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「MONSTERモンスター(TVアニメ動画)」

総合得点
77.5
感想・評価
632
棚に入れた
3492
ランキング
603
★★★★☆ 4.0 (632)
物語
4.3
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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MONSTERの感想・評価はどうでしたか?

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

浦沢サスペンスの極値

アメリカで大手アメコミ出版社MARVELが過去最高の売上だそうだ。映画だけでなくコミックも売り上げを伸ばし、中でも「Ms.マーベル」という日本でも本国でもマイナーな女性ヒーローをアメリカ社会でもとりわけマイノリティである「イスラム教徒」の少女に選び、最大のヒットを飛ばしたらしい。

トランプ政権下で人種問題や格差問題が浮き彫りになったのにも関わらず、コミックの世界ではある意味自社の王道たる「社会的マイノリティ」を主人公に置くその寛容さと多様性にコミックの新しい地平を切り開いている。

さて、ここで浦沢直樹の「モンスター」だが、浦沢さんの特徴といえば人種の特徴を捉え、深い洞察力とともに国際的な日本人が活躍するというバブル期真っ盛り趣向が特徴であり、「YAWARA]や「マスターキートン」はその時代に描かれたイケイケな日本人の姿だった。

時代は変わり、長引く不況と社会不安が蔓延してからは「20世紀少年」や本作「モンスター」のような世の不条理や闇を描くシリアスな路線に変更し、さらに大人向けを突き詰めていったのである。

こういった内容が濃く、ストーリーがしっかりした漫画は「プルートウ」で最高潮に達し、来年には「プルートウ」のアニメ化が決まったらしい。

コミックの新しい地平と言ってもすでに15年以上経ってしまってはいるが、本作ほどサスペンスとしての完成度、多種多様な人物が織り成す人間模様を描いている作品はないと思う。

アメコミは最近絶好調なだけに、日本の漫画にこういった更なる進歩が求められていると思う。

投稿 : 2024/03/27
閲覧 : 1059
サンキュー:

23

ネタバレ

青星アーツ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

明日はきっと良い日になる

 1990年代のドイツなどを舞台に、少年ヨハンを救った天才脳外科医ドクターテンマと、その後連続する事件に関わるヨハンを追った話で、先が気になる物語運びでした。サスペンスや人間ドラマの作りが巧みに感じられましたが、最後の話に至るまで盛り上がりや緊張を欠くことがなく、物語を追うことができました。

 ヨハンはどうやって生み出されたのかといったことはわかりやすく明かされていないと思います。彼はなにかしらの経験から変貌を遂げたのか、もとから常人とは別の見方を持っていた人間なのか、その両方であるのか。また、511キンダーハイムでは何が行われていたのかといったことも気になりますが、最終話でもヨハンがおそらく警察病院から逃げ出して幕を閉じ、描かれない話を想像するようなところがあったと思います。大人な作品だと感じますが、少年漫画らしいくといいますか、最後にはドーンと決着をつけてほしいという願いもありました。

 最後、平等に死を振りまく青年ヨハンを再び手術するテンマ。彼も彼の医者として目覚めた部分をぶらさなかったということなのかとも思います。ヨハンという人物は最後まで計りきれないところがありました。作品は硬派な、人情やドラマの多いものであり、話運びでも驚きがあったと思います。

投稿 : 2023/12/23
閲覧 : 63
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3

オカルトマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

感想

8話で断念。

ストーリーのコンセプトは良かったけど、、、

不満点。
・8話の段階で、敵は完全な殺戮者で、まったく落ち度のない人を殺している。
・主人公は凄腕の医者なのに、助けた殺戮者を探そうとするところが不自然。
普通そんな事しなくても、完璧な人生歩めるのに。
助けたのは医者だからしょうがないじゃん・・・って思うし悪くないのにそこまでします?と思う。

頭脳戦を見たくてAIで検索して出てきたアニメの一つだけど、内容はネットで調べる事にします。
70話以上と長いので・・・

投稿 : 2023/11/23
閲覧 : 85
サンキュー:

0

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

お、浦沢さんの本格サスペンス?面白そー。。。全部観てぐったり。。

浦沢直樹さんは好きです
パイナップルアーミー、マスターキートン、YAWARAなど
何回も原作読み返したり。

こちらも原作持ってましたが、なんかある時期全部売る。
最後の方覚えてない。
ってんで視聴。

冒頭の命の重さ、救ってしまったために多くの命が。
兄が犯人とわかっていて止めるために追う妹。
追いかける狡猾な警部。

っとわくわくでしたが
徐々に飽きる

最後の方の60話くらいから早見
またテンマはけりをつけると銃を構えて他の人助けて終わるのか
またニナはけりをつけなきゃと銃を構えて、発狂して(発狂した理由を言わず)逃すのか。。。

んー既視感

映画がお好きだと思うので
マスターキートンで培ったかどうかは知りませんが、
母親が重病と知り逮捕を見逃す警官や、
逮捕した息子を今でも悔いている定年退職した警官夫婦とか
ジーンとする話はちらほら

しかし。。。
50話過ぎても新キャラや、新キャラのエピソード見せられても。。。
起承転結と綺麗に割り切れないですが、四分の三すぎたらメインキャラで追い詰めたり心理戦とかやってほしかった
エヴァが撃ったにやけ男のくだりとかいるかなぁ

てかハリソンフォード。。いやルンゲ警部とかもっと活躍させればよかったのに、相手になりきって推理するって出産した娘をすっぽかしてカラオケ行ってもりあがらないって、ピエロすぎる。。。



漫画だからとは思わず考えると
・いろんなところに出入りしているヨハンの顔を誰も覚えていない。
・ニナはおそらくヨハンが危険な人物だから犯罪等を止めようとしているのに最後は許したって。。。あの流れだと取り違えたのを許したみたいになってるし。
・街一つ巻き込んだラストの意味がわからないし
(ホッペが住んでるだけではなく、実験に加担した人達が他にもそこでぬくぬく過ごしているならまだわかる気がするが。。。)

・ロベルトの方が銃も使えるし弁護士だしってヨハンより有能なような。。。
・結局ヨハンは人心掌握術などでいろんな人を操っていたと思われるが、どうやったのか?ウィスキー飲ませて飛び降りさせた探偵のとこくらいしか見せてないし。


あと考えすぎですが、女装を準備し、女装して男を誘惑しているヨハンを想うと不憫でした。


------
トータル
出だしすごくワクワクして
たまにはさむショートストーリーはぐっと来たのですが。
結局気が付いてる言い出しっぺのテンマとニナが許すといって犯罪しまくった(おそらく推定無罪でしょうが)ヨハンを許して生きているのがふに落ちず
それだとこの漫画の中で死んでいった人達は何だったんだろうと。。。

永井一郎さんや 小山茉美さんがタップリ聞けたのでそれは良かったかな。小山さんのヤサグレぶりはいいなぁ。。。
もう一度は観ないかなぁ。。。

作画・声優は良かったです。

投稿 : 2023/08/22
閲覧 : 136
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2

赤羽カルマ最強 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

個人的評価 微妙アニメ ※酷評注意

ストーリー 8点 ストーリーは濃厚で話の構成は上手いが殺人描写が苦手、終わり方も中途半端な気がした
作画 12点 古いアニメなのか作画は微妙に感じたことがある
声優 10点 演技はそこそこ
設定 9点 結末の説明が足りない
音楽 14点 OPは良かった
総得点 53点

投稿 : 2023/08/12
閲覧 : 145
サンキュー:

0

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名前のない怪物

 全74話。原作はアニメを見終わった後に最終巻のみ読みました。

 もともと浦沢作品は20世紀少年とプルートウのみ読んでいました。思春期の頃に読んでいたため、それなりに思い入れはあります。ただ本作のMONSTERやマスターキートンなどは読んでいなかったですね。。。

 全部見終わるのに半年ほどかかり、55話あたりからは全部一気に視聴しました。個人的には退屈に感じる話はなく、全話面白かったですね。テンマがヨハンを追うメインストーリーも良いし、その他その街で出会う人たちを描いたサブストーリーも見応えありました。
 僕の好きなキャラはグリマーさんかな。段々感情を取り戻していって、そして彼の最期のシーンは感動的でした。

 最後の展開に関しては賛否両論と聞いて、気持ちもわからなくはないと思いますが、個人的には「アリ」だと思います。再び命をテンマに救われて、母親の話を聞いたその後のヨハンはどのように行動するのか?改心するのか、はたまた再び「モンスター」になるのか、視聴者に委ねる話は僕は好きです。

 漫画も最終巻のみ読みましたが、アニメの作画や雰囲気、曲、声優さんとアニメのクオリティは高かったですね。OP、EDのレトロで神聖な雰囲気が好き。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2023/03/22
閲覧 : 169
サンキュー:

11

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

かいぶつがいた風景

【魅力的に思った点】
・全体通して物語の質が高い
・キャラの生き様が魅力的
・歴史的な背景やメッセージ性がある

【残念に思った点】
・強いて言うなら作画に古臭さを感じる

【総評】
・95点
  これはもう怪作と言わざるを得ませんね。
  全74話と結構な長さですが、1話1話にしっかりとフックが効いていて最初から最後まで余すところなく面白かったです。物語にここまで熱中出来たのは本当に久しぶりで、文句なくお気に入り作品のひとつとなりました。
  含みを残す終わり方なので、そこに関しては引っ掛かる方もいるかもしれませんが、Dr.テンマの物語は綺麗に完結してるので自分は野暮なことは言わなくていいかなと思いますね。
  キャラクターも多層的に描かれており、最初はいけ好かないと思ってたやつにもいつの間にか感情移入してることが多々ありました。特にヨハンはアニメ史に残る悪役と言っていいんじゃないでしょうか。それほどに恐ろしくて悲しくもある神秘的な存在でした。
  少々古臭く感じてしまう面もありますが作品としては一級品だと思うので、アニメ好きにはもちろん、普段アニメを見ない人にもお勧めしたいです。

【こんな人におすすめ】
・サスペンスや人間ドラマが好きな人
・質が高い物語が見たい人
・熱中できるアニメを探してる人
・魅力的な悪役が好きな人

投稿 : 2023/02/26
閲覧 : 121
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2

ネタバレ

Lilac さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

圧巻の一言

圧巻の一言。サスペンスアニメにおける最高傑作と言っても過言ではない。ドイツで天才脳外科医としての評価を受ける日本人Dr.テンマ、そして周囲の人々の人生がある事件を機に大きく変わっていく重厚壮大な物語。ベルリンの壁崩壊後も残る旧東ドイツやチェコスロバキア/社会主義・共産主義の闇をベースに、児童虐待等様々な人道的問題を炙り出す。これが本作における「怪物」とは何か?について、考えさせる重要な鍵にもなっていて非常に高い社会性を持ち、世界史としても多くの学びがあった。浦沢先生の表情で魅せる演出を、アニメで表現出来ていた所も良かった。作者の持ち味を崩さず、丁寧にアニメ化出来ているのが素晴らしい。謎と余韻を残すラストに暫く放心状態が続く作品。

投稿 : 2023/02/17
閲覧 : 194
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7

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サイコサスペンス&ヒューマンドラマの大作

 原作マンガは未読です。ここでは大したスコアは得ていませんがMALの評価が非常に高い作品ですね。このパターンは私にとって「当たり」パターンなので全74話と長いですが気合十分で見てみました(笑
 
 ベルリンの壁崩壊前後のドイツと、逆に分裂した頃のチェコが舞台の作品です。冷戦時代の影響が色濃く残っていて、人間兵器の実験体にされた殺人狂の少年と、偶然少年の命を救ってしまった日本人医師のお話です。この2人以外にも様々なキャラクターが登場し、各々が抱えるドラマを見せながらフィナーレへ集約していく流れはとてもおもしろかったです。細かいところで粗はありますが(いい大人が女装して誰にも気づかれなかったりなど)、時代考証などはしっかりとしていて大人の視聴に耐えられる内容だったと思います。

 たくさん登場するキャラクターたちは皆魅力的です。ほとんどがドイツ人名かチェコ人名なので、慣れていない人は覚えるのが大変かもしれません。でも一人一人しっかり尺をとって描写してあるので感情移入はしやすくなっていると思います。また大人キャラの声優さんたちの演技は本当に素晴らしかったです。

 作画はそこそこです。人物の表情の動きなどは緻密に描写されていて良かったと思います。アクションシーンが結構多いのですが、迫力はあまり感じませんでした。人間対人間が静かに対話しているシーンの方が迫力があったと思います。
 音楽は良かったと思います。ボーカル曲ではありませんが、OPはこの作品の雰囲気をよくあらわしているし作中の絵本をイメージしたEDはほとんどスキップしませんでした。

 人間社会の抱える色々な面を余さず描いた力作だと思います。濃厚な人間ドラマを見たい人にはオススメです。74話はそれほど長くは感じませんでした。

投稿 : 2022/04/24
閲覧 : 205
サンキュー:

3

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2022.4.12

2022.4.12

投稿 : 2022/04/12
閲覧 : 219
サンキュー:

0

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

チェコ抄

原作厨

いつかは!と思いつつ店晒しにしちゃってたよん
皆さんもおありでしょう。私にとって『MONSTER』がそんな作品の一つです。
おおかたスイッチが入るとあっという間なのに、事前に全74話と聞けば腰は重くなります。

一言で“ミステリー巨編”になります。原作はみんな大好き浦沢直樹氏。現代人の基礎教養くらいに思ってますのでどんなお話かは割愛しときます。wiki拾うとこんな感じ↓

引用)
ドイツおよびチェコを舞台としたサスペンス作品。冤罪、猟奇殺人、医療倫理、病院内での権力闘争、家族の在り方(親子愛、兄弟愛)、人間愛、児童虐待、アダルトチルドレン、トラウマ、東西冷戦構造、ベルリンの壁崩壊の以前以後のドイツ社会などをテーマとしている。

てんこ盛り過ぎですね。そのくせお話としてはまとまっているという奇跡的な作品はそうそうお目にかかることはできません。よってボリュームさえ気にしなければGO!かと。というより表裏の話で、1クールで収まりのいいサスペンスもの良さは認めつつ、本作のように長尺で追いかける楽しみを得られる作品は唯一無二くらいで思ってます。
私からは重い腰を上げた“きっかけ”とアニメ作品としての“視聴する意義”の2点だけに留め、内容については特に触れずにしとこうかと思います。


■きっかけ

1.頭脳明晰つながり!?
 {netabare}佐々木望さん東大卒業とのニュースに触れ、出演作見たら“ヨハンリーベルト”とある{/netabare}
2.東欧の虐げられチルドレン
 {netabare}最近観た『ブラックラグーン』の双子の設定でなんとなくオーバーラップ{/netabare}
3.ようつべ
 {netabare}インパルスの往年の名作コントがタイミングよくピックアップされてたり{/netabare}

原作知らん方すみません。しょーもないもんですが立て続けでこれもご縁となりました。


■視聴する意義

“原作準拠”“老優らの置き土産”の2点です。


1.原作準拠
 全18巻分を74話で提供。1巻あたり4.11話分の充分な尺が用意されていました。細かくチェックはしてませんが、無理な短縮やアニオリはありません。
 キャラデザインも原作準拠。配役にも違和感全くなし。原作ファンとしては文句つけようがなかったです。原作そのまんまという印象です。

2.老優らの置き土産
 1990年代後半を舞台に物語は進行します。ただその発端/契機となるのは10~20年前ということになりまして当時の大人たちが壮年や老年期を迎えわんさか登場してくるお話です。もちろん少年は青年になって…と時の流れを感じさせるわけであります。
 そこで大事なのが過去ひと悶着あった現代のご老人たちからにじみ出る深みや凄味を画と音で表現できるか否か。もちろん音部分を担うのが声優さんなんですが“豪華”というのもおこがましいくらいで、“圧巻”と言い換えても大袈裟ではありません。
 冷戦崩壊の震源地“ベルリンの壁”を抱えるドイツにて“東”の負の遺産その当事者たちの苦悩を演じ切られてます。
 2004年時点での老人役だからそれなりに鬼籍入られてる方もいらっしゃいまして、しばらくアニメから離れていて本作が遺作という方もちらほら。2021年11月時点での物故者をご紹介しますがその演技を通じて遺言めいたものを感じ取ることができるような気がしませんか。
 
★主要人物 ※一応隠しておきます
{netabare}・小林勝彦(Dr.シューマン役):テンマが立ち寄った偏狭な村にある診療所の偏屈医者
・永井一郎(Dr.ライヒワイン):序盤から最後まで登場する精神分析医。テンマやニナの理解者
・熊倉一雄(赤ん坊):フランクフルト極右界の大物。フランクフルトトルコ人街焼き討ちの首謀者
・家弓家正(ギュンター・ゲーデリッツ):ニナをエサにヨハンを担ぎ上げようとしたドレスデン大教授
・北村弘一(ヴォルフ将軍):旧東ドイツの元将軍。ヨハンに周囲の人間を次々殺されちゃってました
・田中信夫(ペトル・チャペック):ボナパルタ直属の部下。細身でメガネ。これも東からの亡命者
・野沢那智(フランツ・ボナパルタ / クラウス・ポッペ):いやーもう説明不要の絵本作家さん
・有川博(リヒァルト・ブラウン):私立探偵。酒が理由で辞めたミュンヘン署の元敏腕刑事さん
・大塚周夫(ペドロフ):511元院長。プラハで無認可の孤児院経営してましたよ
・坂口芳貞(カレル・ランケ):大佐。チェコ秘密警察を母体とする闇組織のボスになってました{/netabare}

 たしかな演技力に裏打ちされた唯一無二の“声”を持ってるレジェンドばかり。主要人物の演者さんだけで多くの方が亡くなられております。
 戦友らの回想をベースとした『永遠のゼロ』でも“振り返り”の柱だった夏八木さんが映画公開時点でお亡くなりになられてたりしましたが、否が応でも時の流れの残酷さ/無常を感じさせるのですよ。

そしてwikiにも載らない各話ゲストもたまらない布陣です。
★主要でないけど印象的な方々
{netabare}
・大木民夫(ニナの父/5話他):リーベルトさんじゃなくてフォルトナーさんのほう
・納谷悟朗(盲目の老人/5話):Uボート乗務経験ありのヨハンに英仏語を教えてた爺さん
・有本欽隆(グロス/10話):コソ泥ヘッケルを追い回す借金取り
・有本欽隆(アンナの父/57話):フォルトナーさんじゃなくてリーベルトさんのほう 二役ですね
・渡部猛(探偵/21話):フォルトナー夫妻を殺した元刑事の片割れであるミュラーが雇った探偵
・谷口節(ジーベル/22話):ヨップ夫妻殺しの真犯人(模倣犯)。連続中年夫婦殺人事件の一環と工作
・青野武(ハイトマイヤー/24話):山荘の老人。ハノーファーのとある組織のナンバー2までのぼりつめた
・弥永和子(偽マルゴット/25話):お金持ちシューバルトから金むしり取ってたでっぷり娼婦
・中島聡彦(リントナー父/27話):カール(シューバルト)育ての父
・田の中勇(老人/34話):ベトナム人女医のもぐり診療所待合室にいた老人
・川久保潔(ガルブレヒト院長/40話):グリマー初登場時にいた某孤児院の院長
・杉田郁子(スーク刑事の母/-):プラハ署スーク刑事の母。アルツハイマー進んでましたね
・矢田耕司(ムスタファ/-):チャペックを殺そうとした幼馴染ミランのとこの居候の一人
・たてかべ和也(老人/68話):物語最後の地ルーヘンファイムでアル中や少年にこっそり銃を渡す人{/netabare}

 繰り返します。遺言です。


結局全74話を連休利用してほぼ3日で完走。いやー内容を若干うろ覚えだったとはいえ引き込まれました。超満足!お腹いっぱいです。



※余談

■同世代

たぶんこれもきっかけの一つだと思います。
『ハイスコアガール』の時も感じたんですがほぼ同世代なんですよ。ヨハンとアンナ(ニナ)の双子とね。
同世代の子がこんな過酷の運命を背負わされてるんかー!って謎の一体感もあるし、いい歳したおっさんが回顧がてらにってのもあります。
ブロンド美女学生設定であるアンナさんも40代半ば。同い年アンジェリーナ・ジョリーの現在の御姿をみるにいい歳の取り方してたらいいなぁと彼女の幸せを願わずにはいられません。


■チェコ好き

たぶんこれもきっかけの一つだと思います。
リアルでプラハ訪れた時に“蛙3匹の看板”探したことは内緒。欧州の中でもお気に入りの地の一つです。

{netabare}OP映像に“カレル橋”映ってましたよね!?{/netabare}



視聴時期:2021年11月

-----



2021.11.14 初稿

投稿 : 2022/03/13
閲覧 : 560
サンキュー:

27

Gottz さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おもしろい!

どくたーぺっぱー

投稿 : 2022/02/24
閲覧 : 185
サンキュー:

1

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

我ながら、最近こういう「アニメに関係の薄い雑談レビュー」ばかりだな~(自爆)w

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
浦沢直樹さんの代表作のミステリー漫画が原作。

原作全巻持ってます。よって、途中断念しています(アニメの出来に興味があり、数話観ただけですからね)。

アニメーションの出来としては悪くないと思いますよ。作画とか演出とか音楽とか、そういう部分で「は」文句はないっすよ。

レビューでは、「浦沢直樹さんの作品(漫画)に対する私見」と「アニメや漫画、映画等の表現媒体による金の稼ぎ方」などを、かなり批判的に書いてるので、本作がお好きな方には合わないかもしれませんね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
浦沢直樹さんの漫画は、「YAWARA!」「MASTERキートン」「Happy!」「MONSTER」「20世紀少年」「
PLUTO」と全巻読んでいる。

なんだめっちゃ好きじゃん、となりそうですが、実はそうでもない(笑)

いや、厳密には「めっちゃ好きだった」

「YAWARA!」「MASTERキートン」「Happy!」

までは楽しく、「MONSTER」「20世紀少年」でガッカリ、もう読まないかな、という感じだ。

多くの方が指摘されているので今更なのだが、本当にこの人の作品は、「読んでる最中は最高に面白く」「読み終わると最高にガッカリする」ことが多い。

これをどう評価するか。「盛り上げた方が異常に上手い」とするか、「畳み方が異常に下手」とするか。

いや、個人的には、「畳むつもりがない」を推したい。「20世紀少年」のラストには驚愕したが、(私は)その後に読んだ「MONSTER」で、「常習だったのか」と思った。

これ、漫画だから許されている手法じゃないかと思う。もしくは、ドラマ。つまり、「連載形式」。

アニメ、漫画、小説、映画、ドラマ。

様々な媒体がある中で、どう、お金を回収するか。

アニメは、視聴終了後に円盤やグッズ、イベントなどでお金を落としてもらう必要がある。が、「最終話でガッカリした作品」に、誰がお金を使うだろうか? 「ウマ娘2」が好例で、誰もが感動するラストで、まだこの世界に浸っていたいと思ったから、あれだけゲームに流れたのだろう。お見事としか言いようがない。

映画や小説の場合、「クチコミ」が大事だと思う。「カメラを止めるな!」が好例だと思うけど、初動が鈍くても、その作品を観終えた人が高評価し、SNSでバズったりマスコミが取り上げることでロングランすれば、お金は回収できる。小説なんて、名作認定されれば数十年単位で売れ続ける。

しかし、漫画やドラマは違う。

ドラマの場合、円盤の売上というよりは、スポンサーがどう金を出すか=放送中の視聴率(CMの稼働数)が大事。これは、「あなたの番です」が悪例で、最終回であれだけ(悪い意味で)期待を裏切られても、それまでの2ヶ月半ですでに(CMをたくさん観てもらうという)目的の9割は達成できているわけで。最終話がつまらなくても、まさかスポンサーのイメージが落ちるわけじゃないし、続編は作れなくても、新作の別物つくれば良いわけで。「ヤリ逃げ」がかなり許されてしまう媒体だと思う。

漫画もそう。連載中に盛り上がれば、掲載雑誌は売れ、単行本も売れる。最終回がつまらなくても、まあそれまで単行本を買い続けた読者ならとりあえず最終巻も揃えるだろう。それで、「オチがつまらない」と悪評が立ったところで、困るのは中古本屋くらいで、作者の懐は痛まない。勿論、完結後の重版はされにくくなるだろうけど、長期連載していれば、それまでの数年間は売れ続けているのだから、充分に元はとれている。

よって、「畳むことを想定せずに、風呂敷を広げるだけ広げた作品」の方がむしろ、大ヒットしてしまう現象が生まれやすい媒体だと言える。

先日私は、「ベルセルク」のレビューに、「未完であっても、それまでの長い間に楽しませて頂いただけで満足。感謝しかない」と書いたが、それとは全く別次元の話で。

「ベルセルク」のように、「完結したくても、出来なかった」作品は、どうしようもない。それはそれできちんと受け止める(他にも、雑誌の廃刊とか、作者の健康問題。広く言えば、打ち切りなどもこの部類です)

最悪、「力不足でまとめられない」のも、まあ、仕方がないと思えなくもない。

しかし、本作、また、「20世紀少年」と2作もくらうと、これは意図的なんじゃないかと勘繰ってしまう。まして、これだけ実績ある漫画家である。

いや、浦沢さんに、そこまでの悪意があるとも思ってないけどね。もっと単純な話で、「余韻」や「考えさせるラスト」を勘違いしてるんじゃないかとも思う。

「YAWARA!」のようなスポ根(恋愛モノ)は、ある意味畳み方は簡単で、「優勝」と「結婚」には誰でも納得する。それを、「テンプレ」とか「既視感」「予想の範囲内」と言う人は少ないだろう。だから、浦沢さんの「盛り上げる才能」がよく生かされているのだと思う(そういう意味でも、「スラムダンク」は凄いが。あのラストの展開なのに、大満足させてるからねw)。

「MASTERキートン」は、そもそもが短編集みたいな作品であり、1話完結の中でラストも決まっていた。まあ、芥川龍之介みたいに、短編は神がかり的に上手くても、長編はそこそこっていう作家もいるし、そういう才能の持ち主なのかもしれない。

ミステリーは、ここが難しい。「期待通り」過ぎるなら、「予想の範囲内」だし、「予想を裏切って」も、「納得できない」なら、やはり駄作になる。

「誰もが予想できず、誰もが納得するラスト」を考えるのは、本当に至難の技だ。自分に出来るかと言われたら絶対に無理。でも、プロにはそこに期待したくなってしまうのも、人の性。

ただ、、、俳句の下五で裏切られる、とはやっぱり違うわけで。あれは数秒で読めるから腹立たないけど、漫画は、長期連載になると十年近いからね。「その時間返せよ」となる気持ちも出てくる。

勿論、私に読解力が無さすぎるだけで、このラストを余韻や考えさせられるラストと捉える方もいっぱいいるのだと思う。アニメ含め、エンタメなんて嗜好品だから、自分が好きならそれで良いし、嫌いならそれでも良い。

少なくとも私には、「ただのガッカリラスト」でしかないんですよね、本作は。それだけですが、ミステリーはそれだけで全部が台無しになってしまうジャンルだと思っています。好きな方には申し訳ないm(_ _)m
{/netabare}

投稿 : 2021/06/05
閲覧 : 387
サンキュー:

13

もっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

半分くらい見た

話数が結構あったので途中で見るのをやめたが、話としては結構よくできた作品だと思う。
話は医者のてんまが殺人鬼(サイコパス)を手術で治したことにより、そいつがまた人を殺してしまい、その責任を感じてその殺人鬼の行方を追うといった話。てんまも殺人の冤罪で容疑をかけられ警察に追われるという構造。物語が進むにつれ少しずつ殺人鬼についてわかってくる。

ちょっと古い作品だがいい作品だと思う。

投稿 : 2021/02/16
閲覧 : 251
サンキュー:

3

bMZGs27397 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

むかしみてた

むかーし見てたのを思い出して見返してます。OPがシンプルながら印象的。この原作者の作品に共通することとしてキャラクター一人ひとりがいきいきしています。人間ドラマとミステリを同時に楽しみたい人におすすめ。

投稿 : 2020/12/01
閲覧 : 235
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2

A. さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

結構長かった

長かった…けど見応えあり!
キャラクターの数が多く、主な舞台がドイツという事もあるからか名前を覚えるのが難しかったですが、主人公以外にも興味を持って最後まで見ることが出来ました。

投稿 : 2020/07/08
閲覧 : 286
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2

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

原作を知っているので断念しましたがクオリティは高いです

再放送している時に1話だけ見てみました。古いアニメはスタッフの名前が懐かしかったり、今の大物が小さな役回りをしていたりするのが面白いですね。伊藤智彦が制作とかしてたり。能登麻美子が脇役だったり。

内容ももちろん面白いです。MONSTERの序盤は本当に傑作ですし。中盤以降グダグダになったのがアニメでリファインされているとかなり良くなるでしょうけど、さすがに内容を知っている以上そこまでは見守れないかな。

興味深かったのは最初に漫画で読んだ時と今とでテンマの行動への気持ちが変化していること。昔漫画で読んだときは100%テンマに共感していたはずなんですよ。しかし今見るとテンマはちょっと青すぎるな、と思ってしまう。

人の命は平等じゃないんだよ。金や権力を持っている奴ってのは、それだけ努力してきて、多くの人に認められて、多くの人に役に立っているんだから、そこらの人より生きる資格があるんだよ。と思ってしまう。
年を取って青さを失った、擦り切れた考えなのかもしれません。20代から何も変化していないつもりで、結構変わっているんだなーと興味深かったです。

投稿 : 2020/07/07
閲覧 : 269
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4

ゆこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最高に面白い

74話を2日で見てしまったw
こんなにキャラ一人一人の境遇に感情移入できるアニメは初めてと言っても過言ではない
人間とは何かを考えさせられる

皆幸せになるべきだなぁ。。
エヴァを演じる小山茉美さん。流石でした。

投稿 : 2020/04/23
閲覧 : 297
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3

永遠のにわか さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

観直し予定_φ(・_・

大好き

投稿 : 2020/03/19
閲覧 : 263
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2

BLEU62 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まるで分厚い長編小説を読み終えた満足感。面白いです。

ちょっと古い作品ですが、全く気になりませんでした。
作画も原作を丁寧にトレースしていて、コミックのキャラクターを見事に再現していました。また声優さんも豪華でとても良かったです。

投稿 : 2019/12/10
閲覧 : 304
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5

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

風呂敷の広げ方を勉強する作品

オチは面白く無いよ
21世紀少年と同じで はぁ って感じ

でも浦沢の作品は
途中の過程を楽しむ作品なんで
モンスターはそれがかなり浮き彫りだったかな

風呂敷を広げるのは上手くて
畳むときに えぇぇ… というオチ
そういうのがモンスター

投稿 : 2019/12/05
閲覧 : 293
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3

ネタバレ

mew99 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

んー微妙な演出

原作は大好きです。しかしアニメ版は駄目でした。
演出がホラーっぽくなってしまってるため安っぽい。ヨハンの目が開いただけであの効果音はないかな…
そういうアニメじゃないのに誤解されてしまうし、色々と演出が間違ってると思うんだよ。せっかく原作がいいのにな。ホラーミステリーみたいになってしまってる。

投稿 : 2019/04/19
閲覧 : 302
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3

KINAKO音大生 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

はずさないね〜

漫画全巻読んで、改めてアニメ観ました。
この漫画家さんははずさないからすごい。
漫画に忠実なアニメだったので…いじくり回されなくて良かったです。
アニメで更に観る人が増えたなら良かった。
内容は文句なし。この漫画家さんの作品の中で好きな作品です。HAPPYも大好き。興味ある方はぜひぜひ見てください。この作品観てHAPPYすすめるのも違うかな(笑)マスターキートンもオススメです。

投稿 : 2019/03/12
閲覧 : 424
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5

このけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これは名作

この作品は、夜中に一人で見るといい作品。没入感半端ない。
物語だけでなく、エンディングテーマもよくできていて雰囲気を壊さない。
自分は観たのがだいぶ昔なことと、夜中に酒を飲みながら観たため細かいところは正直覚えていない。申し訳ないがでそこは他の方のレビューを観て下さい。
ただ、自分は現在浦沢直樹は漫画家の中でも1、2を争う天才だと思っているが、そのきっかけとなった作品。
その後浦沢直樹作品は一通り観ましたが本作品はやっぱりすばらしい。
お勧めです。

投稿 : 2018/04/15
閲覧 : 359
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6

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

サスペンスジャンルの最高峰かと!

原作コミックスもその当事、揃えたりして夢中になった作品!アニメも自身がアニヲタ化する以前に視聴済みだったのですが、ふと2回目の視聴が終わってみて・・・・あらためて凄く面白いです。
画もそんなに古く感じないですし、丁寧に創られてると思います。かなり長い物語で見応え充分。
長い話大丈夫な方ならオススメです!もう大好きな作品のひとつです。

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 459
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9

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

サスペンスミステリーをベースに様々な要素が盛られた傑作

 原作は既読。
 全74話で、クールで言うと6クールとかなり長尺の作品。最近は原作がそれなりの長さで
あっても1クールや2クールに押し込まれてしまう作品が多い今としては、かなり贅沢な印象が
ある。
 長尺ゆえに多少の冗長さを感じられる部分があるものの、その分キャラの掘り下げが
ていねい。

 殺人の濡れ衣を着せられた医師が、警察から逃げつつ、真犯人を追い、その過程で様々な人と
出会うロードムービー的要素など、基本的な設定はアメリカのテレビドラマ「逃亡者(原題
「The Fugitive」)に影響されたものだと思うが、話はより緻密に、スケールはより大きく、
人間ドラマとしてはより深みを増したものに仕上がっている。
 よくこんな話を作れたなと、改めて思う。
 形としてはサスペンス、及びミステリー作品ではあるが、その中に医療問題、東西統一後の
ドイツの社会問題、共産主義政権下の闇、家族を軸としたヒューマンドラマなど、様々な要素が
盛り込まれて飽きさせない。

 長尺作品ゆえにキャラ数もかなりのもので、単なるゲストキャラかと思いきや、後にその
キャラの存在が別の部分で活きてきたりと、とにかく気が抜けない印象。
 このキャラ同士が思わぬところで結びついたりするのもよくできた話という印象がより
強まる。
 また主人公のケンゾー・テンマを始め、一連の事件を通して、変わっていく展開も見どころの
一つといった印象。
 中心となるのはテンマ、ヨハン・リーベルト、ニナ・フォルトナー(アンナ・リーベルト)の
3人だが、その他にも印象深いキャラが多々。
 あえて触れるなら全編を通じてストーリーに関わってくるハインリッヒ・ルンゲと
エヴァ・ハイネマン。いずれもテンマにとっては障害となるキャラではあるが、その心情たるや
単純なものではなく、ある種の歪みを持ったキャラゆえにいずれもドラマに厚みをもたらして
いる。
 ただルンゲに関してはメタ的にテンマを追う役目を負わされたためであろうが、テンマ犯人
説に囚われている部分はお馬鹿さんな印象で、敏腕刑事という設定にあまり信憑性が
感じられない。
 後半のキーパーソンであるヴォルフガング・グリマーも忘れがたいキャラで、後半においては
第二の主人公的存在でありつつ、ヨハンやニナとは違う形の悲劇の子供の代表格といった
側面も。

 話数としては前の方になるが、展開としてはハンスとカールのシューバルト親子が絡む
ミュンヘン大学の図書館の放火事件までが前半、以後が後半といった感じ。
 この前半は話数が少ない分、サスペンスミステリーものとしてのテンポ感が良い。
 後半はヨハンとニナのルーツ探しの側面もあり、濃厚な印象を持ちつつ、多少のだるさも
あったりする。
 この後半ではヨハンがニナに扮するというトリックがあった。原作を読んでいた時はそれほど
気にならなかったが、アニメのように声がついてしまうとさすがに無理があったかなあ。
 最終的には多くのキャラがドイツの田舎町であるルーエンハイムに集結することになる。
前半のミュンヘン大学もそうだったが、それぞれが違う道を辿りながら、一つの場所に集まって
くる過程はゾクゾクさせてくれる。
 この集約していく展開は凝縮された緊張感とも言うべき魅力を感じるが、スケールが大きく
なってしまった話を畳むために無理矢理押し込んだ感も。

投稿 : 2018/01/28
閲覧 : 406
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5

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最高のハラハラドキドキ

よく、ここまで練った設定を考えられたと感心します。
物語は旧東ドイツやチェコの体制などを反映した、ぞくぞくするような展開で進んでいきます。
特に、前半の、すべてが予測されていたような展開は、その底深さにはまりこみました。

テンマだけの物語ではなく、色々な人のストーリーを描くことができるほど、登場人物たちがキャラ立ちしていると思います。
原作漫画含めて、とても楽しめました。

投稿 : 2017/12/25
閲覧 : 341
サンキュー:

10

ネタバレ

ハヤブサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大長編ミステリー

全74話完走しました。
これだけの長編ミステリーアニメ化をやりきった事自体、賞賛に値すると思うしそれだけの価値ある作品だと思います。
途中飽きずに観れた要因として、テンマの真っ直ぐな生き方とテンマやその他キャラの成長が描かれていたからだと思います。
どんな逆境の中でも優しく強いテンマが大好きでした。
中盤解り辛いところもありましたが、総じて素晴らしい作品でした‥さすがにもう再視聴する気になる事はないでしょうが‥

投稿 : 2017/12/02
閲覧 : 393
サンキュー:

12

モウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

長編ミステリー!

話数は長いですが
私はこの作品が大好きで
アニメ見たり漫画見たり何度も
繰り返した名作です。

アニメはちょっと中だるみが
あるかもしれませんが
登場人物と天馬が逃げながら
探しながら捜索しているところが
毎回ハラハラします。

浦沢さんの作品だと
モンスターとプルートゥが
好きですね!

投稿 : 2017/10/07
閲覧 : 368
サンキュー:

10

ネタバレ

ろれ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まさかの再放送wwwww

今1話終わりました。
このアニメずっと見たかったんですよ。
インパルスの有名なコント(ヨハンリーベルト)の元ネタと知ってからずっと見たかった。

確か10年くらい前にもアニマックスかなんかでやってたけど、当時は子供だったし、なんか怖かったからすぐ見るのやめた記憶があります。(あとは攻殻SACとかもやってた)

とにかく1話見た感じではなかなか良さそうだったので、今後も見続けます。
これ長いアニメなんですけど最後までやるんですかねぇ


最終話見た
{netabare}70話以上あったのでさすがに長かった。
面白い時とつまらないときの差が激しかったです。
テンマ、エヴァ、ヨハンがてて来ない話は基本退屈でした。 {/netabare}

投稿 : 2017/07/09
閲覧 : 390
サンキュー:

2

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MONSTERのストーリー・あらすじ

1986年、西ドイツ・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に、頭部を銃で撃たれた重傷の少年が搬送されてくる。天才的な手術の腕を持つ日本人外科医・ Dr.テンマは、院長の命令を無視してまでオペを担当しその少年の命を救う。「死」を生む悪魔と「生」を生む医者が出逢ったことで、陰惨な物語の歯車がごとりと廻り始める。
東側の世界では西ドイツ社会を混沌の世界に突き落とすという異常な策謀が進行していた。チェコスロバキア秘密警察のフランツ・ボナパルタらは、子供たちを次々に西側諸国へ送る戦闘要員として教育していく。その過程でヨハンという怪物が生まれた…。
数年後の1995年、テンマと数年ぶりに遭遇したヨハンは確実に巨大な怪物に成長していた。テンマの患者ユンケルスを目の前で何の躊躇もなく射殺するヨハン。自分の中で何かが弾けたテンマは、ヨハンを追いかける。
果たして、テンマはヨハンの殺戮を食い止めることが出来るのか…。ヨハンを衝き動かす『なまえのないかいぶつ』という絵本は何なのか…。ヨハンは何故殺戮を繰り返すのか…。物語はベルリンの壁崩壊後のドイツとチェコを舞台に展開されていく。(TVアニメ動画『MONSTER』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2004年春アニメ
制作会社
マッドハウス
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/MONSTER
主題歌
≪ED≫フジ子・ヘミング『Make it Home』

声優・キャラクター

木内秀信、能登麻美子、小山茉美、磯部勉、佐々木望

スタッフ

原作:浦沢直樹(小学館・ビックコミックス刊)、 監督:小島正幸、企画:大澤雅彦/大島満/久保雅一、プロデューサー:中谷敏夫/田村学/油井卓也/丸山正雄、キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる、キャラクター原案:高坂希太郎、シリーズ構成:浦畑達彦、アニメーションプロデューサー:吉本聡、音楽:蓜島邦明

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