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「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX[スタンドアローン・コンプレックス](TVアニメ動画)」

総合得点
92.1
感想・評価
5048
棚に入れた
21453
ランキング
25
★★★★★ 4.3 (5048)
物語
4.4
作画
4.2
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.3

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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの感想・評価はどうでしたか?

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

時代が遂に追いついた

他のレビュー通りで非の打ちどころのない作品。
内容が難解な所もあるが、世界観等説明もしっかりはいっていて、わかりやすくひこ込まれやすくできている。
押井塾最高!菅野音楽最高!!


当時は1985年頃アップルシードや攻殻から士郎正宗の世界観や書き込みスゲーって思っていて、押井監督がその10年後にGHOST IN THE SHELLで押し上げ、更に5年後この作品で一般的にして時代が遂に追いついたって思ってたりした。
1985年頃は大友克彦のアキラが映画化し士郎正宗と比較されたりした時期だったような気が…
兎に角、嬉しいって言う気持ちが前に出てたなぁ。

投稿 : 2015/12/28
閲覧 : 235
サンキュー:

8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

むずかしく考えずとも楽しめます

この作品は「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の流れを汲むTVオリジナルシリーズ…!!っ・・・・!
GHOST IN THE ナイスSHELLのレビューを私もしていますっ・・・!が
設定・登場人物はあちらとほぼ同じですが、ストーリー内容は関係なく続編ではありません所謂...!アナザーストーリーですっ・・・・!
劇場版の方が圧倒的・・・!圧倒的かなり抽象的ストーリーで
テーマが難解だったのに対してこの・・・狂人がっ・・・!作品はテーマがわかり易くストーリーもつかみ易いので圧倒的親切な作りに思いたっ・・・!。
だとしても子供は完全に対象から外したようなシナリオで...!大人を対象としてかつ、問いかけてくる内容でどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・ことに変わりはありませーん。ぼーっと眺めているだけではラストなど会話が理解できず置いてけぼりです
企業脅迫っ・・・!薬害等っ・・・!様々な社会問題を扱ったこの・・・狂人がっ・・・!作品は、だてに社会派アニメと呼ばれていませーんっ・・・・!
大筋と...なってくるのが「笑い男事件」とい事件ですっ・・・・!笑い男とは凶悪頭がいいと思ってるヤツほど、解決・昇華に心理の穴にはまる。ハッカーなん…!!が・・・
笑い男の正体は?その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…動機は・・・・・?(ざわ・・・ ざわ・・・)この世の中、馬鹿な真似ほど… 狂気の沙汰ほど面白い…!事件の根底には、単なる一犯罪者の犯行では済まない根が深いものがありますっ・・・・!
メッセージ性が高く、難解な用語も出てきますが、大人が名作として視聴常軌を逸するに値する作品です。
観る圧倒的・・・!圧倒的たびに新しい感じ方ができたのだっ・・・・・!し
内容がぬるいアニメに飽きた方はいかが…基本も基本…大原則だっ…!うか。

投稿 : 2015/12/26
閲覧 : 130
ネタバレ

Pooon さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

高評価だけあって、おもしろかった。

こういう推理であったり、アクションであったりする作品は今で言うサイコパス…とは違いますが、そういう面白さがありますね。独特な世界観があり
何百年かの現実に起こり得そうな事象を体験しているのは1話1話迫力があり、興奮しました。
周りにもオススメしたいです。

投稿 : 2015/12/17
閲覧 : 177
サンキュー:

4

もうロリコンだった さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

近未来日本の電脳SF世界

近未来日本の電脳SF世界
  自分達の正義の元、銃撃戦・情報戦で才気を発揮する精鋭組織
  SF物が好きな人に、とても人気のある作品なので是非

  でも男性よりかなとも思う
  タチコマがドラえもんより好きになりました

投稿 : 2015/11/30
閲覧 : 164
サンキュー:

5

ネタバレ

はつみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一番好きなアニメ

最初から最後までスキのないアニメで常にハラハラドキドキさせてくれる。

近未来SFだが、設定がきちんとされているし、キャラクターの愛らしいこと。

特にタチコマという戦車はこのアニメになくてはならない存在。
タチコマがいなければこのアニメはここまで面白くはなっていないと思う。

また、笑い男というラスボス(?)も象徴されるマークと、作品唯一の美少年という嫌いな人はいないだろうというキャラになっている。

特にラストのタチコマが壊されるシーンから少佐の頭がぶっとぶシーンまでが最高。
人生で1度は見るべき作品だと思います。

投稿 : 2015/11/29
閲覧 : 271
サンキュー:

6

lostmemory さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作漫画は既に24年も前

ここで非常に評価が高いのは嬉しいと同時にどれだけの人がこの作品のストーリーとかを理解しているのだろう?と疑問もある。まあ全部理解する必要はないと思う。この作品の本質はそこではないのだから。

ストーリー自体は漫画版と違うが電脳化を始めとするベース設定はほぼ漫画版のままであり、その漫画版が既に24年も前の作品であるという衝撃。これはほんとうに凄いと思う。日本だけでなく世界中の映画監督に影響を与えた作品なだけはあると思う。

この作品を難しいと感じる人も多いだろう。それは専門用語とかよりも宗教的概念が多く含まれていることの方が要因として大きいと思う。ゴーストという単語が出てくる時点でかなり宗教的だ。人間、サイボーグ、ロボットこれらを分けるものは何か?というのが今作の1つのテーマでもあるし。

ちなみに全身義体化しているといえるのは少佐のみである。バトーさんもかなり義体化率は高いが、少佐と比べるとかなり劣る。むしろパズの方が高いと思われる。

欲を言えば電脳戦がもっと欲しかった感じ。電脳戦こそ攻殻最大の魅力だと思う。まあアニメで表現するのは難しいのは分かるけど。

ところで少佐だけ外観が話によって変化が大きかったのは意図的だったのだろうか?少佐は中身こそ最先端技術の結晶だが外観は量産タイプの流用である。つまり外観がコロコロ変化しても何も不思議はない。意図的に変えてたとすればスタッフのこだわりが凄いとしか言いようが無い。

投稿 : 2015/11/28
閲覧 : 207
サンキュー:

10

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

世界観は素晴らしい

舞台設定と世界観は素晴らしいが、登場人物に血が通っている感じが無く自分には合わなかった。

良い点
・近未来でクールな感じの世界観。
・タチコマの演技全般。

悪い点
・登場人物が敵も味方も無機的過ぎて魅力を感じなかった。

登場人物に突っ込みどころがなく、どうしても面白いと思えなかった。
おしゃれでクールな近未来ものが好きな人におすすめします。

投稿 : 2015/11/15
閲覧 : 147
ネタバレ

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白かったです!大好きなシリーズです!

普段、涙腺崩壊とされているアニメでは泣けないのですが、{netabare}タチコマの自己犠牲{/netabare}には泣けました。
サイドストーリーも本筋も話が面白く、何度も繰り返して観ています!
銃器での戦闘シーンは攻殻シリーズが最高だと思います。
超えるアニメがあったら、是非、教えてください!!

投稿 : 2015/11/10
閲覧 : 302
サンキュー:

20

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あぁ、観て良かったなぁ

S.A.Cシリーズは視聴済。原作コミック既読。
原作好きだったのでちょっとイメージが壊れるの嫌で敬遠してました。特に素子を原作で見たときかなり強いインパクトがあったので…。しかし、田中さんが実に見事に素子を演じてました。私のイメージにぴったりでした。榊原さんも女性首相で出てましたし、タチコマもとても可愛い感じが良かったです。確かにこのサイトで評価が高いのは納得ですね。

私のツボ:サイト―


ARIS TV版視聴済。
あれっ?少佐の声違う?と思ったら全員代わってたんですね。まぁ特に違和感ないし坂本さんの少佐も良いですね(S.A.C視聴からだいぶ空いてたからもありますが)。攻殻好きなら観てて損はないですよ。

私のツボ:軍服の少佐

投稿 : 2015/11/05
閲覧 : 391
サンキュー:

15

Socrates さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「ネットは広大だわ......」

あらゆるネットが眼根を巡らせ光や電子となった意志をある一方向に向かわせたとしても"孤人"が複合体としての"個"になる程には情報化されていない時代・・・
ゴーストとは何か、人間とは何か、ロボットとは何か、人間とロボットの違いとは何か、ロボットはゴーストを持つのか......
そんな哲学的なテーマを背景に繰り広げられるのは現在における現実世界で実際に起こっている社会問題。それにたった一人で挑む少年と公安9課、通称攻殻機動隊。

正義とは、社会とは、個人とは......

電脳化による個の消失と意識の複合化、その果てには何があるのか。
ゴーストと身体の不一致、ネットの世界で身体を失ったゴーストは個を維持できるのか。

「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ口を噤んで孤独に暮らせ。それも嫌なら......」

他人の評価を気にする必要は無い。
取り敢えず見ればいい。
後はあなた自身がどう感じるかだ。
2期である2ndGIGも是非合わせて見るべきだろう。

I thought what I'd do was , I'd pretend I was one of those deaf-mutes or should I?
You know what I'd like to be? I mean if I had my goddamn choice, I'd just be the catcher in the rye and all.

あなたのゴーストは囁くかな?

投稿 : 2015/11/02
閲覧 : 306
サンキュー:

11

rUxrv28155 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マッチョ

マッチョな人間っていなさそうでかなりいるんですね。

投稿 : 2015/10/31
閲覧 : 84
サンキュー:

2

namichoooo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タチコマはかわいいけど

あんまりキャラクターとストーリーに魅力を感じず途中で断念。

タチコマはかわいくて好き。

投稿 : 2015/10/26
閲覧 : 269
サンキュー:

4

すぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

社会派アニメ

萌アニメとコメディが乱立する昨今のアニメ作品。そういうのが好きな人には向かないかもしれない。本作はSFを舞台にした社会派アニメだからだ。物語は非常によく練られているが初見の人にはかなり難しいと思う。その物語の穴をつくレビューは当サイトにいくつか見られるが、それをいうなら他の作品の穴はもっとがばがばだ。本作のクオリティーに疑問を呈す方たちはつまるところ気に入らなかっただけなのだ。試しに彼らの棚を覗けば彼らの好みが伺える。まあ本作の見どころを物語性と謳っているレビューが多いからそういう批評も出るのだろうが。キーワードとしては高度なロボット技術、脳の電子化、政治家の汚職、サイバー犯罪、高度に発達した社会での集団・個人についてと軽い気持ちではとっつきにくい部分がある。しかしもしこれらのキーワードに興味を持ち、かつ哲学的な作品を好むなら本作はあなたに充実した時間を提供するだろう。

投稿 : 2015/10/24
閲覧 : 187
サンキュー:

8

WANTED さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

THE タチコマアニメ

主役タチコマと言っても過言ではない
声も設定もよく多脚戦車なのになんといってもめちゃくちゃかわいい
最後の使い方も憎いねwww

これだけ素晴らしい設定の世界観なのに
犯罪がどれも魅力を感じさせないものばかりで
SF物としては素晴らしいが刑事犯罪ものとしては
おもしろいとは言えない
追い詰めていくべき黒幕笑い男も
引きこまれるような描かれ方をしていないし
合間に挟む話で印象が薄れてすらいる
サイコパスで言うとこのカリスマ性というものが
欠けているのかもしれない
まあSTAND ALONEだから仕方ないのかもしれないけど
9課のメンバーもバトーとモトコ以外は
それほど立ったキャラではなく
描き込まれたキャラならラストの3話くらい
もっとおもしろかったであろう

感想としては最初と最後の3話はおもしろかった
あとは普通と言った印象

92は行き過ぎかなあ、80くらいが妥当なように思う

投稿 : 2015/10/22
閲覧 : 216
サンキュー:

9

たるりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白いけどちょっと難しい(雰囲気

単純に見ると戦闘シーンとかカッコいいし良く出来てるです
でもちょーっとマニアックな設定というか世界観が難しいです
進行はスムーズですが設定に戸惑ってるとわかんなくなるので
見直したりしながら視聴しました^^

投稿 : 2015/10/14
閲覧 : 250
サンキュー:

6

ひめたん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白すぎる 何回も見直すほどに

もう6~7回は見直してるんじゃないかな それほどに面白い こういう世界にもしかしたらなるんだろうかと思わせるほどの世界観 細かすぎる設定 どれも魅了されました

投稿 : 2015/10/14
閲覧 : 146
サンキュー:

5

tYiZl67017 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

あまり面白さが伝わってこなかった。

3話くらいで見るのやめました。

あんまりきれいな話じゃないので、心に染み込んで来る感じがなく。
一話完結な感じなので、引き込まれるストーリーもなく。

3話できってよかったのかと思いますがとりあえず観るの保留。
こんだけ評価が高い理由は3話観た段階では不明。

投稿 : 2015/10/13
閲覧 : 227
サンキュー:

5

ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

素晴らしいの一言

久々に見返したのでレビュー

SFとしての面白さ、刑事モノとしての面白さ、時に世にも奇妙な物語にも似た物語の面白さ、アクション面での見応え、哲学的な題材、世界観の魅力、そしてベテラン声優陣による小粋な台詞回しと、何もかもが素晴らしいです

このSAC1期は「笑い男事件」に関する話(英語版でいうcomplex episode)と一話完結の話(同じくstand alone episode)で構成されているのですが、一話完結のstand alone episodeも全てが物語り全体に何らかの意味を与えている点も見事だと思います

例えば1話の9課のメンバーや世界観の紹介はもちろんですし、
{netabare}
2話のタチコマの存在と肉体の死≠ゴーストの死という考え、3話の機械へのゴーストの芽生え、7話の「ゴーストの存在は外見からは判別不能」ということ、8話の全身義体化した素子とバトーの存在
{/netabare}
…挙げていけばキリがないですねw
強いて言えば、それぞれバトーと荒巻の過去に触れる10話、17話はやや全体から浮いた話ですかね
ただ前者はメッセージ性が強く、後者は話としての完成度がめちゃめちゃ高く、
やっぱり捨て回なんて無いですね

一方、所謂本筋のcomplex epsodeでは、複雑な事件の様相と9課の手際の良さが絡み合い、
目まぐるしいテンポで展開が進み、謎が謎を呼んでいきます
一話完結のstand alone episodeとの緩急がまた良い味を出しており、またstand alone episodeで登場した設定や人物が絡むことによるアハ体験的な面白さも兼ね備えています


一度見ただけでは「外部記憶装置無しには理解できない」かとは思いますが、
まずは真っさらな状態で1度見て、その後各サイトやブログでの考察を見て見直してみると、何度でも楽しめる作品だと思います
私自身、何度見ても、見終わった後に12話ラストの少佐のような、何とも言えない夢見心地になってしまう…そんな極上の面白さです

さて、最後に既にこの作品を見たことのある方にちょっとしたクイズです。
最終回26話の終盤、図書館でハンチング帽を見た少佐はなぜ「なるほど、確かに笑い男じゃないわね」と言ったのでしょう?


以下、私のお気に入りのエピソード
① 12話 タチコマの家出 映画監督の夢 ESCAPE FROM
② 11話 亜成虫の森で PORTRAITZ
③ 17話 未完成ラブロマンスの真相 ANGELS' SHARE
④ _3話 ささやかな反乱 ANDROID AND I
⑤ 23話 善悪の彼岸 EQUINOX

投稿 : 2015/10/13
閲覧 : 263
サンキュー:

19

愛花 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

攻殻機動隊、評価高いですし、好きな人はホントに好きですよね(^-^)

1話観たのですが、話に全然ついていけなくて、また絵があまり好きではなくて断念してしまいました…

種類が多すぎてどこから始めればいいのかわからないのも原因だったと思います(._.)

でも気が向いたらまた挑戦したいです!(*σ´ω`*)σ

投稿 : 2015/10/06
閲覧 : 281
サンキュー:

6

Me262 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

攻殻機動隊の中で一番のお気に入り

多数ある攻殻機動隊の作品の中でも、このSACシリーズがストーリー的にも
一番楽しめました。

アニメファンなら必見レベルでお勧めできると思います。

投稿 : 2015/10/05
閲覧 : 184
サンキュー:

6

ぽよよん(^^) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっぱし面白い。

続きが気になってどんどん見てしまう作品だと思う!
最新の攻殻機動隊のアニメも良いけれど、この最初のシリーズが個人的には一番好きだな〜

投稿 : 2015/09/28
閲覧 : 210
サンキュー:

4

ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

哲学的社会派アクション

世に生み出された多くのアニメの中でも強い存在感を放つとにかく硬派なアニメ。萌えもくそもない、大真面目な社会派アクション。

設定がかなりリアルで凝っている。近未来の日本が舞台になっていて、説明は多くないが核戦争によって東京が住めない状態になっていたり、光学迷彩や兵器、電脳化等、近い将来こうなるだろうなという未来が無理なく描かれています。ドラえもんの四次元ポケットは夢物語だろうけど、攻殻にある未来要素はどれも少し頑張れば出来るかもしれない絶妙なポイントを押さえているといえます。
アニメ放映当時、実社会で「防衛庁」だった組織が、作中では「防衛省」として登場しており、その後実社会でも「防衛庁」から「防衛省」に格上げされる等、時代を正確に先取りしていたことはその後の社会そのものが証明しています。

上記のような緻密な設定の中で、公安9課と呼ばれる精鋭部隊がさまざまな組織のしがらみや巨大な敵に対して正義を慣行していくストーリー。また、ゴースト(魂)に焦点が当てられ、自分の存在とは何かを問いかける哲学的要素も大きく描かれています。

前者に関しては、薬害問題に端を発する「笑い男事件」に立ち向かっていく公安9課が描かれます。その事件性からスタンドアローンという現象もテーマとして取り上げられています。僕はスタンドアローンを「集合的無意識に基づく模倣犯」と理解しました。専門用語も多く、ストーリーを理解するのが難解なのがとっつきにくい面ではありますが、一通り観るとなんとなく分かってきます。
後者については、過去の事故で子どもの頃に自分の肉体を失い、ずっと年齢に合わせた擬体に乗り換えてきた素子の境遇から、果たして自分自身の存在を決定付けるものとは一体何なのか、視聴者にも問いかけています。少なくとも肉体や容姿は擬体がありふれた社会ではそこまでの意味は持たない。また、作中に登場する自立型兵器のタチコマがその好奇心から次第に個性を勝ちとり、ゴーストらしきものを発現させる描写がある。兵器としては欠陥とみなされたが、個とは、ゴーストとは何か、自分とは何者でどこにいくのかを考えさせられました。

後半のバトーを助けに来るタチコマは涙なしでは観られません。
作画・音楽も申し分なく、アニメ史に残る唯一無二の存在として今後も君臨していくことでしょう。

投稿 : 2015/09/26
閲覧 : 225
サンキュー:

7

HIROTO さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良作ではない名作でもない傑作

好き嫌いが分かれる作品だと思うけど、この作品が日本アニメに与えた功績はめちゃくちゃでかいだろう。

キャラクターすべてに魅力があり、みんなカッコいい。
全員が全員魅力があるキャラクター達ってすごいと思う、好き嫌いが分かれるのがアニメ・マンガだと思うけど、このアニメはみんな好きだな。

音楽はOP、BGM含めて非が全くなく感じた、臨場感もあり場を盛り上げてくれる。

物語はすごいの一言、話を進めれば進めるほど少しずつ糸が解れるのが心地いい。

メカニック タチコマKAWAIIII!タチコマのデザインめっちゃいい、声もいい、そりゃ色んな作品からオマージュされるわ。


課長曰く 我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん、あるとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。

かっけええええええ、深いよねこの言葉って。

投稿 : 2015/09/23
閲覧 : 247
サンキュー:

8

ありさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

史上最強のアニメ

「史上最強のアニメ」
この一言につきる。

始めは、あにこれのランキングを見て、かなり上位にあったので
なら見てみるか、という気持ちで視聴。(特に見るものの無かったし)

しかし、軽い気持ちで見れるアニメじゃなかった!
アニメ見ながら別の作業をしていれば、話しの流れに置いてかれてしまい、
その時は視聴するのを、一時断念。

そして、覚悟を決めて視聴!!

もう、2クール目までジェットコースターでした。
そしてめちゃめちゃ余韻が残る。しばらく別のアニメが見れなかった・・・。
(タチコマ可愛すぎる。)

アニメというよりかは、海外ドラマを見ている印象に近いです。
(そう思ってみると、割とすんなり見れるかも。)

もう一度、記憶を消してこのアニメを見れたらなと思います。

投稿 : 2015/09/18
閲覧 : 344
サンキュー:

11

ネタバレ

まいける(*´∀`) さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

複雑な世界観がgood!!

シリアスなアニメのジャンルならではの複雑な世界観。
サイボーグという現代の科学で届きそうな未来。
非科学的でもあるが、現実味を帯びている。
そして…
主人公が美人!!
以上っ!!

投稿 : 2015/09/16
閲覧 : 274
サンキュー:

5

となぷ~ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シリアスな未来警察のお話

全26話。

あらすじはあにこれ参照。

人々が普通にサイボーグ化している未来で
事件に立ち向かう警察の話です。

途中でちょっとお茶目な回が入ったりしますが、
基本的にシリアスです。映画よりはドバドバ血が
出ませんでした。きつい描写はありましたが。

難しい単語が行き交いますので、抵抗がある方も
多いのではないかと思います。自分で使おうと
すると舌を噛みそうです。

メインストーリーがよく、楽しめました。
もともと人気アニメですが、納得です。

投稿 : 2015/09/15
閲覧 : 309
サンキュー:

8

ネタバレ

コンビーフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ストーリーではトップレベル

少数精鋭で構成される公安部隊、Section9。少佐こと草薙素子が人形使いに出会わなかったら……Ghost in the Shellのif物語がこのSACです。

【良い点】

・作画の安定感。担当にもよるが、顔つきや髪型が微妙に違うのは義体が違うと考えられる
・音楽の挿入具合。適曲適所
・難解なストーリー
・タチコマの成長

【悪い点】

・難解なストーリー

本作は、

SA(Stand Alone)回=一話完結回
C(Complex)回=笑い男関連回

と分けれており、サブタイトルの背景が緑ならSA、青ならC回とわかるようになっています。

SA回ももちろんですが、やはり本作で有名といえば笑い男でしょう。あらすじはあにこれのを見てくれればわかると思いますが、内容が濃く見応えがあります。
ただ上記のように、難解なストーリーです。こういったジャンルの好みでこの作品を見るかどうかが最初に決まりますが、その次にこのストーリーを理解できるかできないかで、SACを好きになれるかが決まると思います。

少し辛辣な言い様になってしまいますが、高校生以上の方ではないと話がわけわからないと思います。というのも、文学作品の多様な言い回しや今後あり得る社会情勢と環境、さらに主に大学生たちが胸に秘める正義を題材にしているので、それらを経験又は理解していないと100%に楽しめません。

個人的な感想は、まずやっぱりストーリーの構成です。笑い男関連は一気に見たいと思うような出来に仕上がっており、その他はちょくちょく見たいと言った感じです。声優はぴったしだと思います。特に、少佐やバトー、笑い男などよく考えられていると思います。

ここで、よく言われるのが笑い男とトグサの声優(山寺宏一)が一緒だという点です。
なぜかというと、{netabare}どうやら笑い男が成長するとトグサのようになるからだそうです。ちなみに、トグサが成長すると荒巻のようになるらしいですが。現に、最終話でトグサが殴り込みをしようとする描写があります。あれはどこか最初の笑い男(アオイ)と似ていますね。{/netabare}

笑い男の話は難しいです。一回見ただけで全て理解できる人はそういないと思います。しかし、そこがまた良いのです。
2回目でまた新たな発見があるため、是非C回だけでも2週して欲しいです。

2回目見る人ように、笑い男関連のストーリーを簡単にまとめておきます。これ見てもう一度見たいと思うようになってくれるとありがたいです。

{netabare}笑い男の正体があの少年アオイだったという事は、一週目で理解できるかと思います。しかし、(私もそうでしたが)一連の事件に関わったのはほんの少しだけでした。

本当の黒幕は彼ではありません。彼は単に、自分の正義に基づき行動しただけです。偶然見つけたあるメールを元に、社会に不信を持ったアオイはそれを正すためセラノ社長を誘拐する。これが最初の事件で、笑い男と呼ばれるようになった発端です。
そしてその事件を利用し、彼を笑い男として捲し立てたのがその黒幕の存在です。{/netabare}

黒幕の存在はもう一度見ればわかると思いますが、やはり2週目でも難しいです。という方には、又は結局黒幕誰なのか知りたい方には、

{netabare}黒幕は警察(上層部)です。アオイをうまく利用し、セラノ社長の身代金を要求したり、5年間安全の確保と偽って(インターセプターを利用した)監禁をしていたのは彼らです。インターセプターとはあの目のカメラ。
トグサの友人(名前忘れたけど、事故って死んだ人)はそれ(インターセプターでの監視)に気づき、トグサに伝えようとしたため殺されました。また終盤でセラノ社長を殺したり、ナナオAを殺したのも彼らの使いである深見。(トグサと喫茶店で話していたやつ){/netabare}

また笑い男編をまとめると、

{netabare}正義を貫くアオイの誘拐事件を機に、警察上層部は笑い男として彼を持ち上げ、裏金を入手
↓5年後
トグサの友人の情報(写真)により、警察関係者によるインターセプター(目カメラ)使用がバレる。<インターセプターの公的使用は禁止されている

けど警察はあくまでも私的利用として片付ける<それを見ていたアオイは怒り宣戦布告

しかし、警察上層部はしめたと言わんばかりにナナオAを偽の笑い男として捲し立て、事件終結を計る。9課もだんだんと黒幕が警察上層部と睨み始める。

謝罪会見時に偽の笑い男が長官を襲撃。さらに笑い男に感化された多くの人々がそれに参加<アオイ驚き、警察との交渉は諦める
警察上層部の偽の笑い男計画も半ばで失敗。ばれないようナナオAを殺す。

次に、アオイは今来栖との交渉をする

マトリが介入し、なんだかんだで失敗。アオイ疲れる。

残党が9課に接触、アオイは少佐の危機に訪れ彼女を助ける。その代わりに真実を言い渡し、それを解決してくれと頼む

少佐がアオイとして、セラノ社長に接触。真実を言うよう説得する。成功するが、笑い男の正体が少佐だと報道される。9課の存在が世間に露呈

9課危機。打開のため荒巻は総理に、9課を壊滅させる代わりに薬島(裏金を受け取っていた悪者)の調査を要求。

総理納得。海坊主によって9課壊滅。と思いきやこれも作戦。9課壊滅と報道されることによって、公になった9課を再び暗部として再建する手はずだった<トグサだけ特別扱いされていたのは、一番存在が危ういから。現に最終回で……

薬島裁判、事実上目的達成。少佐は答え合わせのためアオイに会う

しかし警察上層部を止めるまではいけなかった。その証拠に、深見が最後セラノ社長を殺害

アオイと少佐は言った、この事件の行動原理がStand Alone Complex。
SACとは個別から成る一個体。つまり、謝罪会見時に感化され、犯行に及んだ人々や、アオイに偽ってセラノ社長と接触した少佐、だけでなくそれに協力した9課の人々のこと。彼らは行動は違えど目的は一緒だった。
これは事件の真相を隠そうとする、警察の上層部や薬島などといった人物にも当てはまる。

そして少佐がこれに気づいたきっかけを与えたのは、タチコマたちだった。{/netabare}

というのが自分の解釈です。

投稿 : 2015/09/15
閲覧 : 175
サンキュー:

11

大蛇 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

やや難しい内容ですが、魅力的なキャラクターとかっこいいアクションもあり、ワクワクしながら観ることが出来ました。近未来を舞台としていますが、本筋となっている笑い男事件など、現代でも問題となっている事象もたくさん扱われ、ネットなどの発達により現実も作品内の世界に近づいてきている今、とても考えさせられる内容でした。

投稿 : 2015/09/06
閲覧 : 249
サンキュー:

4

ネタバレ

くまごろーさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

圧倒的な完成度

 攻殻機動隊が好きな人なら、たぶん攻殻シリーズでは『Innocence』を挙げるのではないだろうか。ただこの作品はInnocenceはInnocence、これはこれ、と両立させた攻殻好きを納得させる作品。わたしはハードルが高い理由も挙げつつ、レビューを書こうと思います。


 この作品を語る上ではいくつか前提を整理しておく必要があり、単純にアニメという枠の中で評価すると作品としての正確に評価出来ないとわたしは思うのです。

【前提1】

 書物、映画、音楽、美術など他の表現物と同じ天秤にかけることが出来るかどうか。

 これはすごく難しいことで、そもそも違う表現手段のものを比較することに無理があるといわれそうであるけれども、優れたものほどテーマ、その方舟となるストーリー、つまるところの結果的にどう伝わったか。

【前提2】

 前提1に通じるのだけれど、テーマが普遍性であるか。普遍性を持ち得るかによって様々な媒体の表現物を作品という括りで論じることがたぶん出来るはずです。

【前提3】

 新たな要素、価値観の提示。もし、新しいものがなければ、普遍性を持つ、長い時間支持され続ける名作が存在するだけでよくなってしまう。流行と=になりがちだけれど、それが新たな価値観として一般性を得たりもする。

【前提4】

 感性と完成度。感性で訴える作品は言葉で形容し難いけれど、インパクトがあり、感覚的な『わかる』を与える。その裏支えとして緻密な論理的なものも存在し、深く理解するには難解であったりする。

 端的に例を挙げればジブリ作品なんかがそうだと思う。大人も子ども好きな人が多いのに、強く印象つける何かは上手くいえないというような。


 ざっくりいってわたしの提示した前提条件が仮にあるとして、その時点でたぶん攻殻シリーズ全般的に敷居が高い。何故なら、政治的だし、哲学的なテーマを用いた純文学も出てくるし、機械もマニアックだし、主人公である少佐こと草薙素子は何故かレオタードだ。

 ただ、この作品をわたしが高く評価するのは作品で提示されたり、語られるものは近未来(非現実という意味)ながらリアリズムがあるし、その完成度と感性が秀逸であるということです。


 攻殻の秀逸さというのは文学でいうところの純文学に近くて、純文学というのは実際読んでみると多くの人は結構共感出来るだろうし、描かれているものは的を得ていたりするわけだけれど、エンターテイメント性に優れているかといえば違う。攻殻の本質も同じようなもので、しかしながら主張すべきこと、そこへの作り込みが半端ではない。試聴者が理解出来るかはわからないけれど、理解しようとしたときに妥協のない満足をくれる作品。

 ですから、アニメ好きな人が好きかといえば違うだろうし、逆にアニメが好きじゃない人でも攻殻が好きな人は結構いるんじゃないかなと思います。接点がないだけで。



 やたら長い前振りですが、そろそろ中身ついても述べてみます。

 まず、オープニングのテーマ曲が圧巻でわたしはセンスを感じます。多くの人はアニメっぽくないと感じるでしょうし、ロシア語ですからよく意味もわかりませんし、密接にテーマと結びつきを感じることもないはずです。だけど背筋がゾクッとするほど格好いい。召される。

 このオープニングテーマソングを始めとする音楽を作っているのが菅野よう子さんですが、とりわけオープニングはアニメと切り離しても、独立して単体の音楽として聴けるところが評価出来る。歌はOrigaという女性ボーカルで、高音域でも伸びる透き通った声が中性的且つ無機的であるのに、感覚的に強く訴えてくるものがあるのです。

 攻殻の世界では『電脳』と呼ばれる、人の記憶や思考、目、耳、感触、味覚などの五感も含めてインターネットでリンクしているのが背景としてあり、個人差はあるものの、部分的、或いは全体を機械化している人々達が住む世界です。

 他のレビューで書かれている信憑性のある未来というのは、思考や五感を電子処理して情報化され(簡単にいうとパソコンとかで操作できること)がより一般的に浸透している部分で、非現実的な脚色という意味では全身を機械化したサイボーグが超人的な動きを見せるところじゃないかと思います。たぶん強度とか、情報処理にかなり無理があって文系のわたしですが100年経っても無理だろうと思います。

 この『standalone complex』では私達が生きているこの現実から電脳化が進む過程で生まれる歪み、利権を国や大企業と国民、端的にわければ加害者、被害者、そして主人公である草薙素子が属する公安9課が国に属する組織でありながら第三者的な立場で関わる話といえるのではないでしょうか。

 明確にそれぞれの立ち位置が分かれていれば、話も理解しやすいのですが、組織の立場とそこに属する個人の感情が入り混じり、あちらを立てればこちらがたたずが交錯しまくるので難解。しかしながらそれがリアリズムを生む。

 政治的テーマそのものはよくある話といえば、よくある話ですが、設定がかなり緻密です。

 論理とか科学的なところは理数系向きといえばそうなんですが、シリーズで語られるメインテーマとは別に各話で語られる個人の描写が人間味溢れていて、最後までご覧になったのなら愛着が生まれるキャラクターが出来るのではないでしょうか。個人的にはバトー。声が渋い。

 攻殻のテレビシリーズの前に公開されている映画版の『Ghost in the shell』、『Innocence』(押井守監督)と『stand alone complex』(神山健治監督)を比べると絵がかなり違ってビビります。がしかし、この作品のほうが前者2つよりは受け入れやすい絵じゃないかと思います。ストーリー展開自体、二時間に凝縮されてる分、会話内容等、哲学的且つ抽象的でさらにハードルが上がります。観る前提としてある程度の知識を要求するからです。

 その点こちらでは、個々のキャラクターがあらすじを語ってくれるのでやはり分かりやすい。電脳化された人々も機械化(作中で擬体化といいます)の程度が様々で、それに対応して心情に違いがあり(意図されたものにわたしは感じます)、そこらへんも見所の1つ。

 攻殻の電脳化することによって自らの記憶や思考が電子的なものになり、本当に自分が自分なのか境目が曖昧になり翻弄される人々、そして各シリーズのメインテーマの二重螺旋構造で作品は進みます。

 皆さんが自分とは、人間とは一体なんだろう?疑問を抱いたことがあるなら、攻殻作品全体のテーマである電脳を通じて考えるきっかけになるのではないでしょうか。ここに普遍性が存在する。電脳そのものについて明確な答えをこの作品で提示されているわけではなく、シリーズを通して少しずつ輪郭が見えてくるものです。

 理系文系の領域で語るのであればこれは文系の分野。抽象的な物事をいくつも重ねるとそこに具体性が生じる、という考え方。

 『stand alone complex』では、政治、世界の縮図を垣間見るきっかけになるのではないでしょうか。国や大企業ってこんな風に動いている?それを情報操作されて動く国民?みたいな。これも又普遍性。自分は違うと思いつつ、自分もそんな国民の1人と位置付けるのも面白い。

 入口のハードルとしては高いですが、観終わった後に充分の満足と、終わらない疑問が残っている作品だとわたしは思います。時間を置いて再度見直してみると、理解度が進むのもあると思いますが、最初に観たときとの印象の変化、つまり自分の変化を感じることが出来、それに応えてくれる圧倒的な完成度の作品としてわたしはオススメします。

絵、セリフ、それに対応した音楽が作品のスピード感に緩急をつける。圧巻です。



長文失礼しました。

 

投稿 : 2015/09/03
閲覧 : 185
サンキュー:

6

まはーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おもしろい!

世界観、音楽が素晴らしい。

タチコマが良い!

投稿 : 2015/09/02
閲覧 : 180
サンキュー:

4

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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのストーリー・あらすじ

西暦2030年…あらゆるネットが眼根を巡らせ、光や電子となった意思をある一方向に向かわせたとしても「孤人」が複合体としての「個」になるほどには情報化されていない時代…。
情報ネットワーク化が加速度的に進展し、犯罪が複雑化の一途を遂げる社会的混乱の中、事前に犯罪の芽を探し出し、これを除去する攻性の組織が設立された。内務省直属の独立部隊公安9課、通称「攻殻機動隊」である。
公安9課の役割は、深刻な電脳犯罪への対処、国内における要人の援護、政治家の汚職摘発、凶悪殺人の捜査から極秘裏の暗殺まで、多岐に渡っている。彼らは電脳戦を最も得意としつつ、高性能義体を生かした物理的な戦闘においても特筆すべき能力を発揮する、精鋭部隊である。(TVアニメ動画『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2002年秋アニメ
制作会社
プロダクションI.G
公式サイト
www.kokaku-s.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8A_STAND_ALO...
主題歌
≪OP≫ORIGA『inner universe』、Jillmax『GET9』≪ED≫Scott Matthew『lithium flower』、Ilaria Graziano『I do』

声優・キャラクター

田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、山口太郎、小野塚貴志、玉川砂記子

スタッフ

原作・協力:士郎正宗、 監督:神山健治、企画:石川光久/渡辺繁、シリーズ構成:神山健治、キャラクターデザイン:下村一、メカニカルデザイン:寺岡賢司/常木志伸、美術監督:竹田悠介、美術設定:加藤浩、色彩設定:片山由美子、特殊効果:村上正博、編集:植松淳一、撮影監督:田中宏侍、3D監督:遠藤誠、音響監督:若林和弘、音楽:菅野よう子

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