camuson さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
印象度:70
第1作「こんにちはチェブラーシカ」1969年 印象度:85
キャラクターの愛らしさが半端じゃないです。
特に細かいまばたきによる表情の表現がすばらしいです。
造形のディテールの作りこみと、大胆な単純化のバランス感覚も絶妙です。
職人芸術の域に入っているので、
お話の内容的には子供向けなのでしょうが、
大人でも十分に楽しめます。
ピクサーなどによる3DCGアニメの商業的台頭で、
手間のかかるストップモーションアニメは、
技術的には3DCGに置き換わってしまうのかなと思ったのですが、
独特の空気感、実物感、手作り感が、
3DCGでは出せない味として見直されているようですね。
2010年に日本人によって「チェブラーシカ」の新作がつくらているそうです。
第2作「ピオネールに入りたい」1971年 印象度:65
ピオネールというのはボーイスカウトみたいなもののようです。
チェブラーシカとワニのおっさんが、
少年たちが何やら楽しげに活動するピオネールの
仲間に入れてもらおうと、努力するというお話。
人間の子供たちがたくさん登場するにぎやかな作品で、楽しいのですが、
念願のピオネールに入れてもらったところで行進してみな退場。
終わり方が少し唐突な気がします。
第3作「チェブラーシカと怪盗おばあさん」1974年 印象度:60
婆さんがチェブラーシカとワニのおっさんの興味を引きたくて、
盗みやら、いたずらをするのだけど、
何せ婆さんなので、
「可愛いから許せる」
とかあるわけもなく、
ちょっとフラストレーションがたまる感じです。
いっそ悪役に徹してくれた方がいいです。
途中から悪役がヒッピー風旅行者達に交代するのですが、
この人たちのキャラが薄いのもいまひとつ。
第4作「チェブラーシカ学校へ行く」1983年 印象度:45
第3作から9年経っています。
満を持してということで期待してしまいますが・・・
セットがベニヤ板で適当に作ったような、
みすぼらしく小汚い感じになっているのが、まず残念。
話も学校が修理中ということで、
学校が始まる前でブチ切れるように終わってしまいます。
時間も他の作品の半分しかありませんし、
途中で投げ出した感がありありなのですが、
どうなのでしょうか?