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「Mr.インクレディブル(アニメ映画)」

総合得点
69.9
感想・評価
56
棚に入れた
456
ランキング
1625
★★★★☆ 3.9 (56)
物語
4.0
作画
4.0
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
4.0

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Mr.インクレディブルの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

メガマインド さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ヒーローマントの危険性

ピクサー作品の良さといったらテンポの良いスピード感だと思う。

ぽんぽん話が進んでいって一つも無駄なシーンがない。


ストーリーも子供むけとは思えないえぐい作品ばかりである。

だがそれがよい。

今作は超能力家族 ヒーローものなのだが

自殺志願者を助けたり、

ヒーローを認めない社会で普通の生活を強いられて、

保険会社に勤務したりといろいろ世知辛く、リアルで響く。


キャラの死を描くのにもためらいなし。

主人公以外にもヒーローがたくさんいるのだが、

マントによるロケットやプロペラがひっかかるといった事故で亡くなったりと

現在ではヒーローの総数が減っているという状態だ

そして今作のヴィラン シンドローム

かつてインクレディブルにあこがれた一般人なのだが、

冷たくされたことにより闇堕ちしヒーローを信用できなくなり

逆恨みで数多のヒーローを惨殺していくのである 

ヒーローが少ないという伏線も彼が原因で戦慄する。

大きな野望のためにインクレディブルとその家族その他ヒーローを

抹殺に動く動いている彼だが

作中で言及されている、ヒーローマントによって

飛行機のプロペラに巻き込まれて死ぬ

スーツデザイナーのエドナもヒーローの服つくるときは

マントはつけないと結構細かく納得のいくものになっている・

この作品における説得力


知らない間に伏線が貼られていたというピクサーの本領が発揮された

緻密なストーリーテリングにも驚く。

ヒーロー家族の活躍もただ能力を披露したりするだけでなく、

しっかりひとりひとりにあった魅せ方があるのがよい

おかげでアクションシーンがとにかく楽しい。


ただ怪獣倒しておしまいな話なのかなと思いきや

ヒーローものいや家族を思うものたちのドラマが形成されていた。


ヴィランが好きなヒーローにあこがれたヒーローオタクなのもすごい。

20年前からピクサーはすごかった。




思わず3回くらい観ました

投稿 : 2024/03/23
閲覧 : 31
サンキュー:

3

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヒーロー物の脱構築

だいぶ前に見たきりだったけど、ヒーロー物が多い昨今の状況にあわせて再視聴。


 改めて現在のレベルで見ると人間の描写がまだちょっと未熟かも。主人公とフロゾン以外は少し不気味の谷。特にバイオレットちゃん。あと、最近のピクサーやディズニー作品の緊密なシナリオ構成に比べると少し緩いような。


設定としては「ウォッチメン」に近く、ヒーローの才能を欠いてる人間が敵になるとか、もっと突っ込んでみれば面白くなりそうな要素もあるけどなぁ。ヒーロー物の脱構築でありながら、ちゃんとヒーロー論になっている最近の作品だと「ワンパンマン」が意外なくらい良かった。

投稿 : 2022/08/07
閲覧 : 314
サンキュー:

10

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

家庭に振り回されるヒーローって面白いな

{netabare}プロフェッショナルな感じでインタビューが入ったかと思えば、いつの間にかヒーローの職を失って保険会社に勤務することになった冴えない男Mr.インクレディブル。
会社の方針に合わず、上司から何度も注意を受けて、疲れて帰宅すると、妻から子供が学校で起こした問題について何度も言われる。
そんな男の唯一の楽しみは、昔のヒーロー仲間とこっそり、ヒーロー活動することだった…{/netabare}

出だしでもう、お父さんに同情しちゃうよな。
でも、お母さんの気持ちもわかる。
長男の気持ちもわかるし、娘の気持ちもわかる…

家庭の悩み、リアルによく聞くやつじゃん。

いきなり窮地に立たされた時のキャラの反応が随分なリアリティを持っていて面白かった。

投稿 : 2020/08/18
閲覧 : 223
サンキュー:

7

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ヒロイックファンタジーへの問い掛け

ヒーローは必要か?


ちなみにヒーロー≒ヒロイックファンタジーとするならば

高畑勲氏は監督第一作目「太陽の王子ホルスの大冒険」が(根底ではヒーローを否定してはいるが)唯一のヒロイックファンタジーで以後封印、
宮崎駿氏は「ホルス」後も作製していて「紅の豚」完成時になって漸く「この作品は作るべきでなかった」と後悔したそうですが、、
片渕須直氏は大学在学中既に「ヒーローは必要か」を考察されていて、職赴いてのち自身の作品としてヒロイックファンタジーは手掛けていない(と記憶)

他、アニメーターのみならず多くの小説家、漫画家等も一度は熟考した事があるかもしれません。
そして
この作品はディズニー自身への問い掛けになるのでしょうが、

「居てもいいんじゃない」と締め括るのがディズニーらしい。

まぁ余り気にせず(否定の先となるのは所謂ジュブナイルですから)、
認識ある大人が幼い子供達と一緒に観る娯楽映画として充分充実、
痛快アクションをたっぷり堪能しましょう。

投稿 : 2019/08/18
閲覧 : 472
サンキュー:

14

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スーパーヒーローの家族の絆を描いた映画。

引退した元スーパーヒーローが普通の暮らしをして普通の生活を送っている。元スーパーヒーロー・Mr.インクレディブルは、「ロバート・パー」として保険会社に努め、元「イラスティガール」ことヘレンと結婚して息子ダッシュ、娘で長女の「ヴァイオレット」、生まれたばかりの次男「ジャック・ジャック」と平穏な生活を送っていた。

というのが基本設定です。
やはりヒーローの能力を使うシーンはとても観ていて面白いです。
そして普通のサラリーマンのインクレディブルとのギャップも面白いです。
作画もCGをフルに使っておりピクサーの作品は動きが綺麗で素晴らしいですね。

投稿 : 2019/07/06
閲覧 : 321
サンキュー:

14

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これからもどうかスーパーヒーローたちが活躍できる社会であって欲しい。

2004年公開、ピクサー6作目の長編映画は超人的能力を身に付けた一家が主役のヒーロー映画。

しかし社会の異端者でもあるスーパーヒーローの世界観と
何かに付けて訴訟ばかり乱発する、かの国の現実社会との
衝突への着目から入っていく本作は、なかなかに世知辛いムードw


驚異的な対物理防御、怪力が自慢。一家の大黒柱である夫。

四肢がどこまでも伸びたり、膨らんだり。その他、飛行機操縦など多彩なスキルを持つ。伸縮自在な妻。

見えなさ過ぎて自ら自信喪失する程の透過能力や、絶対不可侵のバリア能力を誇る長女。

F1カークラスの超快足が自慢の長男。


表舞台に出れば世界新記録連発も間違いなしの超人一家も、
ヒーロー活動による損害賠償請求の激化からの、
スーパーヒーローを禁止する法律の成立により、
“普通”の家族であることを強いられ燻る日々……。
張り合いがないのか、パパもややメタボ気味w

けれど、やはりヒーローはリミッターなしのフルパワーで悪をとっちめてこそ。
その過程で、ちょっと?被害が出たくらいで、ガミガミとツマラナイことを言うもんじゃありませんw
お堅い現実とぶつかる中で、スーパーヒーローが再誕し、市民権を取り戻していく。
パパを始めとした家族のみんなも自分らしさと威厳を取り戻していく。
夢の再興に嬉しくなる良作CGアニメ映画。


そのCG技術が遺憾なく発揮されているな。と感じるのは、長男の全力疾走シーン。
カッチリと描かれた現実の風景や小物等が、
アニメキャラの干渉を受けることで、あり得ない形にヘコんだり、弾んだり……。
リアルからコミカルゾーンへ突入していく、
古のディズニー以来、連綿と受け継がれて来た米アニメーション作品ならではの躍動感。

それらの表現が、トップスピードに達して、
加速度的にエンターテイメント性が極まっていく。
ピクサーの実力の一端が窺えるワンシーンです。


……おっと、そう言えば、このヒーロー一家には、もう一人、末っ子がいたのでした。
まだ赤ん坊ですけどね……。
ただ、{netabare} 赤ん坊はある種のモンスター。こういう話って大抵、末っ子が一番侮れないもの。
家族の留守中、この子を世話するベビーシッターも決死の覚悟が必要です。
でも大丈夫。モーツァルトでも聴かせて落ち着かせておけば、きっと大人しくなりますよw{/netabare}


ヒーロー一家が現実の壁を突き破り覚醒してからも、
{netabare} 巻き込まれ事故のリスクが伴うマント付コスチュームは断固拒否する {/netabare}など、
シュールなリアリティを決して忘れないw

現代社会にチクリと一刺し二刺しするスパイスも効いている。イカしたヒーロー映画です♪

投稿 : 2018/07/22
閲覧 : 468
サンキュー:

12

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんで画像ないのw

来年続編がやるらしいが、わざわざ14年越しに続編やるほどの作品か?

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 297
サンキュー:

0

アニf さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 1.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

赤いスーツwww

なんかムキムキの家族が赤いスーツをきて悪と戦ってます^ ^
そんな戦いたいならボクシングしとけーwww
まあ、面白いからみてね

投稿 : 2015/01/22
閲覧 : 470
サンキュー:

0

ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スピーディーで爽快なアクションの実現。そしてエンタメの真髄とは。

2004年公開、ピクサー制作のフルCGアニメーション映画です。
ピクサー長編アニメーション6作目であり、人間が主人公となる初の作品です。

例えばウルトラマンが怪獣をやっつけても
戦闘中に街を破壊して、怪我人も出してしまったという場合、
その損害賠償額を誰に請求するのかというと
ウルトラマンということになってしまうのかもしれません。
今の世の中はスーパーヒーローが活躍するには
あまり窮屈過ぎるということなのでしょうか。
本作の主人公Mr.インクレディブルことボブ・パーもそのような憂れき目にあってしまい、
さらには、政府の政策によってすべてのヒーローは引退に追い込まれてしまいます。
世間には正体を隠すことを余儀なくされた生活を送り15年・・・
ボブ・パーは保険会社に勤務、かつては同じくスーパーヒーローだった妻と
人並み外れたスーパーヒーローの能力を持つ長女と長男、そしてまだ赤ん坊の次男、
一家五人はなんとか普通の生活に馴染もうとしていました。

主人公のボブ・パーはかつての栄光が忘れられず燻っているというのに対して
その妻のヘレン・パーは非常に現実的で今の暮らしの安定に執着しています。
ロマンチストな男とリアリストな女と
この辺りは日本もアメリカも大差ないのかもしれませんねw

やがてこのスーパーヒーロー一家は事件に巻き込まれていくのですが、
家族一丸となって悪と戦うというのは、「劇場版クレヨンしんちゃん」っぽいですね。
日本の家族とアメリカの家族の違いという視点で観てみるのもおもしろいと思いますよ。

本作を観て私が感じたのは「やはり母は強し」ってことですかねw
常に我が子の安全を第一に考え行動する
ヘレン・パーは頼もしいとしか言い様がありませんでした。

さて、私は本作のストーリーについて深く言及していこうとは思ってはいません。
なぜなら、本作は実に単純明快な痛快アクションアニメ映画だからです。
仮にもレビューを書いているレビュアーとしてあまり言いたくない台詞なんですけど、
実際に観てもらった方が早いと思いますw

ただ、このアクションシーンが鮮烈なんですよね。
単純に凄い!爽快感が半端ない!!(まさに小並感)

一応どう凄いのか、その辺りを他のポイントと共に
ネタバレなしで語っていきたいと思います。


「不気味の谷現象」

{netabare}私は最近3DCGアニメーションに関心があり、
ちょこちょこと色々調べたりしているのですが、
その過程で知ったのが「不気味の谷現象」です。

これは元はロボット工学上の概念なのですが、
人間のロボットに対する感情的反応について、
ロボットがその外観や動作において、より人間らしく作られるようになるにつれ、
より好感的、共感的になっていくが、ある時点で突然強い嫌悪感に変わる。
人間の外観や動作と見分けがつかなくなると再びより強い好感に転じ、
人間と同じような親近感を覚えるようになる(wiki参照)。

この概念はアニメや映画でも用いられています。
3DCGアニメを観て「なんかキャラが気持ち悪い」って思ったことはありませんか?
単純な3DCGのポリゴンキャラなら「なんか人間っぽい!」と好反応を示すも、
徐々に人間に類似していった時にある境目を越えると
「マネキンみたいで気持ち悪い」というような拒絶反応に変わるというのが、
「不気味の谷現象」です。
「近親憎悪」に近い感情的反応だと思います。
私は「あるある!!」ともの凄く納得してしまいましたw

本作では人間が主人公ですが、デフォルメ化されており、
この「不気味の谷現象」を回避しているのですが、
ピクサーも不気味の谷を避ける試みであったと述べているようです。{/netabare}


「アクションシーンについて」

{netabare}本作のアクションシーンは、ヤムチャなら「目で追うのがやっとだ・・」と言うくらい
スピーディー且つ爽快なんですよね。

その素晴らしさについてここでは漫画のアクションシーンを引き合いに出して
語りたいと思います。

漫画のアクションシーンで特に重要なことは、
「誰と誰が」 「どこで」 「どのような」アクションをしているのか
ということになってくると思いますが、
例えば人気が出て安定期に入った作品によく見受けられるのが、
引き伸ばしの為か必要のない無駄なコマがやたらと多いというのがあります。
逆にコマをカットし過ぎても「何をやっているのかよく分からない」という
状況に陥ってしまうわけです。
その場合は何度か読み返してしまったりしますねw

過不足ないコマ割りで、どのような構図を取るのか
これが漫画におけるアクションシーンの肝と言えるでしょう。
そして、これが抜群に優れているのが鳥山明先生の「ドラゴンボール」です。
無駄のない必要最低限のコマ数で読者を迷わせることなく、
さらにコマ数以上のアクションを読者の頭の中で想像できるような構図取りと
言うなれば一切の無駄のない洗練された型と表現できるのかもしれません。

本作はキャラが画面上を縦横無尽に動き回るダイナミックさがあり、
細かいカット割りによって目で追うのがやっとというスピーディーな動きを実現し、
その上、「何をやっているのかなんとか分かる」という
視聴者を置いてけぼりにさせないようなアクションを実現していると思います。

アクションの流れの始点と終点(カットできない箇所)をしっかりと定め、
逆に、カットできるところはカットして作り出された
スピーディー且つ爽快なアクションは、
まさに「ドラゴンボール(漫画)」のような洗練されたアクションだと
思った次第であります。{/netabare}


最後に、とにかく視聴者はただ黙って観ていれば爽快さを感じるというのが本作の、
いや、ピクサー作品の凄さだと思いました。
分かりやすいフラグとなるシーンを提示して自然と次の展開を視聴者に予測させるよう
上手く誘導しているんですよね。
(例えば、岩にひびが入る→落石するだろうと視聴者に予測させるとかです)
だからごちゃごちゃと余計なことを考える必要なんてないんです。
作品に身を委ねてただ観ていればおもしろい。 
この辺は非常にハリウッド的な作りですねw

このような素晴らしいピクサー作品のあにこれにおける知名度の低さは
少し悲しくなってきます。

・単純明快なストーリー(テーマはどちらかと言えば大人向きです)。
・スピーディーで爽快なアクション。
・視聴者はただ観ていれば楽しめるということを実現させるきめ細やかな演出。

他にもキャラクターの魅力なんてことも挙げられますが、
これらは別に本作に限った話でなく、エンターテインメントの基本にして真髄なんです。
あとはそのクオリティをどれだけ高められるかなのですが、
そこに必要なのは、作り手たちの妥協なき姿勢、つまり灼熱の太陽の如き情熱です。
本作の放熱量は凄まじいですよ。そしてその熱に是非触れてみてください。
エンタメ王国アメリカから見習う点はまだまだ多いと強く感じた、ピクサー会心の1作です。

投稿 : 2014/12/30
閲覧 : 641
サンキュー:

31

ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

物語や動きにスピード感のある疾走型アニメ。人間社会の不条理さから家族愛まで描き切った手腕に脱帽。

かつてヒーローと呼ばれ称賛されてた者たちが気がつけば非難されるようになり
端っこに追いやられるようになった時代の物語。

Mr.インクレディブルというヒーローだったボブは、
ヒーローの消え去った社会で目立たないように保険会社の職員として働いていますが
昔の栄光が忘れられず家族に内緒でヒーロー活動を行ってる困った人。
彼の正義感は立派だと思うけどそのせいで家族は何回も引っ越してるみたいだし
家族の気持ちを考えると大変迷惑な人のイメージ。
スーパーパワーは怪力?文字通りパワータイプ。
ヒーローやめてからは結構太ってるけど復帰してからは痩せましたね。

Mr.インクレディブルはヒーロー仲間のイラスティガール(ヘレン)と結婚し、
ヴァイオレット、ダッシュ、ジャックという三人の子供にも恵まれてます。
ヘレンの能力は柔軟?体を伸縮させたり膨張させたり変幻自在です。
能力は遺伝するらしくヴァイオレットは透明になったりシールドを使えます。
ダッシュはその名の通りダッシュ!めちゃめちゃ速くて彼が疾走するシーンは
観ていて本当に気もちいいです、ただ攻撃力は皆無w
敵に幾度となくパンチを当てても倒せない蚊みたいな攻撃です。
ジャックは赤ん坊で特別な力は持っていないということですが…

この作品はヒーローとして活躍していた時代から
時代に追いやられて普通の人として生活している様子まで
丁寧に描写されており物語に感情移入しやすいつくりになってました。
洋画でもこういった内容の作品は数多くあるけど
CGアニメーションだからこそ可能な動きだったり表現があるので
また別の凄さや面白みがあります。

ヒーローとしての自分を抑圧しないといけないと理解していながらも
人助けをやめることのできないボブですが
彼は何のためにヒーローでいたかったんだろうね…
困ってる人を助けたいという気持ちもあったんだろうけど
何よりヒーローとしての自分を忘れたくなかったのかもしれない。
事件が起こって喜んでる彼を見てそんなことを考えました…

そんな生活を続けてるうちにボブに謎の人物から仕事の依頼がきます。
ボブの正体がMr.インクレディブルだと知っての依頼で二つ返事でOKしてましたが
話を聞いたときは茫然自失というような顔をしてたね。
彼にとってヒーローとして活躍できる場が再びやってくるなんて
茫然自失になるくらい夢のような話だったんでしょう。
会社も解雇されてヘレンともギクシャクしてすべてを忘れたかったのかもしれません。
そして過去の自分を取り戻したかったのかな…
不思議なものでヒーロー活動をするようになってからは
家庭円満になっていくんですよね(笑)
やっぱストレスが発散されると心にゆとりができ、
家庭内のトラブルも発生しにくいんだね、妙にリアルな展開に感じましたw

しかし案の定その依頼は罠でMr.インクレディブルは敵の策略にハマり捕まってしまいます。
彼のピンチにヘレン、ヴァイオレット、ダッシュの三人が駆けつけてくるのですが
王道展開とわかっていても熱いですよね!
三者三様の能力を駆使し敵を撹乱していくのですが
その描写が細かくてこだわりを感じました。
単に能力を使うと言っても大雑把な感じではなく、
使うシチュエーションに用途なども面白くて実に見応えがありました。

終盤でMr.インクレディブルが自分は弱い人間だと認めるシーンがあるんですが、
今回の一件で彼にも成長が見えました。
彼が成長することでまた家族の絆が深まり、
どんな能力よりも強いスーパーパワーになるんでしょうね。

毎回思うけどディズニー作品の声優さんはタレントなんだけど
皆さんお上手でびっくりします。
正直、同様に有名人を起用する他の作品と比べてみてもレベルが違う仕上がりなんですよね。
この作品は三浦友和さん、黒木瞳さん、綾瀬はるかさん、宮迫博之さん等々、
錚々たるメンツが声を演じてますがどの方もとてもお上手に感じました。
皆さんそれぞれ演じるキャラの質をちゃんと理解して演じられてたように感じます。
宮迫博之さんは良いキャラしてましたね、龍が如く3の神田もすごく良かったし、
ここだけの話、俳優よりも声だけのお芝居のほうが向いてると思う…
意外だったのが小倉智昭さん(笑)
ボブの上司役だったんですが凄く上手でした、
失礼な話ですが小倉さんにアフレコうまいイメージがまったくなくて意外も意外でした。
ぶっちゃけめちゃくちゃうまいです、
キャラクターの大きな動きに負けない大きな芝居で対応してる様は
中堅声優からベテラン声優並の風格を感じます。

スピード感のある展開で観ていて飽きませんでした。
敵も味方も本当に個性的で終盤で氷使いのフロンゾまで加わり
大立ち回りを演じてくれて楽しかったです。

全体的に面白かったのですが気になったのはミラージュの立ち位置。
彼女はMr. インクレディブルに依頼してきたシンドロームの秘書ですが
終盤ではシンドロームを裏切りMr. インクレディブルたちに協力してくれました。
私は何か狙いがあってシンドロームの部下になってるんだとばかり思ってたんですが
そうじゃなかったです、ちゃんとしたシンドロームの部下だったんですよね。
かと思ったらシンドロームを裏切ります。
まぁ真のヒーローの姿を知ったからだとは思うのですが
いささか心変りが急でミラージュって結局何がしたかったんだろう?となりました。

観終わった後に続編がつくりやすそうな話だなぁ、と思ったら
もう続編が決定してるんですね!楽しみです。
ただ10年も前の作品なので声優さんがどうなるか…
間違いなくダッシュの声優さんは変更になりそう。
舞台が10年後とかなら別だけど。
あと主要キャラクターを変更するとか?
でもそれだとMr. インクレディブルじゃないですしね。
どういう方向性になるかわかりませんが楽しみにしたいと思います!

【A80点】

投稿 : 2014/04/23
閲覧 : 447
サンキュー:

2

こはく さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/07
閲覧 : 7

れい78 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/03
閲覧 : 34

しらす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/05/30
閲覧 : 22

aObwR77605 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/01/04
閲覧 : 23

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2021/10/23
閲覧 : 27

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/26
閲覧 : 15

終了 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/21
閲覧 : 318

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/27
閲覧 : 29

ナツメ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/01/13
閲覧 : 28

ゆい さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/07/30
閲覧 : 46

しるまりる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/07
閲覧 : 61

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/04
閲覧 : 64

リョーマψ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/08/27
閲覧 : 70

暴走インコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/05/29
閲覧 : 68

DAIKI∞ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 80

sarari さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/11/30
閲覧 : 91

はりねこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/10/16
閲覧 : 74

anikorepon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/05/31
閲覧 : 77

けー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/04/27
閲覧 : 72

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/03/13
閲覧 : 62
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Mr.インクレディブルのストーリー・あらすじ

「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「ファイディング・ニモ」など数々のメガ・ヒット作を世に送り出してきたピクサー&ディズニー共同による長編フルCGアニメの第6弾。ピクサー初の人間キャラクターを主人公に据え、引退したスーパー・ヒーローとその愛する家族が世界の命運をかけて立ち上がる姿をユーモラスかつハートフルに描く。監督は「アイアン・ジャイアント」のブラッド・バード。 かつては世界の危機をいくつも救ってきたスーパー・ヒーローたちだったが、15年前にその桁外れの破壊力が問題視されて以来、スーパー・ヒーローとして活動することを禁じられていた。いまでは正体を隠し一般市民として暮らし、その大きな身体を持て余し気味のMr.インクレディブルもそんな元スーパー・ヒーローの一人。そして彼の愛する妻と3人の子どももスーパー・パワーの持ち主。彼らは普通の生活を送りながらも、それぞれに不満や悩みを抱えていた。一方その頃、巷では元ヒーローたちが次々と行方不明になる不穏な事件が続発していた。そんな中、インクレディブル一家にも陰謀の影が迫っていた…。(アニメ映画『Mr.インクレディブル』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2004年12月4日
制作会社
ピクサー・アニメーション・スタジオ

声優・キャラクター

クレイグ・T・ネルソン、ホリー・ハンター、サラ・ヴァウエル、スペンサー・フォックス、ジェイソン・リー、サミュエル・L・ジャクソン、ブラッド・バード、ウォーレス・ショーン、エリザベス・ペーニャ

スタッフ

監督:ブラッド・バード、製作:ジョン・ウォーカー、製作総指揮:ジョン・ラセター、ストーリー監修:マーク・アンドリュース、スーパーバイジング・アニメーター・キャラクターデザイン:トニー・フュシール、編集:スティーヴン・シェイファー、スーパーバイジングテクニカルディレクター:リック・セイヤー、スーパーバイジングアニメーター・アニメーションキャラクターディベロッパー:スティーヴ・ハンター、スーパーバイジング・アニメーター:アラン・バリラーロ、プロダクション・デザイン:ルー・ロマーノ、撮影:アンドリュー・ヒメネズ、音楽:マイケル・ジアッチーノ

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