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「ヤンキー烈風隊(OVA)」

総合得点
計測不能
感想・評価
6
棚に入れた
19
ランキング
7710
★★★★☆ 3.5 (6)
物語
3.5
作画
3.3
声優
3.7
音楽
3.4
キャラ
3.8

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ヤンキー烈風隊の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少年漫画版任侠ドラマ。男気というか任侠的美学と番長的抗争劇

50分×6話のOVA。(全話纏めてレビュー)
一見軟派だが男気溢れる主人公が、チームや仲間の為に命(タマ)張って、チームや敵チームからも一目置かれていく。
不良ヤンキーを逸脱した任侠の側面が強い作品で、ヤッパ(刃物)とかで容赦なく斬った張ったする感じ。

【良い点】
マブ(本気)、スケ(女)、ヤッパ(刃物?)とかヤンキー用語?を覚えられる。

とにかく主人公の門田紋乃丞(もんだもんのじょう)の任侠ヤクザな男気が凄まじい。
男気や美学の為には平然と命(タマ)捨てる、ケンカも強いが無双するだけじゃなく、ケジメ付ける為に自らヤキ入れられるなど、任侠ヤクザめいている。
単純に殴って解決ではなく、抗争避けるために自分が殴られる、殴られ斬られる姿をカッコ良く魅せるタイプの主人公。
普段は軟派な性格で適度にコミカル。

盃交わす儀式やヤクザの上下関係など、少年ヤンキー漫画でヤクザ物をやってみた感じの作風だけど、マブ(本気)で大真面目なので、こういう任侠もアリかなと思わせる。
舎弟の竜二やダメ男でコメディー要員な鉄など、弱いキャラが見せる男気もある。
スケ(女)の意地も含めて、とにかく任侠味を堪能できる。

1話では大物ヤクザな親父の力を嵩に着るが紋乃丞の命掛けの男気に惚れて舎弟になった花岡竜二など、良キャラの層も厚い。
敵幹部級が軒並み男気あったり、女性陣も極道の妻みたいな強く気高いスケ(女)が多い。
敵もモブでも女には手出さなかったり、血生臭い抗争はするが命掛けで戦った末に男気に惹かれて仲間になる、少年漫画の王道な良さも。
5話6話の遠州血獄一家編も、敵側のドラマが丁寧で、敵女ボスとロマンスになったり、女ボスを慕うボクサー野郎など、敵ながら嫌みが無い。
全編通してヤッパ(刃物)で刺しまくる物騒な暴力抗争な割には清々しい作風だった。
大人のヤクザの仁義無き抗争ではなく、少年ヤンキーの節度はある!的な塩梅も良かった。

後半は関東の族が続々と紋乃丞の男気に惚れ集結、静岡の遠州血獄一家との抗争など、昔あった番長全国制覇系のノリに。
これは中途半端に終わるものの、話の内容は中々良かった。

声優陣は難波圭一氏はじめ豪華。

【悪い点】
ジャンル上当然ではあるが、暴走族ヤンキーやヤクザを美化する作風なのは好みが割れる。

不良ヤンキーではなくどう見ても任侠ヤクザの抗争劇なので、(そこまでやるか!?)な暴力シーン多々。
命がやたら軽いのは男塾みたいな半ばギャグにも見えるが、こちらはマブ(本気)なので…
こいつら何やってんだ的な戸惑いを感じる。

マブなヤクザ抗争と、少年誌のライトなキャラデザがややミスマッチ。
ケンカシーンが地味だったり、スケのキャラデザが昭和スケバンで可愛くなかったり。
5話6話の敵女ボスとのキスシーンでギャグ顔なのも残念。

烈風隊幹部個別の掘り下げや見せ場が無い。
ストーリーも冷静に見るとワンパターン。

マブなヤクザ抗争と少年漫画なキャラデザがミスマッチ。
喧嘩シーンが地味。
女の子も昭和のスケなので?垢抜けない。

敵女ボスの声優が下手。

【総合評価】7点
少年漫画で任侠ヤクザドラマをやってみた感じ。
時代錯誤だけど面白かった。
ヤンキーアニメも各々持ち味が違うんだなと思った。
評価はとても良い寄りの「良い」

投稿 : 2022/06/28
閲覧 : 140
サンキュー:

3

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちょっと私的アニメ感想簿6

冒頭のナレーション
「烈風隊とは、知る人ぞ知る伝説的なロボットアニメに登場する組織の名前である。」

・・・いや、それバクシンガーだから(たまらな~いぜハニハニー♪)

まあ、それは置いといて(汗)
月刊少年マガジンで約7年に渡って連載された。文字通りヤンキーマンガのOVA全6作品、その第1作目です。
ひょうひょうとして一見軟派に見えるが、その実硬派な二代目烈風隊隊長、門田紋乃丞の物語です。
ヤンキーといえば車(バイク)に喧嘩ですが、この作品も期待通りそれだけです(おいーっ)
でも、古い作品なんで、公衆電話で会話したり門田紋乃丞を探すのに、タウンページでしらみつぶしに門田苗字の家を探し回るという展開に笑ってしまいました。
あと、髪型が・・・それにスカートが長い(時代ですね~)

ただ、主人公が18歳だから自動車運転出来るのは分かるんですけど、やっぱり学ランで運転するのは違和感を感じてしまいました。
とにかく時代を感じさせるアニメでしたが、面白かったです。

おまけ
門田
「スーパーストロングマシン、いや平田さん。烈風隊の2代目はまかせてもらいますよ。」
高野俊二&ヒロ斉藤
「そっちじゃね~(怒)」
ジョージ高野
「(お前ら二人とも烈風隊じゃなくてカルガリーハリケーンズだろうが)」

おまけ2
平田
「いや、もうストロングマシーンの2代目は決まっているんだ(ええ~っ)」
「見よ、これがストロングマシーン・Jだ」
(烈風隊はどこに・・・涙)

投稿 : 2020/09/21
閲覧 : 200
サンキュー:

5

ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

男が惚れる男、それが門田紋乃丞 B+

原作既読(ただし途中まで)

OVAは6作出ていますが、全編通しての感想です。

原作は、月刊少年マガジンに連載されていましたが、最後まで読むことなく漫画を卒業してしまいました。OVAが出ていたことも耳にはしていましたが、たまたまレンタルで見つけたので見てみることにしました。

まず、「ヤンキー」なるものを改めて説明しようと思うと、今まで余り考えたことがなかった(当たり前の存在だった)ので言葉に窮します。要は札付きの不良なのですが、1980~90年代のスタイルが一般的に認知されているヤンキーではないでしょうか。格好としては、「氣志團」のそれを思い浮かべていただければ近いと思います。

ヤンキーは自動車やバイクを愛好する者が多く、それにはしばしば(というか殆ど)改造を伴います。そして、彼らはそれぞれ群れをつくり、必然的に暴走族へと発展していくこととなります。行き着く先は縄張り争いとなり、暴行、ときには傷害致死(殺人)に発展することすらあります。この作品でも、そうした暴走族の縄張り争いが描かれています。

この作品の主人公・門田紋乃丞(もんだもんのじょう)は、そんな非道の限りを尽くすような輩とはだいぶ違っています。一見したところ、軟派なイメージすら受けるような人物ですが、どんな権力にも屈しない強い心を持っています。ごく簡単に言い表すと「男が惚れる男」です。ただし、いくら主人公とはいえ、喧嘩が強すぎる(ほぼ無敵状態)というのはアレですけどw

そんな主人公が、バッタバッタと相手をなぎ倒していくのかというと、実はそうでもなく、命が危ない状況に追い込まれることもあります。しかし、それは自分の男気を貫き通そうとしたが故になのです。時には、どうでも良いチンケな野郎のためにすら命を張ります。命がいくつあっても足りないような生き方です。主人公だからこそ生き続けていくのだといえばそれまでですが、他者を惹き付ける何かを持ち合わせているからこそ、何か大きな力によって生かされているのです。

たかがヤンキー、暴走族の話と思ってしまえばそれまでですが、そこに一人の男の生き様を見出すことができるかどうかが、この物語を見る際のポイントだと思います。まあ、暴走族の多くは暴力団予備軍だったので、綺麗事では済まないのは十分承知の上ですけどね。

作品が古いので、作画については期待しない方が良いと思います。原作者が決して絵が上手くないので、キャラクターデザインにも慣れが必要でしょう。特に残念なのは、本作の売りとなる喧嘩のシーンが、動きがもっさりしているような印象を受けることです。漫画の場合は脳内で補いながら見ることができましたが、アニメでは動きから迫力が伝わり辛いのは残念です。

ただ、描かれているのを良く見てみると、結構怖いことをやっていることが分かります。スピリタス(アルコール98%のウォッカ)に火を付けるなんて行為は、この作品で初めて知りましたw 多分、この作品内でやっていることの多くは、昔、暴走族間で行われていたことなんでしょうね。リンチ殺人なんて今でも時々ありますから、外見は時代に合わせて変わって行っても、本質的な部分はそんなに変わらないのでしょう。

以上からすると、おどろおどろしい印象しか持たないかもしれませんが、意外にもギャグが随所に散りばめられていて、重苦しくならないようバランスをとっています。従って、軽い気持ちで見ることも十分可能な作品です(多分)。

一番の問題は、ヤンキー、暴走族という、朽ち果てたテーマに興味が湧くかということなのですがw


追記:
何でも、最近、徒歩暴走族なるものが跋扈(ばっこ)しているようです。にわかに信じ難いのですが、口で「バリバリ」とエンジン音を模している族もいるとか。見てみたいですけど、関り合いたくはないですね。


以下は、この作品に登場する暴走族の一覧です。この順番に出てくるので、一応ネタバレになると思い隠しておきました。

{netabare}烈風隊:隊員47名(人数は四十七士から来ていると思われる)。東京を活動拠点とする超硬派のグループ。自らしかけることはないが売られた喧嘩は必ず買う。ただし、素人には手を出さないというポリシーも持っている。

ブラック・ツェッペリン:300名を越え、東京でも最大級の族。関東一の暴力団・花岡組の一人息子である花岡竜二が8代目総長を務めていた。

紅龍:東京・下町の族。十数名と規模は小さいが何でもこなす極悪チーム。

菊華連合:神奈川県のチーム。烈風隊と並ぶ超硬派のチーム。

殺戮同盟:埼玉県の族。複数チームの連合体。総隊員数は200名超。

遠州地”獄(ぢごく)一家:静岡全域を縄張りとする暴走族。東部の「地”獄会」と西部の「遠州一家」の統一チーム。{/netabare}

投稿 : 2013/08/08
閲覧 : 692
サンキュー:

13

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/07/02
閲覧 : 40

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/11/04
閲覧 : 68

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/01/27
閲覧 : 129

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ヤンキー烈風隊のストーリー・あらすじ

月刊少年マガジン(講談社刊)誌上にて約7年間という長期連載となった、もとはしまさしげの暴走族漫画をOVA化した作品。ケンカでは負けなしの主人公・門田紋乃丞。とあることから巨大暴走族「ブラック・ツェッペリン」八代目総長の花岡竜二に目をつけられた紋乃丞だったが、彼の身代わりとして、レディース「すみれ一家」のミチがブラック・ツェッペリンに襲われてしまう。怒る紋乃丞は竜二にヤキを入れるが、竜二は広域暴力団「関東花岡連合会」会長・花岡虎造の息子で……。息子への仕打ちのケジメをつけろと、花岡邸へ呼び出しを食らった紋乃丞の行動とは……!?(OVA『ヤンキー烈風隊』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1989年3月17日

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