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「四月は君の嘘(TVアニメ動画)」

総合得点
91.6
感想・評価
5046
棚に入れた
20052
ランキング
29
★★★★★ 4.3 (5046)
物語
4.3
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.4
キャラ
4.2

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☆の総合評価
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四月は君の嘘の感想・評価はどうでしたか?

定年退職 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これを見ないのはもったいなさすぎる

初回から引き込まれて、デフォルメや幼少シーンの多用でメリハリをもたせてテンポよく展開されていて、最終回まで一気に見ました。
最終回がとても美しかった。実写では表現できないアニメの良さがありました。
中学生でここまで思慮深く思考できるものなのか疑問に思うところもあったけど、個々人が互いに影響しあい高め成長していくというテーマは共感しました。
やはり名曲を劇中歌に取り込むとぐっと締まりますね。
わたしにとって五指に入る名作です。

投稿 : 2021/02/24
閲覧 : 152
サンキュー:

7

ネタバレ

御宅 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

時々退屈な気持ちになる

好きでも嫌いでもないが自分から勧めようとは思わない作品。

特に主人公の母親の設定にツッコミたくなります。
母親に対しての主人公の気持ちが曖昧で少し苛立ちを覚える。憎悪の気持ちは確実に持っているが、ピアノを教えてくれた感謝の気持ち。これを回想シーンでミックスさせているせいで、「結局お前は母親をどう思っていたんだ?」となる。

OPは自分が大嫌いなジャンルなのだが、盛り上げ方がすごく上手い曲。引き込む力があるなと感じた。

投稿 : 2021/02/14
閲覧 : 700
サンキュー:

6

ネタバレ

みどりーぬ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

春のあとには椿が必要なんだよ

正直、感動系はこれ以外ないと思います。
こんな緻密な作りはなかなかできないです。
あ、タイトルはYoutubeのコメ欄からお借りしました!
まず、最初のシーンからむちゃくちゃ綺麗なんですよね。
風景、雰囲気、人。主人公だけが暗い感じで。
そこからの文化センターへ駆け出すシーン。あそこで暗い空気から春の輝きへと主人公は境界線を越えるわけです。
彼は友人A、しかし恋をしてしまった。しかもその人には自分のトラウマである音楽が付きまとうわけで。彼女に恋すればするほど音楽とも向き合わなければいけない彼の葛藤が前半では上手いこと表現されていました。
また、そこでも別のドラマが。椿は主人公のピアノが聴きたいが、そうすればするほど、かをりにのめり込んでしまう。自分が好きな主人公が奪われていく悲しみとピアノを聴ける嬉しさの葛藤がここにもあるわけです。その中で先輩と付き合ったり、気を逸らそうとする様子も思春期らしくいいものです。けれどやはりそう簡単にはいかないわけで。
そこからは後半戦、主人公は大好きな彼女の病を知るわけです。今までは彼女と音楽がセットであり、彼女がいたから音楽に向き合えたわけで、そこから一人になる恐怖、悪化する病への恐怖、友人Aという立場からの彼女へのアプローチに苦しむわけです。
そこで重要なファクターとなるのが渡です。渡というキャラは本当に全体を整えてくれるキャラで、女たらしという要素がどれだけ喉越しよくしてくれているか。しかも、諦観の上にあるコメントはどれも素晴らしいものです。そんな彼ですら女の子に振り回されるわけですから、恋は盲目とはよく言ったものです。
そんな友人のアドバイスに支えられながら、自分と音楽と向き合い、主人公は「自分なりの答え」を探すわけです。
ここが重要なんです。あくまでも主人公なりの答え。私たちは見守るしかないのです。感情移入をする隙なんてありません。というかこんな複雑な要素が乱立する中で、答えが必ず全会一致で出ることなんてありません。これは彼の物語であり、演奏を終えた彼が出した答えを私たちは受け入れるしかないのです。彼が親の愛情を感じたならそれはそれでいいのです。それを無駄に同情しようとし、そこに自分の納得する答えが無いからと騒ぐのは無粋だと私は主張したい。
一般的な倫理観では到底追いつかない葛藤がそこにはあるのです。私達が追えるのは主人公の「恋心」くらいでしょう。
この葛藤の中の作画はとてもつもなく暗く、悲しい物です。
そして最終話、これまでは彼女の隣の「音楽」に向き合っていましたが、ここからは彼女自身にフォーカスが行くわけです。
よく物語を理解していなくても、泣けてしまうのはこの恋心の結末へのシフトが最終話になって起こるからです。
そこで手紙のシーン。ここでも普通なら利用された渡に憐れみを感じる所ですが、不思議とそのようなドロドロした気持ちにはならない。
なぜか、それは渡の設定とどこかで全てをわかっていたような描かれ方によるものです。本当にいいキャラしてます笑
そして最後の踏切でのシーン。そこの作画では不思議と前半の明るさや後半の暗さでもない、どちらでもない不思議な色合いだと思うのです。(勘違いなら申し訳ない)
その色合いが主人公の決意、これからを表していると私は考えます。
そして主人公の「君のいない春が来る」
これでノックアウト。ひたすら泣く。
といった感じが私なりの解釈ですが、いかがですか?
解釈が難しい!至らない点もありますがご容赦を。
なんにせよ、こんな作品を描けたのは本当に素晴らしい。
正直一期のEDがあまり好きではなく、飛ばしていたのですが、最終話になって効いてくるとは…。
wacciさんも有名になっているようでなによりです。
最後になりますが、こんな恋してみてぇーーーー! 以上。

投稿 : 2021/02/01
閲覧 : 340
サンキュー:

8

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

頂点

序盤 うん

中盤 うん

終盤 ...

この話は音を歌う少女の話
ジャンルは音楽・恋愛・学園・生徒
私の知る限り最高のアニメです。

序盤からもうすごいです。単なる導入ではなく、キャラ説明やジャンル把握などが瞬時に行われていて、すぐに展開が始まります。キャラも方向性もわかっているのですんなりと展開が繰り広げられますし、この展開も非常に楽しめるようなものでした。
中盤は展開していくのですが、停滞しているようで着実に進んでいる、という不思議な感覚に襲われます。音楽を主として展開される本作ではクラシックを深く知らない私でも十分に音楽を楽しめるような物となっています。
終盤では涙なしには見られない。

本作は成長とか愛とかをテーマにしているのですが、このテーマというのが良く作り込まれており、

注意してみると作品をより楽しめるはずなのでその点を含めて視聴してみてください
劇中歌というか作品の中で演奏されている曲はマイナー(私が知らないだけかもしれないけど)なのもありましたが、聞いたことあるタイトルや曲などもあったので十分楽しめました。演奏にも迫力があり演奏一つ一つに感情があらわされたように感じました。もしかしたら演奏はただの演奏かもしれませんが、そのように感じさせた演出や雰囲気はなかなか難しいと思うので、どっちにしろすごいですね。
とても充実した内容だと思います。ちゃんと2クールやったんだなという満足感が残ります
キャラも好印象。誰一人として悪い人がいないけど、それでもすれ違っちゃうことってあるよね...

監督はイシグロキョウヘイさん。初監督だそうですね
シリーズ構成・脚本は吉岡たかをさん。ゼロ魔やWORKING'!!などを担当された方ですね
キャラデザは愛敬由紀子さん。アクセル・ワールドなどのキャラデザをされた方ですね
劇伴は横山克さん。機巧少女などの劇伴をされた方ですね
アニメ制作はA-1 Picturesさん。最強。

作画は綺麗で演奏シーンや重要なシーン、キャラに注目されているをもたせたい時などの作画は目を見張るくらい綺麗な作画がでした。ただでさえ通常の作画が素晴らしいのに、さらに上を行くという...A-1pictureさん頑張りすぎ(歓喜)
op1はgoose houseさんの「光るなら」歌詞に注目
op2はコアラモードさんの「七色シンフォニー」
ed1はwacciさんの「キラメキ」
ed2は7!(seven oops)さんの「オレンジ」
全神曲。特にop1の「光るなら」はアニソン代表曲に入るくらい有名
声優さんは違和感なく、むしろあっていて、本当にそのキャラが実在してるかのように錯覚させられた

お気に入り確定の良作
総評 このレビューを見たなら見るべき
もう三回くらい見たけど、飽きないからもう見た人も、ぜひもう一度!

投稿 : 2021/02/01
閲覧 : 629
サンキュー:

34

t-ani さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

奇跡の一枚に泣いた

公生と凪の連弾が一番好きです。
喫茶店の女の子が可愛い

投稿 : 2021/01/07
閲覧 : 288
サンキュー:

3

ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

若者が必死にあがきながら困難を乗り越えてゆく物語

このアニメは、3回も見直しました。そのたびに泣いたり笑ったりと、何度も何度も感動しました。

有馬公生と宮園かをりの苦悩だけでなく、澤部椿をはじめ相座武士や井川絵見、相座凪の心の葛藤も見どころです。

若者が困難にぶつかり、何度も何度も挫折を味わいながらも、必死にあがきながら少しずつ乗り越えてゆく姿は感動します。

宮園かをりの行動には、泣いたり笑ったりと、大きく振り回されました。
彼女は最初、公生たちに嘘をつきます。
その嘘がきっかけで、公生は再びピアノを弾き始めます。
かをりが嘘をつかなければ、公生は挫折したピアニストのままでした。
あの嘘は、かをりが命を懸けて貫いた嘘だったのです。 {netabare}


かをりと公生が、橋の上から川に飛び込むシーンがありますが、
あれは、見ていて爽快でした。
まさに青春といった感じです。こんな青春を過ごせれば幸せです(^_^)
それとは逆に、
かをりが入院し、見舞いに来た公生にヒステリーを起こすシーンは、見ていてとてもつらかった。
かをり自身も、それに気づき、「ごめん」と謝りますが、
彼女の行動が、ガンで亡くなった公生の母の行動にあまりに酷似していたため、公生も、うすうす気づいてしまいます。

かをりが一日だけ退院して公生と一緒に行動するシーンがあります。
あの思い出は、公生にとってもかをりにとっても、一生忘れられない思い出となったでしょう。

そして、病院の屋上で、公生がかをりに、もう一度一緒に音楽を奏でたいといったシーンは、いたく胸に突き刺さりました。
今度は公生によって、希望を失くしていたかをりが救われたのです。

さらに、東日本大会での公生の演奏、
あの演奏は、かをりに聴かせるための演奏です。
今までの幸せだった思い出がすべて音楽で奏でられた演奏でした。
だから彼の音楽は、綺麗な色に見えるのです。
{/netabare}

澤部椿の心の葛藤と行動力にも、大変感動しました。{netabare}
澤部椿は公生のことを弟にように思っていました。
椿の日頃の行動は、公生への思いが大半を占めます。
まわりからはバレバレですが、椿自身は公生をできの悪い弟のようなのでほっとけないと言い訳するのです。
だが、彼女は、ついに公生が好きだと気づいてしまいます。
そして、時計の針が止まったままだったのは公生ではなく、自分だったことに気づきます。
彼女は、ありったけの勇気を奮い起こして、公生に告白するのです。
彼女は、自分の力で、止まっていた時計の針を動かしたのです。
{/netabare}

相座凪の心の葛藤も、見ものでした。{netabare}
大好きだった兄の相座武士が、公正のスランプによって元気をなくします。
凪は公生を恨みます。
だが、ひょんなきっかけで公生とピアノを共演することになり、
練習のつらさと公生の偉大さを理解します。
そして演奏会の当日、公生の強引な導きで、凪の能力が開花するのです。
凪と公生の二重奏は、凪の心の気持ちが充分に表現されていました。
{/netabare}

井川絵見の心は、さらに複雑です。{netabare}
相座武士が公生のことをべた褒めしたとき、「あなたは本当の有馬公生を知らない」と言い放ちます。
実は彼女は小さい頃、公生のピアノ演奏を聴き、感動のあまり泣いてしまったのです。
彼女がピアノを始めた動機は公生であり、彼女の目標は公生そのものです。
彼女は、相座武士が知らない公生の真の実力を自分だけが知っていることに優越感を持っています。
しかし、彼女は心を素直に表現できないため、ついつい公生に厳しく当たります。
恋心とは違いますが、井川絵見にとって公生は、なくてはならない存在なのです。
{/netabare}

投稿 : 2021/01/05
閲覧 : 865
サンキュー:

105

ネタバレ

トリプレット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ヒロインの奇跡を信じてたのに。。

最後どうしてヒロインがいなくなる必要がありますか。
悲しすぎる。ヒロインの病気がわかってからは、見るのが只々苦痛で、胸が苦しくなってしかたなかったです。
それというのも、ヒロインが奇跡の復活を遂げるのを信じてたから見続けたのに。。
個人的にはヒロインが最高に輝く最初の数話を見れば、とても気持ちのいい観賞ができると思いました。
しかし、アニメ中の音楽はいい

投稿 : 2021/01/03
閲覧 : 271
サンキュー:

7

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

前を向け。顔を上げろ。世界は、こんなにも色付いているのだから。

美しい物語に感動、改めて本当に素晴らしい作品でした。
音楽というテーマを通して描かれる中学生たちのほろ苦い青春群像劇。
大事な人の為に捧げる真っ直ぐな想いは言葉を超えて人々の心を震わせる、よくあるテーマのようですがそれを圧倒的な描写と説得力で伝えてくれる作品でした。

作画は非常に美麗でした。TVアニメーションと思えないくらいクオリティが高く、四季折々の背景はまさにこの作品を彩るうえで素晴らしい演出をしていたと思います。
今作で特に印象深かったのが光の使い方と音楽。
春の木漏れ日、夕暮れの下校道、蛍の光、夜空の星と月光、コンサートホールの照明等、とにかく風景をより鮮明でカラフルに、時に暗くモノトーンに描写する光の演出は見事で、見ていて感嘆する場面ばかりでした。

また音楽の音色も非常に力が入っていました。当方基本的に楽器には疎く、クラシックなんかはほとんど聞かないので基礎知識は皆無に等しいのですが、それでも違いが僅かながらも感じ取れるくらいにはキャラの心情を巧みに汲み取った演奏がなされていたと思います。
関係スタッフの方々、本当に素晴らしい仕事をなさっていたと思います。

{netabare}個人的に1番感動したのは13話でした。やはりこういった家族の愛を描いたテーマにはすこぶる弱いです。
母親の有馬早希の公生に対する態度は絵本である『小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。』の内容に通ずるものがあるように感じました。
子供のことを大事に思うが故、自分の死期を悟っているが故の厳しい指導。自分が残してあげられる物を残す、子を想う母の優しさと苦悩、その真実を知った時は涙せずにはいられませんでした。
{/netabare}

投稿 : 2020/12/29
閲覧 : 606
サンキュー:

59

Lovesing さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あれ、目から温泉が

映像だけじゃない、音が人の心を揺さぶってくる。
主人公の描写以外にも周りのキャラクターの心の描写、セリフにせずとも伝わる気持ちを表情を通して完璧に伝わってきた。
音楽とは、演奏家とは、命とは、人とは。全てを詰め込んだ作品。
しっかりとオチがあるし、起承転結オールパーフェクト。なにより泣けた。
なんで今まで見てこなかったのか、否、私が22話を見る時間を渋っていたから。なんてもったいことを。
これは必ずアニメ好きとして見るべきだ。
気づけば笑顔で、気づけば不安で、そして私の目には温泉が出ていた。冷たく辛いものもあった。けれど必ずどこかに温もりがあった。冷めやらぬ興奮をどうすればいい。
あぁ。私もピアノをやろう。少ししか弾けないピアノをもっと練習しよう。そしていつか、自由に演奏しよう。
これをこの世に生み出した原作者とアニメスタッフに幸せを。本当に見てよかった。

投稿 : 2020/12/23
閲覧 : 220
サンキュー:

10

クマリャフ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春よのぅ

ウチがかじっているのはドラムなのでこのアニメは共感できないかな~っと思っていました。

最近青春系のアニメは胸焼けがして見れないのですが、
これは普通に見れました。

投稿 : 2020/12/13
閲覧 : 230
サンキュー:

4

桃ちん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分的神アニメの一角

一話一話隙の無い作品でした。

ストーリーは勿論のこと、音楽・声優陣・登場キャラクター全てがハイレベル。

唯一作画だけは好みが分かれそうなので、一応この評価に。

投稿 : 2020/12/11
閲覧 : 161
サンキュー:

4

ネタバレ

キャンキャン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

嘘から始まる物語

途中主人公の公生のウジウジした感じが見ていて若干イラついたりしましたが、最終回のラスト、かをりの手紙がそんなことも全て帳消しにするくらい
心を持ってかれました。

じつは公生のことを5歳から知っていて憧れていたこと、
同中と知って近づきたくても近づけなくて遠くから眺めていたこと。
自分の命が長くないことを知り、公生に近づくためにわたりを好きだとウソを言って公生に近づいたこと。
全てをカミングアウトした手紙の最後の言葉、好きです。がほんと泣けました。
偶然一緒に写った5歳の時の宝物の写真を一緒に同封したり·····

この手紙が公生に届く時には、
自分がもうこの世にはいない時と思いながら
書いたりしたんだろうなとか、もうほんとラストのラストは涙でした。

投稿 : 2020/11/13
閲覧 : 317
サンキュー:

11

ネタバレ

pH さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感動的なストーリー

感動した(ToT)
とにかくエモいったりゃない
かをりちゃんの手術成功して、また一緒に演奏するんだとばかり思ってたんだけど、ある意味予想を覆す最終回。
あと手紙ですね、タイトルの「嘘」っての、病気を隠してたことかとばかり思ってたらそういうことか〜と笑
これまた予想覆された。
とても良かった

投稿 : 2020/11/08
閲覧 : 330
サンキュー:

6

 (・ω ・ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

音楽っていいな ☆135評価

見終わりました
音楽の「お」の字も知りませんが
音楽っていいなぁ 青春だ!

そんな作品です

設定が中学生・・・(個人的には大学生でも・・・)
がゆえに、純粋な青春も描かれているような印象

音楽・・・・というハードルはありますが
お気になさらず
学園ストーリーを音楽を通して見る!という気持ちで見れば
楽しめるのではないでしょうかw

そして、気持ちよく涙を流せました

投稿 : 2020/10/17
閲覧 : 226
サンキュー:

6

ネタバレ

ハタハタ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

手紙、つらい、、

とても面白かった!
基本はギャグが多めで観ていて楽しかったし、最終回での怒涛の感動ラッシュで涙腺がボコボコにされた。
ただ個人的に中盤のシリアスシーンが少し長過ぎた気が若干した。、

投稿 : 2020/10/04
閲覧 : 316
サンキュー:

7

りは さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世の中の美しさを凝縮

考え方 相手への言葉 行動 全て美しいです。
しばらくこの世界に浸りたいと思います。

----視聴完了しました----

演奏される楽曲の表現が素敵です。
BGMや挿入歌も美しいです。
演奏者目線のカメラワークが臨場感あります。
登場人物の言葉がほとんど全て刺さります。
そこにいる感が凄いです。

機会があれば Blu-ray で再視聴したいと思います。

投稿 : 2020/10/04
閲覧 : 381
サンキュー:

27

ネタバレ

にともん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

1週目感想!(2週目も追記します)

このアニメの良いところは特に
1.作画
2.曲
3.声優
の3つです。

作画はたった一秒程度のコマも丁寧に細かく描かれており、漫画らしい顔の描写(口が三角形になるなど)や綺麗なピアノのcgなど一話から最終話まで一度も汚いところがなくて驚きました。
明るい話のときは街が鮮やかに描かれてアニメの世界に入ってしまいたくなるほどに美しい、作品の世界観が出来上がっています。 

次に曲ですが、opとedすべての曲が素晴らしいです。青春の楽しさと辛さが深く感じられます。

最後に声優です。
声優さんの演技が素晴らしいのはいうまでもなく、制作方法として声を収録した後に声に合わせてアニメーションを作ることで顔の動きがとても丁寧に描かれています。
作品への没入感を高め他の沢山のアニメと差別化ができているところでありこの作品を見ていて感じた、完成度の高さを証明していると思いました。

主人公が母親の呪いに苦しみながらも、ヒロインが音楽に楽しむ姿勢に心打たれ殻を破っていくところは見ていて力が入りました。
最終話の手紙を思い出しながらこの部分を見ることでより深く心情を理解できると思うので、すぐに2週目に移ります。

投稿 : 2020/09/26
閲覧 : 263
サンキュー:

6

ネタバレ

みかづき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

『嘘』に内包したもの

私のどーでもいい感想日誌を読んでくれてありがとう。

当作タイトルは、いつかどこかで聞いた、世間の名作 という記憶で。

私は、お得意の先入観。好き嫌いから入る「右脳」タイプで
『四月は君の嘘』というタイトルを「なんか、どーしても。。」敬遠してました。

6文字の、一片ひとかけらの誤算も許さぬ完璧なタイトル。御涙もの。作画がキレイ過ぎる。登場人物が美しくまぶしく輝き過ぎて、ちょっと・・と生理的に苦手感。。

「これで感動させられたくない」

私自身の毛嫌いは、時に自分には無い・出来ないからこそ心底羨しい ときあり。
そういうものへの嫌悪感と憧れも含まれてるかも。

○観終えて。
ぬぬー!!序盤に涙腺爆破されて、すばらしい音楽に惹き込まれて。。

でも「納得感と満足感」は、みるひとによって分かれそうだね。。
感想は時系列で。積み重なってゆくものだから。

1話
公園で子供たちと、子供の楽器で奏で会ってる、私には羨ましい異世界の素敵なシーンだ。
でも【中学生ごとき】が異性を"つきあう"目的で紹介できる、紹介する・・という文化に、反吐がでた。

藤和コンクール
かをりと主人公が『堅牢な、評価されるための、歴然と積まれてきた周囲と慣習』に束縛されずに演奏する。大感動した。あまりにドラマティック!!
・・アニメも脚本もすでに数多。。『これがヒーローとヒロインの最期の演奏ではなかろうか。。』と感じてしまった。

作品を通した、主人公母のスパルタ教育シーンと主人公の悲痛な心情と叫び
楽譜と聴こえる音楽が消えてしまうことは肝で、大事大事!なんだけど、その『幾重にも繰り返される』回想と関わるシーンと台詞は、毎話繰り返すなら、もっとわり切って尺を短くするか、同じ目的でよいから別のエピソードで巾広くしてもよかったとおもう。大変なコトなのはわかるけど、伝えるのが下手だと感じちゃった。

椿
私には、幼少からずっと一緒の異性 というのがいない。その感じ方自体がどうにもわからなくて入ってこなかった。
小さな頃からずっと、クラスや学校が同じ・または近くにいるけど、恋愛面では遠いとか、憧れとか、夢中になる異性ってならもう少し想像できるんだけど。
椿ちゃん、私には見ためが かをり に比べて明らかにかわいそう。先輩に告られるくらいだから、異性からみて刺さる魅力はあるんだよ。筋肉ゴリラ・・なら、作画かな、なんか中途半端だな。
かをりに比べては地味な黒髪の美少女か、思いきって、見ため可愛くはない位の娘だったら、椿の片思いに目覚めて傷つく心情と現実に、くそ刺さった気がする。

ライバル2人
研鑽しあう音楽♪バトルアニメになってゆくのかと、ドキドキ期待した。残念ながら主人公をときに屈服させる、脅かすほどの存在は1人も登場しない。でも余韻は、そういう展開を選択したのも間違いではないと感じさせた。


年下の子をみる・・では、もっと心が傷ついた子か。
努力と天才の主人公と同じ質量の努力をしても、全く結果がでない能力の無い子(当然いる)と接して、ショックを受けるとかそこに学んで・・が好みかな。
あと、まどマギのマミさんの幼少期にどうしても「私にはみえてしまう〜☆」のが如何ともしがたかった!

この物語は、私には 『嘘』 がメインテーマだった。

かをりが、主人公についた嘘は、傍若無人で彩りに溢れていた。
両翼がもげ精神が欠損し、草も生えない彼に、勇気の空気と希望の森を与える。

かをりは、自身が消えゆく、終わりがみえる悲しい短い人生だから、
走り出す と決め 主人公に近づくための『嘘』をつく。

おもいっきり! 言葉と行動・・こころを ぶつけてゆく。。
だからあの(見ため 目にあまるともとれた)「はしゃぎよう、昂たかぶり」は、私には、彼女にも「主人公と同質」にあるどうしようもない《こころの壊れ》が日々進行し、自覚のない恐怖で。

また、

何度も やめる という  その嘘は 最も美しい嘘だ

と視聴者を励ました。

彼女の『嘘』は、言葉は嘘だが、"内包してるものは嘘ではない"『真実』の連続だった。
という・・、期待する、予想できるからくり。それを"音楽と描写の熱"で迫ってくるのが本作だった。

私は、最終盤の主人公と、主人公の中の かをり との演奏はそんなに感動しなかった。
かをりの死後の、締めくくりの仲良しの仲間たちのシーンも・・まぁふつうだよね。

でも、主人公が【最後の手紙】を読んで、彼女を思い、描く。
その かをり の『姿』、他愛もない『嘘』のかわいさに、涙腺は砕かれた。

好きです。  そして  ごめんなさい。

手紙は さいご 正直に そう締めくくった
ここが着地点(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


▼微妙な点
作品をとおして
時折、渡くんなどが「驚くほどの大人の言葉」を投げかけ、返してくる。
・・それは女の子が教えてくれるものだ とか。

学生時代、付き合ってる相手や友人が自殺してしまい、
何年もトラウマになってるというひとを知っている。
私はあくまで"知っているていど"だけど。
そのひとは賢いひとだった。けど、言葉はきれいとか、そういう言葉じゃなかったよ。
ただただ、ふつうの、途切れ途切れの言葉だった。

私には、そんなもんだとおもう。

だから当作で、中学生で(高校生でも)
あそこまで言葉が的確に抽出されて雄弁なことには異和感を感じる。
そこまで「整った言葉」がでる理由、説明とかの描写がほしかった。
当然、年端のゆかない登場人物も
「大人がつくった脚本で、大人が子供の姿に命を与えたもの」
私は無粋にもおもってしまうのだ。

言葉って、そんなに大人びて
整ってなくともよいんではないか?  ?だけど。。

▽そのほか
最初のOPが1番すき。曲も作画もまぶしかった♪ テンポと移りゆく作画♪❤(ӦvӦ。)
灰色の学生時代の私には、表面だけみれば超妬ましい美しい姿だけど!
て、、複雑だな。。

キャラと背景のキレイさ
ずば抜けて透明。ʕ•̀ω•́ʔ✧
主人公と かをり の超絵顔「最高の笑顔」だけは、もうちょっとふつうの方がよかった!(;^ω^)

投稿 : 2020/09/25
閲覧 : 317
サンキュー:

19

ネタバレ

時雨 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心に残る最高のアニメ

原作をここまで昇華させた作品を初めて見ました。プロのアニメーターが本気でいい作品を作ろうと、情熱を、心血を注いだ結果生まれた作品だと思います。

特に演奏シーンは圧巻!とてつもない熱量を感じ、体が熱くなります!アニメーターの熱意がそのままに伝わってくるようです。

作画・構成・背景など、すべての質が高いですが、それらを全部ひっくるめて「演出がすごく良い」と言いたいです。この演出こそが、原作を最高の作品に昇華させたのだと思います。

演出が素晴らしいからこそ、回を重ねてどんどんその世界に引き込まれていきます。確かによくあるストーリー展開ではありますが、その演出に引き込まれ、世界に没入していくと、違うものを感じるようになります。

それは主人公達の呼吸です。絵の構図や背景の色使い、台詞の間でそれぞれのキャラの気持ちが分かるようになり、この作品の登場人物一人一人に血が通っているように見えてきます。そうなってしまったらもう全話が神回です。登場人物の台詞一言一言に重みがあり、表情の一つ一つに意味を感じます。無駄なシーンなんて一切ないんだと気がつきます。そこから最後まで涙が止まらなくなります。

最初は宮園かをりを薄っぺらく作り上げられたヒロインだなと思いました。でも、それもそのはず。彼女の背景こそがこの物語のカギであり、伏線を張りつつ、徐々に明らかにする必要があったのです。

すべてを知り、もう一度作品を見直すと、彼女の人間性の深さが分かります。
出会った公園で公生が見た涙の意味、自分の演奏の感想を公生に聞いた時に手が震えていた理由、椿に公生を伴奏者にしていいか確認した時のらしくない仕草。

そこには、公生と一緒に演奏したいという夢。人々の心の中に生き続けたいという願い。自分の体が動かなくなっていく恐怖と、生きることへの諦め。椿に対する後ろめたさ。重ねる嘘の代償。そして公生への想いが、彼女の言動の背景にあったのだと思いました。
薄っぺらいヒロインだと思っていた彼女は、複雑な感情の中で、多くの葛藤を抱えている人間でした。

ここからは主観ですが、公生とかをりの恋は、愛したいとか愛されたいとかいう類のものではないと思いました。公生は自分の心の中のスクリーンにまっすぐ彼女を映し込んでいき、かをりは彼の心の中で生き続けたいと願い、何度も何度も彼の心の中に写り込もうとしたんだと思います。

それぞれ別の意味での「好き」という感情を持った2人の心は近づいて、最後には繋がってしまったんじゃないかと思ってます。「僕(私)の中に君がいる」。

恋愛というものは実は人それぞれで、形なんてない。言葉で表現することは不可能だけど、この2人の恋愛はこういうものだったんだな、と思いました。

さて長々と書いてしまいましたが、この作品は素晴らしい!というか美しいです!かをりの存在も相まって、桜のイメージがピッタリの作品です!
心に残る名言が作中にあふれており、忘れられない作品になりました!

ありがとう!

投稿 : 2020/09/06
閲覧 : 294
サンキュー:

14

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「私は走り出した」

小さいころから譜面通りに弾くように言われてきた公生。
譜面を気にせず、自分らしく弾こうとするかをり。
君は自由だという公生に、音楽は自由なんだと言うかをり。
公生はそんなかをりに影響されて、再びピアノと向き合います。

公生のおさななじみの椿が好きで、どちらかというと椿に自分を重ねていました。
6話の「わたしたち」の意味。無謀なバックホーム。そして公生の背中で涙を流した椿がちょっぴりうらやましかった。

そして14話。
足跡。いつのまにか自分の足跡より大きくなってて。大人っぽくなった公生と目があってドキっとして。
その公生から音楽科のある遠くの高校に進むと打ち明けられて、思わず涙が出て。
そしてはだしで走り出す椿。
私も椿と一緒にボロボロ泣いちゃいました。

18話。
凪と公生の息の合った演奏を聴いたかをりは何を思うんだろう。
たぶん、とても嬉しくて、そしてとても悲しいんだと思う。
一緒に病室でバイオリンを「弾く」かをり。
かをりに、また一緒に演奏しようと言う公生。
本当に一緒に演奏する機会を与えて欲しいと私も思いました。


かをりはすごいな、私はかをりのようにはなれないって思いながらずっとこの物語を見ていました。
でも。かをりの手紙の中の「私は走り出した」にぐっときて、かをりのようになりたいと初めて思いました。

投稿 : 2020/09/02
閲覧 : 440
サンキュー:

36

涼宮 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

作中のキャラ全員が輝いてた

まあ最終回は簡単に予測できたので人を分ける作品だとは思うけど、どちらかというと主人公の成長、ヒロインの葛藤具合に感動した

投稿 : 2020/09/01
閲覧 : 347
サンキュー:

5

ネタバレ

えいおー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感動!人生が変わる作品と言っても過言ではない!

この作品は今までに見た作品の中で最もオススメしたい作品です。

見たらきっと人生や世界が変わります、むしろ変えようって気持ちにさせてくれる作品です!

君嘘は感動・泣けるアニメでよくヒットしますが、意図的なお涙頂戴物ではなく、何か綺麗な景色を見た時の様な種類の感動と言いますか、、、頭ではなく心の奥にスッと入り込んでくる様な自然で優しい種類の感動作品だと思います。

他の作品とは違い、光と影の演出、音楽、登場人物の会話の間や余韻をすごく意識して作られています。

まるでアニメではなく舞台を見ている様でした。


お話のあらすじ
{netabare}
母親を亡くした元天才ピアニストの少年。

母親が亡くなった時に起きた出来事がきっかけでピアノを辞めてしまいます。

母親を亡くし、ピアノを辞め、世界がモノクロームになってしまった少年。

しかし、少年は2年後に少女と出会います。

少女は天真爛漫、唯我独尊、明るくいつも輝いている、少年の親友を好きな女の子。

少女は少年に言います。

私バイオリニストなの!

少女は少年を舞台に引きずり上げます。

そして少年の世界はカラフルに彩られていきます。


ここからもっとネタバレです。


この作品は「少年と少女=影と光」をとても意識して作られています。

例えば3話の屋上で少女が少年に自分のコンクールの伴奏をして欲しいと願うシーン。

少年が無理だ出来ないとネガティブになっているシーンでは少年は建物の影にいます。

少年にやってみようよ話しかける少女は日向にいます。

少女の涙と願いに心を動かされた少年は、立ち上がり足を踏み出し、影を出て頷きます。


例えば5話のコンクールを終えた数日後に、少年が夕方の橋の上で少女に再開するシーン。

少女は少年にあれからピアノは弾いてるか聞きますが、弾いてないと応えます。

どうして?と問い掛けると、自分は演奏家にとって大切な楽譜を投げ捨てた人間だ、弾く資格は無いと返します。

少女は、みんなそうだよ?やってられるかーって!と笑いながら言います。

少年は自分が悩んでいる事はちっぽけな事だった事を知ります。

この時少年の前の少女の瞳に雲間から射す夕日の光が映り、キラリと光ります。
{/netabare}

上記の様にキャラクターの感情が影や光とリンクされて表現されているシーンがたくさんあります!それに合わせて流れる音楽やBGMが本当に良いです!文章では表現が難しいのでぜひ見て感じて欲しいです!

そして、登場人物の会話でもこんなに間をたっぷり使っている作品もとても珍しいと感じました。通常は尺の都合で間を詰めたりすると思うのですがこの作品は会話の前後や間にしっかり必要な時間を使い、セリフの余韻や空気感を効果的に表現しています。
もちろんテンポの良い掛け合いも多く見ている人を飽きさせないです。

制作された方の良い物を作ろうという意思が伝わってきます!

ストーリーも作画も音楽も声優さんの演技も本当に素晴らしいです!

花江夏樹さんと種田梨沙さんが本当に素晴らしい演技でした!もちろん他の声優さんも上手な方ばかりでした!

長くなりましたが本当にこの作品は多くの人にオススメできる作品です!

きっと見たら世界や人生が変わる作品です!

投稿 : 2020/08/25
閲覧 : 221
サンキュー:

7

ネタバレ

ksk84 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

泣かせる設定がズル過ぎる…

Amazonプライムでの評価がとても高かったので見てみた本作。

とても良くできた作品です(^ ^)

設定がそもそもズルいってのもありますが…
やっぱり感動しますし、そして音楽モノってのも良いですね。

案の定…分かっていながら泣いちゃう作品です(笑)

<内容(「oricon」より)>
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出逢いから色付き始める。傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり。少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始める。

投稿 : 2020/08/12
閲覧 : 280
サンキュー:

7

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ストーリーは良かったけど回想シーンが多い

ストーリーがとても良くて次が気になる展開も良かったのですが、不要な回想シーンが多過ぎる気がしたのが残念です。
次が早く見たいのに、また回想…と想うことが何度かありました。
1クールにまとめても良かったのではないかと思います。

投稿 : 2020/08/10
閲覧 : 254
サンキュー:

6

ネタバレ

そよかぜ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美化されたバッドエンド

音楽のことは詳しくないので触れませんが、
ストーリー的にそれほど感動する事ができませんでした。
ってかヒロイン死ぬ必要ありますかねコレ・・・?

やっぱり、死んでしまったらおしまい。
バッドエンド以外の何モノでもないです。
最終話の(主人公へあてた手紙による)ヒロインの行動と動機を知った時なんて、
第一話を思い返すと心がはち切れる思いでした。

あと作者の配慮なのかはわかりませんが、
ヒロインの病名も明かされないまま終わりましたし。
いやいや、あんたら大切な(好きな)人の病気の正体気にならないの!?
ってツッコミたくなりましたよ。

原作未読なのであれですが、
アニメなんだし、最後に奇跡が起こって手術成功!ヒロイン復活!!
みたいなハッピーエンドでもよかったと思います。

投稿 : 2020/07/26
閲覧 : 394
サンキュー:

6

ネタバレ

カマキリ宇宙人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:----

人生の鏡である音楽の残酷さ

物語の序盤から漂う不穏な空気で、なんとなく結末はこうなるんだろうなぁと思いながら見進めて行きました。涙腺の緩い自分は案の定鼻水を垂らしながら号泣。わかってても泣ける言わばズルい演出と結末だなぁって思いました。

母とかをりという二人の人物の死を経験したことで、より彩りが増す音楽というのは残酷なものです。

投稿 : 2020/07/15
閲覧 : 251
サンキュー:

7

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そのフラグ 折らせてください 心から 

原作既読


良い。すごく良い。

2クール分の全22話。
原作単行本11巻分をアニメでは22話でと過不足ない尺、原作の再現度合いは高めです。控えめにいって傑作です。

「泣ける」「切ない」との誉れ高い本作です。私もしっかりと掌の上で踊ることができました。そもそも音楽を取り扱ったものは好物なのです。


母親の死をきっかけにピアノを弾けなくなった元天才ピアニストの主人公有馬公生がヴァイオリニスト宮園かをりとの出会いを機に再生していく物語。
その公生とかをりに幼馴染の澤部椿と渡亮太が絡んでの4人組の恋模様も見逃せません。
青春+恋愛+音楽。このへんひっかかりあればどうぞどうぞ。


作画と音楽は見所で、音楽テーマの作品でこのへんしょぼいと他で挽回されてもノリきれません。

作中けっこうな数の演奏シーン、ここぞという場面の手書き作画は精細で実写に引けをとらず。監督曰く「演奏シーンの再現は通常の5倍たいへん」「ヴァイオリンは曲線が多く描きにくい」製作陣の本気に触れることができます。さらにアニメならではの演出を被せることで、実写では不可能な情感たっぷりのシーンが出来上がってます。
{netabare}・公生:音が聴こえなくなる様を水中に没していくことで表現したもの
・絵見:曲目「木枯らし」で枯れ葉を舞い散らせたもの
・公生:最終話でのショパンバラードは説明不要でしょう{/netabare}

四季折々の背景描写も綺麗でした。四月に始まり三月に終わるであろう物語をカラフルに彩ります。
リアルタイムでは秋に始まり原作の終了と時を同じくして春に放映が終わってます。こういったタイトル名「四月」に合わせての原作との連動や放映時期の帳尻合せが細かくなんとも心憎い限りです。

OP曲「光るなら」「7色シンフォニー」でも歌詞に『色』を取り入れるなど作品に寄り添った楽曲でした。ED曲「キラメキ」「オレンジ」は切なさ担当です。
BGMことごとく良いです。終盤ピアノとヴァイオリンだけの劇伴が増えるのなんかは卑怯ですね。がんがん揺さぶられますもの。あーエモいったらありゃしない。


そして『カラフル』はセリフでもちょいちょい出てくる作中のキーワード。
モノクロの世界に沈んでいた公生がかをりや周囲の人達の影響を受けながら、どうやって色を取り戻していくのかが物語の主題になるのでしょう。
再生の物語の大きな幹となるのが、公生とかをりのラブストーリーになります。

そのため観る側が公生とかをりの関係に焦点を絞り過ぎてしまうと、周辺キャラと公生の絡みが増える中盤を、中弛みと感じてしまうかもしれません。
そこは知人・友人・ライバル達との絡みがあってこその話です。うじうじ型公生くんの更生いや再生をかをちゃん一手に負わせるのは負担が大きくてかわいそうかな、と思う私は好意的に受け止めてます。


それと回想シーンでちょくちょく幼少時代出てきます。全て演者さん変えずにやってるのには驚きでした。男性だと子供時代は女性の声優さんあてたりするんですけどね。公生(花江さん)と武士(梶さん)、言われるまで気づきませんでした。幼少時代からの継続した流れ、心情の変化を重視した監督の意図とのことです。


画や音の演出の良さが土台となって、シナリオいい感じ、登場人物誰もがなにかしら抱えている、それを声優さんが自然に演じてる、そんな印象です。
公生とかをりだけではない、周りを取り巻く面々も物語をしっかり支えていることがこの作品の良さに繋がってますね。ありがちな一対一(あと三角関係)で完結しがちな恋物語以上の力を作品に与えていると感じました。


そして最終22話、綺麗な終わり方です。
視聴後の爽やかな余韻がしばらく続き、満足感と虚脱感をおかずに数日はごはんを食べられるくらいの余韻が残ります、たぶん。
周辺キャラもしっかり描かれてきたことで、最終話なんかは思い入れのあるキャラクターによって受け止め方が変わってくるかもしれません。

{netabare}私の場合、最終話で涙腺が崩壊することはなかったです。3話でさっそくフラグが立って長い話数かけて結末を受け入れる準備をしてたからでしょう。静かに受け止めてかをりを見送りました。
後期EDを見て「やっぱそっちの方向でいくんかい?聞かなかったことにしとくわ」全力でフラグを折りたい願望、いや祈りに近いゾーンにハマって抜けられなかったです。{/netabare}



物語の軸は公生とかをりなので、二人の関係性や心情の変化を追ってくことになりますね。
 ※未見の方、以降ちょこちょこネタバレ入ります。

■公生は何のために演奏するのか?
{netabare}幼少時代は「母のため」に演奏して
かをりと出会い、「君のため」に演奏して
ゆくゆくは「聞いてくれる人(達)」のために演奏する。
そしていつでも公生の中にはかをちゃんがいて…

公生が誰かのために弾こうとするとその人は去っていくって、とんでもないトラウマだろうに、それでも演奏家として自立していくんだから頭が下がるわ。
{/netabare}

■モノトーンとカラフルの対比
{netabare}序盤カラフルと形容されたかをりは徐々に色を失っていき
モノトーンの世界の住人だった公生は徐々に色づいていく

カラフル=生命の輝き
の一面もあり、単純な比例反比例の線を描いて完結、ではなく、途中行ったり来たりしながら、如何にお互いカラフルたりえるか、影響し合ってましたね。

公生は凪との連弾をかをりに聴かせ
かをりはコンクール本選の日の手術を決意したことを公生に告げる

当人らにしかできない方法でお互いの背中を押すんですよ、中学生が( ;∀;){/netabare}


■演奏毎の公生くんの変遷
かをりと公生の関係性を演奏シーンを軸にして考えてみました。
 ※超長文になっちゃったのでご興味のある方で

◆ヴァイオリン・ソナタ第9番〈クロイツェル〉第1楽章(第2話)
 藤和音楽コンクール 一次予選
{netabare}
譜面通りに弾くことで、コンクールを荒らしまわった経験のある公生に「音楽は自由」である気付きを与えたかをりの演奏。
モノクロ公生に光は差し込むのか?
ひとまず賽は投げられたぞ!
{/netabare}

◆序奏とロンド・カプリチオーソ(第3・4話)
 藤和音楽コンクール 二次予選
{netabare}
「友人A、君を伴奏者に任命します」かをりの大博打から始まった公生くん巻き込み第一弾。
舞台でかをちゃんは闇落ちしそうな公生をぐいぐいと引っ張り上げます。
集中すると音が聴こえなくなるのは言い訳なのかGIFTなのか、目の前にかをちゃんがいなければ、この時点での公生は伴奏を再開することはなかったはずです。
「私は全力で弾く 効いてくれた人が私の演奏を忘れないように」
「AGAIN」
「君の眼には覚悟があった。。。音が聴こえないならイメージしろ」
公生が必死にくらいついたご褒美として演奏後の喝采。『演奏家有馬公生』が産声を上げた瞬間です。

まだこの回くらいまでは平和に観れていましたね~

この近辺は2周目以降だと胸にくるものがあります。
屋上で頭を下げた時もそうですが、かをちゃんが椿に公生伴奏の根回しをする時も、手を震わせながらのお願いでした。どんだけ不安だったんだろう。
どうしてかをちゃんは自分の演奏をいったん止めてまで公生との演奏にこだわったんだろう。涙腺が緩んできてやばいのであります。
{/netabare}

◆エチュード ホ短調 作品25-5(第6・7・9・10話)
 毎報音楽コンクール 予選
{netabare}
「ピアノのコンクールに出て 君の番だよ」藤和コンの後、ピアノを弾いてない公生に対しかをりは立ち止まることを許しません。
その昔、山本五十六は言いました。
“やってみて 言ってきかせて させてみて”
その「させてみてフェイズ」かをちゃんが隣にいない舞台で公生は再び演奏を止めてしまうのであります。今度はAGAINしてくれる人は傍にいない。脳裏をかすめるのは藤和コンでのかをりの背中。
「あの時君は何のためにヴァイオリンを弾いたのかな?」
「僕は君のために弾こう」
公生がピアノを弾く意味を見出し一つ階段を昇りました。
同時に譜面通り弾くことがアイデンティティだった元天才少年が脱皮した瞬間とも言えるでしょう。
なぜ演奏を止めてしまってたのか?
これは正確に弾けないことへの恐怖と解釈してます。
クロイツェルで音楽の違った側面に触れ(ヒューマンメトロノーム化する前の公生はこうだったのだが…)、
AGAINで必死こいてイメージしながら弾くことを模索し、
今回の25番で弾く意味というものを見つけました。

以降、公生が途中で演奏を止めることは無くなります。演奏終了後、幻影である母親の口元が緩むショットが挟まれるのが象徴的ですね。

「でも手抜きなんてしてないよ。ぶっ倒れるまで練習した。精一杯やった。
それでも不細工な演奏だったとしたら、それは、それは今の僕だ。今のありったけの僕だ。」トラウマを克服しつつある元天才少年です。
{/netabare}

◆愛の悲しみ(ピアノ独奏版)(第12・13話)
 ガラコンサート
{netabare}
13話。泣くなというのは酷な話です。

「もうすぐ夏休み ガラコンサート 君はどうする?」きっかけはやはりかをりです。ぱっと見ふっきれてそうな公生でも、喉の奥にささった骨、公生ママ早希さんの影がちらつきます。そして、かをりの選曲は公生と早希との繋がりを最も色濃く反映している因縁の曲。果たして公生は亡き母と向き合うことができるのか?
「僕証明します。宮園かをりがどれほどの演奏者か」
会場入りしてないかをり。周囲の動揺を尻目にずいぶん逞しくなったものです。
案の定演奏中に音が聴こえなくなりますが、聴こえないからどうしよう、ではなく、あれ?僕の知ってるのはこんな曲だっけ?と悩みがこれまでと違うところにシフトしてたりします。そこから公生は母との思い出の曲に向き合い、自分の演奏を形作ったものは早希であり自分の中に早希がいることを認め素晴らしい音を奏で始めます。

この回に先だって後期OPの曲が替わりました。歌詞にある『一人じゃ出せない音が あることに気が付いたよ』幼少期の努力が基盤となってそこに上乗せするかたちで出会った人達とのあれやこれやが反映されていき、表現力が増していくわけです。そのために一番大きな影響を受けた母早希に公生が向き合うことは避けられなかったと思います
『演奏家有馬公生』が成長軌道に乗りました。

13話は親目線になると、ちょっとくるものがありますね。子供に何を残せるのだろうか?と早希の覚悟に共感してしまいます。
別の見方もあって、面白いと思ったのは海外の反応でした。それまでの虐待シーンで早希へのマイナス評価が固定化されてたこと。13話では早希が豹変したかのように見え理解不能といった反応が多かったようです。文化の違いなんでしょうか。
{/netabare}

◆“眠りの森の美女”より「ワルツ」(ピアノ連弾版)(第18話)
 胡桃ヶ丘中学校学園祭「くる学祭」
{netabare}
「誰かのために演奏できるって思ってるより大切なことだよ」言い出しっぺがついにかをりではなくなります。
連弾パートナーは相座凪。超合金ヒーロー公生を意識する相座武士を意識する妹ですから、自ずと演奏スタイルは似通ってきます。公生はかつての自分を凪に重ねている状況。
「いじけたあの人を一発ぶん殴ってやりたいんだ」
演奏時間はこれまでの最長8分40秒です。藤和コン・毎報コン・ガラコンとこれまでも公生の演奏は誰かの心を動かしてきました。今回も公生の後追いマン武士には踏ん切りをつけさせ、凪も演奏家として覚醒するに至っております。
ただね、公正が届けたい相手は一貫してかをりなのです。
視点をかをちゃんに移すと、藤和コンでは公生の弾くピアノでヴァイオリンを弾くことができました。毎報コンでは公生の演奏を聴いて「やっと帰ってきた」と涙を流します。そしてガラコンの演奏をかをちゃんは聴いてません。
藤和コン:一緒に演奏したいというかをりの夢が叶う。ただし公生は不完全体。
毎報コン:あこがれの公生が戻ってきてとても嬉しい
描写はないものの、どれだけガラコンで一緒に弾くのがかをりにとって楽しみだったか、想像に難くありません。
そして公生に視点に戻すと、ここまではかをちゃんの期待値上限に届く演奏は出来てたと言えると思うのです。

くる学祭での演奏はそうしたかをちゃんの期待値上限を突破して、諦めモード突入のかをちゃんにもう一度公生と演奏することへの未練を深く刻みました。本当の意味で届けたい相手の心を揺り動かした公生唯一の演奏となったのです。
あとはかをりにとって公生を引っ張る立場で臨まざるを得なかった藤和コンのデュエットのリベンジ。今度は途中止まらずに5歳の時に目の当たりにしたあこがれの公生と対等な立場で一緒に演奏したいという想いがかをりを満たしていくことになるのです。夢よもう一度!かをりは手術を決意します。
「だからもう一度チャンスをください 君と肩を並べるチャンスをください」
「私にもう一度夢を見ろという 夢はかなったのに いつか君とワルツを だなんて・・・」

観てるほうもしんどい。万全の二人の競演をぜひ見届けたいと願って何が悪い!
頼むからそのフラグはミスリードでしたと超展開を期待した終盤です。
{/netabare}

◆バラード第1番 ト短調 作品23(第22話)
 東日本ピアノコンクール
{netabare}
当初は、音楽科のある高校へ入るためのコンクール出場でした。出場動機が今までと毛色が違うため、かをりと亡き母が重なって見えた公生にとってピアノを弾く意味を失ってしまいます。母と喧嘩別れしてたら違った展開になってたかもしれませんが、取り込んでしまった以上それも無理な話です。
「僕はただ恋をしただけなのに」…ほんともうこれ以上公生をいじめないでください。
手術の日をコンクールの日に合わせた時点で、この切っても切れない関係は完全に確立されたと言えるでしょう。かをりは最後の最後に公生の背中をもう一度押すのです( ;∀;)

そして凪回をさらに上回る9分間いろいろ詰まった圧巻の演奏シーン。
ここまでくると言葉は蛇足!観たもの感じたものが全てでしよう。
{/netabare}


なかなかこの手の物語でこれ以上のを作るのは厳しいだろうなと思えるくらいの視聴後の満足感です。これこそ製作陣に感謝!


■蛇足1
どんだけマセた中学生なんだとかこんなポエミーな奴いねーよという声にはちょっと異を唱えます。
演奏家ではぜんぜんないんだけど、病気という点で公生とかをりと似たような関係の中学生が近場に居て、この二人、こっちが驚くほど深いこと考えてたり良いこといったりイケメン過ぎる行動をとったりするんだよね。そしてそれは周りに伝播するみたい。月並みだけど死を意識するとより思考が深くなる事例を目の当たりにしてるんです。同様に小学生から一線で頑張ってる連中も似たような感じだったりしたからこの作品の年齢設定に違和感はないです。
ポエミーなのは高校だとイタさが出てくるのでむしろ中学生で良かったのでは?とも思う。

■蛇足2
“君”って作中何回言ってたんだろう?
元祖“君”連呼厨の小田○正(すごい好きです)も70歳過ぎて「君が好きです」言ってるし、そもそも年相応とか考えること自体、あまり意味ないことなのかもね。

■蛇足3
ここまで一切触れてないけど、実は瀬戸紘子さんがキャラの中では一番好きだったりする私。
あ、椿や渡にも触れてないや(-_-メ) ま、いっか



ここまで、長文読んでくださり有難うございました。



視聴時期:2018年2月 それと 2019年11月~2020年3月

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2019.11.03追記

放送エリア限られます。すいません。
明日から東京MXTVで再放送開始です。
来年の春に放送終了見込みであろう素敵な物語を擬似リアタイ気分で堪能したいと思います。


------
2020.03.31追記  

満喫しました。春に終わる物語を春に迎える至福。
初視聴から2年経ってないのに、その間に大事な人を見送ったり、自分も大病を患ったりと見える景色も変わりました。この再放送の最終日には巨星堕つのトップニュース。
残された者は受け止めてしっかりと足を踏みしめて歩いて行かねばなりません。


2018.08.30初稿
2019.11.03追記
2020.03.31追記
2020.06.25誤字修正

投稿 : 2020/06/25
閲覧 : 1185
サンキュー:

109

ネタバレ

ちゃっぴー0913 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

夢も希望もない愛の悲しみ

普通ピアノメインだとショパン モーツアルトやリストに偏り気味なのですがベートーヴェンやチャイコフスキーにラフマニノフ等王道をバランス良く使っていて...ただ個人的に選曲センスは…でしたがそれなりによくはありました...あれで母親に猫...その他諸々ひたすら殺すのでなく生きる希望や可能性を何処かに残してくれたら嬉しかったです。 京アニキー三部作のように最後に可能性を残せたから神なのであって残念ながら君嘘は声優もいい演技をしていたのですが良作少し手前止まりです

投稿 : 2020/06/22
閲覧 : 335
サンキュー:

12

shin1kudou さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

音楽系アニメを毛嫌いしている人はぜひ

すばらしいアニメでした

投稿 : 2020/06/21
閲覧 : 447
サンキュー:

6

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四月は君の嘘のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
四月は君の嘘のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

四月は君の嘘のストーリー・あらすじ

母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出逢いから色付き始める。
傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり。少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始める。(TVアニメ動画『四月は君の嘘』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2014年秋アニメ
制作会社
A-1 Pictures
公式サイト
www.kimiuso.jp/
主題歌
≪OP≫Goose house『光るなら』、コアラモード. 『七色シンフォニー』≪ED≫wacci『キラメキ』、7!!(セブンウップス)『オレンジ』

声優・キャラクター

花江夏樹、種田梨沙、佐倉綾音、逢坂良太、早見沙織、梶裕貴

スタッフ

原作:新川直司(講談社『月刊少年マガジン』連載)、 監督:イシグロキョウヘイ、シリーズ構成・脚本:吉岡たかを、キャラクターデザイン・総作画監督:愛敬由紀子、プロップデザイン:髙田晃、 美術設定:塩澤良憲、美術監督:薄井久代、色彩設計:中島和子、 3Dディレクター:小野竜太、撮影:関谷能弘、編集:三嶋章紀、音響監督:明田川仁、音楽:横山克

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