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「ボビーに首ったけ(アニメ映画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
9
棚に入れた
30
ランキング
7716
★★★★☆ 3.4 (9)
物語
3.3
作画
3.8
声優
2.9
音楽
3.8
キャラ
3.1

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ボビーに首ったけの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

実験的アニメだが個人的に楽しめた

霧の中で点滅する灯、それを頼りに疾走する車、轟音をあげるバイク。

ヘルメットをかぶり(それまでノーヘルだったのか…)、画面の奥から迫り来るように走り去っていく。そこからこの中編は始まる。

この作品は実験的趣向に溢れており、特に「光」やそれが強調する「黒い影」の動きが印象的だ。

女のモノローグ、机の上に置かれた「もの」によってそれが手紙の内容だということを観客はさとる。
シャッターを上げた先に拡がる空間に貼られたバイクの写真、ラジカセ、白い光の中から駆け寄る者。

黙々とバイクの整備を続ける黒いシルエット、その周りで舞い踊るように語り掛ける少女。男はそれに淡々とした喋りで応え続けるが、座席にベッタリ寝そべっても怒らないくらい親しい間柄なのだろう。

逆光、人形のようにぎこちないTVの中の人間たち、それを見つめる光の無い眼、視線も交えない冷えた親子の関係。

回想の中でページをめくる女の影、いくつもの写真が男の過去を語り、次の旅先を想い描く瞳。

どっかの漫画から切り抜いてきたかのような止め絵、止め絵、止め絵、行く先々で視線に飛び込む単車、単車、単車というロマンの塊。

雨にあたる銅像のように固まった肉体、干された片靴、TVを見続けるのは顔を背ける・向かい合えないからだろうか。それとも声だけが響き続ける手紙の差出人に夢中だから、それを見つけるため、現実から逃げるためにバイクに乗るのだろうか。「手紙」だけで繋がる、傘を楽しそうに回す「憧れ」を求めて…。

真後ろのナンバープレートから真上に移動して捉えられる疾走、振り払い詰め寄り平手打ちを浴びせるシルエット、その影から逃げ去るように旅立っていく。
闇の中を揺れ動く光、光、光、逃げ込む場所。その瞳は自由を得たように灯を帯びる。
バイト、労働、心地よい疲労、喜び。楽しそうに家族の近況と「あるもの」を届けに来てくれる妹。彼女がいるからこそ親を放って出ていけたのかも知れない。

友人が残した「家族」の世話をするためにも増々帰るに帰れない。
道の向こうから接近し、地面を削り取るように砂を撒き上げ見事なターンを決める黒いライダー。マスター渋すぎるぜ…。

その「誘い」に心を弾ませるようにバイクを飛ばして追いかける。照り付ける日差し、風に揺れる服と豊かな口髭、横切っていく影。

辿り着いた先で跳んで跳んで飛び交うバイクの群、土煙をあげ、土砂に身を投げ出しながら鎬を削り競い合うバイク乗りたちの集う場所。

声をかける店の常連・顔見知り。
瞳の輝きが増すのは「求めていた」ものの一つに巡り合えた嬉しさから。そして、交わし続けた「約束」を思い出したかのように瞳はさらに輝きながら眩い太陽を見つめる。

木漏れ日が差し込む木々、行く先を照らすように白く輝く道、流れ落ち降り注ぐ光の線、うねり、縫うように、抜け出すように、「色」が消え去り、風を切り、延々と走り続けた先…。

その後どうなってしまったのか、気になる終わり方でした。

投稿 : 2024/03/14
閲覧 : 30
サンキュー:

3

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

続々私的アニメ感想簿57

「突然(ボビーに首ったけの感想)って、きらいですか・・・?」
いや、()の中を除けば、この映画のキャッチコピーになるんですけど、なんか今日はこのアニメの感想を書きたくなっちゃったんですよね(汗)
ボビー
「ざけんじゃね〜〜よ〜〜」
・・・いや、それボビーはボビーでもボビー・オロゴンだから(おいっ)

まあ、そんな事は置いといて(ん?)
この映画ですが、ストーリーは一応ありますが、見所はやはり映像でしょうね。
バイクの疾走シーンを、実写の映像、イラスト、エンピツで書いたような絵をまぜたりと、様々な方法を使って表現しており、観てて感心させられました。
ただ、主役のボビーこと野村昭彦の声を演じた野村宏伸は、正直言ってヘタでした(苦笑)
劇中に彼が歌う歌が何曲か流れており、プロモーション的な意味合いもあるんでしょうけど、もうちょっと何とかして欲しかったというのが、正直な感想です。
ストーリーですが、主人公の下に1通の手紙が届きます。
それは、昔雑誌に載ったツーリングの写真を見た女性からのもので、それから2人の間で文通が始まります。
で、いろいろあって、文通相手の彼女から家に電話がかかって来るのを思い出したボビー。バイクで家に戻る彼の前に、バックする車が・・・

今だと携帯があるから、この話は成立しないと思いますが、電話によるすれ違いとか昔の作品にはよくありましたね。
そういう意味では、これはあくまで80年代の青春映画なんだと思います。

投稿 : 2023/10/17
閲覧 : 59
サンキュー:

3

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 1.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

声優に不向きな声

バイク乗りの高校生ボビー(あだ名)が岡山の子と文通しながら、バイクの店でバイトを始める。


物語の展開が読めない、親父と喧嘩→家出してバイトしながら友達の家で居候→岡山の子と電話で話すチャンス→事故って死亡(?)
簡単に言えばこんな感じだけど、この作品は何を伝えたいの?原作とは違う展開らしいけど、わざわざ原作変えてまで何がしたかったのかさっぱり分からない。


作画が良いってどっかのサイトに書いてあったけどどこが???最後のボビー主観のバイクシーンは良かったけど、それ以外はゴミ、手抜きにも程があるほどの手抜き、こういう作品は上で言った主観シーンみたいに疾走感ある作画が求められるのに、静止画と効果音だけってどういうことだよ・・・・・
ちなみにバイクの音は良かった、実物から取ってるのか作ってるのか知らないけど、リアリティがあった。


後、腹立つのは声。主人公の声を野村宏伸が演じてるけど、元々声優に向いてない舌足らずな声だし、ちゃんと声優の練習したのかって言いたくなる程下手くそだし、起用した意味が分からない。

投稿 : 2020/12/12
閲覧 : 180
サンキュー:

0

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これも画像ないのかよ!とかゆうてたら画像がっ!

ハタチかそれよりも前かな~。ボクはこれをみて『よし!バイクの免許とってツーリングして女人と出会う!』とゆう壮大な計画を立てるに至るきっかけになったんですよ!

結局バイクの免許とってツーリングとか行くまではなりましたけど、女人との出会いはいまだかなわないまま現在にいたっています。


・・・あ。映画の中でも最終的に{netabare}主人公は女人と出会わないまま{/netabare}でおわっちゃったっすな。

そんじゃまあ。よかったってことか。


とりあえず当時としては甚八さんのBM。よ~描けてた思いましたぜ。
もちろんバイク買ってすぐ青山の絵画館に行ったのはゆうまでもないっす。


・・・って古すぎてだれもわかってくれへんのんちゃうん!?

投稿 : 2017/10/12
閲覧 : 404
サンキュー:

7

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

続々私的アニメ感想簿6

「突然(ボビーに首ったけの感想)って、きらいですか・・・?」
いや、()の中を除けば、この映画のキャッチコピーになるんですけど、なんか今日はこのアニメの感想を書きたくなっちゃったんですよね(汗)
ボビー
「ざけんじゃね〜〜よ〜〜」
・・・いや、それボビーはボビーでもボビー・オロゴンだから(おいっ)

まあ、そんな事は置いといて(ん?)
この映画ですが、ストーリーは一応ありますが、見所はやはり映像でしょうね。
バイクの疾走シーンを、実写の映像、イラスト、エンピツで書いたような絵をまぜたりと、様々な方法を使って表現しており、観てて感心させられました。
ただ、主役のボビーこと野村昭彦の声を演じた野村宏伸は、正直言ってヘタでした(苦笑)
劇中に彼が歌う歌が何曲か流れており、プロモーション的な意味合いもあるんでしょうけど、もうちょっと何とかして欲しかったというのが、正直な感想です。
ストーリーですが、主人公の下に1通の手紙が届きます。
それは、昔雑誌に載ったツーリングの写真を見た女性からのもので、それから2人の間で文通が始まります。
で、いろいろあって、文通相手の彼女から家に電話がかかって来るのを思い出したボビー。バイクで家に戻る彼の前に、バックする車が・・・
今だと携帯があるから、この話は成立しないと思いますが、電話によるすれ違いとか昔の作品にはよくありましたね。
そういう意味では、これはあくまで80年代の青春映画なんだと思います。

投稿 : 2017/08/08
閲覧 : 335
サンキュー:

9

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2020/10/04
閲覧 : 72

ニコルオズワルド さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/12/07
閲覧 : 133

きききき さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/03/09
閲覧 : 150

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ボビーに首ったけのストーリー・あらすじ

80年代の若者文化を先導していた人気作家・片岡義男の同名小説を、マンガ家・吉田秋生のキャラクターデザインによりアニメ映画化。 バイク好きの高校生・野村昭彦のあだ名はボビー。雑誌の誌面に載ったことをきっかけにして同い年の少女と文通を始めたり、仲間が集まる店でバイトを始めたりと、それなりに青春を謳歌していた。やがて父に対する反発心から家を飛び出したボビーの揺れる心は、会ったこともない文通相手への想いに支配されていく……。 湘南を舞台とした洒落っ気たっぷりの作風は、見事なまでに原作の空気感を表現している。衝撃のラストシーンとして描写される、ペーパーアニメを用いたバイクの疾走シーンはのちに語り草となるほどの名場面だ。(アニメ映画『ボビーに首ったけ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1985年3月9日
公式サイト
www.madhouse.co.jp/works/1986-1983/works_movie_bobby.html
主題歌
《ED》清水マユミ『BOBBY'S GIRL』
挿入歌
野村宏伸『ボビーにRock'n Roll』

声優・キャラクター

野村宏伸、根津甚八、村田博美、堀川りょう、塚本信夫、清水まゆみ

スタッフ

原作:片岡義男
監督:平田敏夫、脚本:石森史郎、キャラクターデザイン:吉田秋生、オープニングエンディングキャラクターデザイン:わたせせいぞう、コンセプトデザイン:真崎守、作画監督:大橋学、美術監督:山川晃、撮影監督:石川欽一、音楽:奥慶一、プランナー:りんたろう、テクニカルスーパーバイザー:八巻磐

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