃないか)!」というものです。

そこにはガイナックスの、「アニメって、いつからそんな高尚なものになったの?」という、現代の芸術的なアニメに対するアンチテーゼを感じます。アニメって本来(昭和の時代)、「子供達の」玩具、コミュニケーションツールだったはず。

1話目は、掛け値なしに良い出来でした。

あのまま、関西弁の楽しいテンポ、会話劇の中で人情話をやり、阿部野橋商店街の謎を解き明かしながら、商店街の再建(もしくは別れ)を丁寧に描いていれば、「誰もが」「称賛」するアニメになっていたと思います。そんなこと、(私ですら思うのだから)ガイナックスの面々が分からないわけありません。

あの(地味で芸術的な)1話目を作ったのは、「こんなんもつくる気になれば作れるで。まっ、つくらへんけどな」ていうガイナックスからのメッセージだと思いました(考えすぎかなw)。

アニメって、本来バカバカしいものだ。熱いものだ。楽しいものだ。な~~にが芸術だい! こちとら芸術なんてつくるつもりなんかないんじゃ、てやんでぇバカヤロウめぇ!

という、気概を感じた(妄想)。

そういう見方をすると、制作陣が子供の頃にハマっであろう(ちょい古めで)様々な創作物のパロディが散りばめられているのにも、何らかの意味はあるのかもしれない。(制作が趣味100%で、自分が好きだと思っているモノを、誰にも遠慮せず作っている感じが、ある意味で自主制作アニメって感じでした)

……あっ、そうそう。とはいえやっぱり(私もいい大人なので)あのギャグでは笑えなかったので、評価は3ですw 普通に、1話目の流れからの人情話が観たかったっす(称賛か批判かどっちだよ、というレビューですが)w
{/netabare}

投稿 : 2017/08/26
閲覧 : 536
サンキュー:

28

k-papa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

パロディのパラレルワールド

男の子と女の子がわいわいといろいろな世界に迷い込む作品。
大阪が舞台であって、なんか賑やかな印象。

もはやOPもEDも覚えてません。

もう一度初回見たら、また見たくなるかも。

投稿 : 2017/02/19
閲覧 : 300
サンキュー:

2

ネタバレ

モリッシー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もっと評価されていい

今から17年くらい前のアニメだが、ガイナックスということもあり今見てもかなりハイクオリティだと思います。
基本的にはギャグとパロディ満載ですが、そこはガイナックス、シリアスなところはとことんシリアスで、この話、笑ってるけど実は重い話しだったよねって振り返らせるような演出があって、そのバランスが絶妙でした。
ずっと楽しかったと思いきや、最後の方は本当に緊張感と焦燥感を感じさせるシナリオに唸らされましたね。
文句無しで傑作です。

投稿 : 2017/02/02
閲覧 : 262
サンキュー:

3

DB さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

・・・何というか、第2話あたりですでに置いて行かれました。タイトルと中味のギャップ、視聴者のことをきっと微塵も考えていない展開、あそこまで引っ張りながらの驚きの結末も含め、今までに見たことのないアニメでした・・・
あ、OPは大好きですね。

投稿 : 2016/08/29
閲覧 : 233
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

オンパレード

パロってないところないんじゃないかってくらい、アニメ、ゲーム、映画などのパロディ盛りだくさん。

映画ネタに関しては当時の小6にしては古めでかなりマニアック。パットン大戦車軍団とか分かる人居るのかなぁ。もはや制作者の趣味でしょうね。
メジャーなネタを挟みつつも、そこに至るまでにこれでもかと小ネタをさんざん畳みかけているから色々見つけるのも楽しみのひとつ。個人的には3話の宇宙ものがキューブリックやらガンダムやら細かいネタ満載で最高に面白かった。

物語が動き出した後半以降はちょっとしつこくてお腹いっぱい。最後も本当にそれで良いの?と思ったけど、全体的には夢があって全力でふざけていて愉快。

投稿 : 2016/04/16
閲覧 : 203
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

製作者の趣味でつくった?

一言あらすじ

悲しい未来を見せないためにパラレルワールドを転々と

パロはおまけ程度でも良かったんですが・・・
パロ回減らして話をスッキリ描いたほうが良かったと思います
これはパロネタ詰め込んだアニメで特にときめもパロ回には唖然とします
後は洋画ネタが多いですね当時の有名作
バックトゥザヒューチャーとか
キャラの掛け合いなんかも巧みで充分に面白いんですが
パロネタがジャストなのは30代以上だと思います
何がしたいのかわからないまま我慢して終盤まで視聴継続してください

ご都合よくハッピーエンドで終えますが受け入れられる人には
良作です

投稿 : 2015/12/13
閲覧 : 206

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人間なんちゅうたかて達者が何よりや

どツボや・・・


アベノ橋商店街に住まう今宮聖志、朝比奈あるみはひょんなことがきっかけで次々に異世界に飛ばされてしまいます。
RGPのような世界、スペースオペラ、ダイナソー、学園もの、時代劇、様々な世界を渡り歩いて、二人はある事実に気づいていく、みたいな話です。
これがめっちゃ面白いです。
まず流れるような大阪弁、これは大阪弁の監修にあの吉本興業で台本作家もしていた田中哲弥さんが入ってるのもあって、とにかく出来が良いです。
そんでもって大阪弁って、聞いてるとなんか面白いですよね、イントネーションというか独特の雰囲気があって。
あるみが北海道に引っ越すことになった聖志が、"シャケが生まれて戻ってくるちゅう北海道かいな?"と間髪入れずに言うんですがね、そうそうー、大阪の人って流れるようなレスポンスをすらっと入れて来るよねー、という風に台詞回しは特に洗練されてます。
まず一つ会話劇が心地よい部分と、その次に基本的に1話完結のオムニバスで色んな時代背景の世界を楽しめるという部分ですね。
「ヤミと帽子と本の旅人」をさらに尖らせた感じで、なんかこういうの、いいですよね、1つのアニメで色んな世界が楽しめて。
それぞれの世界に行って順応性を高めていく聖志と馴染めないあるみが面白おかしく描かれていて、次はどんな世界に行くのだろう?と楽しみになってくるわけです。
登場人物達の掛け合いは面白く、世界観も得てして素晴らしい、まさにプロの技を見たといった具合です。
他にも物語の核心的部分に触れてしまう気がするので控えますが、まだまだ魅力はあって、百聞は一見にしかずといった感じで是非見て欲しいアニメです。

この作品、天下のGAINAXが企画していて、制作自体はマッドハウスと協同みたいなんですが、とにかく絵のクオリティはずば抜けています。
なんと文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞しています。
ただこの受賞、少々曰く付きで・・・

>なお、審査員が全員見たのは第一話であり、剣と魔法が活躍する第二話からの印象は大きく変わりそうなので、第一話のみに対する授賞とした。

とまぁ審査員を以てして1話しか見てないけど1話のクオリティが高かったから優秀賞をあげました、と言ってるのです。
いや、勿論1話の出来も素晴らしいんですが、全編を通して見えて来るものもあって1話だけじゃないだぞというのをここで言っておかないといけませんね。

主人公の今宮聖志役を演じるのはサエキトモさん、コテコテの大阪府出身です。
「ラジオアベノ橋魔法☆商店街」で披露された武勇伝は後に語り継がれることになったとか、ならなかったとか。
この方、病気の治療のため、長らく声優業を休業していたのですね、最近はちょいちょいアニメに出ているようですが。
ヒロインの朝比奈あるみ役は松岡由貴さん、生粋の大阪は阿倍野区の隣の東住吉区ご出身。
その他、久川綾さん、小山力也さんなど関西出身の方をメインを据えられて声優に関しては太鼓判です。

さてOP、EDともにアニソン界の大御所・林原めぐみさんが歌っています。
もはや何も言うことが御座いません。
OP「Treat or Goblins」はラップ調、ED「あなたの心に」は中山千夏さんのかの名曲のカバーとなっております。

さてキャラクターに関しては、さっきもちょっと述べちゃったんですが。
ちょい根暗でボケ担当の聖志と明るくてツッコミ担当のあるみの関係がすんごくいいです、掛け合いも面白い。
それから他にも行く先々の世界で共通して登場するキャラクターがままいますが、心に留めておいてくとよいでしょう。
最後に驚きの展開が待っていると思います。


このアニメ、ゼロ年代で最もクオリティが高いんじゃないかと思うくらいの作品です。
作り手の、作りたいものを作ってるんだ!って感じが伝わってきて、良い作品に巡り合えたものだと思います。

投稿 : 2015/11/17
閲覧 : 1336
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あるみとサッシの冒険

アベノ橋商店街に住む小学生・あるみとサッシの異世界スペクタクル。
前情報なしで見たので1話の最後にはビックリ。勝手に下町の風流さとかそういうのを描いてるアニメかと思ってました(笑)

結構終盤まではサッシの妄想の世界にループさせられてドンチャン騒ぎする感じだったけど、話の核心に迫るにつれちょっぴりシリアスになっていって、アベノ橋の回想回はすごい切ない話でした…。
結末はあっけない感じではあったけど、サッシは本当にあるみのこと好きなんだなぁ~と思えました。

時代の流れというのはもの寂しいなぁと感じるアニメです。
パロディ満載でハマる人はハマるはず。個人的にお気に入りは、1,3,6~8,最終話。
その世界のテイストによってキャラの頭身とかデザインとか変わってるのでそれだけでも楽しめます。

投稿 : 2015/09/22
閲覧 : 272

テモテ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ユニフォームは大塚晶則

ひょんなことから摩訶不思議なパラレルアベノ橋商店街に迷い込んだアルミとサッシが“もとの”商店街に戻るべく奮闘するお話。

子どもっぽくてバカだけど、大好きな女の子を守るために一生懸命になれるサッシが純粋でかっこいいです。

大団円の結末を迎えるところに納得いかない方もいるみたいですが、むしろ私はサッシが子どもの流儀を貫き通し、力づくでハッピーエンドを実現したところを評価したいです。
子どもが無理して大人になる必要はないですし、好きな子のためにした努力はやっぱり無駄になってほしくないので。

投稿 : 2015/01/10
閲覧 : 717
サンキュー:

3

ほねっこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あるみちゃんのパンツ

ザ・ガイナックスなアニメです。
1話完結パロディ満載スラップスティックコメディ。

1話目の導入が素晴らしく、「この後どうなるんだ?(ワクワク)」ってなるけど
2話からは自由勝手スタッフやり放題なドタバタギャグ連発で「うわっこう来たか!」って若干気圧されますw

ただ、ずっとハチャメチャやり放題ではなく、最後はきちんと纏まります。

その自由っぷりに圧倒され、爆笑させられ、最後にはちょっと切なくなる。
そんな作品。

パロディが古めなので、年季の入ったおじさんオタクには懐かしさを感じることが多いはず。
また、庵野秀明、今石洋之、佐藤竜雄、花田十輝などなど、今も時めく有名クリエイターたち大集合な作品でもあります。

投稿 : 2014/11/02
閲覧 : 450
サンキュー:

4

たまごかけ納豆ごはん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なんだか懐かしい感じ

商店街の雰囲気や人物像が凄く懐かしい感じがする。
かなり前のアニメなので使われているパロディネタも懐かしい。
自分がリアルタイムで視聴していたこともあり、総じてやはり懐かしい。
内容は知っていましたが、改めて楽しめました。

あるみとサッシの二人の小学生があることがきっかけで、異世界のアベノ橋商店街を旅するようになる話です。
基本はパロディギャグ。
しかし根底にはシリアスさが眠っており、中盤以降物語の謎のような部分も徐々に解明されていきます。

ラストには賛否あるようですが、私は好きです。
人間なんちゅうたかて達者が何よりですよ?w

あるみがめっさ可愛いのでそれだけでも観る価値あり。

投稿 : 2014/08/20
閲覧 : 316
サンキュー:

5

なすB さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良くも悪くもガイナックスらしい良作。是非最終話まで。

最初は下町もののコメディかと思いきや
いきなり異世界に飛んでしまってそっからは完全などたばたギャグです。

ノリとしてはグレンラガンやフリクリぽい
派手なアクションのギャグなので相当ガイナックス節でまくりです。
ちょこちょこエヴァのBGMが出てきたりとその辺もガイナックスらしいです。
それにプラスして大阪弁と漫才ノリて感じでテンションはずっと高めです。

物語も中盤に進むと
異世界の仕組み、異世界に飛んでしまった原因など
物語の中核になる部分が明るみになります。

ただ物語の9割はギャグで構成されているので
おもしろい回とそうでない回の好みは別れると思います。

しかし最終話に向けての伏線の回収や
最終話は本当に鳥肌モノで涙腺にきました。
(ていうかシリアス最終話だけ?)

途中のギャグは中だるみ感もあったので
フリクリくらい短い話に纏めてもよかったのでは?と感じる部分はありますが
総評としては是非最終話まで見て欲しい人に勧めたい作品です。

投稿 : 2014/08/06
閲覧 : 413
サンキュー:

5

らうめん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大人にしかできないこと、子どもだから押し通せること。

取り壊しにより、店じまいをした空き店舗が目立つようになった阿倍野橋商店街が舞台。
小学六年生のサッシとアルミの二人がパラレル阿倍野橋商店街に迷い込んでしまい、元の世界に帰るために奮闘(?)するという流れで物語は進みます。
一話ごとに違うテーマ性を持った商店街に行くのですが、

特徴的なのはパロディネタがごちゃまぜで出てきまくるということ。
私は好きでしたが、ごちゃごちゃしまくってるので人によってはオナカいっぱいになってしまうかもしれません。

あとは、サッシとアルミのこてこての関西弁による軽快な掛け合い。これは面白いと思います。

第一話の作画のクオリティーが滅茶苦茶いいです。そこはさすがガイナックスといったところでしょうか。

基本的にはやりたい放題な作品ですが、第七話からシリアスになっていきます。

最後のオチには賛否が分かれますが、
私はすんなり入ってきたので嫌いじゃないです。

現実を受け入れるということ。理想や妄想にしがみつくということ。それがどうにもならないのか、どうとでもなってしまうのか。


放送当時、小学生だった自分は登場人物であるムネムネさんにしか目が行っていませんでしたがww
中高生になってから見て、ちゃんと内容を楽しんだ記憶があります。

投稿 : 2014/03/13
閲覧 : 303
サンキュー:

3

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

商店街、それは夢と希望が溢れていた場所

(2014.2/27)

昨今、シャッター街と化しつつある商店街ですが昔は行けば近場でほぼ何でも買えてしまう。
大人にとっては食品や雑貨などがある便利な場所、子供にとってはプラモデルなどのおもちゃのある夢の場所だったんだろうな。

そんな商店街ならではの人情と哀愁を「アベノ橋魔法☆商店街」で感じてみてはいかがでしょうか?

また、大阪弁で進められる会話のテンポの良さと間と1クールという短い作品なのですんなり観る事ができると思います。

投稿 : 2014/02/27
閲覧 : 594
サンキュー:

10

ネタバレ

花丸ぽっきー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

楽しい関西弁アニメ (Ver.2)

大阪にある取り壊しのすすむ商店街をSFや恐竜、格闘技や映画などの不思議な世界が次々に襲い、商店街出身の小学生
主人公のサッシと幼馴染でヒロインのあるみが巻き込まれていく。

これらの奇妙な世界は、現実世界・・つまり、あるみの祖父が事故死する世界、あるみが北海道へ引っ越してしまう世界、商店街が取り壊されてしまう世界へ戻ることを拒否するサッシの精神が投影されたものだった。

なぜ、サッシにそれだけの超能力が身についているのか?そのラストには驚かされる。

サッシとあるみの小学生コンビと商店街の関西弁パワーに圧倒されるお笑いのような作品。各所に色々なアニメやオタク関連のオマージュが隠されていて、わかる人には楽しいかも。

投稿 : 2013/09/23
閲覧 : 340
サンキュー:

5

ネタバレ

D-3 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

うーん・・・

{netabare}最後までサッシの子供っぽさが鼻について・・・
正直"まったく成長も退化もしない主人公"だと思ってしまいました。
このノリが通用するのは2~3話くらいじゃないかと思います。
最初のノリが最後まで続くので安定している、と言えなくもないんですが・・・
・・・それは"話に変化がない""マンネリ"ということなんですよね。
舞台が違うだけで同じレベルのドタバタを繰り返すだけですから・・・

一応ストーリー(めいたもの)はあるんですが、ラストが見事にそれをひっくり返してくれますw悪い意味でw{/netabare}

唯一の救いはED曲"あなたの心に"。1969年に中山千夏が歌ってヒットした曲のカヴァーです。
林原めぐみが歌ってるんですが、この選曲はよかったですね。

投稿 : 2013/09/17
閲覧 : 232
サンキュー:

1

ぼぶそん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

内容うすかった

もうちょっと話膨らませれば面白いと思うんだけどな・・・

投稿 : 2013/09/06
閲覧 : 316
サンキュー:

1

チカチカ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

なんとも・・・

初めはどんな話かと
予想もつかずにワクワク♪

なんというか・・・
大阪と安部清明とシュタインズゲートを
無理やり足して割ったような・・・

なんか、もうちょっと
サッシとアルミの思いが
深くあらわされてたらな~

どの次元に行っても
いやみな子供っぽさが残ってて
ちょっと私には合わなかった。

投稿 : 2013/05/19
閲覧 : 299
サンキュー:

1

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アベノ橋魔法☆商店街のストーリー・あらすじ

『アベノ橋魔法☆商店街』(あべのばし まほう☆しょうてんがい)は、ガイナックスが制作したアニメ作品。
【ストーリー】夏休みのある日、大阪の下町、アベノ橋商店街に住むサッシと幼馴染のあるみ。
昔ながらの商店街は再開発で立退きの憂き目にあっており、風呂屋を営んでいたサッシの家も取り壊された。あるみ一家も北海道に引越しを考えてると聞き、愕然のサッシ。しかし頑固に反対するあるみの祖父。そんな中、二人はお互いの店に商店街の四方を護る四神獣が奉られていることを知る。
だがあるみの店のシンボルであり四神獣の最後の1つであった「ペリカン」が事故で壊れてしまう。いよいよ立ち退きが決まったその夜、奇怪な出来事が起こりはじめた。空を飛ぶドラゴン…そして、神社で体操していた人たちがキノコに…
必死で逃げるサッシとあるみ。だが、逃げる途中街は崩れていき、目の前には大きな城が建っていた。(TVアニメ動画『アベノ橋魔法☆商店街』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2002年春アニメ
制作会社
GAINAX / マッドハウス
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%8E%E6%A9%8B%E9%AD%94%E6%B3%95%...
主題歌
≪OP≫林原めぐみ『Treat or Goblins』≪ED≫林原めぐみ『あなたの心に』

声優・キャラクター

松岡由貴、サエキトモ、久川綾、小山力也、藤原啓治、青野武、金月真美、渡部猛、龍田直樹、氷上恭子、岡村明美、石井康嗣、小西克幸

スタッフ

企画・原作:ガイナックス、原案:山賀博之、 監督:山賀博之、企画:ガイナックス、シリーズ演出:小島正幸、ストーリー構成:あかほりさとる/山賀博之、脚本:花田十輝/あかほりさとる/山賀博之、大阪弁・コメディリライト:田中哲弥、キャラクター原案:鶴田謙二、アニメーションキャラクター・作画監督:平松禎史、設定デザイン:きむらひでふみ、美術設定・美術監督:加藤浩、音楽:鷺巣詩郎、音響監督:たなかかずや

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