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「<物語シリーズ>セカンドシーズン(TVアニメ動画)」

総合得点
91.4
感想・評価
3412
棚に入れた
20162
ランキング
32
★★★★★ 4.2 (3412)
物語
4.2
作画
4.2
声優
4.3
音楽
4.0
キャラ
4.3

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<物語シリーズ>セカンドシーズンの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

眠夢 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

原作まだ読んでないんだけどおうぎめっちゃラスボス臭すごいよね

投稿 : 2015/02/14
閲覧 : 200
サンキュー:

3

あしすと さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ピンポイントの感想

物語シリーズ全般についての感想は「化物語」のレビューに書いているので、そちらを参照していただくということで。



こちらはピンポイントな感想。

「猫物語(白)つばさタイガー」部分について。

この部分でガハラさんと羽川さんが2人でいる場面が割とありましたが、実は個人的にちょっと違和感がありましたw

「w」を付けたことからお分かりのように、真面目な考察ではありません。



ガハラさんと羽川さんの組み合わせでの日常シーンって、ガハラさんがボケで羽川さんがツッコミになるの!?

逆じゃね!?(笑)



…ですw




ドレッシングのくだりで2人のボケとツッコミの逆転現象が見られましたが、自分の感覚ではそこだけじゃなく常にボケツッコミが逆でもいいような先入観を持っていました。

自分のキャラクター理解だと、
ガハラさん:人類の天才、人類として最高レベルのボケのセンス
羽川さん:人類を超越した者、人類を超越したボケのセンス
というイメージがあったので、この2人が絡んだら戸惑うことになってツッコミを繰り出さざるをえなくなるのはガハラさんのほうなんじゃないかという…(笑)


まぁ原作未読アニメオンリーなので、キャラ理解が不十分であったならゴメンナサイw


ともかく、この物語シリーズセカンドシーズンにおいて自分が最も気になった部分は本筋ではなくそこでしたよ、という話です(笑)

投稿 : 2015/02/12
閲覧 : 292
サンキュー:

10

ネタバレ

ちょっとななめ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

それぞれ

猫物語・・・最後まで羽川には共感できず。やはり鬱陶しい。
もはや名前が出てくるだけで拒否反応。ブラック羽川は好き。
対して、ひたぎの男気がより際立って益々惚れる。

傾物語・・・涙でた。
過去形の「もし」は、その結果が幸せそうな程、切ない。

囮物語・・・怖かった。マジ怖かった。超怖かった。

鬼物語・・・忍は本当にアララギと出会えて良かった。と、素直に思う。
が、マヨイも出会えて良かったのか、小学生だからそもそも論で論じたくなる。

恋物語・・・最後にちょろっと出てきた薄っぺらに感じるアララギと、ハードボイルドなカイキとの対比が良い。
でも彼はお約束のように、どうでもいい奴に殺されてしまった。
忍野が最後まで出てこず残念。

投稿 : 2015/02/06
閲覧 : 273
サンキュー:

4

ちゃちゃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最後は全部持ってかれたよね。詐欺師に。

化物語が良すぎたので、話を被せられるのに抵抗出ました。
が、何だかんだで、良かったです。特に後半。

キャラも声も変わらずレベル高いです。
最後は全部彼に持ってかれましたが、、、

化物語ほどはまりませんでしたが、記憶に残る良作でした。
忍とおののきちゃんが良いよね~

投稿 : 2015/02/01
閲覧 : 197
サンキュー:

6

ネタバレ

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

各話のあらすじと感想!

つばさタイガー


最初はつばさちゃんの話!
夏休みも明け2学期スターット!でもはじまって早々つばさちゃんの家が全焼してしまいます。そして現れる虎...
さらに行方知らずの阿良々木くん!

この話は重い話となってますね。
つばさちゃんが自分の中でちゃんとした答えをだせるのか?
真面目なつばさちゃんだからこその話ですね。
物語シリーズの中でも人気のある話なだけあって面白かったです(^∇^)


まよいキョンシー


続いてこちらも大人気な話!まよいちゃんがメインです。
夏休み中宿題を全くしていなかった阿良々木くんが昨日に戻りたいと言い出します。
そして忍と共にタイムマシンで昨日へ向かったのだが、なんと11年前の5月まで戻ってしまった!
そこで阿良々木くんはまよいちゃんを助けれるんじゃないかと考える...


いつもの物語シリーズとはすこし変わったテイストとなってますね。
時間をいじれば未来も変わるという鉄板の流れがあるも、阿良々木くんも頑固ですからねぇ笑 奮闘してます!


なでこメドゥーサ



そしてなでこ!
ある日学校へ行くと下駄箱に白い蛇を見かける。その後何度か白い蛇を見かけることになる。そして白い蛇からなでこに自分の身体を探してくれるよう頼まれる。なでこはこれを承諾してその白い蛇クチナワさんの身体を探し始める!

いやーなでこさん怖かったよー阿良々木くんへの行き過ぎた愛がもうヤンデレだったよ^ ^そんでもってひたぎちゃんは良い子ですね。「そして、それより先に私を最初に殺しておいたほうがいいわ
でないと私あなただけでなく、みんな殺しちゃうから。」!???

セーフですセーフですよ〜笑



しのぶタイム


新学期初日にをサボった阿良々木くんはまよいちゃんのバックを返そうとまよいちゃんの元へ行き、談笑してた。
そこに黒い影が2人に迫ってきた‼︎自転車で逃げる阿良々木くんとまよいちゃん。
運良く現れた余弦ちゃんに助けてもらったのだが、あれは一体...?


さすがは物語シリーズのなかでも大人気の話!タイトルとは全然違う彼女が主人公っぽいのですが、こんなに短い話数で涙ありの感動までもっていくのはやはり今までの積み重ねの力ですね(^^)


ひたぎエンド


そしてこのアニメではここが最後!
なでこの話の続きです。
なでことの交渉で卒業までの残り4ヶ月間は手を出さないよう約束された。
そして年明け ひたぎちゃんはこの事を貝木に話し、なでこを騙してもらおうとする!


最後にやってきました貝木さん(^^)ひたぎちゃんが意を決して頼んでくるのだから断れませんよね笑
また貝木が神様騙しをする為に適当に頑張るとこが良いですね。


本当に最後の最後まで気が抜けない作品でした。とっても面白く見応えありました(^∇^)

投稿 : 2015/01/31
閲覧 : 343
サンキュー:

59

ネタバレ

フィーート さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 2.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

はなざーさんの本気を観れます。

相変わらずの言葉遊びや世界観、裏切らない面白さです。声優も大変そうだがある意味真骨頂がみれるのではないかと思います。

傾物語まよいキョンシーは{netabare} 良かったがまよいちゃんの出番が少ないのが泣けた。
これだとまよいというより忍が主人公になっちゃってる(^_^;)
ただ大人まよい最高に良かったです(´∀`)
”タイムリープ”はシュタゲを思い出してしまう。タイムリープって過去に戻るのではなく別ルートを進んでいくというのはデフォなのかな?
まよいキョンシー最終回に言う正規ルートのまよいの
「母親に会えなかったのは悲しいけど、でもそれで阿良々木さんに会えたのは幸せ。」
戻って正解だったというかその一言で正規ルートに戻って良かったなと。
その一言で全て救われた感じはしますね。{/netabare}

囮物語なでこメデューサは{netabare}ざーさんの演技力に脱帽しましたwいやいい意味でwざーさんってか細い声しか出せないイメージが強かったんですが結構長い時間啖呵切った声出していたのはさすが声優だと思いました。今さら(^_^;)wざーさんの本気声を肌で感じましょう( ⊙‿⊙){/netabare}
{netabare}戦場ヶ原と阿良々木を助ける理由を自問自答しているシーンの貝木は良い人にしか見えない。助けるがために色々な理由付けを考えているあたり実は心の底では助けたかったんあだろうなぁ。本当に詐欺師なのかwと思えるシーンでした。そして最終話の撫子説得シーンはすごい深層心理を駆使したたくみな話術と感じた。最初の一手はフェイクだったわけですね。厨房の撫子でも騙せなかったのかと焦ってしまったじゃないかw
しかし撫子がエロティックな漫画書いてたとかバレたのとか見てると日常のみおちゃんを思い出す(^_^;)
ほんとひたぎ回の貝木さんのかっこよさは神がかってます!神だけにw{/netabare}

こうして総集編で振り返ってみると化物語は最高に面白かったんだなと改めて思いました。

好きなキャラは断然貝木さんです!かっこよすぎです!
好きな回はやはりひたぎエンドとタッチの差でまよいキョンシーかなぁ。。

投稿 : 2015/01/24
閲覧 : 179
サンキュー:

11

ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さすがの演出力

ニコ生一挙放送で視聴。
放送当時は7話くらいまで視聴も、バイトと放送時間が被っていて録画が溜まり…(ry

名作「化物語」「偽物語」の続編。
「化物語」の各ヒロインをそれぞれの角度から掘り下げていく内容となっていて、詳細はざっくり言うと以下のようなもの。主役=そのキャラの視点で物語が語られる。

・猫物語「つばさタイガー」(1~5話)
主役は羽川。羽川が出会った「虎」を通し、自身の内面と境遇を克服し成長する話。

・傾物語「まよいキョンシー」(7~10話)
主役は暦。過去の八九寺を救うため暦がタイムスリップ。八九寺、忍との絆を再確認する話。

・囮物語「なでこメドゥーサ」(12~15話)
主役は撫子。撫子が出会った「蛇」を通し、自身の内面に向き合い「変化」する話。

・鬼物語「しのぶタイム」(17~20話)
主役は暦。暦と八九寺が遭った「現象」を切欠に、忍の過去が語られ「現象」が悲劇を起こす話。

・恋物語「ひたぎエンド」(21~26話)
主役は貝木。貝木の仕事を通し、ひたぎと撫子の過去と内面が明かされる話。

ちなみに本来は神原についての話である花物語「するがデビル」があるが、これはアニメでは別シリーズとして制作された。


各キャラクターの、これまで不明だった点、納得しがたい点について明かしていく内容となっており、これまでのシリーズでキャラに思い入れを持ったファンにとっては楽しめるものとなっている。
特に「他人を助けることに固執しすぎる暦」「内気でいい子で暦に依存する撫子」といった視聴者が違和感を覚えるようなキャラの内面に、一石を投じるというか、釘を刺すような話には不思議とスカッとさせられる。

また各話のラスト、次回への引きが毎回秀逸なのをはじめ、作品特有の演出力は健在。
色彩や文字、音楽を巧みに使い視聴者の心を掴む技術はやはり素晴らしい。

ただ一方で全体的に話のスケールが以前と比べて大きくなりすぎており、
その意味では、個人にふりかかる問題に過ぎなかった「化物語」と比較すると、ストーリーやキャラクターに入り込みにくかったのでは、と感じた。

また話が怒涛の会話の応酬で進む点は変わらないものの、話のスケールが大きい分、それまでの作品の魅力だった「雑談」は大幅に減っていた。
もちろんそれを良しとするか悪しとするかは個人の好みだが、ギャグが減ったのは個人的には残念。

OPについては「猫」「傾」「囮」では曲、映像ともにややパワー不足な印象
というか今までのシリーズが凄すぎたのだが。
しかし「恋」では今までと違った演出で随分とぶっ飛んだものを提供してくれた。
あと、「鬼」で忍を演じる坂本真綾の歌が来ると思ったのに、無かったのは残念。


名作「化物語」が非常に綺麗に終わっていただけに、見る前は蛇足ではないかと思っていた。
実際今もそう思わないこともないが、しかし作品に引き込ませていくパワーと、それを魅せる演出は流石だった。

投稿 : 2015/01/12
閲覧 : 210
サンキュー:

13

ネタバレ

happyend さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

貝木さんかっけえっす・・・

 原作未読

 貝木さん視点の21話からはめちゃくちゃ面白いです!!もちろん、ほかの話も面白かったんですが、何度も繰り返し見たのは、この21話以降だけです。ただ単純に貝木さんの独特の言い回しに惹かれてしまいましたw

投稿 : 2015/01/10
閲覧 : 243
サンキュー:

5

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイムシフトでまた観ました・・・ニコ生ありがとう

【20150104】

すべてを観終わったわけではなかったので、感想は放置していました。

年末の物語シリーズ祭りが起こり、ニコニコ生の一挙放送により視聴しました。

一挙放送のおかげでやっと見忘れた部分が全て埋まり、気持ちが満たされた次第です。

感想としては、初めて物語シリーズを観た感動はなく徐々にOAD(OVA)化したようにも感じるが、続きを知りたくなる気持ちもある~今思うとそんな感じでこのアニメを観ていたなと

久々に観たが、思ったよりも楽しめた これを観るチャンスをくれたニコニコ生放送に感謝したくなった。

投稿 : 2015/01/04
閲覧 : 192
サンキュー:

4

ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シリーズの醍醐味を受け継ぎながらも、ある種の変革をもたらした挑戦作。この挑戦によって失うものもあるが得るものも同じくらい大きい。

『猫物語(白)』
【羽川翼トイフ私ノ物語ヲ、シカシ私ハ語ルコトガデキナイ】

猫物語(黒)に続き羽川翼の問題に焦点を当てた作品であり解決編ともいえる内容です。
二学期初日、虎の怪異を目撃した羽川翼…その日あっけなく羽川翼の家は火事で全焼し、
行く当てのない羽川翼は学習塾跡、戦場ヶ原家、阿良々木家を転々としていく物語。

虎の怪異の声は斎賀みつきさんが演じてらっしゃるんですが普通に男性の声にしか聞こえなかった。
岸尾だいすけさんかな?と思って観てたからスタッフロール観てびびりました。
ダンガンロンパで不二咲千尋を演じた宮田幸季さんは男性だし異性の役でも上手にこなせる人もいますよね。
すごいなぁ。

相変わらず家族仲はあまり良好とは言えずむしろ最悪とさえいえる。
無関心というのが一番どうしようもないね…
学習塾跡でさえ特に問題なく生活できてしまう彼女の異端性は健在でそこが彼女の病んでる部分でもあり、
なんか印象としては不感症の人みたいに感じるんですよね、何も感じないの?っていう…
しかし彼女は仕方なしに受け入れそれらを我慢してるだけで、
ストレスは確実に蓄積されているのです。
当たり前のようにこなす一連の流れもストレスを受け流す彼女なりの処世術なのでしょうか。
今回の問題は彼女の許容できない出来事が起因して発生した問題です。

戦場ヶ原家にお邪魔する羽川翼だけど戦場ヶ原が神原みたいなエロキャラになってました(笑)
今回は羽川翼視点の物語で阿良々木くんも最後の最後まで登場しないので
羽川翼が家に泊まりに来たら是非やりたい阿良々木くんの願望!みたいな感じで
彼氏の代わりに彼女が本懐を遂げようとしてくれてたのかもしれません。
一緒にお風呂とかうらやましいわ~。
ちょっとしたエロシーンくる度にブルーレイ集めててよかったとか思ってます。
それ以外のシーンでも普通にクオリティの高さが毎度のことながらすごいですよね。

一話と二話の戦場ヶ原と羽川のやり取りが同じようで、
まったく違う意味合いのものになってたのもうまい見せ方だと思います。

--------------------

戦場ヶ原「ねえ、羽川さん」

(そそくさと制服を脱ぎ始めた私に戦場ヶ原さんは唐突に聞いてきた)

戦場ヶ原「阿良々木くんのこと、いまでも好き?」

羽川「うん、いまでも好きだよ」

【私ハスグニ答ヘタ】

一話終了。

--------------------

戦場ヶ原「ねえ、羽川さん」

(戦場ヶ原さんが私の目を見つめたままで言う)

戦場ヶ原「あなた本当に阿良々木くんのこと好きだったの?」

(それは少しだけ昔みたいに平坦な口調だった)

戦場ヶ原「いまでも阿良々木くんが好きだって、もっかい言える?」

二話終了。

--------------------

二話で戦場ヶ原にも羽川の異端性があらわになりはじめ、
そこにきて一話の最後と同様の問いかけを改めて羽川にするシーンです。
目を背けてるだけなのかそれとも本当に気がついてないのか戦場ヶ原にストレートに指摘されても目が点の羽川。
つまりすべてを受け入れてしまう彼女は本当に阿良々木くんが好きだったのか?ということですね、
どの人間に対しても分け隔てなく接することのできる彼女にとって嫌いという概念は存在せず、
等しく人間の価値はみな同じで阿良々木くんもそのうちの一人、
羽川が受け入れた一人にすぎないんじゃないかという戦場ヶ原の疑問。
実際一話で羽川は迷うことなく阿良々木くんが好きだと即答しましたが、
戦場ヶ原を好きか聞いても迷わず好きと答えるでしょう。
普通の人だったらその好きの間には意味合いの違いが生まれますが
羽川翼にはそれがないのではないか…そんな風に思われてしまったわけです。
羽川翼の手料理を食べただけでそこまで分析する戦場ヶ原さんやばすぎ。

無駄なことを一切してこなかった彼女ですがそもそもそれが一番無駄な過ごし方だったんですかね。
この物語はそんな彼女が初めて自身の気持ちに向き合い、己の無知や愚かさを受け入れ、
「やっぱり阿良々木くんが好きだった」という再確認をすると共にその恋に終止符をうつ物語でもあります。

最後まで全然登場しない阿良々木くんですが登場の仕方やタイミングが完全に主人公で普通にカッコよかったw
阿良々木くん失踪の謎など他の話に連なる伏線がいくつかあり、
他の話と表裏一体になってる構成は嫌でも続きが気になるというものです。
『猫物語(白)』は物語シリーズセカンドシーズンのスタートとしては好印象でした。




『傾物語』
【幽霊になったことは不幸せです。でも、阿良々木さんに会えたことは幸せですね】

まよいキョンシーというタイトルだから八九寺メインの話かと思ったら案外そうでもなかった。
物語の根幹、主題に八九寺真宵というキャラクター据えたのであって登場シーンはそんなに多くなかったです。
メインで登場するのは阿良々木くん&忍です。

夏休みの宿題をやってない阿良々木くんが忍の力で一日前に飛んで宿題をやろうとするのですが
タイムスリップした先は何と11年前の5月13日。
11年前の今なら戦場ヶ原の家庭問題を解決してやることが出来るんじゃないかと一瞬考える阿良々木くんですが
一介の高校生にどうにかできるレベルではないと結論付ける、羽川翼の問題も同様。
しかし八九寺真宵の交通事故ならどうにかできるんじゃないか?
運命のいたずらか奇しくも5月13日は八九寺が事故にあう前日だったのだ。
『八九寺真宵を死なせない』
これは阿良々木くんが忍と一緒に目の前の女の子を救おうとする物語です。

阿良々木くん&忍視点でしかも陰ながら救おうとする話なので八九寺の出番はあまりないんですよね。
なので八九寺をたくさん観たい!という方には少し物足りない話かもしれません。

11年前の羽川翼に大興奮してる阿良々木くんを観てこれでこそ物語シリーズだよなぁ、としみじみそう思いました。
変態を包み隠そうとしない阿良々木くんまじやばすぎ(笑)
戦場ヶ原さんが一番大切なのに幼児羽川さんで大興奮する阿良々木くんって…
心と体は別物みたいなそんなリアリティを阿良々木くんを観るたびに感じるんだわ(´・ω・`)

幼児阿良々木くんは家の庭で一人土遊びとかすでにボッチ臭がして泣けてくる。
せめて妹たちと遊びなよ…

今回の話は今までの話の中でもアプローチの仕方が変わっててSF要素があります。
このシリーズは新キャラというのもあまり登場せず毎回お馴染みのメンバーや舞台で進行していきますが
タイムスリップという設定のおかげで子供の頃のキャラクター、雰囲気が少し違う舞台など
ちょっとした新鮮さがありました。

八九寺を救うことで元の時代がどうなるかなんて深く考えてなかった阿良々木くんだけど
現代に戻った彼を待ち受けていたのは想像を絶する結末…

『八九寺真宵を救ったことにより世界は滅んでしまいました』

正確には別ルートの未来がそうなってしまったわけですがあまりにも荒唐無稽な現実です。
しかも世界を滅ぼしたのが、
忍野忍ことキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードだというじゃありませんか。
阿良々木くんと歩み寄りきれなかった忍がもたらしたありえたかもしれない未来の姿。
過去で八九寺を救ってしまったことにより生じてしまった亀裂。
阿良々木くんと八九寺が出会わなかったことで世界が終る…
そんなの誰にも想像できませんよね。

でも本当にそうなのでしょうか…
たしかに元のルートでは八九寺切欠で忍を探し当てることが出来たかもしれませんが
言ってしまえば別に八九寺がいなくても何とかできた事態でもあると思うんです。
忍にほんの少しの勇気があるだけで結果は違ってたはずなんですけどね…
阿良々木くんと忍の問題であって八九寺に解決することなどできず彼女はなれたとしても切欠どまりなのです。
つまり世界が滅んだのは断じて八九寺真宵のせいではありません。

--------------------

忍野メメ「でも、阿良々木くん。目の前の女の子は、救ったほうがいい。」

--------------------

これは成長した八九寺から渡された忍野メメの手紙に書かれてた一文なんですが
「目の前の女の子」という言葉には複数の意味合いがこめられてて
手紙の内容をストレートに受け取ると成長した八九寺のことなんですが
隣にいる忍だって目の前の女の子だし、相対したこの世界のキスショットだって目の前の女の子です。
そこで僕が思ったのは11年前に救った八九寺も目の前の女の子だなぁ、ということ。
自分が八九寺を救って世界を滅ぼしてしまった…
そんな風に考えてるんじゃないかと心配した忍野メメの心遣いの意味合いもあるんじゃないだろうか。
『目の前の女の子は、救ったほうがいい。』という文からは、
君は間違ったことはしてないという忍野メメの優しさを感じました。

まぁ、どうあることが幸せなのかは結局のところ本人にしかわからないんですな。
別ルートで死ななかった八九寺はその後も生き続け成長してましたが
滅んだ世界で寂しく過ごしてると思うと、あれを幸せといっていいのかどうか…

--------------------

阿良々木「でも、生きていてくれて、ありがとうございました」

--------------------

阿良々木くんが成長した八九寺に言ったセリフです。
かつて命を救った相手にお礼を言う阿良々木くん。
世界は滅んでしまったけどそれでもあの時自分が救った八九寺は生きていてくれた。
それだけで阿良々木くんは救われたんでしょうね。
結局のところ自己満足なんだと思います。
【救ってほしい】ではなく【救いたい】だから。

でもそれでいいと思います。
阿良々木くんは自分が『偽物』だってわかってるんです、偽善ですよ偽善。
だから自己満足でいつも誰かを助けるんです、相手がどうしてほしいかなんて関係ない。
自分がそうしたいから助けるんです。
そのために死ねるのが阿良々木暦という人間です。
偽善は偽善でも『本物』の偽善。
ゆえに彼は主人公なのです…小説もまた創作物であり『偽物』なのだから。




『囮物語』
【千石撫子は神様になりました】

なんということでしょう…
撫子ファンにはあまりにも辛い内容。
特にファンというわけでもない僕ですら少し悲しかったです。
今までのシリーズで一番異質でした。
たしかにこれまでも千石撫子の腹黒い部分というのは所々垣間見えていましたが、
そういったあざとさはエロや萌え方向に盛り込まれていて一種の清涼剤的な役割を果たしてくれてたと思うんです。
ですが今回はその腹黒さの核心にせまる内容になってて結構ダークな内容になってます。

ヘビの呪いに悩まされていた千石撫子が新たに白い蛇の姿を立て続けに見るようになり、
「クチナワ」と名乗る白蛇からご神体探すように頼まれます。
ヘビの呪い事件の時に蛇を傷つけていたという後ろめたさのある彼女は
罪悪感からご神体探しを承諾するのですが…
というお話。

全体の話の印象としてはクチナワや忍に月火ちゃんなどが歯に衣着せぬ物言いで、
撫子のメッキを次から次へと剥がしていくような感じなんですよね。
んで、精神的に追い詰められた【千石撫子は神様になりました】みたいな。
千石撫子という女の子はとんでもないですよ、
この作品で描かれている撫子の物語というのは撫子の創作らしいです。
つまり僕たちは全4話かけて撫子の作り話に付き合わされていたわけです。
撫子には神様が必要だった、神様復活にはご神体が必要だった。
でもご神体が危険なものだって何となくわかってた…手に入れちゃいけないものだってわかってた。
だから自分の行動を正当化するために物語を創作したのです、
自分の悪事を隠すために囮の話を用意した「囮物語」

腹黒さが露呈してからは開き直ったかのように、
そうまるで憑きものがおちたかのようにすっきりした雰囲気で神様へと一直線です。
でも彼女の場合は憑きものがおちたというより神様に憑かれた…
いや、むしろ神様に憑いたというほうが正しいかもしれません。
神様になってからは迷うことなく阿良々木くんと忍を半殺しにするくらいの容赦のなさで
どこの魔神ブウだよ!とツッコミたくなるほど純然たる悪、純粋悪という感じで悲しかったです。
彼女が『偽悪』であることを僕は切に願ってます。

その撫子を焚き付けたのが忍野扇という忍野メメの姪を自称する少女なんですが
この話で一気に彼女がきな臭くなってきました、彼女はいったい何者なのでしょうか…

感想や評価というのも「囮物語」単体じゃ書きにくい部分があります。
なぜなら終わってないんですよ、いやある意味じゃ終わりました。
千石撫子の勝利!大勝利!!完全勝利!!!
ゲームオーバー寸前のコンティニューって感じです。
いままでの物語はすべて一応の解決というか一つの区切りとして締めてましたが今回はそれがない。
あくまで「恋物語」への布石という印象です、
なので評価する場合は「恋物語」とセットで考えるのが妥当な気がしなくもないですが
「囮物語」として独立したタイトルになってるので単体で評価してみました。




『鬼物語』
【「さようなら」八九寺真宵。お前と遭えて、幸せだった。】

『傾物語』のエンディングからそのまま『鬼物語』に突入します。
八九寺真宵を救うことに見事に失敗した阿良々木くんは八九寺と一緒に歩いてると、
正体不明の「くらやみ」に襲われますが間一髪のところを斧乃木余接に助けられます。
「くらやみ」の正体について忍にたずねると彼女は400年前のとある出来事について語り始めたのでした。
忍に最初の眷属とされた男「初代怪異殺し」との出会いについて…

この話は「猫物語(白)」の序盤、阿良々木くん失踪の謎が明らかになる話です。
「猫物語(白)」終盤の阿良々木くんの様子からするに『鬼物語』後もう一波乱あったようですが
それはセカンドシーズンじゃ描かれてないみたいですね。

少女、妖女、童女がメインキャラクターとして登場する阿良々木くん大喜びの物語ですが、
内容は少々センチメンタルなものになっています、セカンドシーズンの中では泣ける話なのではないでしょうか。
忍の過去から臥煙伊豆湖との出会いにその後の伏線、そして八九寺真宵との別離を描いた物語は
いままでシリーズを観てきたものからしたらとても寂しいものがあります。
だって八九寺がいなくなっちゃうんです、もう二人の掛け合いも楽しめないんです。
どのキャラクターもとてもクセの強い個性的な面々ばかりなので
その中から一人消えるってこりゃもう一大事ですよ、阿良々木くん本当に八九寺のことが大好きでしたからね。

忍の過去の話や八九寺との別離など本筋は悲しいんですけど、
だからこそなのか本筋以外のおふざけの部分でいつも以上に幼女との戯れがぶっとんでるんですよ。
だって阿良々木くんは余接、忍、八九寺の三人全員とキスしやがったんですよ!w
最後の八九寺のキスはシーン的に野暮なことは言いませんけどそれ以外はね?
たしかに余接ちゃんにはされたほうだけど忍には迷わずかましやがったし、
撫子が殺したくなるのもわからんでもない(笑)
戦場ヶ原さんの心配をよそにまさか幼女三人とキスしてたなんて…
『猫物語(白)』時点では予想だにしてませんでしたわ。
まぁ幼女とのキスはぶっ飛んでるけど、
余接、忍とのキスが最後の八九寺とのキスの伏線になってる構成は悪くなかったんじゃないかな。
正直ただの変態シーンとして観てましたし実際そうなんだけど、いい意味で騙されたというか
シナリオありきの変態シーンだったんだなとw
幼女相手に何でもありなのが阿良々木くんなんだよね、最高だぜ。

『傾物語』であまり出番のなかった八九寺も今回は出番が多いし、
しのぶタイムとありますがむしろ八九寺の物語だったかな。
まよいキョンシーは逆に忍の物語に感じましたが。
『傾物語』と『鬼物語』は忍野忍&八九寺真宵二人の物語です。
どっちがどっちということもなくどちらの作品にとっても二人の存在がとても大きいんですよね。




『恋物語』
【弁えろ、お前が千石のためにできる事なんか何もないんだから】

『囮物語』の続きを描いた解決編です。
戦場ヶ原の機転で阿良々木、戦場ヶ原、忍の殺害を卒業式まで待ってもらうことに成功したのですが
このままでは遅かれ早かれ殺されることに変わりはありません。
そこで戦場ヶ原は阿良々木に内緒で貝木泥舟に連絡をとり千石撫子を騙してくれるよう依頼するのですが…

まず気になったのはOP。
80年代臭がすごい(笑)
気まぐれオレンジロードとかそこらへんを思い出す。
もしかしたらディスク版だけかもしれませんが1話から3話は「fast love」という曲で
4話から6話が「木枯らしセンティメント」という曲になってます。
同じ曲なんですが歌詞が違うんですよ。
歌詞から察するに「fast love」が戦場ヶ原にとっての阿良々木くんを歌ったもので
「木枯らしセンティメント」が戦場ヶ原と貝木泥舟の関係性を歌にしたものだと思います。

--------------------

『fast love』

昨日なんて 通り過ぎた後は
そう すべて が些細なことになる
今も残る いつかの 傷あとの
痛みさえ もう 忘れてしまってた

ねぇ 君に出会った瞬間に
運命は 塗り替えられちゃって
こわいものなど もう ひとつだけ

私の 全部を ひきかえにしても
守りたいと思ったのは
はじめてなんだ

この世に 生まれた 理由はなくても
でも 確かに 生きてる 意味
私は もう 見つけたから

悴む空 どんな季節よりも
輝いてる あの星たちのように
冬の 凛と はりつめた空気に
研ぎ澄まされた心が囁く

想い通りに ならないのなら
運命を 変えちゃえばいいから
だいじなものは そう ひとつだけ

私の 全部を ひきかえにしても
守りたいと思ったのは
はじめてなんだ

この世に 生まれた 理由はなくても
でも 確かに 生きてる 意味
私は もう 見つけたから

私の 全部を ひきかえにしても
守りたいと思ったのは
はじめてなんだ

この世に 生まれた 理由はなくても
でも 確かに 生きてる 意味
私は もう 見つけたから

--------------------

『木枯らしセンティメント』

理由さえも 忘れてた 涙で
凍りついた 想い出は 綺麗で

あの季節と 同じ 木枯らしが
二人の時間を 今 巻き戻す

勘違い 一時の 気の迷い
ありふれた 感傷ごっこ
永遠に
見つからない 刹那

もう一度
もう二度と
云えない 言葉は
幼いまま
優しいまま
悴んだ記憶

もう一度
もう二度と
云わない 答えも
哀しいまま
可愛いまま
ぬくもりだけ 置き忘れて

夜明け前の 一瞬の静寂
耳の中を 記憶が支配する

その背中に あの瞬間 つぶやいた
届くことのなかった恋文(聴こえないふりをした恋文)

すれ違い 振り向くこともなく
選んだ物語の続きは
今日という
あなたじゃない 未来

もう一度
もう二度と
云えない 言葉は
幼いまま
優しいまま
悴んだ記憶

もう一度
もう二度と
云わない 答えも
哀しいまま
可愛いまま
ぬくもりだけ 置き忘れて

もう一度
もう二度と
云えない 言葉は
幼いまま
優しいまま
悴んだ記憶

もう一度
もう二度と
云わない 答えも
哀しいまま
可愛いまま
ぬくもりだけ 置き忘れて

--------------------

原作は未読ですが『木枯らしセンティメント』の歌詞を聴く限り、やはり戦場ヶ原の初恋は貝木だったんでしょうね。
『fast love』のほうも初恋を意味するタイトルですがLOVEには愛という意味がありますから
この場合は「初めての愛」という受け取り方のほうがしっくりきます。
ふざけたOPのように見えて実は戦場ヶ原の阿良々木くんへの愛情の深さが窺い知れると同時に
貝木泥舟は過去であることが印象付けられたOPになってます。
OPが古臭いのにはそういう意図があるのかもしれません。

主人公は貝木泥舟で彼の視点で物語は語られます、語り部です。
そして【語り】は【騙り】とも書きます、【語り部】より【騙り部】のほうがしっくりくる。
貝木泥舟とはそういう男です。
『囮物語』で半殺しにされた阿良々木くんは最後で少し登場するだけで
この物語に限って言えば彼にできることなど何もなく完全に脇役に徹してます。
しかし戦場ヶ原が貝木に連絡をとってまで救いを求めたことを考えると
それはやはり阿良々木くんの存在が大きいわけで、
本作での彼の役割を強いてあげるなら「存在」ということなのかもしれません。

戦場ヶ原から簡単な事情説明を受け依頼を引き受けるか否か自問自答する貝木。

--------------------

貝木「戦場ヶ原と阿良々木のために無償で働いてやる気持ちはあるか?
    かつてのライバルたちが無様に殺されるのを見ていられないという気持ちが俺にはあるか?
   …NOだ…絶対にない、下手をすれば俺はスッとしてしまうだろう」

貝木「ならば千石撫子という奇病にかかってしまったらしい娘のためなら俺は無償で何かが出来るだろうか
   …NOだ、誰だそいつは?知らん」

貝木「ならば、かつて騙した純情な娘である戦場ヶ原に償いをしようという気持ちをもとにすればどうだ?
   ライバルでなく旧知の間柄として戦場ヶ原個人に対して、
   あるいは戦場ヶ原家に対して何かしようという気持ちなら俺にはあるか?
   …NOだ、そんな気持ちなんてない、その件について俺は何とも思っていない
   例え俺の詐欺の結果、一家の娘が身売りするはめになったところで俺の生き方は一ミリも動かないだろう」

貝木「だったら阿良々木はどうだ?そう、あいつの妹をいじめたことがあったな
   それに影縫から金をせしめるためにあいつの情報を売ったこともあった
   そのささやかなお返しとして、つまりお釣りとしてやつの命を助けてやるというのはどうだろう?
   …NOだ、例えお釣りがあったとしても、いくらなんでも割に合わない
   ここまでの交通費でそんなものは消えている」

貝木「あとは…そうそう、羽川という娘か。友人のために海外まで行くという、
   その度を越した娘の健気さに心を打たれてみるというのはどうだろう?
   あるいはその娘はとんでもないお金持ちかもしれない、
   礼はそいつの両親からせしめるというのは…NOだ」

貝木「んー、だめだ。いくら考えてもこの仕事を受ける理由が見当たらない
   何の得もないどころか受けることが俺の損にしかならない」

貝木「あー、そうだ。そういえばあの街にはいたのだった、臥煙先輩から見て姪にあたる、
   つまり臥煙先輩の姉の臥煙遠江の忘れ形見ともいうべき一人娘がいたのだった
   たしか、今は苗字が変わって神原駿河
   神原駿河は直江津高校の生徒でしかもかつて戦場ヶ原とは仲が良かったのではなかったか?
   俺が初めて阿良々木と遭遇したのはその神原家の前だった
   阿良々木が神原とつながりがあるのだとすれば
   当然のように戦場ヶ原と神原もつながりがあると見るべきだし、
   仮になかったとしても少なくとも神原と阿良々木がつながっていることはたしかだ
   …神原駿河のためなら憎き戦場ヶ原と阿良々木を助け千石撫子を騙すことが俺にはできるだろうか?
   ……YESだ。」

--------------------

貝木にとって神原駿河とは、いやこの場合は臥煙遠江というべきでしょうか。
彼にとってこの親子はどういう存在なのかな…
利己主義の貝木が自問自答した結果、神原駿河のためなら神を騙せるという結論に至りました。
なんかよくわからないけどかっこいい、背景があまり把握できないからこそかっこよく感じる。
背景が見えないと本当に神原のために引き受けたのか、
それとも単なる貝木の気まぐれなのか不透明な部分がありますよね。
ただ偽物語のときも神原を気にしてた様子はありましたし、
因縁浅からぬ関係というやつかな?
しかし見解によっては戦場ヶ原を助ける言い訳として臥煙遠江という存在を利用したようにも思えました。
本当は戦場ヶ原を助けたいくせに詐欺師としての自分がそうさせない。
だから彼はまず自分を騙すことから始めたのではないでしょうか。

今回新たに貝木の側面が垣間見えてきます。
戦場ヶ原の人生を狂わせた宗教団体がその後貝木によって潰されていたという新事実です。
なぜ彼がそのようなことをしたのかは謎ですが、
もしかしたら戦場ヶ原を多少なりとも哀れに思い救ってやろうかと考えたのかもしれませんし、
そうじゃないのかもしれません。
ただ一つ言えることは戦場ヶ原はそれじゃ救われなかったということです。
つまり貝木は戦場ヶ原を一度救うことに失敗しており、
この『恋物語』において見事救ってみせるわけです。
ただそれに関しても戦場ヶ原が貝木に連絡するという切欠ありきなので
彼女にその強さを与えたのは間違いなく阿良々木暦なんですよね。
貝木が救えなかった戦場ヶ原を阿良々木が救い、
阿良々木に救えない千石撫子を貝木が救う物語ともいえます。

貝木は自身を偽物と称してますがそれは詐欺師としてもそうだと思います。
阿良々木くんが『偽善』ならば貝木泥舟は『偽悪』でしょうか。
本当の悪人は他者を救ったりしません、
救おうと試みた時点で彼もまた偽物だったのです。
貝木が好きなのが金ならばなにも詐欺である必要はない。
やり方と金額しだいで人助けをしたって不自然じゃないと思うんですけどね。
それじゃまるで忍野メメだけど。

千石撫子を騙すために彼女の情報を集める貝木とそれをサポートする戦場ヶ原。
阿良々木に内緒でというエッセンスが加わることでなんか間男との密会みたいな雰囲気が漂う謎の演出(笑)
まぁ偽物語の延長線上みたいなものでそっちで描き切れなかった、
貝木と戦場ヶ原の関係性や距離感などをもう少し描写したかったのかもしれないね、
そんな微妙な空気感で戦場ヶ原とやり取りを繰り返し、
羽川などと会い徐々に千石撫子に関しての情報集めていく貝木。

貝木いわく千石撫子を騙すのは容易いらしいけど撫子もある意味詐欺師だよなぁ。
詐欺師VS詐欺師だ。
撫子の場合は自分も含めたすべてを騙してたんだけどさ。
すべてが嘘で真実がないならば嘘も真実になってしまうのだろうか?
もし彼女にも真実が存在するのだとしたらそこがウィークポイントということになるだろう。
【騙す】か【殺される】か【救う】か【殺される】か貝木泥舟一世一代の大勝負。

--------------------

ふぅ、ようやく観終わりましたよセカンドシーズン。
ずっとブルーレイ買ってるんですが気がついたら12枚くらい積まれてて
単純計算で一年間分買うだけで観てなかったようです。
なんか毎月買ってる気がします、ようやく集め終わったと思ったら
新シリーズアニメ化決定の知らせが封入されてたりするんですよね(笑)
『憑物語』も予約してるけど新シリーズのお知らせくるかしら…
というか『傷物語』はどうした!

今までのシリーズは阿良々木くんが語り部を担当していましたが
セカンドシーズンでは阿良々木くん以外のキャラ視点で描かれる話がいくつかあり、
作品をより多角的方面から楽しむ構造になっており、
それによってこれまで掘り下げられてこなかったキャラクターの
人物像を深く知ることが出来る作品になってました。
面白い面白くないは観る人の好みなのですがクオリティで言えばどの話もクオリティが高く、
不安要素の見当たらない、まさに隙のない作品といえるでしょう。

ただ毎シリーズなんらかの伏線は落としたまま終了するのでモヤモヤは残ります。
定期的にアニメ化されていってるのでそこまで気にならないですけど、
完走しないまま中途半端に終わるのだけはやめてもらいたいですね。

この作品一番のポイントはやはり千石撫子というキャラクターでしょう。
『恋物語』以降の話で彼女が登場するのかはわからないけど
彼女が登場しても哀れみにも似た感情が先行しちゃって今までとは見方が変わっちゃうね。
『恋物語』以降の登場ならまだ応援してあげたくなるけど『恋物語』以前の時間軸で登場されたら
あー、全部偽りなんだなぁ、ってなると思う。
化物語の撫子の変態シーンとかいま観ても前とは違う感じ方をするかも。
そのくらいセカンドシーズンでの千石撫子というキャラクターの動かし方は激動的でした。
阿良々木くんは撫子には今後関わるなと貝木に言われてるから
もう二人のやりとりを見ることはないのかもしれません、そう思うとちょっと残念だね。

会えないといえば八九寺もそうだよね、消し去ってしまうにはあまりにも惜しいキャラでした。
セカンドシーズンは色々な物語が描かれてくなかでそれぞれの物語にしっかりとした動きがあり面白かったです。
個人的にはいまのところシリーズにハズレ作品はありません、
化物語が楽しめたなら以降の作品も楽しめると思うんですよ、いい意味でシリーズごとのギャップがないです。
このセカンドシーズンに限り一部例外かもしれませんがこれがシリーズの転換期なのかもしれませんね。

【A80点】

投稿 : 2015/01/04
閲覧 : 324
サンキュー:

7

関羽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっぱり面白い物語シリーズ

高校生たちが怪異に出会う話。


面白かったです。
最初の猫物語(白)が個人的にイマイチでそこで見るのをやめていたのですが、それ以降はとても面白かったです。
それぞれの物語で話も登場人物も全く違うのにハズレが少なく、それらが絶妙に絡み合っているというのは流石だなと感じました。


ストーリーは
猫物語の分だけ星を減らしましたが、それ以外はとても面白かった。
話の本筋に限らず、登場人物の掛け合いも面白く見ていてあきませんでした。
最終話も最後らしくいい盛り上がり方をしていて満足でした。
ただ、最後の最後で普通に終わらないのがこの作品らしかったですね笑


作画は
最初の方はかなり不自然な絵が多く気になりましたが、途中からは特に気にならなくなりました。
音楽は
前作同様物語ごとにOPが変わり、力入れてるなぁと感じました。
個人的に好きな曲も何曲かありました。


やはりさすがの物語シリーズ、とても面白かったです。
化→偽と見たあとにぜひ。

投稿 : 2015/01/02
閲覧 : 213
サンキュー:

27

ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

意味がわかりません。

ファンの方みない方がいいです。

{netabare}
個人的な感想です。

千石ちゃんのあつかいが、ちょっと許せない。最後もすくわれてない。
貝木泥舟を、持ち上げすぎの物語を最後にした理由がわからない。

影縫余弦が、なんでも知ってる設定なら一番わるいし個人的にも気持ち悪い。知っていて、ちょっとしか救わない。ありえない。と思わせる設定の意味は?

悪者設定だっただけの貝木だけを持ち上げるお話を、最後にもってくる意味がわからない。途中でいいのでは?物語事態わるくないのに、最後にすることで、違和感がいっぱいです。
もしかして、作者は、貝木がすきだったの?それと、漫画を書くことが夢である設定を、観た人に、どれだけ大変な気持ちがしらせたかっただけ?
大好きな人を、殺すことを目的とする理由が漫画が好きなことを、人に言えない?それだけ?えっ!! Σ(~∀~;; )

このセカンドシーズンの物語は、「なでこメドゥーサ」と「ひたぎエンド」は、あってほしくないと思った。最低だと個人的には思ってます。物語の順番てきにも。

途中から違和感があったけど、「つばさタイガー」で、委員長を助けた阿良々木の服がやぶれてぎりぎりでまにあった理由を観たかった。それも描かれてない。伏線の電話だけちょっとフォローしただけ?ぎりぎりの設定にしたならその理由が。。。

とても残念だった。
不満を書くのは、期待してた分の反動が大きかったということです。
{/netabare}

投稿 : 2015/01/02
閲覧 : 276
サンキュー:

16

ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

撫子さんの趣味が!

いや~、緊張感のある話でした。これまでのシリーズを観てきたからこそ、それぞれのキャラの起源や掘り下げが実に興味深く、引き込まれました。

{netabare} 撫子さんが凶悪なキャラとなり、貝木との最終決戦は実に見ごたえがあった。まさか撫子さんがクローゼットに自作漫画を隠していたとは!(笑)他人とは思えませんでした。{/netabare}

恋物語のOP木枯らしセンチメント。90年代初頭のやすっちいポップアートがツボで笑えました。カラオケでディエットしたいっすね。

投稿 : 2015/01/01
閲覧 : 226
サンキュー:

13

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

完全に流れが変わりました。

西尾維新によるライトノベルシリーズを原作とする作品

で、猫物語(白)、傾物語、囮物語、鬼物語、恋物語

の五つで構成されていて全23話+総集編3話です。原作未読。


これまでの物語シリーズはアニメが放送された順に徐々に

好きになっていった感じだったのですが

これはそれをさらに上回っていました。

(つまりは結局新しく出た順にっていう法則みたいなのに

沿っているだけです)

たぶんそれまでの謎で分かってきたこととさらに張られた

伏線がいいバランスだったのだろうと思います。


それに今回は阿良々木暦ではない人物が思ったよりいい所に

出てきていて、様々に活躍するキャラがいろいろな所で目立って

いたという感じでした。


個人的には特にまよいキョンシーの話やひたぎエンドの話が

面白かったです。(というよりも良かったという感じかも)


シャフトの独特な雰囲気(たぶんこの作品での)はやっぱり

苦手かなという感じでしたが、やっぱり話が良かったので

今までよりさらに良かったと感じることができたのだと思います。


付け加えでひたぎエンドのOPだったと思いますが

あれを一番最初に見たときはあまりの衝撃に吹いてしまいました。

なんだあの昭和感の漂う感じは(笑)


全体としてさらに面白くなった感じでした。

ニコ生の憑物語のTS期限が切れる前までに花物語を見て

しまいたいと思います。(最後がどうでもいい感じになってしまったw)

◆個人的点数評価 78.706点

投稿 : 2015/01/01
閲覧 : 351
サンキュー:

59

ネタバレ

arca さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

安定したおもしろさ

原作を化から全部読みなおしてからアニメ見ています。


つばさタイガー
{netabare}
個人的にはかなり好きなお話です。
その一番の原因は、羽川が大きく成長するお話だからだと思います。

今回のお話で、負も受け入れるようになり、そして、失恋もできた。
人物になることが出来た羽川におめでとうと素直に言いたいです。

そして、ブラック羽川ちゃんがホントにいい子です。
自分に勝ち目がないのに、主人のために頑張って、苛虎と闘うシーンは感動しました。

あと、最後のただいま(´;ω;`)

ホント可愛いはいい子だわで大好きです(*´ω`*)
(羽川とブラック羽川を別物として見てます。物語中はそうだったし、いいよね?)

てか、阿良々木くんかっけえええええ
いつからそんなかっこよくなってしまったん?ww

今回のお話と並行して阿良々木くんはどっかで闘ってたみたいですが、これはこの先明らかになるでしょう。
(私もどこで闘ってたかは忘れています)

さて、傾原作→傾アニメという流れに戻りましょう。
ではでは
{/netabare}

まよいキョンシー

{netabare}
4話構成でした。
印象としては話の切りどころが上手で、次回が楽しみになるように出来てるなーと!

1点だけ。
忍野の手紙の部分は感動するところだから、感動できるようにゆっくりめの演出をしたほうがよかったと個人的には思いました。
{/netabare}

なでこメデューサ
{netabare}
撫子が神さまになるお話。
恋物語の前おきみたいなのと、全体が鬱ストーリーだからか単調的でイマイチおもしろさにかけたかも・・

初めて原作読んだ時はインパクト大きかったけど、もう原作入れたら4周目だしね(・・;)
{/netabare}

しのぶタイム
{netabare}

これやっぱ真宵に全部もっていかれてるよなー
いや、真宵とのお別れシーンがよすぎるんだよ(´;ω;`)

最後の扇のラスボス感やばいな・・・

あと、18話の忍の400年前についての語りはもう少し映像動かして面白くしたほうがいいんじゃないかなと個人的に思った。
{/netabare}

ひたぎエンド
{netabare}
貝木かっこよすぎんよ…
YESだ!のシーン好きすぎる!
opも斬新。

そして、最後の最後に阿良々木くん登場。なんだこのモブ感

撫子かわいい。
漫画家になりたいことがばれたときの表情たまらん。

扇はラスボス確定でいいよね?
{/netabare}

投稿 : 2014/12/31
閲覧 : 275
サンキュー:

13

ネタバレ

緑の先駆者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最終回の撫子のセリフ、不覚にも涙がこぼれた

全編を通じて、忍(主人公の暦くんと繋がっている怪異)の存在感抜群。
ただの可愛い、ミスドー好きの金髪の女の子かと思いきや、まだまだ、怪異としての能力発揮、タイムトリップまでできてしまう。

{netabare}
この作品で一番涙したのが、最終回の撫子のセリフ。「マンガ家で神様って呼ばれた人もいたよね」というところ。ブラック・ジャックや、アトムが走馬灯のように駆け巡って、知らないうちに涙を流していました。そこかよ、と思われるかもしれないけど、手塚治虫世代としては、心の底から湧き出てくる思いを止められなかった。もう、手塚先生の新作は読めないんだよね。

貝木、死なないで~、と最終回で全力で叫ぶ。この終わり方、卑怯じゃないですか。
{/netabare}
詐欺師なのに、かっこよすぎる。

投稿 : 2014/12/29
閲覧 : 176
サンキュー:

14

ネタバレ

ともともも さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

このレビューを

書き忘れてたー

一期の方が面白かったが

物語シリーズはおもしろい

投稿 : 2014/12/29
閲覧 : 157
サンキュー:

3

ふの人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

それぞれ分けて

・猫物語
フラットなデザインとモーショングラフィックス。蒼が美しいオープニング。

しかし前半は本当にガハラさん喋り捲りっすよね。
というお互いかかなりバカなキャラクターになったというか、
どちらも心の壁が無くなった感じで、更生の結果って凄まじい。

味覚の話は直接彼女の生い立ちに直結しているのだろうか、
固定された着地点がない生き方をしてきた翼をよく表した設定だと思う。

野性を逸脱した自ら生み出した嫉妬の心=苛虎を取り込んだ翼、
すべてを受け入れることで、真っ白で無くなってしまった事で、
ようやく人らしくなれた気がしました。


・傾物語
騙し絵がモチーフのOP、迷いに似合っていると同時に
絶望先生を想起させますね。90年代の雰囲気を感じる曲。

暦にしても忍にしてもド変態かましてるだけのようで、
そうでないようで、やっぱりそう。ただの金髪幼女連れまわし事案。

本当は必要の無かった、なにも手を入れる事のなかった世界。
だけど、生きていても死んでいても八九寺は暦に助けられていたという、
そのことを確かめるだけの、ただただ、他愛もない傾奇者達のお話でした。

後半のコンテはJAniCA理事の笹木さんが担当だったんだけど、
カッコよくもどこか丸っこい忍の描き方、とってもが印象的でしたね。


・囮物語
色を失った心の、運命を語るオープニング。
白蛇は、色が無い。

暦を想うあまり、そして貝木によってもたらされた環境の変化、
そして強いものに巻かれ、自らの運命と境遇から目をそらし続けた結果、
追い込まれていく撫子の姿と反比例するような、飄々としたナレーション。

上辺で自らを否定しつつも、内面では自らの絶対的な正当性を主張する、
まだ大人になり切れない撫子は、まさに思春期のそれであり、
業界でいうところの所謂「ヤンデレ」というものとは一線ズレた、
歪んだ愛のその奥にある心情を表しているように思えるのでした。

撫子ちゃん、それじゃ神様にも呆れられちゃうよね。

ざーさんのニワトリみたいな声、ほんと素晴らしかったです。
現場がどんな状況だったのか凄く見てみたかった。


・鬼物語
真宵マイマイからの疑問点、地縛霊が浮遊霊に代わって存在し続けられるのか、
という疑問の答えが出ました。怪異の世にもルールというものがあるんですね。

逸脱したら消されてしまう、つまり「くらやみ」に飲み込まれてしまう。
そういう意味ではキスショットが飲み込まれる理由にはなんとなく分かるんだけど、
キスショットを神と崇めていた400年前の人間たちが「くらやみ」に飲み込まれた事の
説明にはならないなぁと。神を崇めるという事自体を、自らを欺いていると判断したのだろうか?

幼女と童女と少女の3人の唇を奪い、奪われた暦は全体を通してもトップクラスでサイテーかつ、
サイコーにクールでしたね。男はやはり、大人になれないものです。


・恋物語
視聴者を巻き込んだ心理戦、見事完敗でした。

貝木さん、騙しているようで結局騙さなかったよね。
嘘はついたけど最終的には貝木の心情をそのまま投げかけてた。

というのも嘘で詐欺の一番の被害者は視聴者だったんだなぁ、と。
貝木は撫子を必ず騙す、そういう風に終わるだろうって絶対思い込んでいたし、
何よりラストシーンへの伏線があんなに強烈に張られていたことに気が付かなかったなんで。
ひたぎからの仕事依頼に対し、推考と自問を繰り返しするあたり、
心の内というか人間性らしいものが見え隠れしててとんでもないツンデレでしたわ。

それにしてもOPのあの感じ、わたせせいぞうっぽいそれといい
脈略なさ過ぎて笑ってしまった。よくできてるなぁ。

#22は自分も設定に参加したので(クレジット無いけど)
なかなか感慨深いものがありました。#22以外でも自分が撮影した背景があちこちに
使われていたので凄くいい経験になりました。

投稿 : 2014/12/24
閲覧 : 230
サンキュー:

6

ネタバレ

鈍物語 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ヒロイン達の物語

化物語は阿良々木暦とヒロイン
偽物語は炎姉妹
猫物語は羽川翼
傾物語は八九寺真宵
鬼物語は忍野忍
囮物語は千石撫子
恋物語は戦場ヶ原ひたぎ
の物語と言える
化物語は暦とそのヒロイン達の紹介
今回は、ヒロイン達が主体となっている

猫物語
{netabare}羽川はストレスの権化である苛虎を受け入れ髪が縞柄に
白虎のせいっていうよりストレスで白髪になるということでしょうね{/netabare}
傾物語
{netabare}ロリ羽川、ショタ暦、21歳の真宵ちゃんが観れます
暦の変態性が暴走、忍のショタ属性開眼。
今後、軽薄な専門家、暴力陰陽師、天下一の詐欺師のタッグは見れるのか?ここは注目{/netabare}
鬼物語
{netabare}ほぼ、浮世絵回。賛否両論だが過去の話ですよという暗示だと思う
暦が斧乃木余接と忍とのキス モテモテ暦です
照れてる忍の可愛さがもう・・・{/netabare}
囮物語
{netabare}撫子の本性が暴かれる回。朽縄は撫子の本性なんでしょうね
上田燿司のファンからしたら物語に上田さんキターーって小躍り
蛇神撫子と暦オールスターの対決観たかったなぁ 
{/netabare}
恋物語
{netabare}撫子に殺害予告されたひたぎが暦の為に頑張る回
ひたぎと貝木ファンの俺にとって最高の回
背景だったり色使いが特殊に感じた
猫物語(白)で泣き顔のひたぎは見れますがこの回の涙は
心の底からの涙。安心して泣いたひたぎの顔は凄くグッと来た
まさか撫子が漫画家目指すとは 貝木からの云十万のお年玉羨ましい・・・
OPもまさかのひたぎと貝木のデュエット
結構、癖になる良い曲ですね
白金ディスコとタメを張れると思います
{/netabare}
個人的なエピソードランキング
恋物語、囮物語、傾物語、鬼物語、猫物語
猫に関しては黒もありますし ちょっと過多ですね

投稿 : 2014/12/22
閲覧 : 208
サンキュー:

8

ストン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シリーズ4番目の位置付け。 八九寺と忍のロリ二人がヒロインか?w

シリーズ4作目というか、4番目に観るべきもの。

つばさタイガー
まよいキョンシー
なでこメドゥーサ
しのぶタイム
ひたぎエンド

が収録されています。

このセカンドシーズンから、
ヒロイン達の髪型や人間関係が変化しています。
羽川さんとガハラさんの関係が若干百合っぽくなってきて、
それならするがを混ぜてやってくれよと思ってしまいますw

このシーズンで、八九寺真宵と千石撫子がヒロイン脱落(?)してしまいます。
なんとなく、このあたりから、
「化物語の設定がずっとダラダラ続いたらいいのになぁ」
という私の淡い期待が崩れました。

なんとなく、時間は進んでいくのだなぁ、と思わされたシーズンでした。

それでも、観終わって後味の悪いものではないです。

なでこファンにはちょっとキツイかもしれませんが。。。

でもさ、ガハラさんは最初のツンデレから、完全にデレになってるので、
その部分だけは納得がいかない。

投稿 : 2014/12/21
閲覧 : 294
サンキュー:

9

ネタバレ

纏花 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

来たよ第2弾w

お待ちかねの第2弾!

期待していた内容を上回るもののあれば、それって2番煎じじゃね?
って思う内容も正直あったよw

でも嫌いじゃない!むしろ好き♪


個人的には切ないけれど傾物語が1番いい(*^。^*)

投稿 : 2014/12/14
閲覧 : 177
サンキュー:

4

ネタバレ

しかchan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

真実を知りたければ、まず嘘を知れ

21世紀初頭の日本の田舎町を舞台に主人公である高校生の阿良々木暦が「怪異」と関わった少女達と出会い、その「怪異」にまつわる事件を解決していく物語を描いた作品である。

【良い】

・ハーレム構造
本作に限ったことではないが、よくあるハーレムアニメのように女性キャラクターが一気に揃ったり、既出の女性キャラクターをろくに描かないで次々と新しい女性キャラクターを出すことはせず、一人ひとりの話を丁寧に描いていたのは高評価である。

・欠点を上手く利用
阿良々木の行動やなでこメドゥーサの後味の悪さ、千石撫子のあざとさ等の視聴者が作品の悪い点として捉えかねない部分があるが、話を重ねて後、それらを浮上させて本題に絡ませる手法は素晴らしい。

・キャラクターの描き方
表面上は刹那的な会話を繰り返し、薄っぺらいとも思われる本作のキャラクター達だが、見続けていくにつれて深さ(他面)を見せる。
時間をかけて様々なキャラクター達の個性が描かれていき、今まで絡まなかったキャラクター同士が絡むというだけでどのような化学反応が起きるのだろうと考えることができる。
{netabare} 特に、本作での阿良々木の描き方は面白い。
『猫物語(白)』では「ヒーローは遅れてやってくる」というヒーロー像で安心感を与えてくれる阿良々木だが、『恋物語』では自分勝手な正義が恋人である戦場ヶ原ひたぎを悩ませて貝木泥舟の懸念材料となる。
「遅れてやってきたヒーロー」は貝木の目線で観る視聴者にとっては無知な未熟者にさえ映る。
この『物語シリーズセカンドシーズン』では最初と最後で阿良々木の描き方をガラリと変えている。
これは次作以降も非常に楽しみになってくる。{/netabare}

【悪い】

・総集編
1クールも終えていないのに総集編を挟むのはどうかと思う。

【総評】

過去作の積み重ねがあったからこそ、今作を楽しめたと感じた。

投稿 : 2014/11/29
閲覧 : 325
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22

9mmpara さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

正直原作のほうがいい

原作を本当にお勧めします。
原作は本当に言葉遊びが多く国語力のup
またアニメではとばされてる部分が非常に多い
これらのり理由があげられます。





最後に傷物はやくやって

最後に傷物はやくやって

最後に傷物はやくやって

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投稿 : 2014/11/24
閲覧 : 298
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1

ネタバレ

ミサキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

化物語のキャラのスピンオフ的なアニメだと思うのだが・・・。

スピンオフという言葉は最近よく使います。
とても便利な言葉ですねw
主人公があまりでていなければスピンオフでいいじゃないという感覚ですw

さて、このセカンドシーズンは5つの物語に分かれています。
それぞれのキャラの名前がタイトルとしてついていますが、ちょっと微妙な感じもしましたね。

それに知らないキャラもいましたし・・・見逃したのか?と思いましたが、違うようですね。
最後は衝撃的な展開で終わるので、まだ続きそうな予感もしますねw
まだ花物語を見ていないので、何とも言えませんがw


個人的には恋物語が一番好きかもしれませんね。
主人公がほとんど出てこないですけどw

まよいキョンシーのおとなバージョン八九寺真宵ちゃんも可愛かったですね。

原作を読んでいないと分からない部分が多くあったような気がしますけど、全体的には満足いく内容でした。

投稿 : 2014/11/22
閲覧 : 243
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24

ネタバレ

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良くも悪くもシャフト

相変わらず紙芝居みたいなアニメ。
別に悪いわけではなくそういう演出もあるかなとおもう。

あららきさんを囲むキャラがみんな魅力的です。

どこから見はじめても大丈夫な感じになってるんじゃないのでしょうか。

でも、1期から見てほしい。

投稿 : 2014/11/19
閲覧 : 227
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4

ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春を、すべて見るまで終われない。

制作はシャフトで原作はライトノベルです。
ジャンルは萌え・怪異ファンタジーです。
「化物語」の二期作品になります。


前作「化物語」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/485010/


物語は5部構成になっています。
「猫物語」(全5話):羽川翼が主人公。猫と虎の物語。
「傾物語」(全4話):八九寺真宵が主人公。ゾンビでSFな物語。
「囮物語」(全4話):千石撫子が主人公。蛇と狂気の物語。
「鬼物語」(全4話):忍野忍が主人公。暗闇と無秩序の物語。
「恋物語」(全6話):戦場ヶ原ひたぎが主人公。偽物と本物の物語。


本当は神原駿河が主人公の「花物語」もあるようですが、レギュラー放送では5つのようです。
なんかヒロインの髪型がいろいろ変わりますねw
個人的には羽川さんはショートの方が好き。
一期は割と適当に書いたので、長文になりますが一つ一つちゃんと感想書きますね。
10点満点で満足度もつけておくので、見るときには参考にしてもらえれば幸い。
ネタバレはありませんが、スッキリ見せるためにタグで隠します。(「囮」はタグの中にネタバレしているタグあり)



「猫物語」(満足度:1点)
{netabare}これが微妙すぎて視聴を断念した人が多そうw
正直5話も使ってやるような内容ではなかった。
2話でもやる気になれば終われそうw
ちなみに私もこれを見て、一度視聴をやめましたw

本シリーズの中でぶっちぎりに聖人君子なヒロインである羽川翼。
彼女は複雑な家庭環境にありまして、いろいろ大変なのです。
彼女はいったい何になりたいのか?

後に重要人物となる臥煙伊豆湖(がえんいずこ)とエピソードの顔出しもあります。{/netabare}



「傾物語」(満足度:7点)
{netabare}これはとりあえず八九寺がメインですが、忍がヒロインでしょうか。
一回見るのをやめて「囮物語」が面白いと風のうわさで聞き、見始めた次第です。
これはかなり超展開気味ですがテンポは非常によく、なかなか面白かったと思います。
これのおかげで本作を最後まで見る気になりましたw

11年前に亡くなった八九寺真宵。
夏休みの宿題をやるために阿良々木暦が忍野忍の力でタイムスリップをした先は、ちょうど11年前。
彼はその11年前の世界で八九寺を救うのですが…。

「傾き」という言葉の意味にやられました。
でもこの物語は本筋とあんまり関係ないような気がしないでもない。
あ、でも最重要人物になりそうな忍野扇(おしのおうぎ)の顔見せがありました。{/netabare}



「囮物語」(満足度:9点)
{netabare}本シリーズで多分一番人気のあるヒロイン、千石撫子のメイン回。
これが面白いと聞いて視聴再開したのは前述済み。

いつも前髪で顔を隠す、気弱な女の子の千石撫子。
彼女はかつての所業から白い蛇に取りつかれる。
彼女は蛇のご神体を探すために奔走することになる。

これは文句なく面白かったです。
心情描写はこれが一番丁寧だったように感じます。
ちょっと撫子に対する周りの当たり方が強すぎるような気がしましたけどねw
不気味に扇が暗躍しています。
個人的には3話の{netabare}撫子がキレるシーン{/netabare}が最高。
ありがとうございますw{/netabare}



「鬼物語」(満足度:5点)
{netabare}これはとりあえず忍がメインですが、実質八九寺がヒロインでしょうか。
あまり多くを語られてこなかった忍野忍についてのお話。
これは説明が多く、軽妙な会話劇があまりなく、動きもないためにちょっと退屈に感じるかも。

最強の怪異、キスショットアセロラオリオン・ハートアンダーブレード。
そんな彼女の昔話。

昔話の際の作画が印象的。
これぞホントの紙芝居です。
また「少女」「幼女」「童女」が勢ぞろいするロリコンホイホイな物語ですw
最後はちょっと感動しました。
扇が怪しい。{/netabare}



「恋物語」(満足度:10点)
{netabare}この作品群で間違いなく一番面白かったと言える出来。
派手さはありませんが会話劇の出来が最上級。
やっぱりメインヒロインはガハラさんだったんや!

命の危機に瀕する戦場ヶ原ひたぎはかつて自分を騙した詐欺師である貝木泥舟にとある依頼をする。
「ある人物を騙してほしいの…」

全6話ですが毎回楽しみでしょうがなかったです。
貝木と戦場ヶ原の会話が面白すぎる。
シャフト演出の妙技というよりは、貝木の傑物っぷりが出されていたのが良かったですね。
とりあえずいったん話は〆ましたが、どうなるのか楽しみ。
やっぱり扇が怖い。
最後は「電波的な彼女 幸福ゲーム」をちょっと思い出しました。
抱いた感想は全くの別物ですけれどねw{/netabare}



総括して、正直なところ全部見なくても話はつながると思います。
時間を割きたくない人は「囮物語」「恋物語」だけ見ておけば良いかと思います。
「猫物語」だけで挫折するのはもったいないような気がします。
声優陣もなんだかさらに豪華になっていましたね。
扇の中の人が私得。

投稿 : 2014/11/13
閲覧 : 414
サンキュー:

54

ネタバレ

fluid さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゴーストバスターがイケメンでした(笑)

化物語では女の子達との出会い、
偽物語では本物とは何か?
猫物語では人の表裏が語られ、
今回はその続編、成長や別れ、片思いの物語。

このアニメはホント奥が深いです。
一度見ただけでは把握できないですし、しかも理解すると全然ちがったドラマが見えてくるところが素晴らしい。
人間観察ほど面白い娯楽はこの世には無い、まるでパズルを解くような楽しみ、そんな言葉が良く似合うアニメでした。

■猫物語(白) つばさタイガー
委員長ちゃんが「自分で勝手に助かるだけ」なお話。
{netabare}
あらら?何か物足りないと思ったら、、あららぎ君不在というビックリ展開(笑)
完璧な良い子でいることが唯一の解決策だと勘違いし、周囲に劣等感や気持ち悪さを与えていた委員長ちゃんでしたけど、
今回はいよいよ周囲の認識を自覚していくストーリー!

ブラック羽川のときに委員長ちゃんの問題は解決していたように見えましたけど、よく考えたらストレスが解消されただけで怪異の問題が解消されたわけじゃないんですよね。
前々回、死にかけのあららぎ君が「何の解決にもならないかもしれないけど」と言いながら命をかけてたのはまさにこの事。
せめて一時でも問題が解消されるなら命を捨ててやろうっていうあららぎ君の覚悟はかっこよかったですね。

そして、今回は3回目!
そもそもストレスが溜まるだけでなんで怪異が生まれるのか、その答えはあららぎ君のお母さんが教えてくれました。
「人は嫌なことがあったらどんどん逃げていいんだけど、目をそらしているだけじゃ逃げたことにはならないんだよ。」
「君が現状を良しとしている限り外からは手出しが出来ないんだから。」
深い!!

ふつう親なら逃げるなと言いそうなところを逃げろって言うところがカッコいいですね。悟ってますね。
しかも、「目をそらす」と「逃げる」を普通は一緒に考えてしまいそうですけどしっかり分離してるところがすごい。
こんな親ならあららぎ君みたいな正義マンが生まれるのも納得ですね(笑)
逃げるって悪いことのように錯覚しちゃいますけど、たしかに逃げ道を作れる人の方が人生上手くいくイメージありますよね。

でもそれって完璧であろうとする委員長ちゃんにとっては想像すらしてなかったこと。逃げるなんて絶対に許せなかったこと。
逃げる代わりに目をそらすことで現状を維持していたわけですね・・・(悲)
そして耐え切れなくなった心の一部が切り離され、ストレスは障り猫に、嫉妬は苛虎に!


物語の前半は、ひたぎと絡むことで自分が人とどう違うのか、周囲からどう見られてるのか気付き始める展開。
料理の味付けがおかしかったり、自分の宿泊先が苛虎に襲われているということをひらぎに指摘されるまで気づかなかったり、
回りのことならなんでも知ってるのに自分自身については盲目という事実が発覚(笑)
今まで完璧な良い子を演じきれてるつもりだったのに、実はそうではないという自分に気づき始める委員長ちゃん。

さらに追い打ちで、何でも知っているという謎の女性に遭遇。。
「何でもはしらないつばさちゃん」と言われ、格差を見せつけられちゃいましたね・・・
唯一の生き方を否定されたように感じたんじゃないかな?
今まで苦労して演じてきたものが無に帰す感覚・・・?
さすがにこの辺りから、完璧な良い子でいることがなんか違うんじゃないかな?と感じ始めたみたいです。
というよりは、もともと気付いてたのに弱い自分を受け入れられずに居たのかも?


全ては自分の心の問題ということに気づいて最終決戦!
自分自身を受け入れることで分離していたブラック羽川と意識が統合、そしてこの台詞。
「私は本物じゃなくて人物でありたい」
「美しくなくていい、白くなんてなくていい、私はあなた達と一緒に汚れたい!」
人物を汚れたものと表現するところがカッコいいですね。。。
本来、人間ってすごく弱いもの、もろくて、崩れやすくて、失敗もする。それが人間らしさ。
だからこそ完璧に近づくほど人間らしさが失われ、気持ち悪いとまで言われてしまう・・・委員長ちゃんのように。
人間らしさって何だろう?っていう良く見かけるフレーズに答えてくれてるかのような台詞でした。

だけど猫が虎に勝てるはずも無く・・・ピンチになる委員長ちゃん。
そこにタイミング良く登場したあららぎ君!やけにかっこよかったです。
シリーズ通して一番輝いてた気さえしますね(笑)

切り離した心を取り戻したらどんな自分に変化するのか心配する委員長ちゃんでしたけど、
全部お前だよ、変わってもお前だよと言いながら猫耳が垂れ下がった頭をなでるシーンは感動的でした。
そしてこの台詞、
「こんな風に優しくなでて欲しかった」
張りつめてた心の緊張が一気に解き放たれたような表情をする委員長ちゃん。
今まで弱みを見せられずに、言葉にできずにすれ違ってきた二人が初めて通じ合った瞬間なのかもしれないですね。

善良すぎて気持ち悪いとまで言われていた委員長ちゃんが弱みを見せられる人間らしい人物に変化する展開が素晴らしい物語でした。

{/netabare}

■傾物語 まよいキョンシー
しのぶと一緒に旅をしながら小さい頃の委員長ちゃんや大人になった八九寺に出会えるお話。
最終的に、映画のアイ・アム・レジェンドみたいな世界規模の話になってビックリしました。
シリーズの中で一番迫力がある物語なんじゃないかな?
{netabare}
今回、八九寺メインの話かと思ったらほとんどしのぶ回でしたね。
なかなか登場しないしのぶが沢山見れたのは良かったです。
中学生の大きさになれるとか便利すぎでしょう(笑)
そしてなぜかメガネっ子。委員長ちゃん風?あららぎ君の趣味ですかね(笑)

信号の話は、なるほどなぁと感心。
「世界が赤信号で埋め尽くされたときが最も安全で、青信号で埋め尽くされたときが最も危険という矛盾」
でも冷静に考えたら、自分にとっては危険でも相手にとっては安全という状態の視点を入れ替えただけの話なので矛盾ではないのかな?
青信号で命を落とした八九寺を連想させようとしたんでしょうけど、扇のことですからこの無駄に見えるやりとりに何か仕掛けがありそうですね。


その他面白かったシーン↓

のぶえもん!
たかが時間移動じゃろうが
このタイムトラベルは typeA? typeB?
本人がいるタイプと本人がいないタイプ
高校におけるお前様の立場みたいなもんか
僕はいつだっているよ!(泣)

つるペタ羽川さいこう!
お前様、冷静になれよ
我慢 我慢 我慢 我慢!
なにこの人、怖い
血の涙を流して直立してるよ、こんな高校生がいるなんて
そうだ、ちょっと道を教えてほしいんだけど
→交番
騙された・・・幼女の頃からしっかりしていた羽川だった(笑)

スカートめくり → しまった!ちくしょう、これが歴史の強制力というやつか!
八九寺をつかもうとすると必ず邪魔が入る!
いまのは自業自得としか
なんだか変な人に変態的に追われて焦っていたんです
そうか、変態か、ゆるせないな
まあ、世の中 変な奴はいっぱいいるから気を付けなければいけないな(笑)

{/netabare}

■囮物語 なでこメドゥーサ
なでこが爆発するお話。
{netabare}
女子から見たらなでこはずるい性格?なんでしょうかね。
なでこを質問攻めにする月火ちゃんが怖かった・・・
この子 B型 っぽいなぁと思ってwiki見たら。。。正解!
あの性格にさだこみたいなホラー演出重ねてくるのが面白いですね(笑)
いつもの可愛らしい妹キャラの月火ちゃんはいったいどこへ?Σ

にしても、なでこの前髪パッツンはひどかったですねー(笑)
良かれと思って心を開いてあげたんでしょうけど、、とんでもない展開に・・・

そしてラスボスなでこ登場。
迷いなくあららぎ君をめった刺し、何も感じてないような笑みを浮かべながら、、、狂い方が一番やばいですね。
ブラック羽川なんて比じゃないですね。。
おとなしい子ほどなんとやら。

でもリアル女子って割とこんな感じですよね。
今回は、リアル女の子の裏事情を聞かされてるような気分になる物語でした(笑)

おとなしい子にはたぶん2種類いて、表情と内面が一致していて本心が本当におとなしい子、
次が、おとなしい表情を仮面として使い分けてるタイプ。
なでこは後者ですね、最初から相手なんて眼中にないタイプ。
みかけはどちらも同じだから区別が付かないところがやっかいですね。
しかもなでこの場合、誰に対しても両親に対してすら仮面が24時間体制だから誰もその事実に気づかなかったという、一番やばいタイプ。

貝木でさえ見誤るほどの内側に潜んでいたのは、とても精神年齢の低い子供。
いままで誰とも本気で向き合ってないのですから、精神の成長が遅れるのは当然ですね。
そして、幼い子供ほど残虐性を秘めているというのは言うまでもないでしょう・・・数々の作品で取り上げられてるネタですし。
そういう意味では、本物のラスボスでした(笑)

あと、なでこが怪異について語るシーン、
「怪異にあえば怪異にひかれる」
「怪異を知ることで怪異を信じることになってしまう」
あららぎ君の周りにばかり怪異が集中してるのが不思議でしたけど、あれってやっぱりあららぎ君の影響が大きいみたいですね。
身近なところに吸血鬼なんか居たらそりゃ確かに、なにが起こっても不思議じゃないという気分になりますよね。
そういう意味では、あららぎ君の影響を一番受けてたのがブラック羽川なのかも、事情に一番詳しそうでしたし。
むしろ、元々あの町には怪異を引きつける何かがあって阿良々木君たちが巻き込まれた、という見方が正しいかも?

怪異を実際に知ってるから、他の怪異談も信じやすくなり、新しい怪異が生まれる。
その怪異が目撃されてまた怪異が生まれて。。。。連鎖反応?(笑)

{/netabare}

■鬼物語 しのぶタイム
あららぎ君が女の子を誘拐しているように見えなくもないお話。
{netabare}
正体不明の暗闇に追われてるのに、、、
気絶した八九寺を抱える動作に胸タッチ&スカートめくり工程を組み込んでくるなんて、さすが阿良々木さん!(笑)

今回は、いつにも増してセクハラしまくる鬼いちゃん。
これがあの有名なつり橋効果!?
ピンチになると子孫を残そうとする本能が働くという・・・
いいえ、これがデフォルトです!

八九寺「触覚が折れました」
触覚だったんですね、あれ(笑)

「八九寺が寝てるってことは、何をしても良いってことだよな」
一般常識みたいな表情で言うところがすごいですね(笑)

{/netabare}

■恋物語 ひたぎエンド
ゴーストバスター貝木が主役のお話。
{netabare}
偽物語のときから、あれ?貝木って嫌な奴だけど実は良い人なんじゃない?とは感じてましたけど、、
今回の貝木はめちゃくちゃカッコいい!

あれだけ恨んでた詐欺師にまた依頼しなければいけないひたぎの心中はいったい・・・

前回、子供のようにあしらわれて勝ち逃げされたからでしょうか? 一泡吹かせようと鼻メガネで待ち受けるひたぎ。
それを見て敗北感にとらわれてしまった貝木がアロハシャツで登場。
二人とも無表情だからセットで並ぶと何とも言えない空気に(笑)
アロハシャツは忍野のマネかな?
緊張感で笑わずにはいられない人の心理を上手く付いてるシーンですね。

そんな二人が登場する古い青春ドラマみたいなオープニングもかなり笑わせてもらいました(笑)
そもそも、あの髪型は反則ですよね(笑)色白・無表情のツインヘッド、、、
後半、貝木も歌いだして二人でハモってるし、というかあのOPに【恋物語】のテロップは面白すぎでしょう(笑)


命を救って欲しいというひたぎの依頼を受けるかどうか自問自答するシーンは輝いてました。
どう考えても助ける理由が見当たらない。
何の得も無いどころか依頼を受けることが損にしかならない。
そこで最後の問いかけ、臥煙先輩の姉の忘れ形見=するがのためなら?

「神原駿河のためならにっくき戦場ヶ原と阿良々木を助け、千石撫子を騙すことが俺にはできるだろうか?」
そして迷いが一切無い何かを決意するような表情でこの一言。
「イエスだ!」
すがすがしいまでの悪人キャラが誰かのために本気になれるなんて、そこにどんな思いが込められているのか、、
本気顔のイエスには思わず感動してしまい、不覚にも涙腺がちょっとゆるんでしまいました。
このシーンはホントに素晴らしすぎて、あらら?ひょっとしたら主役のあららぎ君よりもカッコいいんじゃないのこの人?と思わせられるくらいでした。

するがの家の前に居るあららぎ君を見かけたことがあるだけなのに、するがと二人の関係性も分からないのに、
知人の知人の知人、、、果てしなく無関係に等しい繋がりなのに、
ましてや、騙した相手が自殺しても何とも感じないような人がです、
どうしてあんな本気顔になれるのか?貝木の生きざまから目が離せないですね。


結局のところ、貝木はひたぎのことが好きでその恋人あららぎ君のことが嫌いってことなんでしょうね。
初めて出会ったとき阿良々木君のことを好青年と言ってたのに、ひたぎと付き合ってるのを知ってからなぜか嫌悪してますしね。
阿良々木君が直接貝木を邪魔したこともないですし、あの嫌われっぷりには何かあるんじゃないかと考えざるを得ないですね。

2年前の詐欺も全てひたぎのためだったのに、感謝されるどころか恨まれてしまうという実はとても残念な人。
ばれると恥ずかしいからその勘違いに合わせて悪ぶった態度を通してるっていう。

そういう視点で偽物語からもう一度見直すとかなり面白いのでお勧めです。
助けたつもりが恨まれ、ひたぎの近くにいることがマイナスにしかならないと分かり自ら立ち去ったのに、久々に出会った彼女は自分の知らないところで勝手に助かったようなすっきりした雰囲気・・・
いったい彼女に何があったのか?
そこへ彼氏のあららぎ君登場!
そうかお前が・・・
自分がしてやったことが無に帰す感じ、おいしいところだけ持ってかれたような、さぞ腹立たしい気分になったことでしょう・・・

ひたぎがあららぎ君と付き合ってるって知ったとき、あの無表情が珍しくビックリ顔になったり、
わざわざ飛行機でひたぎに会いに来たり、
ひたぎの依頼を受けるための理由付けを必死にひねり出したり、

冷静に見ると、貝木の性格なら絶対にこんな行動とらないでしょっていうシーンが結構あるんですよね。
そして毎回その行動に別の理由付けをする。
誰が聞いてるわけでもないのに自分自身に対して(笑)

金のために自分のために生きてるように見えて実は残念な人、そして、ちょっと正義マンかもしれない?みたいな見かたをするとかなり面白い。
なでこに対しても親身になってる感じありましたし、
スズメバチのときも呪いをかけられた被害者にとっては悪人でしたけど、恨みを晴らすことが出来た依頼人たちにとっては善人なんですよね。
例えるなら、殺人犯が悪いのに、殺人犯が使用した武器を作った人まで逆恨みするような状態に近いかも?
それでも武器(おまじない)を広めて良いかどうかという倫理観の問題が残りますけど、
それを言ったら公的に認められてるとはいえ軍隊(自衛隊)とかも同じことのような気がしてきますし。
偽物語の時は意図的に悪人に見えるような視点ばかり取り上げられてたってことなんでしょう、今回の善人に見える物語の伏線として。

「俺のような仕事をなりわいとしているような者には、人の気持ちが一番大切なんだ」
と語る貝木、実は依頼人に対してはかなり誠実なんですよね。
そう考えると、委員長ちゃんとは正反対のキャラクターだったような気がしますね。
良い子を完璧に演じることしか頭になく、相手の気持ちなんて実は考えずに人助けをしていた昔の委員長ちゃん。
わざと悪人を演じつつも、依頼人の気持ちを深く読み取り願いをかなえようとする貝木。

そもそも忍野たちと一緒に過ごしてた人が悪人だとは思えないんですよね。
まだまだ見えてないだけで、実は忍野のように人を助けながら街を転々としてるだけなのかもしれない?
って考えるとちょっと面白いですね。
忍野と違って自分が良い人だと思われるのを極端に嫌ってるみたいですけど(笑)ツンデレ?

{/netabare}


▲ファーストシーズン
2009.07 → 15話 【化物語】
2012.01 → 11話 【偽物語】
2012.12 → 4話 【猫物語(黒)】
▲セカンドシーズン
2013.07 → 26話 【猫物語(白)→傾物語→囮物語→鬼物語→恋物語】
2014.08 → 5話 【花物語】
▲ファイナルシーズン
▲ネクストシーズン
▲劇場アニメ【傷物語】※主人公のエピソード → {netabare}こよみが吸血鬼になったストーリー。2012年公開予定だったのに延期され、現在は未定。{/netabare}

投稿 : 2014/11/08
閲覧 : 588
サンキュー:

30

わかばん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

恋物語は群を抜いて面白い

相変わらずのシャフト演出に段々飽きてきて、
鬼物語あたりからもういいよって気分でしたが、
恋物語が予想以上に面白くて何とか挽回した感じでした。

まずOPに笑っちゃいました。
なんなんでしょうか、あの80年代調のむず痒い感触は。
キミとなでっこ!のくだりも面白かったです。

むしろ恋物語がなければセカンドシーズンはつまらなかったです。
貝木さんかっこいいですね。最後どうなったんでしょう。
続きが気になります。

投稿 : 2014/11/04
閲覧 : 487
サンキュー:

8

rzv500 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作読むかなぁ~。。。

とうとう観終わってしまった。。。。。っって感じです。本音で言うと貝木さんイイですね。近年稀にみるナイスキャラですよ。昔からああいうキャラが好きなんですが。。。それを認めると自分がダメな感じがしてくるなぁ。。。orz

投稿 : 2014/11/04
閲覧 : 243
サンキュー:

5

紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

テレビ紙芝居

化物語から今回でTVシリーズ4作目
しかも偽物語と猫物語(黒)、そして今作物語SSまでわずか1年半と
間隔が短くて、同じ演出が続くと正直飽きて来てしまっている。
化物語のときは斬新な演出だと思ったが毎回、同じっ様な構図の決め顔
で台詞をまわしても「またか」位の感想しかありません。
各シリーズの間隔を2年くらい空けた方が良かったのではないのかと思う。

作画は人物や一部の背景など凝って書いてあるものと、そうでない所の
ギャップが大きい、アニメーション自体もほとんど動かず、背景のみで
話しをまわしていく演出は手抜きなのかと思うほどで、ドラマCDに
イメージ画が付いているだけのような仕上がり具合が残念。

シャフトが動画製作を苦手なのか人手がないのかわからないが
最近シャフト製作の動画は違和感がすさまじいと思う。
まぁ「富士山事故」などを起こした会社だからしょうがないと言えば
しょうがないのだが、ただ新しい演出方法や作画などに挑戦しているので
その辺は評価できるけど・・・
あと2クールの枠を取っておいて3回も総編集が入ったのも手抜きなのかな?
1話で済む様な事を3回に分けるなんてどう解釈すれば良いのか。

以前どこかの掲示板で
「このシリーズは、新房昭之監督とシャフト製作だから良いんだ」
みたいな信者の書き込みを見たが、私的には別の制作会社で他の監督を起用
したこのシリーズ作品を見てみたい、劇場版傷物語の製作も遅れているよう
だし。

ストーリーの出来はいいので上記のことが気にならない方には結構お勧めかな
特に恋物語は尺を取った分、良い出来のシナリオとストーリーでした。

            余談

恋物語OPは洒落なのかな?だとしたらまだまだ私は修行が足りんな(笑)

投稿 : 2014/11/01
閲覧 : 271
サンキュー:

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<物語シリーズ>セカンドシーズンのストーリー・あらすじ

とある田舎町の男子高校生・阿良々木暦は、街に現れた瀕死の女吸血鬼を助けたことがきっかけで、吸血鬼もどきの人間となってしまう。女吸血鬼はその力を封じられたものの、「怪異の王」たる吸血鬼の出現はこの街の霊的エネルギーを乱し、様々な怪異の類が出没するようになる。暦はそうした怪異に憑かれた少女と出会い、彼女たちを助けるうちに人間的に成長していく。(TVアニメ動画『<物語シリーズ>セカンドシーズン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2013年夏アニメ
制作会社
シャフト
公式サイト
www.monogatari-series.com/2ndseason/
主題歌
≪OP≫羽川翼(CV:堀江由衣)『Chocolate insomnia』、八九寺真宵(CV:加藤英美里)『happy bite』、千石撫子(CV:花澤香菜)『もうそう♡えくすぷれす』、戦場ヶ原ひたぎ(CV:斎藤千和)貝木泥舟(CV:三木眞一郎)『木枯らしセンティメント』≪ED≫春奈るな『アイヲウタエ』、河野マリナ『その声を覚えてる』、春奈るな×河野マリナ『snowdrop』

声優・キャラクター

神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、櫻井孝宏、坂本真綾、喜多村英梨、井口裕香、三木眞一郎、阿澄佳奈、根谷美智子

スタッフ

原作:西尾維新『猫物語(白)』『傾物語』『花物語』『囮物語』『鬼物語』『恋物語』(講談社BOX)、キャラクター原案:VOFAN、 総監督:新房昭之、監督:板村智幸、≪<物語>シリーズ セカンドシーズン≫シリーズ構成:東冨耶子/新房昭之、キャラクターデザイン・総作画監督:渡辺明夫、総作画監督:杉山延寛/岩崎たいすけ、美術監督:飯島寿治、色彩設計:滝沢いづみ、ビジュアルエフェクト:酒井基、撮影監督:会津孝幸、編集:松原理恵、音響監督:鶴岡陽太、音楽:神前暁≪花物語≫シリーズ構成:東冨耶子/新房昭之、キャラクターデザイン・総作画監督:渡辺明夫、総作画監督:岩崎たいすけ、美術監督:飯島寿治/内藤健、カラ-デザイン:滝沢いづみ、色彩設計:日比野仁/渡辺康子、ビジュアルエフェクト:酒井基、撮影監督:会津孝幸、編集:松原理恵、音響監督:鶴岡陽太、音楽:羽岡佳

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