当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣ(TVアニメ動画)」

総合得点
90.7
感想・評価
3113
棚に入れた
15532
ランキング
49
★★★★☆ 4.0 (3113)
物語
4.3
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
4.0

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣの感想・評価はどうでしたか?

R さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

コメディー回、シリアス回あり
飽きることなく全話視聴できました!

投稿 : 2021/05/26
閲覧 : 276
サンキュー:

5

ふじ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

めっちゃバカは2.3話で切る。バカは5.6話で切る

めっちゃバカは2.3話で切る。バカは5.6話で切る
全ての登場人物が成長する作品なんだから、あのウザさや足りなさで我慢できないのはちょっとアホ。オタアニメみてろ。

でもまぁ、5話?4話の盗み人の話はうすっぺらいのと5話の忍者はびっくりして切るアホの気持ちはわかる。

投稿 : 2021/05/18
閲覧 : 642
サンキュー:

5

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

SFオタクに薦められる作品

こういう作品はガチのSFファンに受けるんだろうな。


前半の田辺の正義感はウザかったし、後半のハチマキの身勝手さも腹立つけど、設定は好き。ただそれでも90点は高すぎないか?

投稿 : 2021/04/10
閲覧 : 451
サンキュー:

2

EJ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

考証不足

遠心力による疑似重力発生のくだりでああこれは駄目だと思って切った作品。オリジナル要素でやらかしやがったなぁという感想。
作中世界観で何となく納得いくような似非科学ならまだ見てられるが、ここまで根本的なところで間違った描写されるとがっかり過ぎて萎える好例。

投稿 : 2021/03/20
閲覧 : 395
サンキュー:

2

人類の宝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ギアスの人かー

面白かった
宇宙って凄い寂しいところみたいなイメージがあるけど、本作の主要キャラが根の明るい奴ばかりで温かい気持ちのまま最後まで見ることができた
でもやっぱ宇宙となるとどうしても地球在住の人達との距離を感じてしまい、どこか儚い印象も残るようなアニメだった

あと1つ凄いなーと思ったのが作画
これって本当に2003年の作品なの?ってレベルで綺麗だし、よく動く
作画に関しては後作のコードギアス超えてる気もしなくもないかも

オススメのアニメです

投稿 : 2021/03/20
閲覧 : 209
サンキュー:

6

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

どこまでもまっすぐでバカで愛おしい

ほんとうに、ほんとうに最高でした!色々とご都合主義なところや気になるところはあります。しかし、そんなことどうでも良くなるくらいにハチマキに、タナベに、みんなに心を動かされてしまう。そんな作品でした。最終話のプロポーズの仕掛けにはキャラに感情が乗りすぎて嬉しさのあまり、感動のあまり大号泣してしまいました。もっと早くこの作品に出会いたかった。間違いなくこれからの私の人生のバイブルになっていく作品でしょう。

95/100点

投稿 : 2021/02/28
閲覧 : 284
サンキュー:

8

もっさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1話1話が面白い!

1話1話の内容がしっかりしてて眠くなりませんでした。伏線もしっかりあり、所々でなるほどとなりました。
全26話ということもあり、見るのは避けられるかもしれませんが、最後まで見て損はありません。むしろ、ぜひ見てください。
放送時期が2003年であるが作画が凄い。
人によっては最近のアニメの作画をよく見る人には違和感を感じるかもしれないが段々慣れてきます。

投稿 : 2020/11/27
閲覧 : 278
サンキュー:

5

ネタバレ

アトイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニオタ関係なく絶対見るべきアニメ

言わずもがな最高傑作のアニメ。高校の教師が人生を変えたとか言ってたから、留学中に徹夜してみたけど、なんだろう人性に影響を与えるアニメってこういうアニメを言うのだなと、誇張していってるかもしれないけど、出てくる全員キャラがしっかり設定されていて、ストーリーも全部考えさせられる。深いアニメだ、これは評価しないわけにはいかない

投稿 : 2020/10/27
閲覧 : 530
サンキュー:

6

Ash-Lynx さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宇宙に魅せられた男たち

前半は池井戸潤の下町ロケットや空飛ぶタイヤ的なエピソードが多い。アニメのSFってロボットものとか未来すぎて最早ファンタジーなのが多いけど、今作は近未来SFとしてかなり現実的な世界観。

政治的ジョークっぽいものや、後半で重要になる宇宙テロリストの動機も納得できるレベル。

ヒューマンドラマの方も中々。キャラの掘り下げも極端な善も悪もなく、いかにも人間的で共感できる。主人公の恋愛要素も、7年にも渡る木星探査、宇宙開発の危険度や規模感と相まってハリウッド的ないいスペクタクルを生み出している。

宇宙植民地化や開拓が当たり前になった世界観で、ヒューマンドラマやサスペンスを織り交ぜたSFものとしては100点満点でこれ以上ない出来だと思う。



「私の船に必要なのはヒューマニストではなく、チームにとっての被害を最小限に抑えられるリアリストだ。」

「結局1人なんだ人間は。ひしめき合うように見える夜空の星だって、実際には遠く離れているものさ。星々の間には、暗くて寒くて残酷な宇宙が広がってる。」

「宇宙ってのは冷たいよなあ。残酷だよな、つれないよな。でも引かれちまうんだよな。性悪女に惚れた純情男みたいに。ハハハ…まあこれもホレた弱みってやつか。」

投稿 : 2020/10/07
閲覧 : 325
サンキュー:

14

ルー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

紛れもない傑作

2003年のアニメのクオリティでは群を抜いている
はじめは田辺がウザすぎて見ていられなかったもののすぐに慣れ話に集中できるようなった
それを乗り越えていけば自ずとハマっていくはずだ
最後まで見て涙を流しそうになった
一般人にオススメするアニメに迷ったらプラネテスをあげれば間違いないだろう
JAXAの協力もあってか素晴らしい宇宙アニメになっている
必ず最後まで見て欲しい

投稿 : 2020/08/21
閲覧 : 541
サンキュー:

10

cFMEB55545 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

感情移入できない

つまらないです。
ヒロインの主義主張が終始うざいです。言っていることがとんちんかん過ぎていら立ちを覚えます。

投稿 : 2020/08/14
閲覧 : 339
サンキュー:

3

レイン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

自分には無理

評価が高かったので視聴。
作画がいいですね。
このころのサンライズは作画が結構いい。
動画もしっかりしていて見てて安心感すらある。

物語はまあまあかな
この作品が自分に無理だって思わせたのは各キャラの性格。
ドタバタコメディにしか見えなかった。
しかも声優が合っていないとしか思えない。
主人公の2人とも合っていない。
ストーリーも無理やり作りあげたようなハプニングが多い。
最後の2話はまあまあ良かった。
しかし登場人物全てがウザいってすごいなと逆に感心するレベル。
これが合うか合わないかでこの作品の評価が真っ二つになると思う。
感情移入できないまま最終回まできてしまった。

ありがとうございました。

投稿 : 2020/08/04
閲覧 : 423
サンキュー:

5

ネタバレ

あいうえお さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神作

{netabare}しりとり{/netabare}

投稿 : 2020/06/24
閲覧 : 363
サンキュー:

1

おしほ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大人の青春

大人になってからの青春みたいなのを、このアニメで観ることができたなと思いました

文章力がないので上手く説明ができないのですが、、、

いろんな国の人がいて、それぞれみんな一生懸命生きていて、宇宙でも地球でも、それはかわらないんだなーということも感じました

とても、生きることの楽しさや苦しさや厳しさなどがつまったアニメだと思います
面白かったです

投稿 : 2020/05/04
閲覧 : 380
サンキュー:

7

ふぁんた さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

宇宙に行きたい

随所でオススメに出ていたので見ました。
宇宙に出た人々の群像劇。こういうのさすがサンライズの上手さです。


月生まれの子の話あたりですごく引き込まれ涙が溢れました。
ユーリの話は何度見ても涙がこみ上げてしまいます。

デブリ屋という、派手な外敵のいない仕事系の話ですが、素晴らしい原作とアニオリ含めた脚本のおかげで心に打たれるヒューマンドラマが展開していきます。

最近の絵に比べ少し古くさく感じるかもしれませんが、私はこのくらい年相応な大人なデザインの方が好みです。

最終回最後の曲は物語に最高にフィットしていてめちゃくちゃ泣きました。



※評価を上方修正しました

投稿 : 2020/04/29
閲覧 : 289
サンキュー:

9

ネタバレ

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Pet Sounds - ペット・サウンズ

べつに、ハルキストでも何でもないのだが、真っ先に思い浮かべたアルバムがある。
ブライアン・ウィルソン率いるビーチボーイズのペット・サウンズである。

その中の「I Know There's An Answer(救いの道)」は曰く付きの作品であった。元々、ブライアンが用意していたのは、「Hang On to Your Ego(エゴにしがみつけ)」と言う曲で、ボーカルのマイク・ラブのクレームで歌詞が差し替えられたのである。

前者は、孤立して自分だけでやっていこうとする者に、仲間がいるんだよ、答えはあるのだけれど、自分で見つけなくちゃ、と語りかける。

後者は、同じ悩みの中で、罪のある自分は、エゴにしがみついて、負け戦でも闘って行けと歌う。

“ハチマキ”と“ロックスミス”を見ていると、それぞれが持つコインの表と裏、人間の探求心とエゴ、その推進力の強さを感じるのだ。(グレンラガンか!)

話の前半は“ハチマキ”を取り巻く人々の物語、中には冗長で鼻に付くパートもあるかもしれないが、そこは我慢をして見続けよう。
後半、“ハチマキ”と“ロックスミス”のエゴが爆発し、俄然面白くなる。
テロリストもまた激辛スパイスとして話を盛り上げてくれる。

しかし、なんといっても女性陣が素晴らしい。
ニコ中の“フィー”、最後まで愛を叫んでくれた“タナベ”、そしてベストガール、ルナリアンの“ノノ”ちゃん!!

{netabare}「おい、ハキム!ノノちゃんに何かあったら承知しないぞ!」
「海が見たい」って、クラナドAS、汐ちゃんと被ります…。
ころぎさとみさん、良いですね。{/netabare}

因みに、“ペット・サウンズ”のジャケットは動物園のファミリーエリア、動物と触れ合える”Petting Zoo”での一コマであり、アルバムの仮題は“アワ・フリーキー・フレンズ=風変わりなともだち”だったとのこと。
デブリ課の面々にピッタリでしょ?

宇宙開発は戦争の落とし子であり、人間のエゴの発露である。
それだけに、非情であるがゆえのスキのなさ、美しさがあるのかもしれない。

ヴェルナー・フォン・ブラウンのグループがペーネミュンデで製造した“V2ロケット”がNASAに繋がってゆくように、日本においても、宇宙開発の推進力が軍事由来であることは確かだ。

日本中を感動の渦に包んだ“はやぶさ”の物語。

目的地である小惑星“イトカワ”、日本における“ロケット開発の父”糸川英夫への尊敬を込めて名付けられたものである。
彼は旧中島飛行機で、ゼロ戦と並ぶ名機“隼”の開発者であった。
そう、探査機“はやぶさ”、その名前の由来はここにある。

投稿 : 2020/04/15
閲覧 : 343
サンキュー:

19

LOLO さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

驚きのクオリティ

2020年現在、古いアニメに分類されるこのアニメ。

侮ることなかれ

あまり見劣りしません。

近未来の宇宙飛行士ものです。

内容ももちろん◎

投稿 : 2020/03/28
閲覧 : 266
サンキュー:

8

ネタバレ

Y.s さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良作

この作品は後半からどんどん面白くなっていく作品。初めの3話までは多くの人が途中で見るのをやめようと考えるだろう。恐らく登場人物が好きになれないことが大きく占めていると考えられる。その部分は私も感じたことだ。しかし、そこを我慢して最後まで見て欲しい。前半とのギャップで好きになれなかった人物達もより好きになるだろう。実際、私は初め1番好きになれなかった人物は最後には1番好きな人物になった。見終わってみて、間違いなくこの作品は名作だろうと誰もが思うに違いない。

投稿 : 2020/03/25
閲覧 : 279
サンキュー:

5

ネタバレ

夏候仁 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初は敬遠していたが。。。

アニメを見た瞬間、あちょっとダメかも。と思ったけど、見ていくうちにそれがどんどんとなくなり、あっという間に最後まで見てしまった作品。
そしてストーリーもよく何度でも見たい作品になりました。
コメディというよりは真面目な方の作品ではありますが、好きな作品です。

投稿 : 2020/02/26
閲覧 : 300
サンキュー:

4

ニワカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なんて最高なアニメなんだ

勝手なイメージで宇宙での日常系というか仕事系のアニメだと思っていて、ずっと見るのを敬遠していた。最初のほうは確かにそんな感じなのだが、だんだんストーリーが膨らんできて後半はとても面白かった。

なんでこのアニメを見てなかったんだと思ったけど、社会人一年目の今だからこそこんなに感動したのかもしれない。

キャラに関しても最初はうざいなーと思っていたキャラが終盤になるにつれてどんどん好きになっていった。

考えさせられる本当にいいアニメだった。

投稿 : 2020/01/11
閲覧 : 479
サンキュー:

8

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

宇宙のごみ回収課の話から、人間ドラマに発展し、話のスケールが大きくなっていって、面白かった。

投稿 : 2019/12/31
閲覧 : 383
サンキュー:

7

退会未定のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

しりとりと面白かったことは覚えてる。

投稿 : 2019/12/08
閲覧 : 210
サンキュー:

1

竜児 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2019年4月12日視聴(全26話) 85点。

Netflixで視聴。古い作品(2003年秋~2004年冬)だが十分に楽しめた。こういう秀作もサブスクじゃなきゃ絶対観てないもんなあ。

投稿 : 2019/12/03
閲覧 : 336
サンキュー:

1

ネタバレ

USB_DAC さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

耐えながら観た先で得られた充実感

物語:
SF作品にありがちな派手な戦闘描写や兵器類などは一切登場せず、
リアルな近未来を描く作品。いつか自分の宇宙船を手に入れること
を夢見るスペースデブリ回収業の社員こと星野八郎太改めハチマキ。
新たに配属されたタナベとの関わりで、愛や夢、そして自身の思い
を見つめ直し共に成長していく物語。宇宙開発に伴う社会的な問題
や深い闇、人間の深層心理など、改めて考えさせられるものがある。

必要不可欠な末端の仕事というものに着目し、現実と対比すること
でより共感を覚え興味を抱く。また開発の裏に潜む闇の部分を描く
ことで、開発と欲に突っ走る現代社会に警笛を鳴らし、それを一般
民衆に知らしめた意義は非常に大きいと思う。

そして様々な人種が入り交じり、ごく普通に会話し共に暮らす社会
は理想的な未来の姿でもある。

作画:
時代を感じさせる映像だが、近未来のリアリティは未だに失なわれ
ていない。主人公たちの容姿は特に魅力的とは言えないが、人種や
キャラの違いもはっきりとした仕上がりで、現代でも充分通用する
作り込みだと思う。動きも極自然で違和感は無い。

声優:
ハチマキ役の田中一成さん。若さは感じるが常に一本調子で台詞も
聞き取り辛い部分があったのは残念。その他のキャラとのマッチン
グに違和感は強く感じない。

音楽:
酒井ミキオ氏が歌うOPとED。流石に今聴くと古臭さを感じてし
まう。お世辞にも歌は上手いとは言えない。物語を知らず、そのま
ま聴けばSF作品の曲だとはあまり想像出来ない。ただ日常的な爽
やかなイメージが漂い、印象は決して悪くない。

キャラ:
漫画版でもそうだがフィー・カーマイケルの存在感が圧倒的にいい。
しかし何故メインキャラはあんなにも騒がしい設定なのだろう。鬱
陶しいのは少数の脇役だけで充分。いちいち怒ったり叫ぶシーンが
あまりに多く、序盤はかなり不快感が残った。人間らしいといえば
そうなのだろうが、社会人の描写としては少々疑問が残る。


[感想]

飛んでいる弾丸とも言われるスペースデブリ。その軌道は当然一定
では無く、大型(10センチ以上)の物の動きをシステムに登録し、
その軌道を回避することで衛星の周回は保たれ、破壊から守られて
いる。未だ国際レベルでのデブリの回収は実行されず、漸く数年前
にベンチャー企業による計画が発表された段階。そして昨年、ある
企業が網による小型衛星の捕獲に初めて成功したとのこと。

一つの衛星を上げればそれ以上の廃棄物を宇宙に残してしまう現実。
このままこの問題を野放しにすれば、いずれ地球の周回は難しくな
るという国際レベルで解決を急ぐ問題でもある。関わりや関心が無
ければ一生知り得なかったこの事実を、広く認識させたことについ
ては大いに評価すべき内容だし、また貴重な作品でもあると思う。

大きな開発には一定の犠牲が伴うもの。それでも人類は自身の進歩
の為にその手を止めることは無い。自らをエゴイストと語るロック
スミス。非道ともいえるその人物を通し、仲間の犠牲を受け止めな
がらも邪魔なものを切り捨て、それでも前に進まざるを得ない人類
の野心と悲しい性が濃く描かれている様な気がする。

テロ組織のリーダーであるハキムの活動背景にある貧困問題。技術
がいくら進歩しようとも格差という根幹は全く変わらない。開発国
だけが資源を食い漁り、枯渇すればまた新たな場所を探し回る。そ
して、その利益は決して隅々には行き渡らない。まさに現代社会の
縮図を映している様にも思える。実際テロ活動の根源の一つにそれ
がある限り、今後も決して無くなることはない根深い問題だと思う。

一人で生きていくと粋がっては藻掻き苦しみ、絶対に芯を曲げずに
愛を語るヒロインによって、それは全て間違いだと気付き救われる。
再会後に明るくタナベに連絡を取るハチマキ。そして懸命にリハビ
リを続け涙する彼女を見ると、やはり目頭が熱くなってしまう。

原作者の幸村誠さんが問う「なぜ生きるのか」。アリストテレスや
パスカルなど多くの哲学者が「幸せになること」と答える。夢を追
いかける為に人は生きる。そして、それを導くには「愛」というも
のが絶対に必要なのかも知れない。この作品で描かれているそれら
のことが、きっと氏の求める答えなのだろうと思った。


[唯一釈然としない部分]

2070年、高度な宇宙技術が存在する世界。例え宇宙デブリの回
収という末端の業務とはいえ、一応先端技術を担う企業のはず。な
のに社員教育や採用選定がまさしく小規模企業のそれで不思議で仕
方ない。一般入社だろうが何だろうが、こんなにも直ぐ熱くなって
は協調性を乱し、一方的で縦社会への配慮が著しく欠如した若者を、
いきなり宇宙飛行士に採用するなんてことが有り得るのだろうか。

また性処理や初歩的とも言える理念への問いかけなど、そもそも入
社前の研修等でしっかりと教え込むべき問題だと思うが。恐らくこ
のタナベの未熟さと成長も描きたかったのだろうが、あまりに非現
実的で幼稚な初期設定にはやはり疑問符が付く。序盤は特に鬱陶し
くて苦痛でしかなかった。終盤は充分魅力的な人物として描かれて
いただけに、そのことはとても残念に思う。



2クール分の全26話。ちょっと長く不満も一部あるが、見る価値
は非常に高い作品。未だ見視聴でお悩みの方、是非お勧めします。



以上、長文拝読頂きありがとうございました。


2019.11.15 誤字修正

投稿 : 2019/11/15
閲覧 : 345
サンキュー:

26

Ryo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

さすがNHKっていうクオリティのアニメ

アニメでしか表現できない作画の仕方、カットやコマ割り、映像の美しさ、それらがかなりいい。

後半の展開は結構ぶっ飛んでいて少し笑ってしまう。

ダークファンタジーでは無いのに、人間の綺麗なところ、汚い心を上手く表現できていて、かなり考えさせられるストーリーになっている。

投稿 : 2019/11/08
閲覧 : 306
サンキュー:

2

エイジ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

淡々としてるだけ

凡人の日常を見ているような退屈な内容だったような気がします。

投稿 : 2019/10/29
閲覧 : 346
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作だと思います。

原作も読んでいますが、アニメのほうが数倍良いです。

まず、世界観に圧倒されます。時代も近未来で、本当に近い未来にこうなるのでは、と思わせるリアリティな設定が物語に没頭させます。

それに加え、物語も世界の貧困・格差問題などを絡めた深いものになっており、とても見応えがあります。

キャラとしては、原作よりもヒロインを全面に押し出し、主人公と絡めることで、物語に幅をもたせ、とても面白いものになっていると思います。

音楽もとてもよかった。月の女の子で流れる歌も場面によくあってました。
OPもEDも映像、音楽ともにとてもよくて、毎回飛ばさずに見てました。
気に入りすぎて、サントラCD買っちゃいました。

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 335
ネタバレ

nas さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高の宇宙アニメ

全話面白い、ギャグ、SF、コメディ、シリアスとバランスがちょうどいい感じ
ちょっと後半が重いんだけどやっぱ面白くて繰り返し見ちゃうのよね
あとまだ見れるのかな、当時ネットで公開されていた「裏ネテス」ってスタッフコメンタリーラジオが最高に好きだった
監督、脚本の人が出てくるスタッフコメンタリーの走りだったんじゃないかと思うんけどもっと増えてほしいなスタッフコメンタリー

好きなシーンが多すぎて困るけど一番好きな話は11話「バウンダリーライン」
「カリガーン、アロンゾ、システロ、モーロッグル、デブラ、フルムチ、ツムタン、ジルヴァン、ゴロゴロ、ラキン、ニルパ、ポルムル、ロック、ウラガキ、スンヌ、ルシバ、ヌルガーン、ロペヌ、クレア・ロンド」

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 305
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

色褪せて欲しくない名作

本作は、約半世紀先の宇宙開発が進み宇宙空間に存在する産業廃棄物(スペースデブリ)の処理を生業にしている人達の話です。
私も当初主要キャラが馴染めず、一度止まってからの再鑑賞でした。
前述の内容はあくまでも、作品のスタート位置であり、実際の内容としては
企業内の組織の在り方から始まり、人種問題、先進国と発展途上国の差異、地球内における紛争、己が信ずる正義、家族愛の在り方、夢、愛、そして男のロマン。
などが、余す事なく分断に盛り込まれていて、人類が生存している以上、恐らく未来永劫変わり得ない事項がこの作中に詰め込まれています。
ですので当然ながら、鑑賞後は余韻が残り満足感を得る事が出来ました。
近年薄みを増してるジャンルでは有りますが、色褪せて欲しくない名作です

投稿 : 2019/09/13
閲覧 : 276
次の30件を表示

プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣのストーリー・あらすじ

時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。
毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。
主人公のハチマキは宇宙で働くサラリーマン。主な仕事は宇宙のゴミ「デブリ」の回収作業。いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩む。(TVアニメ動画『プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2003年秋アニメ
制作会社
サンライズ
公式サイト
www.planet-es.net/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%83%86%E3%82%B9
主題歌
≪OP≫酒井ミキオ『Dive in the Sky』≪ED≫酒井ミキオ『Wonderful Life』

声優・キャラクター

田中一成、ゆきのさつき、折笠愛、子安武人、岡田吉弘、後藤哲夫、伊藤舞子、加門良、渡辺久美子、檜山修之、倉田雅世、若本規夫、小林恭治

スタッフ

原作:幸村誠、 監督:谷口悟朗、脚本:大河内一楼、企画:内田健二/上埜芳被/松本寿子、コンセプトデザイン・設定考証:小倉信也、キャラクターデザイン:千羽由利子、メカニカルデザイン:高倉武史/中谷誠一、美術監督:池田繁美、色彩設計:横山さよ子、撮影監督:大矢創太、編集:森田清次、音響監督:浦上靖夫、音楽:中川幸太郎、プロデューサー:河口佳高/湯川淳/植原智幸

このアニメの類似作品

この頃(2003年秋アニメ)の他の作品

ページの先頭へ