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「シドニアの騎士(TVアニメ動画)」

総合得点
82.1
感想・評価
1611
棚に入れた
7994
ランキング
369
★★★★☆ 3.9 (1611)
物語
4.1
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.9

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シドニアの騎士の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大好きなSFで、ロボもので、あっまーいラブコメ 笑

<2019/4/30 初投稿>

今日は平成最後の日!
という感慨は特段ないのですが、
実家からの帰りの新幹線

時間を持て余してしまったのでお気に入りな作品についての感想を書いてみたいと思います。

原作既読。
1期、2期まとめてのレビューです。

「シドニアの騎士」

タイトルに痺れてしまいました。

カッコ良い。

本放送時、いざ見てみたら前評判からの予想を遥かに上回るSFっぷり。

やー。

こーゆーの好きなんですよー。

もちろん細かい考察や検証したら、そらSFですからね。

穴もありますよ。
でもそんなこと気にならないくらい壮大で緻密。


ジャンルとしてはスペースオペラ系ロボもの。

ロボの名称は「衛人(モリト)」
造形的には変形しないマクロスのバルキリー・バトロイド。
使い古された感が良い。

未知の凶悪生物「奇居子(ガウナ)」に襲撃され{netabare} 壊滅した地球から脱出し千年もの間{/netabare} 放浪を続ける播種船「シドニア」

それは船内に大掛かりな都市が構築された方舟

シドニアを舞台とするサバイバルなSFです。


「細かなところまで丁寧に作り込まれたリアルで生々しいSF設定」
「ロボ、舟、敵の渋くもカッコ良いビジュアル」
「微に入り細に入り構築、描写された美しい船内の都市情景」
「板野サーカスを彷彿とさせる目まぐるしく迫力あるバトル」
「一寸先もわからないサバイバル感と衝撃の展開!」
「甘々なラブコメ 笑」

SFな部分だけでも
(ここは大事なネタバレ多いので未視聴の方は本当に開かないでね♪)
・ヘイグス粒子という発想
・胞衣(エナ)という発想
{netabare} ・薬物による不老不死
・過去の急激な人口減少に対処するためのクローン技術の発達
・記憶と人格の移植と乗っ取り
・遺伝子操作による葉緑体の人体への取り込み
→ご飯は1週間に1食でOK、代わりに定期的にマッパで光合成する
→これが発展して女の子口説く時の定番は「俺と一緒に光合成しない?」
・男女の性別は年頃を迎えるまで確定しない。惚れた相手が男なら女になるし、女なら男になる、という性からの解放{/netabare}

などなど、一つ一つは最先端の科学から容易に想像できるものの、今の社会からはなかなか想像できない世界を描いてます。

都市の美麗さは特筆モノ!
こんな世界に住んでみたいと思わせる趣が堪らない!

ラブコメ要素も、主人公のナガテはSFすぎてもうわけわからん相手に恋しちゃうし 笑。

アニメではそこまで辿り着いてないですが、原作最終巻は「なに?この{netabare} 性急で万事丸く収まりすぎなハッピーエンドは?」という甘々{/netabare} な展開。

まあ、でも、それもですね。

苦ーいエスプレッソにミルクと甘ーい砂糖をたっぷり入れると美味しい!
みたいなもんで良いもんです。


この作品は見所たくさん♪

ジェットコースターのような、SF好き、甘いラブコメ好きには堪らない逸品ですよ、ということですよ( ・∇・)♪♪♪♪♪♪♪

投稿 : 2019/04/29
閲覧 : 757
サンキュー:

44

ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

フルCG

アニメのタイトルだけだと「騎士」という単語から、堅いイメージがあるけど、全然そんな事は無く、未来SFロボバトル。
ちなみにシドニアというのは船の名前。

『ガウナ』と呼ばれる良く分からない敵が太陽系を破壊し、一部の人間が宇宙船で脱出し、生存目的とした旅を続ける。
っていう設定。

主人公は祖父と二人きりで誰もいないシドニア最下層で暮らしていたが、祖父が死んで食料が尽きた事から米を盗もうとしたところ捕えられたところから、物語が始まる。

このアニメの特徴は、地球人の生物としての在り方。
・光合成が出来る。
・性別が男女以外に中子という、どっちにでもなれるものが存在する。
・クローン人間が多数存在する(顔が同じなのも多い)。

まあ難しい設定は置いといて、実際アニメの内容はどういうものかというと、ガウナが現れたら戦闘or逃げる。
ガウナを倒す為の専用兵器があり、それを運用する為に変形型ロボを操縦。
それ以外は基本日常パート。

内容↓感想
{netabare}
星白と宇宙を彷徨う事になりますが、光合成が可能な星白に比べ、それが出来ない主人公は苦労します。
そして水分補給も大事なので、星白経由の水をゲット!!
この辺りは、生き延びる為にというサバイバル感が出ていてとても良かったです。

他にも強い4人衆が死んだり、せっかく助けた星白が死んだりする辺り、絶望感があっていいですね。
主人公も、操縦が上手いにも関わらず、それを鼻に掛ける事も無く、誰とでも親しく接しているところも好感が持てます。

ヒロインの星白がいなくなり、友人枠であったイザナが、ヒロイン枠にランクアップ!!彼は一体どうなってしまうのか?
一方いかにも悪役の『岐神 海苔夫』。分かりやすい悪役ですね。
{/netabare}
宇宙・SF・ロボという要素がありながらも、人と人との絡みを多く描いている辺り、ただのロボアニメでは終わらず楽しめます。

オススメです。

投稿 : 2019/04/09
閲覧 : 398
サンキュー:

17

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

容赦なく命が消えていく、緊迫のSF

めちゃくちゃ面白かった、傑作です。
斬新で面白いSF設定。命がバシバシ消える緊迫した雰囲気。
バトルも激しく手に汗握ります。
主人公は好感が持てるので、活躍を純粋に応援できます。
脇キャラも皆それぞれに魅力的。
申し分ない素晴らしい傑作です。

投稿 : 2019/03/30
閲覧 : 329
サンキュー:

7

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

印象的な作風でポテンシャルは感じた作品

世界観:7
ストーリー:6
リアリティ:7
キャラクター:5
情感:5
合計:30

太陽系を謎の異生物・奇居子(ガウナ)に破壊され、人類が地球から脱出して1000年。宇宙を放浪する播種船(はしゅせん)シドニアで暮らす少年・谷風長道が仲間達との絆を深めつつ巨大ロボット・衛人(もりと)を操縦し、ガウナと戦うお話。
(ニコニコ大百科より抜粋)

知人からの紹介で、確認をしたら1クールだったので視聴しました(続編も1クール)。

視聴当初は、キャラクターデザインもとい人間の描き方がこれまで見てきたアニメと比べて異質で、宇宙服の汚れが繊細だったり、動作がぎこちなかったり、あまり得意ではないロボット物ということでも馴染めなかったのですが、5話の魅せ方や、6話の驚きの展開あたりでは面白さのほうが上回るようになりました。

{netabare}ヒトが光合成できるようになって、スペースコロニーのようなシドニアに乗って、宇宙で暮らしている世界。敵であるガウナは気持ちの悪い宇宙生命体ですが、いてもおかしくないような説得力がありました。(消滅させる方法や消滅の仕方は不自然だが)

シドニアがいかにして建造できたのか(エンジン部分スゲー)とか、衛人の掌位はパータッチじゃないか?(この記憶を思い出したのはいつ以来だろう)とか、空想科学読本的な観点では突っ込み所満載なのでしょうが、ガウナの進路から退避するために重力がかかってシドニア内に被害が出たり(重力警報があるとか)、リアリティ面をある程度は配慮した作品であることが伝わってきました。

しかしながら、星白がなくなってからはホラーとなり、エヴァのパクリかと思わせる描写が増えてきたことで評価は下降。当初1体でも倒すのに苦労したガウナがどんどんインフレしてくるし、話の持っていき方が安易というか、これじゃない感…。ガウナが何なのか、交信を求めているのかとか、落合の存在や研究とか、興味を持てるまでの人間(関係)描写ができていないように思います。{/netabare}

音楽は独特でしたね。特にOPは耳に残りまして、そんなに好きではありませんが、ある意味神曲でした。EDも陰鬱な感じが宇宙を連想させていて、合っていたと思います。

俺妹1期と同時に視聴したのですが、どちらにも偏らず最後までほぼ互角の評価になりました。世界観のポテンシャルはあると思うし、引き続き第2期を見ようと思います。

(参考評価推移:3話3.7→4話3.9→5話4.0→6話4.1→8話4.0→10話3.9→11~12話3.8→調整3.7)
(2017.5視聴)

投稿 : 2019/03/23
閲覧 : 414
サンキュー:

32

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

シドニアの騎士

過去に視聴済み。

谷風長道(ながて)は祖父と共に地下で暮らし
他人と接することがなかった。
祖父の死後、食料が尽き上層地域で盗みのため捕まる。
その後、パイロット訓練生になる。

ストーリーも動きも音楽も
文句なしに素晴らしかった。

投稿 : 2019/02/03
閲覧 : 327
サンキュー:

16

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SFロボット物でクオリティの髙い作品

原作は 弐瓶勉先生の月刊アフタヌーン連載していた漫画です。アニメ制作はポリゴンピクチュアズです。TVシリーズ1期、2期、劇場版が制作されヒット作になりました。ほとんど全編3DCGで制作され、緻密な世界設定、キャラクター設定がなされ、メカやロボ(作中では衛人(もりと))のデザインも凝っており、ラブコメ要素もあります。

今から約1000年後の近未来で奇居子(ガウナ)と呼ばれる生命体と人類の戦いを描いた作品です。主人公谷風長道(たにかぜ ながて)が衛人の操縦士を目指す物語です。

投稿 : 2018/11/13
閲覧 : 444
サンキュー:

32

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

暗い雰囲気がちょっと(*´Д`)

1クール作品

宇宙で謎の生物?と戦う話。

正直描写はあまりキレイではないような気もしますが、
CGの良さなのかもということで3.0.

マクロスのような歌のインパクトや、
ガンダムのような世界観のインパクトはなく、
点数はそこまで伸びずです。

独特な描写と世界観が好きな方はハマるかもしれません('ω')

投稿 : 2018/10/11
閲覧 : 270
サンキュー:

4

haiga さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ちゃんと完結するFSS(超個人的感想)

俺はロボットアニメが好きでマクロスとかガンダム世代です。今まで両方のシリーズを沢山見ましたが、ロボットの動きとかかっこよさではマクロスではマクロスプラス。ガンダムでは0083が一番と思っています。(ストーリーは嫌いですが)

で、シドニアの騎士。観るまえは騎士って言うくらいだからちょっと貴族とか王族に従う感じ?宇宙が舞台なら銀英伝ぽいのかな?ぐらいの予備知識でみはじめたけど、一話目のシミュレーションでのガウナとのバトルで度肝を抜かれました。こりゃすげえわ。CGでここまでの作画できるならセル画アニメはもう終わったなって思いました。

アニメを見て原作の漫画を読んだのですがこの人のロボットは超長尺ライフルがよく出てくるんですね。長尺ライフルといったらタイトルにもあるFSSの漫画を書いてる永野護氏。ロボットのデザインも似てるから重ね合わせて観てしまいました。永野護氏はストーリーの風呂敷を銀河のはてまで広げまくるんですが、全く回収しないのが特徴でそれは宇宙のように膨張していきます。俺はそれが無理で切ったのですが、このシドニアの騎士はきちんと伏線回収して綺麗に収めてくれます。ありがとう(なんじゃそれ(^-^;)

アニメの内容ですが(やっとかよ)ガウナって宇宙生物に地球が真っ二つにされて人類は宇宙船に載ってさまよっています。この辺はマクロスみたいな感じ。さまよっている時間も千年単位。主人公はその船の中でコッソリ育てられてた男の子で、ちっちゃい時からロボットの操縦技術を叩き込まれています。保護者が死んじゃったので腹が減って出てきたとこを、捕まって宇宙船のクルーとからみながらガウナとの闘いに巻き込まれていくって感じです。

結構簡単にサクサク人が死ぬ感じは戦場だから仕方ないのかな?ってとこですね。そのへんの見せ方はうまいです。原作の設定がしっかりしてるので話の説得力がありぐいぐい引き込まれます。シドニアが加速するときの物やら人がビュンビュン飛んでいくとことかリアルでとてもよいです。

一期と二期があり原作の漫画の途中までなのですがいい感じにおわっています。三期無くともありかな?って終わりかたです。 三期期待してるんですけどね。

投稿 : 2018/10/10
閲覧 : 321
サンキュー:

16

ffgmr16780 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2回目

忘れた頃だったので観直し
面白いです
シドニアの世界観は自分にとっては
とても興味深いというか引き込まれるものがありました。
多少グロい部分もあるかなと思いますが、
守人の掌位などの映像は美しく綺麗に描かれていると思いました。
お勧め
3期作成されないかな・・

投稿 : 2018/09/07
閲覧 : 309
サンキュー:

7

しろくま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

主人公が特殊能力か?いやただの凡人でした

おもしろいと聞いたので2話までみた
あの絵柄が好きになれないがまあいい
主人公が何かしら能力持ちっぽい演出だが不明
これからの活躍に期待といったところか

4話まで見た
作者はどんだけ安全帯好きなんだよって美化し過ぎだろw
主人公思ったほど強くないし命令無視もカッコ悪い
人道主義も戦時下だとただのアホに見える
うーんコレどうなんだろ
最終回だけ見るかな

すっ飛ばして最終回ラスト3分だけ見た
つまらん

投稿 : 2018/09/02
閲覧 : 242
サンキュー:

3

qnqJm41915 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高だね!

漫画では戦闘が分かりづらいところがあったけど、CGアニメになって迫力のある素晴らしい戦闘シーンになっていました!
キャラも魅力的で感情移入できるし、世界観に没入して楽しめますね!

投稿 : 2018/07/27
閲覧 : 186
サンキュー:

4

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

はじめはハードSF、時々ハーレム

外宇宙でエイリアンと戦う話。好きになった人がやられるのはお約束。600年以上自給自足で航行している船の世界なので、作中で語られない想像が勝手に膨らみます。国/船名以外は全て和名で外来語なし、人の光合成や発達段階で性が分化するなど、想像が刺激されます。ただムシに寄生されるはやめてほしかった。ポリゴンのキャラはみんな、いかにもバイオテクノロジーの産物のようにノッペリしています。話は直線的で、主人公とシドニアは、都合負けそうになっても、決して負けません。途中で統治機構が完全独裁になるので、エイリアンとの戦争に勝っても船社会の未来は暗いようですが。ただし原作には続きがあるようです。

投稿 : 2018/07/17
閲覧 : 242
サンキュー:

12

oxPGx85958 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あまりかっこよくない

原作は最初の数巻を読んだていど。同じポリゴン・ピクチュアズがこの2年後に手がけた『亜人』は大傑作だったので、その流れで本作にも手を出したものの1話の途中で挫折して放置していたのを、今回は第2シーズンを含めて最後まで見通しました。

物語としては問題なく面白いし興味深いのだけれども、それがアニメ化されたものがどうもかっこよくないのが当初挫折した理由でした。今回、最後まで見た上で言いますが、これやっぱりダサいです。弐瓶勉の原作の3D CGアニメ化という情報から期待してしまうかっこよさ、クールさがない。

最初に1話を途中まで見た時点で気になったのは、まずオープニングの曲がダサいこと。そして、戦闘の描き方が古くさいロボット・アニメっぽいこと。特に気になったのは、司令室のスタッフによる戦況報告のしかた。「ガウナ出現!」とか「被弾しました!」みたいなセリフをいちいちあんなヒステリックに叫ぶスタッフがいたら、私ならすぐ係から外しますね。もちろん搭乗員もやたらと感情を込めて叫ぶ。

そんな演出・演技プランが出てくるような世界観で作ってる作品だ、ということです。

なお、第2シーズンの後半で色濃くなるラブコメ要素を含めて、日常の描写は全体的に悪くありませんでした。また、艶めかしくあるべき部分はちゃんと艶めかしく描かれていて良かった。「洲崎綾が声を当てているキャラ」はどれも色っぽく、アニメーターが頑張っているのが伝わってきました。このこだわりが『亜人』での下村泉の造型につながっているのでしょう。

投稿 : 2018/06/04
閲覧 : 267
サンキュー:

6

聖剣 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世界観を堪能しろ!

なんといっても
ネーミングセンスの妙!

世界観を演出するためだけに
これほど魅力的なネーミング群はなかなか見当たらない。

人類存亡の危機を脱するがために蒔かれた種を『播種船』、
失われた海への敬意を表す『海苔夫』や『海蘊』という名前に、
重力場から離れて久しい彼らの憧れが『重力祭り』や『重力おでん』に。

文化の成り立ちや
言葉の流行り廃りは、
長い年月を掛けて生み出される、謂わばイキモノ。
結果として
起源とは異なる発展・使われ方も、さもありなんって思えれば、
作中の時間的な奥行きが一気に広がりを見せ、
物語の魅力を一層豊かにしてくれる。

同時に
制作段階で世界展開を見越した作品であっても
このネーミングを理解する上で、
日本語がネイティブであることが何よりも喜ばしく、
恵まれた環境であったことが誇らしい。

単にCGロボットアニメと片付けてしまうのは簡単であるが、
それ以上に
有象無象のアニメ作品に埋もれること無く、
この二瓶ワールドに取り憑かれてしまう所以に
奇妙奇天烈なネーミングの
丁寧に練られた由来まで設定しているという
とても繊細な下地があるからこそと強く主張したい。

投稿 : 2018/03/05
閲覧 : 247
サンキュー:

20

ネタバレ

ペヤン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白い

純粋に面白かった。OPが好き。
主人公の無双ぶりが圧巻

投稿 : 2018/02/12
閲覧 : 219
サンキュー:

2

ネタバレ

niratama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

3Dなので作画は無視

注)
アニメになってる物は基本原作は後回しな人ので
原作マニアな人が見ても参考にはなりません

見終わった感想!
今更3Dかと思いながら見始めて
ジワジワ引き込まれ
後半の展開に愕き
お気に入りの1作に!
まぁ3D苦手な人は原作見れば良いと思うw
キャラは良いけど3D……だからね…

3度見直して…おかしな点まとめ
{netabare}
最初の精鋭4人の死は何故たった4人で行かせたのか?
星白の死についても同時爆破を
何故本艦と通信できるのに一介の操縦士にカウントダウンさせたのか?
とまぁ不自然な部分が多々有るので見直すと…穴だらけなのは残念w
{/netabare}

投稿 : 2018/02/09
閲覧 : 378
サンキュー:

2

coco さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白い!

重低音がいい。和風の独特な世界観にピッタリな作画に感動しました。

投稿 : 2018/02/03
閲覧 : 266
サンキュー:

3

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

弐瓶勉のハードSFアニメ化。 イベントでのドッキリに何回か驚かされた(笑)

私は昔から3Dアニメに抵抗がなくて、なんでなのだろう?と思ってたんです。

日本の2Dを重んじる文化はとても好きですよ。(3Dの進化が遅れてるとも言うが)
というかライトな作画オタですしね。2Dのほうが好きです。

考えてみると、人形劇や立体物好きだからじゃないかなと思います。無機質なモノや人をかたどったモノに惹かれるところがあるので、テレビでやってる人形劇など好きでよく観てるのです。古くはサンダーバードから、最近だと三谷幸喜がやっていた「連続人形活劇 新・三銃士」や「シャーロックホームズ」など、とても面白かったです。

このアニメも、3Dで原作のSF設定をうまく表現していて、良い化学反応が出てるなーと感動してました。人が宇宙で暮らすために無理のない設定が随所にあり、クローン技術や光合成など、弐瓶勉のハードSFをアニメでやれてることにテンション上がってましたね。そして、このサイトでも概ね好評みたいです^^良いことだ。

サービスシーンなどもあり、エンタメを忘れない姿勢があって見易いとおもいますよ。観てない方は是非。

洲崎さんと佐倉さんがやってるラジオを聞いてたんですが、弐瓶勉が何度か(四回かな?w)登場したり、
公開録音あったりで楽しかったな。イベントが盛んなアニメは印象に残ります。


ちなみに・・・

最近、こんなTシャツ買ったっけ?と思うものが出てきた。

んー? 何かな? ・・と思ったら、東京ドームシティでやってたシドニアプレミアイベントのでした(笑)

黒地に継衛(つぐもり)の絵が白い線で描かれてて、その上から肩の塗装の赤線がズバッと引かれてる。イベント後に配られたんですが、サイズがランダムに入ってて友人共にSサイズを引き、着れねーと言ってたら、優しい女性ファンの方が「私、Lサイズ引いちゃったんで交換しましょう」と声をかけてくれました。ありがてえ・・。

結構女性も居ましたね。このアニメは女性で好きな方も多い。

そのプレミアイベントで、弐瓶勉の「BLAME!」が正式制作決定!!・・という嘘予告が流されて、
みんな「オオオオォーーーーー!!!!」と歓声が。嘘予告だと知って笑ってました(笑)

今までに何度か映像は作られ期待させられてるので、ファンはまたかで済んだんですが、
続編の「シドニアの騎士 第九惑星戦役」の8話では、イベントで先行して見たものが劇中に流されたり、
(作中で流すと言ってたので、ここかー!とテンション上がりました)

その後、Blu-rayの4巻にそれがロングバージョンになって収録され、設定資料がついたり・・・。

スタッフのおふざけ、手が込んでるな~♪(*´∀`*)なんて思ってたら。




いや、ホントになっちゃったよ!  すげえな!おい! ありがとう!

投稿 : 2017/12/10
閲覧 : 326
サンキュー:

21

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大宇宙を漂流する人類播種船の運命は?本格ハードSFのスペースオペラ

2014年放送のテレビアニメ シドニアの騎士の第一期 全12話

原作 弐瓶勉 監督 静野孔文 構成 村井さだゆき 制作 ポリゴン・ピクチュアズ

月刊アフタヌーンで2009年6月号から2015年11月号まで連載
アニメ2期の半年後に連載終了しているので一期視聴の時点で詳細不明です。
一期の12話で二期の制作発表があったようなので分割2クールと言える。

ジャンルは本格宇宙SFまたはスペースオペラ。
宇宙生命体ガウナによって地球を含む太陽系を破壊された1000年後。
人類は播種船(と言うか宇宙都市)で太陽系を脱出、存亡をかけた航海を続ける。

この物語の舞台である播種船シドニアをある程度理解しなくては物語に入れないと思う。
地球を失った人類は500隻の巨大宇宙都市型恒星間航行船を造り太陽系を脱出、
さらなるガウナとの戦いの中、居住惑星を探しているという設定です。
紀元2384年出航とあるが、とりあえずは関係は無い模様。
人口は20万~30万人以上、シドニアは相当余裕があり人口増加が急務の様。

1950年頃のSF小説に「地球人よ故郷に帰れ」ジェイムズブリッシュ作と言うのがあって、
ニューヨーク市やロンドン市、東京などがスピンテージ航法と言うもので銀河を駆け巡る物語があった。
人類はすべて不老不死の設定。
宇宙の広大さを考えると今の人類では物語の構築自体が無理でこうならざるを得ない。
一度すれ違った都市ともう一度会うのは不可能。時間軸の問題で。

この作品でも他の播種船は登場しないのでハードSFと言えると思います。

やや謎を含んだ出生の主人公たちがロボットに乗って敵宇宙生物と戦うが、
まあ、ロボットの意味は無い。戦闘機と同様の性能で作画上の問題でロボットなだけ。
非常にリアリティのあるSF設定で突っ込みどころは少なくストレスは感じない。
途中、宇宙ヒューマンドラマらしきものがあってイライラしかけたがご安心、
「冷たい方程式」の展開です。

1000年後、人間の性別はどうなっているのかという疑問にも多少の回答あり。
まあ、1000年もたって女性が子供を産んでいるのかと言うと、趣味の領域だと思うが。
性別はある程度自由に選べるらしい。

この一期においては敵との戦いが中心に描かれ、シドニアの描写は多くない。
シドニアは日本そのものであるので、宇宙都市東京とかそんなものだと思う。
私はアニメに詳しくないんですが、いまだかつてない本格ハード宇宙SFアニメではないかと思います。
もちろん過去作でもハードな作風のものはありましたが、
これほど宇宙の「冷たい方程式」を描いた作品は知りません。

精密な科学的設定の中で物語は単純明快、分かりやすいです。
シドニアの人々は個性的で感情豊かで未来人としての説得力もあります。
常に戦闘のさなかとはいえ、1000年も続いているのだから余裕もあります。
一期ではシドニアの舞台を楽しむシーンは多くはありませんが、
精密なCGで描かれた未来都市は震えるほど魅力的に見えました。

二期では日常描写が増えるらしいので期待は大きいと思います。
この作品も素晴らしい出来でした。
戦闘シーンはリアルで厳しいが、納得のいく描写で文句なしです。
物語評価が5点なのは科学的設定を含んだのが理由です。

投稿 : 2017/10/07
閲覧 : 859
サンキュー:

48

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

閉ざされた世界の騎士

原作者の弐瓶さんファン。アバラやバイオメガ、blameなど傑作を多く作るが、
マニアックな作風と重厚感のある絵柄で一般受けしない作者。
このシドニアは最初、弐瓶氏と気がつかない読者も多いです。
きっと恐れ多い重鎮で、話しかけられなさそう、と思いきや、
ラジオに登場、最初は先生と呼ばれるが、そのうちツトムちゃん呼ばわり。
{netabare} ~
作品は重さを残しつつ、主人公のヒーロー感が良いです。
誰も立ち向かえないガウナに対等以上に戦う姿はカッコいいの一言。
ラブコメ要素も多彩ですが、そんな甘いことは許しません。
すぐ引き離されます。
ハーレム要素が入っていて、原作者の古いファンはびっくり。
作者が好きだそうです。
CG作画です。amazonやDアニメなどで見れます。見やすいですが、
2シリーズはちょっと長いですかね。 {/netabare}

超オススメです!

投稿 : 2017/10/07
閲覧 : 206

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:今観てる

CGアニメの真骨頂

第3話まで視聴した感想です。

CGアニメ美しいですね。
SF大作にふさわしい映像美に1話から引き込まれます。

ただ、CGアニメには目には優しくないのか、連続視聴は難しいと感じました。

名作の予感がするので、最後まで期待して観られそうです。


(ここからは個人的な感想のみです)
登場人物の顔があまり見分けつかないのが惜しいかな(^_^;)
あとは、音で聞いた限りだとキャラ名が読めない!
「星白」に至っては、wikiを読まないと正式名称が聞き取れなかったw

投稿 : 2017/09/28
閲覧 : 230

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これヤバイ!エロティック!

今、1期終盤です、我慢できないのでレビューしますが、
テンポよくてグイグイ引き込まれます。全体に漂う静かな雰囲気…こんなアニメは始めてです!

フルCGがわりと苦手なんですが、この作品は、フルCGでないと、ダメです!(そこまでダメじゃないけど)

まず、男と女と両性の設定、最高。
戦闘服に着替える時の、『自動カテーテ◎』に『ポッ』ってなるシーンで、心わしずかみされました。

そう、女の子がどことなく奥ゆかしくて、たまりません!
ナガテ君の影響か、ロボットっ子がどんどん表情豊かになって人間味をおびて行く様が良い。

挙げたらキリがないけど、とてもエロティック。


シリアスなのに、各所に小さな笑いありで

あんなクールなCV櫻井さんが『海苔夫』ですよ?
(妹らしき女の子は『もずく』ですよ!)

これからどうなるか気になって眠れない毎日です。

投稿 : 2017/09/25
閲覧 : 382

dG さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神アニメだと思う(単なる感想です↓)

3DCG?の映像が凄い綺麗なアニメです。音もよくて特にエンジンの効果音が良い!

やっぱり何と言っても映像がすごくていかにも宇宙って感じがします!(行ったことないけど)他のアニメじゃ味わえないリアルさです。そんな最高のグラフィックの中で繰り広げられる戦闘シーンは神!絶対見て欲しい…
勿論見所は戦闘シーンだけじゃありません。個性的なキャラクターが繰り広げる日常シーンとかSF要素満載の世界観とかが盛り沢山。ストーリーもしっかりしてて楽しく見れます。自分の人生で今まで見てきたアニメの中で一番の作品です。(そんなに生きてませんが)是非三期も作って頂きたいです!

一期は鬱な場面が割りと多いですが二期は色々と明るくなります。ただ個人的には一期のクライマックスの戦いが一番。かっくい~

投稿 : 2017/09/04
閲覧 : 211
サンキュー:

6

ネタバレ

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

誰がために我は征き、そして散り逝くのか…

2014年放送のSFロボットアニメ。
地球を失い宇宙に飛び出した生き残りの人類と謎の敵生命体ガウナとの
戦争を描いた作品です。

救いのない絶望的な展開と、フルCGで描かれるSFアクション!
話が良い所で終わるので次に次にと一気に視聴してしまいました^_^;

亜人を見た時もそうだったのですが
最初はフルCGに慣れなくて少し違和感はありました。
でも、見ているうちにキャラにも感情移入してきて
ヒロインを可愛いなぁと思えるようになったり…(*´`)
そして悪役か味方なのか分からない中途半端な立ち位置のキャラには櫻井さんが映えますね。亜人の時もお世話になりましたが今回も一際存在感を放っていました。

このレビューを書いてる時点で、もう2期の中盤まで視聴しているのですが
やっぱり{netabare}敵が味方になる{/netabare}展開は胸熱です。
いやぁ、あれは敵なのか味方なのか…
トータルイクリプスの時も思ったのですがこんな人類の危機の時に
自分のプライドを優先させる人にはロクなことが起こりませんよね…w
2期レビューへの布石ということでcv櫻井さんのキャラには注目して
視聴して頂ければと思います(ということを書いておきます。)

あと、作品の特徴としては和む雰囲気のシーンをたまに入れつつ
暗めの展開と戦闘が中心で、見ている側を飽きさせない作りだったと思います。

悲しいほどの生還率の低さは本作品の特徴ではないでしょうか。
(1期の最後の戦闘の生還率なんて{netabare}10/48機体{/netabare}ですからね…)

生命維持機能はかなり性能良く作られている機体だなぁと
5話の「漂流」の回で思いましたが、よくシドニアの兵士の
数が足りなくならないものです…。

そして曲に関しては
angelaさんが歌う勇ましい曲で飛ばせないOPでした。
2期のOPも素晴らしいのでぜひ一度聴かれてみては如何でしょうか。


ガウナとは一体何者なのか、
そして、シドニアの騎士として誇りを持って戦場に散る幾多の華、
人類の存続を願う意志とともにぜひ視聴して頂ければと思います。


ps.5話の「漂流」回は僕の中で1番のおすすめ回です。
最後仲間が来た時は感動して涙腺が脆くなりました(;_;

投稿 : 2017/08/20
閲覧 : 324
サンキュー:

34

ネタバレ

たーきー999 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おろしろかった!

ストーリーも良い

投稿 : 2017/08/12
閲覧 : 253
サンキュー:

3

ネタバレ

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

仄シリーズ 焔煉烽炉耀炒爆煌燈燠燎煽燻燐燧炯燃燥燭熾烙燗

元々人気が高かった作品ですが、BLAME!の公開で今一度脚光を浴びているのが本作です。

この作品の一番の特徴と言えば、やはりフルCGで美麗な作画だと思います。
個人的な見解でありますがコンピュータグラフィックスの利点は、その緻密さと質量表現におけるリアリティで、同時に人の眼が見た印象との違いが欠点でした。
個人差はあると思うのですが、人間がコンピュータの視点で見た場合は感覚的なズレが生じます。
人が描いた絵などを見ると判りますが、どれだけ緻密に描いていても何処かに描き手の主観が入りますし、脳内イメージに拠る歪みというか独特の滲みの様な個性が出ます。
しかしコンピュータはその正確さ故に人間の感じる「揺らぎ」を表現する事が難しかった様に思えます。
ですが昨今では人間が見た時に違和感を感じさせないよう、意図的にレンダリングエンジンを使用しわざと滲ませたり、敢えて不規則な絵柄等を加えて描く事でその溝を埋めつつあります。
まだまだ不自然さは残るものの、上記の様な点でも成功した作品と言えるでしょう。

物語はかなりハードな描写も伴ったSFで、専門用語もかなり使われるから原作を見てない方には少々難解であったかもしれません。
しかしそれを補って余りある魅力を含んだストーリーを、時には緻密に時には上手に端折りながら一区切りまで見事に完走させました。
あとハーレム要素も一応はあるけど、主人公が一途に一人の女性を求め続ける上に鈍感なので、それほどあざとく感じなくて済むのが良いですね。

そんなハードSFに登場するキャラクターについても少し特殊です。
同じ人間でも多種多様なタイプが存在していて、普通(古いとも言える)の人間は薬物や機械を使い不死になり生き永らえ、その世界のノーマル人類は光合成をする事により少量の食物で身体を保てるように改良されています。
更には仄シリーズの様なクローンから身体の一部を機械化した人々、{netabare}そして主人公谷風長道の様に調整され生まれた時から不死の人間まで様々。
特に長道は主役でありながら恐らく数回死んでいます。(初回の米泥棒で頭を打った時点で死んでそうですし)
その度に蘇り戦い続けるという難儀な主人公です。{/netabare}
性別も男女に加え中性と従来の作品ではあまり見ることがない分かれ方になっています。
これらの設定が地球を追われ安住の地を探し彷徨う「播種船シドニア」の奇異な世界観とマッチし、謎めいた状況を魅力的に写しつつ状況の理解へと導いてくれました。

音楽は少し音が大きすぎると感じる場合もあったけど、許容範囲内に抑えられていたと思います。
中でも独特の効果音は素晴らしく、特殊な世界観や戦闘シーンに彩りと緊張感を加えていますね。
そういえば「幼女戦記」の飛行中の効果音はこの作品をヒントにしたのではないか、と感じてしまいました。
あと円盤では5.1chの音源になっているので臨場感がかなりUPしていますし、新アングルヴァージョンも見れますからTV版を見た人も楽しめると思いますよ。
{netabare}特に一期の最終回「帰還」の未公開のシーンは重要で、何故脱出後弦打機だけがエネルギー切れになったのかが描かれています。{/netabare}

そして忘れてはならないのが「奇居子(ガウナ)」
奇居子は弐瓶先生の幾つもの作品に登場する存在で、本作においてもシドニアを幾度も窮地に追い込みます。
更にその奇居子を包む「胞衣(エナ)」これがかなり万能で恐ろしい…武器のコピーから人間まで何でも複製する事が可能。
これにより他の作品に例を見ないヒロインが誕生しました。
{netabare}そう「胞衣星白」です。
無垢な幼子の様な振る舞いから特出して可愛く感じましたが、その分同じモデルから生まれた「紅天蛾(ベニスズメ)」の怖ろしさが相対的に引き立たされた様に感じます。{/netabare}

皆様も御存知の通り物語は二期へと続きますが、監督さんが交代するので結構演出が変わります。
そういった所を見比べてみるのも良いのではないでしょうか。

ちなみにシドニアはラジオも恐ろしく面白かったです。
タイトル「ラジオ シドニアの騎士~綾と綾音の秘密の光合成」
パーソナリティを務める洲崎綾さんと佐倉綾音さんの女子校(あまり品のよろしくない)の様な無防御トークが色んな意味でスゴいし、シドニアの裏設定等も聴けます。
更に弐瓶先生がツトム呼ばわりされて満更でもない感じの所とかもありますので、機会がありましたら聴いてみて戴きたいです。

最後にラジオで語られた裏話を…
{netabare}長道のロッカーに大量の重力米が入っているシーンがあるのですが、あれは岐神(クナト)が嫌がらせに入れた物だそうです。(いくらなんでも食いきれないだろ、って感じでしょうか){/netabare}

投稿 : 2017/06/14
閲覧 : 318
サンキュー:

27

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作り込まれた世界観と、それを上手く表現した3D技術。原作者と制作がWin Winな作品は珍しい

[文量→中盛・内容→雑談系]

【総括】
シナリオ(原作)と映像(制作)が、正に車輪の両輪のように支え合っている作品。本格的なSFに感動しました。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
Aパートの最後やBパートの始めに差し込まれる設定や画をみても、背景までかなり精密に作り込まれた本格的なSF漫画だとわかる。やっぱり、SFモノはきちんとした裏設定がないとダメだね。どうしても何処かに無理がきちゃうから。それは、超大袈裟に言えば、神の仕事。世界を一個作り上げちゃうんだから。

ここまで骨太のSFは最近トント見なくなりましたね。ただ、「ガンダム」「銀河英雄伝説」を神と崇める身にとっては、「シドニア」のような作品が作られるのはとても喜しいことです。

一方で、ここまで骨太で王道なSF作品にはどうしたって古臭さが出てしまいます。それを現代風にし、若い視聴者にも新鮮味をもって視聴してもらうための装置が3D。この3D技術には、当時、度肝を抜かれました(もちろん荒さはあるけど、私はもっと酷いことを想像してたので)。それまでは正直、3Dアニメ全般をなめていましたが、この作品で評価を改めました。きっとこのアニメ、2Dでやっても十分に面白かったと思いますが、その他のアニメに埋もれたり、「難しそう」と無用の敬遠を招く恐れも。やはり、3Dでやるべきだったのだな、と。

ストーリーの方はそのうち2期にまとめて書きたいと思います♪
{/netabare}

投稿 : 2017/06/10
閲覧 : 355
サンキュー:

39

コーヒー命 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 2.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

シドニアの騎士

全話を2回見たけどやっぱり意味わからん。そして全話忘れてしまう。

投稿 : 2017/05/12
閲覧 : 211
サンキュー:

1

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2期に続く

2期に続いていく話。
物語が面白く,CGも良かったです。
細かい話などもありそう(ララさんのことなど)ですが,それは,原作を読まないとわからなそうですね。
面白かったですし,2期を観るのが楽しみです!

投稿 : 2017/05/02
閲覧 : 252
サンキュー:

7

ネタバレ

オブ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観てよかった!

原作ファンですが、同じ作者のBLAME!のアニメ化と同じノリかと思ってたらこちらはちゃんと(?)ストーリーや戦闘シーンがあり、しかも高クオリティー。もっと早く観れば良かったと後悔。
戦闘シーンや世界観は作者の得意とする圧倒的な大きさ比較でのスケールの表現力、迫力ある戦闘などCGを駆使、独創的な世界観の街並みは色付き動く(アニメ化なので当たり前ですが)、高いクオリティーで表現されていました。

またCGアニメの顔がのっぺりしてしまうのも原作ものっぺり顔のため気にならず、むしろ戦闘シーンやお色気シーンもCGだからこそここまで表現できたのだと思う。


{netabare}戦闘シーンのない息抜き回も面白さは損なわれず、ストーリーに関係のある伏線を残しその回収は見事。先の先まで考えて練られた話だと納得できます。
{/netabare}

投稿 : 2017/03/13
閲覧 : 267
サンキュー:

7

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シドニアの騎士のストーリー・あらすじ

対話不能の異生物・寄居子(ガウナ)に破壊された太陽系。かろうじて生き残った人類の一部は、小惑星を船体とした巨大なる宇宙船・シドニアで繁殖しながら宇宙を旅する道を選んだ。それから約1000年の時を経たシドニア出航紀元1009年。地下層部でひっそりと育てられた少年・谷風長手(たにかぜながて)が、祖父の死を期に街へ出る。長手は人型巨人大装甲・衛人(モリト)の操縦士訓練学校に入学することになり、そこで初めて祖父以外の人間と触れ合っていく。長道が初めて異性を意識する女性 ─ 星白閑(ほしじろ しずか)長道の初めての友人となった男でも女でもない人間 ─ 科戸瀬 イザナ(しなとせ いざな)長道に苛立ちを覚える少年 ─ 岐神 海苔夫(くなと のりお)様々な訓練生たちと学校生活を送る中、ついに長道たちに初任務が下される。それは決して困難な任務ではないはずだった。しかし長道たちの前に突如、寄居子が出現。100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は何を選択するのか? 人類の存亡をかけた戦いが今、始まる──。(TVアニメ動画『シドニアの騎士』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2014年春アニメ
制作会社
ポリゴン・ピクチュアズ
主題歌
≪OP≫angela『シドニア』≪ED≫喜多村英梨『掌 -show-』

声優・キャラクター

逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、森なな子、本田貴子、鳥海浩輔、佐倉綾音、阪脩、小山力也

スタッフ

原作:弐瓶勉(講談社『アフタヌーン』連載)、 監督:静野孔文、副監督:瀬下寛之、シリーズ構成・脚本:村井さだゆき、作品演出:安藤裕章、絵コンテ制作:森田宏幸、プロダクションデザイナー:田中直哉、造形監督:片塰満則、CGスーパーバイザー:上本雅之、バトルアニマティクス:大串映二、キャラクターデザイン:森山佑樹、音響監督:岩浪美和、音響制作:STUDIO MAUSU、音楽:朝倉紀行、音楽制作:スターチャイルドレコード

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