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「蟲師(TVアニメ動画)」

総合得点
87.8
感想・評価
1967
棚に入れた
10553
ランキング
141
★★★★★ 4.1 (1967)
物語
4.3
作画
4.1
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
4.0

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蟲師の感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

墨絵を思わせる、世界と人間のあわいの物語。

本作は人間中心の物語ではない。故に劇的な愛憎の悲劇や感動から距離がある。本当における人間は世界の中心ではなく、世界の周辺の小さな一部であり、水墨画における点景的な人物に近い。


本作が妖怪ではなく、蟲の物語であるのもその辺に由来すると思われる。妖怪では人間に近い意識的な存在だが、蟲に意識を見る人間はいない。世界と同じように、それは善悪ではなくそういうものであるに過ぎない。


本作での人々は業が深い存在でも、運命に翻弄される悲劇的な存在でもない。彼等はただ出逢ってしまっただけであり、彼等の救済も破滅もそうなってしまった…というだけのことである。


大自然や世界に対して人間はそんな風に受け入れるしかなかった時代の匂いが本作には漂っている。


故に本作は2クールもあるが薄味である。しかし、それが本作の魅力でもある。薄味だからこそスルスルと自然に話を次々に追っていけるし、どこから見初めても面白い。薄味でもしっかり出汁がひけているから一話一話が軽すぎ重すぎもせず、ゆったりと楽しみ続けられる。


薄味を履き違えて味がないような日常系などは、退屈すぎてかえってストレスになる。ストレスなく見させるには、ストレス?な要素を削るのではなく、軽みと重味を上手くバランスをとる高度な技術がいるものだ。


本作の主人公のギンコが似合うのは、決して人里ではない。彼は、静寂に満ちた森や雪原を独り行くのが相応しい。本作はそんな孤高の静かな充実がある。

投稿 : 2024/04/13
閲覧 : 632
サンキュー:

33

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

蟲と人

1話完結型で各々の完成度が高いです。
イメージとしては、『夏目友人帳』に近いのですが、
こちらは所謂バッドエンドを軸としているので好みは分かれると思います。
特に前半は救いのないバッドエンドに当たるものが多いので、そういうのに抵抗がある方は、
先に後半の話を見てみた方が入り易いかもしれませんね。

あと注意点としては、あまり一気見はしない方が良いでしょうか。
理由としては以下の通り。
・話に重さがある
  身を入れて見る分、単純に疲れます。
・余韻が強い
  気持ちの切り替えを強いられる形になるため、上記に加えて疲労感が増します。
・心地が良い
  絵本の読み聞かせのような眠気を誘う心地良さがあります。布団とか入ってるとコロンとやられます。

不満点を挙げるなら以下の通り
・OP
  不満というほどではないですが、和風作品なのでもう少しそっちに寄せて欲しかったかな。
・キャラ
  全体通すと判別が難しいキャラが多々います。
  1話完結型であり、話を跨ぐキャラは判別がし易いので、然程問題はありませんけどね。

作品としては間違いない実力を持っているので、興味がある方は是非ご覧ください。

投稿 : 2023/12/10
閲覧 : 340
サンキュー:

7

赤羽カルマ最強 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:今観てる

個人的評価 良作アニメ

ストーリー 6点 切なくなる話とかはあるが基本1話完結でワンパターンで起伏の少ないストーリー
作画 18点 自然体で美しい作画
声優 15点 文句はない
設定 20点 季節の雰囲気や独特の世界観が好み、設定に関しては惹かれるものはある
音楽 7点 和風の絵なのに洋風なオープニングはミスマッチ
総得点 66点
雰囲気を楽しむのがこの作品の醍醐味といったところか、ストーリーが面白いかと言われたら首を傾げる程度ですかね。

投稿 : 2023/08/02
閲覧 : 145
サンキュー:

0

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

内容の奇妙さとは裏腹に雰囲気はヒーリング作品

原作未読。予備知識なしの初鑑賞。

夏目友人帳に似た感じなのかな〜と観始めたところ、
設定自体がそもそも違いましたし
似ているのはパッと見の雰囲気だけでした。

※蟲師も夏目友人帳も好き。

キャラ的にも、
夏目友人帳よりかなり飾り気を控えた感じです。
作品にイケメンや美女を求める方には不向きかも、、w

物語は1~2話ごとに区切られているので
合間合間の時間で程よく観やすい作品でした。

また内容は"怖い"や"不気味"とは違って
個人的な印象としては"奇妙"が1番しっくりきます。

その物語の奇妙さとは裏腹に、
時がゆっくりと流れてるような感覚や音楽の雰囲気から
なんだかヒーリング作品を観ている気分になりました。

ただ各話でゲスト出演する声優さんの中には
違和感のある話し方をする方がいて、
その話の間ずーっと気になっちゃいました(・᷄֊•̀ก"
まるでコナン映画のゲストのようなw


主人公の蟲師であるギンコが
{netabare}蟲に詳しくて人々の悩みを対処していくのですが
よくある何でも出来る無敵タイプではないのが
物語としては素晴らしいですね。

蟲を寄せ付ける体質のギンコは
同じ土地に長居できないので転々と旅をしながら
その土地に居座れる期限内で人々の蟲問題の解決に
惜しみなく手を差し伸べていく優しい人物。

だけど前述した通りギンコは無敵ではないので、
その蟲の知識はあっても治せないものは治せなくて
どうしようもないという悲しいお話もあります。

"蟲"という設定に現実味はありませんが、
こういったギンコの人間らしさがあるから
こちら側の世界でも有り得たりするんじゃないかと
たまに錯覚してしまえる楽しさでした。

いや、、
厳密に言うと蟲の世界観に現実味を感じると
楽しさというより気持ち悪さですねw
(もちろんいい意味で!)
{/netabare}


まだまだ2期も特別編もあるので、
はっちゃけアニメの間に挟みながら観ていく予定です!

投稿 : 2023/05/05
閲覧 : 154
サンキュー:

12

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作画がすごい

20年近くも前の作品と思えないような作画が素晴らしかった
特にでかい出来事が起きることがある訳でもなく
登場人物もレギュラーででるのは主人公のみというどくどくな作品でもあるなぁ
1話完結物なので好きな話も見つかると思う
ただ、それが鵺に個人的に毎週1話見る感じならいいのだろうけど一気見するようなものじゃなかった、、、

蟲とは妖怪の類なんだろうけど妖怪ではない
独特すぎる世界観にどうして?とかではなく
そんな世界なんだと言った感じで説明もほとんどないのも特徴的だった

投稿 : 2023/01/31
閲覧 : 316
サンキュー:

3

ネタバレ

イオピ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

色がすごくいい。音楽もいろいろな楽器を使ってておもしろい。21話のEDがストーリーとリンクしている感じがして特によかった。

投稿 : 2022/05/30
閲覧 : 177
サンキュー:

1

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:----

雰囲気がいい

職場の子に進められて見てみました。

少し古風な雰囲気でよく時代背景も描けている気がします。
世の中には不思議な事がありますが、そんな不思議の元凶を蟲の仕業にして描かれています。

角の話や繭の話、予知夢の話にタケノコの話など結構印象的な話も割と多かったです。
作品自体はほとんどがフィクションの為に視聴者が予測困難な場面が多々ありますが、それも普通に見る分に楽しめると思います。

一通りみると、面白い話も詰まらない話もありますが、この作品の雰囲気はどれもしっかり出てますし、雰囲気を楽しむアニメって感じが強いです。

あまり恐怖感やドキドキ感は有りませんが、独特の雰囲気がとても楽しく感じますw

投稿 : 2022/03/24
閲覧 : 250
サンキュー:

10

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今は昔

あるエピソードを観ながら、昔々国語の時間に音読させられた『杜子春』を思い出した。
そういえば『酒蟲』と言うお話もあったな。
そして更に、その芥川龍之介が「美しいなまなましさ」を感じると、そして「野蛮に輝いている」と評した『今昔物語』の世界が浮かび上がる。
深い山々や谷に、あるいは海に囲まれた地に生まれ、そして張り付くようにして世代を重ねてきた我々の祖先の物語である。
きっとそこには、神道や仏教、あるいは儒教と言った外来のものが入り込み、いかに上書きしようとも、決して消し去ることのできない根源的な畏れや信仰めいたものが存在し続けてきたに違いない。
人々は自然に対しては実に無力であると、その背後に、人智を超えた何かを感じてきたのである。
そして、科学という新しい信仰を持つに至った現代であっても、我々の心の内には、超自然的なものを否定することを躊躇させる何かが存在し続けているのではなかろうか。
それは、日本人が持つ根源的な性情とでも言うべきものであり、その意味で、「今となっては昔の話」ではなく、「今も昔も変わりなく」と言った方が良いのかもしれない。
そしてそこに、希代のエンサイクロペディストである南方熊楠のライフワークであった粘菌、その摩訶不思議な生態をモチーフにした“蟲”の描写と、観察者たるギンコの視点を結界にしたストーリーが紡がれてゆくのである。

投稿 : 2022/01/22
閲覧 : 404
サンキュー:

18

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

なにかありそうだがなにもなかった

世界観や
作画等はいいと思うが

何か不思議なことがある
→それは蟲などのせいだ
が五話まで続いたので断念

妖怪ものとしてゲゲゲの鬼太郎や妖怪始末人トラウマなどがあるが
ノンフィクションでもありそうな不思議な事件がある
→フィクションでも妖怪のせい
ってのならしっくりくるが
事件も原因もフィクションで
かつキャラにも惹かれず、その後の展開にも何かありそうでもなくこのまま同じようなものが続きそうな気がしたので断念

期待したので残念

投稿 : 2021/11/27
閲覧 : 333
サンキュー:

3

ネタバレ

ostrich さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界をスケッチする

レギュラードラマ(1話完結モノ)なので、「続きが気になって一気に鑑賞」みたいな熱狂はない。
主人公は成長せず、大団円もない(むしろ、バッドエンドも少なくない)。
でも、そもそも、そういう作品ではない。

本作は非常に余白の多い物語だ。たぶん、言葉にすれば恐ろしく長くなる設定もあるのだが、それらの説明は非常にあっさりしている。そのかわり、キモ美しい画と動きで語っている。アニメーションらしいアニメーションといえるかもしれない。

私見だが、原作者を含めた本作の作り手たちは、われわれ視聴者と同じく、作品世界の全容を理解しているわけではない。
ただ、「この世界はおそらくこういうものだ」という解釈だけはあって、それを基に、世界で起こる現象をスケッチする、というスタンスで作品を構築している。
たとえば、{netabare}第1話が絵描きの物語だったことや、劇中に多くのスケッチが登場するのはとても示唆的だ。{/netabare}これらは単に物語のネタということ以上に、作品を物語っている。

そのことと呼応するように、本作には「作品世界内で」不可知な蟲、あるいは想像上の蟲のスケッチは登場しない。{netabare}正確に言うと第1話のみ、それを実行可能な人物が現れるのだが、彼の能力は世界の理を乱すものとして禁忌とされている。また、探幽が封じている「『禁種』の蟲」が(絵ではなく)文字で表現されているのも象徴的だ。{/netabare}
不可知なものを想像で描くことは禁忌なのだ。

この「想像(創造)上の何か」を禁忌とするというスタンスは、作り手たちの仕事が、まさに「何かを想像(創造)する仕事」であることを考えると逆説的で非常に面白い。
そういえば、本作は「原作に忠実である」ことを大いに評価されているのだけれど、それは、原作世界に存在しないことは描かない(描くことは禁忌である)、という原作世界のルールにも通じるストイックさだ。
(後に製作された作品には、アニメオリジナルのパートもごくわずかに存在する。ただ、それもごくごく控えめなファンサービスである)

おそらく作り手たちは作品世界のすべてを理解する存在──神になることを拒否しているのだろう。彼らはあくまで作品世界の語り部に過ぎず、多くの人には見えないものがほんの少しだけ見えるに過ぎない。本作の主人公ギンコと同じ立ち位置だ。そして、そのことによって生み出される物語の余白は、視聴者の想像力を刺激し、多様で豊かな世界をそれぞれの心のうちに現出させる。

加えて、そこに寓話的な教訓を見出すことも確かにできる。しかし、それがイコール作り手たちのメッセージではない、と私は思う。繰り返しになるが、彼らの役割は語り部に過ぎない。
もちろん、作り手たちの何らかの思いは載っているのだろうが、それは、メッセージというよりも、この世界に対する深い洞察(観察)とそれを掬い取り、スケッチする絵描きの矜持のようなものだ。そして、本作はそれだけでもう充分に饒舌で、これ以上の言葉は、それこそ作品世界を壊す「禁種の蟲」だ。

非常に個人的な話になるが、本作は、初見時より、蟲のようにつかず離れず、私の人生について回っていて、再見するたびにほんの少しづつだが形を変えている。次に観るときもきっと、ほんの少しだけ触角の向きが違っていたりするのだろう。豊かな作品であることの証左だ。

投稿 : 2021/11/03
閲覧 : 522
サンキュー:

20

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメ化して良かった作品

 原作漫画は既読です。江戸時代?の山村や漁村を舞台にした妖怪モノですが、この「蟲」と呼ばれる妖怪はかなり自然に近い存在で人間や動植物と影響を与えあいながら共存しています。この世界観がなんともいえない風味を醸し出していて、マンガなのに音や匂いを感じるような気がする傑作でした。
 アニメ版は原作に忠実なストーリーで、かつリアルな音と蟲の動きが表現されていて、原作をより一層魅力的なものにできていると思いました。一話完結型なので刺さる話とそうでもない話がありますが、主人公は常に自然体に振舞うので見ててイラついたり疲れたりすることはありません。
 声優さんたちは主人公をはじめ皆ど下手です。特に子役は本当の子供を起用しているらしく、ちょっと上手な学芸会みたいな感じです。アニメ版蟲師は日本語のわからない外国人の評価がより高いのがうなずけますw

 作画は原作の雰囲気を壊さずよく表現できていると思います。派手なシーンはほぼなく、背景と蟲の動きを楽しむ作品ですね。音楽は特別目立ちませんが作品の雰囲気にはよくマッチしていたと思います。

 寝る前に一話見るのがちょうど良い感じの作品です。誰かと一緒に見るのではなく、一人で静かに楽しむ作品だと思います。

投稿 : 2021/11/01
閲覧 : 227
サンキュー:

3

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

畏れや怒りに目を眩まされるな。 皆ただそれぞれが在るように在るだけ

投稿 : 2021/09/30
閲覧 : 180
サンキュー:

0

さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

改めて

久しぶりに見直して改めて感動した
これぞ日本アニメーションの最高傑作の1つといって概ね異論はないのではないだろうか?

目を引くような着飾ったキャラクターは出てこないし、決して派手な出来事もない
強い敵が出てきたりも切迫した音楽が盛り立てたりもしない
ただ蟲というそこにある存在と人が関わり、なにかが起きる

そこに善意も悪意もなく、また正解もない

まさに日本という国のもつ侘び寂びを全てで現した、そんな作品に思える

決して華美ではないものの息を呑むような美しさで描かれる大自然
摩訶不思議な蟲という存在
そこにほんの少しだけ手を加えて人や動物と蟲との生命の循環を円滑にするギンコ
彼は人の生活の為に何かを悪者扱いしたり壊したりはしない
ただその関係性に理解を示し、流れを導いてやるのみ


また各話ごとにEDの音楽が専用に作られているのだがこの増田俊郎さん手掛けるサウンドトラックが文句なしに素晴らしい
そっと話に寄り添うように空間を余韻を演出してくれる
OSTはリラクゼーションミュージックとして単体で聴いても最高です


わずか30分枠の作品にも関わらずすべての話が上質な映画を見たかのようなドッシリとした視聴後感を残し、そのままEDが終わるまでボーっと眺めてしまう
そんな作品

投稿 : 2021/09/29
閲覧 : 127
サンキュー:

3

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異色作。人間の無力さを実感する癒し…とでも言いましょうか。

 異色という言葉がこれほど当てはまるアニメもないでしょう。類例があまり思いつきません。強いてあげればブラックジャックを連想しました。1話完結で人の悩みや因縁などを解決します。が、解決といっても本人次第。解決の仕方も問題を除去することが根本解決ではなく、当事者の気持ちは?という解答に帰結してゆきます。
 つまり、ヒューマンドラマということです。蟲が引き起こすネガティブな事象に対する人間の選択とその理由について描かれていることが非常に多いです。

 ただ、主人公ギンコが対処した結果の結末は様々です。寓話的な要素が無くはないですが、一方で寓話とは対極の道徳的な答えがない物語もあります。まったく異質な存在である蟲にたいする人間の無情さ無力さと言えばいいのでしょうか。その意味では、マンガですが「ホリック」とか「百鬼夜行抄」のような要素もあるかもしれません。
 一方では蟲は生命の象徴のようにも描かれていますので、自然という漠然とした概念を擬人化というか実体化させたようにも見えました。

 この1話完結のストーリーを2クールやるわけですが、まあ、面白いです。殺伐とした話なのに人間の無力さとか自然との関係性がテーマなことが多いせいのか、絵と音楽の力なのか癒されます。霧とか水とかのふわっとしたものが表現されているのもいいのかもしれません。
 日常系とは違う「魔法使いの嫁」の初期の作風で感じたような、残酷な現実の中の人間の無力さが作りだす達観というのでしょうか。
 テーマを感じなくはないですが、あまり深掘りしない方が良さそうです。

 という感じなのですが、実は1話目だけ非常に変わっていたと思います。まるで蟲に意思があって人間を取り込んでゆく。明確に人の形もしていました。人の気持ちが分かって、蟲がずっと孫を見守ってゆきたいという意思を確認しています。人と蟲の共存とか心の交流みたいな方向性にも見えます。
 なるほど、そういう話なのかと思っていると、その先は人の善悪を超越したウイルスのような存在として描写されます。一部クチナワとか沼の話などは若干意思も感じられますが、この1話の蟲が特殊で初めの数話は戸惑いがありました。

 物語は時代がよくわかりません。江戸というには庶民の暮らしぶりがもう少し自由がある気がするし農村部でも豊かです。明治の初期にしてはギンコの服装が…初めは転生ものかと思ったくらいです。ただ、物語的には時代考証は必要ありません。人の暮らしと自然。この関係性が見えればいいだけです。

 日本のマンガそしてアニメの懐の広さを感じるような作品です。文学と言いたいところですが、やっぱりマンガの力でしょう。頼りないような、でもしっかりした画力の絵があるからこそ本作は感じるものがあります。アニメもその雰囲気を良く再現していると思います。
 
 ほぼマンガ通りのアニメ化です。順番はシャッフルされていますが、ほとんど関係ありません。原作は読んでいますが、アニメの印象のほうが強いです。

 面白さを説明するのが難しいアニメで、他の作品の名前を出してしまいましたが、似ている部分はあっても全体としてはやはり異色です。心に残る作品でした。

投稿 : 2021/09/13
閲覧 : 257
サンキュー:

7

人類の宝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

本当の意味で今のアニメにも通用する圧倒的な雰囲気

昔のアニメの中で今の時代でも通用すると言われている作品は沢山あるが、それらの作品が作画レベルやシナリオにおいて、本当に今の時代にも通用するのか疑問に思うことがあったけど、この作品は物語、作画、音楽、全てにおいて制作年を感じさせない凄いアニメだった。
他の作品と比べられない孤高のアニメだと思う。

投稿 : 2021/08/19
閲覧 : 241
サンキュー:

4

makkus1204 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

また見たい

世界観がすごくよかった
久しぶりに素晴らしいアニメに出会えました
定期的に見たくなる

投稿 : 2021/07/18
閲覧 : 176
サンキュー:

2

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いとあはれ!!

2021/03/30 投稿
2021/03/31 タイトル変更
2021/07/03 お気に入りを「蟲師(2期後半)」に移動
2021/07/04 一部削除

蟲師

「虫」ではなく「蟲」である,本来ムシを表す漢字は蟲だそうだ。

視覚的にも「蟲師」の方が風情がある気がする。

声に出して,読んでみる。

ムシシ・・・

下品な笑い声みたいだ^^;

さて,本題に入ろう。


この「蟲師」という作品,傑作としか言い様がない。
もっと早く見るんだった。
アニコレでも評価は高いのだが,もっともっと評価されてもいい作品だと思う。(まあ,鬼滅みたいに誰にでも受けるかと聞かれれば,そうだとは言えないのですが・・・^^;)

まず,1話完結型の各話のストーリーのクオリティーが高すぎる。どの話も不気味で,しかも切ない。どことなく聞いたことがあるような気がする設定もあるので昔話や伝承などをたたき台にストーリーを作ったものもあるのだろうが,ほぼ外れ無しのハイクオリティー!!原作は読んでいないのですが,原作者は天才としか言い様が無いと思います。

それと,「音」がすごいです。
まず,OPはなんとレアな洋楽,しかもフォークっぽい曲です。Ally Kerr(アリー・カー)という人の「The Sore Feet Song」自分の好みとしては,アコースティックなギターの響きが好きな曲です。

さらに,それ以外のBGMがとにかく秀逸です!ガムランぽい曲をはじめとして,全体的に音の密度が低く,音の響く空間を感じさせるような曲が多いです。また,この密度の低さが環境由来の音を際立たせます。風の音,雨の音,雪を踏んで歩く音,雪の夜の静けさなどなど
声優さんの演技も,いわゆるアニメっぽい力一杯演じるというよりは,静かにゆっくり話すような,過度な演技を避けた自然な感じで好感が持てます。
この「余白のある音」は特筆すべき点だと思います。なるべく,余計な音をシャットアウトした環境で楽しむのが良いと思います。

絵に関しては背景が素晴らしいです。郷愁を誘うような,美しい日本の里の風景に心を奪われます。逆に,夜や物陰などは,しっかり何か得体の知れないものが潜んでそうな雰囲気です。

連想する類似点などがある作品などとしては,マンガ日本昔話,星新一のショートショート,つげ義春の一部の作品,宮沢賢治の作品,どろろんえんまくんのEDなどでしょうかw

萌え要素は無さそうにして,意外に女性キャラも魅力的だと思います。
レンズばあさんや琵琶法師推しw(←作品見ずにここだけ見るとかなりアブナイ^^;)

蟲のありようって,ウィルスに似てますね。

投稿 : 2021/07/04
閲覧 : 367
サンキュー:

23

haru さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

鳥肌!

音楽と映像がすごくまっちしていました。声優さんの落ち着いた声も重なって眠くなる作品だったので、見終わるまでに時間がかかりました。決してつまらない作品という意味ではありません。一話で問題を解決してくれるので、安心してみれます。生物と共存するあり方を教えてくれる作品でした。多くを語らず映像、音楽、間を使って含みを持たせて、見る側の捉え方に委ねる感じも好きな感じでした。ただ、集合体恐怖症の方にはきついかもしれないですね。笑 私はすごくざわざわしました。

投稿 : 2021/03/10
閲覧 : 234
サンキュー:

5

ガバ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

音にこだわりを感じるアニメ

音楽に限らず、音にこだわっていると感じた。音によって、物語の世界へ導いてくれる。耳をすませば、蟲師の世界が、すぐそこに、きっと

投稿 : 2021/02/18
閲覧 : 225
サンキュー:

3

はいじん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

蟲師…いい響きだ

高2の秋に見たと思います。1話完結の物語集で見やすいと思います。一見ただ暗いようにも思えますが、登場人物の心情や背景を考えたらそんな風には思えないと思います。音楽、声優ともに最高で、オープニング曲も雰囲気がマッチしていて最高でした

投稿 : 2021/02/12
閲覧 : 229
サンキュー:

3

ネタバレ

natsO29625 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

 たまに自然に囲まれたてリラックスしたいと思ったとき、蟲師のような作品はとても良い
 
 『のんのんびより』なんかも田舎でゆったりくらす日常系だが、蟲師の場合は少し落ち着いた雰囲気を重視している

 物語はほとんどが1話完結であり基本的にはギンコが蟲に困っている人を助けるというものなのだが、毎回ハッピーエンドで終わるものばかりではないため安直な展開出ないところが良い

 オープニングからエンディング、BGMまで作品のしっとりとした雰囲気や神秘的なものを作り込んでいるところが非常に好印象である

 監督が『悪の華』の人と同じ人で、萌え要素やギャグがなくても面白いものを作るという姿勢が伺える

 1話完結なので忙しい人でも無理なく楽しめる作品になっているので是非おすすめしたい

投稿 : 2021/02/10
閲覧 : 198
サンキュー:

8

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観たい

唯一無二の世界観!

お話、色彩、画風、音、声優、音楽…全てが調和している日本しか創り得ない最高傑作❗ディズニーの白雪姫から始まったアニメ歴5?年…実写の様に美しい作品、ジブリ作品等。本当に良い物が多いがここまで来た日本独自の美しさに感慨深い思いを持たされました。もっと評価されるべき作品だと思う!!

投稿 : 2021/01/23
閲覧 : 217

サイサイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

静かな作品

主人公ギンコが旅する中で起こる物語が1話完結で進む作品

派手な展開はないけれど、淡々に、静かに、それでも惹き込まれる
作画も美しい

個人的には日本昔ばなしの大人版って印象を受けた

声優についてはギンコ役の方はクセがある
ゲスト声優も本職ではないよな〜って方も多いと思う
それでも物語の背景にスッと溶け込んでいてそれほど気にならなかった

1話1話大切に観させてもらいました
この作品に出会えて良かった!

投稿 : 2020/12/06
閲覧 : 240
サンキュー:

10

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

蟲のおはなしだけど人のおはなしかも

妖怪とかミステリーみたいなおはなし
でも見てるとやさしい気もちになれたり
にゃんは
山の木とか見てるだけでなみだが出そうになっちゃった


蟲はどこにでもいるのかな
でも
山の中とかが多いみたい

蟲は菌みたい
でももっと
いのちそのものに近いって

見える人もいれば
見えない人もいる

菌みたいな蟲もいるし
人みたいな蟲もいる

蟲がつくといろんな病気になったり
フシギな事件がおきたりするの

そんな人たちのところに
蟲師のギンコが来て
病気をなおしたり
こまってる人を助けてくれたりって。。

でも
ギンコでも分からないことってときどきある
だけどギンコはなんとかしてあげようって
一生けんめいになってくれる

フシギな事があって
それがどんなふうにそうなったの
とか
どうやってなおすの
とか
見てるとちょっとドキドキしちゃったり

蟲につかれた人と
そのまわりの人とかの
気もちや思いがつたわってきて
泣いちゃったときもあった

ずっと見てると
草とかふつうの虫とかにも
なんだか
いのちがあるんだなぁって。。

それで
にゃんがこのおはなしが好きなのは
たくさんの蟲は出てくるけど
たくさんの人ってあんまり出てこないからかも。。

1人と1人が多いみたい
1人と1人だからまわりのこと気にしないで
うそとかつかないで
気もちが伝わるのかも?ってにゃんは思う。。

今から100年くらい昔かな
山奥とかいなかに蟲がいっぱいいて
あるときは人みたいに生きてたりするの
でも
たくさんの人間ってあんまり出てこない

だけど人はいて
人が少ないから考えるのもその人のことだけで

それだけでにゃんは
やさしい気もちになれたかも。。

たまに人がいないところに行きたいって思ったり
ひきこもってたりする人が見たらいいおはなしかも☆

投稿 : 2020/11/24
閲覧 : 1434
サンキュー:

229

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

上品なお酒を飲んでるみたいな余韻を感じます

私は虫が苦手です。
動物、哺乳類だと、なんとなく感情が伝わってくるけど、虫って機械的というか、異質な生き物って感じがします。
あと、キモいのが多いですし(>_<)

なので、蟲師ってタイトルでなんとなく敬遠していた作品でした。
キモい虫たちがたくさん出てくるグロアニメかなーと勝手に思ったり。。

実際には、とても味わい深い物語でした。


この物語の蟲は、不思議な生態を持つ普通の人には見えない生き物のことで、蟲師とは、蟲の生態を研究したり、蟲で困っている人を助けたりすることを生業にしている人たちのことみたいです。

主人公のギンコは蟲師の仕事をしながら日本各地を旅しています。

時代の雰囲気は明治あたりでしょうか?みんな着物を着ていて髪型は普通なので。


1話1話の内容が深く、濃くてずっしりきます。

見てると、まるで度数の高い上品なお酒を飲んでるみたいに見た後の余韻に酔っちゃうので、一気に見るよりも、少しずつこの物語を味わうように見るのがおすすめです。

絵もくすんだような色彩だけど、この不思議で幻想的な物語に合ってると思いました。

お話も、ギンコが解決できた話ばかりではなくて、ほろ苦い余韻のお話もあったり。。

4話の夢の蟲の話。8話の海の蟲の話。14話の竹の蟲の話。19話の天の蟲の話。
などが個人的には印象に残りました。
26話最終話も良かったですね。


余談ですが。
虫って昆虫や小動物はもちろんですけど、人の意識の表現にも使われたりしてますよね。
まるで虫のせいなのかのように。
虫の知らせとか、虫の居所が悪いとか。
人の体の中に虫が棲んでいて、寝ている時に体から抜け出してその人の悪行をばらすとの信仰も昔の日本にはあったらしいです。
なんだか、このお話の蟲たちみたいですね。面白いです。

投稿 : 2020/10/20
閲覧 : 398
サンキュー:

30

kapita さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

独特な

蟲・・・妖怪?精霊?のようなものが人間や自然に影響を及ぼすもの
誰にでも見えるものではない

蟲師のギンコ旅をつづけながら蟲をを探し蟲に苦しむ人をその知識や薬で手助けをしたりする話です

このお話の良さは、蟲に苦しめられている人の全てを助けられない所ではないでしょうか
それ故に見終わった後に、少し切なくそして少し考えてしまうそんな作品です
絵もその世界観を表しています

そして蟲師ギンコが旅を続けなければいけない理由・左目を隠している髪型
ギンコの過去を知ると、あの飄々としていてそして淡々とした感じに納得がいくと思います

1話完結で、それほど重くなく見やすいと思います
続章も併せて独特な世界観を味わってみてはいかがでしょうか?

投稿 : 2020/09/17
閲覧 : 282
サンキュー:

17

ネタバレ

マスラヲ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

煙草(薬)のキャラ好き

不良や豪快っといった成分はなく、冷静で飄飄としている主人公。
煙草とは言っても薬。蚊取り線香加えているような感じ?
こういう煙草キャラは好きです。同じく、
ACCAのジーンオータスも好きです

投稿 : 2020/07/25
閲覧 : 266
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメの域を超えた作品

この設定といい、ストーリーといい、とても素晴らしかった。この作品は言葉で伝えることの出来ない程、難しく、深い内容であった。
この作品を作った作者を本当に尊敬する。

投稿 : 2020/07/25
閲覧 : 268

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

はかなく…切なく…そして静かで寂しげな物語

これは江戸時代の末期から明治時代にかけて…
というよりも、時代の狭間、架空の時代の物語

登場人物はいずれも和服の着物姿…
だけど主人公のギンコだけが洋服を着てズボンをはいています。
まるでタイムトラベラーのようです。

もしかして、このアニメの世界は異次元世界、もしくはパラレルワールドなのかもしれません。
 
蟲とは妖怪のようなもの
だから蟲師とは、ゴーストバスターズに相当するものかもしれませんが、
物語を見ると、ギンコは薬売りのような、医者のようなこともしています。

でも、どんなにギンコが蟲の知識があっても
ギンコにできることは限られています。
全ての人の悩みや苦しみを解決することはできません。

だから、はかなく…切なく…時には、むなしさを感じます。

そして、そんな環境でも、人間は懸命に生きています。


どんなに頑張っても、どんなに努力しても、できないことってあると思う。
でも、だからといって努力することを怠ったら、頑張ることを諦めたら、
希望を失ったら、…もっと空しい結果が待っている。

だから…、自分なりに頑張って頑張って死ぬまで頑張り続けて…
死んだら、神様やエンマ大王の前で胸を張って
「私は頑張って生きてきました」と言いたい。…そう考えています。

投稿 : 2020/06/21
閲覧 : 579
サンキュー:

38

緑の座 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

Thanks 漆原友紀

毎話クオリティが化け物
物語作画音響全て最高レベル
大好きな作品になりました

投稿 : 2020/06/20
閲覧 : 296
サンキュー:

5

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蟲師のストーリー・あらすじ

「蟲」(むし)は作者の創作であり、我々が一般的に知っている「虫」いわゆる「昆虫」ではない。「蟲」とは、我々の世界でいえば幽霊や妖怪のような存在がそれにあたり、霊能力者を「蟲師」(むしし)という「蟲」専門の医者、かつ研究者、退治者としている。
時代設定については「鎖国を続けた日本」、もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」といった所との事。ゆえに作中においては、登場人物は主人公を除いて全員和装をしており、登場する風景も日本の原風景を思い起こさせるようなノスタルジックなものとなっている。
本作は、「蟲師」である主人公ギンコが「蟲」により引き起こされる様々な謎を解き明かしていく物語であり、基本的に一話完結で物語が構成されている。(TVアニメ動画『蟲師』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2005年秋アニメ
制作会社
アートランド
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9F%B2%E5%B8%AB
主題歌
≪OP≫Ally Kerr『The Sore Feet Song』

声優・キャラクター

中野裕斗、うえだゆうじ、土井美加

スタッフ

原作:漆原友紀(月刊アフタヌーン』講談社刊)、 監督:長濱博史、キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦、脚本:伊丹あき/桑畑絹子/山田由香、音楽:増田俊郎、美術監督:脇威志、音響監督:たなかかずや

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