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「灰羽連盟(TVアニメ動画)」

総合得点
79.8
感想・評価
1542
棚に入れた
7731
ランキング
475
★★★★☆ 3.8 (1542)
物語
4.0
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.8

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灰羽連盟の感想・評価はどうでしたか?

噛んじゃうぞ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

サムネにだまされた><  (酷評注意)

「つかみ」が非常に悪く、だらだらとした序盤、中盤
10話以降は特に悪いとも思っていないが時既に遅し。
それに作画も良くない。

灰羽に関する謎や伏線の多くは解明されず、淡々と物語が進行
していく演出がなされていることがこの興味がわかない理由。


補足★★★
まず、アニメに大事な一つの要素は「つかみ」だと思う。
特に1クールのみの場合にはスロースタートはまずいことになる。

物語の深さがどうだとか言うつもりはない。
そんなものを求めている人の方が少ないだろう。
単純に「おもしろさ」が全てだと思う。
視聴者の興味を引けない、引き続けない作品は駄作なのです。

投稿 : 2014/08/13
閲覧 : 226
サンキュー:

16

アヤト さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白い!

不思議な感じがする作品

じんとするところもあって感動するかも

見て損はしない作品

投稿 : 2014/08/04
閲覧 : 200
サンキュー:

4

WeLeThStGo さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すばらしい作品だと思います

昔は超有名どころのアニメしか観ることはなかったですが、たまたま妻がアニメ、コミックのファンだったこともあり、時々自分にとっておもしろそうなものを捜してきて、一人でも観て楽しんだりするようになりました。
この作品は、弟が数年前から勧めていたこともあり(ちなみに弟もアニメマニアではなくて音楽マニアなのですが、曰く「アリゾナ老人が高く評価するアニメにはほぼ間違いがない」と言います)気になってはいたのですが、最近ようやく DVD を手に入れて観ることができました。
感想は期待どおり、というか期待をはるかに超えていて、これまで観たり聴いたり読んだりしたことのあるアニメ、音楽、映画、本、などの中でお気に入りのものの多くをごぼう抜きにして、私の中のトップランクに入りました。私にとってこの作品は、多くの余韻と一見わからなかったことを残しつつも、実は置いてきぼりにされていることはなく作中で間接的に答が提示されていて、それでいてあれこれ想像したり解釈する余地を残しているバランスが実に絶妙な割合に感じます。
10 年以上前の作品であり有名とは言い難いかもしれませんが、今でもファンの方々の色々な感想や解釈を国内外のネットで検索することができます。
あらすじだけちょっと調べてみてからどうしようかな?、という方には前述のアリゾナ老人の解説がお勧めです。簡潔で短くネタバレを最小限に抑えつつも、的確で深い解説を聞くことができます。YouTube やニコ動で検索できます。
ファンの方々の多くが言うように、登場人物のみんなの幸せを願わずにはいられない気持ちにさせてくれます。

投稿 : 2014/07/27
閲覧 : 196
サンキュー:

5

三崎鳴 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

罪を知る者に、罪はない。

安倍吉俊の同人誌『オールドホームの灰羽達』を元に構成されたテレビアニメ作品。『テクノライズ』『lain』等独特な雰囲気の作風で知られる安倍吉俊氏の作品。温和な雰囲気、独特な世界観、セピア調の作画、落ち着いた音楽、と作品を構成する全ての要素が程よい具合に絡み合って構成されている。本作はあえて世界観の説明を省いていることもあり,その解釈を視聴者に委ねている。作中にヒントは散らばっているが、それをいちいち探すまでもなくストーリーだけで楽しませてくれる。内容は、壁に囲まれたグリの街で暮らす、灰色の羽を持つが空を飛べない天使“灰羽”と、空を落ちる夢から目覚めて生まれた少女ラッカとの日常を描いた物語。序盤こそ和やかな雰囲気で淡々と話が進行するもののある出来事をきっかけに、物語は色を変える。赦しと罪をテーマにした、心を貫くようなラストまで緩やかにじわじわと話が進む。非常に丁寧に人物と心理が描写されており、感情移入度はかなり高い。“自分で罪を許してあげることは出来ない、だから他人からの赦しを求める”哲学的な作品として名が挙がることもあるが、そういう評価の仕方ではなくて、きちんと一人一人がそういった意識を心に持てれば良いと思う。いろいろと考えさせられる事もあるが、是非一度見ておいて損のない作品である。

投稿 : 2014/07/17
閲覧 : 257
サンキュー:

4

天啓 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

考えさせられる

高評価だったので見てみました

考えさせられる深い作品ですね

前半はなんかほのぼのしてたけど
後半3話は胸が苦しくなるほどの展開で

罪を知る者に罪は無い 汝は罪びとなりや?
深いね~

自らの原罪を知ることによって罪が許され、祝福される
その罪を知るためにどう生きるか?

考えさせられる良作でした。

表面だけでなく、物語の裏のメッセージを探るタイプの人にオススメの作品

投稿 : 2014/06/28
閲覧 : 235
サンキュー:

14

kazzyy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オールドホームの灰羽達

原作は安倍吉俊の「オールドホームの灰羽達」、ところともかず監督作品。
また安倍吉俊氏はシリーズ構成、脚本、キャラクター原案を担当されております。

牧歌的でありながら感情に訴えかけてくるファンタジー作品で、舞台はグリの街と呼ばれる高い壁に囲まれた世界、そこにとある少女・ラッカが羽の生えた灰羽として生まれたとこから話が始まります。
不思議な世界観でこの壁で囲まれた世界はいろんな方が考察を巡らせ議論される作品となっております。
安倍吉俊氏といえば「serial experiments lain」や「NieA_7」、「TEXHNOLYZE」など数々の作品に深く関わっている方で独特の世界観を生み出している方でもありますね。
この作品もそういった独特の世界観が全面に出ています。
話の流れは若干退屈かなと思われる方もいるかもしれませんが全部で13話なので切らずにかならず最後まで見て欲しいです。(特に13話は重要)

こういう幻想的な世界観から語られる作品はレアだと思いますのでまだ見ていない方はぜひ見て欲しいですね!

投稿 : 2014/06/22
閲覧 : 177
サンキュー:

3

HAL さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

光輪密造工房

空から落ちてくる夢を見て生まれたラッカ。
小石が敷き詰められた道を歩いている夢を見て生まれたレキ。
この二人を中心に灰羽達の始まりと別れを描いています。
夢と名前からこの物語の事が少しづつ解けていくと思います。

作風、雰囲気がとても魅力的。
ラッカ役・広橋涼さんの優しい声が耳に残ります。

最近はこういう作品を見かけることが難しいですね。
人を選ぶ作品かもしれませんが、沢山のアニメを見たいと思っている方には
この作品をぜひ見てもらいたいと思います。
また、沢山のアニメを見ていくうちに
誰かに必ずオススメされるであろう名作だと思います。

投稿 : 2014/06/11
閲覧 : 182
サンキュー:

5

uppo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

出会い、別れ、そして新たなる出会い。
人は出会いと別れを繰り返し、いろんな人と関わり合いながら生きている。
人生の縮図のようなものを見せられた気分だった。

投稿 : 2014/06/01
閲覧 : 229
サンキュー:

4

あにすきー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人生だね。

人に支えられて生きていてその自分が誰かを支えて生きていく。
そのことを忘れてしまっている。
気づいたときには感謝さえ言いそびれてしまう。

投稿 : 2014/05/29
閲覧 : 315
サンキュー:

5

agata さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

それほど「鬱」でない

「鬱アニメ」と言うほど「鬱」ではないと思います。

「スクイズ」や「ef」2作の様な鬱作品ではないです。
異世界という点で「キノの旅」や「蟲師」が無理なく見れた方、いかがですか?

投稿 : 2014/05/29
閲覧 : 215
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

隠れた名作と言われるだけはあるが

私はあんまり好きじゃなかったけれど
話の内容自体は面白かった
キャラクターの個性があまりでない(萌えアニメじゃないからいいけど)もっとエンジェルビーツみたいにいろんな人が旅立つところ見たかったなぁ。

雰囲気はすごくいいアニメです
だけど終わりかたはイマイチ
設定がいいからもう少し中身を詰め込んでほしかったなぁ

投稿 : 2014/05/19
閲覧 : 251

コカコーク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

隠れた名作の中でも一番隠れている

ストーリーでもなく、キャラクターでもなく、世界構築が第一にあるアニメ。
特筆すべきはその世界観で、異世界なのだが、それぞれのオブジェクトの間隔やキャラクターの大きさを綿密に測定したかのようなリアリティをもつ。

主人公CV広橋涼さんなので、そういう意味では、カレイドスター、アリア(のアリス)、ワーキング(の山田)、が好きな人にもオススメかも。耳で楽しめる…たぶん。

どこか気だるそうな雰囲気を全体的に出しており、人を選ぶかもしれないが、紛れもなく良作。

投稿 : 2014/05/08
閲覧 : 273
サンキュー:

5

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

言うほど深いか?

深いアニメ、感動するアニメで検索するとよく名前の挙がる作品です。
個人的には、大して深くも無いし全然面白くなかったです。なぜそうなる?と思うようなシーンがいくつかあり感情移入できませんでした。テンポが悪く新しい展開もないので退屈なアニメでした。過大評価アニメのひとつだと思います。

投稿 : 2014/05/08
閲覧 : 279
サンキュー:

3

ネタバレ

ざみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

あらすじから暗いシリアスな話かと思っていたがキャラクター達の生活を描いたほのぼのな作品と勘違いした序盤。

中盤以降は悩みや不安を描いた悲しい話しとなっている。

キャラクターの複雑な心情は描かれているものの、灰羽達はどこから来て何処へ行くのかなど始めから持つ設定的な部分は解説されないまま終わりを迎えるので少し消化不良な気もする。

投稿 : 2014/05/06
閲覧 : 209
サンキュー:

1

ネタバレ

ニャントラ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.5 作画 : 1.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

苦手すぎる

安倍吉俊氏が描くイラストが好きで絶対に素晴らしいに違いないと

なかば確信して観ました、、、

暗い、何とも言えない不安な気持ちにさせられる作品でなんだか

トラウマレベルの物を観てしまった気がします。

多分、自分が事前にネットで灰羽連盟について調べたから悪いのかもしれません


本作品では明確に「死後の世界」とは言ってないですから。


やっぱり僕には可愛い女の子達の日常が性にあってるなー(笑)


※安倍氏が描く表紙イラストと本アニメで描かれる女の子が詐欺レベルで

違うと感じたのは僕だけでは無い筈(笑)

投稿 : 2014/04/27
閲覧 : 227
サンキュー:

1

rurube さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

何も覚えてない。

覚えていないのにレビュー書くのもどうかと思いのだが「人間必要なことはメモなんか取らなくても覚えているものさ」とヤン・ウェンリー少将も言っているので覚える必要ない物語だったのだろう。

この作品で良く分らんのは何が言いたかったのかだ?基本的に情報無いものに関しては勝手に創造したくないのでほっといている。ちゃんと作品内で少しでも情報出れば関連作品なりは読むようにしているがそれも無かったので何も調べていない。

で命題とその答えに当たる部分がこの作品無いんじゃないのだろうか?

たぶんあるのだろうけど隠しすぎて12話終わっている。

なのでこの作品の内容理解できた人のレビュー教えて下さい。

投稿 : 2014/04/22
閲覧 : 379
サンキュー:

5

bratman さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ道入り口

僕をアニメ好きにした一因となった作品。

見たのはもうずっと前になるから詳細は覚えていないけれども、どこが面白いとかいう特筆するべき点はなく、なんかふんわりナチュラルに引き込まれた気がする

投稿 : 2014/04/12
閲覧 : 195
サンキュー:

3

ネタバレ

花鳥風月 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジブ○映画がお好きな方にはおすすめかも

日常系ファンタジー?ですかね。

とにかく、この作品独特の雰囲気がとても素晴らしかったです。

キャラも皆いい子ばかりで親しみがもてるので安心して観れるアニメかなと思います。
女の子の友情は見ていてなごみますよね(百合モノではありません)

先が気になって仕方がなくなるようなお話ではありませんが、切なくも温かなストーリーに胸を打たれました。

投稿 : 2014/04/02
閲覧 : 199
サンキュー:

2

ネタバレ

dolcetto さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

新しい世界へ巣立つまでの生活を描く物語?

少女がマユの中から生まれ、何もわからないうちに背中には羽が生え、頭には光輪。何もかもが分からない不思議な世界で灰羽としての生活が始まるハートフルストーリー。

灰羽とは何者なのか?巣立ちとは何なのか?ほとんど説明がされません。想像力を働かせ考えさせるタイプの視聴者参加型アニメだと思います。悪く言えば、ただの丸投げなんですけど、逆にそこがこのアニメの良さでもあるのだと思います。当然、視聴者側が読み取る内容は十人十色になると思います。答えが定まらない分、人による受け取られ方次第で評価も大きく変わってしまうと言う難点があります。

私が読み取った事としては
{netabare}何かしらの理由で死んだ人間が行き着く場所、それが灰羽であり、その羽が黒く染まっていく者は自殺者?だったりするのかな?そして、巣立ちとは成仏とか転生と言った物だと思います。決して悲しい別れではなく新しい旅立ちなのでしょう。この物語は灰羽として初めて目にする世界で主人公の少女がそれを理解するまでの話を描いているのだと思います。{/netabare}

感動した作品として挙げている方が多いみたいですが、なぜか涙が出るそんな簡単な内容の話ではありません。

投稿 : 2014/03/25
閲覧 : 186
サンキュー:

3

ネタバレ

wjk_anima さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ハイバネ聯盟 これ ひょっとして 異世界の話?? あっ 蝶が㌧でぃる…

〔 全13話構成:ファンタジー アニメ作品 〕2002’フジTV系 深夜枠 放送


どなた様のレビューか忘れますたが、眠気を誘ぅ独特の雰囲気の漂ぅ作品との事で、視終わる迄、実に半年程の月日が流れてぃた事実はこの際置ぃておぃてっと…w

多分,ぃや余分に睡眠導入罪が含まれてぃる特殊映像作品なのでしょうなぁ…などと勝手に被害妄想してみる今日この頃…


質素倹約し,慎ましく生活を送りながら仕事に勤しみ、人の役に立てる様に日々過ごして行く人生感…。


文字にすれば至極当然の事のようだが…、
当たり前を当たり前にこなす事の難しさや大変さというものが、叫ばれている昨今!
道理も個人個人の主義主張で平気で覆される世の中ではある訳です…。

故に、哲学的な観点でアニメーション作品として、見ている方へのメッセージや何らかのキッカケにでもなれば、幸いであるとの試みではなかろうか!? と勝手に想像(妄想)を膨らましてしてみたッス。


視聴者次第で、幾らでも深ぃ考察の底なし沼へと誘ってくれる稀有な作品!

イタリアのトスカーナ州辺りの田舎町の原風景がモチーフな町並みですなぁ…雰囲気的に見ているだけで癒されてまぅわぁ…


この作品は、村上春樹の4作目の長編小説!
【 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 】がバックボーンにあるアニメ作品との事!

★《 世界の終わり 》★

ストーリー

「世界の終り」は、一角獣が生息し「壁」に囲まれた街、「世界の終り」に入ることとなった「僕」が「街」の持つ謎と「街」が生まれた理由を捜し求める物語。外界から隔絶され、「心」を持たないが故に安らかな日々を送る「街」の人々の中で、「影」を引き剥がされるとともに記憶のほとんどを失った「僕」は葛藤する。「僕」は図書館の「夢読み」として働きつつ、「影」の依頼で街の地図を作り、図書館の少女や発電所の管理人などと話をし、街の謎に迫っていく。時間軸的には『ハードボイルド・ワンダーランド』の「私」がシャフリングを行ったのと同時に(すなわち、「私」の思考システムが「第三の思考システム」に切り換わったのと同時に)『世界の終り』のストーリーが始まるものと思われる。


★《 灰羽連盟 ☆ ストーリー 》★

高い空からまっすぐに落ちていく少女。やがて彼女は水に満たされた繭の中で目を覚ます。古びた建物の一室で彼女を迎えたのは背中に飛べない灰色の羽を持つ、「灰羽」と呼ばれる人物たち。繭の中で見ていた空を落ちる夢から、少女は「ラッカ」と名づけられる。

高い壁に囲まれたグリの街、灰羽たちの暮らすオールドホーム、そこでの仲間たちとの穏やかな日々。戸惑いながらも少しずつその生活に馴染んでいくラッカ。しかしやがて、短い夏の終わりに1つの別れが訪れる……。


★【 概要 】★

『 灰羽連盟 』(はいばねれんめい、仏語:Ailes Grises)は、安倍吉俊の同人誌『 オールドホームの灰羽達 』を元に構成されたテレビアニメ作品である。

登場人物たちの深い心理描写、独特の不思議な世界観、セピア調の抑えた色彩、美しく雰囲気のある背景、透明感あふれる音楽などのほか、精神的なテーマを扱い、悲しく重い内容を含みながらも、これらのバランスが良質な作品となっている。

放送当時(2002年)のフジテレビのアニメ放送環境は迷走しており、本作品もその巻き添えを受けて、2話連続で放送された週が4回もあった。そういった事情もあり、一部の人々の間でしか知られない作品であった…。


★《 製作 スタッフ 》★

●原作・シリーズ構成・脚本・キャラクター原案 - 安倍吉俊
●監督 - ところともかず
●助監督・設定補佐 - 大森貴弘
●キャラクターデザイン - 高田晃
●デザインワークス - キムヒロミチ
●美術監督 - 片平真司
●色彩設計 - 遠藤菜緒美
●コンポジットディレクター(撮影監督) - 長牛豊
●編集 - 後藤正浩
●録音演出 - 本山哲
●音楽 - 大谷幸
●プロデューサー - ueda yasuyuki,Henry 後藤,岩谷能宣,春名剛生,
●制作 - RADIX
●製作 - 光輪密造工房・フジテレビ



★《 登場人物 》★

{netabare}
〔 オールドホーム 〕

◆ラッカ
声 - 広橋涼
主人公。灰羽暦1年の生まれたての灰羽。灰羽達が暮らす施設「オールドホーム」に住む。性格は気弱でおとなしいが心の芯は強い。ラッカの光輪は静電気を帯びやすく髪を引き寄せるため、いつも癖毛が直らない。生まれてくる時、空から落ちてくる夢を見たことから「落下」と名付けられた。

◆レキ
声 - 野田順子
灰羽暦7年のオールドホームの仲間。灰羽歴が長く、グリの街や灰羽のしきたり等に詳しい。思い切りがよく、さっぱりしていて面倒見がよい性格だが、繊細な面を持ち合わせる。「年少組」の子供たちの世話やオールドホームの家事全般をしている。趣味は絵を描くこと。生まれてくる時、小石が敷き詰められた道を歩いている夢を見たことから、名前は「礫」

◆クウ
声 - 矢島晶子
灰羽暦2年のオールドホームの仲間。年長組の中では最年少であるため、誰かの役に立ちたいと強く願っていて、なにかとラッカの世話を焼く。明るく天真爛漫。物語の中盤でグリの街から「巣立ち」し、それが物語に大きな転機をもたらす。空を飛んでいる夢を見たことから、名前は「空」

◆カナ
声 - 宮島依里
灰羽暦3年のオールドホームの仲間。街の時計屋で働いている。さばさばとした性格。家事は苦手だが、仕事に関しては非常に真面目。魚のように泳いでいた夢から、名前は「河魚」

◆ヒカリ
声 - 折笠富美子
灰羽暦4年のオールドホームの仲間。街のパン屋で働いている。眼鏡っ子。真面目で優しいが、間の抜けたところがある。ラッカの光輪を作るために寺院から借りてきた「光輪の型」を使ってドーナツ状のパンケーキを作った。このため、ラッカの光輪はパンケーキの匂いがするようになってしまった。光が見えていた夢から、名前は「光」

◆ネム
声 - 村井かずさ
灰羽暦9年のオールドホームの仲間で最年長。街の図書館で働いている。おっとりとした性格でよく眠っている。レキとの付き合いは長く、その性格もよく把握しているが、昔はある理由からレキのことを避けていた。夢の中でも眠っていたため、名前は「眠」

◆クラモリ
声 - 久川綾
レキやネムが生まれたばかりの頃、2人の面倒を見ていた先輩灰羽。体がやや弱いが、心の芯は強く情愛に満ち穏やか。レキが描いたクラモリの肖像画がレキの部屋に飾られている。名前の由来は「暗森」あるいは「蔵守」

◆ダイ
声 - 比嘉久美子
オールドホームに住む子供の灰羽。子供たちは年少組と呼ばれている。ダイは大工になりたいことから、その名がつけられた。

◆ショータ
声 - 浅野真澄
オールドホームに住む子供の灰羽。ショータ(正太)はショートケーキが好きなことから(本人は夢に出てきたと言い張る)その名がつけられた。

◆ハナ
声 - 徳永愛
オールドホームに住む子供の灰羽。ハナ(花)は花屋になりたいという将来の夢から、その名がつけられた。

◆他の子供たち
キャラクターが明確でないが、以下の7名の年少組がいる。深雪(ミユキ)、桃(モモ)、野原(ノハラ)、沢(サワ)、見火(ミカ)、元気(ゲンキ)、演(ヒロシ)。

〔 廃工場の灰羽たち 〕

◆ヒョウコ
声 - 鈴木千尋
廃工場に住む灰羽の青年。正しくはヒョウコなのだが、ヒョコと呼ばれている。名前の由来は「氷湖」。灰羽であることを隠しているのか、普段は帽子とリュックで光輪と羽を隠している。レキとは古い知り合いだったが、ある理由から疎遠になっている。

◆ミドリ
声 - 水野愛日
廃工場に住む灰羽の少女。廃工場の少女達のまとめ役。レキとは長い付き合いだが、ヒョウコの一件の後、複雑な感情を抱くようになる。

〔 街の人々 〕

◆スミカ
声 - 半場友恵
街に住む若い女性。ネムと共に図書館で働いているが、妊娠し寿退職が決まった。昔は壁の外に行きたいと思っていたらしい。

◆親方
声 - 青山穣
街に住む初老の男性。カナが働く時計屋の店主で街の広場にある時計台の持ち主でもある。職人肌で口汚くカナに厳しく当たることもあるが、本当はカナの事をとても信頼している。

◆古着屋
声 - 栗山浩一
街に住む古着屋の青年。掟により新しい服を買うことが出来ない灰羽に古着を提供している。気前のいい一面がある。商品の一つとして「宇宙人民服」を取り扱っている。

◆カフェの店主
声 - 加藤木賢志
街に住む男性。クウが働いていた「カフェかるちえ」の店主。

◆パン屋の店主
声 - 藤原泰浩
街に住む男性。ヒカリが働くパン屋の店主。夫婦でパン屋を切り盛りしている。

〔 その他の登場人物 〕

◆話師
声 - 大木民夫
灰羽連盟の長。独特の手話を操り、トーガとの交渉を行う。話師と会う時は、その許しがない限り言葉を発してはいけない。

◆トーガ
グリの街にやってくる交易人の一団。街にいる間は言葉を話すことを禁じられている為、話師と手話で意思疎通を行う。灰羽を含めて街の住人は、トーガと話すことはもちろん、触れることも禁じられている。


★《 用語 》★


【 灰羽 】
特殊な存在だが、背中に灰色の羽と頭の上に光輪と呼ばれる輪を持っているだけで、空を飛ぶなどの特別な能力もない。グリの街の人口に比べると、その数はとても少ない。灰羽には次のような特徴がある。

●どこからか現れて芽吹いた大きな繭から生まれる。
●生まれたときの年齢はまちまち。
●繭から生まれて一日ほどで背中に灰色の羽が生える。光輪は仲間から授けられる。
●名前は繭の中で見た夢から決めるが、子供の場合はその限りではない。
●子供でなければ職を持って働き、同胞の役に立つことが使命とされる。
●守らなければならない独特の掟がある。

【 グリの街 】
物語の舞台となる街。建造物は西欧風の造りで古都の趣がある。周囲には農耕地が広がる。周りを高い壁に囲まれていて、街の外に出ることはできない。唯一存在する門からトーガと呼ばれる人々がやってきて、その交易品だけが壁の内と外をつないでいる。街は浅いすり鉢状になっていて、中心には噴水のある円形広場がある。電力は郊外の丘に設置された風車による発電でまかなわれている。文化や生活は、現代的な部分もあるが古い慣習も残っており、中世から現代までが入り混じった雰囲気がある。

【 灰羽連盟 】
灰羽たちの生活を支援する組織。グリの街のはずれにある寺院が本部になっている。連盟の話師がトーガとの交易の仲立ちをしていて、その利潤を灰羽手帳の発行やその他の灰羽の生活支援に利用している。

【 オールドホーム 】
「使い古し以外を使用してはならない」という灰羽の掟にしたがって、ラッカたちが住処としている建物。大昔は学校の寄宿舎のようなものとして使われていたらしい。かなり年季が入っている(ヒョウコたちの住む廃工場も同様。なお、灰羽が働く場所も、ある程度の年代を経たものでなければならない)。人数に比してあまりにも広いので、手付かずのまま放置されている所が多く、建物の半分ほどは電気が通っていない。灰羽たちの他に、寮母と呼ばれるお婆さんが住んでいる。

【 廃工場 】
ヒョウコやミドリたちが住んでいる大きな廃工場。年少組以外は少女しかいないオールドホームとは違い、ネムいわく「共学」。環境があまりよくないようで(廃工場の灰羽たちは不良っぽく表現されている)、廃工場で生まれた子供たちはオールドホームに預けられている。

【 灰羽手帳 】
「お金を扱ってはいけない」という灰羽の掟に従って、灰羽達が金銭の代わりに用いる通貨。買いたい物があったら、ページに購入したものを記入して、それを切り取ってお金の代わりに渡す。灰羽連盟がその発行や清算を行っている。

【 壁 】
グリの街を囲む高い壁。街の一番高い時計台からも、壁の外は見えない。灰羽を悪いものから守ると言われている。その一方で、灰羽が壁に触れると災いが起こるとされている。

【 森 】

街の西側にある深くて暗い森。迷いやすく一度踏み込んだらなかなか抜け出せない上、壁の力が強く影響している土地でもあり、特に灰羽には危険な場所。

【 鳥 】
壁を越えられる唯一の存在。「灰羽が繭に入る時に忘れたものを運ぶ」と言われている。

【 鈴の実 】
振るとカラカラと音がする木の実。殻が厚く、硬い音がするものが良いとされる。土に染料を混ぜると実に色がつく。染められた鈴の実は、一年の区切りとなる「過ぎ越しの祭」の際、沈黙の時間の中で身近な人に思いを伝えるために使われる。色によって感謝や別れなどの意味を表す。毎年、祭の季節になると街には鈴の実を売る市が立つ。

●赤の実=お世話になりました(感謝)
●緑の実=おめでとう(祝意)
●茶の実=ごめんなさい(謝罪)
●白の実=ありがとう、さようなら(感謝、惜別)
●黄の実=私は馬鹿です ……(隠された意味)好きです(愛情)

【 罪憑き 】
一部の灰羽に見られる症状で、羽に黒い染みができる。染みは、壁の近くにだけ生える「老人の樹」(正式には雪橉木(ゆきりんぼく)という名。幹がねじくれている)の樹皮から採れる特殊な染料で目立たなくすることができるが、治るわけではない。なお、雪橉木の染料は悪い者の目をくらませる力があると言われ、本来はお払いに使われる。

【 真名 】
灰羽の名前は最初に見た夢にちなんで付けられる名前の他に、同じ発音で別の文字を当てる「真名」というものが存在し、その灰羽の本質を表すとされ、灰羽たちはその真名を見つける事が本当の使命であるともされている。 ラッカ(落下)の場合は「絆を絡ませあい、実を結ぶもの」という意味で「絡果」である。


《 各話リスト 》

〔1話〕繭 空を落ちる夢 オールドホーム
〔2話〕街と壁 トーガ 灰羽連盟
〔3話〕寺院 話師 パンケーキ
〔4話〕ゴミの日 時計塔 壁を越える鳥
〔5話〕図書館 廃工場 世界のはじまり
〔6話〕夏の終わり 雨 喪失
〔7話〕傷跡 病 冬の到来
〔8話〕鳥
〔9話〕井戸 再生 謎掛け
〔10話〕クラモリ 廃工場の灰羽達 ラッカの仕事
〔11話〕別離 心の闇 かけがえのないもの
〔12話〕鈴の実 過ぎ越しの祭 融和
〔13話〕レキの世界 祈り 終章 {/netabare}

投稿 : 2014/02/27
閲覧 : 424
サンキュー:

34

ジャーファル♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

【ネタバレ有】「運命や意味を探し葛藤する、“メッセージ性の強い”作品!」

 
 
 登場人物たちの深い“心理描写”を、“独特の世界観”で描いた良作―。


 主人公たちの“精神的な葛藤”をテーマとしているため、悲しく重い内容となっているが―、“世界観を上手く描いた背景”や、それに合った“落ち着いた色彩”、“音楽”など作品全体を通して“統一感”がありその“バランス”が素晴らしい―。


 ただし、この作品は、かなり“観る人を選ぶ”作品だと思う…。

 その理由は、全体を通しての“浮き沈み”というか、盛り上がったり下がったりというストーリー“ではない”ということ…、常に話の調子としては、暗く落ち着いていて切ない…そんな調子で物語は進んでいく…。
 画の感じや、OP・EDもそうで、迫力あるシーンや急な物語の展開などに面白さを感じる人には、単調で、面白さを理解することが出来ない人もいるだろう―。



 しかし、上でも書いたように、この作品は間違いなく“名作”である―。


 確かにこの作品は、“暗く憂鬱な印象”で、迫力あるシーンもない。

 だが、観終わった後のこの作品には、それとは全く角度の違う、心温まる優しい、“満たされるような充実感”を感じる―。


 この手の、視聴者に何かを“訴えようとする”作品は、観終わった後に何か“メッセージ性のようなもの”を感じる…。

 この作品では、孤独を感じる主人公・“ラッカ”が、優しく温かい仲間に囲まれて、とても幸せな時間を送りながらも―、ある出来事をきっかけに、「自分の生まれてきた意味」や「自分がすべきことは何なのか」について悩み、それを見つけていく―。

 そんな“心の葛藤”と、それに打ち勝つまでの“心の成長”を描いており―、そこに何か、“現実にも通じる”メッセージ的なものを感じるのだろう―。



 この作品は、“1クール13話”と短いながらも…、
 ラッカが“灰羽(はいばね)”(=羽が生え、光輪を頭に乗せた人たち)として生まれてきてから、“レキ”や“クウ”といった仲間に助けられながら、試練に打ち勝つまでの“前半の物語”と―、
 成長したラッカが、今度は、今まで助けてくれていたレキを救うために葛藤する“後半の物語”に分かれており、話を広げすぎないため、非常に観やすい展開となっている―。


 それでいて、1話1話はすごく“意味深”で、“感動するシーン”が数多くある。

 例えば、クウが“巣立つ”(=この世界から消える)話などがそうで―、
 ―それまでは、落ち着いた、温まる内容の話が多かったのに、謎の多い“灰羽”という存在の、“意義”や“運命”のようなものが強調されており、何かを“悟った”かのように消えていったクウの姿に、ラッカ達はもちろん、観ているこっちまで、悲しく切ない気持ちにさせられる…。


 また、この作品の主人公はラッカであるが、“本当の”(という言い方はラッカに申し訳ないが…)主人公であるレキの運命が悲惨で、哀れに思った人も多いだろう…。

 前述したとおり、この作品の後半はレキの話であり、呪われたと言ってもいい、レキの運命がとても残酷で―、結果として言えば、最終的にラッカによって救われ、巣立つことが出来たレキの姿は、切なくもどこか晴々していて、良い意味での“感動”があった…。



 この作品は、設定を深くは語らず、“あいまいな”部分が数多く残される。

 (なので、ここらはあくまで想像だが)、レキは本来、救われることなく、人とも灰羽とも交わることのない孤独の中を、年老いて朽ちるまで過ごすことになるはずだったのだが、その残酷な運命を、ラッカによって救われた―。

 しかし、その残酷な運命を生きている張本人こそ、連盟の“話師(わし)”なのではないだろうか…。

 実はこれは、さっきは想像だといったが、そうではないかと思わせる描写がところどころにある―。


 例えば、話師がレキの運命をラッカに語る場面などがそうで―、顔や羽を順に移していったシーンは、まさにその運命を背負ったのが話師だと言っているかのような“演出”で、結論は一人一人の想像に任せてはいるが、おそらくはそういうことなのだろう―。

 なので、もしそうだとするならば、本当に“哀れ”なのは話師であり、最後の最後で救われたレキとは違い、その運命に、いたたまれない気持ちにさせられる…。



 その話師の存在などのように、この作品は、その謎や複線の多くが解明されず、淡々と物語が進行していく演出がなされている―。


 なので、正直、この作品内の“設定”をもっと深く知りたいと思ったりもする。

 ―「灰羽とは何なのか?」
 ―「グリの町や外の世界とはどういう設定なのか?」
 ―「この世界とは、死後の世界や無意識の世界を表しているのか?」
 ―「巣立った後の灰羽はどうなるのか?」
 ―「トーガとは何者なのか?」

 …など、挙げればきりがないが、観終わった後の感想としては―、
 ―確かに疑問は残りはするが、レキが救われ、いつかは巣立ちの時が来るであろう、ラッカや他の灰羽達が、今度はレキの代わりに子供たちの世話をし、次の灰羽の手助けをする…そんな様子が最終話で描かれており、どこか“温まる気持ち”で観終わることが出来る―。


 なので、この作品は、あまり深く語りすぎず、このくらいの長さで終わるのがちょうど良かったようにも感じる―。



 “ストーリー”はもちろん、“画のタッチ”や“色彩”など、確かにこの作品からは、“暗く憂鬱なイメージ”を感じる―。

 しかしこの作品は、自分の“運命”や“意味”に悩みながらも、ときには仲間に助けられながら、進むべき道を見つけていく…、そんな主人公たちの姿に、現実の自分たちにも通じる“何か”を感じ、共感させられるのだろう―。

 落ち着いた雰囲気ながらも、何かを訴えかけてくる、そんな“メッセージ性の強い”良作であった―。

 (終)

投稿 : 2014/02/23
閲覧 : 204
サンキュー:

5

ネタバレ

nannka さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見終わりました

13という短い話数のなかで凝縮された感じでした。
オールドホームの住人の新しい仲間になった主人公が自分の運命に、灰羽たちの運命に葛藤していく感じが好きでした。
個人的に空が旅立ったところがこのストーリーで一番好きな所で、何故かといわれるとみてもらったほうが早いかもしれません。

投稿 : 2014/02/22
閲覧 : 210
サンキュー:

5

ネタバレ

マミーニャ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

んー…

全体的に暗い作品。


考えさせられるアニメで完全に大人向けと感じた。




クレしんの声の人がいた事ぐらいの印象しかない。

投稿 : 2014/02/13
閲覧 : 180
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2

ネタバレ

29号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

視聴者の数だけ答えがある作品

全13話。

まず目を引くのが独特の世界観。
それを産み出しているのは作画でしょうか。明るい色はあまり無く緑や黄色ベースのセピア調の色彩がより一層この世界感を際立せています。

心理的描写が多く、作中で語られる何気ない台詞にも深い意味が込められているものが多く、哲学的な作品であると感じました。

作品のストーリーは割愛させていただきます。

{netabare}

灰羽と何なのか?何処から来て、何をして何処へ行くのか……。

この答えはこの作品で直接語られる事はありません。

ですが、この答えこそがこの作品が伝えたいメッセージの本質だと思います。

この作品は視聴者の分だけ、この作品が伝えたかったメッセージの答えがあるのだと思います。

だから敢えて設定を掘り下げずに話を進めていくのではないのでしょうか?

私はAngel Beats!と近い世界観であると考えます…作風は全く違いますがw

「灰羽=生まれ変わるチャンスを与えられた者」
「罪憑き=自殺者」
「巣立ち=転生」

1話の冒頭で「心臓が冷たい」と言うシーンから灰羽は死人である事は間違いなさそうです。
事故や自殺など天寿を全う出来ずに死んでしまった者が「神の祝福を得た者」として生まれ変わるチャンスを得た存在であるのではないでしょうか。

生まれ変わるためには己に課せられた試練(おそらく前世との関わりのある内容)を乗り越える事によって次のステップ(転生)へ移行するのでしょうか。


{/netabare}

難しい内容ですね。私の拙い頭では理解するのにはかなりの労力を使いました…結局結論が出るに至らずorz
この作品ほど他の視聴者の見解が知りたいと思ったものは無いです。

この作品を見て、いろんな方の考えに触れる事によって初めて完結する。そんな印象を受けました。

ぜひ色んな方に見ていただきこの作品について考えていただきたいです。

投稿 : 2014/02/04
閲覧 : 237
サンキュー:

9

watawata さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

直接の作品のレビューではありませんので悪しからず(^^;意見の押し付けが羅列してありますのでご了承下さいませ。

この作品のテーマは三者三様に捉えられますが、主観的には「自殺の功罪」であると考えております。
さて、作品の内容は置いときまして、(この時点からレビューではありません)(自殺を)する人の立場からまずその様な行為に至る原因として、、


①健康問題
②経済・生活問題
③家庭問題
④勤務問題
⑤男女問題 
⑥学校問題

原因・動機別の自殺の状況 警察庁「自殺統計」より内閣府作成・・参照

上記項目は、どれも現在置かれている環境から逃げ出したいと言う気持が起因しています。
①健康問題からの安楽死に至る問題は少し系統が違いますので、このテーマとは切り離しますね。
まあ、②~⑥は世間体に自分の羞恥心が耐えられないと言う側面もありますがね。
いづれにせよ、必死に頑張った結果追い込まれて、このような結果に至る訳で、実際その立場に立たされないと解らないのかも知れません。
最終的にその人が楽になると判断した結果ですから、完全に否定は出来ないと思います。

話は少し変わりますが、様々なSNSで自称メンヘラを公言し、自殺を示唆する様なコメントを時々見かけることがありますが、自分は非常に不愉快な気持ちなります、
本当に精神的に追い詰められ行為を行う人は、微細なメッセージは出すものの、ほぼノーシグナルなんです、よって軽々しく自殺を語らないで欲しいです。
貴方は話せる分、そんなに追い詰められていない事を認識し、可能であれば相談という形で現状を打破する方向にベクトルを向けて下さい。

っと話が脱線しましたが、現在自殺を考えている人は冷静になり(追い詰められてるので難しいと思いますが・・・)
残された立場の人の精神的、物理的ダメージを考えて欲しいです。
自殺の大きな罪はその行為自体に有るのでは無く、行為を行った結果、後の周りに対する影響が非常に大きい事にあります。

具体的な事例は出しませんが、どの様な方法手段を使用したとしても、ハッキリ言いますと迷惑なんです。
絶対に周りに対するダメージは拭い去ることは絶対出来ません。今考えている方はここの所を諄い様ですが考慮して下さいね。

以上、自分は肯定1割、否定9割ですね。這いつくばっても生きてりゃ上等~この日本のご時世、まず餓死する事なんかありません。w
気持ちよく楽に生きていくには、下らない羞恥心、世間体を気にしない事です。


さて作品について少し触れますが、灰羽達が住む世界は魂の救済浄化の場として描かれてます。
この様な世界が仮にあるとすれば、さぞかし魅力的な所ですね。
作品中では自殺して生まれた灰羽は罪付と言われ、羽が黒くなる描写で罪として扱われおり,罪を償い浄化し、オールドホームから巣立つ過程の苦悩が重罪であるかを軽く物語っています。でもこの様な世界はアニメでしか存在しませんから、現実では償う事は出来ませんので、甘く考えないで下さいね。
すいません、また話が逸れてしまいました。
軽くではありますが、罪付の灰羽達の苦悩が描かれる事により自殺に対し一考一石を投げかけるには充分な作品のクォリティーでした。
穏やかな日常風景を淡々と流しつつ、苦悩との対比を一段と浮き彫りにする演出が、安直にテーマを押し出すよりも結果的に功を奏したのでしょう。

ハイ、意見の押し付け失礼致しました。

でわでわ

投稿 : 2014/01/26
閲覧 : 385
サンキュー:

24

25M自由形 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

灰羽の生き方

ファンタジーなお話といえども、謎が残りすぎたままラストを迎えてしまいました。
各話それぞれのキャラクターに焦点をあてた形で描かれていてそこも若干物足りなさが……

うまくまとまってはいるけども、あとちょっと足りないと感じる作品でした。
とはいうものの、妙に気になってしまって全話観たので。笑
惹かれるシーンというか、考えさせられるシーンはちょいちょいあったと思います。

投稿 : 2014/01/24
閲覧 : 284
サンキュー:

3

白兎尾 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

好きです

世界感がたまらなく好みなのですが・・・

間違いなく人を選んでしまう作品です

難しく考えずに肩の力を抜いて鑑賞される事をおすすめします

この世界に対する思いは人それぞれで良い訳で・・・

こんな世界感を作者は持っているんだなぁ~と思うと敷居が下がるでしょう

好きな作品です 自分の知り合いにはすすめたい作品です

投稿 : 2014/01/23
閲覧 : 227
サンキュー:

5

みけねこ+ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

不思議な世界観

何とも形容しがたい不思議な世界観の作品です。

物語に自分の解釈を与えて、他の方々の
解釈を見て考え楽しむアニメだと思います。

考えるの好きな方には見て頂いて
ご自身の解釈を披露して頂きたい作品です。

視聴済みの方は、他の方のレビュー見て回ることを
おススメします。いろんな解釈あって楽しいですよ^^

投稿 : 2014/01/22
閲覧 : 300
サンキュー:

32

真祖 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

現実と異界の狭間のような不安定な場所と思春期の少年少女達の不安定な心のゆらぎのようなものがが中世ヨーロッパ風のセピアな舞台&宗教色にすごく合ってた
灰羽連盟を見て不思議な夢の中にいるような世界に旅行するのがおもしろかった
昔やったゲームICOやワンダの巨像に雰囲気がにてると思った
PS3のリマスター版やってみよっかなw

投稿 : 2014/01/22
閲覧 : 252
サンキュー:

10

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

正に「考察アニメ」

この作品はある意味で、ファンタジーのタブーに触れた作品であろうと思う。

「ある意味」というのは、あくまで私個人の意見であるがファンタジー作品の面白さはその世界観の洗練度、又は精密さから来る部分が大きいという意味であり、そういう点でこの作品は十分にファンタジーの王道から逸脱していると言っていいと思う。


作中で語られる世界は実に大まかであり、答えが何なのかも分からず物語は終わってしまう。

正直に言うと私は最初に見たとき、この作品に全く物足りなかった。

なぜ彼女たちの背中に羽が生えるのか、なぜ頭に光輪を付ける必要があるのか説明が欲しかった。


だが、見直してみる内にファンタジー作品に必ずしも精密に描かれた世界観は必要ないのではないかと感じ出した。

なぜ羽があるのか、なぜ光輪を付けるのかを自分で考え、自分で物語を作る。そういう作品があっても良いのではないだろうかと思った。

正に「考察アニメ」と呼ばれるだけあり、考察することで初めて完成する作品であると思う。

投稿 : 2014/01/21
閲覧 : 130
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灰羽連盟のストーリー・あらすじ

高い空からまっすぐに落ちていく少女。やがて彼女は水に満たされた繭の中で目を覚ます。古びた建物の一室で彼女を迎えたのは、天使のような輪を頭の上に掲げ、背中に飛べない灰色の羽を持つ「灰羽」と呼ばれる少女達。繭の中で見ていた空を落ちる夢から、少女はラッカと名づけられ、灰羽を名乗る少女たちから同じような輪を授けられるとともに背中に羽を得る。円形の壁に囲まれたグリの街、灰羽の暮らすオールドホーム、そこでの仲間たちとの穏やかな日々。戸惑いながらも少しずつその生活に馴染んでいくラッカ。しかしやがて、短い夏の終わりに1つの別れが訪れる…。(TVアニメ動画『灰羽連盟』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2002年秋アニメ
制作会社
RADIX
公式サイト
www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/anime/haibane/
主題歌
≪ED≫Heart of Air!『Blue Flow』

声優・キャラクター

広橋涼、野田順子、宮島依里、矢島晶子、折笠富美子、村井かずさ、久川綾、鈴木千尋、水野愛日、比嘉久美子、半場友恵、青山穣、大木民夫

スタッフ

原案:安倍吉俊(~オールドホームの灰羽達~)、 監督:ところともかず、助監督:大森貴弘、シリーズ構成・脚本:安倍吉俊、キャラクターデザイン:高田晃、設定補佐:大森貴弘、美術監督:片平真司、色彩設計:遠藤菜緒美、コンポジットディレクター:長牛豊、音楽:大谷幸、録音演出:本山哲、音響制作:オムニバスプロモーション

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