「攻殻機動隊S.A.C 2nd GIG(TVアニメ動画)」

総合得点
90.3
感想・評価
2262
棚に入れた
12152
ランキング
54
★★★★★ 4.3 (2262)
物語
4.3
作画
4.3
声優
4.3
音楽
4.3
キャラ
4.4

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攻殻機動隊S.A.C 2nd GIGの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

<complex>思想<stand_alone>私</stand_alone></complex>

二期です

一期を見ないとさっぱりです。一期を観たら流れで見ましょう。結構一期の内容が出てくるため、一期のストーリーの概要を忘れてしまった方は見返したほうがいいかもしれません。

さて本作と前作の違いとしましては二つ。
「会話の難しさ」と「話の難しさ」です。
前作のような結構考えなければならない会話は前作ほど多くありません。StandなAloneなComplexの概念は一期で説明しているため、それを前提に作品が綴られています。故にちょっとばかし難しい会話は多くありません。

その代わりと言っちゃなんですが、誰がどういう思想を持っていて、そういう意図があってその行動をしたのか、というのが分かりにくなっています。
難しくなっているだけなので、慎重に整理すれば理解は出来るのですが、キャラや思想が結構ごっちゃになりやすいってことです。

正直一期のほうが素直というか、直接的な思想だったり、あとはまぁ一期が面白かったからという過剰な期待が二期にかかってしまったせいで、どっちかと言えば一期の方が個人的には好きです。もちろん本作も非常に面白いのですが、一期のあの衝撃を考えると...て感じです。

{netabare}
日本史上初の女首相(茅葺)が誕生したと同時に浮彫になってきた難民問題。無事復活を成し遂げた9課は色々な情報に惑わされたり、踊らされたりしながらも首相を暗殺しようとした男(クゼ)が所属する「個別の11人」という思想共有グループが全国放送で自害。なんやかんやあって、「個別の11人」というのは内庁の男(合田)が「プロデュース」したものであり、合田はどうやらかなりやばいことを企んでいるらしく、クゼは難民を救うという合田の反発思想でありながら踊らされていた。核爆弾を奪うことで難民を救えると考えたクゼは空箱を渡され、核爆弾所持の疑いで難民居住区は爆撃を受け難民はクゼを英雄とし反撃し、反撃の反撃として米帝に核を使わせようとしたが、すんでのところで茅葺が阻止。合田は射殺され、CIAによってクゼも殺された。

てな感じですかね。色々新キャラとかいましたが、まぁものすごく重要な人物はなんだかんだこの三人くらいですかね。個人的には素子とクゼが会話するあのシーンがいいですね。論理的かと思えば感情だの倫理だのと随分感情論をメインに話している。最高に矛盾してて結構好きです。
まぁでも結局は「合田はクゼとその他を利用して得しようとしたが9課と茅葺に阻止されて殺された」とも言えなくもないので、一期のほうが好きです。面白かったことには変わりないんですけどね!!!
あ、あと「僕らは皆~生きている~生き~ているから笑うんだ~」のシーンもいいですね。下手に遺書や魂の存在を語るよりも人間的かつ機械らしい行動であり、この部分だけで全てが伝わります。一期のタチコマの最後より全然素晴らしいです。超感動しています。
{/netabare}

ということで
人は思想に縛られる。では思想を生み出したのは誰なのだろうか
ということで締めます

投稿 : 2022/08/01
閲覧 : 14
サンキュー:

5

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

僕らはみんな生きている 生きているから笑うんだ

 2期ですね。1期より劣るというレビューが多く不安でしたが、僕は同様に面白かったです。

 1期は刑事ドラマという感じでしたが、2期は難民・政治のことが密接に関わっており、「銀河英雄伝説」に近いものを感じました。

 実際、今回の主犯であるクゼは銀英伝に出ても何も違和感ないんですよね(* ̄∇ ̄*)。ミッターマイヤーやロイエンタールと並んでても違和感なし。語っていることも、例えば
「水は低きに流れるように、人の心もまた低きに流れる。」、
「自分で考えず、情報に惑わされる人が多くてガッカリした」、
「人は自分に必要ない情報を見ようともしない」
などと、心に突き刺さる話が多かったです。

 他にも、サブエピソードは1期同様、エモくて考えさせられる話が多い。少佐やサイトー、パズの過去の話が好きです。よりキャラに好感が持てました。
 あとタチコマですね。相変わらずかわいい声で難しいことを話しますが、最終話で持っていきましたね、、、タチコマカッコいいよ
( ω-、)

 1期、2期と見てきて、こういう宗教的・哲学的な話が好きな僕からすれば大満足のアニメでした。また見返したいアニメの1つです。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/05/31
閲覧 : 247
サンキュー:

18

Gottz さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おもろー

ばとぅ〜

投稿 : 2022/03/10
閲覧 : 73
サンキュー:

1

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

複雑化した物語 1期同様ハイレベル

1期がめちゃくちゃ良かったので、
2期も続けて視聴…して早15年。
久々に視聴したので、レビューを書きます。

【作品概要】
 1期の続き。
 日本の公安9課の事件簿です。
 近未来の刑事ものですね。

【作品に対する感想】
 15年前に視聴したとき、
 正直1期ほどの好感触ではなかったです。
 なぜか?
 ・設定の秀逸さは1期で十分に分かっていた
 ・物語が複雑化して、半分ついていけてなかった。
 ・9課のぶっちぎりによるカタルシスが半減
 と言ったところでしょう。
 エンタメとしてスッキリしない感があったんでしょう。

 で、今再視聴して…ですが、
 スッキリしないのは相変わらずです。
 まあ、リアルを追求すればするほど、
 勧善懲悪めでたしめでたしとはいかないですからね。
 そして深い所は多分よく解ってません。

 間接的に国家間のパワーバランスをも絡めた
 複雑な駆け引き、物語の展開は見ごたえありました。

 ただ、視聴に結構脳みそ使うので、疲れます。
 組織の駆け引きでストレスたまるので、
 エンターテインとしてその辺の是非は結構分かれそうです。

1)物語
 難民問題の落としどころを主軸に政治的な側面の話が多く、
 モヤモヤ感はすごいです。
 あといやらしさ、悩ましさ(エロいという意味ではなく)が 
 かなりマシマシです。

 1期の時のように「9課すげー」というより、
 がんじがらめにされたストレスをすごく感じます。

 歳食ったせいか、その辺はリアリティとして
 捉えられるようになったのかなーと感じました。
 
 社会行動学…という分野になるんでしょうか?
 自分も何者かが作った潮流に踊らされているんではと
 恐ろしく感じる物語でした。

 特に最後の「従順な消費者」という表現は
 かなり厳しい言葉だったかなと。

 全体的に絶望感が強く感じられる物語でした。

2)作画
 きらびやかな綺麗さはありませんが、
 体術などキャラの動きはすごいです。
 
3)声優
 もう言うまでもなくベテラン勢ばっかりですね。


5)キャラ
 ➀草薙素子
  1期の時よりも女性としての顔がちらほら
  見えるような気がして、15年前はチョイ気になりました。
  今はそうでもなかったですが。
 
 ➁合田一人
  あまりにインパクトがあり過ぎる風貌。
  私の印象としては、
  自己顕示欲が非常に強い人物と感じました。
  {netabare}
  行動学、社会科学…この辺を上手く使って
  社会をコントロールし、自分の掌の上で世界が
  踊ってる様を見て自己肯定し、愉悦に浸ってます。
  {/netabare}
  
 ➂クゼ・ヒデオ
  英雄に担ぎ上げられた…のか?
  自我で動いていたようで、結局誰かに掌の上だった
  そんな印象です。
  モヤモヤの原因ですね。

 ➃茅葺総理
  政治家は腹の中で何を考えているか分からない
  側面がありますので、
  この人も私には良く解りませんでした。
  官房長官の策謀に翻弄され、
  被害者のような描写をされてますが、
  これもどっちが正しいのか分かりかねました。
  政治判断って、勝てば官軍みたいなものですから。

6)名言(2022/2/22追記)
 ➀水は低きに流れ、人の心もまた低きに流れる。

  これ痛いですね。
  実際そういう事多いんですよね。
  自分もそうだし、他者もそうだし、社会もそうだし。
  抗うことが美徳かと言われれば、本当にそうなのか。
  抗って潰されて、廃人になるくらいなら流されたほうが
  ましだというのも一理あるんですよね。
 
  ただ、自分の考えを持たなくなったら、
  本当に全て流されるだけになってしまったら、
  終わりだとは自覚してますね。

 ➁自分にとって都合のいい情報を見つけると
  いち早くそれを取り込み踊らされてしまう

  これも痛いですね。
  都合のいい情報に踊らされないように客観視するほど、
  自身の信念も希薄になっていくような。

 ➂組織のトップに立つ人間が自身の利権争いの道具として
  組織を利用し始めたときから ゆるやかな死が始まります
  
  とすると、
  殆どの組織はすでに死にかけてることになりますね
  (私が知る範囲の話ですけど)

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 100
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13

OK! さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

2022/02/13 終了

投稿 : 2022/02/13
閲覧 : 88
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0

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「かく言う私も童貞でね」

名作「攻殻」のテレビ版第二期の本作。みんな大好きな悪役、合田一人の登場。作画も音楽も前作よりパワーアップ!となれば前作以上の傑作になりそうだが…。


正直いって本作は前作に比べると劣る。前回と同じ、メインストーリーと一話完結のサブストーリーを同時に進める構成だがメインが弱いのが勿体無い。


難民問題という現実問題と、クゼという収拾をつけづらい要素がかぶってしまったのがアキレス腱となってしまったと言いたい。


前者は、最近の某火星アニメでもやってたが、現実の問題をモロに入れるのは悪手になりやすい。ちゃんと現実と繋がる要素があるのは大切だが、未来SFでモロに現実問題が出てくると冷める、という以前にそういう問題は解決できるわけないからどうしてもモヤモヤが残るし、普遍性を欠くことになりがち。


後者はカリスマという設定だからカリスマ、という同語反復みたいな人工的な感じのキャラであるクゼの存在。この設定を納得させるだけの魅力を描ききるのはやはり難しいものだったのだろう。


 作中でクゼに比べて二流、と言われる合田のほうがよっぽど魅力的なのだ。前作のアオイもそうだが、人間的な弱さがあるからこそ素晴らしい。


他にも、またタチコマが~とか、合田の最後がショボいとか色々弱い点がある。しかし、全体的に見ればやはりクオリティーが高い。一話完結のサブストーリーのほうは前作と同じく素晴らしいので見応え充分。

投稿 : 2022/02/01
閲覧 : 379
サンキュー:

20

gHcYn96238 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2期になり、物語のテーマもガラリと変わるが相変わらずの完成度。

少し前に2期を見てた時、日本は27代自民党総裁選で、高市さんが当選すれば初の女性首相誕生・・・っておい!これはまさかの2ndGIGの内容が現実に!?とドキドキしてたのを思い出しました。

まぁでもスプリング8は実際にあるし、播磨科学公園都市っぽいのも出てくるし、新浜大橋って明石の橋だろうし、剣菱重工にいたっては灘の酒蔵なので妙にリアルさがあるんですよね。

今回のテーマは「難民問題×情報操作」ということで、今の日本には無縁だからあまり現実感ないかなーとか思ってたら大間違い。
近い将来、どこかで戦争が起こり「人類ミナトモダチ」とか言って難民を受け入れたらこうなる可能性がある。
国際世論から孤立するような言動をとれば他国から戦略兵器を落とされる可能性だってある。

こんなに社会性のメッセージが強烈なアニメーションはこれしかない。
文句なしで面白い。
そして、「近い将来、日本はどうなるんだろ」と考えさせれる作品。

投稿 : 2022/01/22
閲覧 : 65
サンキュー:

0

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

すごい二期→酷い感想文なのが恥ずかしいけど自分用メモとしたいです

現在、第十五話まで視聴しました。
第十四話が私の好みのストライクゾーンど真ん中でして、とてもとても良かったです。歩兵とスナイパーの関係って、ああですよねー。
全体的に一期よりもパワーアップしてるんじゃないかと思う位、とても強い作品ですね。アメリカ合衆国を米帝って呼んでたり、いちいち受けますw
キャラ別掘り下げ回もとても見ごたえがありました。どうやったらこんな作品を思いつけるのだろうと不思議でなりません。
一期よりOPが観やすくて、私的には気に入っています。EDも渋くて〇です。

2021-1219追記、タイトル追加
第二十二話まで視聴しました。ここまでもしっかり攻殻していてとても満足です。
第十八話、公園に灰皿があるって、ベルリン、素晴らしいです。外で座ってタバコが吸えるなんて羨ましいです。バトーはたるんでいるのか、人情味があるのか、判断を視聴者に任せてるのかな。こうゆう所が好きです。ラストは衝撃的でした。何と、林原さんだったのかー。じわじわと知ってる声優さんが私にも増えてきました。しかし、こんな凄い話を一話だけで締めるって贅沢だなあ。視聴後に家事をしていたところ、内調のあの男は、難民独立宣言のタイミングで少佐とバトーに国外に居てほしかったんだなって思いました。独立派もあの男に利用されているだけで、却って弾圧が高まるのは必至なのに・・・、とも思いました。
第十九話、福岡が首都だったのですね。内調のあの男、そら恐ろしいです。裏もありつつ、表の描写も良くて相変わらず言うことなしです。話もどえらいことになってきましたー。
第二十話、うん、レモンケーキといえば、プルトニウムしかないですよね。それにしても原作者と私はシンクロしすぎです。史郎正宗さんですか、かなり個人的な興味も持っています。
クゼの金の集め方も凄い。これは初めて聞きました。一つ、賢くなりました。このネタをパクった作品があるのならばどなたかご紹介いただきたいです。「攻殻をパクるとは、ええ根性しとるやんけ」状態ですからね。
第二十一話、設定を生かし切った見事な一騎打ちでした。
タチコマですが、凄い良い声をしていますね。玉川緋沙子さん、メモっておきます。英語版では一人で演じるのが無理だからなのか、9人の声優を使ったそうです。ロケットランチャーを避ける時の「ほぉぅ!」なんて神懸ってました。
お話の方は傾注してても付いていけないレベルに高まってきています。まあ、わからないなりに楽しいからいいのです。と思っていたら、ここでアイツが自爆とは。展開がいいですねー。イシカワの怪我が心配です。バトーの怪我は大丈夫ですよね? 交換だけですみますよね?
プルトニウムは偽物、味方をも騙すクゼ、という構図は非常に現実的なラインだと思いました。核について、クゼの言う通りですね。
少佐も鋭い。なんでわかんねん、ってくらい凄いです。
そう、ゴウダでした。「内調のあの男」って。リアルでも人の顔と名前を覚えるのがえらく苦手です汗。
九課完敗、大停電。内戦になってしまうのか・・・。
第二十二話、OPのファルセットが癖になっています。ついに自衛軍が出動です。爪を噛む少佐は初めて? ギリギリの状況に追い込まれる政府、九課。緊張した場面ですが、ボーマの軽口にクスっとしてしまいました。
ん、わからん、使っている爆薬がC4じゃなくてM112だと?
バトーv.s.ゴーダの方はバトーが強気ですね。九課からゴーダへの宣戦布告だった訳ですね。カラスの演出がいい味です。まさかの童貞宣言で幕でした。
さて、最高の証拠を手に入れつつある九課。果たして当たりを引いたのでしょうか。

投稿 : 2021/12/19
閲覧 : 122
サンキュー:

11

ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

動機ある者たち

個別の十一人を名乗るテログループが、
中国大使館を武装占拠した。彼らの要求は、
{netabare}アジア難民受け入れの即時撤廃である。{/netabare}
難民問題が大きくクローズアップされる。
少子高齢化から派生した地続きの物語である。

パトリックシルベストルが著したとされる、
個別の十一人なる革命評論集が重要タームだ。
彼のモデルは三島由紀夫なのでしょう。

公安9課は「少数精鋭」である為に、
敵の「物量戦術」に脆いことが課題である。
{netabare}度重なる内庁の外圧に後手に回る公安9課、
素子たちの敗走が描かれストレスはシリーズ随一。{/netabare}

公安9課メンバーの過去エピソードや、
素子と難民の指導者クゼとの若き日の邂逅。
ゴーダが語る「英雄の条件」とは!?
{netabare}迎えた最終局面では、
プルトニウムによる難民の核武装計画、
いよいよ難民との戦争状態に突入する自衛軍。{/netabare}
9課はこの泥沼の状況に終止符を打てるのか!?

この国の行く末を憂う動機ある者たち、
ぶつかり合う様々な思想に心が揺さぶられる。
ただなすべき正義を全うするしかないのだ。

自分の「ゴースト」に従え、
公安9課の反撃はこれからだろう。

投稿 : 2021/11/22
閲覧 : 636
サンキュー:

43

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良い

面白かったが、TVアニメ一作目の「stand alone complex」よりは印象が弱いです。そして個人的なにより劇場版『ghost in the shell』の方が印象深いです。

投稿 : 2021/10/25
閲覧 : 208
サンキュー:

8

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白いけどちゃんと見ないと置いていかれるかも

3時間弱の作品

9課のメンバーがテロリストと思われる個別の11人とやらと対峙し解決していく。
sac同様に電脳という、本当に作り込まれた世界観でこれが2000年代序盤に考えられたことには驚いてしまいます。

タチコマもたくさん出てきて個人的には嬉しい限り。
これ単体で見れなくはないかもですが、作り込まれた世界観や背景はsacを見てからをオススメします。

面白いのですがなかなか難しいと思うので頑張って見ないとな感じの作品かなと。

投稿 : 2021/10/24
閲覧 : 89
サンキュー:

0

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2nd GIG

9課の再結成までに、数年かかったのか、
トグサの娘が結構成長していて、弟までできていた。

そして、観たかった少佐の過去が見れたのが良かった!

・幼少時に事故で全身義体となった。
・性別は女性で、幼少時は活発な子供だった。
・生き残りは2人で、それは、クゼだった。

少佐とクゼが敵として出会い、最後にお互いが、
事故の生き残りだと分かったシーン、良かった!!

何故、活発な子供から、現在の少佐に変わったのか、
別編とかで見れないかな?

軍時代も、見れたけど、既に少佐で新兵時代も見たいかも。

合田の最期は仕方ないね。
でも、終始、9課を出し抜いていたのは凄い。

投稿 : 2021/09/30
閲覧 : 77
サンキュー:

1

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

なぜか、AIが私の命令とは違う行動をとったようだ

投稿 : 2021/09/28
閲覧 : 70
サンキュー:

1

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

斯く言う私も「童貞」でね。

なかなかの名言である。

掘り下げると、「この世の誰も信じられない」という意味になるが、正直わからなくもない。

攻殻機動隊の世界観の中では、常に情報化の波によって社会通念が覆され、「常識」や「倫理観」は覆される。

いや、もともとそんなものは存在しないという前提が当たり前になるといっても良い。

高度情報化社会で情報が錯綜し、唯一信じられるのは自分自身の「心」

つまりは「ゴースト」のみである。

義体化し、サイボーグとなって半分以上機械の体で常にネットの情報網にアクセスするようになった場合、自分の今現在の体験が果たして現実なのか。。それとも機械によって作られた「擬似記憶」なのか区別がつかなくなる。

このことを「マトリックス」と呼ぶのだ。

そんな近未来の「現代社会」で生きる社会人にとって、「攻殻」とは「社会そのものの縮図」なのである。

たとへ明日、天地がひっくり返り堕ちたとしても

あなたの「ゴースト」はあなただけのものであり、それこそが唯一のオリジナルである。

信念によって生き続けなさい。

「そう囁くのだ。。私のゴーストが。」

投稿 : 2021/05/23
閲覧 : 510
サンキュー:

15

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2回目2021.4.6

2回目2021.4.6

投稿 : 2021/04/06
閲覧 : 108
サンキュー:

2

ネタバレ

夜々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最高

分かりにくい、面白さ

投稿 : 2021/02/17
閲覧 : 124
サンキュー:

4

Ash-Lynx さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

徹底されたリアリズム

攻殻の最大の特徴は、なんと言ってもその徹底されたリアリズムだと思う。この作品は"難解"という印象が強いかもしれないが、それはあくまで現実味を持たせる為であり、決してわざと難しくしているわけではない。この辺は一昔前のハリウッド映画や最近の海外ドラマのようで、映画好きも唸る作品だと思う。

今作は少佐やトグサには当然のこと、サイトーやパズにも過去回があってキャラが掘り下げられている。サイトーのエピソードとかクール過ぎるし、攻殻ファンなら見過ごせないな。

1期と同じで20話あたりからクライマックスに入るけど、もう14話あたりから既に盛り上がりは最骨頂。
『タクシードライバー』『オーシャンズ11』『ベルリン 天使の詩』等、映画のオマージュも沢山あって最高だった。



「天使は今日、何をしに行くの?世界中に天使の羽を降らせに行くよ」

投稿 : 2020/10/08
閲覧 : 262
サンキュー:

5

ネタバレ

レモリア さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タチコマ!!!!!

タチコマがいい子すぎて、切ないわ。

投稿 : 2020/05/30
閲覧 : 107
サンキュー:

3

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今後の未来を予知しているような作品

1期に引き続き話が難解で理解出来ない面も多いが、こんな高度なシナリオを描けるとは一体どんな頭をしているのかと思ってしまう。

個人的には1期の笑い男よりも2期の難民問題の方が面白く感じた。
現実世界でも外国人労働者の受け入れがどんどん増えてきている昨今、
難民とは少し違うが、似たような問題が現実的に起こるのではないかと思えてしまう。
このアニメが制作された年はまだそんな事は大きな問題とされていなかったと思われるが、こうした題材を持って来る所には凄さを感じた。

声優陣も豪華。草薙素子のCV田中敦子さんは普段は上品な感じだが、作品では本当に格好良い役を演じている。

ただ、この話は最終的に出島の壊滅は阻止出来たが、根本の問題は何も解決されていないのでは?
この辺の終わり方も現実的な感じがする。

フィクションではあるがノンフィクションでも可笑しくない未来が来るのではないかと思わせられる作品だった。

投稿 : 2020/05/26
閲覧 : 244
サンキュー:

6

さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神アニメである

唯一無二でしょう、サイコパスとは別物です。

観ながらして常に問を投げかけられてるような、
思想が科学を発展させてきましたが結局最後はその思想に人は殺されてしまうのでしょうか、、
ゴースト以外にも考えさせられるアニメです。

でもやっぱり1番はもー哲学、ゴースト

明確な答えを持ち合わせている近代哲学者はいるのでしょうか、、その人の答えを聞いてみたい。

AIがタチコマのように、いやそれ以上に進化を遂げて見た目じゃ分からない造られた人になったら
はたまた人が全身の99%をサイボーグ化したのなら

魂とは、人とは、生命とは、、、

一体なんなんでしょうね?

投稿 : 2020/04/10
閲覧 : 166
サンキュー:

5

ネタバレ

退会未定のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

童貞、童貞って、やめてくれよ。

かくゆう私も童貞でね。

投稿 : 2019/12/07
閲覧 : 226
サンキュー:

3

ネタバレ

なばてあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

折り紙と祈り神のメトニミー

感想は1期のレビューとほぼおなじ。

50話以上にわたってクオリティコントロールを完遂したスタッフに花束を。

笑い男事件とくらべて、個別の11人事件はやや生っぽいウェットな性質がある。2期よりも1期を高く評価するひとが多いのも、頷ける。とはいえ、「難民問題」や「世論の右傾化」といった要素を取り入れた2期の新しさは、制作時期を考えると圧倒的。わたしはSACシリーズをSFとしては評価できないけど、ドラマとアクションは手放しで評価したい。その伝で言うなら、この「新しさ」に鑑みて2期は1期よりも高い評価。

ただ、キャラデザがやや軟化したのがかすかに引っかかる。西尾さんが作画スタッフのイニシアチブを握り始めたことと関係しているのかもしれない。そこがわたしのなかではややマイナス。

最後に、オーラスの出島攻防編にかんして、ドラマと作画の仕上がりの良さは特筆すべきもので、決算をまとめるとすればやはり2期がわずかに上にくる。「まるでハリウッドの有名ドラマを見ているかのようにエキサイティングなフィルムだった」。アニメのアニメ的なアニメ感は希薄だけれど、それはある種の理想を実現しているともいえる。 {netabare}トリガー的な美学とは真逆をいく、リアリズム路線として、やはり完成度は常軌を逸している。 {/netabare} 2期の11話『草迷宮』は神回。途中からオーラスにいたるオチは誰の目にもあきらかではあるけれど、でも、作画も含めてあのセンチメンタルなムードはギャップ萌えも手伝って、はなはだすばらしい。

衝撃:★★
独創:★☆
洗練:★★★★★
機微:★★★
余韻:★★★

投稿 : 2019/09/02
閲覧 : 156
サンキュー:

3

ネタバレ

nan-nan さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

文句のつけようがない!

このアニメにおいては文句のつけようがありません!
もうOPからして完成度高過ぎて毎回高揚していました!
順位的にも私は2期推しですね!
1期は1期で素晴らしいのですが、個人的趣味で2期がNo.1です✨
と言うか、全アニメで2ndGIGがNo.1アニメですね!
私的に(^^♪

これを超えるアニメに出会えるよう精進します!
難しそーですが(笑)

投稿 : 2019/06/27
閲覧 : 193
サンキュー:

4

ネタバレ

アルキハイネン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タチコマ

前作に引き続きタチコマが活躍。タチコマに笑され泣かされる。もうどれほど泣いたことか

投稿 : 2019/01/30
閲覧 : 217
サンキュー:

4

ななお さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

僕らはみんな生きている

挿入歌・BGMは2gigの方が好きなの多い。
2gigは社会性、政治色強め。内容濃い。
一期の方が好みだけど、二期は二期で面白い。
OPは勿論だけど、i doとトルキアが好き過ぎる。

投稿 : 2019/01/28
閲覧 : 349
サンキュー:

4

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SFアニメで見ておきたい続編

世界観:8
ストーリー:9
リアリティ:7
キャラクター:6
情感:5
合計:35

<あらすじ>
中国大使館が「個別の11人」と名乗るテロ組織によって占拠された。特定のリーダーを持たない彼らの要求は、アジア難民受け入れの即時撤廃および招慰難民居住区の完全閉鎖。新首相・茅葺(かやぶき)との交渉の末、無期限待機命令の解除を条件に、荒巻は9課を発動させる。
だが、与えられた時間はわずか15分。はたして9課は人質に犠牲者を出すことなく事態を収拾できるのか?
(日テレの紹介ページより)

2クールなのと、集中して見ないと置いていかれるアニメなので躊躇していましたが、dアニメストアの配信が6月末までということもあり、そろそろと思い視聴しました。

素子のハイレグに股上の浅いスボンを穿いた姿にはツッコミを入れざるをえませんが、他に萌え、エロ要素はほぼなし。硬派な大人向けアニメです。

ストーリーは、難民など複雑な政治問題が絡む社会性のあるもので敵も味方もそれぞれの動機に基づき行動をしているという点で、未来を扱いながらリアリティ的にも気にならない水準となっています。{netabare}サイトーの登用シーンはそんなのありか? と思ったが、真実か作り話かがぼやかされていました。深く考えれば突っ込み所はあるのでしょうが、話についていくことに集中して視聴するため、気にならなかったのかもしれません。{/netabare}

それから、基本的に1話ごとにまとまっていつつ、大きな物語が進展していく構造ですが、各話において格好良いなとか、思わずやられたと思ってしまうシーンが多数ありました。例えば、{netabare}2話の現実と空想(妄想)を混同させるエピソードとか、何かの敵から逃亡しているシーンがあったかと思えば採用試験であったとか、視聴者側の視点との間合いの取り方、緩急のセンスは特筆ものだと思います。(1期でもラストでやられたと思いましたが、こういうものが鏤められている)強敵の出現で終盤は緊迫したシーンが連続して盛り上がりもあります。

今回は素子の全身義体化に至る経緯の示唆もあり、生き残ったもう一人の少年がクゼであるなど、ドラマも魅せてきました。それでも、明確にお互いを認識したメロドラマではなく、ハグ止まりというのがこの作品らしいです。{/netabare}

キャラクターは新人採用もありましたが、既存のメンバーに焦点があたる部分がほとんどで、イシカワやサイトーなどに肉付けがされていった印象です。

クールな作風なので情感は上がりにくかったですね。涙を誘うシーンはありませんが、なくても全く問題のない充実感ある作品です。

例えばサイコパスは現在の延長戦上で想像しやすい世界でしたが、こちらは更に技術が進んでおり(義体、電脳といった人類の進歩は、22世紀以降の話だと思います)、卓越した創造性を感じます(詳しくないので、もっと原典たるSF作品があるのかもしれませんが)。1期も含めて、SFアニメでは傑出していると言えるのではないでしょうか。

<2019.1.21追記>
世界観の評価基準の変更等による調整です(作画・音楽配点関係)。素子の前衛ファッションを久しぶりに見ようと思ったら、視聴時は期間限定配信中に観たようで、見つからなかったのが残念。

(参考評価推移:3話4.2→19話4.3→25話4.4→調整4.2)
(2017.6視聴、2019.1調整)

投稿 : 2019/01/21
閲覧 : 295
サンキュー:

27

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これぞ、公安9課

前作同様、一つの事件を中心に話が進行するが、今作は個別の11人事件が中心である。{netabare}難民独立を利用して難民を殺そうとしたゴーダと難民の心を掴み、全身義体で戦うクゼの戦いが要点の事件だったと思う。{/netabare}

{netabare}クゼの過去が明かされる話があったが、同時に素子の過去が明かされていたようだった。やっぱり子供の頃に2人は会っていて、最後の2人のやり取りがようやく会えた喜びが見えた気がした。{/netabare}

見終わった後は何とも言えない切なさが自分にはあった。謎に包まれている素子の過去?が見られるのも攻殻機動隊好きには嬉しいのではないだろうか?とは言っても、好きな人は絶対見ているだろうけど。それに、嬉しかったのは自分だけかも。

OPはOrigaのrise。やはり良曲。Origaが亡くなってから時間は経つけど、眼曲が残っていくのは嬉しい。

1. 第1話 再起動 REEMBODY
「個別の11人」と名乗る武装グループによって中国大使館が占拠された。密かに出動していた公安9課の面々は無期限待機命令の解除を待つ。総理は、犠牲者を出さず15分以内にテロリストを鎮圧することを条件に、突入を許可するが──。

2. 第2話 飽食の僕 NIGHT CRUISE
3大ネットワークJBNNの会長・片倉の専属パイロットを務めるギノ。欺瞞と不正に満ち溢れた世の中から、憧れの高級娼婦“ヒララ”を救い出したい。義憤に燃えるギノは、彼らに正義の鉄槌を下すべく行動を開始する!

3. 第3話 土曜の夜と日曜の朝 CASH EYE
政財界の名士である田所会長のもとに、窃盗犯から予告状が届いた。9課は芽葺首相の命により、田所主催のパーティを警備することになる。だが、窃盗犯の正体は草薙だった! 9課の本当の狙いは何処にあるのか!!

4. 第4話 天敵 NATURAL ENEMY
合同演習中にAIヘリが暴走。誘われるように各地で無人のヘリが動き出し、集結し始めた。そして、対応を迫られる9課の前に忽然と現れた内閣情報庁の“ゴーダ”。彼の真意も図れぬまま、草薙らはタチコマで出撃するが──。

5. 第5話 動機ある者たち INDUCTANCE
「個別の11人」から茅葺首相に暗殺予告文が届いた。9課は警護につくが、参禅に乗じて暗殺は実行にうつされる。茅葺に迫る全身義体の男・クゼ。はたして草薙は阻止できるのか!

6. 第6話 潜在熱源 EXCAVATION
エネルギー省を脅迫していた男が、不可解な死を遂げた。トグサは彼の足跡をたどるべく、招慰難民居住区「東京」に向かう。だがそこでは、あるべきはずもないものが、地下最深部から呼び起こされようとしていた。

7. 第7話 狂想は亡国の調べ
新宿地下原発から燃料棒の海路移送計画が「個別の11人」に漏洩した。ゴーダの指揮のもと、9課は移送任務を請け負うが、経由する陸路は不穏な空気が漂う難民居住区だった。

8. 第8話 素食の晩餐 FAKE FOOD
「個別の11人」容疑者カワシマの身柄確保に奔走する9課。だが、虚構であったとしても現実へと変換されれば、それは真となる──。彼は本当に「個別の11人」なのか、それとも別の目的を持った偽者なのか!?

9. 第9話 絶望という名の希望 AMBIVALENCE
生きることに希望を見だせない人々がその身をやつす「自爆テロ」。そして、それを阻止するため奔走する9課。一方、単独で内閣情報庁に潜入した草薙は、そこでゴーダの仮想人格と対峙するが──。

10. 第10話 イカレルオトコ TRIAL
非番中にやむなく発砲してしまったトグサは、単なる証人から「不幸な事故」の引き金に仕立て上げられる。証言台に立つ彼の前で、理不尽な追求が9課にまでその矛先をのばそうとした時、事態は思わぬ展開を見せた!

11. 第11話 草迷宮 affection
虚実定まらぬ街で誘われた、記憶を預かるという『牢記物店』。草薙は、そこで主無き少年少女の義体とめぐり会う。物言わぬ彼らにかつて訪れた物語とは──。

12. 第12話 名も無き者へ SELECON
虚ろなる真に導き寄せられる「個別の11人」。そして、組み上がった因子を解き明かしはじめる9課。だが、さらなる具現を阻むべく行動を起こしたその時、すべてを暗転させる「刃」が抜かれた!!

13. 第13話 顔 MAKE UP
クゼの顔を追って、9課は造顔作家へとそのコマを進めた。だが、カメラの映し出したパズの凶行が、捜査の動きを鈍らせる。これも「クゼ」の仕業なのか、それとも──。

14. 第14話 左眼に気をつけろ POKER FACE
米帝特使を迎え厳戒態勢が敷かれる中、待機中の隊員等はポーカーに興じていた。そこで、一人勝ちを続けていたサイトーは、左眼にまつわるポーカーフェイスを語りはじめるのだが──。

15. 第15話 機械たちの午後 PAT.
「この人どこかで見たことがあるんですよね…」研究所の爆破事故後の捜査中に、奇妙な既視感を感じるタチコマ。所在不明の有須田博士と、自分達の主体について疑問を持つ彼らとをつなげるものとは──。

16. 第16話 そこにいること ANOTHER CHANCE
国連平和維持軍としての戦い、任務を終えてからの葛藤──。イシカワの持ち帰ったクゼの過去、それは9課にとっても草薙にとっても不可解なものであった。一方、国内情勢の悪化は日米安保締結に拍車をかけていた…。

17. 第17話 修好母子 RED DATA
クゼの足取りを追い台湾へ潜入した草薙は、そこで少年・チャイと出会う。行動を共にし始めた二人の関係は、時には友人、時には親子、そして時には恋人──わき起こる奇妙な感覚に母性を励起させ、彼女は行動を開始する!

18. 第18話 天使の詩 TRANS PARENT
当局が追っている正体不明のテロリストは『天使の羽根』と呼ばれていた。大規模な包囲網が街を覆う中、ある少女の存在がバトーの脳裏をよぎる。そして、彼女の秘密に突き当たったとき、天使は再び舞い降りた──。

19. 第19話 相対の連鎖 CHAIN REACTION
並列化した招慰難民達の行動は、自治区宣言へと拡大した。これに対し草薙は、クゼを確保すべくハブ電脳へとダイブする。だが、潜伏場所を急襲した9課を予想し得ない事態が待ち受けていた!

20. 第20話 北端の混迷 FABRICATE FOG
北端、択捉──そこは、旧型の電脳都市にして混沌の坩堝。断片的な情報を元にクゼの目的を想定し9課は旧ロシアの原潜基地跡へと向かう。しかし、そこでは既に難民等とアームスーツが戦いを始めていた!

21. 第21話 敗走 EMBARRASSMENT
クゼと9課との間にある、わずかな動機の差。それは彼に包囲網を突破させ、出島へと辿りつかせる。だが人々の前に広がった光景は、第三者による意志の介在を予見させるのだった。

22. 第22話 無人街 REVERSAL PROCESS
「個別の11人」最期の場所である九州電波塔に、プルトニウム爆弾が仕掛けられた。解体処理のため無人と化し静寂につつまれる街中を、バトーは一人ゴーダのもとへと赴く。クゼが自決をしなかったその場所で、二人はなにを語ろうというのか──。

23. 第23話 橋が落ちる日 MARTIAL LAW
戦わずとも勝負は決するはずだった招慰難民と自衛軍。しかし、水が低きに流れるように、人の心もまた易きに流れる。一発の銃声が状況を急変させ、事態は混迷の度を深めていく。

24. 第24話 出島、空爆 NUCLEAR POWER
制空権をおさえられ潰走する招慰難民達。ゴーダの策略がさらなる展開を見せる中、9課は出島へと突入する。一方で、クゼは人々をハブ電脳に繋ぎ止めるべく、次の手に出ようとしていた──。

25. 第25話 楽園の向こうへ THIS SIDE OF JUSTICE
クゼと邂逅を果たす草薙、そして茅葺の救出に成功する荒巻──事態は収束に向かうかと思われた。だが、タチコマが掴んだ情報は、9課の動きが未だにゴーダの予想の範疇を出ていないことを示していた。

26. 第26話 憂国への帰還 ENDLESS∞GIG
この終焉は、通過点の一つであり、又始まりでもあるのだろう。自らを賭して攻撃を阻止したタチコマ。革命の行く末を見極めることなく逝くクゼ。ゴーダとの因縁を精算する9課。そして──。

投稿 : 2018/12/23
閲覧 : 310
サンキュー:

4

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

Sakugano Anteiga Complex 2nd Gikusyaku

ストーリーについての考察は他の方のレビューでし尽くされており、省きます。駆け足で見たんですが、全体に良かったと思います。


・作画について
バトー・ボーマの目がペットボトルキャップ組、イシカワ・パズの目がほぼ線組は例外ですが、作画にかなりムラがあり、特に少佐の顔は安定しません。
時々黒目が大きくなって(特にOP)あと一歩で萌えアニメのお姉さんキャラになれそうです。

それにしても、少佐の服装がまともになり、ハイレグレオタードの上から上着とパンツを履くようになったのは評価できます。
・・・いや、レオタードをまず脱げよ。
そんなんじゃ萌えアニメのレギュラーは無理だぞ、素子ォ〜

投稿 : 2018/12/02
閲覧 : 284
サンキュー:

18

ぶろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一期よりは政治色が強め

一期の一話完結のストーリーが連続した刑事ドラマ風ではなく、難民問題などに切り込んだ政治色が強めの作品。
一期の派手さや、コミカルさを期待すると少しがっかりするかもしれないが、全体を通してみればやはり素晴らしい作品であることに変わりはない。

登場人物の背景や行動などに注視していると凄く楽しめるはず。

投稿 : 2018/11/19
閲覧 : 236
サンキュー:

6

ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

手段のためには目的を選ばない男の末路

【総合評価☆☆☆☆☆】
 士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』の映像化作品には、押井守の劇場版2作、神山健治のテレビ版3作、黄瀬和哉の新シリーズ(『攻殻機動隊ARISE』+新劇場版)、ハリウッド実写版(未見)があるが、押井版第1作『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』と神山版『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』および本作は、いずれもアニメ芸術の到達点を示す偉大な傑作と言って良い。
 神山版第1作の設定を受け継いだ本作(『攻殻SAC2』と略す)では、国家の中枢で暗躍するゴーダの策謀と、これを未然に防ごうとする公安9課の活動が基本プロットとなる。前半では、個別エピソードのように思える話がいくつも挿入され、やや緩慢に話が進むが、後半になると、せせらぎが寄り集まって歴史の奔流となる様が描かれ、終盤8話は、息もつかせぬ怒濤の展開となる。
 日本には、『GUNSLINGER GIRL』『RIDEBACK』『BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail』『輪るピングドラム』『残響のテロル』など、テロリストを登場させた傑作アニメが少なくない。ハリウッド映画では、無差別テロリストは問答無用の悪党として容赦なく処断される。これに対して、日本アニメになると、「彼らはなぜテロに走るのか」「テロを防ぐためなら何をやっても許されるのか」といった問題に着目して深く掘り下げており、遥かに見応えがある。『攻殻SAC2』は、「国家権力によって捏造されるテロ」というアイデアをベースに、難民問題や軍産複合体などにも目を向けた社会派作品である。
 もっとも、扱う問題が大きすぎるため、一度で理解することは難しい。私も、初見の際には、英雄的なクゼに気をとられて途中からストーリーを十全に把握できなくなり、冒頭から何度も繰り返し見て、ようやく真価を感じ取れた。以下のレビューでは、再見しようという人のために、ネタバレ前提で作品の意味を解き明かしたい。

【社会的背景】
 舞台になるのは、第3次・第4次大戦の惨禍を経て、新技術による急速な復興を遂げつつある未来の日本。一時期、安価な労働力として大量のアジア系難民を受け入れたが、復興需要が一段落して労働力が過剰になり、難民を隔離・収容する全国数ヶ所の居住区はスラム化している。一方、国民の間には、難民が自分たちに失業をもたらす原因でありながら、彼らに税金が投入されることに対して不満が募り、反感が高まっていた。
 世界情勢に目を転じると、2度の大戦によってパワーバランスが大きく変わっている。もっとも、アメリカ(分裂した一方が「米帝」と呼ばれる軍事大国になる)と中国の冷戦が深刻化する状況は、2004年の制作時よりも現在の世界に似ている。
 こうした中で、{netabare}親米派の官房長官らが、難民問題という火薬庫にワザと火をつけ、米軍の協力の下、これを一気に鎮圧することで、民意をまとめ強権的な体制を作ろうと思い立つ(断片的なセリフから、そう推測される)。社会が混乱したとき、敵対勢力をでっち上げて力で押さえ込み、主導権奪取を画策するのは、権力者の常套手段である。
 ただし、『攻殻SAC2』で描かれるのは、政治家たちの生々しい実態ではない。「難民問題に火をつける」という1点に全力を傾注するゴーダの姿である。{/netabare}

【ゴーダは何をやろうとしたか】
 ゴーダは、内閣情報庁の要職にある立場を利用し、情報技術(IT)を駆使して社会的な状況を「プロデュース」する。
 彼の策略は、2つの方向で進められる。{netabare}1つは、コンピュータ・ウィルスを利用して難民排斥を扇動するテロリスト・グループ「個別の11人」を作り、彼らを英雄に祭り上げることで、国民の間にある反難民感情を増幅させること。記憶を改竄する技術(作品世界で開発済みとされる)を使って、「個別の11人」のメンバーに、自分たちは高邁な理想を胸にテロ活動をしていると錯覚させた。現代に置き換えるならば、SNSのフェイクニュースを利用した世論誘導といったところか。
 ここで重要なのは、記憶の改竄によって国民を直接扇動するのではなく、「個別の11人」という媒介者を利用した点である。直接的な扇動は、カラクリが露見したときに民意のベクトルを一挙に反転させる危険がある。しかし、まず媒介となる扇動者を作り上げ、彼らに対するシンパシーを広めておくと、より安定的かつ容易に民意をコントロールできる。ゴーダのやり口(と言うより、神山らによる脚本)は、実に考え抜かれている。
 もう1つの策略は、難民がプルトニウムを利用した核テロを画策中だと国民に思わせること。核に対する根源的な恐怖感が、反難民感情を掻き立てるからである。ロシアン・マフィアがプルトニウムを難民に売り渡すというシナリオを組み立て、手駒として利用できるクゼを動かした(らしい。はっきりとは描写されない)。日本政府側のゴーダがロシアからプルトニウムを調達するのは難しいので、廃墟となった新宿原発から抜き取ったものを利用した。
 2つの策略によって難民排斥の民意が固まり、アメリカの協力を得て一気にカタをつけるべく軍が動き出すところまでが、ゴーダの使命である。その先は、政治家が自分の思惑に沿って事を進める手筈だったのだろう。{/netabare}

【ゴータの人物像】
 『攻殻SAC2』で瞠目させられるのが、ゴーダという人間の姿である。{netabare}事故で顔面を大きく損傷したのに、あえて修復せず異形のままでいたのは、自分を特別な人間に見せかける自己演出なのだろう。事故前はごく平凡な顔立ちの官僚で、その顔貌の通り、与えられた仕事に素早く対処できる有能な官吏だったと想像される。難民問題に火をつけるための策略は、実に綿密に練り上げられており、本人は天才の技だと思っているようだが、官僚的な処理能力を発揮したに過ぎない。火をつけた後に何をするか具体的なビジョンは語られず、明確な目的を持たないままテロという手段を策謀しただけである。
 連合赤軍事件、オウム真理教事件、911全米同時多発テロなど、現実に起きた事件を調べると、テロ後に何がどうなるかについて、関与した者がきちんと考えていなかったことがわかる。本人は理想のために身を捧げるつもりなのに、その理想を実現する上でテロがどんな役割を果たすのか、理解できていたとは思えない。むしろ、最終的な目的よりも、テロそのものが持つ破壊の美学に陶酔していたように感じられる。
 こうした事情に目を向けたアニメ作家が、自身が全共闘世代で学園紛争の実態を目の当たりにした伊藤和典や押井守である。伊藤が脚本を書き押井が監督した『機動警察パトレイバー』シリーズには、テロという手段だけが共通するテロリストたちの互助会(!)や、軍事力で実権を掌握したのに何の要求も出されない「クーデターを偽装するテロ」が登場する(前者は旧OVA版『機動警察パトレイバー』第2話「ロングショット」、後者は劇場版『機動警察パトレイバー2 the Movie』)。
 押井の薫陶を受けた神山が、テレビ版『攻殻機動隊』シリーズを構想するに当たり、これらの作品を参考にしたことは間違いない。特にゴーダは、「手段のためには目的を選ばない」人間であることが強調される(アメリカが弱腰になったとき、中国と手を組むことも視野に入れていた)。
 こうしたゴーダの特性を象徴的に示すのが、パトリック・シルベストルの著書「初期革命評論集全10巻」に続くとされる、幻の第11巻「個別の11人」である。実は「個別の11人」という著作は実在せず、ネットで探し出して読もうとするとウィルスが発症するという仕掛けなのだが、ウィルスに操られている者は、これを読んで感銘を受けテロリストとして目覚めたという偽の記憶を植え付けられ、心の底から信じてしまう(この状況を描写した第12話「名も無き者へ」のシーンは、肌が粟立つほど恐ろしかった)。テロリストの理想が完全な虚構でしかないという設定は、ゴーダの無目的性を象徴的に表す。
 実は、脚本を執筆した神山は、当初、三島由紀夫の著作を引用しようと考えたようだ。しかし、理想が空っぽだという見解を示すのに、現実の作家を持ち出すのは明らかに不適当である。シルベストルという(現実世界から見ると)架空の思想家の(作品世界において)実在しない著作という二重の虚構性によって、目的がはっきりしないままテロが遂行されるという現実的な恐怖が際立ったわけであり、三島からシルベストルに変更したのは正解だった。
 ビジョンを欠いたまま手段に関して緻密な策略を練り上げ、それだけで自分は天才だと自惚れる小役人的なゴーダを、バトーは、次のような言葉で罵倒する(第22話「無人街」):「お前はやはり、二流だな。…(中略)…個人的な思いつきを他人に強要しているだけでは、人の心を打つことはできない。そこには、善意でも悪意でもいい、何かしら確固たる信念のようなものがない限り、天才とか英雄と呼ばれる存在にはなれない」{/netabare}

【反撃する公安9課】
{netabare} 『攻殻SAC2』の物語が始まったとき、すでにゴーダの策略は大半が完成していた。内閣情報庁の機能を利用してレールを敷き終えており、いくつかの不確定要素を除くと、後はシナリオ通りに事を運べば良い。
 反難民テロにおける犯人の不可解な行動などをきっかけに、公安9課の荒巻課長は、背後に何らかの謀略が蠢いていると気がつく。草薙素子ら9課のメンバーに調査を命じるものの、全体像がなかなか見えてこないまま、状況は悪化するばかりである。視聴者も、このジリジリするような経過に付き合わされ、少しずつ提示される断片的な情報に混乱させられる。人によっては、この部分が面白くないと感じるかもしれない。しかし、事態の深刻さ・巨大さを納得させるためにも、このジリジリ感が必要なのである。
 ゴーダの策略に対して完全に出遅れた公安9課だったが、情報を集めながら少しずつ体制を立て直し、ある出来事をきっかけに最終的な逆転劇へと突き進む。こうした序破急の展開は、終盤における圧倒的な迫力を生み出す。
 策略が崩壊するきっかけの一つは、難民が核テロを計画しているというデマにリアリティを付与するため、プルトニウムの実物を使ったことである。「ロシアの軍事施設か、原発の使用済み燃料か」といったプルトニウムの出所は、同位体組成を分析すれば突き止められる。草薙素子は、バトーを使ってゴーダの気をそらしている間にプルトニウムを横取りし、一気に形勢逆転を図る。
 さらに、シナリオから逸脱する2つの不確定要素が、ゴーダの策略を狂わせる。1つは、難民のリーダーとなるクゼで、ともすれば低きに流れがちな民衆を教導する宗教的英雄然とした姿を示す。もっとも、核武装して難民居住区を独立させるという発想は、おそらくウィルスに由来するものであり、武力行使を極力回避するという主張も難民に浸透していなかったので、登場シーンが多い割に、その役割はあまり大きくなかったようにも思われる。このことは、神山自身、承知の上なのだろう。クゼは、義体の仕様で口がほとんど動かせないが、これは、その英雄的風貌に視聴者が感化され過剰な思い入れをしないように、敢えて設定した欠陥かもしれない。
 クゼよりも重要なもう1つの不確定要素が、茅葺首相である。最初見たときには、彼女の立ち位置がよくわからず、終盤の急展開で少し混乱したが、再見して漸く、彼女こそが『攻殻SAC2』において決定的な役割を果たすキーパーソンだと気がついた。{/netabare}

【茅葺首相の役割とは】
{netabare} 日本初の女性首相となった茅葺は、選挙のために担ぎ出された人寄せパンダである。官房長官による裏工作のせいで充分な情報を入手できないため、優柔不断に見える行動しか取れず、内閣ではいいようにあしらわれている。しかし、こうした外見とは裏腹に、明確な信念に基づいて日本のために尽くそうとする、真面目でひたむきな政治家である。
 ラストのクライマックスで、彼女は、ある決断をする。それ以前に、彼女が親中派だと思わせる描写があり、米軍を利用した策謀をひっくり返すため、中国に頼るのではないかという疑念を視聴者に抱かせるのだが…。私は、決断の中身が何かわかったとき、胸が熱くなった。彼女は保守的な愛国者ではあっても、パワーポリティクスに与する権力志向の政治屋ではない。自分の理想を軍事大国に向かってはっきりと主張できる度量がある。
 『攻殻SAC2』では、茅葺首相が思うように事を運べず、官房長官の言いなりかと見える出来事がいくつも起きる。にもかかわらず、決して悪し様には描かれない。草薙素子が「課長の好みのタイプ」と茶化すシーンもあるが、荒巻は、その言葉を素直に肯定する。難しい決断が必要なときには座禅を組み、暗殺者に狙われても意志を揺るがせない彼女の姿は、若々しく美しい顔立ちと相まって、作者が理想を託したことを窺わせる。{/netabare}

投稿 : 2018/11/17
閲覧 : 298
サンキュー:

5

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攻殻機動隊S.A.C 2nd GIGのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
攻殻機動隊S.A.C 2nd GIGのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

攻殻機動隊S.A.C 2nd GIGのストーリー・あらすじ

「笑い男事件」が解決して半年…労働力不足を補うため国外から招かれた約300万人の招慰難民。日に日に存在感を増す招慰難民と、国家の孤立を謳うインディビジュアリストたちの対立は深まり、テロが頻発するようになった。その状況の中で「個別の11人」を名乗るテロリストがテロと自決を決行する。
だが「個別の11人」のその行為の背後には、あるからくりがあり、その仕掛けに踊らされていただけだった。それに気づいた公安9課は、その事件の黒幕へと迫っていく。
一方、自決した「個別の11人」の生き残りであるクゼは、招慰難民のカリスマ的指導者となり政府と対立を深めていく。そして素子(もとこ)はそのクゼとの間に奇妙な因縁を感じ始める…。(TVアニメ動画『攻殻機動隊S.A.C 2nd GIG』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2004年冬アニメ
制作会社
プロダクションI.G
公式サイト
www.production-ig.co.jp/contents/works_sp/1120_/index.html
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8A_S.A.C._2n...
主題歌
≪OP≫Origa『rise』、Ilaria Graziano『Christmas in the silent forest』≪ED≫Steve Conte『living inside the shell』、Ilaria Graziano『snyper』

声優・キャラクター

田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、小野塚貴志、山口太郎、玉川砂記子

スタッフ

原作・協力:士郎正宗、 監督:神山健治、シリーズ構成:神山健治、企画:石川光久/渡辺繁、ストーリーコンセプト:押井守、キャラクターデザイン:後藤隆幸/西尾鉄也、オリジナルキャラクターデザイン:下村一、メカニカルデザイン:寺岡賢司/常木志伸、美術監督:竹田悠介、美術設定:加藤浩、色彩設定:片山由美子、特殊効果:村上正博、編集:植松淳一、撮影監督:田中宏侍、3D監督:遠藤誠、音響監督:若林和弘、音楽:菅野よう子、音楽プロデューサー:太田敏明、音楽ディレクター:石川吉元、音楽制作:ビクターエンタテインメント、プロデューサー:松家雄一郎/国崎久徳

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