当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「戦場でワルツを(アニメ映画)」

総合得点
63.4
感想・評価
16
棚に入れた
55
ランキング
4265
★★★★☆ 4.0 (16)
物語
4.2
作画
4.3
声優
3.7
音楽
4.1
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

戦場でワルツをの感想・評価はどうでしたか?

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

印象度:86

1982年のイスラエル軍によるレバノン侵攻と
レバノンの親イスラエル勢力によるパレスチナ難民の大虐殺を題材にしています。

当時19才だった本作品の監督アリ・フォルマンも、
徴兵され、イスラエル兵として侵攻に加わっていましたが、
大虐殺時の記憶はPTSDによって失われていました。

本作品は、監督自身を主人公として、この戦争を体験した者達に取材を重ねることで、
その記憶を徐々に取り戻していく過程を描いています。

アニメーションの人物造形は、実写をトレースした感じで、
ほとんどデフォルメされていません。
線描ではなく、筆で描いたようでもあり、切り絵のようでもあり、
陰影の黒ベタ塗りが結果として輪郭線となるような表現で、
色もべた塗りにすることで2D感を出しています。
日本の漫画の二次元表現より、アメコミに近いですかね。

けして表情豊かではないのですが、
まばたき、しゃべるときの口の開閉など非常に細かく動いていて、
独特の雰囲気をかもし出しています。

背景はグラデーションのある立体的な表現で、
シーンによっては3DCGも使用されているようです。
前景と背景の表現のバランスも、
これまでのアニメにはない味わいになっています。

吹き替えもあるのですが、あまり聞くことのない
ヘブライ語+日本語字幕にしました。

ヘブライ語がまったくわからないので、外来語が使われていると結構耳に入ってきます。
主人公と友人との会話で、PTSDの対策例として、指圧が挙げられていましたが、
はっきりと「SHI・A・TSU」と発音していて、なぜか笑えました。
浪越徳次郎を思い出しました。
こないだ覚えたRPG(携帯対戦車グレネード)も早速何回か出てきてました。
アルファベットは外来語としてそのまま発音しているようです。

テーマがテーマなので、心躍る映画ではないですが、
戦車が、道ばたに駐車している乗用車を、
強引につぶして進んでいくようシーンや、
ゲームのように人を殺していくシーンなど、
実写でやると生々しくなりそうなところを、
ポップでクールかつシニカルにまとめています。

心のフィルターを通した映像として、
このテーマをアニメーションで表現したことの意義を感じました。

最後の映像は、現実とのリンクという意味で、ひとつの方法として理解しますが、
アニメーションには、実写ではできない、実写を超えた表現を期待してしまうので、
それに挑戦した結果を見てみたかった気はしますね。

投稿 : 2022/05/07
閲覧 : 153
サンキュー:

2

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

戦場では「人を殺す」ことが仕事

戦争によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)患者の脳内をそのまま映像化したようなアニメーション映画。監督はこの後、SF映画「コングレス未来学会議」を監督するイスラエル人のアリ・フォルマン。

戦争では当たり前のように人を殺し、しかも賞賛され軍隊では勲章や表彰、出世コースである。出世して参謀役に回ったとしても間接的に人を操り何人もの人間を殺すのだから同罪だろう。

そんな環境の中で、極限の状態に置かれた兵士が精神異常になってしまうのは当たり前であり、帰国しても夜に魘されたり、異常行動に出てしまったりするのも当たり前だと思う。(sex依存性や性倒錯、薬物依存はたまた殺人など)

我々の日常の生活は、如何に脆く、危うく、尊いのかを「戦争」を通じて教えているのである。

「平和」な映画を好むのも良いが、こういった真実を浮き彫りにする社会派ドラマも見ないと、我々の「感覚」が麻痺して、誰かをむやみに傷つける結果になることも考えうるのである。

残念なことに、我々の社会は善人だけで出来ているほど優れた社会ではないからである。

投稿 : 2021/05/22
閲覧 : 316
サンキュー:

7

みのるし さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニメのコーナーには置いてません

戦争が日常にある暮らしがどおゆうもんかとゆー切り口で反戦を描いた作品で、ボクが日本人だからか、単なるアホなのかなんなのかは分かりませんが、イマイチそこんところの背景がよくわからなかったので、なにがいいたいのか最後までわかりませんでした。

わかりませんでしたが、戦争が日常にあるとゆう常軌を逸したなかで普段通りに生活するとゆーおかしげなライフスタイルにははっきりいって恐怖します。

反戦のメッセージは非常に強いアレでしたが、兵士のスタンスやらイデオロギーやらは近代戦争ってこおゆうもんなのかとある意味衝撃をうけました。

世界大戦モノや朝鮮戦争、ベトナム戦争などの時代とは戦争の概念がちょっと違うのかなとか。

近代戦争の映画としてはアメリカ作品の『ブラックホークダウン』『ハート・ロッカー 』『ゼロ・ダーク・サーティ』とか最近では『アメリカン・スナイパー』などの描き方となんだか全然違うくて、宗教やイデオロギーで同じ戦争を描くのにしてもこないにちゃうもんかと激しくうなること必至やと思います。

ちなみにレンタルビデオ屋で探すときにアニメのコーナーには置いてませんで、実写の戦争アクションのコーナーにいけばあったりします。

投稿 : 2015/10/20
閲覧 : 418
サンキュー:

1

ahirunoko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

日本のアニメに見慣れてると・・・ビミョーかな

原作分かりません・・・
オリジナルっぽい。

レバノン内戦を体験した主人公が記憶を紐解く話。
話にリアリティがあり凄みを感じるが、記憶をたどるくだりが長すぎで退屈してしまう。
字幕で見たが、声優さん?俳優さん?たちの言葉が分からないから上手いのか何なのか良く分からない。
セリフもなぜか全員ナレーションみたいな話し方だし。

映像はCGが多用されているのかな。綺麗だしリアルな動きするけど何となく影絵っぽく感じた。

全体的に日本のアニメのような盛り上がりはなく、淡々としたドキュメンタリーみたい。

リアルすぎるとエンターテイメント性に欠けるんだなと。

アニメで戦争ドキュメンタリー観たい方にはおすすめです。

投稿 : 2015/07/16
閲覧 : 402
サンキュー:

10

きききき さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

海外では評価が高く いろいろな賞を受賞しているらしい
戦争のドキュメンタリーアニメ アニメンタリーです
実際にあったことを流してるんで酷い描写が多いです
特にラストの実写の虐殺された遺体が映る所は衝撃的でした

投稿 : 2015/03/17
閲覧 : 418
サンキュー:

1

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/02/22
閲覧 : 47

anikorepon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/11/07
閲覧 : 33

▲猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/12/31
閲覧 : 61

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2019/06/15
閲覧 : 69

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2019/06/15
閲覧 : 64

おふとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 92

LUCH.IJC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2015/10/26
閲覧 : 97

backbeard さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/11/06
閲覧 : 106

どんとこい さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2013/10/05
閲覧 : 121

戦場でワルツをのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
戦場でワルツをのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

戦場でワルツをのストーリー・あらすじ

イスラエル人のアリ・フォルマン監督が、自らも青年時代にイスラエル軍兵士の一人として最前線に身を置いた80年代のレバノン戦争を題材に、戦争の本質を鋭くえぐり出す衝撃のドキュメンタリー・アニメーション。旧友との再会をきっかけに、なぜか自分が戦争当時のことを思い出せないことに気づいたフォルマン監督。彼は、かつての戦友を訪ね歩き、失われた記憶を取り戻そうと試みる。やがてそれは、戦慄の真実としてフォルマン自身の心に重くのしかかってくることになるが…。自らが体験した過酷な現実を、アニメーションならではの幻想的な映像を織り交ぜ、真摯に語っていく。アカデミー賞でアニメーションながら外国語映画賞にノミネートされるなど、世界各地で数々の映画賞に輝いた。(アニメ映画『戦場でワルツを』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2009年11月28日

このアニメの類似作品

この頃(2009年11月28日)の他の作品

ページの先頭へ